JP2505924B2 - 相互接続組立体の製造方法およびその装置 - Google Patents

相互接続組立体の製造方法およびその装置

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JP2505924B2 JP29906990A JP29906990A JP2505924B2 JP 2505924 B2 JP2505924 B2 JP 2505924B2 JP 29906990 A JP29906990 A JP 29906990A JP 29906990 A JP29906990 A JP 29906990A JP 2505924 B2 JP2505924 B2 JP 2505924B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁支持体に取付けた複数の圧接端子を所
定のパターンを形成するように絶縁電線で接続してなる
相互接続組立体の製造方法および製造装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車の電気配線に際し、ワイヤハーネスに含まれる
ジョイントの吸収や回路保護のため、従来、複数のブス
バーと絶縁基板とを重ねてなる積層ブスバー配線板を絶
縁ケースに内蔵し、ヒューズやリレーなどの電気部品を
搭載してなる相互接続組立体が広く用いられている。
しかし、ブスバーのみでは回路構成が複雑となり、車
種やグレードによる回路の一部変更に対してもブスバー
回路全体の設計変更を余儀なされる。
そこで、絶縁支持体に複数の(圧接)端子を取付け、
これらの端子間を絶縁電線で接続した構造の相互接続組
立体が提案されている(特開昭57−53083号公報)。こ
れを図面により具体的に説明すると、第9図および第10
図において、板状の絶縁支持体100には複数の圧接端子1
01が挿着され、一端のスロット103を有するプレート部1
02が上面に、他端の端子部104が下面にそれぞれ突き出
している。相互接続組立体105は、各端子間を複数の絶
縁電線106で接続し、所定のパターンを形成して構成さ
れる。
この相互接続組立体105の製造は、次にようにして行
なわれる。まず、第11図に示すように、テンプレート10
7に刻設した溝108に1本の絶縁電線106を位置させ、こ
の溝108内で切断ピン110を備えたキャリヤプレート109
により電線を複数の部分に切断する。次に、切断された
複数の電線を突き出しピン112を備えた突き出しプレー
ト111を用いて上記絶縁支持体100に向けて溝108から押
し出し、各端子101のスロット103に挿入することによ
り、第10図のような製品が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第10図に示す構造の相互接続組立体105では、絶縁電
線106が圧接端子101のスロット103に圧入係止されてい
るが、電線の中間部が何ら支持されていないから、電線
がたるんだり、引っ掛けにより電線が端子から外れるお
それがあり、高密度の配線が困難である。
絶縁支持体100に所定の経路で電線106を配線する前処
理工程として、溝108を刻設したテンプレート107を使用
するが、この溝108は特定のパターンしか配線できず、
車種、グレード別あるいは各パーツに対応させるために
は、多種類のテンプレートを揃えておかなければならな
い。
また、テンプレート107から複数の絶縁電線106を絶縁
支持体100側に移設する際、突き出しピン112が必ずしも
電線の配線パターンに対応していないから、前述した電
線のたるみなどにより圧接の品質を確保することが困難
になる。さらに、電線106を端子101との圧接前に切断す
るから、電線が細切れになり溝108内を移動したり、ず
れたりして圧接位置が不確実になりやすい。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであ
り、圧接端子間を接続する絶縁電線にたるみや位置ずれ
が生じるおそれがなく、圧接部分の信頼性が高く、高密
度配線に適し、しかも配線パターンを容易に変えること
ができる、相互接続組立体の製造方法および装置を提供
することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本発明の相互接続組立体
の製造方法は、請求項1に記載のように、絶縁支持体に
一端にスロットを有する圧接板部を備え、他端に端子部
を備えた複数の圧接端子を取付け、各端子のスロットに
絶縁電線を圧接して所定の配線パターンを形成してなる
相互接続組立体の製造方法において a)出没自在の複数の布線ピンと複数の電線押込みリブ
を備えた布線パレット上に、該布線ピン間に沿って絶縁
電線を配索する布線工程と、 b)前記複数の圧接端子を支持すると共に複数の電線挟
持ボスを突設した絶縁支持体を、前記布線パレットの布
線ピン上に載せて該布線ピンを押し下げ、これにより布
線ピンから開放された絶縁電線を前記電線挟持ボス間に
挿入し、絶縁電線を絶縁支持体に移行させる電線移行工
程とを 含むことを特徴とする。
上記布線工程a)と電線移行工程b)に引き続き、請
求項2に記載のように、 c)絶縁支持体に移行させた絶縁電線を各圧接端子のス
ロットに圧入して線心と端子とを電気的に接続する圧接
工程と、 d)圧接された絶縁電線を所定の位置で切断分離して複
数の部分に分け、所定の配線パターンを形成する電線の
切断工程とを組み合わせることが望ましい。
布線パレットに対する絶縁電線の配索は、請求項3に
記載のように、布線工程において、絶縁電線の配索を、
下端部に電線引出ノズルを備えてかつ布線パレットに対
して昇降自在の揺動布線治具を用いると共に該揺動布線
治具または布線パレットの少なくとも一方をX−Y走行
させることにより自動的に行なうことができる。
この方法を実施するための装置は、請求項4に記載の
ように、複数のピン孔と複数の電線押込みリブを備え、
取付基板上に適宜間隔をおいて固定した布線パレット
と、前記ピン孔から出没する複数の布線ピンを備え、前
記布線パレットと取付基板との間に上方に付勢するコイ
ルバネを介して昇降自在に設けたピンボードと、下端部
に電線引出ノズルを有する揺動布線治具を備え、前記布
線パレットに対して昇降自在に設けた布線ヘッドと、前
記取付基板および布線ヘッドの少なくとも一方をX−Y
走行させる手段とからなる布線ユニットと、 複数の圧接端子を支持すると共に複数の電線挟持ボス
を突設した絶縁支持体を、前記布線パレットと対向して
昇降自在に把持する手段を備え、該絶縁支持体を布線パ
レットの布線ピン上に載せて該布線ピンを押し下げ、布
線ピンから開放された絶縁電線を前記電線挟持ボス間に
挿入し、絶縁電線を絶縁支持体に移行させる電線移行ユ
ニットとを、含むことを特徴とする。
この装置は、請求項5に記載のように、前記布線ユニ
ットおよび電線移行ユニットと共に、絶縁電線を圧接端
子のスロットに圧入接続する手段を備えた圧接ユニット
と、圧接端子に接続された絶縁電線を所定の位置で切断
分離する手段を備え、絶縁電線を複数の部分に分けて所
定の配線パターンを形成する電線の切断ユニットとを例
えば1つの架台上に集約して設けるのが望ましい。
〔作 用〕
本発明の方法および装置によれば、一旦布線パレット
上の布線ピンに沿って配索した電線を絶縁支持体に移行
させる方式を採用しているので、例えば車種、グレード
別に対応して任意の配線パターンを形成することがで
き、少量多品種生産にも好適である。
絶縁支持体に移設された絶縁電線は、電線挟持ボスに
より配線パターンがそのまま保持されるので、高密度配
線も可能である。また、絶縁電線にたるみや位置ずれが
生じないので、引っ掛けなどにより電線がスロットから
外れるおそれがなく、圧接部分の信頼性の高い相互接続
組立体を製造することができる。
〔実施例〕
第1図において、1は本発明で使用する絶縁支持体を
示し、電気接続箱の外郭を構成する絶縁ケースの上部ケ
ースとして形成されている。
絶縁支持体1は、外面にヒューズ、コネクタ等の電気
部品を接続するための複数のハウジング2を有し、内面
には所望のハウジング2に臨んで圧接端子3が挿着され
ている。圧接端子3は、一端にスロット5を有する圧接
板部4を備え、他端に端子部6を備え、端子部6は孔7
からハウジング2に突き出している。
また、絶縁支持体1の内面には大小2種の複数の電線
挟持ボス8,9が突設されている。電線挟持ボス8,9は後述
する電線の配線パターンを保持するためのもので、例え
ば大型のボス8は絶縁支持体1の中央部に、小型のボス
9は整列配置された圧接端子3群の前後を挟む位置のよ
うに適宜の位置に設けられる。電線挟持ボスは、符号8
A,8Bまたは9A,9Bで示されるように、通常は2個一組で
対設するが、配線の都合により符号8Cで示すように単独
で突設する場合もある。この対向する大型のボス8A,8B
には、上部ケースと対向する図示しない下部ケースの圧
接端子に対する逃げ溝10が設けてある。また、電線挟持
ボス8,9は図示のように楕円柱体に限定されず、円柱
体,角柱体等の任意の形状とすることができるほか、壁
体に前記スロット5のような電線挟持用の複数の溝を開
設した連続壁として形成してもよい。
なお、絶縁支持体1は両側にボルト孔12を有する固定
板11が突設してあるが、該板1を後述する各処理工程で
装置の台にのせるときにボルト孔12によって位置決めす
ることができる、 第2図は本発明による相互接続組立体13を示す。この
組立体13は、絶縁支持体1の電線挟持ボス8,8間および
9,9間に1本(または数本)の絶縁電線14を所定の経路
に従って配設(移設)し、各圧線端子3のスロット5に
電線14を圧入してその導体と端子を電気的に接続すると
共に、電線14の所要部分に切断分離15を施して複数の部
分に分け、複数の圧接端子3を所定のパターンを形成す
るように電線14で接続したものである。なお、電線14は
電線挟持ボス8,8間あるいは9,9間において複数本重ね合
わせ、またはボス外部で交叉して配設される場合もあ
る。
第3図は上記相互接続組立体13の製造装置Aを示す概
観斜視図である。
この製造装置Aは、電線の布線ユニットB、電線移行
ユニットC、圧接ユニットDおよび切断ユニットEを架
台16上に集約して配置した構成を有する。以下、各ユニ
ットを順を追って説明する。
布線ユニットB: 布線ユニットBは、第1図の絶縁支持体1上に電線14
を所定の経路に従って配設する工程の予備処理を行うた
めの装置である。このユニットBは、布線パレット17、
ピンボード22、布線ヘッド31およびX−Y走向手段F1
どから構成される。
布線パレット17は金属またはプラスチックの板であ
り、第4図および第5図に示すように、複数のピン孔18
および電線押込みリブ19を備え、4本の脚柱20により取
付基板21上に適宜間隔をおいて固定されている。電線押
込みリブ19は、第1図における相対向する圧接端子3,3
間、電線挟持ボス8,9間あるいはボス9の外側に位置す
るように、ピン孔18,18間の行方向に連続または断続し
て突設される。
ピンボード22は、多数の太径の布線ピン23と細径の布
線ピン23′と共に一対の位置決めピン24を備え、布線パ
レット17と取付基板21間において脚柱20に昇降可能に挿
着され、脚柱20に巻装したコイルバネ25により上方に付
勢されている。これにより、布線ピン23,23′はピン孔1
8を貫通して布線パレット17から突出し、かつ該パレッ
ト17はピンボード22により支持されたような状態とな
る。なお、第1図における電線挟持ボス8,9のコーナー
はそれぞれ布線ピン23,23′と軸線が一致するように設
けられている(第2図参照)。
第3図に戻って説明すると、布線パレット17とピンボ
ード22の取付基板21は、X軸26に移動自在に支持され、
このX軸26は架台16上に固定したY軸27上に移動自在に
支持されている。X軸26(Y軸27)は、規制回動モータ
(図示せず)により回動するスクリューロッド28とケー
シング29を備え、上記取付基板21は該ロッド28に螺着さ
れかつケーシング側壁に摺動自在に装架された従動板30
に固定されている。したがって、布線パレット17はX軸
26とY軸27とで構成されるX−Y走行手段F1により布線
ヘッド31に対して自由にX−Y走行するようになってい
る。
布線ヘッド31は布線パレット17上に電線14を配索する
ためのもので、スタンド取付台32上のスタンド33に前記
布線パレット17と対向して昇降自在に取付けられてい
る。この布線ヘッド31は下端に電線引出ノズル35を有す
る揺動布線治具34(第5図参照)を備えており、該治具
34には電線リール36から引出された電線14がロール37を
介して接続されている。
電線移行ユニットC: 電線移行ユニットCは、布線パレット17に布線された
電線14を前記絶縁支持体1に移設するための装置であ
る。このユニットCは、前記布線パレット17,ピンボー
ド22と共に、移設台38およびプレスラム39などから構成
される。
移設台38には、X−Y走行手段F1のX軸26がのびてお
り、その上方に絶縁支持体1に対するプレスラム39が設
けられている。プレスラム39は油圧または空気圧により
作動する既知の構成のアクチュエータ40により昇降す
る。アクチュエータ40は一対のスタンド41に架設した基
板42に固定されている。
スタンド41,41の後方には、絶縁支持体1に対する供
給ハンド43が進退自在に設けられている。供給ハンド43
は、下面両側に一対の把持子44を有し、背面には2本の
平行な案内棒45が突設されている。案内棒45はアクチュ
エータ47の取付板46の孔を貫通して後方にのび、逆にピ
ストンロッド48は取付板46を貫通して供給ハンド43の背
面に固定されている。
この供給ハンド43は、上記取付板46を図示しないスタ
ンドに対して装架することにより、昇降自在に設けられ
ている。49は絶縁支持体1を搬送するコンベアである。
圧接ユニットD: 圧接ユニットDは、布線パレット17から絶縁支持体1
に移設された電線14を圧接端子3と電気的に接続(圧
接)するための装置である。このユニットDは、圧接台
50、圧接治具板52およびプレスラム55などから構成され
る。
圧接台50には圧接治具板52が固定されている。圧接治
具板52には、上面に複数の圧接刃53が突設され、両側に
位置決めピン54が立設してある。圧接刃53は、第1図の
絶縁支持体1に挿着された圧接端子3の位置に対応し、
位置決めピン54は支持体1のボルト孔12に対応して設け
られている。この圧接治具板52の上方にプレスラム55が
昇降自在に設けられている。56はそのアクチュエータで
あって、一対のスタンド57に架設した基板58に固定され
ている。
切断ユニットE: 切断ユニットEは、複数の圧接端子3に圧接された1
本(または数本)の電線14の所要部分を切断、分離して
所定のパターンを形成するための装置である。この装置
は、絶縁支持体1に対する支持板59および切断刃(ニッ
パ)61などから構成される。
支持板59は、圧接治具板52と同様に一対の位置決めピ
ン60を有し、支持板59の上方に切断刃61が昇降自在に設
けられている。切断刃61は、空気圧で開閉する一対の刃
部を備え、アクチュエータ62のピストンロッド63の下端
に固定されている。アクチュエータ62は、架台16に立設
したスタンド64に取付けた取付枠65に固定されている。
そして、切断刃ユニットEの上記支持板59は、布線パ
レット17などと同様にX軸66とY軸67で構成されるX−
Y走行手段F2により切断刃61に対してX−Y走行できる
ようになっている。
Gは絶縁支持体1の反転移し替え・移動ロボットを示
す。このロボットGは、電線移行ユニットCにおいて、
電線14が移設された絶縁支持体1を、表裏反転して圧接
ユニットD、切断ユニットEに移動させるための装置で
ある。
反転移し替え・移動ロボットGは、X軸68とY軸69で
構成されるX−Y走行手段F3により走行する底板部材70
に昇降ユニット71および反転ユニット72を設けてなる。
昇降ユニット71はアーム73の先端両側に一対の把持子74
を設けてあり、反転ユニット72は両側の梁部材75にアク
チュエータ76に直結された一対の把持子77が回転自在に
設けてある。
次に、上記各ユニットB〜Eの作動と共に布線、絶縁
支持体1への移設、圧接および切断による相互接続組立
体13の製造について説明する。
<布線工程> 第5図に示すように、ピンボード22の複数の布線ピン
23,23′をピン孔18から突出させた布線パレット17に対
して、1本(または数本)の電線14をいわゆる一筆書き
により所定の経路に従って布線する。
最初に、揺動布線治具34を布線パレット17に向けて下
降させ、電線引出ノズル35から突出した電線14の先端を
所定位置に固定する。
次いで、布線パレット17を前記X−Y走行手段F1によ
り走行させ、布線ピン23,23′相互間に電線14を配索し
た後、図示しない切断刃により切断する。
布線パレット17の走行は、制御装置(図示せず)にお
いて、予めソウトウェア化(NC制御)されたプログラム
を用い、その出力信号に基いてX軸26とY軸27を位置決
め制御させて行い、これにより電線14は所定の経路に従
って配線される。
<電線移行工程> 配線済みの布線パレット17は、その取付基板21と共に
X軸26により電線移行ユニットCの移設台38に移動し、
プレスラム39の下方に位置せしめられる。
その布線パレット17の上には、第6図に示すように、
絶縁支持体1がボルト孔12を貫通するピン24に位置決め
された状態で載置される。
この絶縁支持体1は、第3図のコンベヤ49および供給
ハンド43により自動的に供給される。すなわち、絶縁支
持体1はその電線挟持ボス8,9を下側にしてコンベヤ49
により搬送され、その終端部において、供給ハンド43の
把持子44,44が例えばハウジング2を挟持することによ
り持ち上げられる。そして、アクチュエータ47のピスト
ンロッド48を前進させることにより、絶縁支持体1を布
線パレット17上に位置決め、セットすることができる。
第6図に戻って、説明すると、布線パレット17上に絶
縁支持体1を位置決め載置した状態において、プレスラ
ム39を下降させると、電線挟持ボス8,9の端面と布線ピ
ン23,23′の先端が当接しつつ、これらのピンはそのピ
ンボード22と共にコイルバネ25の弾発力に抗して押し下
げられ、遂には電線14がピンから開放される。
開放に先立ち、電線14は布線パレット17上の電線押込
みリブ19によって、布線ピン23または23′の間から電線
挟持ボス8または9間に押込み挿入される。この挿入動
作は、絶縁支持体1が布線パレット17と板面と接触した
時点で終了し、1本(または数本)の電線14は、完全に
絶縁支持体1側に移設される。
すなわち、布線パレット17上に布線された電線14は、
第2図に示すように、鏡像対称形に絶縁支持体1側に移
行する。電線14は、多数の電線挟持ボス8,9により所定
の経路に保持され、かつ、各圧接端子3のスロット5に
臨んだ状態となる。
<圧接工程> 電線14が移設された絶縁支持体1は、反転移し替え・
移動ロボットG(第3図参照)により搬送され、圧接ユ
ニットDの圧接治具板52の上に載置され、ボルト孔12と
ピン54により同様に位置決めされる。
第7図に示すように、プレスラム55の降下により、絶
縁支持体1が圧接治具板52に向けて押圧されるので、電
線14は圧接刃53により押上げられ、スロット5に圧入さ
れ、線心と圧接端子3とが電気的に接続される。
このようにして、絶縁支持体1の複数の圧接端子3に
は、電線14が一括接続される。
<切断工程> 圧接終了後、絶縁支持体1は、上記反転移し替え・移
動ロボットGの両側の把持子77により裏返しされて、切
断ユニットEに搬送され、支持板59上に載置される。
第8図に示すように、支持板59がX−Y走行手段F2
より所定の位置に移動すると、アクチュエータ62の作動
により切断刃61が下降し、電線14の切断分離15を行な
う。以下、この動作を繰り返し、複数箇所の切断分離を
行なう。
これにより、第2図に示すように、各圧接端子3が複
数の電線14で接続され、所望のパターンに形成された相
互接続組立体13が得られる。
この相互接続組立体13には、電気接続箱の上部ケース
として形成された絶縁支持体1と、複数の圧接端子3
と、これらを接続する電線14とで構成されているが、絶
縁支持体1に通常の絶縁板を使用することも、上記ケー
ス内にブスバー配線板を収容して併用することもでき
る。
上記の実施例から明らかなように、各圧接端子3と接
続された電線14は、複数の電線挟持ボス8間または9間
に押し込まれて要所が挟持固定されているから、たるみ
や位置ずれが生じるおそれがなく、配線パターンがその
まま保持される。したがって、電線14がスロット5から
外れるおそれも少なく、圧接の信頼性が高い。
配線パターンは、布線工程における電線14の配設経路
と切断工程における電線の切断箇所を変えることにより
任意に変更することができる。このためには、X−Y走
行手段F1およびF2を駆動するプログラムを変更するだけ
でよく、絶縁支持体1における圧接端子3の数や挿着位
置、電線挟持ボス8,9の数と位置、ピンポード22の布線
ピン23,23′などを変える必要がない。
また、従来の溝を刻設したテンプレートと異なり、電
線の配設経路を任意に選ぶことができ、溝刻設のための
構造上の制約がないので高密度配線が可能となる。
なお、第3図に示す各ユニットB〜Eにおいて、たと
えば、布線パレット17や支持板59をX−Y走行手段F1,F
2によってX−Y走行させる代りに、揺動布線治具34、
圧接刃53をそれぞれX−Y走行させるようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の方法および装置によれ
ば、圧接端子間を接続する絶縁電線にたるみや位置ずれ
が生ずるおそれがなく、圧接部分の信頼性が高く、配線
パターンの変更が容易でしかも配線密度の高い相互接続
組立体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る絶縁支持体の斜視図、 第2図は本発明により製造される相互接続組立体の一例
を示す斜視図、 第3図は本発明の相互接続組立体の製造装置の一実施例
を示す概観斜視図、 第4図は布線パレット17とピンボード22の要部の斜視
図、 第5図は布線ユニットBの要部の拡大正面図、 第6図は電線移行ユニットCの要部の拡大正面図、 第7図は圧接ユニットDの要部拡大正面図、 第8図は切断ユニットEの要部の拡大正面図、 第9図は従来の絶縁支持体100の斜視図、 第10図は従来の相互接続組立体の斜視図 第11図は従来の相互接続組立体の製造に使用する装置の
説明図である。 A……製造装置、B……布線ユニット、C……電線移行
ユニット、D……圧接ユニット、E……切断ユニット、
F1〜F3……X−Y走行手段、G……反転移し替え・移動
ロボット、1……絶縁支持体、3……圧接端子、4……
圧接板部、5……スロット、6……端子部、8,9……電
線挟持ボス、13……相互接続組立体、14……絶縁電線、
15……切断分離、17……布線パレット、18……ピン孔、
19……電線押込みリブ、21……取付基板、22……ピンボ
ード、23,23′……布線ピン、25……コイルバネ、31…
…布線ヘッド、34……揺動布線治具、35……電線引出ノ
ズル、39……プレスラム、43……供給ハンド、44……把
持子、52……圧接治具板、53……圧接刃、55……プレス
ラム、59……支持板、61……切断刃。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁支持体に一端にスロットを有する圧接
    板部を備え、他端に端子部を備えた複数の圧接端子を取
    付け、各端子のスロットに絶縁電線を圧接して所定の配
    線パターンを形成してなる相互接続組立体の製造方法に
    おいて a)出没自在の複数の布線ピンと複数の電線押込みリブ
    を備えた布線パレット上に、該布線ピン間に沿って絶縁
    電線を配索する布線工程と、 b)前記複数の圧接端子を支持すると共に複数の電線挟
    持ボスを突設した絶縁支持体を、前記布線パレットの布
    線ピン上に載せて該布線ピンを押し下げ、これにより布
    線ピンから開放された絶縁電線を前記電線挟持ボス間に
    挿入し、絶縁電線を絶縁支持体に移行させる電線移行工
    程とを 含むことを特徴とする相互接続組立体の製造方法。
  2. 【請求項2】絶縁支持体に一端にスロットを有するプレ
    ート部を備え、他端に端子部を備えた複数の圧接端子を
    取付け、各端子のスロットに絶縁電線を圧接して所定の
    配線パターンを形成してなる相互接続組立体の製造方法
    において、 a)出没自在の複数の布線ピンと複数の電線押込みリブ
    を備えた布線パレット上に、該布線ピン間に沿って絶縁
    電線を配索する布線工程と、 b)前記複数の圧接端子を支持すると共に複数の電線挟
    持ボスを突設した絶縁支持体を、前記布線パレットの布
    線ピン上に載せて該布線ピンを押し下げ、これにより布
    線ピンから開放された絶縁電線を前記電線挟持ボス間に
    挿入し、絶縁電線を絶縁支持体に移行させる電線移行工
    程と、 c)絶縁支持体に移行させた絶縁電線を各圧接端子のス
    ロットに圧入して線心と端子とを電気的に接続する圧接
    工程と、 d)圧接された絶縁電線を所定の位置で切断分離して複
    数の部分に分け、所定の配線パターンを形成する電線の
    切断工程とを 含むことを特徴とする相互接続組立体の製造方法。
  3. 【請求項3】布線工程において、絶縁電線の配索を、下
    端部に電線引出ノズルを備えてかつ布線パレットに対し
    て昇降自在の揺動布線治具を用いると共に該揺動布線治
    具または布線パレットの少なくとも一方をX−Y走行さ
    せて行なう請求項1または2の相互接続組立体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】複数のピン孔と複数の電線押込みリブを備
    え、取付基板上に適宜間隔をおいて固定した布線パレッ
    トと、前記ピン孔から出没する複数の布線ピンを備え、
    前記布線パレットと取付基板との間に上方に付勢するコ
    イルバネを介して昇降自在に設けたピンボードと、下端
    部に電線引出ノズルを有する揺動布線治具を備え、前記
    布線パレットに対して昇降自在に設けた布線ヘッドと、
    前記取付基板および布線ヘッドの少なくとも一方をX−
    Y走行させる手段とからなる布線ユニットと、 複数の圧接端子を支持すると共に複数の電線挟持ボスを
    突設した絶縁支持体を、前記布線パレットと対向して昇
    降自在に把持する手段を備え、該絶縁支持体を布線パレ
    ットの布線ピン上に載せて該布線ピンを押し下げ、布線
    ピンから開放された絶縁電線を前記電線挟持ボス間に挿
    入し、絶縁電線を絶縁支持体に移行させる電線移行ユニ
    ットとを、含むことを特徴とする相互接続組立体の製造
    装置。
  5. 【請求項5】前記布線ユニットおよび電線移行ユニット
    と共に、絶縁電線を圧接端子のスロットに圧入接続する
    手段を備えた圧接ユニットと、圧接端子に接続された絶
    縁電線を所定の位置で切断分離する手段を備え、絶縁電
    線を複数の部分に分けて所定の配線パターンを形成する
    電線の切断ユニットとを含むことを特徴とする請求項4
    の製造装置。
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