JP2525641Y2 - モノリス触媒式排気ガス浄化装置 - Google Patents
モノリス触媒式排気ガス浄化装置Info
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- JP2525641Y2 JP2525641Y2 JP2074291U JP2074291U JP2525641Y2 JP 2525641 Y2 JP2525641 Y2 JP 2525641Y2 JP 2074291 U JP2074291 U JP 2074291U JP 2074291 U JP2074291 U JP 2074291U JP 2525641 Y2 JP2525641 Y2 JP 2525641Y2
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- oval
- section
- catalyst case
- elliptical cross
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、鋳鉄製の触媒ケース内
に、モノリス触媒体を装着した排気ガス浄化装置の改良
に関するものである。
に、モノリス触媒体を装着した排気ガス浄化装置の改良
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近の内燃機関に使用されるモノリス触
媒式排気ガス浄化装置は、車体への搭載性の向上等を図
るために、例えば、実開昭６０−１９５９２１号公報等
に記載されているように、そのモノリス触媒体を長円形
又は楕円形断面に、従って、当該モノリス触媒体を収納
する鋳鉄製の触媒ケースも、長円形又は楕円形断面に形
成することが行なわれている。
媒式排気ガス浄化装置は、車体への搭載性の向上等を図
るために、例えば、実開昭６０−１９５９２１号公報等
に記載されているように、そのモノリス触媒体を長円形
又は楕円形断面に、従って、当該モノリス触媒体を収納
する鋳鉄製の触媒ケースも、長円形又は楕円形断面に形
成することが行なわれている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記鋳鉄製
の触媒ケースが円形断面であると、その内面を機械加工
することができ、従って、その鋳造に際して、肉厚さを
厚くすることができるから、鋳造時における変形又は亀
裂の発生を低減できる点において有利であるが、前記鋳
鉄製の触媒ケースを、前記のように、長円形又は楕円形
断面に形成した場合には、その内面を機械加工すること
ができず、従って、その鋳造に際して、肉厚さを厚くす
ることができず、鋳造時の熱変形に弱いから、以下の実
施例において述べるように、両短径部の部分に亀裂が発
生すると言う問題があった。本考案は、この問題を、鋳
鉄製触媒ケースの鋳造性を損なうことなく、且つ、重量
の増大を招来することなく、解消することを技術的課題
とするものである。
の触媒ケースが円形断面であると、その内面を機械加工
することができ、従って、その鋳造に際して、肉厚さを
厚くすることができるから、鋳造時における変形又は亀
裂の発生を低減できる点において有利であるが、前記鋳
鉄製の触媒ケースを、前記のように、長円形又は楕円形
断面に形成した場合には、その内面を機械加工すること
ができず、従って、その鋳造に際して、肉厚さを厚くす
ることができず、鋳造時の熱変形に弱いから、以下の実
施例において述べるように、両短径部の部分に亀裂が発
生すると言う問題があった。本考案は、この問題を、鋳
鉄製触媒ケースの鋳造性を損なうことなく、且つ、重量
の増大を招来することなく、解消することを技術的課題
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、長円形又は楕円形断面のモノリス触媒
を内蔵する上面開放型の鋳鉄製触媒ケースを、長円形又
は楕円形断面に形成して成る排気ガス浄化装置におい
て、前記触媒ケースにおける上端外周面のうち長円形又
は楕円形断面の両短径部の各々に、少なくとも左右一対
のボス体を各々一体的に造形し、この各ボス体に、前記
触媒ケースに対する排気マニホールド締結用のボルト孔
を穿設し、更に、前記触媒ケースにおける上端外周面の
うち長円形又は楕円形断面の両短径部の各々に、当該両
短径部における前記各ボス部の相互間を連結するリブ体
を一体的に造形する構成にした。
るため本考案は、長円形又は楕円形断面のモノリス触媒
を内蔵する上面開放型の鋳鉄製触媒ケースを、長円形又
は楕円形断面に形成して成る排気ガス浄化装置におい
て、前記触媒ケースにおける上端外周面のうち長円形又
は楕円形断面の両短径部の各々に、少なくとも左右一対
のボス体を各々一体的に造形し、この各ボス体に、前記
触媒ケースに対する排気マニホールド締結用のボルト孔
を穿設し、更に、前記触媒ケースにおける上端外周面の
うち長円形又は楕円形断面の両短径部の各々に、当該両
短径部における前記各ボス部の相互間を連結するリブ体
を一体的に造形する構成にした。
【０００５】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面（図１〜図５）
について説明する。図において、符号１は、長円形又は
楕円形断面に形成したモノリス触媒を、符号２は、前記
モノリス触媒１を内蔵するように、長円形又は楕円形断
面に形成した上面開放型の触媒ケースを各々示し、前記
触媒ケース２は、鋳鉄製で、その下端には、排気ガス出
口３が一体的に造形されている一方、この触媒ケース２
の上面には、内燃機関（図示せず）からの排気マニホー
ルド４が接合される。
について説明する。図において、符号１は、長円形又は
楕円形断面に形成したモノリス触媒を、符号２は、前記
モノリス触媒１を内蔵するように、長円形又は楕円形断
面に形成した上面開放型の触媒ケースを各々示し、前記
触媒ケース２は、鋳鉄製で、その下端には、排気ガス出
口３が一体的に造形されている一方、この触媒ケース２
の上面には、内燃機関（図示せず）からの排気マニホー
ルド４が接合される。
【０００６】そして、前記触媒ケース２の上端外周面に
は、その長円形又は楕円形断面における一方の短径部２
ａの部分に少なくとも左右一対のボス体５，６を、他方
の短径部２ｂの部分にも同じく少なくとも左右一対のボ
ス体７，８を各々一体的に造形して、これら各ボス体
５，６，７，８の各々に、前記触媒ケース２に前記排気
マニホールド３を締結するためのボルト（図示せず）に
対するボルト孔５ａ，６ａ，７ａ，８ａを穿設する。更
に、前記触媒ケース２の上端外周面には、前記一方の短
径部２ａの部分に前記両ボス体５，６の相互間を連結す
るリブ体９を、前記他方の短径部２ｂの部分にも同じく
両ボス体７，８の相互間を連結するリブ体１０を各々一
体的に造形する。
は、その長円形又は楕円形断面における一方の短径部２
ａの部分に少なくとも左右一対のボス体５，６を、他方
の短径部２ｂの部分にも同じく少なくとも左右一対のボ
ス体７，８を各々一体的に造形して、これら各ボス体
５，６，７，８の各々に、前記触媒ケース２に前記排気
マニホールド３を締結するためのボルト（図示せず）に
対するボルト孔５ａ，６ａ，７ａ，８ａを穿設する。更
に、前記触媒ケース２の上端外周面には、前記一方の短
径部２ａの部分に前記両ボス体５，６の相互間を連結す
るリブ体９を、前記他方の短径部２ｂの部分にも同じく
両ボス体７，８の相互間を連結するリブ体１０を各々一
体的に造形する。
【０００７】この場合において、前記触媒ケース２にお
ける上端外周面のうち両短径部２ａ，２ｂの部分に、図
６に示すように、リブ体９，１０が造形されていないと
きには、両短径部２ａ，２ｂと両長径部２ｃ，２ｄとの
間における熱による膨張・収縮差のために、両短径部２
ａ，２ｂのうち両ボス体５，６の間の部分又は両ボス体
７，８の間の部分に、符号Ａで示すような亀裂が発生す
ることになる。
ける上端外周面のうち両短径部２ａ，２ｂの部分に、図
６に示すように、リブ体９，１０が造形されていないと
きには、両短径部２ａ，２ｂと両長径部２ｃ，２ｄとの
間における熱による膨張・収縮差のために、両短径部２
ａ，２ｂのうち両ボス体５，６の間の部分又は両ボス体
７，８の間の部分に、符号Ａで示すような亀裂が発生す
ることになる。
【０００８】これに対して、本考案のように、前記触媒
ケース２における上端外周面のうち一方の短径部２ａ部
分に、両ボス体５，６の相互間を連結するリブ体９を、
他方の短径部２ｂの部分にも同じく両ボス体７，８の相
互間を連結するリブ体１０を各々一体的に造形したこと
により、前記両短径部２ａ，２ｂのうち両ボス体５，６
の間の部分及び両ボス体７，８の間の部分における強度
を、前記両リブ体９，１０によって、アップすることが
できるから、触媒ケース２の鋳造に際して、又は排気ガ
スの浄化に際して、触媒ケース２における肉厚さを厚く
しなくても、前記の部分に亀裂が発生することを確実に
防止でき、長円形又は楕円形断面の鋳鉄製の触媒ケース
２を、軽量化できることが可能になった。
ケース２における上端外周面のうち一方の短径部２ａ部
分に、両ボス体５，６の相互間を連結するリブ体９を、
他方の短径部２ｂの部分にも同じく両ボス体７，８の相
互間を連結するリブ体１０を各々一体的に造形したこと
により、前記両短径部２ａ，２ｂのうち両ボス体５，６
の間の部分及び両ボス体７，８の間の部分における強度
を、前記両リブ体９，１０によって、アップすることが
できるから、触媒ケース２の鋳造に際して、又は排気ガ
スの浄化に際して、触媒ケース２における肉厚さを厚く
しなくても、前記の部分に亀裂が発生することを確実に
防止でき、長円形又は楕円形断面の鋳鉄製の触媒ケース
２を、軽量化できることが可能になった。
【０００９】そして、前記両リブ体９，１０は、前記の
ように、一対のボス体５，６の間、及び一対のボス体
７，８の間にのみ設けるだけで良く、触媒ケース２にお
ける両長径部２ｃ，２ｄに対して設ける必要がないか
ら、重量の増大がないばかりか、触媒ケース２の鋳造性
を損なうことがないのである。
ように、一対のボス体５，６の間、及び一対のボス体
７，８の間にのみ設けるだけで良く、触媒ケース２にお
ける両長径部２ｃ，２ｄに対して設ける必要がないか
ら、重量の増大がないばかりか、触媒ケース２の鋳造性
を損なうことがないのである。
【００１０】
【考案の作用・効果】従って、本考案によると、排気ガ
ス浄化装置における触媒ケースを、長円形又は楕円形断
面に形成した場合において、その両短径部のみをリブ体
にて補強することができるから、この触媒ケースにおけ
る両短径部に、熱による膨張・収縮のために亀裂が発生
することを、当該触媒ケースの鋳造性を阻害したり、重
量の増大を招来することなく、確実に防止できる効果を
有する。
ス浄化装置における触媒ケースを、長円形又は楕円形断
面に形成した場合において、その両短径部のみをリブ体
にて補強することができるから、この触媒ケースにおけ
る両短径部に、熱による膨張・収縮のために亀裂が発生
することを、当該触媒ケースの鋳造性を阻害したり、重
量の増大を招来することなく、確実に防止できる効果を
有する。
【図１】本考案の実施例による触媒ケースの一部切欠き
正面図である。
正面図である。
【図２】図１の一部切欠き右側面図である。
【図３】図１の平面図である。
【図４】図１のIV−IV視断面図である。
【図５】触媒ケースの要部を示す斜視図である。
【図６】本考案に至る以前の触媒ケースの斜視図であ
る。
る。
１ モノリス触媒体 ２ 触媒ケース ２ａ，２ｂ 触媒ケースの短径部 ２ｃ，２ｄ 触媒ケースの長径部 ３ 排気ガス出口 ４ 排気マニホールド ５，６，７，８ ボス体 ５ａ，６ａ，７ａ，８ａ ボルト孔 ９，１０ リブ体
Claims (1)
- 【請求項１】長円形又は楕円形断面のモノリス触媒を内
蔵する上面開放型の鋳鉄製触媒ケースを、長円形又は楕
円形断面に形成して成る排気ガス浄化装置において、前
記触媒ケースにおける上端外周面のうち長円形又は楕円
形断面の両短径部の各々に、少なくとも左右一対のボス
体を各々一体的に造形し、この各ボス体に、前記触媒ケ
ースに対する排気マニホールド締結用のボルト孔を穿設
し、更に、前記触媒ケースにおける上端外周面のうち長
円形又は楕円形断面の両短径部の各々に、当該両短径部
における前記各ボス部の相互間を連結するリブ体を一体
的に造形したことを特徴とするモノリス触媒式排気ガス
浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2074291U JP2525641Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | モノリス触媒式排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2074291U JP2525641Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | モノリス触媒式排気ガス浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04109412U JPH04109412U (ja) | 1992-09-22 |
| JP2525641Y2 true JP2525641Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31906744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2074291U Expired - Fee Related JP2525641Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | モノリス触媒式排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2525641Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP2074291U patent/JP2525641Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04109412U (ja) | 1992-09-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |