JP2023150344A - 電源装置、連動照明システム、及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、騒音を抑制しつつ外部回路を制御することが可能な電源回路、連動照明システム、及び照明装置に関する。
【解決手段】電源装置1は、光源2を制御可能な制御回路15と、交流電圧を外部回路4Aに出力可能な外部出力端子17と、外部出力端子17から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1に直列に接続されるインダクタンス要素Lと、を備え、インダクタンス要素Lは、複数のチョークコイルを有し、前記複数のチョークコイルは、生じる磁束が互いに逆向きになるように構成され、制御回路15は、外部出力端子17から出力される交流電圧を制御することによって外部回路4Aを制御可能である。
【選択図】図1
【解決手段】電源装置1は、光源2を制御可能な制御回路15と、交流電圧を外部回路4Aに出力可能な外部出力端子17と、外部出力端子17から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1に直列に接続されるインダクタンス要素Lと、を備え、インダクタンス要素Lは、複数のチョークコイルを有し、前記複数のチョークコイルは、生じる磁束が互いに逆向きになるように構成され、制御回路15は、外部出力端子17から出力される交流電圧を制御することによって外部回路4Aを制御可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、電源装置、連動照明システム、及び照明装置に関する。
従来、親機、少なくとも1つの子機、親機電源制御回路を含む親子照明装置が知られている。例えば特許文献1には、親機電源制御回路が子機に印加する電圧の大きさを変更することにより子機を調節する親子照明装置が開示されている。特許文献1において、親機電源制御回路はトライアックを含む。
また、親機電源制御回路を含む親子照明装置において、子機に印加する交流電圧の位相を変更することにより親機が子機を調節する構成も考えられる。この場合も同様に親機電源制御回路はトライアックを含むと考えられる。例えば、トライアックによって交流電圧が位相制御もしくはオンオフ制御されることで、親機は子機に印加される電圧を調整することができる。
また、親機電源制御回路を含む親子照明装置において、子機に印加する交流電圧の位相を変更することにより親機が子機を調節する構成も考えられる。この場合も同様に親機電源制御回路はトライアックを含むと考えられる。例えば、トライアックによって交流電圧が位相制御もしくはオンオフ制御されることで、親機は子機に印加される電圧を調整することができる。
トライアックが交流電圧を制御するとき、例えばトライアックがオフ状態から導通状態に変化するときに、電流が急峻な変化をすることがある。このとき、急峻な大電流がトライアックに流れることで、トライアック素子内部での局所的な電流集中が生じ、トライアックが故障する恐れがある。このような急峻な電流変化を抑制する手段として、例えばチョークコイルを利用することが考えられるが、チョークコイルに電流が流れる際に、チョークコイルが騒音を発するという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、騒音を抑制しつつ外部回路を制御することが可能な電源装置、連動照明システム、及び照明装置に関する。
本開示の一態様に係る電源装置は、光源を制御可能な制御回路と、交流電源を接続可能な電源端子と、前記交流電源から供給される交流電圧を外部回路に出力可能な外部出力端子と、前記外部出力端子から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に直列に接続されるインダクタンス要素と、を備え、前記インダクタンス要素は、複数のチョークコイルを有し、前記複数のチョークコイルは、前記電源端子から前記外部出力端子に流れる電流の経路に挿入され、前記電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成され、前記制御回路は、前記外部出力端子から出力される交流電圧を制御することで外部回路を制御可能である。
本開示の一態様に係る電源装置、連動照明システム、及び照明装置は、騒音を抑制しつつ外部回路を制御することができる。
以下、実施形態に係る電源装置、連動照明システム、及び照明装置を、図面に基づき説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程の順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付しており、重複する説明は、省略又は簡略化することがある。これは、説明が不必要に冗長になるのを避けることで、当業者の理解を容易にするためである。
なお、本明細書において、接続とは、電気的に接続されていることを指す。
(実施形態1)
(1.実施形態に係る照明装置の構成)
実施形態に係る照明装置3(以下、照明装置3と略す。)は、図1に示すように、光源2と、光源を点灯させる点灯回路20と、点灯回路20に直流電力を供給する電源装置1(実施形態に係る電源装置1)とを備えている。また、照明装置3は、検出部16を有していてもよい。検出部16については後述する。
(実施形態1)
(1.実施形態に係る照明装置の構成)
実施形態に係る照明装置3(以下、照明装置3と略す。)は、図1に示すように、光源2と、光源を点灯させる点灯回路20と、点灯回路20に直流電力を供給する電源装置1(実施形態に係る電源装置1)とを備えている。また、照明装置3は、検出部16を有していてもよい。検出部16については後述する。
光源2は、例えば、チップオンボード型の照明用白色であるLED(Light Emitting Diode)である。ただし、光源2は、パッケージ型の照明用白色LEDであっても構わない。また、照明装置3は、複数個の光源2を備えてもよい。複数個の光源2は、直列接続されるか、あるいは直並列接続されることが好ましい。なお、光源は、光源2以外の固体光源、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子などであってもよい。
点灯回路20は、変換回路21と、フィルタ回路22と、整流回路23と、を有する。
フィルタ回路22は、周知技術なので詳細説明を省略するが、点灯回路20に入力される交流電圧のノイズを抑制するノイズフィルタ回路である。フィルタ回路22の一対の交流入力端子は、電源端子10と接続されている。フィルタ回路22の一対の交流出力端子は、整流回路23と接続されている。
整流回路23は、点灯回路20に入力される交流電圧を整流する回路である。例えば、整流回路23は、フィルタ回路22から出力される交流電圧を全波整流して脈流電圧を出力するダイオードブリッジである。整流回路23の交流入力端子は、フィルタ回路22の交流出力端子と接続されている。整流回路23の一対の脈流出力端子は、変換回路21と接続されている。
変換回路21は、フライバックコンバータ回路などのスイッチングコンバータ回路を有している。変換回路21は、整流回路23で全波整流された脈流電圧を直流電圧に変換する。変換回路21は、変換した直流電流(順方向電流)を光源2に流して点灯させる。ただし、変換回路21は、フライバックコンバータ回路以外のスイッチングコンバータ回路であっても構わない。
但し、点灯回路20は実施形態1に限られない。点灯回路20は、交流電圧が入力され
、光源2を点灯させる回路であればよい。
、光源2を点灯させる回路であればよい。
(2.実施形態に係る電源装置の構成)
実施形態に係る電源装置1(以下、電源装置1と略す。)は、図1に示すように、一対の電源端子10と、制御回路15と、を備えている。検出部16は、詳細は後述するが、電源装置1と接続されている。
実施形態に係る電源装置1(以下、電源装置1と略す。)は、図1に示すように、一対の電源端子10と、制御回路15と、を備えている。検出部16は、詳細は後述するが、電源装置1と接続されている。
一対の電源端子10は、第1の電源端子10Aと第2の電源端子10Bからなる。第1の電源端子10Aは、交流電源8の正極と接続されている。第2の電源端子10Bは、交流電源8の負極と接続されている。
制御回路15は、変換回路21が備えている半導体スイッチング素子をスイッチングする。なお、制御回路15は、半導体スイッチング素子をPWM(Pulse Width
Modulation)制御することによって、変換回路21の出力電流(光源2に流れる順方向電流)を目標値に一致させ、光源2を調光する。即ち、制御回路15は、点灯回路20を制御することで光源2を制御する。光源2に対し行う調光は、光源2を点灯する、光源2を消灯する、光源2の輝度を調節する、光源2の点灯時間長を制御するという操作のうち少なくとも1つを含む。
Modulation)制御することによって、変換回路21の出力電流(光源2に流れる順方向電流)を目標値に一致させ、光源2を調光する。即ち、制御回路15は、点灯回路20を制御することで光源2を制御する。光源2に対し行う調光は、光源2を点灯する、光源2を消灯する、光源2の輝度を調節する、光源2の点灯時間長を制御するという操作のうち少なくとも1つを含む。
ここで、検出部16について説明する。検出部16は例えば人感センサや光照度センサなどであり、人の存在や動きを照明装置3の周辺情報として取得する。検出部16は、取得した周辺情報を電源装置1に送信する。このとき制御回路15は、周辺情報を参照して照明装置3を制御する。1つの好ましい実施例において、人感センサは赤外線センサであり、人が発する熱赤外放射を用いて電気信号を発生させる。
(3.実施形態に係る連動照明システムの構成)
電源装置1は、前述の構成に加え、外部照明装置4を接続可能な外部出力端子17と、外部照明装置4を制御可能なトライアック調光回路18とを更に有する。連動照明システム5は、電源装置1と、外部出力端子17に接続された外部照明装置4と、を備える。
電源装置1は、前述の構成に加え、外部照明装置4を接続可能な外部出力端子17と、外部照明装置4を制御可能なトライアック調光回路18とを更に有する。連動照明システム5は、電源装置1と、外部出力端子17に接続された外部照明装置4と、を備える。
外部出力端子17は、第1の外部出力端子17Aと第2の電源端子17Bからなる。第1の電源端子17Aは、トライアック調光回路18を介して交流電源8の正極と接続されている。第2の電源端子10Bは、交流電源8の負極と接続されている。
外部照明装置4は、実施形態1では照明装置3とは異なる器具である。例えば、外部照明装置4は、光源である。あるいは、外部照明装置4は、光源と、光源を点灯させる外部回路4Aを有する照明装置である。外部照明装置4は、外部回路4Aが外部出力端子17から交流電圧の供給を受けることで制御される。以下では、外部出力端子17に外部照明装置4を接続した場合について説明する。
トライアック調光回路18はフォトトライアックU1、抵抗R1、抵抗R2、コンデンサC1、トライアックQ1、インダクタンス要素Lにより構成される。
トライアックQ1の端子Q1Aは第1の電源端子10Aに接続し、抵抗R1、コンデンサC1に接続する。トライアックQ1は、外部出力端子17に供給される交流電圧を制御するスイッチング素子であり、例えば照明装置3が点灯しているときにONになり、照明装置3が消灯しているときにOFFになる。即ち、トライアックQ1はスイッチング素子Q1であり、外部照明装置4をオンオフ制御する。
あるいは、トライアックQ1は、位相制御波形を出力する。トライアックQ1は、例え
ば図2に示す交流電圧を出力する。このとき、外部照明装置4に供給される電流が低下するので、外部照明装置4は照明が暗くなる。即ち、トライアックQ1は交流電圧の導通角を制御することで、外部照明装置4を位相制御する。
抵抗R1とコンデンサC1は干渉防止回路を構成し、トライアックQ1のトリガ端子Q1G及び端子Q1Aに接続し、トライアックQ1の安定動作を保証する。フォトトライアックU1の一次側は制御回路15が出力する信号端子に接続し、フォトトライアックU1の発光側はそれぞれトライアックのトリガ端子Q1Gに接続し、及び抵抗R2を介してトライアックの端子Q1Bとインダクタンス要素Lに接続する。インダクタンス要素Lは第1のチョークコイルL1、及び第2のチョークコイルL2を有する。第1のチョークコイルL1の第1端(巻き始め)がトライアックの端子Q1Bと接続され、第1のチョークコイルL1の第2端(巻き終わり)と第2のチョークコイルL2の第2端(巻き終わり)が接続されている。つまり、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2は、第1の電源端子10Aに対して直列接続されている。インダクタンス要素Lは、トライアックQ1による急峻な電圧変化を抑制することができる。
ば図2に示す交流電圧を出力する。このとき、外部照明装置4に供給される電流が低下するので、外部照明装置4は照明が暗くなる。即ち、トライアックQ1は交流電圧の導通角を制御することで、外部照明装置4を位相制御する。
抵抗R1とコンデンサC1は干渉防止回路を構成し、トライアックQ1のトリガ端子Q1G及び端子Q1Aに接続し、トライアックQ1の安定動作を保証する。フォトトライアックU1の一次側は制御回路15が出力する信号端子に接続し、フォトトライアックU1の発光側はそれぞれトライアックのトリガ端子Q1Gに接続し、及び抵抗R2を介してトライアックの端子Q1Bとインダクタンス要素Lに接続する。インダクタンス要素Lは第1のチョークコイルL1、及び第2のチョークコイルL2を有する。第1のチョークコイルL1の第1端(巻き始め)がトライアックの端子Q1Bと接続され、第1のチョークコイルL1の第2端(巻き終わり)と第2のチョークコイルL2の第2端(巻き終わり)が接続されている。つまり、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2は、第1の電源端子10Aに対して直列接続されている。インダクタンス要素Lは、トライアックQ1による急峻な電圧変化を抑制することができる。
また、照明装置3はトライアックQ1及び制御回路15に接続されるペア点灯検出回路を有してもよい。ペア点灯検出回路は外部照明装置として本電源装置1と同形態の電源装置を有する照明装置を接続したとき、外部照明装置内のトライアックQ1の動作を検出することができる。この検出信号を用いて制御回路15は制御を行うことで,複数台の照明装置の連動的な点灯動作を行うことができる。
ところで、電源装置1は、電源端子10、制御回路15、トライアック調光回路18、及びペア点灯検出回路が実装されるプリント配線板19を備えている(図3参照)。
プリント配線板19は、長方形の平板状に形成されている。プリント配線板19の表面(部品面190)に、第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2を含む挿入部品が実装されている。一方、プリント配線板19の裏面(はんだ面)にプリント配線が形成されている。なお、プリント配線板19のはんだ面には、制御回路15、などの表面実装部品が実装される。
プリント配線板19の部品面190において、プリント配線板19の長手方向の端部に第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2が実装されている(図3参照)。なお、電源端子10は、速結式の端子台からなる。
第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2はそれぞれ、いわゆるラジアルリードタイプのドラム形インダクタである。ラジアルリードタイプのドラム形インダクタは、ドラム形磁心に巻線が巻き回され、かつ、円柱形状のカバーで覆われており、円柱の底面に相当する部分から2本のリードが突出している。また、第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2はそれぞれ、ノンシールドタイプ(開磁路型)であるため、漏れ磁束を生じる。なお、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2は、それぞれ同一メーカーの同一品番及び同一特性のインダクタであって、それぞれのインダクタンス値、外径、高さが等しいことが好ましい。
第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2はそれぞれ、ドラム形磁心の軸方向をプリント配線板19の部品面190の法線方向(図3における紙面と垂直な方向)に略一致させるように部品面190に実装されている。ただし、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2は、それぞれの外径よりも短い距離だけ近付けて、プリント配線板19の部品面190に実装されている(図3参照)。
電源装置1は、プリント配線板19を収容する筐体(図示せず)を備えている。筐体は
、強磁性体の金属(例えば、ステンレス鋼及び亜鉛鋼など)の板材によって直方体状に形成されている。そして、筐体の内部にプリント配線板19が収容される。筐体の長手方向の一端の側面から電気ケーブル(図示せず)が引き出されている。
、強磁性体の金属(例えば、ステンレス鋼及び亜鉛鋼など)の板材によって直方体状に形成されている。そして、筐体の内部にプリント配線板19が収容される。筐体の長手方向の一端の側面から電気ケーブル(図示せず)が引き出されている。
(4.電源装置の特徴)
ところで、従来技術に係るチョークコイル(インダクタ)の騒音は、チョークコイルに、人間の可聴周波数範囲(約20Hzから20kHzの範囲)の振動が生じることによって発生すると考えられる。そして、開磁路型のチョークコイルが振動する要因として、磁心の磁歪(磁気歪み)作用及び漏れ磁束による巻線の振動がある。また、チョークコイルの振動による音響ノイズが増幅される要因として、他の部品との接触及び漏れ磁束による周辺の磁性体への作用などがある。例えば、チョークコイルを実装したプリント配線板がチョークコイルの振動に起因して振動したり、プリント配線板を収容する金属製の筐体に漏れ磁束が作用して筐体が振動することによって音響ノイズが増幅される可能性がある。
ところで、従来技術に係るチョークコイル(インダクタ)の騒音は、チョークコイルに、人間の可聴周波数範囲(約20Hzから20kHzの範囲)の振動が生じることによって発生すると考えられる。そして、開磁路型のチョークコイルが振動する要因として、磁心の磁歪(磁気歪み)作用及び漏れ磁束による巻線の振動がある。また、チョークコイルの振動による音響ノイズが増幅される要因として、他の部品との接触及び漏れ磁束による周辺の磁性体への作用などがある。例えば、チョークコイルを実装したプリント配線板がチョークコイルの振動に起因して振動したり、プリント配線板を収容する金属製の筐体に漏れ磁束が作用して筐体が振動することによって音響ノイズが増幅される可能性がある。
チョークコイルの騒音に起因した電源装置1の音響ノイズを抑制するためには、チョークコイル自体の振動を抑制することが効果的である。そのため、実施形態に係る電源装置1は、トライアック調光回路18を構成するチョークコイルを複数個(第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2)とし、これら複数個のチョークコイルに生じる磁束を互いに弱め合うように構成している。
すなわち、電源装置1では、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2が、逆極性となるように直列接続されている。そのため、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2の間では、互いの磁束が互いに逆向きになる。その結果、電源装置1は、トライアック調光回路18が一つのチョークコイルしか有していない場合に比べて、複数個のチョークコイル(第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2)の振動を抑制し、音響ノイズ(騒音)の抑制を図ることができる。さらに、電源装置1では、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2の間で互いの磁束を弱め合っているので、プリント配線板19を収容した筐体を通過する漏れ磁束を低減することができる。その結果、電源装置1は、筐体の振動による騒音を抑制することができる。
ここで、プリント配線板19の部品面190において、第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2は、各チョークコイルの外径よりも短い距離だけ近付けて実装されている(図3参照)。つまり、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2の距離を近付けるほど、それぞれの磁心及び巻線を通過する磁束が減少して第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2の振動を抑制することができる。ただし、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2を接触させてしまうと互いの振動が増幅されてしまうおそれがあるので、第1のチョークコイルL1と第2のチョークコイルL2を接触させることは避けなければならない。
(その他の実施形態)
以上、電源装置1、連動照明システム5、及び照明装置3を説明したが、本開示に係る電源装置1、連動照明システム5、及び照明装置3は実施形態1に限定されない。
(その他の実施形態)
以上、電源装置1、連動照明システム5、及び照明装置3を説明したが、本開示に係る電源装置1、連動照明システム5、及び照明装置3は実施形態1に限定されない。
例えば、整流回路23及び変換回路21は、交流電圧を直流電圧に変換すればよく、交流電源8と直列に接続されたダイオードと、交流電源8と並列に接続されたコンデンサであってもよい。このとき、整流回路23及び変換回路21は、ダイオードによって半端整流し、コンデンサによって平滑化することで、交流電圧を直流電圧に変換する。
また、第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2は、並列に接続されてもよい。このとき、実施形態1に係る電源装置1、連動照明システム5、及び照明装置3に比べて、第1のチョークコイルL1及び第2のチョークコイルL2に流れる電流が半分
に減るので、大きな電流を流すことが必要な用途に適している。
に減るので、大きな電流を流すことが必要な用途に適している。
また、インダクタンス要素Lが有するチョークコイルの個数は、2個に限定されない。すなわち、インダクタンス要素Lは、3個以上のチョークコイルを有していても構わない。但し、インダクタンス要素Lが有するチョークコイルの個数は偶数であることが好ましい。このとき、電流が流れるときに生じる磁束が所定の方向であるチョークコイルと、所定の方向とは逆向きであるチョークコイルと、を同数とすることができるので、より効果的に騒音を低減することができる。
また、プリント配線板19は単一の基板でなくともよく、複数の基板に分割されていてもよい。
また、点灯回路20と外部回路4Aとは異なる回路であるが、照明装置3と外部照明装置4とは必ずしも異なる器具でなくともよい。例えば、電源装置1と外部照明装置4とが同一の筐体に格納される器具であってもよい。この場合、外部出力端子17は異なる器具を接続可能な端子でなくともよく、例えば電源装置1と外部回路4Aとを接続する配線であってもよい。
(効果)
ここで、改めて、実施形態に係る電源装置、及び照明装置の要点について説明する。
(効果)
ここで、改めて、実施形態に係る電源装置、及び照明装置の要点について説明する。
実施形態1に係る電源装置1は、光源2を制御可能な制御回路15と、交流電源8を接続可能な電源端子10と、交流電源8から供給される交流電圧を外部回路4Aに出力可能な外部出力端子17と、外部出力端子17から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1に直列に接続されるインダクタンス要素Lと、を備える。インダクタンス要素Lは、複数のチョークコイルを有する。複数のチョークコイルは、電源端子10から外部出力端子17に流れる電流の経路に挿入され、電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成される。制御回路15は、外部出力端子17から出力される交流電圧を制御することによって、電源端子10に対して光源2と並列に接続された外部回路4Aを制御可能である。
上述の構成を有する電源装置1は、騒音を抑制しながら外部回路4Aを制御することができる。
また、実施形態1に係る電源装置1において、外部回路4Aは、外部照明装置4を構成する回路の少なくとも一部である。制御回路15は、スイッチング素子Q1によって、外部出力端子17に接続された外部照明装置4のオンオフ制御を行う。
上述の構成を有する電源装置1は、騒音を抑制しながら外部照明装置4をオンオフ制御することができる。
また、実施形態1に係る電源装置1において、複数のチョークコイルは、互いに電気的に直列接続されている。
上述の構成を有する電源装置1は、チョークコイル同士の距離を狭めやすい。
また、実施形態1に係る電源装置1において、複数のチョークコイルは、互いに電気的に並列接続されている。
上述の構成を有する電源装置1は、各チョークコイルに流れる電流を減らしやすい。
また、実施形態1に係る電源装置1は、少なくとも複数のチョークコイルが部品面190に実装されるプリント配線板19を有してもよい。部品面190において、複数のチョークコイルは、各チョークコイルの外径よりも短い距離だけ近付けて実装されている。
上述の構成を有する電源装置1は、チョークコイルの磁心及び巻線を通過する磁束を減少させ、騒音を抑制しやすい。
また、実施形態1に係る照明装置3は、光源2と、光源2を制御可能な制御回路15と、
交流電源8を接続可能な一対の電源端子10と、電源端子10から供給される交流電圧を外部機器4に出力可能な外部出力端子17と、電源端子10から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子Q1と、スイッチング素子に直列に接続されるインダクタンス要素Lと、を備える。インダクタンス要素Lは、複数のチョークコイルを有する。複数のチョークコイルは、電源端子10から外部出力端子17に流れる電流の経路に挿入される。複数のチョークコイルは,電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成される。制御回路15は、外部出力端子17から出力される交流電圧を制御することによって、電源端子10に対して光源2と並列に接続された外部回路4を制御可能である。
交流電源8を接続可能な一対の電源端子10と、電源端子10から供給される交流電圧を外部機器4に出力可能な外部出力端子17と、電源端子10から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子Q1と、スイッチング素子に直列に接続されるインダクタンス要素Lと、を備える。インダクタンス要素Lは、複数のチョークコイルを有する。複数のチョークコイルは、電源端子10から外部出力端子17に流れる電流の経路に挿入される。複数のチョークコイルは,電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成される。制御回路15は、外部出力端子17から出力される交流電圧を制御することによって、電源端子10に対して光源2と並列に接続された外部回路4を制御可能である。
上述の構成を有する照明装置3は、騒音を抑制しながら外部回路4Aを制御することができる。
1 電源装置
2 光源
3 照明装置
4 外部照明装置
4A 外部回路
5 連動照明システム
8 交流電源
10 電源端子
15 制御回路
17 外部出力端子
19 プリント配線板
190 部品面
Q1 スイッチング素子(トライアック)
L インダクタンス要素
2 光源
3 照明装置
4 外部照明装置
4A 外部回路
5 連動照明システム
8 交流電源
10 電源端子
15 制御回路
17 外部出力端子
19 プリント配線板
190 部品面
Q1 スイッチング素子(トライアック)
L インダクタンス要素
Claims (7)
- 光源を制御可能な制御回路と、
交流電源を接続可能な電源端子と、
前記交流電源から供給される交流電圧を外部回路に出力可能な外部出力端子と、
前記外部出力端子から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子に直列に接続されるインダクタンス要素と、を備え、
前記インダクタンス要素は、複数のチョークコイルを有し、
前記複数のチョークコイルは、前記電源端子から前記外部出力端子に流れる電流の経路に挿入され、前記電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成され、
前記制御回路は、
前記外部出力端子から出力される交流電圧を制御することで外部回路を制御可能な、
電源装置。 - 前記外部回路は、外部照明装置を構成する回路の少なくとも一部であり、
前記制御回路は、前記スイッチング素子によって、前記外部出力端子に接続された前記外部照明装置のオンオフ制御もしくは位相制御の少なくとも一方を行う、
請求項1に記載の電源装置。 - 前記複数のチョークコイルは、互いに電気的に直列接続されている、
請求項1又は請求項2に記載の電源装置。 - 前記複数のチョークコイルは、互いに電気的に並列接続されている、
請求項1又は請求項2に記載の電源装置。 - 少なくとも前記複数のチョークコイルが部品面に実装されるプリント配線板を有し、
前記部品面において、前記複数のチョークコイルは、前記チョークコイルの外径よりも短い距離だけ近付けて実装されている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源装置と、
前記外部照明装置と、を備える、
連動照明システム。 - 光源と、
前記光源を点灯させる点灯回路と、
前記点灯回路を制御することで前記光源を制御可能な制御回路と、
交流電源を接続可能な一対の電源端子と、
前記電源端子から供給される交流電圧を外部機器に出力可能な外部出力端子と、
前記電源端子から供給される交流電圧を制御するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子に直列に接続されるインダクタンス要素と、を備え、
前記インダクタンス要素は、複数のチョークコイルを有し、
前記複数のチョークコイルは、前記電源端子から前記外部出力端子に流れる電流の経路に挿入され、
前記複数のチョークコイルは,前記電流が流れるときに生じる磁束が互いに逆向きになるように構成され、
前記制御回路は、
前記外部出力端子から出力される交流電圧を制御することで外部回路を制御可能な、
照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022059412A JP2023150344A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 電源装置、連動照明システム、及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022059412A JP2023150344A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 電源装置、連動照明システム、及び照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023150344A true JP2023150344A (ja) | 2023-10-16 |
Family
ID=88326983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022059412A Pending JP2023150344A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 電源装置、連動照明システム、及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023150344A (ja) |
-
2022
- 2022-03-31 JP JP2022059412A patent/JP2023150344A/ja active Pending
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