JP2527095Y2 - 車両における窓ガラスのシール構造 - Google Patents

車両における窓ガラスのシール構造

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JP2527095Y2 JP1989053477U JP5347789U JP2527095Y2 JP 2527095 Y2 JP2527095 Y2 JP 2527095Y2 JP 1989053477 U JP1989053477 U JP 1989053477U JP 5347789 U JP5347789 U JP 5347789U JP 2527095 Y2 JP2527095 Y2 JP 2527095Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、車両における窓ガラスのシール構造、特
に、開閉自在な窓ガラスが閉状態にあるときその窓ガラ
スをシールすべく、車体のセンタピラー外面に、前記窓
ガラスの外周縁部が密接する中空筒部を持つウエザスト
リップを設けたシール構造の改良に関する。
(2)従来の技術 従来、この種シール構造としては、特開昭60−169350
号公報に開示されたものが知られている。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら前記従来のウエザストリップは、窓ガラ
スのシールを中空筒部にのみ依存しているので、例えば
洗車中に中空筒部に加圧水が衝突してその中空筒部が圧
縮変形すると、窓ガラスと中空筒部との間に隙間を生じ
て車室内に水が浸入するという問題がある。
そこで斯かる問題を解決するために、例えば実開昭63
−46219号公報に開示される如くウエザストリップに、
それの中空筒部と平行に延びるリップ片を、そのリップ
片の自由端部が閉状態の窓ガラス内面に接触するように
設け、前記中空筒部への加圧水の衝突に因り該筒部が圧
縮変形して窓ガラスとの間に隙間を生じても、前記リッ
プ片により水の車室内への浸入を防止し得るようにした
ものが既に提案されているが、この提案のものでは、窓
ガラスの閉状態にしたものが既に提案されているが、こ
の提案のものでは、窓ガラスの閉状態でリップ片の自由
端部と中空筒部外面との間に隙間が存在するため、窓ガ
ラスを通してウエザストリップを見た場合、リップ片の
自由端部が、それと中空筒部外面との間に存する比較的
大きなギャップのために中空筒部より浮き上がった不連
続体のように見え、外観体裁を損なう不都合があり、ま
た上記リップ片は中空筒部に対し片持ち状態であって、
自己の弾性復元力のみでその自由端部を窓ガラスとの接
触状態に保つものであるため、ウエザストリップに加圧
水が作用していない車両の通常の使用状態では十分なシ
ール機能は期待し得ず、例えば前記中空筒部が一部切損
する等して該中空筒部と窓ガラスとの間から水が浸入し
たような場合に該リップ片単独では室内への水の浸入を
確実には阻止し得ない恐れがある。
また斯かる問題を解決するために、例えば窓ガラスの
閉状態でリップ片の内面全体(即ちその自由端部から根
元部分に亘る全部の内面)を中空筒部外面に密接させる
ように構成することが考えられるが、この場合には、リ
ップ片の根元部分と中空筒部との間の接続部分が、閉状
態の窓ガラスによって非常に大きな曲率で折り曲げられ
るため、その接続部分が早期にへたり易く、リップ片の
弾性復元力、延いては窓ガラスへの弾性圧接力を十分に
確保し得なくなり、またリップ片の根元部分が早期に破
損する等の問題がある。
本考案は前記問題を一挙に解決することのできる、車
両における窓ガラスのシール構造を提供することを目的
とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、開閉自在な窓ガ
ラスが閉状態にあるときその窓ガラスをシールすべく、
車体のセンタピラー外面に、前記窓ガラスの端縁部が密
接する中空筒部を持つウエザストリップを設けた、車両
における窓ガラスのシール構造において、自由状態では
自由端部が前記中空筒部外面より離間し且つその外面に
沿うように延びる只1個のリップ片を前記ウエザストリ
ップに一体に設けて、前記窓ガラスの閉状態では前記自
由端部の外側面を窓ガラス内面に、また同自由端部の内
側面を中空筒部の外面にそれぞれ密接させ、前記リップ
片の根元部分と前記中空筒部外面との対向面間には空隙
部を前記窓ガラスの開閉状態に関係なく形成したことを
第1の特徴とし、またこの特徴に加えて、ウエザストリ
ップが前,後部窓ガラスにそれぞれ対応して前後一対配
設され、前部窓ガラスの閉状態で同ガラス後端縁に密接
して変形する、前部ウエザストリップの中空筒部外面部
をその背面側より支持する支持部が、該前部ウエザスト
リップの中空筒部内面に一体に突設されたことを第2の
特徴とする。
(作用) 各請求項の考案の上記特徴によれば、中空筒部が、そ
れへの洗車水等の加圧水の衝突により圧縮変形して、窓
ガラスと中空筒部との間に隙間を生じても、リップ片の
自由端部外側面が窓ガラス内面に接触しているので、加
圧水の車室内への浸入が効果的に阻止される。
また1つのウエザストリップについて只1個だけ設け
られるリップ片は、その自由端部内側面が窓ガラスの閉
状態で中空筒部の外面に接触しているため、この状態で
リップ片自由端部と中空筒部外面との間には僅かな段差
が1条存するだけとなり、従って窓ガラスを通してウエ
ザストリップを見た場合、リップ片の自由端部が中空筒
部外面と連続した一体物のように見えるから、リップ片
の特設によるウエザストリップの外観体裁の悪化が効果
的に回避される。また上記リップ片は中空筒部に対し片
持ち状態であるが、その自由端部の窓ガラスから離れる
側への動きが中空筒部によって有効に規制されることか
ら、自己の弾性復元力とも相俟って該自由端部と窓ガラ
スとの接触状態を的確に保つことができ、従ってウエザ
ストリップに加圧水が作用していない車両の通常の使用
状態でも該リップ片自体に十分なシール機能を発揮させ
ることができ、例えば前記中空筒部が一部切損する等し
て該中空筒部と窓ガラスとの間から水が浸入したような
場合には該リップ片によって室内への水の浸入を効果的
に阻止することができる。
更に中空筒部外面とリップ片の根元部分との対向面間
に空隙部が、窓ガラスの開閉状態に関係なく形成される
ため、リップ片の根元部分と中空筒部との間の接続部分
が閉状態の窓ガラスによって大きな曲率で折り曲げられ
るようなことはなくなり(即ち窓ガラスの閉状態でリッ
プ片自由端部内側面が中空筒部外面に密接していても、
前記空隙部の存在によりリップ片の根元部分と中空筒部
との間の接続部分を小さな曲率で比較的滑らかに折り曲
げることが可能となり)、従ってその接続部分の早期の
へたりや破損が回避される。
また特に請求項2の考案によれば、前部窓ガラスの閉
状態で同ガラス後端縁に密接して変形する、前部ウエザ
ストリップの中空筒部外面部をその背面側より支持する
支持部を、該前部ウエザストリップの中空筒部内面に一
体に突設したことで、その前部窓ガラスの後端縁に対す
る前部ウエザストリップ中空筒部の支持剛性が高められ
る。このため、その前部窓ガラスの後端縁(即ちドアヒ
ンジより遠い側の端縁)がドアの比較的急激な閉じ操作
により勢いよく前部ウエザストリップ中空筒部外面に衝
接しても、その中空筒部の過度の変形や損傷が効果的に
回避される。
(3)実施例 第1図に示す車両1はサッシレスドアとしての前部ド
ア2および後部ドア3を備えている。第2,第3図に示す
ように車体10に存するセンタピラー4の外面に、開閉自
在な前部窓ガラス5が閉状態に在るとき、その前部窓ガ
ラス5をシールする前部ウエザストリップ6と、開閉自
在な後部窓ガラス7が閉状態に在るとき、その後部窓ガ
ラス7をシールする後部ウエザストリップ8とが設けら
れる。両ウエザストリップ6,8はセンタピラー4中央部
で連結部9を介して連結されると共にリテーナ10を介し
てセンタピラー4の外板11に取付けられる。連結部9の
外面はモール12により覆われ、そのモール12はそれと一
体に形成されて連結部9貫通する取付具としての取付金
具13を介してリテーナ10に取付けられる。
両ウエザストリップ6,8はゴム材料を用いた押出し成
形により一体に成形されたもので、それら6,8は略同一
の構造を有するので、前部ウエザストリップ6について
説明する。前部ウエザストリップ6は、ドア閉、且つ窓
ガラス閉状態で前部窓ガラス5の後端縁部5aが密接する
中空筒部14を備えており、その中空筒部14の前部側にお
いて、前部ウエザストリップ6には、自由状態で自由端
部(先端部15a)が中空筒部14外面より離間し且つその
外面に沿うように延びる只1個のリップ片15が一体に設
けられ、この場合、中空筒部14外面およびリップ片15の
先端部15a内面間の間隔dは、押出し成形時両者14,15の
接着を防止すべく約2mmに設定される。
ドア閉、且つ窓ガラス閉状態では、第4図に示すよう
に前部窓ガラス5の後端縁部5aにより中空筒部14が押圧
されて圧縮変形し、その中空筒部14外面に前記後端縁部
5aが密接する。また前記後端縁部5aによりリップ片15も
押圧されて変形し、その自由端部たる先端部15aの外側
面が前部窓ガラス5の車室Cに臨む内面に、また同先端
部15aの内側面が中空筒部14外面にそれぞれ接触する。
このようなドア閉、且つ窓ガラス閉状態において、例
えば洗車中に中空筒部14に加圧水が衝突してその中空筒
部14が更に圧縮変形し、前部窓ガラス5と中空筒部14と
の間に隙間を生じてもリップ片15の先端部15a外側面が
前部窓ガラス5内面に接触しているので、加圧水が車室
C内に浸入することはない。
またリップ片15は、その自由端部たる先端部15a内側
面が前部窓ガラス5の閉状態で中空筒部14の外面に接触
しているから、この状態でリップ片15の先端部15aと中
空筒部14外面との間には僅かな段差が存するだけとな
り、このため、前部窓ガラス5を通して前部ウエザスト
リップ6を見た場合、リップ片15の先端部15aが中空筒
部14外面と連続した一体物のように見えるので、リップ
片15の特設による前部ウエザストリップ6の外観体裁の
悪化が効果的に回避される。また上記リップ片15は中空
筒部14に対し片持ち状態であるが、その先端部15aの窓
ガラス5から離れる側への動きが中空筒部14によって有
効に規制されるため、自己の弾性復元力とも相俟って該
先端部15aと窓ガラス5との接触状態を的確に保つこと
ができ、従って前部ウエザストリップ6に加圧水が作用
していない車両の通常の使用状態でも該リップ片15自体
に十分なシール機能を発揮させることができる。
また第3,4図から明らかなように前記中空筒部14の外
面と、リップ片15の根元部分15b内面との対向面間には
空隙部sが、前部窓ガラス5の開閉状態に関係なく形成
されており、このため、リップ片15の根元部分15bと中
空筒部14との間の接続部分が、閉状態の前部窓ガラス5
によって大きな曲率で折り曲げられるようなことはなく
なり(即ち前部窓ガラス5が閉状態であっても、前記空
隙部sの存在によりリップ片15の根元部分15bと中空筒
部14との間の接続部分を小さな曲率で比較的滑らかに折
り曲げることが可能となり)、従ってその接続部分の早
期のへたりや破損が回避される。
後部ウエザストリップ8についても、前部ウエザスト
リップ6同様に中空筒部14およびリップ片15を有し、そ
れら14,15と後部窓ガラス7の前端縁部7aとの作用は前
部ウエザストリップ6と同じである。
また前、後部ウエザストリップ6,8のうち特に前部ウ
エザストリップ6の中空筒部14内面には、前記連結部9
の近傍で支持部14aが一体に突設されており、この支持
部14aは、前部窓ガラス5の閉状態で同ガラス5後端縁
に密接・変形する、前部ウエザストリップ6の中空筒部
14外面部をその背面側より支持することができて、該中
空筒部14の前部窓ガラス5後端縁に対する支持剛性を高
めることができる。このため、その前部窓ガラス5の後
端縁即ちドアヒンジより遠い側の端縁)が前部ドア2の
比較的急激な閉じ操作により勢いよく前部ウエザストリ
ップ6の中空筒部14外面に衝接しても、その中空筒部14
の過度の変形や損傷が効果的に回避される。
尚、第2,第3図において、16はセンタピラー用ガーニ
ッシュ、17は前部ドア用シール部材、18は後部ドア用シ
ール部材である。
第5図に示す車両19はサッシレスドアとしての前部ド
ア2を備え、後部窓ガラス7は回転式に開閉する。この
種車両19の車体190に存するセンサピラーにも前記同様
の前,後部ウエザストリップ6,8が設けられる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、中空筒部が、それへの
洗車水等の加圧水の衝突により圧縮変形して、窓ガラス
と中空筒部との間に隙間を生じても、リップ片の自由端
部外側面が窓ガラス内面に接触しているので、加圧水が
車室内に浸入することを効果的に阻止することができ
る。
また1つのウエザストリップについて只1個だけ設け
られるリップ片は、その自由端部内側面が窓ガラスの閉
状態で中空筒部の外面に接触しているため、この状態で
リップ片自由端部と中空筒部外面との間には僅かな段差
が1条存するだけとなり、従って窓ガラスを通してウエ
ザストリップを見た場合、リップ片の自由端部が中空筒
部外面と連続した一体物のように見えるから、リップ片
の特設によるウエザストリップの外観体裁の悪化が効果
的に回避される。また上記リップ片は中空筒部に対し片
持ち状態であるが、その自由端部の窓ガラスから離れる
側への動きが中空筒部によって有効に規制されることか
ら、自己の弾性復元力とも相俟って該自由端部と窓ガラ
スとの接触状態を的確に保つことができ、従ってウエザ
ストリップに加圧水が作用していない車両の通常の使用
状態でも該リップ片自体に十分なシール機能を発揮させ
ることができ、例えば前記中空筒部が一部切損する等し
て該中空筒部と窓ガラスとの間から水が浸入したような
場合には該リップ片によって室内への水の浸入を効果的
に阻止することができる。
更に中空筒部外面とリップ片の根元部分との対向面間
に空隙部が、窓ガラスの開閉状態に関係なく形成される
ため、窓ガラスの閉状態でリップ片自由端部内側面が中
空筒部外面に密接していても、前記空隙部の存在により
リップ片の根元部分と中空筒部との間の接続部分を小さ
な曲率で比較的滑らかに折り曲げることが可能となり、
従ってその接続部分の早期のへたりや破損が回避される
から、リップ片の弾性復元力、延いては窓ガラスへの弾
性圧接力を長期に亘り十分に確保してそのシール機能を
永く良好に保つことができる。
また特に請求項2の考案によれば、前部窓ガラスの閉
状態で同ガラス後端縁に密接・変形する、前部ウエザス
トリップの中空筒部外面部をその背面側より支持する支
持部が、該前部ウエザストリップの中空筒部内面に一体
に突設されるため、その前部窓ガラスの後端縁に対する
前部ウエザストリップ中空筒部の支持剛性を高めること
ができ、従ってその前部窓ガラスの後端縁即ちドアヒン
ジより遠い側の端縁)がドアの比較的急激な閉じ操作に
より勢いよく前部ウエザストリップ中空筒部外面に衝接
しても、その中空筒部の過度の変形や損傷を効果的に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両の斜視図、第2図は第1図II矢示部のドア
開状態における拡大図、第3図は第2図III−III線断面
図、第4図は第3図と同様の断面図でドア閉状態を示
し、第5図は他の車両の斜視図である。 C…車室、s…空隙部、1,19…車両、10,190…車体、
4…センタピラー、5,7…前,後部窓ガラス、5a…後端
縁部、6,8…前,後部ウエザストリップ、9…連結部、1
4…中空筒部、14a…支持部、15…リップ片、15a…自由
端部としての先端部、15b…根元部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−46219(JP,U) 実開 昭60−104354(JP,U) 実開 昭64−56312(JP,U) 実開 昭62−200012(JP,U) 実開 昭62−198120(JP,U) 実開 昭62−79615(JP,U) 実開 昭60−189419(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在な窓ガラス(5,7)が閉状態にあ
    るときその窓ガラス(5,7)をシールすべく、車体
    (10,190)のセンタピラー(4)外面に、前記窓ガラ
    ス(5,7)の端縁部(5a,7a)が密接する中空筒部(14)
    を持つウエザストリップ(6,8)を設けてなる、車両に
    おける窓ガラスのシール構造において、 自由状態では自由端部(15a)が前記中空筒部(14)外
    面より離間し且つその外面に沿うよう延びる只1個のリ
    ップ片(15)を前記ウエザストリップ(6,8)に一体に
    設けて、前記窓ガラス(5,7)の閉状態では前記自由端
    部(15a)の外側面を窓ガラス(5,7)内面に、また同自
    由端部(15a)の内側面を中空筒部(14)の外面にそれ
    ぞれ密接させ、 前記リップ片(15)の根元部分(15b)と前記中空筒部
    (14)外面との対向面間には空隙部(s)を前記窓ガラ
    ス(5,7)の開閉状態に関係なく形成したことを特徴と
    する、車両における窓ガラスのシール構造。
  2. 【請求項2】前記ウエザストリップ(6,8)は、前,後
    部窓ガラス(5,7)にそれぞれ対応して前後一対配設さ
    れ、 前部窓ガラス(5)の閉状態で同ガラス(5)後端縁に
    密接して変形する、前部ウエザストリップ(6)の中空
    筒部(14)外面部をその背面側より支持する支持部(14
    a)が、該前部ウエザストリップ(6)の中空筒部(1
    4)内面に一体に突設されたことを特徴とする、請求項
    1に記載の車両における窓ガラスのシール構造。
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