JP2023129989A - 住宅設備取付壁用接合部材 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、かかる事情に鑑み、住宅設備取付壁を施工する際の釘打ち所要数を減らして、作業負荷を軽減することを目的とする。
鉛直に延び、前記横架材の端部と前記柱との間に挟み付けられる枠板材と、
前記枠板材の両側の長手側縁とそれぞれ連なるとともに前記枠板材と交差する一対の側板材と、を有し、
これら枠板材及び一対の側板材によって、前記横架材の端部が嵌め込まれる嵌込凹部が画成され、
前記枠板材には、前記柱に食い込む食い込み爪が形成されていることを特徴とする。
前記住宅設備取付壁の構築施工においては、前記柱の建て込み後、前記接合部材の食い込み爪を柱の側面に食い込ませる。これによって、接合部材が柱に仮止めされる。柱と接合部材を接合するのに釘は不要である。続いて、横架材の端部を嵌込凹部に嵌め込む。これによって、柱と横架材を簡単に接合できる。
柱及び横架材の室内側に壁材を設置する際、ビス又は釘を、室内側から壁材に貫通打設し、さらに前記ビス逃げ開口を通して、柱まで打ち込む。ビス逃げ開口によって、接合部材との干渉を回避できる。ビス逃げ開口が上下に延びているため、ビス又は釘の上下方向の位置決めの要求精度を緩和できる。
前記一対の側板材のうち裏側の側板材が、前記枠板材から遠ざかるにしたがって室内側の側板材へ近づくように斜めになっていることが好ましい。
横架材の設置前は、一対の側板材の先端部どうし間の間隔が、横架材の厚みより小さくなるように設定しておく。そうすることで、横架材の端部を嵌込凹部に嵌め込む際、横架材によって一対の側板材どうしを押し広げる。これによって、一対の側板材が横架材に両側から強く押し当てられ、横架材を挟持できる。
これによって、嵌込凹部に嵌め込んだ横架材の端部の下端面を底受け部によって受けることができ、横架材の抜け落ちを防止できる。
<第1実施形態(図1~図8)>
図1は、戸建て住宅、集合住宅等の建物の洗面室1を示したものである。洗面室1の1の壁が、住宅設備取付壁2を構成している。本実施形態における取付対象の住宅設備は、洗面化粧台6である。
詳しくは、図3~図5に示すように、接合部材10は、枠板材11と、一対の側板材20,30とを有している。図5(b)に示すように、枠板材11は、長手方向を鉛直(上下)へ向けた平らな長板状に形成されている。枠板材11の幅方向は、洗面室1の前後方向(室内側(図5(b)において左)と裏側(図5(b)において右)を結ぶ方向)へ向けられている。
図5(a)に示すように、住宅設備取付壁2に組み込まれる前の接合部材10においては、食い込み爪13は、枠板材11と面一になっている。
まず、左右一対の間柱3を建て込む。
続いて、横架材4を架設するにあたって、接合部材10を用意する。1つの横架材4に対して、左右2つの接合部材10を用意する。
各接合部材10の食い込み爪13の上端部13aを屈曲させて、角度θ13を付けることで、尖り部13eを洗面室1の幅方向の外側へ傾けておく。
更に好ましくは、裏側の側板材30がd<t4となるように角度調節しておく(図4(b))。
接合部材10が落下しないように仮止めされる程度に、食い込み爪13の少なくとも尖り部13eを間柱3に食い込ませればよい。したがって、この段階では、枠板材11が間柱3の側面3bから少し離間されていても構わない。
詳しくは、図6において白抜き矢印にて示すように、横架材4の長手方向の両端部を、それぞれ対応する接合部材10の上方から嵌込凹部14内に挿し込む。このとき、案内片部31によって、横架材4を嵌込凹部14内へスムーズに案内でき、これに伴って、接合部材10の内側板部分24と側板部30との間隔が横架材4の厚みに合わせて押し広げられるようにできる。この結果、横架材4が、内側板部分24と側板部30とによって両側から挟持される。
好ましくは、横架材4の端部の下端面が底受け部17に突き当たるまで、横架材4を押し下げる(図8)。底受け部17によって、横架材4の抜け落ちを阻止できる。
これによって、横架材4を一対の間柱3間に安定的に設置することができる。横架材4を設置するのに釘打ち作業は不要である。したがって、作業負荷を軽減でき、施工時間を短縮することができる。
これによって、壁材5が間柱3に固定される。横架材4は、壁材5の裏面に宛がわれる。
さらに、壁材6の室内側面に洗面化粧台6(図2(b))を設置する。
<第2実施形態(図9)>
図9に示すように、本発明の第2実施形態においては、接合部材10Bの枠板材11に予備ビス穴11gが形成されている。予備ビス穴11gは、上下に隣接する食い込み爪13どうしの間に配置されている。予備ビス穴11gは、取り付け相手の柱が金属などの硬い材質で出来ていて、食い込み爪13を食い込ませることが出来ない場合に、ビスを打ち込んで止めるための予備穴である。
図10に示すように、本発明の第3実施形態においては、接合部材10Cの食い込み爪13が2列(複数列)になっている。2列の食い込み爪14が、枠板材11の幅方向(住宅設備取付壁2の厚み方向)に並んでいる。各列において食い込み爪13が上下に間隔を置いて配置されている。このため、食い込み爪13の数が、第1実施形態及び第2実施形態の2倍になっている。これによって、接合部材10Cの間柱3に対する仮止め強度を高めることができる。
接合部材10Cが、予備ビス穴11g及び凹溝ないしは切り欠き状のビス逃げ開口26を有していることは、第2実施形態(図9)と同様である。予備ビス穴11gは、枠板材11の幅方向における、2列の食い込み爪13の中間の位置に配置されている。
例えば、取付対象の住宅設備は、洗面化粧台に限らず、棚、キャビネット、クローゼット、ミラー等であってもよい。
外側板部分23が二つ折りされるのに代えて(図4(a))、図11に示すように、内側板部分24が二つ折りにされていてもよい。
施工時に代えて、金属板19から接合部材を成形加工する時、食い込み爪13に角度θ13を付けてもよい。
施工時に代えて、金属板19から接合部材を成形加工する時、裏側の側板材30を枠板材11に対して傾斜させてもよい(図4(b))。
2 住宅設備取付壁
3 間柱(柱)
3a 室内側面
3b 側面
4 横架材
4a 室内側面
5 壁材
5e 端部分
6 洗面化粧台(住宅設備)
7 ビス又は釘
10 住宅設備取付壁用接合部材
11 枠板材
11f 室内側の長手側縁
11e 裏側側の長手側縁
11g ビス穴
13 食い込み爪
13e 尖り部
14 嵌込凹部
15 コーナー部
15c コーナー抜き穴
17 底受け部
20 室内側の側板材
25 スリット状のビス逃げ開口
26 凹溝ないし切り欠き状のビス逃げ開口
30 裏側の側板材
31 案内片部
32 切り込み
34 先端部
Claims (4)
- 住宅設備取付壁における一対の柱間に架け渡される横架材の端部と前記柱とを接合する接合部材であって、
鉛直に延び、前記横架材の端部と前記柱との間に挟み付けられる枠板材と、
前記枠板材の両側の長手側縁とそれぞれ連なるとともに前記枠板材と交差する一対の側板材と、を有し、
これら枠板材及び一対の側板材によって、前記横架材の端部が嵌め込まれる嵌込凹部が画成され、
前記枠板材には、前記柱に食い込む食い込み爪が形成されていることを特徴とする住宅設備取付壁用接合部材。 - 前記一対の側板材のうち室内側の側板材が、前記横架材と前記柱とに跨り、前記室内側の側板材における前記柱に被さる部分には、ビス逃げ開口が上下に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の住宅設備取付壁用接合部材。
- 前記一対の側板材が前記枠板材から遠ざかるにしたがって互いに接近されるように、少なくとも一方の側板材が前記枠板材に対して角度調節可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の住宅設備取付壁用接合部材。
- 前記枠板材又は前記側板材の下端部には、前記嵌込凹部の底面を構成する底受け部が設けられていることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の住宅設備取付壁用接合部材。
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