JP2023134121A - タイヤ - Google Patents

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翔 中島
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Abstract

【課題】ノイズ性能を維持しつつ、ブレーキ性能を向上させたタイヤを提供する。【解決手段】回転方向Rが指定されたトレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、第1トレッド端T1と、第1傾斜溝5と、第1陸部7とを含む。複数の第1傾斜溝5のそれぞれは、回転方向Rの先着側の第1溝壁11と、回転方向Rの後着側の第2溝壁12とを含む。第1溝壁11には、第1面取り部13が形成されており、第2溝壁12には、第2面取り部14が形成されている。第1傾斜溝5の溝中心線と直交する横断面において、第1面取り部13の面取り面積S1は、第2面取り部14の面取り面積S2よりも大きい。【選択図】図1

Description

本開示は、タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に、タイヤ軸方向の一方側の第1トレッド端からタイヤ赤道側に斜めに延びる複数の傾斜溝が設けられたタイヤが提案されている。
特開2019-156025号公報
上記特許文献1のような傾斜溝が設けられたタイヤは、ブレーキ性能についてさらなる向上が求められていた。一方、近年では、車両の静粛化が顕著であり、タイヤのノイズ性能を維持することが求められている。
本開示は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、ノイズ性能を維持しつつ、ブレーキ性能を向上させたタイヤを提供することを主たる目的としている。
本開示は、回転方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ赤道に向かって前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第1傾斜溝と、前記複数の第1傾斜溝に区分された複数の第1陸部とを含み、前記複数の第1傾斜溝のそれぞれは、前記回転方向の先着側の第1溝壁と、前記回転方向の後着側の第2溝壁とを含み、前記第1溝壁には、第1面取り部が形成されており、前記第2溝壁には、第2面取り部が形成されており、前記第1傾斜溝の溝中心線と直交する横断面において、前記第1面取り部の面取り面積S1は、前記第2面取り部の面取り面積S2よりも大きい、タイヤである。
本開示のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、ノイズ性能を維持しつつ、ブレーキ性能を向上させることができる。
本開示の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の第1傾斜溝及び第1陸部の拡大図である。 図2のA-A線断面図である。 図3の第1面取り部及び第2面取り部の拡大図である。 従来の傾斜溝が接地したときの状態を示す拡大断面図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本実施形態のタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用タイヤであるのが望ましい。但し、本開示のタイヤ1は、このような態様に限定されず、例えば、重荷重用タイヤでも良い。
本開示のタイヤ1は、回転方向Rが指定されたトレッド部2を有する。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部(図示省略)に、文字又は記号で表示される。
本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2を含む。本明細書の各図では、タイヤ赤道Cの左側のトレッド端が、第1トレッド端T1とされ、タイヤ赤道Cの右側のトレッド端が、第2トレッド端T2とされる。トレッド部2は、タイヤ赤道Cよりも第1トレッド端T1側の第1トレッド部2Aと、タイヤ赤道Cよりも第2トレッド端T2側の第2トレッド部2Bとを含んでいる。第1トレッド部2Aと第2トレッド部2Bとは、タイヤ周方向に位置ずれしている点を除き、実質的にタイヤ赤道Cで線対称に構成されている。このため、第1トレッド部2Aの各構成は、第2トレッド部2Bに適用することができる。
第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、正規状態のタイヤ1に正規荷重の60%が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規状態」とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤや、非空気式タイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。また、本明細書において、特に断りの無い限り、前記寸法や材料の組成の測定方法には、公知の方法を適宜適用することができる。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、「正規荷重」は、上述の規格に準じ、タイヤを使用する上で適用可能な最大の荷重を指す。
トレッド部2は、複数の第1傾斜溝5及び複数の第1陸部7を含む。第1傾斜溝5は、少なくとも第1トレッド端T1からタイヤ赤道C側に向かって回転方向Rの先着側(本明細書の各図では、下側である。)に傾斜して延びている。本実施形態の第1傾斜溝5は、タイヤ赤道Cの手前で途切れている。第1傾斜溝5は、例えば、タイヤ赤道Cを横切るものでも良い。第1陸部7は、第1傾斜溝5に区分されている。
本実施形態のトレッド部2は、複数の第2傾斜溝6及び複数の第2陸部8を含む。第2傾斜溝6は、少なくとも第2トレッド端T2からタイヤ赤道C側に向かって前記先着側に傾斜して延びている。第2陸部8は、第2傾斜溝6に区分されている。第2傾斜溝6は、第1傾斜溝5と実質的に同じ構成を具えており、第1傾斜溝5の構成は、第2傾斜溝6に適用することができる。また、第2陸部8は、第1陸部7と実質的に同じ構成を具えており、第1陸部7の構成は、第2陸部8に適用することができる。
第1傾斜溝5及び第2傾斜溝6の溝幅は、例えば、2~12mmである。望ましい態様では、第1傾斜溝5及び第2傾斜溝6の溝幅は、第1トレッド端T1側又は第2トレッド端T2側からタイヤ赤道C側に向かって小さくなっている。また、第1傾斜溝5及び第2傾斜溝6の深さは、例えば、5~15mmである。但し、第1傾斜溝5及び第2傾斜溝6の各部の寸法は、このような範囲に限定されるものではない。
図2には、2本の第1傾斜溝5及び1つの第1陸部7の拡大図が示されている。図3には、第1傾斜溝5の横断面を示す図として、図2のA-A線断面図が示されている。図2及び図3に示されるように、本開示では、複数の第1傾斜溝5のそれぞれは、前記回転方向Rの先着側R1の第1溝壁11と、回転方向Rの後着側R2の第2溝壁12とを含む。また、第1溝壁11には、第1面取り部13が形成されており、第2溝壁12には、第2面取り部14が形成されている。なお、図1では、第1面取り部13及び第2面取り部14が省略されており、図2では、理解し易いように、第1面取り部13及び第2面取り部14がドットによって概念的に示されている。
図4には、第1面取り部13及び第2面取り部14の拡大図が示されている。図4において、第1面取り部13の断面及び第2面取り部14の断面には、ドットが施されている。図4に示されるように、第1傾斜溝5の溝中心線と直交する横断面において、第1面取り部13の面取り面積S1は、第2面取り部14の面取り面積S2よりも大きい。本開示のタイヤ1は、上記の構成を採用したことによって、ノイズ性能を維持しつつ、ブレーキ性能を向上させることができる。そのメカニズムは、以下の通りである。
図5には、面取り部が設けられていない従来の傾斜溝aが路面Gに接地したとき状態を示す拡大断面図が示されている。図5は、ブレーキ時の状態を示すものであり、矢印Rがタイヤの回転方向、矢印Aがタイヤの進行方向を示している。図5に示されるように、一般に、面取り部が設けられていない傾斜溝aは、大きな制動力が作用したときに、傾斜溝aの先着側のエッジb(陸部の踏面の後着側の端と同義である)が陸部の踏面下に引き込まれ、その付近の陸部の面cが局所的に路面から浮き上がり、十分にグリップを発揮できない場合がある。
図4に示されるように、本開示では、第1溝壁11に第1面取り部13が形成されているため、上述の不具合が抑制され、ブレーキ性能が向上する。なお、本開示のタイヤ1は、第2溝壁12に第2面取り部14が形成されているため、同様の理由により、トラクション性能の向上も期待できる。
一方、従来では、溝に面取り部を設けた場合、溝容積の増加を招いてノイズ性能を損なう場合がある。しかしながら、本開示では、第2面取り部14の面取り面積S2が相対的に小さいことにより、ブレーキ性能の向上効果を得ながら、溝容積の過度な増加を抑制することができ、ノイズ性能を維持することができる。本開示のタイヤ1は、このようなメカニズムにより、ノイズ性能を維持しつつ、ブレーキ性能を向上させることができる。
なお、図4に示されるように、第1面取り部13及び第2面取り部14(以下、単に「面取り部」という場合がある。)は、第1傾斜溝5の溝壁と第1陸部7の踏面7sとで尖った角部分が構成されないよう、前記溝壁の本体と前記踏面7sとを繋ぐように傾斜した平面又は湾曲面(以下、これらを合わせて傾斜面という場合がある。)を含むものである。
また、第1面取り部13の面取り面積S1は、以下の通り定義される。すなわち、前記面取り面積S1は、第1面取り部13の傾斜面13aと、第1陸部7の踏面7sを第1傾斜溝5の溝幅方向に延長した仮想踏面7vと、第1溝壁11の本体11aを仮想踏面7vまで延長した第1仮想溝壁11vとに囲まれた領域の面積を意味する。
第1面取り部13の傾斜面13aは、第1溝壁11の本体11aから第1陸部7の踏面7sまでの面を意味する。前記正規状態のタイヤ1に正規荷重の60%が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときに前記平面に接触する第1陸部7の外面の端が、傾斜面13aと踏面7sとの境界21となる。仮想踏面7vは、前記境界21から前記踏面7sを前記溝幅方向に延長した仮想の面であり、踏面が湾曲している場合、前記仮想踏面7vは、第1傾斜溝5の横断面において、前記境界21から前記踏面7sの曲率を維持したまま延びる曲線に相当する。
第1仮想溝壁11vは、第1溝壁11の本体11aと傾斜面13aとの境界22から、前記本体11aを仮想踏面7vまで延長した仮想の面である。第1溝壁11の本体11aと傾斜面13aとの境界22は、第1溝壁11のタイヤ半径方向に対する角度が急変する位置である。なお、前記急変する位置が、実質的な幅を持った領域である場合、その最も溝中心線側の位置が、前記境界22に相当する。
また、第2面取り部14の面取り面積S2は、第1面取り部13の面取り面積S1と同様に定義されるのは言うまでもない。
以下、本実施形態のさらに詳細な構成が説明される。なお、以下で説明される各構成は、本実施形態の具体的態様を示すものである。したがって、本開示は、以下で説明される構成を具えないものであっても、上述の効果を発揮し得るのは言うまでもない。また、上述の特徴を具えた本開示のタイヤに、以下で説明される各構成のいずれか1つが単独で適用されても、各構成に応じた性能の向上は期待できる。さらに、以下で説明される各構成のいくつかが複合して適用された場合、各構成に応じた複合的な性能の向上が期待できる。
図2に示されるように、第1傾斜溝5のタイヤ周方向に対する角度は、タイヤ軸方向外側に向かって大きくなっているのが望ましい。望ましい態様では、前記角度がタイヤ軸方向外側に向かって連続的に大きくなっている。これにより、第1傾斜溝5は湾曲して延びている。具体的には、第1トレッド端T1における第1傾斜溝5のタイヤ周方向に対する角度θ1は、80~90°であるのが望ましい。また、第1傾斜溝5のタイヤ赤道C側の内端5iにおける第1傾斜溝5のタイヤ周方向に対する角度θ2は、例えば、5°以上であり、望ましくは30~70°である。これにより、ブレーキ性能及び旋回性能がバランス良く向上する。
第1傾斜溝5のタイヤ赤道C側の内端5iからタイヤ赤道Cまでのタイヤ軸方向の距離L1は、例えば、トレッド幅TW(図1に示す)の10%以下であり、望ましくは5%以下である。なお、トレッド幅TWは、前記正規状態における第1トレッド端T1から第2トレッド端T2までのタイヤ軸方向の距離に相当する。また、第1傾斜溝5は、第1トレッド端T1を超えた位置まで延びている。これにより、優れたウェット性能が得られる。
本開示では、第1面取り部13及び第2面取り部14が第1傾斜溝5の一部に配されていれば、上述の効果をある程度期待できる。但し、上述の効果をより確実に発揮させる観点から、第1面取り部13及び第2面取り部14は、第1傾斜溝5の全長(タイヤ赤道Cと第1トレッド端T1との間の領域における全長である。)の50%以上の領域に配されているのが望ましい。より望ましい態様として、本実施形態の第1面取り部13及び第2面取り部14は、タイヤ赤道Cと第1トレッド端T1との間の領域において、第1傾斜溝5の全体に配されている。
同様の観点から、第1傾斜溝5の全長の50%以上の領域において、面取り面積S1は、面取り面積S2よりも大きいのが望ましい。さらに望ましい態様として、本実施形態では、第1傾斜溝5の全体において、面取り面積S1は、面取り面積S2よりも大きい。
図4に示されるように、本実施形態では、第1陸部7の踏面7s、第1傾斜溝5の溝壁、面取り部の傾斜面のそれぞれが実質的に平面状に構成されており、第1傾斜溝5の断面視では直線状に構成されている。これにより、第1面取り部13及び第2面取り部14は、例えば、断面視において鈍角三角形状に構成され、望ましい態様では、これらの断面形状が相似形で構成されている。
面取り面積S1及び面取り面積S2は、それぞれ、0.5mm2以上とされ、望ましくは0.5~2.0mm2である。但し、面取り面積S1及び面取り面積S2は、このような範囲に限定されるものではない。
前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2の望ましくは1.1倍以上、より望ましくは1.2倍以上であり、望ましくは1.5倍以下、より望ましくは1.4倍以下である。これにより、ノイズ性能とブレーキ性能とがバランス良く向上する。なお、図3及び図4では、本開示の技術事項を理解し易いように、面取り面積S1と面取り面積S2との差が実際よりも大きく示されている。
第1面取り部13は、タイヤ軸方向外側に向かって面取り面積S1が大きくなっているのが望ましい。本実施形態の第1面取り部13は、第1傾斜溝5の内端5iから第1トレッド端まで、連続的に面取り面積S1が大きくなっている。これにより、ブレーキ性能への寄与が小さいタイヤ赤道C側では、面取り面積S1が小さくなり、ノイズ性能を効果的に維持することができる。
同様の観点から、第2面取り部14は、タイヤ軸方向外側に向かって面取り面積S2が大きくなっているのが望ましい。本実施形態の第2面取り部14は、第1傾斜溝5の内端5iから第1トレッド端T1まで、連続的に面取り面積S2が大きくなっている。これにより、上述の効果がさらに確実に発揮される。
図2に示されるように、第1陸部7は、タイヤ赤道Cと第1トレッド端T1と間の領域において、溝やサイプが設けられておらず、平滑な踏面で構成されている。このような第1陸部7は、優れたトラクション性能及びブレーキ性能を発揮することができる。
第1トレッド端T1よりもタイヤ軸方向外側において、第1陸部7には、タイヤ軸方向に延びる横細溝25が設けられている。このような横細溝25は、ウェット性能及びワンダリング性能を高めるのに役立つ。
図1に示されるように、本実施形態のトレッド部2には、第1傾斜溝5から第2傾斜溝6まで延びる複数の横溝30が設けられている。横溝30は、タイヤ軸方向に対して傾斜した第1横溝31と、タイヤ軸方向に対して第1横溝31とは逆向きに傾斜した第2横溝32とを含む。第1横溝31及び第2横溝32は、タイヤ周方向に対して交互に設けられている。このような第1横溝31及び第2横溝32は、ウェット性能を高めるのに役立つ。
以上、本開示の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
回転方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ赤道に向かって前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第1傾斜溝と、前記複数の第1傾斜溝に区分された複数の第1陸部とを含み、
前記複数の第1傾斜溝のそれぞれは、前記回転方向の先着側の第1溝壁と、前記回転方向の後着側の第2溝壁とを含み、
前記第1溝壁には、第1面取り部が形成されており、
前記第2溝壁には、第2面取り部が形成されており、
前記第1傾斜溝の溝中心線と直交する横断面において、前記第1面取り部の面取り面積S1は、前記第2面取り部の面取り面積S2よりも大きい、
タイヤ。
[本開示2]
前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2の1.1倍以上である、本開示1に記載のタイヤ。
[本開示3]
前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2の1.5倍以下である、本開示1又は2に記載のタイヤ。
[本開示4]
前記第1面取り部は、タイヤ軸方向外側に向かって前記面取り面積S1が大きくなっている、本開示1ないし3のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示5]
前記第2面取り部は、タイヤ軸方向外側に向かって前記面取り面積S2が大きくなっている、本開示1ないし4のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示6]
前記第1傾斜溝の全長の50%以上の領域において、前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2よりも大きい、本開示1ないし5のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示7]
前記第1傾斜溝の全体において、前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2よりも大きい、本開示1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示8]
前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、タイヤ軸方向外側に向かって大きくなっている、本開示1ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示9]
前記第1トレッド端における前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、80~90°である、本開示1ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
[本開示10]
前記第1傾斜溝は、タイヤ赤道側の内端を含み、
前記内端における前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、30~70°である、本開示1ないし9のいずれかに記載のタイヤ。
2 トレッド部
5 第1傾斜溝
7 第1陸部
11 第1溝壁
12 第2溝壁
13 第1面取り部
14 第2面取り部
R 回転方向
T1 第1トレッド端
S1 第1面取り部の面取り面積
S2 第2面取り部の面取り面積

Claims (10)

  1. 回転方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、第1トレッド端と、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ赤道に向かって前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第1傾斜溝と、前記複数の第1傾斜溝に区分された複数の第1陸部とを含み、
    前記複数の第1傾斜溝のそれぞれは、前記回転方向の先着側の第1溝壁と、前記回転方向の後着側の第2溝壁とを含み、
    前記第1溝壁には、第1面取り部が形成されており、
    前記第2溝壁には、第2面取り部が形成されており、
    前記第1傾斜溝の溝中心線と直交する横断面において、前記第1面取り部の面取り面積S1は、前記第2面取り部の面取り面積S2よりも大きい、
    タイヤ。
  2. 前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2の1.1倍以上である、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2の1.5倍以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記第1面取り部は、タイヤ軸方向外側に向かって前記面取り面積S1が大きくなっている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記第2面取り部は、タイヤ軸方向外側に向かって前記面取り面積S2が大きくなっている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記第1傾斜溝の全長の50%以上の領域において、前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2よりも大きい、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記第1傾斜溝の全体において、前記面取り面積S1は、前記面取り面積S2よりも大きい、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、タイヤ軸方向外側に向かって大きくなっている、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタイヤ。
  9. 前記第1トレッド端における前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、80~90°である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
  10. 前記第1傾斜溝は、タイヤ赤道側の内端を含み、
    前記内端における前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度は、30~70°である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタイヤ。
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