JP2025091924A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2025091924000001
【課題】カビの発生リスクを抑制することが可能な空調システムを提供すること。
【解決手段】空調システム(40)は、複数の室と、複数の室に面する内廊下とを備えた建物に設けられる。空調システム(40)は、内廊下(20)の空気を取り入れる第1空気取入れ口(41)と、室(20)の空気を取り入れる第2空気取入れ口(42)と、第1空気取入れ口(41)から取り入れた内廊下(20)の空気と、第2空気取入れ口(42)からを取り入れた室(10)の空気とを空調する空調機(43)と、空調機(43)で空調された空調空気を室(10)に給気する吹出し口(44)とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の室と、複数の室に面する内廊下とを備えた建物に設けられる空調システムに関する。
たとえば、ホテルや介護施設など、内廊下が各室に隣接して設けられる建物の各居室において、空調機(ルームエアコン)による個別空調が採用されている。このようなホテルに採用される空調装置の技術として、たとえば、実開昭59-120832号(特許文献1)などが知られている。
特許文献1には、ホテル客室内には、ドアに続く天井の低い廊下の奥に居室があり、廊下の横にはドアから出入りするバスユニットが設けられており、ドアに続く天井の低い廊下の上方の天井裏スペースに、そのホテル客室内の空調装置を配置することが開示されている。
実開昭59-120832号公報
一方で、近年温暖化の影響で高湿化しており、たとえばホテル客室内において、カビの被害が多発している。これらの現象は、近年一般化している個別空調を採用しているホテルにおいて顕著である。
特許文献1のホテル客室内の空調装置は、天井裏スペースを有効活用でき、客室内に空調システムが露出しないため、客室内のデザイン性を向上することができる。しかし、近年、問題となってきている、空調機に起因するカビの発生を抑制することを考慮したものではない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は空調機に起因するカビの発生リスクを抑制することが可能な空調システムを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る空調システムは、複数の室と、複数の室に面する内廊下とを備えた建物に設けられる空調システムにおいて、内廊下の空気を取り入れる第1空気取入れ口と、室の空気を取り入れる第2空気取入れ口と、第1空気取入れ口から取り入れた内廊下の空気と、第2空気取入れ口からを取り入れた室の空気とを空調する空調機と、空調機で空調された空調空気を室に給気する吹出し口とを備える。
好ましくは、室の天井は、第1天井部と、第1天井部よりも内廊下側に位置し、第1天井部よりも高さ位置が低い第2天井部とを含み、第2天井部には、空調機が配置されている。
好ましくは、吹出し口は、第2天井部の端部から鉛直方向に沿って第1天井部の端部に延びる側面部に設けられる。
好ましくは、第1天井部は、第1天井部から下方に延びる垂れ壁が設けられ、垂れ壁は、吹出し口から吹き出された空調空気を室に案内する開口を有する。
好ましくは、開口には、吹出し口から吹出された空調空気を下方に案内するガラリが嵌め込まれている。
好ましくは、第1天井部は、第2天井部の端部から垂れ壁の間に断熱材が配置されている。
好ましくは、空調機は、ドレイン管を含み、ドレイン管は、室内に配置されるユニットバス室に隣接して配置されるPS室に通される。
本発明の空調システムによれば、空調機に起因するカビ発生のリスクを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る空調システムが用いられた建物を示す模式図である。 図1のII線から見た縦断面図である。 図1の一部分を拡大して示す図である。 一般的な建物を示す模式図である。 カビの発生要因を説明するための模式図である。 カビの発生要因を説明するための模式図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
本実施の形態に係る空調システム40は、たとえばホテルや高齢者施設などの建物100に設けられる。本実施の形態に係る空調システム40の説明に先立ち、このようなホテルや高齢者施設などの建物においてカビが発生する理由について説明する。
<カビの発生要因について>
図5および図6は、カビの発生要因を説明するための模式図である。図5および図6を参照して、カビの発生要因について説明する。カビが発生する主な要因として、(1)ルームエアコンのサーモオフによる除湿不足、(2)建物が陰圧になることによる天井裏への湿気侵入、(3)冷房による空調空気の直撃、の3つがあげられる。この3つのカビの発生要因について詳細に説明する。
(1)ルームエアコンのサーモオフによる除湿不足
空調機(ルームエアコン)は、室温が高い場合にコンプレッサーを作動させて冷房を行い、室温が設定温度以下になるとコンプレッサーを止める動作(サーモオフ)を行う。冷房を行っている状態であれば、空調機の吹出し口の温度が10℃程度まで低下するため、居室空間内の空気は必然的に除湿される。
一方で、梅雨の時期など、外気が低温であるものも高湿な時期では、換気によって高湿な空気が居室空間に入ると、室温が低温なままであるため、ルームエアコンンがサーモオフになる場合がある。このような状況下では、冷房が行われないことで除湿が行われないため、居室の相対湿度が高い状態で長時間維持される場合があり、相対湿度が高くなる期間が長期間続くことで、カビの発生リスクが高くなる。
(2)建物が陰圧になることによる天井裏への湿気侵入
たとえば、図5に示すようなホテルなどの建物200では、第三種機械換気が採用されていることが多い。建物200の屋内空間は、居室空間201と、居室空間201に隣接するトイレなどの非居室空間202と、居室空間201と非居室空間202の上方に位置する天井裏空間203とに区画される。居室空間201の外壁211には、給気口212が設けられており、天井裏空間203の外壁211には、非居室空間202の天井部213に設けられる排気口214にダクトを介して接続される換気扇215が設けられている。
このような第三種機械換気を行うと、室内が室外と比較して「陰圧」となる。一般的に建物200には隙間が存在するため、天井裏空間203にはその隙間から外気が侵入する。天井裏空間203は、除湿されないため、外気が高湿な時期には、天井裏空間203が高湿となり、相対湿度が高くなる期間が長期間続くことで、カビの発生リスクが高くなる。
また、居室空間201において冷房を行う場合、天井部213の温度が空気露天温度以下となる場合があり、天井部213にカビ発生のリスクがさらに増加する。また、天井部213で発生したカビは、天井部213の居室空間201側にも顕在化する場合がある。
(3)冷房吹出し空気の直撃
図6を参照して、ホテルなどの建物300では、壁材311により天井材310が支持されており、天井材310には天井埋め込みタイプの空調機310が設けられている。このような建物300において、外気が高温多湿となる夏期では、屋内空間301で冷房が行われる。空調機310の吹出口317から吹き出される冷気流は、たとえば10℃未満であり、天井材310の表面に沿って流れることで天井材310の温度が低下し、壁材311の表面に当接することで壁材311の温度が低下する。
そのため、天井裏空間303および壁裏空間304が高湿になった場合、天井材310の裏面が露点温度以下に低下し、天井材310の天井裏空間303側に結露C1が発生する。さらに、壁材311の裏面が露点温度以下に低下し、壁材311の壁裏空間304側に結露C2が発生する。空調機310は24時間冷房運転しているため、天井材310および壁材311には頻繁に結露C1,C2が発生する。そのため、天井材310の天井裏空間303側および壁材311の壁裏空間304側で発生した結露やカビが屋内空間301側に含浸し、屋内空間301側にシミや変色となって顕在化する。
このような原因で発生するシミや変色を改善するべく、発明者は鋭意研究の結果、本実施の形態に係る空調システム40に想到した。このような空調システム40の説明に先立ち、建物100の構成について、詳細に説明する。
<建物について>
図1~図3を参照して、本実施の形態に係る空調システム40について説明する。空調システム40は、たとえばホテルや高齢者施設などの建物100の各室10にそれぞれ設けられる。建物100は、複数の室10と、複数の室に沿って設けられる内廊下20とを備える。
図1に示すように、建物100は、室外空間と室内空間とが外壁31,32により区切られており、その出入り口33aは、内廊下20に面しており、複数の室10と内廊下20とは、間仕切り壁33により仕切られている。各室10は、対向する仕切り壁34により仕切られている。
内廊下20は、建物100の共用の廊下であり、建物100内に配置される。図2に示すように、内廊下20は、外壁31と間仕切り壁33と床部36と天井部28とにより区切られている空間である。内廊下20の上方には、外壁31と間仕切り壁33と屋根部35と天井部28とで区切られた天井裏空間27が位置する。内廊下20は、雨風にされされることなく、季節を問わず環境が維持される空間である。内廊下20を通過する空気は、外気と比較して除湿されている。また、内廊下20には、内廊下20の湿度を調整するために除湿器が設けられ、その除湿器が稼働することで、内廊下20の空気が除湿されてもよい。内廊下20と面する外壁31には、給気ファン22が設けられており、外気が機械的に内廊下20に取り込まれてもよい。
図1に示すように、室10は、居室11と非居室12とを備える空間である。居室11は、人が常に滞在する空間であり、典型的には寝室などの個室である。非居室12は、人が常に滞在する空間ではなく、具体的には、通路13,16、ユニットバス室14、およびPS室15を含む。通路13,16は、内廊下20と室10とをつなぐ領域であり、具体的には、第1通路13は、居室11側に位置し、ユニットバス室14の出入り口に面する。第2通路16は、内廊下20に連なる出入り口33aに面し、PS室15に接する。
ユニットバス室14は、たとえば浴室、トイレなど単体であってもよい。ユニットバス室14の天井部には、排気ファン(図示しない)が配置される。この排気ファンにより室10内の空気の排気が行われる。PS室15は、たとえば上下水道管、ガス管などの配管スペースである。PS15室は、通路13とユニットバス室14との間に設けられる。室10の排気は、ユニットバス室14に設けられる排気ファンによって行い、室10の給気は、内廊下20に配置される給気ファン22によって行われる。
図2に示すように、室10は、間仕切り壁33と外壁32と床部36と天井部38,39とにより区切られている空間である。室10の上方には、間仕切り壁33と外壁32と屋根部35と天井部38,39とで区切られた天井裏空間17が位置する。室10の天井部は、段差が設けられ、第1天井部38と、第1天井部38の高さよりも高さが低い第2天井部39とで形成される。第1天井部38の高さは、上述した内廊下20の天井部28と略同じ高さであってもよい。第1天井部38は、居室11の上方において、外壁32側から第1通路13の上方まで延びている。第2天井部39は、第1天井部38に連なり第2通路16の上方位置まで延びている。図1に示すように、第2天井部39は、PS室15の側方に位置する。
ここで、図4には、一般的なホテルなどの建物100Aが示されている。本実施の形態の建物100と一般的な建物100Aとは、基本的な間取りは同じであるが、天井部39Aの形状において異なる。第1天井部38は、居室11の上方に位置し、第2天井部39Aは、第1,2通路13,16の上方に位置する。第1天井部38は、第2天井部39Aよりも高い位置に設けられる。第2天井部39Aは、ユニットバス室14の天井高さと同程度まで下げられており、第1天井部38の高さよりおよそ30cm程度下げられていることが好ましい。
本実施の形態の空調システム40は、図4に示す建物100Aの天井裏空間17であり、特に、第2天井部39Aと屋根部35との間に配置され、第2天井部39Aを変形した第2天井部39に配置される。以下、本実施の形態に係る空調システム40について詳細に説明する。
<空調システムについて>
図2および図3を参照して空調システム40について詳細に説明する。本実施の形態に係る空調システム40は、概略として、内廊下20の空気を取り入れる第1空気取入れ口41と、室10の空気を取り入れる第2空気取入れ口42と、空調機43と、空調機43で空調された空調空気を室10に給気する吹出し口44とを備える。
図2に示すように、第1空気取入れ口41は、内廊下20の内廊下空間21の空気を取り入れるものである。第1空気取入れ口41は、内廊下20の天井部28に設けられる。第1空気取入れ口41は、第1ダクト41aを介して空調機43に接続されている。第1ダクト41aは、間仕切り壁33を貫通する。
第2空気取入れ口42は、室10の第2通路16の空気を取り入れるものである。第2空気取入れ口42は、第2天井部39に設けられる。第2空気取入れ口42は、第2ダクト42aを介して空調機43に接続されている。
空調機43は、第1空気取入れ口41から取り入れた空気と、第2空気取入れ口42から取り入れた空気とを空調するものである。空調機43は、第2天井部39の上方に位置する。つまり、空調機43は、図1の破線で示すように、第2通路16の上方であり、PS室15の側方に配置される。
図3に示すように、空調機43は、熱交換器43aと、ファン43bと、それらを収納する筐体43cとを有する。熱交換器43aは、第1空気取入れ口41から取り入れた内廊下20の空気と、第2空気取入れ口42から取り入れた第2通路16の空気とを混合して熱交換するものである。熱交換器43aは、たとえば、冷房、暖房、除湿などが行われるが、少なくとも冷房が行われる。ファン43bは、熱交換器43aで熱交換した空気を吹出し口44に送り込むものである。ファン43bは、指向性を有することが好ましい。筐体43cには、開口が設けられており、その開口にダクト41a,42aがそれぞれ接続されている。
熱交換器43aは、熱交換で発生する水分を排出するためのドレイン管(図示せず)を有する。ドレイン管は、その先端がPS室15(図1)に配置される。熱交換器43aは、PS室15に隣接して配置されるため、ドレイン管の長さを短くすることができ、ポンプアップの動力を小さくすることができる。
同図に示すように、吹出し口44は、空調機43で空調された空気を室10に給気する。吹出し口44は、第2天井部39の端部から鉛直方向に沿って第1天井部38の端部に延びる側面部39aに設けられる。吹出し口44から送り出される空調空気は、水平方向に沿って給気される。空調機43は、除湿された内廊下20の空気と室10の戻り空気を混合して空調ため、吹出し口44から吸気される空調空気は、除湿した空気にすることができる。
第1天井部38には、居室11と第1通路13との境界部において、下方に延びる垂れ壁50が設けられる。図1に示すように、垂れ壁50は、仕切り壁34とユニットバス室14の壁部の間を部分的に延びるものであるが、その境界部において仕切り壁34からユニットバス室14の壁部に亘るまで延びていてもよい。
図3に示すように、垂れ壁50は、上下に延びる縦部51と、縦部51の下端から内廊下20側に延びる横部52とを含む。縦部51の下方領域には、居室11と第1通路13とを上方領域において貫通させるための開口53が設けられる。開口53は、垂れ壁50の長手方向に沿って延びていてもよいし、長手方向において部分的に設けられてもよい。
開口53は、吹出し口44から吹出された空調空気を居室11に案内する。開口53には、ガラリ54がはめ込まれている。ガラリ54は、幅方向に延びる複数の羽部を有し、居室11側に向かって下向きに傾斜する。ガラリ54は、吹出し口44から吹出された空調空気を居室11に向かって下方に案内する役割を果たす。横部52の第2通路16側の端部には、上方に向かって突出するリブが設けられていてもよい。
垂れ壁50と側面部39aとの間の第1天井部38には、断熱材60が配置されている。断熱材60は、たとえば透湿抵抗の高い発泡系断熱材などであり、典型的にはポリスチレンフォームである。断熱材60は、第1天井部38の室内側の面に貼り付けられ、室内側の面に化粧シートが貼り付けられているが、第1天井部38の天井裏空間17側の面に貼り付けられていてもよい。図1の薄墨で示すように、断熱材60は、第1通路13が位置する領域全面に貼り付けられていることが好ましい。断熱材60を透湿抵抗の高い発泡系断熱材にすることで、湿気を通しにくくすることができる。
垂れ壁50の縦部51と断熱材60とが交わる角部には、アール形状のガイド部55が配置される。ガイド部55は、居室11側に向かうほど外方に湾曲する形状であり、吹出し口44から吹き出された空調空気を滑らかにガラリ54に導く形状をしている。
<空調システムの動作について>
次に、同図を参照して、空調システム40の動作について説明する。まず、空調機43を稼働させて、内廊下20の天井部28に配置される第1吸込み口41から内廊下20の空気を取り入れる。内廊下20は、給気ファン22が設けられているため、外気が給気される。内廊下20に設置した除湿器を稼働させて、内廊下20の空気を除湿する。さらに、室10の第2通路16の第2天井部39に設置される第2吸込み口42から室10の空気を取り入れる。
次いで、第1吸込み口41から取り入れた内廊下20の空気と、第2吸込み口42から取り入れた室10の空気とを混合させて、空調機43で空調し、空調した空気を吹出し口44から居室11に向かって勢いよく吹き出させる。図3の矢印Aに示すように、吹出し口44から吹き出された空調空気は、第1天井部38に貼り付けられている断熱材60に沿って流れていく。
また、矢印Aで示す空調空気は、早い速度で吹き出されるため、矢印Bで示すように、室10の空気を誘引しながら垂れ壁50にまで到達する。室10の空気は、空調機43の空調空気よりも高温であるため、空調空気と室10内の空気とが混合されることで、垂れ壁50に到達するまでに、徐々に空調空気の温度を上昇させることができる。徐々に温度が上昇した空調空気は、ガイド部55に沿って流れ、垂れ壁50に設けたガラリ54の傾斜に沿って、居室11に給気される。
本実施の形態に係る空調システム40は、除湿された内廊下20の空気と室10内の戻り空気とを混合させて空調機43によって空調するため、吹出し口44から室内に給気される空気を低湿な空気にすることができる。
また、吹出し口44の空調空気の温度は、約10℃以下の低温であるものの、断熱材60によって第1天井部38の天井裏空間17側の温度低下を防止することができ、天井裏空間17が外気の影響で高湿になった場合でも、天井裏空間17におけるカビ発生を防止することができる。
また、吹出し口44の前面に垂れ壁50を配置し、吹出し口44から垂れ壁50までの間に断熱材60を設置し、吹出し口44から垂れ壁50に到達するまでの間に室10内の空気を誘引するようにしたため、吹出し口44から給気される空気が低温のまま直接天井や壁面に当接しないようにすることができ、その吹出し口44から吹き出される空気が当接する第1天井部38には断熱材60が配置されているため、天井にカビが発生することを防止することができる。
居室11内の湿度を下げる手段として、居室11内に除湿器を設置して、居室11内を直接除湿する方法がある。しかし、除湿器は、作動音が大きく、居室11に滞在する人に不快感を与えるおそれがある。本実施の形態の空調システム40では、室10とは異なる領域である内廊下20に除湿器を設置し、内廊下20を除湿し、除湿した空気を空調機43で利用するため、騒音を抑えることが可能となる。
図4に示す、一般的な建物100Aの室10Aには、通路13,16の上方に第1天井部38よりも低い位置に設けられれる第2天井部39Aが設けられていた。本実施の形態の空調機43は、その第2天井部39Aに配置されるため、過度な設計変更をせずに設置することができるし、デザイン的に見ても違和感はない。
室10の排気は、排気ファンによって行い、室10の給気は、内廊下20に配置される給気ファンによって行われるため、建物100全体として圧力差の小さい第一種機械換気とすることができる。これにより、建物の陰圧を解消することができ、天井裏空間17,27に湿気が意図せず侵入することを防ぐことができる。
また、本実施の形態の空調システム40が採用される建物100は、ホテルや高齢者施設であるとして説明したが、複数の室と、複数の室に面する内廊下が設けられるものであれば、この種の建物に限定されない。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
10,10A 室、14 ユニットバス、15 PS室、20 内廊下、38 第1天井部、39,39A 第2天井部、40 空調システム、41 第1空気取入れ口、42 第2空気取入れ口、43 空調機、50 垂れ壁、53 開口、54 ガラリ、60 断熱材、100,100A,200,300 建物。

Claims (7)

  1. 複数の室と、前記複数の室に面する内廊下とを備えた建物に設けられる空調システムにおいて、
    前記内廊下の空気を取り入れる第1空気取入れ口と、
    前記室の空気を取り入れる第2空気取入れ口と、
    前記第1空気取入れ口から取り入れた前記内廊下の空気と、前記第2空気取入れ口からを取り入れた前記室の空気とを空調する空調機と、
    前記空調機で空調された空調空気を前記室に給気する吹出し口とを備える、空調システム。
  2. 前記室の天井は、第1天井部と、前記第1天井部よりも前記内廊下側に位置し、前記第1天井部よりも高さ位置が低い第2天井部とを含み、
    前記第2天井部には、前記空調機が配置されている、請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記吹出し口は、前記第2天井部の端部から鉛直方向に沿って前記第1天井部の端部に延びる側面部に設けられる、請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記第1天井部は、前記第1天井部から下方に延びる垂れ壁が設けられ、
    前記垂れ壁は、前記吹出し口から吹き出された空調空気を前記室に案内する開口を有する、請求項2または3に記載の空調システム。
  5. 前記開口には、前記吹出し口から吹出された空調空気を下方に案内するガラリが嵌め込まれている、請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記第1天井部は、前記第2天井部の端部から前記垂れ壁の間に断熱材が配置されている、請求項4に記載の空調システム。
  7. 前記空調機は、ドレイン管を含み、
    前記ドレイン管は、前記室内に配置されるユニットバス室に隣接して配置されるPS室に通される、請求項1または2に記載の空調システム。
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