JP2025161571A - パターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】2次元層状物質からなる微細パターンを簡便にかつ高い品質を伴って形成するパターン形成方法の提供。
【解決手段】 第1主表面に凹部が形成されている基板を準備する基板準備ステップと、基板の第1主表面上に2次元層状物質からなるナノシートを配置するナノシート配置ステップと、粘着体を準備する粘着体準備ステップと、粘着体の第1主表面をナノシートの表面に接触させる接触ステップと、粘着体をナノシートの表面から引き離す引き離しステップを有するパターン形成方法。
【選択図】図1
【解決手段】 第1主表面に凹部が形成されている基板を準備する基板準備ステップと、基板の第1主表面上に2次元層状物質からなるナノシートを配置するナノシート配置ステップと、粘着体を準備する粘着体準備ステップと、粘着体の第1主表面をナノシートの表面に接触させる接触ステップと、粘着体をナノシートの表面から引き離す引き離しステップを有するパターン形成方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、パターン形成方法に係り、特に2次元層状物質を用いたパターン形成方法に関する。
原子層間が弱いファンデルワールス力で結合された層状構造の物質である2次元層状物質は、特有の電子的、光学的および機械的性質を有する。このことから、2次元層状物質は、ガスセンサー(例えば、特許文献1に開示がある)、太陽電池、リチウムイオン電池、および電界効果トランジスタなどの分野で大変注目されている物質であり、さらに、パターン形状に加工した2次元層状物質は、例えば、メタマテリアル構造をもったフォトニクス素子や2次元ネットワーク素子への応用に道を開くものとして大いに期待されている。
2次元層状物質はナノシート状で供給することが可能であり、そのナノシートをパターン化して微細パターンを形成する方法としては、(1)集束イオンビーム照射による加工法、(2)フェムト秒レーザーによる加工法、(3)ナノシートを結晶軸に沿って切断する加工法、および(4)リソグラフィとドライエッチングによる加工法を挙げることができる。しかしながら、これらの方法には下記に示す問題があり、2次元層状物質からなるサブミクロンサイズの微細パターンを簡便にかつ高い品質を伴って形成する新たな方法の開発が嘱望されていた。
集束イオンビーム照射による加工法は、高密度の集束ヘリウムイオンビームやガリウムビームをナノシートに照射して、スパッタリング現象や照射が生み出す熱による原子の昇華によってナノシートを切断する方法で、非特許文献1および2に開示がある。この方法の問題は、下地も同時に加工され、基板との融着などが起きることであり、切断エッジ周囲には熱生成によるナノシートの溶融、欠陥、原子の移動、および変形が生じる。
フェムト秒レーザーによる加工法は、強い強度のフェムト秒レーザーを集光して掃引照射し、ナノシートを構成する原子を昇華させて切断する方法である。この方法は、レーザー光の波長に起因する光学限界に伴う空間分解能の制約、熱生成に伴う溶融、および欠陥の発生という問題がある。
ナノシートを結晶軸に沿って切断する加工法は、溶媒中に分散した酸化物ナノシートを突起のある基板上に乗せてナノシートの結晶軸に沿って切断する方法で、特許文献2に開示がある。この方法は、結晶の軸方向に沿った切断しかできず、自在な形状のパターン形成が困難であるという問題がある。
リソグラフィとドライエッチングによる加工法は、もっとも一般的な加工法であるが、レジスト除去時およびドライエッチング時に被加工物である下地へダメージ、汚染を与えやすいという問題がある。
M.Sakurai et al.,Nanotechnology,31(2020)345708.
M.Sakurai et al.,Vacuum,207(2023)111605.
本発明が解決しようとする課題は、従来法にあった上記課題が回避される、2次元層状物質からなるサブミクロンサイズの微細パターンを簡便にかつ高い品質を伴って形成する方法を提供することである。
課題を解決するための本発明の構成を下記に示す。
(構成1)
第1主表面に凹部が形成されている基板を準備する基板準備ステップと、
前記基板の前記第1主表面上に2次元層状物質からなるナノシートを配置するナノシート配置ステップと、
粘着体を準備する粘着体準備ステップと、
前記粘着体の第1主表面を前記ナノシートの表面に接触させる接触ステップと、
前記粘着体を前記ナノシートの表面から引き離す引き離しステップを有し、
前記凹部以外の前記基板の前記第1主表面上に前記2次元層状物質からなる層が形成されたパターンを形成する、パターン形成方法。
(構成2)
前記粘着体は、第1主表面が平坦なパッドからなる、構成1記載のパターン形成方法。
(構成3)
前記パッドは温度によって付着力が変化する材料からなる、構成2記載のパターン形成方法。
(構成4)
前記パッドの少なくとも第1主表面はポリマーで形成されている、構成2または3記載のパターン形成方法。
(構成5)
前記粘着体の前記第1主表面に微細パターンが形成されており、前記微細パターンのパターン間ピッチpは被形成パターン間の最小スペースsより小さい、構成1記載のパターン形成方法。
(構成6)
前記粘着体の少なくとも表面は熱剥離テープまたは粘着テープを備える、構成1記載のパターン形成方法。
(構成7)
前記引き離しステップは、前記粘着体の温度を変化させて、前記ナノシートと前記粘着体との付着力を制御して実施する、構成1から6の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成8)
前記温度を変化させたときの到達温度は、前記粘着体の軟化点温度である、構成7記載のパターン形成方法。
(構成9)
前記2次元層状物質は、層間がファンデルワールス力で結合されている、構成1から8の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成10)
前記2次元層状物質は、グラフェン、遷移金属カルコゲナイト(TMDC)、酸化物、および窒化物からなる群より選ばれる1からなる、構成1から9の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成11)
前記遷移金属カルコゲナイトは、ZrSe2、TaSe2、TaS2、NbSe2、WSe2、MoTe2、MoSe2、MoS2、GaSe、GaS、SnSe2およびSnS2からなる群より選ばれる1からなる、構成10記載のパターン形成方法。
(構成12)
前記ナノシートの厚さは、1原子層以上200nm以下である、構成1から11の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成13)
前記凹部の最小の溝の幅は0.05μm以上10μm以下である、構成1から12の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成14)
前記基板と前記ナノシートの間に接着強化層が形成されている、構成1から13の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成1)
第1主表面に凹部が形成されている基板を準備する基板準備ステップと、
前記基板の前記第1主表面上に2次元層状物質からなるナノシートを配置するナノシート配置ステップと、
粘着体を準備する粘着体準備ステップと、
前記粘着体の第1主表面を前記ナノシートの表面に接触させる接触ステップと、
前記粘着体を前記ナノシートの表面から引き離す引き離しステップを有し、
前記凹部以外の前記基板の前記第1主表面上に前記2次元層状物質からなる層が形成されたパターンを形成する、パターン形成方法。
(構成2)
前記粘着体は、第1主表面が平坦なパッドからなる、構成1記載のパターン形成方法。
(構成3)
前記パッドは温度によって付着力が変化する材料からなる、構成2記載のパターン形成方法。
(構成4)
前記パッドの少なくとも第1主表面はポリマーで形成されている、構成2または3記載のパターン形成方法。
(構成5)
前記粘着体の前記第1主表面に微細パターンが形成されており、前記微細パターンのパターン間ピッチpは被形成パターン間の最小スペースsより小さい、構成1記載のパターン形成方法。
(構成6)
前記粘着体の少なくとも表面は熱剥離テープまたは粘着テープを備える、構成1記載のパターン形成方法。
(構成7)
前記引き離しステップは、前記粘着体の温度を変化させて、前記ナノシートと前記粘着体との付着力を制御して実施する、構成1から6の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成8)
前記温度を変化させたときの到達温度は、前記粘着体の軟化点温度である、構成7記載のパターン形成方法。
(構成9)
前記2次元層状物質は、層間がファンデルワールス力で結合されている、構成1から8の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成10)
前記2次元層状物質は、グラフェン、遷移金属カルコゲナイト(TMDC)、酸化物、および窒化物からなる群より選ばれる1からなる、構成1から9の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成11)
前記遷移金属カルコゲナイトは、ZrSe2、TaSe2、TaS2、NbSe2、WSe2、MoTe2、MoSe2、MoS2、GaSe、GaS、SnSe2およびSnS2からなる群より選ばれる1からなる、構成10記載のパターン形成方法。
(構成12)
前記ナノシートの厚さは、1原子層以上200nm以下である、構成1から11の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成13)
前記凹部の最小の溝の幅は0.05μm以上10μm以下である、構成1から12の何れか一記載のパターン形成方法。
(構成14)
前記基板と前記ナノシートの間に接着強化層が形成されている、構成1から13の何れか一記載のパターン形成方法。
本発明によれば、2次元層状物質からなるサブミクロンサイズの微細パターンを簡便にかつ高い品質を伴って形成する方法が提供される。
以下本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
なお、文中のA~Bは、A以上B以下を示す。
なお、文中のA~Bは、A以上B以下を示す。
(実施の形態1)
実施の形態1では、粘着体を用いた引き剥がし処理により2次元層状物質からなる微細パターンを形成する方法について、図を参照しながら説明する。
実施の形態1では、粘着体を用いた引き剥がし処理により2次元層状物質からなる微細パターンを形成する方法について、図を参照しながら説明する。
実施の形態1の2次元層状物質微細パターン形成方法は、図2に示されるフローチャートに示されているように、下記のステップからなる。
第1のステップは、第1主表面13に凹部12が形成されている基板11を準備する基板準備ステップ(図1(a)、工程S11)である。
ここで、基板11は変形を起こしにくい機械的強度を備えるものであれば特に限定はなく、所望の基板を使用することができる。例えば、基板11として、Si基板、GaAs基板、シリコン窒化膜(SiNx)基板、シリコン酸化膜(SiOx)基板、シリコン酸窒化(SiON)基板、、合成石英基板、ガラス基板、タングステン(W)などの金属基板、ポリカーボネイトなどのプラスチック基板、炭化シリコン(SiC)などからなるセラミックス基板を挙げることができる。基板11は、単一の材料からなるものに加え、複数の材料から構成されているものでもよく、例えばシリコン基板の上に凸部を形成する酸化シリコン、ポリシリコンおよびアルミニウムなどからなるパターンを備えるものでもよい。
ここで、基板11は変形を起こしにくい機械的強度を備えるものであれば特に限定はなく、所望の基板を使用することができる。例えば、基板11として、Si基板、GaAs基板、シリコン窒化膜(SiNx)基板、シリコン酸化膜(SiOx)基板、シリコン酸窒化(SiON)基板、、合成石英基板、ガラス基板、タングステン(W)などの金属基板、ポリカーボネイトなどのプラスチック基板、炭化シリコン(SiC)などからなるセラミックス基板を挙げることができる。基板11は、単一の材料からなるものに加え、複数の材料から構成されているものでもよく、例えばシリコン基板の上に凸部を形成する酸化シリコン、ポリシリコンおよびアルミニウムなどからなるパターンを備えるものでもよい。
凹部12は、その最小の溝幅が0.05μm以上10μm以下であることが好ましく、0.2μm以上5μm以下であることがより好ましい。最小の溝幅がこの範囲に収まっていると、精度の高いパターンを安定的に低欠陥で形成することが可能になる。この後行われるナノシートの引き離しステップ(工程S15)で、最小部の溝幅が0.05μm未満の場合は、所望の形状にナノシートを引き剥がすことが難しく欠陥が発生しやすくなり、最小幅が10μmを超えるとパターン部に配置されるナノシートに撓みが生じやすくなって所望の形状の2次元層状物質からなるパターンを形成することが難しくなる。ナノシートの引き剥がしは、ナノシートの機械的な剛性と接触強度のバランスによって生じるため、パターンのサイズが小さくなると接触強度は弱くなり、ナノシートを薄くする必要がある。
凹部12の深さは、引き続き行われる2次元層状物質からなるナノシートを基板11の第1主表面13に被着した際、前記シートが凹部12の底に接触しない深さが確保されていれば特に制限はなく、例えば、基板11を貫通する開口になっていてもよい。
第1主表面13は、その表面が平滑であり、その水準面が平坦であることが好ましい。平滑かつ平坦であると欠陥の発生を抑制しやすい。
凹部12の深さは、引き続き行われる2次元層状物質からなるナノシートを基板11の第1主表面13に被着した際、前記シートが凹部12の底に接触しない深さが確保されていれば特に制限はなく、例えば、基板11を貫通する開口になっていてもよい。
第1主表面13は、その表面が平滑であり、その水準面が平坦であることが好ましい。平滑かつ平坦であると欠陥の発生を抑制しやすい。
第2のステップは、基板11の第1主表面13上に2次元層状物質からなるナノシート20を配置するナノシート配置ステップ(図1(b)、工程S12)である。ここで、ナノシート20の配置方法は通常のナノシート被着方法でよいが、気泡や皺が入らないように留意した被着方法が好ましい。
2次元層状物質20は、その層間がファンデルワールス力で結合されている層状物質で、具体的には、グラフェン、遷移金属カルコゲナイト(TMDC)、酸化物、および窒化物からなる群より選ばれる1を挙げることができ、遷移金属カルコゲナイトとしては、ZrSe2、TaSe2、TaS2、NbSe2、WSe2、MoTe2、MoSe2、MoS2、GaSe、GaS、SnSe2およびSnS2からなる群より選ばれる1を挙げることができる。これらの材料は、原子層間に働く力が弱いファンデルワールス力であるため、後述のナノシート引き離しステップ(工程S15)の際、パターン形状精度よく引き離すことができる。
2次元層状物質ナノシート20の厚さは、1原子層以上200nm以下が好ましい。2次元層状物質ナノシート20の厚さがこの範囲に収まっていると、精度の高いパターンを安定的に低欠陥で形成することが可能になる。すなわち、1原子層未満ではポーラスで脆く欠陥が生じやすく、200nmを超えるとナノシート引き離しステップ(工程S15)の際、基板凹部12のエッジ部でパターンを綺麗に分断することが難しくなり、高精度なパターン形成が困難になる。
2次元層状物質ナノシート20の厚さは、1原子層以上200nm以下が好ましい。2次元層状物質ナノシート20の厚さがこの範囲に収まっていると、精度の高いパターンを安定的に低欠陥で形成することが可能になる。すなわち、1原子層未満ではポーラスで脆く欠陥が生じやすく、200nmを超えるとナノシート引き離しステップ(工程S15)の際、基板凹部12のエッジ部でパターンを綺麗に分断することが難しくなり、高精度なパターン形成が困難になる。
第3のステップは、粘着体31を準備する粘着体準備ステップ(図1(c)、工程S13)である。
粘着体31としては、第1の主表面がポリマーで形成されているパッド、熱剥離テープ、および表面に熱剥離テープや粘着性テープを備えるパッドを挙げることができる。ここで、熱剥離テープとは、温度によって粘着力が変化するテープのことを指す。その粘着力の変化幅は、不要なナノシート部分の引き剥がしに適したものを用いる。具体的には、熱剥離テープとして、リパアルファ(Nitto製)を挙げることができる。また、粘着性テープとして、スコッチ・メンディングテープ(810-1-18D)(スリーエムジャパン(株))を挙げることができる。
粘着体31としては、第1の主表面がポリマーで形成されているパッド、熱剥離テープ、および表面に熱剥離テープや粘着性テープを備えるパッドを挙げることができる。ここで、熱剥離テープとは、温度によって粘着力が変化するテープのことを指す。その粘着力の変化幅は、不要なナノシート部分の引き剥がしに適したものを用いる。具体的には、熱剥離テープとして、リパアルファ(Nitto製)を挙げることができる。また、粘着性テープとして、スコッチ・メンディングテープ(810-1-18D)(スリーエムジャパン(株))を挙げることができる。
パッドの形状としては、第1主表面が平坦なパッドと、第1主表面に微細パターンが形成されたパッド(刷毛状粘着体、刷毛状パッド)を挙げることができる。
前者の平坦なパッドであると、ナノシート20とパッドとを均一な圧力で接触させることが可能な面が広くなり、面内でのパターン形成精度が向上する。
後者の微細パターンが形成されたパッドであると、基板11の凸部が十分な平坦度や平滑度でない場合もパッドが柔軟に追従して密着するため、パターン欠落などの欠陥を生じにくいという効果が得られる。ここで、図3に示されるように、微細パターンが形成された粘着体(刷毛状粘着体、刷毛状パッド)32のパターン間ピッチpは、被形成パターン間の最小スペースsより、例えば桁が変わるほど、ずっと小さくしておく。なお、第1主表面に微細パターンが形成されたパッド32を用いた場合と第1主表面が平坦なパッド31を用いた場合の差はパッドのみであり、パッド32を用いたパターン形成ステップは、図1に示す第1主表面が平坦なパッド31を用いたパターン形成ステップに準拠する。すなわち、第1主表面に微細パターンが形成されたパッドを使用する場合も、パターン形成ステップは、基板準備ステップ(図3(a))、ナノシート配置ステップ(図3(b))、粘着体準備ステップ(図3(c))、粘着体接触ステップ(図3(d))および引き離しステップ(図3(e))からなる。
前者の平坦なパッドであると、ナノシート20とパッドとを均一な圧力で接触させることが可能な面が広くなり、面内でのパターン形成精度が向上する。
後者の微細パターンが形成されたパッドであると、基板11の凸部が十分な平坦度や平滑度でない場合もパッドが柔軟に追従して密着するため、パターン欠落などの欠陥を生じにくいという効果が得られる。ここで、図3に示されるように、微細パターンが形成された粘着体(刷毛状粘着体、刷毛状パッド)32のパターン間ピッチpは、被形成パターン間の最小スペースsより、例えば桁が変わるほど、ずっと小さくしておく。なお、第1主表面に微細パターンが形成されたパッド32を用いた場合と第1主表面が平坦なパッド31を用いた場合の差はパッドのみであり、パッド32を用いたパターン形成ステップは、図1に示す第1主表面が平坦なパッド31を用いたパターン形成ステップに準拠する。すなわち、第1主表面に微細パターンが形成されたパッドを使用する場合も、パターン形成ステップは、基板準備ステップ(図3(a))、ナノシート配置ステップ(図3(b))、粘着体準備ステップ(図3(c))、粘着体接触ステップ(図3(d))および引き離しステップ(図3(e))からなる。
パッドは、温度によって付着力が変化する材料からなることが好ましく、パッドの少なくとも第1主表面はポリマーで形成されていることが好ましい。この理由は、ポリマーが、ナノシート20に接触させたときに傷を与えにくく軟化温度付近で付着力が大きく変化することによる。ポリマーとしては、ポリジメチルシロキサン(PDMS)やポリプロピレンカルボナート(PPC)などのシリコーン系ポリマーを好んで用いることができる。
軟化の指標は、表面が溶解し始める温度であり、PDMSおよびPPCなどのシリコーン系ポリマーを主成分とするシリコーン系ゴム(熱分解または熱融解温度160℃~250℃)の場合、50~90℃を用いるとよい。
第4のステップは、粘着体31の第1主表面をナノシート20の表面に接触させる接触ステップ(図1(d)、工程S14)である。接触時間は特に制限はないが、温度調整を伴ってパッドを用いた場合、数分間を挙げることができる。柔らかいパッドを使った場合、上から加えた力はパターンのエッジ部でナノシートに局所的な剪断ストレスを与え、結果としてエッジに沿って生じる欠陥がパッドを引き離す際にパターンに沿った切り剥がしを誘導する。温度で粘着性が可変するパッドの場合、力の印加の微調整が可能となる。
第5のステップは、粘着体31をナノシート20の表面から引き離す引き離しステップ(図1(e)、工程S15)である。
第1から第5のステップを経て、基板11の凹部12以外の第1主表面13上、すなわち基板11の凸部に2次元層状物質層21が形成されたパターンが形成される(図1(f))。
第5のステップは、粘着体31をナノシート20の表面から引き離す引き離しステップ(図1(e)、工程S15)である。
第1から第5のステップを経て、基板11の凹部12以外の第1主表面13上、すなわち基板11の凸部に2次元層状物質層21が形成されたパターンが形成される(図1(f))。
本発明のポイントは、非パターン形成領域にあるナノシート20の引き離しにある。すなわち、パターンとして残すべき2次元層状物質ナノシートは傷つけず、十分なパターンエッジの精度を確保して不要な部分のナノシートを除去することにある。
凹部12をもつ基板11にナノシート20が配置され、さらにナノシート20に粘着体31が接触すると、図4に示されるように、界面A~Dで4種類の界面状態が基板11、ナノシート20および粘着体31との間に存在することになる。そこでは、ナノシート20は、凹部12の上の界面Bでは何とも接触せず、界面Dでは粘着体31と接触する。
図1(e)に示すような基板11の凸部上にナノシート21が残り、凹部12に配置されていたナノシート20は粘着体31に付着してナノシート片22としてナノシート20が綺麗にパターン分離される条件は、下記(1)~(3)で表される。
(1) 界面Cでのナノシート20と粘着体31の相互作用 < 界面Aでの基板11とナノシート20との相互作用、の関係がある。
(2) ナノシート20の面内での強度がほとんど無視できるほど弱く、切れやすい。
(3) 界面Dでナノシート20と粘着体31の間にファンデルワールス力などの相互作用が働く。
図1(e)に示すような基板11の凸部上にナノシート21が残り、凹部12に配置されていたナノシート20は粘着体31に付着してナノシート片22としてナノシート20が綺麗にパターン分離される条件は、下記(1)~(3)で表される。
(1) 界面Cでのナノシート20と粘着体31の相互作用 < 界面Aでの基板11とナノシート20との相互作用、の関係がある。
(2) ナノシート20の面内での強度がほとんど無視できるほど弱く、切れやすい。
(3) 界面Dでナノシート20と粘着体31の間にファンデルワールス力などの相互作用が働く。
ナノシート20が2次元層状物質からなる薄膜である場合、ファンデルワールス力結合の2次元層状物質は面内での強度がほとんど無視できるほど弱い。このため、力が印加されたところで破断されやすく、条件(2)および条件(3)が満たされる。
そこで、条件(1)を満たして、図1(e)に示されるようなナノシート20のパターン分離、パターン引き離しを行う。
そこで、条件(1)を満たして、図1(e)に示されるようなナノシート20のパターン分離、パターン引き離しを行う。
条件(1)を満たす方法としては、第1は、適度な粘着力を有する粘着体31を用いる方法、第2は、界面Aの相互作用を高める方法、を挙げることができる。当然のことながら、第1および第2の方法を組み合わせてもよい。
第1の方法としては、粘着体31として上述のポリマーを用いる方法、特に適度な粘着力が得られる粘着体31とすべくポリマーの温度制御を行う方法を挙げることができる。また、粘着体31として熱剥離テープや粘着テープを用いてもよい。
第2の方法としては、チタン(Ti)などの付着力の高い基板11を用いる方法、および基板11の凸部の表面に接着材や密着強化材が形成されている方法などを挙げることができる。接着材、密着強化材としては、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、このほか、不活性ガス(例えばアルゴン)やイオンの照射、酸素プラズマ処理によって基板表面を活性化する方法などを挙げることができる。
引き離しステップ(工程S15)では、粘着体31の温度を変化させてナノシート20と粘着体31との付着力を制御して実施するのが好ましい。
ここで、温度を変化させたときの到達温度は、粘着体31の軟化点温度であることが好ましい。粘着体31の温度を変化させることにより付着力は大きく変化し、基板11に接して配置された2次元層状物質からなるナノシート20は基板11に付着したままで、基板11の凹部12のところに配置されたナノシート20は十分に粘着体31に付着する適度な付着力を十分な制御性をもって得ることができる。この制御性は、特に粘着体31の軟化点付近で得られやすい。さらに、軟化点付近の粘着体31は弾力に富んで柔らかいため、粘着体31と機械的に接触する2次元層状物質はダメージを受けにくい。したがって、構造体31に、パターンの一部として残る2次元層状物質を無ダメージあるいは低ダメージで形成することが可能になる。
ここで、温度を変化させたときの到達温度は、粘着体31の軟化点温度であることが好ましい。粘着体31の温度を変化させることにより付着力は大きく変化し、基板11に接して配置された2次元層状物質からなるナノシート20は基板11に付着したままで、基板11の凹部12のところに配置されたナノシート20は十分に粘着体31に付着する適度な付着力を十分な制御性をもって得ることができる。この制御性は、特に粘着体31の軟化点付近で得られやすい。さらに、軟化点付近の粘着体31は弾力に富んで柔らかいため、粘着体31と機械的に接触する2次元層状物質はダメージを受けにくい。したがって、構造体31に、パターンの一部として残る2次元層状物質を無ダメージあるいは低ダメージで形成することが可能になる。
<密着強化層を用いた場合>
基板11の凸部の表面に密着強化材15を形成してパターンを作製する方法を図5を参照しながら説明する。この方法と図1を用いて説明したパターン形成方法との差は、密着強化材15の有無のみで、パターン形成ステップは図1を用いて説明してきたステップに準拠する。したがって、パターン形成のステップは、基板準備ステップ(図5(a))、ナノシート配置ステップ(図5(b))、粘着体準備ステップ(図5(c))、粘着体接触ステップ(図5(d))および引き離しステップ(図5(e))からなる。
基板11の凸部の表面に密着強化材15を形成してパターンを作製する方法を図5を参照しながら説明する。この方法と図1を用いて説明したパターン形成方法との差は、密着強化材15の有無のみで、パターン形成ステップは図1を用いて説明してきたステップに準拠する。したがって、パターン形成のステップは、基板準備ステップ(図5(a))、ナノシート配置ステップ(図5(b))、粘着体準備ステップ(図5(c))、粘着体接触ステップ(図5(d))および引き離しステップ(図5(e))からなる。
まず、基板11の第1主表面の凸部13に密着強化層15が形成されている基板11aを準備する。密着強化層15としては、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、このほか、不活性ガス(例えばアルゴン)やイオンの照射、酸素プラズマ処理によって基板表面を活性化する方法を挙げることができる。
密着強化層15の厚さや形成方法は特に制限はない。例えば、厚さは数原子層以上50nm以下とすることができる。形成方法としては、選択CVD(Chemical Vapor Deposition)法、CVD法、スパッタリング法、蒸着法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、塗布形成法、キャスト法、および浸漬法を挙げることができる。ここで、密着強化層15は、パターン形成の観点からは、第1主表面の凸部13に形成されていることが肝要で、第1主表面の凸部13の場所のみに形成されていても、第1主表面の凸部13を含む領域に形成されていてもかまわない。
密着強化層15を用いた本願のパターン形成方法は、前述の「(1)界面Cでのナノシート20と粘着体31の相互作用 < 界面Aでの基板11とナノシート20」の関係を高い裕度をもって達成することができ、パターン欠陥発生率が極めて少ないという特徴がある。
密着強化層15の厚さや形成方法は特に制限はない。例えば、厚さは数原子層以上50nm以下とすることができる。形成方法としては、選択CVD(Chemical Vapor Deposition)法、CVD法、スパッタリング法、蒸着法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、塗布形成法、キャスト法、および浸漬法を挙げることができる。ここで、密着強化層15は、パターン形成の観点からは、第1主表面の凸部13に形成されていることが肝要で、第1主表面の凸部13の場所のみに形成されていても、第1主表面の凸部13を含む領域に形成されていてもかまわない。
密着強化層15を用いた本願のパターン形成方法は、前述の「(1)界面Cでのナノシート20と粘着体31の相互作用 < 界面Aでの基板11とナノシート20」の関係を高い裕度をもって達成することができ、パターン欠陥発生率が極めて少ないという特徴がある。
<熱剥離テープを用いた場合>
本発明のパターン形成方法では、粘着体として、熱剥離テープ等の粘着あるいは接着テープを用いることができる。
熱剥離テープパターンからなる粘着体33を用いてパターン形成する方法を密着強化層15を用いた図6を例示として参照しながら説明する。但し、本方法において密着強化層15は必須の構成ではない。密着強化層15を用いない図1のパターン形成方法に準拠させて、粘着体31を熱剥離テープパターンからなる粘着体33に置き換えての適用も可能である。
本発明のパターン形成方法では、粘着体として、熱剥離テープ等の粘着あるいは接着テープを用いることができる。
熱剥離テープパターンからなる粘着体33を用いてパターン形成する方法を密着強化層15を用いた図6を例示として参照しながら説明する。但し、本方法において密着強化層15は必須の構成ではない。密着強化層15を用いない図1のパターン形成方法に準拠させて、粘着体31を熱剥離テープパターンからなる粘着体33に置き換えての適用も可能である。
この方法と図5あるいは図1を用いて説明したパターン形成方法との差は、熱剥離テープパターンからなる粘着体33の適用のみで、パターン形成ステップは図5あるいは図1を用いて説明してきたステップに準拠する。したがって、パターン形成のステップは、基板準備ステップ(図6(a))、ナノシート配置ステップ(図6(b))、粘着体準備ステップ(図6(c))、粘着体接触ステップ(図6(d))および引き離しステップ(図6(e))からなる。
テープを用いた製造方法は流れ生産に効率的に組み込める生産方式であり、生産性が高いという特徴を有する。一方で、テープの場合、一般的に、十分にテンションをかけても微小に波を打ったような表面形状で完全に平坦且つ平滑な面を安定して得るのは難しく、また対向する広い領域に対して均一な力を印加することも容易ではない。
テープを粘着体として本発明のパターン形成方法に適用した場合は、図4に示される界面Bの何とも接触していない薄い2次元層状パターンを引き離せばよいので、テープに対する(a)完全に平坦且つ平滑な面の安定形成、および(b)対向する広い領域に対して均一な力の印加に対する要求レベルは比較的低い。特に密着強化層15を適用した場合は、図4に示した界面Aの付着力が強いので、界面Cでの付着力が多少変動しても2次元層状物質からなるナノシート20は十分に界面Aに付着する。印加する熱の制御により、界面Dでの付着力を高めに設定すれば、安定して低欠陥且つ精度のよい2次元層状パターンの引き離しを行うことが可能である。したがって、粘着体として熱剥離テープ等の粘着あるいは接着テープを用いた方法により、簡便且つ高い品質を伴って生産性の高い流れ生産に好適な、2次元層状物質からなる微細パターンが上層に形成されたパターン形成方法が提供される。
以上述べてきたことから、本方法によれば、数層というような薄膜をも含んだ2次元層状物質からなる所望のパターンが上面に形成された凹凸形状試料が簡便且つ高い品質を伴って形成できる。本発明の方法は、背景で述べた、熱生成に伴うエッジ部の格子欠陥や変形を受けることは殆どなく、任意の角度でのナノシートも切断可能で、所望の形状のパターン形成が可能という特徴を有する。
以下では実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、この実施例はあくまで本発明の理解を助けるためここに挙げたものであり、本発明をこれに限定するものではない。
実施例では、2次元層状材料として2原子層の厚さのグラフェンを用い、窒化シリコン(SiNx)基板上に直径約2.5μmの円形開口が形成された2次元層状パターンを形成した例を説明する。
第1に、基板準備ステップ(工程S11)として、図8(a)に示されるように、厚さ0.2μmの窒化シリコン(SiNx)に直径2.5μmの孔(貫通孔)12aが千鳥状に配置された基板11b(開口基板)を準備した(図7(a))。
第2に、ナノシート配置ステップ(工程S12)として、厚さが2原子層のグラフェンからなるナノシート(グラフェンシート、NORCADA製(USA))を準備し、基板11b上にグラフェンシート20aを載せた(図7(b))。参考までに、グラフェンシート20を基板11b上に載せて走査型ヘリウムイオン顕微鏡により上面より観察した例を図8(b)に示す。ここで、グラフェンシートの大きさは、0.5mm×0.5mmである。
第3に、粘着体準備ステップ(工程S13)として、PDMS(ポリジメチルシロキサン)膜の上にPPC(ポリプロピレンカルボナート)膜が形成された2層のポリマーからなるパッドが表面に形成されたポリマースタンプを粘着体31として準備した(図7(c))。
第4に、粘着体接触ステップ(工程S14)として、ポリマースタンプのパッドをグラフェンシート20に接触させた上で、基板11bを温度調整手段により81℃に加熱して約2分保持した(図7(d)、温度調整手段は図示なし)。なお、PPCの軟化点温度は100-140℃である。
第5に、粘着体引き離しステップ(工程S15)として、ポリマースタンプをゆっくり上に移動させてパッドの表面を基板11bから引き離した。この時、基板11bの孔12aの位置にあったグラフェンシートは、孔12aの淵のエッジ部で切断されてナノシート片22になって粘着体31の表面側に配置されたパッドの表面に付着して基板11b上から引き離され、一方、孔12a以外の基板11b表面に被着されていたグラフェンシートは、欠けることなく、引き続き基板11b表面に2次元層状物質としてのグラフェンパターン21として残った(図7(e))。
参考までに、基板11b上に形成されているグラフェンパターン21を、上面より光学顕微鏡および走査型ヘリウムイオン顕微鏡により観察した例をそれぞれ図9(a)および(b)に示す。エッジ部を含め良好な形状でグラフェン(2次元層状物質)からなるパターンが形成されていることがわかる。また、パッドの表面に付着して基板11b上から引き離されたグラフェンからなるパターン(ナノシート片)22の光学顕微鏡観察結果を図10に示す。
この結果から、特にポリマースタンプのパッドをグラフェンシート20に均一な圧力で接触させることが可能な左上側では、グラフェンからなる円盤状のパターン22は欠けることなくパッド(粘着体31)に付着していることがわかる。このことは、基板11b上に形成されているグラフェンパターン21もパターン欠損がないことを意味する。
以上から、2次元層状材料であるグラフェンからなるミクロンサイズの微細パターンが簡便な装置で簡単に転写可能なことが実証された。
この結果から、特にポリマースタンプのパッドをグラフェンシート20に均一な圧力で接触させることが可能な左上側では、グラフェンからなる円盤状のパターン22は欠けることなくパッド(粘着体31)に付着していることがわかる。このことは、基板11b上に形成されているグラフェンパターン21もパターン欠損がないことを意味する。
以上から、2次元層状材料であるグラフェンからなるミクロンサイズの微細パターンが簡便な装置で簡単に転写可能なことが実証された。
本発明により、金属、半導体および超伝導体として幅広い物性を備えていて機能性材料として様々な活用が期待されている2次元層状物質からなるサブミクロンサイズの微細パターンが、簡便にかつ高い品質を伴って形成することが可能になる。
このため、本発明は、高機能デバイスを支える技術として活用され、産業の発展に大いに寄与することが期待される。
このため、本発明は、高機能デバイスを支える技術として活用され、産業の発展に大いに寄与することが期待される。
11:基板
11a:基板(密着強化層付き基板)
11b:基板(開口基板)
12:凹部
12a:孔(凹部)
13:第1主表面凸部
15:密着強化層、チタン(Ti)
20:2次元層状物質、ナノシート、グラフェンシート
21:2次元層状物質層、グラフェンパターン
22:ナノシート片、パターン
31:粘着体
32:粘着体、刷毛状粘着体、刷毛状パッド
33:熱剥離テープ、粘着テープ
11a:基板(密着強化層付き基板)
11b:基板(開口基板)
12:凹部
12a:孔(凹部)
13:第1主表面凸部
15:密着強化層、チタン(Ti)
20:2次元層状物質、ナノシート、グラフェンシート
21:2次元層状物質層、グラフェンパターン
22:ナノシート片、パターン
31:粘着体
32:粘着体、刷毛状粘着体、刷毛状パッド
33:熱剥離テープ、粘着テープ
Claims (14)
- 第1主表面に凹部が形成されている基板を準備する基板準備ステップと、
前記基板の前記第1主表面上に2次元層状物質からなるナノシートを配置するナノシート配置ステップと、
粘着体を準備する粘着体準備ステップと、
前記粘着体の第1主表面を前記ナノシートの表面に接触させる接触ステップと、
前記粘着体を前記ナノシートの表面から引き離す引き離しステップを有し、
前記凹部以外の前記基板の前記第1主表面上に前記2次元層状物質からなる層が形成されたパターンを形成する、パターン形成方法。 - 前記粘着体は、第1主表面が平坦なパッドからなる、請求項1記載のパターン形成方法。
- 前記パッドは温度によって付着力が変化する材料からなる、請求項2記載のパターン形成方法。
- 前記パッドの少なくとも第1主表面はポリマーで形成されている、請求項2または3記載のパターン形成方法。
- 前記粘着体の前記第1主表面に微細パターンが形成されており、前記微細パターンのパターン間ピッチpは被形成パターン間の最小スペースsより小さい、請求項1記載のパターン形成方法。
- 前記粘着体の少なくとも表面は熱剥離テープまたは粘着テープを備える、請求項1記載のパターン形成方法。
- 前記引き離しステップは、前記粘着体の温度を変化させて、前記ナノシートと前記粘着体との付着力を制御して実施する、請求項1から6の何れか一記載のパターン形成方法。
- 前記温度を変化させたときの到達温度は、前記粘着体の軟化点温度である、請求項7記載のパターン形成方法。
- 前記2次元層状物質は、層間がファンデルワールス力で結合されている、請求項1から8の何れか一記載のパターン形成方法。
- 前記2次元層状物質は、グラフェン、遷移金属カルコゲナイト(TMDC)、酸化物、および窒化物からなる群より選ばれる1からなる、請求項1から9の何れか一記載のパターン形成方法。
- 前記遷移金属カルコゲナイトは、ZrSe2、TaSe2、TaS2、NbSe2、WSe2、MoTe2、MoSe2、MoS2、GaSe、GaS、SnSe2およびSnS2からなる群より選ばれる1からなる、請求項10記載のパターン形成方法。
- 前記ナノシートの厚さは、1原子層以上200nm以下である、請求項1から11の何れか一記載のパターン形成方法。
- 前記凹部の最小の溝の幅は0.05μm以上10μm以下である、請求項1から12の何れか一記載のパターン形成方法。
- 前記基板と前記ナノシートの間に接着強化層が形成されている、請求項1から13の何れか一記載のパターン形成方法。
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2024
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