JP2500002B2 - 重ね合わせ抵抗溶接機 - Google Patents

重ね合わせ抵抗溶接機

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JP2500002B2 JP4005784A JP578492A JP2500002B2 JP 2500002 B2 JP2500002 B2 JP 2500002B2 JP 4005784 A JP4005784 A JP 4005784A JP 578492 A JP578492 A JP 578492A JP 2500002 B2 JP2500002 B2 JP 2500002B2
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幸平 竹沢
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼板を連続生産する
プロセスラインの重ね合わせ抵抗溶接機に関するもので
あり、とくに、それぞれの駆動手段の駆動速度をコント
ロールすることによって、溶接およびその溶接部の圧延
を常に適正にするのに有利に用いられる抵抗溶接機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板を処理する連続ラインにおいては、
一般に、鋼板は一定の巻径のコイル材として前工程から
供給されるため、先行コイルの後端部と、後行コイルの
後端部とを溶接接合する作業が必要になる。そこで、鋼
板の連続処理ラインの入側設備は、その溶接作業を行う
ための設備で構成される。
【0003】図1,2はそれぞれ、その入側設備の主要
構成部分としての、従来の重ね合わせ抵抗溶接機を、一
部を除去して例示する部分断側面図および正面図であ
る。図中1はベースフレームを、2は、ベースフレーム
上に配置されて、正面形状がほぼC字状をなすキャリッ
ジをそれぞれ示し、このキャリッジ2は、ベースフレー
ム上に敷設したレール3によって、それのベースフレー
ム1に対する往復運動を案内される。
【0004】ところで、キャリッジ2の、ベースフレー
ム1に対する往復運動は、図3に要部を平面図で示すと
ころから明らかなように、一端をベースフレーム1に、
そして他端をキャリッジ2にそれぞれ固定したトラバー
スシリンダ4の油圧作動に基づいて行われる。従って、
キャリッジ2の往復運動速度は、トラバースシリンダ4
への供給油量によって制御することができる。
【0005】また、C字状をなすキャリッジ2には、図
2に示すように、剪断装置5、抵抗溶接装置6および圧
延装置7を、その一方側から他方側に向けて相互に隣接
させて順次に配設する。
【0006】ここで、剪断装置5は、それぞれ二枚づつ
の剪断上刃8および剪断下刃9と、剪断上刃8の昇降作
動をもたらす油圧シリンダ10とを具え、抵抗溶接装置6
は、上下一枚づつの電極輪11, 12と、上電極輪11の昇降
作動をもたらす圧下シリンダ13と、それぞれの電極輪1
1, 12の、図示しない回転駆動手段とを具える。また、
圧延装置7は、上下のプラニッシュロール14, 15と、上
プラニッシュロール14の圧下シリンダ16と、両プラニッ
シュロール14, 15の、図示しない回転駆動手段とを具え
る。
【0007】さらに、キャリッジ2に対して、鋼板の入
側に隣接する装置部分には、図1に示すように、入側上
クランプ17および入側下クランプ18をそれぞれ配設する
とともに、それらの両クランプ間に入側センタークラン
プ19を配設し、入側上クランプ17および入側センターク
ランプ19のそれぞれを、それらの昇降運動をもたらすそ
れぞれの油圧シリンダ20, 21に連結する。
【0008】なお図中22は、これらのそれぞれのクラン
プ17, 18, 19および油圧シリンダ20, 21を乗せて、それ
らを紙面と直交する方向に変位させるクロスアジャスト
装置を示し、23は、クロスアジャスト装置上で、上記ク
ランプおよび油圧シリンダのそれぞれを直接的に支持す
るとともに、それらを、抵抗溶接装置6に対して一体的
に接近および離隔させるインデックス装置を示す。
【0009】また24は、上側の鋼板の、入側上クランプ
17と入側センタークランプ19との間への進入を案内する
上パス入側ガイドを、そして25は、上側の鋼板の、入側
下クランプ18と入側センタークランプ19との間への進入
を案内する下パス入側ガイドをそれぞれ示し、26, 27は
それぞれ、上パス入側デフロールおよび下パス入側デフ
ロールを示す。
【0010】この一方において、キャリッジ2の出側に
隣接する装置部分には、出側上クランプ28および出側下
クランプ29をそれぞれ配設し、そして、出側上クランプ
28を、それの昇降作動をもたらす油圧シリンダ30に連結
する。ここで、図中31は、出側ガイドロールを示す。
【0011】ここにおいて、上下のそれぞれの電極輪1
1, 12の駆動機構は、図4に下電極輪12のそれを例にと
って、部分断面平面図で示すように、電極フレーム32に
軸受支持した電極輪12を、二段の減速歯車対33, 34を介
して駆動モータ35に連結することにより構成することが
でき、その駆動モータ35の速度コントロールは、動力源
としてのエアーの、駆動モータ35への供給量を調整する
ことによって行うことができる。
【0012】そして、プラニッシュロール14, 15の駆動
機構は、図5に下プラニッシュロール15のそれを例にと
って断面図で示すように、プラニッシュフレーム36に、
その下プラニッシュロール15とともに軸受支持されて、
下プラニッシュロール15と一体的に回転する一段歯車37
を、それと噛合する二段歯車38を介して駆動モータ39に
連結することによって構成することができ、ここでの駆
動モータ39の速度コントロールは、圧油の流量を調整す
ることにより行われる。
【0013】以上のような構成を有する重ね合わせ抵抗
溶接機による先行鋼板の後端部と、後行鋼板の先端部と
の溶接作業に際しては、はじめに、図6(a) に例示する
ように、後行鋼板としての上パス鋼板40の先端部分を、
入側センタークランプ19の上昇作動に基づいて、それと
入側上クランプ17との間にクランプし、そして、先行鋼
板としての下パス鋼板41の停止後に、図6(b) に示すよ
うに、入側上クランプ17および出側上クランプ28のそれ
ぞれの下降作動によって、下パス鋼板41を、入側下クラ
ンプ18と入側センタークランプ19との間、および出側上
クランプ28と出側下クランプ29との間にそれぞれクラン
プする。
【0014】次いで、溶接機に設けた剪断装置5の作用
下で、剪断下刃9に対して剪断上刃8を下降させて、上
パス鋼板40の先端部と、下パス鋼板41の後端部とをそれ
ぞれ切断して、各鋼板40, 41の、それぞれのクランプか
らの突出長さを一定に揃える。
【0015】その後は、図6(c) に示すように、入側上
クランプ17を、それと入側センタークランプ19との間に
上パス鋼板40をクランプしたまま上昇させ、かかる状態
で、入側下クランプ18と入側センタークランプ19との間
に存在する下パス鋼板41を、それの繰出し方向へ移送す
る。
【0016】そしてさらに、入側上クランプ17を再び下
降させて、入側センタークランプ19を入側下クランプ18
に直接的に当接させ、引き続いて、図1に示すインデッ
クス装置23を、それがストッパに当接するまで溶接装置
側へシフトさせて、上パス鋼板40の先端と、下パス鋼板
41の後端とを所定の重ね代をもって相互にオーパラップ
させる。
【0017】その後は、図6(d) に示すように、上電極
輪11を下降させて、両鋼板40, 41のオーパラップ部分を
両電極輪間に所定の力でクランプし、それらの両電極1
1, 12への通電と併せてそれらの回転駆動を行い、同時
に、図3に示すトラバースシリンダ4の作用下で、両電
極輪11, 12を鋼板40, 41の一側端から他側端まで移動さ
せて、それらの両鋼板40, 41の溶接接合を実現する。
【0018】ところで、トラバースシリンダ4による、
上下の電極輪11, 12のこのような移動は、抵抗溶接装置
6に隣接させて設けた圧延装置7の同時移動を果たすこ
とになり、この場合に、上下のプラニッシュロール14,
15は、上プラニッシュロール14の下降状態で、鋼板40,
41の溶接部分の圧下をもたらすとともに、それらの回転
駆動下で、鋼板40, 41の一側端から他側端まで移動し、
この結果として、溶接部分は、溶接の直後に圧延されて
脹らみのないフラットな溶接部とされる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ともに回転
駆動される電極輪11, 12およびプラニッシュロール14,1
5が、トラバースシリンダ4によって鋼板の一側端から
他側端へ走行駆動される既知のこの種のマッシュシーム
溶接機にあっては、電極輪11, 12およびプラニッシュロ
ール14, 15のそれぞれの周速が、それらの、ひいてはキ
ャリッジ2の走行速度と一致しなくなる場合がしばしば
生じ、電極輪11, 12の周速が走行速度と一致しなくなっ
た場合には、図7(a) に示すように、鋼板40, 41の未溶
接部にバックリングに起因する鋼板離れが発生して溶接
が不能となり、また、プラニッシュロール14, 15の周速
が走行速度と一致しなくなった場合には、図7(b) に示
すように、鋼板溶接部42がプラニッシュロール14, 15に
よって引きちぎられることによるいわゆるぞうり虫43を
発生することになるという問題があった。
【0020】ここで、電極輪11, 12およびプラニッシュ
ロール14, 15の周速と、それらの走行速度とが一致しな
くなる、より正確には、相互に一定の速度関係を維持し
得なくなるのは、それぞれの速度が、溶接時の各種の条
件によって変化するためであり、たとえば、それらの各
駆動装置の動力源である加圧空気および圧油の流量が、
圧力変動、粘度変化などによって変化することに起因し
て、それらの速度の不一致が生じる。
【0021】したがって、従来は、圧力が変動した場合
および、とくに油の粘度が変化した場合には、それぞれ
の空圧および油圧回路の流量制御弁を、作業者の操作に
よってその都度調整するかまたは、動力源の条件が整う
まで作業の開始を待機することを余儀なくされていた。
【0022】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、作業者の操作による
流量制御弁の調整の必要なしに、しかも、動力源が所定
の条件に達するまで作業の開始を待機する必要なしに、
電極輪およびプラニッシュロールの周速と、それらの走
行速度とを高い精度で、一定の速度関係に自動的に一致
させることができる重ね合わせ抵抗溶接機を提供するに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明の重ね合わせ抵
抗溶接機は、進退駆動手段、たとえばトラバースシリン
ダを設けるとともに、このトラバースシリンダによって
ベースフレーム上で往復運動されるキャリッジを設け、
このキャリッジに、たとえば上下方向で相互に接近およ
び離隔する方向に相対変化される二個一対の電極輪と、
各電極輪の回転駆動手段とを設ける他、それらの電極輪
に隣接して位置し、これもたとえば上下方向で相互に接
近および離隔する方向に相対変位されるプラニッシュロ
ールと、各プラニッシュロールの回転駆動手段とを設け
たところにおいて、キャリッジの移動速度を検出するセ
ンサーと、電極輪の周速を検出するセンサーと、プラニ
ッシュロールの周速を検出するセンサーとを設けるとと
もに、それらの各センサーの検出結果に基づいて、各駆
動手段の駆動速度をコントロールする制御手段を設け
かつ、それぞれの駆動手段を流体作動の駆動手段とし、
これらの各駆動手段に、前記制御手段からの指令によっ
て開度を変更する流量調整弁を接続したものである。
【0024】
【0025】ここで好ましくは、プラニッシュロールの
回転駆動手段を油圧モータとし、この油圧モータに接続
した油圧回路に油温制御装置を設け、より好適には、そ
の油温制御装置を、前述した制御手段と、この制御手段
からの指令に基づいて、油タンク内の油を冷却する冷却
管路および、少なくとも、前記油圧モータの近傍部分で
油を加熱する電熱ヒータと、制御手段に接続したそれぞ
れの温度センサーとで構成する。
【0026】
【作用】この発明の重ね合わせ抵抗溶接機では、キャリ
ッジの速度センサー、電極輪の周速センサーおよびプラ
ニッシュロールの周速センサーのそれぞれの検出信号を
制御手段に常時入力するとともに、その検出結果に基づ
いて制御手段から各駆動手段へ速度制御信号をフィード
バックして、それぞれの駆動手段の駆動速度をコントロ
ールすることにより、キャリッジの走行速度、電極輪お
よびプラニッシュロールの周速のそれぞれを常に一定の
速度関係に維持することができ、従って、その一定の速
度関係が崩れることに起因する不都合をほぼ完全に取除
くことができる。
【0027】なおここで、それぞれの駆動手段を流体作
動の駆動手段とし、これらの各駆動手段の駆動速度を、
流量調整弁の開度を変更することによってコントロール
する場合には、既存設備に対する改良変更を極力少なく
して設備コストを十分低く抑えることができる。
【0028】そしてさらに、上述したところに加えて、
プラニッシュロール用の油圧回路に油温制御装置を設け
て作動油の粘度を調整した場合には、とくには作動油の
粘度変化に起因する、プラニッシュロールの周速変化を
効果的に防止することができる。
【0029】ところで同様の油温制御を、キャリッジの
進退駆動手段としてのトラバースシリンダの油圧系につ
いても行った場合は、作動油の粘度の影響をより十分に
取除くことができ、これらのことに併せて、供給油圧お
よび供給空圧の制御をも行った場合には、それぞれの速
度をより一層正確に所定の関係に維持することができ
る。
【0030】
【実施例】図8,9および10は、それぞれの速度センサ
ーの取付例を示す図であり、図8は、トラバースシリン
ダの作動に基づくキャリッジ2の走行速度を検出すべ
く、ベースフレーム1に走行速度センサー111 を設け、
その速度センサー111 に設けたピニオン112 を、キャリ
ッジ2に取付けたラック113 に噛合させたものである。
【0031】また、図9は、加圧空気を動力源とする駆
動モータ35によって回転駆動される電極輪12の周速検知
のために、中間軸114 に設けた歯車33a に、回転速度セ
ンサー115 の図示しないピニオンを噛合させたものであ
り、図10は、油圧作動の駆動モータ39によって駆動され
るプラニッシュロール15のための回転速度センサー116
を、モータ39の出力軸にカップリング117 を介して連結
したものである。
【0032】このようにして、それぞれの速度センサー
111, 115, 116 を設けることにより、キャリッジ2の走
行速度、電極輪12の周速およびプラニッシュロール15の
周速を常に正確に計測することができる。
【0033】図11は、トラバースシリンダの駆動油圧系
を示す回路図であり、ここでは、復動型シリンダとした
トラバースシリンダ4のロッド測室4aおよびピストン測
室4bのそれぞれを、それぞれのパイロット操作チェック
弁118 を介して方向切換弁119 に接続するとともに、そ
の方向切換弁119 を、油圧供給側では、減圧弁120 を介
して図示しない油圧供給源に、また、油圧排出側では比
例電磁式流量制御弁121 を介してドレンタンクにそれぞ
れ接続する。
【0034】そしてさらには、減圧弁120 および比例電
磁式流量制御弁121 のそれぞれを、前述したそれぞれの
速度センサー111, 115, 116 からの速度信号を入力する
制御手段122 に接続して、供給油圧および排出油量のそ
れぞれのコントロールを可能ならしめる。なお図中123
は、制御手段122 の電源コードを示す。
【0035】図12は、電極輪の駆動空圧系を示す回路図
であり、この例では、加圧空気供給源を、圧力スイッチ
124 および減圧弁125 を順次に介して方向切替弁126 に
接続するとともに、その方向切替弁126 を、二本の分岐
路をもって、それぞれのルブリケータ127 および比例電
磁式流量制御弁128 を介してそれぞれの電極輪駆動モー
タ35に接続する。
【0036】またここでは、圧力スイッチ124 の上流側
に、フィルター129 を介してストップバルブ130 および
逆止弁131 をそれぞれ配設するとともに、それらのスト
ップバルブ130 と逆止弁131 との間に、他のストップバ
ルブ132 および逆止弁133 を介して昇圧ポンプ134 を接
続する。
【0037】そしてここでもまた、制御手段122 を、比
例電磁式流量制御弁128 および昇圧ポンプ134 に接続し
て、それぞれ供給空気量および供給空圧のコントロール
を可能ならしめる。
【0038】図13は、プラニッシュロールの駆動油圧系
を示す回路図である。ここでは、油タンク135 に接続し
た油圧の供給系に、相互に並列に位置する二個の油圧ポ
ンプ136 を配設するとともに、これらの油圧ポンプ136
を、減圧弁137 を介して二個のそれぞれの方向切換弁13
8 に接続し、そして、これらの各方向切換弁138 を、プ
ラニッシュロールの各駆動モータ39に接続する。
【0039】またここでは、油圧ポンプ136 の下流側
に、圧力スイッチ139 を介してアキュムレータ140 を接
続するとともに、それぞれの方向切換弁138 の手前側位
置に、他のそれぞれの減圧弁141 を介装する。
【0040】この一方において、油圧の排出系ではそれ
ぞれの方向切換弁138 を、それぞれの比例電磁式流量制
御弁142 を介して油タンク135 に接続する。そしてさら
には、制御手段122 を、それぞれの油圧ポンプ136 、圧
力スイッチ139 および減圧弁137 のそれぞれに接続して
供給圧力のコントロールを可能とし、また、その制御手
段122 を比例電磁式流量制御弁142 にも接続することに
よって、排出油量、ひいては供給油量のコントロールを
可能ならしめる。
【0041】ところで、この例では上述したところに加
えて、油タンク内に冷却管路143 を配設して、その冷却
管路143 を、冷却水オン・オフバルブ144 を介して冷却
水供給管路145 に接続するとともに、その油タンク内に
温度センサー146 を配置し、この温度センサー146 およ
び冷却水オン・オフバルブ144 のそれぞれを制御手段12
2 に接続する。
【0042】従って、冷却管路143 は、制御手段122 か
らの指令に基づいて油タンク内の油を所要の温度に冷却
することができ、このことによってタンク内の油の粘度
を適宜に高めることができる。
【0043】そしてさらには、制御手段122 を、駆動モ
ータ39の近傍部分で、油圧供給管路に沿わせて配置した
電極ヒータ147 に接続するとともに、これもまた油圧供
給管路に沿わせて配置した温度センサー148 にも接続す
ることによって、駆動モータ39に供給される圧油の温
度、ひいては、その圧油の粘度の調整を可能ならしめ
る。
【0044】なお、ここにおけるこのような油温制御装
置、すなわち、制御手段122 と、冷却管路143 と、電熱
ヒータ147 と、温度センサー146, 148とからなる油温制
御装置は、図11に示す、トラバースシリンダの駆動油圧
系にも同様に設けることができ、また、電熱ヒータ147
を油圧供給系のほぼ全長にわたって設けることもでき
る。
【0045】以上のように構成してなる重ね合わせ抵抗
溶接装置により、キャリッジ2の走行運動に伴って、電
極輪11, 12およびプラニッシュロール14, 15のそれぞれ
を機能させる場合には、制御手段122 からの指令に基づ
いて、油温の自動コントロールと、供給圧力の自動コン
トロールとをそれぞれ独立して行い、その上で、図14に
ブロック線図で示すように、キャリッジ2の走行速度を
速度センサー111 、電極輪11, 12の周速を回転速度セン
サー115 でそして、プラニッシュロール14, 15の周速を
回転速度センサー116 でそれぞれ検知するとともに、こ
れらの検知結果を制御手段122 に常時入力する。
【0046】制御手段122 では、それらのそれぞれの検
知結果を設定値と比較して、検知結果と設定値との間に
差がある場合に、対応する流量制御弁に、流量の増加も
しくは減少信号を出力して、トラバースシリンダ4、電
極輪駆動モータ35およびプラニッシュロール駆動モータ
39の少なくとも一つの増速もしくは減速をもたらして、
各速度を設定値に正確に一致させる。
【0047】従って、これらのことによれば、キャリッ
ジ2の走行速度、電極輪11, 12の周速およびプラニッシ
ュロール14, 15の周速が、相対的にも絶対的にも変化す
ることがなく、常に適正な抵抗溶接および、それに続く
圧延が行われることになる。
【0048】これらのことを以下により具体的に説明す
る。まずは、制御手段122 に、各制御項目を最も安定な
状態の値にセットする。たとえば、油圧90kg/cm2、空圧
を4kg/cm2、キャリッジ2の走行速度を15m/min 、電極
輪11, 12の周速を15m/min 、プラニッシュロール14, 15
の周速を17〜20m/min にセットする。
【0049】なお、プラニッシュロール14, 15の周速
は、電極輪11, 12の周速に対して、1.1 〜1.3 倍とする
ことが、鋼板な適正な張力を与える上で好ましい。
【0050】そして、装置の作動に当って、制御項目に
セット値との相違がある場合、たとえば油温が高い場合
は、冷却水オン・オフバルブ144 を開放し、冷却管路14
3 に冷却水を通して油タンク内の油を冷却する。ここ
で、油温は、温度センサー146によって制御手段122 に
フィードバックされる。
【0051】一方、油温が低い場合には、電熱ヒータ14
7 をオンして油圧供給管路内の油温を高める。なおこの
ときの油温は、温度センサー148 によって制御手段122
にフィードバックされる。
【0052】また、供給空気圧力が低い場合には、昇圧
ポンプ134 を起動させて空圧配管内の圧力を高め、それ
が所定の圧力になるとそのポンプ134 を停止させる。
【0053】そしてまた、供給油圧が低い場合には、油
圧ポンプ136 の機能を高めて管内油圧を所定の圧力とす
る。
【0054】このようにして、走行速度および周速に影
響を与える動力源側の条件を整える自動制御が継続して
行われる。
【0055】次いで、装置が作動されると、図14につい
て述べたように、それぞれの速度センサー111, 115, 11
6 から速度信号が制御手段122 に入力され、その制御手
段122 は、それぞれの駆動速度を設定値に一致させるべ
く、各駆動系の流量制御弁121, 128, 142 に流量調整信
号を出力する。
【0056】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、装置の作
動中における、キャリッジの走行速度ならびに電極輪お
よびプラニッシュロールのそれぞれの周速が設定値とな
るように自動制御することにより、電極輪の周速が走行
速度に一致しなくなった場合の未溶接部のバックリング
現象の発生および、プラニッシュロール周速が走行速度
に一致しなくなった場合の、溶接部がぞうり虫になって
引きちぎられる現象の発生を完全に防止することができ
る。しかもこの装置では、各動力源のエネルギー供給条
件が変わった場合でも、その都度駆動速度を調整した
り、条件が整うまで操業を待ったりする必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマッシュシーム溶接機を例示する部分断
面側面図である。
【図2】図1に示す装置の正面図である。
【図3】図1に示す装置の要部を示す平面図である。
【図4】電極輪の駆動機構を示す部分断面平面図であ
る。
【図5】プラニッシュロールの駆動機構を示す断面図で
ある。
【図6】マッシュシーム溶接機の作動を示す工程図であ
る。
【図7】溶接不良の発生例を示す斜視図である。
【図8】この発明に係る走行速度センサーの取付例を示
す部分断面側面図である。
【図9】電極輪の速度センサーの取付例を示す図であ
る。
【図10】プラニッシュロールの速度センサーの取付例
を示す図である。
【図11】トラバースシリンダの駆動油圧系を示す回路
図である。
【図12】電極輪の駆動油圧系を示す回路図である。
【図13】プラニッシュロールの駆動油圧系を示す回路
図である。
【図14】この発明の制御系を例示するブロック線図で
ある。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 キャッジ 4 トラバースシリンダ 5 剪断装置 6 抵抗溶接装置 7 圧延装置 11, 12 電極輪 13, 16 圧下シリンダ 14, 15 プラニッシュロール 35 電極輪駆動モータ 39 プラニッシュロール駆動モータ 40 上パス鋼板 41 下パス鋼板 111 走行速度センサー 115 電極輪回転速度センサー 116 プラニッシュロール回転速度センサー 119, 126, 138 方向切換弁 121, 128, 142 比例電磁式流量制御弁 122 制御手段 134 昇圧ポンプ 135 油タンク 136 油圧ポンプ 143 冷却管路 144 冷却水オン・オフバルブ 146, 148 温度センサー 147 電熱ヒータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進退駆動手段と、この進退駆動手段によ
    り作動されるキャリッジと、キャリッジに取付けられ
    て、相互に接近および離隔する方向に相対変位される二
    個一対の電極輪と、それぞれの電極輪の回転駆動手段
    と、これもまたキャリッジに取付けられて、前記電極輪
    に隣接して位置するとともに、相互に接近および離隔す
    る方向に相対変位される二個一対のプラニッシュロール
    と、それぞれのプラニッシュロールの回転駆動手段とを
    具える重ね合わせ抵抗溶接機であって、 キャリッジの移動速度を検出するセンサー、電極輪の周
    速を検出するセンサーおよび、プラニッシュロールの周
    速を検出するセンサーのそれぞれを設けるとともに、こ
    れらの各センサーの検出結果に基づいて、各駆動手段の
    駆動速度をコントロールする制御手段を設け、 それぞれの駆動手段を、流体作動の駆動手段とし、これ
    らの各駆動手段に、前記制御手段からの指令によって開
    度を変更する流量調整弁を接続してなる重ね合わせ抵抗
    溶接機。
  2. 【請求項2】 プラニッシュロールの回転駆動手段を油
    圧モータとし、この油圧モータに接続した油圧回路に油
    温制御装置を設けてなる請求項1記載の重ね合わせ抵抗
    溶接機。
  3. 【請求項3】 油温制御装置を、前記制御手段と、この
    制御手段からの指令に基づいて、油タンク内の油を冷却
    する冷却管路および、少なくとも、前記油圧モータの近
    傍部分で油を加熱する電熱ヒータと、制御手段に接続し
    たそれぞれの温度センサーとで構成してなる請求項
    載の重ね合わせ抵抗溶接機。
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