JP2025142930A - 建物 - Google Patents

建物

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JP2025142930A JP2024042558A JP2024042558A JP2025142930A JP 2025142930 A JP2025142930 A JP 2025142930A JP 2024042558 A JP2024042558 A JP 2024042558A JP 2024042558 A JP2024042558 A JP 2024042558A JP 2025142930 A JP2025142930 A JP 2025142930A
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Abstract

【課題】ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保する。
【解決手段】第一部屋(第一洋間22)と第二部屋(小部屋25)とを備える建物1であって、第一部屋は、第二部屋に隣接する居室であり、当該第一部屋の外から当該第一部屋に入るための第一入口(第一洋間出入口22b)を備えており、第二部屋は、当該第二部屋の床が第一部屋の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であり、当該第二部屋に入るための第二入口(小部屋出入口25a)を備えており、第一部屋の外から第二部屋へ行くためのルートRとして、第一入口から、第一部屋を経て、第二入口へ至るルートが形成されている。そして、第二入口を、第一部屋から第二部屋に入るための入口とすることが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、建物に関する。
近年、省エネやワークライフバランス等を目的として、様々な企業においても、また社会的にもテレワークが推奨されている。
例えば特許文献1には、オフィス機器の他、テレワークを補助するシステムを導入することで、サテライトオフィスとして機能するワーキングゾーン(テレワーク室)が設けられた住宅が開示されている。
特開2015-113616号公報
テレワーク室は、ユーザーが仕事に集中しやすい環境であることが求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保することである。
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図10に示すように、第一部屋(第一洋間22)と第二部屋(小部屋25)とを備える建物1であって、
前記第一部屋は、前記第二部屋に隣接する居室であり、当該第一部屋の外から当該第一部屋に入るための第一入口(第一洋間出入口22b)を備え、
前記第二部屋は、当該第二部屋の床が前記第一部屋の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であり、当該第二部屋に入るための第二入口(小部屋出入口25a)を備え、
前記第一部屋の外から前記第二部屋へ行くためのルートRとして、前記第一入口から、前記第一部屋を経て、前記第二入口へ至るルートが形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第一部屋(第一洋間22)の外から第二部屋(小部屋25)へ行くためには、第一部屋を通る必要がある。すなわち、第一部屋の奥に第二部屋が設けられているので、第一部屋の手前に第二部屋が設けられている場合と比較して、第二入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できる。したがって、第二部屋をテレワーク室として利用することで、ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1~図5,図8~図10に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記第二入口(小部屋出入口25a)は、前記第一部屋(第一洋間22)から前記第二部屋(小部屋25)に入るための入口であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第二入口(小部屋出入口25a)を介して、第二部屋(小部屋25)と第一部屋(第一洋間22)との間を直接行き来することができる。したがって、第二部屋を、第一部屋の使用者に専用のテレワーク室として利用することで、その使用者にとって使い勝手が良い環境のテレワーク室を確保することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、例えば図6,図7に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記第二入口(小部屋出入口25a)は、バルコニー20から前記第二部屋(小部屋25)に入るための入口であり、
前記ルートRは、前記第一入口(第一洋間出入口22b)から、前記第一部屋(第一洋間22)及び前記バルコニー20を経て、前記第二入口(小部屋出入口25a)へ至るルートであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第一部屋(第一洋間22)の外から第二部屋(小部屋25)へ行くには、一旦、バルコニー20(屋外空間)に出る必要がある。したがって、第二部屋は、建物1に設けられているものの、あたかも「離れ」のような感じで利用できる部屋であるので、第二部屋へ行く人や第二部屋に居る人に特別感を与えることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図8~図10に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記第二部屋(小部屋25)は、前記第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置に設けられた窓(第二開口部72a)を備えており、前記窓を介して、前記第二部屋内から、前記第一部屋がある階の直下階を視認可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から下の階を視認できるので、第二部屋に居る人に開放感を与えることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図8~図10に示すように、請求項4に記載の建物において、
前記直下階には、ガレージ(カーポート80)が設けられており、
前記窓(第二開口部72a)を介して、前記第二部屋内から、前記ガレージ内を視認可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ガレージ(カーポート80)に自動車等を停めておけば、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から当該自動車等を鑑賞できるので、第二部屋を、テレワーク室としてだけでなく、趣味室としても好適に利用することができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1~図7に示すように、請求項1に記載の建物1において、
棟部3aから第一軒先部31aまでの長さが長く設定された第一屋根部31と、前記第一屋根部31と隣接するとともに一体形成されて同一の屋根面を形成し、前記棟部3aから第二軒先部32aまでの長さが短く設定された第二屋根部32と、を有する傾斜屋根(屋根3)が建物本体2の上に設けられており、
前記第二部屋(小部屋25)は、前記第一屋根部31の直下に位置する部屋のうち、前記第一軒先部31aに最も近い位置に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、第二部屋(小部屋25)は、当該第二部屋の床が第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であるので、第一部屋と比較して天井面の高さ位置が低くても、テレワーク室として十分な天井高を容易に確保することが可能である。
本発明によれば、ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保することができる。
第一実施形態:建物の南立面図である。 第一実施形態:建物の東立面図である。 第一実施形態:建物の一階を示す平面図である。 第一実施形態:建物の二階を示す平面図である。 第一実施形態:図3のA-A線における、建物の縦断面図である。 第二実施形態:建物の二階を示す平面図である。 第二実施形態:小部屋とバルコニーの関係を示す図である。 第三実施形態:建物の一階を示す平面図である。 第三実施形態:建物の二階を示す平面図である。 第三実施形態:小部屋の内部を示す斜視図である。 第三実施形態の変形例;建物の二階を示す平面図である。 第一実施形態及び第二実施形態の変形例:建物の縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
なお、以下の実施形態及び図示例における方角は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。
また、以下の説明において、「第一」及び「第二」等のような序数が共通の名称に付されている場合、序数はそれが付された対象を識別する目的でのみ用いられる。序数はそれが付された対象を特定の対象に限定しない上、序数はそれが付された対象の順番、順位、順序、階級、優先及び劣後等を特定しない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態における建物1の南立面図である。図2は、第一実施形態における建物1の東立面図である。
本実施形態の建物1は、二階建ての住宅である。なお、これに限られるものではなく、建物1は、三階建て以上であってもよいし、住宅以外であってもよい。
建物1は、壁、床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てるパネル工法で構築されている。なお、これに限られるものではなく、建物1は、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物であってもよい。
また、パネル(建築用木質パネル)とは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、合板等の面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
建物1は、図1及び図2に示すように、基礎の上に建築された二階建ての建物本体2と、建物本体2の上に設けられた屋根3と、を備えている。
屋根3は、傾斜屋根(勾配屋根)である。本実施形態の屋根3は、切妻屋根であり、東西方向に伸びる棟部3aと、棟部3aの南側に位置する南側屋根面3bと、棟部3aの北側に位置する北側屋根面3cと、を備えている。南側屋根面3bと北側屋根面3cは、本実施形態においては同一の傾斜角度に設定されている。
南側屋根面3bは、平面視においてL字型に形成されている。すなわち、南側屋根面3bは、軒先までの長さが長い部分と、軒先までの長さが短い部分と、を有している。より詳細に説明すると、屋根3における南側屋根面3bは、棟部3aから第一軒先部31aまでの長さが長く設定された第一屋根部31と、棟部3aから第二軒先部32aまでの長さが短く設定された第二屋根部32と、を有しており、第一屋根部31と第二屋根部32は、互いに隣接するとともに一体形成されて同一の屋根面(南側屋根面3b)を形成している。つまり、南側屋根面3bは平面視において略L字型に形成されている。そして、第一軒先部31aと第二軒先部32aは、第一屋根部31の西側端部であるケラバ31bを介してクランク状に連続している。
図2に示すように、南側屋根面3bにおける棟部3aから第一軒先部31aまでの長さは、北側屋根面3cにおける棟部3aから北側軒先部までの長さと略等しく設定されている。
図1に示すように、南側屋根面3bの上面には、複数の太陽電池モジュールを有する太陽電池アレイ4が設置されている。太陽電池アレイ4における複数の太陽電池モジュールも、南側屋根面3bの形状に合わせて、平面視において略L字型となるように配列されている。
図3は、第一実施形態における建物1の一階を示す平面図である。図4は、第一実施形態における建物1の二階を示す平面図である。図5は、第一実施形態における建物1の縦断面図であって、図3のA-A線における断面図である。
建物1は、図3及び図4に示すように、第一屋根部31と第二屋根部32の境界線を境にして、東側エリア1aと、西側エリア1bと、にエリア分けされている。
また、建物1は、図3~図5に示すように、基礎から屋根3までの距離に応じて、中央エリア1cと、南側エリア1dと、北側エリア1eと、にエリア分けされている。具体的には、中央エリア1cは、基礎から屋根3までの距離が所定距離以上となるエリアであり、南側エリア1d及び北側エリア1eは、基礎から屋根3までの距離が前記所定距離未満となるエリアである。
建物本体2は、南側屋根面3bにおける棟部3aから第一軒先部31aまでの長さと、南側屋根面3bにおける棟部3aから第二軒先部32aまでの長さと、の寸法差に応じた形状となっている。すなわち、建物本体2のうち、東側エリア1aに位置する部分は、西側エリア1bに位置する部分よりも南北方向に長く形成されている。
具体的には、東側エリア1aにおいては、北側エリア1eとの重複領域と、中央エリア1cとの重複領域と、南側エリア1dとの重複領域と、に部屋が設けられている。一方、西側エリア1bにおいては、北側エリア1eとの重複領域と、中央エリア1cとの重複領域と、に部屋が設けられているが、南側エリア1dとの重複領域には部屋が設けられていない。
本実施形態の建物1においては、東側エリア1aと南側エリア1dが重複する重複領域には、一階に食堂14が配置されており、二階に小部屋25が配置されている。一方、西側エリア1bと南側エリア1dが重複する重複領域には、一階にアウトドアリビング10が配置されており、二階にバルコニー20が配置されている。
つまり、建物本体2のうち、東側エリア1aに位置する部分は、西側エリア1bに位置する部分よりも、部屋14,25の分だけ、南北方向に長く形成されている。
言い換えると、建物本体2における南側に面する外壁のうち、東側エリア1aに位置する第一外壁61は、基礎から第一屋根部31に亘る壁面を有しており、建物本体2における南側に面する外壁のうち、西側エリア1bに位置する第二外壁62は、基礎から第二屋根部32に亘る壁面を有している。そして、西側エリア1bに位置する第二外壁62は、東側エリア1aに位置する第一外壁61よりも北側(屋内側)に後退して配置されている。
図3に示すように、玄関11は、東側エリア1aと中央エリア1cの重複領域に配置されている。玄関11は、土間床部11aと、土間床部11aから一段上がった位置の玄関ホール部11bと、を有している。玄関ホール部11bにおける床面の高さ位置は、一階全体の床面の高さ位置と等しい。
土間床部11aの北側には、シューズクロークが設けられている。また、玄関ホール部11bの南西側には、ファミリーロッカーが設けられている。
玄関ホール部11bは、南北方向に伸びる廊下としても機能しており、玄関ホール部11bの南側には、LDKが設けられている。このLDKは、居間(リビングルーム)12と、台所(キッチンルーム)13と、食堂(ダイニングルーム)14と、の機能を一室に併存させた部屋である。
居間12の大部分は、西側エリア1bと中央エリア1cの重複領域に配置されている。台所13は、東側エリア1aと中央エリア1cの重複領域に配置されている。食堂14は、東側エリア1aと南側エリア1dの重複領域に配置されている。
玄関ホール部11bの北側端部における東側には、第一階段41と、当該第一階段41の北側に位置する第一便所15と、当該第一便所15の東側に位置する宅配スペース16と、が設けられている。第一階段41と第一便所15と宅配スペース16は、東側エリア1aと北側エリア1eの重複領域に配置されている。
玄関ホール部11bの北側端部における西側には、洗面所17と、当該洗面所17の西側に位置する浴室18と、が設けられている。洗面所17と浴室18は、西側エリア1bと北側エリア1eの重複領域に配置されている。
中央エリア1cは、基礎から屋根3までの距離が前記所定距離以上となるエリアであり、南側エリア1d及び北側エリア1eは、基礎から屋根3までの距離が前記所定距離未満となるエリアである。したがって、中央エリア1cは、南側エリア1dや北側エリア1eよりも屋内空間を高く(一階の床面から二階の天井面までの距離を長く)設定することが可能である。
本実施形態においては、中央エリア1cに配置されている居間12及び台所13は、天井高が、建築基準法において居室として認められ得る天井高2.1mよりも高い天井高(例えば3040mm)に設定された高天井室とされている。一方、南側エリア1dに配置されている食堂14の天井高は、建築基準法において居室として認められ得る天井高2.1m以上の天井高に設定されているが、居間12及び台所13の天井高よりも低く設定されている。すなわち、食堂14の天井高は、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されており、居間12及び台所13の天井高は、当該通常の天井高よりも高く設定されている。
また、北側エリア1eに配置されている部屋(洗面所17及び浴室18等)の天井高も、当該通常の天井高に設定されている。
なお、本実施形態では、南側エリア1dにおける一階の天井高(食堂14の天井高)が、北側エリア1eにおける一階の天井高(洗面所17及び浴室18等の天井高)よりも高く設定されているとともに、中央エリア1cにおける一階の天井高(居間12及び台所13等の天井高)が、南側エリア1dにおける一階の天井高(食堂14の天井高)よりも高く設定されている。したがって、図5に示すように、南側エリア1dにおける一階の天井面は、北側エリア1eにおける一階の天井面よりも高い位置に配置されているが、これに限られるものではない。南側エリア1dにおける一階の天井面、及び北側エリア1eにおける一階の天井面は、同一の高さ位置に配置されていてもよいし、南側エリア1dにおける一階の天井面は、北側エリア1eにおける一階の天井面よりも低い位置に配置されていてもよい。すなわち、一階の天井面については、南側エリア1dにおける一階の天井面が、中央エリア1cにおける一階の天井面よりも低い位置に配置されているという条件を満たしていればよい。
図3及び図5に示すように、居間12のコーナースペース(例えば居間12の北西空間)には、フリーリビングユニット12aが設置されている。フリーリビングユニット12aは、例えば、下部を収納空間として利用できるとともに、上部をスキップフロアとして利用できるようにされている。
前述したように居間12は高天井室であるから、フリーリビングユニット12aにおける下部(収納空間)の高さを、人が腰を屈めた状態で歩行・作業できる高さに設定したとしても、フリーリビングユニット12aにおける上部(スキップフロア)の高さとして、十分な高さ(例えば、人が立った状態で歩行・作業できる高さ)を確保することが可能である。フリーリビングユニット12aにおける上部(スキップフロア)の高さは、特に限定されないが、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)と等しく設定されている。
居間12は、南側に面する第二外壁62を介してアウトドアリビング10と隣接している。本実施形態のアウトドアリビング10は、複数のデッキ材によって床部が構成されたテラスである。アウトドアリビング10の床部における上面(床面)の高さ位置は、居間12の床面(すなわち、一階全体の床面)の高さ位置と略等しく設定されている。
アウトドアリビング10は、二階のバルコニー20の直下に設けられている。アウトドアリビング10の上方は、バルコニー20がかかっている部分を除いて上空に向かって開放されている。
居間12とアウトドアリビング10との間に設けられる第二外壁62には、開口部(下側開口部62a)が形成されている。下側開口部62aは、開閉式の掃き出し窓と、当該掃き出し窓の上方に位置する嵌め殺し式の高窓と、である。
アウトドアリビング10は、第二外壁62から張り出すようにして設けられており、下側開口部62aを通じて居間12とアウトドアリビング10との間を自在に行き来することができる。
西側エリア1bに配置される外壁のうち、西側に面する第三外壁63は、一階部分が、第二外壁62よりも南側(屋外側)に突出している。したがって、アウトドアリビング10は、第三外壁63の一階部分と、食堂14とアウトドアリビング10との間に設けられる外壁(すなわち、東側エリア1aに配置される外壁のうち、西側に面する第四外壁64)と、に挟まれている。アウトドアリビング10は、このような左右の外壁間に設けられていて、アウトドアリビング10の領域が規定された状態となっている。
建物本体2は、一階と二階との間を行き来するための第一階段41を備えている。本実施形態の第一階段41は、西側から東側に向かって上った後に東側から西側に向かって上っていく折り返し階段である。第一階段41の下方空間には、宅配スペース16と第一便所15が配置されている。
第一階段41を上ると建物本体2の二階がある。本実施形態においては、一階の床面は全て等しい高さ位置となっているのに対し、二階の床面は、中央エリア1cと、南側エリア1dと、北側エリア1eと、で異なる高さ位置となっている。
前述したように、本実施形態においては、図5に示すように、南側エリア1dにおける一階の天井面は、北側エリア1eにおける一階の天井面よりも高い位置に配置されており、中央エリア1cにおける一階の天井面は、南側エリア1dにおける一階の天井面よりも高く位置に配置されている。それに応じて、南側エリア1dにおける二階の床面は、北側エリア1eにおける二階の床面よりも高い位置に配置されており、中央エリア1cにおける二階の床面は、南側エリア1dにおける二階の床面よりも高い位置に配置されている。
なお、本実施形態では、南側エリア1dにおける二階の床面は、北側エリア1eにおける二階の床面よりも高い位置に配置されているが、これに限られるものではない。南側エリア1dにおける二階の床面、及び北側エリア1eにおける二階の床面は、同一の高さ位置に配置されていてもよいし、南側エリア1dにおける二階の床面は、北側エリア1eにおける二階の床面よりも低い位置に配置されていてもよい。すなわち、二階の床面については、南側エリア1dにおける二階の床面が、中央エリア1cにおける二階の床面よりも低い位置に配置されているという条件を満たしていればよい。
また、本実施形態においては、一階の天井は全て水平天井であるのに対し、二階の天井は水平天井部分と勾配天井部分に分かれている。具体的には、図5に示すように、中央エリア1cにおける二階の天井は水平天井とされており、南側エリア1dにおける二階の天井、及び北側エリア1eにおける二階の天井は勾配天井とされている。
南側エリア1dにおける二階の天井(勾配天井)の傾斜角度は、南側屋根面3bの傾斜角度と等しく設定されている。北側エリア1eにおける二階の天井(勾配天井)の傾斜角度は、北側屋根面3cの傾斜角度と等しく設定されている。
中央エリア1cにおける二階の天井高は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。
南側エリア1dにおける二階の天井は、南側に向かって下り傾斜する勾配天井であるので、南端の天井高が最も低く、北端の天井高が最も高い。そして、南側エリア1dにおける二階の天井高のうち最も低い天井高(南端の天井高)は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。
北側エリア1eにおける二階の天井は、北側に向かって下り傾斜する勾配天井であるので、北端の天井高が最も低く、南端の天井高が最も高い。そして、北側エリア1eにおける二階の天井高のうち最も低い天井高(北端の天井高)は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。
図4に示すように、第一階段41を上った先には、まず、東西方向に伸びる第一廊下51が設けられている。すなわち、第一廊下51の東側に、第一階段41が設けられている。第一廊下51は、東側エリア1aと北側エリア1eの重複領域と、西側エリア1bと北側エリア1eの重複領域と、に跨って配置されている。
第一廊下51の南側には、第一廊下51に沿って、納戸51aと、当該納戸51aの西側に位置する洗面台51bと、が設けられている。第一廊下51の西側には、第二便所21が設けられている。納戸51aと洗面台51bと第二便所21は、西側エリア1bと北側エリア1eの重複領域に配置されている。
第一廊下51の東側端部における南側には、第二階段42が設けられている。すなわち、第二階段42は、第一階段41と納戸51aとの間に設けられている。第二階段42は、北側から南側に向かって上っていく直階段であり、高低差がある、北側エリア1eにおける二階の床面と、中央エリア1cにおける二階の床面と、を接続している。
第二階段42を上った先には、まず、南北方向に伸びる第二廊下52が設けられている。すなわち、第二廊下52の北側に、第二階段42が設けられている。
第二廊下52の南側端面には、第一洋間22に通じる出入口(第一洋間出入口22b)が設けられている。第一洋間22は、住人が日常的に過ごす場所であり、いわゆる主寝室として利用できるようになっている。第一洋間22は、東側エリア1aと中央エリア1cの重複領域と、西側エリア1bと中央エリア1cの重複領域と、に跨って配置されている。第一洋間22には、第一クローゼット22aが設けられている。
第二廊下52の南側端部における東側面には、第二洋間23に通じる出入口が設けられている。第二洋間23は、住人が日常的に過ごす場所であり、いわゆる寝室(子供部屋)として利用できるようになっている。第二洋間23は、東側エリア1aと中央エリア1cの重複領域に配置されている。第二洋間23には、第二クローゼット23aが設けられている。
第二廊下52の南側端部における西側面には、第三洋間24に通じる出入口が設けられている。第三洋間24は、住人が日常的に過ごす場所であり、いわゆる寝室(子供部屋)として利用できるようになっている。第三洋間24は、西側エリア1bと中央エリア1cの重複領域に配置されている。第三洋間24には、第三クローゼット24aが設けられている。
第一洋間22は、ウォークインクロゼットとして、第一クローゼット22aを備えている。第一クローゼット22aは、第一洋間22のコーナースペースに設けられている。具体的には、第一クローゼット22aは、本実施形態においては第一洋間22の南東空間に設けられている。すなわち、第一クローゼット22aは、東側エリア1aと中央エリア1cの重複領域に配置されている。
第一洋間22は、当該第一洋間22に出入りするための出入口として、第一洋間出入口22bを備えている。本実施形態の第一洋間出入口22bは、第二廊下52に通じる出入口であり、第一洋間22と、第二廊下52及び第三洋間24と、の間に設けられる第一内壁71に形成された、建具付きの出入口である。
また、第一洋間22は、第二廊下52と第一クローゼット22aとを繋ぐ通路として、第一洋間内通路22cを備えている。第一洋間内通路22cは、平面視略L字型に形成されており、第一洋間内通路22cの一端面に第一洋間出入口22bが設けられており、第一洋間内通路22cの他端面に第一クローゼット22aの出入口が設けられている。
第一洋間22は、東側エリア1aと西側エリア1bとに跨って配置されているが、第一洋間22における東側エリア1aに位置する領域には、第一クローゼット22aと第一洋間内通路22cが配置されている。したがって、第一洋間22のうち、寝室として利用できる領域(ベッド等が設置される領域)は、第一洋間22における西側エリア1bに位置する領域である。
第一洋間22の奥には、小部屋25が設けられている。小部屋25は、東側エリア1aと南側エリア1dの重複領域に配置されている。すなわち、小部屋25は、第一クローゼット22aに隣接して設けられているとともに、食堂14の上方に設けられている。
小部屋25の用途は特に限定されないが、例えば、テレワーク室(ホームオフィス、書斎等)や、趣味室などとして使用できる。
小部屋25は、当該小部屋25に出入りするための出入口として、小部屋出入口25aを備えている。本実施形態の小部屋出入口25aは、第一洋間22に通じる出入口であり、小部屋25と第一洋間22との間に設けられる第二内壁72に形成されている。具体的には、小部屋出入口25aは、第一洋間内通路22cの他端部(第一クローゼット22a側の端部)における南側面に設けられている。
したがって、第一洋間内通路22cは、第一洋間22における西側エリア1bに位置する領域(ベッド等が設置される領域)と第二廊下52との間、第一洋間22における西側エリア1bに位置する領域(ベッド等が設置される領域)と第一クローゼット22aとの間、及び第二廊下52と第一クローゼット22aとの間を行き来するための通路として利用できるだけでなく、小部屋25と第二廊下52との間、小部屋25と第一クローゼット22aとの間、及び小部屋25と第一洋間22における西側エリア1bに位置する領域(ベッド等が設置される領域)との間を行き来するための通路としても利用できる。
また、小部屋25は、小部屋出入口25aを下り口とする階段として、第三階段43を備えている。第三階段43は、南側から北側に向かって上っていく直階段であり、高低差がある、南側エリア1dにおける二階の床面(小部屋25の床面)と、中央エリア1cにおける二階の床面(第一洋間22の床面)と、を接続している。
第三階段43は、小部屋出入口25aを下り口とする階段であるので、第三階段43を上った先には、まず、第一洋間22(具体的には、第一洋間内通路22c)が設けられている。
建物本体2の一階から小部屋25へ行くためには、第一階段41及び第二階段42を上った後に、第三階段43を下りればよい。すなわち、一階の床面上に居る人は、第一階段41を上って第一廊下51に進入し、次いで、第二階段42を上って第二廊下52に進入し、次いで、第一洋間出入口22bを通って第一洋間22の第一洋間内通路22cに進入し、次いで、小部屋出入口25aを通って小部屋25の第三階段43に進入し、最後に、第三階段43を下りることで、小部屋25の床面上に到着する。
このように、小部屋25は、第一洋間22以外の部屋(居室、非居室)から見て、第一洋間22の奥にあり、第一洋間22の外(第一洋間22以外の部屋)から小部屋25へ行くためには、第一洋間22を通る必要がある。したがって、小部屋が第一洋間22の手前にある場合と比較して、出入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
また、小部屋25は、第一洋間22以外の部屋と隣接していない。すなわち、小部屋25と、第一洋間22以外の部屋と、の間には第一洋間22が配置されている。したがって、小部屋が第一洋間22以外の部屋と隣接している場合と比較して、第一洋間22以外の部屋からの音を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
さらに、小部屋25は、当該小部屋25の床面が、当該小部屋25に隣接する第一洋間22の床面よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋である。したがって、出入口(小部屋出入口25a)を開閉する建具を取り付けなくても、出入口(小部屋出入口25a)の前に居る人が視界に入りづらいし、出入口(小部屋出入口25a)の前に居る人の視線も気になりにくい。よって、小部屋出入口25aに建具を取り付けなくても、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できるうえに、小部屋出入口25aに建具を取り付けないことで、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。
第一洋間22は、南側に面する第二外壁62を介してバルコニー20と隣接している。バルコニー20の床面の高さ位置は、第一洋間22の床面(中央エリア1cにおける二階の床面)の高さ位置と略等しく設定されている。バルコニー20の上方は、屋根3がかかっている部分を除いて上空に向かって開放されている。
第一洋間22とバルコニー20との間に設けられる第二外壁62には、開口部(上側開口部62b)が形成されている。上側開口部62bは掃き出し窓とされている。したがって、上側開口部62bを通じて第一洋間22とバルコニー20との間を自在に行き来することができる。
また、小部屋25とバルコニー20との間に設けられる第四外壁64(すなわち、東側エリア1aに配置される外壁のうち、西側に面する外壁)には、第四開口部64aが形成されている。第四開口部64aは、バルコニー20の床面よりも高い位置に形成された窓である。したがって、第四開口部64aを介して、小部屋25内からバルコニー20を視認可能であるので、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。また、第四開口部64aにフラワーボックスを設けることで、バルコニー20に居る人の視線を遮りつつ、自然を楽しむことが可能となる。
なお、図4に示す例では、第四開口部64aは、嵌め殺し窓とされているが、これに限られるものではなく、開閉できる窓であってもよい。
バルコニー20の床面は、第一洋間22の床面と略等しい高さ位置に配置されている。したがって、バルコニー20の床面は、小部屋25の床面(南側エリア1dにおける二階の床面)よりも高い位置に配置されている。そのため、第四開口部64aがあっても、バルコニー20に居る人が視界に入りづらいし、バルコニー20に居る人の視線も気になりにくい。よって、小部屋25とバルコニー20との間に第四開口部64aを設けても、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できるうえに、小部屋25とバルコニー20との間に第四開口部64aを設けることで、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上記の第一実施形態と共通する要素については、共通の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図6は、第二実施形態における建物1の二階を示す平面図である。
第一実施形態では、小部屋25に出入りするための小部屋出入口25aは、第一洋間22に通じる出入口である。すなわち、第一実施形態の小部屋出入口25aは、図4に示すように、小部屋25と第一洋間22との間に設けられる第二内壁72に形成されている。
これに対し、第二実施形態では、小部屋25に出入りするための小部屋出入口25aは、バルコニー20に通じる出入口である。
具体的には、図6に示すように、第二実施形態の小部屋出入口25aは、小部屋25とバルコニー20との間に設けられる第四外壁64に形成されている。すなわち、第二実施形態の第四外壁64には、第四開口部64aに替えて、小部屋出入口25aが設けられている。
第二実施形態の小部屋出入口25aは、建具付きの出入口である。すなわち、第二実施形態の小部屋出入口25aには、当該小部屋出入口25aを開閉する建具として、勝手口ドア等の屋外用建具が取り付けられている。したがって、小部屋出入口25aを通じて小部屋25とバルコニー20との間を自在に行き来することができる。
また、第二実施形態の第三階段43は、東側から西側に向かって上っていく直階段であり、高低差がある、小部屋25の床面と、バルコニー20の床面と、を接続している。第三階段43は、小部屋出入口25aを下り口とする階段であるので、第三階段43を上った先には、まず、バルコニー20が設けられている。
本実施形態の場合(図6参照)も、第一実施形態の場合(図4参照)と同様に、建物本体2の一階から小部屋25へ行くためには、第一階段41及び第二階段42を上った後に、第三階段43を下りればよい。ただし、本実施形態の場合は、第一洋間22と小部屋25との間を、直接行き来するのではなく、バルコニー20を介して行き来することとなる。すなわち、第一洋間出入口22bを通って第一洋間22に進入した後に、第一洋間内通路22cを道なりに進んで(第一クローゼット22aに向かって進んで)小部屋25に至るのではなく、第一洋間内通路22cから逸れてバルコニー20に向かって進み、バルコニー20を通って小部屋25に至ることとなる。
具体的には、一階の床面上に居る人は、第一階段41を上って第一廊下51に進入し、次いで、第二階段42を上って第二廊下52に進入し、次いで、第一洋間出入口22bを通って第一洋間22の第一洋間内通路22cに進入する。そして、第一洋間内通路22cから逸れて、第一洋間22とバルコニー20との間に設けられた上側開口部62bに向かって進み、次いで、上側開口部62bを通ってバルコニー20に進入し、次いで、小部屋出入口25aを通って小部屋25の第三階段43に進入し、最後に、第三階段43を下りることで、小部屋25の床面上に到着する。
本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25が、第一洋間22以外の部屋(居室、非居室)から見て、第一洋間22の奥にあり、第一洋間22の外(第一洋間22以外の部屋)から小部屋25へ行くためには、第一洋間22を通る必要がある。したがって、小部屋が第一洋間22の手前にある場合と比較して、出入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
また、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25が、第一洋間22以外の部屋と隣接していない。すなわち、小部屋25と、第一洋間22以外の部屋と、の間には第一洋間22が配置されている。したがって、小部屋が第一洋間22以外の部屋と隣接している場合と比較して、第一洋間22以外の部屋からの音を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
さらに、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25の床面が、当該小部屋25に隣接する第一洋間22の床面よりも低い位置にある。すなわち、小部屋25の床面が、当該小部屋25に隣接するバルコニー20の床面よりも低い位置にある。したがって、例えば、小部屋25を開放感のある部屋とするために、小部屋出入口25aを開閉する建具として透明部分を有する建具を採用したとしても、バルコニー20に居る人が視界に入りづらいし、バルコニー20に居る人の視線も気になりにくい。よって、小部屋25とバルコニー20との間に小部屋出入口25aを設けても、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できるうえに、小部屋25とバルコニー20との間に小部屋出入口25aを設けることで、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。
そして、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と異なり、第一洋間22の外(第一洋間22以外の部屋)から小部屋25へ行くためには、一旦、屋外空間(バルコニー20)に出る必要がある。したがって、小部屋25へ行く人に、「離れ(離れ座敷、離れ家)」へと向かっているような感覚を与えることができる。すなわち、小部屋25は、建物1(母屋)に設けられているものの、あたかも「離れ」のような感じで利用できる部屋であるので、小部屋25へ行く人や小部屋25に居る人に特別感を与えることができる。
なお、本実施形態では、図7(a)に示すように、バルコニー20の床面の高さ位置を、第一洋間22の床面(中央エリア1cにおける二階の床面)の高さ位置と略等しく設定したが、これに限られるものではない。
例えば図7(b)に示すように、バルコニー20の床部として、上面の高さ位置が第一洋間22の床面(中央エリア1cにおける二階の床面)の高さ位置と略等しい第一床部20aと、上面の高さ位置が小部屋25の床面(南側エリア1dにおける二階の床面)の高さ位置と略等しい第二床部20bと、を設けるとともに、第三階段43に替えて、高低差がある、第一床部20aの上面(床面)と、第二床部20bの上面(床面)と、を接続する第四階段44を設けてもよい。
あるいは、例えば図7(c)に示すように、バルコニー20の床面の高さ位置を、小部屋25の床面(南側エリア1dにおける二階の床面)の高さ位置と略等しく設定するとともに、第三階段43に替えて、高低差がある、第一洋間22の床面(中央エリア1cにおける二階の床面)と、バルコニー20の床面と、を接続する第五階段45を設けてもよい。すなわち、この第五階段45は、第一洋間22とバルコニー20との間に設けられた上側開口部62bを下り口とする階段である。
また、図6に示すように、本実施形態の第二内壁72(小部屋25と第一洋間22との間に設けられる内壁であって、東西方向に平行な内壁)は、塞がっている。すなわち、本実施形態では、小部屋25は、第一洋間22との繋がりがない状態となっているが、これに限られるものではない。例えば、第二内壁72に開口部(室内窓)を設けて、当該開口部(室内窓)の開閉によって、小部屋25を、第一洋間22との繋がりがない状態と、第一洋間22との繋がりがある状態と、に変換できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、小部屋25とバルコニー20との間に設けられる第四外壁64に、人が立った状態で通過可能な高さの小部屋出入口25aが形成されている。よって、バルコニー20の手摺を高くする等して、プライバシーを確保すること(具体的には、小部屋出入口25aを介して、建物1の外から小部屋25内を視認できないようにすること)が好ましい。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上記の第一実施形態と共通する要素については、共通の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図8は、第三実施形態における建物1の一階を示す平面図である。図9は、第三実施形態における建物1の二階を示す平面図である。図10は、第三実施形態における小部屋25の内部を示す斜視図である。
第一実施形態では、第一洋間22の下方に居間12及び台所13が配置されているとともに、小部屋25の下方に食堂14が配置されている。
これに対し、第三実施形態では、第一洋間22の下方にカーポート80及び浴室18が配置されているとともに、小部屋25の下方に土間収納部81が配置されている。
具体的には、図8に示すように、第三実施形態の建物1は、建物本体2に設けられたカーポート(ビルトインガレージ)80と、建物本体2における南東部に設けられた土間収納部81と、を備えている。カーポート80は、建物本体2の一階部分における大部分を占めている。カーポート80の西側には、玄関11と第三廊下53が設けられており、カーポート80の南側には、洗面所17と浴室18と土間収納部81が設けられている。
玄関11は、建物本体2における北西部に配置されている。玄関11は、土間床部11aと、土間床部11aから一段上がった位置の玄関ホール部11bと、を有している。
玄関ホール部11bにおける床面の高さ位置は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の床面の高さ位置と等しく設定されている。カーポート80における床面の高さ位置は、土間床部11aにおける床面の高さ位置よりも低く設定されている。土間収納部81における床面の高さ位置は、カーポート80における床面の高さ位置と略等しく設定されている。
玄関ホール部11bの西側端部における南側には、一階と二階との間を行き来するための第一階段41と、当該第一階段41の下方空間を利用した階段下収納部19と、当該階段下収納部19の南側に位置する第一便所15と、が設けられている。第一便所15は、建物本体2における南西部に配置されている。
玄関ホール部11bの東側端部における南側には、南北方向に伸びる第三廊下53が設けられている。すなわち、第三廊下53の北側に、玄関11が設けられている。第三廊下53の南側端面には、勝手口82が設けられている。第三廊下53の南側端部における西側には、第一便所15が設けられている。第三廊下53の南側端部における東側には、洗面所17と、当該洗面所17の東側に位置する浴室18と、当該浴室18の東側に位置する土間収納部81と、が設けられている。土間収納部81は、建物本体2における南東部に配置されている。
土間収納部81は、浴室18の東側に、当該浴室18に隣接して配置されている。また、土間収納部81は、カーポート80の南側に、当該カーポート80に隣接して配置されている。
土間収納部81は、当該土間収納部81に出入りするための出入口として、土間収納部出入口81aを備えている。本実施形態の土間収納部出入口81aは、カーポート80に通じる出入口である。したがって、土間収納部出入口81aを通じて土間収納部81とカーポート80との間を自在に行き来することができる。
玄関11(土間床部11a、玄関ホール部11b)における天井面の高さ位置は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井面の高さ位置と等しく設定されている。すなわち、玄関ホール部11bの天井高は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井高と等しい。玄関ホール部11bの天井高は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。
カーポート80における天井面の高さ位置は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井面の高さ位置と等しく設定されている。すなわち、カーポート80の天井高は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井高よりも高い。
土間収納部81における天井面の高さ位置は、カーポート80における天井面の高さ位置よりも低く設定されている。すなわち、土間収納部81の天井高は、カーポート80の天井高よりも低い。土間収納部81の天井高は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。
第一階段41を上ると建物本体2の二階がある。本実施形態の第一階段41は、北側から南側に向かって上っていく直階段である。第一階段41を上った先には、まず、階段ホール部46が設けられている。すなわち、階段ホール部46の北側に、第一階段41が設けられている。
階段ホール部46の南側には、第二便所21が設けられている。第一階段41の北側には、台所13が設けられている。すなわち、第二便所21は、建物本体2における南西部に配置されており、台所13は、建物本体2における北西部に配置されている。
台所13、第一階段41、階段ホール部46及び第二便所21の東側には、階段ホール部46と一続きのリビングダイニング(居間12及び食堂14)が設けられている。すなわち、リビングダイニング(居間12及び食堂14)は、南北方向に長く形成されており、建物本体2における南端から北端にかけて配置されている。
リビングダイニング(居間12及び食堂14)は、建物本体2における南側に面する外壁(第五外壁65)を介してバルコニー20と隣接している。バルコニー20における床面の高さ位置は、リビングダイニング(居間12及び食堂14)における床面の高さ位置と略等しく設定されている。
リビングダイニング(居間12及び食堂14)とバルコニー20との間に設けられる第五外壁65には、開口部(第五開口部65a)が形成されている。第五開口部65aは掃き出し窓とされている。したがって、第五開口部65aを通じてリビングダイニング(居間12及び食堂14)とバルコニー20との間を自在に行き来することができる。
リビングダイニング(居間12及び食堂14)の南東側には、第一洋間22が設けられている。第一洋間22には、第一クローゼット22aが設けられている。
リビングダイニング(居間12及び食堂14)の北東側には、第二洋間23が設けられている。第二洋間23には、第二クローゼット23aが設けられている。
第一洋間22は、ウォークインクロゼットとして、第一クローゼット22aを備えている。第一クローゼット22aは、第一洋間22のコーナースペースに設けられている。具体的には、本実施形態の第一洋間22は、南西部分が突出した平面視略L字型の部屋であり、その突出した南西部分(第一洋間22の南西空間)に第一クローゼット22aが設けられている。すなわち、第一クローゼット22aは、浴室18の上方に設けられており、第一洋間22のうち第一クローゼット22a以外の部分は、カーポート80の上方に設けられている。
第一洋間22は、当該第一洋間22に出入りするための出入口として、第一洋間出入口22bを備えている。本実施形態の第一洋間出入口22bは、リビングダイニング(居間12及び食堂14)に通じる出入口であり、第一洋間22と、リビングダイニング(居間12及び食堂14)と、の間に設けられる第三内壁73に形成された、建具付きの出入口である。
第一洋間22の奥には、小部屋25が設けられている。小部屋25は、建物本体2における南東部に配置されている。すなわち、小部屋25は、第一クローゼット22aの東側に、当該第一クローゼット22aに隣接して設けられているとともに、土間収納部81の上方に設けられている。
前述したように、本実施形態においては、カーポート80における天井面の高さ位置は、一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井面の高さ位置と等しく設定されており、土間収納部81における天井面の高さ位置は、カーポート80における天井面の高さ位置よりも低く設定されている。すなわち、土間収納部81における天井面は、カーポート80における天井面、及び一階全体(カーポート80及び土間収納部81を除く)の天井面よりも低い位置に配置されている。それに応じて、土間収納部81の上方に位置する小部屋25の床面は、二階全体(小部屋25を除く)の床面よりも低い位置に配置されている。すなわち、小部屋25は、当該小部屋25の床面が、当該小部屋25に隣接する第一洋間22の床面よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋である。
小部屋25は、当該小部屋25に出入りするための出入口として、小部屋出入口25aを備えている。本実施形態の小部屋出入口25aは、第一洋間22(具体的には、第一洋間22のうち第一クローゼット22a以外の部分)に通じる出入口であり、小部屋25と第一洋間22との間に設けられる第二内壁72に形成されている。
また、小部屋25は、小部屋出入口25aを下り口とする階段として、第三階段43を備えている。第三階段43は、南側から北側に向かって上っていく直階段であり、高低差がある、小部屋25の床面と、第一洋間22の床面と、を接続している。
第三階段43は、小部屋出入口25aを下り口とする階段であるので、第三階段43を上った先には、まず、第一洋間22(具体的には、第一洋間22のうち第一クローゼット22a以外の部分)が設けられている。
図9及び図10に示すように、本実施形態の第二内壁72(小部屋25と第一洋間22との間に設けられる内壁であって、東西方向に平行な内壁)には、開口部(第二開口部72a)が形成されている。第二開口部72aは、小部屋25の床面よりも高い位置であり、かつ第一洋間22の床面及びカーポート80の天井面よりも低い位置に形成された窓である。したがって、第二開口部72aを透して、小部屋25内から第一洋間22の下方空間(カーポート80内)を視認することができる。
なお、図10に示す例では、第二開口部72aは、嵌め殺し窓とされているが、これに限られるものではなく、開閉できる窓であってもよい。
また、図10に示す例では、小部屋25における天井面の高さ位置が、第一洋間22における天井面の高さ位置と等しく設定されているが、これに限られるものではない。例えば、小部屋25の天井面は、第一洋間22の天井面よりも低い位置に配置されていてもよい。
小部屋25の天井高は、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されていてもよいし、当該通常の天井高よりも高く設定されていてもよい。
二階全体(小部屋25を除く)の天井高は、例えば、通常の天井高(例えば2.1m~2.5m)に設定されている。なお、二階全体(小部屋25を除く)の天井高は、同一でもよいし、異なっていてもよい。
本実施形態の場合(図9参照)も、第一実施形態の場合(図4参照)と同様に、建物本体2の一階から小部屋25へ行くためには、第一階段41を上った後に、第三階段43を下りればよい。すなわち、一階の床面上に居る人は、第一階段41を上って階段ホール部46に進入し、次いで、リビングダイニング(居間12及び食堂14)を横切って第一洋間出入口22bに向かって進み、次いで、第一洋間出入口22bを通って第一洋間22(具体的には、第一洋間22のうち第一クローゼット22a以外の部分)に進入し、次いで、小部屋出入口25aを通って小部屋25の第三階段43に進入し、最後に、第三階段43を下りることで、小部屋25の床面上に到着する。
本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25が、第一洋間22以外の部屋(居室、非居室)から見て、第一洋間22の奥にあり、第一洋間22の外(第一洋間22以外の部屋)から小部屋25へ行くためには、第一洋間22を通る必要がある。したがって、小部屋が第一洋間22の手前にある場合と比較して、出入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
また、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25が、第一洋間22以外の部屋と隣接していない。すなわち、小部屋25と、第一洋間22以外の部屋と、の間には第一洋間22が配置されている。したがって、小部屋が第一洋間22以外の部屋と隣接している場合と比較して、第一洋間22以外の部屋からの音を低減できるので、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できる。
さらに、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と同様に、小部屋25の床面が、当該小部屋25に隣接する第一洋間22の床面よりも低い位置にある。したがって、出入口(小部屋出入口25a)を開閉する建具を取り付けなくても、出入口(小部屋出入口25a)の前に居る人が視界に入りづらいし、出入口(小部屋出入口25a)の前に居る人の視線も気になりにくい。よって、小部屋出入口25aに建具を取り付けなくても、小部屋25内の環境として仕事や趣味に集中しやすい環境を確保できるうえに、小部屋出入口25aに建具を取り付けないことで、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。
そして、本実施形態の場合は、第一実施形態の場合と異なり、第二内壁72(小部屋25と第一洋間22との間に設けられる内壁であって、東西方向に平行な内壁)に、窓(第二開口部72a)が形成されている。そして、この窓(第二開口部72a)は、小部屋25の床面よりも高い位置であり、かつ第一洋間22の床面及びカーポート80の天井面よりも低い位置に配置されている。したがって、窓(第二開口部72a)を透して、小部屋25内から第一洋間22の下方空間(カーポート80内)を視認できるので、小部屋25に居る人に開放感を与えることができる。さらには、窓(第二開口部72a)を透して、小部屋25内から、カーポート80に収納されている物(自動車、オートバイ、自転車等)を鑑賞できるので、住人の趣味が自動車、オートバイ、自転車等である場合は特に、小部屋25に居る人に満足感を与えることができる。
なお、本実施形態においては、第一階段41及び第三階段43とは別に、小部屋25と一階とを接続する階段を設けてもよい。具体的には、例えば、第一階段41及び第三階段43とは別に、小部屋25とカーポート80(又は土間収納部81)とを接続する階段を設けてもよい。あるいは、第一階段41及び第三階段43とは別に、小部屋25と浴室18(又は洗面所17)とを接続する階段を設けてもよい。
小部屋25とカーポート80(又は土間収納部81)とを接続する階段を設ける場合には、例えば、小部屋25をSOHOスペースやラウンジスペースとして利用することも可能である。また、小部屋25にミニキッチン等を設置してもよい。
小部屋25と浴室18(又は洗面所17)とを接続する階段を設ける場合には、例えば、小部屋25にサウナを設置して、小部屋25を趣味室として利用することも可能である。
また、第一階段41及び第三階段43とは別に、小部屋25と一階とを接続する階段を設ける場合には、第一階段41は設けるが第三階段43は設けないようにしてもよい。すなわち、小部屋25と第一洋間22との間を行き来できないようにして、一階から小部屋25にアクセスできるが、二階から小部屋25にアクセスできないようにしてもよい。
また、第一実施形態及び第二実施形態においても同様に、第一階段41、第二階段42及び第三階段43とは別に、小部屋25と一階とを接続する階段を設けてもよい。
[効果]
上記各実施形態によれば、以下のような優れた効果を奏する。
第一実施形態、第二実施形態及び第三実施形態の建物1は、第一部屋(第一洋間22)と第二部屋(小部屋25)とを備える建物であって、第一部屋は、第二部屋に隣接する居室であり、当該第一部屋の外から当該第一部屋に入るための第一入口(第一洋間出入口22b)を備え、第二部屋は、当該第二部屋の床が第一部屋の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であり、当該第二部屋に入るための第二入口(小部屋出入口25a)を備えている。そして、建物1には、第一部屋の外から第二部屋へ行くためのルートRとして、第一入口から、第一部屋を経て、第二入口へ至るルートが形成されている。
このように、第一部屋(第一洋間22)の外から第二部屋(小部屋25)へ行くためには、第一部屋を通る必要がある。すなわち、第一部屋の奥に第二部屋が設けられているので、第一部屋の手前に第二部屋が設けられている場合と比較して、第二入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できる。したがって、第二部屋をテレワーク室として利用することで、ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保することが可能となる。
なお、第一部屋は、寝室(第一洋間22)に限られるものでなく、居室(寝室、居間、食堂、台所等)であればよい。すなわち、第一部屋は、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する部屋(室)であればよい。
また、第一部屋は、第二部屋に隣接する居室でなくてもよい。すなわち、第一部屋は、第二部屋に隣接していなくてもよいし、非居室であってもよい。
また、第一実施形態及び第三実施形態の建物1において、第二入口(小部屋出入口25a)は、第一部屋(第一洋間22)から第二部屋(小部屋25)に入るための入口である。そして、ルートRは、図4及び図9に示すように、第一入口(第一洋間出入口22b)から、第一部屋のみを経て、第二入口へ至るルートである。
すなわち、第二入口(小部屋出入口25a)を介して、第二部屋(小部屋25)と第一部屋(第一洋間22)との間を直接行き来することができる。したがって、第二部屋を、第一部屋の使用者に専用のテレワーク室として利用することで、その使用者にとって使い勝手が良い環境のテレワーク室を確保することが可能となる。
また、第二実施形態の建物1において、第二入口(小部屋出入口25a)は、バルコニー20から第二部屋(小部屋25)に入るための入口である。そして、ルートRは、図5に示すように、第一入口(第一洋間出入口22b)から、第一部屋(第一洋間22)及びバルコニー20を経て、第二入口へ至るルートである。
すなわち、第一部屋(第一洋間22)の外から第二部屋(小部屋25)へ行くには、一旦、バルコニー20(屋外空間)に出る必要がある。したがって、第二部屋は、建物1(母屋)に設けられているものの、あたかも「離れ」のような感じで利用できる部屋であるので、第二部屋へ行く人や第二部屋に居る人に特別感を与えることができる。
なお、第三実施形態の建物1を、例えば図11に示すように構成することも可能である。具体的には、例えば、小部屋出入口25aを、南側に面する第五外壁65に設けるとともに、バルコニー20を、小部屋25の南側となる位置まで伸ばして、小部屋出入口25aを介して小部屋25とバルコニー20との間を行き来できるようにすることも可能である。
図11に示す例の場合、第一部屋(居室)は、第一洋間22ではなく、リビングダイニング(居間12及び食堂14)である。また、図11に示す例の場合、第一入口は、第一洋間出入口22bではなく、リビングダイニング12,14の外(例えば一階)から当該リビングダイニング12,14に入る際に通過する階段ホール部46である。
具体的には、図11に示す例の場合、小部屋出入口25a(第二入口)は、バルコニー20から小部屋25(第二部屋)に入るための入口であり、ルートRは、図11に示すように、階段ホール部46(第一入口)から、リビングダイニング12,14(第一部屋)及びバルコニー20を経て、小部屋出入口25a(第二入口)へ至るルートである。
また、第三実施形態の建物1において、第二部屋(小部屋25)は、第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置に設けられた窓(第二開口部72a)を備えており、当該窓を介して、第二部屋内から、第一部屋がある階の直下階(一階)を視認可能である。
したがって、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から下の階(一階)を視認できるので、第二部屋に居る人に開放感を与えることができる。
また、第三実施形態の建物1において、前記直下階(一階)には、ガレージ(カーポート80)が設けられており、窓(第二開口部72a)を介して、第二部屋(小部屋25)内から、ガレージ内を視認可能である。
したがって、ガレージ(カーポート80)に自動車等を停めておけば、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から当該自動車等を鑑賞できるので、第二部屋を、テレワーク室としてだけでなく、趣味室としても好適に利用することができる。
なお、第一実施形態及び第二実施形態の建物1を、例えば図12に示すように構成することも可能である。すなわち、第二部屋(小部屋25)における第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置に窓(第二開口部72a)を設けて、当該窓を介して、第二部屋内から、第一部屋がある階の直下階(一階)を視認可能としてもよい。第一実施形態及び第二実施形態の場合は、第一部屋(第一洋間22)の直下に台所13が設けられているので、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から台所13を視認できることとなる。
また、第一実施形態及び第二実施形態の建物1において、棟部3aから第一軒先部31aまでの長さが長く設定された第一屋根部31と、第一屋根部31と隣接するとともに一体形成されて同一の屋根面を形成し、棟部3aから第二軒先部32aまでの長さが短く設定された第二屋根部32と、を有する傾斜屋根(屋根3)が建物本体2の上に設けられており、第二部屋(小部屋25)は、第一屋根部31の直下に位置する部屋のうち、第一軒先部31aに最も近い位置に配置されている。
したがって、傾斜屋根(屋根3)の傾斜角度や、第一屋根部31の長さ(棟部3aから第一軒先部31aまでの長さ)、第一屋根部31と第二屋根部32との寸法差(棟部3aから第一軒先部31aまでの長さと、棟部3aから第二軒先部32aまでの長さと、の寸法差)などにもよるが、第二部屋(小部屋25)は、第一屋根部31の直下に位置する部屋のうち、第一軒先部31aに最も近い位置に配置されているので、第一屋根部31の直下に位置する他の部屋や、第二屋根部32の直下に位置する部屋よりも、天井面の高さ位置が低くなる可能性が高い。その一方で、第二部屋は、当該第二部屋の床が第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であるので、第一部屋と比較して天井面の高さ位置が低くても、テレワーク室として十分な天井高を容易に確保することが可能である。
また、近年、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現や、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標達成が求められており、建築業界においても、建物を二酸化炭素排出量の少ない木造とする取り組みが進められている。上記各実施形態の建物1は、木造の戸建て住宅であるため、カーボンニュートラルの推進による脱炭素社会の実現や、SDGsの目標達成に貢献できる。
1 建物
2 建物本体
3 屋根(傾斜屋根)
3a 棟部
20 バルコニー
22 第一洋間(第一部屋)
22b 第一洋間出入口(第一入口)
25 小部屋(第二部屋)
25a 小部屋出入口(第二入口)
31 第一屋根部
31a 第一軒先部
32 第二屋根部
32a 第二軒先部
72a 第二開口部(窓)
80 カーポート(ガレージ)
R ルート
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図10に示すように、第一部屋(第一洋間22)と第二部屋(小部屋25)とを備える建物1であって、
前記第一部屋は、前記第二部屋に隣接する居室であり、当該第一部屋の外から当該第一部屋に入るための第一入口(第一洋間出入口22b)を備え、
前記第二部屋は、当該第二部屋の床が前記第一部屋の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であり、当該第二部屋に入るための第二入口(小部屋出入口25a)を備え、
前記第一部屋の外から前記第二部屋へ行くためのルートRとして、前記第一入口から、前記第一部屋を経て、前記第二入口へ至るルートが形成されており、
前記第二部屋(小部屋25)は、前記第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置に設けられた窓(第二開口部72a)を備えており、前記窓を介して、前記第二部屋内から、前記第一部屋がある階の直下階を視認可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第一部屋(第一洋間22)の外から第二部屋(小部屋25)へ行くためには、第一部屋を通る必要がある。すなわち、第一部屋の奥に第二部屋が設けられているので、第一部屋の手前に第二部屋が設けられている場合と比較して、第二入口(小部屋出入口25a)の前を人が往来する頻度を低減できる。したがって、第二部屋をテレワーク室として利用することで、ユーザーが仕事に集中しやすい環境のテレワーク室を確保することが可能となる。
また、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から下の階を視認できるので、第二部屋に居る人に開放感を与えることができる。
請求項に記載の発明は、例えば図8~図10に示すように、請求項に記載の建物において、
前記直下階には、ガレージ(カーポート80)が設けられており、
前記窓(第二開口部72a)を介して、前記第二部屋内から、前記ガレージ内を視認可能であることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、ガレージ(カーポート80)に自動車等を停めておけば、窓(第二開口部72a)を透して、第二部屋(小部屋25)内から当該自動車等を鑑賞できるので、第二部屋を、テレワーク室としてだけでなく、趣味室としても好適に利用することができる。
請求項に記載の発明は、例えば図1~図7に示すように、請求項1に記載の建物1において、
棟部3aから第一軒先部31aまでの長さが長く設定された第一屋根部31と、前記第一屋根部31と隣接するとともに一体形成されて同一の屋根面を形成し、前記棟部3aから第二軒先部32aまでの長さが短く設定された第二屋根部32と、を有する傾斜屋根(屋根3)が建物本体2の上に設けられており、
前記第二部屋(小部屋25)は、前記第一屋根部31の直下に位置する部屋のうち、前記第一軒先部31aに最も近い位置に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、第二部屋(小部屋25)は、当該第二部屋の床が第一部屋(第一洋間22)の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であるので、第一部屋と比較して天井面の高さ位置が低くても、テレワーク室として十分な天井高を容易に確保することが可能である。

Claims (6)

  1. 第一部屋と第二部屋とを備える建物であって、
    前記第一部屋は、前記第二部屋に隣接する居室であり、当該第一部屋の外から当該第一部屋に入るための第一入口を備え、
    前記第二部屋は、当該第二部屋の床が前記第一部屋の床よりも低い位置にあるスキップダウンした部屋であり、当該第二部屋に入るための第二入口を備え、
    前記第一部屋の外から前記第二部屋へ行くためのルートとして、前記第一入口から、前記第一部屋を経て、前記第二入口へ至るルートが形成されていることを特徴とする建物。
  2. 請求項1に記載の建物において、
    前記第二入口は、前記第一部屋から前記第二部屋に入るための入口であることを特徴とする建物。
  3. 請求項1に記載の建物において、
    前記第二入口は、バルコニーから前記第二部屋に入るための入口であり、
    前記ルートは、前記第一入口から、前記第一部屋及び前記バルコニーを経て、前記第二入口へ至るルートであることを特徴とする建物。
  4. 請求項1に記載の建物において、
    前記第二部屋は、前記第一部屋の床よりも低い位置に設けられた窓を備えており、
    前記窓を介して、前記第二部屋内から、前記第一部屋がある階の直下階を視認可能であることを特徴とする建物。
  5. 請求項4に記載の建物において、
    前記直下階には、ガレージが設けられており、
    前記窓を介して、前記第二部屋内から、前記ガレージ内を視認可能であることを特徴とする建物。
  6. 請求項1に記載の建物において、
    棟部から第一軒先部までの長さが長く設定された第一屋根部と、前記第一屋根部と隣接するとともに一体形成されて同一の屋根面を形成し、前記棟部から第二軒先部までの長さが短く設定された第二屋根部と、を有する傾斜屋根が建物本体の上に設けられており、
    前記第二部屋は、前記第一屋根部の直下に位置する部屋のうち、前記第一軒先部に最も近い位置に配置されていることを特徴とする建物。
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