JP2025125037A - バルコニーの防水構造 - Google Patents
バルコニーの防水構造Info
- Publication number
- JP2025125037A JP2025125037A JP2024020871A JP2024020871A JP2025125037A JP 2025125037 A JP2025125037 A JP 2025125037A JP 2024020871 A JP2024020871 A JP 2024020871A JP 2024020871 A JP2024020871 A JP 2024020871A JP 2025125037 A JP2025125037 A JP 2025125037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balcony
- wall
- base material
- main body
- wall body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
【課題】見栄えを良好にしつつバルコニーの壁本体の内部への浸水を防止できる構造を提供する。
【解決手段】下階の外壁2から上方に延びて、バルコニー壁本体30の外側面34を覆うバルコニー外壁41と、バルコニー外壁41とバルコニー壁本体30の外側面34との隙間に設けられて、バルコニー壁本体30の上端部に沿って延びる下地材51と、バルコニー壁本体30、バルコニー外壁41および下地材51の各上端部をまとめて覆うカバー部材60と、バルコニー壁本体30の内部への浸水を防止するための防水部材71とを設ける。防水部材71を、カバー部材60の下方に設けられて、バルコニー壁本体30および下地材51の各上面30A,51A、バルコニー壁本体30の内側面36、および下地材51の外側面51Bを連続的に覆うように形成する。
【選択図】図1
【解決手段】下階の外壁2から上方に延びて、バルコニー壁本体30の外側面34を覆うバルコニー外壁41と、バルコニー外壁41とバルコニー壁本体30の外側面34との隙間に設けられて、バルコニー壁本体30の上端部に沿って延びる下地材51と、バルコニー壁本体30、バルコニー外壁41および下地材51の各上端部をまとめて覆うカバー部材60と、バルコニー壁本体30の内部への浸水を防止するための防水部材71とを設ける。防水部材71を、カバー部材60の下方に設けられて、バルコニー壁本体30および下地材51の各上面30A,51A、バルコニー壁本体30の内側面36、および下地材51の外側面51Bを連続的に覆うように形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バルコニーの防水構造に関する。
従来より、バルコニーに対しては、その壁内部への浸水を防止するための処理が施される。例えば、本件出願人は、上記浸水を防止するための構造として、特許文献1に開示する構造であって、バルコニーの壁と建築物の壁面との境界部分や、バルコニーの壁を構成するフレーム材の端面の接続部分に、各側面に沿う板状部分を備えた防水材を配置する構造を開発した。
近年、断熱性の向上等を目的として、外壁に断熱材が配設された外断熱式建造物が増加している。具体的に、外断熱式建造物では、外壁に沿うように断熱材が配設される。ここで、屋外に設けられるバルコニーは断熱の必要性が小さい。そのため、バルコニーに対しては断熱材の省略が可能である。しかしながら、外断熱式建造物の上階に設けられるバルコニーにおいて、単に断熱材を省略してバルコニーの外壁を断熱材の分だけ建物側にずらした場合は、下階の外壁とバルコニーの外壁との境界部分に段差が生じてしまい見栄えが悪くなる。これに対して、単に、バルコニーの外壁と下階の外壁とを連続させた場合は、バルコニーの外壁とバルコニーを区画する壁本体との間の隙間からバルコニーの壁本体の内部に水が浸入するおそれがある。
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、外断熱式建造物に適用されるバルコニーの防水構造であって、見栄えを良好にしつつバルコニーの壁本体の内部への浸水を防止できる構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためのものとして、本発明は、外壁に断熱材が配設された外断熱式建造物の上階に設けられるバルコニーの防水構造であって、バルコニーの床から立設されたバルコニー壁本体と、下階の外壁から上方に延びて、前記バルコニー壁本体の屋外側の側面である外側面を覆うバルコニー外壁と、前記バルコニー外壁と前記バルコニー壁本体の前記外側面との隙間に設けられて、前記バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる下地材と、前記バルコニー壁本体、前記バルコニー外壁および前記下地材の各上端部をまとめて覆うカバー部材と、前記バルコニー壁本体の内部への浸水を防止するための防水部材とを備え、前記防水部材は、前記カバー部材の下方に設けられて、前記バルコニー壁本体および前記下地材の各上面、前記バルコニー壁本体の屋内側の側面である内側面、および前記下地材の屋外側の側面である外側面を連続的に覆う形状を有する、ことを特徴とする。
本発明では、バルコニー外壁とバルコニー壁本体との隙間に、バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる下地材が設けられている。そして、カバー部材によって、バルコニー壁本体、バルコニー外壁および下地材の各上端部がまとめて覆われるとともに、カバー部材の下方に設けられた防水部材によって、バルコニー壁本体の上面とバルコニー壁内側面に加えて、下地材の上面と下地材外側面とが連続的に覆われる。
そのため、本発明によれば、バルコニー外壁を下階の外壁から上方に延びるように配設してこれらの段差をなくしつつ、この配置に伴って生じるバルコニー外壁とバルコニー壁本体との間の隙間を防水部材によって上方から覆うことができる。従って、建造物の見栄えを良好にしつつバルコニー壁本体内部への浸水を防止できる。
好ましくは、前記バルコニー壁本体は、互いに異なる方向に延びてコーナー部を形成する第1バルコニー壁本体と第2バルコニー壁本体とを含み、前記下地材は、前記第1バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる第1下地材と、前記第2バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる第2下地材とを含み、前記防水部材は、前記コーナー部に設けられて、前記第1バルコニー壁本体と前記第1下地材と前記第2バルコニー壁本体と前記第2下地材の各上面、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各前記内側面、および前記第1下地材および前記第2下地材の各前記外側面を連続的に覆う、コーナー防水部材を含む(請求項2)。
この構成によれば、バルコニーのコーナー部におけるバルコニー壁本体とバルコニー外壁との隙間、バルコニー壁本体どうしの接続部分および下地材どうしの接続部分から、バルコニー壁本体の内部に水が浸入するのを防止できる。
好ましくは、前記コーナー防水部材は、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各前記内側面に取り付けられる角部材と、前記第1下地材および前記第2下地材の各前記外側面に取り付けられる出隅部材とを含み、前記角部材と前記出隅部材とは、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各上面において重ね合わせられている(請求項3)。
この構成によれば、角部材と出隅部材と重ね合わせ量を変更することで、防水可能な範囲を変更できる。そのため、下階に配置される断熱材の幅寸法に関わらず、コーナー部においてバルコニー外壁と下階の外壁とを連続させつつ、当該コーナー部を防水できる。
好ましくは、前記バルコニー壁本体は、前記建造物に設けられたバルコニー取付壁から屋外側に突出しており、前記防水部材は、前記バルコニー壁本体と前記バルコニー取付壁との境界部分である取り合い部に設けられて、前記バルコニー壁本体の上面、前記バルコニー壁本体の前記内側面、前記下地材の前記外側面および前記バルコニー取付壁とを連続的に覆う、取り合い部用防水部材を含む(請求項4)。
この構成によれば、取り合い部におけるバルコニー壁本体とバルコニー外壁との隙間、バルコニー壁本体および下地材とバルコニー取付壁との境界部分から、バルコニー壁本体の内部に水が浸入するのを防止できる。
好ましくは、前記取り合い部用防水部材は、前記バルコニー壁本体の前記内側面と前記下地材の前記外側面にそれぞれ取り付けられる一対の角部材を含み、一対の前記角部材は、前記バルコニー壁本体の上面および前記バルコニー取付壁の表面において重ね合わせられている(請求項5)。
この構成によれば、一対の角部材の重ね合わせ量を変更することで、防水可能な範囲を変更できる。そのため、下階に配置される断熱材の幅寸法に関わらず、取り合い部においてバルコニー外壁と下階の外壁とを連続させつつ、当該取り合い部を防水できる。
好ましくは、前記バルコニー外壁は、前記下地材に固定される(請求項6)。
この構造によれば、下地材をバルコニー外壁の固定部品として利用できる。
以上説明したように、本発明のバルコニーの防水構造によれば、外断熱式建造物において、見栄えを良好にしつつバルコニーの壁内部への浸水を防止できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。ここでは、本発明に係るバルコニーの防水構造が適用される外断熱式建造物が、図1に示す2階建ての住宅1である場合について説明する。住宅1は、例えば木造住宅である。住宅1は、居住空間を区画する建物本体10と、バルコニー20とを有する。図2は、図1のII-II線における概略断面図である。図3は、図1のIII-III線における概略断面図である。なお、図2では、後述する水切りシート92等の図示は省略している。以下では、水平面に沿って屋内側と屋外側とをつなぐ方向を、屋内外方向という。
上記のように、住宅1は外断熱式建造物であり、住宅1の外壁、詳細には建物本体10の外壁2には断熱材3(図2)が設けられている。具体的に、建物本体10の柱11および柱11間にわたって延びる壁面部材12と、外壁2との間に断熱材3が配置されている。以下では、適宜、建物本体10の外壁2を本体外壁2という。
バルコニー20は、住宅1の2階に設けられている。バルコニー20は、建物本体10の1階の一部の上部に設けられている。つまり、住宅1の1階の一部は屋外側に突出しており、この突出部分の上部にバルコニー20が形成されている。バルコニー20は、平面視で長方形状を呈している。これに合わせて、バルコニー20の壁22は、建物本体10の2階部分から屋外側に突出するコ字状を呈している。
バルコニー20の壁22は、バルコニー壁本体30と、バルコニー外壁41と、上側下地材51と、下側下地材52と、バルコニー内壁42とを有する。以下では、これらを含めたバルコニー20の壁22をバルコニー壁22という。上側下地材51は、本発明の「下地材」に相当する。
バルコニー壁本体30は、バルコニー20の空間を主として区画する部材であり、バルコニー20の床21から立設されている。バルコニー壁本体30は、建物本体10に設けられたバルコニー取付壁13に取り付けられている。なお、バルコニー取付壁13は、建物本体10の柱11とその周囲の壁面部材12とによって構成されている。
バルコニー壁本体30は、その上端部に略水平に配設された笠木下地材31と、その下端部に略水平に配設されたバルコニー梁材32とを有する。本実施形態では、笠木下地材31およびバルコニー梁材32は角柱状を呈する。なお、笠木下地材31は、バルコニー梁材32に固定された柱39によって支持されている。
笠木下地材31の屋外側の側面つまり外側面とバルコニー梁材32の屋外側の側面つまり外側面とには、これらにわたって上下に延びる屋外側合板33が取り付けられている。屋外側合板33の表面は、バルコニー壁本体30の外側面(屋外側の側面)34を構成している。同様に、笠木下地材31の屋内側の側面つまり内側面とバルコニー梁材32の屋内側の側面つまり内側面とには、これらにわたって上下に延びる屋内側合板35が取り付けられている。屋内側合板35の表面は、バルコニー壁本体30の内側面(屋内側の側面)36を構成している。屋内外方向について、バルコニー壁本体30の外側面34と、これの階下に設けられた建物本体10の壁面部材12の外側面の位置はほぼ同じである。
バルコニー外壁41は、バルコニー壁本体30の外側面34を覆っている。バルコニー外壁41は、階下の本体外壁2から上方に延びており、これらはほぼ面一でつながっている。本体外壁2とバルコニー外壁41とは、同じ材料で構成されている。例えば、本体外壁2とバルコニー外壁41とは、サイディングボードにより構成されている。
ここで、建物本体10の壁面部材12と本体外壁2との間には断熱材3が配設されており、壁面部材12と本体外壁2とは屋内外方向に離間している。これより、上記のように、バルコニー外壁41が1階の本体外壁2から上方に延びていることに伴い、バルコニー外壁41とバルコニー壁本体30との間には、隙間が区画されている。
上側下地材51および下側下地材52は、上記のバルコニー外壁41とバルコニー壁本体30との間の隙間に配設されている。上側下地材51は、バルコニー壁本体30の上端部に沿って延びている。下側下地材52は、バルコニー壁本体30の下端部に沿って延びている。上側下地材51は屋外側合板33と笠木下地材31とに釘等によって固定されており、下側下地材52は屋外側合板33とバルコニー梁材32とに釘等によって固定されている。なお、本実施形態では、バルコニー外壁41には断熱材3が配置されていない。つまり、上側下地材51と下側下地材52との間には、断熱材3は収容されておらず、これらの間は主に空洞である。
本実施形態では、上側下地材51と下側下地材52は、角柱状を呈する。上側下地材51および下側下地材52の屋内外方向の寸法L2は、断熱材3の屋内外方向の寸法L1とほぼ同じである。なお、本実施形態では、上側下地材51と下側下地材52の各断面の縦寸法および横寸法は、笠木下地材31の各寸法よりも小さい値に設定されている。
バルコニー外壁41は、上側下地材51および下側下地材52に固定されている。具体的に、これら下地材51,52には、胴縁材(不図示)が取り付けられており、この胴縁材にバルコニー外壁41が固定されている。
バルコニー内壁42は、バルコニー壁本体30の内側面36を覆っている。バルコニー内壁42は、バルコニー壁本体30に固定されている。具体的に、バルコニー壁本体30の内側面36には胴縁材(不図示)が取り付けられており、この胴縁材にバルコニー内壁42が固定されている。バルコニー内壁42は、本体外壁2およびバルコニー外壁41と同じ材料で構成されている。
バルコニー壁22の上端部には、笠木60が取り付けられている。笠木60は、笠木下地材31に固定されている。笠木60は、バルコニー壁本体30、バルコニー外壁41、上側下地材51およびバルコニー内壁42の各上端部をまとめて覆っている。笠木60は、本発明の「カバー部材」に相当する。
(防水構造)
図3は、図2のIII-III線における概略断面図である。図3に示すように、笠木60の下方には、バルコニー壁本体30への浸水を防止するための防水部材として、透湿防水シート91と水切りシート92が配置されている。透湿防水シート91は、バルコニー壁本体30と上側下地材51に、上方から被せられている。本実施形態では、屋内側の透湿防水シート91と、屋外側の透湿防水シート91とによって、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51A、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bのほぼ全体が覆われている。水切りシート92は、透湿防水シート91に、上方から被せられている。水切りシート92は、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51Aと、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bの各上側部分を覆っている。これらシート91,92は、バルコニー壁本体30と上側下地材51のほぼ全長(水平方向についてのこれらの長手方向全体)にわたって、これらに取り付けられている。透湿防水シート91は、水を通さず湿気を通すという性質を備えたシートであり、例えば、ポリエチレン製の不織布が用いられる。水切りシート92は、防水性を備えたシートであり、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン製のシートが用いられる。
図3は、図2のIII-III線における概略断面図である。図3に示すように、笠木60の下方には、バルコニー壁本体30への浸水を防止するための防水部材として、透湿防水シート91と水切りシート92が配置されている。透湿防水シート91は、バルコニー壁本体30と上側下地材51に、上方から被せられている。本実施形態では、屋内側の透湿防水シート91と、屋外側の透湿防水シート91とによって、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51A、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bのほぼ全体が覆われている。水切りシート92は、透湿防水シート91に、上方から被せられている。水切りシート92は、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51Aと、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bの各上側部分を覆っている。これらシート91,92は、バルコニー壁本体30と上側下地材51のほぼ全長(水平方向についてのこれらの長手方向全体)にわたって、これらに取り付けられている。透湿防水シート91は、水を通さず湿気を通すという性質を備えたシートであり、例えば、ポリエチレン製の不織布が用いられる。水切りシート92は、防水性を備えたシートであり、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン製のシートが用いられる。
さらに、図1に示すように、バルコニー20には、バルコニー壁本体30の内部への浸水を防止するための防水部材として、第1防水部材71,第2防水部材72,第3防水部材73,第4防水部材74が、笠木60の下方に設けられている。第1防水部材71と第2防水部材72とは、それぞれ第1取り合い部X1と第2取り合い部X2とに設けられている。第3防水部材73と第4防水部材74とは、それぞれ第1コーナー部X3と第2コーナー部X4とに設けられている。第1防水部材71および第2防水部材72は、それぞれ、本発明の「取り合い部用防水部材」に相当する。第3防水部材73および第4防水部材74は、それぞれ、本発明の「コーナー防水部材」に相当する。
図4、図5および図6は、それぞれ、第1取り合い部X1、第2取り合い部X2、第1コーナー部X3の周囲の構造を示した概略斜視図である。なお、図4~図6には、バルコニー外壁41、バルコニー内壁42および笠木60を取り外した状態のバルコニー壁22の一部を示している。また、図4には、図1のIII-III線に対応する線を示している。
具体的に、本実施形態では、バルコニー壁本体30は、バルコニー取付壁13からそれぞれ屋外側に突出する第1壁本体130と第2壁本体230と、第1壁本体130の屋外側の端部と第2壁本体230の端部との間にわたって延びる第3壁本体330とによって構成されている。また、上側下地材51は、第1壁本体130、第2壁本体230および第3壁本体330の各上端部に沿って延びる第1下地材151,第2下地材251および第3下地材351によって構成されている。上記の第1取り合い部X1は、バルコニー取付壁13と第1壁本体130の境界部分である。第2取り合い部X2は、バルコニー取付壁13と第2壁本体230の境界部分である。第1コーナー部X3は、第1壁本体130と第3壁本体330の接続部分であってこれらによって形成されたコーナー部である。第2コーナー部X4は、第2壁本体230と第3壁本体330の接続部分であってこれらによって形成されたコーナー部である。なお、第1コーナー部X3については、第1壁本体130が本発明の「第1バルコニー壁本体」に相当し、第3壁本体330が「第2バルコニー壁本体」に相当する。また、第2コーナー部X4については、第2壁本体230が本発明の「第1バルコニー壁本体」に相当し、第3壁本体330が「第2バルコニー壁本体」に相当する。
ここで、第1取り合い部X1では、第1下地材151の外側面はバルコニー取付壁13の一側面13Aの途中部から突出している。一方、図1に示すように、第2取り合い部X2は、バルコニー取付壁13の一側面13Aと他の側面13Bとによって形成された角部に設けられている。これより、第2取り合い部X2では、第2下地材251は、その外側面がバルコニー取付壁13の一側面13Aから突出し且つ他側面13Bに沿って延びるように配設されている。なお、第2取り合い部X2では、バルコニー外壁41は、1階の本体外壁2に加えて2階の本体外壁2ともほぼ面一で連続している。以下では、適宜、上記のバルコニー取付壁13の一側面13Aであってバルコニー20側を向く面を第1面13Aといい、上記の他側面13Bであって第1面13Aと角部を形成する面を第2面13Bという。
(第1防水部材)
図4等に示すように、本実施形態では、第1防水部材71として、一対の角部材700が用いられている。図7は、角部材700の斜視図である。
図4等に示すように、本実施形態では、第1防水部材71として、一対の角部材700が用いられている。図7は、角部材700の斜視図である。
角部材700は、それぞれ板状を呈する第1被覆部710と第2被覆部720と第3被覆部730とによって構成されていう。第2被覆部720と第3被覆部730とは、矩形を呈している。第2被覆部720と第3被覆部730とは互いに略直角をなし、且つ、その一辺が共通の線分を構成するようにつながっている。第2被覆部720と第3被覆部730の共通の辺713に沿う方向を基準方向とすると、第1被覆部710は、第2被覆部720と第3被覆部730の基準方向の各一端711,712から、基準方向と直交する面に沿って延びている。また、第1被覆部710は、基準方向に沿ってみた状態で、第2被覆部720と第3被覆部730の基準方向の一端711,712に対して、第2被覆部720と第3被覆部730とがなす角度が大きい側(略270度をなす側)に広がっている。
本実施形態では、第2被覆部720と第3被覆部730とは、略正方形状を呈している。また、第1被覆部710は、基準方向に沿ってみた状態で、略L字状を呈し、正方形の1つの角を含む領域で、且つ、正方形の隣り合う2辺の各中心と正方形の中心とを結ぶ線によって区画された領域が切り取られたような形状を呈している。つまり、図7に示すように、上記の基準方向を上下方向とし、第2被覆部720の表面に沿う方向を前後方向とし、第3被覆部730の表面に沿う方向を左右方向とすると、第1被覆部710の前後方向の寸法L21と、左右方向の寸法L22とは、ほぼ同じ寸法に設定されている。また、第2被覆部720の前後方向の寸法L23は、第1被覆部710の前後方向の寸法L21のほぼ半分に設定されている。また、第3被覆部730の左右方向の寸法L24は、第1被覆部710の左右方向の寸法L22のほぼ半分に設定されている。また、第2被覆部720および第3被覆部730の上下方向の寸法L25は、第2被覆部720の前後方向の寸法L23および第3被覆部730の左右方向の寸法L24とほぼ同じに設定されている。角部材700は、主に、ポリエチレン、EVA(エチレンー酢酸ビニル共重合体)、塩化ビニル、ブチルゴム等の剛性樹脂製の板やシートにより形成されている。
第1取り合い部X1において、一方の角部材700A(700)は、その第3被覆部730が第1壁本体130の上面30Aに沿い、その第2被覆部720が第1壁本体130の内側面36に沿い、その第1被覆部710がバルコニー取付壁13の第1面13Aに沿うように配置されている。また、他方の角部材700B(700)は、その第2被覆部720が第1下地材151の上面51Aに沿い、その第3被覆部730が第1下地材151の外側面51Bに沿い、その第1被覆部710がバルコニー取付壁13の第1面13Aに沿うように配置されている。
また、第1取り合い部X1において、2つの角部材700A,700Bは、第1壁本体130の上面30Aおよびバルコニー取付壁13の第1面13Aにおいて互いに重ね合わせられている。具体的に、第1壁本体130の上面30Aにおいて、屋外側の角部材700Bの第2被覆部720は、屋内側の角部材700Aの第3被覆部730の上に重ね合わせられている。また、バルコニー取付壁13の第1面13Aにおいて、屋外側の角部材700Bの第1被覆部710は、屋内側の角部材700Aの第1被覆部710の上に重ね合わせられている。
このように、第1取り合い部X1では、一対の角部材700,700つまり第1防水部材71によって、第1壁本体130および第1下地材151の各上面30A,51A、第1壁本体130の内側面36、第1下地材151の外側面51B、およびバルコニー取付壁13の第1面13Aが連続して覆われている。ここで、第1取り合い部X1では、第1防水部材71は、透湿防水シート91および水切りシート92の上に配置されており、これらシート91,9の上から上記の各面を覆っている。なお、各角部材700は、防水テープ等によって互いにおよび各面に固定されている。
(第2防水部材)
図5等に示すように、本実施形態では、第1防水部材71と同様に、第2防水部材72として、一対の角部材700が用いられている。
図5等に示すように、本実施形態では、第1防水部材71と同様に、第2防水部材72として、一対の角部材700が用いられている。
第2取り合い部X2では、一方の角部材700C(700)は、その第3被覆部730が第2壁本体230の上面30Aに沿い、その第3被覆部730が第2壁本体230の内側面36に追い、その第1被覆部710がバルコニー取付壁13の第1面13Aに沿うように配置されている。また、他方の角部材700D(700)は、その第3被覆部730が第2下地材251の上面51Aに沿い、その第2被覆部720がバルコニー取付壁13の第1面13Aに沿い、さらに、その第1被覆部710が第2下地材251の外側面51Bとバルコニー取付壁13の第2面13Bに沿うように配置されている。
また、第2取り合い部X2において、2つの角部材700C,700Dは、第2壁本体230の上面30Aおよびバルコニー取付壁13の第1面13Aにおいて互いに重ね合わせられている。具体的に、第2壁本体230の上面30Aにおいて、屋外側の角部材700Cの第3被覆部730が、屋内側の角部材700Dの第2被覆部720の上に重ね合わせられている。また、バルコニー取付壁13の第1面13Aにおいて、屋外側の角部材700Cの第2被覆部720が、屋内側の角部材700Dの第1被覆部710の上に重ね合わせられている。
このように、第2取り合い部X2では、一対の角部材700,700つまり第2防水部材72によって、第2壁本体230の上面30A、第2下地材251の上面51A、第2壁本体230の内側面36、第2下地材251の外側面51B、バルコニー取付壁13の第1面13A、およびバルコニー取付壁13の第2面13Bが連続して覆われている。ここで、第2取り合い部X2では、第2防水部材72は、透湿防水シート91および水切りシート92の上に配置されており、これらシート91,9の上から上記の各面を覆っている。なお、第2取り合い部X2においても、第1取り合い部X1と同様に、各角部材700は、防水テープ等によって互いにおよび各面に固定されている。
(第3防水部材)
図6等に示すように、本実施形態では、第3防水部材73として、角部材700と出隅部材800とが用いられている。図8は、出隅部材800の斜視図である。
図6等に示すように、本実施形態では、第3防水部材73として、角部材700と出隅部材800とが用いられている。図8は、出隅部材800の斜視図である。
出隅部材800は、それぞれ板状を呈する第1側部810と、第2側部820と第3側部830とによって構成されている。第2側部820と第3側部830とは、矩形を呈している。第2側部820と第3側部830とは、互いに略直角をなし、且つ、その一辺が共通の線分を構成するようにつながっている。第1側部810は、矩形を呈している。第2側部820と第3側部830の共通の辺813に沿う方向を基準方向とすると、第1側部810は、第2側部820と第3側部830の基準方向の各一端811、812から、基準方向と直交する面に沿って延びている。また、第1側部810は、基準方向に沿ってみた状態で、第2側部820と第3側部830の基準方向の一端811,812に対して、第2側部820と第3側部830とがなす角度が小さい側(略90度をなす側)に広がっている。本実施形態では、第2側部820と第3側部830とは略長方形状を呈している。また、第1側部810は、その2辺の長さL31,l32がほぼ同じである略正方形状を呈している。出隅部材800は、角部材700と同じ材質の板やシートにより形成されている。
第1コーナー部X3において、角部材700E(700)は、その第3被覆部730が第1壁本体130の内側面36に沿い、その第2被覆部720が第3壁本体330の内側面36に沿い、その第1被覆部710が第1壁本体130および第2壁本体230の各上面30Aに沿うように配置されている。また、出隅部材800は、その第2側部820が第1下地材151の外側面51Bに沿い、その第3側部830が第3下地材351の外側面51Bに沿い、第1側部810が第1下地材151および第3下地材351の各上面51Aに沿うように配置されている。
また、第1コーナー部X3において、角部材700Eと出隅部材800は、第1壁本体130と第3壁本体330の少なくとも一方の上面30Aにおいて互いに重ね合わせられている。具体的に、第1壁本体130と第3壁本体330の各上面30Aにおいて、出隅部材800の第1側部810が、角部材700Eの第1被覆部710の上に重ね合わせられている。なお、本実施形態では、出隅部材800が壁本体130,330から屋内側に飛び出すのを回避するために、壁本体130,330および下地材151,351の寸法に合わせて、出隅部材800の第1側部810の角部が切り取られている。
上記のように、第1コーナー部X3では、角部材700と出隅部材800とからなる第3防水部材73によって、第1壁本体130と第3壁本体330の各上面30A、第1下地材151と第3下地材351の各上面51A、第1壁本体130と第3壁本体330の各内側面36、第1下地材151と第3下地材351の各外側面51Bが連続して覆われている。ここで、第1コーナー部X3では、水切りシート92は配置されておらず、第3防水部材73は、透湿防水シート91の上に配置されている。そして、第3防水部材73は、透湿防水シート91の上から上記の各面を覆っている。なお、角部材700および出隅部材800は、防水テープ等によって互いにおよび各面に固定されている。
(第4防水部材)
第4防水部材74の構造およびその取付構造は、第3防水部材73と同様であり、その説明は省略する。なお、第4防水部材74に係る構造は、上記の第3防水部材73に係る構造において、第1壁本体130を第2壁本体230と読み替え、第1下地材151を第2下地材251と読み替え、第2側部820を第1側部810と読み替え、第3側部830を第2側部820と読み替えた構造と一致する。
第4防水部材74の構造およびその取付構造は、第3防水部材73と同様であり、その説明は省略する。なお、第4防水部材74に係る構造は、上記の第3防水部材73に係る構造において、第1壁本体130を第2壁本体230と読み替え、第1下地材151を第2下地材251と読み替え、第2側部820を第1側部810と読み替え、第3側部830を第2側部820と読み替えた構造と一致する。
ここで、笠木下地材31には、断面の縦寸法と横寸法とがともに105mmの角柱、あるいは、これらの寸法が120mmの角柱が主として用いられる。また、断熱材3として、その幅L1が30mm以上100mm以下のものが主として用いられる。また、屋外側合板33および屋内側合板35としては、主として、その厚み(屋内外方向の寸法)が8mmのものが主として用いられる。これより、バルコニー壁本体30と上側下地材51とを合わせた部分の屋内外方向の寸法L10は、概ね、153mm以上238mm以下になる。従って、一対の角部材700を、バルコニー壁本体30の上面30Aおよび上側下地材51からはみ出させることなく、且つ、これらをバルコニー壁本体30の上面30Aで重ね合わせるためには、角部材700の第2被覆部720および第3被覆部730の各辺の長さL23,L24,L25は、119mm以上153mm以下にするのが好ましい。これに対応して、本実施形態では、角部材700の第2被覆部720および第3被覆部730は、1辺の長さが150mmの正方形状を呈している。また、角部材700の第1被覆部710は、1辺の長さが300mmの正方形状を呈している。
(作用等)
以上説明したとおり、本実施形態では、2階に設けられたバルコニー外壁41が1階の建物本体10の外壁2と面一でつながっている。そのため、住宅1の外観の見栄えが良好になる。
以上説明したとおり、本実施形態では、2階に設けられたバルコニー外壁41が1階の建物本体10の外壁2と面一でつながっている。そのため、住宅1の外観の見栄えが良好になる。
しかも、上記のようにバルコニー外壁41と外壁2とを面一としたことで生じたバルコニー外壁41とバルコニー壁本体30との隙間に、バルコニー壁本体30の上端部に沿って延びる上側下地材51が配置されている。そして、笠木60によって、バルコニー壁本体30、バルコニー外壁41および上側下地材51の各上端部がまとめて覆われるとともに、笠木60の下方において、水切りシート92によって、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51Aと、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bの各上側部分が連続的に覆される。また、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51Aと、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bの各上側部分は、第1取り合い部X1では、第1防水部材71によっても連続的に覆われ、第2取り合い部X2では、第2防水部材72によっても覆われる。また、第1コーナー部X3および第2コーナー部X4では、バルコニー壁本体30と上側下地材51の各上面30A,51Aと、バルコニー壁本体30の内側面36および上側下地材51の外側面51Bの各上側部分は、第3防水部材73および第4防水部材74によってそれぞれ連続的に覆われる。そのため、バルコニー外壁41とバルコニー壁本体30との隙間を通って、上方からバルコニー壁本体30の内部に水が浸入するのを防止できる。
特に、第1コーナー部X3において、第1壁本体130と第3壁本体330の各上面30Aおよび各内側面36、第1下地材151と第3下地材351の各上面51Aおよび各外側面51Bが,第3防水部材73によって連続して覆われている。そのため、第1壁本体130と第3壁本体330の境界部分から、バルコニー壁本体30の内部に水が浸入するのを防止できる。同様に、第2コーナー部X4においても、第4防水部材74によって、第2壁本体230と第3壁本体330の境界部分から、バルコニー壁本体30の内部に水が浸入するのを防止できる。
また、各コーナー部X3,X4において、角部材700と出隅部材800とがバルコニー壁本体30の上面で重ね合わせられている。そのため、防水性を高めることができる。また、これらの重ね合わせ量を変更することで、第3防水部材73(第4防水部材74)の全体の寸法を変更できる。従って、1階に配置される断熱材3の寸法ひいては上側下地材51の寸法や笠木下地材31の寸法が異なるバルコニーに対して、共通の第3防水部材73(第4防水部材74)を利用して、第1コーナー部X3(第2コーナー部X4)を防水できる。
また、第1取り合い部X1において、第1壁本体130と第1下地材151の各上面30A,51Aと、第1壁本体130の内側面36および第1下地材151の外側面51Bに加えて、バルコニー取付壁13が連続して、第1防水部材71によって覆われる。そのため、第1壁本体130および第1下地材151とバルコニー取付壁13との境界部分から、第1壁本体130の内部に水が浸入するのを防止できる。同様に、第2取り合い部X2においても、第2壁本体230および第2下地材251とバルコニー取付壁13との境界部分から、第2壁本体230の内部に水が浸入するのを防止できる。
また、各取り合い部X1,X2において、角部材700どうしがバルコニー壁本体30の上面において重ね合わせられている。そのため、防水性を高めることができる。また、これらの重ね合わせ量を変更することで、第1防水部材71(第2防水部材72)の全体の寸法を変更できる。従って、1階に配置される断熱材3の寸法ひいては上側下地材51の寸法や笠木下地材31の寸法が異なるバルコニーに対して、共通の第1防水部材71(第2防水部材72)を利用して、第1取り合い部X1(第2取り合い部X2)を防水できる。
また、本実施形態では、上側下地材51にバルコニー外壁41が固定されている。そのため、上側下地材51をバルコニー外壁41を固定するための部品として利用できる。
(変形例)
バルコニー壁本体の内部への浸水を防止するための防水部材は、バルコニー壁本体および上側下地材の各上面、バルコニー壁本体の屋内側の側面である内側面、および上側下地材の外側面を連続的に覆う形状を有していればよく、その具体的な構造は、上記の水切りシート92や各防水部材71~74の構造に限られない。
バルコニー壁本体の内部への浸水を防止するための防水部材は、バルコニー壁本体および上側下地材の各上面、バルコニー壁本体の屋内側の側面である内側面、および上側下地材の外側面を連続的に覆う形状を有していればよく、その具体的な構造は、上記の水切りシート92や各防水部材71~74の構造に限られない。
例えば、上記実施形態では、取り合い部X1,X2に設けられる防水部材が2つの部品で構成された場合を説明したが、当該防水部材は一つの部品で構成されてもよい。同様に、コーナー部X3,X4に設けられる防水部材は、一つの部品で構成されてもよい。
第1取り合い部X1に設けられる防水部材が一つの部品で構成される場合において、当該防水部材として、図9に示すような防水部材500が用いられてもよい。
図9に示す防水部材500は、コ字状を呈し、所定の方向に延びる板状の底部510を有する。以下では、底部510の長手方向を、単に、長手方向という。底部510の外周縁であってコの字の内側空間を囲む外周縁は、長手方向に沿って延びる第2縁512と、第2縁512の一方端から底部510の短手方向に延びる第1縁511と、第2縁512の他方端から第1縁511と平行に底部510の短手方向に延びる第3縁513とを有する。防水部材500は、さらに、第1縁511から底部510と直交する方向に延びる第1立壁部520と、第2縁512から底部510と直交する方向に延びる第2立壁部530と、第3縁513から底部510と直交する方向に延びる第3立壁部540とを有する。なお、各立壁部520,530は底部510に対して同じ方向に延びている。
底部510の長手方向の中央と、第2立壁部530とには、長手方向に沿って互いに平行な折り目550が複数形成されている。各折り目550は、底部510と第2立壁部530とにわたって連続するように形成されている。この防水部材500では、この折り目550により、底部510の長手方向について伸縮可能となっている。
上記のように構成された防水部材500は、例えば、図10に示すように、第1取り合い部X1に取り付けられる。具体的に、図10の例では、第2立壁部530の長手方向の寸法が、第1下地材151と第1壁本体130とを合わせた部分の屋内外方向の寸法と一致するように、折り目550の一部が折り畳まれる。そして、折り目550が折り畳まれた状態で、第2立壁部530が第1下地材151および第1壁本体130の各上面30A,51Aに沿い、第1立壁部520が第1壁本体130の内側面36に沿い、第3立壁部540が第1下地材151の外側面51Bに沿うように、防水部材500が第1取り合い部X1に配置される。また、底部510が、バルコニー取付壁13の第1面13Aに沿うように配置される。この配置により、図9に示す防水部材500によっても、第1壁本体130および第1下地材151の各上面30A,51A、第1壁本体130の内側面36、第1下地材151の外側面51Bおよびバルコニー取付壁13の第1面13Aとが連続して覆われる。この図9に示した防水部材500によれば、第2立壁部530の長手方向の寸法の調整が可能であることで、上記の実施形態と同様に、断熱材3の寸法ひいては上側下地材51の寸法や笠木下地材31の寸法が異なるバルコニーに対して、共通の防水部材500を利用して防水構造を実現できる。なお、第2取り合い部X2およびコーナー部X3,X4に設けられる防水部材についても、同様に、1つの部品で構成して、折り目を設けるようにしてもよい。
また、一つの部品で構成されて第1取り合い部X1に設けられる防水部材の他の例としては、図9に示す防水部材500から折り目550を省略したものが挙げられる。なお、折り目を省略した場合は、第3立壁部540と第1立壁部520の離間距離を、バルコニー壁本体30と上側下地材51とを合わせた部分の屋内外方向の寸法L10の最大寸法以上にするのが好ましい。このようにすれば、防水部材を変形させる、あるいは、施工現場で2分割にして上記実施形態のように重ね合わせることで、上記の各寸法が異なるバルコニー20にも対応することができる。なお、第2取り合い部X2およびコーナー部X3,X4に設けられる防水部材についても、同様に、折り目を有しない1つの部品で構成して、これを変形あるいは分割することによって防水構造を実現してもよい。
また、取り合い部X1,X2に設けられる防水部材は、3つ以上の部品で構成されてもよい。例えば、1対の角部材700を互いに離間する状態で配置し、これらの間を他の防水部材によって塞ぐようにしてもよい。同様に、コーナー部X3,X4に設けられる防水部材も、3つ以上の部品で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、バルコニー外壁41には断熱材3が設けられない場合を説明したが、バルコニー外壁41に断熱材3を設けてもよい。つまり、上側下地材51と下側下地材52の間に断熱材3が配設されてもよい。
また、角部材700の具体的な寸法は、上記に限られない。また、バルコニー20が設けられる階は、外壁に断熱材が配置される階の上の階であればよく、2階に限られない。
1 外断熱式建造物
10 建物本体
13 バルコニー取付壁
20 バルコニー
30 バルコニー壁本体
41 バルコニー外壁
42 バルコニー内壁
51 上側下地材(下地材)
60 笠木(カバー部材)
71 第1防水部材(取り合い部用防水部材,防水部材)
72 第2防水部材(取り合い部用防水部材,防水部材)
73 第3防水部材(コーナー防水部材,防水部材)
74 第4防水部材(コーナー防水部材,防水部材)
92 水切りシート(防水部材)
700 角部材
800 出隅部材
X1 第1取り合い部(取り合い部)
X2 第2取り合い部(取り合い部)
X3 第1コーナー部(コーナー部)
X4 第2コーナー部(コーナー部)
10 建物本体
13 バルコニー取付壁
20 バルコニー
30 バルコニー壁本体
41 バルコニー外壁
42 バルコニー内壁
51 上側下地材(下地材)
60 笠木(カバー部材)
71 第1防水部材(取り合い部用防水部材,防水部材)
72 第2防水部材(取り合い部用防水部材,防水部材)
73 第3防水部材(コーナー防水部材,防水部材)
74 第4防水部材(コーナー防水部材,防水部材)
92 水切りシート(防水部材)
700 角部材
800 出隅部材
X1 第1取り合い部(取り合い部)
X2 第2取り合い部(取り合い部)
X3 第1コーナー部(コーナー部)
X4 第2コーナー部(コーナー部)
Claims (6)
- 外壁に断熱材が配設された外断熱式建造物の上階に設けられるバルコニーの防水構造であって、
バルコニーの床から立設されたバルコニー壁本体と、
下階の外壁から上方に延びて、前記バルコニー壁本体の屋外側の側面である外側面を覆うバルコニー外壁と、
前記バルコニー外壁と前記バルコニー壁本体の前記外側面との隙間に設けられて、前記バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる下地材と、
前記バルコニー壁本体、前記バルコニー外壁および前記下地材の各上端部をまとめて覆うカバー部材と、
前記バルコニー壁本体の内部への浸水を防止するための防水部材とを備え、
前記防水部材は、前記カバー部材の下方に設けられて、前記バルコニー壁本体および前記下地材の各上面、前記バルコニー壁本体の屋内側の側面である内側面、および前記下地材の屋外側の側面である外側面を連続的に覆う形状を有する、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。 - 請求項1に記載のバルコニーの防水構造において、
前記バルコニー壁本体は、互いに異なる方向に延びてコーナー部を形成する第1バルコニー壁本体と第2バルコニー壁本体とを含み、
前記下地材は、前記第1バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる第1下地材と、前記第2バルコニー壁本体の上端部に沿って延びる第2下地材とを含み、
前記防水部材は、前記コーナー部に設けられて、前記第1バルコニー壁本体と前記第1下地材と前記第2バルコニー壁本体と前記第2下地材の各上面、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各前記内側面、および前記第1下地材および前記第2下地材の各前記外側面を連続的に覆う、コーナー防水部材を含む、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。 - 請求項2に記載のバルコニーの防水構造において、
前記コーナー防水部材は、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各前記内側面に取り付けられる角部材と、前記第1下地材および前記第2下地材の各前記外側面に取り付けられる出隅部材とを含み、
前記角部材と前記出隅部材とは、前記第1バルコニー壁本体および前記第2バルコニー壁本体の各上面において重ね合わせられている、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。 - 請求項1に記載のバルコニーの防水構造において、
前記バルコニー壁本体は、前記建造物に設けられたバルコニー取付壁から屋外側に突出しており、
前記防水部材は、前記バルコニー壁本体と前記バルコニー取付壁との境界部分である取り合い部に設けられて、前記バルコニー壁本体の上面、前記バルコニー壁本体の前記内側面、前記下地材の前記外側面および前記バルコニー取付壁とを連続的に覆う、取り合い部用防水部材を含む、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。 - 請求項4に記載のバルコニーの防水構造において、
前記取り合い部用防水部材は、前記バルコニー壁本体の前記内側面と前記下地材の前記外側面にそれぞれ取り付けられる一対の角部材を含み、
一対の前記角部材は、前記バルコニー壁本体の上面および前記バルコニー取付壁の表面において重ね合わせられている、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載のバルコニーの防水構造において、
前記バルコニー外壁は、前記下地材に固定される、ことを特徴とするバルコニーの防水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024020871A JP2025125037A (ja) | 2024-02-15 | 2024-02-15 | バルコニーの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024020871A JP2025125037A (ja) | 2024-02-15 | 2024-02-15 | バルコニーの防水構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025125037A true JP2025125037A (ja) | 2025-08-27 |
Family
ID=96849093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2024020871A Pending JP2025125037A (ja) | 2024-02-15 | 2024-02-15 | バルコニーの防水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2025125037A (ja) |
-
2024
- 2024-02-15 JP JP2024020871A patent/JP2025125037A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6208795B2 (ja) | 笠木通気部品 | |
| JP7349273B2 (ja) | 住宅の耐水害構造及びこの構造を用いた耐水害住宅 | |
| RU2334050C2 (ru) | Фундаментная структура | |
| JP2025125037A (ja) | バルコニーの防水構造 | |
| CN203531261U (zh) | 女儿墙的防水基底构造 | |
| JP3848540B2 (ja) | パラペットの防水構造 | |
| JP6430900B2 (ja) | 外壁目地の止水構造 | |
| JP6393605B2 (ja) | 目地構造 | |
| JP2024042584A (ja) | 木造建築物においてヒートブリッジを防止する外張り断熱透湿耐震構造 | |
| JP7130508B2 (ja) | 腕木用防水金物、階間部防水構造及び連続庇を有する建物 | |
| JP7374671B2 (ja) | 屋根構造 | |
| JP7636208B2 (ja) | 建物の防水構造 | |
| FI130991B1 (fi) | Ulkoseinäelementti ja rakennus | |
| JP2021127570A (ja) | 建物の水浸入防止構造 | |
| JPH11181991A (ja) | 住 宅 | |
| JP2025023638A (ja) | 浸水防止構造 | |
| JP2002121871A (ja) | 下屋接続部の防水構造および下屋接続部の防水施工方法 | |
| JP2003253835A (ja) | 下屋屋根と外壁との間の止水構造 | |
| JP2018154990A (ja) | 下屋の止水構造及び建物 | |
| KR200270186Y1 (ko) | 건축용 패널의 조립구조 | |
| JPH08253970A (ja) | 建物ユニット | |
| JP7174944B2 (ja) | 屋根用断熱板 | |
| JPH0418096B2 (ja) | ||
| JP5576603B2 (ja) | 外壁構造 | |
| JP3170468U (ja) | 屋根の棟作成用ユニット |