JP2023108304A - 刈り払い機用回転刃 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈り払い作業によって摩耗した外周刃を取り除く事で容易、且つ短時間で新切断刃での切断が可能になると共に、合成樹脂材質を適用する事によって道路や縁石等の構造物に接触した際、構造物や先端チップ欠け等の飛散を防止し作業の安全性を高める事ができる刈り払い機用回転刃を提供する。
【解決手段】刈り払い作業により外周刃3が摩耗した場合、刈り払い刃外周部の内側に設けた新刃の接合部6を作業者が任意に切除する事によって、摩耗した外周刃3を取り除く事ができる構造を有し、新たに内周部に設けた刈刃が回転表面に露出する事で刈り払い切断が可能になる。また、外周刃の回転切断作業時における内周部の刈刃の保護の為の構造を有する。また、素材を合成樹脂製とする事で、ススキや小径木の切断を実現すると共に、道路や縁石等の構造物などの障害物の接触による構造物の欠けや先端チップの飛散を防止する事ができる、刈り払い機用回転刃である。
【選択図】図1

Description

本発明は、農業関連あるいは土木、造園技術に関し、特に草刈り作業に用いる刈り払い機用回転刃に関する。
草刈り用の回転刈り払い刃は、2枚刃や4枚刃の物、あるいは刃数が数十枚の真円状の金属製の丸鋸刃や真円丸鋸刃の先端に焼結金属を接合したチップソーなどが一般的である。
また、金属製の刈り払い刃の他に、樹脂製の回転コマ(本体)を刈り払機の回転ヘッドに装着し、本体からナイロン製またはそれに準ずる合成樹脂製のコードを引き出し、回転するコードの打撃によって雑草等を切断する方法がある。
これらのうち、2枚刃や4枚刃の回転刃の回転刃は瞬間的な打撃により対象物を切断するため、回転刃の受ける抵抗が大きく、ススキや小径木が混ざるような叢では丸鋸刃のようにスムーズに切断できない場合があった。一方、丸鋸刃の場合は、2枚刃や4枚刃よりも回転刃の受ける抵抗は少ないものの、叢に対する個々の刈刃の食い込み力が弱いため、刈刃が摩耗すると切断能力が大きく低下してしまった。
さらに、刈り払い作業は、草の根元付近を切断する動作が大部分であるため、2枚刃や4枚刃であれ、丸鋸刃であれ、高速回転する金属回転刃の切れ刃は根元に付着する土砂や土壌と激しく摩擦し、作業を続けていくうちに摩耗し切断能力は著しく低下する。特に、丸鋸刃はすべての刃先は一様に障害物と衝突しやすい位置に形成されているため、急速に摩耗していた。
摩耗した刃先の性能を回復させるためには再研磨(目立)が必要であるが、相応の技術を要し、時間もかかる。特に刃数の多い丸鋸刃の再研磨は長時間を要していた。
チップソーにおいては、比較的長時間にわたって刈り払性能を持続するが、小石などによる刃こぼれが生じやすい。また鉄柵や土中に埋もれた金属に当たることで多数のチップが一挙に破損欠落して使用不能となる場合もある。さらに、チップは極めて硬く、小さいので研磨研削が困難であった。
また、刈り払い作業では叢のみならず道路や縁石や住宅基礎などの構造物付近、あるいは構造物同士の境界から生える雑草の切断も行う場合があり、その場合金属製の刈り払い刃では刃先が構造物などの障害物と衝突し、刃先の摩耗速度が増加し、障害物と刃先の接触による衝撃や異物の飛散等、安全性においても重大な問題があった。
一方でナイロンコードの打撃による切断方法では、構造物等の障害物に接触した場合、衝撃や障害物が破損する事によって生じる異物の飛散等の可能性は低いが(打撃によって切断された草や砂利等の飛散は丸鋸刈刃やチップソー刈刃と比較し、むしろナイロンコードの方が飛散してしまう欠点がある)、ススキや小径木に対しては切断できない問題があった。
道路や縁石等の構造物付近や構造物同士の境界から生える太い茎を要する雑草等を確実に借り取る為には相応の技術と周囲の安全性が確保された状態でないと実現できない為、これらの太い茎を要する雑草等が刈り取れきれずに放置される事を目にする機会が多いのはこの問題があると推察する事ができる。
これにより交通視界の低下や景観の悪化、ひいてはごみの投げ捨て等の環境問題等に繋がる可能性も考えられる。
特開平4-51814号公報 実願2015-004522
そこで本発明は、従来の刈り払い機用回転刃における欠点を克服し、丸鋸刃やチップソーのようにススキの太い株や小径の雑木が混じるような叢もスムーズに刈り払が可能で、道路や縁石等の構造物に接触した場合においても障害物と刃先の接触による異物の飛散によって発生し得る怪我や事故、器物破損等の防止など安全性に問題がなく、且つ、刃先が摩耗した場合においても従来のような目立を行う事なく、短時間、且つ容易に新たな刈り払い機用回転刃を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、草刈等の作業において刈り払い当接物により外周刃が摩耗して切断能力がほとんど失われた時点で、刈り払い刃外周部の内側に設けた新刃の接合部を作業者自らが切除する事によって摩耗した外周刃を取り除く事ができる構造を有し、新たに内周部に設けた刈刃が刈り払い当接面に露出する事で継続して刈り払い切断が可能となる刈り払い刃機用回転刃である。
また本発明は、外周刃での切断中、直径違いの複数存在する内周刃の刃先に当接物が接触し、外周刃と同時並行的に摩耗する事を防止する保護構造が形成されていることを特徴とする刈り払機用回転刃である。
また本発明は、前記外周刃と内周刃の接続部を使用者が短時間、且つ容易に実現するために刈り払い刃本体の素材を合成樹脂製素材にて形成されていることを特徴とする刈り払い機用回転刃である。
本発明により、金属製の丸鋸刈刃やチップソー等の金属素材の強度はないものの、ススキや小径木の切断を実現することができる。

本発明により、道路や縁石等の構造物付近に発生する雑草等の刈り払作業においても合成樹脂製素材の刈刃を適用する事によって、回転した刈刃が道路や縁石等の構造物に接触した場合、一般的に構造物の強度よりも合成樹脂素材の強度の方が劣る為、刈刃をあえて摩耗させる事により構造物への接触を躊躇する事なく刈り込む事ができる。
更に、道路や縁石、住宅基礎の付近、または境界等の構造物近辺から生えた草を切断しようとしたとき、それら構造物の接触による構造物の欠けや先端チップの飛散を防止する事ができ、安全性が向上する。
また、道路や縁石等の構造物あるいは土中の砂利や金属などの接触によって刃先が摩耗した場合、外周刃と内周刃の接合部を切断する事によって短時間、且つ、容易に新たな刃先によって作業を継続する事ができる。
本発明により、刈り払い作業に付随する刃立て等の煩雑な追加労働が不要となる。
また、特許文献1で開示された従来の合成樹脂製刈刃は、外周面に設けられた刈刃が摩耗し削られた際、その内面に設けられた平面上の凹凸が露出する構造で継続的に刈り払作業が行える構造であるが、摩耗時に露出する凹凸によって草等を刈る際、草等が凹凸に接しにくく、草等を充分に切れず、切断性能が劣るものであった。
更に、作業者が任意に刈刃を露出する事ができない構造であった。(刃先が摩耗して内面の凹凸が露出するまで作業を続けなければならない。)
一方で、上記に記した特許文献1の課題を解決する為に特許文献2で開示された合成樹脂製刈刃が存在する。
特許文献2で開示された合成樹脂製刈刃は刃先形状の配置が改善され、回転時に草等の切断性が向上したと共に、開示されているその形状から、連結線条体の交差部分を切断する事によって、あるいは作業者が任意に刈刃を露出する事が可能とも言える構造である。
しかしながら、本発明が解決したい課題である、道路や縁石、住宅基礎の付近、または境界から生える太い茎を有する草等を切断しようとしたとき、特許文献2で開示された合成樹脂製刈刃では、刃先の摩耗状態に関わらず、刃先の構造が網目である点から、回転状態で草に当て込むと撓んでしまい太い茎の雑草等の切断には対応できない。
更に、特許文献2で開示された合成樹脂製刈刃は刈刃本体と草刈機本体の回転ヘッドへ取り付けるベース部分がそれぞれセパレートタイプである事から、刈刃をベース部分に脱着する為に少なくとも刈刃を湾曲させて取り付ける構造にならざるを得ない点からも、切断性の上限が決まってしまう。(硬い素材の場合、ベース部分に装着できない)
本発明は、金属性の替え刃とナイロンコードヘッドのそれぞれの長所の取り入れを目的したうえで、上記の先行特許における技術的な課題を解決するものである。
本発明に関わる刈り払い機用回転刃を示す正面図。 同、回転刈刃のa部を中心として拡大した詳細図。 同、回転刈刃の接合部の角度の例を示す正面図。 同、回転刈刃の刈刃ガードの例を示す背面図。 同、回転刈刃のbを中心とし、断面としてしめす側面図。 同、回転刈刃のc部を中心として拡大した詳細図。
本発明の刈り払い機用回転刃の実施態様を図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
図1に示すように、本発明は刈り払機用の回転刈刃である。
回転刈刃1は、中心部に取付孔2を有する。
回転刈刃1は、草刈等の作業において刈り払い当接物により刈刃3または8または14または16または18が摩耗して切断能力がほとんど失われた時点で、刈り払い刃外周部の内側に設けた新刃の接合部6または10または11または12を切除する事によって、摩耗した外周刃を取り除く事ができる構造を有し、新たに内周部に設けた外周刃8または14または16または18が刈り払い当接面に露出する事で、継続して刈り払い切断が可能となる構造であり、刈刃の内径7、13、15、17と、そのそれぞれに内接する刈刃8、14、16、18との間には隙間がある構造である。
外周部と内周部の境界部の同心円上に接合部6、10、11、12が複数個所設けられた構造である。
外周刃に対する内周刃の数は外径及び刃先の寸法形状により任意とし数を限定しない。
外周に露出する刈刃での切断中、内周部に複数存在する刈刃8、14、16、18に当接物が接触し、外周刃と同時並行的に摩耗する事を防止する、刃先ガード23、24、25、26の構造を有する。
上記の内容を使用者が短時間、且つ容易に実現するために回転刈刃1の素材は合成樹脂製素材とする。
図1は、本発明にかかる刈り払い機用回転刃の第一実施態様を表すものであり、刃数や内周の刃先、外周部と内周部との接合部の数を限定するものではない。
図1に示すように、本発明の回転刈刃1は、その中心に取付孔2を有し、その外周の同心円上に軽量化用肉抜き孔9が設けられる。
取付孔2の寸法は一般的な刈り払い機ヘッドの取付径25.4mmが望ましい。
本実施様態の回転刈刃1の使用時の回転方向は反時計周りである。
外周径の寸法は限定されないが、一般的な刈り払い機用の刈刃径である230mmが望ましい。
本実施態様の回転刈刃1の外周部には刈刃3が形成され、この部分が当接部と高速回転により、接触する事で当接物が切断される。
本実施様態では、図1に示すようにこの刈刃3、8、14、16、18が同心円上に複数個形成されているが、形状、数量はこれに限定されない。
本実施態様の回転刈刃1には接合部6、10、11、12が同心円上にθ1, θ2, θ3, θ4の角度により複数個所、等配列にて形成されているが、角度、形状、数量はこれに限定されない。
本実施様態の回転刈刃1には刃先が摩耗し、接合部を切断された場合、新たに外周に露出する刈刃8、14、16、18を有し、継続して刈り払作業を行える。
本実施様態の刈刃3、8、14、16、18のそれぞれの刃先の高さ4は10mm、刃先の角度5は45度で、刈刃の内径7、13、15、17と、そのそれぞれに内接する刈刃8、14、16、18との間の隙間は1mmがあるが、これに限定されない。
摩耗した刈刃3、8、14、16、18を除去するための接合部6、10、11、12は同心円上に複数個所、等配列に設けられるが、数量や接合部角度θ1, θ2, θ3, θ4はこれに限定されない。
摩耗した刈刃3、8、14、16、18を除去するために接合部を切断する方法としてはニッパ―等の工具が望ましい。


本実施様態の回転刈刃1には、外周刃の裏面に刃先ガード19、20、21、22を形成し、外周刃が回転し草を切断する事で同時並行的に内周部の刈刃が摩耗する事を防止する構造であるが本実施様態のガードの形状は幅1.5mm、高さ2mmとしているが形状はこれに限定されない。
1 回転刈刃
2 取付孔
3 刈刃
4 刃先の高さ
5 刃先の角度
6 接合部
7 刈刃の内径
8 刈刃
9 軽量化用肉抜き孔
10 接合部
11 接合部
12 接合部
13 刈刃の内径
14 刈刃
15 刈刃の内径
16 刈刃
17 刈刃の内径
18 刈刃
19 刃先ガード
20 刃先ガード
21 刃先ガード
22 刃先ガード
a 詳細図
b 断面図
c 断面図
d 刃先ガードの高さ
e 刃先ガードの幅
f 刃先ガードの幅
g 刃先ガードの幅
h 刃先ガードの幅






















Claims (5)

  1. 草刈等の作業において刈り払い当接物により外周刃が摩耗して切断能力がほとんど失われた時点で、刈り払い刃外周部の内側に設けた新刃の接合部を切除する事によって、摩耗した外周刃を取り除く事ができる構造を有し、新たに内周部に設けた刈刃が刈り払い当接面に露出する事で継続して刈り払い切断が可能となる刈り払い機用の刈り払い機用回転刃。
  2. 外周部と内周部の同心円上の接点数は複数個所設けられたことを特徴とする請求項1に記載の刈り払い機用回転刃。
  3. 外周刃に対する内周刃の数は外径及び刃先の寸法形状により任意とし数を限定しない、請求項1または2に記載の刈り払い機用回転刃。
  4. 外周刃での草刈り切断中、内側に複数存在する内周刃の刃先に当接物が接触し、外周刃と同時並行的に摩耗する事を防止する保護構造を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の刈り払い機用回転刃。
  5. 請求項1記載の内容を実現するために刈り払い刃本体の素材に合成樹脂製素材を適用した請求項1ないし4のいずれかに記載の刈り払い機用回転刃。










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