JP2024003586A - 防水シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】織編物からなる表地及び防水フィルムが積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルムが接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、シーツ用の防水シート、並びに織編物からなる表地、防水フィルム、及び織編物からなる裏地がこの順で積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルム及び該防水フィルムと該裏地が、それぞれ接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、防水シート。
【選択図】なし
Description
〔1〕 織編物からなる表地及び防水フィルムが積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルムが接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、シーツ用の防水シート、
〔2〕 織編物からなる表地、防水フィルム、及び織編物からなる裏地がこの順で積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルム及び該防水フィルムと該裏地が、それぞれ接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、防水シート、
〔3〕 暗色系フィルムの色味が、黒色、暗灰色、濃紺色、焦茶色又は黄土色である、前記〔1〕又は〔2〕記載の防水シート、
〔4〕 表地が、白色又は日本色研配色体系12色相での明度が7.5以上の淡色のポリエステル製織編物である、前記〔1〕~〔3〕いずれか記載の防水シート、並びに
〔5〕 シーツとして用いる、前記〔2〕~〔4〕いずれか記載の防水シート
に関する。
防水シートの廃棄率の減少は、産業廃棄物や資源ごみの削減、次亜塩素酸ナトリウム等を使用する工業洗濯における劇薬の使用量減少や排水の低減にともなう環境保全への貢献等の多岐にわたって多大なメリットをもたらす。
そこで、本発明では、「色の原理」に着目した。通常、接着剤は透明・半透明のものを用いることが多く、表地から見て接着剤の奥側に存在する防水フィルムの色目の影響を大きく受ける。従来使用されている白色の防水フィルムでは、接着剤の汚れが背景の白色フィルムの影響を受け、より強く浮き出る状態となり、色素沈着によるシミが目立つため、外観や衛生上の観点から、防水シートの機能が低下する前に廃棄されることになる。
しかしながら、本発明では、暗色系の防水フィルムを用いることで、表地側から目視した際に、光がフィルムに吸収されることにより接着剤の色の変化が認識され難くなり、表面的には接着剤に沈着した色素が目立たず、防水機能が発揮される間、製品を長期にわたって使用することができる。
第一の態様は、織編物からなる表地及び暗色系の防水フィルムが積層された防水シートであって、該表地と該防水フィルムが接着剤により直接又は間接的に接着された、表地と防水フィルムを基本骨格とする2層構造の防水シートであり、
第二の態様は、織編物からなる表地、暗色系の防水フィルム、及び織編物からなる裏地がこの順で積層された防水シートであって、該表地と該防水フィルム及び該防水フィルムと該裏地が、それぞれ接着剤により直接又は間接的に接着された、表地、防水フィルム及び裏地を基本骨格とする3層構造の防水シート
である。
本明細書において、「間接的」に接着される場合とは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の素材を介して接着される場合を指す。素材としては、コーティング樹脂等が使用できるが、特に限定されない。
吸水剤による防汚加工(ソイルリリース加工)を施した厚み0.5mmの白色(明度:9.5)のポリエステル編物に、ポリウレタン系接着剤を介して、厚み0.03mmの黒色(明度:1.5)のポリウレタンフィルムをラミネートし、2層構造の防水シートを得た。
吸水剤による防汚加工を施していない白色のポリエステル編物を用いた以外は、実施例1と同様にして、2層構造の防水シートを得た。
黒色のポリウレタンフィルムの代わりに、厚み0.03mmの白色(明度:9.5)のポリウレタンフィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、防水シートを得た。
吸水剤による防汚加工(ソイルリリース加工)を施していない厚み0.5mmの白色(明度:9.5)のポリエステル編物に、ポリウレタン系接着剤を介して、厚み0.03mmの白色(明度:9.5)のポリウレタンフィルムをラミネートした。さらに、裏側(ポリウレタンフィルムの面)に、厚み0.5mmの吸水剤による防汚加工を施していない白色(明度:9.5)のポリエステル編物をポリウレタン系接着剤を塗布して接着し、3層構造の防水シートを得た。
実施例1及び実施例2、比較例1及び比較例2で得られた防水シートの表地側にデミグラスソースを直径3cmで9箇所(3列×3段)に塗布して、室温で1日放置後、熊本県精神科病院協同組合あかねクリーン(熊本県)にて次亜塩素酸ナトリウムを用いて工業洗濯処理を行った。
実施例1:シミを判別できない。
実施例2:薄くシミが残っているが、実用的には問題のないレベルである。
比較例1:うすく黄色いシミが残っている。
比較例2:明らかに黄色いシミが残っている。
実施例1及び比較例2で得られた防水シートを、次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤に30分間浸漬した後、50℃の湯ですすぎ、低温でアイロンをかけた。
この一連の工程を50回繰り返した後、接着剤の褐変の程度を表地側から目視にて観察した。その結果、比較例2の防水シートは明らかに褐変していたのに対し、実施例1の防水シートは若干黄色く着色しているもの、実用的には問題のない程度であった。
吸水剤による防汚加工を施した厚み0.5mmの白色(明度:9.5)のポリエステル編物に、ポリウレタン系接着剤を介して、厚み0.03mmの黒色のポリウレタンフィルムをラミネートする。さらに、裏側(ポリウレタンフィルムの面)に、厚み0.5mmの白色(明度:9.5)のポリエステル編物をポリウレタン系接着剤を塗布して接着し、3層構造の防水シートを得る。
Claims (5)
- 織編物からなる表地及び防水フィルムが積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルムが接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、シーツ用の防水シート。
- 織編物からなる表地、防水フィルム、及び織編物からなる裏地がこの順で積層されてなる防水シートであって、該表地と該防水フィルム及び該防水フィルムと該裏地が、それぞれ接着剤により直接又は間接的に接着され、前記防水フィルムが、日本色研配色体系12色相での明度が4.5以下の暗色系フィルムである、防水シート。
- 暗色系フィルムの色味が、黒色、暗灰色、濃紺色、焦茶色又は黄土色である、請求項1又は2記載の防水シート。
- 表地が、白色又は日本色研配色体系12色相での明度が7.5以上の淡色のポリエステル製織編物である、請求項1又は2記載の防水シート。
- シーツとして用いる、請求項2記載の防水シート。
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Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09194605A (ja) * | 1996-01-02 | 1997-07-29 | Akzo Nobel Nv | 炭素粒子で着色された、水蒸気透過性で防水性のポリエーテルエステル膜 |
| JP2008201014A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Teijin Fibers Ltd | 衣類用防水透湿性布帛 |
| JP2017064327A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 株式会社ユア・ユニフォーム | 防水透湿シーツ、及び、シート状物 |
| JP2022029513A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | グンオウアパレル株式会社 | 防水シーツ |
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| JP2022029513A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | グンオウアパレル株式会社 | 防水シーツ |
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