JP2519520B2 - 差動式熱感知器 - Google Patents

差動式熱感知器

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JP2519520B2
JP2519520B2 JP63328977A JP32897788A JP2519520B2 JP 2519520 B2 JP2519520 B2 JP 2519520B2 JP 63328977 A JP63328977 A JP 63328977A JP 32897788 A JP32897788 A JP 32897788A JP 2519520 B2 JP2519520 B2 JP 2519520B2
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朗 北島
禎 杉山
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政嗣 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は差動式熱感知器に関し、特にモールド本体に
チャンバー部を接合する差動式熱感知器に関する。
[従来の技術] この種の差動式熱感知器は、モールド本体にバネ板を
介して接点を支持させ、この接点を感熱用のチャンバー
部を構成するダイヤフラムの変位にて差動させて火災を
感知するようになっている。このチャンバー部は、モー
ルド本体に取付けられるようになっており、従来では第
6図に示すようになっていた。
即ち、モールド本体31の周縁部に環状の取付溝32を形
成し、この取付溝32内にチャンバー部33周縁の接合部34
を差込み、接着剤35を流し込んで硬化・接着するように
していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の差動式熱感知器にあっては、モールド本体
31の取付溝32にチャンバー部33の接合部34を差込み、接
着剤35を流し込んで硬化・接着することとしており、し
かも接合部34が直線状でかつ垂直に近い上に、取付溝32
と接着剤35の接着面も平面状となっていたため、チャン
バー部33やモールド本体31に引抜き方向の強い力が加え
られた場合に接合部34が接着剤35と剥離し、又は接着剤
35が取付溝32の内面より剥離してチャンバー部33がモー
ルド本体31より抜け落ちてしまうおそれがあるという欠
点があった。又、接着剤により接着していた為、接着剤
が硬化するまでに時間がかかり、感知器の組立時間が短
縮できないばかりか、接着剤の管理も煩らわしいという
問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するためになしたもので、
その解決手段として本発明は、周縁部に環状の取付溝を
有する合成樹脂製のモールド本体と、該モールド本体に
バネ板を介して支持させた接点と、少なくとも感熱板及
びダイヤフラムにより感熱室を形成し該感熱室内の急激
な温度上昇時に上記ダイヤフラムを変化させて上記接点
を閉作動させるチャンバー部とを備え、該チャンバー部
周縁の接合部を上記取付溝に接合する差動式熱感知器に
おいて、上記チャンバー部周縁の接合部の終端に折曲げ
た折曲部を形成すると共に、該折曲部の近傍に中心部に
向けて段差をつける段落し部を設け、かつ、上記チャン
バー部周縁の接合部を高周波誘導加熱にて加熱して上記
モールド本体の取付溝に挿入して溶着する構成としてい
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示す図である。
本実施例の差動式熱感知器は、モールド本体1と、接
点2と、チャンバー部3とを備える。
モールド本体1は、合成樹脂製のもので、背面側には
嵌合片4が設けてあり、この嵌合片4を天井等への取付
ベース(図示せず)に嵌合させるようになっている。ま
た、モールド本体1の表面側には、その中央部分にモー
ルド本体1とチャンバー部3との間に内室5を形成する
ための凹部6を設けている。更に、表面側の周縁部(凹
部6の外側周囲)にはチャンバー部3を取付けるための
環状の取付溝7が形成してある。
接点2は、固定接点8及び可動接点9を有し、これら
固定接点8及び可動接点9を各々バネ板10,11の一端側
に設け、これらバネ板10,11の他端側を各々止めネジ12
にて凹部6内の適宜位置に固着し、固定接点8及び可動
接点9を凹部6の略中央位置で対向支持するようにして
いる。また、凹部6の中央位置には、その背面側から調
整ネジ13を螺合・突出させて、バネ板10の背面側に当接
可能とし、固定接点8の位置を調整して固定接点8と可
動接点9の距離を調整し得るようにしている。
チャンバー部3は、感熱用のもので、表面側の湾曲状
の感熱板14と、平面側のダイヤフラム15をはんだ付け等
で取付けてあるダイヤフラム取付枠28の周縁を接合して
内部に感熱室16を形成している。このチャンバー部3
は、その周縁の接合部(感熱板14とダイヤフラム取付枠
28の接合部分)17をモールド本体1の取付溝7に接合し
てモールド本体1の凹部6を覆うようになっている。接
合部17は、その終端に感熱板14及びダイヤフラム取付枠
28を外側に折曲げて巻付けた折曲部18を形成すると共
に、感熱板14を折曲して折曲部18の隣接位置に中心部に
向けて段差をつける段落し部19を設けるようにしてい
る。そして、接合部17の取付溝7への接合に際しては、
接合部17を高周波誘導加熱にて加熱し、モールド本体1
の取付溝7内に挿入することにより取付溝7内の合成樹
脂材を溶融して溶着するようにしている。この場合、溶
融した合成樹脂材は段落し部19内に流入して硬化し、抜
け防止用の突起20を形成することとなり、確実な接合が
なされることとなる。又、溶融した合成樹脂材は段落し
部19内へ殆んど流れ込むため表面側まで流れ出すことは
なく見栄えも良い。接合部17の外側は段落し部19の部分
を除いて面一にするのが望ましい。この高周波誘導加熱
は、加熱コイルに近い金属の接合部17が最も高温に加熱
され、その接触する合成樹脂部分のみを溶融して融着で
き、他部分の加熱による変質を最小限にすることがで
き、しかも超音波溶着のような振動によるダイヤフラム
等への影響も生じることがないものである。
また、チャンバー部3は、感熱室16内の温度変化によ
る空気の膨張によって生じるダイヤフラム15の変位でバ
ネ板11を作動させ、可動接点9を移動させることにより
接点2を開閉し得るようになっている。この場合、ダイ
ヤフラム取付枠28には緩慢な温度上昇による熱膨張した
空気を逃がすリーク孔21が設けてあり、このリーク孔21
によって感熱室16内の温度が急上昇した時にのみダイヤ
フラム15を変位させて火災を感知するようにしてある。
第5図には他の実施例を示す。この実施例では、チャ
ンバー部22周縁の接合部23の終端に外側に曲折げた鉤状
の折曲部24を形成し、該折曲部24の隣接位置に感熱板25
の曲折により中心部に向けて段差をつける段落し部26を
設けるようにしている。そして、この接合部23を高周波
誘導加熱で加熱し、取付溝7に挿入して融着することに
より、取付溝7内に段落し部26及び折曲部24に係合する
突起27を形成して確実な接合を得るようにしている。
他の構成、作用は上記実施例と同様につき説明を省略
する。
上記各実施例において段落し部19,26は、必ずしも折
曲部18,24に隣接させなくてもよく近傍にあればよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の差動式熱感知器は、チャ
ンバー部周縁の接合部の終端に外側に折曲げた折曲部を
形成すると共に、該折曲部の近傍に中心部に向けて段差
をつける段落し部を設け、かつ、上記チャンバー部周縁
の接合部を高周波誘導加熱にて加熱して上記モールド本
体の取付溝に挿入して溶着することとしたため、チャン
バー部の接合部を接着剤等を用いることなく直接モール
ド本体に固着することができ、接着剤を用いる場合に比
し接合強度を向上させて、モールド本体に対するチャン
バー部の接合を確実にすることができ、しかも、上記の
ように、チャンバー部周囲の接合部終端に外側に折曲げ
た折曲部を形成し、この折曲部の近傍に中心部に向けて
段差をつける段落し部を設けることにより、高周波誘導
加熱により溶融した合成樹脂材を折曲部より段落し部に
入り込ませることにより、より一層接合強度を高め、抜
け落ちを確実に防止することができるとともに、表面側
への溶融した合成樹脂の流れ出しを確実に防止できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る差動式熱感知器の要部
を拡大して示す部分断面図、第2図は本実施例の全体縦
断面図、第3図は本実施例の要部を拡大して示す分解部
分断面図、第4図はその組立状態部分断面図、第5図は
他の実施例を示す部分拡大断面図、第6図は従来例を示
す部分拡大断面図である。 1:モールド本体、2:接点 3,22:チャンバー部、7:取付溝 10,11:バネ板、14,25:感熱板 15:ダイヤフラム、16:感熱室 17,23:接合部、18:折曲部 19,26:段落し部、24:折曲部 28:ダイヤフラム取付枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 政嗣 神奈川県大和市下和田262 いちょう下 和田団地67―307号 (56)参考文献 実公 昭56−2315(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁部に環状の取付溝を有する合成樹脂製
    のモールド本体と、該モールド本体にバネ板を介して支
    持させた接点と、少なくとも感熱板及びダイヤフラムに
    より感熱室を形成し該感熱室内の急激な温度上昇時に上
    記ダイヤフラムを変位させて上記接点を閉作動させるチ
    ャンバー部とを備え、該チャンバー部周縁の接合部を上
    記取付溝に接合する差動式熱感知器において、 上記チャンバー部周縁の接合部の終端に外側に折曲げた
    折曲部を形成すると共に、該折曲部の近傍に中心部に向
    けて段差をつける段落し部を設け、かつ、上記チャンバ
    ー部周縁の接合部を高周波誘導加熱にて加熱して上記モ
    ールド本体の取付溝に挿入して溶着することを特徴とす
    る差動式熱感知器。
JP63328977A 1988-12-28 1988-12-28 差動式熱感知器 Expired - Lifetime JP2519520B2 (ja)

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JPH02176896A JPH02176896A (ja) 1990-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5811467Y2 (ja) * 1979-06-19 1983-03-04 日本パイプ製造株式会社 内面ビ−ド切削装置
JPS60143934A (ja) * 1984-12-08 1985-07-30 Toyo Alum Kk 金属帯材と合成樹脂フィルムとの熱融着装置

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JPH02176896A (ja) 1990-07-10

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