JP2025127144A - 支保工の支持構造およびスラブの構築方法 - Google Patents
支保工の支持構造およびスラブの構築方法Info
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Abstract
【課題】スラブの構築作業を容易に行うことができる支保工の支持構造等を提供する。
【解決手段】一対の側部2の間に支保工5を架設し、支保工5から吊り支持したハーフプレキャスト部材7と側部2の上にコンクリートConを打設して頂版のスラブを構築する際に、支保工5を側部2の上で支持する。支保工5は、両側部2の上に設けた支持部10の間に架設され、支持部10は、側部2の上面に固定された鋼製の下部支持材11と、下部支持材11の上に配置され、下部支持材11に着脱可能に取り付けられる鋼製の上部支持材12と、を有する。下部支持材11の上端の高さは、打設されるコンクリートConの天端よりも低い。
【選択図】図1
【解決手段】一対の側部2の間に支保工5を架設し、支保工5から吊り支持したハーフプレキャスト部材7と側部2の上にコンクリートConを打設して頂版のスラブを構築する際に、支保工5を側部2の上で支持する。支保工5は、両側部2の上に設けた支持部10の間に架設され、支持部10は、側部2の上面に固定された鋼製の下部支持材11と、下部支持材11の上に配置され、下部支持材11に着脱可能に取り付けられる鋼製の上部支持材12と、を有する。下部支持材11の上端の高さは、打設されるコンクリートConの天端よりも低い。
【選択図】図1
Description
本発明は、支保工の支持構造とこれを用いたスラブの構築方法に関する。
従来、ボックスカルバートや水処理施設の頂版のコンクリートスラブを構築する際は、コンクリート打設時の底型枠の下面で支保工を密に配置し、施工時の荷重に対する底型枠の変形を抑制している。一方、施工の合理化を目的とし、底型枠にコンクリート製のハーフプレキャスト部材を用いて埋設型枠とし、ハーフプレキャスト部材と現場打ちのコンクリートにより頂版のスラブを構築することもある。
例えば特許文献1には、ボックスカルバートを構築する際に、一対の壁体に跨るようにハーフプレキャスト部材を設置するとともに、一対の壁体の上に設けられた頂部の間に支保工を架け渡し、支保工から吊り支持したハーフプレキャスト部材の上にコンクリートを打設して頂版のスラブを構築することが記載されている。
特許文献1では支保工の支持部(頂部)をコンクリートによって壁体とともに形成しているが、施工方法や施工条件によっては支持部を壁体とは別に形成する場合もあり、この場合、施工時の作業性が課題となる。
例えば支持部としてコンクリート製のプレキャストブロックを用いることや、支持部を現場打ちのコンクリートによって形成することも考えられるが、前者の場合では重量物であるプレキャストブロックをクレーン等により壁体の上まで揚重する必要があり、後者の場合では型枠の組み立て等に手間がかかる。特に、壁体上は頂版と壁体の隅角部に当たる箇所であり、複雑な配筋が行われた中で型枠を組み立てる必要がある。
一方、支持部として鋼材を用いる場合も、鋼材の頂版天端からの突出部分を最終的に切断する必要があり、作業に手間がかかる。さらに、鋼材が頂版天端に露出していると、当該箇所の耐久性が問題となる恐れもある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、スラブの構築作業を容易に行うことができる支保工の支持構造等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、一対の側部の間に支保工を架設し、前記支保工から吊り支持した底型枠と前記側部の上にコンクリートを打設してスラブを構築する際に、前記支保工を前記側部の上で支持する支保工の支持構造であって、前記支保工は、一対の前記側部の上に設けた支持部の間に架設され、前記支持部は、前記側部の上面に固定された鋼製の下部支持材と、前記下部支持材の上で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される鋼製の上部支持材と、を有し、前記下部支持材の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端よりも低いことを特徴とする支保工の支持構造である。
本発明では、支保工によってスラブ構築時の底型枠を吊り支持するが、その支保工を支持する支持部を下部支持材と上部支持材に分け、上部支持材を下部支持材に対して取り外し可能に設置する。これらの支持材は鋼製の部材とし、また上下に分割することで小型化されるので、部材が軽量化され、側部の上で型枠を組み立てて支持材を形成する必要も無い。また本発明では、上部支持材を下部支持材から取り外すことで、上部支持材を切断することなく撤去でき、その転用も可能である。以上より、本発明ではスラブの構築作業を容易に行うことができる。また、残った下部支持材の上端はコンクリートの天端よりも低い位置にあるので、鋼材がスラブの上面に露出するのも防止できる。
前記支持部は、前記下部支持材と前記上部支持材の間で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される接続治具をさらに有し、前記接続治具の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端以上であることが望ましい。また前記接続治具は、底板の周囲に、前記底板から上方に延びる側板を設けた皿状の部材であり、前記上部支持材が前記底板の上に載置されることが望ましい。また対向する位置にある一対の前記側板が、上方に行くにつれて前記底板から離れる方向に傾斜することが望ましい。
上記の接続治具により、上部支持材がコンクリートに埋設されることが無く、上部支持材を容易に取り外すことができる。また接続治具を皿状の部材とすることで、接続治具を簡易且つ軽量な構成とできる。また接続治具の側板が上記のように傾斜することで、接続治具をコンクリートから容易に抜き取ることができる。
上記の接続治具により、上部支持材がコンクリートに埋設されることが無く、上部支持材を容易に取り外すことができる。また接続治具を皿状の部材とすることで、接続治具を簡易且つ軽量な構成とできる。また接続治具の側板が上記のように傾斜することで、接続治具をコンクリートから容易に抜き取ることができる。
前記上部支持材は、前記側部の延伸方向に延びる梁材の下面に、前記側部の延伸方向に間隔を空けて脚部を設けたものであり、前記脚部が前記接続治具の上に配置されることが望ましい。
この場合、上部支持材の脚部に対応する部分のみに接続治具を配置すればよく、接続治具が小型化できる。
この場合、上部支持材の脚部に対応する部分のみに接続治具を配置すればよく、接続治具が小型化できる。
前記下部支持材は、前記側部に埋設され、前記側部から上方に突出する補強鉄筋であってもよい。
これにより、スラブと側部の隅角部の補強鉄筋を、支持部の下部支持材として用いることができる。
これにより、スラブと側部の隅角部の補強鉄筋を、支持部の下部支持材として用いることができる。
前記底型枠は、例えばコンクリート製のハーフプレキャスト部材である。
支保工から吊り支持される底型枠は、典型的にはコンクリート製のハーフプレキャスト部材であり、これを埋設型枠として用いることでスラブの施工が合理化される。
支保工から吊り支持される底型枠は、典型的にはコンクリート製のハーフプレキャスト部材であり、これを埋設型枠として用いることでスラブの施工が合理化される。
第2の発明は、第1の発明の支持構造を用いて一対の前記側部の間に架設された前記支保工から前記底型枠を吊り支持し、前記底型枠と前記側部の上に前記コンクリートを打設する工程と、前記支保工と前記上部支持材を撤去し、前記上部支持材に対応する平面位置で前記コンクリートに形成された凹部に充填材を充填する工程と、により、前記コンクリートによるスラブを構築することを特徴とするスラブの構築方法である。
本発明によれば、スラブの構築作業を容易に行うことができる支保工の支持構造等を提供できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
(1.支持構造1)
図1は本発明の実施形態に係る支持構造1を示す図であり、ボックスカルバートの構築中、支持構造1を用いて支保工5を架け渡し、支保工5からハーフプレキャスト部材7を吊り支持した状態を示す図である。
図1は本発明の実施形態に係る支持構造1を示す図であり、ボックスカルバートの構築中、支持構造1を用いて支保工5を架け渡し、支保工5からハーフプレキャスト部材7を吊り支持した状態を示す図である。
図1(a)は、支持構造1について、ボックスカルバートの幅方向の断面を見たものであり、図1(b)は、図1(a)の線A-Aの位置でのボックスカルバートの軸方向に沿った断面を示す図である。なお図1(a)は図1(b)の線B-Bの位置での断面である。ボックスカルバートの幅方向は、ボックスカルバートの軸方向と平面視で直交する方向である。
支保工5は、ボックスカルバートの幅方向の一対の側部2の間に架け渡される。側部2は鉄筋コンクリート製の壁状部材である。側部2の上は、ボックスカルバートの頂版のスラブと側部2との隅角部となり、隅角部の補強鉄筋21が配置される。補強鉄筋21は側部2の主鉄筋(軸方向鉄筋)であり、側部2に埋設されて側部2の上面から突出し、その突出端が他方の側部2に向けて略90°で曲げ加工されている。補強鉄筋21は、ボックスカルバートの軸方向すなわち側部2の平面における延伸方向に間隔を空けて配置される。
ハーフプレキャスト部材7は、ボックスカルバートの頂版(スラブ)のコンクリートConを打設する際の底型枠であり、且つコンクリートConの打設後も残置される埋設型枠である。ハーフプレキャスト部材7は、コンクリート製のプレキャスト版71の上面に、主鋼材72を設けたものである。ハーフプレキャスト部材7は、必要に応じて、ボックスカルバートの軸方向に複数枚並べて配置される。
プレキャスト版71は板状の部材であり、ボックスカルバートの幅方向の両端部が、ボックスカルバートの幅方向の一対の側部2の上に載置される。
主鋼材72は、ボックスカルバートの幅方向に延びるように配置される鋼材であり、溝形鋼などの形鋼が用いられる。主鋼材72は、ハーフプレキャスト部材7に剛性を付与してコンクリートConの打設時の変形を防止し、且つコンクリートConの打設後には、頂版の下側の補強材としても機能する。なお、ここでは主鋼材72を形鋼として例示しているが、主鋼材72としてラチス筋などの鉄筋がプレキャスト版71に固定されていても良い。
主鋼材72は、ボックスカルバートの軸方向に間隔を空けて複数本配置され、これらの主鋼材72の下部が1枚のプレキャスト版71に埋設される。各主鋼材72の両端部は、プレキャスト版71からボックスカルバートの幅方向の外側に突出し、ボックスカルバートの幅方向の一対の側部2の上に配置される。「外側」とは、ボックスカルバートの幅方向の中心から遠ざかる方向を指す。
支保工5は、ボックスカルバートの幅方向に延びるように配置される鋼材である。支保工5は、その両端部を、ボックスカルバートの幅方向の一対の側部2の上に設けた支持部10によって支持し、これらの支持部10の間に架設される。支保工5は、ボックスカルバートの軸方向に間隔を空けて複数設置される。
支保工5には吊り材6の上端部が固定される。本実施形態の支保工5は一対のI形鋼を平行に並べた構成となっており、吊り材6の上端部はこれらのI型鋼の間に通され、I型鋼の上面の間で固定される。しかしながら、支保工5がこれに限ることはない。
吊り材6はボックスカルバートの幅方向に複数設けられ、支保工5から垂下したこれらの吊り材6の下端部が、ハーフプレキャスト部材7の主鋼材72もしくはハーフプレキャスト部材7のプレキャスト版71に埋設されたインサート(不図示)などに取り付けられる。これにより、支保工5からハーフプレキャスト部材7が吊り支持される。
本実施形態の支持部10は、下部支持材11の上で、上部支持材12と接続治具13を下部支持材11に対して取り外し可能に設置した構成を有する。
下部支持材11には所定の高さ(せい)を有するH形鋼が用いられ、H形鋼は両フランジが上下に位置するように配置される。下部支持材11は、下フランジを側部2の上面に載置し、頭付きのボルト111の軸部を下フランジの孔(不図示)に通し、側部2の天端に埋設されたインサート(不図示)のネジ穴に締め込むことで、側部2の上面に固定される。下部支持材11は、補強鉄筋21やハーフプレキャスト部材7と干渉しないように配置される。
接続治具13は、下部支持材11の上フランジの上に設けられる。接続治具13は、底板131の周囲に、底板131から上方に延びる側板132を設けた鋼製の皿状部材である。ボックスカルバートの幅方向に対向する一対の側板132は、上方に行くにつれ底板131から離れるように傾斜する。
上部支持材12は、側部2の延伸方向に延びる梁材121の下面に、側部2の延伸方向に間隔を空けて脚部122を設けたものであり、本実施形態では梁材121と脚部122による門型ラーメンが構成される。梁材121と脚部122には所定の高さ(せい)を有するH形鋼が用いられ、H形鋼は、両フランジが上下に位置するように配置される。
上部支持材12は、脚部122の下フランジを接続治具13の底板131上に載置して配置される。接続治具13の側板132により、上部支持材12の位置ずれが防止される。
下部支持材11の上フランジと接続治具13の底板131、および上部支持材12の脚部122の下フランジの対応する位置には孔(不図示)が形成されている。各部材の孔に下側から頭付きのボルト14の軸部を通し、脚部122の下フランジから突出する軸部の突出部分にナット15を締め込むことで、上部支持材12と接続治具13が下部支持材11に対して取り外し可能に取り付けられる。接続治具13の底板131の孔を側部2の延伸方向の長孔とし、施工誤差を吸収できるようにしてもよい。
下部支持材11の上端の高さは、後述する工程で打設されるコンクリートConの天端よりも低いが、接続治具13の上端の高さ(側板132の上端の高さ)は、コンクリートConの天端以上とされる。
(2.頂版の構築方法)
こうして支保工5をボックスカルバートの側部2上で支持し、支保工5からハーフプレキャスト部材7を吊り支持させた状態で、ハーフプレキャスト部材7の上方で頂版の上部の補強鉄筋(不図示)の配筋を行い、図2に示すように、ハーフプレキャスト部材7と側部2の上にコンクリートConを打設する。頂版の上部の補強鉄筋は、前記の補強鉄筋21(図1(a)参照)の突出端に続けて配置し、継手等で接続すればよい。
こうして支保工5をボックスカルバートの側部2上で支持し、支保工5からハーフプレキャスト部材7を吊り支持させた状態で、ハーフプレキャスト部材7の上方で頂版の上部の補強鉄筋(不図示)の配筋を行い、図2に示すように、ハーフプレキャスト部材7と側部2の上にコンクリートConを打設する。頂版の上部の補強鉄筋は、前記の補強鉄筋21(図1(a)参照)の突出端に続けて配置し、継手等で接続すればよい。
コンクリートConは、接続治具13の上端以下の高さまで打設される。そのため、接続治具13の内部にコンクリートConは入り込まず、上部支持材12がコンクリートConに埋まることはない。
コンクリートConの養生が終了したら、図3に示すように、支保工5と吊り材6の上部を撤去する。吊り材6は、コンクリートConの上面以上の部分を撤去し、残りの部分はコンクリートCon内に残置される。吊り材6には、コンクリートConの上面以上の部分を分離して撤去できるような加工が予め施されていてもよい。
支保工5等を撤去したら、ナット15を取り外し、図4に示すように、上部支持材12と接続治具13を下部支持材11から取り外して撤去する。これにより、上部支持材12に対応する平面位置で、コンクリートConの上面に凹部16が形成される。接続治具13は小型の部材であり、また側板132に前記した傾斜を有するため、コンクリートConから抜き取りやすく、その撤去が容易である。
上部支持材12と接続治具13を撤去したら、図5に示すように凹部16に無収縮モルタル等の充填材17を充填してボルト14を埋設する。これにより、ボックスカルバートの頂版のスラブがコンクリートConにより構築される。
以上説明したように、本実施形態では、支保工5によってボックスカルバートの頂版のスラブ構築時の底型枠となるハーフプレキャスト部材7を吊り支持するが、その支保工5を支持する支持部10を下部支持材11と上部支持材12に分け、上部支持材12を下部支持材11に対して取り外し可能に設置する。これらの支持材は鋼製の部材とし、また上下に分割することで小型化されるので、部材が軽量化され、側部2の上で型枠を組み立てて支持材を形成する必要も無い。また本実施形態では、上部支持材12を下部支持材11から取り外すことで、上部支持材12を切断することなく撤去でき、その転用も可能である。以上より、本実施形態では頂版のスラブの構築作業を容易に行うことができる。また、残った下部支持材11の上端はコンクリートConの天端よりも低い位置にあるので、鋼材がスラブの上面に露出するのも防止できる。
また支持部10では、下部支持材11と上部支持材12の間に接続治具13が配置され、その上端の高さがコンクリートConの天端以上とされるため、上部支持材12がコンクリートConに埋設されることが無く、上部支持材12を容易に取り外すことができる。接続治具13は底板131の周囲に側板132を設けた皿状の部材であり、接続治具13を簡易且つ軽量な構成とでき、底板131上に上部支持材12を配置することで支持部10の全体の高さも抑えることができる。また側板132が前記のように傾斜することで、接続治具13をコンクリートConから容易に抜き取ることができ、撤去が容易になる。
また、上部支持材12は、梁材121の下面に複数の脚部122を間隔を空けて設けたものであり、脚部122に対応する部分のみに接続治具13を配置すればよく、接続治具13が小型化できる。
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば上記の実施形態はボックスカルバートの頂版を構築する例により説明したが、本発明の支持部10はその他の構造物のスラブを構築する際にも適用でき、側部2の形状も壁状に限らず、構造物に応じて異なる。また上記の実施形態では、スラブ構築時の埋設型枠として用いるハーフプレキャスト部材7を支保工5から吊り支持したが、支保工5から通常の底型枠を吊り支持し、底型枠上にコンクリートを打設してスラブを形成した後、底型枠を撤去してもよい。
また本実施形態では下部支持材11側から挿入したボルト14の軸部に上部支持材12側からナット15を締め込むことで、上部支持材12と接続治具13を下部支持材11に取り付けたが、図6(a)に示すように、ナット15を下部支持材11の上フランジの下面に固定し、上部支持材12側から挿入したボルト14の軸部をナット15に締め込んでもよい。
また図6(b)の例では、下部支持材11の上フランジの上面に、下面まで達しないネジ穴(不図示)を設け、そのネジ穴にボルト14の軸部を締め込む構成としている。さらに、図6(c)に示すように、ボルト14(および上記のネジ穴)を上部支持材12の平面位置を避けて配置し、接続治具13のみがボルト14によって下部支持材11に取り付けられる構成としてもよい。図6(c)の例では上部支持材12の脚部122の孔加工が不要となり、施工が容易となる。また上部支持材12は持ち上げるだけで下部支持材11から取り外すことができる。
図6(a)~(c)のいずれの場合でも、コンクリートConの打設後にボルト14を取り外すことで上部支持材12や接続治具13を撤去でき、図4のように、撤去後の凹部16にボルト14が露出することも無い。
また本実施形態では、上部支持材12を、長尺の梁材121の下面に、短尺の脚部122を間隔を空けて固定した構成としているが、上部支持材12の構成がこれに限ることはない。例えば図7(a)、(b)の支持部10aに示すように、上部支持材12aを、側部2の延伸方向に延びる梁材121のみにより構成してもよい。図7(a)、(b)は、支持部10aを図1(a)、(b)と同様の断面において示したものである。
この場合、梁材121の下フランジ、接続治具13の底板131、および下部支持材11の上フランジがボルト14とナット15を用いて締結されるが、接続治具13は梁材121の下フランジ全体を囲むことができるだけの長尺なものとする必要がある。そのため、接続治具13を小型化できる点では、前記のように、上部支持材12を梁材121と脚部122により構成し、脚部122に対応する部分のみに接続治具13を配置する方が好ましい。
また図8の支持部10bに示すように、上部支持材12bの脚部122の下フランジの周囲に側板123を設け、接続治具13と同様の皿状としてもよい。この場合、接続治具13を省略して下部支持材11の上に上部支持材12bを直接配置し、上部支持材12bの脚部122の下フランジと下部支持材11の上フランジとをボルト14とナット15により締結し、上部支持材12bを下部支持材11に対して取り外し可能に取り付けることができる。コンクリートConは側板123の上端以下の高さまで打設される。またボックスカルバートの幅方向の一対の側板123は、前記の側板132と同様の傾斜を有する。
また本実施形態では上部支持材12、12a、12bの梁材121や脚部122としてH形鋼を用いているが、溝形鋼など、H形鋼以外の形鋼を用いることも可能であり、形鋼以外の鋼材を用いることも可能である。
また本実施形態では接続治具13が鋼製の部材であるが、接続治具13は木製のものであってもよい。また、接続治具13の外面に硬化遅延材や打継処理シートが設けられてもよい。これにより、接続治具13を撤去した際に凹部16の内壁に凹凸が形成され、コンクリートConと充填材17との一体性を高めることができる。
また、接続治具13は超高強度繊維補強コンクリート等の高強度で耐久性の高いセメント系材料で製作してもよい。この場合、接続治具13は、コンクリートConの打設後に撤去せずに残置してもよく、接続治具13の内側に充填材17を充填することで、仕上げ面の耐久性が確保される。さらに、接続治具13の外面や内面に粗面処理を施すことで、コンクリートConや充填材17との一体性も確保できる。
また本実施形態では、接続治具13が皿状であるが、接続治具13の形状もこれに限定されない。例えば図9の支持部10cは、接続治具13aを、上下反転した角錐台状の部材とした例である。このように、接続治具13aは必ずしも皿状とする必要はなく、その上端の高さが、コンクリートConの天端以上であればよい。
また下部支持材11も、前記したものに限らない。例えば下部支持材11として、H形鋼以外の形鋼やその他の鋼材を用いることもできる。その一例として、補強鉄筋21が充分な強度や剛性を有している場合や、支保工5が負担する荷重が小さい場合等では、図10(a)の支持部10dに示すように、補強鉄筋21を下部支持材として用い、補強鉄筋21の上に上部支持材12と接続治具13を取り外し可能に設置してもよい。補強鉄筋21を下部支持材として用いることで、下部支持材の設置作業を省略できる。
この例では、接続治具13とその下方の固定用鋼板19とで補強鉄筋21の水平部分を上下に挟み、ボルト14とナット15を用い、上部支持材12の脚部122の下フランジ、接続治具13の底板131、および固定用鋼板19を上下に締結する。接続治具13と固定用鋼板19は、側部2の延伸方向の複数の補強鉄筋21を上下に挟むように配置され、これらの補強鉄筋21に固定される。
また図10(b)の支持部10eに示すように、上記の補強鉄筋21とは別に、側部2から上方へとU字状に突出する補強鉄筋22を設け、この補強鉄筋22を下部支持材として用い、補強鉄筋22の上に上部支持材12と接続治具13を取り外し可能に設置してもよい。この場合、補強鉄筋22により隅角部のせん断耐力を高めることもできる。図10(b)の例では、接続治具13の底板131が補強鉄筋22の頂辺部分の上に設置される。補強鉄筋22は、上部支持材12の各脚部122に対応する位置で側部2の延伸方向に間隔を空けて複数設けられ、これらの補強鉄筋22の頂辺部分の下方には、側部2の延伸方向の水平鉄筋23が設けられる。水平鉄筋23は、補強鉄筋21の水平部分の上に載せて配置される。図10(b)の例では上部支持材12と接続治具13を補強鉄筋22の上に設置しているが、図10(a)と同様の固定用鋼板19とボルト14、ナット15を用いて補強鉄筋22や水平鉄筋23に取り付けてもよい。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:支持構造
2:側部
5:支保工
6:吊り材
7:ハーフプレキャスト部材(底型枠)
10、10a、10b、10c、10d、10e:支持部
11:下部支持材
12、12a、12b:上部支持材
13、13a:接続治具
14:ボルト
15:ナット
16:凹部
17:充填材
21、22:補強鉄筋
121:梁材
122:脚部
131:底板
132:側板
2:側部
5:支保工
6:吊り材
7:ハーフプレキャスト部材(底型枠)
10、10a、10b、10c、10d、10e:支持部
11:下部支持材
12、12a、12b:上部支持材
13、13a:接続治具
14:ボルト
15:ナット
16:凹部
17:充填材
21、22:補強鉄筋
121:梁材
122:脚部
131:底板
132:側板
Claims (8)
- 一対の側部の間に支保工を架設し、前記支保工から吊り支持した底型枠と前記側部の上にコンクリートを打設してスラブを構築する際に、前記支保工を前記側部の上で支持する支保工の支持構造であって、
前記支保工は、一対の前記側部の上に設けた支持部の間に架設され、
前記支持部は、
前記側部の上面に固定された鋼製の下部支持材と、
前記下部支持材の上で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される鋼製の上部支持材と、
を有し、
前記下部支持材の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端よりも低いことを特徴とする支保工の支持構造。 - 前記支持部は、前記下部支持材と前記上部支持材の間で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される接続治具をさらに有し、
前記接続治具の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端以上であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。 - 前記接続治具は、底板の周囲に、前記底板から上方に延びる側板を設けた皿状の部材であり、
前記上部支持材が前記底板の上に載置されることを特徴とする請求項2記載の支保工の支持構造。 - 対向する位置にある一対の前記側板が、上方に行くにつれて前記底板から離れる方向に傾斜することを特徴とする請求項3記載の支保工の支持構造。
- 前記上部支持材は、前記側部の延伸方向に延びる梁材の下面に、前記側部の延伸方向に間隔を空けて脚部を設けたものであり、
前記脚部が前記接続治具の上に配置されることを特徴とする請求項2記載の支保工の支持構造。 - 前記下部支持材は、前記側部に埋設され、前記側部から上方に突出する補強鉄筋であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。
- 前記底型枠は、コンクリート製のハーフプレキャスト部材であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の支持構造を用いて一対の前記側部の間に架設された前記支保工から前記底型枠を吊り支持し、前記底型枠と前記側部の上に前記コンクリートを打設する工程と、
前記支保工と前記上部支持材を撤去し、前記上部支持材に対応する平面位置で前記コンクリートに形成された凹部に充填材を充填する工程と、
により、
前記コンクリートによるスラブを構築することを特徴とするスラブの構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2024023684A JP2025127144A (ja) | 2024-02-20 | 2024-02-20 | 支保工の支持構造およびスラブの構築方法 |
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