JP2025067618A - 通風構造および窓ユニット - Google Patents

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猛 藤井
Takeshi Fujii
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Abstract

Figure 2025067618000001
【課題】屋外から室内に冷気をより導入しやすくなるような、通風構造および窓ユニットを提供する。
【解決手段】建物300の壁体30に設けられた開口301に、窓ユニット100が装着される。このような構成によれば、壁体30に窓200以外にも空気が流れる場所を確保することができる。よって、窓200に装着された換気小窓のみで空気が流れる場合に比べて、屋外から冷気をより導入しやすくなる。また、面材120Aは、フレームを有しなくてもよい。この場合、面材120Aの構成を簡素化することができ、面材120Aひいては窓ユニット100の製造の手間やコストをより低減することができる。また、枠体110は、壁体30に直接固定されてもよい。この場合、施工に要する材料費や施工の手間を減らすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通風構造および窓ユニットに関する。
住宅のような建物において、エアコン等を使わず、屋外から冷気を導入することによって室温を低下することができれば、エネルギ消費が減るという点で有益である。従来、障子に換気用の小窓が装着された窓が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2000-064741号公報
特許文献1のように、窓に換気用の小窓が装着されていれば、当該小窓を開放することで、屋外から室内にある程度冷気を導入することができる。しかしながら、例えば、建物において、小窓付きの窓が少なかったり、小窓付きの窓が適した位置に設けられていなかったりする場合には、小窓の開放だけでは、室温を低下するまでの効果が得られ難い場合もある。
本発明は、上記実情に鑑みて、屋外から室内に冷気をより導入しやすくなるような、通風構造および窓ユニットを提供することを目的の一つとする。
本発明の通風構造は、開口を有した壁体と、前記開口に装着され二つの縦枠と二つの横枠とが四周組された枠体と、当該枠体に取り付けられ前記二つの横枠に沿って移動可能な少なくとも一つの第一障子と、を有した窓ユニットと、を備え、前記窓ユニットは、前記第一障子より縦寸法の大きい第二障子に換気小窓として組み込み可能に構成される。
本発明によれば、壁体に設けた開口に窓ユニットを装着することにより、壁体に窓以外にも空気が流れる場所を確保することができる。よって、窓に装着された換気小窓のみで空気が流れる場合に比べて、屋外から冷気をより導入しやすくなる。
本発明の実施形態である通風構造の室外側から見た斜視図である。 建物に本発明の実施形態である通風構造を導入した場合の通風状態の変化を示す間取り図である。 図1に示した壁体の窓ユニットが設けられた部位を拡大して示す正面図である。 図3のIV-IV位置での窓ユニットの縦断面図である。 図3のV-V位置での窓ユニットの横断面図である。 本発明の第1実施形態である通風構造の横断面図である。 本発明の実施形態である窓ユニットを有する建具を室外側から見た姿図である。 図7のVIII-VIII位置での障子の縦断面図である。 図7のIX-IX位置での障子の横断面図である。 本発明の第2実施形態である通風構造の横断面図である。 本発明の第3実施形態である通風構造の横断面図である。 本発明の第4実施形態である通風構造の横断面図である。 本発明の第5実施形態である窓ユニットを有する建具を室外側から見た姿図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向および見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、建具の奥行きに沿った方向であって、室内外方向とも称されうる。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。上枠や下枠のように横方向(左右方向、水平方向)に沿って延在する部材について、見付け方向とは、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠のように縦方向(上下方向)に沿って延在する部材について、見付け方向とは、見込み方向に直交した水平に沿う方向である。また、見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
(第1実施形態)
(壁体)
図1に示すように、本実施形態の窓ユニット100は、壁体30の開口301に設けられる。なお、図1,3~6には、窓ユニット100が室内(屋内)と室外(屋外)とを隔てる壁体31に設けられる場合を例示するが、窓ユニット100は、屋内の一つの室33内と別の室33内とを隔てる壁体32(図2参照)にも同様に設けることができる。また、本明細書で言う屋外には、共用廊下34(図2参照)も含まれるものとする。また、窓200(図2,7参照)は、縦寸法の比較的大きい窓であり、例えば、人が出入りできる大きさの窓のような、障子に換気小窓(窓ユニット100)を組み込める大きさの窓とする。
図2の左側(施工前)に示すように、窓ユニット100を施工する前の建物300にあっては、窓200が少なく、かつ窓200の設置場所も限られているため、仮に窓200を開放したとしても、屋外からの冷気の導入は難しい。なお、仮に、窓200を開放することで屋外から冷気を導入できる建物300であっても、窓200を開放したままにするのは防犯上難しい場合もある。
そこで、本実施形態では、図2の右側(施工後)に示すように、建物300の壁体31,32(30)に複数の窓ユニット100を施工する。また、窓200の障子(図7参照)を、窓ユニット100付きのものに変更してもよい。この場合、屋外(建物300に対して一方側)から屋内(少なくとも一つ以上の室33内)を経由して屋外(建物300に対して他方側)に向かう空気の流れが形成されるよう、複数の窓ユニット100を配置する。これにより、当該複数の窓ユニット100の障子を開放することで、図2中に破線の矢印で示されるような空気の流れAが形成され、屋外から導入した冷気により、室33内を冷却することができる。
(窓ユニットの構成および窓ユニットの障子への組み込み)
窓ユニット100は、主として換気に用いることができるものであり、換気小窓ユニットとも称されうる。図3に示すように、窓ユニット100は、壁体30の開口301(図6参照)に取り付けられている。
窓ユニット100は、枠体110と、二つの面材120A,120Bと、網戸130と、を有している。面材120Aは、枠体110に横方向にスライド可能に支持されており、当該面材120Aを右方へスライドすることで、枠体110の内側に、空気が流れる開口が形成される。なお、本実施形態では、窓ユニット100は、一例として、面材120Aだけがスライドし面材120Bはスライドしない片引き窓として構成されているが、窓ユニット100は、面材120A,120Bがスライドする引き違い窓であってもよい。また、図3の窓ユニット100には、網戸130が設けられているが、網戸130は必須ではない。
上枠113は、図4に示す断面形状で横方向(長手方向)に延びている。上枠113は、押し出し形材である。上枠113は、内周側に開放された開断面を形成する外側収容部110aおよび内側収容部110bを有している。内側収容部110bは、外側収容部110aの室内側に隣接している。外側収容部110aおよび内側収容部110bは、それぞれ内周側に開放されるとともに外周側に凹みかつ横方向(長手方向)に延びた溝を形成している。上枠113は、外側収容部110aおよび内側収容部110bに対して外周側に位置した閉断面部110cを有している。また、上枠113は、外周壁110e、外側壁110f、内側壁110g、中壁110h、および隔壁110iを有している。外周壁110eは、見込み方向の所定幅で横方向に延びている。外側壁110fは、見付け方向の所定幅で横方向に延びている。内側壁110gは、外周側の部位と内周側の部位とが中壁110hの室内側への延長部位によって繋がったクランク状の断面形状を有している。外周側の部位および内周側の部位は、それぞれ見付け方向の所定幅で横方向に延びている。中壁110hは、上枠113の見付け方向の中間位置で、外側壁110fと内側壁110gとの間に渡り、見込み方向の所定幅で横方向に延びている。隔壁110iは、外側収容部110aと内側収容部110bとを隔てるものであり、見付け方向の所定幅で横方向に延びている。さらに、上枠113は、外周壁110eから外周側に突出した二つの突壁110dを有している。二つの突壁110dは、見込み方向に互いに離れて設けられ、それぞれ見付け方向の所定幅で横方向に延びている。
下枠114は、図4に示す断面形状で横方向に延びている。下枠114は、押し出し形材である。下枠114は、各部の詳細な形状に差異を有するものの、上枠113と略同様の断面形状を有している。すなわち、下枠114は、外側収容部110a、内側収容部110b、および閉断面部110cを有するとともに、外周壁110e、外側壁110f、内側壁110g、中壁110h、および隔壁110iを有している。ただし、外側壁110fは、クランク状に曲がった断面形状を有するともに、閉断面部110cの見込み方向の幅は、上枠113より狭い。また、下枠114は、二つの突壁110dに替えて、外周壁110eから外周側に突出した二つの突壁110mを有している。二つの突壁110mは、見込み方向に互いに離れて設けられ、それぞれ見付け方向の所定幅で横方向に延びている。
図4の断面位置において、網戸130の上縁は、上枠113の外側収容部110aに収容され、当該網戸130の下縁は、下枠114の外側収容部110aに収容される。網戸130は、上枠113と下枠114との間に収容される。網戸130は、連結部品131と、フレーム部材132と、網部材133と、を有している。また、隔壁110iの室外側には、当接部110jが設けられている。当接部110jは、外側収容部110aの一部を構成している。網戸130は、フレーム部材132の室内側の見付け面が当接部110jに当接した状態で、枠体110に取り付けられる。
図4の断面位置において、面材120Aの上縁は、上枠113の内側収容部110bに収容され、当該面材120Aの下縁は、下枠114の内側収容部110bに収容される。面材120Aは、横方向にスライド可能に、上枠113と下枠114との間に収容される。隔壁110iの室内側には、シール部材140を保持する保持部110kが設けられている。面材120Aは、当該面材120Aの上縁部および下縁部の室外側の面がシール部材140に当接した状態で、枠体110に横方向にスライド可能に支持される。
面材120A,120Bは、フレームレスの面材である。面材120A,120Bは、例えば、無色透明な材料で作られる。面材120A,120Bは、例えば、樹脂材料で作られるが、ガラスや金属材料のような他の材料で作られてもよい。なお、面材120A,120Bは、樹脂材料で作られる場合、紫外線による変色が目立たないよう、有色の材料で作られてもよい。面材120A,120Bは、障子の一例であり、面材120Aは、第一障子の一例である。
縦枠111,112は、図5に示す断面形状で縦方向(長手方向)に延びている。なお、縦枠111,112は、同一の断面形状を有しているため、以下では、重複する部分に関しては、縦枠111についてのみ説明する。縦枠111は、押し出し形材である。縦枠111は、上枠113や下枠114と同様に、長手方向に延びた溝状の外側収容部110aおよび内側収容部110bを有している。ただし、縦枠111は、上枠113や下枠114のような閉断面部110cおよび中壁110hを有していない。すなわち、縦枠111は、外周壁110e、外側壁110f、内側壁110g、および隔壁110iを有している。また、縦枠111は、上枠113や下枠114と同様に、二つの突壁110d、を有している。さらに、隔壁110iには、上枠113や下枠114と同様の当接部110jおよび保持部110kが設けられている。
縦枠111において、外側収容部110aには、網戸130の左縁が収容され、内側収容部110bには、閉位置に位置した面材120Aの左縁が収容される。当接部110jと網戸130との当接、および保持部110kに保持されたシール部材140と面材120Aとの当接については、上枠113や下枠114と同様である。他方、縦枠112において、外側収容部110aには、面材120Bの右縁が収容され、内側収容部110bには、開位置に位置した面材120Aの右縁(不図示)が収容される。縦枠112の外側収容部110aに面した当接部110jと面材120Bとの間にはシール部材141が介在する。また、縦枠111,112の内側収容部110bには、面材120Aの横方向の縁と当接する当接部材150が収容されている。当接部材150は、面材120Aの閉位置または開位置への移動の際の緩衝機能を有する。
中骨115は、図3に示すように、上枠113の横方向の中間位置と、下枠114の横方向の中間位置と、の間で延びている。また、中骨115は、図5に示す断面形状で縦方向(長手方向)に延びている。中骨115は、閉断面部110cと、当該閉断面部110cに対して左右両側に隣接した二つの外側収容部110aと、を有している。閉断面部110cに対して左方に隣接した外側収容部110aは、縦枠111に向けて開放された溝状の形状を有する。当該外側収容部110aには、網戸130の右縁が収容され、当該外側収容部110aの室内側の側壁110oには、網戸130と当接する当接部110jが設けられている。他方、閉断面部110cに対して右方に隣接した外側収容部110aは、縦枠112に向けて開放された溝状の形状を有する。当該外側収容部110aには、面材120Bの左縁が収容され、当該外側収容部110aの室内側の側壁110oには、当接部110jが設けられている。当該当接部110jと面材120Bとの間にはシール部材141が介在する。
また、図5に示すように、下枠114の横方向の中間位置には、面材120Aを閉位置でロックするロック機構160が設けられている。ロック機構160は、面材120Aを閉位置にロックするロック状態と、ロック状態を解除したロック解除状態とを、切り替えることができる。
(壁体への窓ユニットの取り付け)
図6に示すように、壁体30は、壁本体30aと、板状の表装材30bと、を有している。本実施形態では、窓ユニット100の枠体110は、壁体30に設けられた矩形断面状の開口301の内周側に収容される。枠体110と、開口301の内周面301aとが、シーリング材35によって接合されることにより、窓ユニット100は、壁体30に固定されている。すなわち、本実施形態では、窓ユニット100は、取付用の部材等を介することなく、直接壁体30に固定されている。なお、枠体110と内周面301aとの間の隙間および境界部分は、表装材30bおよびシーリング材35によって覆われ、隠されている。
(窓に対する換気小窓としての組み込み)
また、本実施形態の窓ユニット100は、窓200用の換気小窓にも適用することができる。図7は、本発明の実施形態である窓ユニット100を含む建具としての窓200を示したものである。ここで例示する窓200は、枠体10と、枠体10の室内側となる部分に配設した内障子20Aと、枠体10の室内側となる部分に配設した外障子20Bとを備えた引き違い窓と称されるものである。枠体10は、左右の縦枠11,12、上枠13、下枠14を四周組することによって四角形の枠形状に構成したものである。
内障子20Aは、四角形状を成す面材21Aと、当該面材21Aの四周に配設した縦框22A、上框23A、下框24A、縦框25Aとを備えて構成したものである。外障子20Bも同様に、四角形状を成す面材21Bと、面材21Bの四周に配設した縦框22B、上框23B、下框24B、縦框25Bとを備えて構成したものである。本実施形態では、内障子20Aおよび外障子20Bが枠体10に対して上枠13および下枠14の長手に沿って移動可能に配設してあり、室外側から見て枠体10の左側に内障子20Aを配置し、かつ右側に外障子20Bを配置した場合に、枠体10の開口を閉じることが可能である。枠体10の開口を閉じた状態においては、室外側から見て内障子20Aの右側に配置される縦框25Aと、外障子20Bの左側に配置される縦框25Bとが召し合わせとなって互いに見込み方向に並ぶ状態となる。他方、枠体10の開口を開いた状態においては、内障子20Aと外障子20Bとは、見込み方向に少なくとも部分的に重なった状態となる。なお、以下では、縦框25A,25Bは、召し合わせ框部とも称する。
内障子20Aおよび外障子20Bを構成する縦框22A,22B、上框23A,23B、下框24A,24B、召し合わせ框部25A,25Bは、押し出し形材で作られ、それぞれ長手に沿った全長にわたってほぼ一様となる断面形状を有するように構成してある。
他方、枠体10を構成する縦枠11,12、上枠13、下枠14は、押し出し形材で作られ、それぞれ長手に沿った全長にわたってほぼ一様となる断面形状を有するように構成してある。縦枠11,12、上枠13、下枠14を構成する各部材は、取付ねじ(不図示)を介して、建物の躯体や当該躯体に固定された額縁に取り付けられている。
窓ユニット100は、縦框22A、上框23A、縦框25A、および面材21Aに囲まれた状態で内障子20Aに装着されている。窓ユニット100は、枠体110を有する。枠体110は、縦枠111,112,上枠113、下枠114、および中骨115を含む。枠体110が、縦框22A、上框23A、および縦框25Aのうちいずれかに固定されることにより、窓ユニット100が、内障子20Aに組み込まれる。なお、上枠113および下枠114は、横枠とも称されうる。
本実施形態では、一例として、上枠113および下枠114の長手方向の端部が、それぞれ、横方向に延びた取付ねじ(不図示)によって、縦框22A,25Aに固定される。上枠113は、上框23Aの下方に隣接し、当該上框23Aに沿って横方向に延びている。また、下枠114は、上框23Aと下框24A(図7参照)との間で横方向に延びている。この場合、下枠114は、内障子20Aの骨格の一部を構成するとともに面材21Aの上縁を支持する内障子20Aの横桟26としても機能する。
図8に示すように、内障子20Aの上框23Aの内周壁20aには、スリット状の開口20a1が設けられている。開口20a1には、窓ユニット100の上枠113に設けられた二つの突壁110dが挿入される。開口20a1の室内外方向における開口幅は、二つの突壁110dが挿入される幅に設定される。すなわち、当該開口幅は、室外側の突壁110dの室外側の面と室内側の突壁110dの室内側の面との間の距離よりも長く、設定される。二つの突壁110dは、開口20a1と係合する係合部の一例である。開口20a1は、被係合部の一例である。
他方、窓ユニット100の下枠114に設けられた二つの突壁110mの間には、面材21Aの上縁に設けられたパッキン21aが挿入される。二つの突壁110mの室内外方向の先端部間の開口幅は、パッキン21aの先端部21a2(挿入部)が挿入されるとともに、パッキン21aの根元部21a1が挿入されない幅に設定される。すなわち、当該開口幅は、先端部21a2の幅より大きくかつ根元部21a1の幅より小さく設定される。二つの突壁110mは、パッキン21aが装着された面材21Aと係合する係合部の一例である。パッキン21aが装着された面材21Aは、被係合部の一例である。
また、図9に示すように、内障子20Aの縦框22A,25Aの内周壁20aには、スリット状の開口20a1が設けられている。縦框22Aの開口20a1には、窓ユニット100の縦枠111に設けられた二つの突壁110dが挿入される。縦框25Aの開口20a1には、窓ユニット100の縦枠112に設けられた二つの突壁110dが挿入される。開口20a1の室内外方向における開口幅は、二つの突壁110dが挿入される幅に設定される。すなわち、当該開口幅は、室外側の突壁110dの室外側の面と室内側の突壁110dの室内側の面との間の距離よりも長く、設定される。
このように、窓ユニット100は、内障子20Aの上部において、縦框22A、上框23A、縦框25A、および面材21Aに囲まれた状態で内障子20Aに装着される。図7~9の例では、縦框22A、上框23A、縦框25A、および面材21Aによって形成される内周部に、被係合部が設けられ、窓ユニット100の枠体110の外周部に設けられた係合部が、当該被係合部と係合する。なお、窓ユニット100は、同じ建物300に設けられる窓200以外の窓200の内障子20Aに取り付けられるものであってもよい。内障子20Aは、面材120A(第一障子)よりも縦寸法の大きい第二障子の一例である。
以上、説明したように、本実施形態の通風構造にあっては、建物300の壁体30に設けられた開口301に、窓ユニット100が装着される。
当該構成によれば、窓200以外にも空気が壁体30の開口301を通って流れる場所を確保することができる。よって、窓200に装着された換気小窓のみで空気が流れる場合に比べて、屋外から冷気をより導入しやすくなる。
また、本実施形態では、面材120A(障子)は、フレーム(框)を有しない。
当該構成によれば、面材120Aの構成を簡素化することができ、面材120Aひいては窓ユニット100の製造の手間やコストをより低減することができる。
また、本実施形態では、枠体110は、壁体30に直接固定される。
当該構成によれば、壁体30の開口301に、より簡素な構成によってより容易に窓ユニット100を装着することができる。よって、施工に要する材料費を低減したり、施工の手間を減らして、施工の所要時間をより短くしたり、といった利点が得られる。
また、本実施形態では、窓ユニット100は、壁体30に装着されるのみならず、窓200に換気小窓として組み込むことができるよう構成されている。すなわち、枠体110は、内障子20A(第二障子)の框または面材21Aに設けられた被係合部と係合する係合部を有し、框の内周側に、面材21Aとともに縦方向に並んだ状態に装着することができる。
当該構成によれば、壁体30用の窓ユニット100と、窓200の換気小窓としての窓ユニット100とを共用化することができ、窓ユニット100を別個に製造した場合に比べて、製造コストをより低減することができる。
(第2実施形態)
図10に示すように、窓ユニット100は、取付金具37を介して壁体30に取り付けてもよい。この場合、取付金具37は、壁用ボルト38を介して壁体30と固定され、ねじ39を介して枠体110と固定される。取付金具37は、例えば、ステンレス鋼のようなアルミニウム合金のような金属材料で作られる。なお、内周面301a、枠体110、および表装材30bの間の隙間は、シーリング材36で埋められている。取付金具37は、取付部材の一例である。また、取付金具37は、壁体30および枠体110に固定される第一取付金具の一例である。
開口301の内周面301aと枠体110の外周面との間の隙間がより大きい場合に、壁体30と枠体110とをシーリング材のみで接合すると、接合強度が不足したり、外部振動によって窓ユニット100が揺れたりする虞がある。この点、本実施形態によれば、壁体30と枠体110とをシーリング材のみで固定した場合に比べて、窓ユニット100を、取付金具37(第一取付金具、取付部材)を介して、壁体30により強固に固定することができる。言い換えると、窓ユニット100の枠体110よりサイズの大きい開口301に、当該窓ユニット100を適用しやすくなる。
(第3実施形態)
図11に示すように、窓ユニット100は、四方枠40を介して壁体30に取り付けてもよい。四方枠40は、内周面301aの上縁、下縁、左縁、および右縁のそれぞれに沿って、図11の断面形状で延びている。四方枠40は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材からなる金属形材を四周組することによって構成されている。四方枠40は、C型チャンネル部41と、取付壁42と、突壁43と、を有する。C型チャンネル部41は、外周側に向けて開放されたC字状の断面形状を有し内周面301aに沿って縦方向または横方向に延びている。C型チャンネル部41は、見込み面を形成する見込み壁41aを有している。見込み壁41aは、内周面301aから離れて位置し当該内周面301aと略平行である。取付壁42は、見込み壁41aから、内周面301aに近付くように延び、当該内周面301aから離れた位置でL字状に折れ曲がっている。取付壁42の先端部分は、内周面301aと略平行である。当該先端部分が、壁用ボルト38を介して、壁体30と固定される。また、突壁43は、見込み壁41aから内周側に突出している。突壁43の先端部43aは、略J字状に折り返されている。枠体110は、当該先端部43aに枠体110の突壁110dおよび外周壁110eが突き当てられた状態で、四方枠40にセットされる。この際、見込み壁41a、突壁43、および外周壁110eによって、室内側に開放された溝状の隙間が形成される。当該溝状の隙間に、室内側からシーリング材51が注入され、当該シーリング材51によって、見込み壁41a、すなわち四方枠40と、外周壁110e、すなわち枠体110とが、接合される。シーリング材51は、隙間を埋めることで、美観を維持する機能も有している。なお、溝内において、シーリング材51の室外側には、バックアップ材52が挿入されている。このような構成により、窓ユニット100は、壁体30に、四方枠40を介して、当該四方枠40の内周側に取り付けられる。四方枠40は、取付部材の一例である。
四方枠40は、壁用ボルト38を介して壁体30と強固に固定されるとともに、内周面301a上に安定的に支持される。よって、本実施形態によれば、窓ユニット100を、四方枠40(取付部材)を介して、壁体30に、より強固にかつより安定的に固定することができる。
また、窓ユニット100は、シーリング材51を介して、四方枠40に接合される。よって、本実施形態によれば、窓ユニット100を、より簡素な構成によってより容易に四方枠40に取り付けることができる。
(第4実施形態)
図12に示すように、窓ユニット100を、四方枠40を介して壁体30に取り付ける場合、窓ユニット100の枠体110と四方枠40とを、取付金具37a,37bを介して取り付けてもよい。取付金具37a,37bは、それぞれL字状の形状を有している。取付金具37aは、四方枠40の見込み壁41aに、当該見込み壁41aから見込み方向と交差した姿勢で内周側に突出するよう、ねじ39を介して取り付けられる。また、取付金具37bは、枠体110の外周壁110eに、当該外周壁110eから見込み方向と交差した姿勢で外周側に突出するよう、ねじ39を介して取り付けられる。見込み壁41aと外周壁110eとの間の隙間において、取付金具37a,37b同士が見込み方向に重ねられ、当該重ねられた部位が、ねじ39を介して結合される。このような構成により、窓ユニットは、壁体30に、取付金具37a,37bおよび四方枠40を介して、取り付けられる。取付金具37a,37bは、第二取付金具の一例である。また、見込み壁41aと外周壁110eとの間の隙間には、室内側からバックアップ材52が挿入されるとともに、当該バックアップ材52の室内側にシーリング材51が注入されている。この場合、取付金具37a,37b同士が重ねられた部位は、バックアップ材52の室外側への移動を制限する位置決め部としても機能することができる。このような構成により、枠体110と四方枠40とは、より一層強固に固定される。また、シーリング材51は、隙間を埋めることで、美観を維持する機能も有している。
本実施形態によれば、窓ユニット100は、取付金具37a,37bを介して、四方枠40に固定される。よって、本実施形態によれば、窓ユニット100を、より強固に四方枠40に取り付けることができる。
(第5実施形態)
図13に示すように、内障子20Aに横桟26が設けられた構成にあっては、窓ユニット100は、当該横桟26と上框23Aとの間に設けられてもよい。この場合、下枠114は、横桟26の上方に隣接し、当該横桟26に沿って横方向に延びる。また、横桟26は、上框23Aと同様に、内周壁20aに開口20a1が設けられた構成とし(図8参照)、下枠114は、上枠113と同様に、外周壁110eから外周側に二つの突壁110dが突出した構成とする(図8参照)。これにより、下枠114および横桟26を、上枠113および上框23Aと同様に、係合することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態や変形例には限定されず、種々の変形を施した上で実施することができる。例えば、取付部材、取付金具、四方枠の構造は、種々に変形して実施することができる。
前記通風構造では、前記第一障子は、フレームレスの面材であってもよい。
本発明によれば、障子の構成を簡素化することができ、障子ひいては窓ユニットの製造の手間やコストをより低減することができる。
前記通風構造では、前記枠体は前記壁体に直接固定されてもよい。
本発明によれば、より簡素な構成によってより容易に窓ユニットを装着することができる。よって、施工に要する材料費を低減したり、施工の手間を減らして施工の所要時間をより短くしたり、といった利点が得られる。
前記通風構造では、前記枠体は前記壁体に取付部材を介して固定されてもよい。
本発明によれば、窓ユニットを壁体に取付部材を介してより強固に固定することができる。
前記通風構造では、前記取付部材は、前記壁体および前記枠体に固定される第一取付金具を有してもよい。
本発明によれば、窓ユニットを壁体に比較的簡素な構成によってより強固に固定することができる。
前記通風構造では、前記取付部材は、前記開口の内周側に配置され前記壁体に固定される四方枠を有し、前記枠体は前記四方枠の内周側に固定されてもよい。
本発明によれば、窓ユニットを壁体により強固にかつより安定的に固定することができる。
前記通風構造では、前記枠体は、シーリング材を介して前記四方枠に接合されてもよい。
本発明によれば、窓ユニットを四方枠により簡素な構成によってより容易に取り付けることができる。
前記通風構造では、前記取付部材は、前記四方枠と前記枠体とを固定する第二取付金具を有してもよい。
本発明によれば、窓ユニットを四方枠により強固に取り付けることができる。
20A 内障子(第二障子)、30 壁体、35,36 シーリング材、37 取付金具(第一取付金具、取付部材)、37a,37b 取付金具(第二取付金具、取付部材)、40 四方枠(取付部材)、51 シーリング材、100 窓ユニット、111,112 縦枠、113 上枠(横枠)、114 下枠(横枠)、120A 面材(第一障子)、301 開口。

Claims (8)

  1. 開口を有した壁体と、
    前記開口に装着され二つの縦枠と二つの横枠とが四周組された枠体と、当該枠体に取り付けられ前記二つの横枠に沿って移動可能な少なくとも一つの第一障子と、を有した窓ユニットと、
    を備え、
    前記窓ユニットは、前記第一障子より縦寸法の大きい第二障子に換気小窓として組み込み可能に構成された、通風構造。
  2. 前記第一障子は、フレームレスの面材である、請求項1に記載の通風構造。
  3. 前記枠体は前記壁体に直接固定された、請求項1または2に記載の通風構造。
  4. 前記枠体は前記壁体に取付部材を介して固定された、請求項1または2に記載の通風構造。
  5. 前記取付部材は、前記壁体および前記枠体に固定される第一取付金具を有した、請求項4に記載の通風構造。
  6. 前記取付部材は、前記開口の内周側に配置され前記壁体に固定される四方枠を有し、
    前記枠体は前記四方枠の内周側に固定された、請求項4に記載の通風構造。
  7. 前記枠体は、シーリング材を介して前記四方枠に接合された、請求項6に記載の通風構造。
  8. 前記取付部材は、前記四方枠と前記枠体とを固定する第二取付金具を有した、請求項6に記載の通風構造。
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