JP2024517911A - デュアルコネクティビティにおけるキャリアグループ化のためのユーザ機器能力情報 - Google Patents

デュアルコネクティビティにおけるキャリアグループ化のためのユーザ機器能力情報 Download PDF

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Abstract

本出願は、デュアルコネクティビティ用のUEを構成するための装置、システム、及び方法を含むデバイス及び構成要素に関する。一例では、ネットワークノードは、デュアルコネクティビティ用にサポートする能力を示すようにUEに要求する。この要求は、UEがキャリアグループ化情報を報告すべきであることを暗示的又は明示的に示すことができる。これに応答して、この情報はUEによって送信され、ネットワークノードは、報告されたキャリアグループ化情報に基づいてUE用にMCG及びSCGを構成することができる。【選択図】図2

Description

第5世代モバイルネットワーク(Fifth generation mobile network、5G)は、データ伝送速度、信頼性、可用性等を改善することを目的とするワイヤレス規格である。この規格は、依然として開発中であるが、セル再選択に関する多数の詳細を含む。例えば、ユーザ機器(User Equipment、UE)は、異なる周波数バンドにおけるキャリアを使用してネットワークと通信することができ、これらの周波数バンドは、異なる周波数範囲に属することができる。
いくつかの実施形態に係るネットワーク環境の一例を示す。
いくつかの実施形態に係るデュアルコネクティビティ環境の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、ユーザ機器(UE)とネットワークノードとの間のバンド組合せに関するシグナリングを示すシーケンス図の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の別の例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の更なる別の例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の更なる例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の別の例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の更なる別の例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化を構成するネットワークノードの動作フロー/アルゴリズム構造の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するUEの動作フロー/アルゴリズム構造の一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、受信構成要素の一例を示す。
いくつかの実施形態に係るUEの一例を示す。
いくつかの実施形態に係る、基地局の一例を示す。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためではなく説明の目的上、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法等の具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本開示の目的のために、「A又はB」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
通常、ユーザ機器(UE)は、異なるバンド(周波数バンドとも呼ばれる)内のキャリア(コンポーネントキャリア-CCとも呼ばれる)を使用して、1つ以上の基地局又は他のネットワークノード等のネットワークと通信することができる。異なるバンドは、例えば、450メガヘルツ(MegaHertz、MHz)~6000メガヘルツ(MHz)の周波数範囲1(Frequency Range 1、FR1)、24.25GHz~52.6GHzの周波数範囲2(Frequency Range 2、FR2)、及び/又は52.6GHzから始まる別の周波数範囲を含む、異なる周波数範囲(Frequency Range、FR)に属することができる。UEは、このようなバンドの特定のバンド組合せをサポートすることができる。UEはまた、デュアルコネクティビティをサポートすることができ、これにより、UEは、バンド組合せからのバンドを使用することによって、複数のネットワークノードと同時に通信することができ、これらのうちの1つは、マスタノード(プライマリノードとも呼ばれる)であり得、別の1つは、セカンダリノードであり得る。マスタノードによって提供される、各々がMCGのサービングセルに対応する複数のキャリアを含むことができるマスタセルグループ(Master Cell Group、MCG)(プライマリセルグループとも呼ばれる)を、UE用に構成することができる。同様に、セカンダリノードによって提供される、各々がSCGのサービングセルに対応する複数の他のキャリアを含むことができるセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)を、UE用に構成することができる。
UE用にMCG及びSCGを構成するために、UEとネットワーク(例えば、マスタノード)との間で情報が交換される。この情報は、バンド組合せごとにデュアルコネクティビティをUEがサポートするかどうかを示すことができる。デュアルコネクティビティ用にUEによってサポートされるバンド組合せの場合、情報は、バンド組合せのバンドからのキャリア(単数又は複数)を、(例えば、MCG、SCG、又はMCGとSCGの両方)内に特定的にグループ化することをUEがサポートできるかどうかを更に示すことができる。
特定の状況では、デュアルコネクティビティ用にUEがサポートするバンド組合せの数は大きくなり得る。更に、サポートされるバンド組合せごとのセルグループ内にグループ化可能なキャリアの数は、大きくなり得る。よって、UEとネットワークとの間の情報交換の量も大きくなり、これにより、シグナリングオーバーヘッドが増加する可能性がある。シグナリングオーバーヘッドを改善する(例えば、情報量を低減する)ために、ネットワーク(例えば、マスタノード)は、デュアルコネクティビティに関するUEのキャリアグループ化能力についての要求をUEに示すように構成され得る。このような要求を受信した場合、UEは、そのキャリアグループ化情報を送信することができる。
この手法に対する異なる変形形態は、単独でも共同でも実装することができる。一例では、要求は単に、ネットワークノードがデフォルトのキャリアグループ化(例えば、FR1バンド内のキャリアがMCG内にグループ化され、FR2バンド内のキャリアがSCG内にグループ化されること)をサポートしないことを示してもよい。別の例では、要求は、ネットワークがデュアルコネクティビティ用にデプロイする特定のバンドを示すことができる。更なる別の例では、要求は、このような特定のバンドの各々が、同期デュアルコネクティビティデプロイメントに関連付けられているか、それとも非同期デュアルコネクティビティデプロイメントに関連付けられているかを更に示すことができる。
同様に、UEの能力情報の異なる粒度を報告することができる。一例では、UEは、(例えば、上記のネットワークノードの要求のうちの1つに応答してのみ)そのキャリアグループ化情報のフルセットを報告する。別の例では、UEは、ネットワークが構成できるキャリアグループに関する情報のみを含める。更なる別の例では、UEは、それがサポートしないキャリアグループ、そうでなければネットワークが構成できるキャリアグループ等、ネガティブ能力を示すことができる。更なる例では、UEは、特定のバンドからのキャリアを、同一のセルグループにともにグループ化する、又はグループ化しない等のUE要件及び/又はUE制約を示すことができる。これら及び他の変形形態は、本明細書において以下に更に説明する。
以下は、本開示で使用され得る用語の用語集である。
本明細書で使用するとき、「回路構成」という用語は、記載の機能性を提供するように構成された電子回路、論理回路、(共有、専用又はグループ)プロセッサ又は(共有、専用又はグループ)メモリ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(Field-Programmable Device、FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、複合PLD(Complex PLD、CPLD)、大容量PLD(High-Capacity PLD、HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルシステムオンチップ(System-on-a-Chip、SoC))、若しくはデジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)等のハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又はそれを含む。いくつかの実施形態では、回路構成は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載の機能性の少なくとも一部を提供し得る。「回路構成」という用語はまた、プログラムコードの機能性を実行するためのそのプログラムコードと、1つ以上のハードウェア要素との組合せ(又は、電気システム若しくは電子システムにおいて使用される回路との組合せ)を指し得る。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組合せは、特定の種類の回路構成と呼ばれ得る。
本明細書で使用するとき、「プロセッサ回路構成」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算又はデジタルデータの記録、記憶若しくは転送を順次自動的に実行することができる回路構成を指すか、その一部であるか、又はそれを含む。「プロセッサ回路構成」という用語は、アプリケーションプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、グラフィック処理装置、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール又は機能プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行又は動作させることができる任意の他のデバイスを指し得る。
本明細書で使用するとき、「インタフェース回路構成」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路構成を指すか、その一部であるか、又はそれを含む。用語「インタフェース回路構成」は、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース、ネットワークインタフェースカード等、1つ以上のハードウェアインタフェースを指し得る。
本明細書で使用するとき、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表し得る。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能無線機器、再構成可能モバイルデバイス等と同義であると考えられてもよく、それらを指してもよい。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意の種類のワイヤレス/ワイヤードデバイス又はワイヤレス通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含んでもよい。
本明細書で使用するとき、「基地局」という用語は、通信ネットワークのネットワークノード(又は、もっと簡単に言えば、ネットワーク)であり、通信ネットワークにおけるアクセスノードとして構成され得る、無線通信機能を有するデバイスを指す。通信ネットワークへのUEのアクセスは、基地局によって少なくとも部分的に管理され得、これにより、UEは、通信ネットワークにアクセスするために基地局と接続する。無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に応じて、基地局は、gNodeB(gNB)、eNodeB(eNB)、アクセスポイント等と呼ぶことができる。
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意の種類の相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。加えて、「コンピュータシステム」又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指し得る。更に、「コンピュータシステム」又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス又は複数のコンピューティングシステムを指し得る。
本明細書で使用するとき、「リソース」という用語は、物理又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理又は仮想コンポーネント、又は特定のデバイス内の物理又は仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニット等を指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素(単数又は複数)によって提供される計算リソース、記憶リソース又はネットワークリソースを指し得る。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システム等に提供される、計算リソース、ストレージリソース、又はネットワークリソースを指すことができる。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指し得る。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指し得、コンピューティングリソース又はネットワークリソースを含み得る。システムリソースは、このようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、かつ明確に識別可能なサーバを通じてアクセスできるコヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスのセットと考えられてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義又は同等であり得る。加えて、本明細書で使用するとき、用語「リンク」は、情報を送受信する目的での2つのデバイス間の接続を指す。
本明細書で使用するとき、「インスタンス化する」、「インスタンス化」等の用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
「接続される」という用語は、共通の通信プロトコルレイヤにある2つ以上の要素が、通信チャネル、リンク、インタフェース又は基準点を介して互いに確立されたシグナリング関係を有することを意味し得る。
本明細書で使用するとき、「ネットワーク要素」という用語は、ワイヤード又はワイヤレス通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理又は仮想化機器又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーク用ハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、仮想化ネットワーク機能等と同義であるとみなされ得、又はそのように呼ばれ得る。
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。情報要素は、1つ以上の更なる情報要素を含み得る。
図1は、いくつかの実施形態に係るネットワーク環境100を示す。ネットワーク環境100は、UE104及びgNB108を含み得る。gNB108は、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)新無線(New Radio、NR)セル等、UE104がgNB108と通信する際に経由するワイヤレスアクセスセルを提供する基地局であり得る。UE104及びgNB108は、第5世代(5G)NRシステム規格を定義するもの等、3GPP技術仕様書に準拠したエアインタフェースを介して通信し得る。
gNB108は、トランスポートチャネル上に論理チャネルをマッピングし、物理チャネル上にトランスポートチャネルをマッピングすることによって、ダウンリンク方向に情報(例えば、データ及び制御シグナリング)を送信し得る。論理チャネルは、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)レイヤとMACレイヤとの間でデータを転送し得、トランスポートチャネルは、MACレイヤとPHYレイヤとの間でデータを転送し得、物理チャネルは、エアインタフェースを介して情報を転送し得る。物理チャネルは、物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast CHannel、PBCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel、PDCCH)、及び物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)を含み得る。
PBCHは、UE104がサービングセルへの初期アクセスのために使用し得るシステム情報をブロードキャストするために使用され得る。PBCHは、同期信号(Synchronization Signal、SS)/PBCHブロック内で物理同期信号(Physical Synchronization Signal、PSS)及びセカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)とともに送信され得る。SS/PBCHブロック(SS/PBCH Block、SSB)は、(セル選択及び再探索を含む)セル探索手順中に、及びビーム選択のために、UE104によって使用され得る。
PDSCHは、エンドユーザアプリケーションデータ、シグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer、SRB)メッセージ、(例えば、MIB以外の)システム情報メッセージ、及びページングメッセージを転送するために使用され得る。
PDCCHは、アップリンクリソースとダウンリンクリソースの両方を割り当てるためにgNB108のスケジューラによって使用されるDCIを転送し得る。DCIはまた、アップリンク電力制御コマンドを提供し、スロットフォーマットを構成し、又はプリエンプションが発生したことを示すために使用され得る。
gNB108はまた、様々な基準信号をUE104に送信し得る。基準信号は、PBCH、PDCCH、及びPDSCH用の復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)を含み得る。UE104は、伝搬チャネルの影響を推定するために、受信されたバージョンのDMRSを、送信された既知のDMRSシーケンスと比較し得る。次いで、UE104は、対応する物理チャネル送信の復調プロセス中に伝搬チャネルの逆を適用し得る。
基準信号はまた、チャネル状態情報基準信号(Channel Status Information Reference Signal、CSI-RS)を含み得る。CSI-RSは、CSI報告、ビーム管理、接続モードモビリティ、無線リンク障害検出、ビーム障害検出及び回復、並びに時間及び周波数同期の微調整のために使用され得る多目的ダウンリンク送信であり得る。
物理チャネルからの基準信号及び情報は、リソースグリッドのリソースにマッピングされ得る。所与のアンテナポート、サブキャリア間隔構成、及び送信方向(例えば、ダウンリンク又はアップリンク)に対して、1つのリソースグリッドが存在する。NRダウンリンクリソースグリッドの基本単位は、周波数領域における1つのサブキャリアと時間領域における1つの直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルとによって定義され得るリソース要素であり得る。周波数領域における12個の連続するサブキャリアは、物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)を構成し得る。リソース要素グループ(Resource Element Group、REG)は、周波数領域において1つのPRBと、時間領域において1つのOFDMシンボルと、例えば、12個のリソース要素を含み得る。制御チャネル要素(Control Channel Element、CCE)は、PDCCHを送信するために使用されるリソースのグループを表し得る。1つのCCEは、いくつかのREG、例えば、6つのREGにマッピングされ得る。
UE104は、物理アップリンクチャネルを使用してgNB108にデータ及び制御情報を送信し得る。例えば、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel、PUCCH)及び物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared CHannel、PUSCH)を含む、異なる種類の物理アップリンクチャネルが使用可能である。PUCCHは、アップリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)等の制御情報をUE104からgNB108に搬送するのに対して、PUSCHは、データトラフィック(例えば、エンドユーザアプリケーションデータ)を搬送し、UCIを搬送することができる。
UE104及びgNB108は、アップリンク方向及びダウンリンク方向における送信のための所望のビームを識別し、維持するために、ビーム管理動作を実行し得る。ビーム管理は、ダウンリンク方向のPDSCH及びPDCCH、並びにアップリンク方向のPUSCH及びPUCCHの両方に適用され得る。
一例では、gNB108及び/又は基地局との通信は、周波数範囲1(FR1)、周波数範囲2(FR2)、及び/又はより高い周波数範囲(Higher Frequency Range、FRH)内のチャネルを使用することができる。FR1バンドは、ライセンスバンドとアンライセンスバンドと、を含む。NRアンライセンスバンド(NR Unlicensed band、NR-U)は、他の種類の無線アクセス技術(RAT)(例えば、LTE-LAA、WiFi等)と共有される周波数スペクトルを含む。NR-U中の異なるRAT間の衝突を回避又は最小限に抑えるためにリッスンビフォアトーク(listen-Before-Talk、LBT)手順を使用することができ、これにより、デバイスは、チャネルを使用する前にクリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment、CCA)チェックを適用しなければならない。
図1に更に示すように、ネットワーク環境100は、UE104がまた接続し得る基地局112を更に含み得る。基地局112は、gNB108と同じRATをサポートする(例えば、基地局112もgNBである)。加えて又は代わりに、基地局112は、別のRAT(例えば、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution、LTE)eNB)をサポートする。
一例では、UE104は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)をサポートし、これにより、UE104は、gNB108又は基地局112と複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)を介して同時に接続し、データを交換することができる。CCは、同じ周波数バンドに属することができ、この場合、それらはバンド内CCと呼ばれる。バンド内CCは、連続的又は非連続的であることができる。CCは異なる周波数バンドに属することもでき、この場合、それらはバンド間CCと呼ばれる。サービングセルはUE104がCCを使用するように構成することができる。サービングセルは、プライマリセル(PCell)であってもよく、セカンダリセル(SCell)であってもよい。SCellアクティブ化手順を介して、複数のSCellをアクティブ化することができ、これらのサービングセルのコンポーネントキャリアは、バンド内連続、バンド内非連続、又はバンド間であることができる。サービングセルは、コロケート又は非コロケートであることができる。
UE104はまた、2つのサービングノード又はセルグループ(マスタノード(Master Node、MN)とセカンダリノード(Secondary Node、SN))からの複数のCC上でデータを同時に送信及び受信することができるデュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)をサポートすることができる。DC能力は、同じRAT又は異なるRATにおいて動作する2つのサービングノード(例えば、NRにおいて動作するMN、LTEにおいて動作するSN)とともに使用することができる。これらの異なるDCモードは、例えば、進化型ユニバーサル地上無線アクセス-新無線(Evolved-universal terrestrial radio access-New radio、EN)-DC、NR-DC、及び(MNがNR gNBであり、SNがLTE eNBである)NE-DCを含む。
図2は、いくつかの実施形態に係るデュアルコネクティビティ環境200の一例を示す。通常、デュアルコネクティビティ(DCとも呼ばれる)は、UE210が、マスタノード(MN)及びセカンダリノード(SN)と呼ばれる、バックホールを介して接続されている2つのネットワークノードの無線リソースを使用するように構成される動作モードである。デュアルコネクティビティは、UE210が、MN及びSNを介して2つのセルグループから複数のキャリア上でデータを同時に送信及び受信することを可能にする。一例では、MN及びSNの各々は、gNB又はeNBであることができる。セルグループは、MNによって提供されるマスタセルグループ(MCG)及びSNによって提供されるセカンダリセルグループ(SCG)であることができる。
図2の例では、図1のUE104と同様のUE210は、1つがMCG220との接続であり、1つがSCG230との接続である2つの接続を維持する。MCG220は、各々がUE210用のサービングセルに対応する複数のキャリアを含む。PCellがアクティブ化される一方で、MCG220の残りのサービングセルはアクティブ化されてもされなくてもよい。同様に、SCG230は、各々がUE210用のサービングセルに対応する複数のキャリアを含む。SCG230内のプライマリセル(プライマリセカンダリセル(PSCell)とも呼ばれる)がアクティブ化される一方で、SCG230の残りのサービングセルはアクティブ化されてもされなくてもよい。UE210は、MCG220及びSCG230とのその2つの接続(プライマリレッグ及びセカンダリレッグとも呼ばれる)を介した同時受信及び送信をサポートする。スプリットベアラの状況もサポートすることができ、これにより、小さいデータ量の場合、プライマリレッグを介した送信で十分であり得る。データ量が大きい場合、両方のレッグを介して送信することができる。
上述したように、MN及びSNの各々は、gNB又はeNBであることができる。これは、MCG220とSCG230の異なるデプロイメント構成をもたらすことができる。これらの構成は、LTE-LTE DC、LTE-NR DC、NR-LTE DC、及びNR-NR DCを含む。更に、デュアルコネクティビティにおける同期通信及び非同期通信を提供することができる。同期NR-DCでは、MCG220とSCG230は、フレーム及びスロットが整列される(例えば、これらの2つのセルグループ内のサービングセルが同期される)。逆に、非同期NR-DCでは、MCG220とSCG230は、フレーム及びスロットが整列される必要がない(例えば、これらの2つのセルグループ内のサービングセルは、必ずしも同期される必要がない)。
一例では、MCG220及びSCG230の各々は、バンドの同一の又は異なるセットからのキャリアの異なるセットを含む。これは、バンド内DC、バンド間DC、及びバンド内コンポーネントを有するバンド間DCをもたらすことができる。バンド内DCでは、同じバンドからのキャリアがMCG220及びSCG230に存在する。対照的に、バンド間DCでは、異なるバンドからのキャリアが、MCG220及びSCG230に存在する。バンド内コンポーネントを有するバンド間DCは、バンド内DCとバンド間DCとの混成であることができ、これにより、異なるバンドからのキャリアがMCG220及びSCG230に存在する一方で、セルグループ(例えば、MCG220、SCG230、又は両方)が、同じバンドからのキャリアを含む。
説明のために、以下の例を考えてみる。通常、LTEバンドは、バンド番号で番号付けされる(例えば、LTE-1_2は、「LTEバンド1」と「LTEバンド2」によるキャリアアグリゲーションを示す)。NRバンドは、同様に番号付けされるが、「n」が、バンド番号にプレフィックスとして追加される(例えば、DC-n1_n2は、「NRバンドn1」と「NRバンドn2」によるデュアルコネクティビティを示す)。この例では、MNはeNBであり、SNはgNBであり、EN-DCデプロイメント(E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ)に対応する。DC-1_4_n1_n260は、EN-DCが2つのLTEバンド:「LTEバンド1」及び「LTEバンド2」、並びに2つのNRバンド:「NRバンドn1」及び「NRバンドn260」を使用することを示す)。この例は、バンド間EN-NR DCデプロイメントに対応する。別の例では、デプロイメントは、DC(n)1_n256を使用し、バンド内コンポーネントを有するバンド間EN-NR DCに対応する。ここで、「LTEバンド1」及び「NRバンドn1」はバンド内であり、「NRバンドn1」及び「NRバンド256」はバンド間である。
デュアルコネクティビティのサポートにおいて、UE210は、バンド組合せをサポートするその能力を報告する。バンド組合せは、同じ周波数範囲又は異なる周波数範囲からの2つ以上のバンド(例えば、(適用可能な場合)FR1及び/又はFR2からのLTE及び/又はNRバンド)のセットに対応する。例えば、バンド組合せは、「n1,n2,n3」として表記され、FR1からの3つのNRバンド、すなわち「NRバンドnb1」、「NRバンドn2」、及び「NRバンドn3」の組合せに対応する。
各バンド組合せについて、UE210は、デュアルコネクティビティ用にバンド組合せをUE210がサポートするかどうかを報告する。言い換えれば、UE210は、バンド組合せのバンド内のキャリアがデュアルコネクティビティ用にUE210によってサポートされるかどうかを示すことができる。例えば、UE210は、ネットワーク(例えば、MN)に、デュアルコネクティビティ用にバンド組合せ「n1,n2,n3」をサポートすることを示すUE能力情報を報告する。この場合、ネットワークは、UE210のデュアルコネクティビティ用に、対応するNRバンド(例えば、「NRバンドn1」、「NRバンドn2」、及び「NRバンドn3」)からキャリア(例えば、サービングセル)を構成することができる。
一例では、デュアルコネクティビティ用バンド組合せに対するサポートを示すことに加えて、又はその代わりに、UE210は、キャリアグループ化情報を送ることによって、MCG220とSCG230との間のキャリアのグループ化に対するそのサポートを示すことができる。キャリアのグループ化(キャリアグループ化とも呼ばれる)からのキャリアは、デュアルコネクティビティにおけるバンド組合せ用にUE210がサポートするバンドからのものである。UE210は、これらのキャリアがMCG220及びSCG230にどのようにグループ化できるかを示す。キャリアグループ化情報は、キャリアを識別する必要がない。代わりに、キャリアグループ化情報は、バンド組合せのバンドと、これらのバンドの第1のサブセットをどのようにMCG220に関連付けできるか、及びこれらのバンドの第2のサブセットをどのようにSCG230に関連付けできるかを示すことができる。次いで、ネットワークは、第1のサブセットからのバンド内のキャリア(例えば、サービングセル)をMCG220に属するように構成し、第2のサブセットからのバンド内のキャリア(例えば、サービングセル)をSCG230に属するように構成することができる。引き続きバンド組合せ「n1,n2,n3」の例で説明すると、キャリアグループ化情報は、「NRバンドn1」及び「NRバンドn2」における1つ以上のキャリアがMCG220内にグループ化されることと、「NRバンドn3」における1つ以上のキャリアがSCG230内にグループ化されることとを、UEがサポートすることを示すことができる。よって、ネットワークは、「NRバンドn1」及び/又は「NRバンドn2」内の1つ以上のキャリアを含むようにMCG220を構成し、「NRバンドn3」内の1つ以上のキャリアを含むようにSCG230を構成することができる。
このようなキャリアグループ化情報が報告されない場合、ネットワークは、デフォルトキャリアグループ化を仮定することができる。例えば、デフォルトは、サポートされるバンド組合せについて、そのFR1バンドからのキャリアがMCG220にグループ化できるのに対して、そのFR2バンドからのキャリアがSCG230にグループ化できることであってもよい。この種類の報告及び/又はデフォルト仮定は、デュアルコネクティビティ用にUEがサポートするバンド組合せの各々に使用することができる。
図3は、いくつかの実施形態に係る、UE310とネットワークノード320との間のバンド組合せに関するシグナリングを示すシーケンス図300の一例を示す。通常、シーケンス図300は、デュアルコネクティビティに関連付けられているUE310の能力に基づいて、適用可能な場合、デュアルコネクティビティ用にUE310を構成するために使用することができる。
図示のように、シーケンス図300は、ネットワークのネットワークノード320を介したネットワークへのUE310の登録中に能力転送手順を開始することを含む。この手順は、1つ以上のアクセス基準が満たされると判定されたUE310に関して開始することができる。これらの基準は、セル測定、ハンドオーバ手順、セル再選択、ネットワークローミング、及び/又はUE310をネットワークに登録するための他の手順に関係するものであってもよい。能力転送手順は、UE310がネットワークとの初期接続を確立するためのランダムアクセス(Random Access、RACH)手順を含む。例えば、システム情報ブロック(SIB)がネットワークノード320から送信される。これに応答して、UE310は、ランダムに選択されたプリアンブルを用いて新しいセッションを開始する。ネットワークノード320は、ランダムアクセス応答メッセージで応答する。今度、UE310は、RRC接続要求メッセージを送信し、ネットワークノード320は、RRC接続セットアップメッセージで応答する。次に、UE310は、デュアルコネクティビティをUE310がサポートすることを示すことができるRRC接続セットアップメッセージを送信する。
デュアルコネクティビティがサポートされるので、ネットワークノード320は、ネットワークのコアネットワーク330にクエリすること等によって、デュアルコネクティビティに関するUE310のUE能力情報が利用可能である(例えば、コアネットワーク330によって以前に記憶された)かどうかをネットワークにチェックする。この能力チェックは、能力検索として図3に示されている。利用可能でない場合、ネットワーク320とUE310との間でRRCシグナリングが交換されて、デュアルコネクティビティ用バンド組合せに対するUEのサポートを含むUE能力情報を決定することができる。ネットワークノード320のRRCシグナリングは、複数の情報要素(Information Element、IE)を有することができ、RRC要求メッセージ内でUE310に送信できるUE能力照会を含むことができる。これに応答して、UE310は、やはり複数のIEを有することができ、RRC応答メッセージ内で送信できるそのUE能力情報を送信する。ネットワークノード320は、この情報をコアネットワーク330に渡し、そこに記憶させる。さもないと、ネットワークノード320は、UE310からUE能力情報310を受信する必要がなく、代わりに、コアネットワーク330から検索した情報を使用することができる。
UE能力情報が(例えば、UE310から、又はコアネットワーク330から)決定されると、ネットワークノード320は、UE能力情報に基づいてUE310に対して様々なリソースを構成することができる。これは、デフォルト無線ベアラをアクティブ化すること、測定オブジェクトを構成すること、基準信号を送信すること等を含むことができる。加えて、デュアルコネクティビティの場合、これはまた、UE用にMCG及びSCGを構成することを含むことができる。この構成は、例えば、1つ以上のRRC接続再構成メッセージ(単数又は複数)を含むRRCシグナリングに依拠することができる。例えば、ネットワークノード320は、MCGのキャリア(例えば、サービングセル)を割り当てることができ、第2のノードをSNとして追加するために、ネットワークの第2のノードにノード追加要求を送信することができる(この場合、ネットワークノード320はMNである)。このSNは、SCGのキャリア(例えば、サービングセル)を割り当てることができ、SCGのサービングセル(例えば、様々なリソース)を示すノード追加要求肯定応答でネットワークノード320に応答することができる。次に、ネットワークノード320は、MCG及びSCGのリソースを示す1つ以上のRRC接続再構成メッセージをUE310に送信することができる。
本明細書で上述したように、UE310は、デュアルコネクティビティ用に1つ以上のバンド組合せをサポートすることができる。更に、UE310は、バンド組合せごとの特定のキャリアグループ化をサポートするように事前設定することができる。この存在は、例えば、UE310の無線周波数(Radio Frequency、RF)ハードウェアに依存することができる。更に、UE310は、いくつかのバンドを無効にするために、(例えば、モバイルネットワーク事業者の)サービスプロバイダのオーバージエア(Over-The-Air、OTA)更新を受信することができる。したがって、UE310は、バンド組合せごとに異なるバリアントを示す内部データ構造(例えば、表)を維持し得る。各バリアントは、バンド組合せのバンドにおけるキャリアが、ネットワークノード320によって割り当てられる際に、UE310用にネットワークノード320によって構成されたMCG及びSCG内に、これらのキャリアをどのようにグループ化できるかを示す。
このデータ構造を説明するために、バンド組合せn2A_n5A_n256A_n260_n260の例を考えてみる。このバンド組合せは、4つのNRバンドのNRバンド組合せであり、そのうちの1つは、連続及び非連続キャリアをこのようなNRバンドから割り当てできることを示すために2回繰り返される。特に、NRバンドは、「NRバンドn2A」、「NRバンドn5A」、「NRバンドn256」、及び2回繰り返される「NRバンドn260」である。UE310は、以下のデータ構造(表として示されているが、ストリング及びアレイ等の他の種類のデータ構造も可能である)を維持することができる。
Figure 2024517911000002
上の表では、「バリアント1」は、MCGに割り当てられた「NRバンド2A」からの1つ以上のキャリアをUE310がサポートし、SCGに割り当てられた「NRバンド5A」、「NRバンド256A」、及び「NRバンド260A」の各々からの1つ以上のキャリアをUE310がサポートすることを示す。残りのバリアントの各々は、MCG及びSCGに異なるセットを割り当てる(例えば、各セットがキャリアグループ化を表す)ことをUE310がサポートすることを示す。デフォルトMCG-SCG割当てが、FR1バンドからのキャリアがMCG内にグループ化され、FR2バンドからのキャリアがSCG内にグループ化されること(例えば、UE310がそのキャリアグループ化情報を提供しない場合にネットワークノード320によって使用される構成)である場合、「バリアント5」は、(「NRバンド2A」及び「NRバンド5A」がFR1バンドで、MCG内においてキャリアグループ化されるべきで、「NRバンド256A」及び「NRバンド260A」がFR2バンドで、SCG内においてキャリアグループ化されるべきであるため)このデフォルトをUE310がサポートすることを示す。
上記のキャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用にUE310がサポートする各バンド組合せのデータ構造内に維持することができる。データ構造のサイズ(例えば、キャリアグループ化情報の量)は大きくなる可能性がある。これは、異なるキャリアをグループ化できる順列の数(例えば、あり得るバリアントの数)が大きくなる可能性があるからである。大まかに、「n」個の異なるキャリア(ここで、各キャリアは異なるバンドからのものである)のバンド組合せの場合、キャリアをMCG及びSCG内にグループ化できる方法の数は約n!((1!×2!))となる。5つのバンドからなるバンド組合せの上記の例では、この数は、MCG及びSCGにおける60個の可能なキャリアグループ化(例えば、60個のバリアント)となる。この数は、連続内及び非連続内のバリアントが考慮される場合に増加する可能性がある。
UE310が、デュアルコネクティビティ用にそれがサポートするバンド組合せの各々に関するキャリアグループ化情報(例えば、バリアントについての情報)を報告する場合、報告される情報の量は大きくなる可能性がある。言い換えれば、オーバーヘッドシグナリングは大きくなる可能性がある。
このオーバーヘッドを低減するための様々な手法を使用することができ、これは次の図に関連して更に説明する。最低レベルの粒度では、UE310は、ネットワークノード310によって要求された場合にのみ、キャリアグループ化情報のフルセットを報告することができる。最高レベルの粒度では、UE310は、キャリアグループ化情報のサブセットを報告することができ、このサブセットは、ネットワークによるデュアルコネクティビティ用バンド組合せのデプロイメント(単数又は複数)に固有である。キャリアグループ化情報がUE310によって報告される粒度レベルは、ネットワークノード320の要求に依存することができる。この要求の有するパラメータが多いほど、粒度レベルは高くなる。特に、UE310は、要求からのパラメータ(単数又は複数)をフィルタとして使用して、データ構造を検索し、一致を判定し、一致した情報をネットワークノード320に報告することができる。例えば、UE310は、クエリ内のパラメータを使用するクエリエンジンのロジックを記憶することができる。パラメータは、デフォルトMCG-SCG割当てのみをネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするかどうか、非デフォルトMCG-SCG割当てをネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするかどうか、デュアルコネクティビティにおけるバンド組合せ用にネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンド、デュアルコネクティビティにおけるバンド組合せ用にネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートしないバンド、デュアルコネクティビティ用にネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンド組合せ、デュアルコネクティビティにおいてネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートしないバンド組合せ、デュアルコネクティビティの同期デプロイメント用にネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンドのセット、デュアルコネクティビティの非同期デプロイメント用にネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンドのセット、及び/又はネットワークノード320(又はより一般的にはネットワーク)がどのようにデュアルコネクティビティをデプロイできるかに関係する他のパラメータ、デュアルコネクティビティにおけるバンド組合せ、バンド組合せにおけるバンド、及び/又はバンドにおけるキャリアのいずれか又は全てを含むことができる。
図4は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UE410とネットワークノード420との間のシグナリングを示すシーケンス図400の例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE410及びネットワークノード420は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。このシーケンス図400では、ネットワークノード420は単に、非デフォルトMCG-SCG割当てをサポートすることを示してもよい。この指示に応答してのみ、UE410は、そのキャリアグループ化情報を送信する。言い換えれば、ネットワークノード420が、非デフォルトMCG-SCG割当てに対するそのサポート以上の追加情報を提供しないとき、UE410は、そのバリアントのフルセットをネットワークノード420に示す。
よって、シーケンス図400は、ネットワークがUE410へのデュアルコネクティビティを構成することを意図していない場合、UE410は各バンド組合せについてのキャリアグループ化を報告する必要がないことを保証する手法の一例である。ネットワークが実際にはデュアルコネクティビティ構成をサポートしない可能性もあり、この場合、UEがそのキャリアグループ化情報の全てを報告しても役に立たない。この場合、UE410は、ネットワークが、(UEがキャリアグループ化情報をシグナリングすることを必要としないデフォルトMCG-SCG割当て以外の異なるキャリアグループ化を実際にサポートするという仮定で)キャリアグループ化情報を報告するようにUE410に明示的に要求するときのみ、それを報告する。
一例では、シーケンス図400は、ネットワークノード420がUE能力照会をUE410に送信することと、UE410がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用キャリアグループ化に対するUE410のサポートに関連付けられている。一例では、UE能力照会は、異なる周波数範囲からの複数のキャリアを同一のセルグループ内にグループ化することをネットワークノード420がサポートすることを示す。例えば、この照会は単に、非デフォルトMCG-SCG割当てをネットワークノード420がサポートする(又は、逆に、デフォルトMCG-SCG割当てをサポートしない)ことを示す。別の例では、UE能力照会は、UE410に、そのキャリアグループ化情報のフルセットが報告されるべきであることを示す要求を含むことができる。よって、UE能力情報において、UEは、その(例えば、CA用に)サポートされるバンド組合せを示すことができる。各サポートされるバンド組合せについて、UE能力情報はまた、デュアルコネクティビティ用にこのバンド組合せを使用することをUE410がサポートするかどうかを示すことができる。使用可能である場合、UE能力情報は、キャリアグループ化情報の対応する部分(例えば、デュアルコネクティビティ用にUE410によってサポートされるバンド組合せのバリアントのフルセット)を示すことができる。例えば、UE能力情報は、サポートされるバンド組合せを形成し、かつ異なる周波数範囲内にあるバンド、及び異なる周波数範囲からのキャリアを同一のセルグループ内にグループ化することをUE410がサポートすることを示す。追加の粒度を提供することができ、これにより、キャリアグループ化情報は、バンドのうちの第1のバンド内の第1のキャリアをMCG内にグループ化することと、バンドのうちの第2のバンド内の第2のキャリアをSCG内にグループ化することと、をUEがサポートすることを示す。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会に応答して、UE410は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n5,n6」、並びにDC(及びCA)用にバンド組合せ「n1,n3,n4」をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n5,n6」がDC用にサポートされないので、UE410は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。対照的に、バンド組合せ「n1,n3,n4」がDC用にサポートされるので、UE410は、このバンド組合せに関するそのグループ化情報を報告する。この場合、2つのバリアントをUE410がサポートすると仮定する。第1のバリアントは、MCGに割り当てられる(例えば、そこからの1つ以上のキャリアがMCG内の対応するサービングセル(単数又は複数)として構成される)「NRバンドn1」、並びにSCGに割り当てられる(例えば、そこからの1つ以上のキャリアがSCG内の対応するサービングセル(単数又は複数)として構成される)「NRバンドn3」及び「NRバンドn4」である。第2のバリアントは、MCGに割り当てられる「NRバンドn1」及び「NRバンドn4」、並びにSCGに割り当てられる「NRバンド3」である。この図では、UE410は、第1のバリアント及び第2のバリアントをネットワークノード420に報告する。デュアルコネクティビティ用にUEによってサポートされる他のバンド組合せに関する同様のキャリア構成情報を、ネットワークノード420に報告することができる。
これに応答して、ネットワークノード420は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード420はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE410用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード420は、第1のバリアントを用いて、「NRバンドn1」内のキャリアのセットをMCG内のサービングセルのセットとして構成し、「NRバンドn3」及び/又は「NRバンドn4」内のキャリアのセットをSCG内のサービングセルのセットとして構成し得る。
図5は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UE510とネットワークノード520との間のシグナリングを示すシーケンス図500の別の例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE510及びネットワークノード520は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図500は、シーケンス図400と補完的である(ここで、ネットワークノード520は、図4のネットワークノード420とは異なり、このようなノードの各々は、異なるネットワークに属することができる)。特に、ネットワークノード520がUE510にそのキャリアグループ化情報を送信するように要求しない場合、UE510は、そのキャリアグループ化情報を報告することなく、デュアルコネクティビティ用バンド組合せに対するそのサポートを示すことができる。
よって、シーケンス図500は、ネットワークがUE510へのデュアルコネクティビティを構成することを意図していない場合、UE410は各バンド組合せについてのキャリアグループ化を報告する必要がないことを保証する手法の別の例である。例えば、UE510が、デュアルコネクティビティ又は非デフォルトMCG-SCG割当てをサポートしないネットワークにローミングする(したがって、ネットワークノード520がキャリアグループ化情報を求めない)場合、UE510は、そのキャリアグループ化情報のないUE能力情報だけを報告し、したがって、UE能力IE(単数又は複数)内の情報を適切に保持することによってUE能力のサイズを節約する。
一例では、シーケンス図500は、ネットワークノード520がUE能力照会をUE510に送信することと、UE510がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化ではなく、デュアルコネクティビティに対するUE510のサポートに関連付けられている。一例では、UE能力照会は、非デフォルトMCG-SCG割当てをネットワークノード520がサポートしない(又は、逆に、デフォルトMCG-SCG割当てのみをサポートする)ことを示す。別の例では、UE能力照会は、UE510に、そのキャリアグループ化情報のフルセットが報告されるべきであることを示す要求を全て除外する。よって、UE能力情報において、UEは、その(例えば、CA用に)サポートされるバンド組合せを示すことができる。各サポートされるバンド組合せについて、UE能力情報はまた、デュアルコネクティビティ用にこのバンド組合せを使用することをUE510がサポートするかどうかを示すことができる。しかしながら、このようなバンド組合せの場合、UEは、キャリアグループ化情報の対応する部分(例えば、デュアルコネクティビティ用にUE510によってサポートされるバンド組合せのバリアントのフルセット)を含めない。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会に応答して、UE510は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」、並びにDC(及びCA)用にバンド組合せ「n1,n3,n4」をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n1,n2」がDC用にサポートされないので、UE510は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。更に、バンド組合せ「n1,n3,n4」がDC用にサポートされるが、UE能力照会がこの情報を要求しなかったので、UE510は依然として、このバンド組合せに関するそのグループ化情報を報告しない。
これに応答して、ネットワークノード520は、(キャリアアグリゲーション情報が報告されなかったため、それではなく)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード520は、UE510用にMCG又はSCGを構成しない。
図6は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UE610とネットワークノード620との間のシグナリングを示すシーケンス図600の更なる別の例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE610及びネットワークノード620は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図400と比較して、ここでは情報交換は粒度が更に細かい。このシーケンス図600では、ネットワークノード620は、デュアルコネクティビティ用にネットワークノード620(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンドのセットを示し得る。この指示に応答して、UE610は、そのキャリアグループ化情報を送信する。ここで、図4のシーケンス図400と同様に、キャリアグループ化情報は、UE610がサポートするバリアントのフルセットであることができる。代わりに、UE610は、そのデータ構造のルックアップにおけるフィルタとしてバンドのインジケータを使用して、示されたバンドに対応する構成情報の部分のみを報告することができる。
よって、シーケンス図600は、いくつかの要因(例えば、MCG及びSCGの存在並びにノード間協調)に起因して、ネットワークにおいてCAが可能であるが、セルグループ(例えば、SCG)内に使用されるいくつかのバンドのみが、ネットワークによるデュアルコネクティビティの実際のデプロイメントに有用である手法の一例である。対照的に、より多くのバンド/キャリアがCAに使用可能であり得る。この場合、ネットワークは、ネットワークがデュアルコネクティビティ構成に使用することを意図しているバンドを提供し、UE610は、この情報に基づいてキャリアグループ化を提供する。UE610は、ネットワークがサポートしないか、又はいくつかのバンドにおいてデュアルコネクティビティを構成するために使用することを意図していないキャリアグループ化の情報をスキップすることができる。
一例では、シーケンス図600は、ネットワークノード620がUE能力照会をUE610に送信することと、UE610がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUE610のサポートに関連付けられている。一例では、UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用バンド組合せのセットに対するネットワークノード620のサポートを示す。例えば、この照会は、CA用にネットワークがサポートするバンドを識別するだけでなく、DC用にネットワークがサポートするこれらのバンドのサブセットを識別することもできる。よって、UE能力情報において、UEは、(例えば、CA用に)それがサポートするバンド組合せを示すことができる。これらのCA用にサポートされるバンド組合せから、UE610は、DC用にUE610がサポートするバンド組合せのサブセットを決定することができる。次いで、UE610は、このサブセットを、デュアルコネクティビティ用にサポートされるものとして、ネットワーク620によって示されたバンド組合せセットとクロスチェックすることができる。特に、サブセット内の各バンド組合せについて、UE610は、バンド組合せのバンドと、これらのバンドがデュアルコネクティビティ用にネットワークノード620(又はより一般的にはネットワーク)によってサポートされるかどうかとを判定する。そうである場合、バンド組合せは最終セットに属する。そうでない場合、バンド組合せは最終セットに含められない。最終セット内の各バンド組合せについて、UE能力情報は、デュアルコネクティビティ用にこのバンド組合せを使用することをUE610がサポートすることを示すことができる。更に、UE能力情報は、キャリアグループ化情報の対応する部分(例えば、そのバンド組合せのバリアントのフルセット)を示すことができる。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会において、ネットワークノード620は、(例えば、CA用途に)バンド「n1,n2,n3,n4,n5」と、DC用途にバンド「n1,n3,n4」のみと、をサポートすることを示す。これに応答して、UE610は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」と、DC(及びCA)用にバンド組合せ「n1,n3,n4」と、をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n1,n2」がDC用にサポートされないので、UE610は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。対照的に、バンド組合せ「n1,n3,n4」がDC用にサポートされるので、UE610は、このバンド組合せに関するそのグループ化情報を報告する。この場合、2つのバリアントをUE610がサポートすると仮定する。第1のバリアントは、MCGに割り当てられる(例えば、そこからの1つ以上のキャリアがMCG内の対応するサービングセル(単数又は複数)として構成される)「NRバンドn1」、並びにSCGに割り当てられる(例えば、そこからの1つ以上のキャリアがSCG内の対応するサービングセル(単数又は複数)として構成される)「NRバンドn3」及び「NRバンドn4」である。第2のバリアントは、MCGに割り当てられる「NRバンドn1」及び「NRバンドn4」、並びにSCGに割り当てられる「NRバンド3」である。この図では、UE610は、第1のバリアント及び第2のバリアントをネットワークノード620に報告する。デュアルコネクティビティ用にUEによってサポートされる他のバンド組合せに関する同様のキャリア構成情報を、ネットワークノード620に報告することができる。
これに応答して、ネットワークノード620は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード620はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE610用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード620は、第2のバリアントを用いて、「NRバンドn1」及び/又は「NRバンドn4」内のキャリアのセットをMCG内のサービングセルのセットとして構成し、「NRバンドn3」内のキャリアのセットをSCG内のサービングセルのセットとして構成し得る。
図7は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力について照会するための、UEとネットワークノードとの間のシグナリングを示すシーケンス図の更なる例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE710及びネットワークノード720は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図600と比較して、ここでは情報交換は粒度が更に細かい。このシーケンス図700では、ネットワークノード720は、同期デュアルコネクティビティ用にネットワークノード720(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンドのセットと、非同期デュアルコネクティビティ用にネットワークノード720(又はより一般的にはネットワーク)がサポートするバンドのセットとを示し得る。この指示に応答して、UE710は、そのキャリアグループ化情報を送信する。ここで、図4のシーケンス図400と同様に、キャリアグループ化情報は、UE710がサポートするバリアントのフルセットであることができる。代わりに、UE710は、同期DC及び非同期DC用のバンドのインジケータを、そのデータ構造のルックアップにおけるフィルタとして使用して、同期DC用に示されたバンドに対応する構成情報の部分及び非同期DC用に示されたバンドに対応する構成情報の部分のみを報告することができる。
よって、シーケンス図700は、異なるキャリアのネットワークデプロイメントが、いくつかのキャリアがタイミングリンケージを有している(又は有していない)場合、セルグループの非同期と同期のバージョンの両方をサポートすることが不可能であるような手法の一例である。例えば、ネットワークが「NRバンドn1」、「NRバンドn2」及び「NRバンドn3」を使用している場合、かつ「NRバンドn1」、「NRバンドn3」が時間的に同期していない場合、ネットワークは、「NRバンドn1」、「NRバンドn3」を用いて同期NR-DCを構成することができない。このシーケンス図700では、ネットワークは、ネットワークが同期DCデプロイメントにのみ使用することを意図しているバンドのセットと、ネットワークが同期DCデプロイメントに使用することを意図しているバンドのセットとを提供する。これに応答して、UE710は、この情報に基づいて、そのサポートされるキャリアグループ化を示す。UE710は、ネットワークがサポートしない、及び/又は構成することを意図していないキャリアグループ化をスキップすることができる。
一例では、シーケンス図700は、ネットワークノード720がUE能力照会をUE710に送信することと、UE710がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUE710のサポートに関連付けられている。一例では、UE能力照会は、デュアルコネクティビティの同期デプロイメント用のバンド組合せのセットをネットワークノード720がサポートすることを示す。加えて又は代わりに、UE能力照会は、デュアルコネクティビティの非同期デプロイメント用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示す。例えば、この照会は、CA用にネットワークがサポートするバンド及びDC用にネットワークがサポートするこれらのバンドのサブセットを識別するだけでなく、サブセットからのどの特定のバンドが同期DC用にネットワークノード620(又はより一般的にはネットワーク)によって使用できるか、及びサブセットからのどの他の特定のバンドが非同期DC用にネットワークノード620(又はより一般的にはネットワーク)によって使用できるかも示す。よって、UE能力情報において、UEは、(例えば、CA用に)それがサポートするバンド組合せを示すことができる。これらのCA用にサポートされるバンド組合せから、UE710は、DC用にUE710がサポートするバンド組合せのサブセットを決定することができる。次いで、UE710は、このサブセットを、同期デュアルコネクティビティ用にサポートされるものとしてネットワーク720によって示されたバンド組合せセットと、非同期デュアルコネクティビティ用にサポートされるものとしてネットワーク720によって示されたバンド組合せセットとクロスチェックすることができる。特に、サブセット内の各バンド組合せについて、UE710は、バンド組合せのバンドと、これらのバンドが同期デュアルコネクティビティ又は非同期デュアルコネクティビティ用にネットワークノード720(又はより一般的にはネットワーク)によってサポートされるかどうかとを判定する。同期DCデプロイメント用にサポートされる場合、バンド組合せは、同期DCデプロイメントに関連付けられている第1の最終セットに属する。非同期DCデプロイメント用にサポートされる場合、バンド組合せは、非同期DCデプロイメントに関連付けられている第2の最終セットに属する。さもないと、バンド組合せは、第1又は第2の最終セットに含められない。第1の最終セット内の各バンド組合せについて、UE能力情報は、同期デュアルコネクティビティ用にこのバンド組合せを使用することをUE710がサポートすることを示すことができる。第2の最終セット内の各バンド組合せについて、UE能力情報は、非同期デュアルコネクティビティ用にこのバンド組合せを使用することをUE710がサポートすることを示すことができる。更に、UE能力情報は、キャリアグループ化情報の対応する部分(例えば、第1及び第2の最終セット内の各バンド組合せのバリアントのフルセット)を示すことができる。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会において、ネットワークノード720は、(例えば、CA用途に)バンド「n1,n2,n3,n4,n5,n6,n7」と、同期DCデプロイメント用にバンド「n1,n2」及び「n4,n7」のみと、非同期DCデプロイメント用にバンド「n3,n5」と、をサポートすることを示す。これに応答して、UE710は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」と、DC(及びCA)用にバンド組合せ「n4,n7」及び「n3,n5」と、をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n1,n2」がDC用にサポートされないので、UE710は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。対照的に、バンド組合せ「n4,n7」がDC用にサポートされるので、UE710は、このバンド組合せに関するそのグループ化情報を報告する。同様に、バンド組合せ「n3,n5」がDC用にサポートされるので、UE710は、このバンド組合せに関するそのグループ化情報を報告する。
これに応答して、ネットワークノード720は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード720はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE710用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード720は、「n4,n7」バンド組合せに関連付けられているサポートされるバリアントを決定して、そこからキャリアのセットを、同期デュアルコネクティビティ用のMCG及びSCG内に構成し得る。
図8は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するための、UE810とネットワークノード820との間のシグナリングを示すシーケンス図800の一例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE810及びネットワークノード820は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図400~700と比較して、報告されるUE容量情報は、ネガティブ能力を示す。このネガティブ能力は、シーケンス図400~700に関連して説明したキャリア構成情報(例えば、ポジティブ能力情報)に加えて、又はその代わりとして報告することができる。通常、ネガティブ能力情報は、キャリアグループ化情報の一種である。しかしながら、UE810は、何をサポートできるかを示すのではなく、何をサポートできないかを示す。例えば、UE能力情報は、デュアルコネクティビティ用にUE810がサポートするバンド組合せのバンドを示す。このUE能力のキャリアグループ化情報は、バンドの第1のサブセットからの第1のキャリアをセルグループ(例えば、MCG又はSCG)内にグループ化することをUE810がサポートできないことを示すネガティブ能力情報を含むことができる。特定の状況では、ネガティブ能力を報告するためのデータサイズは、ポジティブ能力(例えば、UE810がサポートできるもの)を報告するためのデータサイズよりも小さい。よって、ネガティブ能力を報告することは、シグナリングオーバーヘッドを更に低減することができる。
よって、シーケンス図800は、DC用の少数のキャリアグループ化のみをUE810がサポートできない(例えば、それが多数のバリアント及び/又は多数のバンド組合せをサポートする)可能性がある手法の一例である。このような場合、UE810がサポートしないキャリアグループ化をネットワークに通知し、全ての他のキャリアグループ化がサポートされるとネットワークが仮定することを可能にすることは有益であろう。したがって、UE能力応答の一部として、UE810は、それがサポートしないキャリアグループ化のセット等、キャリアグループ化に関するネガティブサポート能力のセットを含める一方で、全ての他のキャリアグループ化をUE810がサポートするとネットワークが仮定することを可能にする。
一例では、シーケンス図800は、ネットワークノード820がUE能力照会をUE810に送信することと、UE810がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUE810のサポートに関連付けられている。この照会は、シーケンス図400~700に関連して説明したUE能力照会のいずれかと同様であってもよい。図8の例では、UE能力照会は、ネットワークノード810が同期デュアルコネクティビティ及び非同期デュアルコネクティビティ用のバンドを明示的に示すシーケンス図700のものと同様である。この照会から、UE820は、CA用にUE820がサポートするバンド組合せ、DC用にUE820がサポートするこれらのバンド組合せのサブセット、及び適用可能な場合、同期DC用にUE810がサポートするバンド組合せと非同期DC用にUE810がサポートするバンド組合せとの間のこのサブセットの分割を決定することができる。UE820は、このポジティブ能力を報告することができる。加えて又は代わりに、UE820は、ネガティブ能力を決定することができる。例えば、DC用にUE820がサポートするバンド組合せのサブセットは、同期非依存バリアントの総数に関連付けられている。同期DC用にサポートされるバンド組合せは、第1の数の同期DC用にサポートされるバリアントに関連付けられている。同様に、非同期DC用にサポートされるバンド組合せは、第1の数の非同期DC用にサポートされるバリアントに関連付けられている。ネガティブ能力は、同期非依存バリアントと、同期DC用にサポートされるバリアント及び非同期DC用にサポートされるバリアントとの間の差であるネガティブバリアントに対応する。UE能力情報において、UE820は、これらのネガティブバリアントを示すことができる。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会において、ネットワークノード820は、(例えば、CA用途に)バンド「n1,n2,n3,n4,n5,n6,n7,n8,n256,n260」と、同期DCデプロイメント用にバンド「n1,n2,n8」及び「n4,n7,n256」のみと、非同期DCデプロイメント用にバンド「n3,n5,n260」と、をサポートすることを示す。これに応答して、UE810は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」と、DC(及びCA)用にバンド組合せ「n1,n2,n8」及び「n2,n7,n256」と、をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n1,n2」がDC用にサポートされないので、UE810は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。対照的に、バンド組合せ「n1,n2,n8」及び「n2,n7,n256」がDC用にサポートされるので、UE810は、それらのグループ化情報を報告する。これは、ポジティブキャリアグループ化情報に対応する。代わりに、UE810は、DC用にバンド組合せ「n3,n5,n260」をサポートしないことを報告する(この場合、ネットワークは、バンド組合せ「n1,n2,n8」及び「n2,n7,n256」がDC用にサポートされると仮定することができる)。ここで、UE810は単に、DC用にサポートされないという属性を有するバンド組合せ「n3,n5,n260」を識別することができる。又は、UE810は、キャリアグループ化情報の対応する部分(例えば、バンド組合せのバリアント「n3,n5,n260」)を含めることができる。
これに応答して、ネットワークノード820は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード820はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE810用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード820は、「n4、n256」バンド組合せに関連付けられているサポートされるバリアントを決定して、そこからキャリアのセットを、同期デュアルコネクティビティ用のMCG及びSCG内に構成し得る。
図9は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するためのUE910とネットワークノード920との間のシグナリングを示すシーケンス図900の別の例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE910及びネットワークノード920は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図400~700と比較して、報告されるUE容量情報は、UE制約及び/又はUE要件を示す。UE制約及び/又はUE要件は、シーケンス図400~700に関して説明したキャリア構成情報(例えば、ポジティブ能力情報)に加えて、又はその代わりに報告することができる。通常、UE制約情報及びUE要件情報はそれぞれ、キャリアグループ化情報の一種である。ある意味では、制約は、要件のネガティブバージョンであることができる。ここで、UE910は、それが何をサポートできるか又は何をサポートできないかを示すのではなく、バンドのセットからキャリアのセットをセルグループ内にグループ化することに関する何らかの制約(単数又は複数)を示す。制約が違反される場合、UE920は、デュアルコネクティビティをサポートすることができなくなる。例えば、キャリアグループ化情報は、バンドから第1のキャリアをセルグループ(MCG又はSCG)内にグループ化することに対するUE制約を示す。このUE制約は、バンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアとともに、バンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUE910がサポートできないことを示すことができる。あるいは、UE制約は、第2のキャリアをセルグループ内にグループ化しなくても、第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできることを示すことができる。同様に、UE910は、バンドのセットからのキャリアのセットを同一の又は異なるセルグループ内にグループ化することに関するいくつかの要件(単数又は複数)を示す。要件が満たされない場合、UE910は、デュアルコネクティビティをサポートすることができなくなる。例えば、UE要件は、バンドからいくつかのキャリアをセルグループ内にグループ化することである。又は、UE要件は、バンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアをもセルグループ内にグループ化するときのみ、バンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUE910がサポートできることを示す。
よって、シーケンス図900は、特定のセルグループ内の特定のバンドをUE910がサポートしない可能性がある手法の一例である。例えば、「NRバンドn1」(例えば、そこからの少なくとも1つのキャリア)がセルグループ内に存在する場合、「NRバンドn2」(例えば、そこからの少なくとも1つのキャリア)は、同一のセルグループ内にあってはならない。あるいは、「NRバンドn3」(例えば、そこからの少なくとも1つのキャリア)は、「NRバンドn1」(例えば、そこからの少なくとも1つのキャリア)と同一のセルグループ内になければならない。UE910は単に、このような制約及び/又は要件を報告することによってシグナリングオーバーヘッドを低減できるはずである。UE能力情報の一部として、UE910は、特定のバンドに関係する関連付け(例えば、制約及び/又は要件)のセットを含め、関連付けがセルグループへのキャリアの割当てにおいて通じる限り、割当てをUE910がサポートするとネットワークに仮定させる。
一例では、シーケンス図900は、ネットワークノード920がUE能力照会をUE910に送信することと、UE910がUE能力情報で応答することと、を含む。UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUE910のサポートに関連付けられている。この照会は、シーケンス図400~700に関連して説明したUE能力照会のいずれかと同様であってもよい。図9の例では、UE能力照会は、ネットワークノード910が同期デュアルコネクティビティ及び非同期デュアルコネクティビティ用のバンドを明示的に示すシーケンス図700のものと同様である。この照会から、UE920は、CA用にUE920がサポートするバンド組合せ、DC用にUE920がサポートするこれらのバンド組合せのサブセット、及び適用可能な場合、同期DC用にUE910がサポートするバンド組合せと非同期DC用にUE910がサポートするバンド組合せとの間のこのサブセットの分割を決定することができる。UE910は、このポジティブ能力を報告することができる。加えて又は代わりに、UE910は、UE制約及び/又はUE要件を決定することができる。例えば、DC用にUE910がサポートする(又は、より詳細には、同期及び非同期DC用にサポートする)バンド組合せのサブセットについて、UE910は、そのデータ構造からの、いくつかのバンドを1つ以上のセルグループ内にともにグループ化してはならないと決定して1つ以上のUE制約を形成し、いくつかのバンドをともにグループ化しなければならないと決定して1つ以上のUE要件を形成することができる。次いで、UE910は、その決定に関する関連情報をUE能力情報に含めることができる。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会において、ネットワークノード920は、(例えば、CA用途に)バンド「n1,n2,n3,n4,n5,n6,n7,n8,n256,n260」と、同期DCデプロイメント用にバンド「n1,n2,n8」及び「n4,n7,n256」のみと、非同期DCデプロイメント用にバンド「n3,n5,n260」と、をサポートすることを示す。これに応答して、UE910は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」と、DC(及びCA)用にバンド組合せ「n1,n2,n3」及び「n1,n2,n5」と、をサポートすることを報告する。バンド組合せ「n1,n2」がDC用にサポートされないので、UE910は、このバンド組合せに関するキャリアグループ化情報を報告しない。UE910はまた、DC用にサポートされる悪い組合せ「n1,n2,n8」及び「n2,n7,n256」についてそのバリアントを調べ、バリアントが、「NRバンドn1」及び「NRバンドn2」(又はそれらからのキャリア)を同一のセルグループ(例えば、データ構造に記憶されたサポート情報に応じて、MCG若しくはSCG、又はそれらのうちの1つ)内にグループ化しなければならないと示すと判定する。よって、UE910は、「NRバンドn1」及び「NRバンドn2」(又はそれらからのキャリア)を同一のセルグループ内にグループ化しなければならないというUE要件を生成する。同様に、UE910は、「NRバンドn3」と「NRバンドn5」とを同一のセルグループ内にグループ化してはならないと判定する。よって、UE910は、「NRバンドn3」及び「NRバンドn5」(又はそれらからのキャリア)を同一のセルグループ内にグループ化してはならないというUE制約を生成する。次いで、UE910は、UE能力情報に含められるキャリアグループ化情報内においてUE制約及びUE要件を示す。
これに応答して、ネットワークノード920は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード920はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE910用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード920は、同期デュアルコネクティビティ用に、MCG又はSCG内に「NRバンドn1」及び「NRバンドn2」からキャリアのセットを構成し得る。
図10は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するための、UE1010とネットワークノード1020との間のシグナリングを示すシーケンス図1000の更なる別の例を示す。一例では、シグナリングは、図3に関連して説明した、登録中の能力転送手順の一部として交換されるRRCシグナリングである。UE1010及びネットワークノード1020は、それぞれ、図3のUE310及びネットワークノード320の例である。シーケンス図400~900と比較して、報告されるUE容量情報は、ポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、UE制約情報、及び/又はUE要件情報の組合せを含む。ここで、柔軟性が達成され、これにより、ネットワークは、任意のレベルの粒度で照会することができ、それに応じて、UE1010は、適切なレベルの能力情報で応答することができる。よって、シーケンス図1000は、ネットワークが、キャリアグループ化要求の組合せを送るようにUE1010に要求することを選択することができ、UE1010が、適切なレベルの能力情報(例えば、UE制約のある同期キャリアグループ化、別のUE制約のない非同期キャリアグループ化、又は実際のサポートされるキャリアグループ化のみを列挙すること)を提供することを選択することができる手法の一例である。
説明のために、以下の例を考えてみる。UE能力照会において、ネットワークノード1020は、(例えば、CA用途に)バンド「n1,n2,n3,n4,n5,n6,n7,n8,n256,n260」と、同期DCデプロイメン用にバンド「n1,n2,n8」及び「n4,n7,n256」のみと、非同期DCデプロイメント用にバンド「n3,n5,n260」とをサポートすることを示す。UE能力照会はまた、応答に含めるべきキャリアグループ化情報の種類(単数又は複数)(例えば、ポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、及び/又はUE制約情報)を示し得るが、必ずしも示す必要がない。UE能力照会において明示的に示されていない場合、UE1010は、デフォルト設定に基づいて、又は事前にプログラミングされたロジック(例えば、優先順位付けロジック、可能な限り最小のデータサイズで最も多くの量の情報を提供する種類(単数又は複数)の選択を決定するロジック等)に基づいて、特定の種類を選択し得る。図10の例では、UE1010は、DC用ではなくCA用にバンド組合せ「n1,n2」と、同期DC用にバンド組合せ「n1,n2,n8」及び「n4,n7,n256」と、非同期DC用にバンド組合せ「n3,n5,260」と、をサポートすることと、「NRバンドn3」及び「NRバンドn5」をMCGにグループ化してはならない、及び「Nバンドn1」及び「NRバンドn2」をSCGにのみ割り当てできるというUE制約と、を報告する。
これに応答して、ネットワークノード1020は、(報告されたキャリアアグリゲーション情報を含む)UE能力情報をネットワークに(例えば、コアネットワークに)記憶することができる。ネットワークノード1020はまた、報告されたキャリアアグリゲーション情報に基づいて、UE1010用にMCG及びSCGを構成することができる。例えば、ネットワークノード1020は、同期DC用に、「NRバンドn1」及び「NRバンドn2」からのキャリアのセットをSCG内に構成し、「NRバンドn1」及び「NRバンドn8」からのキャリアのセットをMCG内に構成し得る。
図11は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化を構成するネットワークノードの動作フロー/アルゴリズム構造1100の一例を示す。ネットワークノードは、ネットワークに属することができ、例えば、gNB108、eNB112、又はネットワークノード320~1020のいずれか、gNB1500、又はそれらの構成要素、例えば、プロセッサ1504、異なる種類の基地局、又は無線ネットワークコア(例えば、コアネットワーク330)であることができる。ネットワークノードは、デュアルコネクティビティをサポートするUE用にMCG及びSCGを構成し得る。
動作フロー/アルゴリズム構造1100は、1102で、UEに関する、バンド組合せに関連付けられているUE能力情報がネットワークから利用不可であると判定することを含み得る。例えば、この判定は、ネットワークへのUEの登録中に能力転送手順の一部として行われ、コアネットワークのクエリを含むことができる。
動作フロー/アルゴリズム構造1100は、1104で、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUEのサポートに関連付けられているUE能力照会を含み得る。一例では、このUE能力照会は、UE能力情報が利用不可であると判定したことに応答して送信され、UEの登録中に能力転送手順の一部としてRRCシグナリングを介して送信することができる。更に、UE能力照会は、様々なレベルの粒度を含むことができ、及び/又は、図4~図7に関連して本明細書で上述したように、UEに、そのキャリアグループ化情報を提供するように暗黙的又は明示的に要求し得る。
動作フロー/アルゴリズム構造1100は、1106で、UE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUEのサポートに関するキャリアグループ化情報を含むUE能力情報をUEから受信することを含み得る。例えば、UE能力情報は、図4~図10に関連して本明細書で上述したように、CA用にサポートされるバンド組合せ、DC用にサポートされるサブセット、並びにこのサブセットに関係するポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、UE要件情報、及び/又はUE制約情報を示すことができる。
動作フロー/アルゴリズム構造1100は、1108で、UE能力情報に基づいて、UE用にセルグループを構成することを含み得る。例えば、ネットワークノードはMNであり、MCG用に、UEによってサポートされるバンド組合せからのキャリアを使用して無線リソースを割り当てる。ネットワークノードはまた、このネットワークノードが、SCG用にUEによってサポートされるバンド組合せに従ってUE用のSNとして構成されるように、別のネットワークノードに通知することができる。ネットワークノードはまた、UEに提供できるMCG及びSCGに関する情報を提供することができる。
図12は、いくつかの実施形態に係る、キャリアグループ化に関するUE能力を報告するUEの動作フロー/アルゴリズム構造の一例を示す。UEは、例えば、UE104、UE210~1010のいずれか、UE1400、又はそれらの構成要素、例えば、プロセッサ1404であり得るUEを決定及び使用するために、動作フロー/アルゴリズム構造600を実装することができる。UEは、デュアルコネクティビティをサポートし、UE用にMCG及びSCGを構成し得るネットワークのネットワークノードに接続し得る。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1202で、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUEのサポートに関連付けられているUE能力照会をネットワークノードから受信することを含み得る。一例では、このUE能力照会は、UEの登録中に能力転送手順の一部として送信される。更に、UE能力照会は、様々なレベルの粒度を含むことができ、及び/又は、図4~図7に関連して本明細書で上述したように、UEに、そのキャリアグループ化情報を提供するように暗黙的又は明示的に要求し得る。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1204で、デュアルコネクティビティ用にUEがサポートするバンド組合せを決定することを含み得る。例えば、UE能力照会からのパラメータは、UEに事前に記憶されたデータ構造のルックアップにおけるフィルタとして使用することができ、このデータ構造は、UEがサポートするバンド組合せごとに、バンド組合せに属するバンドのバリアントと、これらのバリアントをMCG又はSCG内にどのように割り当てできるかと、を関連付ける。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1206で、バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUEのサポートに関するキャリアグループ化情報を決定することを含み得る。例えば、キャリアグループ化は、図4~図10に関連して本明細書で上述したように、ルックアップの結果であり、このサブセットに関係するポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、及び/又はUE制約情報を含むことができる。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1208で、UE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、キャリアグループ化情報を含むUE能力情報をネットワークノードに送信することを含み得る。例えば、UE能力情報は、図4~図10に関連して本明細書で上述したように、CA用にサポートされるバンド組合せ、DC用にサポートされるサブセット、並びにこのサブセットに関係するポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、UE要件情報、及び/又はUE制約情報を示すことができる。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1210で、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化ではなく、デュアルコネクティビティに対するUEのサポートに関連付けられている別のUE能力照会を(例えば、別のネットワークの)別のネットワークノードから受信することを含み得る。例えば、このUE能力照会は、UEが別のネットワークにローミングし、別のネットワークへのその登録中に別の能力転送手順に参加する際に受信され得る。ここで、UE能力照会は、(例えば、DCをネットワークがサポートしないか、又はUEに関するこの情報をすでに有しているので)UEに、そのキャリアグループ化情報を提供するように暗黙的又は明示的に要求しなくてもよい。
動作フロー/アルゴリズム構造1200は、1212で、別のUE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、キャリアグループ化情報を除外した別のUE能力情報を、別のネットワークノードに送信することを含み得る。例えば、UE能力情報は、CA用にサポートされるバンド組合せと、DC用にサポートされるサブセットとを示すことができるが、ポジティブ能力情報、ネガティブ能力情報、UE要件情報、又はUE制約情報のいずれかを含む。
図13は、いくつかの実施形態に係る、UE104の受信構成要素1300を示す。受信構成要素1300は、いくつかのアンテナ要素を含むアンテナパネル1304を含み得る。パネル1304は、4つのアンテナ要素で示されているが、他の実施形態は、他の数を含んでもよい。
アンテナパネル1304は、いくつかの位相シフタ1308(1)~1308(4)を含むアナログビームフォーミング(BeamForming、BF)構成要素と結合され得る。位相シフタ1308(1)~1308(4)は、無線周波数(RF)チェーン1312と結合され得る。RFチェーン1312は、受信アナログRF信号を増幅し、RF信号をベースバンドにダウンコンバートし、アナログベースバンド信号を、更なる処理のためにベースバンドプロセッサに提供され得るデジタルベースバンド信号に変換し得る。
様々な実施形態では、ベースバンドプロセッサ内に存在し得る制御回路構成は、アンテナパネル1304において受信ビームを提供するために、位相シフト値を表し得るBF重み(例えば、W1~W4)を位相シフタ1308(1)~1308(4)に提供し得る。これらのBF重みは、チャネルベースのビームフォーミングに基づいて決定され得る。
図14は、いくつかの実施形態に係るUE1400を示す。UE1400は、図1のUE104と同様であり、実質的に交換可能であってもよい。
UE104に関して上述したものと同様に、UE1400は、携帯電話、コンピュータ、タブレット、産業用ワイヤレスセンサ(例えば、マイクロフォン、二酸化炭素センサ、圧力センサ、湿度センサ、温度計、動きセンサ、加速度計、レーザスキャナ、流体レベルセンサ、在庫センサ、電圧/電流計又はアクチュエータ等)、ビデオ監視/モニタリングデバイス(例えば、カメラ又はビデオカメラ等)、ウェアラブルデバイス、リラックスIoTデバイス等の任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの実施形態では、UEは、RedCap UE又はNR-Light UEであってもよい。
UE1400は、プロセッサ1404、RFインタフェース回路構成1408、メモリ/ストレージ1412、ユーザインタフェース1416、センサ1420、ドライバ回路構成1422、電源管理用集積回路(Power Management Integrated Circuit、PMIC)1424、及びバッテリ1428を含み得る。UE1400の構成要素は、集積回路(Integrated Circuit、IC)、その一部分、個別の電子デバイス、又は他のモジュール、ロジック、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組合せとして実装され得る。図14のブロック図は、UE1400のいくつかの構成要素のハイレベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が表示されてもよく、示されている構成要素は、他の実装形態では異なる配置がなされてもよい。
UE1400の構成要素は1つ以上の相互接続部1432を介して様々な他の構成要素と結合されていてもよく、1つ以上の相互接続部は、(共通の又は異なるチップ若しくはチップセット上の)様々な回路要素が互いに相互作用することを可能にする、任意の種類のインタフェース、入出力部、(ローカル、システム又は拡張)バス、伝送線、トレース、光学接続部等を表してもよい。
プロセッサ1404は、例えば、ベースバンドプロセッサ回路構成(BaseBand、BB)1404A、中央処理装置回路構成(CPU)1404B、及びグラフィック処理装置回路構成(Graphics Processor Unit、GPU)1404C等のプロセッサ回路構成を含み得る。プロセッサ1404は、メモリ/ストレージ1412からのプログラムコード、ソフトウェアモジュール又は機能プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行するか、又は別様に動作させるかして、本明細書に記載の動作をUE1400に実行させる、任意の種類の回路構成又はプロセッサ回路構成を含み得る。
いくつかの実施形態では、ベースバンドプロセッサ回路構成1404Aは、メモリ/ストレージ1412内の通信プロトコルスタック1436にアクセスして、3GPP準拠ネットワークを介して通信し得る。一般に、ベースバンドプロセッサ回路構成1404Aは、通信プロトコルスタックにアクセスして、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ及びPDUレイヤにてユーザプレーン機能を実行し、またPHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、RRCレイヤ及び非アクセス層「NAS」レイヤにて制御プレーン機能を実行し得る。いくつかの実施形態では、PHYレイヤの動作は、加えて/代わりに、RFインタフェース回路構成1408の構成要素によって実行され得る。
ベースバンドプロセッサ回路構成1404Aは、3GPP準拠ネットワーク内で情報を搬送するベースバンド信号又は波形を生成又は処理し得る。いくつかの実施形態では、NR用の波形は、アップリンク又はダウンリンクにおけるサイクリックプレフィックスOFDM(Cyclic Prefix OFDM、CP-OFDM)、及びアップリンクにおける離散フーリエ変換スプレッドOFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM、DFT-S-OFDM)に基づき得る。
ベースバンドプロセッサ回路構成1404Aはまた、メモリ/ストレージ1412からのグループ情報1424にアクセスして、数回のPDCCHの繰り返しが送信され得る検索空間グループを決定し得る。
メモリ/ストレージ1412は、UE1400の全体に分散され得る任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ/ストレージ1412のいくつかは、プロセッサ1404自体に配置され得る(例えば、L1及びL2キャッシュ)一方で、他のメモリ/ストレージ1412は、プロセッサ1404の外部にあるが、メモリインタフェースを介してアクセスし得る。メモリ/ストレージ1412は、動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory、SRAM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable Read Only Memory、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、又は任意の他の種類のメモリデバイス技術等の、任意の好適な揮発性又は不揮発性メモリを含み得るが、これらに限定されない。
RFインタフェース回路構成1408は、送受信機回路構成及び無線周波数フロントモジュール(Radio Frequency front module、RFEM)を含み得、これによりUE1400は無線アクセスネットワークを介して他のデバイスと通信することができる。RFインタフェース回路構成1408は、送信又は受信経路に配置された様々な要素を含み得る。これらの要素は、例えば、スイッチ、混合器、増幅器、フィルタ、合成器回路構成、制御回路構成等を含み得る。
受信経路では、RFEMは、アンテナ1424を介してエアインタフェースから放射信号を受信し、(低雑音増幅器を用いた)信号のフィルタリング及び増幅に進み得る。信号は、プロセッサ1404のベースバンドプロセッサに提供されるベースバンド信号にRF信号をダウンコンバートする送受信機の受信機に提供され得る。
送信経路では、送受信機の送信機は、ベースバンドプロセッサから受信されたベースバンド信号をアップコンバートし、RF信号をRFEMに提供する。RFEMは、アンテナ1424を介してエアインタフェースにわたって信号が放射される前に、電力増幅器を用いてRF信号を増幅し得る。
様々な実施形態で、RFインタフェース回路構成1408は、NRアクセス技術に準拠するように信号を送受信するように構成されてもよい。
アンテナ1424は、各々が、空気中を伝わるように電気信号を電波に変換し、受信した電波を電気信号に変換するいくつかのアンテナ要素を備え得る。アンテナ要素は、1つ以上のアンテナパネルに配置され得る。アンテナ1424は、ビームフォーミング及びマルチ入力マルチ出力通信を可能にする、全方向性、指向性、又はそれらの組合せであるアンテナパネルを有し得る。アンテナ1424は、マイクロストリップアンテナ、1つ以上のプリント回路基板の表面上に作製されたプリントアンテナ、パッチアンテナ、フェーズドアレイアンテナ等を含み得る。アンテナ1424は、FR1又はFR2内のバンドを含む特定の周波数バンド用に設計された1つ以上のパネルを有し得る。
ユーザインタフェース回路構成1416は、UE1400とのユーザ対話を可能にするように設計された様々な入出力(Input/Output、I/O)デバイスを含む。ユーザインタフェース1416は、入力デバイス回路構成及び出力デバイス回路構成を含む。入力デバイス回路構成は、とりわけ、1つ以上の物理又は仮想ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、ヘッドセット、等を含む入力を受け付けるための任意の物理又は仮想手段を含む。出力デバイス回路構成は、センサ示度値、アクチュエータ位置(単数又は複数)、又は他の同様の情報等の情報を表示するか、又は別様に情報を伝達するための任意の物理又は仮想手段を含む。出力デバイス回路構成は、とりわけ、UE1400の動作から生成若しくは作成される文字、グラフィック、マルチメディアオブジェクト等の出力を有する、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)等のバイナリ状態インジケータ及び複数文字の視覚出力)、又はディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタ等)等のより複雑な出力を含む、任意の数又は組合せのオーディオディスプレイ又は視覚ディスプレイを含み得る。
センサ1420は、その環境における事象又は変化を検出し、検出した事象に関する情報(センサデータ)を他のデバイス、モジュール、サブシステム等に送信することを目的とするデバイス、モジュール又はサブシステムを含み得る。このようなセンサの例としては、とりわけ、加速度計、ジャイロスコープ又は磁力計を含む慣性計測ユニット、3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ又は磁力計を含む、微小電気機械システム又はナノ電気機械システム、レベルセンサ、流量センサ、温度センサ(例えば、サーミスタ)、圧力センサ、気圧センサ、重力計、高度計、画像取得デバイス(例えば、カメラ又はレンズ無し絞り)、光検出及び測距センサ、近接センサ(例えば、赤外線検出器等)、深度センサ、周囲光センサ、超音波送受信機、マイクロフォン又は他の同様の音声キャプチャデバイス、等を含み得る。
ドライバ回路構成1422は、UE1400に組み込まれた、UE1400にアタッチされた、又は別様にUE1400と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含み得る。ドライバ回路構成1422は、他の構成要素が、UE1400内に存在し得るか、又はそれに接続され得る様々な入力/出力(I/O)デバイスと相互作用するか、又はそれらを制御することを可能にする個々のドライバを含み得る。例えば、ドライバ回路構成1422は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御し可能にするディスプレイドライバと、タッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御し可能にするタッチスクリーンドライバと、センサ回路構成1420のセンサ示度値を取得し、センサ回路構成1420へのアクセスを制御し可能にするセンサドライバと、電子機械構成要素のアクチュエータ位置を取得し、又は電気機械構成要素へのアクセスを制御し可能にするドライバと、組み込み型画像キャプチャデバイスへのアクセスを制御し可能にするカメラドライバと、1つ以上のオーディオデバイスへのアクセスを制御し可能にするオーディオドライバと、を含み得る。
PMIC1424は、UE1400の様々な構成要素に供給される電力を管理し得る。特に、プロセッサ1404に関して、PMIC1424は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御し得る。
いくつかの実施形態では、PMIC1424は、UE1400の様々な省電力メカニズムを制御し、又は別様にその一部であり得る。例えば、プラットフォームUEが、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されているRRC_CONNECTED状態である場合、ある非アクティブ期間後、プラットフォームUEは、間欠受信モード(Discontinuous Reception Mode、DRX)として知られる状態に入り得る。この状態の間に、UE1400は、短い間隔で電力を落とし、これにより節電し得る。長期間にデータトラフィックアクティビティがない場合、UE1400は、ネットワークから接続を切断し、チャネル品質フィードバック、ハンドオーバ等の動作を実行しないRRC_Idle状態に遷移し得る。UE1400は、非常に低い電力状態になり、再び周期的にウェイクアップしてネットワークにリッスンし、そして再びパワーダウンするページングを実行する。UE1400は、この状態でデータを受信できない可能性がある。データを受信するためには、元のRRC_Connected状態に遷移し戻る必要がある。更なる省電力モードでは、デバイスはページング間隔(数秒から数時間に及ぶ)より長期間、ネットワークから利用できなくなることを許容され得る。この間、デバイスは、ネットワークに全く到達できず、完全に電力が落とされ得る。この間に送信されるデータにはいずれも大幅な遅延が生じるが、この遅延は許容できるものとみなされる。
バッテリ1428は、UE1400に電力を供給してもよいが、いくつかの例では、UE1400は、固定位置に据え付けて配備されてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ1428は、リチウムイオンバッテリ、空気亜鉛バッテリ、アルミニウム空気バッテリ、リチウム空気バッテリ等の金属空気バッテリ等であってもよい。車両ベースの用途等のいくつかの実装形態では、バッテリ1428は、典型的な自動車用鉛酸バッテリであってもよい。
図15は、いくつかの実施形態に係るgNB1500を示す。gNBノード1500は、gNB108と同様であり、実質的に交換可能であり得る。基地局112等の基地局は、gNB1500と同じ又は同様の構成要素を有することができる。
gNB1500は、プロセッサ1504、RFインタフェース回路構成1508、コアネットワーク(Core Network、CN)インタフェース回路構成1512、メモリ/ストレージ回路構成1516を含み得る。
gNB1500の構成要素は、1つ以上の相互接続部1528を介して様々な他の構成要素と結合されていてもよい。
プロセッサ1504、RFインタフェース回路構成1508、(通信プロトコルスタック1510を含む)メモリ/ストレージ回路構成1516、アンテナ1524及び相互接続部1528は、図13に関して図示及び説明した似た名前の要素と同様であり得る。
CNインタフェース回路構成1512は、コアネットワーク、例えば第5世代コアネットワーク「5th Generation Core network、5GC」への接続性を、キャリアイーサネットプロトコル又は何らかの他の好適なプロトコル等の5GC準拠ネットワークインタフェースプロトコルを使用して提供し得る。ネットワーク接続性は、光ファイバ又はワイヤレスバックホールを介してgNB1500へ、又はgNB1500から提供され得る。CNインタフェース回路構成1512は、前述したプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ又はFPGAを含み得る。いくつかの実装形態では、CNインタフェース回路構成1512は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続性を提供するための複数のコントローラを含み得る。
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシ及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス又は方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図面のうちの1つ以上に関連して説明したベースバンド回路構成は、以下に記載の例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例として、前述の図面のうちの1つ以上に関連して説明したようなUE、基地局、ネットワーク要素等と関連付けられた回路構成は、実施例部分において以下に記載の例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
実施例
以下のセクションには、更なる例示的な実施形態が提供される。
実施例1は、方法を含む。方法は、ユーザ機器(UE)によって実施される。方法は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUEのサポートに関連付けられているUE能力照会をネットワークノードから受信することと、デュアルコネクティビティ用にUEがサポートするバンド組合せを決定することと、バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUEのサポートに関するキャリアグループ化情報を決定することと、UE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、デュアルコネクティビティに関するキャリアグループ化情報を含むUE能力情報をネットワークノードに送信することと、を含む。
実施例2は、方法を含む。方法は、ネットワークノードによって実施される。方法は、ユーザ機器(UE)に、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対するUEのサポートに関連付けられているUE能力照会を送信することと、UE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、デュアルコネクティビティ用にバンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUEのサポートに関するキャリアグループ化情報を含むUE能力情報をUEから受信することと、UE能力情報に基づいて、UE用にデュアルコネクティビティ用のセルグループを構成することと、を含む。
例3は、前述の例1~例2のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用に異なる周波数範囲からの複数のキャリアを同一のセルグループ内にグループ化することをネットワークノードがサポートすることを示す。
例4は、前述の例1~例3のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示し、セットはバンド組合せを含む。
例5は、前述の例1~例4のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティの同期デプロイメント用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示し、セットはバンド組合せを含む。
例6は、前述の例1~例5のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティの非同期デプロイメント用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示し、セットはバンド組合せを含む。
例7は、前述の例1~例6のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せを形成し、異なる周波数範囲にある複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に異なる周波数範囲からのキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートすることを示す。
例8は、前述の例1~例7のいずれか1つの方法を含み、第2の能力情報は、第1の測定ギャップ構成及び第2の測定ギャップ構成をUEがサポートできることを示すように第1の能力情報が設定される場合にのみ、第3の測定ギャップ構成をUEがサポートできることを示すように設定され、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、複数のバンドのうちの第1のバンド内の第1のキャリアをマスタセルグループ(MCG)内にグループ化することと、複数のバンドのうちの第2のバンド内の第2のキャリアをセカンダリセルグループ(SCG)内にグループ化することと、をUEがサポートすることを示す。
例9は、前述の例1~例8のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドのうちの第1のサブセットからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできないことを示す。
例10は、前述の例1~例9のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドから第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUE制約を示す。
例11は、前述の例1~例10のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、複数のバンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアとともに、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできないことを示す。
例12は、例11の方法を含み、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に第2のキャリアをセルグループ内にグループ化しなくても、第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできることを更に示す。
例13は、前述の例1~例12のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドから第1のキャリアをセルグループ内にグループ化するためのUE要件を示す。
例14は、前述の例1~例13のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアをもセルグループ内にグループ化するときにのみ、複数のバンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできることを示す。
例15は、前述の例1~例14のいずれか1つの方法を含み、UE能力情報は、バンド組合せの複数のバンドを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドから第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することに対するUE制約を示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に複数のバンドから第2のキャリアをセルグループ内にグループ化するためのUE要件を更に示す。
例16は、前述の例1~15のいずれか1つの方法を含み、方法は、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化ではなく、デュアルコネクティビティに対するUEのサポートに関連付けられている別のUE能力照会を別のネットワークノードから受信することと、別のUE能力照会に応答して、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対するUEのサポートを示し、キャリアグループ化情報を除外した別のUE能力情報を、別のネットワークノードに送信することと、を更に含む。
例17は、前述の例1~例16のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、異なる周波数範囲からの複数のキャリアをセルグループ内にグループ化することをネットワークノードがサポートすることを示し、キャリアグループ化情報は、デュアルコネクティビティ用に異なる周波数範囲からの複数のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートすることを示す。
例18は、前述の例1~例17のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティ用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示し、セットはバンド組合せを含み、キャリアグループ化情報は、バンド組合せからの第1のバンド内の第1のキャリアをマスタセルグループ(MCG)内にグループ化することと、バンド組合せからの第2のバンド内の第2のキャリアとをセカンダリセルグループ(SCG)内にグループ化することと、をUEがサポートすることを示す。
例19は、前述の例1~例18のいずれか1つの方法を含み、UE能力照会は、デュアルコネクティビティの同期デプロイメント又は同期デプロイメント用のバンド組合せのセットをネットワークノードがサポートすることを示し、セットはバンド組合せを含み、キャリアグループ化情報は、同期デプロイメント又は同期デプロイメント用にバンド組合せからの第1のキャリアをセルグループ内にグループ化することをUEがサポートできないことを示す。
例20は、例1から19のいずれかに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行する手段を含むUEを含む。
例21は、UEの1つ以上のプロセッサによって実行されると、UEに、例1及び例3~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行させる、命令を含む、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
例22は、例3~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路構成を含むUEを含む。
例23は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、例1及び例3~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含むUEを含む。
例24は、例1及び例3~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行するための手段を含むシステムを含む。
例25は、例2~例15及び例16~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行するための手段を含むネットワークノードを含む。
例26は、ネットワークノードの1つ以上のプロセッサによって実行されると、ネットワークノードに、例2~例15及び例16~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行させる命令を含む、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
例27は、例2~例15及び例16~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路構成を含むネットワークノードを含む。
例28は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、例2~例15及び例16~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含むネットワークノードを含む。
例29は、例2~例15及び例16~例19のいずれか1つに記載又は関係する方法の1つ以上の要素を実行するための手段を含むシステムを含む。
上記の例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組合せ)と組合され得る。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であること、又は、実施形態の範囲を開示されている実施形態に正確に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえると可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得し得る。
上記の実施形態を、かなり詳細に説明したが、上記の開示を完全に理解すれば、多くの変形および修正が当業者には明らかとなるであろう。以下の特許請求の範囲は、全てのこのような変形及び修正を包含すると解釈されることが意図されている。

Claims (20)

  1. ネットワークノードによって実行される方法であって、
    ユーザ機器(UE)に、デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対する前記UEのサポートに関連付けられているUE能力照会を送信することと、
    前記UE能力照会に応答して、前記デュアルコネクティビティ用のバンド組合せに対する前記UEのサポートを示し、前記デュアルコネクティビティ用に前記バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対する前記UEのサポートに関するキャリアグループ化情報を含むUE能力情報を前記UEから受信することと、
    前記UE能力情報に基づいて、前記UE用に前記デュアルコネクティビティ用の前記セルグループを構成することと、を含む、方法。
  2. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティ用に異なる周波数範囲からの複数のキャリアを同一のセルグループ内にグループ化することを前記ネットワークノードがサポートすることを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティ用のバンド組合せのセットを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記セットが、前記バンド組合せを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティの同期デプロイメント用のバンド組合せのセットを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記セットが、前記バンド組合せを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティの非同期デプロイメント用のバンド組合せのセットを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記セットが、前記バンド組合せを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  6. ユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、
    デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対する前記UEのサポートに関連付けられているUE能力照会をネットワークノードから受信することと、
    前記デュアルコネクティビティ用に前記UEがサポートするバンド組合せを決定することと、
    前記バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対する前記UEのサポートに関するキャリアグループ化情報を決定することと、
    前記UE能力照会に応答して、前記デュアルコネクティビティ用の前記バンド組合せに対する前記UEのサポートを示し、前記デュアルコネクティビティに関する前記キャリアグループ化情報を含むUE能力情報を前記ネットワークノードに送信することと、を含む、方法。
  7. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せを形成し、異なる周波数範囲内にある複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に前記異なる周波数範囲からのキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートすることを示す、請求項6に記載の方法。
  8. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記複数のバンドのうちの第1のバンド内の第1のキャリアをマスタセルグループ(MCG)にグループ化することと、前記複数のバンドのうちの第2のバンド内の第2のキャリアをセカンダリセルグループ(SCG)にグループ化することと、を前記UEがサポートすることを示す、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に前記複数のバンドのうちの第1のサブセットからの第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートできないことを示す、請求項6または7に記載の方法。
  10. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に前記複数のバンドから第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することに対するUE制約を示す、請求項6または7に記載の方法。
  11. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に、前記複数のバンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアとともに、前記複数のバンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートできないことを示す、請求項6、7、および10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に、前記第2のキャリアを前記セルグループ内にグループ化しなくても、前記第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートできることを更に示す、請求項11に記載の方法。
  13. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に前記複数のバンドから第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化するためのUE要件を示す、請求項6に記載の方法。
  14. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せのうちの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に、前記複数のバンドのうちの第2のバンドからの第2のキャリアをも前記セルグループ内にグループ化するときにのみ、前記複数のバンドのうちの第1のバンドからの第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートできることを示す、請求項6から8および10のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記UE能力情報が、前記バンド組合せの複数のバンドを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に、前記複数のバンドから第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することに対するUE制約を示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に、前記複数のバンドから第2のキャリアを前記セルグループ内にグループ化するためのUE要件を更に示す、請求項6に記載の方法。
  16. 前記デュアルコネクティビティ用の前記キャリアグループ化ではなく、前記デュアルコネクティビティに対する前記UEのサポートに関連付けられている別のUE能力照会を別のネットワークノードから受信することと、
    前記別のUE能力照会に応答して、前記デュアルコネクティビティ用の前記バンド組合せに対する前記UEのサポートを示し、前記キャリアグループ化情報を除外した他のUE能力情報を、前記別のネットワークノードに送信することと、
    を更に含む、請求項6から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. ユーザ機器(UE)であって、
    1つ以上のプロセッサと、
    前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記UEを、
    デュアルコネクティビティ用のキャリアグループ化に対する前記UEのサポートに関連付けられているUE能力照会をネットワークノードから受信し、
    前記デュアルコネクティビティ用に前記UEがサポートするバンド組合せを決定し、
    前記バンド組合せのキャリアをセルグループ内にグループ化することに対する前記UEのサポートに関するキャリアグループ化情報を決定し、
    前記UE能力照会に応答して、前記デュアルコネクティビティ用の前記バンド組合せに対する前記UEのサポートを示し、前記デュアルコネクティビティに関する前記キャリアグループ化情報を含むUE能力情報を前記ネットワークノードに送信するように構成するコンピュータ可読命令を記憶する1つ以上のメモリと、を備えている、ユーザ機器(UE)。
  18. 前記UE能力照会が、異なる周波数範囲からの複数のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記キャリアグループ化情報が、前記デュアルコネクティビティ用に前記異なる周波数範囲からの前記複数のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートすることを示す、請求項17に記載のUE。
  19. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティ用のバンド組合せのセットを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記セットが、前記バンド組合せを含み、前記キャリアグループ化情報が、前記バンド組合せからの第1のバンド内の第1のキャリアをマスタセルグループ(MCG)内にグループ化することと、前記バンド組合せからの第2のバンド内の第2のキャリアをセカンダリセルグループ(SCG)にグループ化することと、を前記UEがサポートすることを示す、請求項17または18に記載のUE。
  20. 前記UE能力照会が、前記デュアルコネクティビティの同期デプロイメント又は非同期デプロイメント用のバンド組合せのセットを前記ネットワークノードがサポートすることを示し、前記セットが、前記バンド組合せを含み、前記キャリアグループ化情報が、前記同期デプロイメント又は前記非同期デプロイメント用に、前記バンド組合せからの第1のキャリアを前記セルグループ内にグループ化することを前記UEがサポートできないことを示す、請求項17または18に記載のUE。
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