JP2513428B2 - フォトカプラ - Google Patents

フォトカプラ

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JP2513428B2
JP2513428B2 JP24469393A JP24469393A JP2513428B2 JP 2513428 B2 JP2513428 B2 JP 2513428B2 JP 24469393 A JP24469393 A JP 24469393A JP 24469393 A JP24469393 A JP 24469393A JP 2513428 B2 JP2513428 B2 JP 2513428B2
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道成 浅井
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトカプラに関し、
特に耐ノイズ性に優れ、かつ高速動作可能なフォトカプ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォトカプラは一般に図3に示す
ように、互いに対向するリードフレーム6上にそれぞれ
発光素子1と、受光部5を持つ受光素子4がマウントさ
れており、発光素子1はSi樹脂ポッティング7されて
いる。そして、これらを透光性のエポキシ樹脂で1次モ
ールド2し、さらに不透光性のエポキシ樹脂で2次モー
ルド3された構成(2重モールド構造)を有している。
【0003】以上の構成により、発光素子1が発光する
と、光が透光性の1次モールド2を通過し、受光素子4
に到達して信号の伝達が行われる。また、この2重モー
ルド構造は、1次モールド2と2次モールド3との熱膨
張係数がほぼ同じであるため、1次モールド2と2次モ
ールド3との界面の剥離がなく、フォトカプラの入出力
間の絶縁耐圧を高くすることができ、耐湿性,耐熱性等
の信頼性も高いため、現在一般的に採用されている。
【0004】しかし、この2重モールド構造は、1次モ
ールド2と2次モールド3の熱膨張係数を等しくするた
めに、1次モールド2中にフィラーを入れてあるため、
1次モールドの光透過率が24%程度と低いという欠点
があった。このため、受光素子4は受光感度を上げる必
要があり、受光部5の面積を大きくする必要があった。
受光部5の面積が大きくなるということは、受光素子4
のコレクターエミッタ間容量を増大させ、応答速度の低
下を引き起こしたり、入出力間容量の増大による耐ノイ
ズ性の低下を引き起こす。
【0005】この問題を解決するため光の利用効率を上
げる方法として、従来は図4のように凸レンズ8を利用
する方法(実開昭60−37258号参照)や、図5の
ように屈折率の異なる2種類の内部透光性樹脂の界面を
利用し、光を集光する方法(実開昭61−30262号
参照)があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のフォトカ
プラでは、凸レンズ8や屈折率の異なる2種類の内部透
光性樹脂の界面を利用し、発光素子1と受光素子4が焦
点となるように発光素子1と受光素子4の光軸を一致さ
せるものであるが、実際の組立において、発光素子1及
び受光素子4のマウント位置精度,凸レンズ8の位置精
度が足りなかったり、屈折率の異なる2種類の内部透光
性樹脂の界面の形成が精度よくできず、発光素子1と受
光素子4の光軸を一致させることができなくなり、光の
利用効率を上げることができないという問題点があっ
た。
【0007】本発明の目的は、光軸の設定を必要とせず
集光を行い、光の利用効率を向上したフォトカプラを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るフォトカプラは、発光素子と受光素子
の対と、透明体と、1次モールドと、2次モールドとを
有し、光を媒体として信号を伝送するフォトカプラであ
って、発光素子は、光を出射するものであり、受光素子
は、透明体を介して発光素子の出射光を受光するもので
あり、透明体は、発光素子からの出射光を集光し、その
光を受光素子に入光させるものであり、光入射面と光出
射面と反射膜とを有し、光入射面は、発光素子とは向き
合わせに設けられ、該発光素子からの出射光が入射する
のに十分な大きさの面積をもつものであり、光出射面
は、光入射面より小さな面積をもち、透明体に入射した
光を絞って受光素子に出射するものであり、反射膜は、
透明体の光入射面及び光出射面を除く側面に形成され、
透明体の側面から外部に光が漏出するのを阻止するもの
であり、1次モールドは、透明性樹脂からなり、発光素
子,受光素子,透明体を被覆するものであり、2次モー
ルドは、1次モールドの外殻を被覆し、外部光を遮断す
るものである。
【0009】また、前記透明体は、前記1次モールド樹
脂より高い屈折率をもつ透明物質からなるものである。
【0010】また、前記透明体は、光入射面に反射防止
膜を有し、反射防止膜は、透明体に入射した光が光入射
面から外部に漏出するのを阻止するものである。
【0011】
【作用】発光素子からの光を透明体の広い面積の光入射
面に入射させ、その光を透明体に通して絞り込み、その
絞り込んだ光を受光素子に受光させる。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は、本発明の一実施例を示す断面図であ
る。
【0013】図1(a)において、ディンプル加工して
ある発光側と受光側のリードフレーム6,6は、互いに
向き合わせに配置されている。発光側リードフレーム6
には、発光素子1が銀ペーストによりマウントされてお
り、リードフレーム6と発光素子1とは金線でボンディ
ングされ、さらに発光素子1にはSi樹脂ポッティング
7が行われて被覆されている。一方、受光側リードフレ
ーム6には、発光素子1と向き合う水平部6aと、水平
部6aから垂直に立上った立上り部6bとが設けられて
おり、リードフレーム6の立上り部6bには、発光素子
1とは直交する配置で受光素子4が厚金又は銀ペースト
によりマウントされており、リードフレーム6と受光素
子4は金線でボンディングされている。さらに、後述の
透光性樹脂モールド2より高い屈折率をもつ板状の透明
体(石英ガラス9(屈折率1.46))は、発光素子1
とは対向し、かつその側面が受光素子4の受光部5に合
うように受光側リードフレーム6の水平部6aにマウン
トされている。透明体9は、広い入射面積をもつ光入射
面9aと、狭い入射面積をもつ光出射面9bとを有して
おり、発光素子1からの光入射面9aは、ハーフミラー
を形成している。すなわち、透明体9の光入射面9a
は、ハーフミラーを構成しているCrからなる反射防止
膜10が形成されている。また、透明体9の光入射面9
aと光出射面9bを除く側面は、反射膜11が形成され
ている。また、透明体9の光出射面9bは、受光素子4
の受光部5に向き合っている。
【0014】以上のように各素子がマウント,ボンディ
ングされ、リードフレームが対向するように配置状態に
おいて、これらは、透光性のエポキシ樹脂(屈折率1.
44)により1次モールド2され、1次モールド2の外
周側が不透光性のエポキシ樹脂により2次モールド3さ
れている。
【0015】実施例において、発光素子1から出射した
光は、1次モールド2を通して板状の透明体9の光入射
面9a上に到達し、一部は反射されるが、大部分は透明
体9中に入射する。板状の透明体9は屈折率が高いた
め、透明体9内に入射した光は、透明体9から外部に出
にくく、また、板状透明体9中の受光部5に向かう面以
外の面は反射面11が設けられているため、透明体9内
に入射した光は、受光素子4の受光部5に集中し、発光
素子1からの出射光は、受光素子4に受光される。
【0016】以上の方法により、受光素子4の受光面積
を低減することが可能となる。例えば、板状の透明体9
として、1.0×2.0×0.2mmの大きさのものを
用いると、受光素子1の受光面積は、従来の0.36m
2の大きさをもつものが0.20mm2の大きさのもの
となり、受光素子4の受光面積は、従来のものに比べ
て、1/2程度に低減できる。また応答速度は、受光素
子4の受光面積の逆数に比例して速くなるため、応答速
度は、上記例の場合に、従来のものに比べて、2倍程度
向上する。耐ノイズ性も入出力間(発光素子−受光素子
間)が離れているため、入出力間容量を小さくでき、数
千V/μsまで向上する。
【0017】また透明体9の形状は、板状のものに限る
ものではなく、図1(b)のように受光素子4側の肉厚
が厚くなったくさび状のものでも良く、要は光入射面9
aが発光素子1の光を採り入れるのに充分な大きさをも
ち、その光を狭い面積に絞り込むような狭い面積を光出
射面9bが有していれば、いずれの形状のものでも良
い。さらに、発光素子1からの光が横方向に広がらず、
効率良く透明体9に伝わるようにするため、図2のよう
に2次モールド3の内壁の一部に発光素子1からの光を
透明体9に向けて反射する突起壁3aを設ける構造(実
開平2−127046号)と組み合わせると、さらに光
の利用効率が上がる。また、本実施例では、発光素子1
の発光面に対して受光素子4の受光面を直交する方向に
向けて配置したが、この配置関係に限定されるものでは
ない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、発光素子
からの光を透明体の広い面積をもつ光入射面で受け入
れ、これを絞り込んで光出射面から出射して受光素子に
受光させるため、凸レンズや屈折率の異なる2種類の内
部透光性樹脂の界面を利用した従来の場合のように発光
素子と受光素子が焦点となるように発光素子と受光素子
の光軸を一致させる必要がなく、しかも受光素子を小さ
くすることができ、高速応答や耐ノイズ性に優れたフォ
トカプラを実現できる。また、透明体の素材として、1
次モールドよりも高い屈折率をもつ透明物質を用いるこ
とにより、透明体内部に入射した光が外部に漏出するの
を阻止することができ、発光素子からの光を受光素子に
有効に伝達することができる。また、透明体の光入射面
に反射防止膜を設けることにより、光入射面から外部に
漏出する光を抑えて、これを受光素子に有効に伝達する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例を示す断面図、
(b)は、本発明のもう一つの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のさらにもう一つの実施例を示す断面図
である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 1次モールド 3 2次モールド 4 受光素子 5 受光部 6 リードフレーム 7 ポッティング 8 レンズ 9 透明体 9a 透明体の光入射面 9b 透明体の光出射面 10 反射防止膜 11 反射膜

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と受光素子の対と、透明体と、
    1次モールドと、2次モールドとを有し、光を媒体とし
    て信号を伝送するフォトカプラであって、 発光素子は、光を出射するものであり、 受光素子は、透明体を介して発光素子の出射光を受光す
    るものであり、 透明体は、発光素子からの出射光を集光し、その光を受
    光素子に入光させるものであり、光入射面と光出射面と
    反射膜とを有し、 光入射面は、発光素子とは向き合わせに設けられ、該発
    光素子からの出射光が入射するのに十分な大きさの面積
    をもつものであり、 光出射面は、光入射面より小さな面積をもち、透明体に
    入射した光を絞って受光素子に出射するものであり、 反射膜は、透明体の光入射面及び光出射面を除く側面に
    形成され、透明体の側面から外部に光が漏出するのを阻
    止するものであり、 1次モールドは、透明性樹脂からなり、発光素子,受光
    素子,透明体を被覆するものであり、 2次モールドは、1次モールドの外殻を被覆し、外部光
    を遮断するものであることを特徴とするフォトカプラ。
  2. 【請求項2】 前記透明体は、前記1次モールド樹脂よ
    り高い屈折率をもつ透明物質からなるものであることを
    特徴とする請求項1に記載のフォトカプラ。
  3. 【請求項3】 前記透明体は、光入射面に反射防止膜を
    有し、 反射防止膜は、透明体に入射した光が光入射面から外部
    に漏出するのを阻止するものであることを特徴とする請
    求項1、又は2に記載のフォトカプラ。
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