JP2024061978A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】水の含有量が極端に少なくとも、グリチルリチン酸ジカリウムの経時安定性が良好な口腔用組成物を提供すること。【解決手段】グリチルリチン酸ジカリウムとともに、カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する、口腔用組成物。【選択図】なし

Description

本開示は、口腔用組成物等に関する。
グリチルリチン酸ジカリウムは歯周炎予防効果をもたらす成分であり、水系組成物中では一般的に安定で、処方への影響が少ないことから、従来より歯周組織の炎症予防を目的として口腔用組成物に配合されている。
特開2019―006751号公報
しかしながら、本発明者は、水の含有量が極端に少ない(例えば、水の含有量が5質量%程度以下の)組成物においては、グリチルリチン酸ジカリウムの安定性が低下することを見出した。そこで、水の含有量が極端に少なくとも、グリチルリチン酸ジカリウムの経時安定性が良好な、口腔用組成物を提供することを主な目的とした。
本発明者は、グリチルリチン酸ジカリウムとともにカチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する口腔用組成物は、水の含有量が極端に少なくともグリチルリチン酸ジカリウムの経時安定性が良好である可能性を見出した。そして、さらに改良を重ねて本開示を完成させるに至った。
本開示は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
(A)炭化水素油、
(B)多価アルコール、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステル、
(D)グリチルリチン酸ジカリウム、並びに
(E)カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤
を含有する口腔用組成物であって、
水の含有量が5質量%以下である、口腔用組成物。
項2.
実質的に水を含まない、項1に記載の口腔用組成物。
項3.
(E)成分が、ココイルアルギニンエチルPCA、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、及びコカミドプロピルベタインからなる群より選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4.
(D)成分1質量部に対する(E)成分の含有比が、0.1~200質量部である、項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
項5.
(A)成分がパラフィンである、項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
項6.
(B)成分がグリセリンである、項1~5のいずれかに記載の口腔用組成物。
項7.
(A)~(C)成分の含有量の合計が、50質量%以上である、項1~6のいずれかに記載の口腔用組成物。
項8.
(A)パラフィン、
(B)グリセリン、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステル、
(D)グリチルリチン酸ジカリウム、並びに
(E)ココイルアルギニンエチルPCA、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、及びコカミドプロピルベタインからなる群より選択される少なくとも1種
を含有する口腔用組成物であって、
(A)~(C)成分の含有量の合計が、50質量%以上であり、
(D)成分1質量部に対する(E)成分の含有比が、0.1~200質量部であり、
水の含有量が5質量%以下である、口腔用組成物。
項9.
(D)成分の含有量が、0.01~1質量%である、項1~8のいずれかに記載の口腔用組成物。
項10.
(E)成分の含有量が、0.005~10質量%である、項1~9のいずれかに記載の口腔用組成物。
本開示によれば、水の含有量が極端に少なくとも、グリチルリチン酸ジカリウムの経時安定性が良好な、口腔用組成物を提供することができる。また、水の含有量が極端に少なくとも、グリチルリチン酸ジカリウムの経時安定性が良好な口腔用乳化組成物を提供することができる。
以下、本開示に包含される各実施形態について、さらに詳細に説明する。本開示は、口腔用組成物、口腔用乳化組成物、及び歯周炎予防のための口腔用組成物、並びにその用途及びその製造方法等を好ましく包含するが、これらに限定されるわけではなく、本開示は本明細書に開示され当業者が認識できる全てを包含する。
本開示に包含される口腔用組成物は(A)炭化水素油、(B)多価アルコール、(C)ポリグリセリン脂肪酸エステル、(D)グリチルリチン酸ジカリウム、並びに(E)カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する。以下、当該口腔用組成物を「本開示の口腔用組成物」と表記することがある。また、前記(A)~(E)の各成分を「(A)成分」、「(B)成分」、「(C)成分」「(D)成分」「(E)成分」等と表記することがある。
(A)成分:炭化水素油としては、パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、セレシン、リモネン、テレビン油等が例示でき、口腔用組成物に用いられる公知の炭化水素油が好ましく、中でもスクワラン及びパラフィンがさらに好ましく、特にパラフィンが好ましい。スクワランとしては動物性スクワラン及び植物性スクワランのどちらも用いることができ、例えばサメスクワラン、オリーブスクワラン等を好ましく用いることができる。また、パラフィンとしては、流動パラフィンが好ましく、特に軽質流動パラフィンがより好ましい。本開示の口腔用組成物においては、これらの炭化水素油の中から1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
特に制限されないが、本開示の口腔用組成物は、炭化水素油を5~90質量%含有することができ、当該範囲の上限又は下限は、例えば、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、又は89質量%であってもよい。当該範囲は20~80質量%であることが好ましく、30~70質量%であることがより好ましい。
(B)成分:多価アルコールとしては、2価又は3価のアルコールが好ましく例示される。2価のアルコール及び3価のアルコールからなる群より選択される少なくとも1種の多価アルコールを好ましく用いることができる。2価のアルコール及び3価のアルコールとしては、特に制限はされないが、例えば、エチレングリコール、プロパンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等が好ましく挙げられる。プロパンジオールとしては、プロピレングリコール(1,2-プロパンジオール)及び1,3-プロパンジオールのいずれも好ましく用いることができる。中でも、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、グリセリンが好ましく、特にグリセリンが好ましい。本開示の口腔用組成物においては、これらの多価アルコールの中から1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
特に制限されないが、本開示の口腔用組成物は、多価アルコールを5~90質量%含有することができ、当該範囲の上限又は下限は、例えば、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、又は89質量%であってもよい。当該範囲は10~50質量%であることが好ましく、15~40質量%であることがより好ましい。
(C)成分:ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、炭素数が8~24(8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、又は24)の飽和又は不飽和脂肪酸とポリグリセリンとのエステル化合物が好ましい。
当該脂肪酸の炭素数は、より好ましくは8~22であり、さらに好ましくは10~20であり、よりさらに好ましくは10~18である。また、当該脂肪酸は飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸であってもよく、不飽和脂肪酸の場合は炭素間二重結合数が1、2、3、又は4であることが好ましく、1又は2であることがさらに好ましい。また、当該脂肪酸は、直鎖脂肪酸であっても、分岐鎖脂肪酸であってもよい。当該脂肪酸としては、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、マルガリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、イソカプリン酸、イソラウリン酸、イソミリスチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、イソパルミトレイン酸、イソマルガリン酸、イソオレイン酸、イソリノール酸、イソベヘン酸等が好ましく例示され、中でもカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸が好ましい。また、これらの脂肪酸を含む、ヤシ油脂肪酸又はパーム油脂肪酸といった天然の脂肪酸を用いてもよい。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、前記脂肪酸と、ポリグリセリンとの、モノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、又はシクロエステル化合物が好ましく、モノ、ジ、又はトリエステル化合物がより好ましい。
当該ポリグリセリンは、平均4~12(4、5、6、7、8、9、10、11、又は12)のグリセリン単位(-OCHCH(OH)CH-)を含むことが好ましく、平均5~10のグリセリン単位を含むことがより好ましい。
好ましいポリグリセリン脂肪酸エステルとして、具体的には、例えば、カプリン酸ポリグリセリル-n、ラウリン酸ポリグリセリル-n、ミリスチン酸ポリグリセリル-n、ステアリン酸ポリグリセリル-n、オレイン酸ポリグリセリル-n、ジミリスチン酸ポリグリセリル-n、ジステアリン酸ポリグリセリル-n、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-n、トリラウリン酸ポリグリセリル-n、トリミリスチン酸ポリグリセリル-n(ここでのnはグリセリン単位数を表しており、前記の通り4~12であることが好ましく、特に5~10が好ましい)等が挙げられる。中でも、ミリスチン酸ポリグリセリル-10及びステアリン酸ポリグリセリル-10が特に好ましい。本開示の口腔用組成物においては、これらのポリグリセリン脂肪酸エステルの中から1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLB(Hydrophilic-Lipophilic Balance)は、本発明の効果が損なわれない範囲であれば、特に制限されない。例えば10~18程度が好ましい。当該範囲の上限若しくは下限は、例えば10.5、11、11.5、12、12.5、13、13.5、14、14.5、15、15.5、16、16.5、17、又は17.5であってもよい。
特に制限されないが、本開示の口腔用組成物は、ポリグリセリン脂肪酸エステルを1~10質量%含有することができ、当該範囲の上限又は下限は、例えば、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9、9、9.1、9.2、9.3、9.4、9.5、9.6、9.7、9.8又は9.9質量%であってもよい。当該範囲は2~8質量%であることが好ましく、3~7質量%であることがより好ましい。
特に制限されないが、本開示の口腔用組成物は、(D)成分:グリチルリチン酸ジカリウムを0.001~1質量%含有することができ、当該範囲の上限又は下限は、例えば、0.005、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.055、0.06、0.065、0.07、0.075、0.08、0.085、0.09、0.095、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、又は0.95質量%であってもよい。当該範囲は0.01~0.8質量%であることが好ましく、0.02~0.5質量%であることがより好ましく、0.03~0.2質量%であることがさらに好ましい。
(E)成分は、カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤である。カチオン界面活性剤としては、ココイルアルギニンエチルPCA(N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-アルギニンエチル・DL-ピロリドンカルボン酸塩)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ブチルピリジニウム、塩化ドデシルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム等が例示でき、特に口腔用組成物に用いられる公知のカチオン界面活性剤が好ましく、中でもココイルアルギニンエチルPCA、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、及び塩化ベンゼトニウムがさらに好ましい。
両性界面活性剤としては、N-ココイル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等のイミダゾリン型両性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(ラウリルベタイン)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン又はコカミドプロピルベタイン)等の酢酸ベタイン型両性界面活性剤;N-ラウリルジアミノエチルグリシン等のアミノ酸型両性界面活性剤等を例示でき、中でも酢酸ベタイン型両性界面活性剤が好ましく、酢酸ベタイン型両性界面活性剤の中でもアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤がより好ましい。アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤としては、例えばラウラミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられ、中でもラウラミドプロピルベタイン及びコカミドプロピルベタインが好ましく、コカミドプロピルベタインが特に好ましい。
本開示の口腔用組成物においては、これらのカチオン界面活性剤及び両性界面活性剤の中から1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
特に制限されないが、本開示の口腔用組成物は、上記(E)成分を0.001~10質量%含有することができ、当該範囲の上限又は下限は、例えば、0.005、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、又は9.5質量%であってもよい。当該範囲は0.005~8質量%であることが好ましく、0.01~6質量%であることがより好ましい。
本開示の口腔用組成物は、本開示の効果が損なわれない範囲で水を含有してもよいが、水を含有しないことが好ましい。水を含有する場合、その含有量は5質量%以下であることが好ましく、当該範囲の上限は、例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、又は4.9質量%であってもよい。当該範囲は3質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることがさらに好ましく、実質的に水を含まないことが最も好ましい。
実質的に水を含まないとは、調製に水を原料として用いないということである。ただし、原料(例えば多価アルコール及びポリグリセリン脂肪酸エステル等)には、極少量ながら水を含むものが存在するため、得られる口腔用組成物に当該原料由来の水が極少量含まれる場合がある。この原料由来の極少量の水が含まれる口腔用組成物は、「実質的に水を含まない口腔用組成物」に包含される。
より具体的には、原料由来の水が口腔用組成物に含まれる場合、その含有量は0質量%より多く0.5質量%以下程度であり、より好ましくは0質量%より多く0.4質量%以下程度である。
また、本開示の効果が損なわれない限り特に制限されないが、(D)成分1質量部に対する(E)成分の含有比は、0.05~200質量部であることが好ましい。当該範囲の上限又は下限は、例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、又は190質量部であってもよい。当該範囲は0.1~150質量部であることがより好ましく、0.2~100質量部であることが特に好ましい。
(A)~(C)成分の含有量の合計は、50質量%以上であることが好ましく、100質量%より少なければ良い。当該範囲の上限又は下限は、本開示の効果が損なわれない限り特に制限されないが、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、又は99質量%であってもよい。例えば当該範囲は55~99質量%であってもよい。
また、本開示の口腔用組成物は、後述するようにさらに研磨剤や増粘剤、酸化チタン等を含有してもよい。研磨剤や増粘剤、酸化チタン等を含有する場合、それらの含有量の合計は、例えば1~40質量%程度であってもよく、2~30質量%程度であることが好ましい。
本開示の口腔用組成物には、本開示の効果を損なわない範囲において、口腔用組成物に含有させることができる公知の成分を含ませてもよい。
このような公知の成分としては、例えば、研磨剤、湿潤剤、発泡剤、香料、活性剤、甘味剤、防腐剤、着色剤、pH調整剤、安定化剤、矯味剤、収れん剤、増粘剤、他の薬効剤等が挙げられる。なお、このような公知の成分は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
研磨剤としては、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、シリカ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂、生体活性ガラス等を用いることができる。
湿潤剤としては、例えば、トレハロース、ラクチュロース、マルチトール等の糖類や、ソルビトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール、エタノール等の一価アルコール等が挙げられる。
発泡剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8~18程度の高級アルキル硫酸エステル塩;N-長鎖アシルアミノ酸塩、α-オレフィンスルホネート塩、高級脂肪酸ナトリウムモノグリセライドモノサルフェート、N-メチル-N-パルミトイルタウライド塩、N-アシルサルコシンナトリウム、N-アシルグルタミン酸塩、N-メチル-N-アシルタウリンナトリウム、N-メチル-N-アシルアラニンナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤や、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル;脂肪酸アルカノールアミド類;ソルビタン脂肪酸エステル;脂肪酸モノグリセライド;ポリオキシエチレン付加係数が8~10、アルキル基の炭素数が13~15であるポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン付加係数が10~18、アルキル基の炭素数が9であるポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;セバシン酸ジエチル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン等のノニオン界面活性剤が挙げられる。
香料としては、例えば、メントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモネン、ペパーミントオイル、スペアミントオイル、ウインターグリーン、サリチル酸メチル、シオネール、チモール、丁字油、ユーカリ油、ローズマリー油、セージ油、レモン油、オレンジ油、オシメン油、シトロネロール、メチルオイゲノール等が挙げられる。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニルメチルエステル、α-メトキシシンナミックアルデヒド、キシリット、スクラロース、パラチノース、ステビアフィン等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。
着色剤としては、例えば、青色1号、黄色4号、赤色202号、緑3号等の法定色素、群青、強化群青、紺青等の鉱物系色素、酸化チタン等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、フィチン酸、グリセロリン酸、酢酸、硝酸、またはこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウム等が挙げられる。
安定化剤としては、例えば、エデト酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、乳酸カルシウム、ラノリン、トリアセチン、ヒマシ油、硫酸マグネシウム等が挙げられる。
矯味剤としては、例えば、チャエキス、チャ乾留液、プロポリスエキス、グルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。
収れん剤としては、例えば、重曹、乳酸アルミニウム、亜鉛化合物等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルエチルセルロース等のセルロース誘導体、キサンタンガム、ローカストビンガム、カラギーナン、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガム、ジェランガム等のガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン等の合成粘結剤、増粘性シリカ、アルミニウムシリカゲル、ビーガム等の無機粘結剤、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、寒天、ゼラチン、大豆多糖類、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられる。
他の薬効剤としては、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ素化合物;硝酸カリウム、塩化カリウム等のカリウム塩、塩化ストロンチウム等のストロンチウム塩、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素(リテックエンザイム)等の酵素;トラネキサム酸、ε-アミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アラントイン、ジヒドロコレステロール、(D)成分以外のグリチルリチン酸類、グリチルレチン酸、ビサボロール、イソプロピルメチルフェノール、グリセロリン酸、クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、塩化ナトリウム、水溶性無機リン酸化合物、ピロリドンカルボン酸、クロルヘキシジン塩類、トリクロサン;酢酸-dl-α-トコフェロール、酢酸ピリドキシン、トコフェロールニコチン酸エステル、ピリドキシン塩酸塩、アスコルビン酸またはその塩等のビタミン類;アルギニン、リジン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロピオン酸またはその塩等の塩基性アミノ酸;フラボノイド、フェノール酸等のポリフェノール類;アロエ、イチョウ葉、アガリクス、ウーロン茶、カミツレ、カリン、ギムネマ、クマザサ、甜茶、杜仲茶、ドクダミ、ハトムギ、メグスリノキ、ヨモギ、緑茶、ルイボス、レモンバーム、ローズマリー、クラブミン、ラカンカ、シソ、クランベリー、ノコギリソウ、エルダー、リコリス、ハッカ、ユーカリ、ガラナ、カンゾウ、ボダイジュ、ホップ、カカオ、クワ葉、タイム、オウゴン等の植物抽出物、乳酸菌、過酸化水素等が挙げられる。
なお、これら公知の成分の配合量は、本開示の効果を妨げない範囲で、通常の口腔用組成物に配合されている程度の量を参考に適宜調整することができる。
本開示の口腔用組成物は、乳化組成物であることが好ましい。また、本開示の口腔用組成物は、特に調製後室温(25℃)で1週間静置したときに、炭化水素油が分離しない(相分離を起こさない)ものが好ましい。本開示の口腔用組成物は、その形態は特に限定はされないが、例えばゲル状又はクリーム状であることが好ましい。
本開示の口腔用組成物の調製方法としては、例えば、(A)成分以外の成分((B)~(E)成分、及び任意に口腔用組成物に含有させることができる公知の成分)をまず撹拌し混合した後、撹拌を続けながら、当該混合物に(A)成分を徐々に加えて混合する方法が挙げられる。あるいは、(B)成分と(C)成分とをまず撹拌し混合した後、撹拌を続けながら、当該混合物に(A)成分を徐々に加えて混合した後で、当該(A)~(C)成分の混合物にその他の成分((D)成分、(E)成分、及び任意に口腔用組成物に含有させることができる公知の成分)を混合する方法が挙げられる。混合は公知の撹拌機(例えばディスパーミキサー等)により行うことができる。いずれの方法においても、一度に大量に(A)成分を加えると均一に混ざらない場合があるため、少しずつ加えることが好ましい。
本開示の口腔用組成物は、特に限定するものではないが、常法に従って例えば練歯磨剤、液体歯磨剤、洗口剤(マウスウォッシュ)、ジェル剤、軟膏状製剤、パスタ剤、ガム剤等の通常の剤形にすることができる。
また本開示は、炭化水素油、多価アルコール、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリチルリチン酸ジカリウム、並びにカチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する、口腔用組成物用担体も包含する。当該口腔用組成物用担体は、用途が口腔用組成物用担体であるという点を除けば、その構成は基本的に上記口腔用組成物と同様である。
当該口腔用組成物用担体に更に口腔用組成物に許容される成分(例えば上記公知の成分)を加えることにより、好適な口腔用組成物を製造することができる。
また、上述した本開示の各実施形態について説明した各種特性(性質、構造、機能等)は、本開示に包含される主題を特定するにあたり、どのように組み合わせられてもよい。すなわち、本開示には、本明細書に記載される組み合わせ可能な各特性のあらゆる組み合わせからなる主題が全て包含される。
以下、例を示して本開示の実施形態をより具体的に説明するが、本開示の実施形態は下記の例に限定されるものではない。なお、各表に記載される各成分の配合量値は特に断らない限り「質量%」を示す。また、各表に記載の成分のうち、脂肪酸の結合数(例えば、ジ、トリ等)を表す文言が記載されていないものは、「モノ」を表す(例えば、ミリスチン酸ポリグリセリル-10はモノミリスチン酸ポリグリセリル-10を意味する)。
<試験1>
口腔用組成物の調製1
(i)
以下の組成(数値は質量%を示す)に従い、(A)~(C)成分の混合物を調製した。
成分 配合量(%)
グリセリン 25.0
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 2.5
ステアリン酸ポリグリセリル-10 2.5
流動パラフィン 70.0
合計 100.0
混合は、より詳細には次のようにして行った。容器(ビーカー)にグリセリン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10及びステアリン酸ポリグリセリル-10を加え、ガラス棒を用いた手動撹拌、あるいはディスパーミキサーを用いた撹拌によってこれらを混合した。この際、必要に応じて加温を行った。撹拌を続けながら、さらに流動パラフィンを少量ずつ加えた。以下、当該(A)~(C)成分の混合物を「本実施例の基材」又は単に「基材」と称することがある。
(ii)
表1に示す組成(数値は質量%を示す)に従い、上記(i)の方法で得られた本実施例の基材と、グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)及びココイルアルギニンエチルPCA(CAE)を混合し、口腔用組成物を調製した。混合は、ガラス棒を用いた手動撹拌、あるいはディスパーミキサーを用いた撹拌によって行った。
なお調製直後、得られた各組成物を目視観察して相分離の有無を確認したところ、いずれの組成物においても相分離は生じていなかった。
GK2の安定性評価1
得られた各組成物について20gずつ樹脂(ポリエチレン)製チューブに充填し、60℃環境下で1週間静置した(以下、60℃で1週間静置したものを「60℃静置サンプル」と称することがある)。なお、60℃は組成物中のGK2の変化が加速されると考えられる温度である。
上記条件で1週間静置した後、公知の高速液体クロマトグラフィ法(HPLC)を用いて、各60℃静置サンプルに含有されるGK2を分析した。また、各組成物の調製時に混合したのと同じ量(質量%)のGK2を精製水に溶解させ、標準原液とした(以下、GK2標準原液と称することがある)。各組成物の標準原液につき、各60℃静置サンプルと同様に公知の方法でHPLC測定試液を調製し、標準溶液とした(以下、GK2標準溶液と称することがある)。つまり、調製時に0.05質量%のGK2を混合した組成物のGK2標準溶液に含有されるGK2量(質量%)は、調製時に0.05質量%のGK2を混合した組成物について公知の方法で調製したHPLC測定試液のGK2量(質量%)と等しく、調製時に0.50質量%のGK2を混合した組成物のGK2標準溶液に含有されるGK2量(質量%)は、調製時に0.50質量%のGK2を混合した組成物について公知の方法で調製したHPLC測定試液のGK2量(質量%)と等しい。GK2標準溶液についても、HPLCでGK2を分析した。なお、GK2標準溶液は調製直後のものをHPLC分析に供した。HPLCの結果から以下の計算式により、各組成物におけるGK2の残存率(%)を算出した。
[各組成物におけるGK2の残存性(%)]
=100×[60℃静置サンプルの測定試液のGK2ピーク面積値]/[GK2標準溶液のGK2ピーク面積値]
結果を表1に示す。GK2の残存率が90%未満のものを×、90%以上95%より低いものを○、95%以上のものを◎と評価した(GK2安定性の評価)。
Figure 2024061978000001
上述した通り、GK2は水系組成物中では一般的に安定であることが知られている。しかし意外なことに、水の含有量が極端に少なくCAEを含有しない比較例1-1組成物においては、60℃静置サンプルのGK2残存率が88%であった。一方、CAEを含有する実施例組成物は、いずれもCAEを含有しないものよりGK2の残存率が向上した。すなわち、CAEを含有する口腔用組成物は、水の含有量が極端に少なくとも、GK2の経時安定性が良好であることが判明した。
なお、比較例1-1組成物を5℃で1週間静置し、上記と同様にしてGK2の残存率を算出したところ、97%であった。一方、比較例1-1組成物の60℃静置サンプルのGK2残存率は、上述した通り88%であった。すなわち、60℃での静置においては、5℃での静置よりGK2の変化が加速されたといえる。
<試験2>
次に本発明者は、CAE以外のカチオン界面活性剤を含有する口腔用組成物においても、同様にGK2の安定性が向上するか検討した。CAE以外のカチオン界面活性剤として塩化セチルピリジニウム(CPC)、塩化ベンザルコニウム(BKC)、及び塩化ベンゼトニウム(BTC)を用いて、以下の通り試験1と同様の試験を行った。
口腔用組成物の調製2
表2に示す組成(数値は質量%を示す)に従い、試験1と同様にして口腔用組成物を調製した。
なお調製直後、得られた各組成物を目視観察して相分離の有無を確認したところ、いずれの組成物においても相分離は生じていなかった。
GK2の安定性評価2
得られた各組成物について、試験1と同様の条件で静置した後、GK2の残存率を算出し、GK2の安定性を評価した。結果を表2に示す。
Figure 2024061978000002
CAE以外のカチオン界面活性剤を含有する口腔用組成物においても、カチオン界面活性剤を含有しない口腔用組成物と比較してGK2の経時安定性が向上することが判明した。
<試験3>
次に本発明者は、カチオン界面活性剤以外の界面活性剤を含有する口腔用組成物においても、同様にGK2の安定性が向上するか検討した。カチオン界面活性剤以外の界面活性剤として、両性界面活性剤であるコカミドプロピルベタイン、アニオン界面活性剤であるラウリル硫酸ナトリウム及びノニオン界面活性剤であるアルキルグルコシドを用いて、以下の通り試験1と同様の試験を行った。
口腔用組成物の調製3
表3に示す組成(数値は質量%を示す)に従い、試験1と同様にして口腔用組成物を調製した。
なお調製直後、得られた各組成物を目視観察して相分離の有無を確認したところ、いずれの組成物においても相分離は生じていなかった。
GK2の安定性評価3
得られた各組成物について、試験1と同様の条件で静置した後、GK2の残存率を算出し、GK2の安定性を評価した。結果を表3に示す。
Figure 2024061978000003
両性界面活性剤を含有する口腔用組成物においても、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤を含有しない口腔用組成物と比較してGK2の経時安定性が向上することが判明した。一方、アニオン界面活性剤又はノニオン界面活性剤を含有する口腔用組成物においては、GK2の経時安定性が向上する効果は認められなかった。
以上の結果から、カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤を含有する口腔用組成物は、水の含有量が極端に少なくとも、GK2の経時安定性が良好であることが判明した。
処方例
以下に本開示の口腔用組成物の処方例を示す。なお、各処方例の配合量(%)は質量%を示す。
<処方例1>
基材1
成分 配合量(%)
流動パラフィン 55
グリセリン 40
ラウリン酸ポリグリセリル-10 5
合計 100
口腔用組成物1
成分 配合量(%)
基材1 96.00
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ココイルアルギニンエチルPCA 0.20
塩化セチルピリジニウム 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 1.00
フッ化ナトリウム 0.30
サッカリンナトリウム 0.30
酸化チタン 2.00
香料 0.10
合計 100
<処方例2>
基材2
成分 配合量(%)
流動パラフィン 60
グリセリン 35
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 5
合計 100
口腔用組成物2
成分 配合量(%)
基材2 94.30
グリチルリチン酸ジカリウム 0.50
コカミドプロピルベタイン 0.50
軽質炭酸カルシウム 2.00
キサンタンガム 2.00
フッ化ナトリウム 0.30
サッカリンナトリウム 0.30
香料 0.10
合計 100
<処方例3>
基材3
成分 配合量(%)
流動パラフィン 70
グリセリン 25
ミリスチン酸ポリグリセリル-10 2.5
ステアリン酸ポリグリセリル-10 2.5
合計 100
口腔用組成物3
成分 配合量(%)
基材3 85.35
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
塩化セチルピリジニウム 1.00
ココイルアルギニンエチルPCA 0.20
無水ケイ酸 10.00
ヒドロキシエチルセルロース 1.00
サッカリンナトリウム 0.30
酸化チタン 2.00
香料 0.10
合計 100

Claims (8)

  1. (A)炭化水素油、
    (B)多価アルコール、
    (C)ポリグリセリン脂肪酸エステル、
    (D)グリチルリチン酸ジカリウム、並びに
    (E)カチオン界面活性剤及び/又は両性界面活性剤
    を含有する口腔用組成物であって、
    水の含有量が5質量%以下である、口腔用組成物。
  2. 実質的に水を含まない、請求項1に記載の口腔用組成物。
  3. (E)成分が、ココイルアルギニンエチルPCA、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、及びコカミドプロピルベタインからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  4. (D)成分1質量部に対する(E)成分の含有比が、0.1~200質量部である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  5. (A)成分がパラフィンである、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  6. (B)成分がグリセリンである、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  7. (A)~(C)成分の含有量の合計が、50質量%以上である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  8. (A)パラフィン、
    (B)グリセリン、
    (C)ポリグリセリン脂肪酸エステル、
    (D)グリチルリチン酸ジカリウム、並びに
    (E)ココイルアルギニンエチルPCA、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、及びコカミドプロピルベタインからなる群より選択される少なくとも1種
    を含有する口腔用組成物であって、
    (A)~(C)成分の含有量の合計が、50質量%以上であり、
    (D)成分1質量部に対する(E)成分の含有量が、0.1~200質量部であり、
    水の含有量が5質量%以下である、口腔用組成物。
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