JP2025514779A - バッテリーパック及びそれを含む自動車 - Google Patents
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Abstract
バッテリーパック及びそれを含む自動車が開示される。本発明の一実施形態によるバッテリーパックは、複数のパウチ型バッテリーセルと、内部空間に複数のパウチ型バッテリーセルを収容し、ヒートシンクを有するパックケースと、パックケースの内部空間において、複数のパウチ型バッテリーセルのうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセルを少なくとも部分的に包み込んで支持するセルカバーと、を含み、ヒートシンクは、セルカバーを押圧するように構成される。
Description
本出願は、2022年8月31日付け出願の韓国特許出願第10-2022-0110372号、2022年8月31日付け出願の韓国特許出願第10-2022-0110373号、及び2023年5月24日付け出願の韓国特許出願第10-2023-0067251号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に組み込まれる。
本発明は、バッテリーパック及びそれを含む自動車に関し、より詳細には、セル・トゥ・パック(cell to pack)法により製造されるバッテリーパック及びそれを含む自動車に関する。
一般に、二次電池(secondary battery)とは、リチウムイオンバッテリー、リチウムポリマーバッテリー、ニッケルカドミウムバッテリー、ニッケル水素バッテリー、ニッケル亜鉛バッテリーなどといったように、繰り返し充放電が可能なバッテリーのことをいう。これらの二次電池の基本単位に相当するバッテリーセル(battery cell)の出力電圧は、約2.5V~4.2Vである。
近年、二次電池が電気車両(electric vehicle)やエネルギー貯蔵システム(ESS:Energy Storage System)などのように高い出力電圧と大量の充電容量を要する装置に適用されることに伴い、複数のバッテリーセルを直列に又は並列に接続してバッテリーモジュール(battery module)を構成し、このようにして構成された複数のバッテリーモジュールを再び直列に又は並列に接続する方式により製造されるバッテリーパック(battery pack)が広く用いられている。
しかし、従来の技術では、バッテリーセルをボックス状の金属ケースに収容してバッテリーモジュールを構成し、これらのバッテリーモジュールをバッテリーパックケースに収容する方式でバッテリーパックを製造するため、バッテリーパック全体の重量と体積を増加させ、バッテリーパックのエネルギー密度を低下させるという問題がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、バッテリーパックの全体の重量と体積を軽減し、バッテリーパックのエネルギー密度を高めることができるバッテリーパック及びそれを含む自動車を提供することである。
また、本発明が解決しようとする技術的課題は、複数のバッテリーセルを含むバッテリーパックの製造過程において、バッテリーセルの取り扱いと装着を容易にして組立工程を簡素化することができ、バッテリーセルの損傷を防止しつつ、バッテリーセルの装着に必要な構造体を簡素化及び軽量化して製造コストを低減することができるバッテリーパック及びそれを含む自動車を提供することである。
さらに、パックケースへのバッテリーセルの結合性、固定性及び熱伝導性の少なくとも1つを向上させることができるバッテリーパック及びそれを含む自動車を提供することである。
本発明の一態様によれば、複数のパウチ型バッテリーセルと、内部空間に前記複数のパウチ型バッテリーセルを収容し、ヒートシンクを有するパックケースと、前記パックケースの内部空間において、前記複数のパウチ型バッテリーセルのうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセルを少なくとも部分的に包み込んで支持するセルカバーと、を含み、前記ヒートシンクは、前記セルカバーを押圧するように構成されていることを特徴とするバッテリーパックが提供され得る。
一実施形態において、前記バッテリーパックは、前記セルカバーに接触するように前記ヒートシンクから突設された支持リブを含み得る。
一実施形態において、前記支持リブは、前記ヒートシンクに載置された前記セルカバーを外側から内側に押圧して支持するように構成され得る。
一実施形態において、前記支持リブは、前記セルカバーの側面の下端部と相互に接触するように構成され得る。
一実施形態において、前記支持リブは係止突起を備え、前記セルカバーの側面には、前記係止突起と係合可能な係止溝が形成され得る。
一実施形態において、前記支持リブは、前記ヒートシンクに着脱自在に設けられ得る。
一実施形態において、前記支持リブは上広下狭状に形成され、前記セルカバーの側面は、前記上広下狭状の支持リブと接触できるように下端部が外側に折り曲げられた形状に形成され得る。
一実施形態において、前記支持リブは下広上狭状に形成され、前記セルカバーの側面は、前記下広上狭状の支持リブと接触できるように下端部が内側に折り曲げられた形状に形成され得る。
一実施形態において、前記バッテリーパックは、前記ヒートシンクの内側に凹設された凹部を含み、前記セルカバーが前記凹部に挿入されて前記凹部の両側壁により押圧され得る。
一実施形態において、前記凹部には、サーマルレジン(Thermal Resin、熱伝導性樹脂)が充填され得る。
一実施形態において、前記凹部の両側壁は、前記セルカバーを外側から内側に押圧して支持するように構成され得る。
一実施形態において、前記凹部の両側壁の少なくとも一方には、第1の傾斜部が形成され、前記セルカバーには、前記第1の傾斜部に対応するような第2の傾斜部が形成され得る。
一実施形態において、前記第1の傾斜部及び前記第2の傾斜部は、前記側壁と前記セルカバーとが接触する部分に形成され得る。
一実施形態において、前記第2の傾斜部は、上から下に向かって外側に傾斜していてもよい。
一実施形態において、前記第2の傾斜部は、下から上に向かって外側に傾斜していてもよい。
一方、本発明の他の態様によれば、前記バッテリーパックを含む自動車が提供され得る。
本発明の実施形態は、バッテリーパック全体の重量と体積を軽減し、バッテリーパックのエネルギー密度を高めることができるという効果がある。
また、複数のバッテリーセルを含むバッテリーパックの製造過程において、バッテリーセルの取り扱いと装着を容易にして組立工程を簡素化することができ、バッテリーセルの損傷を防止しつつ、バッテリーセルの装着に必要な構造体を簡素化及び軽量化して製造コストを低減することができるという効果がある。
さらに、パックケースへのバッテリーセルの結合性、固定性及び熱伝導性の少なくとも1つを向上させることができるという効果がある。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。本明細書及び特許請求の範囲に使われた用語や単語は通常の意味や辞書的な意味に限定して解釈されるものではなく、発明者は発明を最善の方法で説明するために用語の概念を自ら適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に対応する意味及び概念で解釈されるものである。したがって、本明細書に記載された実施形態及び図面に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを表すものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解されたい。
図中、各構成要素またはその構成要素をなす特定の部分の大きさは、説明のしやすさ及び明確性のためにやや誇張して表現されたり、省略されたり、概略的に示されたりしている。したがって、各構成要素の大きさは、実際の大きさを全的に反映するものではない。関連する公知の機能もしくは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
本明細書において使用される「結合」または「接続(連結)」という用語は、ある部材と他の部材とが直接結合するか、または直接接続(連結)される場合のみならず、ある部材が継手部材を介して他の部材に間接的に結合するか、または間接的に連結(接続)される場合も含む。
図1は、本発明の第1の実施形態によるバッテリーパックの概略斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施形態によるバッテリーパックにおけるセルカバーに包み込まれたバッテリーセルの斜視図であり、図3は、図2におけるセルカバーとバッテリーセルの分離斜視図である。
上述したように、通常、バッテリーセルをボックス状の金属ケースに収容してバッテリーモジュールを構成し、これらのバッテリーモジュールをバッテリーパックのパックケースに収容してバッテリーパックを構成する。ただし、この場合、バッテリーパック全体の重量と体積が増加し、バッテリーパックのエネルギー密度が低下するという問題がある。
このような問題を解決するために、本発明の一実施形態によるバッテリーパック10は、バッテリーモジュールのモジュールケースを取り外し、バッテリーセル100をバッテリーパック10のパックケース200に直接収容するように構成されている。
これにより、バッテリーパック10内においてバッテリーモジュールのモジュールケース等が占めるスペースにバッテリーセル100をさらに収容することができるので、空間効率が増大し、バッテリー容量が向上するという効果がある。すなわち、本発明では、バッテリーモジュールのモジュールケースを含まない構成としてもよい。
しかしながら、モジュールケースを使用する実施形態を完全に排除するものではなく、必要に応じて、バッテリーモジュール用に提供されるモジュールケースは、本発明の各実施形態のパウチ型バッテリーセル100を収容するように構成され得る。
一方、本実施形態によるバッテリーパック10は、パウチ型バッテリーセル100の充放電を制御するように構成された制御モジュールをさらに含み得る。図1を参照すると、このような制御モジュールは、バッテリー管理システム(Battery Management System、BMS)500と、バッテリー遮断ユニット600とを含み得、バッテリーセル100及びセルカバー300と共にパックケース200の内部に収容され得る。
すなわち、本発明の各実施形態におけるセルカバー300が結合されたパウチ型バッテリーセル100を含むバッテリーモジュールも本発明の権利範囲に属する。
また、本明細書において、単にバッテリーセル100と記載されている場合でも、前記バッテリーセル100はパウチ型バッテリーセル100を意味する。
図1~図3を参照すると、本発明の第1の実施形態によるバッテリーパック10は、パウチ型バッテリーセル100と、パックケース200と、セルカバー300とを含む。
バッテリーセル100は、電極組立体、電解質及びパウチ外装材を含み得る。すなわち、バッテリーセル100は、充電及び放電の基本単位に相当するものであり、軟質金属ケース内に電極組立体と電解質物質を収容し、当該金属ケースをシールすることにより製造され得る。この場合、電極組立体は、正極電極と負極電極との間にセパレーターを介在させることにより製造され得る。
また、バッテリーセル100の前端及び後端には、電極組立体と電気的に接続された電極リード110(図3参照)が設けられ得る。このようなバッテリーセル100は、パウチ(pouch)状に構成され得る。このようなパウチ型バッテリーセル100は、バッテリーパック10に複数含まれ得る。そして、このような複数のパウチ型バッテリーセル100は、少なくとも一方向に積層され得る。
図1を参照すると、パックケース200は、内部に空き空間(空いたスペース)が形成され、このような内部空間に複数のパウチ型バッテリーセル100を収容し得る。特に、本発明では、パウチ型バッテリーセル100は、パックケース200に直接的に載置され得る。
図4は、本発明の第1の実施形態によるバッテリーパックの一部の概略断面図であり、図5は、図4の領域Aの拡大図である。
図4及び図5を参照すると、パックケース200は、ヒートシンク240を備え得る。ヒートシンク240は、パックケース200自体に一体的に形成されてもよいし、または別途のヒートシンク240がパックケース200に結合されてもよい。以下では、ヒートシンク240がパックケース200自体に一体的に形成された場合を中心に説明するが、これに限定されるものではない。
ここで、ヒートシンク240は、直接的又は間接的な熱接触を通じて他の物体から熱を吸収及び放散する部材を指す。ヒートシンク240は、多様に構成され得るが、例えば、下部フレーム210の内側に冷却水が流れ得る流路211が形成された形状に設けられ得る。そして、これにより、パックハウジング全体の重量を低減し、構成要素を簡素化することができる。ただし、これは一実施形態に過ぎず、ヒートシンク240の構造はこれに限定されるものではなく、より多様であってもよい。
一方、パックケース200とパウチ型バッテリーセル100との間、パックケース200とセルカバー300との間、またはパウチ型バッテリーセル100とセルカバー300との間に、熱伝導材料(Thermal Interface Material、TIM)を介在させ得る。熱伝導材料とは、異なる構成要素の間で各構成要素の熱伝導性能を高めるための材料である。
ここで、熱伝導材料としては、サーマルレジン270を用いることができ、必要に応じてサーマルパッドを用いることもできる。これにより、バッテリーパック10の冷却性能をさらに向上させることができる。
ここで、ヒートシンク240は、セルカバー300を押圧するように構成される。この詳細については後述する。
図1及び図2を参照すると、パックケース200は、下部フレーム210と、側面フレーム220と、上部カバー230とを含んで構成され得る。パックケース200は、プラスチック又は金属材料で製造され得る。その他、パックケース200は、本発明の出願時点において公知の様々なバッテリーパック10の外装材料を採用することができる。そして、パックケース200は、ボックス状に形成され得る。
下部フレーム210には、複数のバッテリーセル100が載置される。そして、前記ヒートシンク240は、下部フレーム210に形成され得る(図4参照)。側面フレーム220は、下部フレーム210の端部から上方に延びている。上部カバー230は、側面フレーム220に結合され、側面フレーム220及び下部フレーム210を覆っている。
図2及び図3を参照すると、セルカバー300は、複数のパウチ型バッテリーセル100のうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセル100を少なくとも部分的に包み込むように設けられ得る。すなわち、セルカバー300は、セルカバー300によって包み込まれたパウチ型バッテリーセル100の少なくとも一側が外部に露出するように、パウチ型バッテリーセル100を部分的に包み込む形状に形成され得る。
セルカバー300は、パウチ型バッテリーセル100を立てられた状態で支持するように構成され得る。一般に、パウチ型バッテリーセル100を上下方向に立てられた形状に積み重ねることは容易ではない。
しかしながら、本発明の一実施形態によるバッテリーパック10において、セルカバー300は、1つまたはそれ以上のパウチ型バッテリーセル100を包み込みながら、包み込まれたパウチ型バッテリーセル100の起立状態、すなわち、起立状態を維持するように構成され得る。
また、セルカバー300は一体的に構成され得る。この場合、セルカバー300は、板状構造の金属板を折り曲げることにより構成され得る。すなわち、セルカバー300は、一枚のプレートが折り曲げられた形状に形成され得る。
セルカバー300は、加工が容易で耐食性が高く、機械的強度及び剛性に優れたステンレス鋼(SUS)を含む材料で構成され得る。ただし、これに限定されるものではなく、セルカバー300は、剛性確保のために、SUS以外の様々な材料で構成され得る。特に、セルカバー300は金属材料で構成され得る。例えば、クロム(CR)系の金属材料で構成され得る。このような金属材料の場合、バッテリーセル100の積層状態をより安定的に維持し、外部からの衝撃からバッテリーセル100をより安全に保護することができる。また、先に例示したように、セルカバー300がSUS等のスチール材からなる場合、融点が高いため、バッテリーセル100から火炎が発生した場合にも、全体として安定した構造を維持し得る。特に、スチール材は、アルミニウム材よりも融点が高いため、バッテリーセル100から噴出された火炎により溶融することがなく、安定した形状を維持し得る。したがって、バッテリーセル100間の火炎伝播の防止効果や遅延効果、ベント制御効果などを優秀に確保することができる。
セルカバー300は、内側に絶縁コーティング層(図示せず)を含み得る。絶縁コーティング層(図示せず)は、シリコン樹脂、ポリアミド(Polyamide)及びゴムのいずれか1つの絶縁性材料をコーティング、塗布又は付着したものであってもよい。このような本実施形態によるセルカバー300の絶縁コーティング層の構成によれば、最小限のコーティング量で絶縁コーティング効果を最大化することができる。また、絶縁コーティング層(図示せず)をセルカバー300の内側面に適用することにより、バッテリーセル100とセルカバー300との間の絶縁性を高めることができる。
さらに、セルカバー300は、包み込まれたパウチ型バッテリーセル100の少なくとも一側がバッテリーパック10の底面に向けて露出するように構成され得る。ただし、これに限定されるものではない。この場合、パウチ型バッテリーセル100の下部がパックケース200の下部フレーム210に直接接触することができ、それぞれのパウチ型バッテリーセル100から放出された熱がパックケース200に直接伝達されるので、バッテリーセル100の冷却性能が向上することができる。ここで、前述の構造、すなわち、パウチ型バッテリーセル100がパックケース200の下部フレーム210に直接接触する構造により、パウチ型バッテリーセル100とパックケース200との間に別途の冷却構造を設けなくても十分な冷却性能が期待できるが、本発明の実施形態において、パックケース200の下部フレーム210にヒートシンク240が形成されているため、バッテリーセル100の冷却性能をさらに向上させることができるという効果がある。
図1を参照すると、複数のパウチ型バッテリーセル100のうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセル100を包み込むように構成されたセルカバー300が、パックケース200の内部空間に収容され得る。
セルカバー300は、様々な数のパウチ型バッテリーセル100を一緒に包み込むように構成され得る。例えば、1つのセルカバー300は、1つのパウチ型バッテリーセル100を包み込むように構成され得る。または、1つのセルカバー300は、2つのパウチ型バッテリーセル100を一緒に包み込むように構成され得る。または、1つのセルカバー300は、3つ以上のパウチ型バッテリーセル100を一緒に包み込むように構成され得る。
図2及び図3を参照すると、セルカバー300は、第1のカバー部310と、第2のカバー部320と、第3のカバー部330とを含んで構成され得る。
第1のカバー部310は、複数のバッテリーセル100のうちの少なくとも1つのバッテリーセル100の一方の側面を覆うように構成され得る。第1のカバー部310は、第3のカバー部330の一端から下方に延びる形状に形成され得る。例えば、図2に基づいて、第1のカバー部310は、第3のカバー部330の右端から下方に長く延びる形状に形成され得る。また、第1のカバー部310は、内部に収容されたバッテリーセル100の広い面を包み込むように構成され得る。
第2のカバー部320は、複数のバッテリーセル100のうちの少なくとも1つのバッテリーセル100の他方の側面を覆うように構成され得る。第2のカバー部320は、第1のカバー部310から水平方向に離間するように位置し得る。また、第2のカバー部320は、第3のカバー部330の他端から下方に延びる形状に形成され得る。例えば、図2に基づいて、第2のカバー部320は、第3のカバー部330の左端から下方に長く延びる形状に形成され得る。さらに、第2のカバー部320は、内部に収容されたバッテリーセル100の広い面を包み込むように構成され得る。
第3のカバー部330は、第1のカバー部310と第2のカバー部320とを連結し、少なくとも1つのバッテリーセル100の上端部を覆う。
そして、複数のパウチ型バッテリーセル100のうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセル100は、第1のカバー部310及び第2のカバー部320の内側面に接着固定され得る。接着のための部材は熱伝導性を有し得る。このような接着により、セルカバー300はバッテリーセル100に強固に結合され、バッテリーセル100から発生する熱をバッテリーセル100の外部に排出するのに役立つことができる。
セルカバー300の第1のカバー部310、第2のカバー部320及び第3のカバー部330によって内部空間が画定され得る。そして、このように画定されたセルカバー300の内部空間に、1つまたはそれ以上のバッテリーセル100が収容され得る。
セルカバー300は、少なくとも1つのバッテリーセル100の3面を取り囲む「n」字状、「u」字状又は「d」字状に形成され得る。そして、図1を参照すると、セルカバー300は、複数のバッテリーセル100が上下方に立てられた状態で水平方向に積層されるように構成され得る。
例えば、図1を参照すると、各セルカバー300は、1つ又は複数のバッテリーセル100を包み込む形状に形成され、セルカバー300によってそれぞれ取り囲まれた複数のバッテリーセル100が、図1のY軸方向に相互に積層され得る。この場合、セルカバー300によって、複数のバッテリーセル100がそれぞれ立てられた状態でY軸方向に並列に積層された構成が安定的に維持され得る。
また、セルカバー300は、少なくとも1つのバッテリーセル100の3面を取り囲むことができるので、各セルカバー300によって包まれていない側面にバスバーや各ユニットの端子を容易に配置することができる。パウチ型バッテリーセル100のようなバッテリーセル100は、略6面体で形成されていると言うこともできる。また、6面のうちの2面に電極リード110、すなわち負極リード及び正極リードのそれぞれが形成され得る。また、セルカバー300は、6面のバッテリーセル100から、電極リード110が形成された2面を除く残りの4面のうちの3面の少なくとも一部を包み込むように設けられる。
図2及び図3を併せて参照すると、セルカバー300にはバスバーフレーム120が結合され得る。セルカバー300により覆われる少なくとも1つのバッテリーセル100の電極リード110と電気的に接続されたバスバーを支持するように構成され得る。この場合、バスバーフレーム120は、バスバーと電気的に接続された端子(ターミナル)を備え得る。
図4及び図5を参照すると、ヒートシンク240には支持リブ250が形成され得る。ここで、一実施形態において、支持リブ250は、ヒートシンク240から突設され得、支持リブ250は、セルカバー300に接触してセルカバー300、例えば、第1のカバー部310及び第2のカバー部320を押圧することが可能となる。ここで、支持リブ250は、ヒートシンク240の上面から突出し得る。
支持リブ250は、ヒートシンク240に載置されるセルカバー300を外側から内側に押圧して支持するように構成され得る。例えば、支持リブ250は、セルカバー300の側面の下端部と相互に接触して側面の下端部を押圧するように構成され得る。
本発明による実施形態において、パウチ型バッテリーセル100は、セルカバー300の内部において、セルカバー300の第1のカバー部310及び第2のカバー部320によって圧迫された状態で収容され得る。
セルカバー300には、1つ以上の様々な数のパウチ型バッテリーセル100が収容され得る。例えば、図4に示すように、3つのパウチ型バッテリーセル100がセルカバー300に収容され得るが、これに限定されるものではない。このとき、第1のカバー部310と第2のカバー部320との間との間隔は、3つのパウチ型バッテリーセル100の厚さの合計に相当し、若干の弾性力が作用して3つのパウチ型バッテリーセル100を圧迫することができる。しかし、セルカバー300を作製する際、組立公差のために、例えば、セルカバー300の第1のカバー部310と第2のカバー部320間との間隔が所定の間隔よりも大きくなることになったり、第1のカバー部310の下端と第2のカバー部320の下端とが外側にさらに広がった状態になったりすることがある。このような場合、パウチ型バッテリーセル100がセルカバー300内部に圧迫された状態に収容されず、組立性、固定性、安定性などが著しく低下する可能性がある。
しかし、図4及び図5に示すように、ヒートシンク240に支持リブ250が形成されている場合、セルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320が支持リブ250によって外側に広がらないように支持され得る。したがって、セルカバー300を作製する際、組立公差によるセルカバー300の広がり現象を防止することができ、また、充放電過程で発生するバッテリーセル100のスウェリングによるセルカバー300の広がり現象も防止することができる。
さらに、第1のカバー部310の下端部又は第2のカバー部320の下端部と支持リブ250とは、互いに接触するように構成されており、これにより熱交換が可能となる。ここで、支持リブ250は、ヒートシンク240と一体的に作製されていてもよいし、またはヒートシンク240に直接結合されるように作製されていてもよく、それによって低温が維持される。このような支持リブ250がセルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320と密接に接触することにより、冷却効率が向上することができる。
一方、ヒートシンク240の支持リブ250の上部空間には、圧縮パッド400が配置され得る。すなわち、ある1つのセルカバーと、隣接する他の1つのセルカバー300との間には、支持リブ250による空間が形成され、このような空間に圧縮パッド400が配置され得る。
ここで、圧縮パッド400は、外部からの衝撃や振動が発生したとき、外部からの衝撃や振動がセルカバー300を介してバッテリーセル100に伝達されるのを遮断し、相互間の摩擦による損傷を防ぎ、また、バッテリーセル100のスウェリング時の膨張圧力を吸収する効果を有する。
図6~図9は、図5の変形実施形態をそれぞれ示す図である。
図6を参照すると、ヒートシンク240の支持リブ250は、係止突起251を備え、セルカバー300の側面、例えば、第1のカバー部310の側面又は第2のカバー部320の側面には、係止突起251と係合可能な係止溝340が形成され得る。
例えば、係止突起251は、支持リブ250から第1のカバー部310又は第2のカバー部320に向かう方向に突設され、係止溝340は、第1のカバー部310又は第2のカバー部320に係止突起251と係合するように凹設され得る。他の変形実施形態において、第1のカバー部310又は第2のカバー部320に係止突起(図示せず)が形成され、ヒートシンク240の支持リブ250に係止溝(図示せず)が形成されるように構成され得る。このように、支持リブ250及びセルカバー300にそれぞれ係止突起251及び係止溝340が形成されることにより、セルカバー300とヒートシンク240との間の結合がより緊密で安定的に行われ得る。
図7を参照すると、支持リブ250は、ヒートシンク240に着脱可能に構成され得る。場合によっては、複数のセルカバー300の一部のみが支持リブ250を必要とすることがあり、支持リブ250が不要な位置では支持リブ250を取り外すことができ、これにより支持リブ250を選択的に脱着することができる。
このため、例えば、支持リブ250は、ベース部252と、支持部253とを含んで構成され得る。ベース部252は、ヒートシンク240に様々な方法で結合されるが、例えば、ボルトなどの締結部材を介して結合され得る。ただし、締結部材がボルトに限定されるものではなく、締結方式が締結部材に限定されることもない。支持部253は、ベース部252から突出してセルカバー300を支持するように設けられる。
図8を参照すると、支持リブ250は上広下狭状に形成され、セルカバー300の側面は、上広下狭状の支持リブ250と接触できるように下端部が外側に折り曲げられた形状に形成され得る。これにより、セルカバー300の第1のカバー部310と第2のカバー部320とが両側に広がらないように支持されるだけでなく、上下方向への移動が制限されて、ヒートシンク240に対するセルユニットの結合固定性が向上することができる。
また、図9を参照すると、支持リブ250は下広上狭状に形成され、セルカバー300の側面は、下広上狭状の支持リブ250と接触できるように下端部が内側に折り曲げられた形状に形成され得る。これにより、セルカバー300の第1のカバー部310と第2のカバー部320とが両側に広がらないように支持され得、セルカバー300をヒートシンク240に載置するとき、他の実施構成に比べて工程が容易であるという効果がある。
図10は、本発明の第1の実施形態によるバッテリーパックにおけるヒートシンクの支持リブの適用位置及び構造を説明するための図である。
ヒートシンク240の支持リブ250は、セルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320の下端部全体を支持するように構成されてもよく、あるいは、例えば、図10に示すように、ヒートシンク240上でセルカバー300の長手方向に沿ってセルカバー300の一部のみを支持するように構成されてもよい。例えば、1つのセルカバー300を支持するために、第1のカバー部310側に少なくとも1つの支持リブ250、第2のカバー部320側に少なくとも1つの支持リブ250が形成され得る。図10では、6つの支持リブ250が形成されているが、これに限定されるものではなく、支持リブ250は2つ、4つ、または8つであってもよく、またはそれ以上であってもよい。
図11は、本発明の第2の実施形態によるバッテリーパックの概略斜視図であり、図12は、本発明の第2の実施形態によるバッテリーパックの一部の概略断面図であり、図13は、図12の領域Bの拡大図である。
本発明の第2の実施形態は、ヒートシンク240に支持リブ250ではなく凹部260が形成されている点で上記第1の実施形態とは構成上の違いを有する。ただし、第1の実施形態の説明と共通する内容は、上記第1の実施形態の説明で代替する。また、第2の実施形態の説明のうち、第1の実施形態に適用可能な部分は、第1の実施形態に適用することができる。
図11~図13を参照すると、本発明の第2の実施形態によるバッテリーパック10に設けられたヒートシンク240は、凹部260を含む。ここで、凹部260は、ヒートシンク240の内側に凹むように形成され得る。また、凹部260は、セルカバー300の下部面積に対応する面積を有するように設けられ得る。また、セルカバー300が凹部260に挿入され、凹部260の両側壁261a、261bによって押圧され得る。セルカバー300が押圧される理由及び必要性については、前述の説明に代える。
図12及び図13を参照すると、凹部260にはサーマルレジン270が充填され得る。凹部260にサーマルレジン270が充填されると、セルカバー300で包み込まれたバッテリーセル100が下部フレーム210に載置される際に、バッテリーセル100の下側部がサーマルレジン270に接触する可能性がある。
このように、サーマルレジン270が凹部260の内側に充填された状態でセルユニットが凹部260に載置されると、より多くの量のサーマルレジン270がセルカバー300の内部に流入することができ、これにより、バッテリーセル100とサーマルレジン270との接触面積が広くなる効果がある。
ここで、凹部260の両側壁261a、261bは、セルカバー300を外側から内側に押圧して支持するように構成され得る。例えば、セルカバー300の側面の下端部、すなわち、第1のカバー部310の下端部は、図13に基づいて凹部260の側壁261のうち右側壁261aと接触するように構成され、第2のカバー部320の下端部は、図13に基づいて凹部260の側壁261のうち左側壁261bと接触するように構成され得る。このとき、凹部260の右側壁261aは、第1のカバー部310を右(外側)から左(内側)へ押圧して支持し、凹部260の左側壁261bは、第2のカバー部320を左(外側)から右(内側)へ押圧して支持する。
このようにすれば、ヒートシンク240に設けられた凹部260の側壁261によって、セルカバー300の第1のカバー部310及び第2のカバー部320が押圧されるので、第1のカバー部310と第2のカバー部320とが外側に広がらずに支持され得る。したがって、セルカバー300を作製する際、組立公差によるセルカバー300の広がり現象を防止することができ、また、充放電過程で発生するバッテリーセル100のスウェリングによるセルカバー300の広がり現象も防止することができる。
一方、第1のカバー部310の下端部又は第2のカバー部320の下端部と、凹部260の両側壁261a、261bとは、それぞれ互いに接触するように構成されており、これにより熱交換が可能となる。ここで、凹部260の両側壁261a、261bは、ヒートシンク240と一体的に作製されていてもよいし、またはヒートシンク240に直接結合されるように作製されていてもよく、それによって低温が維持される。このような凹部260の両側壁261a、261bがセルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320と密接に接触することにより、冷却効率が向上することができる。すなわち、バッテリーセル100の熱がセルカバー300に伝達され、セルカバー300からヒートシンク240に迅速に伝達されることにより、冷却効率がさらに増大することができる。
図14及び図15は、図13の変形実施形態をそれぞれ示す図である。
図14及び図15を参照すると、凹部260の側壁261とセルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320との接触面積が増加するように、凹部260の両側壁261a、261bの少なくとも一方に第1の傾斜部262が形成され、セルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320には、第1の傾斜部262に対応するような第2の傾斜部350が形成され得る。
例えば、第1の傾斜部262及び第2の傾斜部350は、凹部260の両側壁261a、261bと、セルカバー300の第1のカバー部310又は第2のカバー部320とがそれぞれ接触する部分に形成され得る。
図14を参照すると、第2の傾斜部350は、上から下に向かって外側に傾斜していてもよい。例えば、第2の傾斜部350が第1のカバー部310又は第2のカバー部320の底面となす角度θ1は、鋭角となるように構成され得る。ここで、角度θ1は、30°~60°であり得るが、これに限定されるものではない。
そして、セルカバー300の第1のカバー部310の下端部又は第2のカバー部320の下端部は、凹部260の両側壁261a、261bのそれぞれに対応するように折り曲げられていてもよいし、または、図14に示すように、凹部260の両側壁261a、261bのそれぞれの形状に適合するように、上から下に向かって徐々に厚さが増加するように形成されていてもよい。
図14を参照すると、バッテリーセル100が包み込まれたセルカバー300を凹部260に載置する際、セルカバー300の下端部が凹部260の上端に干渉する可能性があるため、セルカバー300の第1のカバー部310の下端部を先に凹部260の右側壁261aに斜め方向に挿入し、セルカバー300の第2のカバー部320の下端部を僅かな力で内側に折り曲げて凹部260の左側壁261bに挿入し得る。
または、凹部260に対してセルカバー300を上下方向ではなく長手方向に押し込むことで結合させ得る。すなわち、まず、セルカバー300の下端部の長手方向の一端を凹部260の両側壁261a,261bの一方の側壁261a,261bに係合し、次に、セルカバー300の下端部を凹部260の長手方向に移動させて、セルカバー300の下端部全体を凹部260の両側壁261a,261bに結合させ得る。すなわち、セルカバー300の下端部がレールに沿って凹部260に挿入されるように結合され得る。この場合、結合固定力が確実に強固になり、セルカバー300の下端部と凹部260の側壁261との間の接触面積もより大きくなり、図13の実施形態に比べて固定性及び冷却効率が増大することができる。
図15を参照すると、第2の傾斜部350は、下から上に向かって外側に傾斜していてもよい。例えば、第2の傾斜部350が第1のカバー部310又は第2のカバー部320の底面となす角度θ2が、鈍角となるように構成され得る。ここで、角度θ2は120°~150°であり得るが、これに限定されるものではない。
ここで、セルカバー300の第1のカバー部310の下端部又は第2のカバー部320の下端部は、凹部260の両側壁261a、261bのそれぞれに対応するように折り曲げられていてもよいし、または、図15に示すように、凹部260の両側壁261a、261bのそれぞれの形状に適合するように、下から上に向かって徐々に厚さが増加するように形成されていてもよい。
図15を参照すると、セルカバー300の下端部と凹部260の側壁261との間の接触面積が図13の実施形態よりも大きくなり得、冷却効率が増大することができ、セルカバー300をヒートシンク240に結合する工程が容易になる。すなわち、図15の変形実施形態によるセルカバー300の第2の傾斜部350は、凹部260側壁261の第1の傾斜部262に沿って摺動し、凹部260に載置されることができ、それにより、工程が容易になる効果がある。
以上のように上述した構成を含むことにより、本発明の各実施形態によるバッテリーパック10は、パウチ型バッテリーセル100を空間効率的にパックケース200に収容することができ、従来のバッテリーパック10に比べてエネルギー密度が高く、組立工程を簡素化することができる。また、パックケース200に対する、バッテリーセル100が包み込まれたセルカバー300の結合性、固定性、及び熱伝導性が向上することができる。
図16は、本発明の各実施形態によるバッテリーパックを含む自動車を説明するための図である。
本発明の一実施形態による自動車20は、前述した各実施形態によるバッテリーパック10を1つ以上含み得る。ここで、前記自動車20は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などの電気を使用するように設けられた各種自動車20を含む。
本明細書においては、上、下、左、右、前、後などの方向を表す用語が使用されている場合、これらの用語は説明の便宜上のものに過ぎず、対象となる物事の位置や観測者の位置などによって変わり得ることは、本発明の当業者にとって自明である。
以上、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で様々な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。よって、先に開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の真の技術的思想の範囲は、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれると解釈されねばならない。
本発明は、バッテリーパック及びそれを含む自動車に関し、特に、二次電池関連産業に利用可能である。
10 バッテリーパック
20 自動車
100 バッテリーセル
110 電極リード
120 バスバーフレーム
200 パックケース
210 下部フレーム
211 流路
220 側面フレーム
230 上部カバー
240 ヒートシンク
250 支持リブ
251 係止突起
252 ベース部
253 支持部
260 凹部
261 側壁
261a 右側壁
261b 左側壁
262 第1の傾斜部
270 サーマルレジン
300 セルカバー
310 第1のカバー部
320 第2のカバー部
330 第3のカバー部
340 係止溝
350 第2の傾斜部
400 圧縮パッド
500 バッテリー管理システム
600 バッテリー遮断ユニット
20 自動車
100 バッテリーセル
110 電極リード
120 バスバーフレーム
200 パックケース
210 下部フレーム
211 流路
220 側面フレーム
230 上部カバー
240 ヒートシンク
250 支持リブ
251 係止突起
252 ベース部
253 支持部
260 凹部
261 側壁
261a 右側壁
261b 左側壁
262 第1の傾斜部
270 サーマルレジン
300 セルカバー
310 第1のカバー部
320 第2のカバー部
330 第3のカバー部
340 係止溝
350 第2の傾斜部
400 圧縮パッド
500 バッテリー管理システム
600 バッテリー遮断ユニット
Claims (16)
- 複数のパウチ型バッテリーセルと、
内部空間に前記複数のパウチ型バッテリーセルを収容し、ヒートシンクを有するパックケースと、
前記パックケースの内部空間において、前記複数のパウチ型バッテリーセルのうちの少なくとも一部のパウチ型バッテリーセルを少なくとも部分的に包み込んで支持するセルカバーと、
を含み、
前記ヒートシンクは、前記セルカバーを押圧するように構成されている、バッテリーパック。 - 前記セルカバーに接触するように前記ヒートシンクから突設された支持リブを含む、請求項1に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは、前記ヒートシンクに載置された前記セルカバーを外側から内側に押圧して支持するように構成されている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは、前記セルカバーの側面の下端部と相互に接触するように構成されている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは係止突起を備え、前記セルカバーの側面には、前記係止突起と係合可能な係止溝が形成されている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは、前記ヒートシンクに着脱自在に設けられている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは上広下狭状に形成されており、前記セルカバーの側面は、前記上広下狭状の支持リブと接触できるように下端部が外側に折り曲げられた形状に形成されている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記支持リブは下広上狭状に形成されており、前記セルカバーの側面は、前記下広上狭状の支持リブと接触できるように下端部が内側に折り曲げられた形状に形成されている、請求項2に記載のバッテリーパック。
- 前記ヒートシンクの内側に凹設された凹部を含み、
前記セルカバーが前記凹部に挿入されて前記凹部の両側壁により押圧されている、請求項1に記載のバッテリーパック。 - 前記凹部には、サーマルレジンが充填されている、請求項9に記載のバッテリーパック。
- 前記凹部の両側壁は、前記セルカバーを外側から内側に押圧して支持するように構成されている、請求項9に記載のバッテリーパック。
- 前記凹部の両側壁の少なくとも一方には、第1の傾斜部が形成されており、
前記セルカバーには、前記第1の傾斜部に対応するような第2の傾斜部が形成されている、請求項9に記載のバッテリーパック。 - 前記第1の傾斜部及び前記第2の傾斜部は、前記凹部の側壁と前記セルカバーとが接触する部分に形成されている、請求項12に記載のバッテリーパック。
- 前記第2の傾斜部は、上から下に向かって外側に傾斜している、請求項12に記載のバッテリーパック。
- 前記第2の傾斜部は、下から上に向かって外側に傾斜している、請求項12に記載のバッテリーパック。
- 請求項1から15のいずれか一項に記載のバッテリーパックを含む、自動車。
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