JP2511845Y2 - 自動車の車室構造 - Google Patents

自動車の車室構造

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JP2511845Y2
JP2511845Y2 JP1992077230U JP7723092U JP2511845Y2 JP 2511845 Y2 JP2511845 Y2 JP 2511845Y2 JP 1992077230 U JP1992077230 U JP 1992077230U JP 7723092 U JP7723092 U JP 7723092U JP 2511845 Y2 JP2511845 Y2 JP 2511845Y2
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Japan
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partition wall
space
floor
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automobile
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JP1992077230U
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JPH0633742U (ja
Inventor
和男 荒木
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しげる工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車の車室構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フロントエンジンの自動車にお
いては、後部座席の後方にトランクルームが設けられて
いる。図4は従来の一般的なフロントエンジン自動車に
おけるトランクルーム周りの概略構成図である。この図
において、符号1は後部座席であり、その後方にトラン
クルーム2が形成されている。後部座席1の背もたれ部
1aは図中矢印で示すように前後方向に傾転できるよう
になっている。又、自動車のリヤウィンドウ3とトラン
クリッド4との境界部5からは、リヤシェルフ20が後
傾姿勢をなす背もたれ部1aの直ぐ後方まで水平に延び
ている。自動車の車室6とトランクルーム2は、背もた
れ部1aとリヤシェルフ20によって仕切られており、
背もたれ部1aを前転させることによって、トランクル
ーム2と車室6とが連通する、所謂トランクスルーにな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述従来の自動車の車
室構造においては、後部座席1の後方の車室空間がリヤ
シェルフ20の上方だけしかなかったため、車室が狭く
感じられるという不具合があった。又、リヤシェルフ2
0の上に物を置けるようになってはいるものの、極めて
背の低いものしか置けなかった。ここに背の高い物を置
くとリヤウィンドウ3が塞がれて、運転中、後方視認が
妨げられるからである。
【0004】この考案は上述従来の技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、車室
空間を広くでき、車室内に荷物収容空間を確保できる自
動車の車室構造を提供しようとするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は上述目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、自動車の最
後部にトランクルームが設けられ、このトランクルーム
と後部座席の間に、自動車のフロアから上方に延びると
ともに、上部が開口した収容空間が設けられ、この収容
空間がその上部開口を介して後部座席前方の空間と連通
され、この収容空間とトランクルームとの境には、下端
が前後方向の回動を可能にして自動車のフロアに支持さ
れた仕切壁が配置され、この仕切壁は起立姿勢とフロア
に沿って倒れた水平姿勢との間で回動可能であり、この
仕切壁が起立姿勢にある状態で収容空間とトランクルー
ムの間が仕切られ、仕切壁がフロアに水平姿勢にある状
態で収容空間とトランクルームが連通されることを特徴
とする自動車の車室構造にある。
【0006】
【作用】トランクルームと後部座席の間に収容空間が設
けられているので、この収容空間に物が置ける。さら
に、収容空間は自動車のフロアから上方に延びているの
で、リヤウィンドウを塞ぐことなく背丈のある物例えば
上着等を掛けて収納することができる。また、収容空間
の上部が開口しており、後部座席前方の空間と連通され
ているので、後部座席を前転することなく収容空間に車
内側から物を出し入れできる。また、車室内が広くな
る。仕切壁が起立姿勢の場合は、トランクルームと収容
空間とが仕切壁により仕切られる。これにより、収容空
間をトランクルームから遮断でき、収容空間の美観や良
好な空調状態を維持できる。また、仕切壁が水平姿勢の
場合は、トランクルームと収容空間が連通される。これ
により、長尺の荷物を収容できる。さらに、仕切壁はフ
ロアに沿って倒れているので、仕切壁があってもフロア
から上方に出っ張らず、長尺な荷物収容の際に、仕切壁
に荷物が引っ掛かかることがない。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1から図3ま
での図面に基づいて説明する。図1及び図2は、この考
案に係る自動車の車室構造の概略構成図であり、図3は
車室内の要部外観斜視図である。
【0008】図中、符号1は自動車の後部座席であり、
その背もたれ部1aは図中矢印Aで示すように前後方向
に傾転可能に設けられている。後部座席1の後方にはト
ランクルーム2が設けられており、トランクルーム2と
車室6との間にはこれらを仕切る仕切壁7が設けられて
いる。
【0009】仕切壁7は、リヤウィンドウ3とトランク
リッド4との境界部5のほぼ真下において、ヒンジ8を
介してフロア9に図中矢印B3で示すように前後方向へ
回動可能に取り付けられている。境界部5の室内側には
逆L字形をなすリヤサポート10が固定されている。仕
切壁7の上部にはロック装置11が設けられており、リ
ヤサポート10にはこのロック装置11に対する係合部
(図示せず)が設けられている。このロック装置11によ
って仕切壁7をリヤサポート10にロックすると、仕切
壁7は起立姿勢に保たれ回動不能になる。
【0010】上述構成の車室構造においては、図1に示
すように、仕切壁7を起立姿勢にしてロック装置11に
よりリヤサポート10にロックすると、この仕切壁7に
よってトランクルーム2と車室6とが仕切られる。そし
て、後部座席1と仕切壁7との間に空間12(収容空
間)が形成されることとなる。この空間12は、フロア
9から上方に延びており、上部が開口している。この開
口により後部座席前方の空間と連通している。このよう
に、後部座席1の後方に空間12が形成されるので、従
来よりも車室空間が広くなる。
【0011】又、従来は座席が塞がっていて荷物の置き
場所がない場合には、車外に出てトランクリッド4を開
け、トランクルーム2に荷物を収容していたが、この考
案による車室構造の場合には、上記空間12にボストン
バック13(図3参照)等を置くことができ、しかも、後
部座席1を前転することなく、車内に居ながらにして荷
物の出し入れができ便利である。
【0012】しかも、この空間12は自動車のフロア9
から上方に延びているので、空間12はかなりの高さを
有している。したがって、リヤウィンドウ3を塞ぐこと
なく、ある程度背丈のある荷物をこの空間12に収容す
ることができる。又、図3に示すように、リヤサポート
10にフック14を設けておけば、これに上着15等を
掛けることができるようになり、空間12をクロゼット
スペースとして利用することができる。
【0013】一方、トランクルーム2に長尺の荷物を収
容する場合には、ロック装置11を解除し、図2に示す
ように仕切壁7を前方に回動してフロア9に重ね、所謂
トランクスルーの状態にしてトランクルーム2と空間1
2とを連通させる。このとき、仕切壁はフロア9に沿っ
て倒れて水平姿勢なので、フロア9から上方に出っ張ら
ず、長尺の荷物の収容の際、仕切壁に荷物が引っ掛かか
ることがない。これでも、荷物がトランクルーム2に収
容しきれない長さである場合には、後部座席1の背もた
れ部1aを前転させる。このような使い方は従来の車室
構造の場合と同様であり、このようにした場合には、従
来のトランクルームと同じ広さが確保される。
【0014】この考案は上述実施例に制約されず種々の
態様が採用可能である。例えば、上述実施例では後部座
席の背もたれ部が傾転可能になっているが、この背もた
れ部は傾転不能に固定されていても構わない。又、上述
実施例では仕切壁を後部座席側に前転するようにしてい
るが、これをトランクルーム側に後転するようにしても
構わない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、トランクルームと後部座席の間に収容空間が設けら
れているので、この収容空間に物が置ける。さらに、収
容空間は自動車のフロアから上方に延びているので、リ
ヤウィンドウを塞ぐことなく背丈のある物例えば上着等
を掛けて収納することができる。また、収容空間の上部
が開口しており、後部座席前方の空間と連通されている
ので、後部座席を前転させることなく収容空間に車内側
から物を出し入れすることができる。また、車室内が広
くなる。仕切壁が起立姿勢の場合は、収容空間をトラン
クルームから遮断でき、収容空間の美観や空調状態を維
持できる。また、仕切壁が水平姿勢の場合は、長尺の荷
物を収容できる。さらに、仕切壁はフロアに沿って倒れ
ているので、フロアから上方に出っ張らず、長尺な荷物
収容の際に、仕切壁に荷物が引っ掛かかることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る自動車の車室構造における、仕
切壁を起立姿勢にした場合の概略構成図である。
【図2】この考案に係る自動車の車室構造における、仕
切壁を前転させた場合の概略構成図である。
【図3】この考案に係る車室構造を有する自動車の後部
座席周りの要部外観斜視図である。
【図4】従来の自動車の車室構造を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 後部座席 2 トランクルーム 6 車室 7 仕切壁 9 フロア 12 空間(収容空間)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の最後部にトランクルームが設け
    られ、このトランクルームと後部座席の間に、自動車の
    フロアから上方に延びるとともに、上部が開口した収容
    空間が設けられ、この収容空間がその上部開口を介して
    後部座席前方の空間と連通され、この収容空間とトラン
    クルームとの境には、下端が前後方向の回動を可能にし
    て自動車のフロアに支持された仕切壁が配置され、この
    仕切壁は起立姿勢とフロアに沿って倒れた水平姿勢との
    間で回動可能であり、この仕切壁が起立姿勢にある状態
    で収容空間とトランクルームの間が仕切られ、仕切壁が
    フロアに水平姿勢にある状態で収容空間とトランクルー
    ムが連通されることを特徴とする自動車の車室構造。
JP1992077230U 1992-10-12 1992-10-12 自動車の車室構造 Expired - Lifetime JP2511845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992077230U JP2511845Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 自動車の車室構造

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JP1992077230U JP2511845Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 自動車の車室構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0633742U JPH0633742U (ja) 1994-05-06
JP2511845Y2 true JP2511845Y2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=13628063

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JP1992077230U Expired - Lifetime JP2511845Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 自動車の車室構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027707Y2 (ja) * 1979-04-05 1985-08-21 トヨタ車体株式会社 自動車のル−ムパ−テイシヨンドア
JPH0290163U (ja) * 1988-12-28 1990-07-17

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Publication number Publication date
JPH0633742U (ja) 1994-05-06

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