JP2519153Y2 - 金属製屋根板の留付け構造 - Google Patents

金属製屋根板の留付け構造

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JP2519153Y2
JP2519153Y2 JP1168190U JP1168190U JP2519153Y2 JP 2519153 Y2 JP2519153 Y2 JP 2519153Y2 JP 1168190 U JP1168190 U JP 1168190U JP 1168190 U JP1168190 U JP 1168190U JP 2519153 Y2 JP2519153 Y2 JP 2519153Y2
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roof plate
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roof
nail hole
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JP1168190U
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Inventor
信司 鴨下
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銅金株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は釘打ち作業が容易で、且つ屋根板の膨張お
よび収縮が自由に行い得る金属製屋根板の留付け構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、金属製屋根板を一文字葺き、または段葺き施工
する場合は、屋根板の上端部に、または上端部に設けた
釘穴に釘を打ち込んで、屋根板を野地板に留め付けてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の金属製屋根板の留付け構造では、銅や
ステンレス等の熱膨張係数の大きい屋根板を使用する場
合、ハンマで釘を屋根板に打ち込み、または釘穴の中心
に釘を打ち込んだ際、釘頭部下面が屋根板の上面と強く
接触することになり、屋根板が温度変化によって伸縮を
繰り返すと、釘の穴径が大きくなってしまうことや、屋
根板の釘穴周辺部に亀裂を生じたり、あるいは打ち込ん
だ釘が野地板から抜け出したりして留付け強度が低下し
事故を引き起こす原因になっていた。
なお、上記の問題点を解決するするため、釘を屋根板
に接触させないように、ある程度ハンマで打ち込み、最
後の一打を手加減して軽く打つことも行われているが、
技術的に熟練をようし、また作業能率も悪いものであっ
た。
この考案は上記の問題点に鑑み創案されたものであ
り、釘打ち作業が容易で、且つ屋根板の膨張および収縮
が自由に行い得る金属製屋根板の留付け構造として提供
することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記課題を解決するために、屋根板の上端
側に配設した長穴状の釘穴と、この釘穴の近傍に隆起し
た少なくとも一個以上の屋根板の部分とからなり、前記
釘穴はその長径が屋根板の横方向に延びており、前記屋
根板の部分は釘頭部の厚みよりも高く屋根板面より上方
に隆起していることを特徴とする金属製屋根板の留付け
構造として構成し、また、屋根板の上端側に配設した長
穴状の釘穴と、この釘穴の周辺部を取り囲み且つ屋根板
面より下方に凹んだ屋根板の部分とからなり、前記釘穴
はその長径が屋根板の横方向に延びており、前記屋根板
の部分は釘頭部の厚みよりも深く凹んでいることを特徴
とする金属製屋根板の留付け構造として構成したもので
ある。
〔作用〕
この考案によれば、屋根板の上端側に長穴状の釘穴を
配設し、その釘穴の近傍に少なくとも一個以上の隆起し
た屋根板の部分から構成されているので、ハンマで釘を
屋根板に打ち込んでいくと、釘頭部が屋根板上面まで近
接したとき、ハンマが隆起部に当接して、釘頭部下面が
屋根板上面に接触しないようになる。
また、屋根板の上端側に長穴状の釘穴を配設し、その
釘穴の周辺部を取り囲み且つ屋根面より下方に凹んだ屋
根板の部分から構成されているので、釘を屋根板に打ち
込んでいくと、釘頭部が屋根板上面まで近接したとき、
ハンマが凹部の内側にある釘頭部を強く打撃することが
なく、屋根板上面と釘頭部下面が接触することがない。
そして、屋根板が温度の変化によって伸縮しても釘穴
が長円状に形成されているので、その伸縮を吸収するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す釘穴を有する屋根
板の斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は他の実施例を示した屋根板の斜視図、第4図は第3図
のIV−IV線断面図である。
第1図および第2図に示すように、屋根板1の上端側
2には長穴状の釘穴3が打ち抜き加工されており、その
釘穴3の長径は屋根板1の横方向に延びている。
前記釘穴3の両端部近傍には隆起部4、4が設けられ
ている。各隆起部4、4は、釘頭部6の厚みよりも高く
屋根板1から上方に隆起しており、ハンマ10により釘5
を屋根板1に打ち込んでいくと、釘頭部6が屋根板1に
近接した位置でハンマ10が隆起部4に当接するので釘頭
部6の下面が屋根板1の上面に接触することがない。
また、隆起部4は、釘穴3の長径方向に平行して其の
両端近傍に形成されてもかまわない。
この考案の別の屋根板を、第3図および第4図に示
す。図示するように、屋根板1aの上端側2aには、長穴状
の釘穴3aが打ち抜き加工されており、その釘穴3aの長径
は屋根板1aの横方向に延びている。
また、前記釘穴3aの周辺部には、その釘穴3aを取り囲
むと共に屋根板1aよりも下方に凹んだ凹部4aが設けられ
ている。この凹部4aは、釘5aの釘頭部6aの厚みよりも屋
根板1aから深く凹んでおり、ハンマ10で釘5aを屋根板1a
に打ち込んでいくと、釘頭部6aが凹部4aに入り込み屋根
板1aにハンマ10が当接してそれ以上は釘頭部6aを強く打
撃することがなく、釘頭部6aの下面が屋根板1aの上面に
接触することはない。
なお、この考案は上記の実施例に限定されるものでは
なく、その他この考案の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加え得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、屋根板の上端側に長穴状の釘穴を
配設し、その釘穴の近傍に少なくとも一個以上の隆起し
た屋根板の部分から構成されているので、ハンマで釘を
屋根板に打ち込んでいくと、釘頭部が屋根板上面まで近
接したとき、ハンマが隆起部に当接して、釘頭部下面が
屋根板上面に接触しないようになるので、屋根板の伸縮
が自由に行われる。
また、屋根板の別の構成によれば、屋根板の上端側に
長穴状の釘穴を配設し、その釘穴の周辺部を取り囲み且
つ屋根面より下方に凹んだ屋根板の部分から構成されて
いるので、釘を屋根板に打ち込んでいくと、釘頭部が屋
根板上面まで近接したとき、ハンマが凹部の内側にある
釘頭部を強く打撃することがなく、屋根板上面と釘頭部
下面が接触することがないので、屋根板の伸縮が自由に
行われる。
さらに、ハンマで釘を打ち込んだ際、隆起部または凹
部により、釘頭部が屋根板に接触することがないので、
釘打ち作業を容易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す釘穴を有する屋根板
の斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
他の実施例を示した屋根板の斜視図、第4図は第3図の
IV−IV線断面図である。 1、1a…屋根板、2、2a…上端側 3、3a…長穴状の釘穴、4…隆起部 4a…凹部、5、5a…釘 6、6a…釘頭部、10…ハンマ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根板の上端側に配設した長穴状の釘穴
    と、この釘穴の近傍に隆起した少なくとも一個以上の屋
    根板の部分とからなり、前記釘穴はその長径が屋根板の
    横方向に延びており、前記屋根板の部分は釘頭部の厚み
    よりも高く屋根板面より上方に隆起していることを特徴
    とする金属製屋根板の留付け構造。
  2. 【請求項2】屋根板の上端側に配設した長穴状の釘穴
    と、この釘穴の周辺部を取り囲み且つ屋根板面より下方
    に凹んだ屋根板の部分とからなり、前記釘穴はその長径
    が屋根板の横方向に延びており、前記屋根板の部分は釘
    頭部の厚みよりも深く凹んでいることを特徴とする金属
    製屋根板の留め付け構造。
JP1168190U 1990-02-08 1990-02-08 金属製屋根板の留付け構造 Expired - Lifetime JP2519153Y2 (ja)

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JPH03105514U JPH03105514U (ja) 1991-10-31
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JP4256527B2 (ja) * 1999-04-08 2009-04-22 三菱重工業株式会社 太陽電池の据え付け構造および据え付け方法

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