JP2024031680A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙使用量を削減しつつ、アンチスリップ機能を奏することができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱Aは、直方体状であって、所謂ラップアラウンドケースタイプであって、天壁部3に設けられる開口部7と、底壁部4に外向きに突出するよう設けられ、他の包装箱Aを下側にして積層した場合に他の包装箱Aの開口部7内に入り込む位置に形成される突起部8を有する。開口部7の縁部には、天壁部3の第2側壁部5に沿って開口凸部72または該幅を広げる開口凹部73が設けられ、突起部8には、開口凸部72と嵌合する突起凹部83または開口凹部73と嵌合する突起凸部84が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、2以上を積層可能な紙製の包装箱に関する。
従来、複数の商品を収容できる直方体状のラップアラウンドケースタイプの段ボール製の包装箱が知られている(特許文献1参照)。この包装箱は、水平方向に延びる四角筒状の胴部と、胴部の開放端を閉塞する一対の閉塞部とを備える。この胴部は、天板、底板及び一対の側板からなり、閉塞部は、側板に連設された一対の内フラップと、天板及び底板にそれぞれ連設され内フラップの外表面に固定される一対の外フラップとからなる。
この種の包装箱は上下方向に積層されて輸送されるものである。そのため、缶飲料製品などの重量物を包装する場合には、輸送時に積層された上側の包装箱が滑り落ちることを防止するために、天板にはアンチスリップ効果を有するホットメルト接着剤が塗布される。
ところで、包装箱を作る際に、紙の使用量を削減することは一般的な課題である。よって、この包装箱でも、天板に開口部を設けることで、紙の使用量を削減することが検討されていた。
特開2017-095137号公報
しかしながら、天板に開口部を設けると、ホットメルト接着剤を天板に塗布したときに、誤って包装箱内部の商品にホットメルト接着剤を塗布してしまうリスクがある。
本発明は、上記課題を解決するものであって、紙使用量を削減しつつ、アンチスリップ機能を奏することができる包装箱を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の包装箱は、互いに対向する天壁部及び底壁部と、前記天壁部及び底壁部を繋いで互いに対向する一対の第1側壁部と、前記天壁部及び底壁部を繋いで前記第1側壁部が対向する方向と交差する方向で互いに対向する一対の第2側壁部と、を備えて2以上を積層可能な紙製の包装箱であって、前記天壁部に設けられる開口部と、前記底壁部に該底壁部から外向きに突出するよう設けられ、他の包装箱を下側にして積層した場合に前記他の包装箱の前記開口部内に入り込む位置に形成される突起部と、前記開口部の縁部のうち前記天壁部の前記第2側壁部に沿う部分に設けられ、該開口部の前記一対の第2側壁部が対向する方向の幅を狭める開口凸部または該幅を広げる開口凹部と、前記突起部に設けられ、他の包装箱を下側にして積層した場合に前記他の包装箱の前記天壁部と平行な面内において該他の包装箱の前記開口部に設けられた前記開口凸部と嵌合する突起凹部または前記開口凹部と嵌合する突起凸部と、を有することを特徴とする。
本発明の包装箱では、前記天壁部に開口部が設けられているため、紙使用量を削減することができる。
また、本発明の包装箱では、前記底壁部に外向きに突出するよう設けられた突起部が、積層した下側の包装箱の開口部内に入り込む。このとき一方の開口部には、その縁部に第2側壁部に沿って、開口凸部(または開口凹部)が設けられており、この開口凸部(または開口凹部)に対し、突起部に設けられた突起凹部(または突起凸部)が天壁部と平行な面内において嵌合する。
これにより、積層された上側の包装箱が第1側壁部に沿う方向に滑りそうになった場合、下側の包装箱の開口部の側縁のうち第2側壁部に沿う部分に上側の包装箱の突起部が当接するため、積層された上側の包装箱が第1側壁部に沿う方向に滑ることが防止される。
また、積層された上側の包装箱が第2側壁部に沿う方向に滑りそうになった場合、下側の包装箱の開口部の側縁に設けられた開口凸部(または開口凹部)に対して、上側の包装箱の突起部に設けられた突起凹部(または突起凸部)が嵌合しているため、積層された上側の包装箱が第2側壁部に沿う方向に滑ることが防止される。
よって、本発明の包装箱によれば、紙使用量を削減しつつ、アンチスリップ機能を奏することができる。
本発明の包装箱において、前記開口部は、前記天壁部から前記第1側壁部に亘って設けられていることが好ましい(本発明の第2の包装箱)。
本発明の第2の包装箱によれば、第1側壁部まで開口できるため紙使用量を削減することができる。もっとも、本発明の包装箱では、下側の包装箱に設けられた開口部の開口凸部(または開口凹部)に対し、上側の包装箱の突起部の突起凹部(または突起凸部)が天壁部と平行な面内において嵌合することで積層された上側の包装箱が第2側壁部に沿う方向に滑ることが防止されているため、第1側壁部の上端が取り去られても、アンチスリップ機能には影響がない。
よって、本発明の第2の包装箱によれば、アンチスリップ機能を低下させることなく、より紙使用量を削減することができる。
本発明の第2の包装箱において、前記開口部は、前記天壁部を通って前記一対の第1側壁部の一方から他方に亘って設けられていることが好ましい(本発明の第3の包装箱)。
本発明の第3の包装箱によれば、アンチスリップ機能を低下させることなく、さらに紙使用量を削減することができる。
本発明の第3の包装箱において、前記開口部には、複数の前記開口凸部及び前記開口凹部が交互に設けられることで波状の開口凹凸部が設けられ、前記底壁部には、前記一対の第1側壁部のそれぞれに隣接する位置に突起部が一対設けられ、前記突起部には、複数の前記突起凹部及び前記突起凸部が交互に設けられることで前記開口凹凸部と嵌合する波状の突起凹凸部が設けられていることが好ましい(本発明の第4の包装箱)。
本発明の第4の包装箱によれば、天壁部における第2側壁部に沿う方向の全域に開口部が設けられ、その開口部の縁部に波状の開口凹凸部が設けられるため、2つの包装箱を第1側壁部が背中合わせになるように並べると、包装箱2つ分の長さを有する波状の開口凹凸部が設置されることになる。
また、本発明の第4の包装箱では、底壁部には、前記一対の第1側壁部のそれぞれに隣接する位置に突起部が一対設けられるとともに、各突起部には、開口部の開口凹凸部と嵌合可能な波状の突起凹凸部が設けられている。
よって、上述のように並べられた2つの包装箱に跨るように包装箱を積み重ねると、上側の包装箱の各突起部の突起凹凸部が、下側の2つの包装箱の各開口部の開口凹凸部とそれぞれ嵌合する。
よって、本発明の第4の包装箱によれば、棒積み(下側の包装箱の真上に同じ方向で上側の包装箱を積層させる積載方法)だけではなく、第2側壁部に沿う方向において上側の包装箱の位置をずらして積んでも、アンチスリップ機能を奏することができる。
また、本発明の第1~4の包装箱において、前記突起部は、前記底壁部から前記第1側壁部に亘って設けられた一対の突起用切目線と、前記底壁部及び前記第1側壁部のそれぞれに設けられ、前記一対の突起用切目線の端部を繋ぐ一対の突起用折目線と、前記底壁部に設けられ、前記一対の突起用切目線の中間部を繋ぐ突起用谷折線と、を有することが好ましい(本発明の第5の包装箱)。
本発明の第5の包装箱によれば、包装箱を構成する紙を平板状態から底壁部と第1側壁部とをその境界線で略直角に折り曲げたときに、包装箱の内側から見て、第1側壁部に設けられた突起用折目線及び突起用谷折線が谷折りされつつ、底壁部に設けられた突起用折目線が山折りされる。これにより、一対の突起用折目線及び一対の突起用切目線で囲まれた区画が、底壁部から外向きに突出して突起部となる。
よって、本発明の第5の包装箱によれば、底壁部と第1側壁部とをその境界線で略直角に折り曲げるだけで、突起部を突出されることができ、アンチスリップ機能を奏させることができる。
また、本発明の第1の包装箱において、前記底壁部に該底壁部から外向きに突出するよう設けられ、他の包装箱を下側にして水平方向に90°回転させた姿勢で積層した場合に前記他の包装箱の前記開口部内に入り込む位置に形成される補助突起部をさらに有することが好ましい(本発明の第6の包装箱)。
本発明の第6の包装箱によれば、前記底壁部に外向きに突出するよう設けられた補助突起部が、水平方向に90°ずらして積層した下側の包装箱の開口部内に入り込む。これにより、90°ずらして積層された上側の包装箱が第2側壁部に沿う方向に滑りそうになった場合、下側の包装箱の開口部の側縁のうち第2側壁部に沿う部分に上側の包装箱の補助突起部が当接するため、積層された上側の包装箱が第2側壁部に沿う方向に滑ることが防止される。
よって、本発明の第6の包装箱によれば、上下の包装箱を90°ずらして積層してもアンチスリップ機能を奏することができる。
本実施形態に係る包装箱の外観を示す斜視図。 本実施形態に係る包装箱の外観を背面から示す斜視図。 本実施形態に係る包装箱の組立て前の構成を示す展開図。 本実施形態に係る包装箱の積層状態を示す斜視図。 本実施形態に係る包装箱の積載方法例における1段目の並べ方を示す平面図。 本実施形態に係る包装箱の積載方法例における2段目の並べ方を示す底面図。 本実施形態に係る包装箱の積載方法例における正面図。 本実施形態に係る包装箱による紙の削減量を示す展開図。 変形例に係る包装箱の組立て前の構成を示す展開図。
以下、図1~8を参照しながら、本発明の1つの実施形態(以下、単に「本実施形態」という。)に係る包装箱Aについて説明する。
図1に示すように、包装箱Aは、外観が直方体状に形成されたラップアラウンドケースタイプのものである。包装箱Aでは、例えば、缶飲料製品が6本ずつスリーブタイプのマルチパック用紙器で小分け包装されて、そのマルチパックが4セット包装箱Aの内部に収納される(図示せず)。
包装箱Aは、前後方向に延びる六角筒状の胴部1と、胴部1の前後方向の開放端を閉塞する一対の閉塞部2(本発明の「第1側壁部」に相当する。)とを有する。
胴部1は、一対の天板3(本発明の「天壁部」に相当する。)、底板4(本発明の「底壁部」に相当する。)、一対の側板5(本発明の「第2側壁部」に相当する。)及び一対の傾斜板6によって構成されている。閉塞部2は、後述する連結側板52、内フラップ53、下外フラップ41及び上外フラップ31によって構成されている。
天板3は、図1における左右方向に離間してそれぞれ側板5に沿って前後方向に延びることで、その隙間に開口部7が形成されている。さらに開口部7は、天板3から閉塞部2まで延びており、閉塞部2の左右方向中央部において上下方向中央部(後述する上外フラップ31の先端)まで達している。
図2に示すように、包装箱Aの裏面には、2つの突起部8と4つの補助突起部9とが設けられている。突起部8は、底板4の左右方向中央部において前後端のそれぞれに隣接して設けられている。補助突起部9は、底板4の左右端にそって2つずつ設けられている。
包装箱Aは、図3に示すほぼ矩形状の段ボール板紙2Aを原紙から打抜いて形成した後、これを折り曲げて組み立てられる。
まず、図3を参照しながら、段ボール板紙2Aのうち、胴部1を構成するための天板3、底板4、側板5及び傾斜板6について説明する。
図3に示すように、段ボール板紙2Aの中央に底板4が配置される。底板4は略矩形状であり、より具体的には、四隅が面取り部4aによって切り欠かれて八角形状に形成されている。底板4の左右端には、胴部折目線aを介して側板5がそれぞれ連設されている。
側板5は略矩形状に形成されている。側板5には、中央部にH形状の破断開始部51が形成されている。破断開始部51は、切れ目が断続的に設けられたミシン目によって形成されている。右側の側板5の右端及び左側の側板5の左端には、胴部折目線bを介して傾斜板6がそれぞれ連設されている。
傾斜板6は略矩形状であり、より具体的には、側板5側を上底とする倒台形状に形成されている。右側の傾斜板6の右端及び左側の傾斜板6の左端には、胴部折目線cを介して天板3がそれぞれ連設されている。
天板3は略矩形状であり、より具体的には、傾斜板6側の隅が切り欠かれて六角形状に形成されている。右側の天板3の右端縁及び左側の天板3の左端縁には、ほぼ全域に亘って開口凹凸部71が設けられている。開口凹凸部71は、複数の開口凸部72及び複数の開口凹部73が交互に設けられることで波状に形成されている。
図1に示すように、段ボール板紙2Aが包装箱Aとして組み立てられたとき、開口部7は、開口凸部72が対向して設けられることで開口の幅(左右方向の距離)が狭くなり、開口凹部73が対向して設けられることで開口の幅(左右方向の距離)が広くなっている。
次に、図3を参照しながら、段ボール板紙2Aのうち、閉塞部2を構成するための上外フラップ31、下外フラップ41、連結側板52及び内フラップ53について説明する。
図3に示すように、天板3には、その上下端に、上外フラップ折目線dを介して上外フラップ31がそれぞれ連設されている。上外フラップ31は略矩形状に形成されている。本実施形態では、上外フラップ31は、図3に示す段ボール板紙2Aの四隅に合計4つ設けられている。
底板4には、その上下端に、下外フラップ折目線eを介して下外フラップ41がそれぞれ連設されている。下外フラップ41は略矩形状に形成されている。
側板5には、その上下端に、側板折目線fを介して連結側板52がそれぞれ連設されている。連結側板52は、包装箱の周方向の四隅を面取りして平面視で八角形状にするためのものであるため、本実施形態では合計4つ設けられている。
連結側板52は略矩形状であり、傾斜板6側の側縁が凸状に膨らんだ膨出部52aを有する。膨出部52aは、図1に示した包装箱Aとして組み立てられたときに、傾斜板6の上端縁及び天板3の一部の上端縁に外側から当接する部分である。図3に示すように、連結側板52には、その上下端に、内フラップ折目線gを介して内フラップ53がそれぞれ連設されている。
内フラップ53は略矩形状であり、底板4側の側縁のうち基端側(連結側板52に近い側)に内フラップ凹部53a、先端側(連結側板52から遠い側)に内フラップ凸部53bを有する。内フラップ凸部53bは、連結側板52の底板4側の側縁に沿って延びる仮想線と一致して延びる部分である。内フラップ凹部53aは、該仮想線よりも内フラップ53を底板4から離れる方向に凹ませる部分である。内フラップ53の底板4側の側縁は、内フラップ凹部53a及び内フラップ凸部53bが連続して設けられることで緩やかなS字形状に形成されている。
次に、図3を参照しながら、段ボール板紙2Aのうち、突起部8に関連する構成を説明する。
底板4及び下外フラップ41には、下外フラップ折目線eに直交する方向に延びる一対の突起用切目線81が形成されている。突起用切目線81は、底板4から下外フラップ41に亘って連続して延設されている。一対の突起用切目線81の距離は、図1に示した包装箱Aとして組み立てられたときの開口部7の左右方向の距離とほぼ一致か若干小さくなるように形成されている。
図3に示すように、突起用切目線81には、その全域に突起凹凸部82が設けられている。突起凹凸部82は、複数の突起凹部83及び複数の突起凸部84が交互に設けられることで波状に形成されている。
上述した開口凹凸部71の開口凸部72及び開口凹部73と突起凹凸部82の突起凹部83及び突起凸部84とは、図3における上下方向の幅及び左右方向の深さがほぼ一致している。さらに、図1に示した包装箱Aとして組み立てられたときに、平面視において、開口凹凸部71の開口凸部72に対応する位置に突起凹凸部82の突起凹部83が、開口凹凸部71の開口凹部73に対応する位置に突起凹凸部82の突起凸部84が、それぞれ設けられている。
下外フラップ41には、一対の突起用切目線81の下外フラップ41側の両端を繋ぐ突起用折目線hが形成されている。突起用折目線hは、下外フラップ折目線eと平行に延設されている。
底板4には、一対の突起用切目線81の底板4側の両端を繋ぐ突起用折目線iが形成されている。突起用折目線iは、突起用折目線hと対になるものであって、突起用折目線h及び下外フラップ折目線eと平行に延設されている。
また、底板4には、一対の突起用切目線81の中間部を繋ぐ突起用谷折線jが形成されている。突起用谷折線jは、突起用折目線h、突起用折目線i及び下外フラップ折目線eと平行に延設されている。また、突起用谷折線jは、突起用折目線hとともに下外フラップ折目線eを挟むように下外フラップ折目線eに近接して形成されている。
本実施形態では、下外フラップ折目線eに対して、突起用折目線h及び突起用谷折線jを接近させて形成することで、突起部8が底板4から外向きに突出する量を段ボール板紙1枚の厚さ程度(1mm~8mm)に調整し、上側の包装箱Aの突起部8の大部分が下側の包装箱Aの天板3と平行な面内に収まるように形成している。
次に、図3を参照しながら、段ボール板紙2Aのうち、補助突起部9に関連する構成を説明する。
底板4及び側板5には、胴部折目線aに直交する方向に延びる一対の補助切目線91が形成されている。補助切目線91は、底板4から側板5に亘って連続する直線状に延設されている。下外フラップ折目線eとこれに隣接する補助切目線91との距離は、胴部折目線aとこれに隣接する突起用切目線81との距離とほぼ一致する。
側板5には、一対の補助切目線91の側板5側の両端を繋ぐ補助折目線kが形成されている。補助折目線kは、胴部折目線aと平行に延設されている。
底板4には、一対の補助切目線91の底板4側の両端を繋ぐ補助折目線lが形成されている。補助折目線lは、補助折目線kと対になるものであって、補助折目線k及び胴部折目線aと平行に延設されている。
また、底板4には、一対の補助切目線91の中間部を繋ぐ補助谷折線mが形成されている。補助谷折線mは、補助折目線k、補助折目線l及び胴部折目線aと平行に延設されている。
次に、以上の図3に示す段ボール板紙2Aから、図1及び図2に示す包装箱Aを組み立てる手順について説明する。
まず、作業者(または装置)によって、段ボール板紙2Aが例えば台(図示せず)に載置され、その底板4上に複数の商品(例えば、缶飲料製品が6本ずつ小分け包装されたマルチパックが4セット)が整列させた状態で載置される(図示せず)。
次いで、図1に示すように、側板5が、胴部折目線aに沿って上方に折り曲げられ、底板4から直角に起立される。
このように側板5を底板4から直角に折り曲げると、包装箱Aを内側からみて、側板5が補助折目線kに沿って谷折り、底板4が補助谷折線mに沿って谷折り、及び、底板4が補助折目線lに沿って山折りされる。これにより、補助折目線k、補助折目線l及び一対の補助切目線91で囲まれた領域が、図2に示すように、補助突起部9として底板4から下向きに突出する。
次いで、連結側板52が、側板折目線fに沿って、胴部1の内方に向かって側板5に対し略45°に折り曲げられる。これにより、連結側板52の底板4側の側縁は、底板4の面取り部4aに対して外側から当接することとなる。
次いで、内フラップ53が、内フラップ折目線gに沿って、胴部1の内方に向かって連結側板52に対し略45°に折り曲げられる。これにより、内フラップ53の底板4側の側縁は、下外フラップ折目線eに内側から当接する。
このとき、内フラップ53の底板4側の側縁は、その基端側が内フラップ凹部53aにより凹んでいるため、連結側板52の底板4側の側縁が底板4の面取り部4aに外側から当接していても、下外フラップ41上に折り曲げやすい。その一方で、内フラップ53の底板4側の側縁は、その先端側が、内フラップ凸部53bによって膨らんでいるため、下外フラップ折目線eに確実に当接させることができる。
次いで、内フラップ53の外面の下側に接着剤Gが塗布される。
次いで、下外フラップ41が、下外フラップ折目線eに沿って上方に折り曲げられ、底板4から直角に起立される。これにより、下外フラップ41の内面が接着剤Gを介して内フラップ53の外面に固定される。
また、下外フラップ41を底板4から直角に折り曲げると、包装箱Aを内側からみて、下外フラップ41が突起用折目線hに沿って谷折り、底板4が突起用谷折線jに沿って谷折り、及び、底板4が突起用折目線iに沿って山折りされる。これにより、突起用折目線h、突起用折目線i及び一対の突起用切目線81で囲まれた領域が、図2に示すように、突起部8として底板4から下向きに突出する。
次いで、傾斜板6が、胴部折目線bに沿って、底板4に近づく方向に向かって側板5に対し略45°に折り曲げられる。このとき、連結側板52の上端は膨出部52aによって上方向に出っ張っているため、傾斜板6は、対向する一対の膨出部52aの隙間に嵌り込む。これにより、連結側板52の膨出部52aは、傾斜板6の側縁に対して外側から当接することとなる。
次いで、天板3が、胴部折目線cに沿って、底板4に対向するように傾斜板6に対して略45°に折り曲げられる。このとき、天板3の傾斜板6側の一部も、上述した傾斜板6と同様に、対向する一対の膨出部52aの隙間に嵌り込む。これにより、連結側板52の膨出部52aは、天板3の傾斜板6側の一部に対しても外側から当接することとなる。以上で胴部1が完成される。
次いで、内フラップ53の外面の上側に接着剤Gが塗布される。
次いで、上外フラップ31が、上外フラップ折目線dに沿って下方に折り曲げられ、天板3から直角に垂下される。これにより、上外フラップ31の内面が接着剤Gを介して内フラップ53の外面に固定される。これにより、胴部1の開放端が閉塞され、閉塞部2が完成される。
また、これにより、一対の天板3の間に隙間が生じるとともに、2組の上外フラップ31の間にそれぞれ隙間が連続して生じることで、開口部7が形成される。本実施形態の包装箱Aの開口部7は、通常のラップアラウンドケースタイプの包装箱と比較すると、前側の上外フラップ31の先端から天板3の前後方向全域を通って後側の上外フラップ31の先端まで切り欠かれたような形状として形成されている。
以上により、商品を内蔵した包装箱Aの組み立てが終了し、図1に示す状態の包装箱Aが完成する。
次に、本実施形態の包装箱Aの作用・効果について説明する。
まず、包装箱Aを棒積みしたときのアンチスリップ機能について図4を用いて説明する。
下側の包装箱A’の真上に同じ向きで上側の包装箱Aを積み上げた場合、開口部7の左右方向の距離より、突起部8の左右方向の距離(一対の突起用切目線81の距離)は、ほぼ一致か若干小さいため、包装箱A’の開口部7の内部空間に包装箱Aの突起部8が入り込む。
よって、本実施形態の包装箱Aによれば、包装箱Aが左右方向に滑りそうになったときに、包装箱Aの突起部8の左右端縁(突起用切目線81)が包装箱A’の開口部7の縁部に当接されるため、上側の包装箱Aが左右方向に滑ることが防止される。
また、この突起部8は、底板4から外向きに段ボール板紙の厚さ1枚程度突出するため、上側の包装箱Aの突起部8の大部分が下側の包装箱A’の天板3と平行な面内に収まるものである。
そして、包装箱A’の開口部7の縁部には開口凹凸部71が形成されているとともに、包装箱Aの突起部8の左右端縁(突起用切目線81)には突起凹凸部82が形成されており、開口凹凸部71の開口凸部72及び開口凹部73と、突起凹凸部82の突起凹部83及び突起凸部84とは、大きさが一致するとともに、上下方向において互いに対応する位置に配置されている。よって、開口凸部72と突起凹部83とは互いに嵌合し、開口凹部73と突起凸部84とは互いに嵌合するので、開口凹凸部71と突起凹凸部82とは複数の嵌合により噛合する。
これにより、包装箱Aが前後方向に滑りそうになった場合、包装箱Aの突起部8の突起凹凸部82が包装箱A’の開口部7の開口凹凸部71に当接される。よって、包装箱Aによれば、上側の包装箱Aが前後方向に滑ることが防止される。
また、補助突起部9は、底板4の左右端に設けられているのに対し、胴部1上側の左右端は、傾斜板6によって面取りされている。そのため、包装箱Aの補助突起部9は、包装箱A’の当該面取りされたスペースに収まる。
よって、本実施形態の包装箱Aによれば、包装箱Aが左右方向に滑りそうになったときに、包装箱Aの補助突起部9が包装箱A’の傾斜板6に外側から当接されるため、上側の包装箱Aが左右方向に滑ることが防止される。
次いで、パレットへの荷物を積み込む一例として、包装箱Aを変形レンガ積みしたときのアンチスリップ機能について図5~7を用いて説明する。
まず、1段目に、図5に示すように、8個の包装箱A’を前方から後方に向かって一列目を閉塞部2が見えるように3個、二列目を閉塞部2が見えるように3個、三列目を側板5が見えるように2個の順で並べる。次いで、2段目に、図6に示すように、8個の包装箱Aを前方から後方に向かって一列目を側板5が見えるように2個、二列目を閉塞部2が見えるように3個、三列目を閉塞部2が見えるように3個の順で並べ、必要に応じてこれを繰り返す。
図7は、一列目の積載状態を正面側から見たものである。下外フラップ折目線eとこれに隣接する補助切目線91との距離は、胴部折目線aとこれに隣接する突起用切目線81との距離(要するに側板5を含む平面から天板3の先端までの距離)とほぼ一致するため、図7に示すように、包装箱A’の左側の開口部7の内部空間に左側の包装箱Aの補助突起部9が入り込んで、包装箱A’の開口部7の左側の開口凹凸部71(71a1)に包装箱Aの補助突起部9(9a1)の補助切目線91が当接する。同様に、包装箱A’の右側の開口部7の内部空間に右側の包装箱Aの補助突起部9が入り込んで、包装箱A’の開口部7の右側の開口凹凸部71(71a2)に包装箱Aの補助突起部9(9a2)の補助切目線91が当接する。
同様に、図5及び図6に示すように、一列目の包装箱A’の開口凹凸部71a3及び開口凹凸部71a4に、一列目の包装箱Aの補助突起部9a3及び補助突起部9a4がそれぞれ当接する。
同様に、三列目の包装箱A’の開口凹凸部71a5乃至開口凹凸部71a10に、三列目の包装箱Aの補助突起部9a5乃至補助突起部9a10がそれぞれ当接する。
また、一列目及び二列目の包装箱A’の開口部7は前後方向全域に連続して開口するとともに、開口凸部72及び開口凹部73によって細かい凹凸が形成されている。そして、二列目及び三列目の包装箱Aは、各底板4の前後端側に突起部8が設けられいる。この突起部8は、一列目及び二列目の包装箱A’の開口部7と左右方向で一致し、かつ、開口凸部72及び開口凹部73とそれぞれ嵌合する突起凹部83及び突起凸部84によって凹凸が形成されている。
よって、下側の包装箱A’と上側の包装箱Aとは長手方向(図5、6の前後方向)においてずれていても(真上に積まなくても)開口凹凸部71と突起凹凸部82を噛合させることができる。
この結果、図5及び図6に示すように、一列目及び二列目の包装箱A’の開口凹凸部71b1乃至開口凹凸部71b18に、二列目及び三列目の包装箱Aの突起凹凸部82b1乃至突起凹凸部82b18がそれぞれ当接する。
さらに、一列目及び二列目の包装箱A’は、傾斜板6によって前後方向全域に連続して天板3が面取りされているのに対し、二列目及び三列目の包装箱Aは、各底板4の左右端に沿って補助突起部9が設けられている。
よって、下側の包装箱A’と上側の包装箱Aとは長手方向(図5、6の前後方向)においてずれていても(真上に積まなくても)、一列目及び二列目の包装箱A’の傾斜板6c1乃至傾斜板6c18に、二列目及び三列目の包装箱Aの補助突起部9c1乃至9c18を当接させることができる。
よって、本実施形態の包装箱Aによれば、上側の各列の包装箱Aが下側の他の列の包装箱A’と当接するため、上側の包装箱Aが前後左右に滑ることが防止される。
次いで、包装箱Aのその他の効果について説明する。
図8は、本実施形態の包装箱Aによって紙の使用量が削減された量を示す説明図である。
図8に記載された段ボール板紙2A’は、包装箱Aに開口部7を設けなかったときの形状を示すものであって、網掛け部分が、本実施形態の段ボール板紙2Aにすることで削減された部分である。
まず、開口部7を設けたことで、天板3’は左右方向中央部が上下全域に亘って削減することができる。また、開口部7を閉塞部2に亘って設けたことで、上外フラップ31’の左右方向中央部も上下全域に亘って削減することができる。
さらに、開口部7を設けたことで、内フラップ53’が開口部7からはみ出さないように、先端側の半分を削減することができる。併せて、上外フラップ31’及び下外フラップ41’をショートフラップにすることで、内フラップ53の先端に合わせて上外フラップ31’及び下外フラップ41’の先端側の半分も削減することができる。
また、胴部1を周方向に繋げず、天板3を4つの上外フラップ31で固定することで胴部1を構成させているため、接続片(図8の左端)を省略することができる。
さらに、底板4を八角形状にすることで、側板5及び内フラップ53を短くすることができる。同様に、胴部1を六角形状にすることで、天板3及び側板5を短くすることができる。
以上説明した本実施形態の包装箱A(段ボール板紙2A)によれば、段ボール板紙2A’に比べて紙の使用量を約20%削減することができる。
また、本実施形態の包装箱Aでは、平面視で八角形状にして縦方向に延びる角部を増やすことで、強度を高めることができる。
また、本実施形態の包装箱Aでは、八角形状にするために増やした面である連結側板52が底板4、傾斜板6及び天板3の外側から当接するため、上下に積み重ねられて下側の包装箱A’が水平方向に膨らもうとしたときに、連結側板52により変形を抑制するように支えることができる。
[変形例]
上記本実施形態では、材質として段ボールを例に説明したが、材質は、折り曲げて組み立て可能であるとともに破断可能線に沿って破断可能なものであれば、ボール紙や薄い合成樹脂板であってもよい。
上記本実施形態では、商品として、缶飲料製品がマルチパックに小分け包装されたものを収納したものを例に説明したが、商品は包装箱に収納可能であればなんでもよく、マルチパックに包装される必要もない。また、包装箱Aは、トレーの様に用いることもできるため、商品は開口部7を通過可能な大きさであってもよい。
上記本実施形態では、底板4が八角形、かつ、胴部1が六角形状の箱型を例に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、外観が直方体状に形成された通常のラップアラウンドケースタイプのものであってもよく、傾斜板6及び連結側板52は省略することもできる。
また、上記本実施形態では、胴部1が横方向に延びるラップアラウンドケースタイプのものを例に説明したが、胴部1が縦方向に延びる所謂A式の包装箱であってもよい。この場合、上側の一対の外フラップの先端同士を離間させて開口部を構成し、下側の外フラップから突起部が突出するようにすることになるため、包装箱を水平方向に90°回転させて積層することになるため、長側面及び短側面の長さが等しいことが好ましい。
上記本実施形態では、上記本実施形態では底板4が八角形のものを例に説明したが、底板4は、四角形はもとより六角形などであってもよい。
上記本実施形態では、胴部1として、六角筒状のものを例に説明したが、胴部1は角筒状であれば、四角筒形状、八角筒形状等であってもよい。
上記本実施形態では、開口部7は、一方の上外フラップ41の先端から天板3の前後方向全域を通って他方の上外フラップ41の先端まで設けられているが、天板3の一部のみに設けることもできる。この場合、天板3の上外フラップ31に隣接して閉じられた小さな開口部7を、上外フラップ31に沿って複数設けることもできる。
上記本実施形態では、包装箱Aの裏面に、両方の下外フラップ41に隣接するように2つの突起部8を設けたものを例に説明したが、突起部8は、下外フラップ41に隣接していれば1つでもよく、3つ以上であってもよい。
上記本実施形態では、包装箱Aの裏面に、側板5に隣接するように4つの補助突起部9が設けられたものを例に説明したが、補助突起部9は、側板5に隣接していれば個数に限定はなく、省略することもできる。
上記本実施形態では、傾斜板6として倒台形状のものを例に説明したが、底板4が矩形状ならば傾斜板6も矩形状にすることができる。なお、上述したが、傾斜板6自体省略することもできる。
上記本実施形態では、連結側板52として、傾斜板6側の側縁が凸状に膨らんだ膨出部52aを有するものを例に説明したが、膨出部52aは省略可能である。なお、上述したが、連結側板52自体省略することもできる。
上記本実施形態では、天板3として六角形状のものを例に説明したが、底板4が矩形状ならば天板3も矩形状にすることができる。なお、上述したが、天板3は必ずしも左右に分断して一対設ける必要はなく、1枚の平板として形成することもでき、この場合、上外フラップ31も通常通り2つ設ければよい。
上記本実施形態では、天板3の先端縁の全域に亘って開口凹凸部71が設けられているものを例に説明したが、開口凹凸部71は、天板3の先端縁の一部に設けられてもよく、上述した閉じられた開口部7に設けられてもよい。
同様に、上記本実施形態では、突起用切目線81の全域に突起凹凸部82が設けられているものを例に説明したが、突起凹凸部82は、その一部が開口凹凸部71と嵌合すれば足りるため、突起用切目線81の一部のみに設けられてもよい。
上記本実施形態では、波状の開口凹凸部71として、台形が向きを変えて交互に連続したような台形波状のものを例に説明したが、開口凹凸部71は、正弦波状、のこぎり波状、矩形波状、三角波状などであってもよい。さらには、波状に限られず、開口凸部72及び開口凹部73のいずれかが1つだけが設けられたものであってもよいので、開口凹凸部71が全体として倒V 字状や弧状であってもよい。
同様に、上記本実施形態では、台形波状の突起凹凸部82を例に説明したが、突起凹凸部82は、正弦波状、のこぎり波状、矩形波状、三角波状などであってもよい。さらには、波状に限られず、突起凹部83及び突起凸部84のいずれかが1つだけが設けられたものであってもよいので、突起凹凸部82が全体として倒V字状や弧状であってもよい。
上記本実施形態では、一対の突起用切目線81及び一対の補助切目線91がそれぞれ平行に設けられたものを例に説明したが、一対の突起用切目線81及び一対の補助切目線91は、ハの字形状や逆ハの字形状であってもよく、上述の通り、それぞれ屈曲乃至湾曲してもよい。
上記本実施形態では、下外フラップ折目線eに対して、突起用折目線h及び突起用谷折線jを接近させて形成することで、突起部8が底板4から外向きに突出する量を段ボール板紙の厚さ1枚程度(1mm~8mm)に調整したが、突出する量に限定はないものの、上側の包装箱Aの突起部8の大部分が下側の包装箱A’の天板3と平行な面内に収めるためには、突出する量は0.5~2枚程度(0.5mm~16mm)に調整することが好ましい。
上記実施形態では、内フラップ53に対して上外フラップ31及び下外フラップ41を接着剤Gで固定するものを例に説明したが、固定方法に限定はなく、粘着テープなどであってもよい。また、内外の位置関係を逆にして、上外フラップ31及び下外フラップ41の外面に内フラップ53の内面を固定することもできる。
図9に示した段ボール板紙3Aを用いて、上記実施形態の変形例を説明する。すなわち、上記本実施形態では、閉塞部2が上外フラップ31、下外フラップ41及び内フラップ53で閉塞されたラップアラウンドケースタイプのものを例に説明したが、本発明の包装箱は、図9に示すような組箱タイプであってもよい。
図9に示すように、変形例の上外フラップ31及び下外フラップ41の基端から先端までの長さは、閉塞部2を上下方向全域に亘る長さに形成されている。また、上外フラップ31には、その先端に、折目線oを介して差込片32が連設されている。また、変形例の下外フラップ41の基端には、下外フラップ折目線eに沿って、差込片32が差し込まれるスリット42が形成されている。また、変形例の下外フラップ41には、その左右端縁に、折目線nを介して補助側板43がそれぞれ連設されている。
次に、以上の図9に示す段ボール板紙3Aから、変形例の包装箱を組み立てる手順について、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。まず、下外フラップ41が、下外フラップ折目線eに沿って上方に折り曲げられ、底板4から直角に起立される。また、補助側板43が、折目線nに沿って折り曲げられ、その先端縁が互いに対向する。
次いで、側板5が、胴部折目線aに沿って上方に折り曲げられ、底板4から直角に起立され、補助側板43に対して外側から当接する。
次いで、天板3が、胴部折目線cに沿って、底板4に対向するように折り曲げられ、上外フラップ31が、上外フラップ折目線dに沿って下方に折り曲げられ、天板3から直角に垂下され、下外フラップ41に対して外側から当接する。
次いで、差込片32が、折目線oに沿って、底板4に沿う方向に折り曲げられて底板4に設けられたスリット42に挿入され、上外フラップ31が下外フラップ41の外面に固定される。これにより、胴部1の開放端が閉塞され、閉塞部2が完成される。
以上説明したとおり、上記実施形態では、内フラップ53に対して上外フラップ31及び下外フラップ41を接着剤Gで固定するものを例に説明したが、固定方法に限定はなく、接着剤Gや粘着テープを用いることなく、組箱として閉塞部2を固定することもできる。
A 包装箱
2 閉塞部(第1側壁部)
3 天板(天壁部)
4 底板(底壁部)
5 側板(第2側壁部)
7 開口部
71 開口凹凸部
72 開口凸部
73 開口凹部
8 突起部
81 突起用切目線
82 突起凹凸部
83 突起凹部
84 突起凸部
9 補助突起部
h 突起用折目線
i 突起用折目線
j 突起用谷折線

Claims (6)

  1. 互いに対向する天壁部及び底壁部と、前記天壁部及び底壁部を繋いで互いに対向する一対の第1側壁部と、前記天壁部及び底壁部を繋いで前記第1側壁部が対向する方向と交差する方向で互いに対向する一対の第2側壁部と、を備えて2以上を積層可能な紙製の包装箱であって、
    前記天壁部に設けられる開口部と、
    前記底壁部に該底壁部から外向きに突出するよう設けられ、他の包装箱を下側にして積層した場合に前記他の包装箱の前記開口部内に入り込む位置に形成される突起部と、
    前記開口部の縁部のうち前記天壁部の前記第2側壁部に沿う部分に設けられ、該開口部の前記一対の第2側壁部が対向する方向の幅を狭める開口凸部または該幅を広げる開口凹部と、
    前記突起部に設けられ、他の包装箱を下側にして積層した場合に前記他の包装箱の前記天壁部と平行な面内において該他の包装箱の前記開口部に設けられた前記開口凸部と嵌合する突起凹部または前記開口凹部と嵌合する突起凸部と、を有することを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1記載の包装箱において、
    前記開口部は、前記天壁部から前記第1側壁部に亘って設けられていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項2記載の包装箱において、
    前記開口部は、前記天壁部を通って前記一対の第1側壁部の一方から他方に亘って設けられていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項3記載の包装箱において、
    前記開口部には、複数の前記開口凸部及び前記開口凹部が交互に設けられることで波状の開口凹凸部が設けられ、
    前記底壁部には、前記一対の第1側壁部のそれぞれに隣接する位置に突起部が一対設けられ、
    前記突起部には、複数の前記突起凹部及び前記突起凸部が交互に設けられることで前記開口凹凸部と嵌合する波状の突起凹凸部が設けられていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装箱において、
    前記突起部は、
    前記底壁部から前記第1側壁部に亘って設けられた一対の突起用切目線と、
    前記底壁部及び前記第1側壁部のそれぞれに設けられ、前記一対の突起用切目線の端部を繋ぐ一対の突起用折目線と、
    前記底壁部に設けられ、前記一対の突起用切目線の中間部を繋ぐ突起用谷折線と、を有することを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1記載の包装箱において、
    前記底壁部に該底壁部から外向きに突出するよう設けられ、他の包装箱を下側にして水平方向に90°回転させた姿勢で積層した場合に前記他の包装箱の前記開口部内に入り込む位置に形成される補助突起部を有することを特徴とする包装箱。

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