JP2023526070A - 情報システムおよび電子デバイス - Google Patents

Abstract

本開示は、情報システム、情報を提供する方法、およびそれぞれの電子デバイスに関し、電子デバイス（２００）は、ユーザデバイス（１００）を示す情報をユーザに提供するように動作可能であり、電子デバイス（２００）は：ユーザリクエスト（２６１）を処理するプロセッサ（２１０）と、ユーザ（１）と通信するユーザインターフェース（２３０）と、プロセッサ（２１０）に接続された電子記憶装置（２２０）とを含み、プロセッサ（２１０）は：ユーザリクエスト（２６１）から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出し、少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択し、少なくとも１つの選択された情報コンテンツ（３８０、３９０）を、ユーザインターフェース（２３０）を介してユーザ（１）に提供するように動作可能である。【選択図】図２

Description

本開示は、情報システムの分野に関し、特に、ユーザ固有またはデバイス固有の情報システムの分野に関する。１つの態様では、本開示は、ユーザに情報を提供する電子デバイスに関し、その情報は、ユーザデバイスを示す。さらに別の態様では、本開示は、ユーザに情報を提供する方法に関するとともに、ユーザにユーザ固有またはデバイス固有の情報を提供するように構成された非一時的コンピュータ可読記憶媒体に関する。

個人または人のグループが使用する予定のユーザデバイス、たとえば手動で操作されるデバイスまたは電子デバイスには、通常、ユーザマニュアルが用意されている。ユーザデバイスによっては、ユーザデバイスの複雑さに応じて、昨今、印刷されたユーザマニュアルは、それぞれのユーザの個別の要件および必要性を満たすことができなくなっている場合がある。印刷された非常に静的なユーザマニュアルは、特定のユーザデバイスについて異なるスキルまたは経験を有する大多数のユーザにとって、幾分か不都合である可能性がある。経験豊富なユーザ、すなわち、すでに特定のユーザデバイスの経験があるユーザにとって、印刷されたユーザマニュアルは、非常に大量の余分な情報を含む可能性がある。経験の浅いユーザには、印刷されたユーザマニュアルは、十分な情報を提供しない可能性がある。

印刷されたユーザマニュアルがユーザデバイスの包装に添付または同封されている場合、印刷されたマニュアルにかなりの量の包装スペースが必要となる。さらに、ユーザデバイスが多数の国で配布される場合、ユーザマニュアルは多言語である可能性があり、それにより、印刷されたユーザマニュアルのサイズおよび重量がさらに増大することになる。非常に大型で多言語の印刷されたユーザマニュアルは、ユーザがユーザマニュアル全体を読むために非常に大きな障壁となる可能性がある。

一般に、ユーザマニュアルは、たとえば電子文書として、電子フォーマットでも提供される場合がある。こうした電子文書は、一般に、いくつかのトピックおよび用語を検索する機能を提供することができるが、ユーザデバイスの特定の使用または機能性に対する説明を探しているユーザは、ユーザマニュアルで使用されているようなトピックおよび用語に精通していない可能性がある。

したがって、情報をユーザに提供する改善された情報システムを提供することが望ましく、ここで、その情報は、ユーザデバイスを示す。ユーザの要求に応じて、ユーザデバイス固有の情報をユーザに提供するように構成された情報システムを提供することが求められている。さらに、情報をユーザに提供するように特に構成された改善された電子デバイスを提供することが望ましく、ここで、その情報は、ユーザデバイスを示す。さらなる目的は、ユーザに情報を提供する方法を提供すること、およびリクエストされた情報をユーザに提供するために電子デバイスのプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムを提供することである。

システム、電子デバイス、方法、およびコンピュータプログラムは、特に、ユーザがユーザデバイスに関連して使用される定義または技術用語に精通していない状況において、多種多様なユーザリクエストに適応可能であるべきである。

１つの態様では、電子デバイスが提供される。電子デバイスは、ユーザに情報を提供するように構成され、その情報は、ユーザデバイスを示す。典型的には、電子デバイスとユーザデバイスとは異なるデバイスである。いくつかの例では、電子デバイスとユーザデバイスとは一致してもよい。電子デバイスは、典型的には、ユーザリクエストを処理するように構成されたプロセッサを含む。電子デバイスは、ユーザと通信するユーザインターフェースをさらに含む。電子デバイスは、プロセッサに接続された電子記憶装置をさらに含む。電子デバイスのプロセッサは、典型的にはユーザインターフェースを介して受け取られるユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出するように動作可能である。プロセッサは、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいて、コンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択するようにさらに動作可能である。さらに、プロセッサは、少なくとも１つの選択された情報コンテンツを、ユーザインターフェースを介してユーザに提供するように動作可能である。

プロセッサがユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出するように動作可能であるため、電子デバイスは、ユーザデバイスに関連する特定の技術用語または特定の定義を含む必要がなくなる、略任意のユーザリクエストを処理するように動作可能になる。さらに、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出することによって、ユーザには、たとえば自然言語コマンドを利用することによって、ユーザリクエストとして質問を提起する可能性が与えられる。質問はキーワードを含むことができるだけでなく、自然言語といくつかの動詞または形容詞も含むことができ、これらは名詞と組み合わせてプロセッサによって意味的に理解することができる。

ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出して、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択する能力により、要求に応じて明確に定義された、正確でユーザ固有の情報をユーザに提供する、非常に直観的な手法が提供される。このように、少なくとも１つの抽出されたキーワードまたは元のユーザリクエストと最適に一致する関連情報のみを、ユーザに提供することができる。不要な情報はフィルタリングして削除することができる。

このようにして、コンテンツデータベースに含まれる大量の情報のうち、低減した関連する量の情報のみを、ユーザの要求があったときにユーザに提供することができる。いくつかの例では、コンテンツデータベースは、電子デバイスの電子記憶装置によって提供される。他の実施形態では、コンテンツデータベースはリモートに位置しているが、電子デバイスの通信インターフェースを介してアクセス可能である。

いくつかの例では、ユーザリクエストからのキーワードの抽出は、電子デバイスのプロセッサによってスタンドアロンで行うことができる。他の例では、ユーザリクエストからの少なくとも１つのキーワードの抽出は、たとえば、ユーザデバイスサービスプロバイダまたは電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって、リモートで提供される。このために、電子デバイスに、ユーザリクエストをユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方に送信する通信インターフェースを備えることができる。

同様に、コンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択もまた、電子デバイスのプロセッサによってスタンドアロンで行うことができる。他の例または実施形態では、コンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択は、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供される。選択された情報コンテンツ、または選択された情報コンテンツを指し示す少なくともリンクおよび／もしくはインジケータは、電子デバイス自体のプロセッサによって提供することができる。

他の例では、少なくとも１つの選択された情報コンテンツは、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって電子デバイスに提供してもよい。ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方から提供される選択された情報コンテンツは、電子デバイスの電子記憶装置に少なくとも一時的に格納することができる。そして、プロセッサは、ユーザインターフェースを介して、それぞれの情報コンテンツをユーザに提供することができる。

本開示は、ユーザリクエストの完全な処理、ユーザリクエストからの少なくとも１つのキーワードの抽出、電子記憶装置によって提供されるコンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択、およびユーザインターフェースを介するユーザへの少なくとも１つの選択された情報コンテンツの提供、を提供するように構成されたスタンドアロン電子デバイスで開始する、多数の例および実施形態を対象とする。

他の例では、電子デバイスは、情報システム、たとえば、ユーザに情報を提供するように構成された分散型情報システムに組み込まれており、ここでは、その情報は、特定のユーザデバイスを示す。ここで、電子デバイスは、典型的には、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方と通信するように構成された通信インターフェースを含む。キーワード抽出、情報コンテンツ選択、および／または少なくとも１つの選択された情報コンテンツのユーザへの提供のうちの少なくとも１つは、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供し、処理し、または少なくともサポートすることができる。

こうした実施形態または例では、電子デバイスのデータ処理能力はかなり低くてもよい。データ処理および／または記憶能力に関して要求が非常に低いことで、電子デバイスは、低いかまたは中程度のコストで実装することができる。さらに、電子デバイスに対するハードウェアの要求は比較的低くてもよい。電子デバイスは、以下：ユーザリクエストの処理、ユーザリクエストからの少なくとも１つのキーワードの抽出、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づくコンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択、およびユーザインターフェースを介するユーザへの少なくとも１つの選択された情報コンテンツの提供のうち少なくとも１つを提供するように動作可能なソフトウェアまたはコンピュータプログラムが提供された、利用可能なハードウェアコンポーネントに基づくことができる。

さらなる例によれば、プロセッサは、ユーザリクエストの処理のために仮想アシスタントアプリケーションを実行するように動作可能である。仮想アシスタントアプリケーションは、ユーザリクエストに含まれる自然言語を処理するように構成することができる。このように、ユーザリクエストは、言語コマンド、たとえば、自然言語コマンドを含むことができ、または、言語コマンドから構成することができる。ユーザリクエストは、決して自然言語コマンドに限定されない。ユーザリクエストは、電子デバイスのユーザとの機械的相互作用によってユーザインターフェースに入力されるテキストコマンドまたはハプティックコマンドなど、多数の他のコマンドを含むことができる。

電子デバイスに通信インターフェースがない場合、仮想アシスタントアプリケーションは、電子デバイス上で、スタンドアロンで実行される。典型的には、電子デバイスは、可搬型および／またはウェアラブルの電子デバイスとして実装または構成される。電子デバイスは、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、またはラップトップコンピュータのうちの１つを含むことができる。スタンドアロンデバイスとして実装される場合、電子デバイスは、通信インターフェースがなくてもよい。ここで、すべての情報、特にコンテンツデータベースは、電子デバイスの電子記憶装置にローカルに格納することができる。

さらなる例では、電子デバイスは、通信インターフェースを含む。ここで、プロセッサは、通信インターフェースを介して、ユーザリクエストをユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方に提出するように動作可能である。プロセッサおよび／または通信インターフェースは、引換えに前処理されたユーザリクエストを受け取るようにさらに構成されている。前処理されたユーザリクエストは、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供される。前処理されたユーザリクエストは、ユーザリクエストから抽出されたキーワードを含むことができる。いくつかの例では、前処理されたユーザリクエストは、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいて選択された、コンテンツデータベースからの少なくとも１つまたはいくつかの選択された情報コンテンツを含んでもよい。

したがって、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出するための計算能力は、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供することができる。このように、ユーザリクエストは、非常に効率的な方法で処理することができる。電子デバイスのプロセッサの計算能力とともに、ユーザリクエストの処理のための電子デバイスの電気エネルギー消費は、処理品質に関して知覚できるほどのいかなる欠点もなく、非常に低いレベルで維持することができる。

電子デバイスに、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方と通信する通信インターフェースが設けられている場合、概して、電子デバイスは、各ユーザが電子デバイスを利用する、多種多様な用途に情報を提供するための非常に大規模な分散型情報システムに属していることが考えられる。このように、ユーザリクエストの統計を確立することができ、この統計をさらに使用して、引換えに前処理されたユーザリクエストを提供することができる。さらに、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によってホストされるコンテンツデータベースは、多数のユーザリクエストから導出される統計に基づいて、常に更新または改善することができる。

本開示の文脈において、ユーザデバイスサービスプロバイダは、ユーザデバイスに関連するサービスまたは情報を提供する権利が与えられており、そうしたものを提供することができる。典型的には、ユーザデバイスサービスプロバイダは、ユーザデバイス固有の情報を情報システムに、および／またはユーザデバイス固有の情報を収集もしくは取得するためにユーザによって実際に使用される電子デバイスに提供する。ここで、いくつかの例では、ユーザデバイスは、医療デバイスとして、たとえば薬物送達デバイスとして実装することができる。薬物送達デバイスに、薬剤または薬物を提供することができる。薬剤または薬物は、薬物送達デバイスの内部に予め組み付けることができる。したがって、薬物送達デバイスは、充填済み薬物送達デバイスでありうる。ユーザデバイスサービスプロバイダは、医療デバイスの製造業者および／または薬物もしくは薬剤の製薬会社でありうる。

本文脈では、電子デバイスサービスプロバイダは、ユーザが実際に使用している電子デバイスの機能性を拡張して、ユーザデバイス固有の情報を収集するようにまたは取得するように構成されている。典型的には、電子デバイスサービスプロバイダは、電子デバイスの仮想アシスタントアプリケーションと通信するように構成された仮想アシスタントを提供するように構成されている。電子デバイスサービスプロバイダは、電子デバイスの通信インターフェースによって受け取られるかまたは取り込まれる言語コマンドを処理または前処理するように構成することができる。したがって、電子デバイスサービスプロバイダは、電子デバイスのプロセッサによって実行される仮想アシスタントアプリケーションの機能的拡張を提供することができる。電子デバイスサービスプロバイダは、ユーザリクエストの適切な処理のために、電子デバイスの拡張された機能性を提供することができる。

いくつかの例では、電子デバイスと電子デバイスサービスプロバイダとの間の通信は、自然言語、コマンドとして提供されるユーザリクエストを処理するように構成される。いくつかの例では、電子デバイスは、自然言語コマンドを記録することができ、通信インターフェースを介して、自然言語コマンドを電子デバイスサービスプロバイダに送信することができる。そして、電子デバイスサービスプロバイダは、自然言語コマンドを処理してテキスト文字列にすることができ、それぞれのテキスト文字列を前処理されたユーザリクエストとして電子デバイスに返すことができる。

次いで、前処理されたユーザリクエストとして受け取られたテキスト文字列は、電子デバイスのプロセッサによって、かつ／またはユーザデバイスサービスプロバイダによってさらに処理することができる。たとえば、電子デバイスサービスプロバイダから返された前処理されたテキスト文字列は、１つまたはいくつかのキーワードを含むことができる。前処理されたユーザリクエストから、すなわち、電子デバイスサービスプロバイダによって提供されるテキスト文字列から、少なくとも１つまたはいくつかのキーワードを最終的に抽出するために、電子デバイスのプロセッサは、ユーザデバイスサービスプロバイダとさらに通信することができる。このために、ユーザデバイスサービスプロバイダに、専用のユーザデバイス固有のユーザリクエストを処理および／または認識するように特別に適用されたユーザデバイス固有のコンテンツデータベースを提供することができる。

典型的には、特定のユーザデバイスに使用される語彙または技術用語および定義は、非常に特有であるため、電子デバイスサービスプロバイダによって正確に理解されず、かつ／または正確に解釈されない。ここで、電子デバイスとユーザデバイスサービスプロバイダとの間の通信は、明確に定義された技術用語、定義、および／またはユーザデバイス固有の機能に関して、元のユーザリクエストを正確に理解し、かつ／または正確に解釈するのに役立つことができる。

いくつかの例では、電子デバイスのプロセッサは、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダの両方と同時に、かつ／または逐次に通信するように構成されている。最初の工程で、ユーザインターフェースによってユーザリクエストが受け取られたとき、電子デバイスは、たとえば、言語コマンドをテキスト文字列に移行させるために、電子デバイスサービスプロバイダと通信するように構成することができる。電子デバイスサービスプロバイダから前処理されたユーザリクエストを受け取ったとき、電子デバイスのプロセッサは、ユーザデバイスサービスプロバイダの協力を得て、前処理されたユーザリクエストを処理するようにさらに構成することができる。代替的に、電子デバイスのプロセッサは、前処理されたユーザリクエストをユーザデバイスサービスプロバイダに提出するように構成される。いずれの場合も、ユーザデバイスサービスプロバイダの計算能力を利用することによって、たとえばユーザデバイスサービスプロバイダのコンテンツデータベースでホストされる、関連情報コンテンツを、ユーザインターフェースを介して少なくとも選択しかつ／またはユーザに提供することができる。

電子デバイスのプロセッサが、ユーザリクエストを反復的に処理するように構成されることもさらに考えられる。第１の工程において、ユーザリクエストは、電子デバイスサービスプロバイダに送信することができる。電子デバイスサービスプロバイダから受信される応答は、次いで、ユーザデバイスサービスプロバイダに送信することができる。ユーザデバイスサービスプロバイダからの応答は、再び電子デバイスサービスプロバイダなどに送信することが可能である。

いずれの場合も、電子デバイスと、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方との間の通信は、ユーザリクエストを正確に解釈すること、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出すること、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択すること、および／または少なくとも１つの選択された情報コンテンツをユーザに提供することに有益である。

別の例では、プロセッサは、ユーザリクエストおよび前処理されたユーザリクエストのうちの少なくとも一方からの少なくとも１つの抽出されたキーワードをキーワード群に割り当てるように動作可能である。キーワード群は、多数のキーワードを含む。電子デバイスのプロセッサは、抽出されたキーワードに割り当てられたキーワード群に基づいて、少なくとも１つの情報コンテンツを選択するようにさらに動作可能である。このように、ユーザデバイスに関連して１つの同じ態様、技術用語、または定義に対して頻繁に使用される可能性のある多数の類義語を、キーワード群にまとめて分類することができる。

このように、キーワード群のうちの１つのキーワードのみを認識することは、キーワード群全体を示す。キーワード群に多数のキーワードをまとめて分類することは、ユーザデバイスの具体的な対象または構成だけでなく、多数の動作にも等しく適用することができる。典型的には、１つの同じ事実、対象、または構成に対して使用される技術用語または特定の用語は、キーワード群にまとめて分類することができる。同様に、ユーザデバイスに関連してまたはユーザデバイスで行われる予定の同様のまたは類似の動作、ならびに同様のまたは同等の動作の類義語をキーワード群にまとめて分類することができる。このように、システムおよび電子デバイス全体に、異なるユーザリクエストの多様性に関して向上したロバスト性を提供することができる。

いくつかの例では、特に電子デバイスに通信インターフェースが備えられている場合、少なくとも１つの抽出されたキーワードのキーワード群への割当ては、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供することができる。このように、少なくとも１つの抽出されたキーワードのキーワード群への割当ては、すべてが電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって処理される大量のユーザリクエストの統計分析に基づいて行うことができる。このように、キーワード群へのキーワードの割当てに対して、動的適応を行うことができ、恒久的な自己学習アルゴリズムを行うことができる。このように、少なくとも１つの抽出されたキーワードと元のユーザリクエストとの一致を常に向上させることができる。これはまた、コンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択の精度を向上させるのに役立つことができる。

別の例によれば、プロセッサは、少なくとも第１の抽出されたキーワードを第１のキーワード群に割り当てるように、かつ少なくとも第２の抽出されたキーワードを第２のキーワード群に割り当てるように動作可能である。さらに、プロセッサは、第１のキーワード群に基づいて、かつ第２のキーワード群に基づいて、少なくとも１つの情報コンテンツを選択するように動作可能である。このように、少なくとも１つの情報コンテンツの多次元的な選出または選択を提供することができる。情報コンテンツの選出は、少なくとも第１および第２のキーワード群に基づいて行うことができる。選択は、決して２つのキーワード群のみに限定されない。選択は、ｎが３以上の整数で、ｎ個のキーワード群に拡張することができる。

コンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択するために、抽出されたキーワードの組合せは、１つのキーワードのみよりも正確でありうる。概して、ユーザリクエストから多くのキーワードを抽出することができるほど、少なくとも１つの情報コンテンツの選択の精度が向上する。

別の例によれば、プロセッサは、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいて、コンテンツデータベースから少なくとも第１の情報コンテンツと第２の情報コンテンツとを事前選択するように動作可能である。プロセッサは、さらに、コンテンツ選択オファーをユーザに提供するように動作可能である。コンテンツ選択オファーは、第１の情報コンテンツ識別子および第２の情報コンテンツ識別子を含むことができる。第１の情報コンテンツ識別子は、第１の情報コンテンツを示す。第２の情報コンテンツ識別子は、第１の情報コンテンツ識別子とは異なる。第２の情報コンテンツ識別子は、第２の情報コンテンツを示す。このように、電子デバイスは、少なくとも第１および第２の情報コンテンツ識別子を含むコンテンツ選択オファーをユーザに提供するように動作可能である。次いで、ユーザは、少なくとも１つの情報コンテンツを最終的に選択するために、第１および第２の情報コンテンツ識別子のうちの少なくとも１つを選択することができる。ユーザを通して少なくとも第１および第２の情報コンテンツ識別子のうちの１つが選択されたとき、電子デバイスは、それに応じてそれぞれの第１および／または第２の情報コンテンツを提供するように動作可能である。

コンテンツ選択オファーの提供により、電子デバイスのユーザに、それぞれの情報コンテンツ識別子によって示される適切な情報コンテンツを手動で選択するかまたは手動で選ぶ可能性が与えられる。プロセッサが少なくとも第１の情報コンテンツおよび第２の情報コンテンツを事前選択するように動作可能である代わりに、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって、それぞれの機能性を提供してもよい。このように、それぞれの事前選択および／またはコンテンツ選択オファーの提供は、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダによって等しく提供することができる。このように、電子デバイスのプロセッサに対する計算能力または要求をさらに低減させることができる。

さらに、第１および第２の情報コンテンツの事前選択およびコンテンツ選択オファーの提供に対して、たとえば以前のユーザリクエストまたはユーザ選択の統計分析を考慮した、動的適応を行うことができる。

別の例によれば、電子デバイスのプロセッサは、ユーザがユーザインターフェースを介してコンテンツ選択オファーの第１の情報コンテンツ識別子および第２の情報コンテンツ識別子のうちの１つを選択することに応答して、第１の情報コンテンツおよび第２の情報コンテンツのうちの少なくとも１つを提供するように構成される。たとえば、ユーザは、コンテンツ選択オファーが提供されたとき、第１の情報コンテンツ識別子を選択することができる。ユーザを通して第１の情報コンテンツ識別子が選択されることにより、ユーザインターフェースを介して、それぞれの第１の情報コンテンツがユーザに提供されることになる。コンテンツ選択オファーは、ユーザインターフェースによって提供することができる。第１の情報コンテンツ識別子および第２の情報コンテンツ識別子のうちの１つの選択は、同様に、ユーザインターフェースによって提供および／またはサポートすることができる。

さらなる例によれば、電子デバイスのユーザインターフェースは、ディスプレイ、カメラ、スピーカ、マイクロフォン、およびキーまたはボタンのうちの少なくとも１つ、ならびにそれらの組合せを含む。いくつかの例では、ディスプレイは、タッチセンシティブディスプレイである。ディスプレイは、典型的にはコンテンツ選択オファーおよび／または選択された情報コンテンツのうちの少なくとも１つを提供するように構成される、２次元ディスプレイスクリーンを含む。カメラおよび／またはマイクロフォンは、ユーザリクエストを処理するための入力として使用することができる。同様に、キーまたはボタン、およびディスプレイのタッチセンシティブエリアも使用して、ユーザ入力として収集および／もしくは記録し、または取り込むことができる。

ディスプレイおよび／またはスピーカを使用して、少なくとも１つの選択された情報コンテンツをユーザに提供することができる。スピーカは、可聴情報コンテンツを提供することができる。ディスプレイは、視覚情報コンテンツを提供することができる。いくつかの例では、スピーカおよびディスプレイは、同時に、動的な、したがって結合された視覚および音響出力を提供することができる。ユーザインターフェースは、動画および音声を含むビデオストリームを提供するように構成することができる。

ディスプレイは、タッチセンシティブディスプレイとして実装される場合、多数の検索文字列または同様のコマンドを入力することができる仮想キーボードなど、多数のキーを含むかまたは提供することができる。

いくつかの例または実施形態では、電子デバイスに、自動ユーザデバイス認識機能が設けられる。このために、電子デバイスは、ユーザデバイスを識別するセンサを含む。このために、ユーザデバイスに、ユーザデバイスを示す一意の識別子が備えられる。識別子は、電子デバイスによって検出可能な一意のインジケータを含むことができる。ユーザデバイスの識別子は、機械コード、電子コード、磁気コード、および視覚的コードのうちの少なくとも１つを含むことができる。電子デバイスに、電子デバイスのそれぞれのコードまたは識別子を識別するように、対応するコードリーダが備えられ設けられる。コードリーダは、ユーザインターフェースに実装するかまたは組み込むことができる。

さらなる例によれば、電子デバイス自体およびそのプロセッサのうちの少なくとも一方は、ユーザリクエストにユーザデバイスの識別子を埋め込むように構成される。ユーザリクエストに識別子を埋め込むことにより、ユーザリクエストのユーザデバイスへの直接的な割当てが提供される。このように、ユーザリクエストを、特定のユーザデバイスに論理的にマッピングしかつ／または割り当てることができる。このように、電子デバイスのユーザによって開始されたユーザリクエストは、ユーザデバイス固有のユーザリクエストに自動的に移行することができる。

このように、ユーザデバイスを示す情報を得るために、ユーザは、たとえばユーザインターフェースを介して、ユーザリクエストを開始する際に、デバイス関連またはデバイス固有の補足情報を手動で提供する必要がない。

むしろ、電子デバイスまたはそのプロセッサは、ユーザデバイスの識別子を自動的に取り込みかつ／または処理するように、かつその識別子をユーザリクエストに埋め込むように動作可能でありうる。このように、識別子によって識別されるユーザデバイスに関連する情報のみが、ユーザリクエストに応答して、コンテンツデータベースから選択され、かつ／またはユーザに提供されることを確実にすることができる。ユーザデバイスが医療デバイスである場合、これにより、患者の安全性を高めることができる。ここで、ユーザが実際に使用しているユーザデバイスと異なる別のデバイスの情報をユーザが誤って要求することを有効に防止することができる。

ユーザデバイスのプロセッサ、ユーザデバイスサービスプロバイダ、電子デバイスサービスプロバイダ、およびコンテンツプロバイダのうちの少なくとも１つによって受け取られると、識別子は、ユーザリクエストから抽出可能であり、それにより、プロセッサ、ユーザデバイスサービスプロバイダ、電子デバイスサービスプロバイダ、およびコンテンツプロバイダのうちの少なくとも１つは、識別子によって識別されるユーザデバイスに特に関連する情報を提供することができる。ユーザリクエストから抽出された識別子に基づいて、プロセッサ、ユーザデバイスサービスプロバイダ、電子デバイスサービスプロバイダ、およびコンテンツプロバイダのうちの少なくとも１つは、情報コンテンツの事前選択を行うことができる。したがって、識別子がタイプＡのユーザデバイスを示す場合、タイプＡのユーザデバイスに関連しないユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によってホストまたは提供される情報コンテンツを、除外および無視することができる。

さらに、識別子および関連するデバイス認識機能性に基づいて、識別されたユーザデバイスのみに関連する特定の情報へのアクセス可能性を許可することができる。ここで、たとえばタイプＡの、特定のユーザデバイスに関連する情報は、他のタイプのユーザデバイス、たとえばタイプＢのユーザデバイスを利用しているユーザに、概して利用不能のままでなければならないことが考えられる。したがって、電子デバイスのプロセッサ、電子デバイスサービスプロバイダ、およびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも１つは、ユーザリクエストがタイプＡのユーザデバイスの一意の識別子を含まない限り、タイプＡのユーザデバイスに関連する情報コンテンツの読出しまたは提供を防止するように動作可能となる。

タイプＡのユーザデバイスに関連する情報コンテンツの読出しおよび／または情報コンテンツの提供は、ユーザリクエストがタイプＡのユーザデバイスを示す識別子を含んでいることを必要とする。タイプＡのユーザデバイスに関連する情報コンテンツの読出しまたは提供は、タイプＡのユーザデバイスの識別子と一致しない識別子を含むユーザリクエストに対して有効に遮断および／または阻止される。このように、ユーザデバイスの識別子を使用して、情報コンテンツの抽出および／またはユーザへの提供を認可することができる。

別の例によれば、プロセッサは、言語コマンドを含むユーザリクエストを処理するように、かつ言語コマンドから少なくとも１つのキーワードを抽出するように動作可能である。他の例では、プロセッサは、言語コマンドを電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方に送信するように、かつそれに応じて対応して前処理されたユーザリクエストを受信するように動作可能である。このように、自然言語処理能力は、電子デバイス自体によって提供される必要はなく、通信インターフェースを介する電子デバイスサービスプロバイダおよび／またはユーザデバイスサービスプロバイダとの通信および／またはデータ交換を通して提供することができる。

電子デバイスは、ユーザリクエストとしての言語コマンドを処理するように、かつユーザインターフェースを介してユーザに視覚情報コンテンツを返すように構成することができる。したがって、ユーザインターフェースは、ディスプレイ、カメラ、スピーカ、およびマイクロフォンの組合せを含むことができる。

別の態様によれば、本開示は、ユーザに対して情報を提供する情報システムに関する。情報は、ユーザデバイスを示す。情報は、ユーザデバイスの特性、機能、構成、および使用の説明を網羅することができる。情報システムは、ユーザデバイスのユーザに対して、一種の仮想ユーザマニュアルを提供することができる。情報システムは、プロセッサと、電子記憶装置と、ユーザインターフェースと、通信インターフェースとを含む電子デバイスを含む。プロセッサは、電子デバイスのユーザインターフェースを介して受け取られたユーザリクエストを処理するように動作可能である。情報システムは、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方をさらに含む。

それぞれのサービスプロバイダは、ユーザインターフェースから受け取ったユーザリクエストを前処理するように構成されている。典型的には、ユーザリクエストは、通信インターフェースを介して、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方に送信される。それぞれのサービスプロバイダは、前処理されたユーザリクエストを電子デバイスに返すように構成されている。典型的には、電子デバイスのプロセッサは、ユーザリクエストおよび前処理されたユーザリクエストのうちの少なくとも一方から少なくとも１つのキーワードを抽出するように、かつ少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいて、コンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択するように動作可能である。最後に、プロセッサは、少なくとも１つの選択された情報コンテンツを、ユーザインターフェースを介してユーザに提供するように動作可能である。

いくつかの例では、コンテンツデータベースは、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によってホストされかつ／または提供される。他の例では、コンテンツデータベースは、電子デバイスの電子記憶装置にローカルに格納される。電子デバイスは、可搬型またはウェアラブルの電子デバイスとして実装することができる。電子デバイスは、たとえば、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含むことができる。電子デバイスの通信インターフェースは、典型的には、無線通信インターフェースとして実装される。それは、通信ネットワークを介してユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方とデータを交換するために、無線ネットワーク環境で動作することができる。

ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方との通信は、ユーザリクエストを処理することと、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出することとに特に役立つ。電子デバイスと、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方との間の通信により、さらに、異なるタイプおよび種類のユーザリクエストを処理することができる。このように、自然言語の形式のユーザリクエストと、検索文字列またはテキスト文字列の形式のユーザリクエストとを、同等に処理することができる。

代替的な例では、ユーザリクエストおよび前処理されたユーザリクエストのうちの少なくとも一方からの少なくとも１つのキーワードの抽出は、電子デバイスのプロセッサによって行わなくてもよく、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によって提供してもよい。このように、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方は、ユーザリクエストを処理して抽出されたキーワードを電子デバイスに返すように、かつ／またはコンテンツデータベースから情報コンテンツのうちの少なくとも１つを事前選択するように構成することができる。

ここで、ユーザデバイスサービスプロバイダおよび電子デバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方は、少なくとも１つのキーワードを抽出するだけでなく、抽出された少なくとも１つのキーワードに基づくコンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの事前選択を提供することがさらに考えられる。そのうえ、それぞれのサービスプロバイダは、少なくとも１つの選択された情報コンテンツを、通信インターフェースおよび電子デバイスのユーザインターフェースを介してユーザに提供するようにさらに構成することができる。

典型的には、情報システムは、特に、上述したような電子デバイスを利用するように構成されている。その限りにおいて、電子デバイスに関連して上述したようなすべての構成、効果、および利点は、情報システムにも等しく適用され；逆もまた同様である。

さらなる例によれば、コンテンツデータベースは、ユーザデバイスサービスプロバイダによってホストされる。ユーザデバイスサービスプロバイダは、ユーザリクエストに応答して、コンテンツデータベースの少なくとも一部を電子デバイスに転送するようにさらに構成されている。ここで、ユーザリクエストの処理または前処理によって、ユーザデバイスサービスプロバイダは、コンテンツデータベースの少なくとも一部を事前選択することができ、コンテンツデータベースの関連部分を、電子デバイスの通信インターフェースを介して電子デバイスに転送または提出することができる。典型的には、コンテンツデータベースのその部分は、少なくとも第１および第２の情報コンテンツを構成するか、またはそれを含む。さらなる例では、コンテンツデータベースのその部分は、コンテンツデータベースの少なくとも１０％、少なくとも２０％、少なくとも３０％、少なくとも４０％、または少なくとも５０％を含む。電子デバイスおよびユーザデバイスサービスプロバイダは、通信ネットワークによって提供されるような通信リンクを介して、常にまたは定期的にデータを交換することができる。

このように、電子デバイスに、ユーザリクエスト固有の情報コンテンツを提供することができる。ユーザリクエストに応答して電子デバイスに送信されたコンテンツデータベースの部分は、少なくとも一時的にまたは恒久的に電子デバイスの電子記憶装置に格納することができる。このように、電子デバイスに、コンテンツデータベースからの実際のデータまたは情報を、要求に応じて、または所定の規則的な時間間隔に基づいて提供することができる。このように、ユーザデバイスサービスプロバイダのコンテンツデータベースは頻繁に更新されるため、ユーザリクエストの過程で、または更新スケジュールに従って、それぞれの更新された情報を電子デバイスに提供することができる。

そのうえ、さらなる例では、ユーザデバイスサービスプロバイダから電子デバイスへのコンテンツデータベースの少なくとも一部の送信は、ユーザデバイスサービスプロバイダによってトリガすることができる。このように、コンテンツデータベースの更新を、それぞれの電子デバイスに自動的に配布することができる。

さらなる例によれば、電子デバイスサービスプロバイダは、言語コマンドを含むユーザリクエストを前処理するように動作可能である。電子サービスプロバイダは、言語コマンドに対応するテキスト文字列を含む前処理されたユーザリクエストを提供するようにさらに動作可能である。前処理されたユーザリクエストは、通常、電子デバイスが、たとえば通信インターフェースを介して、ユーザリクエストを電子デバイスサービスプロバイダに提出することに応答して、電子デバイスに送信される。

電子デバイスサービスプロバイダとユーザデバイスサービスプロバイダとは、異なるプロバイダであってもよい。いくつかの例では、ユーザデバイスサービスプロバイダと電子デバイスサービスプロバイダとは、１つの同じサービスプロバイダであってもよい。

典型的な例では、電子デバイスサービスプロバイダは、特に、電子デバイスの補足的なサービスを提供するように、または拡張機能を提供するように構成されている。典型的には、電子デバイスサービスプロバイダは、電子デバイスのユーザに対して仮想アシスタントを提供するように構成されている。ユーザデバイスは、電子デバイスでなくてもよい。ユーザデバイスは、１人または何人かの人による個人的な使用のために構成された個人用ユーザデバイスを含むことができる。いくつかの例では、ユーザデバイスは医療デバイスである。医療デバイスは、薬物送達デバイス、注射デバイス、ペン型注射器、およびまたはＯｒａｃｌｅを導入するために吸入器、輸血デバイス、または輸液デバイスのうちの少なくとも１つを含むことができる。医療デバイスは、輸液ポンプをさらに含むことができる。薬物送達デバイスとして実装される場合、ユーザデバイスに、薬物または薬剤を予め充填することができる。

別の態様によれば、本開示は、ユーザに情報を提供する方法に関する。情報は、ユーザデバイスを示す。本方法は、電子デバイスによってユーザリクエストを受け取る工程を含む。本方法は、ユーザリクエストの処理および／または前処理の工程をさらに含む。本方法は、ユーザリクエストまたは前処理されたユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出する工程をさらに含む。本方法は、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択することと、電子デバイスのユーザインターフェースによって、少なくとも１つの選択された情報コンテンツをユーザに提供することとをさらに含む。

典型的には、ユーザに情報を提供する方法は、上述したように、情報システムによって、かつ／または電子デバイスによって実装可能である。その限りにおいて、電子デバイスにかつ／または情報システムに関連して上述したようなすべての構成、特性、効果、および利点が、ユーザに情報を提供する方法にも等しく適用され；その逆もまた同様である。

いくつかの例では、本方法は、言語コマンドを含むユーザリクエストの処理を含む。言語コマンドの処理のために、本方法は、電子デバイスのマイクロフォンによって記録される言語コマンドを電子デバイスサービスプロバイダに送信することを提供する。ユーザリクエスト、すなわち言語コマンドを受信したとき、電子デバイスサービスプロバイダは、言語コマンドをテキスト文字列に移行させ、テキスト文字列を前処理されたユーザリクエストとして電子デバイスに返す。

場合により、電子デバイスサービスプロバイダは、前処理されたユーザリクエストを、直接または電子デバイスを介して、ユーザデバイスサービスプロバイダに転送することができる。このように、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出することができる。抽出されたキーワードに基づき、コンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツが選択される。コンテンツデータベースは、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方によってホストすることができる。コンテンツデータベースは、ユーザデバイスの情報に関して非常に特有であるため、典型的には、ユーザデバイスサービスプロバイダによってホストすることができる。

コンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択は、電子デバイスからそれぞれのキーワードまたはキーワードリクエストを受信したときに、ユーザデバイスサービスプロバイダによって提供することができる。いくつかのさらなる例では、コンテンツデータベースからの少なくとも１つの情報コンテンツの選択は、電子デバイス自体によって実行され、行われる。少なくとも１つの選択された情報コンテンツは、最終的に、電子デバイスのユーザインターフェースによってユーザに提供される。少なくとも１つまたはいくつかの選択された情報コンテンツをユーザに提供することは、少なくとも第１の情報コンテンツ識別子および第２の情報コンテンツ識別子を含む後にコンテンツ選択を提供することを含むことができ、第１および第２の情報コンテンツ識別子は、それぞれ、それぞれの第１および第２の情報コンテンツを示す。

さらなる態様によれば、本開示はさらに、１つまたはそれ以上のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体に関する。１つまたはそれ以上のプログラムは、電子デバイスのプロセッサによって実行されたとき、デバイスに、ユーザリクエストを受け取らせ、ユーザリクエストを処理および／または前処理させ、ユーザリクエストからまたは前処理されたユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出させ、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択させ、電子デバイスのユーザインターフェースによって少なくとも１つの選択された情報コンテンツをユーザに提供させる命令を含む。

１つまたはそれ以上のプログラムは、上述したように、電子デバイスのプロセッサにおいて、または電子デバイスのプロセッサによって実行することができる。１つまたはそれ以上のプログラムは、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方のプロセッサによって同時に実行することができる。電子デバイスと、電子デバイスサービスプロバイダおよびユーザデバイスサービスプロバイダのうちの少なくとも一方とに配布される多数のコンピュータプログラムを提供することができる。ユーザリクエストを適切に処理するように、かつユーザリクエストに応答してコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを提供するように構成される、それぞれのサーバプログラムおよびクライアントプログラムを提供することができる

典型的には、１つまたはそれ以上のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、典型的には上述したようにユーザに情報を提供する情報システムを利用することによって、かつ／または上述したようにユーザに情報を提供する電子デバイスを利用することによって、上述したようにユーザに情報を提供する上述した方法を実装するように構成されている。

この限りにおいて、上述したような電子デバイス、情報システム、および情報を提供する方法のすべての構成、態様、利点、および特性は、コンピュータ可読記憶媒体およびそこに格納された１つまたはそれ以上のプログラムにも等しく適用される。

「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書では同義的に用いられ、１つもしくはそれ以上の活性医薬成分またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物と、場合により薬学的に許容可能な担体と、を含む医薬製剤を記述する。活性医薬成分（「ＡＰＩ」）とは、最広義には、ヒトまたは動物に対して生物学的効果を有する化学構造体のことである。薬理学では、薬剤または医薬は、疾患の治療、治癒、予防、または診断に使用されるか、さもなければ身体的または精神的なウェルビーイングを向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限定された継続期間で、または慢性障害では定期的に使用可能である。

以下に記載されるように、薬物または薬剤は、１つもしくはそれ以上の疾患の治療のために各種タイプの製剤中に少なくとも１つのＡＰＩまたはその組合せを含みうる。ＡＰＩの例としては、５００Ｄａ以下の分子量を有する低分子、ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質（たとえば、ホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素）、炭水化物および多糖、ならびに核酸、二本鎖または一本鎖ＤＮＡ（ネイキッドおよびｃＤＮＡを含む）、ＲＮＡ、アンチセンス核酸たとえばアンチセンスＤＮＡおよびＲＮＡ、低分子干渉ＲＮＡ（ｓｉＲＮＡ）、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが挙げられうる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに取り込み可能である。１つまたはそれ以上の薬物の混合物も企図される。

薬物または薬剤は、薬物送達デバイスでの使用に適合化された一次パッケージまたは「薬物容器」に包含可能である。薬物容器は、たとえば、１つもしくはそれ以上の薬物の収納（たとえば、短期または長期の収納）に好適なチャンバを提供するように構成されたカートリッジ、シリンジ、リザーバ、または他の硬性もしくは可撓性のベッセルでありうる。たとえば、いくつかの場合には、チャンバは、少なくとも１日間（たとえば、１日間～少なくとも３０日間）にわたり薬物を収納するように設計可能である。いくつかの場合には、チャンバは、約１カ月～約２年間にわたり薬物を収納するように設計可能である。収納は、室温（たとえば、約２０℃）または冷蔵温度（たとえば、約－４℃～約４℃）で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の２つ以上の成分（たとえば、ＡＰＩと希釈剤、または２つの異なる薬物）を各チャンバに１つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの２つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および／または投薬中に２つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、２つのチャンバは、互いに流体連通するように（たとえば、２つのチャンバ間の導管を介して）かつ所望により投薬前にユーザによる２つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、２つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。

本明細書に記載の薬物送達デバイスに含まれる薬物または薬剤は、多くの異なるタイプの医学的障害の治療および／または予防のために使用可能である。障害の例としては、たとえば、糖尿病または糖尿病に伴う合併症たとえば糖尿病性網膜症、血栓塞栓障害たとえば深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症が挙げられる。障害のさらなる例は、急性冠症候群（ＡＣＳ）、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム硬化症および／または関節リウマチである。ＡＰＩおよび薬物の例は、ローテリステ２０１４年（Ｒｏｔｅ Ｌｉｓｔｅ ２０１４）（たとえば、限定されるものではないがメイングループ１２（抗糖尿病薬剤）または８６（オンコロジー薬剤））やメルク・インデックス第１５版（Ｍｅｒｃｋ Ｉｎｄｅｘ，１５ｔｈ ｅｄｉｔｉｏｎ）などのハンドブックに記載されているものである。

１型もしくは２型糖尿病または１型もしくは２型糖尿病に伴う合併症の治療および／または予防のためのＡＰＩの例としては、インスリン、たとえば、ヒトインスリン、もしくはヒトインスリンアナログもしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド（ＧＬＰ－１）、ＧＬＰ－１アナログもしくはＧＬＰ－１レセプターアゴニスト、はそのアナログもしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ－４（ＤＰＰ４）阻害剤、またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物、またはそれらのいずれかの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる場合、「アナログ」および「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドに存在する少なくとも１つのアミノ酸残基の欠失および／または交換によりおよび／または少なくとも１つのアミノ酸残基の付加により天然に存在するペプチドの構造たとえばヒトインスリンの構造から形式的に誘導可能な分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および／または交換アミノ酸残基は、コード可能アミノ酸残基または他の天然に存在する残基または純合成アミノ酸残基のどれかでありうる。インスリンアナログは、「インスリンレセプターリガンド」とも呼ばれる。特に、「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドの構造から形式的に誘導可能な分子構造、たとえば、１つまたはそれ以上の有機置換基（たとえば脂肪酸）がアミノ酸の１つまたはそれ以上に結合したヒトインスリンの分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然に存在するペプチドに存在する１つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失し、および／または非コード可能アミノ酸を含めて他のアミノ酸によって置き換えられ、または天然に存在するペプチドに非コード可能なものを含めてアミノ酸が付加される。

インスリンアナログの例は、Ｇｌｙ（Ａ２１）、Ａｒｇ（Ｂ３１）、Ａｒｇ（Ｂ３２）ヒトインスリン（インスリングラルギン）；Ｌｙｓ（Ｂ３）、Ｇｌｕ（Ｂ２９）ヒトインスリン（インスリングルリジン）；Ｌｙｓ（Ｂ２８）、Ｐｒｏ（Ｂ２９）ヒトインスリン（インスリンリスプロ）；Ａｓｐ（Ｂ２８）ヒトインスリン（インスリンアスパルト）；位置Ｂ２８のプロリンがＡｓｐ、Ｌｙｓ、Ｌｅｕ、ＶａｌまたはＡｌａに置き換えられたうえに位置Ｂ２９のＬｙｓがＰｒｏに置き換えられていてもよいヒトインスリン；Ａｌａ（Ｂ２６）ヒトインスリン；Ｄｅｓ（Ｂ２８～Ｂ３０）ヒトインスリン；Ｄｅｓ（Ｂ２７）ヒトインスリンおよびＤｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリンである。

インスリン誘導体の例は、たとえば、Ｂ２９－Ｎ－ミリストイル－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン、Ｌｙｓ（Ｂ２９）（Ｎ－テトラデカノイル）－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン（インスリンデテミル、レベミル（Ｌｅｖｅｍｉｒ）（登録商標））；Ｂ２９－Ｎ－パルミトイル－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン；Ｂ２９－Ｎ－ミリストイルヒトインスリン；Ｂ２９－Ｎ－パルミトイルヒトインスリン；Ｂ２８－Ｎ－ミリストイルＬｙｓＢ２８ＰｒｏＢ２９ヒトインスリン；Ｂ２８－Ｎ－パルミトイル－ＬｙｓＢ２８ＰｒｏＢ２９ヒトインスリン；Ｂ３０－Ｎ－ミリストイル－ＴｈｒＢ２９ＬｙｓＢ３０ヒトインスリン；Ｂ３０－Ｎ－パルミトイル－ＴｈｒＢ２９ＬｙｓＢ３０ヒトインスリン；Ｂ２９－Ｎ－（Ｎ－パルミトイル－ガンマ－グルタミル）－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン、Ｂ２９－Ｎ－オメガ－カルボキシペンタデカノイル－ガンマ－Ｌ－グルタミル－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン（インスリンデグルデク、トレシーバ（Ｔｒｅｓｉｂａ）（登録商標））；Ｂ２９－Ｎ－（Ｎ－リトコリル－ガンマ－グルタミル）－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリン；Ｂ２９－Ｎ－（ω－カルボキシヘプタデカノイル）－ｄｅｓ（Ｂ３０）ヒトインスリンおよびＢ２９－Ｎ－（ω－カルボキシヘプタデカノイル）ヒトインスリンである。

ＧＬＰ－１、ＧＬＰ－１アナログおよびＧＬＰ－１レセプターアゴニストの例は、たとえば、リキシセナチド（リキスミア（Ｌｙｘｕｍｉａ）（登録商標））、エキセナチド（エキセンジン－４、バイエッタ（Ｂｙｅｔｔａ）（登録商標）、ビデュリオン（Ｂｙｄｕｒｅｏｎ）（登録商標）、ヒラモンスターの唾液腺により産生される３９アミノ酸ペプチド）、リラグルチド（ビクトーザ（Ｖｉｃｔｏｚａ）（登録商標））、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド（シンクリア（Ｓｙｎｃｒｉａ）（登録商標））、デュラグルチド（トルリシティ（Ｔｒｕｌｉｃｉｔｙ）（登録商標））、ｒエキセンジン－４、ＣＪＣ－１１３４－ＰＣ、ＰＢ－１０２３、ＴＴＰ－０５４、ラングレナチド／ＨＭ－１１２６０Ｃ（エフペグレナチド）、ＨＭ－１５２１１、ＣＭ－３、ＧＬＰ－１エリゲン、ＯＲＭＤ－０９０１、ＮＮ－９４２３、ＮＮ－９７０９、ＮＮ－９９２４、ＮＮ－９９２６、ＮＮ－９９２７、ノデキセン、ビアドール－ＧＬＰ－１、ＣＶＸ－０９６、ＺＹＯＧ－１、ＺＹＤ－１、ＧＳＫ－２３７４６９７、ＤＡ－３０９１、ＭＡＲ－７０１、ＭＡＲ７０９、ＺＰ－２９２９、ＺＰ－３０２２、ＺＰ－ＤＩ－７０、ＴＴ－４０１（ペガパモドチド（Ｐｅｇａｐａｍｏｄｔｉｄｅ））、ＢＨＭ－０３４、ＭＯＤ－６０３０、ＣＡＭ－２０３６、ＤＡ－１５８６４、ＡＲＩ－２６５１、ＡＲＩ－２２５５、チルゼパチド（ＬＹ３２９８１７６）、バマドゥチド（Ｂａｍａｄｕｔｉｄｅ）（ＳＡＲ４２５８９９）、エキセナチド－ＸＴＥＮおよびグルカゴン－Ｘｔｅｎである。

オリゴヌクレオチドの例は、たとえば、家族性高コレステロール血症の治療のためのコレステロール低下アンチセンス治療剤ミポメルセンナトリウム（キナムロ（Ｋｙｎａｍｒｏ）（登録商標））、またはアルポート症候群の治療のためのＲＧ０１２である。

ＤＰＰ４阻害剤の例は、リナグリプチン、ビダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンである。

ホルモンの例としては、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたはレギュラトリー活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニスト、たとえば、ゴナドトロピン（フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン）、ソマトロピン（Ｓｏｍａｔｒｏｐｉｎｅ）（ソマトロピン（Ｓｏｍａｔｒｏｐｉｎ））、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンが挙げられる。

多糖の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および／またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランＧ－Ｆ２０（シンビスク（Ｓｙｎｖｉｓｃ）（登録商標））、ヒアルロン酸ナトリウムである。

本明細書で用いられる「抗体」という用語は、イムノグロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。イムノグロブリン分子の抗原結合部分の例としては、抗原への結合能を保持するＦ（ａｂ）およびＦ（ａｂ’）２フラグメントが挙げられる。抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、脱免疫化もしくはヒト化抗体、完全ヒト抗体、非ヒト（たとえばネズミ）抗体、または一本鎖抗体でありうる。いくつかの実施形態では、抗体は、エフェクター機能を有するとともに補体を固定可能である。いくつかの実施形態では、抗体は、Ｆｃレセプターへの結合能が低減されているか、または結合能がない。たとえば、抗体は、Ｆｃレセプターへの結合を支援しない、たとえば、Ｆｃレセプター結合領域の突然変異もしくは欠失を有するアイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは突然変異体でありうる。抗体という用語は、４価二重特異的タンデムイムノグロブリン（ＴＢＴＩ）および／またはクロスオーバー結合領域配向を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質（ＣＯＤＶ）に基づく抗原結合分子も含む。

「フラグメント」または「抗体フラグメント」という用語は、完全長抗体ポリペプチドを含まないが依然として抗原に結合可能な完全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を含む抗体ポリペプチド分子由来のポリペプチド（たとえば、抗体重鎖および／または軽鎖ポリペプチド）を指す。抗体フラグメントは、完全長抗体ポリペプチドの切断部分を含みうるが、この用語は、かかる切断フラグメントに限定されるものではない。本発明に有用な抗体フラグメントとしては、たとえば、Ｆａｂフラグメント、Ｆ（ａｂ’）２フラグメント、ｓｃＦｖ（一本鎖Ｆｖ）フラグメント、線状抗体、単一特異的または多重特異的な抗体フラグメント、たとえば、二重特異的、三重特異的、四重特異的および多重特異的抗体（たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ）、１価または多価抗体フラグメント、たとえば、２価、３価、４価および多価の抗体、ミニボディ、キレート化組換え抗体、トリボディまたはビボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュール免疫医薬（ＳＭＩＰ）、結合ドメインイムノグロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびＶＨＨ含有抗体が挙げられる。抗原結合抗体フラグメントの追加の例は当技術分野で公知である。

「相補性決定領域」または「ＣＤＲ」という用語は、特異的抗原認識を媒介する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。「フレームワーク領域」という用語は、ＣＤＲ配列でないかつ抗原結合が可能になるようにＣＤＲ配列の適正配置を維持する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、典型的には抗原結合に直接関与しないが、当技術分野で公知のように、ある特定の抗体のフレームワーク領域内のある特定の残基は、抗原結合に直接関与しうるか、またはＣＤＲ内の１つもしくはそれ以上のアミノ酸と抗原との相互作用能に影響を及ぼしうる。

抗体の例は、抗ＰＣＳＫ－９ ｍＡｂ（たとえば、アリロクマブ）、抗ＩＬ－６ ｍＡｂ（たとえば、サリルマブ）、および抗ＩＬ－４ ｍＡｂ（たとえば、デュピルマブ）である。

本明細書に記載のいずれのＡＰＩの薬学的に許容可能な塩も、薬物送達デバイスで薬物または薬剤に使用することが企図される。薬学的に許容可能な塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。

当業者であれば、本明細書に記載したＡＰＩ、製剤、装置、方法、システム、および実施形態のさまざまな構成要素の変更（追加および／または除去）を、こうした変更およびそのありとあらゆる均等物を包含する本発明の完全な範囲および趣旨から逸脱することなく行うことができることを理解するであろう。

以下では、情報システム、電子デバイス、およびユーザに情報を提供する方法の例を、図面を参照することによってより詳細に説明する。

ユーザに情報を提供する情報システムの一例のブロック図である。 電子デバイスをより詳細に示す、図１によるブロック図の一部を示す図である。 電子デバイスとユーザデバイスとの間のインターフェースの一例を示すブロック図である。 電子デバイスと、電子デバイスサービスプロバイダと、ユーザデバイスサービスプロバイダとの間の相互作用を示す別のブロック図である。 ユーザリクエストの処理の方法を示すブロック図である。 コンテンツデータベースで提供される可能性がある多数のキーワード群の例を示す図である。 関連するコンテンツ選択オファーにおけるユーザリクエストの１つの例を示す図である。 ユーザリクエストおよびそれぞれのコンテンツ選択オファーの選択された情報コンテンツと組み合わせた別の例を示す図である。 ユーザに情報を提供する方法のフローチャートである。

図１のブロック図は、ユーザデバイス１００に関してユーザ１に情報を提供する情報システム５の１つの例を示す。本例では、ユーザデバイス１００は医療デバイスである。ユーザデバイス１００は、手持ち式の医療デバイスとして実装することができる。ユーザデバイスは、注射デバイス、吸入器、または輸液デバイスなどの薬物送達デバイスを含むことができる。本明細書で例示する例では、ユーザデバイス１００に、識別子１３０が設けられている。ここで、識別子１３０は、個人用デバイス１００のハウジング１０１の外側に面する部分に設けられている。識別子１３０は、電子デバイス２００のユーザインターフェース２３０によってスキャンするかまたは読み取ることができる、視覚的または光学コードを含むことができる。

他の例では、識別子１３０は、ユーザ１自身によって読取り可能なコードであってもよい。そして、ユーザ１に対して、識別子１３０、すなわち、読取り可能なコードを電子デバイス２００に入力するように義務付けることができる。ユーザ１は、典型的には、電子デバイス２００にアクセスすることができる。電子デバイス２００は、可搬型またはウェアラブルの電子デバイスとして実装することができる。電子デバイス２００は、スマートフォン、スマートウォッチ、または他の何らかのタイプのウェアラブル電子デバイスを含むことができる。いくつかの例では、電子デバイス２００は、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータなどのポータブルコンピュータを含む。

電子デバイスは、ユーザインターフェース２３０を含む。ユーザインターフェース２１３は、ディスプレイ２３１、カメラ２３２、スピーカ２３４、マイクロフォン２３６、および少なくとも１つのキーまたはボタン２３８のうちの少なくとも１つを含むことができる。ディスプレイ２３１は、２次元スクリーンを含むことができる。ディスプレイ２３１は、タッチセンシティブディスプレイとして実装することができる。ディスプレイ２３１は、エミュレートされたまたは仮想キーボードをオンデマンドで提供し、したがって、ユーザインターフェース２３０に数字、記号、またはテキストを入力する可能性を提供することができる。

電子デバイス２００の内部構造について、図２および図３に関してより詳細に説明する。電子デバイス２００は、ユーザインターフェース２３０に接続されたプロセッサ２１０を含む。電子デバイス２００は、電子記憶装置２２０として実装された記憶装置２２０をさらに含む。電子記憶装置２２０は、プロセッサ２１０に接続されている。電子デバイス２００は、通信インターフェース２４０をさらに含む。通信インターフェース２４０は、たとえばローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）に接続可能である、有線または無線通信インターフェースとして実装することができる。いくつかの例では、通信インターフェース２４０は、無線通信インターフェースとして実装される。通信インターフェース２４０は、Ｗｉ－Ｆｉベースの通信インターフェースとして実装してもよい。通信インターフェース２４０は、無線周波数領域で動作してもよい。通信インターフェース２４０は、Ｗｉ－Ｆｉ、ＩＥＥＥ８０２．１１、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＧＳＭ、ＬＴＥなど、広く使用され一般的な無線通信規格のうちの少なくとも１つで動作することができる。

電子デバイス２００は、通信ネットワーク１０を介して、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００、電子デバイスサービスプロバイダ４００、およびコンテンツプロバイダ５００のうちの少なくとも１つと通信するように構成されている。これらのプロバイダ３００、４００、５００の各々は、典型的には、それぞれ、少なくともプロセッサ３１０、４１０、５１０と、少なくとも１つの電子記憶装置３２０、４２０、５２０とを含む。電子記憶装置３２０には、典型的には、ユーザデバイス固有のコンテンツデータベース３２１が提供される。電子記憶装置４２０には、電子デバイス固有のコンテンツデータベースが提供される。サードパーティコンテンツプロバイダ５００の記憶装置５２０には、別のコンテンツデータベースが提供される。

サービスまたはコンテンツプロバイダ３００、４００、５００は、通信ネットワーク１０を介して相互に通信することができる。通信ネットワーク１０は、インターネットによって、可搬電話ネットワークによって、ローカルエリアネットワークによって、または他のタイプの電子通信ネットワークによって提供することができる。

図１および図２の例では、個人用デバイス１００は、スタンドアロンの医療デバイスである。それには、電子的に実装されたユーザインターフェースがない。識別子１３０は、ハウジング１０１の外面に設けられている。識別子１３０は、視覚的またはグラフィカルなコードとして提供することができる。識別子１３０は、電子デバイス２００のユーザインターフェース２３０のカメラ２３２によってスキャンすることができる。このように、ユーザデバイス１００に関する基本的な情報は、電子デバイス２００によって自動的に取り込まれかつ／または電子デバイス２００に提供される。代替的に、ユーザ１が、ユーザデバイス１００の一意の識別子１３０をユーザインターフェース２３０に入力してもよい。

電子デバイス２００は、特に、ユーザデバイス１００の識別子１３０をユーザリクエスト２６１に埋め込むように構成されている。識別子１３０は、電子デバイス２００に手動で提供されるか、または、たとえばユーザインターフェース２３０のカメラ２３２によって、自動的に取り込まれる。ユーザリクエスト２６１は、典型的には、関連するユーザデバイス１００の識別子１３０を含む。ユーザリクエスト２６１がユーザデバイスサービスプロバイダ３００または電子デバイスサービスプロバイダ４００のうちの一方によって受信されると、ユーザリクエスト２６１から識別子１３０が抽出され、それにより、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および／または電子デバイスサービスプロバイダ４００は、識別されたユーザデバイス１００に関連している情報を提供する。

ユーザは、ユーザデバイス１００に関する特定の情報を要求する場合、電子デバイス２００にそれぞれのユーザリクエスト２６１を入力することができる。ユーザリクエスト２６１の入力は、多数の異なる方法で行うことができる。たとえば、ユーザ１は、タッチセンシティブディスプレイ２３１にテキスト文字列をタイプ入力することができる。プロセッサ２１０は、スタンドアロンで、または電子デバイスサービスプロバイダ４００およびユーザデバイスサービスプロバイダ３００のうちの少なくとも一方と通信することにより、ユーザリクエスト２６１を処理するように構成することができる。プロセッサ２１０は、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出するように、かつ電子デバイス２００のローカル電子記憶装置２２０のコンテンツデータベース２２１から、またはユーザデバイスサービスプロバイダ３００、電子デバイスサービスプロバイダ４００、もしくはコンテンツプロバイダ５００によって提供されるようなコンテンツデータベース３２１、４２１、５２１のいずれか他のものから、少なくとも１つの情報コンテンツを選択するよう構成されている。

少なくとも１つのキーワードの厳密な抽出、および／またはユーザリクエストの意味的かつ正確な解釈は、プロセッサ２１０にとってかなり要求が高く、可搬型の電子デバイス２００の計算能力および／または記憶能力を超える可能性がある。特に、電子デバイス２００のプロセッサ２１０は、ユーザリクエストの処理のために仮想アシスタント２７０を実行するように動作可能でありうる。仮想アシスタントの動作または実行は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００のうちの少なくとも一方との通信を含んでもよい。

ユーザリクエストの処理は、ユーザデバイス１００の識別子１３０を含む。したがって、ユーザデバイスを考慮するユーザリクエストは、デバイス固有の識別子１３０を通じて事前に識別された特定のユーザデバイスを考慮するユーザ固有の要求を常に考慮する。

図３のさらなる例では、ユーザデバイス１００に、電子通信インターフェース１４０が備えられている。電子通信インターフェース１４０は、電子デバイス２００の通信インターフェース２４０と通信することができる。加えて、ユーザデバイス１００は、プロセッサ１１０と、プロセッサ１１０に接続された電子記憶装置１２０とを含む。ここで、図１および図２に示すような例とは対照的に、ユーザデバイス１００の識別子１３０は、電子記憶装置１２０によって提供することができる。識別子１３０は、電子記憶装置１２０に格納された数字または英数字のコードを含むことができる。通信インターフェース１４０と通信インターフェース２４０との間の通信リンクを通して、電子デバイス２００によってユーザデバイス１００を識別することができる。

電子デバイス２００とユーザデバイス１００との間には、直接的な通信リンクがありうる。加えてまたは代替的に、電子デバイス２００とユーザデバイス１００との間に、たとえば通信ネットワーク１０を介した、間接的な通信リンクを提供することができる。ユーザデバイス１００は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００のうちの少なくとも一方と個別に通信することができる。

図４に、電子デバイスのさまざまな論理ユニットを概略的に示す。電子デバイス２００は、ユーザインターフェース２３０を含む。電子デバイス２００は、オペレーティングシステム２５０をさらに含む。オペレーティングシステム２５０は、ソフトウェアとして実装される。電子デバイス２００は、仮想アシスタントアプリケーション２７０とともに、ソフトウェアアプリケーション２６０をさらに含む。ソフトウェアアプリケーション２６０は、ユーザデバイス固有のソフトウェアアプリケーション２６０として実装することができる。ソフトウェアアプリケーション２６０は、特に、ユーザデバイス１００に関して情報をユーザ１に提供するように専用とし構成することができる。ソフトウェアアプリケーション２６０は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００と通信するように構成されている。

ユーザデバイス１００が医療デバイスとして、たとえば薬物送達デバイスとして実装される場合、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、製薬会社によって、またはユーザデバイス１００の製造業者によって提供することができる。典型的には、電子デバイス２００とユーザデバイスサービスプロバイダ３００との間の通信は、通信ネットワーク１０を介して提供される。当然ながら、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、たとえば電子デバイス２００の通信インターフェース２４０を介して、電子デバイス２００と通信する通信インターフェースを含む。図４に示すように、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、電子記憶装置３２０に接続されたプロセッサ３１０を含む。その限りにおいて、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、ユーザデバイス１００に関する情報を含むコンテンツデータベース３２１をホストすることができる。

仮想アシスタントアプリケーション２７０は、電子デバイスサービスプロバイダ４００と通信するように構成されている。電子デバイス２００と電子デバイスサービスプロバイダ４００との間の通信もまた、通信ネットワーク１０を介して提供される。電子デバイスサービスプロバイダ４００は、プロセッサ４１０と電子記憶装置４２０とを含む。電子記憶装置４２０は、コンテンツデータベース４２１をホストする。仮想アシスタントアプリケーション２７０は、ユーザインターフェース２３０によって記録され取り込まれる自然言語コマンドを解釈または変換（翻訳）するように構成することができる。

図４に示すように、ユーザインターフェース２３０は、ソフトウェアアプリケーション２６０および仮想アシスタントアプリケーション２７０の両方に接続されているかまたは接続可能である。

いくつかの例では、電子デバイス２００は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００の両方と、別々に独立して通信するように構成されている。しかしながら、いくつかの例では、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００が、たとえば通信ネットワーク１０を介して、互いに直接通信することが考えられる。したがって、たとえば、仮想アシスタントアプリケーション２７０を介して最初に処理されるユーザインターフェース２３０を介して入力されたユーザリクエストは、電子デバイスサービスプロバイダ４００に送信および転送することができる。その後、電子デバイスサービスプロバイダ４００によって提供される前処理されたユーザリクエストは、電子デバイス２００に返すことができる。最初のユーザリクエストに基づき、かつ／または電子デバイスサービスプロバイダ４００から戻される前処理されたユーザリクエストに基づき、電子デバイス２００は、たとえば、ユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出するため、コンテンツデータベース３２１から少なくとも１つの情報コンテンツを選択するため、かつ／またはユーザインターフェース２３０を介してユーザに少なくとも１つの選択された情報コンテンツを提供するため、ユーザデバイスサービスプロバイダとさらに通信することができる。

いくつかの他の例では、最初のユーザリクエストが電子デバイスサービスプロバイダ４００によって処理または前処理され、前処理されたユーザリクエストがユーザデバイスサービスプロバイダ３００に直接転送または送信されることが考えられている。電子デバイスサービスプロバイダ４００から前処理されたユーザリクエストを受信すると、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、ユーザリクエストまたは前処理されたユーザリクエストから少なくとも１つのキーワードを抽出して、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベース３２１から少なくとも１つの情報コンテンツを選択する、および／または通信インターフェースを介してユーザに対して少なくとも１つの選択された情報コンテンツを提供するなどの機能を提供することができる。

最後に、電子デバイス２００に、選択された情報コンテンツが提供され、電子デバイス２００は、ユーザインターフェース２３０を介して、選択された情報コンテンツ３８０をユーザ１に提供するようにさらに構成されている。

いくつかの例では、最初のユーザリクエスト２６１が、ユーザインターフェース２３０によって記録されるかまたは取り込まれる。ユーザリクエスト２６１は、仮想アシスタントアプリケーション２７０を介して電子デバイスサービスプロバイダ４００に送信される。電子デバイスサービスプロバイダ４００によって提供される前処理されたユーザリクエスト２６２は、その後、電子デバイス２００に返すことができる。前処理されたユーザリクエスト２６２は、その後、ユーザデバイス固有のソフトウェアアプリケーション２６０に転送または送信することができる。次いで、ソフトウェアアプリケーション２６０、したがって電子デバイス２００のプロセッサ２１０は、ユーザリクエスト２６１から、かつ／または返された前処理されたユーザリクエスト２６２から、少なくとも１つのキーワードを抽出するように構成することができる。

ユーザリクエスト２６１および／または前処理されたユーザリクエスト２６２から少なくとも１つのキーワードを抽出する目的で、ソフトウェアアプリケーション２６０は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００と通信することができる。さらにまたは代替的に、電子デバイス２００は、ユーザリクエスト２６１のみに基づいて、かつ／または電子デバイスサービスプロバイダ４００によって戻される前処理されたユーザリクエスト２６２のみに基づいて、キーワード抽出を提供することができる。

少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベース３２１、４２１から情報コンテンツが選択されると、それぞれの情報は、通信ネットワーク１０によってコンテンツデータベース３２１から電子デバイス２００にダウンロードすることができる。

いくつかのさらなる例では、最初のユーザリクエスト２６１は、ユーザデバイス固有のソフトウェアアプリケーション２６０によって処理または前処理することができる。そして、ユーザリクエスト２６１からの少なくとも１つのキーワードを抽出するために、ソフトウェアアプリケーション２６０は、ユーザリクエスト２６１をユーザデバイスサービスプロバイダ３００に提出するのと同時に、仮想アシスタントアプリケーション２７０をトリガするように構成することができる。ここで、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００の両方は、ユーザリクエスト２６１の前処理を同時に提供することができる。ユーザデバイスサービスプロバイダ３００によって提供され、電子デバイスサービスプロバイダ４００によって提供される、前処理されたユーザリクエスト２６２は、その後、電子デバイス２００に戻ることができる。

両方の前処理されたユーザリクエスト２６２から、ソフトウェアアプリケーション２６０および／または仮想アシスタントアプリケーション２７０は、少なくとも１つのキーワードを抽出し、少なくとも１つの抽出されたキーワードに基づいてコンテンツデータベースから少なくとも１つの情報コンテンツを選択し、ユーザインターフェース２３０を介して少なくとも１つの選択された情報コンテンツをユーザに提供するように構成される。

図５のブロック図は、情報システム５および／または電子デバイス２００の多数の論理ユニットを示す。上述したように、たとえば言語コマンドとして提供される最初のユーザリクエスト２６１は、典型的には、ソフトウェアアプリケーション２６０および仮想アシスタントアプリケーション２７０のうちの少なくとも一方によって前処理される。典型的には、図５の例では、前処理されたユーザリクエスト２６２、たとえばテキスト文字列に変換された言語コマンドが、ソフトウェアアプリケーション２６０に提供される。ソフトウェアアプリケーション２６０は、キーワード抽出部２６３、信号変換部２６４、およびコンテンツ選択部２６５のうちの少なくとも１つを含むかまたは提供することができる。コンテンツ選択部２６５によって選択されるコンテンツは、その後、選択された情報を表示するためかつ／またはユーザに提供するために、最終的にユーザインターフェース２３０に提供される。

多数の論理ユニット、すなわち、キーワード抽出部２６３、類義語変換部２６４、および／またはコンテンツ選択部２６５は、スタンドアロンで動作することができ、または、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００と通信することができる。

典型的には、キーワード抽出部２６３は、ユーザデバイス１００に関連して一般的に使用されるキーワードのリストを含む。キーワード抽出部２６３は、電子デバイス２００のローカル電子記憶装置２２０によってホストされるローカルコンテンツデータベース２２１を利用することができる。コンテンツデータベース２２１および／またはキーワード抽出部２６３は、典型的な、非常にユーザデバイス固有の単語、テキスト文字列、またはユーザデバイス１００に非常に固有である他の種類の情報を提供する。キーワード抽出部２６３は、典型的には、仮想アシスタントアプリケーション２７０から戻されるテキスト文字列をスキャンするように構成されている。キーワード抽出部２６３は、特に、たとえば仮想アシスタントアプリケーション２７０による言語コマンドから導出される、前処理されたテキスト文字列内の個々の単語または文字列を識別するように構成されている。

高度なロバスト性を提供するために、特に、コンテンツデータベース２２１に格納されているキーワードと完全には一致しない、ユーザ１によって使用される表現を考慮して、類義語変換部２６４は、ユーザデバイス１００の製造業者または提供者によって一般的に使用される正確な技術用語または定義の代わりに、ユーザデバイス１００のユーザによって通常使用される用語および類義語の変換を提供する。これは、ユーザ１が正確な技術用語または適切な定義、ユーザデバイス１００の構成または特性を使用していない場合に、特に有用である。

その限りにおいて、類義語変換部２６４は、前処理されたユーザリクエスト２６２において認識されるテキスト文字列または単語を、ユーザデバイス１００の正確な、したがって適切な用語によって置き換えるように構成することができる。この類義語変換に基づいて、コンテンツ選択部２６５は、次に、本来意図された正確な情報コンテンツを選択するように構成される。

キーワード抽出部２６３、類義語変換部２６４、およびコンテンツ選択部２６５の構成および機能について、図６～図８を参照してより詳細に説明する。たとえば図６では、３つの異なるキーワード群３５０、３６０、３７０が示されている。各キーワード群３５０、３６０、３７０は、キーワード群タイトル３５１、３６１、３７１を含む。キーワード群３５０、３６０、３７０のここで図示する例は、注射ペンなどの薬物送達デバイスとして実装されるユーザデバイス１００に関する。

キーワード群タイトル３５１「針」を有するキーワード群３５０は、多数のキーワード３５３、３５４を含むキーワードリスト３５２を含む。図６に示すように、キーワードリスト３５１は、「シリンジ」３５３や「先端」３５４などのキーワードを含む。キーワードリスト３５２のキーワード３５３、３５４は、キーワード群タイトル３５１の類義語として使用することができる。したがって、ペン型注射器１００に関連して「シリンジ」３５３という単語を使用するユーザは、典型的には、注射器の針または先端部を意味している。

同様に、キーワード群タイトル３６１を有するキーワード群３６０は、「容器」、「バイアル」、「リザーバ」、「バレル」、「ボトル」、「カープル」、「パウチ」などの表現を含むキーワードリスト３６２を含むことができる。さらに、キーワード群タイトル３７１「組立て」を有するキーワード群３７０は、ユーザデバイス１００の組立てまたは使用に関連する多数の態様および動作に関連する。ここで、キーワードリスト３７２は、キーワード群タイトル３７１「組立て」に関連する「固定」、「取付け」、「貼付け」、「ねじ留め」、「クリップ留め」などの表現を含む。

多数のキーワード３５３、３５４、３７３をキーワードリスト３５２、３６２、３７２にまとめて分類し、各キーワードリスト３５２、３６２、３７２にキーワード群タイトル３５１、３６１、３７１を割り当てることにより、類義語変換を提供することができる。

図７に示すように、「シリンジを説明する」という表現を含む言語コマンド３４０は、「シリンジ」３５３というキーワードを含む。ソフトウェアアプリケーション２６０によりかつ／または仮想アシスタントアプリケーション２７０により処理されるとき、「シリンジ」という表現は、それぞれのテキスト文字列分析または単語認識によって検出される。プロセッサ２１０および／またはソフトウェアアプリケーション２６０は、キーワードリスト３５２内のキーワード３５３を識別するように動作可能である。「シリンジ」３５３という用語は、ペン型注射器として実装されたユーザデバイス１００の針の類義語として一般的に使用されるため、識別または認識されたシリンジ３５３という用語は、それぞれの「針」というキーワード群タイトル３５１が割り当てられる。

しかしながら、シリンジという用語は、カートリッジの類義語として使用されることもある。その限りにおいて、ユーザが本来、薬物送達デバイスまたはペン型注射器１００で通常使用されるカートリッジに関する情報を受け取るつもりであった幾分かの可能性もある。

選択されていないかまたは意図されていない情報をユーザ１に提供することを回避するために、電子デバイス２００、ソフトウェアアプリケーション２６０、および／または仮想アシスタントアプリケーション２７０は、図６に示すように、通信インターフェース２３０を介してコンテンツ選択オファー３８５をユーザに提供するように構成されている。以前の類義語変換の一般的な尤度に応じて、電子デバイス２００は、少なくとも２つの異なる情報コンテンツ識別子３８１、３９１を提供する。第１の情報コンテンツ識別子３８１は、認識された「シリンジ」という用語が「針」として変換されるべきという類義語変換に基づく。第２の情報コンテンツ識別子３９１は、認識された「シリンジ」というキーワードまたは用語３５３が「カートリッジ」の類義語であるという仮定に基づく。典型的には、コンテンツ選択オファー３８５は、通信インターフェース２３０を介して、ユーザ１に視覚的にかつ／または可聴的に伝達される。その後、ユーザ１は、第１の情報コンテンツ識別子３８１および第２のコンテンツ識別子３９１のうちの少なくとも一方を指定および／または選択することができる。

選択は、さらなる言語コマンドによって行ってもよい。ここで、第１および第２の情報コンテンツ識別子３８１、３９１の各々に、番号などの一意の識別子を提供してもよい。ユーザは、第１および第２の情報コンテンツ識別子３８１、３９１によってそれぞれ示されるそれぞれの選択を行うために、それぞれの番号を単に示すだけでよい。図８に、第１の情報コンテンツ識別子３８１に関連するとともにニードルアセンブリ専用の情報コンテンツ３８０を、概略的に示す。情報コンテンツ３８０は、テキスト情報、多数の画像、またはさらにはビデオストリームを含むことができる。情報コンテンツ３８０は、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００のコンテンツデータベース３２１においてもしくはそれによって、かつ／または外部コンテンツプロバイダ５００のコンテンツデータベース５２１によって、ホストおよび提供することができる。

コンテンツプロバイダ５００は、多数の加入者が任意の情報コンテンツを預けるかまたはアップロードすることができる、プラットフォームとして実装することができる。記憶スペースを節約するために、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００は、サードパーティコンテンツプロバイダ５００によって元々ホストされており通信ネットワーク１０を介して電子デバイス２００にアクセス可能なコンテンツ情報への、ＵＲＬまたはそれぞれのリンクを、単に提供するだけでもよい。

図７の例では、コンテンツ選択オファー３８５は、少なくとも２つの異なる方法で変換される可能性がある１つのキーワード３５３のみの認識に基づいている。図８の例では、言語コマンド３４０は、少なくとも２つの認識されたキーワード３７４、３５４を含む。キーワード３７４は、動作、すなわち「取付け」を示し、さらなるキーワード３５４は、対象、たとえば注射デバイス１００の「先端」を示している。図８のコンテンツ選択オファー３８５によって示すように、電子デバイス２００は、両方のキーワード３７４、３５４をそれぞれのキーワード群タイトル３７１、３５１に変換するように構成されている。

たとえば、「先端」というキーワード３５４は、キーワード群タイトル３５１「針」によって変換または置換される。「取付け」というさらなるキーワード３７４は、「組立て」というそれぞれのキーワード群タイトル３７１によって割り当てられまたは置換される。割り当てられまたは変換された２つのキーワードは、再結合され、第１の情報コンテンツ識別子３８１および第２の情報コンテンツ識別子３９１を提供する。図示しないが、キーワード３７４は、ユーザデバイス１００の分解に関連する、別のキーワードリストにも含まれる場合がある。その限りにおいて、情報コンテンツ識別子３８１は、針の組立てのプロセスを示す可能性があり、さらなる情報コンテンツ識別子３９１は、針の分解のプロセスを示す可能性がある。

第１および第２の情報コンテンツ識別子３８１、３９１はともに、以前に処理されたユーザリクエスト２６１の統計解析に応じて、一定の確率で生成および提供することができる。

図９において、ユーザ１に情報を提供する方法の１つの例のフローチャートを示し、ここで、その情報はユーザデバイス１００を示す。工程６００において、ユーザ１は、ユーザインターフェース２３０を介して、電子デバイス２００にユーザリクエスト２６１を入力する。ユーザリクエスト２６１を入力する多数の方法がある。ユーザ入力２６１を言語コマンド３４０として入力してもよい。代替的またはさらに、ユーザリクエスト２６１は、ディスプレイ２３１のタッチスクリーンとのハプティックインタラクションを介して入力してもよい。

続く工程６０２において、ユーザリクエスト２６１は前処理される。前処理は、電子デバイスサービスプロバイダ４００の協力を得て、かつ仮想アシスタントアプリケーション２７０の協力を得て、行うことができる。前処理工程６０２のために、システム５は、自然言語処理または自然言語認識を提供することができる。工程６０２における前処理は、機械解釈されたユーザリクエストを提供する。元のユーザリクエスト２６１が自然言語コマンド３４０として提供される場合、前処理されたユーザリクエスト２６２は、工程６０２においてテキスト文字列として提供されるかまたは返される。

続く工程６０４において、前処理されたユーザリクエスト２６２から、少なくとも１つまたは多数のキーワードが抽出される。その後、キーワード抽出に基づき、工程６０８において、コンテンツ選択が提供される。中間工程として、工程６０４で抽出されたキーワードがキーワード群タイトル３５１、３６１、３７１のいずれとも一致しない場合、本方法は工程６０６に進むことができる。この工程では、工程６０４の抽出または認識されたキーワードに、キーワード群タイトル３５１、３６１、３７１が割り当てられる。

次いで、続く工程６０８において、キーワード群タイトル３５１、３６１、３７１に基づいてコンテンツ選択が行われる。工程６０８においてコンテンツ選択が行われるように、多数の選択肢または可能性がありうる。工程６１０において情報コンテンツのユーザが制御する最終選択を提供するために、コンテンツ選択オファー３８５が、典型的にはユーザインターフェース２３０を介して、ユーザ１に提供される。続く工程６１２において、ユーザ１は、第１および第２の情報コンテンツ識別子３８１、３９１のうちの少なくとも一方を自由に選択することができる。この選択に基づいて、本方法は工程６１４に進むことができ、以前に選択された情報コンテンツ識別子３８１、３９１に従って、それぞれの情報コンテンツ３８０、３９０を提供することができる。

しかしながら、ユーザがそれぞれの選択を行わない場合、またはユーザが異なるタイプのコンテンツを要求する場合、本方法は工程６０８に戻ることもできる。そして、ユーザインターフェース２３０を介して、ユーザ１に異なるコンテンツ選択または異なるコンテンツ選択オファー３８５を提供することができる。工程６０８、６１０、および６１２のループは、ユーザ１が提供されたコンテンツ選択オファー３８５に満足するまで、多数回行うことができる。さらに、ある情報コンテンツの多数のレベルまたはカテゴリおよびサブカテゴリを提供してもよい。工程６０８、６１０、６１２を繰り返し実行することにより、工程６１４において最終的に好適なコンテンツ情報が選択され、ユーザ１に提供されるまで、より一層具体的な情報コンテンツの選択を提供することができる。最後に、選択された情報コンテンツをユーザ１に提供した後、本方法は工程６１６に進み、ユーザはユーザフィードバックを提供するよう求められる。

工程６１６のユーザフィードバックに基づいて、本方法および／または電子デバイス２００は、情報システム５を最適化するために、フィードバックおよび最適化ルーチンを実行するかまたは行うことができる。その限りにおいて、情報システム５に、自己学習アルゴリズム、またはディープラーニングルーチンとして構成された人工知能が備えられ、提供される。このようにして、ユーザとの各インタラクションを評価することができ、ユーザリクエストの将来の処理に使用することができる。

いくつかの例では、工程６００、６０２、６０４、６０６、６０８、６１０、または６１２のうちの少なくとも１つまたはいくつかが、ユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００のうちの少なくとも一方によって提供されるか、少なくとも支援される場合、有利である。このように、ユーザの大きなグループのユーザフィードバック、またはユーザデバイスサービスプロバイダ３００および電子デバイスサービスプロバイダ４００の利用は、情報システム５の精度および操作性を向上させるために使用することができる。さらに、ユーザデバイス１００に関するあらゆる情報の更新を、たとえば電子デバイス２００を介して、それぞれのコンテンツデータベース３２１、４２１、５２１にアクセスすることができる大多数のユーザが利用できるようにすることができる。

１ ユーザ
５ 情報システム
１０ 通信ネットワーク
１００ ユーザデバイス
１０１ ハウジング
１１０ プロセッサ
１２０ 記憶装置
１３０ 識別子
１４０ 通信インターフェース
２００ 電子デバイス
２１０ プロセッサ
２２０ 記憶装置
２２１ コンテンツデータベース
２３０ ユーザインターフェース
２３１ ディスプレイ
２３２ カメラ
２３４ スピーカ
２３６ マイクロフォン
２３８ ボタン
２４０ 通信インターフェース
２５０ オペレーティングシステム
２６０ ソフトウェアアプリケーション
２６１ ユーザリクエスト
２６２ 前処理されたユーザリクエスト
２６３ キーワード抽出部
２６４ 類義語変換部
２６５ コンテンツ選択部
２７０ 仮想アシスタントアプリケーション
３００ ユーザデバイスサービスプロバイダ
３１０ プロセッサ
３２０ 記憶装置
３２１ コンテンツデータベース
３４０ 言語コマンド
３４２ テキスト文字列
３５０ キーワード群
３５１ キーワード群タイトル
３５２ キーワードリスト
３５３ キーワード
３５４ キーワード
３６０ キーワード群
３６１ キーワード群タイトル
３６２ キーワードリスト
３７０ キーワード群
３７１ キーワード群タイトル
３７２ キーワードリスト
３７３ キーワード
３８０ 情報コンテンツ
３８１ 情報コンテンツ識別子
３８５ コンテンツセレクションオファー
３９０ 情報コンテンツ
３９１ 情報コンテンツ識別子
４００ 電子デバイスサービスプロバイダ
４１０ プロセッサ
４２０ 記憶装置
４２１ コンテンツデータベース
５００ コンテンツプロバイダ
５１０ プロセッサ
５２０ 記憶装置
５２１ コンテンツデータベース

Claims (18)

1. ユーザデバイス（１００）を示す情報をユーザに提供する電子デバイス（２００）であって：
   ユーザリクエスト（２６１）を処理するプロセッサ（２１０）と、
   ユーザ（１）と通信するユーザインターフェース（２３０）と、
   プロセッサ（２１０）に接続された電子記憶装置（２２０）と、
   を含み、
   ここで、プロセッサ（２１０）は：
   ユーザリクエスト（２６１）から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出し、
   少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択し、
   少なくとも１つの選択された情報コンテンツ（３８０、３９０）を、ユーザインターフェース（２３０）を介してユーザ（１）に提供する
   ように動作可能である、前記電子デバイス。
2. プロセッサ（２１０）は、ユーザリクエスト（２６１）の処理のために仮想アシスタントアプリケーション（２７０）を実行するように動作可能である、請求項１に記載の電子デバイス（２００）。
3. 通信インターフェース（２４０）をさらに含み、ここで、プロセッサ（２１０）は、通信インターフェース（２４０）を介してユーザデバイスサービスプロバイダ（３００）および電子デバイスサービスプロバイダ（４００）のうちの少なくとも一方にユーザリクエスト（２６１）を提出するように、かつ引換えに前処理されたユーザリクエスト（２６２）を受け取るように動作可能である、請求項１または２に記載の電子デバイス（２００）。
4. プロセッサ（２１０）は、ユーザリクエスト（２６１）および前処理されたユーザリクエスト（２６２）のうちの少なくとも一方からの少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）を、多数のキーワード（３５３、３５４、３７３）を含むキーワード群（３５０、３６０、３７０）に割り当てるように動作可能であり、プロセッサ（２１０）は、抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に割り当てられたキーワード群（３５０、３６０、３７０）に基づいて、少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択するように動作可能である、請求項１～３のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
5. プロセッサ（２１０）は、少なくとも第１の抽出されたキーワード（３５３、３５４）を第１のキーワード群（３５０）に割り当てるように、かつ少なくとも第２の抽出キーワード（３７４）を第２のキーワード群（３７０）に割り当てるように動作可能であり、プロセッサ（２１０）は、第１のキーワード群（３５０）および第２のキーワード群（３７０）に基づいて少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択するように動作可能である、請求項４に記載の電子デバイス（２００）。
6. プロセッサ（２１０）は、少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも第１の情報コンテンツ（３８０）および第２の情報コンテンツ（３９０）を事前選択するように、かつコンテンツ選択オファー（３８５）をユーザ（１）に提供するように動作可能であり、コンテンツ選択オファー（３８５）は、第１の情報コンテンツ識別子（３８１）および第２の情報コンテンツ識別子（３９１）を含む、請求項１～５のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
7. プロセッサ（２１０）は、ユーザ（１）がユーザインターフェース（２３０）を介してコンテンツ選択オファー（３８５）の第１の情報コンテンツ識別子（３８１）および第２の情報コンテンツ識別子（３９１）のうちの１つを選択することに応答して、第１の情報コンテンツ（３８０）および第２の情報コンテンツ（３９０）のうちの少なくとも１つを提供するように構成されている、請求項６に記載の電子デバイス（２００）。
8. ユーザインターフェース（２３０）は、ディスプレイ（２３１）、カメラ（２３２）、スピーカ（２３４）、マイクロフォン（２３６）、およびキーもしくはボタン（２３８）のうちの少なくとも１つ、またはこれらの組合せを含む、請求項１～７のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
9. プロセッサ（２１０）は、言語コマンド（３４０）を含むユーザリクエスト（２６１）を処理するように、かつ言語コマンド（３４０）から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出するように動作可能である、請求項１～８のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
10. プロセッサ（２１０）は、ユーザデバイス（１００）の識別子（１３０）を処理するように、かつ識別子（１３０）に基づいてユーザリクエスト（２６１）を処理するように動作可能である、請求項１～９のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
11. ユーザデバイス（１００）の識別子（１３０）の機械コード、電子コード、磁気コード、および視覚的コードのうちの少なくとも１つを識別するように動作可能なコードリーダをさらに含む、請求項１０に記載の電子デバイス（２００）。
12. 電子デバイス（２００）およびプロセッサ（２１０）のうちの少なくとも一方は、ユーザデバイス（１００）の識別子（１３０）をユーザリクエスト（２６１）に埋め込むように構成されている、請求項１０または１１に記載の電子デバイス（２００）。
13. 電子デバイスは、可搬型かつ／またはウェアラブルな電子デバイス（２００）である、請求項１～１２のいずれか１項に記載の電子デバイス（２００）。
14. ユーザデバイス（１００）を示す情報をユーザ（１）に提供する情報システムであって：
    プロセッサ（２１０）、電子記憶装置（２２０）、ユーザインターフェース（２３０）、および通信インターフェース（２４０）を含む電子デバイス（２００）であって、プロセッサ（２１０）は、ユーザインターフェース（２３０）を介して受け取られたユーザリクエスト（２６１）を処理するように動作可能である、電子デバイスと、
    ユーザインターフェース（２３０）から受け取られたユーザリクエスト（２６１）を前処理するように、かつ前処理されたユーザリクエスト（２６２）を電子デバイス（２００）に返すように構成されたユーザデバイスサービスプロバイダ（３００）および電子デバイスサービスプロバイダ（４００）のうちの少なくとも一方と、
    を含み、
    プロセッサ（２１０）、ユーザデバイスサービスプロバイダ（３００）、および電子デバイスサービスプロバイダ（４００）のうちの少なくとも１つは：
    ユーザリクエスト（２６１）および前処理されたユーザリクエスト（２６２）のうちの少なくとも一方から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出するように、
    少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択するように、かつ
    少なくとも１つの選択された情報コンテンツ（３８０、３９０）を、ユーザインターフェース（２３０）を介してユーザ（１）に提供するように動作可能である、前記情報システム。
15. コンテンツデータベース（３２１）は、ユーザデバイスサービスプロバイダ（３００）によってホストされ、該ユーザデバイスサービスプロバイダ（３００）は、ユーザリクエスト（２６１）に応答して、コンテンツデータベース（３２１）の少なくとも一部を電子デバイス（２００）に転送するよう構成されている、請求項１４に記載の情報システム。
16. 電子デバイスサービスプロバイダ（４００）は、言語コマンド（３４０）を含むユーザリクエスト（２６１）を前処理するように、かつ言語コマンド（３４０）に対応するテキスト文字列（３４２）を含む前処理されたユーザリクエスト（２６２）を提供するように動作可能である、請求項１４または１５に記載の情報システム。
17. ユーザデバイス（１００）を示す情報をユーザ（１）に提供する方法であって：
    電子デバイス（２００）によってユーザリクエスト（２６１）を受け取る工程と、
    ユーザリクエスト（２６１）の処理および／または前処理の工程と、
    ユーザリクエスト（２６１）または前処理されたユーザリクエスト（２６２）から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出する工程と、
    少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択する工程と、
    電子デバイス（２００）のユーザインターフェース（２３０）を介して、少なくとも１つの選択された情報コンテンツ（３８０、３９０）をユーザ（１）に提供する工程と、
    を含む、前記方法。
18. １つまたはそれ以上のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、１つまたはそれ以上のプログラムは、電子デバイス（２００）のプロセッサ（２１０）によって実行されたとき、デバイスに：
    ユーザリクエスト（２６１）を受け取らせ、
    ユーザリクエスト（２６１）を処理および／または前処理させ、
    ユーザリクエスト（２６１）または前処理されたユーザリクエスト（２６２）から少なくとも１つのキーワード（３５３、３５４、３７３）を抽出させ、
    少なくとも１つの抽出されたキーワード（３５３、３５４、３７３）に基づいて、コンテンツデータベース（２２１、３２１、４２１、５２１）から少なくとも１つの情報コンテンツ（３８０、３９０）を選択させ、
    電子デバイス（２００）のユーザインターフェース（２３０）を介して、少なくとも１つの選択された情報コンテンツ（３８０、３９０）をユーザ（１）に提供させる
    命令を含む、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体。

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