JP2024048111A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024048111000001
【課題】複数のLED素子を含み、位置ずれに伴う照度の低下を抑制することのできる光源装置を実現する。
【解決手段】光源装置は、複数のLED素子と、複数のLED素子からの出射されたそれぞれの光をコリメート光に変換する第一光学系と、第一光学系から出射された複数の前記コリメート光を集光する第二光学系とを備える。第一光学系は、複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された第一コリメート光学系と、第一コリメート光学系の後段において複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された光学部品を含む第二コリメート光学系とを含む。第二コリメート光学系は、複数のLED素子及び第一コリメート光学系を固定した状態の下で、光軸方向に見たときの複数のLED素子及び第一コリメート光学系に対する相対的な光学位置関係を調整可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光源装置に関し、特に、複数のLED素子を備えた光源装置に関する。
従来、光を活用した光処理技術が多様な分野で利用されている。例えば、光を用いた微細加工に露光装置が利用されている。近年では、露光技術は種々の分野で展開されており、微細加工の中でも比較的大きなパターンの作製や三次元的な微細加工に利用されている。より具体的には、例えばLEDの電極パターンの作製や、加速度センサーに代表されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の製造工程などに露光技術が利用されている。
これらの光処理技術において、光源としては、以前から輝度の高い放電ランプが用いられていた。しかし、近年の固体光源技術の進歩に伴い、複数のLED素子が配置されたものを光源として利用することが検討されている。このような技術として、例えば特許文献1には、複数のLED素子からなるユニットを光源とし、この光源とマスクの間にフライアイレンズが配置された露光装置が開示されている。
特開2004-335953号公報
光源をランプで構成した光源装置と比較して、光源をLED素子で構成する場合には放射光束が少ない。このため、高い光出力を実現する光源装置を構成するためには、複数のLED素子からの出射光をできる限り集める必要がある。このとき、複数のLED素子と、その後の光学系との間に位置ずれが生じると、光を利用する目的とする光学系に対して十分な光量の光を導くことができない。このような位置ずれは、程度の多少こそあれ、不可避的に発生する。
本発明は、上記の課題に鑑み、複数のLED素子を備えた光源装置であって、位置ずれに伴う照度の低下を抑制することのできる光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光源装置は、
光軸に直交する面方向に分散して配置された複数のLED素子と、
前記複数のLED素子からの出射されたそれぞれの光をコリメート光に変換する第一光学系と、
前記第一光学系から出射された複数の前記コリメート光を集光する第二光学系とを備え、
前記第一光学系は、
前記複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された光学部品を含む第一コリメート光学系と、
前記第一コリメート光学系の後段において、前記複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された光学部品を含む第二コリメート光学系とを含み、
前記第二コリメート光学系は、前記複数のLED素子及び前記第一コリメート光学系を固定した状態の下で、前記光軸方向に見たときの、前記複数のLED素子及び前記第一コリメート光学系に対する相対的な光学位置関係を調整可能に配置されていることを特徴とする。
前述したように、一つのLED素子から出射される光は、ランプに比べて輝度が小さい。このため、例えば露光装置など、多くの光を必要とする用途の光源に利用されることを想定した場合には、なるべく輝度を落とすことなく、多くのLED素子の光を集めることが重要となる。
上記構成によれば、複数のLED素子から出射された光は、第一光学系においてコリメートされた後に、集光される。これにより、各LED素子からの出射光を、集光位置で結像させることができる。また、コリメート光学系として機能する第一光学系の配置を調整することで、各LED素子からの出射された光束同士の間隔を狭めることができ、非発光領域の少ない光源が構成される。これにより、輝度の高い光源装置が実現される。
仮に、複数のLED素子と第一光学系との間で位置ずれが生じた場合、第二光学系の後段に導かれる光量が減少することが想定される。例えば、各LED素子と、これに対応するコリメートレンズ(第一光学系)との間の位置関係に個々にずれが生じていると、第二光学系の集光位置がずれてしまい、第二光学系の後段に効率よく光を導くことが難しくなる。この結果、第二光学系の後段に導かれる光量が減少し、例えば露光装置として利用する場合には露光面に対する照度が低下する。
これに対し、本発明に係る光源装置によれば、光軸の方向に見たときの、複数のLED素子と第一光学系の相対的な光学位置関係を調整可能に構成されている。このため、各LED素子と、これに対応するコリメートレンズ(第一光学系)との間に位置ずれが生じた状態で光源装置が設置された場合であっても、両者の相対的な光学位置関係を調整することで、第二光学系による集光位置のずれを補正することができ、第二光学系の後段に効率的に光を導くことが可能となる。
更に、本発明に係る光源装置は、第一光学系が、複数のLED素子に近い側に配置された第一コリメート光学系と、第一コリメート光学系の後段に配置された第二コリメート光学系とを含んでいる。そして、複数のLED素子と第一コリメート光学系とを固定した状態の下で、複数のLED素子及び第一コリメート光学系と、第二コリメート光学系との相対的な位置関係の調整が可能に構成されている。かかる構成を採用することで、位置調整に際して、LED素子と、LED素子に近接した第一コリメート光学系とが相対的に移動することがなく、調整時にLED素子の発光面や配線を損傷させるリスクを回避できる。
ここで、第一コリメート光学系と、第一コリメート光学系の後段に配置された第二コリメート光学系との相対的な光学位置関係を調整する場合、光の進行方向に対して光源からの距離が離れている方が微細な調整が可能である。言い換えると、光源に近い側に配置された第一コリメート光学系を使って調整する場合、第一コリメート光学系を少し移動させただけで第二コリメート光学系が結ぶ像の位置が大きく移動することになる。このため、第一コリメート光学系で調整しようとした場合、より繊細な調整が必要となり調整が難しい。このように、上述したLED素子の発光面や配線を損傷させるリスク以外にも、複数のLED素子と第一コリメート光学系とを固定した状態とする方が、より好ましい調整が実現できることになる 。
より詳細には、前記光源装置は、
前記複数のLED素子が実装された基板と、
前記第一コリメート光学系が収容され、前記基板に対して固定的に連結された第一レンズホルダと、
前記第二コリメート光学系が収容され、前記第一レンズホルダに対する相対的な位置を調整可能な第二レンズホルダとを備えるものとしても構わない。
上記構成によれば、LED素子が実装された基板と第一レンズホルダとが固定される。このため、各レンズの配置位置を調整する際に、LED素子が実装された基板の面を基準面とすることができる。
また、LED素子が実装されている基板の、光軸方向に離間した位置にレンズホルダ(第一レンズホルダ)が配置されることで、LED素子の保護機能が奏される。より具体的には、LED素子の発光面が剥き出された状態で配置されるCOB(Chip On Board)タイプの場合、第一レンズホルダによって区画される空間内にLED素子を位置させることができるため、LED素子の発光面や配線を保護できる。また、LED素子の発光面が、樹脂等で覆われている場合であっても、第一レンズホルダによって区画される空間内にLED素子を位置させることができるため、樹脂表面にホコリや結露などが付着することを防止できる。
このように、第一レンズホルダによってLED素子が搭載された基板を覆う構成を採用することで、LED素子に対する保護や、異物の付着による発光強度の低下を抑制する効果が期待できる。一方で、このような構成を採用した場合において、光学的な位置調整に際し基板に対する第一レンズホルダの相対的な位置を移動させると、LED素子の発光面や配線を損傷したり、場合によっては漏電するリスクを生む。しかし、上記の構成によれば、光学的な位置調整は、複数のLED素子が搭載された基板と第一コリメート光学系とが一体的に固定された状態の下で行われ、複数のLED素子から離間した位置に配置されている第二コリメート光学系と、基板及び第一コリメート光学系との相対的な位置関係が調整される。この結果、第一レンズホルダによって、LED素子が搭載された基板を覆う構成を採用した場合であっても、位置調整に際して、LED素子の発光面や配線を損傷させるリスクを大幅に低下できる。
一例として、前記光源装置は、前記第一レンズホルダに対して付設され、前記第二レンズホルダの位置を固定した状態で、前記第一レンズホルダ及び前記基板を、前記光軸方向に直交する面方向に一体的に移動させる調整機構を備えるものとしても構わない。
別の一例として、前記光源装置は、前記第二レンズホルダに対して付設され、前記第一レンズホルダ及び前記基板の位置を固定した状態で、前記第二レンズホルダを前記光軸方向に直交する面方向に移動させる調整機構を備えるものとしても構わない。
より具体的な一例として、前記光源装置は、
前記第二レンズホルダの所定箇所において前記第二レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第一レンズホルダの前記第二レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備え、
前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第二レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第一レンズホルダ及び前記基板を、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されているものとしても構わない。
固定部材としては、ネジを利用することができる。この場合、溝部にはネジ切りが設けられているものとして構わない。また、調整機構としては、クランピングスクリュー、カム、又はピン等を利用できる。
なお、貫通孔は、第一レンズホルダ側に設けられていてもよい。
すなわち、前記光源装置は、
前記第一レンズホルダの所定箇所において前記第一レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第二レンズホルダの前記第一レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備えるものとしても構わない。
また、調整機構は、第二レンズホルダを移動させるものとしても構わない。
すなわち、前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第二レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第二レンズホルダを、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されているものとしても構わない。
前記光源装置は、
前記貫通孔の内径をφh、前記固定部材の前記軸部の外径をφp、前記LED素子の発光面の最大径をD、前記第一コリメート光学系が備える各光学部品の最大光取み込み角をθ1、前記第二コリメート光学系が備える各光学部品の最大光取込み角をθ2とすると、
0.1D・(θ2 / θ1) ≦ (φh-φp)/2 ≦ D・(θ2 / θ1
が成立するものとしても構わない。
貫通孔内に固定部材が位置している状態において、第二コリメート光学系と、第一コリメート光学系及び複数のLED素子(基板)との間の相対的な位置関係の調整可能量は、貫通孔の内径と固定部材の軸部の外径との差分値(φh-φp)に依存する。また、第一コリメート光学系が備える光学部品(典型的にはレンズ)の最大光取み込み角をθ1、第二コリメート光学系が備える光学部品(典型的にはレンズ)の最大光取込み角をθ2とすると、光源に対して第二コリメートレンズを距離dだけ移動させることは、光学的には、光源をd・(θ2 / θ1)だけ移動させることと等価である。
0.1D・(θ2 / θ1) ≦ (φh-φp)/2 が成立するように貫通孔の内径と軸部の外径を設計しておくことで、LED素子と第一光学系(コリメート光学系)との光軸に直交する面方向に関する光学的な位置を、LED素子の発光面の最大径の10%以内の距離について調整が可能となり、実際の運用に鑑みても十分な調整量が確保できる。
無論、調整可能量を多くすることで、LED素子と第一光学系(コリメート光学系)との光軸に直交する面方向に関する光学的な位置関係を、大幅に調整できるようになる。しかしながら、現実的には、光学的な位置調整をLED素子の発光面の最大径以上の距離だけ行うことは想定できず、逆に、調整可能量を大きくし過ぎることは、レンズホルダに設けられた貫通孔の内径を必要以上に大きくすることにつながる。(φh-φp)/2 ≦ D・(θ2 / θ1)が成立するように貫通孔の内径と軸部の外径を設計しておくことで、光軸に直交する面方向に関するLED素子と第一光学系(コリメート光学系)との光学的な位置関係の最大調整量を、LED素子の発光面の最大径に制限できる。
前記光源装置は、入射面が前記第二光学系の焦点位置に配置されたインテグレータ光学系を備えるものとしても構わない。
LED素子から出射される光は、ランプと比べると放射光束が少ない。このため、例えば露光用の光源装置として使用するためには、複数のLED素子からの出射光をできる限り集める必要がある。このためには、光源として配置されるLED素子の個数を増やす必要がある。
ところで、LED素子は、電源供給のための配線パターンが不可欠であるため、LED素子自体を完全に密接して配置することができない。つまり、複数のLED素子を配置するに際しては、隣接するLED素子同士に一定の間隔を空けざるを得ない。この間隔を形成する領域は、光を出射しない領域(非発光領域)を構成する。このため、単に複数のLED素子を配置し、各LED素子からの出射光を集光したとしても、非発光領域が不可避的に生じてしまう。よって、複数のLED素子から出射された光を単に集光しただけでは、照射面上における照度ムラが発生する場合がある。
これに対し、上記構成によれば、第二光学系の焦点位置にインテグレータ光学系が配置されているため、照射面上における照度ムラの発生が抑制される。前記インテグレータ光学系としては、入射面から入射された光を、内側面で反射を繰り返させながら出射面へと導くロッドインテグレータ等の導光部材で構成しても構わないし、複数のレンズがマトリクス状に配置されたフライアイレンズで構成しても構わない。
本発明によれば、複数のLED素子を備えた光源装置において、光学系とLED素子との間の位置ずれが生じた場合であっても、位置ずれに伴う輝度や照度の低下を抑制することができる。
光源装置の一実施形態の構成を模式的に示す図面である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の一例を示す断面図である。 図2の一部拡大図である。 図3の状態から固定部材を取り除いたときの模式的な図面である 固定部材の構造を模式的に示す断面図である。 複数のLED素子と第一光学系とを、光の進行方向とは逆方向に見たときの模式的な平面図である。 図6を更に模式化して表記した図面である。 位置調整前における、ロッドインテグレータの入射面における像を模式的に示す図面である。 第一段階の調整を行った後の、ロッドインテグレータの入射面における像を模式的に示す図面である。 第二段階の調整を行った後の、ロッドインテグレータの入射面における像を模式的に示す図面である。 第三段階の調整を行った後の、ロッドインテグレータの入射面における像を模式的に示す図面である。 貫通孔内に固定部材の軸部が位置している状態を模式的に示す図面である。 図9に示す余裕領域88の好ましい設計基準を説明するための模式的な図面である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の別の一例を示す断面図である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の別の一例を示す断面図である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の別の一例を示す断面図である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の別の一例を示す断面図である。 複数のLED素子、第一コリメート光学系、及び第二コリメート光学系の配置態様の別の一例を示す断面図である。 光源装置の別の実施形態の構成を模式的に示す図面である。
以下、本発明に係る光源装置の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、各図における寸法比は、実際の寸法比と必ずしも一致していない。
図1は、光源装置の一実施形態の構成を模式的に示す図面である。図1に示す光源装置1は、複数のLED素子3,3,…と、第一光学系8と、第二光学系40と、インテグレータ光学系50とを備える。
複数のLED素子3,3,…は、基板5上に実装されており、光軸2に直交する面方向に分散して配置される。
第一光学系8は、複数のLED素子3,3,…から出射された光をそれぞれコリメートする光学系であり、各LED素子3,3,…に対応して配置された複数の光学部品を備える。本実施形態では、第一光学系8は、複数のLED素子3,3,…に近い側に配置された第一コリメート光学系11と、第一コリメート光学系11の後段に配置された第二コリメート光学系21とを含む。第一コリメート光学系11及び第二コリメート光学系21は、それぞれ、各LED素子3,3,…に対応して配置された複数の光学部品を備えるものとして構わない。ここでいう光学部品としては、典型的にはレンズである。
複数のLED素子3,3,…から出射された光は、第一コリメート光学系11及び第二コリメート光学系21を通過した後、コリメート光として第二光学系40に導かれる。第二光学系40は、このコリメート光を第二光学系40の焦点40fに集光する光学系である。
本実施形態では、インテグレータ光学系50の入射面が、第二光学系40の焦点40fの位置になるように、インテグレータ光学系50が配置されている。図1では、インテグレータ光学系50がフライアイレンズ51で構成されている例が示されている。これにより、フライアイレンズ51の入射面には高輝度の光が集光され、フライアイレンズ51からは高輝度の光が出射される。
本実施形態の光源装置1は、複数のLED素子3,3,…と、第一コリメート光学系11との相対的な位置を維持したまま、複数のLED素子3,3,…及び第一コリメート光学系11に対する、第二コリメート光学系21の相対的な位置の調整が可能である。この点について、図2以下の図面を参照して説明する。
図2は、複数のLED素子3,3,…、第一コリメート光学系11、及び第二コリメート光学系21の配置態様の一例を示す断面図である。光源装置1は、第一コリメート光学系11を収容する第一レンズホルダ10と、第二コリメート光学系21を収容する第二レンズホルダ20とを備える。第一レンズホルダ10は、LED素子3,3,…が実装されている基板5に対して一体化されている。
以下の説明に際して、図2に示すように、複数のLED素子3,3,…から出射される光L3の主光線の方向をZ方向とし、このZ方向に直交する平面をX-Y平面とする、X-Y-Z座標系が導入される。この座標系を参照して記載すると、基板5に実装された複数のLED素子3,3,…は、X-Y平面上に分散して配置されている。そして、複数のLED素子3,3,…は、+Z方向、及びXY平面に沿った方向の外周が、第一レンズホルダ10によって覆われている。より詳細には、+Z方向に関して、複数のLED素子3,3,…から離間した位置に、第一レンズホルダ10に収容された第一コリメート光学系11が配置されている。更に、この第一コリメート光学系11よりも、+Z側の位置に、第二コリメート光学系21が配置されている。
本実施形態において、光源装置1は、調整機構31と固定部材35とを備える。調整機構31は、第一コリメート光学系11と第二コリメート光学系21との相対的な位置を調整する部材である。図2に示す例では、調整機構31が操作されると、第二レンズホルダ20を基準として第一レンズホルダ10がX-Y平面上の所定の方向に移動する。固定部材35は、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20とがZ方向に移動することを規制するための部材であると共に、X-Y平面上における、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との位置関係が調整された後に両者を固定するための部材である。
図3は、図2の一部拡大図であり、固定部材35によって第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との位置が固定された状態が示されている。固定部材35は、頭部36と、頭部36よりも外径が短く所定の方向に延伸する軸部37とを含む部材であり、典型的にはネジ部材である。図3に示す例では、固定部材35の頭部36が、第二レンズホルダ20の、第一レンズホルダ10から離れた側の面20aに当接している。また、固定部材35の軸部37が、第二レンズホルダ20内をZ方向に貫通し、その先端が第一レンズホルダ10内の一部箇所に達している。
図4は、図3から固定部材35を取り除いたときの模式的な図面である。図4に示す例では、第二レンズホルダ20は、所定箇所において第二レンズホルダ20をZ方向に貫通するように形成された貫通孔38を有する。また、第一レンズホルダ10は、第二レンズホルダ20側の面10aからZ方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部39を有する。溝部39の内径は、貫通孔38の内径φhより短い。図3及び図4によれば、溝部39は固定部材35の軸部37の先端部が挿入される領域であり、貫通孔38は固定部材35の軸部37の中央部が挿入される領域である。
図5は、固定部材35の構造を模式的に示す断面図である。軸部37の外径φpは、溝部39の内径とほぼ同等であり、図4に示す貫通孔38の内径φhよりも短い。また、頭部36の外径φaは、貫通孔38の内径φhよりも長い。このように構成されることで、固定部材35が貫通孔38及び溝部39にまたがって挿入されると、図3に示すように、頭部36が第二レンズホルダ20の面20aに当接し、軸部37の先端が、溝部39の底面近くに達する。溝部39の内壁及び軸部37の先端にそれぞれネジ切りを施しておくことで、固定部材35によって、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20とをネジ留めすることができる。
次に、調整機構31について図6を参照して説明する。図6は、複数のLED素子3,3,…及び第一光学系8を、+Z側から、すなわち光L3の進行方向とは逆方向に見たときの模式的な平面図である。図6には、光源装置1が、4箇所に設けられた固定部材35と、5箇所に設けられた調整機構31とを備える例が示されている。ただし、図6では、固定部材35については、図示の都合上、頭部36のみが示されている。以下では、説明の便宜上、5箇所に設けられた調整機構31を、それぞれ、調整機構31a,31b,…,31eと称する。図7は、図6を更に模式的に図示した図面である。ここでは、調整機構31a,31b,31cがクランピングスクリューであり、調整機構31d,31eがボールプランジャである場合を例に挙げて説明する。調整機構31としては、クランピングスクリュー、ボールプランジャ、ピン、カム等の公知の機構を採用することができる。
ボールプランジャで構成されている調整機構31d,31eには、バネが内蔵されている。溝部39内における固定部材35の軸部37の移動規制を解除した状態で、より具体的には、ネジ留めを緩めた状態で、3箇所に設けられたクランピングスクリューからなる調整機構31a,31b,31cを押し引きすると、調整機構31d,31eの先端の剛球が移動する。この移動により、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との、X-Y平面上における相対的な位置関係を調整できる。具体的には、図7中に両矢印で示すような、X方向の移動、Y方向の移動、及びθ方向の回転移動が可能である。
上述したように、複数のLED素子3,3,…が実装されている基板5は、第一レンズホルダ10に固定されている。このため、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との、X-Y平面上における相対的な位置関係を調整することは、複数のLED素子3,3,…と、第二レンズホルダ20との、X-Y平面上における相対的な位置関係を調整することを意味する。つまり、このことは、複数のLED素子3,3,…と、第一光学系8との、X-Y平面上における光学的な位置関係を調整することを意味する。
実際に、複数のLED素子3,3,…を点灯させた状態で、調整機構31を操作して、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との相対的な位置関係を調整しながら、像を測定した。この検証では、インテグレータ光学系50として、ロッドインテグレータが採用されており(後述する図12参照)、このロッドインテグレータの入射面における像が測定された。光源としては、80mm×80mmの領域内に85個のLED素子3,3,…が配置されていた。
図8A~図8Dの各図は、各時点における像の写真を模式的に図示したものである。各図において、基準となる領域が符号61で示されており、像として現れている領域が符号60で示されており、像60の中心となる位置が符号62で示されている。
一例として、クランピングスクリューで構成されている、調整機構31a,31b,31cは、1周させることで0.4mm前後方向に移動し、1/4周させることで0.1mm移動させることができる。また、図7に示したように、同一の辺(ここではY方向に沿った辺)に設けられている2つの調整機構31a,31bの移動量に変化を持たせることで、第二レンズホルダ20に対して、複数のLED素子3,3,…が固定されている第一レンズホルダ10をθ方向に回転移動させることができる。
一例として、上記2つの調整機構31a,31bの間隔を60mmとすると、80mm×80mmの領域内に配置されたLED素子3,3,…を1°回転させるためには、上記2つの調整機構31a,31bの相対的な位置関係を約1mm、(2周半)ずらすことで実現できる。このとき、上記2つの調整機構31a,31bのうちの、一方のみを前進又は後退させるものとしても構わないし、一方を前進させて他方を後退させるものとしても構わない。
図8Aは、例えば初期時(調整機構による調整を実施する前の状態)に対応する。図8Aによれば、像の中心62が基準領域61(破線で囲まれた四角の領域)の中心O(X-Y座標軸系の原点)からずれていることが分かる。また、像60が円形状を示しており、像60がぼやけていることから、各LED素子3,3,…からの光がほぼ同一の箇所に集光されている状態とまではいえないことが分かる。このような状況は、LED素子3,3,…と第一光学系8との間で位置ずれが生じていることを示唆するものである。
図8Bは、図8Aの状態から調整機構31が操作されることで、第二レンズホルダ20に対して、複数のLED素子3,3,…が固定されている第一レンズホルダ10を1°回転移動させた後に、測定された結果である。図8Bに示される像60は、LED素子3,3,…によって形成される光源の形状に対応した形状を示しており、図8Aの状態と比較して像がはっきりと映し出されていることが分かる。これにより、LED素子3の中心と、対応する第一光学系8の光軸とが、図8Aの状態よりも接近したことが分かる。
図8Cは、図8Bの状態から、更に調整機構31が操作されることで、第二レンズホルダ20に対して第一レンズホルダ10をX方向に0.2mm移動させた後に、測定された結果である。また、図8Dは、図8Cの状態から、更に調整機構31が操作されることで、第二レンズホルダ20に対して第一レンズホルダ10をY方向に0.2mm移動させた後に、測定された結果である。図8Bの状態と比較して、図8Cの状態では像60の中心62の位置が基準領域61の中心Oに近づいており、図8Dの状態では、この像60の中心62が更に基準領域61の中心Oに近づいていることが確認される。
このように、調整機構31が操作されることで、複数のLED素子3,3,…から出射された光をほぼ一点に集めることができると共に、その集光位置を調整することが可能となる。特に、インテグレータ光学系50の光入射面に、前記集光位置を移動させることで、インテグレータ光学系50の光出射面に照度の高い光を導くことができる。
上述したように、複数のLED素子3,3,…が実装された基板5は、第一コリメート光学系11を収容する第一レンズホルダ10に固定されており、第一レンズホルダ10よりも+Z側、すなわち複数のLED素子3,3,…から遠ざかる側には、第二コリメート光学系21を収容する第二レンズホルダ20が配置されている。そして、調整機構31が操作されると、第二レンズホルダ20と第一レンズホルダ10との相対的な光学位置関係が調整される。つまり、本実施形態の光源装置1によれば、複数のLED素子3,3,…と、複数のLED素子3,3,…に近い位置に配置された第一コリメート光学系11を収容する第一レンズホルダ10との相対的な位置関係を保持したまま、複数のLED素子3,3,…と第一光学系8との光学位置関係の調整が行える。これにより、位置調整の際に、LED素子3,3,…の発光面や配線への損傷を抑制できる。
図9は、貫通孔38内に固定部材35の軸部37が位置している状態を模式的に示す図面である。上述したように、軸部37の外径φpは貫通孔38の内径φhよりも短い。このため、固定部材35が貫通孔38内に挿入されている状態においても、貫通孔38内には固定部材35が位置していない余裕領域88が存在する。つまり、X-Y平面上において、固定部材35は、余裕領域88の幅に相当する長さだけ移動が可能である。言い換えれば、この余裕領域88の幅は、X-Y平面上における、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との相対位置の最大調整可能量を決定づける。
図10は、この余裕領域88の好ましい設計基準を説明するための模式的な図面である。図10では、LED素子3の発光面における最大径をD、第一コリメート光学系11が備える各光学部品の最大光取み込み角をθ1、第二コリメート光学系21が備える各光学部品の最大光取込み角をθ2と表記されている。
図10に示す光学系において、第二コリメート光学系21から出射される光は、光学的に仮想的なLED素子3aから出射された光と等価である。ここで、仮想的なLED素子3aの発光面における最大径をDaとすると、幾何学的な関係から、
Da=D・(θ2 / θ1
が導出される。
逆にいえば、X-Y平面上の方向に関して、LED素子3,3,…に対して第二コリメート光学系21をある距離dだけ移動させることは、光学的には、LED素子3,3,…をd・(θ2 / θ1)だけ移動させることと等価である。
0.1D・(θ2 / θ1) ≦ (φh-φp)/ 2 が成立するよう、貫通孔38の内径φhと軸部37の外径φpとを設計しておけば、X-Y平面上の方向に関して、LED素子3,3,…と第一光学系8との位置関係の調整可能最大量を、LED素子3,3,…の発光面の最大径の10%以上とすることができる。
[別実施形態]
以下、別実施形態について説明する。
〈1〉図2に示した調整機構31及び固定部材35の設置態様は、あくまで一例である。図11A~図11Eは、光源装置1の別態様の構成を図2にならって示した図面である。
図11A及び図11Bに示す光源装置1は、図2に示す光源装置1と比較して、調整機構31の設置位置が異なっている。この構造の下では、調整機構31が操作されることで、第一レンズホルダ10を基準として第二レンズホルダ20がX-Y平面上の方向に位置調整される。なお、図11Bに示すように、調整機構31が第一レンズホルダ10とは別に設けられた支持体71に固定されていても構わない。この支持体71は、第一レンズホルダ10及び調整機構31を支持する基台である。
図11Cに示す光源装置1は、図2に示す光源装置1と比較して、固定部材35の差し込み方向が異なっている。図11Cに示すように、固定部材35が、第一レンズホルダ10側から第二レンズホルダ20に向かって挿入されるものとしても構わない。この構成の場合、図4とは異なり、貫通孔38は第一レンズホルダ10に設けられ、溝部39は第二レンズホルダ20に設けられる(貫通孔38及び溝部39については図4を参照)。
図11D及び図11Eに示す光源装置1は、図11Cに示す光源装置1と比較して、調整機構31の設置位置が異なっている。この構造の下では、調整機構31が操作されることで、第一レンズホルダ10を基準として第二レンズホルダ20がX-Y平面上の方向に位置調整される。なお、図11Eに示すように、調整機構31が、第二レンズホルダ20とは別に設けられた支持体71に固定されていても構わない。この支持体71は、第二レンズホルダ20を支持する基台である。
〈2〉図12に示すように、インテグレータ光学系50としてロッドインテグレータ52を採用しても構わない。
〈3〉第二光学系40によって集光された光は、インテグレータ光学系50以外の光学系に入射されるものとしても構わない。つまり、インテグレータ光学系50を備えない光源装置1についても、本発明の射程範囲である。
〈4〉上述した実施形態では、第一レンズホルダ10と第二レンズホルダ20との相対的な位置関係について、X方向、Y方向、及びX-Y平面上の回転方向に関して調整可能であるものとして説明した。しかし、これらのうちの少なくとも一の方向について調整可能に構成されていても構わない。また、X-Y平面上の方向に加えて、X-Y平面に交差する方向(例えばZ方向)についても調整可能であっても構わない。
〈5〉上述した各実施形態において、光源装置1が、光路を変更する目的で反射光学系等の光学系を適宜追加して備えるものとしても構わない。
また、第一コリメート光学系11及び第二コリメート光学系21のうちの少なくとも一方が、光軸2の方向に配列された複数枚のレンズを備えていても構わない。
1 :光源装置
2 :光軸
3 :LED素子
5 :基板
8 :第一光学系
10 :第一レンズホルダ
11 :第一コリメート光学系
20 :第二レンズホルダ
21 :第二コリメート光学系
31 :調整機構
35 :固定部材
36 :頭部
37 :軸部
38 :貫通孔
39 :溝部
40 :第二光学系
40f :焦点
50 :インテグレータ光学系
51 :フライアイレンズ
52 :ロッドインテグレータ
71 :支持体
88 :余裕領域
L3 :光

Claims (9)

  1. 光軸に直交する面方向に分散して配置された複数のLED素子と、
    前記複数のLED素子からの出射されたそれぞれの光をコリメート光に変換する第一光学系と、
    前記第一光学系から出射された複数の前記コリメート光を集光する第二光学系とを備え、
    前記第一光学系は、
    前記複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された光学部品を含む第一コリメート光学系と、
    前記第一コリメート光学系の後段において、前記複数のLED素子のそれぞれに対応して配置された光学部品を含む第二コリメート光学系とを含み、
    前記第二コリメート光学系は、前記複数のLED素子及び前記第一コリメート光学系を固定した状態の下で、前記光軸方向に見たときの、前記複数のLED素子及び前記第一コリメート光学系に対する相対的な光学位置関係を調整可能に配置されていることを特徴とする、光源装置。
  2. 前記複数のLED素子が実装された基板と、
    前記第一コリメート光学系が収容され、前記基板に対して固定的に連結された第一レンズホルダと、
    前記第二コリメート光学系が収容され、前記第一レンズホルダに対する相対的な位置を調整可能な第二レンズホルダとを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第一レンズホルダに対して付設され、前記第二レンズホルダの位置を固定した状態で、前記第一レンズホルダ及び前記基板を、前記光軸方向に直交する面方向に一体的に移動させる調整機構を備えたことを特徴とする、請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第二レンズホルダに対して付設され、前記第一レンズホルダ及び前記基板の位置を固定した状態で、前記第二レンズホルダを前記光軸方向に直交する面方向に移動させる調整機構を備えたことを特徴とする、請求項2に記載の光源装置。
  5. 前記第二レンズホルダの所定箇所において前記第二レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第一レンズホルダの前記第二レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
    前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備え、
    前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第二レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第一レンズホルダ及び前記基板を、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記第一レンズホルダの所定箇所において前記第一レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第二レンズホルダの前記第一レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
    前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備え、
    前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第一レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第一レンズホルダ及び前記基板を、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の光源装置。
  7. 前記第二レンズホルダの所定箇所において前記第二レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第一レンズホルダの前記第二レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
    前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備え、
    前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第二レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第二レンズホルダを、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の光源装置。
  8. 前記第一レンズホルダの所定箇所において前記第一レンズホルダを前記光軸に平行な方向に貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の内径よりも短い内径を有して、前記第二レンズホルダの前記第一レンズホルダ側の面から、前記光軸に平行な方向に所定の長さ分だけ彫り込まれた溝部と、
    前記貫通孔の内径よりも短い外径を有し前記溝部に差込み可能な軸部と、前記貫通孔の内径よりも長い外径を有し、前記軸部に連結された頭部とを含む固定部材とを備え、
    前記調整機構は、前記固定部材の前記頭部を前記第一レンズホルダの面に対して非接触の状態の下で、前記第二レンズホルダを、前記光軸方向に直交する面方向に、前記貫通孔の内径と前記固定部材の前記軸部の外径との差分で規定される余裕度以内の距離だけ移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の光源装置。
  9. 前記貫通孔の内径をφh、前記固定部材の前記軸部の外径をφp、前記LED素子の発光面の最大径をD、前記第一コリメート光学系が備える各光学部品の最大光取み込み角をθ1、前記第二コリメート光学系が備える各光学部品の最大光取込み角をθ2とすると、
    0.1D・(θ2 / θ1) ≦ (φh-φp)/2 ≦ D・(θ2 / θ1
    が成立することを特徴とする、請求項5~8のいずれか1項に記載の光源装置。
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