JP2023521211A - データ伝送方法および通信装置 - Google Patents

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Abstract

本願の実施形態が、データ伝送方法および通信装置を開示する。本方法は、第1コアネットワーク機能エンティティがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信する段階を含み、マルチストリーム伝送情報には、このサービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている。第1コアネットワーク機能エンティティは、マルチストリーム伝送情報に基づいて、第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を受信し、第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している。第1コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を出力する。本願の実施形態によれば、サービスに関する高速且つ低遅延の伝送要件を満たすことができる。これにより、ユーザ体験が向上する。

Description

本願は通信技術の分野に関し、具体的には、データ伝送方法および通信装置に関する。
通信技術の継続的な発展によって、高速且つ低遅延の伝送要件を必要とするサービスが多く存在している。例えば、クロスリアリティ(extended reality、略してXR)技術の継続的な進歩と改良によって、関連する産業が精力的な発展を遂げている。今日、クロスリアリティ技術は、教育、エンターテインメント、軍事、医療、環境保護、輸送、および公衆衛生といった人々の創作や生活に密接に関連した分野で広く用いられている。クロスリアリティとは、現実化関連の様々な技術の総称であり、具体的には、仮想現実(virtual reality、略してVR)、拡張現実(augmented reality、AR)、および複合現実(mixed reality、略してMR)を含むものである。一例として、XRサービスを用いる。通常、XRサービスの伝送では高速および低遅延が必要となる。したがって、既存のセルシステムで少数のユーザをサポートしていては、将来のネットワークにおけるシステムのユーザ容量要件を満たすことができない。さらに、無線通信システム、例えば、第5世代移動通信技術(5th generation mobile communication technology、略して5G)システムでは、無線チャネルの変動特性によってチャネル容量が変動する。その結果、XRサービスのパケット誤り率および遅延が増加し(パケット誤り率の増加によって再伝送数の増加が生じる)、フレームのフリーズ、アーチファクト、およびブラックボーダー(black border)といった一連の問題がXRサービスで発生する。これがユーザ体験に深刻な影響を与える。したがって、この種のサービスの伝送要件を満たしてユーザ体験も保証できるデータ伝送方法が、緊急に必要とされている。
本願の実施形態では、高速且つ低遅延のサービス伝送要件を満たしてユーザ体験を向上させるデータ伝送方法および通信装置を提供する。
第1態様によれば、本願の一実施形態がデータ伝送方法を提供する。本方法は以下のことを含んでよい。
第1コアネットワーク機能エンティティが、サービスのマルチストリーム伝送情報を受信し、マルチストリーム伝送情報には、このサービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されてよい。
第1コアネットワーク機能エンティティは、マルチストリーム伝送情報に基づいて、第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成してよい。第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している。
第1コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を別のデバイスに出力してよい。
データ分割によるマルチストリーム伝送をサービスに対して行う必要があるかどうかは、当該サービスのマルチストリーム伝送情報の受信に基づいて判定されてよい。したがって、分割データの数に対応するQoS設定情報を設定して出力できることで、異なる分割データが1つのQoS設定に対応するようになり、最終的にサービスデータ分割およびQoSベースの伝送が実現される。高速且つ低遅延を必要とするサービスに本方法を適用すると、サービスデータの重要な部分を優先して保証することができるようになるので、システムのユーザ容量が向上して、満足のいくユーザ体験が保証されるようになる。
実現可能な一実装例において、本方法はさらに、以下のことを含む。
第1コアネットワーク機能エンティティは関連情報を生成する。この関連情報には、第1分割データおよび第2分割データがサービスと関連していることが示されてよい。
第1コアネットワーク機能エンティティは、関連情報を別のデバイスに出力してよい。
関連情報を設定して出力することで、サービスと関連している分割データを別のデバイスが識別するための基礎を提供することができる。
実現可能な一実装例において、本方法はさらに、以下のことを含む。
第1コアネットワーク機能エンティティは第1受信指示情報を生成する。第1受信指示情報には、第1分割データおよび第2分割データを受信する順序が示されてよい。
第1コアネットワーク機能エンティティは、第1受信指示情報を別のデバイスに出力してよい。
分割データを受信する順序を示して出力することにより、異なる分割データを区別して受信することが実現され得る。例えば、重要性が高いデータを優先して受信できる。これにより、データ伝送効率が向上する。
実現可能な一実装例において、本方法はさらに、以下のことを含む。
第1コアネットワーク機能エンティティは第2受信指示情報を生成する。第2受信指示情報には、第1分割データおよび/または第2分割データを無視することが示されてよい。
第1コアネットワーク機能エンティティは、第2受信指示情報を別のデバイスに出力してよい。
分割データの1つまたは複数のストリームを受信する順序を無視するかどうかを示して出力することにより、異なる分割データを区別して受信することが実現され得る。例えば、重要性が低いデータの受信が無視されてよい。これにより、システム容量が増加し、リソース占有が減少し、さらにデータ伝送効率が向上する。
実現可能な一実装例において、第1分割データは視野FOV内のデータであり、第2分割データは視野FOV外のデータである。
視野内の分割データと視野外の分割データとを区別することにより、重要性が異なる分割データが取得されるので、重要性が高い分割データに対して高い伝送保証を提供できる。
実現可能な一実装例において、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
分割データの基層と拡張層とを区別することにより、重要性が異なる分割データが取得されるので、重要性が高い分割データに対して高い伝送保証を提供できる。
実現可能な一実装例において、第1分割データは、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、第2分割データは、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは360度背景ストリームデータであり、第2分割データは視野内の前景ストリームデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは音声データであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはアクションデータまたは制御情報データであり、第2分割データはピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは左目用のビデオデータであり、第2分割データは右目用のビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはレンダリングメタデータであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
重要性が低い分割データに対して、動的に変化するQoSパラメータ範囲が設定されてよく、これによりシステムは、現在のリソース状態に基づいて、重要性が低い分割データの伝送を柔軟に調整できるようになる。
第2態様によれば、本願の一実施形態がデータ伝送方法を提供する。本方法は以下のことを含んでよい。
第2コアネットワーク機能エンティティが、第1のサービス品質QoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得する。
第2コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データを処理し、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データを処理する。
第2コアネットワーク機能エンティティは、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力する。
実現可能な一実装例において、第2コアネットワーク機能エンティティが第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データを処理することは、具体的に以下のことを含んでよい。
第2コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドする。
第2コアネットワーク機能エンティティが第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データを処理することは、具体的に以下のことを含んでよい。
第2コアネットワーク機能エンティティは、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドする。
実現可能な一実装例において、第1分割データは視野FOV内のデータであり、第2分割データは視野FOV外のデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、第2分割データは、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは360度背景ストリームデータであり、第2分割データは視野内の前景ストリームデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは音声データであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはアクションデータまたは制御情報データであり、第2分割データはピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは左目用のビデオデータであり、第2分割データは右目用のビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはレンダリングメタデータであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
第3態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、処理モジュールと送受信機モジュールとを含んでよい。
送受信機モジュールは、サービスのマルチストリーム伝送情報を受信するように構成されており、マルチストリーム伝送情報には、このサービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されてよい。
処理モジュールは、マルチストリーム伝送情報に基づいて、第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成するように構成されており、第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している。
送受信機モジュールはさらに、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を出力するように構成されている。
実現可能な一実装例において、処理モジュールはさらに、関連情報を生成するように構成されており、この関連情報には、第1分割データおよび第2分割データがサービスと関連していることが示されている。
送受信機モジュールはさらに、関連情報を出力するように構成されている。
実現可能な一実装例において、処理モジュールはさらに、第1受信指示情報を生成するように構成されており、第1受信指示情報には、第1分割データおよび第2分割データを受信する順序が示されてよい。
送受信機モジュールはさらに、第1受信指示情報を出力するように構成されている。
実現可能な一実装例において、処理モジュールはさらに、第2受信指示情報を生成するように構成されており、第2受信指示情報には、第1分割データおよび/または第2分割データを無視することが示されてよい。
送受信機モジュールはさらに、第2受信指示情報を出力するように構成されている。
実現可能な一実装例において、第1分割データは視野FOV内のデータであり、第2分割データは視野FOV外のデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、第2分割データは、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは360度背景ストリームデータであり、第2分割データは視野内の前景ストリームデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは音声データであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはアクションデータまたは制御情報データであり、第2分割データはピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは左目用のビデオデータであり、第2分割データは右目用のビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはレンダリングメタデータであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
第4態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、処理モジュールと送受信機モジュールとを含んでよい。
送受信機モジュールは、第1のサービス品質QoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得するように構成されている。
処理モジュールは、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データを処理し、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データを処理するように構成されている。
送受信機モジュールはさらに、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力するように構成されている。
任意選択で、無線セルラネットワークにおけるダウンリンク伝送時に、通信装置は本願の第2態様で説明した第2コアネットワーク機能エンティティであってよい。通信装置は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を第1コアネットワーク機能エンティティから取得し、第1分割データおよび第2分割データをサーバから取得し、次いで、取得したQoS設定情報に基づいて分割データを処理してよい。無線セルラネットワークにおけるアップリンク伝送時に、通信装置は端末であってよい。通信装置は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を第1コアネットワーク機能エンティティから取得し、通信装置による送信が必要とされるデータを分割して第1分割データおよび第2分割データを取得し、次いで、取得したQoS設定情報に基づいて、分割データを処理してよい。
それに加えて、アップリンク伝送時に端末はさらに、異なる分割データに対応するQoS設定情報に基づいて、異なる分割データを異なる伝送モードで送信してよい。
実現可能な一実装例において、処理モジュールは具体的に、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドするように構成されている。
実現可能な一実装例において、第1分割データは視野FOV内のデータであり、第2分割データは視野FOV外のデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、第2分割データは、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは360度背景ストリームデータであり、第2分割データは視野内の前景ストリームデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは音声データであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはアクションデータまたは制御情報データであり、第2分割データはピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである。
実現可能な一実装例において、第1分割データは左目用のビデオデータであり、第2分割データは右目用のビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1分割データはレンダリングメタデータであり、第2分割データはビデオデータである。
実現可能な一実装例において、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
第5態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置はプロセッサを含んでよく、プロセッサはメモリに連結されており、メモリはプログラムまたは命令を格納するように構成されている。プログラムまたは命令がプロセッサにより実行されると、通信装置は、第1態様または第1態様の実装例のうちのいずれか1つによる方法を行うことが可能になる。
第6態様によれば、本願の一実施形態が装置を提供する。本願で提供される装置は、第1態様の方法における通信装置の挙動を実現する機能を有し、第1態様の方法で説明した各段階または各機能を行うように構成された対応する手段(means)を含む。これらの段階または機能は、ソフトウェア、ハードウェア(例えば、回路)、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて実現されてよい。
実現可能な一設計例において、本装置は1つまたは複数のプロセッサと通信ユニットとを含む。1つまたは複数のプロセッサは、第1態様の方法における通信装置の対応する機能を行う際に、本装置をサポートするように構成されている。任意選択で、本装置はさらに、1つまたは複数のメモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに連結されており、本装置に必要なプログラム命令および/またはデータを格納する。1つまたは複数のメモリは、プロセッサと統合されてもよく、プロセッサから分離されてもよい。これについては、本願において限定しない。
本装置は、コアネットワークにおける機能エンティティ、例えば、ネットワーク公開機能エンティティNEF、ポリシー・課金機能エンティティPCF、またはセッション管理機能エンティティSMFであってよい。通信ユニットは、送受信機であっても送受信機回路であってもよい。任意選択で、送受信機は代替的に、入力/出力回路であってもインタフェースであってもよい。
本装置は代替的に、通信チップであってよい。通信ユニットは、入力/出力回路であっても、通信チップのインタフェースであってもよい。
別の実現可能な設計例において、本装置は送受信機と、プロセッサと、メモリとを含む。プロセッサは送受信機または入力/出力回路を制御して信号を受信/送信するように構成されており、メモリはコンピュータプログラムを格納するように構成されており、プロセッサはメモリ内のコンピュータプログラムを実行するように構成されている。これにより本装置は、第1態様または第1態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つにおける、リモートユニットが完了させる方法を行うようになる。
第7態様によれば、本願の一実施形態が装置を提供する。本願で提供される装置は、第2態様の方法における通信装置の挙動を実現する機能を有し、第2態様の方法で説明した各段階または各機能を行うように構成された対応する手段(means)を含む。これらの段階または機能は、ソフトウェア、ハードウェア(例えば、回路)、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて実現されてよい。
実現可能な一設計例において、本装置は1つまたは複数のプロセッサと通信ユニットとを含む。1つまたは複数のプロセッサは、第2態様の方法における通信装置の対応する機能を行う際に、本装置をサポートするように構成されている。任意選択で、本装置はさらに、1つまたは複数のメモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに連結されており、本装置に必要なプログラム命令および/またはデータを格納する。1つまたは複数のメモリは、プロセッサと統合されてもよく、プロセッサから分離されてもよい。これについては、本願において限定しない。
本装置は、コアネットワークにおける機能エンティティ、例えば、ユーザプレーン機能エンティティUPFであってよく、通信ユニットは送受信機であっても送受信機回路であってもよい。任意選択で、送受信機は代替的に、入力/出力回路であってもインタフェースであってもよい。
本装置は代替的に、通信チップであってよい。通信ユニットは、入力/出力回路であっても、通信チップのインタフェースであってもよい。
別の実現可能な設計例において、本装置は送受信機と、プロセッサと、メモリとを含む。プロセッサは送受信機または入力/出力回路を制御して信号を受信/送信するように構成されており、メモリはコンピュータプログラムを格納するように構成されており、プロセッサはメモリ内のコンピュータプログラムを実行するように構成されている。これにより本装置は、第2態様または第2態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つにおける、リモートユニットが完了させる方法を行うようになる。
第8態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムまたは命令を格納し、コンピュータプログラムまたは命令が実行されると、コンピュータが、第1態様または第1態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つにおける方法の命令を行うことが可能になる。
第9態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムまたは命令を格納し、コンピュータプログラムまたは命令が実行されると、コンピュータが、第2態様または第2態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つにおける方法の命令を行うことが可能になる。
第10態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1態様または第1態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つによる方法を行うことが可能になる。
第11態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータで実行されると、コンピュータは、第2態様または第2態様の実現可能な実装例のうちのいずれか1つによる方法を行うことが可能になる。
第12態様によれば、システムが提供される。本システムは、上述した2つの通信装置、サーバ、アクセスネットワークデバイス、および端末を含む。
第13態様によれば、以下のことを含むデータ伝送方法が提供される。
送信デバイスがサービスデータを分割して、第1分割データおよび第2分割データを取得する。第1分割データは第1のサービス品質QoS設定情報に対応しており、第2分割データは第2のQoS設定情報に対応している。
送信デバイスは、第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信する。
実現可能な一実装例において、送信デバイスがサービスデータを分割して第1分割データおよび第2分割データを取得することは、以下のことを含む。
送信デバイスは、人の両目の視野FOV内にあるデータが位置している視野領域に基づいてサービスデータを分割し、第1分割データおよび第2分割データを取得する。
あるいは、送信デバイスは、スケーラブル高効率ビデオコーディングSHVCモードに基づいてサービスデータを分割し、第1分割データおよび第2分割データを取得する。
あるいは、送信デバイスは人の両目のFOV内にあるデータが位置している視野領域とSHVCモードとに基づいてサービスデータを分割し、第1分割データおよび第2分割データを取得する。
実現可能な一実装例において、サービスの分割データが無線セルラネットワークにおけるダウンリンクで伝送されて、送信デバイスがサービスのサーバであり、受信デバイスが第1端末である場合、本方法はさらに以下のことを含む。
サーバは、サービスのマルチストリーム伝送情報を第1コアネットワーク機能エンティティに送信する。
サービスのマルチストリーム伝送情報には、サービスのサービス識別情報、第1分割データのストリーム識別情報、第2分割データのストリーム識別情報、およびマルチストリーム伝送時のQoS要件情報が含まれている。
送信デバイスが第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信することは、以下のことを含む。
サーバは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得する第2コアネットワーク機能エンティティおよびアクセスネットワークデバイスを介して、第1分割データおよび第2分割データを第1端末に送信する。
実現可能な一実装例において、サービスの分割データが無線セルラネットワークにおけるアップリンクで伝送されて、送信デバイスが第1端末であり、受信デバイスがサービスのサーバである場合、本方法はさらに以下のことを含む。
第1端末は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得する。
送信デバイスが第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信することは、以下のことを含む。
第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づいて、第1端末は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得するアクセスネットワークデバイスおよび第2コアネットワーク機能エンティティを介して、第1分割データおよび第2分割データをサーバに送信する。
実現可能な一実装例において、送信デバイスがデバイス間D2D伝送要件を有しており、送信デバイスが第1端末であり、受信デバイスが第2端末である場合、本方法はさらに以下のことを含む。
送信デバイスは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得する。
送信デバイスが第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信することは、以下のことを含む。
第1端末は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づいて、第1分割データおよび第2分割データを第2端末に送信する。
実現可能な一実装例において、サービスの分割データが無線ローカルエリアネットワークで伝送されて、送信デバイスが第1端末であり、受信デバイスが第2端末である場合、本方法はさらに以下のことを含む。
第1端末は、サービスのマルチストリーム伝送情報を無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントに送信する。
サービスのマルチストリーム伝送情報には、サービスのサービス識別情報、第1分割データのストリーム識別情報、第2分割データのストリーム識別情報、およびマルチストリーム伝送時のQoS要件情報が含まれている。
第1端末は第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得し、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報は、無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントにより設定される。
送信デバイスが第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信することは、以下のことを含む。
第1端末は、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づき、無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントを介して、第1分割データおよび第2分割データを第2端末に送信する。
実現可能な一実装例において、サービスの分割データが無線ローカルエリアネットワークで伝送されて、送信デバイスがサービスのサーバであり、受信デバイスが第1端末および第2端末である場合、本方法はさらに以下のことを含む。
サーバは、サービスのマルチストリーム伝送情報を、キャリアネットワーク機能エンティティまたは無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントに送信する。
サービスのマルチストリーム伝送情報には、サービスのサービス識別情報、第1分割データのストリーム識別情報、第2分割データのストリーム識別情報、およびマルチストリーム伝送時のQoS要件情報が含まれている。
送信デバイスが第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信することは、以下のことを含む。
サーバは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得するキャリアネットワーク機能エンティティと、無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントとを介して、第1分割データおよび第2分割データを第1端末および第2端末に送信する。
実現可能な一実装例において、送信デバイスが中継伝送要件を有している場合、送信デバイスは中継装置を介して第1分割データおよび第2分割データを受信デバイスに送信する。
第14態様によれば、データ伝送システムが提供される。本システムは、サービスデータを分割して第1分割データおよび第2分割データを取得するように構成された送信デバイスと、サービスのマルチストリーム伝送情報を受信することであって、マルチストリーム伝送情報には、サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている、受信することと、マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成することであって、第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している、生成することと、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、および受信デバイスに送信することとを行うように構成された第1コアネットワーク機能エンティティと、第1のQoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得し、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データに対してバインド処理を行い、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データに対してバインド処理を行い、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力するように構成された第2コアネットワーク機能エンティティと、第2コアネットワーク機能エンティティにより出力された処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを受信し、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づいて第1分割データの第1伝送モードおよび第2分割データの第2伝送モードを決定し、第1伝送モードに基づいて第1分割データを受信デバイスに送信し、第2伝送モードに基づいて第2分割データを受信デバイスに送信するように構成されたアクセスネットワークデバイスと、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を受信し、アクセスネットワークデバイスにより第1伝送モードで送信された第1分割データおよび第2伝送モードで送信された第2分割データを受信し、受信したデータの復調およびデコードを行うように構成された受信デバイスとを含んでよい。
第15態様によれば、データ伝送システムが提供される。本システムは、サービスデータを分割して第1分割データおよび第2分割データを取得するように構成された送信デバイスと、サービスのマルチストリーム伝送情報を受信することであって、マルチストリーム伝送情報には、サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている、受信することと、マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成することであって、第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している、生成することと、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、および送信デバイスに送信することであって、送信デバイスはさらに、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を取得し、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データをバインドし、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データをバインドし、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づいて第1分割データの第1伝送モードおよび第2分割データの第2伝送モードを決定し、第1伝送モードで第1分割データをアクセスネットワークデバイスに送信し、第2伝送モードで第2分割データをアクセスネットワークデバイスに送信するように構成されている、送信することとを行うように構成された第1コアネットワーク機能エンティティと、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を受信し、送信デバイスにより第1伝送モードで送信された第1分割データおよび第2伝送モードで送信された第2分割データを受信し、第1分割データおよび第2分割データを第2コアネットワーク機能エンティティに送信するように構成されたアクセスネットワークデバイスと、アクセスネットワークデバイスにより送信された処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを受信し、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを受信デバイスに送信するように構成された第2コアネットワーク機能エンティティと、第2コアネットワーク機能エンティティにより送信された第1分割データおよび第2分割データを受信し、受信した分割データを別々にデコードするように構成された受信デバイスとを含む。
本願の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、本願の実施形態に用いられる添付図面を説明する。
本願の一実施形態による通信システムのアーキテクチャの概略図である。
本願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態による、ダウンリンク伝送時のデータ伝送方法の概略フローチャートである。 本願の一実施形態による、ダウンリンク伝送時のデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態による、アップリンク伝送時のデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態によるD2D伝送シナリオの概略図である。
本願の一実施形態による中継伝送シナリオの概略図である。
本願の一実施形態によるWi-Fi(登録商標)伝送シナリオの概略図である。
本願の一実施形態による別のWi-Fi伝送シナリオの概略図である。
本願の一実施形態による装置の概略構成図である。
本願の一実施形態による別の装置の概略構成図である。
以下では、本願の実施形態の添付図面を参照しながら、本願の実施形態について説明する。
本願の明細書、特許請求の範囲、および添付図面で言及される用語「including(含む)」、「including(含む)」、またはその任意の他の派生形は、非排他的包含を網羅することを目的としている。例えば、一連の段階またはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスが、列挙されている段階またはユニットに限定されることはなく、任意選択でさらに、列挙されていない段階またはユニットを含む、あるいは任意選択でさらに、プロセス、方法、製品、またはデバイスの別の固有の段階またはユニットを含む。
本願の実施形態で提供される方法は、通信システムに適用されてよい。通信システムは、限定しないが、ロングタームエボリューション(long term evolution、略してLTE)通信システム、新無線アクセス技術(new radio access technology、略してNR)通信システム、第4世代(4th generation、略して4G)通信システム、4.5G通信システム、5G通信システム、5.5G通信システム、6G通信システム、複数の通信システムを統合したシステム、または将来の進化した通信システムであってもよい。通信システムとしては、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、略してLTE)システム、新無線(new radio、略してNR)システム、ワイヤレスフィデリティ(wireless-fidelity、略してWi-Fi)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、略して3GPP(登録商標))に関連した通信システム、およびこの種類の別の通信システムが挙げられる。
図1は、本願の一実施形態による通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図1に示すように、このアーキテクチャは以下のデバイスを含んでよい。
サーバ10が、コンピューティングサービスまたはアプリケーションサービスを端末50に提供するように構成されてよい。サーバ10は、クラウドに設置されてもローカルに設置されてもよく、コアネットワークに有線で接続されても無線で接続されてもよい。サーバ10は、マルチストリーム伝送情報を第1コアネットワーク機能エンティティ20に送信して、サービスデータに対してマルチストリーム伝送を行うための要件が現時点で存在することをコアネットワークに通知してよい。ダウンリンク伝送時にはデータが分割され、アップリンク伝送時には分割されたデータが受信されてデコードされる。
第1コアネットワーク機能エンティティ20は、端末50のために登録、接続、およびセッション管理という3つの機能を完了させるように構成されてよい。数がマルチストリーム伝送に対応する数と同じであるサービス品質(quality of service、略してQoS)設定情報が、サービスのマルチストリーム伝送にQoS保証を提供するために、サーバ10または端末50のマルチストリーム伝送要件に基づいて生成されてよい。異なる通信技術型およびネットワークアーキテクチャに応じて、第1コアネットワーク機能エンティティ20に含まれる具体的なネットワークエレメントが適宜異なってよい。例えば、NRネットワークにおいて、第1コアネットワーク機能エンティティ20はネットワーク公開機能モジュール(network exposure function、略してNEF)を含んでよく、このモジュールは、サーバ10によるアクセスのためにN33インタフェースなどのマルチストリームQoSネットワークインタフェースを示して、サーバ10がマルチストリーム伝送情報を送信するのを容易にしてよい。第1コアネットワーク機能エンティティ20はさらに、セッション管理機能モジュール(session management function、略してSMF)を含んでよく、このモジュールは、マルチストリームで伝送される複数のQoS設定情報を、第2コアネットワーク機能エンティティ30、アクセスネットワークデバイス40、および端末50に送出してよい。それに加えて、SMFはさらに、マルチストリーム間の関連情報と、マルチストリームを受信するための受信指示情報とを送出してよい。別の例では、LTEネットワークにおいて、第1コアネットワーク機能エンティティ20は課金ポリシー管理機能モジュール(policy control function、略してPCF)およびSMFを含んでよい。PCFは、サーバ10によるアクセスのためにN5インタフェースなどのマルチストリームQoSネットワークインタフェースを示して、サーバ10がマルチストリーム伝送情報を送信するのを容易にしてよい。この機能はNRネットワークにおけるNEFの機能と同様であり、ここでは詳細について改めて説明しない。しかしながら、後続版の通信技術およびネットワークアーキテクチャにおいて、第1コアネットワーク機能エンティティ20は代替的に、上述した機能を実現する別のネットワークエレメントまたはモジュールであってよい。これについては、本願の実施形態において限定しない。
第2コアネットワーク機能エンティティ30は、特定のユーザプレーンデータ転送を行い、トラフィックに応じて呼詳細レコードを生成してよい。これは、データプレーンアンカーとしても機能する。マルチストリーム伝送時に、第1コアネットワーク機能エンティティにより生成されたQoS設定情報は、対応する分割データにバインドされてよい。LTEネットワークまたはNRネットワークにおいて、第2コアネットワーク機能エンティティ30はユーザプレーン機能モジュール(user plane function、略してUPF)であってよい。しかしながら、後続版の通信技術およびネットワークアーキテクチャにおいて、第2コアネットワーク機能エンティティ30は代替的に、上述した機能を実現する別のネットワークエレメントまたはモジュールであってよい。これについては、本願の実施形態において限定しない。
アクセスネットワークデバイス40は、端末50とデータを交換するために端末50に接続されてよい。マルチストリーム伝送時に、アクセスネットワークデバイス40は、分割データに対応するQoS設定情報に基づき、対応する変調・コーディング処理の分割データに対する実行、時間-周波数リソースの割り当て、および再伝送数の設定などを行うように構成されてよい。ダウンリンク方向では、サーバ10により送信されるマルチストリームデータが端末50に伝送される。アップリンク方向では、端末50により送信されるマルチストリームデータがサーバ10に伝送される。アクセスネットワークデバイス40は、LTEにおける進化型NodeB(NodeB、eNB、またはe-NodeBなど)であってもよく、NRにおける基地局(gNodeBまたはgNBなど)、または送受信ポイント(transmission receiving point/transmission reception point、略してTRP)などであってもよい。アクセスネットワークデバイス40の具体的な形態が、マクロ基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、スモールセル、中継局、または気球局などであってもよい。複数のアクセスネットワークデバイス40が同じ上記技術を用いてネットワークをサポートしてもよく、異なる上記技術を用いてネットワークをサポートしてもよい。アクセスネットワークデバイス40は、1つまたは複数の同一サイトTRPもしくは非同一サイトTRPを含んでよい。アクセスネットワークデバイス40は、端末50と直接的に通信してもよく、中継装置を介して端末と通信してもよい。
端末50は、無線送受信機の機能を有するデバイスである。マルチストリーム伝送時に、端末50は、ダウンリンク方向では、アクセスネットワークデバイスにより送信されたマルチストリームデータを受信し、マルチストリームデータを別々に復調してデコードしてよく、またアップリンク方向では、データを分割して、このデータをアクセスネットワークデバイスに送信してよい。端末デバイスは、陸上に設置されてもよく(屋内デバイス、屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、または車載デバイスを含む)、水上に(例えば、船に)設置されてもよく、空中に(例えば、飛行機、気球、または人工衛星に)設置されてもよい。端末50はユーザ機器(user equipment、略してUE)、ユーザ端末、端末デバイス、アクセス端末デバイス、車載端末、産業用制御端末、UEユニット、UE局、移動局、リモート局、リモート端末デバイス、モバイルデバイス、UE端末デバイス、モバイル端末、無線通信デバイス、UEエージェント、またはUE装置などとも呼ばれることがある。端末は、固定式または可動式などであってもよい。端末の具体的な形態が、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線送受信機の機能を備えたコンピュータ、産業用制御(industrial control)における無線端末、車載端末デバイス、無人運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(telemedicine)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、またはウェアラブル端末デバイスなどであってもよい。
あるいは、本願の端末はVR端末、AR端末、またはMR端末でもよい。VR端末、AR端末、MR端末は全て、XR端末と呼ばれることがある。XR端末は、例えば、ヘッドマウントデバイス(例えば、ヘルメットまたは眼鏡)であってもよく、オールインワンマシンであってもよく、テレビ、ディスプレイ、自動車、車載デバイス、タブレット、またはスマートスクリーンであってもよい。XR端末はXRデータをユーザに示すことができ、ユーザは、XR端末を装着するまたは用いることにより、多様なXRサービスを体験できる。XR端末は、無線方式または有線方式で、例えば、Wi-Fiまたは5Gシステムを介してネットワークにアクセスしてよい。
XR技術は、マルチビューおよび強い相互作用などの利点を有しており、全く新しい視覚体験をユーザに提供することができ、大きな応用価値およびビジネスの可能性を持っている。XRは、VR、AR、およびMRなどの技術を含み、エンターテインメント、ゲーム、ヘルスケア、広告、産業、オンライン教育、およびエンジニアリングといった多くの分野で広く用いられ得る。VR技術は主に、視聴覚シナリオをレンダリングして、現実世界における視聴覚の感覚刺激をできる限りユーザにシミュレートするためのものである。VR技術は通常、ユーザの視覚および/または聴覚をシミュレートするXR端末(例えば、ヘッドマウントデバイス)をユーザが装着する必要がある。VR技術はさらに、ユーザの行動追跡を行い、シミュレートした視覚コンテンツおよび/または聴覚コンテンツをタイムリーに更新できる。AR技術は主に、追加の視覚情報および/もしくは聴覚情報または手動で生成したコンテンツを、ユーザが認識した現実の環境に提供するためのものである。ユーザは現実の環境を直接的に(例えば、検知、処理、およびレンダリングを行わずに)認識しても、間接的に(例えば、センサなどを用いて転送を行い)認識してもよく、さらに拡張処理が行われる。MR技術は、いくつかの仮想要素を物理シナリオに挿入し、これらの要素を現実のシナリオの一部として追加することにより、ユーザに没入体験を提供するためのものである。ネットワークデバイスは、XRサービスで生成されたデータ(XRデータと呼ばれることがある)の処理および伝送ができる。例えば、クラウドにおけるネットワークデバイスが、XRソースデータのレンダリングおよびエンコード(例えば、ソースエンコード)を行い、コアネットワークおよび/またはアクセスネットワーク内にあるネットワークデバイスを介してXRデータをXR端末に伝送してよい。XR端末は、XRデータを処理することにより、多様なXR体験(例えば、没入体験、視覚体験、インタラクション体験、またはデバイス体験)をユーザに提供する。XR体験は、以下に挙げる側面のうちの1つまたは複数を含む複数の異なる側面から評価されてよい。例えば、画像の鮮明さ、画像の滑らかさ、画像の歪み、画像の立体感、画像のブラックボーダー、画像の汚れ、音質、音響効果、視野、フリーズ、アーチファクト、目まい、オーディオとビデオの同期、インタラクションの自由度、インタラクション操作の応答速度、インタラクション操作の正確さ、インタラクションコンテンツの読み込み速度、端末装着時の快適さ、端末装着による疲れ、端末のバッテリ寿命、端末の携帯性、または端末の視力障害適合性などの側面である。
サーバ10はN33インタフェースまたはN5インタフェースを通じて第1コアネットワーク機能エンティティ20に接続されてよく、第1コアネットワーク機能エンティティはN4インタフェースを通じて第2コアネットワーク機能エンティティに接続されてよく、第1コアネットワーク機能エンティティ20はさらにN2インタフェースを通じてアクセスネットワークデバイス40に接続されてよく、第1コアネットワーク機能エンティティ20はさらにN1インタフェースを通じて端末50に接続されてよい。サーバ10、第2コアネットワーク機能エンティティ30、アクセスネットワークデバイス40、および端末50を接続する2つの直線で、サービスデータに対してデータ分割を行うことにより取得されるマルチストリーム伝送を表しており、細い実線および太い実線で異なる分割データの伝送を区別している。後続の実施形態における添付図面の説明では、異なるデバイス同士を接続した2つの直線全てが、サービスデータに対してマルチストリーム伝送が行われていることを示している。
本願では、高速且つ低遅延の伝送要件を有する現在および将来のサービスに対して、データを分割して、対応するQoS設定情報を異なる分割データに設定する方法が伝送に用いられてよい。実際の適用要件に応じて、分割データの数を柔軟に変更してよい。簡潔且つ明確な説明のために、2つの分割データに分割する方式が本願の説明に主に用いられる。サービスデータを3つまたはそれより多くの分割データに分割する場合でも、処理方式は基本的に同じである。以下では、図2~図9を参照しながら、本願のデータ伝送方法および異なる適用可能シナリオを詳細に説明する。
図2は、本願の一実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。本方法は、以下の段階を含んでよい。
S201:第1コアネットワーク機能エンティティがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信する。マルチストリーム伝送情報には、このサービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている。
任意選択で、マルチストリーム伝送情報には、サービスを識別するためのサービス識別情報と、分割データを識別するための分割識別情報であって、例えば分割識別情報には、サービスデータを第1分割データおよび第2分割データに分割する場合、第1分割識別情報および第2分割識別情報が含まれる、分割識別情報と、マルチストリーム伝送時の遅延要件またはパケット損失率要件などのQoS要件を表すための、マルチストリーム伝送のQoS要件情報であって、QoS要件情報の数が分割識別情報の数に対応している、マルチストリーム伝送のQoS要件情報とが含まれてよい。例えば、第1分割識別情報は第1のQoS要件情報に対応しており、第2分割識別情報は第2のQoS要件情報に対応している。第1のQoS要件情報および第2のQoS要件情報は同じであってもよく、異なっていてもよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。
任意選択で、マルチストリーム伝送情報はさらに分割数情報を含んでよく、あるいは分割数情報が分割識別情報によって暗黙的に示されてもよい。
S202:第1コアネットワーク機能エンティティは、マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成する。第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している。
任意選択で、1つのQoS設定情報には、設定する必要があるQoSパラメータ型、例えば、遅延およびパケット損失率が含まれてもよく、さらにスループットなどのパラメータ型が含まれてもよい。それに加えて、QoS設定情報にはさらに、パラメータ型に対応するパラメータ値が含まれている。例えば、パケット損失率は20%である。データ伝送のパケット損失率が20%より小さいまたはそれと等しい場合、正常な伝送が行われる可能性がある。パケット損失率が20%より大きい場合、指定された再伝送数に基づいて再伝送を行う必要がある。
任意選択の分割方式において、第1分割データおよび第2分割データは、人の両目の視野(field of view、略してFOV)内にあるデータが位置している視野領域に基づいて、サービスデータを分割することにより取得されてよく、第1分割データは視野FOV内のデータであり、第2分割データは視野FOV外のデータである。FOV内のデータはFOV外のデータより重要である。FOV内のデータで基本的なサービス体験をユーザに提供でき、FOV外のデータでさらなるサービス体験を、FOV内のデータに基づいてユーザに提供できる。したがって、第1分割データは、できる限り伝送に成功する必要があるデータであり、第1分割データには、高いレベルのQoS設定情報が設定されてよい。例えば、少ない遅延、低いパケット損失率、および高いスループットなどのQoS設定が、第1分割データに設けられてよい。第2分割データの伝送要件が適切に引き下げられる。例えば、大きい遅延、高いパケット損失率、低いスループットなどのQoS設定が、第2分割データに設けられる。
別の任意選択の分割方式において、第1分割データおよび第2分割データは、スケーラブル高効率ビデオコーディング(scalable high efficiency video coding、略してSHVC)モードに基づいてサービスデータを分割することにより取得され、第1分割データは基層(base layer、略してBL)データであり、第2分割データは拡張層(enhancement layer、略してEL)データである。基層データは拡張層データより重要である。基層データで基本的なサービス体験をユーザに提供でき、拡張層データでさらなるサービス体験を、基層データに基づいてユーザに提供できる。したがって、QoS設定も、上述したQoS設定方式と同様の方式で異なる分割データに対して行われてよく、ここでは詳細について改めて説明しない。
任意選択の分割方式において、第1分割データは、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、第2分割データは、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである。
Iフレームはイントラコード化フレーム(キーフレームとも呼ばれる)であり、全ての情報を保持する独立したフレームである。Iフレームは、他の画像を参照することなく、単独でデコードされる。通常は、フレームシーケンスの最初のフレームがIフレームである。
Pフレームは、インター予測コード化フレームである。一般に、デコーディングは前のIフレームを参照することによってのみ行われてよく、前のIフレームは、現在のフレームと前のフレーム(前のフレームはIフレームであってもPフレームであってもよい)との差異を示している。デコードするときに、事前にキャッシュされたピクチャは、このフレームで定義された変化の上に重ねて最終的なピクチャを生成するのに用いられる必要がある。Iフレームと比較すると、Pフレームは通常、占有するデータビットが少ない。Pフレームは、前のP参照フレームおよびI参照フレームへの依存関係が複雑なため、伝送エラーの影響を受けやすい。
IフレームとPフレームとの関係と同様に、Iスライス/IタイルおよびPスライス/Pタイルについても、複数のスライス(slice)またはタイル(tile)がビデオフレームのエンコーディングプロセスで生成されてよく、同じフレームの各スライスまたは各タイルが別々にエンコードされ、またデコードされる。上述したように、IタイルまたはIスライスもタイル内またはスライス内に全ての情報を有しており、別の画像のタイルまたはスライスを参照することなく、単独でデコードされ得る。PタイルまたはPスライスは、対応する位置のスライスまたはタイルを参照することによってのみデコードされ得る。この場合、QoS設定も、上述したQoS設定方式と同様の方式で異なる分割データに対して行われてよい。
任意選択の分割方式において、第1分割データは360度背景ストリームデータであり、第2分割データは視野内の前景ストリームデータである。
360度背景ストリームデータは、ユーザがXR体験時にピクチャを適宜タイムリーに見ることができるようにするために全角度(360度)から送信される(比較的データ量が少ない)低解像度で低精細度のビデオデータである。視野内の前景ストリームデータは、ユーザが観察する視野内の高解像度で高精細度のビデオデータであり、これにより、ユーザの視覚体験をかなり向上させることができる。
任意選択の分割方式において、第1分割データは音声データであり、第2分割データはビデオデータである。
任意選択の分割方式において、第1分割データはアクションデータまたは制御情報データであり、第2分割データはピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである。
ここでは、異なる種類の第1分割データと異なる種類の第2分割データとが、実際の使用シナリオに応じてランダムに組み合わされてよい。ここでは、これについて限定しない。
任意選択の分割方式において、第1分割データは左目用のビデオデータであり、第2分割データは右目用のビデオデータである。
任意選択の分割方式において、第1分割データはレンダリングメタデータであり、第2分割データはビデオデータである。
レンダリングメタデータ(metadata)は、サーバにより端末側に送信されるかまたは端末側によりサーバに送信される且つ分散型レンダリングシナリオに用いられる(比較的データ量が少ない)データであり、(比較的データ量が多い)レンダリング済みのデータがレンダリングメタデータに基づいて、端末側/サーバにより生成される。
基層データおよび拡張層データの重要性に関する基本的な決定に加えて、上述した異なる分割データの重要性が、異なるシナリオでは異なり得ることに留意されたい。したがって、異なるレベルのQoS設定情報が、現シナリオのデータ伝送の重要性に基づいて、異なるデータストリームに設定されてよい。ここでは、これについて限定しない。
例えば、ユーザの視野内の前景ストリームデータを高い品質で伝送できるようにするために、高いレベルのQoS設定情報が前景ストリームデータに設定されてよい。ユーザがVRを用いている際に頭を回転させると引き起こされる目まいを抑制するために、高いレベルのQoS設定情報が360度背景ストリームデータにも設定されてよい。ここでは、これについて限定しない。
別の任意選択の分割方式において、サービスデータは、第1分割データ、第2分割データ、および第3分割データという3つの分割データに分割されてよい。例えば、3つの分割データは、人の目のFOV内のデータが位置する視野領域とSHVCモードとに基づいてサービスデータを分割することにより取得されてよく、第1分割データは視野内の基層データであり、第2分割データは視野内の拡張層データであり、第3分割データは視野外の基層データである。視野内の基層データの重要性が視野内の拡張層データの重要性より高く、視野内の拡張層データの重要性が視野外の基層データの重要性より高く、視野外の基層データの重要性が視野外の拡張層データの重要性より高い。したがって、伝送保証の優先順位も、データの重要性に基づいて決定されてよく、対応するQoS設定情報が異なる分割データに設定される。例えば、第1のQoS設定情報が第1分割データに設定され、第2のQoS設定情報が第2分割データに設定され、第3のQoS設定情報が第3分割データに設定される。分割データは次に、図1に示すデータ伝送経路に基づいて伝送される。このように、重要性が高いデータを正常に伝送することができ、重要性が低いデータも、システム容量内で、できる限り伝送することができる。
別の実現可能な実装例において、第1分割データはアクションデータ/制御情報などのデータであってよく、第2分割データは音声データであってよく、第3分割データはピクチャ/ビデオデータなどであってよい。
3つまたはそれより多くのストリームの伝送を実現するために、ビデオデータは、基層データおよび拡張層データにより形成されるマルチストリームにさらに分割されてもよく、Iフレーム/Iスライス/Iタイルデータおよび対応するPフレーム/Pスライス/Pタイルデータにより形成されるマルチストリームにさらに分割されてもよく、視野内の360度背景ストリームデータおよび前景ストリームデータにより形成されるマルチストリームにさらに分割されてもよい。したがって、QoSを分割データの各部分に設定する必要がある。
上述したいくつかの任意選択のデータ分割方式に加えて、任意の他のエンコーディング方式、またはデータに分割処理を行うことができるデータ分割方式が、本願のデータ伝送方法に適用可能である。これについては、本願において限定しない。
この分割伝送モードでは、データソース側(すなわち、送信デバイス)のストレージ圧力が大幅に減少し得る。例えば、XRサービスでは、サーバが複数の解像度形式(1080P、2K、および4Kなど)でビデオデータを事前に格納する必要があり、次にユーザが選択した解像度に基づいて異なる解像度のビデオデータを受信デバイス(すなわち、端末側)に伝送する。しかしながら、本願の本実施形態における分割伝送モードでは、送信デバイスは、高い解像度のビデオデータのみを格納し、高い解像度のビデオデータを分割して分割データの複数のストリームを取得し、差別化した方式で異なる分割データを伝送し、異なる分割データの全部または一部を受信デバイス側で受信して、複数の解像度と同様の体験効果を得ることができる。
任意選択で、分割データのストリームが2つあり、且つ第1分割データの重要性が第2分割データの重要性より高い一例が、用いられる。第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれてよく、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれてよい。
例えば、第1のQoS設定情報に設定されたパケット損失率のパラメータは10%であり、第2のQoS設定情報に設定されたパケット損失率範囲のパラメータ情報は20%~50%である。データ伝送時に、第1分割データのパケット損失率が10%より小さいまたはそれと等しい場合、第1分割データを正常に伝送することができ、第1分割データのパケット損失率が10%より大きい場合、第1分割データは再伝送される。また第2分割データのパケット損失率が20%より小さいまたはそれと等しい場合、第2分割データを正常に伝送することができ、第2分割データのパケット損失率が20%より大きい且つ50%より小さいまたはそれと等しい場合、第2分割データを続けて伝送することができる。伝送プロセスでは、リソースがシステム容量範囲に基づいて動的に調整される。リソースが安定している場合、より多くのリソースをシステムに割り当ててパケット損失率を減少させる。リソースが不十分な場合、現在の状態で伝送が行われる。パケット損失率が50%より高い場合、再伝送が行われるか、または伝送が中止されることさえある。
S203:第1コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を出力する。
本願の本実施形態では、データ分割によるマルチストリーム伝送をサービスに対して行う必要があるかどうかは、当該サービスのマルチストリーム伝送情報の受信に基づいて判定されてよい。したがって、分割データの数に対応するQoS設定情報を設定して出力できることで、異なる分割データが1つのQoS設定に対応するようになり、最終的にサービスデータ分割およびQoSベースの伝送が実現される。高速且つ低遅延を必要とするサービスに本方法を適用すると、サービスデータの重要な部分を優先して保証することができるようになるので、システムのユーザ容量が向上して、満足のいくユーザ体験が保証されるようになる。
段階S203の後に、第2コアネットワーク機能エンティティが、第1コアネットワーク機能エンティティにより出力された第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を受信して、データ伝送を完了させる。具体的な手順については、図3を参照されたい。図3は、本願の一実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。具体的には、以下の段階を含んでよい。
S301:第2コアネットワーク機能エンティティが、第1のQoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得する。
S302:第2コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データを処理し、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データを処理する。
任意選択で、第2コアネットワーク機能エンティティは、受信した分割データを識別するために、上述した分割識別情報を第1コアネットワークエンティティから取得し、NRシステムにおけるQoS識別子(5G QoS identifier、略して5QI)などのQoS識別情報によって、受信したQoS設定情報を識別し、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドしてよい。
S303:第2コアネットワーク機能エンティティは、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力する。
本願の本実施形態において、第2コアネットワーク機能エンティティは、分割データおよびQoS設定情報を受信し、分割データと対応するQoS設定情報との間のバインドを完了させる。これにより、異なる分割データを処理するための識別基準を後続のデバイスに提供して、異なる分割データを区別して伝送することが実現できる。これにより、システム容量およびユーザ体験が向上する。
図1の通信アーキテクチャに関連して、ダウンリンクデータ伝送の全手順については、図4Aおよび図4Bを参照されたい。図4Aおよび図4Bは、本願の一実施形態による、ダウンリンク伝送時のデータ伝送の概略フローチャートである。具体的には、以下の段階が含まれてよい。
S401:サーバがマルチストリーム伝送情報を第1コアネットワーク機能エンティティに送信する。
S402:第1コアネットワーク機能エンティティは、マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成する。
任意選択で、端末が、サーバのアプリケーション層と情報を交換することにより、マルチストリーム伝送要件を端末が有していることをサーバに通知してよく、次いでサーバは、マルチストリーム伝送情報を第1コアネットワーク機能エンティティに送信し、第1コアネットワーク機能エンティティに第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成させる。あるいは、端末は、マルチストリーム伝送要件を端末が有していることを第1コアネットワーク機能エンティティに通知して、QoS設定情報を生成させ且つ送出させてよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。
S403:第1コアネットワーク機能エンティティは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を、第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、および端末に送信する。
任意選択で、第1コアネットワーク機能エンティティはさらに関連情報を生成してよく、この関連情報には、第1分割データおよび第2分割データがサービスと関連していることが示されてよい。第1コアネットワーク機能エンティティは、関連情報を第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、および端末に出力してよい。このようにして、これらのデバイスは、どの分割データが同じサービスに属しているかを認識する。例えば、現時点でサーバが2つある。一方のサーバはXRサービス用のサーバであり、XRサービスの2つの分割データストリーム(aおよびb)を伝送する必要がある。もう一方のサーバはオーディオサービス用のサーバであり、オーディオサービスの2つの分割データストリーム(cおよびd)を伝送する必要がある。この場合、分割データ(aおよびb)は関連情報Xに基づいて関連付けられてよく、分割データ(cおよびd)は関連情報Yに基づいて関連付けられてよい。
任意選択で、関連情報はサービス識別情報であってもよく、新たに生成された識別情報であってもよい。これについては、本願において限定しない。
任意選択で、第1コアネットワーク機能エンティティはさらに第1受信指示情報を生成してよく、第1受信指示情報には、第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、または端末が第1分割データおよび第2分割データを受信する順序が示されている。第1コアネットワーク機能エンティティは第1受信指示情報を出力する。例えば、これらのデバイスは、第1分割データおよび第2分割データを同時に受信するよう指示されてもよく、第2分割データを受信する前に第1分割データを受信するよう指示されてもよく、第1分割データを受信する前に第2分割データを受信してもよい。
あるいは、第1コアネットワーク機能エンティティは第2受信指示情報を生成してよく、第2受信指示情報は、第2コアネットワーク機能エンティティ、アクセスネットワークデバイス、または端末に、第1分割データおよび/または第2分割データを無視するよう指示する。第1コアネットワーク機能エンティティは第2受信指示情報を出力する。
ここでの分割データのストリームを無視する操作は、まず分割データを受信して、次にこの分割データを破棄することであってもよく、分割データの受信を拒否することであってもよいことが理解されるであろう。
S404:サーバはサービスデータを分割して、第1分割データおよび第2分割データを取得する。
具体的なデータ分割方式については、図2に示す実施形態の説明を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
S405:サーバは、第1分割データおよび第2分割データを第2コアネットワーク機能エンティティに送信する。
S406:第2コアネットワーク機能エンティティは第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドする。
S407:第2コアネットワーク機能エンティティは、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データをアクセスネットワークデバイスに送信する。
S408:アクセスネットワークデバイスは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報に基づいて、処理済みの第1分割データの第1伝送モードおよび処理済みの第2分割データの第2伝送モードを決定する。
任意選択で、異なる分割データが別々に1つのQoS設定に対応しているため、アクセスネットワークデバイスは、異なる分割データを異なる伝送モードで伝送してよい。アクセスネットワークデバイスは、チャネル状態および異なるQoS設定情報に基づいて伝送モードを決定してよい。
異なる伝送モードでは、データ伝送時に用いられる変調コーディング方式(modulation and coding scheme、略してMCS)、割り当てられる時間-周波数リソース、および再伝送の設定数が異なってよい。
例えば、第1分割データがBLデータであり、第2分割データがELデータである場合、BLデータおよびELデータの異なるQoS設定情報に基づいて、異なる伝送保護ポリシーが行われてよい。言い換えれば、BLデータは、ビット誤り率が低く遅延要件が低い第1伝送モードで伝送されて、BLデータ伝送の成功が保証され、ELデータのビット誤り率および遅延要件が適切に緩和されて、ELデータができる限り伝送される。このようにして、異なる保護をベースにしたBLデータおよびELデータの伝送が実現される。さらに、例えば、ネットワークコーディング、重畳コーディング、およびマルチストリームジョイントマルチコネクション技術といったエアインタフェース拡張技術を用いて、分割データの異なるQoS設定情報に基づく伝送が行われて、エアインタフェース拡張伝送が実現されてよい。
S409:アクセスネットワークデバイスは、処理済みの第1分割データを第1伝送モードで端末に送信し、処理済みの第2分割データを第2伝送モードで端末に送信する。
S410:端末は、受信した2つの分割データストリームを別々に復調してデコードする。
端末は、QoS設定情報に基づいて、対応する分割データを別々に復調してデコードする。具体的には、アクセスネットワークデバイス側での変調コーディング処理に対して行われる復調デコーディング処理と、サーバ側でエンコーディングしたソースデータに対して行われるデコーディング処理、例えば、SHVCエンコーディングによって出力された複数の分割データに対して行われるSHVCデコーディング処理とが含まれてよい。
一例として、代表的なXRサービスが用いられる。本実施形態で用いられる通信システムのアーキテクチャについては、図1に示す通信システムのアーキテクチャを参照されたい。本アーキテクチャは、既存の5Gネットワークアーキテクチャと互換性があってよい。第1コアネットワークエンティティはNEF/PCFおよびSMFに対応しており、第2コアネットワーク機能エンティティはUPFに対応している。サーバは、マルチストリーム伝送を行う必要があることをNEF/PCFに通知し、XRサービスが2つの分割データストリーム(伝送用のBLストリームおよびELストリーム)に分割されていることをNEF/PCFに通知し、BLデータを伝送するためのQoS要件およびELデータを伝送するためのQoS要件をNEF/PCFに通知してよい。NEF/PCFは、BLデータに対応する第1のQoS設定情報と、ELデータに対応する第2のQoS設定情報とを生成し、SMFを介して第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報をUPF、アクセスネットワークデバイス、および端末に送信する。サーバは、伝送する必要があるビデオデータをXRサービスのために分割してBLデータおよびELデータを取得し、次いでBLデータおよびELデータをUPFに送信する。UPFは、BLデータを第1のQoS設定情報にバインドし、ELデータを第2のQoS設定情報にバインドし、次いでこれらの情報をアクセスネットワークデバイスに送信する。アクセスネットワークデバイスは、異なる分割データのQoS設定情報に基づいて、異なる伝送モードで変調およびコーディングを行い、異なる分割データを端末に送信する。端末は、異なる分割データに対して別々に復調およびデコードを行ってビデオフレームを取得し、このビデオフレームを表示するために表示画面に出力する。このようにして、XRサービスのマルチストリームマルチQoS伝送が完了する。BLデータは、遅延が少なくパケット損失率が低いQoS設定を用いて伝送されてよく、ELデータは、遅延が大きくパケット損失率が高いQoS設定を用いて伝送されてよく、その結果、BLデータの正常な伝送が保証され、ELデータができる限り伝送される。これにより、ユーザは最も基本的なXRサービス体験を得ることができ、チャネル変動または少ないシステム容量によって引き起こされるフレームのフリーズ、アーチファクト、およびブラックボーダーなどの一連の問題を回避できる。
ダウンリンク伝送に加えてアップリンク伝送も、上述したマルチストリーム伝送モードで行われてよい。例えば、アップリンクのビデオコレクションおよびバックホールのシナリオでは、本シナリオの代表的なサービスのネットワーク性能要件に基づいて、アップリンクのビデオコレクションおよびバックホールのシナリオも、高速且つ低遅延を特徴としている。無線チャネル変動の場合には、アップリンクのビデオコレクションおよびバックホールのシナリオにおけるビデオのユーザ体験も大幅に悪化する。したがって、マルチストリーム伝送モードも、伝送効率およびユーザ体験の向上に用いられてよい。具体的なアーキテクチャについては、図1に示すアーキテクチャを参照されたい。アップリンク伝送が行われるため、データ伝送方向は次のように、端末 - アクセスネットワークデバイス - 第2コアネットワーク機能エンティティ - サーバとなる。具体的な手順については、図5を参照されたい。図5は、本願の一実施形態による、アップリンク伝送時のデータ伝送方法の概略フローチャートである。段階S501~S503は段階S401~S403と同様であるため、ここでは詳細について改めて説明しない。段階S503の後に、本方法はさらに以下の段階を含む。
S504:端末がサービスデータを分割して、第1分割データおよび第2分割データを取得する。
S505:端末は、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドする。
S506:端末は、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データをアクセスネットワークデバイスに送信する。任意選択で、端末は、S408の(異なる分割データを異なる伝送モードで伝送する)アクセスネットワークデバイスと同様の送信方法を用いて、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データをアクセスネットワークデバイスに送信してよい。
S507:アクセスネットワークデバイスは、第2コアネットワーク機能エンティティを介して、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データをサーバに送信する。
アップリンク伝送時に、端末は、アプリケーション層情報を交換することにより、マルチストリーム伝送要件を端末が有していることをサーバに通知し、次いで、図4Aおよび図4Bに示す、サーバがマルチストリーム伝送情報を第1コアネットワーク機能エンティティに送信する方式で、QoS設定情報を生成させ且つ送出させてよいことが理解されるであろう。さらに、端末は代替的に、マルチストリーム伝送要件を端末が有していることを第1コアネットワーク機能エンティティに通知して、QoS設定情報を生成させ且つ送出させてよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。
さらに、本願の実施形態において、第1コアネットワーク機能エンティティおよび第2コアネットワーク機能エンティティは、異なる機能に基づいて分割される。実際のシナリオまたは将来のネットワークアーキテクチャにおいて、第1コアネットワーク機能エンティティおよび第2コアネットワーク機能エンティティは別々に配置されてもよく、一緒に組み合わされてもよい。これについては、本願の実施形態において限定しない。
図6は、本願の一実施形態によるデバイス間(device-to-device、略してD2D)伝送シナリオの概略図である。説明しやすくするために、図6に示すD2Dシナリオは、無線セルラネットワークに適用されている。図1に示すアーキテクチャを参照されたい。さらに、Wi-FiおよびBluetooth(登録商標)などのシナリオでは、端末もD2D伝送を行うことがある。
図6に示すシナリオでは、第1端末が、マルチストリーム伝送要件を第1端末が有していることを第1コアネットワーク機能エンティティに通知して、QoS設定情報を直接的に生成させ且つ送出させることにより、異なる分割データに対応するQoS情報を取得してよい。次に第1端末は、データを分割して第1分割データおよび第2分割データを取得し、取得した第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、取得した第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドしてよく、次いで第1端末は、段階S408の方式におけるサイドリンクエアインタフェースを通じて、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを送信してよい。
Wi-Fiシナリオでは、無線ローカルエリアネットワーク内にあるアクセスポイントが、マルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を第1端末のために設定してよい。
サードパーティのデバイスが存在しないシナリオでは、本システムは、異なるサービスのマルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を第1端末のために予め設定し、このQoS設定情報をローカルに格納するために第1端末に送信してよい。あるいは、第1端末は異なる種類のサービスのマルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を直接的に予め格納する。したがって、マルチストリーム伝送を行う必要がある場合、第1端末は、第1端末に予め格納されたQoS設定情報を直接的に呼び出すことができる。例えば、XRサービスを2つのストリームで伝送する場合には、第1端末は第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を予め格納し、オーディオサービスを2つのストリームで伝送する場合には、第1端末は第3のQoS設定情報および第4のQoS設定情報を予め格納する。このように、第1端末がXRサービスのD2D伝送を第2端末と行う必要がある場合、第1端末は第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を伝送のために直接的に呼び出すことができる。
図7は、本願の一実施形態による中継伝送シナリオの概略図である。図6と比較すると、図7のシナリオでは、第2端末がアクセスネットワークデバイスの信号カバレッジの外に位置しているため、第2端末はアクセスネットワークデバイスと直接的に通信できない。したがって、図6の第1端末は、図7の中継装置として用いられてよく、第2端末に中継伝送機能を提供する。当然ながら、中継装置は第1端末であってもよく、中継伝送機能を提供する別のデバイス、例えば、統合されたバックホール基地局などの小型基地局であってもよい。ダウンリンクにおいて、中継装置は、第1コアネットワーク機能エンティティにより送信された第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を受信し、アクセスネットワークデバイスにより送信された第1分割データおよび第2分割データを受信し、これらの情報およびデータを第2端末に送信してよい。アップリンクにおいて、中継装置は、第1コアネットワーク機能エンティティにより送信された第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報と、第2端末により送信された第1分割データおよび第2分割データとを受信し、これらのデータをアクセスネットワークデバイスに送信してよい。
図8は、本願の一実施形態によるWi-Fi伝送シナリオの概略図である。図8に対応する具体的な応用シナリオが、携帯電話、タブレット、またはコンピュータなどから、テレビ、スマートスクリーン、タブレット、またはコンピュータなどへの、無線ローカルエリアネットワーク内にあるルータまたはセットトップボックスなどのアクセスポイントを介した投影であってよい。
本シナリオでは、Wi-Fiアクセスポイントが、図1の第1コアネットワーク機能エンティティおよび第2コアネットワーク機能エンティティの機能を実現してよく、例えば、第1端末のマルチストリーム伝送情報を受信し、マルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を第1端末のために設定してよく、また関連情報および第1/第2受信指示情報を生成するといった、いくつかの他の機能を実現してよい。
それに加えて、データを伝送する場合、第1端末またはWi-Fiアクセスポイントはさらに、図4Bに示す段階S408においてアクセスネットワークデバイスがデータを送信する方式で、異なる分割データを伝送してよい。ここでは、詳細について説明しない。
データ伝送手順は次の通りである。第1端末は、マルチストリーム伝送情報をWi-Fiアクセスポイントに送信する。Wi-Fiアクセスポイントは、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成し、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を第1端末および第2端末に送信する。第1端末はサービスデータを分割して、第1分割データおよび第2分割データを取得する。第1端末は、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドし、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データをWi-Fiアクセスポイントに送信する。Wi-Fiアクセスポイントは、第1のQoS設定情報に基づいて、処理済みの第1分割データを第2端末に送信し、第2のQoS設定情報に基づいて、処理済みの第2分割データを第2端末に送信する。
Wi-Fiアクセスポイントはさらに、QoS設定情報と分割データとのバインド関係をチャネル状態に基づいて柔軟に調整してよいことが理解されるであろう。例えば、チャネル状態が良い場合、第2のQoS設定情報と重要性が低い第2分割データとの間のバインドが削除され、QoS保証が第2のQoS設定情報より高い第3のQoS設定情報が第2分割データのために再バインドされる。チャネル状態が悪い場合、第2のQoS設定情報と重要性が低い第2分割データとの間のバインドが削除され、QoS保証が第2のQoS設定情報より低い第3のQoS設定情報が第2分割データのために再バインドされるか、または第2分割データの伝送が直ちに中止される。当然ながら、QoS設定情報と分割データとの間のバインドを修正する方式も、重要性が高い第1分割データに適用可能である。ここでは、詳細について改めて説明しない。
上述した方法によれば、Wi-Fiシナリオにおけるマルチストリーム伝送を実現でき、投影効果が向上し、フレームのフリーズおよびアーチファクトなどの問題が回避される。これにより、満足のいくユーザ体験をもたらすことができる。
QoS設定情報をWi-Fiアクセスポイントから取得することに加えて、第1端末も、異なるサービスに基づいて、対応するQoS設定情報を予め格納してよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。
上述した投影使用シナリオに加えて、本願のデータ伝送方法はさらに、クラウド投影使用シナリオに適用されてよい。図9は、本願の一実施形態による別のWi-Fi伝送シナリオの概略図である。
キャリアネットワーク機能エンティティまたはWi-Fiアクセスポイントが、図1の第1コアネットワーク機能エンティティおよび第2コアネットワーク機能エンティティの機能を実現してよい。例えば、サーバがキャリアネットワーク機能エンティティまたはWi-Fiアクセスポイントにマルチストリーム伝送情報を送信してよく、キャリアネットワーク機能エンティティまたはWi-Fiアクセスポイントは、マルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報などを生成して送出する。
それに加えて、データを伝送する場合、Wi-Fiアクセスポイントはさらに、図4Bに示す段階S408においてアクセスネットワークデバイスがデータを送信する方式で、異なる分割データを伝送してよい。ここでは、詳細について説明しない。
マルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を生成する場合、キャリアネットワーク機能エンティティは、QoS設定情報をWi-Fiアクセスポイントに送信する。マルチストリーム伝送に対応するQoS設定情報を生成する場合、Wi-Fiアクセスポイントは、QoS設定情報をキャリアネットワーク機能エンティティに送信して、分割データが伝送プロセスにおいて適切なQoS保証を取得できるようにする。サーバがサービスデータを分割した後に、分割データはサーバからキャリアネットワーク機能エンティティおよびWi-Fiアクセスポイントを経て第1端末および第2端末に順に送信され、2つのデバイスのクラウド投影が完了する。
第1端末および第2端末はさらに、Wi-Fiアクセスポイントにチャネル状態をフィードバックしてよく、Wi-Fiアクセスポイントは、チャネル状態に基づいて、QoS設定情報と分割データとのバインド関係を柔軟に調整してよいことが理解されるであろう。分割データ伝送がさらに、第1端末と別のデバイスとの間のチャネル状態に基づいて柔軟に調整されてよい。例えば、第1端末とWi-Fiアクセスポイントとの間のチャネル状態が悪い場合、重要性が高い第1分割データのみを伝送してよい。第2端末とWi-Fiアクセスポイントとの間のチャネル状態が良い場合、第1分割データおよび第2分割データを伝送してよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。
本願の本実施形態における方法によれば、クラウド投影機能を異なる端末に提供して、異なる端末に同じピクチャを表示するという結果を実現できる。基本的な投影効果が、マルチストリーム伝送モードで保証できる。さらに、異なる端末のために分割データ伝送を柔軟に調整することができ、異なる端末で処理の区別が行われることにより、各端末は適切な投影効果を得るようになる。
上述した方法の実施形態で提供された方法に関連して、本願の実施形態がさらに、対応する装置を提供する。本装置は、上述した実施形態を行うように構成された対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせであってもよい。
図10は、装置の構造の概略図である。装置600は、第1コアネットワーク機能エンティティであってもよく、第2コアネットワーク機能エンティティであってもよく、上述した方法を実現する際に第1コアネットワーク機能エンティティをサポートするチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよく、上述した方法を実現する際に第2コアネットワーク機能エンティティをサポートするチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよい。本装置は、上述した方法の実施形態で説明した方法を実現するように構成されてよい。詳細については、上述した方法の実施形態の説明を参照されたい。
装置600は、1つまたは複数のプロセッサ601を含んでよい。プロセッサ601は、処理ユニットとも呼ばれることがあり、特定の制御機能を実装してよい。プロセッサ601は、汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサなどであってよい。例えば、プロセッサ601は、ベースバンドプロセッサであっても、中央演算処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成されてよい。中央演算処理装置は、通信装置(例えば、NEF、PCF、SMF、UPF、基地局、ベースバンドチップ、端末、端末チップ、DU、またはCU)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されてよい。
任意選択の一設計例において、プロセッサ601も、命令および/またはデータ603を格納してよい。命令および/またはデータ603はプロセッサにより実行されて、上述した方法の実施形態で説明した方法を装置600が行うことを可能にしてよい。
別の任意選択の設計例において、プロセッサ601は、受信機能および送信機能を実装するように構成された送受信機ユニットを含んでよい。例えば、送受信機ユニットは、送受信機回路、インタフェース、またはインタフェース回路であってもよい。受信機能および送信機能を実装するように構成された送受信機回路、インタフェース、またはインタフェース回路は、分離されてもよく、一緒に統合されてもよい。送受信機回路、インタフェース、またはインタフェース回路は、コード/データの読み出しおよび書き込みを行うように構成されてよい。あるいは、送受信機回路、インタフェース、またはインタフェース回路は、信号を伝送するまたは転送するように構成されてよい。
さらに別の実現可能な設計例において、装置600は回路を含んでよい。回路は、上述した方法の実施形態における送信機能、受信機能、または通信機能を実装してよい。
任意選択で、装置600は1つまたは複数のメモリ602を含んでよい。メモリは命令604を格納しており、命令はプロセッサで実行されて、上述した方法の実施形態で説明した方法を装置600が行うことを可能にしてよい。任意選択で、メモリはさらにデータを格納してよい。任意選択で、プロセッサも命令および/またはデータを格納してよい。プロセッサおよびメモリは、別々に配置されてもよく、一緒に統合されてもよい。例えば、上述した方法の実施形態で説明した対応関係は、メモリに格納されても、プロセッサに格納されてもよい。
任意選択で、装置600はさらに、送受信機605および/またはアンテナ606を含んでよい。プロセッサ601は、処理ユニットと呼ばれることがあり、装置600を制御する。送受信機605は、送受信機ユニット、送受信機マシン、送受信機回路、送受信機装置、または送受信機モジュールなどと呼ばれることがあり、送受信機の機能を実装するように構成されている。
任意選択で、本願の本実施形態における装置600は、本願の実施形態の図2、図3、図4Aおよび図4B、または図5で説明した方法を行うように構成されてもよく、あるいは上述した2つまたはそれより多くの図で説明した方法が組み合わされた方法を行うように構成されてもよい。
本願のプロセッサおよび送受信機は、集積回路(integrated circuit、略してIC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、ミックスドシグナルIC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略してASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、略してPCB)、または電子デバイスなどに実装されてよい。プロセッサおよび送受信機は、様々なICプロセス技術、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、略してCMOS)、n型金属酸化物半導体(n-type metal oxide semiconductor、略してNMOS)、p型金属酸化物半導体(p-type metal oxide semiconductor、略してPMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(Bipolar Junction Transistor、略してBJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、およびガリウムヒ素(GaAs)を用いて製造されてもよい。
上述した実施形態で説明した装置は、第1コアネットワーク機能エンティティであっても、第2コアネットワーク機能エンティティであってもよい。しかしながら、本願で説明した装置の範囲はこれに限定されることはなく、本装置の構造が図6によって限定されなくてもよい。本装置は、独立したデバイスであってもよく、より大型のデバイスの一部であってもよい。例えば、本装置は以下のものであってよい。すなわち、(1)独立した集積回路IC、チップ、またはチップシステムもしくはサブシステム、(2)1つまたは複数のICのセットであって、任意選択で、このICセットはデータおよび/または命令を格納するように構成されたストレージコンポーネントも含んでよい、(3)ASIC、例えばモデム(MSM)、(4)別のデバイスに埋め込むことができるモジュール、(5)コアネットワークデバイス、受信機、端末、インテリジェント端末、携帯電話、無線デバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車両用デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイス、マシンデバイス、家庭用デバイス、医療機器、および産業用デバイスなど、または(6)別のデバイスなどである。
図11に示すように、本願の別の実施形態が装置800を提供する。本装置は、第1コアネットワーク機能エンティティであってもよく、第1コアネットワーク機能エンティティのコンポーネント(例えば、集積回路またはチップ)であってもよい。あるいは、本装置は、第2コアネットワーク機能エンティティであってもよく、第2コアネットワーク機能エンティティのコンポーネント(例えば、集積回路またはチップ)であってもよい。あるいは、本装置は、本願の方法の実施形態における方法を実現するように構成された別の通信モジュールであってもよい。装置800は、処理モジュール802(または処理ユニットと呼ばれる)を含んでよい。任意選択で、装置800はさらに、送受信機モジュール801(または送受信機ユニットと呼ばれる)と、ストレージモジュール803(またはストレージユニットと呼ばれる)とを含んでよい。
実現可能な一設計例において、図11の1つまたは複数のモジュールが、1つまたは複数のプロセッサで実現されてもよく、1つまたは複数のプロセッサおよびメモリで実現されてもよく、1つまたは複数のプロセッサおよび送受信機で実現されてもよく、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、および送受信機で実現されてもよい。これについては、本願の本実施形態において限定しない。プロセッサ、メモリ、および送受信機は別々に配置されてもよく、統合されてもよい。
本装置は、本願の実施形態で説明した第1コアネットワーク機能エンティティを実現する機能を有している。例えば、本装置は、第1コアネットワーク機能エンティティに関連し且つ本願の実施形態で説明した各段階を第1コアネットワーク機能エンティティが行うのに用いられる対応するモジュール、ユニット、または手段(means)を含む。機能、ユニット、または手段(means)は、ソフトウェアまたはハードウェアで実現されてもよく、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実現されてもよく、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。詳細については、上述した対応する方法の実施形態における対応する説明を参照されたい。あるいは、本装置は、本願の実施形態で説明した第2コアネットワーク機能エンティティを実現する機能を有している。例えば、本装置は、第2コアネットワーク機能エンティティに関連し且つ本願の実施形態で説明した各段階を第2コアネットワーク機能エンティティが行うのに用いられる対応するモジュール、ユニット、または手段(means)を含む。機能、ユニット、または手段(means)は、ソフトウェアまたはハードウェアで実現されてもよく、対応するソフトウェアを実行するハードウェアで実現されてもよく、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。詳細については、上述した対応する方法の実施形態における対応する説明を参照されたい。
任意選択で、本願の本実施形態における装置800に含まれるモジュールは、本願の実施形態の図2、図3、図4Aおよび図4B、または図5で説明した方法を行うように構成されてもよく、あるいは上述した2つまたはそれより多くの図で説明した方法が組み合わされた方法を行うように構成されてもよい。
実現可能な一設計例において、装置800は、送受信機モジュール801と、処理モジュール802と、ストレージモジュール803とを含んでよい。ストレージモジュール803は、データを格納するように、また処理モジュール802により実行されるプログラムコードを格納するように構成されている。
送受信機モジュール801は、サービスのマルチストリーム伝送情報を受信するように構成されており、マルチストリーム伝送情報には、このサービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている。
処理モジュール802は、マルチストリーム伝送情報に基づいて、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成するように構成されており、第1のQoS設定情報は第1分割データに対応しており、第2のQoS設定情報は第2分割データに対応している。
送受信機モジュール801はさらに、第1のQoS設定情報および第2のQoS設定情報を出力するように構成されている。
任意選択で、処理モジュール802はさらに、関連情報を生成するように構成されており、この関連情報には、第1分割データおよび第2分割データがサービスと関連していることが示されている。
送受信機モジュール801はさらに、関連情報を出力するように構成されている。
任意選択で、処理モジュール802はさらに、第1受信指示情報を生成するように構成されており、第1受信指示情報には、第1分割データおよび第2分割データを受信する順序が示されている。
送受信機モジュール801はさらに、第1受信指示情報を出力するように構成されている。
任意選択で、処理モジュール802はさらに、第2受信指示情報を生成するように構成されており、第2受信指示情報には、第1分割データおよび/または第2分割データを無視することが示されている。
送受信機モジュール801はさらに、第2受信指示情報を出力するように構成されている。
任意選択で、第1分割データはFOV内のデータであり、第2分割データはFOV外のデータである。
任意選択で、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
任意選択で、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
本願の本実施形態で提供された装置800および技術的解決手段に関連した、概念、解説、詳細な説明、および他の段階については、上述した方法または別の実施形態における、第1コアネットワーク機能エンティティに関連した内容に関する説明を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
別の実現可能な設計例において、ストレージモジュール803は、データを格納するように、また処理モジュール802により実行されるプログラムコードを格納するように構成されている。
送受信機モジュール801は、第1のQoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得するように構成されている。
処理モジュール802は、第1のQoS設定情報に基づいて第1分割データを処理し、第2のQoS設定情報に基づいて第2分割データを処理するように構成されている。
送受信機モジュール801はさらに、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力するように構成されている。
任意選択で、処理モジュール802は具体的に、第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を第1分割データにバインドし、第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を第2分割データにバインドするように構成されている。
任意選択で、第1分割データはFOV内のデータであり、第2分割データはFOV外のデータである。
任意選択で、第1分割データは基層データであり、第2分割データは拡張層データである。
任意選択で、第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている。
本願の本実施形態で提供された装置および技術的解決手段に関連した、概念、解説、詳細な説明、および他の段階については、上述した方法または別の実施形態における、第2コアネットワーク機能エンティティに関連した内容に関する説明を参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
いくつかのシナリオでは、本願の実施形態における一部の任意選択の特徴が、別の特徴、例えば現時点で任意選択の特徴が基にする解決手段に依存することなく、別々に実現されて、対応する技術的問題を解決し、対応する効果を達成し得ることが理解されるであろう。あるいは、いくつかのシナリオにおいて、任意選択の特徴は、要件に基づいて他の特徴と組み合わされる。これに応じて、本願の実施形態で提供される装置も、これらの特徴または機能を適宜実現してよい。ここでは、詳細について説明しない。
当業者であれば、本願の実施形態に列挙されている様々な例示的論理ブロック(illustrative logical block)および段階(step)が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその組み合わせを用いて実現され得ることをさらに理解するであろう。これらの機能が、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれを用いて実現されるのかは、特定の用途およびシステム全体の設計要件によって決まる。当業者であれば、様々な方法を用いて、対応するアプリケーションの機能を実現する可能性があるが、その実装例が本願の実施形態の範囲を超えるとみなされるべきではない。
本願の実施形態におけるプロセッサは集積回路チップであってよく、また信号処理能力を有していることが理解されるであろう。実装プロセスにおいて、上述した方法の実施形態の各段階が、プロセッサのハードウェア統合論理回路を用いることによって、またはソフトウェア形態の命令を用いることによって実現されてよい。上述したプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、略してDSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略してASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、略してFPGA)もしくは別のプログラム可能型論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタによる論理デバイス、または個別のハードウェアコンポーネントであってもよい。
本願で説明した解決手段は、様々な方式で実現されてよい。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせで実現されてよい。ハードウェア実装の場合、これらの技術を通信装置(例えば、基地局、端末、ネットワークエンティティ、またはチップ)で行うように構成された処理ユニットが、1つまたは複数の汎用プロセッサ、DSP、デジタル信号プロセッサ、ASIC、プログラム可能型論理デバイス、FPGAもしくは別のプログラム可能型論理装置、個別のゲートもしくはトランジスタによる論理デバイス、個別のハードウェアコンポーネント、またはその任意の組み合わせで実現されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよい。任意選択で、汎用プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサは、例えば、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアを備えた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他の同様な構成といった、コンピューティング装置の組み合わせでも実現されてよい。
本願の本実施形態におけるメモリは一時的メモリであっても非一時的メモリであってもよく、一時的メモリおよび非一時的メモリを含んでもよいことが理解されるであろう。非一時的メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、略してROM)、プログラム可能型読み出し専用メモリ(programmable ROM、略してPROM)、消去可能プログラム可能型読み出し専用メモリ(erasable PROM、略してEPROM)、電気的消去可能プログラム可能型読み出し専用メモリ(electrically EPROM、略してEEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。一時的メモリは、外部キャッシュとして用いられるランダムアクセスメモリ(random access memory、略してRAM)であってよい。例えば、限定的な説明のためではないが、多くの形式のRAMが用いられてよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、略してSRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、略してDRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、略してSDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、略してDDR SDRAM)、エンハンスドシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、略してESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、略してSLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、略してDR RAM)である。本明細書において説明したシステムおよび方法のメモリには、限定しないが、これらのメモリおよび別の適切な種類の任意のメモリが含まれることに留意されたい。
本願はさらに、コンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータプログラムがコンピュータにより実行されると、上述した方法の実施形態のうちのいずれか1つの諸機能が実現される。
本願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータにより実行されると、上述した方法の実施形態のうちのいずれか1つの諸機能が実現される。
上述した実施形態の全部または一部が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはその任意の組み合わせを用いて実現されてよい。ソフトウェアを用いてこれらの実施形態を実現する場合、実施形態の全部または一部がコンピュータプログラム製品の形態で実現されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータに読み込まれ、そこで実行されると、本願の実施形態による手順または諸機能が全てまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能型装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、または、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))方式または無線(例えば、赤外線、電波、またはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体であっても、1つまたは複数の使用可能な媒体を含むデータストレージデバイス、例えば、サーバまたはデータセンタであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピディスク、ハードディスクドライブ、または磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD))などであってよい。
明細書全体で言及される「一実施形態」とは、その実施形態に関連した特定の特徴、構造、または特性が本願の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味することが理解されるであろう。したがって、明細書全体における各実施形態は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、任意の適切な方式を用いることにより、これらの特定の特徴、構造、または特性を組み合わせて、1つまたは複数の実施形態にしてもよい。上述したプロセスの連続番号は、本願の様々な実施形態において実行順序を意味するものではないことが理解されるであろう。プロセスの実行順序は、そのプロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実装プロセスに対する何らかの限定と解釈されるべきではない。
本願において、「when(~のとき)」および「if(~の場合)」は、対応する処理を装置が客観的状況で行うことを意味しており、時間に対する限定となるわけではなく、この装置が実行時に判断機能を有することを必要としているわけではなく、また何らかの他の限定を意味するものではないことが理解されるであろう。
本願における「simultaneously(同時に)」とは、同じ時点であると理解されてもよく、ある期間内であると理解されてもよく、同じ周期性内にあると理解されてもよい。
当業者であれば、本願における第1、第2、および様々な参照数字は、説明しやすくするだけの目的で、区別するためのものであり、本願の実施形態の範囲を限定するのに用いられているわけではないことを理解するであろう。本願における特定の数字の値(インデックスとも呼ばれることがある)、特定の数量の値、および位置は一例として用いられているだけであり、一意の表現形態ではなく、本願の実施形態の範囲を限定するのに用いられているわけではない。本願における第1、第2、および様々な参照数字も、説明しやすくするだけの目的で、区別するためのものであり、本願の実施形態の範囲を限定するのに用いられているわけではない。
本願では、特に指定しない限り、単数形で表された要素で「1つまたは複数」を表すことが意図されており、「1つだけ」を表すことが意図されているわけではない。本願では、特に指定しない限り、「少なくとも1つ」で「1つまたは複数」を表すことが意図されており、また「複数の~」で「2つまたはそれより多い」を表すことが意図されている。
さらに、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書では同じ意味で用いられてよい。本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象を記載するための対応関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表している。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、およびBのみが存在するという場合を表し得る。Aは単数でも複数でもよく、Bは単数でも複数でもよい。記号「/」は一般に、関連する対象間の「or(または)」の関係を示している。
本明細書における「~のうちの少なくとも1つ」という用語は、列挙されている項目の全てまたは任意の組み合わせを示している。例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」は以下の6つの場合を示し得る。すなわち、Aのみが存在する、Bのみが存在する、Cのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、BおよびCの両方が存在する、ならびにA,B、およびCが存在する。Aは単数でも複数でもよく、Bは単数でも複数でもよく、Cは単数でも複数でもよい。
本願の実施形態において、「Aに対応するB」とは、BがAと関連していることを示しており、BはAに基づいて決定され得ることが理解されるであろう。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAだけに基づいて決定されることを意味するわけではないことをさらに理解されたい。Bは代替的に、Aおよび/または他の情報に基づいて決定され得る。
本願の表に示す対応関係は設定されてもよく、予め定められてもよい。表に含まれる情報の値は例でしかなく、他の値が設定されてもよい。これについては、本願において限定しない。情報と各パラメータとの対応関係を設定する場合、表に示す全ての対応関係を設定する必要はない。例えば、本願の表において、いくつかの行に示す対応関係が代替的に設定されなくてもよい。別の例では、分割および結合などの適切な変形および調整が、上述した表に基づいて行われ得る。上述した表の表題に示すパラメータの名前は代替的に、通信装置が理解できる他の名前であってもよく、パラメータの値または表現方式は代替的に、通信装置が理解できる他の値または表現方式であってもよい。上述した表を実装する際に、配列、キュー、コンテナ、スタック、線形テーブル、ポインタ、連結リスト、ツリー、グラフ、ストラクチャ、クラス、パイル、またはハッシュテーブルといった別のデータ構造体を代替的に用いてもよい。
本願における「予め定める」とは、「定める」、「予め定める」、「格納する」、「予め格納する」、「予めネゴシエートする」、「予め設定する」、「確固たるものにする」、または「予め書き込む」として理解されてよい。
当業者であれば、本明細書で開示した実施形態を参照して説明した例におけるユニットおよびアルゴリズム段階が、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現され得ることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアまたはソフトウェアのいずれで行われるのかは、技術的解決手段の特定の用途および設計上の制約条件によって決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、説明された機能を特定の用途ごとに実現する可能性があるが、その実装例が本願の範囲を超えるとみなされるべきではない。
当業者であれば、簡便且つ簡潔な説明のために、上述したシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上述した方法の実施形態における対応するプロセスを参照すべきことを理解するであろう。ここでは、詳細について改めて説明しない。
本願で説明したシステム、装置、および方法は、代替的に別の方式で実現されてよいことが理解されるであろう。例えば、説明した装置の実施形態は単なる一例に過ぎない。例えば、複数のユニットへの分割は、論理的な機能分割であるだけに過ぎず、実際の実装では他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせるかまたは統合して別のシステムにしてもよく、一部の特徴が無視されても行われなくてもよい。さらに、示されたまたは説明された相互連結もしくは直接的連結または通信接続は、いくつかのインタフェースを用いて実現されてよい。装置間またはユニット間の間接的連結または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実現されてよい。
別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれていてもいなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、同じ位置に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。これらのユニットの一部または全部は、実施形態の解決手段の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてよい。
さらに、本願の実施形態における各機能ユニットが1つの処理ユニットに統合されてもよく、これらのユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、2つまたはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。
これらの機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売されるかまたは使用される場合、これらの機能はコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。こうした理解に基づいて、本願の技術的解決手段は本質的に、または従来技術に寄与する部分が、またはこれらの技術的解決手段のうちの一部が、ソフトウェア製品の形態で実現され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納されており、本願の実施形態で説明した方法の段階の全部または一部を行うようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータでも、サーバでも、ネットワークデバイスでもよい)に指示するためのいくつかの命令を含む。上述した記憶媒体としては、USBフラッシュドライブ、着脱型ハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクといった、プログラムコードを格納できるあらゆる媒体が挙げられる。
本願の実施形態における同じまたは類似した部分については、互いを参照されたい。本願の実施形態および実施形態における実装例/実装方法では、特に指定もなく論理的な矛盾も生じない限り、用語および/または説明が一貫しており、また異なる実施形態の間およびこれらの実施形態における実装例/実装方法の間で相互に参照が行われてよい。異なる実施形態およびこれらの実施形態における実装例/実装方法の技術的特徴を組み合わせて、新たな実施形態、実装例、または実装方法を、その内部論理関係に従って形成してよい。上述した説明は本願の実装例であり、本願の保護範囲を限定することが意図されているわけではない。
上述した説明は、単なる本願の具体的な実装例に過ぎず、本願の保護範囲を限定することが意図されているわけではない。本願において開示した技術的範囲内で当業者が容易に考え出す変形または置換はいずれも、本願の保護範囲に含まれるものとする。
[他の可能な項目]
(項目1)
データ伝送方法であって、
第1コアネットワーク機能エンティティがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信する段階であって、前記マルチストリーム伝送情報には、前記サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている、受信する段階と、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成する段階であって、前記第1のQoS設定情報が前記第1分割データに対応しており、前記第2のQoS設定情報が前記第2分割データに対応している、生成する段階と、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報および前記第2のQoS設定情報を出力する段階と
を備える方法。
(項目2)
前記方法がさらに、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが関連情報を生成する段階であって、前記関連情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データが前記サービスと関連していることが示されている、生成する段階と、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記関連情報を出力する段階と
を備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記方法がさらに、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが第1受信指示情報を生成する段階であって、前記第1受信指示情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データを受信する順序が示されている、生成する段階と、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第1受信指示情報を出力する段階と
を備える、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記方法がさらに、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが第2受信指示情報を生成する段階であって、前記第2受信指示情報には、前記第1分割データおよび/または前記第2分割データを無視することが示されている、生成する段階と、
前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第2受信指示情報を出力する段階と
を備える、項目1または2に記載の方法。
(項目5)
前記第1分割データが視野FOV内のデータであり、前記第2分割データが前記視野FOV外のデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記第1分割データがアクションデータまたは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、項目1から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
データ伝送方法であって、
第2コアネットワーク機能エンティティが第1のサービス品質QoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得する段階と、
前記第2コアネットワーク機能エンティティが、前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理し、前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理する段階と、
前記第2コアネットワーク機能エンティティが処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力する段階と
を備える方法。
(項目15)
前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理する前記段階が、
前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を前記第1分割データにバインドする段階を有し、
前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理する前記段階が、
前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を前記第2分割データにバインドする段階を有する、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第1分割データが視野FOV内のデータであり、前記第2分割データが前記視野FOV外のデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目17)
前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、項目14または15に記載の方法。
(項目18)
前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目19)
前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目20)
前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目21)
前記第1分割データがアクションデータまたは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである、項目14または15に記載の方法。
(項目22)
前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目23)
前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目14または15に記載の方法。
(項目24)
前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、項目14から23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
処理モジュールと送受信機モジュールとを備える通信装置であって、
前記送受信機モジュールがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信するように構成されており、前記マルチストリーム伝送情報には、前記サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されており、
前記処理モジュールが前記マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質QoS設定情報および第2のQoS設定情報を生成するように構成されており、前記第1のQoS設定情報が前記第1分割データに対応しており、前記第2のQoS設定情報が前記第2分割データに対応しており、
前記送受信機モジュールがさらに、前記第1のQoS設定情報および前記第2のQoS設定情報を出力するように構成されている、通信装置。
(項目26)
前記処理モジュールがさらに、
関連情報を生成するように構成されており、前記関連情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データが前記サービスと関連していることが示されており、
前記送受信機モジュールがさらに、前記関連情報を出力するように構成されている、項目25に記載の通信装置。
(項目27)
前記処理モジュールがさらに、
第1受信指示情報を生成するように構成されており、前記第1受信指示情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データを受信する順序が示されており、
前記送受信機モジュールがさらに、前記第1受信指示情報を出力するように構成されている、項目24または25に記載の通信装置。
(項目28)
前記処理モジュールがさらに、
第2受信指示情報を生成するように構成されており、前記第2受信指示情報には、前記第1分割データおよび/または前記第2分割データを無視することが示されており、
前記送受信機モジュールがさらに、前記第2受信指示情報を出力するように構成されている、項目24または25に記載の通信装置。
(項目29)
前記第1分割データが視野FOV内のデータであり、前記第2分割データが前記視野FOV外のデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目30)
前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目31)
前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目32)
前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目33)
前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目34)
前記第1分割データがアクションデータまたは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目35)
前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目36)
前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目24から28のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目37)
前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、項目24から36のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目38)
処理モジュールと送受信機モジュールとを備える通信装置であって、
前記送受信機モジュールが第1のサービス品質QoS設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得するように構成されており、
前記処理モジュールが、前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理し、前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理するように構成されており、
前記送受信機モジュールがさらに、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力するように構成されている、通信装置。
(項目39)
前記処理モジュールが具体的に、
前記第1のQoS設定内にある第1のQoS識別子を前記第1分割データにバインドし、
前記第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を前記第2分割データにバインドする
ように構成されている、項目38に記載の通信装置。
(項目40)
前記第1分割データが視野FOV内のデータであり、前記第2分割データが前記視野FOV外のデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目41)
前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目42)
前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、またはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、またはPタイルデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目43)
前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目44)
前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目45)
前記第1分割データがアクションデータまたは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、または音声データである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目46)
前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目47)
前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、項目38または39に記載の通信装置。
(項目48)
前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、項目38から47のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目49)
通信装置であって、前記装置がプロセッサを備え、前記プロセッサがメモリに連結されており、前記メモリがプログラムまたは命令を格納するように構成されており、前記プログラムまたは前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記通信装置が項目1から13のいずれか一項に記載の方法を行うことが可能になる、通信装置。
(項目50)
通信装置であって、前記装置がプロセッサを備え、前記プロセッサがメモリに連結されており、前記メモリがプログラムまたは命令を格納するように構成されており、前記プログラムまたは前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記通信装置が項目14から24のいずれか一項に記載の方法を行うことが可能になる、通信装置。
(項目51)
コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読媒体がコンピュータプログラムまたは命令を格納し、前記コンピュータプログラムまたは前記命令が実行されると、コンピュータが項目1から13のいずれか一項に記載の方法を行うことが可能になる、コンピュータ可読媒体。
(項目52)
コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読媒体がコンピュータプログラムまたは命令を格納し、前記コンピュータプログラムまたは前記命令が実行されると、コンピュータが項目14から24のいずれか一項に記載の方法を行うことが可能になる、コンピュータ可読媒体。
(項目53)
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が命令を備え、前記命令がコンピュータで動作すると、前記コンピュータが項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、または項目14から24のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
(項目54)
通信装置であって、前記装置が、項目1から13のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されたモジュールを備える、または前記装置が、項目14から24のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されたモジュールを備える、通信装置。
(項目55)
通信装置であって、前記装置が、項目1から13のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されている、または前記装置が、項目14から24のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されている、通信装置。

Claims (23)

  1. データ伝送方法であって、
    第1コアネットワーク機能エンティティがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信する段階であって、前記マルチストリーム伝送情報には、前記サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されている、受信する段階と、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質(QoS)設定情報および第2のQoS設定情報を生成する段階であって、前記第1のQoS設定情報が前記第1分割データに対応しており、前記第2のQoS設定情報が前記第2分割データに対応している、生成する段階と、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報および前記第2のQoS設定情報を出力する段階と
    を備える方法。
  2. 前記方法がさらに、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが関連情報を生成する段階であって、前記関連情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データが前記サービスと関連していることが示されている、生成する段階と、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記関連情報を出力する段階と
    を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法がさらに、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが第1受信指示情報を生成する段階であって、前記第1受信指示情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データを受信する順序が示されている、生成する段階と、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第1受信指示情報を出力する段階と
    を備える、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記方法がさらに、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが第2受信指示情報を生成する段階であって、前記第2受信指示情報には、前記第1分割データおよび/または前記第2分割データを無視することが示されている、生成する段階と、
    前記第1コアネットワーク機能エンティティが前記第2受信指示情報を出力する段階と
    を備える、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記第1分割データが視野(FOV)内のデータであり、前記第2分割データが前記視野(FOV)外のデータである、または
    前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、または
    前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、もしくはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、もしくはPタイルデータである、または
    前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、または
    前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、または
    前記第1分割データがアクションデータもしくは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、もしくは音声データである、または
    前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、または
    前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. データ伝送方法であって、
    第2コアネットワーク機能エンティティが第1のサービス品質(QoS)設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得する段階と、
    前記第2コアネットワーク機能エンティティが、前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理し、前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理する段階と、
    前記第2コアネットワーク機能エンティティが処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力する段階と
    を備える方法。
  8. 前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理する前記段階が、
    前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を前記第1分割データにバインドする段階を有し、
    前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理する前記段階が、
    前記第2コアネットワーク機能エンティティが前記第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を前記第2分割データにバインドする段階を有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1分割データが視野(FOV)内のデータであり、前記第2分割データが前記視野(FOV)外のデータである、または
    前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、または
    前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、もしくはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、もしくはPタイルデータである、または
    前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、または
    前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、または
    前記第1分割データがアクションデータもしくは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、もしくは音声データである、または
    前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、または
    前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 処理モジュールと送受信機モジュールとを備える通信装置であって、
    前記送受信機モジュールがサービスのマルチストリーム伝送情報を受信するように構成されており、前記マルチストリーム伝送情報には、前記サービスが第1分割データおよび第2分割データを介して伝送されることが示されており、
    前記処理モジュールが前記マルチストリーム伝送情報に基づいて第1のサービス品質(QoS)設定情報および第2のQoS設定情報を生成するように構成されており、前記第1のQoS設定情報が前記第1分割データに対応しており、前記第2のQoS設定情報が前記第2分割データに対応しており、
    前記送受信機モジュールがさらに、前記第1のQoS設定情報および前記第2のQoS設定情報を出力するように構成されている、通信装置。
  12. 前記処理モジュールがさらに、
    関連情報を生成するように構成されており、前記関連情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データが前記サービスと関連していることが示されており、
    前記送受信機モジュールがさらに、前記関連情報を出力するように構成されている、請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記処理モジュールがさらに、
    第1受信指示情報を生成するように構成されており、前記第1受信指示情報には、前記第1分割データおよび前記第2分割データを受信する順序が示されており、
    前記送受信機モジュールがさらに、前記第1受信指示情報を出力するように構成されている、請求項11または12に記載の通信装置。
  14. 前記処理モジュールがさらに、
    第2受信指示情報を生成するように構成されており、前記第2受信指示情報には、前記第1分割データおよび/または前記第2分割データを無視することが示されており、
    前記送受信機モジュールがさらに、前記第2受信指示情報を出力するように構成されている、請求項11または12に記載の通信装置。
  15. 前記第1分割データが視野(FOV)内のデータであり、前記第2分割データが前記視野(FOV)外のデータである、または
    前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、または
    前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、もしくはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、もしくはPタイルデータである、または
    前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、または
    前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、または
    前記第1分割データがアクションデータもしくは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、もしくは音声データである、または
    前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、または
    前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、請求項11から14のいずれか一項に記載の通信装置。
  16. 前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、請求項11から15のいずれか一項に記載の通信装置。
  17. 処理モジュールと送受信機モジュールとを備える通信装置であって、
    前記送受信機モジュールが第1のサービス品質(QoS)設定情報、第2のQoS設定情報、第1分割データ、および第2分割データを取得するように構成されており、
    前記処理モジュールが、前記第1のQoS設定情報に基づいて前記第1分割データを処理し、前記第2のQoS設定情報に基づいて前記第2分割データを処理するように構成されており、
    前記送受信機モジュールがさらに、処理済みの第1分割データおよび処理済みの第2分割データを出力するように構成されている、通信装置。
  18. 前記処理モジュールが具体的に、
    前記第1のQoS設定情報内にある第1のQoS識別子を前記第1分割データにバインドし、
    前記第2のQoS設定情報内にある第2のQoS識別子を前記第2分割データにバインドする
    ように構成されている、請求項17に記載の通信装置。
  19. 前記第1分割データが視野(FOV)内のデータであり、前記第2分割データが前記視野(FOV)外のデータである、または
    前記第1分割データが基層データであり、前記第2分割データが拡張層データである、または
    前記第1分割データが、ビデオエンコーディング時に生成されるIフレームデータ、Iスライスデータ、もしくはIタイルデータであり、前記第2分割データが、対応するビデオエンコーディング時にそれぞれ生成されるPフレームデータ、Pスライスデータ、もしくはPタイルデータである、または
    前記第1分割データが360度背景ストリームデータであり、前記第2分割データが視野内の前景ストリームデータである、または
    前記第1分割データが音声データであり、前記第2分割データがビデオデータである、または
    前記第1分割データがアクションデータもしくは制御情報データであり、前記第2分割データがピクチャデータ、ビデオデータ、もしくは音声データである、または
    前記第1分割データが左目用のビデオデータであり、前記第2分割データが右目用のビデオデータである、または
    前記第1分割データがレンダリングメタデータであり、前記第2分割データがビデオデータである、請求項17または18に記載の通信装置。
  20. 前記第1のQoS設定情報には、遅延のパラメータ情報および/またはパケット損失率のパラメータ情報が含まれており、前記第2のQoS設定情報には、遅延範囲のパラメータ情報および/またはパケット損失率範囲のパラメータ情報が含まれている、請求項17から19のいずれか一項に記載の通信装置。
  21. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータプログラムまたは命令を格納し、前記コンピュータプログラムまたは前記命令が実行されると、コンピュータが請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を行う、または請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を行うことが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
  22. コンピュータに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させる、または、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
  23. 請求項11から16のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項17から20のいずれか一項に記載の通信装置とを備えるシステム。
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