JP2023136450A - 画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラム - Google Patents

画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数カメラ間でのカラーマッチングの精度を向上することができる画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラムを提供する。【解決手段】制御装置300は、ディスプレイウォール500上のパターン表示画像50の撮像装置A100,B200による撮像画像IMG_A,IMG_Bを用いて、撮像装置A100,B200のカラーマッチングを行うため、ディスプレイウォール500の表示画面に対する撮像装置A100,B200の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値をメモリ305に記憶し、視野角特性補正部3023で、撮像画像IMG_A,IMG_Bにおけるパターン表示画像50に視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成し、色補正値算出部3024で複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラムに関し、特に、表示装置を撮像する複数台の撮像装置のカラーマッチングを行う画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラムに関する。
映像制作では通常、複数のカメラを用いて撮像が行われるが、カメラの個体差、使用するレンズの違い、及び照明環境などの撮像条件の違いによって、同一被写体であってもカメラ間で色が異なる場合がある。このため、カメラ間の輝度や色合わせ(以降、カラーマッチングとする)へのニーズは高まっている。
また、近年では、背景に高精細なLEDディスプレイを面方向に並べて大画面を構成したLEDディスプレイウォールを用いて、あたかも目的のロケーションで撮像したかのような映像を作り出せるバーチャルプロダクションのユースケースが拡大している。
このユースケースでは、事前の実物のカラーチャートを使ったカラーマッチングと併せて、現場でLEDディスプレイウォールにカラーチャートを表示して、カラーマッチングが行われている。実物だけでなくLEDディスプレイウォールに対してもカラーマッチングが行われる理由は、カメラのカラーフィルタの特性の違いにより、分光特性にピークのあるLEDディスプレイは色のずれが視認されやすいためである。
また、複数のカメラを用いて撮像が行われるため、LEDディスプレイウォールに対して斜めから撮像するカメラもでてくるため、カメラの設置位置毎の環境で調整することになる。
特許文献1では、被写体を撮像した撮像画像と、その撮像画像を表示した表示装置を撮像した再撮像画像とを比較して、比較結果に基づいて補正量を算出し、その補正量を撮像画像データに適用して補正する技術が開示される。
特許文献2では、プロジェクタの照明光源のカラーバランス調整を、基準スクリーンに投影された基準画像を撮像して得た基準カラー信号値に、実使用のスクリーンに投影された基準画像を撮像して得たカラー信号値のバランスが近づけることで行っている。
特開2002-135790号公報 特開2012-68364号公報
しかしながら、特許文献1,2の従来技術では、LEDディスプレイを斜めから見たときに視認される色や輝度のムラ(視野角特性)は考慮されておらず、複数のカメラ間でのカラーマッチングの精度が低下する問題があった。
そこで、本発明は、複数カメラ間でのカラーマッチングの精度を向上することができる画像補正装置、撮像システム、制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像補正装置は、表示手段の表示画面の上に表示画像を表示させ、前記表示画像を複数の撮像装置に撮像させることにより生成された複数の撮像画像を用いて、前記複数の撮像装置のカラーマッチングを行う画像補正装置であって、前記表示手段の表示画面に対する前記複数の撮像装置の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値を記憶した記憶手段と、前記複数の撮像画像における前記表示画像に前記視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成する視野角特性補正手段と、前記複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する色補正値算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項12に係る撮像システムは、複数の撮像装置、表示装置、及びこれらと通信可能に接続する画像補正装置を有する撮像システムであって、前記複数の撮像装置の夫々において、撮影指示に応じて、表示手段の表示画面の上に表示される表示画像を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像画像に色・輝度補正値にもとづく補正を施す色・輝度補正手段と、前記撮影指示を受信し、前記撮像画像を送信し、前記色・輝度補正値を受信し、前記補正が施された後の前記撮像画像を再送信する第一の通信手段と、を備え、前記画像補正装置において、前記表示手段の前記表示画面に対する前記複数の撮像装置の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値を記憶する記憶手段と、前記表示手段の前記表示画面の上に前記表示画像を表示させた後、前記複数の撮像装置に前記撮影指示を送信し、前記複数の撮像装置から送信された複数の撮像画像を受信し、前記色・輝度補正値を前記複数の撮像装置に送信し、前記複数の撮像装置から再送信された複数の撮像画像を受信する第二の通信手段と、前記第二の通信手段で前記送信された前記複数の撮像画像を受信すると、前記複数の撮像画像に前記視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成する視野角特性補正手段と、前記複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する色補正値算出手段と、前記色補正値及び前記視野角補正値を用いて、前記複数の撮像画像の色・輝度を合わせる色・輝度補正値を算出する色・輝度補正値算出手段と、前記第二の通信手段で前記再送信された前記複数の撮像画像を受信すると、前記再送信された複数の撮像画像を含む画像を生成し、該生成した画像の表示指示を前記表示装置に行う表示指示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数カメラ間でのカラーマッチングの精度を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係るディスプレイウォールを用いた撮像システムの構成図である。 図1の撮像システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る色・輝度補正値である色・輝度補正パラメータの撮像画像への適応方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る視野角特性を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラーマッチング処理に用いるカラーチャート画像を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る視野角補正値算出処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る各撮像装置が取得した視野角補正値を算出するためのパッチ検出画像を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラーマッチング処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る各撮像装置の撮像画像から検出されたカラーチャート画像を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る各撮像装置の配置の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る投影装置を用いた撮像システムの構成図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る撮像システム1の構成図を図1に、撮像システム1のハードウェア構成の図ロック図を図2に示す。
図1において、撮像システム1は、レンズA10を装着する撮像装置A100、レンズB20を装着する撮像装置B200、制御装置300、表示装置400、ディスプレイウォール500、映像コントローラ600、及び映像出力装置700から構成される。
図2に示すように、撮像装置A100は、制御装置300へ撮像装置A100が撮像した撮像画像IMG_Aを出力する。また撮像装置A100は、制御装置300からパラメータPARAM_Aを受信し、撮像装置A100,B200間のカラーマッチングをするために撮像装置A100内の画像処理部103にパラメータPARAM_Aを設定する。詳細は後述するが、色・輝度補正パラメータ(色・輝度補正値)もパラメータPARAM_Aに属するパラメータの1つである。また、撮像装置A100は、撮像装置情報INFO_Aを制御装置300に出力する。撮像装置情報INFO_Aには、撮像装置A100の型番やシリアルナンバー、撮像装置A100に装着されるレンズA10の型番やシリアルナンバー、照明光情報や撮像条件を含む撮像装置A100に関連する情報が含まれる。
また図2に示すように、撮像装置A100は、レンズA10をマウントA1を介して装着する。
マウントA1は、撮像装置A100に対してレンズA10を着脱可能に装着するための機構であり、撮像装置A100からレンズA10に電源を供給したり、撮像装置A100とレンズA10との間で相互に通信したりするための電気的接点を備える。マウントA1は、撮像装置A100が有する部分とレンズA10が有する部分とに分かれるが、図2では便宜上まとめて記載している。
レンズA10は、マウントA1を介して撮像装置A100に装着されたレンズである。図2に示すように、レンズA10から入った光は撮像装置A100内のセンサ101で受光され、A/D変換部102でのA/D変換、画像処理部103での画像処理が施された後、撮像画像IMG_Aとなる。また撮像装置A100によって、レンズA10のズーム、フォーカスなどが制御される。
図2に示すように、撮像装置B200は、制御装置300へ撮像装置B200が撮像した撮像画像IMG_Bを出力する。また撮像装置B200は、制御装置300から受信したパラメータPARAM_Bに基づいて制御される。撮像装置B200と撮像装置A100間のカラーマッチングをするために撮像装置B200内の画像処理部203に設定される、詳細は後述する色・輝度補正パラメータもパラメータPARAM_Bに属するパラメータの1つである。また、撮像装置B200は、撮像装置情報INFO_Bを制御装置300に出力する。撮像装置情報INFO_Bには、撮像装置B200の型番、シリアルナンバー、撮像装置B200に装着されるレンズB20の型番、照明光情報などの撮像装置B200に関する情報が含まれる。
また図2に示すように、撮像装置B200は、レンズB20をマウントB1を介して装着する。
マウントB1は、撮像装置B200に対してレンズB20を着脱可能に装着するための機構であり、撮像装置B200からレンズB20に電源を供給したり、撮像装置B200とレンズB20との間で相互に通信したりするための電気的接点を備える。マウントB1は、撮像装置B200が有する部分とレンズB20が有する部分とに分かれるが、図2では便宜上まとめて記載している。
レンズB20は、マウントB2を介して撮像装置B200に装着されたレンズである。図2に示すように、レンズB20から入った光は撮像装置B200内のセンサ201で受光され、A/D変換部202でのA/D変換、画像処理部203での画像処理が施された後、撮像画像IMG_Bとなる。また撮像装置B200によって、レンズB20のズーム、フォーカスなどが制御される。
図1に示すように、制御装置300(画像補正装置)は、表示装置400に画像IMG_Cを出力する。制御装置300では、画像IMG_Cとして、撮像装置A100,B200の夫々から受信したカラーマッチング後の撮像画像IMG_A,IMG_Bを含む画像や、制御装置300のユーザ制御用のメニューなどが生成される。また、図2に示すように、撮像装置A100,B200の夫々からの撮像装置情報INFO_A,INFO_Bに基づいて、撮像装置A100,B200の夫々へ色・輝度補正パラメータを含むパラメータPARAM_A,PARAM_Bを出力する。さらに、制御装置300は、撮影に用いる実写画像やCG画像の背景画像を画像IMG_Eとしてディスプレイウォール500(表示手段)に出力するためのCOMMAND_Cを映像コントローラ600に出力する。尚、COMMAND_Cには、撮像装置A100,B200のカラーマッチングを行うためのパターン表示画像50(表示画像)を画像IMG_Eに重畳してディスプレイウォール500に出力する指示を含めることもできる。
表示装置400は、制御装置300から受信した画像IMG_Cを表示する。撮像システム1を使用するユーザは表示装置400により、カラーマッチングが行われた後、撮像装置A100,B200の夫々で撮影された撮像画像IMG_A,IMG_Bを確認することができる。
ディスプレイウォール500は、映像コントローラ600から受信した画像IMG_Eを表示する。ディスプレイウォール500は、例えば1ユニットは解像度が384×216であり、複数のユニットで構成される。本実施形態では、図1にあるように、ディスプレイウォール500は湾曲しているものとして説明するが、その限りではない。ユーザはディスプレイウォール500とディスプレイウォール500の前にいる被写体とを、撮像装置A100と撮像装置B200で撮影することで、疑似的にユーザ所望のロケーションで被写体を撮影したようなコンテンツを制作することができる。尚、ディスプレイウォール500を構成する複数のユニットは、本実施形態では複数のLED表示ユニットであり、面方向に縦横並べてディスプレイウォール500が構築されているがこれに限定されない。例えば、ディスプレイウォール500は、LEDではなく有機ELや液晶などのパネルやリアプロジェクション装置で構成しても構わない。ディスプレイウォール500は各ユニットにカラーマトリックスや3D-LUT(Look Up Table)による不図示の補正処理部を持ち、色や輝度が合うように色彩輝度計や調整用の撮像装置A100,B200により調整されている。
映像コントローラ600は、図2に示すように、制御装置300の通信部304からディスプレイウォール500が表示する映像を指示するコマンドCOMMAND_Cを受信する。映像コントローラ600は、コマンドCOMMAND_Cに応じて画像IMG_Dを送出させるコマンドCOMMAND_Dを生成し、これを映像出力装置700へ送信する。さらに、映像コントローラ600は、映像出力装置700から受信した画像IMG_Dをディスプレイウォール500へ画像IMG_Eとして出力する。さらに映像コントローラ600は、制御装置300からのコマンドCOMMAND_Cによりディスプレイウォール500に出力する画像IMG_E(表示画像)にパターン表示画像50を重畳することもできる。尚、映像コントローラ600は、ディスプレイウォール500へ出力する画像IMG_Eとして、映像出力装置700から受信した画像IMG_Dをそのまま送信するのではない。具体的には、映像コントローラ600は、ディスプレイウォール500の構成するユニットの解像度で画像IMG_Dを分割した画像を生成し、さらに分割した画像をどのユニットへ送信するかの割り当てを行い、画像IMG_Eとする。画像IMG_Dはディスプレイウォール500全体の解像度と同じ等倍の場合もあれば、異なる場合もある。異なる場合には、映像コントローラ600は、拡大縮小を行い等倍画像を生成したのちに、画像IMG_Dを分割することで画像IMG_Eを生成する。
映像出力装置700は、様々なコンテンツを格納しており、映像コントローラ600から所定のコンテンツ表示指示をコマンドCOMMAND_Dとして受信すると、該当のコンテンツを画像IMG_Dとして映像コントローラ600へ出力する。映像出力装置700は、例えば、ビデオサーバーや大容量記憶装置である。
本実施形態では、撮像装置A100及び撮像装置B200の2台の撮像装置間のカラーマッチングを行う撮像システム1を例として説明するが、カラーマッチングを行う撮像装置の台数は複数であればよく2台以上であっても良い。また、本実施形態では、撮像装置A100および撮像装置B200は交換レンズの装着が可能な撮像装置としたが、レンズ内蔵の撮像装置であっても良い。
次に、図2を用いて撮像装置A100と撮像装置B200と制御装置300の各ブロックの動作をより詳細に説明する。尚、レンズB20はレンズA10と、撮像装置B200は撮像装置A100と同様の構成であるため、レンズB20と撮像装置B200の詳細説明は省略する。
レンズA10は、撮像レンズ11、レンズ制御部12、及びメモリ13を備える。
撮像レンズ11は、アクチュエータやモータからなる不図示の駆動部を有し、レンズ制御部12の制御に従い駆動部が撮像レンズ11を駆動する。撮像レンズ11のアクチュエータやモータは、撮像レンズ11が有する不図示のフォーカスレンズ、ズームレンズ、絞りおよび防振レンズなどを移動または動作させる。
レンズ制御部12は、不図示のマイクロコンピュータを有し、撮像装置制御部108からマウントA1を通じて受信した制御信号に応じて撮像レンズ11を制御する。
メモリ13は、レンズ制御部12が用いる各種データの記憶装置として用いられる。
撮像装置A100は、センサ101(撮像手段)、A/D変換部102、画像処理部103、表示部104、記録媒体105、メモリ106、操作部107、撮像装置制御部108、通信部109、及び画像出力部110を備える。撮像装置A100において、これらはバス111に接続されている。
センサ101は、複数の画素を有する光電変換デバイスである。センサ101は、レンズA10内の撮像レンズ11により形成された被写体像を各画素で光電変換して被写体像に対応したアナログ電気信号を出力する。
A/D変換部102は、センサ101から出力されたアナログ電気信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部103は、A/D変換部102の出力するデジタル信号に対して各種の画像処理を適用し、撮像画像IMG_Aを生成する。画像処理部103は、撮像レンズ11の光学特性が画像に与える影響を画像処理によって補正する光学補正機能や、画素補間処理、輝度信号処理、色信号処理など、いわゆる現像処理を行う。
画像処理部103にて生成された撮像画像IMG_Aは表示部104に表示されたり、メモリカードなどの記録媒体105に記録されたり、画像出力部110から制御装置300の画像入力部303へ出力されたりする。また撮像装置A100,B200間の色・輝度補正パラメータの撮像画像IMG_Aへの適応もこの画像処理部103(色・輝度補正手段)で行う。画像出力部110(第一の通信手段)は、この適応がされた後の撮像画像IMG_Aを制御装置300に再送信する。この再送信があると、制御装置300は、表示装置400に、この適応がされた後の撮像画像IMG_Aを含む画像を画像IMG_Cとして送信する。
以下、色・輝度補正パラメータの撮像画像IMG_A,IMG_Bへの適応方法を説明する。ここでは一例として3D-LUTを用いた色・輝度補正について説明する。図3に3D-LUTの概要を説明するための3D-LUTの一例を示す。ここでは色・輝度変換前の画像はRGB8bitとして説明する。3D-LUTは特定のRGB入力値に対し1対1でRGB出力値を紐づけたテーブルである。図3のRin、Gin、Binはそれぞれ色・輝度変換前のR、G、Bの階調値を、Rout、Gout、Boutはそれぞれ色・輝度変換後のR、G、Bの階調値を表す。図3の3D-LUTはRGBそれぞれ256階調(0~255)且つ1ステップずつ入力階調が変化するテーブルであるためR256×G256×B256で約1677万の組合せからなるテーブルとなる。例えば色・輝度補正前画像のある画素値のRGB値が(Rin、Gin、Bin)=(0、255、255)だった場合、図3の3D-LUTより(Rout、Gout、Bout)=(13、245、252)となる。画像処理部103は、色・輝度補正前画像を構成する各画素値のRGB値に対し、前述の方法で3D-LUTを適応することによって色・輝度を変換した画像を取得することができる。
図3で示した3D-LUTでは、RGBの夫々が256階調且つ1ステップだが、LUTサイズを節約するために例えば16ステップずつでR16×G16×B16で4096の組合せからなる3D-LUTを使用しても良い。その際は既存技術である三角錐補間等を使用することによって3D-LUTで定義されているRGB値の組合せ以外の入力階調も変換することができる。また、本実施形態では3D-LUTを色・輝度補正方法の一例として挙げたがこの限りではなく、例えば既存技術の1D-LUTやカラーマトリックスを色・輝度補正方法として使用しても良く、また、幾つかの手法を組み合わせて使用しても良い。
図2に戻り、メモリ106は、画像処理部103の処理バッファや、撮像装置制御部108が実行するプログラムの記憶装置として利用される。メモリ106は、画像処理部103が使用する光学補正値が定義された光学補正データの記憶装置や、撮像装置A100が表示部104に表示するメニュー画面などのGUIデータの記憶装置としても用いられる。
操作部107は、撮像装置A100の電源のオン/オフを行うための電源スイッチ、画像の記録を開始させる撮像スイッチ、及び各種メニューの設定を行うための選択/設定スイッチ等、ユーザが撮像装置A100に指示を入力するための入力デバイス群である。
撮像装置制御部108は、マイクロコンピュータを有し、メモリ106に記憶されたプログラムを実行し、画像処理部103の制御やレンズA10との通信制御など、撮像システム1全体の動作制御を行う。
通信部109は、例えばLANやUSBなど他機器との通信を行う機能を有し、制御装置300の通信部304との通信を行う。通信部109(第一の通信手段)は、撮像装置情報INFO_Aを制御装置300へ送信し、パラメータPARAM_Aを制御装置300から受信する。
画像出力部110は、例えばLANやHDMI(登録商標)など他機器へ撮像画像IMG_Aを送信する機能を有し、制御装置300の画像入力部303へ撮像画像IMG_Aを出力する。
バス111は、A/D変換部102、画像処理部103、表示部104、記録媒体105、メモリ106、操作部107、撮像装置制御部108、通信部109、画像出力部110と接続し、各処理ブロック間の信号のやり取りを行う。
制御装置300は、制御部301、カラーマッチング処理部302、画像入力部303、通信部304、メモリ305、操作部306、画像出力部307を備え、これらはバス308に接続されている。
制御部301は、マイクロコンピュータを有し、メモリ305に記憶されたプログラムを実行し、カラーマッチング処理部302の制御や撮像装置A100,B200の夫々との通信制御など、制御装置(画像補正装置)全体の動作制御を行う。
カラーマッチング処理部302は、パターン検出部3021、視野角補正値算出部3022、視野角特性補正部3023、及び色補正値算出部3024を備える。
パターン検出部3021(パターン検出手段)は、ディスプレイウォール500に表示されたパターン表示画像50を、撮像装置A100,B100が撮像することにより得られた撮像画像IMG_A,IMG_Bから検出する。具体的には、撮像画像IMG_A,IMG_Bから、パターン表示画像50のエッジや頂点を検出したり、パターン表示画像50に重畳したマーカーを検出したりするなど、既知の技術によりパターン表示画像50の検出が可能である。本実施形態では、パターン表示画像50として、後述の色・輝度補正パラメータLUTの生成に用いる後述する複数のパッチ画像を含むカラーチャート画像(第二のパターン画像)がディスプレイウォール500に表示される。また、パターン表示画像50が表示される同じ領域に、後述の視野角特性の補正のために用いる、特定色の均一画像である白パッチ画像(第一のパターン画像)がディスプレイウォール500に表示される。尚、色・輝度補正パラメータLUTの生成や視野角特性の補正ができるパターンであれば、本実施形態で説明するカラーチャート画像や白パッチ画像は、そのパターン形状・色に依らず、この発明の要旨の範囲内で変更可能である。
また、パターン検出部3021では、検出されたパターン領域が台形形状であった場合には、矩形形状となるように例えば射影変換により変換を行う。後述するように、視野角補正値算出部3022で、視野角補正値を算出することを考慮し、パターン検出部3021は、撮像装置A100,B200の夫々から取得したパターン領域についてその解像度・アスペクト比を同じにする変形を行う。また検出したパターン領域の解像度が大きい場合、パターン検出部3021が、算出処理負荷に応じて、各パターン領域の形状の解像度・アスペクト比を揃えたままさらに縮小処理を行ってもよい。
視野角補正値算出部3022(視野角補正値算出手段)は、撮像装置A100,B200の視野角特性を補正するため、パターン検出部3021で検出した白パッチ画像の各画素が所定の輝度となる補正値(視野角補正値)を算出する。視野角特性とは、ディスプレイウォール500の表示画面に対する撮像装置A100,B200の位置(視野角)により生じる特性である。より具体的には、本実施形態においては、視野角は、ディスプレイウォール500の表示画面の法線方向(以下、単に「ディスプレイウォール500の法線方向」という)からのずれを示す角度である。本実施形態では、視野角特性は、この視野角でディスプレイウォール500の表示画面の白パッチ画像を見た場合の輝度や色の特性であり、図4のような輝度特性を持っている。横軸は水平方向の視野角を示している。縦軸は輝度を示している。本実施形態では、横軸の水平方向の視野角をディスプレイウォール500の法線方向から図1向かって右側を「+」、左側を「-」とする。一般的に視野角特性は、視野角が大きくなるほど輝度や色が暗くなる特性を有する。図4では、視野角特性のうちの輝度特性のみを示しているが、色特性においても同様である。以下、本実施形態では簡単のため輝度特性のみを用いた視野角特性の補正方法を説明するが、色特性についても同様である。また、垂直方向にも同様に視野角特性が存在するが、垂直方向も水平方向と同様の考え方となるため、本実施形態では説明を割愛する。図4に示すように、ディスプレイウォール500の法線方向から見た(視野角が0度である)場合は表示輝度の100%であるため、この法線方向上に位置する撮像装置A100の撮像画像IMG_Aから検出した白パッチ画像Aは輝度が均一な特性となる。一方、この法線方向からずれた方向から見た(視野角が所定角度(≠0度)である)場合は表示輝度は100%を下回るため、この法線方向からずれた位置にある撮像装置B200の撮像画像IMG_Bから検出した白パッチ画像Bの輝度にはムラが生じる。よって視野角補正値算出部3022は、白パッチ画像Bが均一の特性となるように視野角補正値を算出する。つまり、撮像装置A100,B200のうち視野角が最も小さい撮像装置を基準撮像装置とし、非基準撮像装置の視野角特性を除去すべく、白パッチ画像Bの輝度の分布特性が、白パッチ画像Aの輝度の分布特性と一致するように視野角補正値が算出される。白パッチ画像Bのある画素値が(R,G,B)=(128,128,128)であり、白パッチ画像Aの同一座標の画素値が(R,G,B)=(255,255,255)である場合、その画素値についてR,G,Bともに2倍とする視野角補正値が算出される。視野角補正値算出部3022は検出した白パッチ画像の全画素について視野角補正値を算出する。
視野角特性補正部3023(視野角特性補正手段)は、視野角補正値算出部3022で算出した視野角特性補正値を用いた補正を後述のカラーマッチング処理においてパターン検出部3021にて検出したパターン領域に施す。
色補正値算出部3024(色補正値算出手段・色・輝度補正値算出手段)は、色補正値算出用のパターン画像を撮像装置A100,B200の夫々で撮影し、パターン検出部3021により検出した領域内の所定の画素値を用いてカラーマッチング処理を行う。本実施形態では具体的には、カラーマッチング処理として、色・輝度補正パラメータLUTの生成を行う。
色・輝度補正パラメータLUTは、図5に示すカラーチャート画像を用いて生成する方法が一般的である。図5のカラーチャート画像には色の異なる複数のパッチ画像501~512が配置されている。撮像装置A100,B200の撮像画像IMG_A,IMG_Bから検出されたこのカラーチャート画像に基づいて、撮像画像IMG_A,IMG_Bの間のカラーマッチングをするための色・輝度補正パラメータLUTを生成する。ここでは、撮像装置A100,B200のうち視野角が最も小さい撮像装置を基準撮像装置とし、非基準撮像装置に対して、色補正値算出部3024は色・輝度補正パラメータLUTを設定する。本実施形態では、基準撮像装置は撮像装置A100となるので、非基準撮像装置である撮像装置B200に対して、色補正値算出部3024は色・輝度補正パラメータLUTを設定する。
具体的には、まず基準撮像装置である撮像装置A100の撮像画像IMG_Aから検出されたカラーチャート画像に含まれるパッチ画像501~512を基準パッチ画像として取得する。次に、撮像装置B200の撮像画像IMG_Bから検出されたカラーチャート画像に含まれるパッチ画像501~512を取得し、この取得した各パッチ画像に対し上記視野角補正値を用いた補正を行う。その後、補正後の各パッチ画像が上記基準パッチ画像の色と近くなるように、色補正パラメータLUT(色補正値)を生成する。さらに、色補正パラメータLUTと上記視野角補正値を用いて、撮像装置A100,B200のカラーマッチングをするための色・輝度補正パラメータLUTを生成する。
本実施形態では使用する撮像システム1で使用される撮像装置は、撮像装置A100,B200の2台だが、3台以上でも良い。例えば、撮像システム1で使用する撮像装置数がN台の場合、非基準撮像装置の台数は(N-1)台となり、(N-1)個の色・輝度補正パラメータLUTが生成される。
カラーチャートの形状、パッチの数はこの限りではなく、パッチの数を増やすことによって撮像装置A100,B200の色情報をより精細に取得できるがその分補正パラメータLUTの生成処理に負荷がかかるためトレードオフとなる。以上の方法で生成可能な色・輝度補正パラメータLUTは、撮像条件が変更される毎に生成する場合がある。ここで撮像条件の変更とは、例えば、非撮像装置に装着されたレンズを付け替えた場合、照明環境の色温度が異なっている場合、非撮像装置を入れ替えた場合、基準撮像装置のアイリス等のパラメータが異なる場合などである。各撮像条件下で生成された色・輝度補正パラメータLUTはメモリ305に格納される。
画像入力部303(第二の通信手段)は、例えばLANやHDMIなどの画像入力インターフェースを有し、撮像装置A100の画像出力部110から上記送信または再送信された撮像画像IMG_Aを取得する。同様に画像入力部303は、撮像装置B200の画像出力部210から上記送信または再送信された撮像画像IMG_Bを取得する。
通信部304(第二の通信手段)は、例えばLANやUSBなど他機器との通信を行う機能を有し、撮像装置A100の通信部109、撮像装置B200の通信部209、及び映像コントローラ600の不図示の通信部とそれぞれ通信を行う。例えば、色・輝度補正の基準撮像装置が撮像装置A100だった場合、通信部304は、色補正値算出部3024によって決定された色・輝度補正パラメータLUTを撮像装置B200へPARAM_Bとして送信する。通信部304が撮像装置A100,B200の夫々と送受信する他の信号に関しては撮像装置A100の通信部109の説明時に前述したため割愛する。通信部304は、映像コントローラ600に対しては、ディスプレイウォール500に表示する背景画像の指示や後述の視野角補正値算出処理やカラーマッチング処理に用いるパターン表示画像50を重畳する指示を行うコマンドCOMMAND_Cを送信する。このように本実施形態では、制御装置300、撮像装置A100,B200、及び映像コントローラ600が互いに通信可能に接続されている。ここでいう接続とはUSBやLANなどによる有線の接続、Wi-Fiなどの無線の接続のどちらでもよく、装置間で相互に通信して情報をやり取りできる状態であればよい。
メモリ305(記憶手段)は、各種処理バッファや、制御部301が実行するプログラムの記憶装置、図4に示すような色・輝度補正パラメータの記憶装置として利用される。メモリ305は、制御装置300が画像出力部307を介して表示装置400に表示するメニュー画面などのGUIデータの記憶装置としても用いられる。また、撮像装置A100及び撮像装置B200から受信した情報はメモリ305へ格納される。
操作部306は、制御装置300の電源のオン/オフを行うための電源スイッチ、色・輝度補正パラメータの非基準撮像装置への適応及び更新を開始させるスイッチ等、ユーザが制御装置300への指示を入力するための入力デバイス群である。
画像出力部307は、例えばSDIやHDMIなどを介して他機器へ画像を送信する機能を有し、表示装置400へ画像IMG_Cを出力する。
続いて、本実施形態の特徴となる、基準撮像装置及び非基準撮像装置の夫々の撮像画像から検出されたカラーチャート画像からディスプレイウォール500の視野角特性を除去してカラーマッチングの精度を改善する方法について、図6~10を用いて説明する。
<基本動作>
図6は、視野角補正値算出処理のフローチャートである。本処理は、表示装置400に表示された不図示のGUIに対し、ユーザが制御装置300の操作部306の操作によりカラーマッチングの実行を選択した際に開始する。また、本処理は、制御装置300(画像補正装置)の制御部301がメモリ305に記憶されたプログラムを読み出し、不図示のRAMに展開することにより実行される。
ステップS601では、ディスプレイウォール500に白パッチ画像を重畳した画像IMG_Eを表示する指示を、コマンドCOMMAND_Cとして通信部304を介して映像コントローラ600へ出力する。コマンドCOMMAND_Cを受信した映像コントローラ600は、映像出力装置700から受信した画像IMG_Dのパターン表示画像50の領域に白パッチ画像を重畳した画像IMG_Eを生成する。その後、映像コントローラ600は、ディスプレイウォール500に画像IMG_E及びこれを表示する指示を送信する。なお、画像IMG_Dに重畳するパターン表示画像50の解像度はディスプレイウォール500を構成する複数のLED表示ユニットの1つ分の解像度がよい。これは、ディスプレイウォール500を構成する各LED表示ユニットは夫々特性が異なるため、これより大きい解像度とすると、輝度や色の差がLED表示ユニットの境界で発生し、後述のカラーマッチング処理の精度が低下する可能性があるためである。しかしながら、撮像装置A100,B200の配置のため、画像IMG_Dに重畳するパターン表示画像50の解像度を上記のように設定するとカラーマッチング処理ができなくなる場合にはこの限りではない。
ステップS602では、ディスプレイウォール500に表示されたパターン表示画像50(白パッチ画像)を撮影する指示である撮影指示コマンドを、通信部304を介して撮像装置A100,B200の夫々に送信する。
ステップS603では、撮像装置A100,B200の夫々の撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信するまで待機し、撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信した際、ステップS604に進む。所定の時間を経過しても撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信できなかった場合はタイムアウトして、画像出力部307からエラーメッセージを画像IMG_Cに重畳して表示装置400へ出力してもよい。
ステップS604では、ステップS603で取得した撮像装置A100,B200の夫々の撮像画像IMG_A,IMG_Bから、パターン検出部3021(第一の画像検出手段)により白パッチ画像が表示されている領域を検出する。撮像画像IMG_A,IMG_Bの双方により白パッチ画像が検出できた場合(ステップS604でYES)、ステップS605に進む。一方、撮像画像IMG_A,IMG_Bの少なくとも一方で白パッチ画像が検出できなかった場合(ステップS604でNO)、ステップS602に戻り、撮影指示コマンドを撮像装置A100,B200へ再度送信する。この時、白パッチ画像が検出できない旨のエラーメッセージを画像IMG_Cに重畳して表示装置400へ出力してもよい。
ステップS605では、視野角補正値算出部3022でステップS604で検出したパターン表示画像50の白パッチ画像の領域の輝度分布情報を取得することで、パターン表示画像50の領域内の輝度ムラを検出する。例えば、撮像装置B200の撮像画像IMG_Bから検出したパターン表示画像50の白パッチ画像の領域は図7(a)のパッチ検出画像701に示す輝度分布となっている。一方、撮像装置A100の撮像画像IMG_Aから検出したパターン表示画像50の白パッチ画像の領域は図7のパッチ検出画像702に示す輝度分布となっている。図7(b)のように、撮像装置B200がディスプレイウォール500の表示面の法線方向から向かって右側からパターン表示画像50を撮影している場合には、図4に示す視野角特性の+角度側で撮影しているとする。パターン表示画像50の左端に対する視野角703はその表示位置の法線706に対する角度である。パターン表示画像50の中央に対する視野角704はその表示位置の法線707に対する角度である。パターン表示画像50の右端に対する視野角705はその表示位置の法線708に対する角度である。図7(b)では、視野角の大きさが、視野角703<視野角704<視野角705のようになっている。このため、撮像装置B200の撮像画像IMG_Bから検出した白パッチ画像の領域の画像(パッチ検出画像701)は領域の右側にいくほど暗い画像となる。輝度分布は例えば画素値(R,G,B)の形式で取得される。同様に撮像装置A100の撮像画像IMG_Aから検出した白パッチ画像の領域の画像(パッチ検出画像702)は均一な輝度分布になっている。図7(b)のように撮像装置A100がディスプレイウォール500の法線方向から撮影している場合には、パッチ検出画像702の輝度は、図4の視野角特性の0°の輝度となるため、パッチ検出画像702に示すように輝度ムラのない画像となる。
ディスプレイウォール500の形状によっては撮像装置B200のようにディスプレイウォール500に対して斜めから撮影した場合の輝度分布が異なる。例えば、ディスプレイウォール500が平面であった場合には、視野角703~705の関係が変化するため、パッチ検出画像701の輝度分布は図7(a)に示す輝度分布とは異なる分布となる。
ステップS606では、視野角補正値算出部3022で、ステップS605で取得したパッチ検出画像701とパッチ検出画像702の輝度分布情報を基に、パッチ検出画像701の視野角補正値を算出する。視野角補正値は全画素に対して求める。すなわち、パッチ検出画像701の全画素の輝度分布を、均一の輝度分布を有するパッチ検出画像702の輝度分布と一致させる視野角補正値を算出する。求めた視野角補正値はメモリ305(記憶手段)に格納される。
以上で、図6の処理は完了する。
視野角補正値を算出する際に本実施形態では、パッチ検出画像701の輝度分布がパッチ検出画像702の輝度分布となるような視野角補正値を算出したが、この発明の要旨の範囲内であれば別の算出方法でもよい。
例えば、撮像装置A100は、図7(b)のようにディスプレイウォール500の法線方向に配置されなくてもよい。この場合、撮像装置A100から取得されるパッチ検出画像702は、図7(a)に示す均一な輝度分布を有さず、図7(a)に示すパッチ検出画像701のような輝度ムラがある画像となる。すなわち、視野角特性による輝度ムラを補正できればよく、撮像システム1における各撮像装置の位置は特に限定されない。例えば、この場合、撮像装置A100,B200の夫々の撮像画像IMG_A,IMG_Bから検出したパッチ検出画像701,702の夫々の視野角補正値を、特定の色で均一である基準画像に対して算出するようにしてもよい。ここで、特定の色で均一とは、基準画像内での階調値が均一であることをいう。すなわち基準画像は、ディスプレイウォール500の法線方向(視野角が0度の位置)から撮影したときのパッチ検出画像と同等であると考えてよい。
図8は、カラーマッチング処理のフローチャートである。本処理は、図6の視野角補正値算出処理が終了した際に、続けて実行される。また、本処理は、制御装置300の制御部301がメモリ305に記憶されたプログラムを読み出し、不図示のRAMに展開することにより実行される。
尚、表示装置400に表示された不図示のGUIに、視野角補正値算出の開始ボタンを、カラーマッチングの開始ボタンとは別に設けてもよい。この場合、視野角補正値算出の開始ボタンがユーザ操作により選択された場合、図6の視野角補正値算出処理が開始し、カラーマッチングの開始ボタンがユーザ操作により選択された場合、図8のカラーマッチング処理が開始する。
ステップS801では、ディスプレイウォール500にカラーチャート画像を重畳した画像IMG_Eを表示する指示を、コマンドCOMMAND_Cとして通信部304を介して映像コントローラ600へ出力する。コマンドCOMMAND_Cを受信した映像コントローラ600は、まず映像出力装置700から受信した画像IMG_Dにパターン表示画像50(カラーチャート画像)を重畳した画像IMG_Eを生成する。その後、映像コントローラ600は、ディスプレイウォール500に画像IMG_E及びこれを表示する指示を送信する。ステップS801で画像IMG_Dに重畳するカラーチャート画像の解像度はステップS601で画像IMG_Dに重畳した白パッチ画像と同じ解像度にする。
ステップS802では、ディスプレイウォール500に表示されたパターン表示画像50(カラーチャート画像)を撮影する指示である撮影指示コマンドを、通信部304(第二の通信手段)を介して撮像装置A100と撮像装置B200の夫々に送信する。
ステップS803では、撮像装置A100,B200の夫々の撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信するまで待機し、撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信した際、ステップS604に進む。所定の時間を経過しても撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信できなかった場合はタイムアウトして、画像出力部307からエラーメッセージを画像IMG_Cに重畳して表示装置400へ出力してもよい。
ステップS804では、ステップS803で取得した撮像装置A100,B200の夫々の撮像画像IMG_A,IMG_Bから、パターン検出部3021(第二の画像検出手段)でパターン表示画像50(カラーチャート画像)の表示領域を検出する。撮像画像IMG_A,IMG_Bの少なくとも一方でカラーチャート画像が検出できない場合、ステップS802に戻り、撮影指示コマンドをカラーチャート画像が検出できない画像を送信した撮像装置へ再度送信する。この時、カラーチャート画像が検出できない旨のエラーメッセージを画像IMG_Cに重畳して表示装置400へ出力してもよい。
ステップS804において検出されたカラーチャート画像を図9に示す。
カラーチャート画像901は、撮像装置B200の撮像画像IMG_Bから検出されたカラーチャート画像であり、図9向かって右側に行くほど暗くなる輝度分布となっている。これは、撮像装置B200がディスプレイウォール500の法線方向より図1向かって右側(視野角が0度より大きい位置)にあるため、図4の視野角特性により撮像装置B200から見たディスプレイウォール500の輝度は右側ほど暗く見えるためである。輝度分布は例えば画素値(R,G,B)の形式で取得される。
カラーチャート画像902は、撮像装置A100の撮像画像IMG_Aから検出されたカラーチャート画像であり、均一な輝度分布になっている。これは図1に示すように、撮像装置A100がディスプレイウォール500の法線方向上(視野角0度の位置)にあるため、図4の視野角特性により撮像装置A100から見たディスプレイウォール500は100%の輝度で輝度ムラなく見えるためである。
ステップS805では、視野角特性補正部3023がステップS606で算出してメモリ305に格納した視野角補正値をステップS804で検出されたカラーチャート画像901に適用し、カラーチャート画像903(補正画像)を生成する。本実施形態では、ステップS606で求めた視野角補正値は図7に示すパッチ検出画像701がパッチ検出画像702に近づくよう補正される視野角補正値を求めた。したがって、カラーチャート画像901に視野角補正値を適用すると、カラーチャート画像903(図9)が生成される。この補正によりディスプレイウォール500の法線方向に対する撮像装置の位置による撮像画像の視野角特性は除去される。しかし、カラーチャート画像903には、撮像装置B200のレンズ等の個体差による色の違いについては各色パッチ部に残っている。尚、カラーチャート画像902には除去すべき視野角特性がないため、視野角特性補正部3023は、カラーチャート画像902それ自体を補正画像として生成する。但し、カラーチャート画像902に除去すべき視野角特性があり、その視野角補正値がステップS606で算出されている場合、カラーチャート画像901と同様に補正画像の生成が行われる。
ステップS806では、色補正値算出部3024がステップS804で検出されたカラーチャート画像902とステップS805で生成されたカラーチャート画像903の夫々の各色パッチ部の階調値を取得する。各色パッチ部の座標は予め決められているため、特定の座標値の階調値を読み込めばよい。この時、各色パッチ部の1画素のみを取り出すと、撮像ノイズの影響により階調値がばらつく可能性があるため、複数画素取得して平均値を扱う。本実施形態では図5のカラーチャート画像に示すように色パッチは12色としているため、カラーチャート画像902,903の夫々から12色のパッチ部の階調値がステップS806で取得される。
ステップS807では、ステップS806でカラーチャート画像902,903の夫々から取得した各色パッチ部の階調値を用いて、カラーチャート画像902,903の色を合わせこむ色補正パラメータLUT(色補正値)を生成する。その後、色補正パラメータLUTとステップS606でメモリ305に格納した視野角補正値に基づき、撮像装置A100,B200間の色・輝度を合わせ込む色・輝度補正パラメータLUTの生成(カラーマッチング)を行う。色・輝度補正パラメータLUTの生成は前述の通りである。
その後、制御部301は、生成された色・輝度補正パラメータLUT、及び撮像装置情報INFO_A,INFO_Bに基づき、パラメータPARAM_A,PARAM_Bを生成し、通信部304で撮像装置A100,B200に送信する。撮像装置A100では、通信部109でパラメータPARAM_Aを受信すると、まず、画像処理部103(色補正手段)がパラメータPARAM_Aを用いた補正を撮像画像IMG_Aに対して施す。次に、画像出力部110(第一の通信手段)が補正後の撮像画像IMG_Aを制御装置300に再送信する。撮像装置B200でも、パラメータPARAM_Bを受信すると、同様の処理が行われ、補正後の撮像画像IMG_Bを制御装置300に再送信する。制御部301(表示指示手段)は、補正後の撮像画像IMG_A,IMG_Bを受信すると、これらの画像を含む画像を画像IMG_Cとして生成し表示装置400に送信することで、表示装置400に画像IMG_Cの表示指示を行う。
以上で、図8の処理は完了する。
本実施形態では、ディスプレイウォール500への視野角が異なる複数の撮像装置のカラーマッチングを、複数の撮像装置で撮影した、ディスプレイウォール500に表示されるカラーチャート画像を、視野角補正値で補正して視野角特性を除去した後に行う。これにより、カラーマッチングの精度を改善することができる。
尚、本実施形態では、撮像装置A100は、ディスプレイウォール500の法線方向に配置されていたが、この特定の実施形態に限られるものではない。例えば、図10のように撮像装置A100が、ディスプレイウォール500の法線方向に対して視野角150の位置に配置され、撮像装置B200が、ディスプレイウォール500の法線方向に対して視野角250の位置に配置されてもよい。この際、上述した基準画像を用いて視野角補正値を算出するのでなく、カラーマッチングの際の基準撮像装置を、ディスプレイウォール500の法線方向からのずれ(視野角)が最も小さい撮像装置A100としてもよい。この場合、視野角補正値を、撮像装置A100で撮像された撮像画像IMG_A中の白パッチ画像の輝度分布に、撮像装置B200で撮像された撮像画像IMG_B中の白パッチ画像の輝度分布が近づくように算出してもよい。または、図10に示す、撮像装置A100の視野角150と撮像装置B200の視野角250を公知の測定手段(角度検出手段)で測定し、予めメモリ305(保持手段)で保持する図4の視野角特性に基づいて視野角補正値を算出してもよい。
また、ディスプレイウォール500におけるパターン表示画像50の表示位置は、撮像装置A100,B200の夫々によるパターン表示画像50の撮像ごとに変更しないことが望ましい。ディスプレイウォール500は複数のLED表示ユニットにより構成されている為、場所によりLEDの特性が異なる。そのため、撮像装置A100,B200の夫々の撮像時にパターン表示画像50の表示位置を変更した場合、視野角特性、カメラの特性のほか、LEDの特性によるカメラ間の色・輝度の差が発生してしまい、カラーマッチングの精度が低下する可能性がある。また、パターン表示画像50の表示位置がディスプレイウォール500の中央である場合について本実施形態では説明したが、撮像装置の画角内に含まれればパターン表示画像50の表示位置は別の位置であっても構わない。ユーザが被写体をディスプレイウォール500の前に配置して撮影するコンテンツ制作時に最も撮像画角内に含まれることが多いLED表示ユニットにパターン表示画像50を表示することが望ましい。
また、本実施形態では、視野角補正値は輝度特性のみを用いて算出したが、色特性も用いて算出してもよい。この場合、図4に示す視野角に対する輝度分布と同様に、視野角に対する色分布を取得して、視野角補正値を算出することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について説明する。以下、本実施形態では、第1の実施形態と同一の構成については同一の付番を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態に係る撮像システム1’の構成図を図11に示す。
図11において、第2の実施形態に係る撮像システム1’は、レンズA10が装着される撮像装置A100、レンズB20が装着される撮像装置B200、制御装置300、表示装置400、投影装置800、及びスクリーン900(表示手段)から構成される。
第1の実施形態では、ディスプレイウォール500を用いた撮像システム1を構築したが、本実施形態のように、投影装置800及びスクリーン900を用いても同様の撮像システムを構築することができる。
投影装置800は、投影画像がスクリーン900からはみ出さないように、予め画像出力部307で変形された画像を表示するか、投影装置800内の不図示の変形処理部で変形された画像を表示する。
スクリーン900におけるパターン表示画像50の表示位置は、第1の実施形態でのディスプレイウォール500におけるパターン表示画像50の表示位置と同じであるため、説明は省略する。
スクリーン900もディスプレイウォール500と同様に視野角特性を持つ。ディスプレイウォール500は、その法線方向の表示輝度が100%となる。しかし、スクリーン900の場合、投影装置800の光がスクリーン900で反射してユーザの目に光が入射するため、スクリーン900の表示画面の法線方向(以下、単に「スクリーン900の法線方向」という)の表示輝度が100%とならない。すなわち、スクリーン900の法線方向に対して、投影装置800からの光の入射角と線対称の位置にあるスクリーン900からの光の出射角の出射方向において、スクリーン900の表示輝度が100%となる。つまり、スクリーン900からの光の出射角の出射方向を、図4の視野角特性のグラフの0°の方向として置き換えることができる。
上記以外は、第1の実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法として、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
50 パターン表示画像
100 撮像装置A
200 撮像装置B
300 制御装置
302 カラーマッチング処理部
3021 パターン検出部
3022 視野角補正値算出部
3023 視野角特性補正部
3024 色補正値算出部
400 表示装置
500 ディスプレイウォール
600 映像コントローラ
700 映像出力装置
800 投影装置
900 スクリーン

Claims (14)

  1. 表示手段の表示画面の上に表示画像を表示させ、前記表示画像を複数の撮像装置に撮像させることにより生成された複数の撮像画像を用いて、前記複数の撮像装置のカラーマッチングを行う画像補正装置であって、
    前記表示手段の表示画面に対する前記複数の撮像装置の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値を記憶した記憶手段と、
    前記複数の撮像画像における前記表示画像に前記視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成する視野角特性補正手段と、
    前記複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する色補正値算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像補正装置。
  2. 前記表示手段の前記表示画像が表示される領域に第一のパターン画像を表示させた後、前記複数の撮像装置に撮像させて生成された複数の他の撮像画像から前記第一のパターン画像を検出する第一の画像検出手段と、
    前記複数の他の撮像画像から前記第一の画像検出手段が検出した複数の前記第一のパターン画像から前記記憶手段に記憶する前記視野角補正値を算出する視野角補正値算出手段と、
    前記表示手段に前記表示画像として第二のパターン画像を表示させた後、前記複数の撮像装置に撮像させて生成された前記複数の撮像画像から前記第二のパターン画像を検出する第二の画像検出手段とを更に備え、
    前記複数の撮像画像から前記第二の画像検出手段が検出した複数の前記第二のパターン画像に対して、前記視野角特性補正手段による前記視野角補正値での補正が行われ、前記色補正値算出手段により前記色補正値を算出するために用いられる前記複数の補正画像が生成されることを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
  3. 前記第一のパターン画像は、特定色の均一画像であり、前記第二のパターン画像は、1つ以上の色の異なるパッチ画像が配置されるカラーチャート画像であることを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。
  4. 前記視野角補正値は、前記第一の画像検出手段により検出した前記第一のパターン画像の夫々の各画素の輝度と色の少なくとも1つが均一となる補正値であることを特徴とする請求項3記載の画像補正装置。
  5. 前記複数の撮像装置のうち、前記表示手段の前記表示画面に対する視野角が最も小さい撮像装置を基準撮像装置とし、
    前記視野角補正値は、前記第一の画像検出手段により検出された前記第一のパターン画像の夫々の輝度と色の少なくとも1つからなる分布特性を、前記基準撮像装置の撮像画像から前記第一の画像検出手段により検出された前記第一のパターン画像の前記分布特性と一致させる補正値であることを特徴とする請求項3記載の画像補正装置。
  6. 前記色補正値は、前記複数の補正画像の色を、前記基準撮像装置の撮像画像から前記視野角特性補正手段が生成した補正画像の色に合わせる補正値であることを特徴とする請求項5記載の画像補正装置。
  7. 前記視野角補正値は、前記第一の画像検出手段により検出された前記第一のパターン画像の夫々の輝度と色の少なくとも1つからなる分布特性を、予め前記表示手段の前記表示画面に対する視野角が0度の位置から撮像したときの前記第一のパターン画像の前記分布特性と一致させる補正値であることを特徴とする請求項3記載の画像補正装置。
  8. 前記視野角特性を保持する保持手段と、
    前記複数の撮像装置の夫々の、前記表示手段の前記表示画面に対する視野角を検出する角度検出手段とをさらに備え、
    前記視野角補正値算出手段は、前記視野角に対応する前記保持手段に保持される視野角特性に基づき前記視野角補正値を算出することを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。
  9. 前記表示手段の前記表示画面の上の前記表示画像の位置は、前記複数の撮像装置による撮像ごとに変更しないことを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。
  10. 前記表示手段は、複数のLED表示ユニットにより構成されるディスプレイウォールであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像補正装置。
  11. 前記表示手段は、投影装置により投影される前記表示画像が前記表示画面の上に表示されるスクリーンであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像補正装置。
  12. 複数の撮像装置、表示装置、及びこれらと通信可能に接続する画像補正装置を有する撮像システムであって、
    前記複数の撮像装置の夫々において、
    撮影指示に応じて、表示手段の表示画面の上に表示される表示画像を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像画像に色・輝度補正値にもとづく補正を施す色・輝度補正手段と、
    前記撮影指示を受信し、前記撮像画像を送信し、前記色・輝度補正値を受信し、前記補正が施された後の前記撮像画像を再送信する第一の通信手段と、
    を備え、
    前記画像補正装置において、
    前記表示手段の前記表示画面に対する前記複数の撮像装置の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値を記憶する記憶手段と、
    前記表示手段の前記表示画面の上に前記表示画像を表示させた後、前記複数の撮像装置に前記撮影指示を送信し、前記複数の撮像装置から送信された複数の撮像画像を受信し、前記色・輝度補正値を前記複数の撮像装置に送信し、前記複数の撮像装置から再送信された複数の撮像画像を受信する第二の通信手段と、
    前記第二の通信手段で前記送信された前記複数の撮像画像を受信すると、前記複数の撮像画像に前記視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成する視野角特性補正手段と、
    前記複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する色補正値算出手段と、
    前記色補正値及び前記視野角補正値を用いて、前記複数の撮像画像の色・輝度を合わせる色・輝度補正値を算出する色・輝度補正値算出手段と、
    前記第二の通信手段で前記再送信された前記複数の撮像画像を受信すると、前記再送信された複数の撮像画像を含む画像を生成し、該生成した画像の表示指示を前記表示装置に行う表示指示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像システム。
  13. 表示手段の表示画面の上の表示画像を複数の撮像装置が撮像することにより生成された複数の撮像画像を用いて、前記複数の撮像装置のカラーマッチングを行う画像補正装置の制御方法であって、
    前記表示手段の表示画面に対する前記複数の撮像装置の位置により生じる視野角特性を、所定の視野角特性となるように補正する視野角補正値を記憶した記憶ステップと、
    前記複数の撮像画像における前記表示画像に前記視野角補正値を用いた補正を施して複数の補正画像を生成する視野角特性補正ステップと、
    前記複数の補正画像の色を合わせる色補正値を算出する色補正値算出ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像補正装置の各ステップとして機能させる、コンピュータにより実行可能なプログラム。
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