JP2023147008A - 制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】圧迫部材40の劣化を抑制できる制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】コンソール50は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。
【選択図】図6

Description

本開示は、制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
従来、乳房の放射線画像を撮影する画像取得装置が知られている。また、乳がんの検出精度を高めるといった観点から、放射線画像に加えて乳房の超音波画像も取得可能な装置が提案されている。例えば特許文献1には、乳房のX線画像を取得し、X線画像上で観察可能であって異常部を含んでいるROIの座標を決定し、ROIの座標を利用して、超音波イメージング・システムによって対象物を走査することが開示されている。また、X線画像及び超音波画像を取得する際には、乳房を圧迫パドルによって圧迫状態とすることが開示されている。
特開2005-125080号公報
ところで、乳房の放射線画像及び/又は超音波画像を取得する画像取得装置においては、乳房を圧迫状態とするための圧迫部材を着脱可能とすることが望まれている。例えば、乳房の大小等の形状、脂肪量及び乳腺量等の組織構成、並びに撮影目的等に応じて、適した材質、大きさ及び形状の圧迫部材に取替可能とすることが望まれている。
一方、圧迫部材の材質、大きさ及び形状が異なれば、その強度も異なるものとなる。特に強度が相対的に弱い圧迫部材では、強度が相対的に強い圧迫部材よりも、劣化が早く進行する場合がある。そこで、圧迫部材ごとに、適切に劣化を抑制できる技術が求められている。
本開示は、圧迫部材の劣化を抑制できる制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。
本開示の第1の態様は、制御装置であって、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。
上記第1の態様において、種類情報は、圧迫部材の材質、大きさ及び形状のうち少なくとも1つを示すものであってもよい。
上記第1の態様において、種類情報は、少なくとも圧迫部材の材質を示すものであってもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、種類情報が、圧迫部材が相対的に強い強度を有する種類であることを示す場合に、上限値として相対的に高い値を設定し、種類情報が、圧迫部材が相対的に弱い強度を有する種類であることを示す場合に、上限値として相対的に低い値を設定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、種類情報が、ポリメチルペンテンを含む材質を示す場合に、上限値として他の材質の場合よりも相対的に低い値を設定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、圧迫部材が乳房に加えた圧迫力、圧迫時間及び圧迫回数、並びに圧迫部材が最初に使用された時点からの経過時間のうち少なくとも1つを示す使用情報を含むログを、圧迫部材ごとに取得してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、使用情報が、圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、使用情報に基づいて、圧迫部材の負荷量を導出し、負荷量が、圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、使用情報が、圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、上限値として相対的に低い値を設定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、使用情報に基づいて、圧迫部材の負荷量を導出し、負荷量が、圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、上限値として相対的に低い値を設定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、種類情報に基づいて、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を、放射線画像の撮影が完了する前の圧迫力よりも下げてもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、種類情報が、ポリメチルペンテンを含む材質を示す場合に、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を、放射線画像の撮影が完了する前の圧迫力よりも下げてもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、圧迫部材の乳房に対する圧迫方向の移動量を取得し、移動量に基づいて、圧迫部材の変形を監視し、圧迫部材の変形を検知した場合に、報知及び圧迫部材による圧迫の停止の少なくとも一方を実行してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、移動量が予め定められた閾値よりも大きくなった場合に、圧迫部材が変形したと検知してもよい。
本開示の第2の態様は、画像取得装置であって、上記第1の態様に係る制御装置と、放射線源と、放射線検出器と、放射線源と放射線検出器との間に配置された撮影台と、撮影台との間で乳房を圧迫する圧迫部材と、を備える。
上記第2の態様おいて、放射線源と圧迫部材との間に配置された超音波プローブを更に備えてもよい。
本開示の第3の態様は、制御方法であって、撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する処理を含む。
本開示の第4の態様は、制御プログラムであって、撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する処理をコンピュータに実行させるためのものである。
上記態様によれば、本開示の制御装置、画像取得装置、制御方法及び制御プログラムは、圧迫部材の劣化を抑制できる。
画像取得システムの概略構成の一例を示す図である。 画像取得装置の外観の一例を示す側面図である。 圧迫部材の概略構成の一例を示す三面図である。 圧迫部材の概略構成の一例を示す三面図である。 コンソールのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 コンソールの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 圧迫部材の種類情報の一例を示す図である。 種類情報に基づいて設定される圧迫力の上限値の一例を示す図である。 制御処理の一例を示すフローチャートである。 使用情報の一例を示す図である。 使用情報を用いた条件の一例を示す図である。 変形した圧迫部材の一例を示す概略図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、本開示の画像取得装置10を適用した画像取得システム1の構成について説明する。図1は、画像取得システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、画像取得システム1は、画像取得装置10及びコンソール50を備える。画像取得装置10とコンソール50、コンソール50と外部のRIS(Radiology Information System)6は、有線又は無線のネットワークを介して接続可能に構成されている。コンソール50が本開示の制御装置の一例である。
画像取得システム1においては、コンソール50がRIS6から撮影オーダ等を取得し、当該撮影オーダ及びユーザの指示等に応じて、画像取得装置10の制御を行う。画像取得装置10は、撮影台16と圧迫部材40との間で圧迫状態とした乳房に放射線Rを照射させて放射線画像を撮影する。また、画像取得装置10は、圧迫部材40を介して、圧迫状態とされた乳房の超音波画像を取得する。
次に、図2を参照して、画像取得装置10の概略構成について説明する。図2は、画像取得装置10の外観の一例を示す側面図であり、被検者の右側から画像取得装置10を見た場合の図である。図2に示すように、画像取得装置10は、放射線源17Rと、放射線検出器28と、放射線源17Rと放射線検出器28との間に配置された撮影台16と、撮影台16との間で乳房を圧迫する圧迫部材40と、超音波プローブ30と、を備える。画像取得装置10では、医師及び技師等のユーザによって、撮影台16の撮影面16A上に被検者の乳房がポジショニングされる。
画像取得装置10は、アーム部12、基台14及び軸部15を備える。アーム部12は、基台14によって、上下方向(Z方向)に移動可能に保持される。軸部15は、アーム部12を基台14に連結する。アーム部12は、軸部15を回転軸として、基台14に対して相対的に回転可能となっている。また、アーム部12は、放射線照射部17を備える上部と撮影台16を備える下部とで別々に、軸部15を回転軸として、基台14に対して相対的に回転可能となっていてもよい。
アーム部12は、放射線照射部17及び撮影台16を備える。放射線照射部17は、放射線源17Rを備え、放射線源17Rから照射される放射線(例えばX線)の照射野を変更可能に構成されている。照射野の変更は、例えば、ユーザが操作部26を操作することで行われてもよいし、取り付けられた圧迫部材40の種類に応じて制御部20が行うものであってもよい。
撮影台16は、制御部20、記憶部22、I/F(Interface)部24、操作部26及び放射線検出器28を備える。制御部20は、コンソール50の制御に応じて、画像取得装置10の全体の動作を制御する。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備える(図示省略)。ROMには、CPUで実行される、放射線画像及び超音波画像の取得に関する制御を行うためのプログラムを含む各種プログラムが予め記憶されている。RAMは、各種データを一時的に記憶する。
記憶部22には、放射線画像及び超音波画像のデータ及びその他の各種情報等が記憶される。記憶部22は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記憶媒体によって実現される。
I/F部24は、有線通信又は無線通信により、コンソール50との間で各種情報の通信を行う。具体的には、I/F部24は、コンソール50から画像取得装置10の制御に関する情報を受信する。また、I/F部24は、コンソール50に対して、放射線画像及び超音波画像のデータを送信する。
操作部26は、撮影台16等に設けられた、ユーザが手又は足等で操作可能なパーツであり、例えばスイッチ、ボタン及びタッチパネル等である。
放射線検出器28は、撮影台16の内部に配置され、乳房及び撮影台16を透過した放射線Rを検出し、検出した放射線Rに基づいて放射線画像を生成し、生成した放射線画像を表す画像データを出力する。なお、放射線検出器28の種類は特に限定されず、例えば、放射線Rを光に変換し、変換した光を電荷に変換する間接変換方式の放射線検出器であってもよいし、放射線Rを直接電荷に変換する直接変換方式の放射線検出器であってもよい。
また、アーム部12には、プローブユニット38及び圧迫ユニット48が連結される。プローブユニット38には、超音波プローブ30を着脱可能に支持する支持部36が取り付けられる。プローブユニット38に備えられた駆動部(図示省略)によって、支持部36(超音波プローブ30)が上下方向及び水平方向(X方向、Y方向及びZ方向)に移動される。支持部36は、放射線Rを透過する材料で形成されていることが好ましい。
超音波プローブ30は、圧迫部材40によって圧迫状態とされた乳房の超音波画像を得るためのものであり、放射線源17Rと圧迫部材40との間に配置され、超音波を圧迫部材40を介して乳房に照射し、乳房からの反射波を受信する。また、プローブユニット38には、超音波プローブ30が受信した乳房からの反射波を超音波画像に変換する変換器(図示省略)が内包され、変換器によって超音波画像が得られる。
具体的には、超音波プローブ30は、超音波トランスデューサアレイを備える。超音波トランスデューサアレイは、複数の超音波トランスデューサが一次元状又は二次元状に配列された構成である。超音波トランスデューサは、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Lead Zirconate Titanate)に代表される圧電セラミック、マグネシウムニオブ酸鉛チタン酸鉛(PMN-PT:Lead Magnesium Niobate-Lead Titanate)に代表される圧電単結晶、及びポリフッ化ビニリデン(PVDF:Polyvinylidene Difluoride)に代表される高分子圧電素子等の圧電体の両端に電極を形成してなるものであってもよい。また例えば、超音波トランスデューサは、CMUT(Capacitive Micro-machined Ultrasound Transducer)であってもよい。
また、画像取得装置10には、互いに異なる複数種類の超音波プローブ30を入れ替えて取り付けられるようになっていてもよい。具体的には、被検者の体格(例えば乳房の大きさ)、乳房の組織構成(例えば脂肪量及び乳腺量)、並びに撮影の種類(例えば拡大撮影及びスポット撮影)等に応じて、それぞれ異なる性能及び寸法の超音波プローブ30を取り付けるようにしてもよい。例えば、中心周波数が約7.5MHzのリニア型プローブ(表在等用)、中心周波数が約3.5MHzのコンベックス型プローブ(腹部等用)、及び中心周波数が約2.5MHzのセクタ型プローブ(心臓等用)等を用いてもよい。
圧迫ユニット48には、圧迫部材40を支持する支持部46が着脱可能に取り付けられる。圧迫ユニット48に備えられた駆動部(図示省略)によって、支持部46(圧迫部材40)が上下方向(Z方向)に移動される。
圧迫部材40は、放射線源17Rと撮影台16との間に配置され、撮影台16との間で乳房を挟み込むことによって、乳房を圧迫状態にする。図3に、圧迫部材40の一例の三面図を示す。図3の三面図には、圧迫部材40を上側(放射線照射部17側)から見た上面図、被検者側から見た側面図、及び被検者の右側から見た側面図が含まれる。図3に示すように、圧迫部材40は、圧迫部42及び支持部46を含む。
支持部46は、取付部47及び腕49を含む。取付部47は、圧迫部材40を画像取得装置10、具体的には圧迫ユニット48の駆動部に取り付ける。腕49は、圧迫部42を支持する。
圧迫部42は、高さが略一様の壁部44によって、略平坦に構成された底部43が囲まれ、断面形状が凹型に形成されている。圧迫部42は、乳房の圧迫においてポジショニング及び圧迫状態の確認を行うために、光学的に透明又は半透明の材料で形成されることが好ましい。また、圧迫部42は、放射線R及び超音波の透過性に優れた材料で形成されることが好ましい。また、圧迫部42は、例えば落下強度及び圧縮強度等の強度に優れた材料で形成されることが好ましい。
このような材料としては、例えば、ポリメチルペンテン(PMP:Polymethylpentene)、ポリカーボネート(PC:Polycarbonate)、アクリル、ポリプロピレン(PP:Polypropylene)及びポリエチレンテレフタラート(PET:Polyethylene Terephthalate)等の樹脂を用いることができる。特にポリメチルペンテンは、超音波の透過率及び反射率に影響する音響インピーダンスが、他の材料と比較して人体(乳房)と近い値となっており、超音波画像に与えるノイズの割合を低下できる。したがって、圧迫部42の材料としては、ポリメチルペンテンが好適である。
また、画像取得装置10には、互いに異なる複数種類の圧迫部材40を入れ替えて取り付けられるようになっていてもよい。具体的には、被検者の体格(例えば乳房の大きさ)、乳房の組織構成(例えば脂肪量及び乳腺量)、並びに撮影の種類(例えば拡大撮影及びスポット撮影)等に応じて、それぞれ異なる材質、大きさ及び形状の圧迫部材40を取り付けるようにしてもよい。例えば、乳房の大きさに応じた圧迫部材、腋窩撮影用の圧迫部材、拡大撮影用の圧迫部材、並びに、病変が存在する領域のみの放射線画像を撮影する、いわゆるスポット撮影用の圧迫部材等を用いてもよい。すなわち、圧迫部材40は、乳房全体を圧迫するものに限らず、乳房の一部を圧迫するような乳房よりも小さいものであってもよい。
図4に、図3の圧迫部材40と異なる他の形態の一例として、小乳房用の圧迫部材40Sの三面図を示す。図4の三面図には、圧迫部材40Sを上側(放射線照射部17側)から見た上面図、被検者側から見た側面図、及び被検者の右側から見た側面図が含まれる。圧迫部材40Sは、図3の圧迫部材40と同様に、圧迫部42及び支持部46を含む。圧迫部材40Sにおいては、底部43が平坦ではなく、胸壁側(取付部47から離れた側)に比べて、取付部47側が高くなっている。また、壁部44は、高さが一様ではなく、胸壁側の一部の高さが、その他の部分の高さに比べて低くなっている。このような形状によって、圧迫部材40Sは、小さい乳房であってもポジショニング及び圧迫が容易となっている。
このように、画像取得装置10においては、乳房を圧迫状態とするための圧迫部材40、及び超音波画像を取得するための超音波プローブ30の少なくとも一方を着脱可能とすることができる。この場合、画像取得装置10は、取り付けられている圧迫部材40及び超音波プローブ30の種類を検出してもよい。
例えば、圧迫部材40の取付部47に、圧迫部材40の種類ごとに配置が異なる複数のピンを識別情報として設け、圧迫ユニット48に設けられたピンの配置の検知が可能なセンサ(例えばフォトインタラプタ等)によって、識別情報を読み取ってもよい。また例えば、圧迫部材40の任意の位置に圧迫部材40の種類に応じたマーカ(例えばバーコード及び二次元コード等)を識別情報として設け、当該マーカを検出可能なセンサ(例えばCCD(Charge Coupled Device)センサ等)によって、識別情報を読み取ってもよい。
また例えば、圧迫部材40の任意の位置に圧迫部材40の種類に応じた識別情報を有するRFID(Radio Frequency Identification)タグを設け、当該RFIDタグを読取可能なRFIDリーダによって、識別情報を読み取ってもよい。また例えば、圧迫部材40の種類ごとの重さと識別情報とを対応付けて予め記憶部22に記憶しておき、重さを検出可能なセンサによって取り付けられた圧迫部材40の重さを測定し、測定値に基づいて識別情報(圧迫部材40の種類)を特定してもよい。
超音波プローブ30についても同様に、例えばピン、マーカ、RFIDタグ及び重さ等に応じて、取り付けられた超音波プローブ30の種類を識別してもよい。
また、画像取得装置10は、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力を検出してもよい。例えば、圧迫部材40が乳房を圧迫すると、その圧迫力に等しい反力が圧迫部材40の駆動部にかかる。これを利用して、圧迫ユニット48内に駆動部にかかる反力を検出する歪ゲージ(例えばロードセル等)を設け、当該歪ゲージによって検出された反力を、圧迫力として検出してもよい。また例えば、半導体式圧力センサ及び静電容量式圧力センサ等を用いて、圧迫力を検出してもよい。また例えば、圧迫ユニット48側に代えて、圧迫部材40側に、圧迫力を検出する各種センサを設けてもよい。
なお、圧迫部材40の底部43の上面43A及び/又は乳房との接触面43Bには、ゲル状又は液状の超音波透過性を有する媒質が塗布されていてもよい。このような媒質としては、例えば、人体(乳房)の音響インピーダンスに近い音響インピーダンスを有する公知の超音波検査用ゼリーを適用できる。すなわち、画像取得装置10は、ゲル状又は液状の超音波透過性を有する媒質が塗布された状態の圧迫部材40によって圧迫状態とされた乳房の超音波画像を、圧迫部材40を介して取得してもよい。この場合、超音波プローブ30の超音波放射面と上面43Aとの界面、及び/又は、接触面43Bと乳房との界面に空気が入ることを抑制でき、各界面における音響インピーダンスの差を小さくできるので、超音波画像に与えるノイズの割合を低下できる。
また、画像取得装置10による乳房の撮影方式は特に限定されない。例えば頭尾方向(CC:Cranio-Caudal)撮影、内外斜位方向(MLO:Medio-Lateral Oblique)撮影、乳房の一部を撮影する拡大撮影及びスポット撮影等であってもよい。CC撮影は、上下方向(Z方向)に撮影台16と圧迫部材40とで乳房を挟み込むことで、圧迫状態の乳房を撮影する方式である。MLO撮影は、アーム部12の基台14に対する回転角度が45度以上90度未満となるよう傾けた状態で、撮影台16と圧迫部材40とで乳房を挟み込むことで、腋窩部分を含む圧迫状態の乳房を撮影する方式である。
また例えば、画像取得装置10は、トモシンセシス撮影を行うものであってもよい。トモシンセシス撮影では、照射角度が異なる複数の照射位置の各々から放射線源17Rにより乳房に向けて放射線Rを照射して、複数枚の乳房の放射線画像が撮影される。すなわちトモシンセシス撮影においては、撮影台16、圧迫部材40及び乳房等の角度は固定としたまま、放射線照射部17の基台14に対する回転角度を変えて撮影が行われる。
また、画像取得装置10では、被検者が起立している状態(立位状態)のみならず、被検者が椅子及び車椅子等に座った状態(座位状態)において、被検者の乳房がポジショニングされるものであってもよい。
コンソール50は、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の種類に応じて、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。また、コンソール50は、RIS6から取得した撮影オーダ及びユーザの指示等に応じて放射線画像を取得するよう、画像取得装置10の制御を行う。また、コンソール50は、画像取得装置10において撮影された放射線画像に含まれる関心領域の位置に合わせて超音波画像を取得できるよう、超音波プローブ30の位置を制御する。以下、コンソール50について説明する。
図5を参照して、コンソール50のハードウェア構成の一例を説明する。図5に示すように、コンソール50は、CPU51、不揮発性の記憶部52、及び一時記憶領域としてのメモリ53を含む。また、コンソール50は、液晶ディスプレイ等のディスプレイ54、タッチパネル、キーボード及びマウス等の操作部55、並びにI/F部56を含む。I/F部56は、画像取得装置10、RIS6及びその他外部装置等との有線又は無線通信を行う。CPU51、記憶部52、メモリ53、ディスプレイ54、操作部55及びI/F部56は、システムバス及びコントロールバス等のバス58を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
記憶部52は、例えば、HDD、SSD及びフラッシュメモリ等の記憶媒体によって実現される。記憶部52には、コンソール50における情報処理プログラム57が記憶される。CPU51は、記憶部52から情報処理プログラム57を読み出してからメモリ53に展開し、展開した情報処理プログラム57を実行する。コンソール50としては、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末及びウェアラブル端末等を適宜適用できる。
また、記憶部52には、画像取得装置10で取得された放射線画像及び超音波画像の画像データ及びその他の各種情報等が記憶される。放射線画像及び超音波画像の画像データは、撮影オーダ及び撮影情報の少なくとも一方と対応付けられて記憶されていてもよい。撮影情報とは、例えば、撮影オーダに含まれる被検者情報及び撮影種目、撮影を行った撮影者(例えば医師及び技師等のユーザ)を示す撮影者情報、撮影を行った日時を示す日時情報、のうち少なくとも1つであってもよい。
図6を参照して、コンソール50の機能的な構成の一例について説明する。図6に示すように、コンソール50は、取得部60、設定部62及び制御部64を含む。CPU51が情報処理プログラム57を実行することにより、CPU51が取得部60、設定部62及び制御部64として機能する。
(圧迫力の上限値の設定)
取得部60は、画像取得装置10に取り付けられた、圧迫部材40の種類を示す種類情報を取得する。種類情報とは、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の材質、大きさ及び形状のうち少なくとも1つを示す情報である。特に、種類情報は、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の材質を少なくとも示すことが好ましい。
図7に、圧迫部材40の種類情報の一例を示す。図7は、圧迫部材40の識別情報と、材質と、幅(X方向)、奥行(Y方向)及び高さ(Z方向)を含む大きさと、形状と、が対応付けられたテーブルTを示す。形状の欄に示す「CC/MLO用」とは、例えば図3に示すような底部43が平板型の圧迫部材である。「小乳房CC/MLO用」とは、例えば図4に示すような底部43が平坦ではなく、ポジショニングを実施するユーザの手を引き抜きやすい形状の圧迫部材である。「スポット撮影用」及び「腋窩用」は、それぞれスポット撮影及び腋窩部の撮影に適した大きさの圧迫部材である。「生検用」とは、例えば乳房の細胞及び/又は組織を採取するための針を通す孔が底部43に設けられている圧迫部材である。
例えば、取得部60は、画像取得装置10によって検出された圧迫部材40の種類を示す識別情報を取得し、当該識別情報をテーブルTに照合することで、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の種類情報を特定してもよい。テーブルTは、例えば記憶部52に予め記憶されていてもよい。
設定部62は、取得部60により取得された種類情報に基づいて、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。具体的には、設定部62は、種類情報が、圧迫部材40が相対的に弱い強度を有する種類であることを示す場合に、圧迫力の上限値として相対的に低い値を設定する。換言すれば、設定部62は、種類情報が、圧迫部材40が相対的に強い強度を有する種類であることを示す場合に、圧迫力の上限値として相対的に高い値を設定する。「強度」とは、例えば曲げ強度及び引張降伏応力(降伏点応力)等で評価される機械的強度のことをいう。
例えば、圧迫部材40の強度は材質に応じて異なると考えられる。上述したように、圧迫部材40の材料としては、ポリメチルペンテン(PMP)及びポリカーボネート(PC)等の樹脂を用いることができ、特に音響インピーダンスの観点からはPMPが好適とされる。しかしPMPの強度は、PC等の他の材質と比較して弱いことが知られている。例えば、曲げ強度はPCが91~94MPa(メガパスカル)程度であるのに対し、PMPは25~40MPa程度である。また例えば、引張降状応力は、PCが63~69MPa程度であるのに対し、PMPは25~32MPa程度である。そこで、設定部62は、取得部60により取得された種類情報が、ポリメチルペンテン(PMP)を含む材質を示す場合に、圧迫力の上限値として他の材質(例えばPC)の場合よりも相対的に低い値を設定してもよい。
また例えば、圧迫部材40の強度は大きさ及び形状に応じて異なると考えられる。例えば、図3の圧迫部材40と図4の圧迫部材40Sとでは、底部43の大きな図3の圧迫部材40の方が変形しやすく強度が弱いといえる。そこで、設定部62は、取得部60により取得された種類情報が、強度が相対的に弱い大きさ及び形状を示す場合に、圧迫力の上限値として他の大きさ及び形状を示す場合よりも相対的に低い値を設定してもよい。
図8に、種類情報に基づいて設定される圧迫力の上限値の一例を示す。図8に示すように、設定部62は、種類情報(すなわち圧迫部材40の材質、大きさ及び形状のうち少なくとも1つ)ごとに予め定められた圧迫力の上限値を設定してもよい。なお、設定部62は、例えば種類情報が図8のNo.1とNo.2を同時に満たす場合など、種類情報に基づいて複数の上限値が設定される場合、圧迫力の上限値を最も低い値(150N(ニュートン))に設定してもよい。種類情報ごとに予め定められた圧迫力の上限値は、例えば記憶部52に予め記憶されていてもよい。
(放射線画像の取得)
取得部60は、RIS6から撮影オーダを取得する。撮影オーダには、例えば、撮影を行う被検者の名前、性別及び生年月日等の被検者情報、並びに撮影を行う撮影種目等が含まれる。撮影種目とは、例えば、CC撮影、MLO撮影、拡大撮影、スポット撮影及びトモシンセシス撮影等の各種撮影を、左右の乳房ごとに指定したものである。
制御部64は、取得部60により取得された撮影オーダに従って乳房のポジショニング及び圧迫を実施するよう、医師及び技師等のユーザへの指示をディスプレイ54に表示させる。また、制御部64は、設定部62により設定された上限値を超えた圧迫力がかからないよう、画像取得装置10を制御する。ユーザによる乳房のポジショニング及び圧迫が完了すると、制御部64は、撮影オーダに応じて放射線画像を撮影するよう、画像取得装置10に対して指示する。
(超音波画像の取得)
制御部64による撮影の指示に応じて画像取得装置10で放射線画像が撮影された後、取得部60は、当該放射線画像を取得する。具体的には、取得部60は、I/F部56を介して画像取得装置10の記憶部22に記憶された放射線画像を取得してもよいし、記憶部52に記憶済みの放射線画像を取得してもよいし、外部装置に保存されている放射線画像を取得してもよい。
制御部64は、取得部60により取得された放射線画像に含まれる関心領域を抽出する。関心領域とは、例えば石灰化及び腫瘤等の病変によって放射線画像に出現する、異常陰影の領域である。関心領域は、例えば、公知のCAD(Computer Aided Detection/Diagnosis)技術を用いて抽出してもよいし、操作部55を介してユーザにより指定された領域を関心領域として抽出してもよい。
CAD技術を用いて関心領域を抽出する方法としては、例えば、CNN(Convolutional Neural Network)等の学習モデルを用いた方法を適用してもよい。例えば、制御部64は、放射線画像を入力とし、当該放射線画像に含まれる関心領域を抽出して出力するよう学習された学習モデルを用いて、放射線画像から関心領域を抽出してもよい。
制御部64は、放射線画像から抽出した関心領域が超音波画像に写り込むよう、画像取得装置10における超音波プローブ30の位置を制御する。具体的には、制御部64は、関心領域に対応する圧迫部材40上の位置を特定し、特定した圧迫部材40上の位置に超音波プローブ30を移動させるよう、画像取得装置10に対して指示する。
次に、図9を参照して、本実施形態に係るコンソール50の作用を説明する。コンソール50において、CPU51が情報処理プログラム57を実行することによって、図9に示す制御処理が実行される。制御処理は、例えば、ユーザにより操作部55を介して実行開始の指示があった場合に実行される。
ステップS10で、取得部60は、画像取得装置10に取り付けられた、圧迫部材40の種類を示す種類情報を取得する。ステップS12で、設定部62は、ステップS10で取得された種類情報に基づいて、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。ステップS14で、取得部60は、RIS6から撮影オーダを取得する。ステップS16で、制御部64は、ステップS14で取得された撮影オーダに従って乳房のポジショニング及び圧迫を実施させる指示をディスプレイ54に表示させ、ステップS12で設定された上限値を超えた圧迫力がかからないよう画像取得装置10を制御する。
ステップS18で、制御部64は、ステップS14で取得された撮影オーダに応じて放射線画像を撮影するよう、画像取得装置10に対して指示する。ステップS20で、取得部60は、ステップS18における指示に応じて画像取得装置10で撮影された放射線画像を取得する。ステップS22で、制御部64は、ステップS20で取得された放射線画像に含まれる関心領域を抽出する。ステップS24で、制御部64は、ステップS22で抽出された関心領域が超音波画像に写り込むような位置に超音波プローブ30を移動させるよう、画像取得装置10に対して指示し、本制御処理を終了する。
以上説明したように、本開示の一態様に係るコンソール50は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、撮影台16と圧迫部材40との間で圧迫状態とした乳房に放射線Rを照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置10に取り付けられた、圧迫部材40の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値を設定する。
すなわち、本実施形態に係るコンソール50によれば、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の種類に応じて、圧迫力の上限値を適切に設定できる。例えば、乳房の大小等の形状、脂肪量及び乳腺量等の組織構成、並びに撮影目的等に応じて、適した材質、大きさ及び形状の圧迫部材40に取り替える場合であっても、それぞれの圧迫部材40の強度に応じて圧迫力の上限値を適切に制御できる。したがって、何れの種類の圧迫部材40が画像取得装置10に取り付けられても、圧迫部材40が変形するような強い圧迫がなされることがなく、適切に圧迫部材40の劣化を抑制できる。
なお、上記第1実施形態では、図8に示すように、圧迫部材40の材質、大きさ及び形状のうち少なくとも1つに基づいて、圧迫部材40が相対的に弱い強度を有すると判定される場合に、圧迫力の上限値として相対的に低い値を設定する形態について説明したが、これに限らない。例えば、圧迫部材40の種類情報ごと(すなわち識別情報ごと)に、その強度に応じて圧迫力の上限値を予め定め、図7のテーブルTに加えて記憶部52に記憶しておいてもよい。この場合、圧迫部材40の種類(材質、大きさ及び形状)ごとに、より適切に圧迫力の上限値を設定できる。
[第2実施形態]
圧迫部材40の種類、すなわち圧迫部材40の強度が異なれば、圧迫が繰り返されることによる圧迫部材40の劣化のペースも異なると考えられる。そこで、第2実施形態に係るコンソール50は、圧迫部材40ごとに使用状況を記録し、圧迫部材40の種類に応じた異なる基準で圧迫部材40を管理する。以下、第2実施形態に係るコンソール50の機能について説明するが、第1実施形態と重複する一部の説明は省略する。
取得部60は、画像取得装置10に取り付けられた圧迫部材40が乳房に加えた圧迫力、圧迫時間及び圧迫回数、並びに圧迫部材40が最初に使用された時点からの経過時間のうち少なくとも1つを示す使用情報を含むログを、圧迫部材40ごとに取得する。圧迫時間とは、圧迫部材40が乳房に予め定められた閾値以上の圧迫力を加えていた時間である。図10に、ある1つの圧迫部材40についての使用情報を含むログの一例を示す。
例えば、画像取得装置10が、取り付けられている圧迫部材40ごとに固有の識別情報を検出し、識別情報と、センサによって検出した圧迫力及び圧迫時間と、を対応付けて記憶部22に記録してもよい。また、画像取得装置10による放射線画像及び/又は超音波画像の取得が終わった後、取得部60が、画像取得装置10の記憶部22に記録されている識別情報、圧迫力及び圧迫時間を取得し、識別情報ごとの使用情報のログを作成して記憶部52に蓄積してもよい。なお、画像取得装置10は、上述した圧迫部材40の種類ごとの識別情報と同様に、例えばピン、マーカ、RFIDタグ及び重さ等に応じて、取り付けられた圧迫部材40ごとに固有の識別情報を検出してもよい。
制御部64は、取得部60により取得された使用情報が、圧迫部材40の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知する制御を行う。具体的には、制御部64は、使用情報に基づいて圧迫部材40が劣化している可能性が有ると判定した場合に、警告及び圧迫部材40の交換を促す報知を行ってもよい。例えば、制御部64は、コンソール50のディスプレイ54に報知内容を表示してもよい。また例えば、制御部64は、コンソール50又は画像取得装置10に設けられたLED(Light Emitting Diode)による点灯及び/又は消灯を用いて報知してもよい。また例えば、制御部64は、コンソール50又は画像取得装置10に設けられたスピーカから音を発することで報知してもよい。
図11に、圧迫部材40の種類ごとに予め定められた条件の一例を示す。図11に示すように、予め定められた条件とは、例えば圧迫回数、圧迫部材40にかかった負荷量、及び圧迫部材40が最初に使用された時点からの経過時間等に関する閾値である。例えば、圧迫部材40の劣化は、圧迫が繰り返されることによって進行していく。そこで、制御部64は、圧迫回数が予め定められた閾値を超えた場合、報知してもよい。
また例えば、圧迫部材40の劣化は、圧迫部材40にかかった負荷量が大きいほど早く進行していく。そこで、制御部64は、使用情報に基づいて、圧迫部材40の負荷量を導出し、導出した負荷量が、圧迫部材40の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知してもよい。具体的には、圧迫部材40の劣化は、圧迫力が強いほど、及び圧迫時間が長いほど、早く進行していく。そこで、制御部64は、圧迫部材40による圧迫が行われた各回における圧迫力をP、圧迫時間をTとし、予め定められた定数をAとした場合、下記式によって表される積算値を負荷量Lとして導出してもよい。
L=Σ(P×T×A)
また例えば、圧迫部材40は、光、湿気及び温度変化等によって経年劣化する。また、衛生面の観点からも圧迫部材40は定期的に交換されることが望ましい。そこで、制御部64は、圧迫部材40が最初に使用された時点からの経過時間が予め定められた閾値を超えた場合、報知してもよい。経過時間は、例えば、ログに記録されている最初の使用日から現時点までの期間に基づいて特定可能である。
なお、制御部64は、これらの圧迫回数、負荷量及び経過時間に関する条件を適宜組み合わせて、報知するか否かを制御してもよい。例えば、複数の条件のうち何れか1つが満足された時点で報知してもよいし、全てが満足された時点で報知してもよい。
劣化が進行した可能性のある圧迫部材40については、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値をより低く設定することで、劣化の進行を遅らせることができる場合がある。そこで、制御部64は、取得部60により取得された使用情報が、圧迫部材40の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値として相対的に低い値を設定する制御を行ってもよい。同様に、制御部64は、使用情報に基づいて導出した負荷量が、圧迫部材40の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、圧迫力の上限値として相対的に低い値を設定してもよい。
例えば、材質がPMPの圧迫部材40の圧迫力の上限値は、初期状態(圧迫回数が0回の状態)において150Nである(図8参照)。制御部64は、当該圧迫部材40に関する使用情報が図11のNo.1の条件を満たした場合、圧迫力の上限値を相対的に低い値(例えば130N)に設定し直してもよい。また例えば、制御部64は、条件を段階的に設け、より劣化が進行したと考えられる条件(例えば圧迫回数が40万回超)を満たした場合に、圧迫力の上限値をより低い値(例えば120N)に設定してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るコンソール50によれば、画像取得装置10に取り付けられている圧迫部材40の使用状況及び種類を考慮して、適切に劣化の度合を管理できる。したがって、圧迫部材40が劣化することにより生じ得る、圧迫部材40の変形を抑制できる。
[第3実施形態]
放射線画像の撮影においては、被ばく線量の低減、画質の向上及び体動の抑制のために、放射線Rを照射する間は乳房を強い圧迫力で圧迫すること求められる。一方、超音波画像の取得においては、画像を見て病変を探しながら超音波プローブ30を走査する等の作業によって、放射線画像の撮影よりも時間がかかる場合がある。この期間中、放射線画像の撮影時と同様の強い圧迫力で乳房を圧迫し続けることは、圧迫部材40の劣化が進行し、被検者の負担となるため好ましくない。そこで、第3実施形態に係るコンソール50は、放射線画像の撮影と、超音波画像の取得と、の各段階で圧迫部材40が乳房に加える圧迫力を変更する。以下、第3実施形態に係るコンソール50の機能について説明するが、第1及び第2実施形態と重複する一部の説明は省略する。
制御部64は、取得部60により取得された種類情報に基づいて、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を、放射線画像の撮影が完了する前(特に放射線Rが照射されている期間)の圧迫力よりも下げる制御を行う。具体的には、種類情報が、圧迫部材40が相対的に弱い強度を有する種類であることを示す場合に、制御部64は、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を下げるようにしてもよい。
例えば、放射線画像の撮影が完了する前の圧迫力は120Nであるとする。制御部64は、種類情報が、相対的に弱い強度のポリメチルペンテン(PMP)を含む材質を示す場合に、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を例えば80Nにする等、放射線画像の撮影が完了する前の圧迫力(120N)よりも下げてもよい。このような形態によれば、適切に圧迫部材40の劣化を抑制できる。
なお、圧迫部材40が相対的に強い強度を有する種類である場合は、放射線画像の撮影前後で同じ圧迫力で圧迫し続けてもよいが、被検者の負担を減らすという観点からは放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を下げることが好ましい。この場合、制御部64は、圧迫部材40の種類に応じて、放射線画像の撮影が完了する前後における圧迫力の下げ幅を異ならせてもよい。例えば、放射線画像の撮影が完了する前の圧迫力は、圧迫部材40の種類によらず一律で120Nであるとする。制御部64は、放射線画像の撮影が完了した後の圧迫力を、種類情報が相対的に強い強度のPCを含む材質を示す場合は100Nに下げ、種類情報が相対的に弱い強度のPMPを含む材質を示す場合は80Nに下げてもよい。
なお、超音波画像を取得した後の圧迫の解除は、ユーザがコンソール50の操作部55及び/又は画像取得装置10の操作部26を介して指示してもよいし、制御部64が超音波画像を画像取得装置10から取得した時点で指示してもよい。
[第4実施形態]
圧迫部材40が劣化した場合に圧迫部材40に圧迫力を加えると、変形が生じ、適切に乳房を圧迫することができなくなる場合がある。そこで、第4実施形態に係るコンソール50は、圧迫部材40の変形状況を監視する。以下、第4実施形態に係るコンソール50の機能について説明するが、第1~第3実施形態と重複する一部の説明は省略する。
取得部60は、画像取得装置10において乳房を圧迫している状態の圧迫部材40の、乳房に対する圧迫方向(上下方向/Z方向)の移動量を取得する。圧迫部材40の圧迫方向の移動量としては、例えば、圧迫ユニット48に備えられた駆動部の基準位置からの駆動量を用いてもよいし、当該駆動部又は圧迫部材40の圧迫方向の位置を測定するセンサによる測定値を用いてもよい。
位置を測定するセンサとしては、例えば、TOF(Time of Flight)カメラ等の撮影対象との距離を測定する装置を用いてもよい。TOFカメラは、TOF方式を用いて距離画像を撮影するカメラであり、撮影対象に赤外線等の光を照射し、その反射光を受光するまでの時間、又は出射光と受光光との位相変化に基づいて、TOFカメラと撮影対象との間の距離を測定する。TOFカメラによって撮影される距離画像は、画素毎に、TOFカメラと撮影対象との間の距離を表す距離情報を有する。
制御部64は、取得部60により取得された移動量に基づいて、圧迫部材40の変形を監視する。具体的には、制御部64は、移動量が予め定められた閾値よりも大きくなった場合に、圧迫部材40が変形したと検知してもよい。閾値としては、例えば、現時点で乳房の圧迫を実施している被検体について、過去にも乳房の圧迫を行ったことがある場合の、前回の移動量を用いてもよい。前回の移動量は、例えば、記憶部52に記憶されていてもよい。
図12に、変形した圧迫部材40の概略図を示す。図12では、圧迫部材40の取付部47側が、点線で図示した変形していない正常な圧迫部材40の位置z1から、乳房をより押し込む方向の位置z2に変位している。この場合、圧迫部材40の基準位置z0からの移動量は増加する。制御部64は、今回の圧迫における移動量(z0~z2)と、前回の圧迫における移動量(z0~z1)と、の差が閾値(例えば±2~3mm)よりも大きい場合に、圧迫部材40が変形したと検知してもよい。
また、制御部64は、圧迫部材40の変形を検知した場合に、報知及び圧迫部材40による圧迫の停止の少なくとも一方を実行する。例えば、制御部64は、コンソール50のディスプレイ54に圧迫部材40が変形している可能性を示す報知内容を表示してもよい。また例えば、制御部64は、コンソール50又は画像取得装置10に設けられたLEDによる点灯及び/又は消灯を用いて報知してもよい。また例えば、制御部64は、コンソール50又は画像取得装置10に設けられたスピーカから音を発することで報知してもよい。このような形態によれば、圧迫部材40が変形した可能性がある場合にユーザによる確認を促すことができるので、適切に乳房を圧迫できる。
なお、上記第4実施形態においては、移動量に基づいて圧迫部材40の変形を監視する形態について説明したが、これに限らない。例えば、制御部64は、TOFカメラ等のセンサを用いて、圧迫部材40の変形を監視してもよい。
なお、上記各実施形態では、圧迫部材40に設けられた識別情報を画像取得装置10が読み取り、取得部60が当該識別情報を取得して図7のテーブルに照合することで、圧迫部材40の種類情報を特定する形態について説明したが、これに限らない。例えば、種類情報は、ユーザによって操作部55を介して入力されてもよい。また例えば、種類情報のうち圧迫部材40の大きさ及び形状は、測定により取得されてもよい。圧迫部材40の大きさ及び形状を測定する手段としては、例えば、TOFカメラ等の撮影対象との距離を測定する装置を用いることができる。
また、上記各実施形態においては、コンソール50が制御する対象の画像取得装置10が超音波プローブ30を備える形態について説明したが、これに限らない。例えば、コンソール50が制御する対象の画像取得装置として、放射線源と、放射線検出器と、放射線源と放射線検出器との間に配置された撮影台と、撮影台との間で乳房を圧迫する圧迫部材と、を備える、一般的なマンモグラフィ装置を適用してもよい。この場合であっても、例えば、マンモグラフィ装置に種類の異なる(すなわち強度の異なる)圧迫部材40を適宜入れ替えて取り付ける場合に、コンソール50が圧迫部材40の強度に応じた圧迫力の上限値を設定できるので、圧迫部材40の劣化を抑制できる。
また、上記各実施形態では、コンソール50が本開示の制御装置の一例である形態について説明したが、コンソール50以外の装置が本開示の制御装置の機能を備えていてもよい。換言すると、取得部60、設定部62及び制御部64の機能の一部又は全部を、例えば画像取得装置10及び外部装置等の、コンソール50以外の装置が備えていてもよい。例えば、画像取得装置10の制御部20が、圧迫部材40の種類を示す種類情報を取得し、種類情報に基づいて、圧迫部材40が乳房に加える圧迫力の上限値を設定してもよい。
また、上記各実施形態において、例えば、制御部20、取得部60、設定部62及び制御部64といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記各実施形態では、画像取得装置10における各種プログラムが制御部20に含まれるROMに予め記憶(インストール)され、コンソール50における情報処理プログラム57が記憶部52に予め記憶されている態様を説明したが、これに限定されない。画像取得装置10における各種プログラム及び情報処理プログラム57は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、画像取得装置10における各種プログラム及び情報処理プログラム57は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。さらに、本開示の技術は、プログラムに加えて、プログラムを非一時的に記憶する記憶媒体にもおよぶ。
本開示の技術は、上記実施形態例及び実施例を適宜組み合わせることも可能である。以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。
1 画像取得システム
2 乳房
6 RIS
10 画像取得装置
12 アーム部
14 基台
15 軸部
16 撮影台
16A 撮影面
17 放射線照射部
17R 放射線源
20 制御部
22、52 記憶部
24、56 I/F部
26、55 操作部
28 放射線検出器
30 超音波プローブ
36 支持部
38 プローブユニット
40、40S 圧迫部材
42 圧迫部
43 底部
43A 上面
43B 接触面
44 壁部
46 支持部
47 取付部
48 圧迫ユニット
49 腕
50 コンソール
51 CPU
53 メモリ
54 ディスプレイ
57 情報処理プログラム
58 バス
60 取得部
62 設定部
64 制御部
R 放射線

Claims (18)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、前記圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、
    前記種類情報に基づいて、前記圧迫部材が前記乳房に加える圧迫力の上限値を設定する
    制御装置。
  2. 前記種類情報は、前記圧迫部材の材質、大きさ及び形状のうち少なくとも1つを示す
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記種類情報は、少なくとも前記圧迫部材の材質を示す
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記種類情報が、前記圧迫部材が相対的に強い強度を有する種類であることを示す場合に、前記上限値として相対的に高い値を設定し、
    前記種類情報が、前記圧迫部材が相対的に弱い強度を有する種類であることを示す場合に、前記上限値として相対的に低い値を設定する
    請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記種類情報が、ポリメチルペンテンを含む材質を示す場合に、前記上限値として他の材質の場合よりも相対的に低い値を設定する
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記圧迫部材が前記乳房に加えた圧迫力、圧迫時間及び圧迫回数、並びに前記圧迫部材が最初に使用された時点からの経過時間のうち少なくとも1つを示す使用情報を含むログを、前記圧迫部材ごとに取得する
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記使用情報が、前記圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知する
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記使用情報に基づいて、前記圧迫部材の負荷量を導出し、
    前記負荷量が、前記圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、報知する
    請求項6又は請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記使用情報が、前記圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、前記上限値として相対的に低い値を設定する
    請求項6から請求項8の何れか1項に記載の制御装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記使用情報に基づいて、前記圧迫部材の負荷量を導出し、
    前記負荷量が、前記圧迫部材の種類ごとに予め定められた条件を満たした場合に、前記上限値として相対的に低い値を設定する
    請求項6から請求項9の何れか1項に記載の制御装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記種類情報に基づいて、前記放射線画像の撮影が完了した後の前記圧迫力を、前記放射線画像の撮影が完了する前の前記圧迫力よりも下げる
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の制御装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記種類情報が、ポリメチルペンテンを含む材質を示す場合に、前記放射線画像の撮影が完了した後の前記圧迫力を、前記放射線画像の撮影が完了する前の前記圧迫力よりも下げる
    請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記プロセッサは、
    前記圧迫部材の前記乳房に対する圧迫方向の移動量を取得し、
    前記移動量に基づいて、前記圧迫部材の変形を監視し、
    前記圧迫部材の変形を検知した場合に、報知及び前記圧迫部材による圧迫の停止の少なくとも一方を実行する
    請求項1から請求項12の何れか1項に記載の制御装置。
  14. 前記プロセッサは、
    前記移動量が予め定められた閾値よりも大きくなった場合に、前記圧迫部材が変形したと検知する
    請求項13に記載の制御装置。
  15. 請求項1から請求項14の何れか1項に記載の制御装置と、
    放射線源と、
    放射線検出器と、
    前記放射線源と前記放射線検出器との間に配置された撮影台と、
    前記撮影台との間で乳房を圧迫する圧迫部材と、
    を備える画像取得装置。
  16. 前記放射線源と前記圧迫部材との間に配置された超音波プローブを更に備える
    請求項15に記載の画像取得装置。
  17. 撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、前記圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、
    前記種類情報に基づいて、前記圧迫部材が前記乳房に加える圧迫力の上限値を設定する
    処理を含む制御方法。
  18. 撮影台と圧迫部材との間で圧迫状態とした乳房に放射線を照射させて放射線画像を撮影する画像取得装置に取り付けられた、前記圧迫部材の種類を示す種類情報を取得し、
    前記種類情報に基づいて、前記圧迫部材が前記乳房に加える圧迫力の上限値を設定する
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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