JP2522618Y2 - サイクルミシンの停止装置 - Google Patents

サイクルミシンの停止装置

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JP2522618Y2
JP2522618Y2 JP6705887U JP6705887U JP2522618Y2 JP 2522618 Y2 JP2522618 Y2 JP 2522618Y2 JP 6705887 U JP6705887 U JP 6705887U JP 6705887 U JP6705887 U JP 6705887U JP 2522618 Y2 JP2522618 Y2 JP 2522618Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案はサイクルミシンに関するもので、特に縫製作
業終了時にミシン主駆動軸を所定の回転位相位置に停止
させる停止装置に関する。
[従来の技術] 従来、サイクルミシンを停止した場合、針が降りてい
ると、布の移動や糸の処理に支障をきたし、作業性が低
下する。そのため縫製動作が終了するとミシンの主駆動
軸に係合してその回転を所定回転位相位置にて停止させ
る停止装置が存在する。
例えば、この様な装置として、第5乃至第6図に示す
ような停止装置が用いられている。この装置は、主駆動
軸101へ駆動力をカム板103にて伝達させるクラッチレバ
ー105の2つの軸受け部107,109の貫通孔107a,109aに、
作動杆111を遊嵌し、軸受け部107,109間にばね受け113,
115に挟持されたばね117が作動杆111に貫装されてい
る。更に作動杆111の主駆動軸101側の端部には更に大径
の頭部119が設けられ、円筒状ストッパ体125はこの頭部
119を収納する凹部121を有する直方体状の係合頭部123
を備えるとともに、作動杆111を内部に摺動可能に収納
した状態で、クラッチレバー105の軸受け部107に遊嵌さ
れている。上記一方のばね受け113はゴム製の緩衝リン
グ113a及び座金113bを有している。さの座金113aはスト
ッパ体125に衝止し、貫通させない。また軸受け部109か
ら外方に突出した作動杆111の端部は固定ボルト127が螺
合しており、この固定ボルト127と軸受け部109との間に
は2つのゴム製緩衝リング129と座金131とが貫装されて
いる。
また回転が停止させられる主駆動軸101にはストッパ
カム133が設けられ、周面の一部に切欠部135が形成され
ているとともに、切欠部135を挾んでストッパカム133に
設けられた2つの軸137,139に正転停止爪141と逆転防止
爪143とが摺動可能に支持されている。
この様な従来の停止装置は、ミシンの縫製動作の終了
時に、図示しないパワー駆動レバーが元の停止状態に戻
るとパワー駆動レバーに連動して揺動し、ストッパ体12
5の係合頭部123がストッパカム133の周面に接触する。
すると慣性力で回転しているストッパカム133上の逆転
防止爪143の先端部分143aが係合頭部123に押されて、逆
転防止爪143が時計回転に揺動する。逆転防止爪143は正
転停止爪141とはその一部がストッパカム133内部で係合
しているので、逆転防止爪143の揺動に連動して正転停
止爪141が反時計回転し、切欠部135内にその先端部分14
1aがとび出す。すると、第6図に示すごとく、その先端
部分141aに、切欠部135内に進入してきたストッパ体125
の係合頭部123が衝突する。
このとき、正転停止爪141が時計回転に揺動して、切
欠部135からストッパカム133内部へその先端部分141aを
引き込ませる。これに連動して逆転防止爪143が、その
先端部分143aを、切欠部135の内側面135aとで挾持する
ように、とび出させる。この状態では主駆動軸101側の
慣性力は維持されており、ストッパカム133はストッパ
体125の係合頭部123を挾持したまま、反時計回転に回転
する。即ち、ストッパ体125が、座金113bから受けるば
ね117の付勢力に抗して、引き下ろされる。このばね117
の反力により、次第にストッパカム133の回転は低下
し、停止する。今度はばね117のたわみ力により、スト
ッパ体125がストッパカム133を時計回転に押下返し、ス
トッパ体125は上昇する。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、この上昇により最初に正転停止爪141とスト
ッパカム125とが衝突した回転位相位置に戻った際に
は、図示しないブレーキにて制動されているにもかかわ
らず、かなりの戻し速度となっている。ところが作動杆
111は緩衝リング129があるとはいえ、緩衝リング129が
軸受け部109の下端に当接すれば、それ以上作動杆111は
上昇できない。そのためその頭部119に、ストッパ体125
の凹部121が激しく衝突する。そのため、従来、サイク
ルミシン停止時、かなり大きな衝撃音を発生した。この
様な現象はミシンの耐久性上も好ましくなかった。
考案の構成 そこで、本考案は、上記問題点を解決し、簡単な構成
で、ストッパ体が戻る場合も、ばねの付勢力にて受ける
ことができ、所定回転位相位置に停止させることができ
る停止装置を提供することを目的とし、次のような構成
を採用した。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本考案の要旨とするところは、 ミシンのフレームに回動可能に支持された主駆動軸と
駆動源との間の連結・遮断を制御するために一軸線の周
りを揺動されるクラッチレバーと、 このクラッチレバーに作動的に連結され、クラッチレ
バーが前記主駆動軸と前記駆動源との間を遮断する揺動
位置にある場合に前記主駆動軸に設けられた正転停止爪
と逆転防止爪とに挟持されて前記主駆動軸を所定回転位
置で停止させ、クラッチレバーが前記主駆動軸と前記駆
動源との間を連結する揺動位置にある場合に前記主駆動
軸に設けられた正転停止爪と逆転防止爪との挟持から開
放されて前記主駆動軸の回転を許す係合部と、 を有するサイクルミシンの停止装置において、 前記クラッチレバーに設けられた2つの軸受け部と、 一方の前記軸受け部に摺動可能に支持され、前記係合
部が形成された筒状のストッパ部材と、 他方の前記軸受け部に摺動可能に支持された筒状のカ
ラー部材と、 前記ストッパ部材および前記カラー部材の内部を貫通
する状態で配置されることにより、前記ストッパ部材お
よび前記カラー部材を介して、前記両軸受け部に摺動可
能に支持され、一端側にて前記ストッパ部材の離脱を防
止し、他端側にて前記カラー部材の離脱を防止する作動
杆と、 前記ストッパ部材と前記カラー部材との間にて、前記
作動杆に貫かれ、前記一方の軸受け部および前記ストッ
パ部材のいずれかに当接した場合に移動が規制される第
1ばね受部材と、 前記ストッパ部材と前記カラー部材との間にて、前記
作動杆に貫かれ、前記他方の軸受け部および前記カラー
部材のいずれかに当接した場合に移動が規制される第2
ばね受部材と、 前記第1ばね受部材と前記第2ばね受部材との間に配
設されたばねと、 を備えたことを特徴とするサイクルミシンの停止装置に
ある。
[作用] クラッチレバーが揺動して停止装置の作動が開始する
と、当初、係合部が主駆動軸の正転停止爪に衝突する。
すると、係合部が形成されているストッパ部材は、その
正転停止爪から力を受けて、一方の軸受け部に支持され
た状態で、他方の軸受け部の方向あるいはその反対の方
向のいずれかの方向に摺動する。ここで、例えば、他方
の軸受け部の方向に摺動した場合を考えると、ストッパ
ー部材は摺動により、両軸受け部の間に存在する第1ば
ね受部材に当接する。
第1ばね受部材は、ストッパー部材により移動が規制
されるので、ストッパー部材の摺動に伴い、ストッパー
部材に押されて、他方の軸受け部の方向に移動する。
しかし、他方の軸受け部側には、ばねと第2ばね受部
材とが存在し、第2ばね受部材は、他方の軸受け部によ
り移動が規制されるので、第2ばね受部材は、他方の軸
受け部に当接したら、その状態で移動できない。したが
って、第1ばね受部材は第2ばね受部材との間に存在す
るばねを圧縮することになる。即ち、主駆動軸の回転力
がばねを圧縮することになる。
こうして、一旦、主駆動軸の回転は、ばねにより徐々
に停止される。つぎに、このばねの反発により、主駆動
軸が逆転して、最初に正転停止爪とストッパ部材とが衝
突した位置まで戻ると、主駆動軸の慣性力により、主駆
動軸の逆転防止爪が係合部に係合してストッパ部材を逆
方向に、即ち、他方の軸受け部とは反対方向に移動させ
る。
すると、作動杆は一端側にてストッパ部材の離脱を防
止しているので、ストッパ部材は、作動杆から抜けず、
作動杆を引きながら、他方の軸受け部とは反対方向に移
動する。この時、作動杆は他端側にても、カラー部材の
離脱を防止しているので、結局、ストッパ部材は、作動
杆を介してカラー部材も引きながら移動する。
このことにより、今度は、カラー部材が、一方の軸受
け部の方向に摺動し、その結果、カラー部材は両軸受け
部の間に存在する第2ばね受部材に当接する。
第2ばね受部材は、カラー部材により移動が規制され
るので、カラー部材の移動に伴い、カラー部材に押され
て、一方の軸受け部の方向に移動する。
しかし、一方の軸受け部側には,ばねと第1ばね受部
材とが存在し、第1ばね受部材は、一方の軸受け部によ
り移動が規制されるので、第1ばね受部材は、一方の軸
受け部に当接したら、その状態で移動できない。したが
って、第2ばね受部材は第1ばね受部材との間に存在す
るばねを圧縮することになる。即ち、主駆動軸の逆転方
向の回転力もばねを圧縮することになる。
このようにして縫製動作終了時、常に主駆動軸の回転
は、正転方向も逆転方向もばねの付勢力により受けられ
制動され、所定回転位相位置に停止される。
[実施例] 次に、本考案の実施例を説明する。本考案はこれらに
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲の種
々の態様のものが含まれる。
第1図及び第2図は本実施例のサイクルミシンの停止
装置1を示す正面図を示し、第3図はそのストッパ構成
体の部分断面図を示す。
本装置1は、クラッチレバー2と、このクラッチレバ
ー2を支持体としたストッパ構成体3と、主駆動軸5と
同軸で連動するストッパカム7とで構成されている。ク
ラッチレバー2には2つの軸受け部9,11が設けられ、ス
トッパ構成体3を支持している。
ストッパ構成体3は、クラッチレバー2の一方の軸受
け部9の貫通孔9aに遊嵌されているストッパ部材として
のストッパ体13と、クラッチレバー2の他方の軸受け部
11の貫通孔11aに遊嵌されているカラー部材としてのカ
ラー15と、上記ストッパ体13とカラー15との間に対向し
て配設された第1ばね受部材を後述する座金23及び緩衝
用ゴムリング25とともに構成するばね受け17と、第2ば
ね受部材としてのばね受け19と、と、両ばね受け17,19
の間に配設されたばね21と、上記ばね受け17とストッパ
体13との間に配設された座金23及び緩衝用ゴムリング25
と、上記カラー15の外側に配設された2つの座金27,29
と、それに挾持された緩衝用ゴムリング31と、上記各部
品を遊嵌しその一端に設けられた頭部33aで上記ストッ
パ体13の凹部13b内に係止することにより、一端側から
のストッパ体13の離脱を防止し、他端は螺合された2つ
の固定ナット35にて座金29に係止することにより、座金
29、緩衝用ゴムリング31および座金27を介して他端側か
らのカラー15の離脱を防止する作動杆33とから構成され
ている。また上記ストッパ体13はストッパカム7と係合
する係合部としての係合頭部13aを備えている。更にク
ラッチレバー2には略J字状のクラッチ板36が固定され
ている。
一方、円盤状のストッパカム7は、その内部に設けた
収納部7aに、2つの軸37,39を設け、各軸37,39に各々正
転停止爪41、逆転防止爪43が揺動可能に支持されてい
る。また収納部7aのあるストッパカム7の周面には切欠
部7bが設けられており、各爪41,43はその先端部分41a,4
3aが、その切欠部7bを挾むように配置され、さらに各爪
41,43の一部41b,43bが係合し連動して揺動するよう構成
されている。
上記停止装置1は第4図に示すごとく、ミシンフレー
ムの側面板1aに配置され、操作者が起動ペダルを踏み込
むと、ワイヤ45を介してパワー駆動レバー47が揺動し、
更にクラッチ連杆49を介してクラッチレバー2が揺動
し、その停止機能の作動または解除、更に主駆動軸5の
クラッチ機構の縦断がなされる。
次に本停止装置1の作用を説明する。まず、ミシンの
縫製動作中は、パワー駆動レバー47は反時計回転に揺動
完了しており、連動するクラッチレバー2によりストッ
パ構成体3の係合頭部13aはストッパカム7の周面から
離間している。この状態は第5図の従来例と同様であ
る。
縫製動作が終了すると、パワー駆動レバー47がクラッ
チレバー2の時計回転を許し、クラッチレバー2は側面
板1aとの間に張設されたばね51の付勢力により時計回転
する。このときクラッチ板36がストッパカム7とクラッ
チ板36との間に設けられたパワープーリを主駆動軸5側
のクラッチ体から離間することにより、パワープーリを
介して供給されていた駆動力を断つ。
次にストッパ構成体3の係合頭部13aがストッパカム
7の周面に押圧される。慣性力で反時計回転しているス
トッパカム7の切欠部7b内に進入する。すると、第1図
に示すごとく、正転停止爪41の先端部分41aに、進入し
てきたストッパ構成体3の係合頭部13aが衝突する。
このとき、正転停止爪41が時計回転に揺動して、切欠
部7bからストッパカム7内部へその先端部分41aを引き
込ませる。これに連動して逆転防止爪43の先端部分43a
が、切欠部7bへとび出す。従って、ストッパ構成体3の
係合頭部13aは、切欠部7bの内側面7cと逆転防止爪43の
先端部分43aとで挾持される。
この状態ではストッパカム7側の慣性力は維持されて
おり、ストッパ構成体3の係合頭部13aを挾持したま
ま、反時計回転に回転する。すると、係合頭部13aが形
成されているストッパ体13は、その正転停止爪41から力
を受けて、一方の軸受け部9に支持された状態で、他方
の軸受け部11の方向へ貫通孔9a内を摺動する。ストッパ
体13は摺動により、両軸受け部9,11の間に存在するばね
受け17に、座金23および緩衝用ゴムリング25を介して当
接する。
その結果、ぱね受け17は、ストッパ体13の摺動に伴
い、ストッパ体13に押されて、他方の軸受け部11の方向
へ移動する。
しかし、他方の軸受け部11側には、ばね21とばね受け
19とが存在し、ばね受け19は、他方の軸受け部11により
移動が規制されるので、ばね受け19は、他方の軸受け部
11に当接したら、その状態で移動できない。したがっ
て、ばね受け17はばね受け19との間に存在するばね21を
圧縮することになる。即ち、主駆動軸5の回転力がばね
21を圧縮することになる。
このばね21の付勢力により、次第にストッパカム7の
回転は低下してゆき、停止に至る。今度はばね21の付勢
力により、ストッパ体13がストッパカム7を時計回転に
押し返し、ストッパ体13は上昇する。
すると今度はこの上昇により最初に正転停止爪41と係
合頭部13aとが衝突した回転位相位置に戻った際には、
図示しないブレーキにて制動されているにもかかわら
ず、ストッパカム7はある程度の戻し速度となっている
ので、主駆動軸5の慣性力により、逆転防止爪43が係合
頭部13aに下から係合してストッパ体13を上に、即ち、
他方の軸受け部11とは反対方向に移動させることから、
ストッパ体13がその凹部13bでその頭部33aに係止して、
内部の作動杆33を引き上げ始める。すると2つの座金2
7,29及び緩衝用ゴムリング31を介して固定ナット35に衝
止するカラー15が上昇する。このように、今度は、カラ
ー15が、一方の軸受け部9の方向へ他方の軸受け部11の
貫通孔11a内を摺動し、その結果、カラー15は両軸受け
部9,11の間に存在するばね受け19に当接する。
ばね受け19は、カラー15により移動が規制されるの
で、カラー15の移動に伴い、カラー15に押されて、一方
の軸受け部9の方向に移動する。
しかし、一方の軸受け部9側には、ばね21とばね受け
17とが存在し、ばね受け17は座金23および緩衝用ゴムリ
ング25を介して、一方の軸受け部9により移動が規制さ
れるので、ばね受け17は、座金23が一方の軸受け部9に
当接したら、その状態で移動できない。したがって、ば
ね受け19はばね受け17との間に存在するばね21を圧縮す
ることになる。即ち、主駆動軸5の逆転方向の回転力も
ばね21を圧縮することになる。この様に係合頭部13aの
復路にてもストッパカム7の回転はばね21により制動さ
れることになる。こうして回転エネルギが図示しないブ
レーキ機構の作用にて消滅するまで回転振動を繰り返
し、最終的にばねのたわみ力がなくなった所定回転位相
位置にて主駆動軸5を停止させることになる。
本実施例は上述のように構成されているため、縫製動
作の終了時に主駆動軸5を所定位相位置に停止させるに
際し、主駆動軸5の回転慣性力による衝撃ををばね21に
より緩衝し、衝撃音を極めて小さく抑えることができ、
耐久性上も好ましいものである。
考案の効果 本考案のサイクルミシンの停止装置は、主駆動軸の回
転停止動作時、正逆転に応じて、作用の欄で述べたごと
く、ストッパ部材およびカラー部材のいずれかが第1ば
ね受部材と第2ばね受部材との間にあるばねを圧縮す
る。
従って、主駆動軸の回転慣性力による衝撃を、往復動
ともに、ばねにより緩衝することが出来るので、主駆動
軸を所定回転位相位置に停止する際の衝撃音を極めて小
さく抑えることができ、停止装置その他のミシン構成の
耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本実施例のサイクルミシンの停止装
置の正面図、第3図はそのストッパ構成体の部分断面
図、第4図はサイクルミシンへの配置を示す説明図、第
5図及び第6図は従来例の動作説明図を表す。 1……停止装置、2……クラッチレバー 3……ストッパ構成体、5……主駆動軸 7……ストッパカム、9,11……軸受け部 13……ストッパ体、13a……係合頭部 15……カラー、17,19……ばね受け 21……ばね、33……作動杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンのフレームに回動可能に支持された
    主駆動軸(5)と駆動源との間の連結・遮断を制御する
    ために−軸線の周りを揺動されるクラッチレバー(2)
    と、 このクラッチレバー(2)に作動的に連結され、クラッ
    チレバー(2)が前記主駆動軸(5)と前記駆動源との
    間を遮断する揺動位置にある場合に前記主駆動軸(5)
    に設けられた正転停止爪(41)と逆転防止爪(43)とに
    挟持されて前記主駆動軸(5)を所定回転位置で停止さ
    せ、クラッチレバー(2)が前記主駆動軸(5)と前記
    駆動源との間を連結する揺動位置にある場合に前記主駆
    動軸(5)に設けられた正転停止爪(41)と逆転防止爪
    (43)との挟持から開放されて前記主駆動軸(5)の回
    転を許す係合部(13a)と、 を有するサイクルミシンの停止装置において、 前記クラッチレバー(2)に設けられた2つの軸受け部
    (9,11)と、 一方の前記軸受け部(9)に摺動可能に支持され、前記
    係合部(13a)が形成された筒状のストッパ部材(13)
    と、 他方の前記軸受け部(11)に摺動可能に支持された筒状
    のカラー部材(15)と、 前記ストッパ部材(13)および前記カラー部材(15)の
    内部を貫通する状態で配置されることにより、前記スト
    ッパ部材(13)および前記カラー部材(15)を介して、
    前記両軸受け部(9,11)に摺動可能に支持され、一端側
    にて前記ストッパ部材(13)の離脱を防止し、他端側に
    て前記カラー部材(15)の離脱を防止する作動杆(33)
    と、 前記ストッパ部材(13)と前記カラー部材(15)との間
    にて、前記作動杆(33)に貫かれ、前記一方の軸受け部
    (9)および前記ストッパ部材(13)のいずれかに当接
    した場合に移動が規制される第1ばね受部材(23、25、
    17)と、 前記ストッパ部材(13)と前記カラー部材(15)との間
    にて、前記作動杆(33)に貫かれ、前記他方の軸受け部
    (11)および前記カラー部材(15)のいずれかに当接し
    た場合に移動が規制される第2ばね受部材(19)と、 前記第1ばね受部材(23、25、17)と前記第2ばね受部
    材(19)との間に配設されたばね(21)と、 を備えたことを特徴とするサイクルミシンの停止装置。
JP6705887U 1987-05-02 1987-05-02 サイクルミシンの停止装置 Expired - Lifetime JP2522618Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08332295A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Brother Ind Ltd ミシンの減速装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08332295A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Brother Ind Ltd ミシンの減速装置

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