JP2023548193A - 天頂リアクティブジャマー - Google Patents

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Abstract

本発明は、宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波(RF)脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングデバイス(1)に関する。前記ジャミングデバイス(1)は、RF脅威検出手段(11)、RF妨害手段(12)、および制御システム(13)を備える。RF脅威検出手段(11)は、複数の受信アンテナ(111)、RF脅威検出ユニット(112)、および1つまたは複数の所定のRF脅威関連ライブラリ(113)を備える。受信アンテナ(111)は、所与の最小仰角以上である到来仰角を有するRF信号を受信するように構成され、それにより関心仰角対応範囲を実現する。RF脅威検出ユニット(112)は、受信アンテナ(111)により受信されたRF信号と、所定のRF脅威関連ライブラリ(113)とに基づき、RF脅威の存在を検出し、RF脅威を検出する場合に、受信アンテナ(111)により受信されたRF信号と所定のRF脅威関連ライブラリ(113)とに基づき、検出されたRF脅威のそれぞれのタイプを判定し、受信アンテナ(111)により受信されたRF信号に基づき、検出されたRF脅威のそれぞれの到来方向を推定し、前記制御システム(13)に対して検出されたRF脅威に関する警告を行うことにより、前記検出されたRF脅威のそれぞれのタイプおよびそれぞれの到来方向を前記制御システム(13)に提供するように構成される。前記所定のRF脅威関連ライブラリ(113)は、RF脅威検出ユニット(112)が、1つまたは複数の関心RF脅威の存在を検出し、受信アンテナ(111)により受信されたRF信号に基づきRF脅威のそれぞれのタイプを判定することが可能になるように、前記関心RF脅威に関連する情報を含む。制御システム(13)は、制御ユニット(131)、および1つまたは複数の所定のRF妨害アクション関連ライブラリ(132)を備える。制御ユニット(131)は、RF脅威検出ユニット(112)によりRF脅威を検出する場合に、RF脅威検出ユニット(112)により判定されたそれぞれのタイプと、所定のRF妨害アクション関連ライブラリ(132)とに基づき、検出されたRF脅威に対して実施されるべきRF妨害アクションを判定し、前記RF妨害手段(12)が検出されたRF脅威に対して判定されたRF妨害アクションを実施するように、RF妨害手段(12)を動作させるように構成される。前記所定のRF妨害アクション関連ライブラリ(132)は、所定のRF脅威関連ライブラリ(113)内に挿入された各関心RF脅威ごとに、前記関心RF脅威に対して実施されるべき1つまたは複数のそれぞれのRF妨害アクションに関するそれぞれの情報を含む。RF妨害手段(12)は、RF脅威検出ユニット(112)によりRF脅威を検出する場合に、制御ユニット(131)により動作可能であり、複数の送受信アンテナ(121)であって、前記関心仰角対応範囲をさらに実現し、検出されたRF脅威をトラッキングし、制御ユニット(131)により判定されたRF妨害アクションを実施するために、前記検出されたRF脅威に対してRF妨害信号を送信するように構成された、複数の送受信アンテナ(121)と、前記RF妨害アクションを実施するために、検出されたRF脅威に対して送受信アンテナ(121)により送信されることとなるRF妨害信号を発生するように構成された、RF妨害信号発生ユニット(122)とを備える。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2020年11月5日に出願された欧州特許出願第20425047.6号に基づく優先権を主張する。この欧州特許出願の開示全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、一般的には電子妨害手段(ECM)の分野に関する。
より詳細には、本発明は、天頂リアクティブジャマーに関し、すなわち高仰角にて動作する高周波(RF)リモートセンシングセンサまたは高周波(RF)リモートセンシングシステム(例えば、衛星、航空機、ドローン等の宇宙プラットフォームまたは空中プラットフォーム上に設置された、例えば、レーダ方式センサ/システム(例えばイメージングレーダ)または合成開口レーダ(SAR)等)に対する防御を行うためのリアクティブ方式ジャミングデバイスに関する。
知られているように、レーダまたはSARセンサ/システムに対する防御を行うためのジャミングシステムの目的は、関連情報に対する敵のセンサの認識能力および/または抽出能力を阻害することによって、区域、用地(例えば民間もしくは軍事のいずれかのタイプの)、または関心資産を防御することである。
特にSARセンサの場合には、この目的は、関心区域の焦点をぼかしもしくは関心区域を他の方法で隠し、したがって海上もしくは陸上のいずれかの場面において適切な防御を提供するために、画像品質を可能な限り低下させることである。
例えば、米国特許第10,852,391B2号は、合成開口レーダを妨害するための方法および関連デバイスに関する。具体的には、米国特許第10,852,391B2号は、防御対象となる地上の区域を囲む少なくとも2つの協働ユニットからなる群を備えるレーダジャミングデバイスによって実現される、航空機搭載型SAR方式レーダを妨害するための方法について説明している。ここで、
・前記群のうちの少なくとも2つのユニットが、レーダ検出機能を備え、
・この群のうちの少なくとも1つのユニットが、レーダ妨害機能を備え、
・レーダ検出機能を備える各ユニットが、受信信号を解析するように構成された受信および処理モジュールを備え、
・レーダ妨害機能を備える各ユニットが、妨害信号を生成および送信するように構成され、
・各ユニットが、少なくとも1つの2方向データリンクにより相互リンクされ、共通クロックにより同期される。
より具体的には、米国特許第10,852,391B2号による方法は、
・受信信号がSAR信号に相当するものであるか否かを識別し、
・SAR信号の再発よりも短い所定の期間の間に受信したSAR信号を特徴付けし、
・受信したSAR信号のパルスに適合化されたフィルタを演算し、
・前記適合化されたフィルタを利用して、受信したSAR信号のパルス圧縮を各再発ごとに実施し、したがってレーダを搭載するプラットフォームの動きにリンクしたドップラー履歴を取得し、
・ある再発から次の再発にかけて、レーダの変位速度と、前記レーダと防御対象区域との間の距離とを確立するために、SAR信号の再発よりも長い所定の期間にわたり受信信号を周期的におよび反復的に特徴付けし、
・距離軸およびドップラー軸においてコヒーレントにSAR方式レーダを妨害するために、防御対象区域の各箇所ごとに送信されるべき妨害信号を演算し、
・演算された妨害信号を送信する
ことを含む。
この状況において、SAR技術の特殊性(SARセンサならびにSAR処理およびイメージングプロセスの両者の物理的特性に関する)と、一般的にはかかるセンサの設置および輸送を目的として使用される空中プラットフォームまたは宇宙/衛星プラットフォームの特殊性(運動学的特性に関する)とを所与とした場合に、妨害アクションの有効な成功は、残念ながら保証されない。
さらに、近年使用が増加しつつある高分解能イメージングレーダセンサの場合には、妨害有効性に対する処理効果においてやはり同様の固有の制約が見られる。
それに加えて、従来の電子防衛システムの場合にはとりわけ困難となる前述のプラットフォームの運動学的プロファイルが、さらなる制約要因である。
基本的に、既知のタイプのジャミングシステムは、前述したタイプの脅威に対する妨害策をとる場合に考慮する必要のある複数のすべての側面に同時対応することを確保するために必須となるアーキテクチャ上のフレキシビリティおよびリアクティビティを有さない。
実際に、かかる状況における電子防衛の有効性を確保するためには、複数の要素に対処する必要がある。
具体的には、技術的難点は、複数の側面に関するものがあり、例えば
・長距離(とりわけ衛星センサと比較した場合に)、
・かかる脅威に関する関心仰角(衛星または航空機のいずれか)、および
・受信機の処理
が含まれる。
第1の側面に関して、これは、脅威検出能力の観点から、使用される受信機の高い感度が必要となる。
この場合に、進行中の脅威の展開と同等のタイミングで妨害策をとる必要性が考慮されなければならない。これは、迅速展開する運動学的プロファイルを有する、したがって対抗するためのアラーム時間およびエンゲージメント時間が非常に短い、あらゆる種類のプラットフォームに関して原則的に当てはまる。
さらに、海軍/海上または地上の場面において、地点防空(例えば単一の海軍プラットフォームの防御、単一の基地の隠蔽、用地および/または地上の護衛等)の問題であるか否かに関わらず、またはより広い区域の防衛(例えば艦隊の隠蔽、一連の基地の防御、用地および/または地上の護衛等)の問題であるか否かに関わらず、関連する仰角は、一般的に利用される電子防衛システムにとって典型的なものではなく、このような電子防衛システムは、かかる脅威に対しても有効な防御を実現するためのフレキシビリティを有さない。
もう1つの非常に困難な側面は、妨害策を有効なものにするためにジャミングシステムに必要とされる高出力である。実際に、最新世代の高分解能イメージングレーダは、監視区域の照射時間の間に土壌/標的から反射される信号のコヒーレント積分において高い処理利得を有する。したがって、ジャミングシステムは、効果的であるためには、この利得を補償できなければならない。
米国特許第10,852,391B2号
上述に鑑みて、本発明の目的は、現行の既知のジャミング技術の欠点および制約を少なくとも部分的に解消または緩和することが可能な、高周波(RF)にておよび高い仰角にて動作するリモートセンシングセンサまたはリモートセンシングシステム(例えば衛星/航空機レーダまたはSAR)に対する防御を行うための革新的なジャミングデバイスを提供することである。
本発明は、添付の特許請求の範囲で定義されるものによるジャミングデバイスに関し、したがってこのおよび他の目的は、本発明によって達成される。
具体的には、本発明は、宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波(RF)脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングデバイスに関し、
前記ジャミングデバイスは、
・RF脅威検出手段、
・RF妨害手段、および
・制御システム
を備え、
RF脅威検出手段は、
・複数の受信アンテナ、
・RF脅威検出ユニット、および
・1つまたは複数の所定のRF脅威関連ライブラリ
を備え、
受信アンテナは、最小仰角以上である到来仰角を有するRF信号を受信するように構成され、それにより関心仰角対応範囲を実現し、
RF脅威検出ユニットは、
・受信アンテナにより受信されたRF信号と、所定のRF脅威関連ライブラリとに基づき、RF脅威の存在を検出し、
・RF脅威を検出する場合に、
- 受信アンテナにより受信されたRF信号と所定のRF脅威関連ライブラリとに基づき、検出されたRF脅威のそれぞれのタイプを判定し、
- 受信アンテナにより受信されたRF信号に基づき、検出されたRF脅威のそれぞれの到来方向を推定し、
- 制御システムに対して検出されたRF脅威に関する警告を行うことにより、前記検出されたRF脅威のそれぞれのタイプおよびそれぞれの到来方向を前記制御システムに提供する
ように構成され、
前記所定のRF脅威関連ライブラリは、RF脅威検出ユニットが、1つまたは複数の関心RF脅威の存在を検出し、受信アンテナにより受信されたRF信号に基づきRF脅威のそれぞれのタイプを判定することが可能になるように、前記関心RF脅威に関連する情報を含み、
制御システムは、
- 制御ユニット、および
- 1つまたは複数の所定のRF妨害アクション関連ライブラリ
を備え、
制御ユニットは、RF脅威検出ユニットによりRF脅威を検出する場合に、
- RF脅威検出ユニットにより判定されたそれぞれのタイプと、所定のRF妨害アクション関連ライブラリとに基づき、検出されたRF脅威に対して実施されるべきRF妨害アクションを判定し、
- 前記RF妨害手段が検出されたRF脅威に対して判定されたRF妨害アクションを実施するように、RF妨害手段を動作させ、
前記所定のRF妨害アクション関連ライブラリは、所定のRF脅威関連ライブラリ内に挿入された各関心RF脅威ごとに、前記関心RF脅威に対して実施されるべき1つまたは複数のそれぞれのRF妨害アクションに関するそれぞれの情報を含み、
RF妨害手段は、RF脅威検出ユニットによりRF脅威を検出する場合に、制御ユニットにより動作可能であり、
・複数の送受信アンテナであって、
- 前記関心仰角対応範囲をさらに実現し、
- 検出されたRF脅威をトラッキングし、
- 制御ユニットにより判定されたRF妨害アクションを実施するために、前記検出されたRF脅威に対してRF妨害信号を送信する
ように構成された、複数の送受信アンテナと、
・前記RF妨害アクションを実施するために、検出されたRF脅威に対して送受信アンテナにより送信されることとなるRF妨害信号を発生するように構成された、RF妨害信号発生ユニットと
を備える。
以下、本発明のより良い理解を促すために、添付の図面(縮尺どおりではない)を参照としていくつかの好ましい実施形態を示す(説明を目的として提示されるものにすぎず、決して限定的なものではなく、ましてや制約的な例ではない)。
本発明の好ましい一実施形態によるジャミングデバイスの概略図である。 図1のジャミングデバイスのRF脅威検出手段の概略図である。 衛星SAR信号を検出するための図2のRF脅威検出手段の受信アンテナのポインティングの一例の概略図である。 衛星SAR信号を検出するための前記受信アンテナの一実施例の概略図である。 図1のジャミングデバイスの制御システムの概略図である。 図1のジャミングデバイスのRF妨害手段の概略図である。 衛星SAR信号を検出および無効化するために海軍プラットフォーム上にて使用するための図1のジャミングデバイスの一実施例を示す図である。 衛星SAR画像の一例を示す図である。 衛星SAR対抗構成にある本発明によるジャミングデバイスによって実現される妨害電波の存在時に取得された、対応するSAR画像の一例を示す図である。
以降の説明は、当業者が本発明を理解し、作製し、使用することを可能にするために提供される。提示される実施形態に対する様々な修正が、当業者には容易に明らかになろう。また、本明細書において開示される一般原理は、添付の特許請求の範囲内に定義されるような本発明の保護範囲から逸脱することなく、他の実施形態および用途に対しても適用され得る。
したがって、本発明は、説明および図示される実施形態のみに限定されるものとして理解されるべきではなく、添付の特許請求の範囲において定義される特徴に従って最大の保護範囲を与えられなければならない。
本発明は、例えばレーダまたはSARセンサもしくはSARシステムあるいはRFリモートセンシングセンサもしくはRFリモートセンシングシステム等、宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波(RF)脅威から、可動であるかまたは定置であるかに関わらない、例えば地上プラットフォームもしくは海軍プラットフォーム(例えば陸上車両、海軍部隊等)または関心区域もしくは関心用地などの地球の表面上の標的を防御するためのジャミングデバイスに関する。
本発明のより良い理解を促すために、図1は、本発明の好ましい一実施形態によるジャミングデバイス(全体が1として示される)の高レベル機能アーキテクチャを概略的に示すブロック図を示している。
具体的には、ジャミングデバイス1(簡略化のために以降では単にジャマーと呼ぶ)は、
・RF脅威検出手段11、
・RF妨害手段12、および
・制御システム13
を備える。
これに関連して、ジャマー1は、好ましくは、前記RF脅威検出手段11、前記RF妨害手段12、および前記制御システム13が組み込まれた単一の装置/デバイスにより構成される点に留意することが重要である。
さらに、図1に示すように、ジャマー1は、好ましくは、前記ジャマー1の外部に位置するユーザインターフェース手段2(例えばユーザすなわちオペレータによるジャマー1の制御に特化されたコンピュータ、ラップトップ、ステーションなど)に対して有線モードまたは無線モードにおいて接続される。
RF脅威検出手段11は、ジャマー1が設置される位置である防御すべき標的(例えば、関心区域もしくは関心用地、または地上プラットフォームもしくは海軍プラットフォーム等)を照射するマイクロ波信号をまたはさらに一般的にはRF信号を送信するRF脅威(例えば、衛星/航空機SARセンサ/システム、衛星/航空機レーダセンサ/システム、または衛星/航空機RFリモートセンシングセンサ/システム等)の存在を検出するために、所定のアングルセクター(方位角および仰角における)をモニタリングすることに専用化されたジャマー1の受動部分に相当する。
対照的に、RF妨害手段12は、例えば、防御すべき標的に関する関連情報(例えば、位置、距離、形状等)の抽出を減損/阻止するためなどのRF妨害手段の送達に専用化されたジャマー1の能動部分に相当する。
最後に、制御システム13は、
・関心区域の監視に関するRF脅威検出手段11の管理と、
・RF脅威検出手段11からアラームを受信すると即座に行われるRF妨害手段12の作動および適切な操作と
をもたらす。
この点に関して、前記RF脅威検出手段11、前記RF妨害手段12、および前記制御システム13を単一の装置/デバイス(すなわち、ジャマー1)に組み込むことが、妨害手段の送達における待ち時間を短縮することに寄与するということは、なんら意味を有さない。
図2は、RF脅威検出手段11の高レベル機能アーキテクチャを概略的に示すブロック図である。このRF脅威検出手段11の高レベル機能アーキテクチャは、
・複数の受信アンテナ111、
・RF脅威検出ユニット112、および
・1つまたは複数の所定のRF脅威関連ライブラリ113
を備える。前記所定のRF脅威関連ライブラリ113は、好都合には、RF脅威検出手段ユニット112の内部メモリ内またはRF脅威検出手段ユニット112の外部メモリ内に格納されてもよい。
より詳細には、受信アンテナ111は、到来仰角を有するRF信号を受信するように構成され、これらの到来仰角は、
・所与の最小仰角以上であり(好都合には20°以上、好ましくは20°~65°の間からなる)、
・または、好ましくは、この所与の最小仰角によりおよび前記所与の最小仰角を上回る所与の最大仰角により規定される、所与の仰角範囲内である(例えば、航空電子工学的RF脅威に関する20°~40°の範囲内もしくは20°~45°の範囲内の到来仰角、または衛星RF脅威に関する30°~60°の範囲内、30°~65°の範囲内、もしくは30°~70°の範囲内の到来仰角、または天頂RF脅威もしくは準天頂RF脅威に関する60°~90°の範囲内もしくは65°~90°の範囲内の到来仰角など)。
したがって、受信アンテナ111(および、したがってRF脅威検出手段11)は、ジャマー1に対して(より厳密には、前記ジャマー1の所与の水平基準面に対して)高到来仰角を有するRF信号に関連する仰角対応範囲を可能にし、さらに前記仰角対応範囲は、好都合には天頂または準天頂であり得る。
好ましくは、前記受信アンテナ111は、0°~180°の範囲内または0°~360°の範囲内の前記到来仰角および到来方位角を有するRF信号を受信するように構成され、それにより、前記仰角対応範囲に加えて、ジャマー1の天頂方向を中心とする180°または360°の方位角対応範囲をさらに可能にする(前記天頂方向は、前述の水平基準面に対して直交方向である)。
受信アンテナ111は、好都合には、所定数のアンテナにより実現され、これらのアンテナは、
・所定の動作特徴を有し(方向、利得、アンテナパターンまたは放射/出力パターン、等)、
・ジャマー1の所定位置に設置され/取り付けられ、
・所定のポインティング方向に従ってポインティングされる。
ここで、前記所定数、前記所定の動作特徴、前記所定位置、および前記所定のポインティング方向は、前述の仰角対応範囲および方位角対応範囲(または、より一般的には関心仰角範囲および関心方位角範囲)を保証するものである。
好都合には、受信アンテナ111は、指向性アンテナであり、好ましくは高利得を有する指向性アンテナである。
さらに、好ましくは、前記受信アンテナ111は、ジャマー1の中/上への前記受信アンテナ111の組込み/設置を可能にするか、またはいずれの場合にしても容易化するために重量およびバルク性に関して適切な特徴を有する。
図3は、衛星SAR信号を検出するための受信アンテナ111のポインティングの一例を概略的に示す。
具体的には、図3は、
・ジャマー1の天頂方向に対応する鉛直方向軸zと、
・相互に直交し軸zに対して垂直である2つの水平方向軸xおよびyであって、これらの水平方向軸xおよびyが、前記ジャマー1の所与の水平基準面を規定し、それによりこの前記ジャマー1の所与の水平基準面が、前記軸x、y、zの交点O(いわゆる3Dデカルト基準系の原点)に位置決めされる、2つの水平方向軸xおよびyと
によって規定される、3次元(3D)デカルト基準系を示す。
さらに、図3は、4つの群の受信アンテナ111の各ポインティング方向をそれぞれの放射パターンと共に概略的に示す。
具体的には、図3は、4つの群の受信アンテナ111が、方位角における4つの4分円弧にて(天頂方向を中心とする360°の方位角対応範囲を保証するために)、およびSAR衛星の典型的な照射方向に対応する仰角にて配向されるのを示す。
この点に関して、好都合には、関心の脅威タイプに応じて、受信アンテナ111のポインティングは、特定のセクター(および、したがって脅威)に対して焦点を合わせるように、または複数のタイプの脅威に共通するセクターに対応するように、適切な様式で再規定することが可能である点に留意することが重要である。さらに、好都合には、このポインティングは、急降下中にある航空電子工学的脅威に対しても対応範囲を実現するために、および/またはジャマー1に対して準直交方向である運動力学を対応範囲に与えるために、さらに勾配を付けることが可能である。
図3に示す例を再度参照としつつ、図4もまた、各群の受信アンテナ111の一実施例を概略的に示す。好都合には、各群の受信アンテナ111は、3つのホーンアンテナにより実現され(それぞれ111A、111B、および111Cで示す)、これらのホーンアンテナは、衛星SARセンサ/システムの典型的な周波数に対する全帯域対応を保証する。
最後に、受信アンテナ111に関して、直前に説明した例の場合におけるような4つの群の受信アンテナ111を使用することにより、関心仰角対応範囲および関心方位角対応範囲が保証されることに加えて、RF信号到来方向の大まかな推定を実現することがさらに可能になり、これにより、衛星の軌道に関するまたは航空機(例えば、ドローン、飛行機等)の飛翔軌道に関するインテリジェンスデータが存在しない場合においても、RF妨害手段12を検出した脅威に向かって適切にポインティングすることが可能になる点に留意されたい。
他方において、RF脅威検出ユニット112に関して(好都合には、デジタル受信機により実装される)、このRF脅威検出ユニット112は、
・受信アンテナ111により受信されたRF信号と所定のRF脅威関連ライブラリ113とに基づきRF脅威の存在を検出し、
・RF脅威を検出する場合に、
- 受信アンテナ111により受信されたRF信号と所定のRF脅威関連ライブラリ113とに基づき検出されたRF脅威のそれぞれのタイプを判定し、
- 受信アンテナ111により受信されたRF信号に基づき検出されたRF脅威のそれぞれの到来方向を推定し、
- 制御システム13に対して検出されたRF脅威に関する警告をすることにより、前記検出されたRFのそれぞれのタイプおよび前記検出されたRFのそれぞれの到来方向を前記制御システム13に提供する
ように構成される。
この点に関して、RF脅威検出ユニット112が、前記関心RF脅威の存在を検出し、受信アンテナ111により受信されたRF信号に基づき関心RF脅威のそれぞれのタイプを判定することが可能になるように、前記所定のRF脅威関連ライブラリ113は、1つまたは複数の関心RF脅威(例えば、SARセンサ/システム、レーダセンサ/システム、またはより一般的には、RFリモートセンシングセンサ/システム)に関する情報を含む(すなわち、格納する)点を説明することが重要である。
好ましくは、前記所定のRF脅威関連ライブラリ113は、
・様々なタイプの関心RF脅威に関連し、
・前記関心RF脅威のそれぞれの動作パラメータ(例えば、周波数、パルス繰返し間隔(PRI)、パルス幅、アジリティ、等)を示す
情報および/またはデータを含む(すなわち、格納する)。
図5は、制御システム13の高レベル機能アーキテクチャを概略的に示すブロック図を示す。この制御システム13は、
・制御ユニット131と、
・1つまたは複数の所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132であって、好都合には、前記制御システム13の内部のメモリ内に格納され得る、前記所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132と
を備える。
さらに詳細には、制御ユニット131は、RF脅威検出ユニット112によるRF脅威の検出を行う場合に、
・RF脅威検出ユニット112により判定されたそれぞれのタイプと、所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132とに基づき、検出されたRF脅威に対抗して実施されるべきRF妨害アクションを判定し、
・RF妨害手段12を動作させる(RF脅威検出ユニット112により推定されるRF脅威の到来方向をとりわけ表す適切なコマンドをRF妨害手段12に提供する)ことにより、前記RF妨害手段12により、検出されたRF脅威に対して判定したRF妨害アクションを実施する
ように構成される。
この点に関して、前記所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132は、所定のRF脅威関連ライブラリ113内に挿入/示唆/規定された各関心RF脅威ごとに、前記関心RF脅威に対して実施すべき1つまたは複数のそれぞれのRF妨害アクションに関するそれぞれの情報を含む(すなわち、格納する)点を説明することが重要である。
好ましくは、前記所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132は、所定のRF脅威関連ライブラリ113内に挿入/示唆/規定された各関心RF脅威ごとに、
・前記関心RF脅威に対して実施されるべき1つまたは複数のそれぞれのRF妨害技術(好都合には、最も適切で有効な妨害技術)に関連するそれぞれの情報および/またはそれぞれのデータと、
・前記関心RF脅威に対して前記それぞれのRF妨害技術を実施するために使用されるそれぞれの動作パラメータを示すそれぞれの情報および/またはそれぞれのデータであって、好都合には、前記それぞれの動作パラメータが、以下の特徴、すなわち
- 使用すべきノイズ帯域、
- 各受信されたSAR/レーダ/RFパルスに対して生成されるべき妨害パルス数、
- 使用すべき振幅変調、
- 使用すべき周波数変調
のうちの1つまたは複数に関するものである、それぞれの情報および/またはそれぞれのデータと
を含む(すなわち、格納する)。
図6は、RF妨害手段12の高レベル機能アーキテクチャを概略的に示すブロック図を示す。このRF妨害手段12の高レベル機能アーキテクチャは、RF脅威検出手段11により(具体的にはRF脅威検出ユニット112により)RF脅威を検出する場合に制御システム13によって(具体的には制御ユニット131により)動作可能であり、
・複数の送受信アンテナ121であって、
- 受信アンテナ111と同一の仰角対応範囲および方位角対応範囲を同様に実現し、
- 検出されたRF脅威をトラッキングし(好都合には検出されたRF脅威から到来するRF信号を受信することによって)、
- 制御システム13により(具体的には、制御ユニット131により)判定された対応するRF妨害アクションを実施するために、前記検出されたRF脅威に対抗してRF妨害信号を送信する
ように構成された、複数の送受信アンテナ121と、
・前記対応するRF妨害アクションを実施するために検出されたRF脅威に対抗して前記送受信アンテナ121により送信されることとなるRF妨害信号を発生させる(好都合には、送受信アンテナ121により受信された検出されたRF脅威から到来するRF信号の格納および処理の後に)ように構成された、好ましくはデジタル高周波メモリ(DRFM)タイプのRF妨害信号発生ユニット122と
を備える。
好都合には、送受信アンテナ121は、
・高利得と、
・送受信ビームのポインティングおよび、したがって検出されたRF脅威への照準の高い能力(特に、アジリティ、フレキシビリティおよびに精度に関する)と
を実現するためのものである。
好ましくは、前記送受信アンテナ121は、時としてアクティブ電子走査アレイ(AESA)とも呼ばれるアクティブ電子操縦アンテナ(AESA)により作製される。
好ましくは、ジャマー1は、ジャマー1の仰角対応範囲を修正するために、前記受信アンテナ111および前記送受信アンテナ121の仰角ポインティングを変更するように構成され動作可能である機械ポインティングシステムを備えるか、またはこの機械ポインティングシステムに対して結合される。
好都合には、前記機械ポインティングシステムは、受信アンテナ111および送受信アンテナ121の仰角ポインティングを変更し、したがって前記ジャマー1の仰角対応範囲を修正するために、ジャマー1全体の勾配を変更するように構成され動作可能である。
対照的に、ユーザインターフェース手段2に関しては、このユーザインターフェース手段2は、好都合には、ユーザ/オペレータが、
・ジャマー1の動作をモニタリングおよび制御し、
・前記ジャマー1の、すなわち受信アンテナ111のおよび送受信アンテナ121の仰角対応範囲を規定/設定し(具体的には、前述の所与の最小仰角および最大仰角を規定/設定することにより)、
・所定のRF脅威関連ライブラリ113および所定のRF妨害アクション関連ライブラリ132を規定、プログラミング、設定、修正等をし、
・ジャマー1の仰角対応範囲を変更/修正するように機械ポインティングシステムを動作させる
ことが可能になるように構成される。
直前で説明したものに鑑みて、ジャマー1およびユーザインターフェース手段2を(ならびに、前記ジャマー1の外部の機械ポインティングシステムの場合には、さらに前記機械ポインティングシステムを)備えるジャミングシステムを定義することも可能である。
図7は、衛星SAR信号を検出および無効化するために海軍プラットフォーム上において使用するためのジャマー1の一実施例を示す。
具体的には、かかる実施例では、妨害電波の送達に専用化された送受信アンテナ121が、2つの対のAESA121A、121Bにより実現され、
・AESA121A、121Bの各対は、それぞれの周波数帯域で動作し、
・各対ごとに、前記対のうちの2つのそれぞれのAESA121AまたはAESA121Bは、90°の方位角対応範囲をそれぞれ可能にし、これにより各対は、180°の合計方位角対応範囲を可能にする。
さらに、衛星SAR脅威の検出に専用化された受信アンテナ111は、複数の群のアンテナを備え、これらのアンテナもまた、全体として180°の方位角対応範囲を可能にする。好都合には、各アンテナ群は、図4に示したおよび前述したタイプの3つのホーンアンテナによって実現される(すなわち、ホーンアンテナ111A、111B、111C)。
好都合には、45°偏光器がさらに有利に使用され得る。
したがって、図7に示し直前に説明した例によって実現される2つのジャマーを備えるジャミングシステムと、同一の海軍プラットフォーム上に位置する他方のジャマーに対して適切に設置された/取り付けられたジャマーとを使用することにより、衛星SAR脅威の検出およびかかる脅威に対抗する妨害電波の送達の両方を目的として、前記ジャミングシステムの天頂軸を中心とする360°の合計方位角対応範囲を実現することが可能となる。
この点に関して、図7に示し直前に説明した実施例は、決して限定的なものとして解釈されてはならず、ましてや制約的なものとして解釈されてはならない点に留意することが重要である。実際に、ジャマー1は、
・海軍設備または沿岸設備のいずれかを目的とした海上フィールドにおいて、および
・固定設備または可動設備のいずれかを目的とした陸上フィールドにおいて
有利に利用され得る。
具体的には、関心ミッションのタイプに応じて、ジャマー1は、好都合に種々の適用シナリオに典型的な種々の要件(設備要件およびだけではなく)に合致するようにカスタマイズおよび規模拡大することも可能である。
図7に示す例では、すなわちジャマー1の衛星SAR対抗構成の場合には、好都合には、ジャマー1は、低軌道衛星プラットフォームからの防御を実現する。
この場合には、SARセンサによる照射の瞬間が未知であり、軌道内のセンサが極めて高速で移動するため、高速リアクションが好ましい。
したがって照射ウィンドウの開始から終了までにかけて妨害電波が最大限有効になるように作用しなければならなくなるように、SARが監視時間の最中に信号を積分するという理由によって、迅速な応答が重要となる。
したがって、使用時に、RF脅威検出手段11は、電磁環境からパルスを傍受し、想定される関心RF脅威に帰属するパルスを認識し(例えば、SAR脅威の場合)、到来方向を大まかに推定し、次いで推定到来方向を制御システム13に提供することによって制御システム13に警告するタスクを有し、これによりRF妨害手段12を介した妨害策の送達を作動させる。初めは、RF脅威の到来方向の計測/推定精度よりも妨害電波送達速度を優先することが好都合である。有利には、その後、妨害電波の送達の最中に、RF妨害手段12のポインティング精度(具体的にはそれぞれの送受信アンテナ121の)と送達される妨害電波の出力レベルとの両方を最大化するために、到来方向の計測/推定の微調整を実施することができる。
この効果は、航空電子工学的プラットフォームと比較した場合にも多少なりとも感じることができる。具体的には、航空機センサの場合に、照射時間は、時として著しく長くなるため、視認期間は、衛星の場合よりも長くなる。しかし、時として、例えば防御対象の標的にアプローチする航空電子光学的プラットフォームの場合には、妨害電波の有効な送達のために有益な回数が軽減されるため、状況は衛星の場合と同様になる。
さらに、様々な使用シナリオにおいて、イメージングセンサのプロセス利得の問題は、典型的には「代表的な」センサのプロセス利得の問題よりも典型的にはより大きいままに留まる。
SAR波形は、方位角と同等の範囲の分解能を有するために、やや幅広の帯域を有する線形(チャープ)周波数変調(FM)で変調されたパルスから通常構成される。また、これは、長い距離に加えて、検出技術に対するさらなる制約を増やす。
これらの状況において一般的に残る制約は、所要の仰角セクター内の対応範囲を確保するように配向された、SAR信号の検出に専用化された受信アンテナ111を使用することにより、このジャマー1によって解消される。また、これにより、特に高い仰角を起点とする他のカテゴリーのRF脅威に対する対応範囲を保証することも可能になる。
図8および図9は、衛星SAR画像の一例と、上述の衛星SAR対抗構成にあるジャマー1により送達された妨害電波の存在時に取得された対応するSAR画像の一例とをそれぞれ示す。
前述の開示から、本発明の多数の革新的な特徴および非常に多くの技術的利点が、当業者には直ちに明らかになろう。
具体的には、本発明によるジャミングデバイスは、2つのサブシステム、すなわち
・脅威の検出に専用化された受信サブシステムであって、非典型的な到来仰角から到来する脅威による照射を受けた場合にリアクティブに警告を発する、受信サブシステムと、
・ジャミングサブシステムであって、敵センサの操作によるセンシティブ情報(例えば、イメージング情報、あるいは1つまたは複数の標的の角座標および距離座標など)の抽出を阻止する、ジャミングサブシステムと
の協調に基づくものであるという点を指摘しておくことが重要である。
アンテナの適切な機械的構造および適切な配向は、これらのクラスのセンサから到来するレーダ送信を検出し、コントラスト有効性を最大化する、ジャミングデバイスの能力を最適化する。脅威の特徴および最も適切な妨害ストラテジが、好都合には進行中のミッションに応じてライブラリベースで適切に判定、調整、および管理される。
ジャミングデバイスのアーキテクチャにより、特に緊急的なミッション要件を最善の様式で満たすことが可能となり、これにより、本デバイスは、有利にはSAR対抗用途のみではなくさらには急降下中の脅威に対する防御のためにも、またはいずれの場合においても準天頂飛翔プロファイルおよび高い運動学的進展を伴いつつ、利用することが可能となる。
さらに、本発明によるジャミングデバイスのアーキテクチャは、前述の2つのサブシステム間の深統合を実現し、最新の送信技術および処理技術の利用を可能にする。これにより、このアーキテクチャは、送達されるコントラストの最大限の有効性を保証することに加えて、とりわけリアクティブかつフレキシブルなものとなる。
これらの特徴は、あらゆるそれらの用途の場面において有意に機能し、ここでは応答速度、使用される出力、および送達される妨害策の有効性が、基本となる。
本発明によるジャミングデバイスは、高い傍受確率、高速リアクション、およびコヒーレント妨害電波の送達を伴ったパノラマ受信機の使用を必要とする妨害レーダシステムに関する本出願人の幅広い知見から生まれたものである。
本発明は、衛星SARセンサまたは、より一般的に、高仰角(最大で天頂に近いプロファイルまでの)からの多様な航空電子工学タイプのRF脅威のいずれかに対する緊急的な電子防衛要件を満たすことが可能である。
さらに、例えば本出願人によるものなどの最新のDRFMデバイスの使用により、本ジャミングデバイスは、多様な可能なコヒーレント妨害策を送達し、有効な妨害策を極めて迅速に合成することが可能となる。
さらに、本発明によるジャミングデバイスは、極めてフレキシブルな制御アーキテクチャによって特徴付けられる。
より具体的には、この妨害電波送達に専用化されたサブシステムは、
・RF脅威に対してリアルタイムで動作して、敵のセンサにおける処理ロスを軽減し、したがって防御策の有効性を高め、
・パルスベースで動作して、したがってレーダセンサ送信の各時点において一貫性を維持することを可能にし、
・変調ベースで動作して、敵の受信機に送られる妨害電波の特徴およびしたがって効果を制御することを可能にする。
実施時には、これは、
・送達される妨害電波の効果の上昇、およびしたがって敵センサによる関連情報の抽出能力の結果的な阻止の向上と、
・結果的に得られる画像中(SARまたはより一般的にはレーダ)における妨害電波分布を制御する能力と
を結果としてもたらす。
現行において知られている従来的な海軍電子防衛システムおよび地上電子防衛システムは、天頂タイプまたは準天頂タイプの衛星SAR脅威または航空電子工学的SAR脅威に対する防衛に適した仰角対応範囲を確保するようには設計されない。実際に、典型的には、かかるシステムの従来の構成は、[-5°、+55°]の仰角対応範囲を確保する。対照的に、本発明によるジャミングデバイスは、天頂または準天頂の仰角であっても、高い仰角に対する対応範囲を確保することができる。さらに、本発明の好ましい一実施形態によれば、このジャミングデバイスは、アンテナまたはジャミングデバイス全体を所望のポインティング方向に向けてさらにはリアルタイムにて配向してこれをミッション期間の全体にわたって固定された状態に維持することが可能な機械的ポインティング/ティルティングシステムを有利には備えてもよく、または有利にはこの機械的ポインティング/ティルティングシステムに対して結合されてもよい。この指向性は、これらの視野角付近でやはり動作する航空電子工学敵プラットフォーム上に設置されたSAR脅威を検出および無効化する場合でも有効である。
好都合には、さらなる一構成は、ジャミングデバイスが適切に勾配を付けられると、最終ポインティングが天頂に位置するセクターの対応範囲を確保するように準天頂方向となるように、これらのアンテナを位置決めすることを含み得る。
上述の一連の技術的特徴により、本発明によるジャミングデバイスの使用は、衛星SARセンサおよび航空電子工学的SARセンサの両方を、ならびに多様なレーダまたは様々な飛翔プロファイルを有する航空RF脅威を無効化するために特に有利なものとなる。なぜならば、両タイプの動作シナリオの典型的な要件を満たすことが可能であるからである。
実際に、
・衛星SARに対する防御の場合に、本発明によるジャミングデバイスの使用は有利となる。なぜならば、このデバイスは、リアクティビティが高く、この特徴は、様々な妨害技術をプログラミング、修正、およびしたがって使用が可能であることと組み合わせることにより、衛星SAR脅威を無効化してSAR受信機の高い処理利得を相殺することが常に可能である本デバイスの高い動作効率および有効性を保証するからである。
・航空電子工学的SARに対する防御の場合に(例えば航空機、ドローン等に設置された)、本発明によるジャミングデバイスの使用は有利となる。なぜならば、かかるデバイスは、非常に有効なコントラスト技術をプログラミング、修正、およびしたがって使用することを可能にするフレキシブルなアーキテクチャを有するからである。これは、SARタイプ脅威の検出可能性が常に保証されるため、送達すべき有効な電子防衛を保証する。
・天頂プロファイルを有する、準天頂プロファイルを有する、または、より一般的には、高い視野角を有する航空電子工学的RF脅威に対する防衛の場合に、本発明によるジャミングデバイスの使用は有利となる。なぜならば、かかるデバイスは、機械的ポインティングシステムにより視野角を構成することが可能であり、したがって天頂角仰角セクターまたは90°に近い仰角セクターに対する対応範囲を保証するために適した構成を実現することが常に可能であるからである。これにより、効率的または効果的のいずれかである電子防衛の送達が保証される。なぜならば、
- 天頂飛翔プロファイルまたは準天頂飛翔プロファイルを有する脅威を検出する能力が保証され、
- 高速レスポンス送達が保証され、
- 効果的な妨害技術が使用可能になるからである。
最後に、本発明により、衛星SAR脅威または航空電子工学的SAR脅威に対しておよび、より一般的には、高い視野角における様々なタイプの航空電子工学的RF脅威に対して極めて効果的である電子防衛システムを、海軍プラットフォームまたは地上プラットフォームに設けることが可能になるという点に、再度注意を促すことが重要である。
実際に、本発明によるジャミングデバイスは、
・種々のミッションカテゴリー、すなわち
- 衛星SAR対抗ミッション、
- プラットフォーム対抗航空電子工学的ミッション、および
- より一般的には、それは、最大で天頂までの仰角に位置する(ミッション構成による)航空プラットフォーム上のレーダ(イメージングまたは他の場合には高プロセス利得を有する)に対する有効な妨害策を提供することが可能である。
の必要を満たすように構成されることが可能であり、
・様々なタイプの脅威に対する迅速なレスポンスを、
- 関心脅威の検出機能に特化された受信サブシステムを提供し、
- さらには妨害策送達のためのジャミングサブシステムを同一デバイスに組み込む
ことにより
確保し、
・好ましくは、機械ポインティングシステムを備え、それにより
- 仰角対応範囲を最大化または最適化し、
- 送達される妨害電波の出力を最適化する、
ことが可能になり、
・高い脅威トラッキングおよび送達される妨害電波出力の最大化を可能にし、
・非常にフレキシブルな制御アーキテクチャを有する。
最後に、上述の本発明は、非常に具体的な実施形態を特に参照とするが、かかる実施形態に対する限定として解釈されるべきではなく、添付の特許請求の範囲に含まれるあらゆる変形、修正、または単純化が本発明の範囲に含まれるという点に留意することが重要である。
1 ジャミングデバイス、ジャマー
2 ユーザインターフェース手段
11 RF脅威検出手段
12 RF妨害手段
13 制御システム
111 受信アンテナ
111A ホーンアンテナ
111B ホーンアンテナ
111C ホーンアンテナ
112 RF脅威検出ユニット、RF脅威検出手段ユニット
113 RF脅威関連ライブラリ
121 送受信アンテナ
121A AESA
121B AESA
122 RF妨害信号発生ユニット
131 制御ユニット
132 RF妨害アクション関連ライブラリ

Claims (13)

  1. 宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングデバイス(1)であって、
    前記ジャミングデバイス(1)は、
    高周波脅威検出手段(11)、
    高周波妨害手段(12)、および
    制御システム(13)、
    を備え、
    前記高周波脅威検出手段(11)は、
    複数の受信アンテナ(111)、
    高周波脅威検出ユニット(112)、および
    1つまたは複数の所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)、
    を備え、
    前記受信アンテナ(111)は、所与の最小仰角以上である到来仰角を有する高周波信号を受信するように構成され、それにより関心仰角対応範囲を実現し、
    前記高周波脅威検出ユニット(112)は、
    前記受信アンテナ(111)により受信された前記高周波信号と、前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)とに基づき、高周波脅威の存在を検出し、
    高周波脅威を検出する場合に、
    前記受信アンテナ(111)により受信された前記高周波信号と前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)とに基づき、前記検出された高周波脅威のそれぞれのタイプを判定し、
    前記受信アンテナ(111)により受信された前記高周波信号に基づき、前記検出された高周波脅威のそれぞれの到来方向を推定し、
    前記制御システム(13)に対して前記検出された高周波脅威に関する警告を行うことにより、前記検出された高周波脅威のそれぞれのタイプおよびそれぞれの到来方向を前記制御システム(13)に提供する
    ように構成され、
    前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)は、前記高周波脅威検出ユニット(112)が、1つまたは複数の関心高周波脅威の存在を検出し、前記受信アンテナ(111)により受信された前記高周波信号に基づき前記高周波脅威のそれぞれのタイプを判定することが可能になるように、前記関心高周波脅威に関連する情報を含み、
    前記制御システム(13)は、
    制御ユニット(131)、および
    1つまたは複数の所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)、
    を備え、
    前記制御ユニット(131)は、前記高周波脅威検出ユニット(112)により高周波脅威を検出する場合に、
    前記高周波脅威検出ユニット(112)により判定された前記それぞれのタイプと、前記所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)とに基づき、前記検出された高周波脅威に対して実施されるべき高周波妨害アクションを判定し、
    前記高周波妨害手段(12)が前記検出された高周波脅威に対して前記判定された高周波妨害アクションを実施するように、前記高周波妨害手段(12)を動作させる、
    ように構成され、
    前記所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)は、前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)内に挿入された各関心高周波脅威ごとに、前記関心高周波脅威に対して実施されるべき1つまたは複数のそれぞれの高周波妨害アクションに関するそれぞれの情報を含み、
    前記高周波妨害手段(12)は、前記高周波脅威検出ユニット(112)により高周波脅威を検出する場合に、前記制御ユニット(131)により動作可能であり、
    複数の送受信アンテナ(121)であって、
    前記関心仰角対応範囲をさらに実現し、
    前記検出された高周波脅威をトラッキングし、
    前記制御ユニット(131)により判定された前記高周波妨害アクションを実施するために、前記検出された高周波脅威に対して高周波妨害信号を送信する
    ように構成された、複数の送受信アンテナ(121)と、
    前記高周波妨害アクションを実施するために、前記検出された高周波脅威に対して前記送受信アンテナ(121)により送信されることとなる前記高周波妨害信号を発生するように構成された、高周波妨害信号発生ユニット(122)と、
    を備える、ジャミングデバイス(1)。
  2. 前記受信アンテナ(111)は、前記所与の最小仰角と前記所与の最小仰角よりも大きな所与の最大仰角とにより規定された所与の仰角範囲内に含まれる到来仰角を有する高周波信号を受信するように構成され、
    前記所与の仰角範囲は、前記関心仰角対応範囲に対応する、請求項1に記載のジャミングデバイス。
  3. 前記所与の最小仰角は、20°以上である、請求項1または2に記載のジャミングデバイス。
  4. 前記所与の最小仰角は、20°~65°の間からなり、前記所与の最大仰角は、40°~90°の間からなる、請求項2に記載のジャミングデバイス。
  5. 前記受信アンテナ(111)は、0°~180°または0°~360°の範囲内の前記到来仰角および到来方位角を有する高周波信号を受信するように構成され、前記受信アンテナ(111)は、前記ジャミングデバイス(1)の天頂方向を中心とする180°または360°の方位角対応範囲を可能にし、
    前記送受信アンテナ(121)は、前記方位角対応範囲をさらに実現するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載のジャミングデバイス。
  6. 前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)は、
    様々なタイプの関心高周波脅威に関連し、
    前記関心高周波脅威のそれぞれの動作パラメータを示す
    情報および/またはデータを含み、
    前記所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)は、前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)内に挿入された各関心高周波脅威ごとに、
    前記関心高周波脅威に対して実施されるべき1つまたは複数のそれぞれの高周波妨害技術に関連し、
    前記関心高周波脅威に対して前記それぞれの高周波妨害技術を実施するために使用されるべきそれぞれの動作パラメータを示す
    それぞれの情報および/またはそれぞれのデータを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のジャミングデバイス。
  7. 前記関心仰角対応範囲を修正するために前記受信アンテナ(111)および前記送受信アンテナ(121)の仰角ポインティングを変更するか、または
    前記受信アンテナ(111)および前記送受信アンテナ(121)の前記仰角ポインティングを変更するために前記ジャミングデバイス(1)全体の勾配を変更し、したがって前記関心仰角対応範囲を修正する
    ように動作可能である、機械的ポインティングシステムを備える、または前記機械的ポインティングシステムに対して結合される、請求項1から6のいずれか一項に記載のジャミングデバイス。
  8. 前記受信アンテナ(111)は、ホーンタイプ指向性アンテナであり、
    前記送受信アンテナ(121)は、アクティブ電子操縦高利得アンテナであり、
    前記高周波脅威検出ユニット(112)は、デジタル受信機であり、
    前記高周波妨害信号発生ユニット(122)は、デジタル高周波メモリ技術に基づくものである、請求項1から7のいずれか一項に記載のジャミングデバイス。
  9. 前記高周波脅威検出手段(11)、前記高周波妨害手段(12)、および前記制御システム(13)が組み込まれた、単一の装置/デバイスからなる、請求項1から8のいずれか一項に記載のジャミングデバイス。
  10. 宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングシステムであって、
    1つまたは複数の、請求項1から9のいずれか一項に記載のジャミングデバイス(1)と、
    ユーザインターフェース手段(2)であって、前記ジャミングデバイス(1)に対して接続され、ユーザ/オペレータが、
    前記ジャミングデバイス(1)の動作をモニタリングおよび制御し、
    前記ジャミングデバイス(1)の前記関心仰角対応範囲を設定し、
    前記ジャミングデバイス(1)の前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)および前記所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)を規定および修正する
    ことが可能になるように構成された、ユーザインターフェース手段(2)と
    を備える、ジャミングシステム。
  11. 宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングシステムであって、2つの、請求項5に記載のジャミングデバイス(1)を備え、各ジャミングデバイス(1)は、前記ジャミングデバイス(1)のそれぞれの天頂方向を中心として180°のそれぞれの方位角対応範囲を実現するように構成され、前記ジャミングデバイス(1)同士は、前記ジャミングシステムの天頂軸を中心として360°の方位角対応範囲を全体として実現するように互いに対して配置される、ジャミングシステム。
  12. 宇宙、衛星、または航空機のタイプの高周波脅威から地球の表面上の標的を防御するためのジャミングシステムであって、
    1つまたは複数の、請求項7に記載のジャミングデバイス(1)と、
    前記ジャミングデバイス(1)の外部に機械的ポインティングシステムが位置する場合には、さらに前記機械的ポインティングシステムと、
    ユーザインターフェース手段(2)であって、前記ジャミングデバイス(1)に対して接続され、ユーザ/オペレータが、
    前記ジャミングデバイス(1)の動作をモニタリングおよび制御し、
    前記ジャミングデバイス(1)の前記関心仰角対応範囲を設定し、
    前記ジャミングデバイス(1)の前記所定の高周波脅威関連ライブラリ(113)および前記所定の高周波妨害アクション関連ライブラリ(132)を規定および修正し、
    前記ジャミングデバイス(1)の前記関心仰角対応範囲を修正するように前記機械的ポインティングシステムを動作させる
    ことが可能になるように構成された、ユーザインターフェース手段(2)と、
    を備える、ジャミングシステム。
  13. 請求項1から9のいずれか一項に記載のジャミングデバイス(1)を備える、または請求項10から12のいずれか一項に記載のジャミングシステムを備える、固定式または可動式のいずれかの地上プラットフォームまたは海軍プラットフォーム。
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