JP2520186Y2 - 電動放流弁の非常用開閉装置 - Google Patents

電動放流弁の非常用開閉装置

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JP2520186Y2
JP2520186Y2 JP795491U JP795491U JP2520186Y2 JP 2520186 Y2 JP2520186 Y2 JP 2520186Y2 JP 795491 U JP795491 U JP 795491U JP 795491 U JP795491 U JP 795491U JP 2520186 Y2 JP2520186 Y2 JP 2520186Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダム又は水路式水力発
電所等で使用される電動放電弁(フィックスト コーン
バルブ)に関し、特に、予期せぬ電源喪失時等に作動す
る非常用開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような電動放電弁の従来例は、要
部側断面図である図4(a)及び同図のA−A断面を左
半分とし、またB矢視図を右半分とした同図(b)に示
すように、ダム又は水路式水力発電所の放流口部に接続
された円筒胴体1の先端部1aに、放流路となる間隔を
隔てて、内側を円錐(コーン)状2aに形成した円形の
弁胴2が取付けられており、上記先端部1aと弁胴2と
の間の流路を軸方向に開閉するシリンダゲート(円筒弁
体)3が、円筒胴体1の外側に、矢印a方向に軸方向に
摺動するように嵌合して取付けられている。図は上記流
路をシリンダゲート3によって全閉した状態を示してい
る。
【0003】上記シリンダゲート3を軸方向に摺動する
手段として、円筒胴体1の外側に、ウオームとウオーム
ホイールを噛合わせた第2減速機4が左右1対設けら
れ、該減速機4のウオームホイール4aに取付けられた
ねじ軸(スクリュウステム)5が、上記シリンダゲート
3の左右両側に取付けられたステムナット6に螺合して
設けられている。
【0004】上記左右1対の第2減速機4の各ウオーム
軸4bは、円筒胴体1の頂部に取付けられた傘歯車を用
いた第1減速機7に連結され、該第1減速機7は、機外
に設置された電動アクチュエータ8によって駆動される
ようになっている。
【0005】ダム等の放流時には、図4(a)の弁閉鎖
状態から電動アクチュエータ8を作動し、第1減速機
7、第2減速機4を経て左右1対のねじ軸5を回転する
と、該ねじ軸5に螺合しているステムナット6を介して
シリンダゲート3が、図で左方向に移動して円筒状流路
を開口し、やがて該シリンダゲート3の右端が円筒胴体
1の右端に重なる位置で全開状態となる。
【0006】この状態において、ダムや上水槽内の水が
円筒胴体1内を矢印b方向に流れ、上記開口された流路
より、弁胴2の円錐面2aに沿って一定角度で放流さ
れ、下流側へ流れるようになっている。また、シリンダ
ゲート3を摺動させ上記流路面積を変化させて流量又は
圧力制御が行なわれるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記したように従来例
(図4)においては、円筒形のスリーブからなるシリン
ダゲート3を摺動させながら流路面積を変化させて、流
量又は圧力制御を行なう構造になっており、摺動の動力
源は、電動機8であり、該電動機のトルクを減速機7,
4とねじ軸5を通して、往復動に変換することによって
伝えられる。一方、電源喪失時は、手動ハンドルで上記
流路面積を開閉する。また、現場に操作員が不在で、予
期せぬ電源喪失が起きた場合の対策として、従来、交流
電源の代わりに、停電に無関係な直流電源装置(蓄電池
等)を使って、直流モータを使う方式を採用していた。
【0008】ところが、直流電源は、断線等の事故を防
ぐため、或いは常に一定以上の容量を蓄えるため、日頃
から細かい保守点検を要するので、使いにくいという問
題点があった。
【0009】本考案は、上記従来技術の問題点を解決
し、電源喪失時、電源以外の力を利用して自動的にシリ
ンダゲートを安全側に確実に開閉させるようにした電動
放流弁を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、ダム等の放流口部に接続される円筒胴
体の先端部に、放流路となる間隔を隔てて弁胴を固定し
て設け、上記先端部と弁胴との間の流路を軸方向に開閉
するシリンダゲートを、円筒胴体に摺動可能に嵌合した
電動放流弁において、上記シリンダゲートの外側に取付
けられたステムナットに螺合するねじ軸の先端部を、ス
プライン軸とし、該スプライン軸を、軸方向には滑動可
動で回転方向には動力を伝達すべく嵌着した回転体を介
し、電動アクチュエータによって駆動するようにし、上
記スプライン軸を延長してその端部にシリンダ装置を設
け、該シリンダ装置のピストン内に組み込まれた半径方
向軸受によって回転可能に且つスラスト軸受によって開
閉方向の力をもたせるように支持し、上記スプライン軸
を該シリンダ装置によりシリンダの一端において回転可
能に固定する機構にして、緊急時、該シリンダ装置の油
圧切替え作動により軸方向に移動させ、弁開度に無関係
にシリンダゲートを摺動して流路を急速に開放する位置
に切替可能に構成したことを特徴としている。
【0011】また本考案の第2番目の考案は、上記スプ
ライン軸の延長端部にヨークを介して重錘を取付け、緊
急時、係脱切替機構により、上記スプライン軸を該重錘
の作用によって、上記シリンダをダッシュポットとして
時間調整の働きをさせながら移動させ、弁開度に無関係
にシリンダゲートを移動して流路を急速に開くようにし
たことを特徴としている。
【0012】また本考案の第3番目の考案は、上記スプ
ライン軸の延長端部にスプリング装置を取付け、緊急
時、係脱切替機構により、上記スプライン軸を該スプリ
ングの作用によって、上記シリンダをダッシュポットと
して時間調整の働きをさせながら移動させ、弁開度に無
関係にシリンダゲートを移動して流路を急速に開くよう
にしたことを特徴としている。
【0013】
【作用】本考案は上記のように構成されているので、当
該放流弁の通常運転時には、機外に設置された電動アク
チュエータより減速機を介して駆動されるスプライン軸
の回転と同時にねじ軸が回転し、該ねじ軸の回転角度に
応じて該ねじ軸と螺合したステムナットがシリンダゲー
トと一体となって軸方向に移動し、固定して取付けられ
た弁胴との間隔部に相当する流路面積を開閉して放流さ
れる流量又は圧力が調節される。
【0014】このとき、スプライン軸の延長端部にシリ
ンダ装置を設けているので、非常時油圧源ユニットより
シリンダ内に導かれた油圧により、ピストンがシリンダ
の一端に保持固定され、スプライン軸の端部は、該ピス
トン内で半径方向軸受によって回転可能に支持され且つ
スラスト軸受によって開閉方向の力を支えており、当該
放流弁の開閉動作は電動アクチュエータによって操作さ
れる。同様に、重錘を用いたものにおいては、該重錘を
油圧を利用して持ち上げた位置に係脱切替機構を介して
保持固定され、また、スプリングを用いたものにおいて
は、該スプリングを収縮した状態に係脱切替機構を介し
て保持固定されており、当該放流弁の開閉は電動アクチ
ュエータによって行われる。
【0015】一方、停電等の緊急時には、電動アクチュ
エータは操作不能となるが、同時に、スプライン軸の延
長端部に油圧の切替手段を具えたシリンダ装置を設けた
ものでは、非常時油圧源ユニットからの圧油がピストン
に開弁方向の推力を作用させ、スプライン軸とねじ軸を
介してシリンダゲートを速やかに開弁させる。
【0016】また、スプライン延長軸端に重錘を取付け
たものにおいては、緊急時、該重錘を持ち上げた位置で
保持している係脱切替機構を切替えて係止状態を解除す
ることにより、スプライン軸は上記シリンダをダッシュ
ポットとして時間調整の働きをさせながら移動し、シリ
ンダゲートを速やかに開弁させる。
【0017】同様に、スプライン延長軸端にスプリング
を取付けたものにおいては、緊急時、スプリングを押圧
して圧縮した位置で保持している係脱切替機構を切替え
て係止状態を解除することにより、スプライン軸は上記
シリンダをダッシュポットとして時間調整の働きをさせ
ながら移動し、シリンダゲートを速やかに開弁させる。
なお、電源が復帰すると、シリンダ装置の油圧切替手
段を用いたものでは、ピストンの位置が、また重錘或い
はスプリングを用いたものでは重錘の位置或いはスプリ
ングの状態が、それぞれ元の電動常用状態に復帰され
る。
【0018】
【実施例】次に、本考案の実施例を、一例として水路式
水力発電所の放流弁について図面と共に説明する。この
弁は、閉じた状態で停電になると、上水槽水位が上昇し
過ぎて危険になるため、緊急に開く必要がある。
【0019】図1(a)は、非常用油圧源ユニットを用
いた場合の油圧シリンダと電動機付き減速機とを組合わ
せた本考案の第1実施例を示す要部断面斜視図であり、
図中、図4(a)に記載した符号と同一の符号は同一な
いし同類部分を示すものとする。 図において、円筒胴
体1は図示しない水路式水力発電所の放流口部に接続し
て取付けられており、該円筒胴体1の先端部に、放流路
となる間隔を隔てて、内側を円錐状2aに形成して流水
を一定角度に放流するようにされた円形の弁胴2が取付
けられており、上記円筒胴体1の先端部と弁胴2との間
の流路を軸方向に開閉するシリンダゲート(円筒弁体)
3が、該円筒胴体1の外側に、矢印aに示すように軸方
向に摺動するように嵌合して取付けられている。
【0020】上記シリンダゲート3の通常左右両側に、
めねじを有するステムナット6が固定して取付けられて
おり、該ステムナット6に螺合するねじ軸5の先端部に
はスプライン軸11が結合されており、該スプライン軸
11に、摺動可能な雌形のスプライン部12aを有する
傘歯車12が嵌合されており、該傘歯車には第2減速機
13の回転力のみをスプライン軸11に伝えるようにな
っている。該第2減速機13の駆動軸14は、第1減速
機7と機外に設置された電動アクチュエータ8に連結さ
れている。
【0021】一方、スプライン軸11の先端部は、回転
と推力を受けるので、図1(b)に拡大して示すよう
に、ピストン18内に組込まれた半径方向荷重を支持す
る玉軸受15と、軸方向(開閉方向)の力を支持するス
ラスト軸受16を介して、緊急開放用油圧シリンダ17
のピストン18に連結されている。また、該スプライン
軸11は、電動回転による貫通部の摩耗を防ぐため、ピ
ストン18に固定されたスリーブ19によって包まれて
いる。
【0022】また、シリンダ17には、非常用油圧源ユ
ニット20から導入される圧油を制御するために、電磁
操作の切換弁21,22が設けられている。なお、図
中、23は緊急開時間設定用絞り弁である。
【0023】次に、作用について説明する。 (i)通常運転時 電動アクチュエータ8の操作により、第1減速機7を介
して駆動軸14を回転させ、第2減速機13内の傘歯車
12付スプライン部12aを介してスプライン軸11が
回転される。これにより、該スプライン軸11と結合さ
れているねじ軸5が回転して、シリンダゲート3と一体
となっているステムナット6を往復運動させて当該放流
弁を開閉させる。なお、この操作時に、圧油はシリンダ
端17a側に入り、ピストン18は常に反シリンダ端1
7b側に押しつけられたままである。
【0024】(ii)緊急開放時 電源喪失等により、電動アクチュエータ8の操作が不可
能になった場合は、切換弁21,22の励磁が切り換わ
る。これにより、圧油が反シリンダ端17b側に導入さ
れるので、ピストン18は逆方向に向って、スプライン
軸11、ねじ軸5、ステムナット6、シリンダゲート3
を開方向(図で右方向)にずらす。この時、第2減速機
13の傘歯車12は不動で、スプライン軸11のみが摺
動する。
【0025】(iii)復帰動作 電源が復帰すると、シリンダゲート3は全開状態で、電
動アクチュエータ8は前のままであるため、該アクチュ
エータ8側を全開の位置に合わせる必要がある。そのた
め、ピストン18両側の圧力を同じにして全開位置にな
るまで、つまりねじ軸5がステムナット6内に螺入する
ように電動アクチュエータ8を運転する。すると、ピス
トン18が自由に動いて、反シリンダ端17b側に戻さ
れる。この時点で、油圧切換弁21,22を切換えて、
シリンダ端17a側に圧油を導入し、ピストン18を反
シリンダ端17b側に固定する。このようにして元の電
動常用状態に復帰される。
【0026】図2(a)は、重錘を利用した開閉装置を
用いた本考案の第2実施例を示す要部断面斜視図であっ
て、図中、図1(a)に記載した符号と同一の符号は同
一ないし同類部分を示すものとし、第1実施例(図1)
と異る点について説明する。この実施例では、第1実施
例における油圧ユニット20の代りに、重錘30を用い
た点で第1実施例と異っている。そのために、第2減速
機13の傘歯車12を貫通して延びたスプライン軸11
の先端部に、油圧シリンダ27を設けると共に、スプラ
イン軸11は該シリンダ27を貫通して延び、重錘30
装置と連結されている。
【0027】即ち、シリンダ27は、この場合、絞り弁
23による時間調整用のダッシュポット作用及び油圧ハ
ンドポンプ29による重錘30の引き上げ機の二役を兼
ねる。シリンダ端27aを貫通した軸31の先端は、リ
ンク32を介して、ヨーク33に連結され、ピンジョイ
ント34を経て上下運動する重錘30に連結されてい
る。電動運転時にピストン28位置を反シリンダ端27
b側へ保持するため、ヨーク33のラチェット35に、
スプリング36と電動モータ又は電磁石37付の係脱可
能な爪38をひっかける構造になっている。図中、30
aは、重錘30の最下降位置を設定するストッパで、図
示の最上昇位置と該ストッパ30aとの距離がストロー
クSとなる。
【0028】次に、作用について説明する。 (i)通常運転時 ピストン28を反シリンダ端27b側に固定するため、
ハンドポンプ29により圧油をシリンダ端27a側へ供
給する。次に、この位置を固定するため、ラチェット3
5と爪38を噛み合わせると、重錘30が図示のように
上昇したままになり、位置エネルギが蓄えられる。この
状態で電動アクチュエータ8を第1実施例と同様に運転
する。
【0029】(ii)緊急開放時 電源喪失等により、電動アクチュエータ8の操作が不可
能になった場合は、電動モータ(又は電磁石)37が作
動し、爪38をラチェット35から外す。すると重錘3
0の荷重がヨーク33にかかり、ピストン28はシリン
ダ端27a側へ引張られる。これに伴って、第1実施例
と同様な過程を経て、シリンダ27をダッシュポットと
して時間調整させながらシリンダゲート3が開方向に移
動する。
【0030】(iii)復帰動作 手動によりハンドポンプ29を作動して、ピストン28
を元の位置に戻す。ラチェット35が元の位置に戻ると
爪38を係止して固定する。
【0031】図3は、スプリングを利用した開閉装置を
用いた本考案の第3実施例を示す要部断面斜視図であっ
て、図中、図2(a)と同一の符号は同一ないし同類部
分を示すものとし、第2実施例と異る点について説明す
る。
【0032】この実施例では、前記第2実施例における
重錘30をスプリング40に代えた点で、この第2実施
例と異っており、スプライン軸11の延長軸31の先端
部に、スプライン軸31を開弁方向に移行させる方向、
つまり図で下向きに作用するスプリング40が、リンク
32、ヨーク33等を介して取付けられている。操作等
については、第2実施例と同様である。
【0033】上記した各実施例において、シリンダゲー
ト3に取付けられるステムナット6を左右2個設けた構
造について説明したが、2個に限るものではない。ま
た、スプライン軸11は、ねじ軸5の端部に一体に形成
してもよく、また一体に結合してよい。また、上記実施
例では、一例として、緊急時、弁を開く必要のある水路
式水力発電所の放電弁について説明したが、緊急時、流
動弁を閉鎖させる方向に作動させるようにすることも可
能である。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
電動放流弁におけるシリンダゲート外側のステムナット
に螺合するねじ軸の先端部をスプライン軸とし、該スプ
ライン軸を介して電動アクチュエータにより当該放流弁
を作動するようにすると共に、上記スプライン軸を延長
し、該延長端部にシリンダ装置を設け、スプライン軸端
をピストン内に組込まれた軸受を介して回転可能に且つ
開閉方向に支持させると共に、緊急時に自動的に流路を
開く方向に弁開度に無関係に軸方向に移動できるように
したことにより、事故、停電による緊急時においても、
当該放流弁を確実に安全側に作動し、施設を破壊から守
ることができる。
【0035】また、上記スプライン軸延長部の緊急時の
軸方向の移動手段として、油圧切替によって作動する非
常用油圧源ユニットを用いることにより、通常運転時、
緊急開放時及び復帰動作時等の切換操作が電磁切換弁等
によってすべて自動的に行なうことができる。
【0036】また、上記スプライン軸延長部の緊急時の
軸方向移動手段として、重錘又はスプリングを用いるこ
とにより、非常用油圧源ユニットがなくても、簡単な構
造で、緊急時、放流弁を、シリンダ装置をダッシュポッ
トとして時間調整の働きをさせながら確実に安全側に作
動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、同図(a)
は要部断面斜視図、同図(b)は要部断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示すもので、同図(a)
は要部断面斜視図、同図(b)は要部断面図である。
【図3】本考案の第3実施例を示す要部断面斜視図であ
る。
【図4】従来例を示すもので、同図(a)は側断面図、
同図(b)の左半分は同図(a)のA−A断面図、右半
分はB方向矢視図である。
【符号の説明】
1 円筒胴体 2 弁胴 3 シリンダゲート 5 ねじ軸 6 ステムナット 7 第1減速機 8 電動アクチュエータ 11 スプライン軸 12 傘歯車 13 第2減速機 17,27 シリンダ 18,28 ピストン 20 非常用油圧源ユニット 21,22 電磁切換弁 23 緊急開時間設定絞り弁 30 重錘 32 リンク 33 ヨーク 35 ラチェット 37 電動モータ又は電磁石 38 爪 40 スプリング

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム等の放流口部に接続される円筒胴体
    の先端部に、放流路となる間隔を隔てて弁胴を固定して
    設け、上記先端部と弁胴との間の流路を軸方向に開閉す
    るシリンダゲートを、円筒胴体に摺動可能に嵌合した電
    動放流弁において、上記シリンダゲートの外側に取付け
    られたステムナットに螺合するねじ軸の先端部を、スプ
    ライン軸とし、該スプライン軸を、軸方向には滑動可動
    で回転方向には動力を伝達すべく嵌着した回転体を介
    し、電動アクチュエータによって駆動するようにし、上
    記スプライン軸を延長してその端部にシリンダ装置を設
    け、該シリンダ装置のピストン内に組み込まれた半径方
    向軸受によって回転可能に且つスラスト軸受によって開
    閉方向の力をもたせるように支持し、上記スプライン軸
    を該シリンダ装置によりシリンダの一端において回転可
    能に固定する機構にして、緊急時、該シリンダ装置の油
    圧切替え作動により軸方向に移動させ、弁開度に無関係
    にシリンダゲートを摺動して流路を急速に開放する位置
    に切替可能に構成したことを特徴とする電動放流弁の非
    常用開閉装置。
  2. 【請求項2】 ダム等の放流口部に接続される円筒胴体
    の先端部に、放流路となる間隔を隔てて弁胴を固定して
    設け、上記先端部と弁胴との間の流路を軸方向に開閉す
    るシリンダゲートを、円筒胴体に摺動可能に嵌合した電
    動放流弁において、上記シリンダゲートの外側に取付け
    られたステムナットに螺合するねじ軸の先端部を、スプ
    ライン軸とし、該スプライン軸を、軸方向には滑動可動
    で回転方向には動力を伝達すべく嵌着した回転体を介
    し、電動アクチュエータによって駆動するようにし、上
    記スプライン軸を延長してその延長部にシリンダ装置を
    設け、該シリンダ装置のピストン内に組み込まれた半径
    方向軸受によって回転可能に且つスラスト軸受によって
    開閉方向の力をもたせるように支持し、上記スプライン
    軸を該シリンダ装置によりシリンダの一端において回転
    可能に固定する機構にし、更にスプライン軸の延長端部
    にヨークを介して重錘を取付け、緊急時、係脱切替機構
    により、上記スプライン軸を該重錘の作用によって、上
    記シリンダをダッシュポットとして時間調整の働きをさ
    せながら移動させ、弁開度に無関係にシリンダゲートを
    移動して流路を急速に開くようにしたことを特徴とする
    電動放流弁の非常用開閉装置。
  3. 【請求項3】 ダム等の放流口部に接続される円筒胴体
    の先端部に、放流路となる間隔を隔てて弁胴を固定して
    設け、上記先端部と弁胴との間の流路を軸方向に開閉す
    るシリンダゲートを、円筒胴体に摺動可能に嵌合した電
    動放流弁において、上記シリンダゲートの外側に取付け
    られたステムナットに螺合するねじ軸の先端部を、スプ
    ライン軸とし、該スプライン軸を、軸方向には滑動可動
    で回転方向には動力を伝達すべく嵌着した回転体を介
    し、電動アクチュエータによって駆動するようにし、上
    記スプライン軸を延長してその延長部にシリンダ装置を
    設け、該シリンダ装置のピストン内に組み込まれた半径
    方向軸受によって回転可能に且つスラスト軸受によって
    開閉方向の力をもたせるように支持し、上記スプライン
    軸を該シリンダ装置によりシリンダの一端において回転
    可能に固定する機構にし、更にスプライン軸の延長端部
    にスプリング装置を取付け、緊急時、係脱切替機構によ
    り、上記スプライン軸を該スプリングの作用によって、
    上記シリンダをダッシュポットとして時間調整の働きを
    させながら移動させ、弁開度に無関係にシリンダゲート
    を移動して流路を急速に開くようにしたことを特徴とす
    る電動放流弁の非常用開閉装置。
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