JP2025533712A - 根管洗浄装置 - Google Patents

根管洗浄装置

Info

Publication number
JP2025533712A
JP2025533712A JP2024575471A JP2024575471A JP2025533712A JP 2025533712 A JP2025533712 A JP 2025533712A JP 2024575471 A JP2024575471 A JP 2024575471A JP 2024575471 A JP2024575471 A JP 2024575471A JP 2025533712 A JP2025533712 A JP 2025533712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
root canal
irrigation
cooling water
sound pressure
handpiece housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2024575471A
Other languages
English (en)
Inventor
ホ ヨン キム
ウォン ジョン キム
リョル パク
ウォン ジュン ソン
ミン ス チェ
ジェ ドク ソ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SNU R&DB Foundation
Sogang University Research Foundation
Dental Hospital Seoul National University
Original Assignee
Seoul National University R&DB Foundation
Sogang University Research Foundation
Dental Hospital Seoul National University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seoul National University R&DB Foundation, Sogang University Research Foundation, Dental Hospital Seoul National University filed Critical Seoul National University R&DB Foundation
Publication of JP2025533712A publication Critical patent/JP2025533712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/02Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
    • A61C1/07Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with vibratory drive, e.g. ultrasonic waves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/02Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/02Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication
    • A61C17/0202Hand-pieces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/02Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication
    • A61C17/028Rinsing or air-blowing devices, e.g. using fluid jets or comprising liquid medication with intermittent liquid flow
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/20Power-driven cleaning or polishing devices using ultrasonic waves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/40Implements for surgical treatment of the roots or nerves of the teeth; Nerve needles; Methods or instruments for medication of the roots

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

本発明の一実施例に係る根管洗浄装置は、電力の印加によって動作する音圧発生装置と;前記音圧発生装置を収容するハンドピースハウジングと;前記ハンドピースハウジングの内部に形成される冷却水通路と;前記ハンドピースハウジングに形成された前記冷却水通路と連通する冷却水注入口と;前記ハンドピースハウジングに設置される洗浄液ノズルと;を含む。前記音圧発生装置によって冷却水に印加される超音波音圧が洗浄液に伝達され、伝達された超音波音圧によって洗浄液内で蒸気気泡が発生し、前記蒸気気泡が洗浄液と共に治療対象歯に作用し、根管を始めとした歯の内部の洗浄対象物を除去する。前記洗浄液は、degassed liquid(脱気液)である。

Description

本発明は、根管洗浄装置に関する。
1967年、Kakeyash等が、最初に歯髄炎の主な原因が細菌であることを無菌ネズミで証明して以来、根管の内部で群落をなす細菌であるバイオフィルム及び壊死組織が炎症反応の主な原因であることが明らかになった。成功的な神経治療のためには、根管内に存在する上記のような細菌及び壊死組織を完壁に除去することが必須である。
根管の治療過程は、大きく分けて、根管形成、根管洗浄、及び根管充填の3つの段階からなる。本発明は、これらのうち2番目の段階である根管洗浄に使用される装置に関する。
根管洗浄は、エンドファイル(endo file)を用いて腐った神経を1次的に除去した後で行われ、感染微生物の除去に必須であるので、神経治療の成功に大きな影響を及ぼす重要な過程である。
従来技術の根管洗浄装置のうち、歯の根管内に洗浄液を充填し、超音波を発振するチップ(tip)を挿入し、根管を洗浄する装置であるPUI(passive ultrasonic irrigation)が知られているが、この装置は、根管にチップを挿入するために根管拡張が必要であり、湾曲が激しい根管の場合は、チップを挿入しにくいという問題を有している。
上記で説明した従来技術の根管洗浄装置以外にも、本発明者等は、本発明に至るまで根管洗浄装置分野で有力な研究者等の多数の特許と論文を検討した。そのうち、代表的に、米国のソネンド社(Sonendo,Inc.)の米国登録特許第8,753,121B2号(以下、「‘121特許」という)とUS10,420,630B2(以下、「‘630特許」という)の技術を紹介することにする。米国のソネンド社の上記の米国登録特許の各技術は、前記PUI装置の場合と異なり、根管洗浄時に洗浄装置を根管に直接挿入しなくてもよいという特徴を有する。これによって、チップが折れるなどの問題が発生することなく、1回の施術で多根管の同時洗浄が可能であるという利点がある。このような従来のPUI装置よりも有利な効果は、米国のソネンド社の上記の米国登録特許の各技術のみならず、本発明によっても共通的に達成されている。
まず、‘121特許の代表図面を本明細書に図1として添付する。この米国登録特許は、根管を洗浄する際、リキッドジェット(liquid jet)という非常に高速且つ高圧で噴射された洗浄液を使用することを1次的な特徴とする。明細書の記載によると、リキッドジェットは、高圧ポンプシステムによって噴射される高速・高圧の流体を称する。図1で図面符号60によって指示され、直線で歯の内部表面を打撃するように示したものがリキッドジェットである。明細書の記載では、圧力が7,000psi(約48,263kPa)以上で、速度が50m/s以上である条件を満足しなければならない。このような高速・高圧の噴射液を使用する理由を大きく二つに分けると、1番目の理由は、蒸気気泡(vapor bubble)を発生させるためであり、2番目の理由は、リキッドジェットを歯の内部の硬い組織である象牙質に衝突させる過程で音波(acoustic wave)を発生させるためである。蒸気気泡と音波は、根管洗浄時、除去対象であるバイオフィルム及び/又は壊死組織の分離を促進する。ところが、このようなリキッドジェットを使用する従来技術では、リキッドジェットの高速・高圧による問題が発生する。リキッドジェットは非常に高速・高圧であるので、根管の内部に直接向かう場合に安全上の問題を発生させる。このようにリキッドジェットが根管の内部に直接向かう場合に安全上の問題を起こすが、口腔内の他の軟組織に接触する場合にはさらに大きな安全上の問題をもたらし得る。よって、この技術では、図1に示したように、リキッドジェットを必ず歯の壁における象牙質の硬組織に反射させた後、反射された洗浄液を根管の内部に導入させている。このような技術で根管洗浄を実施する際、リキッドジェットの正確な照準が難しいので、熟練度に劣る施術者には施術の負担を与えるという問題も同時に発生する。よって、米国のソネンド社の‘121特許に開示されたリキッドジェットを洗浄治療に使用するためには、安全上の問題を解決するための追加の構造が必要である。このような構造に関する特許として、‘121特許の改良特許である’630特許に開示された事項を検討することにする。‘630特許の代表図面を図2として添付する。
図2に開示されたように、‘630特許では、図面符号100によって指示されるガイドチューブに沿ってリキッドジェット60が案内され、最終的には、衝突部材(impingement member)と命名された末端部の構成要素(図面符号110によって指示される)にリキッドジェット60が衝突した後、広がる水柱を根管の内部に導入させている。このような措置を施行する理由に対して、‘630特許の明細書は下記のように記載している。
「Embodiments of the guide tube 100 which include an impingement member 110 may reduce or prevent possible damage that may be caused by the jet during certain dental treatments.For example,use of the impingement member 110 may reduce the likelihood that the jet may undesirably cut tissue or propagate into the root canal spaces 30(which may undesirably pressurize the canal spaces in some cases).」
‘630特許明細書の上記の引用された部分は、リキッドジェットの使用によって発生する問題、すなわち、患者の損傷(damage)に対して記載しており、組織を切断(cut tissue)するか、根管内部の圧力を、安全上の問題をもたらす程度に高くするという問題を解決するために導入された構成要素であって、衝突部材110の機能に対して説明している。この衝突部材110が‘630特許の核心である。
本発明者等は、以上記述した米国のソネンド社の各特許で言及した従来技術の洗浄装置の問題を次のように把握した。まず、前記米国特許で言及した程度の高速・高圧流体の発生のためには特殊な高圧ポンプが使用されなければならない。併せて、ポンプなどの高圧発生ユニットのみならず、このような高圧の流体が流動する流体チューブなどの流体通路の耐久性が特別なレベルで管理されなければならない。また、‘603特許に紹介した衝突部材などの追加的な構成要素が必要である。これは、結局、洗浄治療のための装備の構造を複雑にし、装備の生産原価を上昇させる。さらに、高速・高圧のリキッドジェットを使用する以上は、上記で言及した安全上の問題、すなわち、患者の口腔内の組織を切断するか、根管内の圧力を過度に高くするという問題を根本的に解決できない。
このような問題を把握した後、本発明者等は、上記の米国登録特許で使用する高速・高圧の洗浄液よりも相対的に低速・低圧の洗浄液を使用しながらも洗浄効率を極大化できる装置の開発必要性を痛感し、研究開発に努力を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
本発明は、根管に対する洗浄治療を実施する際、根管拡張が必要でなく、湾曲が激しい根管の場合にも容易に洗浄を実施することができ、根管に洗浄装置を直接挿入しなくても洗浄を実施できるので、チップが折れるという問題が発生することなく、1回の施術で多根管の同時洗浄が可能な洗浄装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、根管洗浄のために高速・高圧のリキッドジェットを使用する従来技術に比べて低速・低圧で洗浄液を噴射しながらも、洗浄効果を極大化できる洗浄装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、洗浄液を低速・低圧で噴射し、洗浄液としてdegassed liquid(脱気液、当業界で「degassed liquid」という用語の使用が一般的であるので、以下では、英語の用語であるdegassed liquidを日本語の用語と併記して使用するか、又は単独で使用する)を使用する環境でも効果的に蒸気気泡を発生できる超音波振動構造を含む洗浄装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、超音波振動を歯の内部に容易に伝達できる構造の洗浄装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、degassed liquid(脱気液)を使用した場合にも発生を完全に防止できないガス気泡(gas bubble)が根管通路を塞ぐことを防止できる洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施例に係る根管洗浄装置は、電力の印加によって動作する音圧発生装置と;前記音圧発生装置を収容するハンドピースハウジングと;前記ハンドピースハウジングの内部に形成される冷却水通路と;前記ハンドピースハウジングに形成された前記冷却水通路と連通する冷却水注入口と;前記ハンドピースハウジングに設置される洗浄液ノズルと;を含む。前記音圧発生装置によって冷却水に印加される超音波音圧が洗浄液に伝達され、伝達された超音波音圧によって洗浄液内で蒸気気泡が発生し、前記蒸気気泡が洗浄液と共に治療対象歯に作用し、根管を始めとした歯の内部の洗浄対象物を除去する。前記洗浄液は、degassed liquidである。
前記冷却水は、前記音圧発生装置を冷却させ、前記冷却水としてもdegassed liquidが使用され得る。
前記音圧発生装置は、電力の印加によって振動する振動子と、前記振動子に連結されて振動し、直線に延長する形状の振動ホーンとを含む。
前記洗浄液ノズルによって根管内で形成される噴射流動が根管通路を塞ぐガス気泡及び/又は根管から離脱した汚染物質を根管の外部に排出する。
前記ハンドピースハウジングは、端部で折れた形状を有し、この折れた部分に音響リフレクタが設置され、前記振動ホーンによって冷却水に印加される超音波が前記音響リフレクタによって反射される。
前記音響リフレクタは、振動ホーンの断面を基準にして所定角度だけ傾斜して配置される。
前記ハンドピースハウジングの上部面に気泡捕集空間が形成され、前記気泡捕集空間には、音響リフレクタ付近に集まる各気泡が浮力によって浮び上がって捕集される。
前記洗浄液ノズルの長さは、根管洗浄時に歯の根管窩洞(access cavity)に洗浄液を噴射するように設定され得る。
その他にも、追加的な構成が本発明に係る洗浄装置にさらに含まれ得る。
本発明によると、根管に対する洗浄治療を実施する際、根管拡張が必要でなく、湾曲が激しい根管の場合にも容易に洗浄を実施することができ、根管に洗浄装置を直接挿入しなくても洗浄を実施できるので、チップが折れるという問題が発生することなく、1回の施術で多根管の同時洗浄が可能な洗浄装置が提供される。
また、本発明によると、根管洗浄のために高速・高圧のリキッドジェットを使用する従来技術に比べて低速・低圧で洗浄液を噴射しながらも、洗浄効率を極大化できる洗浄装置が提供される。
また、本発明によると、洗浄液を低速・低圧で噴射し、洗浄液としてdegassed liquidを使用する環境でも効果的に蒸気気泡を発生できる超音波振動構造を含む洗浄装置が提供される。
また、本発明によると、超音波振動を歯の内部に容易に伝達できる構造の洗浄装置が提供される。
また、本発明によると、degassed liquidを使用した場合にも発生を完全に防止できないガス気泡が根管通路を塞ぐことを防止できる洗浄装置が提供される。
背景技術部分で説明した従来技術の米国登録特許(‘121特許)の代表図面である。
背景技術部分で説明した従来技術の米国登録特許(‘630特許)の代表図面である。
本発明者等の研究結果で明らかになったガス気泡と蒸気気泡の特性の差をまとめた表である。
従来の歯科用洗浄装置の写真である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置の試製品の振動子と振動ホーンとが結合された状態を撮影した写真である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置に使用される音響リフレクタの機能に対して概略的に説明するための図である。
音響リフレクタによる超音波伝達原理を説明するための図である。
音響リフレクタによって振動方向が転換され、振動が歯に至る状態を示す図である。
超音波出力測定を通じた音響リフレクタの性能検証のための実験に関する図である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置10の全体的な構造を示す図である。
根管洗浄における蒸気気泡とノズルの機能を示す図である。
ガス気泡が模型根管を塞ぎ、洗浄を妨害する状態を撮影した写真である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置に使用されたノズル7の歯根端流出安定性の評価実験を示す図である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置のハンドピースハウジングに提供された空間に気泡が捕集される状態を示す図である。
本発明の一実施例に係る洗浄装置の試製品を用いて模型根管に対する洗浄を実施した結果を撮影した写真である。
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として図示する添付の図面を参照する。このような実施例は、当業者が本発明を十分に実施できるように詳細に説明する。本発明の多様な実施例は、互いに異なるが、相互排他的である必要はないことを理解しなければならない。例えば、本明細書に記載されている特定の形状、構造及び特性は、本発明の精神と範囲を逸脱しない限り、一実施例から他の実施例に変更されて具現され得る。また、それぞれの実施例内の個別構成要素の位置又は配置も、本発明の精神と範囲を逸脱しない範囲で変更され得ることを理解しなければならない。よって、後述する詳細な説明は、限定的な意味で行われるものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲の各請求項が請求する範囲及びそれと均等な全ての範囲を包括するものとして受け入れなければならない。
以下では、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の多くの好適な実施例に関して添付の図面を参照して詳細に説明する。
<ガス気泡と蒸気気泡>
図3は、本発明者等の研究結果で明らかになったガス気泡と蒸気気泡の特性の差をまとめた表である。図3の表にまとめたように、ガス気泡と蒸気気泡は、その特性において差が存在する。ガス気泡は、生存時間が長く、同時多発的に発生する。個別ガス気泡は、表面に沿って移動しながら気泡付近の狭い領域で粒子を比較的弱い力で洗浄する特性を示す。その一方で、蒸気気泡は、生存時間が相対的に短いが、生存時間の間の運動強度が強いので、一つの地点の広い領域で比較的強力な力で洗浄する特性を示す。二つの互いに異なる特性を示す気泡は、いずれも洗浄を促進するという効果を有するが、本発明者等は、これらのうち蒸気気泡のみの発生を追求した。その1番目の理由は、根管洗浄におけるガス気泡の致命的な短所を認識したためである。ガス気泡は、狭く且つ長い根管で気泡が詰まる現象を誘発し、このように気泡が詰まる現象を解決しない限り、狭く且つ細い根管の末端まで良好な洗浄を行うことが不可能であることが、本発明者等の研究結果で明らかになった。そして、2番目の理由は、蒸気気泡のガス気泡に比べて相対的に高い運動強度によって洗浄性能がさらに良いためである。
洗浄液内の蒸気気泡のみの発生を追求する目標設定によって、洗浄液としては当然にdegassed liquidを使用しなければならない。ガスが除去されないリキッドを洗浄液として使用すると、ガス気泡が発生することを防止できない。Degassed liquidを洗浄液として使用した場合にも、ガス気泡の発生を100%防止することはできなく、これによって、間欠的に発生するガス気泡が根管を塞ぐ現象を除去しなければならないという課題が残るが、これに対しては後で説明することにする。Degassed liquidを洗浄液として用いて蒸気気泡を発生させるためには、図3の表にまとめたように、洗浄液に特定の臨界値以上の高い音圧をかけなければならない。本発明者等が洗浄液に高い音圧を印加するために導出した構成に対しては、次の項で説明することにする。
<強力な超音波印加装置の必要性>
蒸気気泡の発生のためには、超音波印加装置の出力(又は超音波音圧)が高くなければならない。高い超音波出力のためには、超音波振動子のみならず、振動子と結合されている振動印加用部品(スケーラーチップ、ファイル、振動ホーンなど)の断面積が一定面積以上でなければならなく、直線の形態であることが有利である。既存の歯科用洗浄装置では、口腔に適用するために薄く且つ曲がった形態の部品(スケーラーチップ又はファイルなど)を使用したが、これによって高い超音波出力を活用することは難しかった。
本発明者等は、振動子としてBLTタイプ振動子を選択し、直線形態の振動ホーンを結合して使用する方案を考案するに至った。BLTは、Bolt-clamped Langevin Transducerの略字であって、BLTタイプ振動子は、本発明の完成当時の時点で商業的に利用可能なニッケル振動子、フェライト振動子、圧電セラミック振動子、BLT振動子、水晶振動子などの様々な振動子タイプのうち一つである。BLTタイプ振動子の使用目的は、高い超音波出力を達成することにある。高い出力のために、BLT振動子の直径は、比較的大きい略30mmレベルとして決定された。本発明者等が様々なタイプの振動子のうちBLTタイプを選択して使用したが、本発明に使用される振動子をBLTタイプに制限して解釈してはならない。いずれのタイプの振動子を使用した場合にも、degassed liquidである洗浄液内で蒸気気泡を良好に発生できる超音波出力を提供する限り、本発明の範疇に属することを必ず理解しなければならない。
振動子以外の他の重要な構成要素は、振動子に結合され、振動子によって発生した振動を流体である媒質(冷却水と洗浄液)に伝達する振動伝達要素である。本実施例では、BLT振動子で発生した超音波を流体媒質を介して口腔内に伝達するための振動伝達要素として振動ホーンが使用される。このように、本実施例では、振動伝達要素として振動ホーンを使用したが、振動ホーン以外にも、他の構造又は形状の振動伝達要素が使用され得ることを理解しなければならない。BLT振動子で印加された超音波の出力損失を最小化するためには、直線形態の振動ホーンを使用することが有利である。本発明に係る洗浄装置は、動作時に患者の口腔に挿入される特性を有するので、振動ホーンの体積が制限されるしかないが、振動ホーンの体積が過度に小さいと、超音波出力の損失が誘発され、degassed liquid内で蒸気気泡を効果的に発生できないので、本発明者等は直線形態の振動ホーンを考案した。本発明者等は、断面の直径が略8mmである直線形態の振動ホーンをBLTタイプの振動子と結合するものを最終的に選択し、試製品を製作した。また、このような試製品を実際に適用し、洗浄性能を立証した。
歯科用洗浄装備において、超音波印加装置は、本発明以前にも使用された。図4は、従来の歯科用洗浄装置の写真である。これと対比する図5は、本発明の一実施例に係る洗浄装置の試製品の振動子と振動ホーンとが結合された状態を撮影した写真である。図4と図5を対比してみると、超音波を使用する既存の歯科用洗浄装置の振動印加用部品(薄いチップ又はファイル)と、本発明に係る装置の振動印加用部品(振動ホーン)との差が明確に現れ得る。図4に示した従来の歯科用洗浄装置は、degassed liquidで蒸気気泡を発生できる程度の超音波出力を発生させることがほとんど不可能であった。本明細書の背景技術部分で引用した二つの従来技術、すなわち、米国のソネンド社の‘121特許と‘630特許の発明者等は、患者の口腔内に挿入される歯科治療用装置のサイズの物理的な限界により、超音波振動発生装置を用いてdegassed liquidで蒸気気泡を発生させにくいという事実を認識し、高速・高圧のリキッドジェットを活用して蒸気気泡を発生させる方式に迂回したと理解される。
<強力な超音波を口腔内に導入するための音響リフレクタ>
図6は、本発明の一実施例に係る洗浄装置に使用される音響リフレクタの機能に対して概略的に説明するための図である。図5に示した超音波振動子、及びこれに連結された振動ホーンを患者の口腔に挿入する際に問題が発生する。直線の振動ホーンを使用することによって洗浄装置が長くなる。よって、振動ホーンによって発生する超音波振動を歯に伝達する際、追加の構成要素を導入する必要性が提起された。本発明者等は、本発明の一実施例に係る洗浄装置に、図6に示した音響リフレクタを含ませることによってこのような問題を解決した。音響リフレクタは、直線形態の超音波印加装置を含む洗浄装置を口腔に容易に位置させるための用途で導入された。音響リフレクタを使用することによって、高い出力の超音波が歯の根管窩洞及び根管に直接印加され得る。超音波は直進特性を示すが、音響リフレクタは、直進する超音波の進行方向を変更する機能を行う。
図7は、音響リフレクタによる超音波伝達原理を説明するための図である。振動ホーンで印加された超音波は、媒質(本発明の場合は冷却水)に伝播されながら圧力波(pressure wave)を生成する。このとき、超音波は、振動ホーンの断面と垂直な方向に伝播される(超音波の直進性)。超音波は、音響インピーダンス(acoustic impedance)(各媒質での密度と音波伝達速度との積)が著しく異なる他の媒質に出会うと反射される特性を有する。このとき、反射された超音波の進行方向は、波動の入射角及び反射角の原理に従う。
図8は、音響リフレクタによって振動方向が転換され、振動が歯に至る状態を示す図である。図8に示したように、本発明の一実施例に係る洗浄装置に含まれる音響リフレクタは、超音波振動ホーンの断面を基準にして45度の角度だけ傾斜して配置されることが良好である。音響リフレクタの材料として、一般的な固体素材をいずれも使用可能である。ただし、液体と音響インピーダンスの差が大きい材料であるほど、反射効率が優秀になり得る。このような側面で、プラスチック材質よりはガラス又は金属材質を使用する方が良い。図8は、音響リフレクタを平板として示したが、音響リフレクタは、平板以外にも、超音波を反射できるいずれの形状も有し得る。
図19は、超音波出力の測定を通じた音響リフレクタの性能検証のための実験に関する図である。本発明者等は、音響リフレクタの性能を検証するために、図9に示した実験を行った。本発明者等は、振動ホーンによって印加される超音波音圧を、音響リフレクタがある条件と音響リフレクタがない条件でそれぞれ水中聴音機(hydrophone)で測定し、その比較を実施した。このような実験の結果として、音響リフレクタがある場合にも超音波が良好に伝達されることを確認できた。ただし、音響リフレクタを介して反射されたので、出力(音圧)の損失は多少発生することを確認できた。図9の右側の表にまとめたように、音響リフレクタを介して反射された超音波の出力は、略150kPaから220kPaに至ることが測定されたが、この程度の出力であれば、degassed liquidである洗浄液で蒸気気泡を生成するのに問題がないことが把握された。
<本発明の一実施例に係る洗浄装置の全体的な構造>
図10を参照して、本発明の一実施例に係る洗浄装置10の全体的な構造に対して説明する。洗浄装置10は、電力の印加によって振動する音圧発生装置であって、振動子1と、前記振動子1に連結された直線形態の振動ホーン2とを含む。ここで、「連結」とは、直接連結、又は他の振動伝達媒介体を介した間接連結を含む意味である。ここで、「直線」とは、全体的に直線形態であることを意味する。部分的に曲がるか、又は多少反った部分があった場合にも、全体的に直線形態、すなわち、長さ方向に長く延長される形態であれば直線形態に該当すると言える。振動子1と振動ホーン2は、いずれもハンドピースハウジング3に収容される。振動子1の収容のためのハンドピースハウジングと振動ホーン2の収容のためのハンドピースハウジングは、分離型又は一体型で実施可能である。振動子1を収容するハンドピースハウジング3が残りの部分と分離可能である場合、追加的な利点が達成され得る。洗浄治療後には、患者の口腔と直間接的に接触していた部分を除去し、次回の洗浄治療には、衛生上、新しいハンドピース装置に取り替えることが好ましい。振動子1及び振動ホーン2を含む部分の取り替え時には費用負担が大きい。図10から把握可能であるように、振動子1は、患者の口腔に適用されていた冷却水A及び洗浄液Bと接触することなく、患者の口腔と接触する全体のハンドピース装置のうち患者の口腔から最も遠い場所に位置する。ハンドピースハウジング3を分離型で製作し、振動子1を収容するハンドピースハウジング3を残りの部分と分離可能にする場合、振動子1を収容するハンドピースハウジング3は取り替えず、これに結合される残りの部分のみを取り替えることが可能であるので費用の節減に有利である。
ハンドピースハウジング3は、その出口部分に至って90度だけ折れた形状を有する。この折れた部分に音響リフレクタ4が設置される。良好な設置角度は、振動ホーンの断面を基準にして45度だけ傾斜した角度である。このように設置された音響リフレクタ4により、超音波が反射されてから治療対象歯に伝達され得る。音響リフレクタ4の機能、原理及び超音波反射効果に対しては、本明細書の以前の項目で詳細に記述した。
ハンドピースハウジング3の内部には、冷却水A(図11で青色で表示される)の通路が形成される。ハンドピースハウジング3には冷却水注入口5が形成され、この冷却水注入口5は、ハンドピースハウジングの内部空間、すなわち、冷却水の通路と連通する。冷却水注入口5には冷却水注入ポンプ(図示せず)が連結され、冷却水貯蔵所に貯蔵された冷却水に圧力を印加し、注入口5を介してハンドピースハウジング3内部の冷却水通路に冷却水Aを注入することができる。注入ポンプが印加する圧力で冷却水注入口5を介して冷却水通路に注入された冷却水Aは、振動ホーン2を覆いながらハンドピースハウジング3の開放された出口に向かって移動する。本実施例では、冷却水注入ポンプの使用を例示したが、冷却水Aは、必ずしも特定の圧力以上又は特定の速度以上に流動する必要はないので、冷却水注入ポンプの使用が排除されることもある。冷却水Aは、超音波加振によって温度が上昇した振動ホーン2を冷却する機能を行う。冷却水Aのさらに他の重要な機能は、洗浄液B(図10で黄色で表示される)に超音波を伝達することである。図10でハンドピースハウジング3の出口付近に矢印で示したように、振動ホーン2を冷却させ、洗浄液Bに超音波を伝達した冷却水Aは、洗浄装置と歯との間の隙間に溢れて排出され得る。他の実施例として、冷却水Aが洗浄装置と歯との間の隙間に溢れて排出されないようにし、別途の吸入手段の追加によって冷却水Aを吸入して回収する方式も可能である。
ハンドピースハウジング3の出口には、洗浄液Bを歯の内部に注入する洗浄液ノズル7が配置される。洗浄液ノズル7は洗浄液通路6に連結され、洗浄液通路6は、圧力を提供する洗浄液注入ポンプ(図示せず)に連結される。本実施例では、洗浄液注入ポンプの使用を例示したが、ポンプ以外にも、洗浄液通路6とノズル7を介して排出される洗浄液Bに噴射圧力を印加できる手段であれば、いずれも本発明に係る洗浄装置に採用可能である。
以下で、洗浄液ノズル7の機能に対して説明する。図11は、根管洗浄における蒸気気泡とノズル7の機能を示す図である。図11に示したように、根管の壁面に付着した汚染物質は、蒸気気泡の洗浄力によって壁面から離脱する。壁面から離脱した場合にも、汚染物質は根管内に継続して留まり得るが、これを根管の外部に排出するためにはノズル7が必ず必要である。図11は、赤色の折れた矢印によって「噴射流動による汚染物質排出」を概念的に示している。ノズル7によって歯の根管窩洞に噴射され、根管に導入される洗浄液は、根管内で噴射流動を生成することによって、蒸気気泡の洗浄力によって壁面から離脱した汚染物質を根管の外部に排出する。ノズル7によって生成された噴射流動は、ガス気泡が根管を塞ぎ、洗浄を妨害する問題も解決する。
図12は、ガス気泡が模型根管を塞ぎ、洗浄を妨害する状態を撮影した写真である。本発明の特徴のうち一つは、冷却水Aと洗浄液Bとしてdegassed liquidを使用することであって、このような特徴により、洗浄中の根管内のガス気泡の発生は最大限抑制され得るが、degassed liquidも100%脱気された状態を保障することはできない。よって、degassed liquidに蒸気気泡を発生させる強力な超音波音圧によってガス気泡も間欠的に発生するようになる。本明細書のガス気泡と蒸気気泡の特徴に関する項目で説明したように、ガス気泡は、蒸気気泡に比べて生存時間が長いので、ガス気泡が根管を塞ぐと、長い時間の間、ガス気泡によって塞がった部分に対する洗浄が行われないので、根管で詰まったガス気泡は必ずしも外力を加えて除去しなければならない。本発明者等は、ノズル7によって発生した噴射流動が、根管で詰まったガス気泡に外力を作用し、ガス気泡を根管の外部に容易に排出させることを確認した。その反対に、ノズル7を使用しない構造では、ガス気泡が排出されないことも確認した。次に、洗浄液ノズル7の歯根端流出安定性に対して説明する。
図13は、本発明の一実施例に係る洗浄装置に使用されたノズル7の歯根端流出安定性の評価実験に対して示す図である。本発明者等は、本発明の一実施例に係る洗浄装置に採用された噴射ノズルとニードルイリゲーション(needle irrigation)(従来の歯の洗浄のために使用されている方式)の安定性を歯根端圧力の測定を通じて比較した。歯根端で圧力が高いほど、実際の臨床での流出危険性が大きくなる。現在、歯科で根管洗浄のために使用されている方式と本発明の一実施例に係る方式は、いずれも図13の左側に示す。噴射ノズルの機能を行うニードルの直径は、いずれも同一に30gauge(150μm)である。ただし、本発明に係る洗浄装置に採用されたニードルは一般のニードルである一方で、対照群である従来の注射器洗浄装置に採用されたニードルはサイドベント(side-vented)構造のニードルである。従来技術では、一般のニードルを使用する場合、歯根端に加えられる圧力が過度になる問題を解決するために、サイドベント構造のニードルを採用した。両者を比較すると、最も大きな差がニードルの噴射位置に存在する。従来技術では、根管の内部に洗浄液を注入するために根管の入口で洗浄液の噴射を実施する。その一方で、本発明の一実施例では、根管から多少離れた位置である根管窩洞で洗浄液の噴射を実施する。本発明の一実施例に係る洗浄装置の洗浄液噴射流速を15m/sとした場合と20m/sとした場合のいずれにおいても、歯根端圧力が従来の方式に比べて遥かに低いことが測定され、これにより、歯根端流出安定性の面で、本発明の一実施例に係る洗浄装置を使用したとき、従来技術に比べて著しく増加した安定性をもたらしたと評価することができる。
次に、図10と図14を参照して、本発明固有の特徴のうち一つであるハンドピースハウジング3に設置される気泡捕集空間に対して説明する。気泡捕集空間は、図10で図面符号8によって指示される。気泡捕集空間8は、大きくなった各気泡Cが1ヶ所に閉じ込められるように設計される。不必要に生成されたガス気泡である各気泡Cが音響リフレクタ4付近に集まると、超音波伝達効率が急激に低下する。本発明者等は、併合されて大きくなった各気泡Cが浮力で浮び上がり、特定の空間に捕集され得るように気泡捕集空間8をハンドピースハウジング3内に設けた。気泡捕集空間8は、図10と図14に示したように、ドーム状であり得るが、各気泡Cの捕集が可能であればいずれの形状も有し得る。気泡捕集空間8は、音響リフレクタ4付近に集まる各気泡Cの捕集のためのものであるので、この空間が形成される位置がハンドピースハウジング3内の音響リフレクタ4付近であることが好ましい。図10と図14に示したように、45度の角度だけ傾斜した音響リフレクタ4と連結されるハンドピースハウジング3の上部面の端部に気泡捕集空間8を提供すると、音響リフレクタ4付近に集まって超音波伝達効率を低下させる各気泡Cの捕集に有利である。図14に示した3個の状態のうち左側の状態が本発明の一実施例に係る洗浄装置が正しく使用される状態、すなわち、洗浄装置のハンドピースが水平に使用される状態を示す。このように、気泡捕集空間8は、洗浄装置のハンドピースが水平に置かれた場合のために必要である。図14の中央及び右側の状態のようにハンドピースが傾斜している場合は、音響リフレクタ4付近に気泡が集まることがない。ハンドピースが水平である状態で使用される本発明に係る洗浄装置において、気泡捕集空間8内に各気泡Cが捕集され、超音波伝達効率を良好に維持することは、本発明の重要な特徴のうち一つとして理解しなければならない。
上述した構造の洗浄装置を使用し、本発明者等は洗浄効果を検証した。洗浄条件は、次の表にまとめた通りである。
本発明者等は、洗浄に難しい環境を人為的に造成するために、上記の表に明示したように歯根端が塞がった条件を適用した。歯根端が開いた条件は、洗浄が相対的に容易な条件であって、歯根端が塞がった条件でも効果的な洗浄が可能であれば、歯根端が開いた条件での洗浄効果は十分に保障される。このような洗浄効果の検証実験結果を図15に示す。本発明者等は、図15の写真のような透明な模型根管を用いて実験を実施し、根管の洗浄が進行される過程を観察した後、次の3つの重要な結果を確認した。1番目に、本発明の一実施例に係る洗浄装置を用いて模型根管に対する洗浄を実施したとき、汚染前の根管と同等なレベルで多根管の同時洗浄が実施されることを確認した。2番目に、洗浄液Bと冷却水Aをいずれもdegassed liquidとして使用する条件でも根管内で蒸気気泡が発生し、これらの作用で洗浄が行われることを確認した。3番目に、ガス気泡が間欠的に形成され、狭く且つ細い根管を塞ぐが、ノズル7の噴射流動によってガス気泡が根管の外部に排出されることを確認した。
最後に、本発明の一実施例に係る洗浄装置において、超音波音圧及び洗浄液の噴射圧力条件に対して記述する。
本発明者等がdegassed liquidである洗浄液で蒸気気泡を発生させるために実験を繰り返し実施した結果、超音波音圧の臨界値が略80kPaのレベルであることが把握された。上述した臨界値を超える超音波音圧を発生させ、degassed liquidで蒸気気泡を円滑に発生させるために、実際に、本発明者等が洗浄装置の試製品の音圧発生装置で発生させた超音波音圧は150kPa乃至220kPaである。一方、本発明者等は、洗浄装置の試製品に装着されたノズル7から略6bar乃至12barの噴射圧力で洗浄液Bを噴射した。このような噴射圧力を適用したとき、ノズル7からの洗浄液Bの噴射速度は略15m/s乃至20m/sを記録した。上述した超音波音圧、噴射圧及び噴射速度は、例示的なものであるので、本発明に係る洗浄装置の構造を制限するものではない。上述した各数値は、本発明に係る洗浄装置を使用する場合、大略的にこのような程度の範囲で超音波音圧、噴射圧及び噴射速度を具現することができ、このようにすることによって円滑な洗浄が可能であることを参考として示す目的で活用しなければならない。
本明細書の背景技術部分に説明した米国のソネンド社の米国登録特許で使用しているリキッドジェットの噴射圧力は最小7000psi(略483bar)に、噴射速度は最小50m/sに至る。これらの数値を、本発明に係る洗浄装置で根管の洗浄のために具現した噴射圧力及び噴射速度と対比してみると、根管洗浄のために高速・高圧のリキッドジェットを使用する従来技術に比べて低速・低圧で洗浄液を噴射しながらも洗浄効果を極大化することができ、よって、装備の生産原価を低下させながらも安定性の面で遥かに進歩した根管洗浄装置を提供できるという本発明の代表的な効果が明確に理解され得る。
以上では、本発明を具体的な構成要素などの特定の事項と限定された実施例及び図面によって説明したが、これは、本発明のより全般的な理解を促進するために提供されたものに過ぎなく、本発明が前記各実施例に限定されることはなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形を図ることができる。
よって、本発明の思想は、前記説明した実施例に限定して定めてはならなく、後述する特許請求の範囲のみならず、この特許請求の範囲と均等に又は等価的に変形した全てのものは、本発明の思想の範疇に属すると言えるだろう。

Claims (8)

  1. 電力の印加によって動作する音圧発生装置と、
    前記音圧発生装置を収容するハンドピースハウジングと、
    前記ハンドピースハウジングの内部に形成される冷却水通路と、
    前記ハンドピースハウジングに形成された前記冷却水通路と連通する冷却水注入口と、
    前記ハンドピースハウジングに設置される洗浄液ノズルと、を含み、
    前記音圧発生装置によって冷却水に印加される超音波音圧が洗浄液に伝達され、伝達された超音波音圧によって洗浄液内で蒸気気泡が発生し、前記蒸気気泡が洗浄液と共に治療対象歯に作用し、根管を始めとした歯の内部の洗浄対象物を除去し、
    前記洗浄液は、degassed liquid(脱気液)である、根管洗浄装置。
  2. 前記冷却水は、前記音圧発生装置を冷却させ、
    前記冷却水は、degassed liquidである、請求項1に記載の根管洗浄装置。
  3. 前記音圧発生装置は、電力の印加によって振動する振動子と、前記振動子に連結されて振動し、直線に延長する形状の振動ホーンと、を含む、請求項2に記載の根管洗浄装置。
  4. 前記洗浄液ノズルによって根管内で形成される噴射流動が、根管通路を塞ぐガス気泡及び/又は根管から離脱した汚染物質を根管の外部に排出する、請求項3に記載の根管洗浄装置。
  5. 前記ハンドピースハウジングは、端部で折れた形状を有し、この折れた部分に音響リフレクタが設置され、前記振動ホーンによって冷却水に印加される超音波が前記音響リフレクタによって反射される、請求項4に記載の根管洗浄装置。
  6. 前記音響リフレクタは、振動ホーンの断面を基準にして所定角度だけ傾斜して配置される、請求項5に記載の根管洗浄装置。
  7. 前記ハンドピースハウジングの上部面に気泡捕集空間が形成され、
    前記気泡捕集空間には、音響リフレクタ付近に集まる各気泡が浮力によって浮び上がって捕集される、請求項6に記載の根管洗浄装置。
  8. 前記洗浄液ノズルの長さは、根管洗浄時に歯の根管窩洞に洗浄液を噴射するように設定される、請求項7に記載の根管洗浄装置。
JP2024575471A 2022-06-21 2023-02-27 根管洗浄装置 Pending JP2025533712A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020220075746A KR102467502B1 (ko) 2022-06-21 2022-06-21 근관 세정 장치
KR10-2022-0075746 2022-06-21
PCT/KR2023/002745 WO2023249197A1 (ko) 2022-06-21 2023-02-27 근관 세정 장치

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2025533712A true JP2025533712A (ja) 2025-10-09

Family

ID=84235990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024575471A Pending JP2025533712A (ja) 2022-06-21 2023-02-27 根管洗浄装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20250387197A1 (ja)
EP (1) EP4527346A1 (ja)
JP (1) JP2025533712A (ja)
KR (2) KR102467502B1 (ja)
CN (1) CN119403516A (ja)
WO (1) WO2023249197A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102467502B1 (ko) * 2022-06-21 2022-11-16 서울대학교산학협력단 근관 세정 장치

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL113902C (ja) * 1958-08-29 1900-01-01
US3375583A (en) * 1966-03-10 1968-04-02 C & B Inc Ultrasonic dental tool
US3956826A (en) * 1974-03-19 1976-05-18 Cavitron Corporation Ultrasonic device and method
DE4447667C2 (de) * 1994-02-27 2002-10-24 Rainer Hahn Ultraschall-Handstück
CA2632183A1 (en) * 2005-08-25 2007-03-01 Philip R. Houle Treatment systems for delivery of sensitizer solutions
US8753121B2 (en) * 2006-04-20 2014-06-17 Sonendo, Inc. Apparatus and methods for treating root canals of teeth
EP2111164A4 (en) * 2007-01-25 2014-04-02 Sonendo Inc APPARATUS AND METHODS FOR MONITORING A TOOTH
WO2009137815A1 (en) * 2008-05-09 2009-11-12 Dentatek Corporation Apparatus and methods for root canal treatments
US20110020765A1 (en) * 2009-04-30 2011-01-27 Randall Maxwell Ultrasonic tip for dental device
EP3384870B1 (en) * 2009-11-13 2020-12-23 Sonendo, Inc. Liquid jet apparatus for dental treatments
CA2815219A1 (en) * 2010-10-21 2012-04-26 Sonendo, Inc. Apparatus, methods, and compositions for endodontic treatments
US20130040267A1 (en) * 2010-10-21 2013-02-14 Sonendo, Inc. Apparatus, methods, and compositions for endodontic treatments
AU2012284875B2 (en) * 2011-07-19 2017-01-05 Showa University Flow-type ultrasonic oral cavity washing device and flow-type ultrasonic oral cavity washing method
CN104039265B (zh) * 2012-05-31 2016-02-10 学校法人昭和大学 牙科用超声波清洗装置及超声波对牙齿或者义齿的清洗方法
US10363120B2 (en) * 2012-12-20 2019-07-30 Sonendo, Inc. Apparatus and methods for cleaning teeth and root canals
EP3943042B1 (en) * 2012-12-20 2024-03-13 Sonendo, Inc. Apparatus for cleaning teeth and root canals
US9877801B2 (en) * 2013-06-26 2018-01-30 Sonendo, Inc. Apparatus and methods for filling teeth and root canals
US20180153644A1 (en) * 2015-07-13 2018-06-07 Ormco Corporation Apparatuses for evacuation of a root canal and methods of using same
US10806544B2 (en) * 2016-04-04 2020-10-20 Sonendo, Inc. Systems and methods for removing foreign objects from root canals
US20180214247A1 (en) * 2016-10-18 2018-08-02 Sonendo, Inc. Systems and methods for obturation of root canals
KR101962534B1 (ko) * 2017-05-24 2019-03-26 서울대학교산학협력단 근관 치료장치
WO2020069004A1 (en) * 2018-09-25 2020-04-02 Sonendo, Inc. Apparatus and method for treating teeth
KR102263445B1 (ko) * 2019-04-12 2021-06-10 주식회사 하이로닉 집속 초음파 시술 장치
US20210121275A1 (en) * 2019-06-07 2021-04-29 Sonendo, Inc. Dental treatment system
EP3851068A1 (en) * 2020-01-17 2021-07-21 ReDentNOVA GmbH & Co. KG Device for shaping and simultaneous flushing and suction of a tooth root canal
KR102467502B1 (ko) * 2022-06-21 2022-11-16 서울대학교산학협력단 근관 세정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
KR20230174689A (ko) 2023-12-28
KR102467502B9 (ko) 2023-03-23
EP4527346A1 (en) 2025-03-26
WO2023249197A1 (ko) 2023-12-28
KR102467502B1 (ko) 2022-11-16
CN119403516A (zh) 2025-02-07
US20250387197A1 (en) 2025-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7432467B2 (ja) 歯および歯根管を洗浄する装置および方法
US11918432B2 (en) Apparatus and methods for treating root canals of teeth
US10835355B2 (en) Apparatus and methods for treating root canals of teeth
US20210386532A1 (en) Apparatus and methods for cleaning teeth and root canals
CN110650706B (zh) 根管治疗装置
CN102724929B (zh) 用于牙科治疗的液体射流设备和方法
JP2023082095A (ja) 歯内治療用の装置、方法および組成物
US20120276497A1 (en) Apparatus and methods for root canal treatments
JP2024500006A (ja) 歯を処置するための装置及び方法
JP2013544120A5 (ja)
JP2025533712A (ja) 根管洗浄装置
CA3260165A1 (en) Root canal cleaning device
US20240081949A1 (en) Endodontic apparatus and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250718

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20260116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20260116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20260225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20260324