JP2025110056A - 建具 - Google Patents

建具

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JP2025110056A JP2024003768A JP2024003768A JP2025110056A JP 2025110056 A JP2025110056 A JP 2025110056A JP 2024003768 A JP2024003768 A JP 2024003768A JP 2024003768 A JP2024003768 A JP 2024003768A JP 2025110056 A JP2025110056 A JP 2025110056A
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華 筒井
Hana Tsutsui
誠 樹下
Makoto Kinoshita
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Abstract

【課題】方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供すること。【解決手段】建具は、上枠、下枠、縦枠、方立60を備える枠体と、方立60を挟んで配置される障子7、パネル8とを備える。方立60は、室外側の金属方立61と、室内側の樹脂方立65とで構成される。金属方立61は、第1見込面部から突出する突出片635と、第2見込面部に形成された規制部637とを備える。樹脂方立65は、突出片635の室外側に当接される当接部67と、規制部637に係合する係合部681Aと、当接部67から規制部637まで連続して形成され、金属方立61を室内側から覆う被覆部66とを備える。当接部67を突出片635の室外側に当接させて金属方立61に対して樹脂方立65を回転させることで係合部681Aが規制部637に係合する。【選択図】図4

Description

本発明は、室外側の金属方立と室内側の樹脂方立とで構成される方立を備える建具に関する。
従来、複合建具として、四角形の枠体内にフィックス窓と縦辷り出し窓とを方立を挟んで左右方向に配列した連窓が知られている(特許文献1参照)。枠体は、屋外側に設けられたアルミ合金等の金属枠と、屋内側に設けられた合成樹脂製の樹脂枠とで構成されており、方立は、屋外側の金属枠部と、屋内側の樹脂方立部とで構成されている。
この特許文献1の樹脂方立部は、第1の樹脂形材と、第2の樹脂形材と、第3の樹脂形材との3つの樹脂形材で構成されている。第1の樹脂形材は、縦辷り出し窓の障子に当接する第一パッキンおよび第二パッキンが装着され、凹溝部分において内側金属枠部の一方の見込面にネジで固定されている。第2の樹脂形材は、第1の樹脂形材の凹溝部分にスナップフィットにより取り付けられて前記ネジを被覆している。第3の樹脂形材は、フィックス窓のガラスを保持する押縁がスナップフィットにより取り付けられる凹溝部分で内側金属枠部の他方の見込面にネジ固定され、内側金属枠部の室内見付面と第1の樹脂形材の室内見付面とを被覆している。
特開2015-196964号公報
特許文献1の樹脂方立部は、第1の樹脂形材および第3の樹脂形材をそれぞれネジで内側金属枠部に固定し、さらに第2の樹脂形材を第1の樹脂形材の凹溝部分にスナップフィットで取り付ける必要があり、方立の組立が煩雑であるため、建具の組立時間も長くなる。また、樹脂方立部を3つの樹脂形材で構成するため、コストも増加する。
本発明の目的は、方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠と、下枠と、左右の縦枠と、方立とを備える枠体と、前記枠体内において前記方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体と、を備える建具であって、前記方立は、室外側の金属方立と、室内側の樹脂方立とを組み合わせて構成され、前記金属方立は、第1見込面部および第2見込面部と、前記第1見込面部から突出する突出片と、前記第2見込面部に形成された規制部とを備え、前記樹脂方立は、前記突出片の室外側に当接される当接部と、前記規制部に係合する係合部と、前記当接部から前記規制部まで連続して形成され、前記金属方立を室内側から覆う被覆部とを備え、前記当接部を前記突出片の室外側に当接させて前記金属方立に対して前記樹脂方立を回転させることで前記係合部が前記規制部に係合することを特徴とする。
本発明によれば、方立を容易に組み立てることができて建具の組立時間も短縮でき、方立を構成する部品点数を少なくできてコストも低減できる建具を提供できる。
本発明の実施形態に係る建具を示す横断面図。 図1においてII-II線で示す矢視断面図。 図1においてIII-III線で示す矢視断面図。 前記実施形態に係る建具における方立を拡大して示す横断面図。 前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。 前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。 前記実施形態に係る方立の組立手順を示す横断面図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係る建具としての窓ユニット1は、建物躯体の開口部に設置される片袖付開き窓で構成されており、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に配置される第1のパネル体としての障子7と、第2のパネル体としてのパネル8とを備えている。窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠31、左右の縦枠41,51と、左右の縦枠41,51の間に配設される方立60とを備えている。障子7は、上框71,下框72および左右の縦框73,74が四周框組みされる框体75と、框体75内に配置されるガラスパネル等の面材76とを備えている。パネル8は、ガラスパネル等の面材81を有しており、面材81の上部および下部には、袖部上枠82および袖部下枠83が設けられている。この窓ユニット1には、左右に並設される開き窓部1Aと、固定窓部1B(FIX窓部)とが構成されている。開き窓部1Aは、上枠21、下枠31、縦枠41および方立60で構成される枠内に障子7が回動により室外方向に開閉可能に配置されてなる。固定窓部1Bは、上枠21、下枠31、縦枠51、方立60で構成される枠内にパネル8が配置されてなる。
以下の説明において、窓ユニット1の左右方向をX軸方向とし、窓ユニット1の上下方向をY軸方向とし、窓ユニット1の見込み方向(室内外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
[窓枠]
上枠21は、X軸方向に沿っており、図2から図3に示すように、室外側の金属上枠材22(金属枠材)と、室内側の樹脂上枠材26(樹脂枠材)とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属上枠材22は、金属製であり、本実施形態では押出成形されたアルミ製押出形材によって形成されている。
樹脂上枠材26は、合成樹脂製であり、本実施形態では押出成形された樹脂製押出形材によって形成されている。樹脂上枠材26は、金属上枠材22の係合片に係合されることで取り付けられ、金属上枠材22が室内空間に露出しないように配置されている。
樹脂上枠材26の室外面には、凹溝部27が開口されている。開き窓部1Aを構成する部分に設けられた凹溝部27には、気密材であるタイト材11が装着されている。また、固定窓部1Bを構成する部分に設けられた凹溝部27には、袖部上枠82が嵌合されている。
下枠31は、図2および図3に示すように、金属製、本実施形態では押出成形されたアルミ製押出形材によって形成されている。下枠31には、凹溝部37が形成されており、開き窓部1Aを構成する部分に設けられた凹溝部37には、気密材であるタイト材11が装着されている。また、固定窓部1Bを構成する部分に設けられた凹溝部37には、袖部下枠83が嵌合されている。
下枠31の上面には、下枠31が室内空間に露出しないように、樹脂カバー35が係合して装着されている。
縦枠41は、図1に示すように、開き窓部1Aの吊元側の縦枠である。縦枠41は、室外側の金属縦枠材42(金属枠材)と、室内側の樹脂縦枠材46(樹脂枠材)とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属縦枠材42は、金属製であり、本実施形態では押出成形されたアルミ製押出形材によって形成されている。
樹脂縦枠材46は、合成樹脂製であり、本実施形態では押出成形された樹脂製押出形材によって形成されている。樹脂縦枠材46は、金属縦枠材42の室内露出面を被覆している。また、樹脂縦枠材46には、室外側に開口された凹溝部47が形成され、凹溝部47には気密材であるタイト材11が装着されている。
縦枠51は、固定窓部1Bにおいてパネル8の縦縁部を保持する縦枠である。縦枠51は、図1に示すように、室外側の金属縦枠材52(金属枠材)と、室内側の樹脂縦枠材56(樹脂枠材)とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属縦枠材52は、金属製であり、本実施形態では押出成形されたアルミ製押出形材によって形成されている。
樹脂縦枠材56は、合成樹脂製であり、本実施形態では押出成形された樹脂製押出形材によって形成されている。樹脂縦枠材56は、金属縦枠材52の室内露出面を被覆している。樹脂縦枠材56には、室外側に開口された凹溝部57が形成され、凹溝部57を区画する側壁部分には気密材であるビード材12が装着されている。また、金属縦枠材52には、Z軸方向に沿った見込面からパネル8の室外面に沿ってX軸方向に突出した突出片が設けられ、この突出片には気密材であるビード材13が装着されている。
[方立]
方立60は、開き窓部1A側において戸先側の縦枠を構成していると共に固定窓部1B側においてパネル8の一方の縦縁部を保持する縦枠を構成する。
方立60は、図1および図4に示すように、室外側の金属方立61と、室内側の樹脂方立65(樹脂枠材)とを組み合わせて構成される複合枠材である。
金属方立61は、図4に示すように、金属製の室外部材62と、金属製の室内部材63と、室外部材62および室内部材63間に設けられた合成樹脂製の断熱材64とで構成された断熱形材である。断熱材64は、室外部材62および室内部材63を連結し、かつ、室外部材62および室内部材63間の熱伝導を遮断する機能を備える。
室外部材62は、断面略矩形状のアルミ製押出形材で形成され、室外側の見付面部621と、室内側の見付面部622と、見込面部623,624とを有して略矩形状に形成されている。見込面部624には、X軸方向において縦枠51側に突出する突出片625が見込面部624から連続して形成されている。突出片625には、室内側に開口する凹溝部626が形成されている。凹溝部626には、パネル8の室外面に当接する気密材であるビード材13が取り付けられている。
室内部材63は、中空部を区画する室外側の見付面部631と、室内側の見付面部632と、見込面部633、634とを備えている。
ここで、金属方立61において、第1のパネル体である障子7の見込面(側面)に対向する第1見込面部は、室外部材62の見込面部623と、室内部材63の見込面部633と、見込面部623および見込面部633間に配置された断熱材64とを備えて構成される。金属方立61において、第2のパネル体であるパネル8の見込面(側面)に対向する第2見込面部は、室外部材62の見込面部624と、室内部材63の見込面部634と、見込面部624および見込面部634間に配置された断熱材64とを備えて構成される。
第1見込面部である見込面部633の室内側端部には、X軸方向において縦枠41側に突出する突出片635が見込面部633から連続して形成されており、突出片635には室外側に突出した係合爪部635Aが形成されている。
見込面部634の見付方向(X軸方向)の形成位置は、見付面部631の縦枠51側の端部よりも見込面部633側とされている。このため、見付面部631において見込面部634よりも縦枠51側の部分と、見込面部634とによって段部636が形成されている。
見込面部634は、見付面部631から室内側に延出され、その途中で縦枠51側に折曲され、さらに室内側に延出されて、全体として平断面形状がクランク状に形成されている。見込面部634の見込方向の途中の折曲部分により、規制部637が形成される。
見込面部633および見付面部632が交差するコーナー部には、ビスホールを形成するビスホール形成部638が形成されている。また、見込面部634および見付面部632が交差するコーナー部には、ビスホールを形成するビスホール形成部639が形成されている。また、室外部材62の見込面部624にもビスホール形成部が形成されている。金属方立61の室外部材62および室内部材63は、上枠21、下枠31から各ビスホールにネジを螺合することで、上枠21、下枠31に連結される。このため、火災時に断熱材64が軟化しても、室外部材62および室内部材63を上枠21、下枠31に連結した状態に維持できて防火性能も維持できる。
樹脂方立65は、金属方立61を室内側から覆う被覆部66と、突出片635の室外側に当接される当接部67と、後述する押縁90が装着される凹溝状の押縁装着部68とを備える。
被覆部66は、X軸方向に沿った見付面部661と、見付面部661の縦枠41側の端部に連続していると共にZ軸方向室外側に向かって延出された見込面部662と、見付面部661から室内部材63の見付面部632に向かって突出する二つの突片663とを備えている。
当接部67は、見込面部662から見込面部633に向かってX軸方向に延びた当接片部671と、当接片部671の縦枠41側の端部からZ軸方向室外側に延出され、さらに先端側が見込面部633側に突出されて平断面略L字状に形成された側壁部672と、当接片部671の金属方立61側の端部からZ軸方向室外側に延出され、さらに先端側が側壁部672側に突出されて平断面略L字状に形成された側壁部673とを備えて構成されている。これにより、当接部67は、当接片部671、側壁部672、673で区画される凹溝部674を有する。
当接片部671は、Z軸方向において金属方立61の突出片635が室内側に重なる配置とされており、この突出片635によってZ軸方向に受けられている。当接片部671には、突出片635の係合爪部635Aが係合される被係合突部671Aが室内側に突出して形成されている。
当接部67の凹溝部674には、気密材であるタイト材11が装着されている。具体的には、側壁部672,673の先端部は、X軸方向において互いに接近する方向に延びており、側壁部672,673の先端部間に、タイト材11の基部11Aが嵌合されている。このため、凹溝部674によって気密材装着部が構成されている。
押縁装着部68は、見付面部661の縦枠51側の端部からZ軸方向室外側に延出された固定片部681と、固定片部681の室内側端部からX軸方向の縦枠51側に延出され、さらに先端側が室外側に突出された側壁部682と、固定片部681の室外側端部からX軸方向の縦枠51側に延出され、さらに先端側が室内側に突出された側壁部683とを備えて構成されている。これにより、押縁装着部68は、固定片部681、側壁部682、683で区画される凹溝部684を有する。
固定片部681は、見込面部634に沿って配置されて見込面部634に当接されている。固定片部681には、見込面部634の規制部637に係合する係合部681Aが突出して形成されている。また、側壁部683は、見付面部631の段部636に当接している。
固定片部681には、固定片部681を固定するネジ16が挿通される貫通孔が、上下方向に複数箇所形成されている。ネジ16は、タッピングネジであり、固定片部681の貫通孔を介して見込面部634にネジ込まれている。見込面部634では、見込方向において、ビスホール形成部639の位置に合わせて加工された下穴が、上下方向に複数箇所形成されており、固定片部681の貫通孔から下穴にネジ16をネジ込むことで、セルフタップによりネジ16はビスホール形成部639に螺合し、このネジ16によって固定片部681は見込面部634に固定されている。
固定片部681が見込面部634に当接してネジ16で固定された状態では、側壁部682、683の先端つまり内周側端縁である見込面682A、683Aは、室外部材62、室内部材63、断熱材64の縦枠51側の見込面62A、63A、64Aと面一とされている。見込面62A、63A、64Aには、パネル8の端面に対向し、窓ユニット1の輸送時などにパネル8の端面が金属方立61に衝突することを防止するセッティングブロック9が両面テープなどで貼られている。
ここで、金属方立61の第2見込面部は、規制部637が形成された見込面部634によって形成される室内側見込面と、見込面62A、63A、64Aによって形成される室外側見込面とを備える。室外側見込面は、見付方向の位置が室内側見込面よりもパネル8側つまり縦枠51側に形成されている。また、押縁装着部68は、内周側端縁である見込面682A、683Aが、室外側見込面である見込面62A、63A、64Aよりも枠体の内周側つまり縦枠51側に突出しないように形成されている。
押縁装着部68には、パネル8を保持する押縁90が装着されている。押縁90は、側壁部682に係合する爪部91と、側壁部683に係合する爪部92と、ビード材12が装着された見込面部93とを備えて構成されている。
樹脂方立65は金属方立61の室内側を覆っており、樹脂方立65の左右両側には障子7に当接するタイト材11およびパネル8に当接するビード材12が配置されるので、障子7を閉めた状態では、外気が室内に流入することを防止できる。また、金属方立61は、断熱材64が介在されていて断熱性を向上でき、さらに金属方立61の室内面を樹脂方立65で被覆しており、金属方立61が室内空間に露出しないので、方立60の断熱性能をさらに向上できる。
[開き窓部]
窓ユニット1の開き窓部1Aは、前述したように上枠21、下枠31、縦枠41および方立60(縦枠)によって当該開き窓部1Aの枠体が形成され、この枠体内に障子7が開閉可能に配置されることで構成されている。
障子7の上框71、下框72および左右の縦框73,74は、室外側の金属框材70Aと、室内側の樹脂框材70Bとを組み合わせて構成される複合框材である。縦框73は吊元側の縦框を構成しており、縦框74は戸先側の縦框を構成している。縦框73は、吊元側の縦框を構成しており、図1に示すように金属縦枠材42の見込み面部に取り付けられた丁番5を介して、縦枠41に回動可能に連結されており、当該回動により障子7を室外側に開閉可能としている。
この開き窓部1Aは、閉鎖状態では、各樹脂框材70Bの室内面が、各枠材に装着されたタイト材11に当接し、これにより、開き窓部1Aにおけるタイトラインが形成される。また、開放状態では、框体75が前記枠体から離間し、当該枠体で区画される開口を開放する。
[固定窓部]
窓ユニット1の固定窓部1Bは、前述したように上枠21、下枠31、縦枠51および方立60によって当該固定窓部1Bの枠体が形成され、この枠体内にパネル8が固定されることで構成されている。上枠21には、面材81の上部を保持する袖部上枠82が取り付けられており、下枠31には、面材81の下部を保持する袖部下枠83が取り付けられている。
袖部上枠82および袖部下枠83は、室外側の金属袖枠材801,802と、室内側の樹脂袖枠材803,804とを組み合わせてそれぞれ構成されている。金属袖枠材801,802は、上枠21および下枠31に固定的に係合しており、樹脂袖枠材803,804は、金属袖枠材801,802の室内側部分に係合している。
また、金属袖枠材801,802には、面材81を室外側から押える押え部801A,802Aが形成されている。押え部801A,802Aには、ビード材13がそれぞれ嵌合して装着されており、当該ビード材13が面材81の室外面に当接することで、面材81を室外側から押えている。樹脂袖枠材803,804には、面材81を室内側から受ける受け部803A,804Aが形成されている。受け部803A,804Aにはビード材12がそれぞれ掛けられて装着されており、当該ビード材12が面材81の室外面に当接することで、面材81を室内側から受けている。
[方立の組立手順]
次に、金属方立61に樹脂方立65を取り付けて方立60を組み立てる手順について、図5~図7を参照して説明する。
まず、図5(A)に示すように、金属方立61に対して樹脂方立65を傾けて、金属方立61の突出片635の室外側に当接片部671を配置して突出片635に当接させる。そして、係合部681Aや固定片部681を見込面部634に当接させながら、押縁装着部68を室外側に移動して樹脂方立65を回転する。
図5(B)に示すように、突出片635に当接する当接片部671を支点として、押縁装着部68側を室外側に移動して樹脂方立65を回転させると、被係合突部671Aが係合爪部635Aに係合し、樹脂方立65の回転時に、当接片部671は突出片635に係合した状態に維持されて支点の機能を維持できる。
そして、樹脂方立65の回転により、固定片部681の係合部681Aは規制部637に係合する位置まで移動し、側壁部683は段部636に当接する。
図6(A)に示すように、係合部681Aを規制部637に係合し、側壁部683が見付面部631の段部636に当接することで、樹脂方立65は金属方立61に仮固定される。次に、固定片部681の貫通孔から見込面部634の下穴にネジ16を挿入し、セルフタップによってネジ16をビスホール形成部639に螺合する。なお、ネジ16の数は、方立60の高さ寸法に応じて適宜設定すればよい。
これにより、図6(B)に示すように、樹脂方立65は、金属方立61にネジ16により強固に固定される。次に、セッティングブロック9を金属方立61の内周面に両面テープなどで貼り付け、パネル8を固定窓部1Bの枠体内に配置する。この際、押縁装着部68の内周面である見込面682A、683Aは、金属方立61の内周面である見込面62A、63A、64Aよりも枠体の内周側に突出していないので、パネル8を容易に枠体内に配置できる。
次に、図7(A)および図7(B)に示すように、押縁90の爪部91、92を押縁装着部68内に挿入して側壁部682、683に係合して、押縁90をスナップフィットによって押縁装着部68に取り付ける。これにより、パネル8は、突出片625に設けられたビード材13と、押縁90に設けられたビード材12との間に保持される。また、ネジ16を押縁90で隠すことができ、建具である窓ユニット1の内観意匠性を向上できる。
本実施形態の建具である窓ユニット1によれば、樹脂方立65は、左右方向の一方側に設けられた当接部67と、金属方立61の突出片635の室外側に当接させ、この当接部67を支点として左右方向の他端側に設けられた押縁装着部68を室外側に回転させ、規制部637に係合部681Aを係合させることで、金属方立61に取り付けることができる。このため、例えば、金属方立61の長手方向の端部である小口から、樹脂方立をスライドさせて方立を組み立てる場合に比べて、方立60を作業性よく、簡単にかつ短時間で組み立てることができる。また、樹脂方立65は、一体の樹脂形材で構成され、従来のように複数の樹脂形材で構成されていないので、樹脂方立65の製造コストも低減できる。
樹脂方立65の左右方向の一方の当接部67を突出片635に当接させているので、左右方向の他方の押縁装着部68の固定片部681のみを金属方立61にネジ16で固定すればよい。このため、従来技術のように、金属方立の左右の見込面にそれぞれネジで樹脂方立を固定する場合に比べて、ネジ16での固定箇所を少なくでき、ネジ16の固定作業性も向上できる。
さらに、係合部681Aを規制部637に係合しているので、ネジ16の固定前に樹脂方立65を金属方立61に仮固定できるため、ネジ16の螺合作業も容易に行うことができ、組立作業性を向上できる。
[変形例]
方立60の金属方立は、前記実施形態の構成に限定されず、例えば、金属方立全体をアルミ押出形材のみで構成してもよいし、金属製の室外部材と室内部材との間に樹脂ライナーを配置して室外部材および室内部材をネジで固定してもよい。
樹脂方立65は、当接部67に気密材装着部である凹溝部674を形成していたが、突出片635に当接する当接部と、気密材装着部とを別々に構成してもよい。
樹脂方立65の押縁装着部68は、内周側端縁が金属方立61の室外側見込面である見込面62A、63A、64Aよりも枠体の内周側に突出してもよい。
樹脂方立65は、係合部681Aを規制部637に係合することで金属方立61に固定し、さらにネジ16で金属方立61に強固に固定していたが、ネジ16を用いずに係合のみで金属方立61に固定してもよい。また、金属方立61に厚肉部を形成し、この厚肉部にネジ16を螺合して、樹脂方立65を金属方立61に固定してもよい。また、樹脂方立を固定するネジ16は、押縁90で隠される位置に配置されるものに限定されない。
前記実施形態では、片袖付開き窓である窓ユニット1を建具として構成したが、このほか、両袖付きの各種窓であってもよく、方立を有する各種窓であればよい。各種窓としては方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体の両方が開閉可能な窓でもよく、また、各パネル体の両方が開閉不能な固定窓であってもよい。さらに、窓に限らず、例えば、片袖付き、両袖付きなどの方立を有する各種ドアで構成されていてもよい。ドアとしてはフラッシュ構造などの玄関ドアや勝手口ドアであってもよい。
[発明のまとめ]
本発明は、上枠と、下枠と、左右の縦枠と、方立とを備える枠体と、前記枠体内において前記方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体と、を備える建具であって、前記方立は、室外側の金属方立と、室内側の樹脂方立とを組み合わせて構成され、前記金属方立は、第1見込面部および第2見込面部と、前記第1見込面部から突出する突出片と、前記第2見込面部に形成された規制部とを備え、前記樹脂方立は、前記突出片の室外側に当接される当接部と、前記規制部に係合する係合部と、前記当接部から前記規制部まで連続して形成され、前記金属方立を室内側から覆う被覆部とを備え、前記当接部を前記突出片の室外側に当接させて前記金属方立に対して前記樹脂方立を回転させることで前記係合部が前記規制部に係合することを特徴とする。
本発明の建具によれば、樹脂方立の当接部を金属方立の突出片の室外側に当接させ、当接部に対して被覆部を介して反対側に設けられた係合部側を金属方立の規制部側に回転させることで樹脂方立を金属方立に取り付けることができる。このため、金属方立および樹脂方立で構成される方立を容易に組み立てることができ、これにより方立を有する建具の組立時間も短縮できる。また、樹脂方立を複数の部品で構成する必要が無いため、方立を構成する部品点数も少なくできてコストも低減できる。
本発明の建具において、前記第1のパネル体は、前記枠体に対して開閉可能に構成される障子であり、前記樹脂方立の前記当接部には、前記障子に当接する気密材を装着する気密材装着部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、樹脂方立を金属方立に取り付けるために設けられた当接部に、障子に当接する気密材を装着する気密材装着部を形成したので、当接部および気密材装着部を別々に設ける場合に比べて樹脂方立の構成を簡易化できてコストも低減できる。
本発明の建具において、前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、前記第2見込面部は、前記規制部が形成された室内側見込面と、前記室内側見込面よりも室外側であり、かつ、見付方向の位置が前記パネル側である室外側見込面とを備え、前記樹脂方立は、前記室内側見込面に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、前記押縁装着部は、内周側端縁が前記室外側見込面よりも内周側に突出しないように形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、樹脂方立において押縁が装着される押縁装着部の内周側端縁が、金属方立の室外側見込面よりも内周側に突出しないので、押縁を装着する前にパネルを枠体内に容易に装着できる。
本発明の建具において、前記金属方立は、金属製の室外部材と、金属製の室内部材と、前記室外部材および前記室内部材の間に設けられる断熱材とを有するものでもよい。
このような構成によれば、金属製の室外部材および室内部材間に断熱材を配置しているので、金属方立の断熱性を向上できる。
本発明の建具において、前記室内部材は、前記第1見込面部および前記第2見込面部を有し、前記第2見込面部は、前記上枠および前記下枠とのネジ固定に用いられるビスホールを形成するビスホール形成部を有し、前記樹脂方立は、前記ビスホール形成部に螺合されるネジで前記第2見込面部に固定されていることが好ましい。
このような構成によれば、樹脂方立をネジで金属方立の室内部材に固定しているので、金属方立に樹脂方立を強固に固定することができる。特に、金属製の室内部材において、上下枠との連結に用いられるビスホールを形成するビスホール形成部にネジを螺合しているので、ネジの固定強度も向上できる。さらに、金属製の室内部材にビスホール形成部を形成しているので、火災時に断熱材が軟化しても金属製の室内部材を上枠や下枠に連結した状態に維持でき、防火性能も維持できる。
本発明の建具において、前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、前記樹脂方立は、前記第2見込面部に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、前記樹脂方立は、前記押縁装着部を介して前記第2見込面部に螺合されるネジで前記金属方立に固定され、前記ネジは、前記押縁装着部に装着された前記押縁で隠されることが好ましい。
このような構成によれば、押縁を押縁装着部に装着することで、樹脂方立を金属方立に固定するネジを隠すことができ、建具の内観意匠を向上できる。
1…窓ユニット、1A…開き窓部、1B…固定窓部、2…窓枠、7…障子、8…パネル、9…セッティングブロック、11…タイト材、12…ビード材、13…ビード材、16…ネジ、21…上枠、31…下枠、41…縦枠、51…縦枠、60…方立、61…金属方立、62…室外部材、62A…見込面、63…室内部材、63A…見込面、64…断熱材、64A…見込面、65…樹脂方立、66…被覆部、67…当接部、68…押縁装着部、90…押縁、91…爪部、92…爪部、93…見込面部、621…見付面部、622…見付面部、623…見込面部、624…見込面部、625…突出片、626…凹溝部、631…見付面部、632…見付面部、633…見込面部、634…見込面部、635…突出片、635A…係合爪部、636…段部、637…規制部、638…ビスホール形成部、639…ビスホール形成部、661…見付面部、662…見込面部、663…突片、671…当接片部、671A…被係合突部、672…側壁部、673…側壁部、674…凹溝部、681…固定片部、681A…係合部、682…側壁部、682A…見込面、683…側壁部、683A…見込面、684…凹溝部。

Claims (6)

  1. 上枠と、下枠と、左右の縦枠と、方立とを備える枠体と、
    前記枠体内において前記方立を挟んで配置される第1のパネル体および第2のパネル体と、を備える建具であって、
    前記方立は、室外側の金属方立と、室内側の樹脂方立とを組み合わせて構成され、
    前記金属方立は、第1見込面部および第2見込面部と、前記第1見込面部から突出する突出片と、前記第2見込面部に形成された規制部とを備え、
    前記樹脂方立は、前記突出片の室外側に当接される当接部と、前記規制部に係合する係合部と、前記当接部から前記規制部まで連続して形成され、前記金属方立を室内側から覆う被覆部とを備え、前記当接部を前記突出片の室外側に当接させて前記金属方立に対して前記樹脂方立を回転させることで前記係合部が前記規制部に係合する
    ことを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具において、
    前記第1のパネル体は、前記枠体に対して開閉可能に構成される障子であり、
    前記樹脂方立の前記当接部には、前記障子に当接する気密材を装着する気密材装着部が形成されている
    ことを特徴とする建具。
  3. 請求項1に記載の建具において、
    前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、
    前記第2見込面部は、前記規制部が形成された室内側見込面と、前記室内側見込面よりも室外側であり、かつ、見付方向の位置が前記パネル側である室外側見込面とを備え、
    前記樹脂方立は、前記室内側見込面に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、
    前記押縁装着部は、内周側端縁が前記室外側見込面よりも内周側に突出しないように形成されている
    ことを特徴とする建具。
  4. 請求項1に記載の建具において、
    前記金属方立は、金属製の室外部材と、金属製の室内部材と、前記室外部材および前記室内部材の間に設けられる断熱材とを有する
    ことを特徴とする建具。
  5. 請求項4に記載の建具において、
    前記室内部材は、前記第1見込面部および前記第2見込面部を有し、
    前記第2見込面部は、前記上枠および前記下枠とのネジ固定に用いられるビスホールを形成するビスホール形成部を有し、
    前記樹脂方立は、前記ビスホール形成部に螺合されるネジで前記第2見込面部に固定されている
    ことを特徴とする建具。
  6. 請求項1に記載の建具において、
    前記第2のパネル体は、前記枠体に固定されるパネルであり、
    前記樹脂方立は、前記第2見込面部に沿って配置され、かつ、前記パネルを保持する押縁が装着される押縁装着部を有し、
    前記樹脂方立は、前記押縁装着部を介して前記第2見込面部に螺合されるネジで前記金属方立に固定され、前記ネジは、前記押縁装着部に装着された前記押縁で隠される
    ことを特徴とする建具。
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