JP2517139Y2 - 脱穀機の刺さり粒落とし装置 - Google Patents

脱穀機の刺さり粒落とし装置

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JP2517139Y2
JP2517139Y2 JP1990051500U JP5150090U JP2517139Y2 JP 2517139 Y2 JP2517139 Y2 JP 2517139Y2 JP 1990051500 U JP1990051500 U JP 1990051500U JP 5150090 U JP5150090 U JP 5150090U JP 2517139 Y2 JP2517139 Y2 JP 2517139Y2
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handling
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dust
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partition plate
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JP1990051500U
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JPH049532U (ja
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陽三郎 楢原
正美 中村
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扱室内より排出される排藁に付着した刺さ
り粒を採取できるようにした脱穀機の刺さり粒落とし装
置に関する。
[従来の技術] 従来は、扱胴を内蔵した扱室の終端部横側方の送塵口
には、前記扱胴に平行となる送塵胴を内装した送塵室の
前部を連通連設して構成する脱穀機において、扱室内で
発生する被処理物は扱室の終端部より送塵室内に取り込
まれて処理されるような構造になっていた。
[考案が解決しようとする課題] そのような構造であると、扱室内で発生する穀粒の約
20%位が送塵室に取り込まれて、扱胴の負荷を低減させ
たり高能率化できるようになっているが、その高能率化
の反面、穀粒が扱室の終端部側まで分布することにな
り、その部位で多くの穀粒が排藁に付着して機外に持ち
出されてしまう、といった不具合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、扱胴の終端側
で刺さり粒を良好に採取できるようにしたものであり、
そのため、送塵口(3)の後方端縁に連なって扱室
(2)の終端側を、送塵口(3)をもつ前側扱室(2a)
と後側の刺さり落とし室(2b)とに穀稈が通過できる隙
間をおいて仕切る仕切り板(6)を前記扱胴(1)の外
周にそわせて架設し、前記扱胴(1)の終端部には、前
記仕切り板(6)より後方の刺さり落とし室(2b)内に
延出する延出部(1a)を一体的に形成するとともに、該
延出部の外周には刺さり落とし体を植着して構成したも
のである。
[作用] 従って、扱室内で発生する被脱穀物が仕切り板により
案内されて送塵室に取り込まれる状態で、その仕切り板
の近傍まで分析する穀粒が、仕切り板を越えて排出され
る排藁に付着しても、扱室の外方で、扱胴とともに回転
する延出部の刺さり落とし体により直ちに梳くようにし
ながら落とされて採取できることになる。
[実施例] 次に、第1図ないし第3図に示す本考案の実施例につ
いて説明する。
第2図は自脱形コンバインに搭載する脱穀機の側断面
図を示し、外周に扱歯(8)群を有する扱胴(1)を軸
架した扱室(2)の終端側を仕切ることができるように
扱胴(1)の外周には隙間をおいて仕切り板(6)を架
設している。この仕切り板(6)は、送塵口(3)の後
方端縁に連なって扱室(2)の終端側を、送塵口(3)
をもつ前側扱室(2a)と後側の刺さり落とし室(2b)と
に穀稈が通過できる隙間をおいて仕切っている。穀稈供
給口(9)側より仕切り板(6)にかけての扱室(2)
の下部側にはクリンプ網(10)を張設し、前記扱胴
(1)の終端部には前記仕切り板(6)より後方の刺さ
り落とし室(2b)内に延出して同径となる延出部(1a)
を一体的に形成するとともに、該延出部(1a)の外周に
は扱歯状の多数の刺さり落とし体(7)を植着して構成
する。
前記扱室(2)の終端部横側方には前記仕切り板
(6)が後方端縁に連なることになる送塵口(3)を形
成し、該送塵口(3)に前部が連通して前記扱胴(1)
に平行となって後方へ延長する送塵室(5)の内部に
は、らせん(4a)、処理歯(4b)および放出羽根(4c)
を有した送塵胴(4)を軸架し、機体後部の選別排塵室
(11)の後部に開口する前記送塵室(5)の途中下部側
にはクリンプ網(12)を張設し、前記扱室(2)の下方
から選別排塵室(11)にかけては、チャフシーブ(13
a)、グレンシーブ(13b)、篩線(13c)およびストロ
ーラック(13c)を有する揺動選別体(13)を排塵口(1
4)側に向けて延設し、該揺動選別体(13)の下方には
圧風ファン(15)、1番らせんコンベア(16)および2
番らせんコンベア(17)をそれぞれ配備し、前記選別排
塵室(11)の上方側には、フィードチェン(18)から受
継ぐ排藁を機体後方へ搬出する排藁チェン(19)を架設
して構成する。
(A)はカッターケース全体を示し、前記脱穀機の後
部後方に従来形同様にサイドオープンできるようにして
連設するが、カッター(a)の下方には前記排塵口(1
4)に対面して連通できる横断流ファン(20)を内装し
て構成する。
第4図および第5図は他の実施例を示し、扱胴(1)
の終端側延出部(1a)の外周には、らせん状の山形とな
る4枚の刺さり落とし体(7)を植着して構成したもの
であり、また、第6図はさらに別の実施例を示し、終端
側延出部(1a)を扱胴(1)より小径に形成するととも
に、延出部(1a)の外周にらせん羽根形の刺さり落とし
体(7)を植着して構成したものである。
従って、扱室(2)内で発生する被脱穀物が送塵口
(3)から送塵室(5)内に取り込まれると、送塵胴
(4)により処理されることになるが、仕切り板(6)
の近傍まで分布することになる穀粒が、仕切り板(6)
を越えて排出されようとする排藁に付着すると、扱胴
(1)とともに回転する延出部(1a)の外周の刺さり落
とし体(7)により直ちに梳くようにして落とされるこ
とになり、そのまま、下方の揺動選別体(13)上に落下
して選別処理されることになる。
なお、第4図および第5図と第6図に示す他の実施例
では、らせん状の刺さり落とし体(7)により、刺さり
粒が落下しやすいように各穀稈の穂先間を広げたり、穂
先側が遅れないように排藁の穂先側に対し送り作用を与
えることができることになる。
また、圧風ファン(15)と、横断流ファン(20)とに
より選別幅全体にわたって良好に選別できるとともに排
塵できることになるが、カッターケース(A)をサイド
オープンさせると、横断流ファン(20)も同時にサイド
オープンさせることができることになって、揺動選別体
(13)を機体後方から容易に着脱させることができるこ
とになる。
第7図および第8図は脱穀機の他の例を示し、機体の
入口側板(21)と出口側板の上部には上方に開放するス
リット(22)をそれぞれ形成し、扱胴軸(23)の両端側
に嵌装するメタル(24)を両取付板(25)にそれぞれ固
設し、両取付板(25)に嵌挿する4本の取付ボルト(2
6)を挿着できる各ねじ孔(27)を前記両スリット(2
2)の両側方にそれぞれ形成するとともに、上方には扱
胴カバー(28)を着脱自在に被着して構成したものであ
り、扱胴カバー(28)を開いて、第8図に示すように、
各取付ボルト(26)の着脱により扱胴(1)を容易に着
脱できるものである。
[考案の効果] 扱室(2)内で発生する被脱穀物の殆どが送塵室
(5)に取り込まれる構成の脱穀機で、仕切り板(6)
を、送塵口(3)の後方端縁に連なるように設けて、こ
の仕切り板(6)に対し前方の前側扱室(2a)に送塵口
(3)を設け、前側扱室(2a)で発生する被脱穀物の殆
どを、仕切り板(6)により案内しながら送塵口(3)
に取り込ませるようにした上で、送塵口(3)の後方端
縁に連なる仕切り板(6)に対し後方に、前記送塵口
(3)をもたない刺さり落とし室(2b)を設けると共
に、この刺さり落とし室(2b)内に延出し、かつ、外周
に刺さり落とし体(7)をもつ延出部(1a)を設けてい
るから、仕切り板(6)の近傍まで分布する前側扱室
(2a)の穀粒が、仕切り板(6)を越えて後側扱室(2
b)に排出される排藁に付着しても、回転する延出部(1
a)外周の刺さり落とし体(7)により直ちに梳くよう
にして確実良好に落すことができるのであり、この結
果、高流量の脱穀処理を良好に行うことができる脱穀機
においても、排藁中の刺さり粒を確実に採取できるので
あり、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である要部の平断面図、第2図
は脱穀機の側断面図、第3図は第1図の一部を示し、第
4図は他の実施例を示し、第5図は第4図の一部の側面
図、第6図はさらに別の実施例を示し、第7図は脱穀機
の他の例を示し、第8図はその一部の分解図を示す。 (1)……扱胴、(2)……扱室 (3)……送塵口、(4)……送塵胴 (5)……送塵室、(6)……仕切り板 (1a)……延出部、(7)……刺さり落とし体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱胴(1)を内蔵した扱室(2)の終端部
    横側方の送塵口(3)には、前記扱胴(1)に平行とな
    る送塵胴(4)を内装した送塵室(5)の前部を連通連
    設して構成する脱穀機において、前記送塵口(3)の後
    方端縁に連なって扱室(2)の終端側を、送塵口(3)
    をもつ前側扱室(2a)と後側の刺さり落とし室(2b)と
    に穀稈が通過できる隙間をおいて仕切る仕切り板(6)
    を前記扱胴(1)の外周にそわせて架設し、前記扱胴
    (1)の終端部には、前記仕切り板(6)より後方の刺
    さり落とし室(2b)内に延出する延出部(1a)を一体的
    に形成するとともに、該延出部(1a)の外周には刺さり
    落とし体(7)を植着して構成したことを特徴とする刺
    さり粒落とし装置。
JP1990051500U 1990-05-17 1990-05-17 脱穀機の刺さり粒落とし装置 Expired - Lifetime JP2517139Y2 (ja)

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JPH049532U JPH049532U (ja) 1992-01-28
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JP2012055316A (ja) * 2011-11-16 2012-03-22 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
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JP2013081474A (ja) * 2012-12-29 2013-05-09 Iseki & Co Ltd 脱穀装置

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JPH049532U (ja) 1992-01-28

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