JP2024003417A - レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム - Google Patents

レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024003417A
JP2024003417A JP2022102539A JP2022102539A JP2024003417A JP 2024003417 A JP2024003417 A JP 2024003417A JP 2022102539 A JP2022102539 A JP 2022102539A JP 2022102539 A JP2022102539 A JP 2022102539A JP 2024003417 A JP2024003417 A JP 2024003417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
skin
user
recommendation
cosmetics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022102539A
Other languages
English (en)
Inventor
圭介 末次
Keisuke Suetsugu
朱織 松尾
Shiori Matsuo
さち子 竹下
Sachiko Takeshita
宏毅 田岡
Hiroki Taoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2022102539A priority Critical patent/JP2024003417A/ja
Publication of JP2024003417A publication Critical patent/JP2024003417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む美容品を、適切にレコメンドできるレコメンド装置を提供すること。【解決手段】レコメンド装置は、肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベース美容品レコメンド情報を参照し、肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する美容品情報を取得する制御部と、美容品情報をユーザの端末に送信する送信部と、を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラムに関する。
店頭に設置された専用装置や、スマートフォン及びタブレットといった端末装置において、ユーザの肌を分析する肌分析装置がある。肌分析装置は、例えば、カメラを用いてユーザの顔画像を撮影し、撮影した顔画像データに基づいて、ユーザのしわ、シミ、及び、毛穴といった肌状態を分析する。化粧品メーカや化粧品を販売するお店は、肌分析装置が分析したユーザの肌状態に基づいて、そのユーザに合った化粧品を、レコメンドすることができる。
特許文献1には、同じ肌状態のユーザが使用した化粧品の改善効果の統計に基づいて、期待される効果をユーザに提示するシステムが開示されている。
国際公開第2013/122233号
ユーザの肌状態に合った化粧品をユーザにレコメンドしても、その化粧品がユーザの望む化粧品とは限らない場合がある。例えば、同じ肌状態のユーザであっても、しわを抑制したいと望むユーザもいれば、シミを抑制したいと望むユーザもいる。そのため、ユーザの肌状態に基づいて、ユーザに化粧品をレコメンドしても、その化粧品がユーザの望む商品でない場合がある。
本開示の非限定的な実施例は、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む美容品を、適切にレコメンドできるレコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラムの提供に資する。
本開示の一実施例に係るレコメンド装置は、肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得する制御部と、前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する送信部と、を有する。
本開示の一実施例に係るレコメンド方法は、肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得し、前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する。
本開示の一実施例に係るプログラムは、プロセッサに、肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得し、前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する、処理を実行させる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータープログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータープログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む美容品を、適切にレコメンドできる。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
第1の実施の形態に係るレコメンドシステムの構成例を示した図 レコメンドDBの構成例を示した図 第2の実施の形態に係るレコメンド装置のハードウェア構成例を示した図 レコメンド装置の機能ブロック構成例を示した図 肌状態DBの構成例を示した図 ユーザ情報DBの構成例を示した図 肌属性分析DBの構成例を示した図 商品属性分析DBの構成例を示した図 肌属性分析DB及び商品属性分析DBの生成動作例を示したフローチャート レコメンド情報の生成動作例を示したフローチャート 端末のディスプレイに表示される美容ポートフォリオの画面例 端末のディスプレイに表示されるコスメポーチの画面例 端末のディスプレイに表示されるアカウントマッチングの画面例 端末のディスプレイに表示されるシンクロプロフィールの画面例 端末のディスプレイに表示される口コミマッチングの画面例 端末のディスプレイに表示されるチャット相談の画面例
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
<第1の実施の形態>
(システム構成例)
図1は、第1の実施の形態に係るレコメンドシステムの構成例を示した図である。図1に示すように、レコメンドシステムは、レコメンド装置1と、肌分析装置2と、端末3と、を有する。
レコメンド装置1、肌分析装置2、及び、端末3は、ネットワーク4を介して通信する。ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、及び、形態電話ネットワークといった無線通信ネットワークを含むネットワークである。
・肌分析装置
肌分析装置2は、例えば、化粧品メーカや化粧品を販売する店舗に設置される。肌分析装置2は、カメラを備え、ユーザの顔を撮影する。肌分析装置2は、撮影した顔画像データに基づいて、例えば、ユーザのしわ、シミ、及び、毛穴といった肌状態を分析する。
また、肌分析装置2は、タッチパネル又はキー装置といった入力装置を備え、例えば、ユーザの理想とする肌状態(以下、「理想肌」)や、ユーザの肌に関する悩みの情報を受け付ける。
肌分析装置2は、肌分析したユーザの肌状態情報、入力装置が受け付けたユーザの理想肌や悩みの情報、及び、肌分析したユーザのユーザID(identifier)を、レコメンド装置1に送信する。
なお、肌分析装置2によって肌分析された肌状態は、客観的な情報と捉えることができる。以下では、肌分析装置2によって肌分析された肌状態の肌状態情報を、客観的情報と称することがある。また、肌分析装置2の入力装置が受け付けたユーザの理想とする理想肌や、悩みといった情報は、ユーザの主観的な情報と捉えることができる。以下では、肌に関するユーザの主観的な情報を、主観的情報と称することがある。また、以下では、肌状態を、肌属性と称することがある。
また、肌分析装置2は、カメラ以外を使用するものであってもよい。例えば、肌に接触する端子により、肌の水分量等を計測するもので合ってもよい。また、肌分析装置2は、自動的に客観的に情報を取得しないものであってもよい。例えば、カメラによる撮影結果を医師や美容部員が目視して、客観的情報を手動で入力するものであってもよい。すなわち、客観的情報が何らかの形で得られるのであれば、装置の構成は問わない。
・端末
端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット、及び、パーソナルコンピュータといった端末装置である。端末3は、肌分析装置2によって肌分析されたユーザによって所持される。
ユーザは、端末3を用いて、肌分析装置2の肌属性の結果を見ることができる。また、ユーザは、端末3を用いて、化粧品を購入することができる。端末3は、ユーザが購入した化粧品の種類といった商品情報と、化粧品を購入したユーザのユーザIDとを、レコメンド装置1に送信する。
また、端末3は、レコメンド装置1から、ユーザにお勧めの化粧品の情報を受信する。端末3は、受信したお勧めの化粧品情報を、ディスプレイに表示する。以下では、ユーザにお勧めの化粧品を、レコメンド商品と称することがある。
・レコメンド装置
レコメンド装置1は、肌分析装置2から送信される、ユーザの肌に関する客観的情報、主観的情報、及び、ユーザIDを受信する。また、レコメンド装置1は、端末3から送信される、ユーザが購入した化粧品の商品情報、及び、ユーザIDを受信する。
レコメンド装置1は、肌分析装置2から受信した客観的情報、主観的情報、及び、ユーザIDと、端末3から受信した化粧品の商品情報、及び、ユーザIDとから、或る客観的情報及び主観的情報を持ったユーザが、どのような化粧品を購入したかを分析する。そして、レコメンド装置1は、客観的情報及び主観的情報と、ユーザにレコメンドするレコメンド商品とを対応付けたレコメンドDB(DB:Data Base)を生成する。
図2は、レコメンドDBの構成例を示した図である。図2に示すように、レコメンドDBは、客観的情報、主観的情報、及び、レコメンド商品を対応付けた情報を有する。
客観的情報は、肌分析装置2が分析したユーザのしわ、シミ、及び、毛穴といった肌属性である。肌属性は、例えば、しわの多少、シミの多少、及び毛穴の多少によって、数値化される。客観的情報は、肌属性の数値(パターン)によって、複数に分けられる。なお、客観的情報は、肌属性に限定されず、例えば、ユーザの朝方、夜型、深夜型といった生活パターンや、北海道や東北といった居住地域を含んでもよい。これらの客観的情報は、肌分析装置2の入力装置が受け付けてもよい。
主観的情報は、肌分析装置2の入力装置が受け付けたユーザのしわを減らしたい、シミを減らしたい、及び毛穴を目立たなくしたいといった理想肌に関する情報である。なお、主観的情報は、理想肌に限定されず、ユーザの肌悩みに関する情報などを含んでもよい。
レコメンド商品は、化粧品メーカや店舗におけるイベントや、季節の変化をトリガとして、ユーザの端末3に送信される、ユーザにお勧めの化粧品情報である。レコメンド商品は、ユーザの客観的情報及び主観的情報に対応して、レコメンドDBに記憶される。
レコメンド装置1は、肌分析装置2から送信される、客観的情報、主観的情報、及び、ユーザIDを受信し、記憶装置に記憶する。レコメンド装置1は、端末3から送信される、ユーザが購入した化粧品の商品情報と、ユーザIDとを受信し、記憶装置に記憶する。レコメンド装置1は、これらの情報を分析し、レコメンドDBを生成する。
例えば、レコメンド装置1は、端末3から受信したユーザIDに基づいて、化粧品を購入したユーザの客観的情報と、主観的情報とを記憶装置から取得し、取得した客観的情報と、主観的情報とに、ユーザが購入した化粧品を対応付けて(レコメンド商品として対応付けて)、レコメンドDBに記憶する。このようにして、例えば、図2に示すレコメンドDBが生成される。
図1の説明に戻る。レコメンド装置1は、例えば、化粧品メーカ及びお店のイベントや季節の変化をトリガとして、レコメンドDBを参照し、ユーザにレコメンドする化粧品情報(レコメンド商品)を取得する。例えば、レコメンド装置1は、トリガが発生すると、記憶装置に記憶された、会員ユーザ(例えば、肌分析装置2の肌分析サービスに予め登録した会員ユーザ)の客観的情報及び主観的情報に基づいて、レコメンドDBを参照し、会員ユーザのレコメンド商品を取得する。レコメンド装置1は、取得したレコメンド商品の情報を、会員ユーザの端末3に送信する。
ここで、化粧品は、個人の肌の性質によって効果の差が大きいため、一般的な口コミ等から、ユーザに合う化粧品をレコメンドすることが難しい。
また、同じ肌属性でも、理想とする肌や悩みは、個人で異なる。そのため、客観的な肌属性に基づいて化粧品をレコメンドしても、その化粧品がユーザの望む化粧品とは限らない場合がある。例えば、同じ肌属性でも、「しわを減らしたい」と望むユーザにレコメンドする化粧品と、「シミを減らしたい」と望むユーザにレコメンドする化粧品とは、一般的に異なる。
図1に示すレコメンドシステムでは、肌分析装置2による肌属性といった客観的な分析結果と、ユーザの理想肌や悩みといった主観的な事項とを反映した化粧品をレコメンドする。これにより、図1に示すレコメンドシステムは、ユーザの肌状態に適した商品をレコメンドするとともに、ユーザが望む化粧品を、適切にレコメンドできる。
なお、レコメンド装置1は、サーバといった情報処理装置によって構成されてもよい。また、レコメンド装置1は、図3に示すハードウェア構成を有してもよい。レコメンド装置1は、図3に示すプロセッサ11によって、制御部といった機能が実現されてもよい。また、レコメンド装置1は、図3に示すRAM12及びHDD13の両方又は一方によって、記憶部といった機能が実現されてもよい。図2のレコメンドDBは、記憶部に記憶されてもよい。レコメンド装置1は、図3に示す通信インターフェース14によって、通信部といった機能が実現されてもよい。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、レコメンド装置1の制御部は、肌分析装置2によって得られる肌に関する客観的な客観的情報と、肌に関するユーザの主観的な主観的情報と、レコメンド商品と、を対応付けたレコメンドDBを参照し、肌分析装置2によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応するレコメンド商品を取得する。レコメンド装置1の通信部は、取得したレコメンド商品をユーザの端末3に送信する。
このように、レコメンド装置1は、肌分析装置2によって肌分析されたユーザの肌状態といった客観的情報と、ユーザの理想肌や悩みといった主観的情報とに基づくレコメンド商品を取得し、端末3に送信する。これにより、レコメンド装置1は、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む化粧品を、適切にレコメンドできる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態におけるシステム構成例は、第1の実施の形態のシステム構成例と同様であり、その説明を省略する。
(レコメンド装置のハードウェア構成例)
図3は、第2の実施の形態に係るレコメンド装置1のハードウェア構成例を示した図である。図3に示すように、レコメンド装置1は、プロセッサ11と、RAM(Random Access Memory)12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、通信インターフェース14と、を有する。
レコメンド装置1は、プロセッサ11によって装置全体が制御される。プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってもよい。プロセッサ11には、バス15を介して、RAM12、HDD13、及び通信インターフェース14が接続される。
RAM12には、プロセッサ11に実行させるOS(Operating System)及びアプリケーションプログラムが一時的に格納される。また、RAM12には、プロセッサ11による処理に必要な各種データが一時的に格納される。
HDD13には、OS及びアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD13には、プロセッサ11による処理に必要な各種データが格納される。
通信インターフェース14は、ネットワーク4を介して、肌分析装置2と通信を行う。また、通信インターフェース14は、ネットワーク4を介して、端末3と通信を行う。
(レコメンド装置のブロック構成例)
図4は、レコメンド装置1の機能ブロック構成例を示した図である。図4に示すように、レコメンド装置1は、制御部20と、データ管理部30と、通信部40と、を有する。制御部20は、例えば、図3に示したプロセッサ11によって、その機能が実現される。データ管理部30は、例えば、図3に示したRAM12及びHDD13の両方又は一方によって、その機能が実現される。通信部40は、例えば、図3に示した通信インターフェース14によって、その機能が実現される。通信部40は、送信部と受信部とを備えてもよい。
データ管理部30は、肌状態DB31と、ユーザ情報DB32と、口コミDB33と、会員DB34と、肌属性分析DB35と、商品属性分析DB36と、コスメポーチDB37と、を有する。コスメポーチDB37は、購入済み商品リスト37aと、保有済み商品リスト37bと、関心商品リスト37cと、を有する。コスメポーチDB37は、会員ユーザごとに管理される。
・肌状態DB
図5は、肌状態DB31の構成例を示した図である。肌状態DB31には、肌分析装置2から送信される肌分析結果が記憶される。肌状態DB31は、図5に示すように、肌分析されたユーザのユーザIDと、肌分析結果(肌属性)と、肌分析が行われた日時及び店舗と、肌分析を行った装置のIDと、が記憶される。
肌分析結果は、例えば、しわの多少、シミの多少、及び、毛穴の多少といった肌属性を数値化したものである。例えば、しわ、シミ、毛穴、…の数値を(x,y,x,…)で表すとする。肌分析結果は、(1,1,1,…)、(2,1,1,…)、…、(n,1,1,…)、(1,2,1,…)…といったように、数値によって表されてもよい。
・ユーザ情報DB
図6は、ユーザ情報DB32の構成例を示した図である。肌状態DB31には、肌分析装置2から送信されるユーザ情報が記憶される。ユーザ情報DB32は、図6に示すように、肌分析されたユーザのユーザIDと、理想肌の情報と、肌悩みの情報と、ユーザの生活パターンの情報と、ユーザが居住している居住地域の情報と、肌分析が行われた日時と、が記憶される。理想肌及び肌悩みの情報は、ユーザの主観的情報と捉えることができる。生活パターン及び居住地域は、ユーザの客観的情報と捉えることができる。
・口コミDB
口コミDB33は、ユーザが端末3を用いて、化粧品に対して行った口コミの情報が記憶される。
・会員DB
会員DB34は、肌分析サービスに登録したユーザの情報が記憶される。例えば、会員DB34には、会員ユーザに付与されたユーザID、氏名、年齢、住所といった情報が記憶される。
・肌属性分析DB
図7は、肌属性分析DB35の構成例を示した図である。図7に示す肌属性分析DB35は、後述するデータ分析部21によって生成される。
肌属性分析DB35は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、しわを減らしたい、シミを減らしたい、…といった理想肌の欄とを有する。
多い、シミ多い、毛穴目立つ
肌属性分析DB35には、ユーザのユーザIDが、肌属性の欄に示される情報と、理想肌の欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、後述するデータ分析部21によって“しわが多い”と判断され、“しわを減らしたい”を理想肌とするユーザのユーザIDは、肌属性“しわ多い”の欄と、理想肌“しわを減らしたい”の欄とが重なる欄に、記憶される。また、データ分析部21によって“しわ多い”と判断され、“シミを減らしたい”を理想肌とするユーザのユーザIDは、肌属性“しわ多い”の欄と、理想肌“シミを減らしたい”の欄とが重なる欄に、記憶される。
また、肌属性分析DB35は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、朝型、夜型、深夜型といった生活パターンの欄とを有する。
肌属性分析DB35には、ユーザのユーザIDが、肌属性の欄に示される情報と、生活パターンの欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、データ分析部21によって“しわが多い”と判断され、生活パターンが“朝型”のユーザのユーザIDは、肌属性“しわ多い”の欄と、生活パターン“朝方”の欄とが重なる欄に、記憶される。
また、肌属性分析DB35は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、北海道、東北、北陸、…といった居住地域の欄とを有する。
肌属性分析DB35には、ユーザのユーザIDが、肌属性の欄に示される情報と、居住地域の欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、データ分析部21によって“しわが多い”と判断され、“北海道”に居住するユーザのユーザIDは、肌属性“しわ多い”の欄と、居住地域“北海道”の欄とが重なる欄に、記憶される。
なお、上記では、肌属性と、理想肌、生活パターン、及び、居住地域との関係を示す情報に基づいて、ユーザIDが肌属性分析DB35に記憶されたが、これに限られない。例えば、肌属性と、肌悩みのギャップとに基づいて、ユーザIDが分類され、肌属性分析DB35に記憶されてもよい。肌悩みのギャップは、例えば、ユーザが理想とする肌状態と、実際の肌状態とのギャップが、ユーザの主観に基づいて、大、中、小に分類されてもよい。
また、肌属性と、ユーザの健康状態とに基づいて、ユーザIDが分類され、肌属性分析DB35に記憶されてもよい。また、肌属性と、ユーザの購買行動とに基づいて、ユーザIDが分類され、肌属性分析DB35に記憶されてもよい。また、肌属性と、ユーザの購買済み商品とに基づいて、ユーザIDが分類され、肌属性分析DB35に記憶されてもよい。
・商品属性分析DB
図8は、商品属性分析DB36の構成例を示した図である。図8に示す商品属性分析DB36は、後述するデータ分析部21によって生成される。
商品属性分析DB36は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、しわを減らしたい、シミを減らしたい、…といった理想肌の欄とを有する。
商品属性分析DB36には、ユーザが購入した化粧品の情報が、肌属性の欄に示される情報と、理想肌の欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、後述するデータ分析部21によって“しわが多い”と判断され、“しわを減らしたい”を理想肌とするユーザが購入した化粧品の情報は、肌属性“しわ多い”の欄と、理想肌“しわを減らしたい”の欄とが重なる欄に、記憶される。
また、商品属性分析DB36は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、朝型、夜型、深夜型といった生活パターンの欄とを有する。
商品属性分析DB36には、ユーザが購入した化粧品の情報が、肌属性の欄に示される情報と、生活パターンの欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、データ分析部21によって“しわが多い”と判断され、生活パターンが“朝型”のユーザが購入した化粧品の情報は、肌属性“しわ多い”の欄と、生活パターン“朝方”の欄とが重なる欄に、記憶される。
また、商品属性分析DB36は、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性の欄と、北海道、東北、北陸、…といった居住地域の欄とを有する。
商品属性分析DB36には、ユーザが購入した化粧品の情報が、肌属性の欄に示される情報と、居住地域の欄に示される情報とに基づいて分類され、記憶される。例えば、データ分析部21によって“しわが多い”と判断され、“北海道”に居住するユーザが購入した化粧品の情報は、肌属性“しわ多い”の欄と、居住地域“北海道”の欄とが重なる欄に、記憶される。
なお、上記では、肌属性と、理想肌、生活パターン、及び、居住地域との関係を示す情報に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報が商品属性分析DB36に記憶されたが、これに限られない。例えば、肌属性と、肌悩みのギャップとに基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報が分類され、商品属性分析DB36に記憶されてもよい。肌悩みのギャップは、例えば、ユーザが理想とする肌状態と、実際の肌状態とのギャップが、ユーザの主観に基づいて、大、中、小に分類されてもよい。
また、肌属性と、ユーザの健康状態とに基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報が分類され、商品属性分析DB36に記憶されてもよい。また、肌属性と、ユーザの購買行動とに基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報が分類され、商品属性分析DB36に記憶されてもよい。
・購入済み商品リスト
購入済み商品リスト37aは、ユーザが購入した化粧品の情報を記憶する。
・保有済み商品リスト
保有済み商品リスト37bは、ユーザが現在保有している化粧品の情報を記憶する。
・関心商品リスト
関心商品リスト37cは、レコメンド装置1がユーザにレコメンドした化粧品のうち、ユーザがお気に入り登録した化粧品の情報を記憶する。また、ユーザがECサイト等でお気に入り登録した化粧品の情報を記憶してもよい。この場合、関心商品リスト37cは、レコメンド装置1がユーザにレコメンドした化粧品のうちお気に入り登録した化粧品と、ECサイト等でお気に入り登録した化粧品との両方を記憶してもよいし、いずれか一方のみを記憶してもよい。
制御部20は、データ分析部21と、タイミング判定部22と、レコメンド生成部23と、を有する。
・データ分析部
・・肌属性分析DBの生成例
データ分析部21は、肌状態DB31と、ユーザ情報DB32とに基づいて、ユーザの肌に関する属性分析を行い、肌属性分析DB35を生成する。例えば、データ分析部21は、肌状態DB31の肌分析結果に基づいて、ユーザ(ユーザID)を、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32のユーザの理想肌に基づいて、ユーザIDを分類する。
例えば、データ分析部21は、肌分析結果のうち、しわの多さを示す数値が所定値以上のユーザIDを“しわ多い”に分類し、さらに、そのユーザIDが“しわを減らしたい”を理想肌とする場合、理想肌“しわを減らしたい”に分類する。
なお、データ分析部21は、肌分析結果のうち、シミの多さを示す数値が所定値以上のユーザIDを“シミ多い”に分類する。また、データ分析部21は、肌分析結果のうち、毛穴の目立ち易さを示す数値が所定値以上のユーザIDを“毛穴目立つ”に分類する。
また、データ分析部21は、肌状態DB31に基づいて、ユーザIDを、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32に基づいて、ユーザIDを、朝型、夜型、及び深夜型といった生活パターンに分類する。
また、データ分析部21は、肌状態DB31に基づいて、ユーザIDを、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32に基づいて、ユーザIDを、北海道、東北、及び北陸といった居住地域に分類する。
・・商品属性分析DBの生成例
データ分析部21は、肌状態DB31と、ユーザ情報DB32とに基づいて、ユーザが購入した化粧品の属性分析を行い、商品属性分析DB36を生成する。例えば、データ分析部21は、肌状態DB31の肌分析結果に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32のユーザの理想肌に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を分類する。
例えば、データ分析部21は、化粧品を購入したユーザのしわの多さを示す数値が所定値以上であった場合、ユーザが購入した化粧品の情報を“しわ多い”に分類し、さらに、そのユーザが“しわを減らしたい”を理想肌とする場合、ユーザが購入した化粧品の情報を理想肌“しわを減らしたい”に分類する。
また、データ分析部21は、肌状態DB31に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を、朝型、夜型、及び深夜型といった生活パターンに分類する。
また、データ分析部21は、肌状態DB31に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を、しわ多い、シミ多い、毛穴目立つ、…といった肌属性に分類し、さらに、ユーザ情報DB32に基づいて、ユーザが購入した化粧品の情報を、北海道、東北、及び北陸といった居住地域に分類する。
・タイミング判定部
タイミング判定部22は、下記の条件に基づいて、レコメンド生成部23がレコメンド情報(レコメンド商品の情報)を生成するためのトリガを生成する。
・ユーザの肌状態の変化。なお、肌状態の変化は、肌状態DB31から取得される。トリガは、肌状態の悪化に基づいて生成されてもよいし、良化に基づいて生成されてもよい。
・アンケート回答内容の変化。
・店舗イベントや地域イベントといったイベント開催時期。
・端末3の位置情報が所定範囲内にあるか否か。なお、端末3は、例えば、GPS(Global Positioning System)といった位置測定装置によって、端末3の位置を測定し、レコメンド装置1に報告する。
・温度や湿度といった天候。
・ユーザが保有する化粧品の使用期限。
・理想肌に対する肌状態の差異(ギャップ)。
なお、トリガを生成する条件は、上記に列挙した条件のうち一つに基づいてもよいし、複数に基づいてもよい。また、端末3のユーザが、自らトリガを生成してもよい。例えば、端末3に表示されるボタン等を押下することで、レコメンド情報を生成するためのトリガが生成されてもよい。
また、タイミング判定部22は、コスメポーチDB37の更新タイミングと、レコメンド商品売上の関係とに基づいて、売上向上に寄与する時期を機械学習し、売上向上に寄与する時期をトリガ生成の条件としてもよい。
また、トリガ生成の基となった条件が、トリガとともにレコメンド生成部23に出力されてもよい。
・レコメンド生成部
レコメンド生成部23は、タイミング判定部22から、トリガが出力された場合、肌属性分析DB35と、商品属性分析DB36とに基づいて、ユーザにレコメンドするレコメンド情報を生成する。
また、レコメンド生成部23は、コスメポーチDB37に記憶されている化粧品の中から、ユーザにレコメンドするレコメンド情報を選択する。例えば、レコメンド生成部23は、ユーザが購入したことのある化粧品、ユーザが保有している化粧品、又は、ユーザの関心のある化粧品の中から、肌属性分析DB35と、商品属性分析DB36とに基づいて、レコメンド情報を選択する。
例えば、レコメンド生成部23は、肌属性分析DB35に記憶されているユーザIDを取得する。レコメンド生成部23は、ユーザIDを取得した欄に対応する、商品属性分析DB36の化粧品情報を取得する。例えば、レコメンド生成部23は、図7の点線枠A7aに示す“しわ多い-しわを減らしたい”欄におけるユーザIDを取得する。レコメンド生成部23は、ユーザIDを取得した点線枠A7aの“しわ多い-しわを減らしたい”欄に対応する、図8の点線枠A8aに示す“しわ多い-しわを減らしたい”欄における化粧品情報(図8の例の場合、商品-A、商品-B)を取得する。
そして、レコメンド生成部23は、取得した化粧品情報のうち、コスメポーチDB37に記憶されている化粧品情報を選択する。レコメンド生成部23は、コスメポーチDB37に記憶されている化粧品情報を選択すると、選択した化粧品情報をレコメンド情報とし、肌属性分析DB35から取得したユーザIDのユーザの端末3に送信する。
なお、レコメンド生成部23は、図7に示す肌属性分析DB35の全ての欄において、ユーザIDを取得し、取得したユーザIDに対応する図8に示す商品属性分析DB36の化粧品情報を取得する。そして、レコメンド生成部23は、取得した化粧品情報のうち、コスメポーチDB37に記憶されている化粧品情報を選択し、選択した化粧品情報をレコメンド情報とする。レコメンド生成部23は、レコメンド情報を、肌属性分析DB35から取得したユーザIDのユーザの端末3に送信する。
また、商品属性分析DB36から取得する化粧品情報が複数存在する場合、レコメンド生成部23は、購入数が多い順に、優先度を付加してもよい。例えば、図8の点線枠A8aに示す化粧品において、商品-A、商品-B、…の順に購入数が多いとする。この場合、商品-Aには、優先度1が付与され、商品-Bには、優先度2が付与される。ここでは、優先度の数字が小さいほど、優先度が高いとしている。
なお、この購入数は、全てのユーザの購入数を想定している。これにより、端末3のユーザを含めた化粧品のユーザ全体の興味をレコメンドされる化粧品に反映することができる。しかし、考慮する購入数は、全てのユーザのうち端末3のユーザを除いたユーザによる購入数であってもよいし、端末3のユーザ自身による購入数であってもよい。全てのユーザのうち端末3のユーザを除いたユーザによる購入数を考慮する場合は、端末3のユーザが知らない化粧品がレコメンドされる可能性が高まり、端末3のユーザ自身による購入数を考慮する場合は、端末3が過去に購入したことのある化粧品がレコメンドされる可能性が高まる。
また、購入数と異なる基準で優先度を付加してもよい。例えば、化粧品を使用したユーザの客観的情報の改善の程度に応じて優先度を付加してもよい。この場合、客観的情報の変化の度合いが、主観的情報として与えられている理想肌や悩みにどの程度効果があったかによって優先度を付加してもよい。このようにすることで、効果的だが発売直後の商品など、高い効果が期待できるにもかかわらず、購入数が少ない商品がレコメンドの対象から除外されてしまうことを防ぐことができる。
また、レコメンドの対象とする化粧品には、客観的情報または主観的情報のいずれかがユーザの客観的情報または主観的情報と合致していない化粧品も含めてもよい。端末3のユーザと同一の客観的情報と主観的情報を持つユーザが少ない(例えば一人しかいない)場合には、そのユーザの購入結果に基づくと、レコメンドの結果の信頼度が下がってしまったり、レコメンドされる化粧品が限られてしまったりするためである。なお、この場合でも、客観的情報と主観的情報が端末3のユーザのものと完全に一致するユーザの購入結果に基づくレコメンドと、どちらか一方しか一致しないユーザの購入結果に基づくレコメンドとを区別できるように表示してもよい。根拠となった人数が少ない場合でも、客観的情報と主観的情報とが端末3のユーザのものと一致しているユーザにとって効果のあった化粧品は、端末3のユーザにとっても効果がある可能性が高いためである。また、客観的情報それぞれまたは主観的情報それぞれについて、類似度や相関関係が定義されている場合、端末3のユーザの客観的情報または主観的情報と同一または類似する客観的情報または主観的情報を持つユーザの購入結果のみをレコメンドに反映してもよい。この類似度は、医学または美容の経験則の観点から、設定されてよい。例えば、「しわを少なくしたい」と「肌に潤いを持たせたい」は類似しているが、「日焼けしたい」と「肌に潤いを持たせない」は類似していないと設定すること等が考えられる。
また、購入数に替えて、または、購入数と共に、未購入のユーザの興味の程度を考慮してレコメンドの対象とする化粧品を決定してもよい。このようにすることで、新発売の商品など、現実の購入者がまだ少ない商品もレコメンドの対象に含めることができる。この場合、未購入のユーザの情報したレコメンドを行っていることを、通知してもよい。一般的に、実際に購入したユーザの提供する情報の方が、未購入のユーザの提供する情報よりも信頼できるためである。
(レコメンド装置の動作例)
図9は、肌属性分析DB35及び商品属性分析DB36の生成動作例を示したフローチャートである。レコメンド装置1は、肌分析装置2から、客観的情報であるユーザの肌分析結果と、主観的情報であるユーザの理想肌や悩みといった情報と、を受信する(S1)。
レコメンド装置1は、S1にて受信した情報に基づいて、肌状態DB31及びユーザ情報DB32を生成する(S2)。
レコメンド装置1は、S2にて生成した肌状態DB31及びユーザ情報DB32に基づいて、肌属性分析DB35を生成する(S3)。また、レコメンド装置1は、S2にて生成した肌状態DB31及びユーザ情報DB32と、ユーザが購入した化粧品の情報とに基づいて、商品属性分析DB36を生成する(S3)。
図10は、レコメンド情報の生成動作例を示したフローチャートである。レコメンド装置1は、トリガが発生したか否かを判定する(S11)。
レコメンド装置1は、トリガが発生していないと判定した場合(S11のNo)、S11の処理を繰り返す。
レコメンド装置1は、トリガが発生したと判定した場合(S11のYes)、肌属性分析DB35、商品属性分析DB36、及び、コスメポーチDB37を参照し、レコメンド情報を生成する(S12)。
レコメンド装置1は、S12にて生成したレコメンド情報を、ユーザの端末3に送信する(S13)。
(端末の画面例)
図11は、端末3のディスプレイに表示される美容ポートフォリオの画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A11aに示すように、ユーザのしわ、しみ、及び毛穴といった肌属性の時系列データ(肌スコア)が表示される。また、端末3のディスプレイには、例えば、画像A11bに示すように、ユーザが化粧品を購入できる予算や、ユーザが保有している化粧品の情報などが表示される。
図12は、端末3のディスプレイに表示されるコスメポーチの画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A12aに示すように、ユーザが購入した化粧品、ユーザが保有している化粧品、及び、ユーザの関心の有る化粧品が表示される。
端末3のコスメポーチの画面では、例えば、レコメンド装置1からのレコメンド情報に基づいて、化粧品の順番が並び替えられてもよい。例えば、レコメンド情報に含まれる化粧品が、優先度に従って、端末3のディスプレイの上方から下方に向け、順番に表示されてもよい。
なお、レコメンド情報は、コスメポーチの画面とは別の画面で表示されてもよい。例えば、美容ポートフォリオの画面には、“お勧め商品”といったボタンが表示されてもよい。“お勧め商品”のボタンが押下された場合に、レコメンド情報に含まれる化粧品の情報が表示されてもよい。レコメンド情報に含まれる化粧品は、レコメンド情報に含まれる優先度に従って、端末3のディスプレイの上方から下方に向け、順番に表示されてもよい。
図13は、端末3のディスプレイに表示されるアカウントマッチングの画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A13aに示すように、端末3のユーザと、客観的情報及び主観的情報の類似度が高いユーザが、類似度の高い順に表示される。
なお、本実施の形態では類似度を「シンクロ率」という表現で記載している。このシンクロ率は、客観的情報及び主観的情報そのものの類似度のみならず、他の情報の類似度も考慮した値であってもよい。例えば、各情報が取得された時期や気候の類似度等を考慮してもよい。冬は肌が乾燥し易くなるなど、肌の状態や理想肌は、季節や気候を受けて随時変化するため、これらの情報も考慮した方がよりユーザの現在の状態に適した判断ができるためである。
図14は、端末3のディスプレイに表示されるシンクロプロフィールの画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A14aに示すように、端末3のユーザと、端末3のユーザとは別のユーザとの、客観的情報及び主観的情報のシンクロ率が表示される。画像A14aは、例えば、図13の画像A13aに表示されるユーザアカウントが選択(押下)された場合に表示される。また、端末3のディスプレイには、例えば、画像A14bに示すように、別のユーザが使用している化粧品の情報が表示される。
図15は、端末3のディスプレイに表示される口コミマッチングの画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A15aに示すように、端末3のユーザと、客観的情報及び主観的情報とのシンクロ率が高いユーザが口コミした化粧品が表示される。また、端末3のディスプレイには、例えば、画像A15bに示すように、画像A15aに表示された化粧品のレビューが表示される。
図16は、端末3のディスプレイに表示されるチャット相談の画面例である。端末3のディスプレイには、例えば、画像A16aに示すように、端末3のユーザと、客観的情報及び主観的情報とのシンクロ率が高い美容要員とのチャット画面が表示される。端末3のユーザは、画像A16aに示すチャット画面において、端末3のユーザと客観的情報及び主観的情報とのシンクロ率が高い美容要員に対し、例えば、肌についての相談ができる。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、レコメンド装置1の制御部20は、肌分析装置2によって得られる肌に関する客観的な客観的情報と、肌に関するユーザの主観的な主観的情報と、レコメンド情報と、を対応付けた商品属性分析DB36を参照し、肌分析装置2によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応するレコメンド情報を取得する。レコメンド装置1の通信部40は、取得したレコメンド情報をユーザの端末3に送信する。
このように、レコメンド装置1は、肌分析装置2によって肌分析されたユーザの肌属性といった客観的情報と、ユーザの理想肌や悩みといった主観的情報とに基づくレコメンド情報を取得し、端末3に送信する。これにより、レコメンド装置1は、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む化粧品を、適切にレコメンドできる。
また、レコメンド装置1は、ユーザの口コミに基づく情報収集において、ユーザの客観的情報及び主観的情報に合った口コミ情報を提供する。これにより、ユーザは、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む情報を、適切に取得できる。
また、レコメンド装置1は、ユーザの美容要員におけるチャット相談において、ユーザの客観的情報及び主観的情報に合った美容要員を紹介する。これにより、ユーザは、ユーザの肌状態に適し、かつ、ユーザが望む情報を、適切に取得できる。
(変形例)
レコメンド情報は、商品属性分析DB36に基づいて取得され、さらに、コスメポーチから選択されるとしたが、これに限られない。レコメンド情報は、コスメポーチから選択されなくてもよい。すなわち、レコメンド情報は、商品属性分析DB36から取得され、ユーザの端末3に送信されてもよい。
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかである。そのような変更例または修正例についても、本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態における各構成要素は任意に組み合わされてよい。
(変形例1)
上記では、化粧品をユーザにレコメンドするとしたが、これに限られない。レコメンド装置1は、ユーザに適した美容器具をユーザにレコメンドしてもよい。化粧品や美容器具といった、美容に関する商品は、美容品と称されてもよい。また、肌状態の改善等に用いる医薬品等をレコメンドしてもよい。
(変形例2)
上記では、肌分析装置2は、店舗に設置されるとしたが、これに限られない。肌分析装置2は、例えば、カメラを備えたスマートフォン、タブレット、又は、パーソナルコンピュータといった端末装置であってもよい。端末装置は、肌分析するアプリケーションを実装し、ユーザの自宅といった店舗以外の場所で用いられてもよい。
(変形例3)
上記では、レコメンド装置1と肌分析装置2とを別体としたが、これに限られない。レコメンド装置1が、肌分析装置2を有してもよい。
上述の実施の形態においては、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・アッセンブリ」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示の一態様は、肌分析システムに有用である。
1 レコメンド装置
2 肌分析装置
3 端末
4 ネットワーク
11 プロセッサ
12 RAM
13 HDD
14 通信インターフェース
20 制御部
21 データ分析部
22 タイミング判定部
23 レコメンド生成部
30 データ管理部
31 肌状態DB
32 ユーザ情報DB
33 口コミDB
34 会員DB
35 肌属性分析DB
36 商品属性分析DB
37 コスメポーチDB
37a 購入済み商品リスト
37b 保有済み商品リスト
37c 関心商品リスト
40 通信部

Claims (7)

  1. 肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得する制御部と、
    前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する送信部と、
    を有するレコメンド装置。
  2. 前記主観的情報は、前記ユーザの理想とする肌の状態および肌の悩みのいずれかを含む、
    請求項1に記載のレコメンド装置。
  3. 前記データベースの前記美容品情報は、対応する前記客観的情報と前記主観的情報とに該当するユーザが購入した美容品の情報である、
    請求項2に記載のレコメンド装置。
  4. 前記制御部は、取得した前記美容品情報のうち、ユーザが購入したことのある美容品、保有している美容品、又は、関心のある美容品の情報を選択する、
    請求項2に記載のレコメンド装置。
  5. 前記美容品情報は、さらに、ユーザの生活パターン及び居住地域と対応付けられ、
    前記制御部は、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報、主観的情報、生活パターン、及び居住地域に対応する前記美容品情報を取得する、
    請求項2に記載のレコメンド装置。
  6. 肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得し、
    前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する、
    レコメンド方法。
  7. プロセッサに、
    肌分析装置によって得られる複数のユーザの肌に関する客観的情報と、肌に関する前記複数のユーザの主観的情報と、美容品情報と、を対応付けたデータベースを参照し、前記肌分析装置によって肌分析されたユーザの客観的情報と主観的情報とに対応する前記美容品情報を取得し、
    前記美容品情報を前記ユーザの端末に送信する、
    処理を実行させるプログラム。
JP2022102539A 2022-06-27 2022-06-27 レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム Pending JP2024003417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022102539A JP2024003417A (ja) 2022-06-27 2022-06-27 レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022102539A JP2024003417A (ja) 2022-06-27 2022-06-27 レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024003417A true JP2024003417A (ja) 2024-01-15

Family

ID=89533966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022102539A Pending JP2024003417A (ja) 2022-06-27 2022-06-27 レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024003417A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170061074A1 (en) Telemedicine system and method
Maeder et al. Patient compliance in home-based self-care telehealth projects
KR20230101782A (ko) 맞춤형 화장품 제공 방법 및 장치
US11923058B2 (en) Mobile system for the assessment of consumer medication compliance and provision of mobile caregiving
CA2887709A1 (en) System and method for managing healthcare
US10073951B2 (en) Demographically filterable interface for conveying information about a medication
Hazenberg et al. Telemedical home-monitoring of diabetic foot disease using photographic foot imaging–a feasibility study
US20110270650A1 (en) System and method for real-time feedback
US20160038062A1 (en) Hearing test provision system, and hearing test provision method
KR20180025498A (ko) 빅데이터 기반 사용자 맞춤형 의료서비스 제공방법
JP2023100915A (ja) 情報処理装置及びプログラム
US11062394B2 (en) More-intelligent health care advisor
Marquard Human factors and organizational issues in health informatics: Innovations and opportunities
CN112750512A (zh) 数据处理方法、客户端、服务器、系统及存储介质
WO2019068086A1 (en) METHOD FOR IMPROVING PATIENT OBSERVANCE TO A MEDICAL THERAPY PLAN AND ASSOCIATED MOBILE DEVICE
KR102401078B1 (ko) 한방병원 추천 장치 및 한방병원 추천 방법
US20200294650A1 (en) Computer, information processing method, and network system
JP2024003417A (ja) レコメンド装置、レコメンド方法、及びプログラム
JP2010157140A (ja) 電子カルテ管理サーバ、及び電子カルテ管理システム
Martins et al. An analysis of determinants of the adoption of mobile health (mhealth)
CN112749321A (zh) 数据处理方法、客户端、服务器、系统及存储介质
Flores-Vaquero et al. A product-service system approach to telehealth application design
US20150310181A1 (en) Portable System and Method for Guiding Treatment of Patients
Nilsson et al. The physician at a distance: the use of videoconferencing in the treatment of patients with hypertension
JP7138399B2 (ja) コンピュータシステム、アラート方法及びプログラム