JP2024043116A - データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】登録装置を操作するユーザの負荷を減らす。【解決手段】データ処理システムは、検出部と、通信処理部と、を備える。前記検出部は、撮影データに基づいて登録装置における一取引の商品登録後の物品の移動先を検出する。前記通信処理部は、前記検出部により前記物品の移動先を検出された場合、記憶部に記憶されている前記一取引に関するデータを前記物品の移動先に応じた会計装置に出力する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、データ処理システムに関する。
小売業では、商品登録操作と会計操作とを異なる装置に分割したチェックアウト方式が浸透している。このようなチェックアウト方式としては、セミセルフ方式、ショッピングカートに商品登録機能を有する端末を設けた移動型登録端末を使用する方式及び消費者が保有する携帯端末等もしくは店舗が用意する携帯端末を利用して商品登録を行う方式が知られている。このようなチェックアウト方式では、商品登録操作は、店員又は客によって行われ、会計操作は、客によって行われる。
セミセルフでは、商品登録操作は、店員によって行われるが、店員は、登録装置において商品登録操作を終了した後に、客が会計をする会計装置を指定するための操作を行う。
特開2019-096074号公報
しかしながら、店員は、複数台の会計装置の状況を目視等で確認した上で客が会計をする会計装置を指定するための操作を行わなくてはならない。このような一連の作業は、店員にとって大きな負荷となっている。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、登録装置を操作するユーザの負荷を減らすことを可能にする技術を提供しようとするものである。
一実施形態において、データ処理システムは、検出部と、通信処理部と、を備える。前記検出部は、撮影データに基づいて登録装置における一取引の商品登録後の物品の移動先を検出する。前記通信処理部は、前記検出部により前記物品の移動先を検出された場合、記憶部に記憶されている前記一取引に関するデータを前記物品の移動先に応じた会計装置に出力する。
図1は、実施形態に係るデータ処理システムを例示するブロック図である。 図2は、実施形態に係るデータ処理システムを適用する店舗のレイアウトを例示する図である。 図3は、実施形態に係るデータ処理システムを適用する店舗のレイアウトを例示する図である。 図4は、実施形態に係るサーバを例示するブロック図である。 図5は、実施形態に係る登録装置を例示するブロック図である。 図6は、実施形態に係る会計装置を例示するブロック図である。 図7は、実施形態に係る撮影装置を例示するブロック図である。 図8は、実施形態に係るデータ処理システムの第1の動作例について説明する図である。 図9は、実施形態に係る第1の動作例における登録装置のプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。 図10は、実施形態に係る第1の動作例における撮影装置のプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。 図11は、実施形態に係る第1の動作例におけるサーバのプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。 図12は、実施形態に係る第1の動作例における会計装置のプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。 図13は、実施形態に係る登録装置の表示デバイスに表示される画像を例示する図である。 図14は、実施形態に係るデータ処理システムの第2の動作例について説明する図である。 図15は、実施形態に係る第2の動作例における登録装置のプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。 図16は、実施形態に係るデータ処理システムの第3の動作例について説明する図である。 図17は、実施形態に係る第3の動作例における撮影装置のプロセッサによる処理の手順を例示するフローチャートである。
[実施形態]
以下、図面を用いて実施形態について説明する。各図面においてbの構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成例)
図1は、実施形態に係るデータ処理システムSを例示するブロック図である。
データ処理システムSは、店舗におけるデータを処理するシステムである。データ処理システムSは、商品登録操作と会計操作とを異なる装置に分割したセミセルフのチェックアウト方式を実現する。
データ処理システムSは、サーバ1、複数台の登録装置2、複数台の会計装置3及び複数台の撮影装置4を備える。サーバ1、複数台の登録装置2、複数台の会計装置3及び複数台の撮影装置4は、ネットワークNWを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)等である。ネットワークNWは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。
図1には、サーバ1が例示されているが、データ処理システムSは、サーバ1を備えないこともあり得る。図1には、複数台の登録装置2が例示されているが、データ処理システムSは、1台の登録装置2を備えることもあり得る。図1には、複数台の撮影装置4が例示されているが、データ処理システムSは、1台の撮影装置4を備えることもあり得る。データ処理システムSは、上述の全ての電子機器を備えることに限定されない。データ処理システムSは、少なくとも1つの電子機器を備えるシステムを指すこともある。
サーバ1は、データを処理可能な電子機器である。サーバ1は、登録装置2とは異なる電子機器の一例である。サーバ1は、情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
登録装置2は、一取引毎に商品を登録可能な電子機器である。一取引は、客と店舗との間での商品の受け渡しを成立させるための一纏まりの商取引である。登録装置2が商品を登録する処理は、商品登録ともいう。登録装置2により登録された商品は、登録済商品ともいう。登録装置2により登録されていない商品は、未登録商品ともいう。登録装置2は、一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する。第1の会計データは、一取引の会計用の会計データの一例である。第1の会計データは、会計装置3において一取引の会計を処理可能なデータであればよく、第1の会計データの内容は、限定されない。第1の会計データは、一取引の登録済商品毎の商品データ及び一取引の請求金額のデータ等を含む取引データである。商品データは、商品名及び価格等の商品に関する種々のデータを含んでもよい。第1の会計データは、一取引を識別する取引番号を含んでいてもよい。第1の会計データは、一取引に関するデータの一例である。登録装置2の構成例については後述する。
会計装置3は、登録装置2における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な電子機器である。登録装置2における商品登録に基づく一取引は、登録装置2において商品登録された一取引である。会計は、一取引に対する代金の支払いを含む。会計は、決済の意味を含む。会計装置3の構成例については後述する。
撮影装置4は、撮影に基づいて撮影データを取得可能な電子機器である。例えば、撮影データは、動画データである。撮影装置4は、センシング装置の一例である。撮影データは、センシングデータの一例である。撮影装置4は、登録装置2とは異なる電子機器の一例である。撮影装置4の構成例については後述する。
データ処理システムSを適用する店舗のレイアウトについて説明する。
図2は、データ処理システムSを適用する店舗のレイアウトを例示する図である。
図2は、一取引の登録済商品92を後述するカゴ7に入れる例を示す。
登録装置2-1は、台5に設置されている。登録装置2-1は、複数台の登録装置2のうちの1台の登録装置2である。登録装置2-1は、店員UAによって操作される装置である。店員UAは、登録装置2-1で客UBの一取引の商品登録を行う。店員UAは、登録装置2-1のユーザの一例である。
台5は、一取引の未登録商品91を置く領域51を含む。図2には、1つの未登録商品91が示されているが、複数の未登録商品91が領域51に置かれていてもよい。領域51は、カゴ6を置く領域でもある。カゴ6は、一取引の未登録商品91を入れるためのカゴである。図2には、1つのカゴ6が示されているが、複数のカゴ6が領域51に置かれていてもよい。台5は、一取引の登録済商品92を置く領域52を含む。図2には、1つの登録済商品92が示されているが、複数の登録済商品92が領域52に置かれていてもよい。領域52は、カゴ7を置く領域でもある。カゴ7は、一取引の登録済商品92を入れるためのカゴである。なお、領域52は、登録装置2-1の店員UA側(店員UAの手前)の領域を用いてもよい。図2には、1つのカゴ7が示されているが、一取引の会計で複数のカゴ7が用いられてもよい。
会計装置3-1及び会計装置3-2は、複数台の会計装置3のうちの登録装置2-1における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な2台の会計装置3である。会計装置3-1及び会計装置3-2は、登録装置2-1における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な複数の会計装置3の一例である。登録装置2-1における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な複数の会計装置3は、3台以上の会計装置3でもよい。。なお、登録装置2-1における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な会計装置3は、必ずしも複数台である必要はなく、1台であってもよい。
台8-1は、客UBが会計装置3-1で一取引の会計を行うために客UBの一取引の登録済商品92の一部又は全部を置く台である。台8-1は、客UBの一取引の登録済商品92の一部又は全部を入れられたカゴ7を置く台でもある。台8-1は、会計装置3-1に関連付けられた範囲に含まれる。会計装置3-1に関連付けられた範囲は、登録装置2-1における一取引の商品登録後であって会計装置3-1における一取引の会計処理前に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を置く範囲である。範囲は、領域の意味を含む。店員UAは、客UBに会計装置3-1で一取引の会計を行わせる場合、一取引の商品登録後に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を入れられたカゴ7を領域52から台8-1に移す。
台8-2は、客UBが会計装置3-2で一取引の会計を行うために客UBの一取引の登録済商品92の一部又は全部を置く台である。台8-2は、客UBの一取引の登録済商品92の一部又は全部を入れられたカゴ7を置く台でもある。台8-2は、会計装置3-2に関連付けられた範囲に含まれる。会計装置3-2に関連付けられた範囲は、登録装置2-1における一取引の商品登録後であって会計装置3-2における一取引の会計処理前に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を置く範囲である。店員UAは、客UBに会計装置3-2で一取引の会計を行わせる場合、一取引の商品登録後に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を入れられたカゴ7を領域52から台8-2に移す。
撮影装置4-1は、一取引の登録済商品92の領域52から台8-1又は台8-2への移動を検知するために、領域52、台8-1及び台8-2を撮影する。撮影装置4-1は、複数の登録装置2のうちの登録装置2-1に関連付けられた1台の撮影装置4である。例えば、撮影装置4-1の撮影範囲Aは、領域52、台8-1及び台8-2を含む範囲である。撮影装置4-1の撮影範囲Aは、領域52、台8-1及び台8-2に加えて、台8-1の近傍及び台8-2の近傍を含む範囲でもよい。撮影装置4-1の撮影範囲Aが台8-1の近傍を含むのは、客UBが会計装置3-1で一取引の会計を行う場合に、登録済商品92を台8-1に載せない場合があるからである。例えば、登録済商品92を台8-1に載せない場合は、複数本の飲料の入った箱売り商品等の登録済商品92を買い物カートに載せて台8-1の近傍に移動させる場合である。撮影装置4-1の撮影範囲Aが台8-2の近傍を含むのも同様の場合が想定されるからである。
図2を用いて説明したように、データ処理システムSでは、互いに関連付けられた1台の登録装置2、複数台の会計装置3及び1台の撮影装置4は、一纏まりのグループを構成する。データ処理システムSは、登録装置2の数に応じた数のグループを含む。
図3は、データ処理システムSを適用する店舗のレイアウトを例示する図である。
図3は、一取引の登録済商品92をカゴ7に入れない例を示す。
領域52には、一取引の登録済商品92が置かれている。図3には、1つの登録済商品92が示されているが、複数の登録済商品92が領域52に置かれていてもよい。例えば、登録済商品92が複数本の飲料の入った箱売り商品等である場合、登録済商品92は、カゴ7に入らない。登録済商品92がカゴ7に入らないサイズの商品である場合、店員UAは、カゴ7を用いない。このような場合、領域52には、カゴ7は置かれない。店員UAは、客UBに会計装置3-1で一取引の会計を行わせる場合、一取引の商品登録後に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を領域52から台8-1に移す。店員UAは、客UBに会計装置3-2で一取引の会計を行わせる場合、一取引の商品登録後に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を領域52から台8-2に移す。
サーバ1の構成例について説明する。
図4は、サーバ1を例示するブロック図である。
サーバ1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶デバイス12及び通信インタフェース13を含む電子機器である。サーバ1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図4では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
プロセッサ10は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ10は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。例えば、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ10は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ10は、サーバ1の処理回路の一例である。プロセッサ10は、メインメモリ11又は補助記憶デバイス12に予め記憶されているプログラムをメインメモリ11に展開する。プログラムは、プロセッサ10によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ10に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ10は、メインメモリ11に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
メインメモリ11は、サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。メインメモリ11は、サーバ1の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス12は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス12は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス12は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス12は、上述のプログラム、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ10での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス12は、サーバ1の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス12は、会計データ記憶領域121を含むことができる。会計データ記憶領域121は、各登録装置2についての第2の会計データを記憶することができる。第2の会計データは、一取引の会計用の会計データの一例である。第2の会計データは、会計装置3において一取引の会計を処理可能なデータであればよく、第2の会計データの内容は、限定されない。第2の会計データは、登録装置2における商品登録に基づくデータである。そのため、第2の会計データは、サーバ1が登録装置2から取得する第1の会計データに基づくデータである。取得することは、受信することの意味を含む。第2の会計データは、一取引に関するデータの一例である。
一例では、第2の会計データは、登録装置2で生成される第1の会計データと同じデータである。この例では、第1の会計データ及び第2の会計データは、取引データでもよい。
別の例では、第2の会計データは、第1の会計データに基づいて生成されるデータである。この例では、第1の会計データは、取引データであり、第2の会計データは、一取引を一意に示すコードのデータでもよい。一取引を一意に示すコードのデータは、取引データに関連付けられたデータである。サーバ1は、登録装置2からの取引データの取得に基づいて、一取引を一意に示すコードのデータを生成する。
会計データ記憶領域121は、各第2の会計データについて、出力先情報を記憶することができる。出力先情報は、会計データの出力先の会計装置3を示す情報である。出力先の会計装置3は、登録装置2における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な複数台の会計装置3のうちの1台の会計装置3である。出力先の会計装置3は、撮影装置4で決定され得る。第2の会計データ及び出力先情報は、互いに関連付けられている。
通信インタフェース13は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークNWを介して、サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。通信インタフェース13は、サーバ1の通信部の一例である。
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
プロセッサ10によって実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、通信処理部101及び記憶処理部102を実現する。プロセッサ10によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10によって実現される各部は、プロセッサ10及びメインメモリ11を含む制御部に実現されるということもできる。
通信処理部101は、通信インタフェース13を介したサーバ1と他の電子機器との間の通信を処理する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、データ、情報又は信号を他の電子機器から取得する。通信処理部101は、通信インタフェース13を介して、データ、情報又は信号をサーバ1から他の電子機器に出力する。出力することは、送信することの意味を含む。通信処理部101がデータ、情報又は信号等を取得又は出力する説明は、通信処理部101を通信インタフェース13と読み替えてもよい。
記憶処理部102は、データ又は情報を補助記憶デバイス12に保存する。記憶処理部102は、データ又は情報をメインメモリ11に保存してもよい。
登録装置2の構成例について説明する。
図5は、登録装置2を例示するブロック図である。
登録装置2は、プロセッサ20、メインメモリ21、補助記憶デバイス22、通信インタフェース23、スキャナ24、入力デバイス25及び表示デバイス26を含む電子機器である。プロセッサ20、メインメモリ21、補助記憶デバイス22、通信インタフェース23、スキャナ24、入力デバイス25及び表示デバイス26は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図5では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
プロセッサ20は、登録装置2の中枢部分に相当する。プロセッサ20は、上述のプロセッサ10と同様のハードウェア構成でもよい。プロセッサ20は、登録装置2の処理回路の一例である。プロセッサ20は、メインメモリ21又は補助記憶デバイス22に予め記憶されているプログラムをメインメモリ21に展開する。プログラムは、プロセッサ20によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ20に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ20は、メインメモリ21に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
メインメモリ21は、登録装置2の主記憶部分に相当する。メインメモリ21は、上述のメインメモリ11と同様のハードウェア構成でもよい。メインメモリ21は、プログラムを記憶する。メインメモリ21は、登録装置2の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス22は、登録装置2の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス22は、上述の補助記憶デバイス12と同様のハードウェア構成でもよい。補助記憶デバイス22は、上述のプログラム、プロセッサ20が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ20での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス22は、登録装置2の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス22は、会計データ記憶領域221を含むことができる。会計データ記憶領域221は、登録装置2における一取引の商品登録に基づく第1の会計データを記憶することができる。会計データ記憶領域121は、第1の会計データについて、出力先情報を記憶することができる。第1の会計データ及び出力先情報は、互いに関連付けられている。
通信インタフェース23は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークNWを介して登録装置2を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。通信インタフェース23は、登録装置2の通信部の一例である。
スキャナ24は、種々のコードシンボルを読み取り、コードシンボルからデータを取得するデバイスである。スキャナ24は、CCD(Charge-Coupled Device)等の撮像素子を用いた方式のスキャナを含んでもよいし、レーザ方式のスキャナを含んでもよい。例えば、コードシンボルは、バーコードシンボル又は二次元コードシンボルである。コードシンボルは、商品を識別可能なコードを記録した商品のコードシンボルを含んでもよい。商品のコードシンボルは、商品に付された画像である。コードシンボルは、店舗の会員コードを記録したコードシンボルを含んでもよい。会員のコードシンボルは、カードに付された画像でもよいし、端末に表示可能な画像でもよい。
入力デバイス25は、登録装置2に対する指示を入力可能なデバイスである。例えば、入力デバイス25は、キーボードを含んでもよい。入力デバイス25は、表示デバイス26と共に構成したタッチスクリーンを含んでもよい。
表示デバイス26は、プロセッサ20の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。例えば、表示デバイス26は、液晶ディスプレイ又はEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。表示デバイス26は、登録装置2の表示部の一例である。
なお、登録装置2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。登録装置2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
プロセッサ20によって実現される各部について説明する。
プロセッサ20は、通信処理部201、登録処理部202、記憶処理部203、表示処理部204及び取得部205を実現する。プロセッサ20によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ20によって実現される各部は、プロセッサ20及びメインメモリ21を含む制御部に実現されるということもできる。
通信処理部201は、通信インタフェース23を介した登録装置2と他の電子機器との間の通信を処理する。通信処理部201は、通信インタフェース23を介して、データ、情報又は信号を他の電子機器から取得する。通信処理部201は、通信インタフェース23を介して、データ、情報又は信号を登録装置2から他の電子機器に出力する。通信処理部201がデータ、情報又は信号等を取得又は出力する説明は、通信処理部201を通信インタフェース23と読み替えてもよい。
登録処理部202は、店員によるスキャナ24又は入力デバイス25を用いた一取引の各商品の商品登録操作に基づいて、商品を登録する。
記憶処理部203は、データ又は情報を補助記憶デバイス22に保存する。記憶処理部203は、データ又は情報をメインメモリ21に保存してもよい。
表示処理部204は、表示デバイス26における画像の表示を処理する。
取得部205は、入力デバイス25の操作に基づいて入力された指示を取得する。
会計装置3の構成例について説明する。
図6は、会計装置3を例示するブロック図である。
会計装置3は、プロセッサ30、メインメモリ31、補助記憶デバイス32、通信インタフェース33、入出力インタフェース34、スキャナ35、釣銭機36、印刷デバイス37、入力デバイス38及び表示デバイス39を含む電子機器である。プロセッサ30、メインメモリ31、補助記憶デバイス32、通信インタフェース33、入出力インタフェース34、スキャナ35、釣銭機36、印刷デバイス37、入力デバイス38及び表示デバイス39は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図6では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
プロセッサ30は、会計装置3の中枢部分に相当する。プロセッサ30は、上述のプロセッサ10と同様のハードウェア構成でもよい。プロセッサ30は、会計装置3の処理回路の一例である。プロセッサ30は、メインメモリ31又は補助記憶デバイス32に予め記憶されているプログラムをメインメモリ31に展開する。プログラムは、プロセッサ30によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ30に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ30は、メインメモリ31に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
メインメモリ31は、会計装置3の主記憶部分に相当する。メインメモリ31は、上述のメインメモリ31と同様のハードウェア構成でもよい。メインメモリ31は、プログラムを記憶する。メインメモリ31は、会計装置3の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス32は、会計装置3の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス32は、上述の補助記憶デバイス12と同様のハードウェア構成でもよい。補助記憶デバイス32は、上述のプログラム、プロセッサ30が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ20での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス32は、会計装置3の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス32は、通信先記憶領域321を含むことができる。通信先記憶領域321は、通信先情報を記憶することができる。通信先情報は、会計装置3が通信する電子機器を示す情報である。通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の登録装置2のうち会計装置3が通信する登録装置2を示す情報を含む。通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の撮影装置4のうち会計装置3が通信する撮影装置4を示す情報を含む。
通信先情報について、図2及び図3に例示する登録装置2-1、会計装置3-1、会計装置3-2及び撮影装置4-1を例にして説明する。会計装置3-1に記憶されている通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の登録装置2のうち会計装置3-1が通信する登録装置2-1を示す情報を含む。会計装置3-1に記憶されている通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の撮影装置4のうち会計装置3-1が通信する撮影装置4-1を示す情報を含む。会計装置3-2に記憶されている通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の登録装置2のうち会計装置3-2が通信する登録装置2-1を示す情報を含む。会計装置3-2に記憶されている通信先情報は、データ処理システムSに含まれる複数の撮影装置4のうち会計装置3-2が通信する撮影装置4-1を示す情報を含む。
通信インタフェース33は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークNWを介して会計装置3を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。通信インタフェース33は、会計装置3の通信部の一例である。
入出力インタフェース34は、会計装置3を他の電子機器と直接的に有線又は無線接続することにより通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。例えば、入出力インタフェース34は、会計装置3をカードリーダと接続する。カードリーダは、カード媒体の磁気ストライプ又はIC(Integrated Circuit)チップに記録されたカードデータ読み取るデバイスである。カード媒体は、クレジットカードを含んでもよい。
スキャナ35は、種々のコードシンボルを読み取り、コードシンボルからデータを取得するデバイスである。スキャナ35は、上述のスキャナ24と同様のハードウェア構成でもよい。例えば、コードシンボルは、コード決済用のコードシンボルを含んでもよい。
釣銭機36は、釣銭額相当の紙幣又は硬貨を払い出すデバイスである。
印刷デバイス37は、レシートに印刷するためのデバイスである。例えば、印刷デバイス37は、サーマルプリンタ又はインクジェットプリンタ等である。
入力デバイス38は、会計装置3に対する指示を入力可能なデバイスである。入力デバイス38は、上述の入力デバイス25と同様のハードウェア構成でもよい。
表示デバイス39は、プロセッサ30の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。表示デバイス39は、上述の表示デバイス26と同様のハードウェア構成でもよい。
なお、会計装置3のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。会計装置3は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
プロセッサ30によって実現される各部について説明する。
プロセッサ30は、通信処理部301及び会計処理部302を実現する。プロセッサ30によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ30によって実現される各部は、プロセッサ30及びメインメモリ31を含む制御部に実現されるということもできる。
通信処理部301は、通信インタフェース33を介した会計装置3と他の電子機器との間の通信を処理する。通信処理部301は、通信インタフェース33を介して、データ、情報又は信号を他の電子機器から取得する。通信処理部301は、通信インタフェース33を介して、データ、情報又は信号を会計装置3から他の電子機器に出力する。通信処理部301がデータ、情報又は信号等を取得又は出力する説明は、通信処理部301を通信インタフェース33と読み替えてもよい。
会計処理部302は、会計データに基づいて一取引の会計を処理する。会計処理部302は、客による会計方法の選択に従い一取引の会計を処理する。会計方法は、オフラインの会計及びオンラインの会計を含む。オフラインの会計は、会計装置3がインターネット等のネットワークを経由した他の電子機器との連携を要しない決済である。例えば、オフラインの会計は、現金による会計である。オンラインの会計は、会計装置3がインターネット等のネットワークを経由した他の電子機器と連携して実行する会計である。例えば、オンラインの会計は、クレジットカード決済、電子マネー決済、デビットカード決済及びコード決済等の会計である。
撮影装置4の構成例について説明する。
図7は、撮影装置4を例示するブロック図である。
撮影装置4は、プロセッサ40、メインメモリ41、補助記憶デバイス42、通信インタフェース43、カメラ44及びマイク45を含む電子機器である。プロセッサ40、メインメモリ41、補助記憶デバイス42、通信インタフェース43、カメラ44及びマイク45は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図7では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
プロセッサ40は、撮影装置4の中枢部分に相当する。プロセッサ40は、上述のプロセッサ10と同様のハードウェア構成でもよい。プロセッサ40は、撮影装置4の処理回路の一例である。プロセッサ40は、メインメモリ41又は補助記憶デバイス42に予め記憶されているプログラムをメインメモリ41に展開する。プログラムは、プロセッサ40によって実現される後述する各部の処理をプロセッサ40に実行させることが可能なプログラムである。プロセッサ40は、メインメモリ41に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
メインメモリ41は、撮影装置4の主記憶部分に相当する。メインメモリ41は、上述のメインメモリ41と同様のハードウェア構成でもよい。メインメモリ41は、プログラムを記憶する。メインメモリ41は、撮影装置4の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス42は、撮影装置4の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス42は、上述の補助記憶デバイス12と同様のハードウェア構成でもよい。補助記憶デバイス42は、上述のプログラム、プロセッサ20が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ40での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス42は、撮影装置4の記憶部の一例である。
補助記憶デバイス42は、会計データ記憶領域421を含むことができる。会計データ記憶領域421は、撮影装置4が撮影する店員によって操作される登録装置2についての第3の会計データを記憶することができる。第3の会計データは、一取引の会計用の会計データの一例である。第3の会計データは、会計装置3において一取引の会計を処理可能なデータであればよく、第3の会計データの内容は、限定されない。第3の会計データは、登録装置2における商品登録に基づくデータである。そのため、第3の会計データは、撮影装置4が登録装置2から取得する第1の会計データに基づくデータである。第3の会計データは、一取引に関するデータの一例である。例えば、第3の会計データは、登録装置2で生成される第1の会計データと同じデータである。この例では、第1の会計データ及び第3の会計データは、取引データでもよい。会計データ記憶領域421は、第3の会計データについて、出力先情報を記憶することができる。第3の会計データ及び出力先情報は、互いに関連付けられている。
補助記憶デバイス42は、装置関係性記憶領域422を含むことができる。装置関係性記憶領域422は、装置関係性データを記憶することができる。装置関係性データは、複数台の会計装置3のそれぞれに関連付けられた範囲を示すデータである。複数台の会計装置3は、1台の撮影装置4に関連付けられた1台の登録装置2における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な装置である。会計装置3に関連付けられた範囲は、登録装置2における一取引の商品登録後であって会計装置3における一取引の会計処理前に、一取引の登録済商品92を置く範囲である。会計装置3に関連付けられた範囲は、登録済商品92を置く台に限定されない。会計装置3に関連付けられた範囲は、台の近傍の、登録済商品92を載せた買物カートを置く場所を含んでもよい。台の近傍は、会計装置3の近傍の意味を含む。台の近傍の範囲は、適宜設定可能である。
装置関係性データについて、図2及び図3に例示する登録装置2-1、会計装置3-1及び会計装置3-2を例にして説明する。装置関係性データは、2台の会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれに関連付けられた範囲を示すデータである。2台の会計装置3-1及び会計装置3-2は、撮影装置4-1に関連付けられた1台の登録装置2-1における商品登録に基づく一取引の会計を処理可能な装置である。会計装置3-1に関連付けられた範囲は、台8-1を含む範囲である。会計装置3-1に関連付けられた範囲は、台8-1に加えて、台8-1の近傍を含む範囲でもよい。会計装置3-2に関連付けられた範囲は、台8-2を含む範囲である。会計装置3-2に関連付けられた範囲は、台8-2に加えて、台8-2の近傍を含む範囲でもよい。
通信インタフェース43は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークNWを介して撮影装置4を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。通信インタフェース43は、撮影装置4の通信部の一例である。
カメラ44は、撮影に基づいて撮影データを取得するデバイスである。
マイク45は、集音に基づいて音声データを取得するデバイスである。
なお、撮影装置4のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。撮影装置4は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
プロセッサ40によって実現される各部について説明する。
プロセッサ40は、通信処理部401、記憶処理部402、検出部403及び決定部404を実現する。プロセッサ40によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ40によって実現される各部は、プロセッサ40及びメインメモリ41を含む制御部に実現されるということもできる。
通信処理部401は、通信インタフェース43を介した撮影装置4と他の電子機器との間の通信を処理する。通信処理部401は、通信インタフェース43を介して、データ、情報又は信号を他の電子機器から取得する。通信処理部401は、通信インタフェース43を介して、データ、情報又は信号を撮影装置4から他の電子機器に出力する。通信処理部401がデータ、情報又は信号等を取得又は出力する説明は、通信処理部401を通信インタフェース43と読み替えてもよい。
記憶処理部402は、データ又は情報を補助記憶デバイス42に保存する。記憶処理部402は、データ又は情報をメインメモリ41に保存してもよい。
検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2における一取引の商品登録後の物品を検出する。物品は、一取引の登録済商品92の移動を追跡するための1つ以上の物の集合である。例えば、物品は、一取引の少なくとも1つの登録済商品92及びカゴ7の何れか一方又は両方である。検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2における一取引の商品登録後の物品の移動先を検出する。移動先は、物品が領域52から移動する先の場所である。例えば、移動先は、複数台の会計装置3のそれぞれに関連付けられた範囲のうちの何れかの範囲である。
決定部404は、撮影データに基づく物品の移動先に応じて会計データの出力先の会計装置3を決定する。
(動作例)
以上のように構成されたデータ処理システムSの動作例を説明する。
ここでは、サーバ1、並びに、図2及び図3に例示する登録装置2-1、会計装置3-1、会計装置3-2及び撮影装置4-1を例にして説明する。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(第1の動作例)
第1の動作例について説明する。
第1の動作例は、サーバ1が会計データ及び出力先情報を記憶する例である。
図8は、データ処理システムSの第1の動作例について説明する図である。
登録装置2-1は、客UBの一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する。登録装置2-1は、第1の会計データをサーバ1に出力する。
撮影装置4-1は、撮影データに基づいて登録装置2における一取引の商品登録後の物品を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動先を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づく物品の移動先に応じて第2の会計データの出力先の会計装置3を決定する。ここでは、店員UAは、一取引の商品登録後に、一取引の登録済商品92の一部又は全部を台5の領域52から台8-1に移したものとする。店員UAは、一取引の登録済商品92の一部又は全部をカゴ7に入れる場合、一取引の登録済商品92の一部又は全部を入れられたカゴ7を領域52から台8-1に移す。店員UAは、一取引の登録済商品92の一部又は全部をカゴ7に入れない場合、カゴ7を用いることなく、一取引の登録済商品92の一部又は全部を領域52から台8-1に移す。撮影装置4-1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のうちの台8-1に関連付けられた会計装置3-1を出力先として決定したものとする。撮影装置4-1は、出力先として会計装置3-1を示す出力先情報をサーバ1に出力する。
サーバ1は、第1の会計データを登録装置2-1から取得する。サーバ1は、第1の会計データの取得に基づいて、第1の会計データに基づく第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存する。サーバ1は、出力先情報を撮影装置4-1から取得する。サーバ1は、出力先情報の取得に基づいて、出力先情報を補助記憶デバイス12に保存する。
サーバ1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれから定期的に繰り返し問い合わせを取得する。問い合わせは、自装置を出力先とする会計データが存在することを確認するための信号である。問い合わせは、自装置を出力先とする会計データが存在する場合に、自装置を出力先とする会計データを要求する信号ということもできる。サーバ1は、出力先の会計装置3-1からサーバ1への問い合わせに基づいて、第2の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する。なお、この場合において、サーバ1は、会計装置3-2からサーバ1への問い合わせを取得しても、第2の会計データを会計装置3-2に出力することはない。
第1の動作例における登録装置2-1による処理について説明する。
図9は、第1の動作例における登録装置2-1のプロセッサ20による処理の手順を例示するフローチャートである。
登録処理部202は、店員UAによるスキャナ24又は入力デバイス25を用いた一取引の商品の商品登録操作に基づいて、商品を登録する(ACT1)。ACT1では、例えば、登録処理部202は、スキャナ24又は入力デバイス25を用いて入力された商品を識別可能なコードに基づいて商品データを補助記憶デバイス22又はサーバ1等から取得する。登録処理部202は、商品データをメインメモリ21又は補助記憶デバイス22に登録する。
登録処理部202は、店員UAにより入力デバイス25を用いて小計キーを押下されたことを検出する(ACT2)。小計キーは、一取引の請求金額を計算するために、一取引の商品登録の終了に関する指示を入力するためのキーである。小計キーを押下されたことは、一取引の商品登録の終了に関する指示を入力されたことの一例である。登録装置2-1において小計キーを押下されていない場合(ACT2、NO)、登録処理部202は、ACT1の処理を継続する。登録装置2-1において小計キーを押下された場合(ACT2、YES)、処理は、ACT2からACT3へ遷移する。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、通信処理部201は、登録終了通知を登録装置2-1から撮影装置4-1に出力する(ACT3)。登録終了通知は、登録装置2-1における一取引の商品登録の終了に関する通知である。例えば、登録終了通知は、登録装置2-1において小計キーを押下されたことを示す通知である。通知は、信号と読み替えてもよい。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、登録処理部202は、客UBの一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する(ACT4)。ACT4では、例えば、登録処理部202は、一取引の登録済商品92毎の商品データに基づいて、第1の会計データを生成する。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、通信処理部201は、第1の会計データを登録装置2-1からサーバ1に出力する(ACT5)。
通信処理部201は、画像データを撮影装置4-1から取得したか否かを判定する(ACT6)。画像データは、撮影データに基づく一取引の登録済商品92を示す画像のデータである。画像データは、撮影データと同じデータでもよいし、撮影データから一取引の登録済商品92の写る範囲を抽出したデータでもよい。画像データは、静止画像のデータでもよいし、動画像のデータでもよい。例えば、画像は、登録装置2-1において小計キーを押下された後の画像であるが、これに限定されない。画像は、登録装置2-1において小計キーを押下される前の画像でもよい。後述するように、撮影装置4-1は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合、画像データを登録装置2-1に出力する。他方、撮影装置4-1は、撮影データに基づいてカゴ7を検出する場合、画像データを登録装置2-1に出力しない。通信処理部201が画像データを撮影装置4-1から取得しない場合(ACT6、NO)、処理は、終了する。通信処理部201が画像データを撮影装置4-1から取得する場合(ACT6、YES)、処理は、ACT6からACT7へ遷移する。
表示処理部204は、通信処理部201により取得された画像データに基づいて、画像を表示デバイス26に表示させる(ACT7)。表示デバイス26は、撮影データに基づく一取引の登録済商品を示す画像を表示する。
取得部205は、表示デバイス26に表示された画像における指定操作に基づいて入力された指定指示を取得する(ACT8)。指定操作は、画像において検出対象を指定するための店員UAによる入力デバイス25の操作である。検出対象は、検出部403が一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出するための対象である。検出対象は、画像に写る少なくとも1つの登録済商品92でもよい。検出対象は、検出部403が少なくとも1つの登録済商品92を検出するための画像における範囲でもよい。指定指示は、検出対象を指定する指示である。
通信処理部201は、取得部205による指定指示の取得に基づいて、指定情報を登録装置2-1から撮影装置4-1に出力する(ACT9)。指定情報は、指定指示で指定された検出対象を示す情報である。
第1の動作例における撮影装置4-1による処理について説明する。
図10は、第1の動作例における撮影装置4-1のプロセッサ40による処理の手順を例示するフローチャートである。
通信処理部401は、登録終了通知を登録装置2-1から取得する(ACT11)。
検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出する(ACT12)。ACT12では、例えば、検出部403は、通信処理部401による登録終了通知の取得に基づいて、公知の画像認識技術等によりカゴ7を検出する。そのため、検出部403は、登録装置2-1において小計キーを押下された後の撮影データに基づいてカゴ7を検出する。検出部403は、登録装置2-1において小計キーを押下される前の撮影データに基づいてカゴ7を検出してもよい。1つ以上のカゴ7が台5の領域52に置かれている場合、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出する。検出部403が撮影データに基づいてカゴ7を検出する場合(ACT12、YES)、処理は、ACT12からACT13へ遷移する。カゴ7が台5の領域52に置かれていない場合、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない。検出部403が撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合(ACT12、NO)、処理は、ACT12からACT14へ遷移する。
検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2-1における一取引の商品登録後の物品を検出する(ACT13)。ACT13では、例えば、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出する場合、少なくともカゴ7を物品として検出する。検出部403は、1つのカゴ7を物品として検出してもよい。検出部403は、複数のカゴ7を物品として検出してもよい。検出部403は、カゴ7及びカゴ7に入れられた登録済商品92を物品として検出してもよい。検出部403は、カゴ7及びカゴ7に入れられていない登録済商品92を物品として検出してもよい。
通信処理部401は、画像データを撮影装置4-1から登録装置2-1に出力する(ACT14)。
通信処理部401は、画像データの応答として、指定情報を登録装置2-1から取得する(ACT15)。
検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2-1における一取引の商品登録後の物品を検出する(ACT16)。ACT16では、例えば、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合、一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。この例では、検出部403は、登録装置2-1の表示デバイス26に表示された画像における指定操作に基づく少なくとも1つの登録済商品を物品として検出することができる。指定情報で示される検出対象が少なくとも1つの登録済商品92である場合、検出部403は、検出対象である少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。指定情報で示される検出対象が画像における範囲である場合、検出部403は、検出対象である画像における範囲に含まれる少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。
検出部403は、撮影データに基づいて物品の移動先を検出する(ACT17)。ACT17では、例えば、検出部403は、領域52から移動した物品が装置関係性データで示される会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれに関連付けられた範囲の何れに存在するのかを検出する。検出部403は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれに関連付けられた範囲のうちの何れかの範囲を物品の移動先として検出する。
決定部404は、検出部403により検出された撮影データに基づく物品の移動先に応じて第2の会計データの出力先の会計装置3を決定する(ACT18)。ACT18では、例えば、決定部404は、装置関係性データにおいて検出部403により移動先として検出された範囲と関連付けられた会計装置3を出力先の会計装置3として決定する。決定部404は、通信処理部401による登録終了通知の取得に基づいて、出力先の会計装置3を決定する。そのため、決定部404は、登録装置2-1において小計キーを押下された後の物品の移動先に応じて出力先の会計装置3を決定する。第2の会計データの出力先の会計装置3は、会計装置3-1であるものとする。
決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、通信処理部401は、出力先として会計装置3-1を示す出力先情報を撮影装置4-1からサーバ1に出力する(ACT19)。
第1の動作例におけるサーバ1による処理について説明する。
図11は、第1の動作例におけるサーバ1のプロセッサ10による処理の手順を例示するフローチャートである。
通信処理部101は、第1の会計データを登録装置2-1から取得する(ACT21)。
記憶処理部102は、第2の会計データをサーバ1の補助記憶デバイス12に保存する(ACT22)。ACT22では、例えば、記憶処理部102は、第1の会計データに基づいて第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存する。記憶処理部102は、第1の会計データと同じデータである第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存してもよい。記憶処理部102は、第1の会計データに基づいて生成した第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存してもよい。
なお、上述のように、登録装置2-1において小計キーを押下された場合、登録装置2-1は、第1の会計データをサーバ1に出力する。記憶処理部102は、通信処理部101による第1の会計データの取得に基づいて、第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存する。そのため、登録装置2-1において小計キーを押下された場合、記憶処理部102は、第2の会計データを補助記憶デバイス12に保存する。記憶処理部102は、第2の会計データをメインメモリ11に保存してもよい。
通信処理部101は、出力先情報を撮影装置4-1から取得する(ACT23)。
記憶処理部102は、出力先情報を補助記憶デバイス12に保存する(ACT24)。なお、上述のように、決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、撮影装置4-1は、出力先情報をサーバ1に出力する。記憶処理部102は、通信処理部101による出力先情報の取得に基づいて、出力先情報を補助記憶デバイス12に保存する。そのため、決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、記憶処理部102は、出力先情報を補助記憶デバイス12に保存する。記憶処理部102は、出力先情報をメインメモリ11に保存してもよい。
通信処理部101は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれからサーバ1への問い合わせを取得する(ACT25)。
通信処理部101は、出力先情報に基づいて、問い合わせが出力先からのものか判定する(ACT26)。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものではない場合(ACT26、NO)、通信処理部101は、ACT25の処理を継続する。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものである場合(ACT26、YES)、処理は、ACT26からACT27へ遷移する。
通信処理部101は、出力先の会計装置3-1からサーバ1への問い合わせに基づいて、第2の会計データをサーバ1から出力先の会計装置3-1に出力する(ACT27)。なお、第2の会計データの出力は、物品の移動先の検出の後である。そのため、検出部403により物品の移動先を検出された場合、通信処理部101は、補助記憶デバイス12に記憶されている第2の会計データを物品の移動先に応じた会計装置3-1に出力する。なお、第2の会計データの出力は、出力先情報の保存の後である。そのため、通信処理部101は、記憶処理部102により出力先情報を補助記憶デバイス12に保存された後の出力先の会計装置3-1からサーバ1への問い合わせに基づいて、第2の会計データをサーバ1から出力先の会計装置3-1に出力する。
第1の動作例における会計装置3-1による処理について説明する。
図12は、第1の動作例における会計装置3-1のプロセッサ30による処理の手順を例示するフローチャートである。
通信処理部301は、定期的に繰り返し問い合わせを会計装置3-1からサーバ1に出力する(ACT31)。
通信処理部301は、問い合わせに対する応答として、第2の会計データをサーバ1から取得する(ACT32)。通信処理部301が第2の会計データをサーバ1から取得しない場合(ACT32、NO)、通信処理部301は、ACT31の処理を継続する。通信処理部301が第2の会計データをサーバ1から取得する場合(ACT32、YES)、処理は、ACT32からACT33へ遷移する。
会計処理部302は、第2の会計データに基づいて一取引の会計を処理する(ACT33)。ACT33では、例えば、会計処理部302は、客UBにより入力デバイス38を用いて選択された会計方法に従い、第2の会計データに基づいて一取引の会計を処理する。なお、第2の会計データが一取引を一意に示すコードのデータである場合、通信処理部301は、第2の会計データに基づいて、ネットワークNWを介してサーバ1から会計に必要なデータを取得する。
なお、第1の動作例における会計装置3-2による処理は、第1の動作例における会計装置3-1による処理と同様であるため、その説明を省略する。
(表示例)
登録装置2-1の表示デバイス26に表示される画像の例について説明する。
図13は、登録装置2-1の表示デバイス26に表示される画像Imを例示する図である。
画像Imは、台5の領域52に置かれた一取引の2つの登録済商品92を示す。台5の領域52には、カゴ7は置かれない。店員UAは、画像に対するタッチ操作等により、画像Imにおいて検出対象を指定する。店員UAは、検出対象として、任意の少なくとも1つの登録済商品92を指定してもよいし、画像Imにおける範囲を指定してもよい。
なお、第1の動作例では、サーバ1のプロセッサ10は、検出部403及び決定部404と同様の検出部及び決定部を実現してもよい。この例では、通信処理部101は、撮影データを撮影装置4-1から取得してもよい。
第1の動作例では、データ処理システムSは、少なくとも通信処理部101を備えるサーバ1と、少なくとも検出部403を備える撮影装置4-1とを含むことができる。データ処理システムSは、少なくとも通信処理部101及び検出部を備えるサーバ1を含むことができる。
(第1の動作例の変形例)
第1の動作例の変形例について説明する。
上述の第1の動作例では、撮影装置4-1が、カゴ7を検出しない場合、画像データを登録装置2-1に出力する例について説明したが、これに限定されない。撮影装置4-1は、カゴ7を検出しない場合、画像データを登録装置2-1に出力しなくてもよい。この例では、図9に例示する登録装置2-1のプロセッサ20によるACT6からACT9までの処理は、省略される。図10に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT14の処理及びACT15の処理は、省略される。ACT16では、例えば、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合、公知の画像認識技術等により撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。この例によれば、データ処理システムSは、店員UAによる指定操作を必要としないので、店員UAの負荷を減らすことができる。
撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、画像データを登録装置2-1に出力してもよい。この例では、図10に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT12の処理及びACT13の処理は、省略される。ACT14では、通信処理部401は、登録終了通知の取得に基づいて、画像データを撮影装置4-1から登録装置2-1に出力する。
上述の第1の動作例では、撮影装置4-1が、カゴ7を検出する場合、少なくともカゴ7を物品として検出する例について説明したが、これに限定されない。撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、公知の画像認識技術等により撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出してもよい。この例では、図9に例示する登録装置2-1のプロセッサ20によるACT6からACT9までの処理は、省略される。図10に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT12からACT15までの処理は、省略される。ACT16では、例えば、検出部403は、登録終了通知の取得に基づいて、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。
上述の第1の動作例では、サーバ1が出力先の会計装置3-1からサーバ1への問い合わせに基づいて第2の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する例について説明したが、これに限定されない。サーバ1は、出力先の会計装置3-1からサーバ1への問い合わせを要することなく、第2の会計データを出力先の会計装置3-1に出力してもよい。この例では、図11に例示するサーバ1のプロセッサ10によるACT25の処理及びACT26の処理は、省略される。ACT27では、通信処理部101は、出力先情報に基づいて、第2の会計データをサーバ1から出力先の会計装置3-1に出力する。図12に例示する会計装置3-1のプロセッサ30によるACT31の処理は、省略される。ACT32では、通信処理部301は、サーバ1へ問い合わせを出力することなく、第2の会計データをサーバ1から取得する。
(第2の動作例)
第2の動作例について説明する。
第2の動作例は、登録装置2-1が会計データ及び出力先情報を記憶する例である。
図14は、データ処理システムSの第2の動作例について説明する図である。
撮影装置4-1は、撮影データに基づいて登録装置2における一取引の商品登録後の物品を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動先を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づく物品の移動先に応じて第2の会計データの出力先の会計装置3を決定する。ここでは、撮影装置4-1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のうちの台8-1に関連付けられた会計装置3-1を出力先として決定したものとする。撮影装置4-1は、出力先として会計装置3-1を示す出力先情報をサーバ1に出力する。
登録装置2-1は、客UBの一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する。登録装置2-1は、第1の会計データを補助記憶デバイス22に保存する。登録装置2-1は、出力先情報を撮影装置4-1から取得する。登録装置2-1は、出力先情報の取得に基づいて、出力先情報を補助記憶デバイス22に保存する。
登録装置2-1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれから定期的に繰り返し問い合わせを取得する。登録装置2-1は、出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせに基づいて、第1の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する。なお、この場合において、登録装置2-1は、会計装置3-2から登録装置2-1への問い合わせを取得しても、第1の会計データを会計装置3-2に出力することはない。
第2の動作例における登録装置2-1による処理について説明する。
図15は、第2の動作例における登録装置2-1のプロセッサ20による処理の手順を例示するフローチャートである。
登録処理部202は、店員UAによるスキャナ24又は入力デバイス25を用いた一取引の商品の商品登録操作に基づいて、商品を登録する(ACT41)。ACT41の処理は、上述のACT1の処理と同様である。
登録処理部202は、店員UAにより入力デバイス25を用いて小計キーを押下されたことを検出する(ACT42)。ACT42の処理は、上述のACT2の処理と同様である。登録装置2-1において小計キーを押下されていない場合(ACT42、NO)、登録処理部202は、ACT41の処理を継続する。登録装置2-1において小計キーを押下された場合(ACT42、YES)、処理は、ACT42からACT43へ遷移する。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、通信処理部201は、登録終了通知を登録装置2-1から撮影装置4-1に出力する(ACT43)。ACT43の処理は、ACT3の処理と同様である。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、登録処理部202は、客UBの一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する(ACT44)。ACT44の処理は、上述のACT4の処理と同様である。
登録装置2-1において小計キーを押下された場合、記憶処理部203は、第1の会計データを補助記憶デバイス22に保存する(ACT45)。記憶処理部203は、第1の会計データをメインメモリ21に保存してもよい。
通信処理部201は、画像データを撮影装置4-1から取得したか否かを判定する(ACT46)。ACT46の処理は、上述のACT6の処理と同様である。通信処理部201が画像データを撮影装置4-1から取得しない場合(ACT6、NO)、処理は、ACT46からACT50へ遷移する。通信処理部201が画像データを撮影装置4-1から取得する場合(ACT6、YES)、処理は、ACT46からACT47へ遷移する。
表示処理部204は、通信処理部201により取得された画像データに基づいて、画像を表示デバイス26に表示させる(ACT47)。ACT47の処理は、上述のACT7の処理と同様である。
取得部205は、表示デバイス26に表示された画像における指定操作に基づいて入力された指定指示を取得する(ACT48)。ACT48の処理は、上述のACT8の処理と同様である。
通信処理部201は、取得部205による指定指示の取得に基づいて、指定情報を登録装置2-1から撮影装置4-1に出力する(ACT49)。ACT49の処理は、上述のACT9の処理と同様である。
通信処理部201は、出力先情報を撮影装置4-1から取得する(ACT50)。
記憶処理部203は、出力先情報を補助記憶デバイス22に保存する(ACT51)。なお、決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、撮影装置4-1は、出力先情報を登録装置2-1に出力する。記憶処理部203は、通信処理部201による出力先情報の取得に基づいて、出力先情報を補助記憶デバイス22に保存する。そのため、決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、記憶処理部203は、出力先情報を補助記憶デバイス22に保存する。記憶処理部203は、出力先情報をメインメモリ21に保存してもよい。
通信処理部201は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれから登録装置2-1への問い合わせを取得する(ACT52)。
通信処理部201は、出力先情報に基づいて、問い合わせが出力先からのものか判定する(ACT53)。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものではない場合(ACT53、NO)、通信処理部201は、ACT52の処理を継続する。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものである場合(ACT53、YES)、処理は、ACT53からACT54へ遷移する。
通信処理部201は、出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせに基づいて、第1の会計データを登録装置2-1から出力先の会計装置3-1に出力する(ACT54)。なお、第1の会計データの出力は、出力先情報の保存の後である。そのため、通信処理部201は、記憶処理部203により出力先情報を補助記憶デバイス22に保存された後の出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせに基づいて、第1の会計データを登録装置2-1から出力先の会計装置3-1に出力する。
第2の動作例における撮影装置4-1による処理について説明する。
第2の動作例における撮影装置4-1による処理は、以下の点を除いて、図10に例示するフローチャートを用いて説明した第1の動作例における撮影装置4-1による処理と同様である。ACT18において、決定部404は、第1の動作例では第2の会計データの出力先の会計装置3を決定するが、第2の動作例では第1の会計データの出力先の会計装置3を決定する。ACT19において、通信処理部401は、第1の動作例では出力先情報をサーバ1に出力するが、第2の動作例では出力先情報を登録装置2-1に出力する。
第2の動作例における会計装置3-1による処理について説明する。
第2の動作例における会計装置3-1による処理は、以下の点を除いて、図12に例示するフローチャートを用いて説明した第1の動作例における会計装置3-1による処理と同様である。ACT31において、通信処理部301は、第1の動作例では問い合わせをサーバ1に出力するが、第2の動作例では問い合わせを登録装置2-1に出力する。なお、第2の動作例では、通信処理部301は、補助記憶デバイス32に記憶されている通信先情報に基づいて、複数の登録装置2のうち会計装置3-1が通信する登録装置2として登録装置2-1を決定し得る。ACT32において、通信処理部301は、第1の動作例では第2の会計データをサーバ1から取得するが、第2の動作例では第1の会計データを登録装置2-1から取得する。ACT33において、会計処理部302は、第1の動作例では第2の会計データに基づいて一取引の会計を処理するが、第2の動作例では第1の会計データに基づいて一取引の会計を処理する。
なお、第2の動作例における会計装置3-2による処理は、第2の動作例における会計装置3-1による処理と同様であるため、その説明を省略する。
なお、第2の動作例では、登録装置2-1のプロセッサ20は、検出部403及び決定部404と同様の検出部及び決定部を実現してもよい。この例では、通信処理部201は、撮影データを撮影装置4-1から取得してもよい。
第2の動作例では、データ処理システムSは、少なくとも通信処理部201を備える登録装置2-1と、少なくとも検出部403を備える撮影装置4-1とを含むことができる。データ処理システムSは、少なくとも通信処理部201及び検出部を備える登録装置2-1を含むことができる。
(第2の動作例の変形例)
第2の動作例の変形例について説明する。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出しない場合、画像データを登録装置2-1に出力しなくてもよい。この例では、図15に例示する登録装置2-1のプロセッサ20によるACT46からACT49までの処理は、省略される。例えば、撮影装置4-1の検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、画像データを登録装置2-1に出力してもよい。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出してもよい。この例では、図15に例示する登録装置2-1のプロセッサ20によるACT46からACT49までの処理は、省略される。
上述の第2の動作例では、登録装置2-1が出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせに基づいて第1の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する例について説明したが、これに限定されない。登録装置2-1は、出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせを要することなく、第1の会計データを出力先の会計装置3-1に出力してもよい。この例では、図15に例示する登録装置2-1のプロセッサ20によるACT52の処理及びACT53の処理は、省略される。ACT54では、通信処理部201は、出力先情報に基づいて、第1の会計データを登録装置2-1から出力先の会計装置3-1に出力する。図12に例示する会計装置3-1のプロセッサ30によるACT31の処理は、省略される。ACT32では、通信処理部301は、登録装置2-1へ問い合わせを出力することなく、第1の会計データを登録装置2-1から取得する。
(第3の動作例)
第3の動作例について説明する。
第3の動作例は、撮影装置4-1が会計データ及び出力先情報を記憶する例である。
図16は、データ処理システムSの第3の動作例について説明する図である。
登録装置2-1は、客UBの一取引の商品登録に基づいて、第1の会計データを生成する。登録装置2-1は、第1の会計データを撮影装置4-1に出力する。
撮影装置4-1は、撮影データに基づいて登録装置2における一取引の商品登録後の物品を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づいて物品の移動先を検出する。撮影装置4-1は、撮影データに基づく物品の移動先に応じて第2の会計データの出力先の会計装置3を決定する。ここでは、撮影装置4-1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のうちの台8-1に関連付けられた会計装置3-1を出力先として決定したものとする。撮影装置4-1は、出力先情報を補助記憶デバイス42に保存する。
撮影装置4-1は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれから定期的に繰り返し問い合わせを取得する。撮影装置4-1は、出力先の会計装置3-1から撮影装置4-1への問い合わせに基づいて、第3の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する。なお、この場合において、撮影装置4-1は、会計装置3-2から撮影装置4-1への問い合わせを取得しても、第3の会計データを会計装置3-2に出力することはない。
第3の動作例における登録装置2-1による処理について説明する。
第3の動作例における登録装置2-1による処理は、以下の点を除いて、図9に例示するフローチャートを用いて説明した第1の動作例における登録装置2-1による処理と同様である。ACT5において、通信処理部201は、第1の動作例では第1の会計データをサーバ1に出力するが、第3の動作例では第1の会計データを撮影装置4-1に出力する。
第3の動作例における撮影装置4-1による処理について説明する。
図17は、第3の動作例における撮影装置4-1のプロセッサ40による処理の手順を例示するフローチャートである。
通信処理部401は、登録終了通知を登録装置2-1から取得する(ACT61)。ACT61の処理は、上述のACT11の処理と同様である。
通信処理部401は、第1の会計データを登録装置2-1から取得する(ACT62)。
記憶処理部402は、第3の会計データを撮影装置4-1の補助記憶デバイス42に保存する(ACT63)。ACT63では、例えば、記憶処理部402は、第2の会計データに基づいて第3の会計データを補助記憶デバイス42に保存する。記憶処理部402は、第1の会計データと同じデータである第3の会計データを補助記憶デバイス42に保存してもよい。
なお、上述のように、登録装置2-1において小計キーを押下された場合、登録装置2-1は、第1の会計データを撮影装置4-1に出力する。記憶処理部402は、通信処理部401による第1の会計データの取得に基づいて、第3の会計データを補助記憶デバイス42に保存する。そのため、登録装置2-1において小計キーを押下された場合、記憶処理部402は、第3の会計データを補助記憶デバイス42に保存する。記憶処理部402は、第3の会計データをメインメモリ41に保存してもよい。
検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出する(ACT64)。ACT64の処理は、上述のACT12の処理と同様である。検出部403が撮影データに基づいてカゴ7を検出する場合(ACT64、YES)、処理は、ACT64からACT65へ遷移する。検出部403が撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合(ACT64、NO)、処理は、ACT64からACT66へ遷移する。
検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2-1における一取引の商品登録後の物品を検出する(ACT65)。ACT65の処理は、上述のACT13の処理と同様である。
通信処理部401は、画像データを撮影装置4-1から登録装置2-1に出力する(ACT66)。
通信処理部401は、画像データの応答として、指定情報を登録装置2-1から取得する(ACT67)。
検出部403は、撮影データに基づいて登録装置2-1における一取引の商品登録後の物品を検出する(ACT68)。ACT68の処理は、上述のACT16の処理と同様である。
検出部403は、撮影データに基づいて物品の移動先を検出する(ACT69)。ACT69の処理は、上述のACT17の処理と同様である。
決定部404は、検出部403により検出された撮影データに基づく物品の移動先に応じて第2の会計データの出力先の会計装置3を決定する(ACT70)。ACT70の処理は、上述のACT18の処理と同様である。
決定部404により出力先の会計装置3を決定された場合、記憶処理部402は、出力先として会計装置3-1を示す出力先情報を補助記憶デバイス42に保存する(ACT71)。記憶処理部402は、出力先情報をメインメモリ41に保存してもよい。
通信処理部401は、会計装置3-1及び会計装置3-2のそれぞれから撮影装置4-1への問い合わせを取得する(ACT72)。
通信処理部401は、出力先情報に基づいて、問い合わせが出力先からのものか判定する(ACT73)。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものではない場合(ACT73、NO)、通信処理部401は、ACT72の処理を継続する。問い合わせが出力先の会計装置3-1からのものである場合(ACT73、YES)、処理は、ACT73からACT74へ遷移する。
通信処理部401は、出力先の会計装置3-1から撮影装置4-1への問い合わせに基づいて、第3の会計データを撮影装置4-1から出力先の会計装置3-1に出力する(ACT74)。なお、第3の会計データの出力は、出力先情報の保存の後である。そのため、通信処理部401は、記憶処理部402により出力先情報を補助記憶デバイス42に保存された後の出力先の会計装置3-1から撮影装置4-1への問い合わせに基づいて、第3の会計データを撮影装置4-1から出力先の会計装置3-1に出力する。
第3の動作例における会計装置3-1による処理について説明する。
第3の動作例における会計装置3-1による処理は、以下の点を除いて、図12に例示するフローチャートを用いて説明した第1の動作例における会計装置3-1による処理と同様である。ACT31において、通信処理部301は、第1の動作例では問い合わせをサーバ1に出力するが、第3の動作例では問い合わせを撮影装置4-1に出力する。なお、第3の動作例では、通信処理部301は、補助記憶デバイス32に記憶されている通信先情報に基づいて、複数の撮影装置4のうち会計装置3-1が通信する撮影装置4として撮影装置4-1を決定し得る。ACT32において、通信処理部301は、第1の動作例では第2の会計データをサーバ1から取得するが、第3の動作例では第3の会計データを撮影装置4-1から取得する。ACT33において、会計処理部302は、第1の動作例では第2の会計データに基づいて一取引の会計を処理するが、第3の動作例では第3の会計データに基づいて一取引の会計を処理する。
第3の動作例では、データ処理システムSは、少なくとも通信処理部401及び検出部403を備える撮影装置4-1を含むことができる。
(第3の動作例の変形例)
第3の動作例の変形例について説明する。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出しない場合、画像データを登録装置2-1に出力しなくてもよい。この例では、図17に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT66の処理及びACT67の処理は、省略される。ACT68では、例えば、検出部403は、撮影データに基づいてカゴ7を検出しない場合、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、画像データを登録装置2-1に出力してもよい。この例では、図17に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT64の処理及びACT65の処理は、省略される。
第1の動作例の変形例と同様に、撮影装置4-1は、カゴ7を検出するか否かによらず、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出してもよい。この例では、図17に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT64からACT67までの処理は、省略される。ACT68では、例えば、検出部403は、登録終了通知の取得に基づいて、撮影データに基づいて一取引の少なくとも1つの登録済商品92を物品として検出する。
上述の第3の動作例では、撮影装置4-1が出力先の会計装置3-1から登録装置2-1への問い合わせに基づいて第3の会計データを出力先の会計装置3-1に出力する例について説明したが、これに限定されない。撮影装置4-1は、出力先の会計装置3-1から撮影装置4-1への問い合わせを要することなく、第3の会計データを出力先の会計装置3-1に出力してもよい。この例では、図17に例示する撮影装置4-1のプロセッサ40によるACT72の処理及びACT73の処理は、省略される。ACT74では、通信処理部401は、出力先情報に基づいて、第3の会計データを撮影装置4-1から出力先の会計装置3-1に出力する。図12に例示する会計装置3-1のプロセッサ30によるACT31の処理は、省略される。ACT32では、通信処理部301は、登録装置2-1へ問い合わせを出力することなく、第3の会計データを撮影装置4-1から取得する。
(効果)
実施形態に係るデータ処理システムは、撮影データに基づいて登録装置における一取引の商品登録後の物品の移動先を検出する検出部を備える。データ処理システムは、検出部により物品の移動先を検出された場合、記憶部に記憶されている一取引に関するデータを物品の移動先に応じた会計装置に出力する通信処理部を備える。
データ処理システムは、物品の移動先を検出することにより、店員による会計装置を指定するための操作を必要とすることなく、一取引に関するデータを物品の移動先に応じた会計装置に出力することができる。店員は、複数台の会計装置の状況を目視等で確認した上で客が会計をする会計装置を指定するための操作を省くことができる。そのため、データ処理システムは、登録装置を操作する店員の負荷を減らすことができる。さらに、物品は、会計前に、会計装置の近くの台等の決められた場所に移動される傾向にある。そのため、データ処理システムは、物品の移動先を検出するので、一取引に関するデータを出力する会計装置を適切に決定することができる。
実施形態に係るデータ処理システムでは、検出部は、撮影データに基づいて登録済商品を入れるためのカゴを検出する場合、少なくともカゴを物品として検出する。
登録済商品を入れるためのカゴは、会計前に、会計装置の近くの台等の決められた場所に移動される傾向にある。そのため、データ処理システムは、カゴの移動先を検出するので、一取引に関するデータを出力する会計装置を適切に決定することができる。
実施形態に係るデータ処理システムでは、検出部は、撮影データに基づいて登録済商品を入れるためのカゴを検出しない場合、一取引の少なくとも1つの登録済商品を物品として検出する。
登録済商品を入れるためのカゴが用いられない場合であっても、登録済商品は、会計前に、会計装置の近くの台等の決められた場所に移動される傾向にある。そのため、データ処理システムは、登録済商品の移動先を検出するので、一取引に関するデータを出力する会計装置を適切に決定することができる。
実施形態に係るデータ処理システムは、撮影データに基づく一取引の登録済商品を示す画像を表示部に表示させる表示制御部を備える。検出部は、画像における指定操作に基づく一取引の少なくとも1つの登録済商品を物品として検出する。
例えば、店員は、画像において指定した少なくとも1つの登録済商品を、会計前に会計装置の近くの台等の決められた場所に移すことができる。データ処理システムが移動先を検出する少なくとも1つの登録済商品は、店員が場所を移す少なくとも1つの登録済商品と一致する。そのため、データ処理システムは、一取引に関するデータを出力する会計装置を適切に決定することができる。
実施形態に係るデータ処理システムでは、画像は、登録装置において一取引の商品登録の終了に関する指示を入力された後の画像である。
一取引の商品登録の終了後の登録済商品は、会計する商品として確定するので、会計装置の近くの台等の決められた場所に移動される傾向にある。そのため、データ処理システムは、会計する商品として確定した登録済商品の移動先を検出するので、一取引に関するデータを出力する会計装置を適切に決定することができる。
[他の実施形態]
上述の実施形態では、サーバ1は、1つの電子機器で実現される例について説明したが、これに限定されない。サーバ1は、複数の電子機器に機能を分散させたシステムによって実現されてもよい。
上述の実施形態は、データ処理システムだけでなく、データ処理システムが実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、データ処理システムが備える各部の処理をコンピュータに実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。上述の実施形態は、サーバ、登録装置、会計装置及び撮影装置のような電子機器だけでなく、電子機器が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、電子機器が備える各部の処理をコンピュータに実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。
データ処理システムは、1つの電子機器を含んでもよいし、複数の電子機器を含んでもよい。そのため、データ処理システムに含まれる各部は、1つの電子機器で実現されてもよいし、複数の電子機器に分散させて実現されてもよい。
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、電子機器可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつ電子機器で読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…サーバ、2…登録装置、2-1…登録装置、3…会計装置、3-1…会計装置、3-2…会計装置、4…撮影装置、4-1…撮影装置、5…台、6…カゴ、7…カゴ、8-1…台、8-2…台、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶デバイス、13…通信インタフェース、20…プロセッサ、21…メインメモリ、22…補助記憶デバイス、23…通信インタフェース、24…スキャナ、25…入力デバイス、26…表示デバイス、30…プロセッサ、31…メインメモリ、32…補助記憶デバイス、33…通信インタフェース、34…入出力インタフェース、35…スキャナ、36…釣銭機、37…印刷デバイス、38…入力デバイス、39…表示デバイス、40…プロセッサ、41…メインメモリ、42…補助記憶デバイス、43…通信インタフェース、44…カメラ、45…マイク、51…領域、52…領域、101…通信処理部、102…記憶処理部、121…会計データ記憶領域、201…通信処理部、202…登録処理部、203…記憶処理部、204…表示処理部、205…取得部、221…会計データ記憶領域、301…通信処理部、302…会計処理部、321…通信先記憶領域、401…通信処理部、402…記憶処理部、403…検出部、404…決定部、421…会計データ記憶領域、422…装置関係性記憶領域、A…撮影範囲、Im…画像、NW…ネットワーク、S…データ処理システム、UA…店員、UB…客。

Claims (5)

  1. 撮影データに基づいて登録装置における一取引の商品登録後の物品の移動先を検出する検出部と、
    前記検出部により前記物品の移動先を検出された場合、記憶部に記憶されている前記一取引に関するデータを前記物品の移動先に応じた会計装置に出力する通信処理部と、
    を備えるデータ処理システム。
  2. 前記検出部は、撮影データに基づいて登録済商品を入れるためのカゴを検出する場合、少なくとも前記カゴを前記物品として検出する、
    請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記検出部は、撮影データに基づいて登録済商品を入れるためのカゴを検出しない場合、前記一取引の少なくとも1つの登録済商品を前記物品として検出する、
    請求項1に記載のデータ処理システム。
  4. 撮影データに基づく前記一取引の登録済商品を示す画像を表示部に表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記検出部は、前記画像における指定操作に基づく前記一取引の少なくとも1つの登録済商品を前記物品として検出する、
    請求項3に記載のデータ処理システム。
  5. 前記画像は、前記登録装置において前記一取引の商品登録の終了に関する指示を入力された後の画像である、
    請求項4に記載のデータ処理システム。

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