JP2503383Y2 - 搬送ベルト装置 - Google Patents

搬送ベルト装置

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JP2503383Y2
JP2503383Y2 JP1990047815U JP4781590U JP2503383Y2 JP 2503383 Y2 JP2503383 Y2 JP 2503383Y2 JP 1990047815 U JP1990047815 U JP 1990047815U JP 4781590 U JP4781590 U JP 4781590U JP 2503383 Y2 JP2503383 Y2 JP 2503383Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プロフィル付タイミングベルトに好適であ
り、搬送物を案内する部材(プロフィル)がベルト背面
に取り付けられた搬送ベルト装置に関する。
[従来の技術] 第4図及び第5図は、共にプロフィル付タイミングベ
ルトの従来例を示している。一般に、プロフィル付タイ
ミングベルトにあっては、重量の大きい搬送物をタイミ
ングベルトの背面に載せて搬送する場合、その搬送物に
よってプロフィルに大きな負荷や撃力が繰り返し作用す
るために、プロフィル自体がタイミングベルトの背面の
結合部から剥離するといった不都合がある。
第4図の場合は、プロフィル剥離への対応策として、
タイミングベルト1の背面に接合されたプロフィル2の
厚さ寸法を大きくとることで、ベルト背面に対する接合
部3の長さ及び面積が搬送方向に増し、接合部3からプ
ロフィル2が剥離するのを防止した構造である。
また、第5図の場合は、プロフィル4を図示のように
門型にして2つの脚部4a、4bを設け、各脚部4a、4bをタ
イミングベルト1の背面に接合することで、単体のプロ
フィル4の接合箇所を増やしている。これにより、重量
搬送物から受ける負荷を2つの脚部4a、4bで分担するこ
とで、プロフィル4全体の剥離を防止するものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第4図のプロフィル付タイミングベルトの場
合、プロフィル2の厚さ寸法を大きくして接合部3の長
さを搬送方向に増すことには制限がある。一般に、接合
長さは各ベルトタイプのプーリ歯数とほぼ比例関係にあ
り、それとの関係で上限寸法が規定されており、上限寸
法の一例としてHタイプ:歯数30プーリ(dp=121.28)
の場合には、その接合長さが10mm以下となっている。従
って、歯付プーリ5に巻き付けられる際にこの円周曲率
に対応して屈曲できないため、かえって接合部3から剥
離し易いといった不都合がある。
これと同様のことは、第5図についてもいえる。即
ち、プロフィル4が2つの脚部4a、4bからなっているた
めに、歯付プーリ5の円周曲率に対して脚部4a、4b間の
距離が大きく、円弧と弦との関係により、プロフィル4
自体が屈曲し難く剥離し易くなる。しかも、歯付プーリ
5に対するタイミングベルトの噛み合いを悪くし、装置
性能にも影響を与えてしまう。
第6図及び第7図に示す2つのプロフィル6、7は、
前述の不具合を解消する目的で改良された構造である。
即ち、各プロフィル6、7には倒れ防止脚6a、7aがそれ
ぞれ図示のような形状で設けられている。各倒れ防止脚
6a、7aはタイミングベルト1の背面に接合されず自由端
となっている。剛性を高めかつ接合長さを短くできると
したこの構造により、先のような歯付プーリ5の円周曲
率に対応した屈曲性といった点を一応解決することがで
きる。
しかし、これら倒れ防止脚6a、7aは搬送方向に形状が
肥大化することで、搬送物に干渉して障害となる不利な
面があり、また倒れ防止脚6a、7aによる片持ち梁構造で
あるが故に、搬送物から受ける負荷や衝撃力による剪断
力Fでもって接続部6b、7bから破断剥離し易いという問
題がある。
本考案の目的は、以上の各図にみられる従来例の不具
合を改良したものであり、プロフィルの剥離防止を念頭
において構造的にも合理的のある搬送ベルト装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案による搬送ベルト装置は、プーリ間に巻回され
た無端状タイミングベルトの背面に、複数個からなるプ
ロフィルの一群を各プロフィルの接合部がベルト歯元幅
と同一またはそれ以下の長さで接合しかつこの一群をベ
ルト長さ方向に間隔を置いて配置すると共に、各群内の
プロフィルがベルトの直線部で互いに密着し、歯付プー
リへの巻き付け部ではこの円周曲率に対応して互いに離
間するよう構成され、プロフィルの各群同士の間で搬送
物を保持して搬送するものである。
[作用] 歯付プーリが回転駆動すると、搬送方向に配列された
プロフィルの一群と一群との間に搬送物が保持されて移
動する。ベルトの直線距離間では、各群内におけるプロ
フィル同士は互いに密着した状態で搬送物を保持してい
る。また、タイミングベルトが歯付プーリに巻き付けら
れる部分では、プーリの円周曲率に沿ってベルトが屈曲
し、これに追従して各群のプロフィルは曲率に応じて密
着状態から互いに離間する。この時、搬送物は後続の一
群のプロフィルによって前方の搬出位置へ押出される。
プーリにより反転した一群のプロフィルは離間した状
態から再び密着し、ベルトの直線距離間を移動して搬入
位置に向う。
[実施例] 以下、本考案による搬送ベルト装置の実施例を図面に
基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、無端状のタイミング
ベルト10の内周面には歯11が形成され、このタイミング
ベルト10は、駆動用または従動用の歯付プーリ20の歯21
に噛合して巻回されている。タイミングベルト10の外周
背面には、図のように2個を一群とするプロフィル31、
32がそれぞれの接合部31a、32aで、ベルト歯元幅と同一
またはそれ以下の長さで接合されている。このような2
個のプロフィル31、32からなる一群の複数群がタイミン
グベルト10の長手方向全周にわたって所定の間隔を置い
て設置されている。即ち、第2図のように、搬送方向に
前後隣合う一群と一群との間に搬送物40が保持され、搬
入位置から搬出位置に向けて搬送される構成である。
プロフィル31、32としては、所要の剛性を備えている
ことは勿論、可撓性および弾性を有する材質であっても
よい。この点に関し、材質としてポリウレタンゴム、ナ
イロンまたはABS等の合成樹脂を用いることができる。
また、必要とする剛性と弾性のために、前記合成ゴム製
または合成樹脂製に替えて、金属板で形成することも可
能である。
以上の構成により、歯付プーリ20の回転駆動により運
転が開始され、搬入位置から搬送物40がタイミングベル
ト10上に担持される。第2図に示すタイミングベルト10
の直線距離間では、前後に隣合うプロフィル31、32によ
る一群と一群の間に搬送物40が保持されて搬出位置へ向
かう。この時、一群のプロフィル31、32は互いに密着し
ている。
搬出位置に到達すると、第1図のように、タイミング
ベルト10が歯付プーリ20に巻き付けられ、歯付プーリ20
の円周曲率に沿って屈曲する。このタイミングベルト10
の屈曲に伴い、先ず前方の一群のプロフィル31、32が密
着状態から開脚角度が次第に大きくなる方向に離間し、
このプロフィル31、32の開脚動作に相まって搬送物40も
搬出位置へ手放される。
搬送物40の重量に対応して、つまり搬送物40から受け
る負荷や衝撃力に対応して一群のプロフィル31、32はそ
の個数を更に増加することができる。第3図はその実施
例であり、図のようにプロフィル31、32に更にプロフィ
ル33を加えて都合3個からなるものを一群としてある。
搬送物40を搬出位置に運び終ると、タイミングベルト
10の反転により開脚されたプロフィル31、32(更に33)
は、タイミングベルト10の直線距離間で再び第2図及び
第3図のように互いに密着し、そのまま搬入位置へ向か
う。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による搬送ベルト装置
は、ベルトの直線距離間では、一群を構成する複数個の
プロフィル同士は互いに密着した状態で搬送物を保持
し、この密着集団によるプロフィルの剛性でもって重量
の大きい搬送物から受ける負荷及び衝撃力に対して十分
に対処でき、ベルトの背面からプロフィルが剥離すると
いった従来のような問題が解消される。また、タイミン
グベルトが歯付プーリに巻き付けられる部分では、プー
リの円周曲率に沿ってベルトが屈曲し、これに追従して
各群内のプロフィルは曲率に応じて密着状態から互いに
離間するといった具合に、個々のプロフィルが屈曲した
ベルトの曲率になじむ形になり、屈曲力に伴って剥離す
るといった懸念も解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による搬送ベルト装置の実施例を示
し、第2図および第3図は一群を構成する複数のプロフ
ィルの異る2つの形態の実施例を示す側面図である。第
4図〜第7図はいずれも従来のプロフィルの形状を示す
側面図である。 [符号の説明] 10…タイミングベルト 20…歯付プーリ 20…プロフィール(搬送案内部材) 31〜33…プロフィル 40…搬送物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プーリ間に巻回された無端状タイミングベ
    ルトの背面に、複数個からなるプロフィルの一群を各プ
    ロフィルの接合部がベルト歯元幅と同一またはそれ以下
    の長さで接合しかつこの一群をベルト長さ方向に間隔を
    置いて配置すると共に、各群内のプロフィルがベルトの
    直線部で互いに密着し、歯付プーリへの巻き付け部では
    この円周曲率に対応して互いに離間するよう構成され、
    プロフィルの各群同士の間で搬送物を保持して搬送せし
    めるようにした搬送ベルト装置。 (1)記載の搬送ベルト装置。
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