JP2524845Y2 - 管の灰落し工具 - Google Patents
管の灰落し工具Info
- Publication number
- JP2524845Y2 JP2524845Y2 JP2705191U JP2705191U JP2524845Y2 JP 2524845 Y2 JP2524845 Y2 JP 2524845Y2 JP 2705191 U JP2705191 U JP 2705191U JP 2705191 U JP2705191 U JP 2705191U JP 2524845 Y2 JP2524845 Y2 JP 2524845Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- ash
- air cylinder
- tool
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cleaning In General (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、火力ボイラ定検時の過
熱器管の固着灰の除去作業に適用される管の灰落し工具
に関するものである。
熱器管の固着灰の除去作業に適用される管の灰落し工具
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、配管の減肉診断に際しては、サン
ドペーパやグラインダを用いて人手により行なったり、
シヨットブラスト装置を使用して配管の表面に付着した
灰や酸化スケールを除去した後、肉厚を測定していた。
ドペーパやグラインダを用いて人手により行なったり、
シヨットブラスト装置を使用して配管の表面に付着した
灰や酸化スケールを除去した後、肉厚を測定していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の市販工具を用い
る場合、狭隘な空間，高所作業等の難所が多く、 (1) 安全な姿勢がとれず、作業能率が悪い。 (2) 管の裏面に死角があると灰落しの過不足を生じ、特
に過度の場合、管を傷めやすい。 (3) 安全上、不適合が多い。等の課題があった。
る場合、狭隘な空間，高所作業等の難所が多く、 (1) 安全な姿勢がとれず、作業能率が悪い。 (2) 管の裏面に死角があると灰落しの過不足を生じ、特
に過度の場合、管を傷めやすい。 (3) 安全上、不適合が多い。等の課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は前記従来の課題
を解決したもので、灰落し工具の先端部を直立した状態
で林立した管群の狭隘部を水平・上下に移動し得る移動
機構、エアシリンダＡに灰落し工具を管群に位置決めす
る位置決め機構、ロータリアクチュエータにて先端部の
プレートを回転させる回転機構及びエアシリンダＢにて
半田形の遠赤外線ヒータを設けたアームを管群の管に押
し当てる開閉機構よりなる管の灰落し工具である。
を解決したもので、灰落し工具の先端部を直立した状態
で林立した管群の狭隘部を水平・上下に移動し得る移動
機構、エアシリンダＡに灰落し工具を管群に位置決めす
る位置決め機構、ロータリアクチュエータにて先端部の
プレートを回転させる回転機構及びエアシリンダＢにて
半田形の遠赤外線ヒータを設けたアームを管群の管に押
し当てる開閉機構よりなる管の灰落し工具である。
【０００５】林立した管の狭隘部を移動させ、管の灰落
しを行なう時において、先端工具の姿勢を９０°変化さ
せ、半円形の遠赤外線ヒータを管の内側から押し当て、
ヒータ熱によって管を傷付けずに固着灰を剥離させる機
構である。
しを行なう時において、先端工具の姿勢を９０°変化さ
せ、半円形の遠赤外線ヒータを管の内側から押し当て、
ヒータ熱によって管を傷付けずに固着灰を剥離させる機
構である。
【０００６】
【作用】本考案の灰落し工具によれば、以下のように、
自動的に灰落しか行なえる。案内レールによって所定の
位置に移動、管の狭隘部通過の際は先端部を直立の状態
で挿入し、任意の位置で９０°首振りし、後部管をリン
クで押し付けて位置決め固定する。
自動的に灰落しか行なえる。案内レールによって所定の
位置に移動、管の狭隘部通過の際は先端部を直立の状態
で挿入し、任意の位置で９０°首振りし、後部管をリン
クで押し付けて位置決め固定する。
【０００７】次にエアシリンダによりアームに設けた半
円形の遠赤外線ヒータを両側から押し当て、通電させ、
ヒータ熱により、固着灰を短時間で剥離させることがで
きる。
円形の遠赤外線ヒータを両側から押し当て、通電させ、
ヒータ熱により、固着灰を短時間で剥離させることがで
きる。
【０００８】
【実施例】本考案の灰落し工具の一実施例を図１ないし
図３(a) ，(b) ，(c) に示す。図中、１は伝熱管であ
り、２は案内レールで、別に設けた昇降装置（図示せ
ず）に固定され、林立した伝熱管１群の間を上下動する
ことができる。案内レール２には吊り金具３、固定ピン
４によって本考案の灰落し工具が吊下げられている。
図３(a) ，(b) ，(c) に示す。図中、１は伝熱管であ
り、２は案内レールで、別に設けた昇降装置（図示せ
ず）に固定され、林立した伝熱管１群の間を上下動する
ことができる。案内レール２には吊り金具３、固定ピン
４によって本考案の灰落し工具が吊下げられている。
【０００９】本考案の灰落し工具が林立した伝熱管１群
内を通過する時後述の先端工具は直立した状態で案内レ
ール２に沿って走行し、任意の位置まで移動し、工具本
体固定部５にブラケット６，７を介して取り付けられた
エアシリンダ８を作動させてリンク９を押し出し、シャ
フト１０の押付けローラ１１を後部の伝熱管１に押し付
け、工具全体を前へ押し出し位置決めを行なう。
内を通過する時後述の先端工具は直立した状態で案内レ
ール２に沿って走行し、任意の位置まで移動し、工具本
体固定部５にブラケット６，７を介して取り付けられた
エアシリンダ８を作動させてリンク９を押し出し、シャ
フト１０の押付けローラ１１を後部の伝熱管１に押し付
け、工具全体を前へ押し出し位置決めを行なう。
【００１０】次にロータリアクチュエータ１２の作動に
より平歯車１３，１４を介してプレート１５が９０°首
振りする。ロータリアクチュエータ１２により９０°首
振りされたプレート１５には、アーム１６ａ，１６ｂが
それぞれ設けられ、先端には遠赤外線ヒータ１７ａ，１
７ｂが取り付けられている。エアシリンダ１８の駆動に
よりピニオンギヤ１９が回転してラック２０を左右に押
し出し、アーム１６ａ，、１６ｂの開閉を行なうことが
できる。２１はガイドピン、２２はスプリングである。
より平歯車１３，１４を介してプレート１５が９０°首
振りする。ロータリアクチュエータ１２により９０°首
振りされたプレート１５には、アーム１６ａ，１６ｂが
それぞれ設けられ、先端には遠赤外線ヒータ１７ａ，１
７ｂが取り付けられている。エアシリンダ１８の駆動に
よりピニオンギヤ１９が回転してラック２０を左右に押
し出し、アーム１６ａ，、１６ｂの開閉を行なうことが
できる。２１はガイドピン、２２はスプリングである。
【００１１】図３(a) ，(b) ，(c) において、作動状況
を説明すると、(a) は首振り後の状態であり、次に(b)
にてエアシリンダ１８の作動によりアーム１６ａ，１６
ｂに取り付けられた遠赤外線ヒータ１７ａ，１７ｂを灰
の付いた伝熱管１に押し当て、通電させる。固着灰除去
後は、(c) のように、アーム１６ａ，１６ｂを開き、元
に戻す。
を説明すると、(a) は首振り後の状態であり、次に(b)
にてエアシリンダ１８の作動によりアーム１６ａ，１６
ｂに取り付けられた遠赤外線ヒータ１７ａ，１７ｂを灰
の付いた伝熱管１に押し当て、通電させる。固着灰除去
後は、(c) のように、アーム１６ａ，１６ｂを開き、元
に戻す。
【００１２】以上のように、本考案の灰落し工具によれ
ば、伝熱管１を傷つけることなく、短時間で灰落しが可
能である。
ば、伝熱管１を傷つけることなく、短時間で灰落しが可
能である。
【００１３】
【考案の効果】本考案は前記のような灰落し工具である
ので、 (1) 特に狭隘な環境下で管全周をムラなく灰落しができ
る。 (2) ヒータ熱によるため、伝熱管を傷めず、短時間で灰
落しができる。 (3) 高能率化が図れ、コスト低減になる。等の効果が得
られる。
ので、 (1) 特に狭隘な環境下で管全周をムラなく灰落しができ
る。 (2) ヒータ熱によるため、伝熱管を傷めず、短時間で灰
落しができる。 (3) 高能率化が図れ、コスト低減になる。等の効果が得
られる。
【図１】本考案の一実施例に係る管の灰落し工具の正面
図である。
図である。
【図２】本考案の一実施例に係る管の灰落し工具の側面
図である。
図である。
【図３】本考案の一実施例に係る管の灰落し工具の動作
図である。
図である。
１ 伝熱管 ２ 案内レール ３ 吊り金具 ４ 固定ピン ５ 工具本体固定部 ６，７ ブラケット ８ エアシリンダ ９ リンク １０ シャフト １１ 押付けローラ １２ ロータリアクチュエータ １３，１４ 平歯車 １５ プレート １６ａ，１６ｂ アーム １７ａ，１７ｂ 遠赤外線ヒータ １８ エアシリンダ １９ ピニオンギヤ ２０ ラック ２１ ガイドピン ２２ スプリング
フロントページの続き (72)考案者 藤田 憲 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)考案者 西川 善久 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (56)参考文献 実開 昭63−167035（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 灰落し工具の先端部を直立した状態で林
立した管群の狭隘部を水平・上下に移動し得る移動機
構、エアシリンダＡにて前記灰落し工具を前記管群に位
置決めする位置決め機構、ロータリアクチュエータにて
前記先端部のプレートを回転させる回転機構及びエアシ
リンダＢにて半円形の遠赤外線ヒータを設けたアームを
前記管群の管に押し当てる開閉機構よりなることを特徴
とする管の灰落し工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2705191U JP2524845Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 管の灰落し工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2705191U JP2524845Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 管の灰落し工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115229U JPH04115229U (ja) | 1992-10-13 |
| JP2524845Y2 true JP2524845Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31911424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2705191U Expired - Lifetime JP2524845Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 管の灰落し工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524845Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102644929B (zh) * | 2012-01-12 | 2017-03-15 | 江苏广通电力设备有限公司 | 燃煤锅炉用除焦装置 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2705191U patent/JP2524845Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04115229U (ja) | 1992-10-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960827 |