JP2023124327A - 車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部環境の影響が低減された画像を自動で取得すること。【解決手段】機械式駐車装置は、乗降室7と、乗降室7の出入口に設けられた出入口扉とを備える。機械式駐車装置は車両撮影装置を備えている。車両撮影装置は、乗降室7内に設置されるとともに、乗降室7内に停止された車両2の外観検査用の画像を取得するためのカメラ42と、カメラ42を制御する撮影用制御装置とを備える。撮影用制御装置は、出入口扉が閉じた状態で、カメラ42による撮影を開始させる。【選択図】図2
Description
本開示は、車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置に関するものである。
近年、車両を複数の利用者で共有させるカーシェアリングサービスが普及している。カーシェアリングでは、会員登録した利用者が、使用を希望する時間帯を事前に予約し、駐車場へ出向いて車両を受け取り、使用後に返却する。
カーシェアリングサービスでは、車両の返却時において、利用者が車両の状態確認を行い、傷などがついている場合には、その状況を事業者に申告する必要がある。しかしながら、利用者が申告を怠った場合には、その後も複数人の利用者によって車両が利用されることにより、車両を損傷させた利用者を特定できず、損害責任の所在を明らかにすることが難しかった。
そこで、例えば、特許文献1には、カーシェアリングの車両の貸出時と返却時において、利用者に車両の撮影を義務づけ、利用前後の画像をカーシェアリング事業者のサーバに送信させることで、車両の損傷の所在を明らかにする方法が開示されている。
特許文献1に開示されている方法では、利用者自身が車両の貸出時と返却時において車体の撮影を行う。しかしながら、貸出時と返却時とで、天候(晴れ、雨、曇り等)、時間(朝、昼、夜等)、場所等が違うことが多く、同じ環境下で画像を撮影することが難しい。このため、取得された画像は、外部環境の影響を受けてしまい、安定した精度で欠陥検出を行うことが難しかった。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、外部環境の影響が低減された画像を自動で取得することのできる車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置を提供することを目的とする。
本開示の第一態様は、乗降室と、前記乗降室の出入口に設けられた出入口扉とを備える機械式駐車装置に適用される車両撮影装置であって、機械式駐車装置の乗降室内に設置されるとともに、前記乗降室内に停止された車両の外観検査用の画像を取得するための撮影手段と、前記撮影手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記出入口扉が閉じた状態で、前記撮影手段による撮影を開始させる車両撮影装置である。
本開示の第二態様は、上記車両撮影装置と、前記車両撮影装置によって取得された画像に基づいて前記車両の車体表面における欠陥を検出する欠陥検出手段とを備える車両外観検査システムである。
本開示の第三態様は、上記車両撮影装置を備える機械式駐車装置である。
本開示の第四態様は、乗降室と、前記乗降室の出入口に設けられた出入口扉とを備える機械式駐車装置に適用される車両撮影方法であって、機械式駐車装置の乗降室内に撮影手段を設置するとともに、前記出入口扉が閉じた状態で前記撮影手段を起動させることにより、乗降室内に停車された車両の外観検査用の画像を取得する車両撮影方法である。
本開示によれば、外部環境の影響が低減された画像を自動で取得することができるという効果を奏する。
〔第1実施形態〕
以下、本開示の第1実施形態に係る車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置について、図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態では、本開示の機械式駐車装置としてエレベータ式のタワー型機械式駐車装置を例示して説明するが、この例に限定されない。本開示の機械式駐車装置は、太陽光などの外光の影響の少ない、ある程度閉ざされた空間を備える機械式駐車装置であればよくが、扉を閉めることにより、閉ざされた空間が形成される機械式駐車装置であることが好ましい。機械式駐車装置は、一例として、垂直循環式、平面往復式、水平循環式の機械式駐車装置であってもよい。また、パレットを使用しないコンベア式やフォーク式の機械式駐車装置であってもよい。また、乗降室から駐車スペース(車両格納場所)との間における車両の移動をロボットや自動運転車両が行う駐車装置でもよい。
以下、本開示の第1実施形態に係る車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置について、図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態では、本開示の機械式駐車装置としてエレベータ式のタワー型機械式駐車装置を例示して説明するが、この例に限定されない。本開示の機械式駐車装置は、太陽光などの外光の影響の少ない、ある程度閉ざされた空間を備える機械式駐車装置であればよくが、扉を閉めることにより、閉ざされた空間が形成される機械式駐車装置であることが好ましい。機械式駐車装置は、一例として、垂直循環式、平面往復式、水平循環式の機械式駐車装置であってもよい。また、パレットを使用しないコンベア式やフォーク式の機械式駐車装置であってもよい。また、乗降室から駐車スペース(車両格納場所)との間における車両の移動をロボットや自動運転車両が行う駐車装置でもよい。
図1は、本開示の第1実施形態に係る機械式駐車装置1の縦断面図である。図1に示すように、機械式駐車装置1は、複数の車両2を収容可能なエレベータ式のタワー型立体駐車場施設であり、出入口3と出入口扉4とが設けられた駐車塔5を備えている。駐車塔5の地上階は、車両2を入出庫させる乗降室7となっており、その床面には車両2の方向を転換させるターンテーブル8が設置されている。ターンテーブル8は、乗降室7の床面に形成された凹状のピット9内に旋回板10と旋回駆動部11が設けられた構成である。なお、本実施形態では、乗降室7において、入庫及び出庫の両方が行われる場合を示しているがこれに限定されない。例えば、入庫と出庫とで乗降室7を異ならせ、入庫専用の乗降室7と、出庫専用の乗降室7とを備える構成としてもよい。また、本実施形態において、1つの乗降室7が示されているが、複数の乗降室7を備えていてもよい。
駐車塔5の中心部には垂直な昇降通路13が形成されており、この中にリフト14(エレベータ状の搬送機)が上下に昇降可能に設けられている。リフト14は、例えば駐車塔5の上部に設けられた図示しないウインチから下方に延びる複数本のワイヤロープに四隅を吊持され、上記ウインチが起動することにより昇降通路13内を上下に昇降することができる。
一方、昇降通路13の両側には車両格納棚17(駐車スペース)が設けられている。この車両格納棚17は、昇降通路13を挟むようにして上下に多階層状に設けられており、それぞれの車両格納棚17には車両を積載するためのパレット18が1枚ずつ収容されている。なお、車両格納棚17の支柱等は図示が省略されている。
リフト14と車両格納棚17の床面には、両者の床面の高さが一致した時に、空荷のパレット18、または車両2が積載されたパレット18を、リフト14から車両格納棚17に、または車両格納棚17からリフト14に、スムーズに受け渡すことができる図示しない受渡機構が設けられている。
また、乗降室7の外部には、機械式駐車装置1に対して各種の入力指示を与えるための操作盤20が設けられている。
また、乗降室7の外部には、機械式駐車装置1に対して各種の入力指示を与えるための操作盤20が設けられている。
図2は、乗降室7の概略平面図である。図2に示すように、乗降室7の内部には、中央部にパレット18が配置されるスペースがある。パレット18は、ターンテーブル8上に載置されている。
乗降室7内には、乗降室7内のパレット18上に載置された車両2の外観検査用の画像を取得するためのカメラ(撮影手段)42が配置されている。図2において、2台のカメラ42が設置されているが、この例に限られない。カメラ42は、1台でもよいし、3台以上設けられていてもよい。カメラ42は、例えば、動画を撮影するビデオカメラであってもよいし、静止画を連続的に取得するカメラであってもよい。また、カメラ42に代えて、3Dレーザースキャナを採用してもよい。
乗降室7内には、乗降室7内のパレット18上に載置された車両2の外観検査用の画像を取得するためのカメラ(撮影手段)42が配置されている。図2において、2台のカメラ42が設置されているが、この例に限られない。カメラ42は、1台でもよいし、3台以上設けられていてもよい。カメラ42は、例えば、動画を撮影するビデオカメラであってもよいし、静止画を連続的に取得するカメラであってもよい。また、カメラ42に代えて、3Dレーザースキャナを採用してもよい。
また、乗降室7内には、撮影用の照明43が設けられている。この照明43は、入出庫時において、乗降室内に人が立ち入る際に場内を照らすための場内照明とは異なる照明である。
本実施形態では、複数の照明43を設置している場合を例示している。複数の照明43は、例えば、乗降室7内に停車された車両2の下方から上方に向けて光を照射するように設けられた照明43aを含んでいる。また、複数の照明43は、カメラ42の近傍に設けられ、カメラ42の撮影方向と同じ方向に向けて光を照射する照明43bを含んでいる。以下、照明43a、43bをそれぞれ区別する必要がある場合には、照明43a、43bと称し、区別する必要がない場合には、単に照明43と称する。このような位置に、照明43を設置することにより、影のない鮮明な画像を取得することが可能となる。
また、乗降室7には、庫内における無人を確認するための複数のカメラ(図示略)、庫内の無人を確認するためのセンサ(図示略)、パレット18上に載置された車両2の停止位置等を検出するためのセンサ(図示略)、乗降室7への入室や乗降室7からの入退出を検知するためのセンサ等が設置されていてもよい。また、乗降室7内には、音声で利用者に入出庫のためのガイダンス情報、エラー発生情報等を通知するためのスピーカが設けられていてもよい。
図3は、本実施形態に係る機械式駐車装置1の制御系統の概略構成を示したブロック図である。図3に示すように、機械式駐車装置1は、駐車場制御装置30を備えている。駐車場制御装置30は、例えば、コンピュータであり、CPU、CPUが実行するプログラム等を記憶するための補助記憶装置、各プログラム実行時のワーク領域として機能するメインメモリ、ネットワークに接続するための通信インターフェース等を備えている。
駐車場制御装置30の補助記憶装置には、機械式駐車装置1の制御を実現するための制御プログラム等が記憶されており、CPUが補助記憶装置に格納されている各種プログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、後述する出庫処理や入庫処理等が実現させる。
上記制御プログラムは、駐車場制御装置30の製造時においてROM等の補助記憶装置に予め格納されていてもよいし、施工後などにおいて、制御プログラム等を配信するサーバ等からダウンロードしてインストールされてもよい。また、外部記憶装置を介してインストールされる態様としてもよい。このように、各種プログラムのインストール方法については特に限定されない。
駐車場制御装置30は、機械式駐車装置1を制御するために必要となる各種データが格納されている総合データベース25を備えている。総合データベース25には、在車状況、パレット形状種別、車両格納棚形状種別、当該機械式駐車装置1の使用を許可されている人物の識別情報(以下「利用者ID」という。)、利用者等の連絡先(例えば、登録メールアドレス等)が格納されている。
また、駐車場制御装置30は、例えば、入出庫処理の実行に伴い、必要なデータを格納するための記憶部26を備えている。記憶部26には、例えば、後述する貸出予約情報、車両2の識別情報とパレットの識別情報とを関連付けた情報等が格納される。
また、駐車場制御装置30は、例えば、入出庫処理の実行に伴い、必要なデータを格納するための記憶部26を備えている。記憶部26には、例えば、後述する貸出予約情報、車両2の識別情報とパレットの識別情報とを関連付けた情報等が格納される。
駐車場制御装置30は、例えば、出入口扉4の開閉制御を行う。出入口扉センサ22は、出入口扉4の全開及び全閉を検知し、その検知結果を駐車場制御装置30に出力する。また、駐車場制御装置30は、リフト14の昇降制御等を行うことにより、パレット18の搬送制御等を行う。駐車場制御装置30は、例えば、旋回駆動部11(ターンテーブル8)の駆動制御を行う。例えば、駐車場制御装置30は、ターンテーブル位置センサ24により入力されるターンテーブル8の旋回位置信号に基づいて、ターンテーブル8を回転させる。
駐車場制御装置30には、操作盤20が接続されており、双方向通信が可能な構成とされている。駐車場制御装置30は、各種センサからの入力情報及び操作盤20からの入力操作情報に基づいて、機械式駐車装置1の制御を行う。
駐車場制御装置30には、操作盤20が接続されており、双方向通信が可能な構成とされている。駐車場制御装置30は、各種センサからの入力情報及び操作盤20からの入力操作情報に基づいて、機械式駐車装置1の制御を行う。
更に、機械式駐車装置1は、車両外観検査システム40を備える。車両外観検査システム40は、例えば、駐車場制御装置30と情報の授受が可能な構成とされている。
図4は、車両外観検査システム40の概略構成を示したブロック図である。図4に示すように車両外観検査システム40は、例えば、車両撮影装置50と、欠陥検出部45とを備えている。車両撮影装置50は、例えば、撮影用制御装置(制御手段)41と、カメラ42と、照明43と、画像データベース44と、送信部47とを備えている。
撮影用制御装置41は、駐車場制御装置30と同様に、例えば、コンピュータである。撮影用制御装置41は、例えば、CPU、CPUが実行するプログラム等を記憶するための補助記憶装置、各プログラム実行時のワーク領域として機能するメインメモリ、ネットワークに接続するための通信インターフェース等を備えている。
撮影用制御装置41の補助記憶装置には、車両撮影装置50の制御を実現するための制御プログラム等が記憶されており、CPUが補助記憶装置に格納されている各種プログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、カメラ42及び照明43等の制御を実現する。
撮影用制御装置41の補助記憶装置には、車両撮影装置50の制御を実現するための制御プログラム等が記憶されており、CPUが補助記憶装置に格納されている各種プログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、カメラ42及び照明43等の制御を実現する。
上記制御プログラムは、撮影用制御装置41の製造時においてROM等の補助記憶装置に予め格納されていてもよいし、施工後などにおいて、制御プログラム等を配信するサーバ等からダウンロードしてインストールされてもよい。また、外部記憶装置を介してインストールされる態様としてもよい。このように、各種プログラムのインストール方法については特に限定されない。
撮影用制御装置41は、例えば、カメラ42の起動及び停止を制御する。撮影用制御装置41は、例えば、照明43の点灯及び消灯を制御する。具体的には、撮影用制御装置41は、カメラ42の撮影に連動して照明の点灯及び消灯を制御する。さらに具体的には、撮影用制御装置41は、カメラ42の起動と連動して照明43を点灯させ、カメラ42の停止と連動して照明43を消灯させる。
カメラ42によって取得された画像データは、撮影用制御装置41に出力される。撮影用制御装置41は、画像データと車両2を識別するための情報(例えば、車両ID、車両2の利用者を識別するための利用者ID等)と関連付けて画像データベース44に出力する。これにより、画像データベース44には、カメラ42によって取得された車両2の外観状態を示す画像データがその車両2を識別するための情報と紐づけられて格納される。
欠陥検出部45は、カメラ42によって取得された画像、具体的には、画像データベース44に格納されている画像データに基づいて車両2の車体表面における欠陥を検出する。ここで、欠陥の一例として、車体表面のキズ、汚れ、へこみ等が挙げられる。
欠陥検出部45は、例えば、同じ車両2の入庫時と出庫時の画像データを比較し、その差分に基づいて車体表面における欠陥を検出する。
欠陥検出部45は、例えば、同じ車両2の入庫時と出庫時の画像データを比較し、その差分に基づいて車体表面における欠陥を検出する。
送信部47は、例えば、欠陥検出部45によって欠陥が検出された場合に、その欠陥の情報と欠陥が検出された車両2に関する情報を関連付けて所定の送信先に送信する。所定の送信先の一例として、当該機械式駐車装置1を管理する管理室に設けられた監視装置が挙げられる。また、当該機械式駐車装置1が、カーシェアリングやレンタカーで貸し出す車両2の収容場所として利用される場合には、当該車両2を貸し出すカーシェアリング事業者等に設置された管理装置に送信してもよい。
次に、本実施形態に係る機械式駐車装置1の動作について図を参照して説明する。以下の説明では、例えば、カーシェアリングで貸し出される車両2を収容する駐車場として機械式駐車装置1が利用される場合を例示して説明する。
図5は、本実施形態に係る機械式駐車装置1における出庫時の処理手順の一例を示したフローチャートである。
図5は、本実施形態に係る機械式駐車装置1における出庫時の処理手順の一例を示したフローチャートである。
〔出庫時(貸出時)〕
まず、カーシェアリングの利用者は、借りたい車両2を指定した上で、使用時間帯を入力し、事前に貸出予約を済ませておく。これにより、貸出予約情報が駐車場制御装置30に送信され、記憶部26に登録される(SA1)。なお、この貸出予約情報は、カーシェアリング事業者の管理装置を介して入力されてもよい。
まず、カーシェアリングの利用者は、借りたい車両2を指定した上で、使用時間帯を入力し、事前に貸出予約を済ませておく。これにより、貸出予約情報が駐車場制御装置30に送信され、記憶部26に登録される(SA1)。なお、この貸出予約情報は、カーシェアリング事業者の管理装置を介して入力されてもよい。
続いて、貸出予約を行った利用者は、予約時間になると機械式駐車装置1に赴き、操作盤20を操作して利用者IDを入力する。これにより、利用者IDが操作盤20から駐車場制御装置30へ送信される。駐車場制御装置30は、利用者IDを取得すると(SA2)、記憶部26に格納されている貸出予約情報から利用者IDに関連付けられた車両2を特定し、更に、特定した車両2が載置されたパレット18を特定する(SA3)。そして、駐車場制御装置30は、特定したパレット18を乗降室7に呼び出す呼出処理を行う(SA4)。これにより、車両2が載置されたパレット18が乗降室7のターンテーブル8上に到着する。
パレット18が到着すると(SA5)、駐車場制御装置30は、車両撮影装置50に、車両の外観検査用の画像を取得するための撮影開始信号を出力する(SA6)。車両撮影装置50は、撮影開始信号を取得すると、車両撮影処理を実行する(SA7)。なお、車両撮影処理については、後述する。
続いて、車両撮影装置50による車両撮影処理が終了することにより、駐車場制御装置30が撮影終了信号を取得すると(SA8)、駐車場制御装置30は、出入口扉4を開放する(SA9)。これにより、車両2の利用者は、乗降室内に進入して、車両2に乗り込み、乗降室7から退出する。
車両2の退出後、出入口扉4の閉扉処理が行われ(SA10)、処理を終了する。なお、出庫時における安全確認処理や利用者の利用者認証処理については、公知の技術を適宜採用することが可能である。
車両2の退出後、出入口扉4の閉扉処理が行われ(SA10)、処理を終了する。なお、出庫時における安全確認処理や利用者の利用者認証処理については、公知の技術を適宜採用することが可能である。
次に、車両撮影装置50による車両撮影処理について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る車両撮影処理の処理手順の一例を示した図である。以下の車両撮影処理は、車両撮影装置50の撮影用制御装置41が撮影開始信号を取得することで開始される。
撮影用制御装置41は、照明43を点灯させる(SB1)。これにより、乗降室7内のパレット18上に停車された車両2が照らされる。続いて、撮影用制御装置41は、カメラ42を起動させる(SB2)。カメラ42が起動することにより、カメラ42の撮影が開始され、画像データが撮影用制御装置41に出力される。
撮影用制御装置41は、カメラ42を起動させると、ターンテーブル8の駆動開始信号を駐車場制御装置30に出力する(SB3)。これにより、駐車場制御装置30は、旋回駆動部11を駆動することにより、ターンテーブル8を所定の速度で回転させる(SB4)。これにより、ターンテーブル8とともにパレット18が回転し、車両2の全体がカメラ42によって撮影される。
駐車場制御装置30は、ターンテーブル8を1回転させると、撮影用制御装置41に駆動終了信号を出力する。撮影用制御装置41は、駆動終了信号を取得すると(SB5)、カメラ42を停止させ(SB6)、その後、照明43を消灯させる(SB7)。そして、駐車場制御装置30に撮影終了信号を出力する(SB8)。続いて、撮影用制御装置41は、カメラ42によって取得された画像データを利用者ID又は車両2のIDと関連付けて画像データベース44に格納し(SB9)、処理を終了する。
〔入庫処理(返却時)〕
次に、本実施形態に係る機械式駐車装置1における入庫処理について説明する。図7は、本実施形態に係る機械式駐車装置1における入庫処理の手順の一例を示したフローチャートである。
次に、本実施形態に係る機械式駐車装置1における入庫処理について説明する。図7は、本実施形態に係る機械式駐車装置1における入庫処理の手順の一例を示したフローチャートである。
カーシェアリングの利用者は、車両2の使用を終えると、車両2を返却すべく、機械式駐車装置1において入庫処理を行う。利用者は、例えば、操作盤20を操作し、利用者IDを入力すると、利用者IDが操作盤20から駐車場制御装置30へ送信される。駐車場制御装置30は、利用者IDを取得すると(SC1)、記憶部26に格納されている貸出予約情報から利用者IDに関連付けられた車両2のパレット18を特定し(SC2)、特定したパレット18を乗降室7に呼び出す呼出処理を行う(SC3)。これにより、空のパレット18が乗降室7のターンテーブル8上に到着する。
パレット18が到着すると(SC4)、駐車場制御装置30は、出入口扉4を開放する(SC5)。利用者は、車両2に乗り込み、乗降室7内に進入し、車両2をパレット18上に停止させ、乗降室7から退出する。続いて、駐車場制御装置30は、出入口扉4の閉扉処理を行う(SC6)。これにより、出入口扉4が完全に閉まると(SC7)、駐車場制御装置30は、車両撮影装置50に、撮影開始信号を出力する(SC8)。車両撮影装置50は、撮影開始信号を取得すると、車両撮影処理を実行する(SC9)。なお、ここで行われる車両撮影処理は、上述した図6に示した処理と同様であるため、説明は省略する。
続いて、車両撮影装置50による車両撮影処理が終了し、撮影終了信号を駐車場制御装置30が取得すると(SC10)、駐車場制御装置30は、車両2を駐車スペースに格納するパレット格納処理を行い(SC11)、当該処理を終了する。
また、上記出庫処理のステップSA7及び入庫処理のステップSC9において、車両撮影処理が行われることで、画像データベース44には、車両2の貸出前の画像データと貸出後の画像データとが格納されることとなる。欠陥検出部45は、例えば、画像データベース44から車両2に関する貸出前後の画像データを取得し、両者の画像データを照合することで、その差分データを取得して欠陥を検出する。ここで、欠陥は、車体表面のキズ、汚れ、へこみ等を含む。
そして、欠陥検出部45は、欠陥を検出した場合に、その欠陥の画像と車両ID(又は利用者ID)とを関連付けて送信部47に出力する。送信部47は、欠陥の画像と車両ID(又は利用者ID)とを関連付けた検査報告情報を所定の送信先、例えば、当該車両2の貸出を行っているカーシェアリング事業者に設置された管理装置に送信する。
これにより、カーシェアリング事業者では、どの利用者により、どのような欠陥がつけられたのかを遠隔地にいながら確認することが可能となる。これにより、欠陥の程度によって、適切な対策を講じることが可能となる。
また、検出された欠陥が、汚れであった場合には、例えば、当該車両2を次に利用する利用者に対して、洗車を行ったら報酬を付与するなどの洗車に対するインセンティブを通知することとしてもよい。これにより、カーシェアリング事業者が現場に赴いて車両2の洗車などを行う作業を不要にすることができる。また、利用者から洗車の通知を受け取った場合には、その利用者が返却した車両2の画像データを確認することにより、実際に洗車が行われたか否かについても確認することが可能となる。
以上説明したように、本開示に係る車両撮影装置50、車両撮影方法、車両外観検査システム40、及び機械式駐車装置1によれば、機械式駐車装置1の乗降室7内にカメラ42を設置し、カメラ42によって乗降室7内に停止された車両2の画像を取得する。機械式駐車装置1の乗降室7は、出入口扉4が閉じた状態にあっては、外光が遮られるため、撮影環境が整っており、撮影に好適な環境である。このように、出入口扉4が閉じた状態において、車両2の撮影を行うことにより、太陽光などの外光の影響や天候等の外部環境の影響が低減された再現性の高い画像を自動で取得することが可能となる。安定した撮影環境で常に画像を取得できることから、例えば、車両2の利用前後における画像データの比較を行いやすく、欠陥検出の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の車両外観検査システム40は、既存の機械式駐車装置にも追設することが可能である。
また、本実施形態の車両外観検査システム40は、既存の機械式駐車装置にも追設することが可能である。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置について、図面を参照して説明する。上述した実施形態では、乗降室7にターンテーブル8が設置されていた。これに対し、本実施形態に係る機械式駐車装置は、乗降室にターンテーブル8が設置されていない点が上述した第1実施形態と異なる。
以下、本実施形態が上述した第1実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
次に、本開示の第2実施形態に係る車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置について、図面を参照して説明する。上述した実施形態では、乗降室7にターンテーブル8が設置されていた。これに対し、本実施形態に係る機械式駐車装置は、乗降室にターンテーブル8が設置されていない点が上述した第1実施形態と異なる。
以下、本実施形態が上述した第1実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図8は、本実施形態に係る乗降室7aの概略平面図である。図8に示すように、本実施形態において、乗降室7a内には、複数のカメラ42及び複数の照明43が車両2の周りに配置されている。すなわち、本実施形態では、ターンテーブル8が設置されていないため、車両2を囲むように、それぞれ異なる位置にカメラ42を設置し、撮影漏れがないようにしている。また、複数のカメラ42を車両2の周囲に沿って配置した場合に、同時に照明43bを点灯させると、一部のカメラ42には逆光となるため好ましくない。したがって、撮影用制御装置41は、起動させるカメラ42の撮影方向に応じて照明43bの点灯及び消灯を制御する。例えば、撮影用制御装置41は、車両2を挟んで対向する位置にあるカメラ42を同時に起動させないように制御する。
例えば、撮影用制御装置41は、複数のカメラ42を複数の領域(例えば、前方、後方、右側面、左側面の4つの領域)に分割し、各領域に配置されているカメラ42及び照明43を順番に、かつ、択一的に、起動させる。これにより、例えば、車両2の前方を撮影している場合には、車両2の前方に配置されたカメラ42及び照明43bを作動させる一方で、その他の領域に配置されたカメラ42及び照明43は作動させない。これにより、車両2の鮮明な画像を取得することが可能となる。なお、照明43aについては、撮影の開始時に点灯され、撮影の開始後に消灯するように制御されてもよい。
このように複数のカメラ42を車両2の周りに設置することで、ターンテーブル8を有していない機械式駐車装置においても、車両2の画像を自動で取得することが可能となる。
また、ターンテーブル8を有していない場合には、例えば、図9に示すように、乗降室7b内の床面にパレット18の周囲を囲うようにレール48を敷設し、そのレール上をカメラ42が移動可能に設置される構成としてもよい。また、この場合、カメラ42に照明43bを取り付けてもよい。また、照明43bについても、レール48に沿って移動可能な構成とされていてもよい。このように、車両2を囲うようにカメラ42及び照明43bを移動可能とすることで、カメラ42及び照明43bの設置台数を削減することが可能となる。
以上、本開示について実施形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した各種処理の流れも一例であり、本開示の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態で説明した各種処理の流れも一例であり、本開示の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
例えば、上述した各実施形態において、カメラ42は画角を変更可能な構成とされていてもよい。また、照明43は、照射領域や照射位置を変更可能な構成とされていてもよい。この場合、例えば、撮影用制御装置41は、車両2の高さ情報(例えば、ハイルーフ、ミドルルーフ、ロールーフ等)に応じて、カメラ42の画角を変化させることとしてもよい。また、撮影用制御装置41は、カメラ42の画角に応じて照明の照射位置を調整するような構成としてもよい。車両2の高さ情報については、予め車両2の車両IDと高さ情報とが関連付けられて総合データベース25に格納されていてもよいし、乗降室7の出入口付近に車両高さを検出するためのセンサを設け、そのセンサによって車両高さを検出することとしてもよい。
また、各実施形態に係る車両撮影装置50は、車両2の外観形状を検出する形状検出部を更に備えていてもよい。形状検出部の一例として、測域センサが挙げられる。そして、撮影用制御装置41は、形状検出部の結果に応じて照明の光量を変化させることとしてもよい。例えば、通常の車両形状に対して、付加物(例えば、エアロパーツ)が取り付けられている場合には、影ができやすい。したがって、例えば、形状検出部によって付加物が検出された場合には、撮影用制御装置41は、照明43の光量を通常の撮影時に用いる基準光量よりも高くするように制御してもよい。
上記実施形態では、車両2の貸出前と貸出後の画像データを比較することにより、欠陥を検出していたが、この例に限られない。例えば、欠陥検出部45は、カメラ42によって取得された画像を学習済みの機械学習モデルに入力することにより、車両2の車体表面における欠陥を検出することとしてもよい。ここで、学習済みの学習モデルは、例えば、車体表面にできたキズ、汚れ、へこみ等の欠陥の画像データを教師データとして生成された学習モデルである。また、欠陥検出部45によって欠陥が検出された場合には、その欠陥の画像データを教師データに加えることにより、所定のタイミングで学習モデルを更新することとしてもよい。このように、機械学習を用いて車両2の車体表面の欠陥を検出することにより、上述した各実施形態のように、画像データを比較する必要がない。
また、車両2の撮影は、複数回行うこととしてもよい。例えば、車体表面の欠陥が生じやすい車両の位置を事前学習として取得しておき、車両表面の欠陥が生じやすい車両の位置については、複数回にわたって撮影を行うこととしてもよい。また、このとき、撮影毎に解像度を変えたり、照明条件(光量等)を変えることとしてもよい。
また、車両表面の欠陥が生じやすい車両の位置を撮影する際には、カメラ42と車両2との相対的な移動速度を通常時における基準速さよりも遅くすることにより、解像度の高い画像を取得することとしてもよい。
また、車両表面の欠陥が生じやすい車両の位置を撮影する際には、カメラ42と車両2との相対的な移動速度を通常時における基準速さよりも遅くすることにより、解像度の高い画像を取得することとしてもよい。
また、上述した各実施形態では、欠陥検出部45によって欠陥が検出された場合に、画像データ等を所定の送信先に送信することとしたが、この例に限られない。例えば、欠陥検出部45は、カーシェアリング事業者等の監視装置又はサーバに設けられており、車両撮影装置50から欠陥検出部45に対して画像データを送信するような構成としてもよい。これにより、例えば、カーシェアリング事業者は、送信されてきた画像データをディスプレイ等に表示させることで、遠隔地にいながら車両2の外観状態を確認することが可能となる。また、事業者側が備える欠陥検出部45によって欠陥を検出し、検出結果をディスプレイに表示させてもよい。
また、上述した各実施形態では、カーシェアリングで貸し出される車両2を収容する駐車場として機械式駐車装置1が利用される場合を例示して説明したが、この例に限られない。機械式駐車装置1は、利用者自身が保有する車両2を駐車する従来の使用態様で用いられてもよい。この場合において、利用者の車両2の外観の撮影を行うことで、車両の入庫時と出庫時との車両2の撮影データを保管することができる。これにより、例えば、当該機械式駐車装置1を利用した利用者から車両2の車体表面における欠陥についての問い合わせを事後的に受けた場合でも、その欠陥がどの時点でつけられたものなのか、すなわち、入庫前につけられたものなのか、駐車中につけられたものなのか、出庫後につけられたものなのかを検証することが可能となる。また、入庫時に車両2に車体表面の欠陥が見つけられた場合には、その車両2の欠陥に応じて適切なサービスを機械式駐車装置側から提供することとしてもよい。例えば、欠陥が傷やへこみであった場合には、表面処理の修理を行い、汚れであった場合には洗車を行うようなサービスを行ってもよい。
上述した各実施形態では、駐車場制御装置30と撮影用制御装置41とが異なるCPU等によって実現される場合を例示して説明したが、この例に限定されない。例えば、撮影用制御装置41によって実現される機能を駐車場制御装置30が備える構成としてもよい。すなわち、撮影用制御装置41を駐車場制御装置30に組み込むような構成としてもよい。
また、各実施形態に係る機械式駐車装置において、乗降室7内に風洞設備からの風の吹出口を設けることとしてもよい。これにより、例えば、車両2に付着した雨、雪、泥などを除去することが可能となる。
以上説明した各実施形態に記載の車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置は、例えば以下のように把握される。
本開示に係る車両撮影装置(50)は、乗降室(7)と、前記乗降室の出入口(3)に設けられた出入口扉(4)とを備える機械式駐車装置(1)に適用される。車両撮影装置(50)、機械式駐車装置(1)の乗降室内に設置されるとともに、前記乗降室内に停止された車両(2)の外観検査用の画像を取得するための撮影手段(42)と、前記撮影手段を制御する制御手段(41)とを備え、前記制御手段は、前記出入口扉が閉じた状態で、前記撮影手段による撮影を開始させる。
本開示に係る車両撮影装置によれば、機械式駐車装置1の乗降室7内にカメラ42を設置し、カメラ42によって乗降室7内に停止された車両2の画像を取得する。機械式駐車装置1の乗降室7は、出入口扉4が閉じた状態にあっては、外光が遮られるため、撮影環境が整っており、撮影に好適な環境である。このように、出入口扉4が閉じた状態において、車両2の撮影を行うことにより、太陽光などの外光の影響や天候等の外部環境の影響が低減された再現性の高い画像を自動で取得することが可能となる。
本開示に係る車両撮影装置(50)において、前記撮影手段は、前記乗降室内において複数箇所に設けられている請求項1に記載の車両撮影装置。
本開示に係る車両撮影装置によれば、車両全体を満遍なく撮影することができる。
本開示に係る車両撮影装置(50)において、前記撮影手段は、前記車両の周りを移動可能に設けられていてもよい。
本開示に係る車両撮影装置によれば、撮影手段の設置台数を削減することができる。
本開示に係る車両撮影装置(50)は、前記乗降室内に設けられた照明(43)を備え、前記制御手段は、前記撮影手段の撮影に連動して前記照明の点灯及び消灯を制御することとしてもよい。例えば、前記照明(43a)は、前記車両の下方から上方に向けて光を照射することとしてもよい。例えば、前記照明(43b)は、前記乗降室内において複数箇所に設けられており、前記制御手段は、前記撮影手段の撮影方向に応じて、各前記照明の点灯及び消灯を制御することとしてもよい。
本開示に係る車両撮影装置によれば、影の少ない画像を取得することが可能となる。
本開示に係る車両撮影装置(50)は、前記車両の外観形状を検出する形状検出手段を備え、前記制御手段は、前記形状検出手段の結果に応じて前記照明の光量を変化させることとしてもよい。
本開示に係る車両撮影装置によれば、例えば、車両にエアロパーツなどの付加物が取り付けられており、複雑な形状をしている車両であっても、影の少ない画像を取得することが可能となる。
本開示に係る車両撮影装置(50)は、前記撮影手段によって取得された画像を送信する送信手段(47)を備えていてもよい。
本開示に係る車両撮影装置によれば、送信先において画像を確認することにより、遠隔地においても車両の状態を確認することが可能となる。
本開示に係る車両外観検査システム(40)は、上記車両撮影装置と、前記車両撮影装置によって取得された画像に基づいて前記車両の車体表面における欠陥を検出する欠陥検出手段(45)とを備える。
前記欠陥検出手段は、例えば、前記撮影手段によって取得された画像を学習済みの機械学習モデルに入力することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出することとしてもよい。
前記欠陥検出手段は、前記車両の入庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像と、前記車両の出庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像との差分を検出することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出することとしてもよい。
前記欠陥検出手段は、例えば、前記撮影手段によって取得された画像を学習済みの機械学習モデルに入力することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出することとしてもよい。
前記欠陥検出手段は、前記車両の入庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像と、前記車両の出庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像との差分を検出することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出することとしてもよい。
本開示に係る車両外観検査システムによれば、外部環境の影響を受けない再現性の高い画像データに基づいて車両の車体表面における欠陥を検出することができる。これにより、欠陥の検出精度を向上させることができる。
本開示の機械式駐車装置は、上記車両撮影装置を備える。
本開示の機械式駐車装置は、前記車両撮影装置によって取得された画像に基づいて前記車両の車体表面における欠陥を検出する欠陥検出手段を備えていてもよい。
本開示の車両撮影方法は、前記乗降室の出入口に設けられた出入口扉とを備える機械式駐車装置に適用される車両撮影方法であって、機械式駐車装置の乗降室内に撮影手段を設置するとともに、前記出入口扉が閉じた状態で前記撮影手段を起動させることにより、乗降室内に停車された車両の外観検査用の画像を取得する。
1 :機械式駐車装置
2 :車両
3 :出入口
4 :出入口扉
5 :駐車塔
7 :乗降室
7a :乗降室
7b :乗降室
8 :ターンテーブル
9 :ピット
10 :旋回板
11 :旋回駆動部
13 :昇降通路
14 :リフト
17 :車両格納棚
18 :パレット
20 :操作盤
22 :出入口扉センサ
24 :ターンテーブル位置センサ
25 :総合データベース
26 :記憶部
30 :駐車場制御装置
40 :車両外観検査システム
41 :撮影用制御装置(制御手段)
42 :カメラ(撮影手段)
43(43a、43b) :照明
44 :画像データベース
45 :欠陥検出部(欠陥検出手段)
47 :送信部(送信手段)
48 :レール
50 :車両撮影装置
2 :車両
3 :出入口
4 :出入口扉
5 :駐車塔
7 :乗降室
7a :乗降室
7b :乗降室
8 :ターンテーブル
9 :ピット
10 :旋回板
11 :旋回駆動部
13 :昇降通路
14 :リフト
17 :車両格納棚
18 :パレット
20 :操作盤
22 :出入口扉センサ
24 :ターンテーブル位置センサ
25 :総合データベース
26 :記憶部
30 :駐車場制御装置
40 :車両外観検査システム
41 :撮影用制御装置(制御手段)
42 :カメラ(撮影手段)
43(43a、43b) :照明
44 :画像データベース
45 :欠陥検出部(欠陥検出手段)
47 :送信部(送信手段)
48 :レール
50 :車両撮影装置
Claims (14)
- 乗降室と、前記乗降室の出入口に設けられた出入口扉とを備える機械式駐車装置に適用される車両撮影装置であって、
機械式駐車装置の乗降室内に設置されるとともに、前記乗降室内に停止された車両の外観検査用の画像を取得するための撮影手段と、
前記撮影手段を制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、前記出入口扉が閉じた状態で、前記撮影手段による撮影を開始させる車両撮影装置。 - 前記撮影手段は、前記乗降室内において複数箇所に設けられている請求項1に記載の車両撮影装置。
- 前記撮影手段は、前記車両の周りを移動可能に設けられている請求項1又は2に記載の車両撮影装置。
- 前記乗降室内に設けられた照明を備え、
前記制御手段は、前記撮影手段の撮影に連動して前記照明の点灯及び消灯を制御する請求項1から3のいずれかに記載の車両撮影装置。 - 前記照明は、前記車両の下方から上方に向けて光を照射する請求項4に記載の車両撮影装置。
- 前記照明は、前記乗降室内において複数箇所に設けられており、
前記制御手段は、前記撮影手段の撮影方向に応じて、各前記照明の点灯及び消灯を制御する請求項4又は請求項5に記載の車両撮影装置。 - 前記車両の外観形状を検出する形状検出手段を備え、
前記制御手段は、前記形状検出手段の結果に応じて前記照明の光量を変化させる請求項4から6のいずれかに記載の車両撮影装置。 - 前記撮影手段によって取得された画像を送信する送信手段を備える請求項1から7のいずれかに記載の車両撮影装置。
- 請求項1から8のいずれかに記載の車両撮影装置と、
前記車両撮影装置によって取得された画像に基づいて前記車両の車体表面における欠陥を検出する欠陥検出手段と、
を備える車両外観検査システム。 - 前記欠陥検出手段は、前記撮影手段によって取得された画像を学習済みの機械学習モデルに入力することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出する請求項9に記載の車両外観検査システム。
- 前記欠陥検出手段は、前記車両の入庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像と、前記車両の出庫時に前記車両撮影装置によって取得された画像との差分を検出することにより、前記車両の車体表面における欠陥を検出する請求項9に記載の車両外観検査システム。
- 請求項1から8のいずれかに記載の車両撮影装置を備える機械式駐車装置。
- 前記車両撮影装置によって取得された画像に基づいて前記車両の車体表面における欠陥を検出する欠陥検出手段を備える請求項12に記載の機械式駐車装置。
- 乗降室と、前記乗降室の出入口に設けられた出入口扉とを備える機械式駐車装置に適用される車両撮影方法であって、
機械式駐車装置の乗降室内に撮影手段を設置するとともに、前記出入口扉が閉じた状態で前記撮影手段を起動させることにより、乗降室内に停車された車両の外観検査用の画像を取得する車両撮影方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022028030A JP2023124327A (ja) | 2022-02-25 | 2022-02-25 | 車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022028030A JP2023124327A (ja) | 2022-02-25 | 2022-02-25 | 車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023124327A true JP2023124327A (ja) | 2023-09-06 |
Family
ID=87886059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022028030A Pending JP2023124327A (ja) | 2022-02-25 | 2022-02-25 | 車両撮影装置、車両撮影方法、車両外観検査システム、及び機械式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023124327A (ja) |
-
2022
- 2022-02-25 JP JP2022028030A patent/JP2023124327A/ja active Pending
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