JP2023097518A - 歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】歯間挿入性を確保しつつ、挿入圧を低減し、歯肉への痛みを低減できる歯間ブラシを提供することを目的とする。【解決手段】把持部10と、把持部10の先端部分に設けられたブラシ部20と、を備える歯間ブラシ1において、軸部21と、軸部21の側面から突出する複数の刷毛部22からなる清掃部23とを備えるブラシ部20を用い、把持部10の先端部分の内部に空洞部11を設け、かつ軟質樹脂のみからなる接続部15にブラシ部20の軸部21の基端を接続することにより、ブラシ部20に軸部21の基端に向かって荷重が加わったときに、ブラシ部20の軸部21の一部が空洞部11側に押し込まれるようにする。【選択図】図3

Description

本発明は、歯間ブラシに関する。
歯間ブラシは、歯ブラシでは清掃が困難な歯間を清掃するための補助清掃用具として使用される。歯間ブラシは、ワイヤーを軸材として使用したものと、合成樹脂を軸材として使用したものとがある。一般的に、合成樹脂を軸材として使用した歯間ブラシは、軸材を金属から樹脂に代えることで、歯肉へ与える刺激を緩和しているが、ワイヤー歯間ブラシに近しい剛直性を持ち、狭い歯間に無理に挿入すると歯肉に痛みが生じることがある。
特許文献1の歯間ブラシは、清掃部が弾性変形しながら歯間に挿入されることで、歯肉への為害性を低下させつつ清掃力及び清掃実感を向上させている。しかし、ブラシ部の剛性が低く歯間への挿入性に課題があった。
特許文献2の歯間ブラシは、ブラシカバー部の先端の開口部の周縁部に緩衝部を設け、ブラシカバー部を長軸方向に収縮させてブラシ部を出し入れ自在に突き出せるようにすることで、ブラシ部先端の歯肉への刺激防止と携行時のブラシ部の保護を図っている。しかし、使用時に誤ってブラシ部先端が歯肉に当たったときに歯肉に与える負荷を逃がすことはできず、歯肉を傷付ける可能性があり、為害性に課題があった。
特許文献3の歯間ブラシは、ブラシ部の軸部の前端部に柔軟性をもたせることで歯肉への為害性の解消を図っている。しかし、ブラシ部の軸部が撓みやすいために歯間への挿入性が低くなり、使用性に課題があった。
特開2018-68342号公報 特開2012-90798号公報 特開2013-223787号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、歯間挿入性を確保しつつ、挿入圧を低減し、歯肉への痛みを低減できる歯間ブラシを提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]把持部と、前記把持部の先端部分に設けられたブラシ部と、を備える歯間ブラシであって、
前記ブラシ部は、軸部と、前記軸部の側面から突出する複数の刷毛部からなる清掃部とを備え、
前記把持部の先端部分は、内部に空洞部を有し、かつ前記軸部の基端と接続された接続部が軟質樹脂のみからなり、
前記ブラシ部に前記軸部の基端に向かって荷重が加わったときに、前記軸部が前記空洞部側に押し込まれる、歯間ブラシ。
[2]前記接続部が膜状である、[1]に記載の歯間ブラシ。
[3]前記軸部が、軸芯と、前記軸芯を被覆する被覆部とを備え、
前記刷毛部、前記被覆部及び前記接続部を構成する材料が同一の軟質樹脂である、[1]又は[2]に記載の歯間ブラシ。
[4]前記ブラシ部に前記軸部の基端に向かって0.4Nの荷重が加わったときに、前記軸部が前記空洞部側に1.0mm以上押し込まれる、[1]~[3]のいずれかに記載の歯間ブラシ。
[5]前記把持部の先端部分が、前記空洞部を囲い、かつ前記ブラシ部側に開口が形成された硬質樹脂からなる外壁部と、前記開口を塞ぐ前記接続部と、を備えている、[1]~[4]のいずれかに記載の歯間ブラシ。
[6]前記空洞部と前記接続部との境界における前記開口の開口面方向の最大長さが、前記接続部の開口面方向の最大長さよりも小さい、[5]に記載の歯間ブラシ。
[7]前記ブラシ部が前記軸部の基端のみで前記接続部と接続されており、前記ブラシ部に対し、前記軸部の軸方向に対して傾斜した方向に荷重が加わったときに、前記ブラシ部が前記空洞部側に押し込まれつつ前記基端を基点に傾倒する、[1]~[6]のいずれかに記載の歯間ブラシ。
本発明によれば、歯間挿入性を確保しつつ、挿入圧を低減し、歯肉への痛みを低減できる歯間ブラシを提供できる。
実施形態の一例の歯間ブラシを示した断面図である。 図1の歯間ブラシのブラシ部及び接続部を拡大して示した断面図である。 図2の歯間ブラシのブラシ部が把持部の空洞部に押し込まれて後退する様子を示した断面図である。 図2の歯間ブラシのブラシ部が把持部の空洞部に押し込まれつつ傾倒する様子を示した断面図である。 歯間ブラシにおける把持部の先端部分の接続部の取り付け形態の一例を示した断面図である。 実施形態の他の例の歯間ブラシを示した断面図である。
以下、本発明の歯間ブラシについて、一例を示し、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1及び図2に示すように、本実施形態の歯間ブラシ1は、把持部10と、把持部10の先端部分に設けられたブラシ部20と、を備える。
以下の説明においては、把持部10の軸方向を長軸方向、長軸方向に垂直な方向を短軸方向とする。
(ブラシ部)
ブラシ部20は、歯間に挿入して食べかすや歯垢等を除去する部分である。
ブラシ部20は、軸部21と、軸部21の側面から突出する複数の刷毛部22からなる清掃部23と、を備える。清掃部23を構成する複数の刷毛部22は、軸部21の先端側から見たときに、軸部21の側面から放射状に突出している。
歯肉への痛みを低減しやすい点では、歯間ブラシ1は、ブラシ部20の軸部21及び刷毛部22が樹脂製であるノンワイヤー歯間ブラシであることが好ましい。なお、歯間ブラシ1は、ノンワイヤー歯間ブラシには限定されず、軸部21に金属ワイヤーを用いたワイヤー歯間ブラシであってもよい。
ノンワイヤー歯間ブラシである歯間ブラシ1の軸部21としては、図2に示すように、軸芯24と、軸芯24を被覆する被覆部25とを備える態様を例示できる。
軸芯24を構成する材料としては、限定されるものではないが、硬質樹脂が好ましい。ただし、「硬質樹脂」とは、ロックウェル硬さがR50超の樹脂を意味する。また、「ロックウェル硬さ」は、JIS K 7202に従って測定されるプラスチックの硬さを意味する。
硬質樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン)樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂を例示できる。なかでも、比較的安価に製造可能で、強度が高い点から、ポリプロピレンが好ましい。軸芯24を構成する硬質樹脂は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
軸芯24を構成する樹脂には、軸芯24の剛性を高めるために繊維状強化材、針状強化材、板状強化材、粒状強化材等の強化材を配合してもよい。
被覆部25及び刷毛部22は、同じ材料で構成されていることが好ましいが、限定はされない。被覆部25及び刷毛部22を構成する材料としては、軟質樹脂が好ましい。ただし、「軟質樹脂」とは、ショアA硬度が10以上95以下の樹脂を意味する。
軟質樹脂のショアA硬度は、20以上が好ましい。また、軟質樹脂のショアA硬度は、90以下が好ましく、60以下がより好ましく、50以下がさらに好ましい。軟質樹脂のショアA硬度の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば20~90が好ましく、20~60がより好ましく、20~50がさらに好ましい。
軟質樹脂としては、特に限定されず、例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等のエラストマー、及びシリコーン樹脂を例示できる。なかでも、射出成形しやすく適度な弾力を有する点から、スチレン系エラストマーが好ましい。被覆部25及び刷毛部22を構成する軟質樹脂は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
歯間の清掃性の点では、ブラシ部20の長軸方向の長さL1(図1)は、10mm以上が好ましく、12mm以上がより好ましい。操作性の点では、L1は、15mm以下が好ましく、13mm以下がより好ましい。L1の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば10~15mmが好ましい。
軸部21の剛性を高め、歯間への挿入性を高める点では、軸部21の基端の太さ、すなわち軸部21の基端の軸方向に垂直な断面の最大長さは、1.0mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましい。歯間に挿入可能な太さを確保する点では、軸部21の基端の太さは、2.4mm以下が好ましく、2.0mm以下がより好ましい。軸部21の基端の太さの下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば1.0~2.4mmが好ましい。
軟質樹脂の成形不良を防止する点では、被覆部25の平均厚みは、0.15mm以上が好ましく、0.20mm以上がより好ましい。軸部の剛性を確保する点では、被覆部25の平均厚みは、0.50mm以下が好ましく、0.30mm以下がより好ましい。被覆部25の平均厚みの下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば0.15~0.50mmが好ましい。
なお、被覆部の平均厚みは、被覆部における任意の3箇所で測定された厚みの平均値を意味する。
(把持部)
把持部10は、典型的には柱状の部材であるが、限定はされない。
把持部10の長軸方向に対して垂直な断面形状は、特に限定されず、例えば、円形、矩形、五角形以上の多角形を例示できる。
把持部10は、先端部分の内部に空洞部11を有する。図1に示す例では、把持本体部12の先端に筒状の外壁部13が設けられ、外壁部13の先端には外壁部13の開口14を塞ぐ接続部15が設けられている。外壁部13と接続部15とで囲われた空間が空洞部11となっている。把持本体部12及び外壁部13は硬質樹脂からなり、接続部15は軟質樹脂のみからなる。
この例の接続部15は膜状である。接続部15における空洞部11とは反対側(外側)の表面には、ブラシ部20の軸部21の基端が接続されている。すなわち、接続部15の外側の表面から軸部21が垂直方向に立ち上がるようにブラシ部20が接続されている。
接続部15は、軟質樹脂からなる部材であるため、柔軟性を有する。そのため、ブラシ部20に軸部21の基端に向かって荷重が加わると、図3に示すように接続部15が空洞部11側に凹むように変形し、軸部21の基端側の一部が空洞部側に押し込まれる。これにより、長軸方向においてブラシ部20が把持部10に対して相対的に後退する。
このように、歯間ブラシ1では、ブラシ部20の軸部21側の一部が空洞部11に押し込まれ、ブラシ部20が把持部10に対して相対的に後退することで、ブラシ部20を狭い歯間に挿入する際には挿入圧の一部を吸収し、挿入圧を低減することができる。また、歯間挿入時にブラシ部20の先端が誤って歯肉に当たったときには、歯肉への刺激を低減することができる。さらに、ブラシ部20の剛性を低下させなくても歯間への挿入圧の低減効果と為害性の低減効果が得られるため、ブラシ部20の歯間挿入性も確保することができる。
また、ブラシ部20は軸部21の基端のみで接続部15と接続されている。これにより、図4に示すように、ブラシ部20に対し、荷重が加わっていない状態の軸部21の軸方向X(この例では長軸方向)に対して傾斜した方向に荷重が加わったときには、ブラシ部20が空洞部11側に押し込まれつつ基端を基点に傾倒する。このように、把持部10の軸方向Xに沿った向きの荷重だけでなく、軸方向Xに対して傾斜した向きの荷重に対しても、接続部15の変形により、その荷重の向きに沿ってブラシ部20が空洞部11側に押し込まれる。そのため、ブラシ部20の挿入が難しい奥歯の歯間を清掃する場合でも、優れた操作性を確保しつつ、歯肉への刺激を低減することができる。
把持部10が先端部分に有する空洞部11の形状は、特に限定されず、空洞部11を囲う外壁部13の形状によって調整でき、例えば立方体状、直方体状、円柱状を例示できる。
ブラシ部20が押し込まれる空間を十分に確保できる点では、ブラシ部20に荷重が加わっておらず、ブラシ部20が押し込まれていない状態の空洞部11の長軸方向の長さL2(図2)は、2.5mm以上が好ましく、3.0mm以上がより好ましい。歯間ブラシ1の強度を確保しやすい点では、L2は、6.0mm以下が好ましく、4.0mm以下がより好ましい。L2の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば2.5~6.0mmが好ましい。
把持本体部12及び外壁部13を構成する硬質樹脂としては、特に限定されず、例えば軸芯24を構成する材料として例示した硬質樹脂と同じ樹脂を例示できる。把持本体部12及び外壁部13を構成する硬質樹脂は、1種であってもよく、2種以上であってもよい。
接続部15を外壁部13の先端部分に取り付ける態様は、特に限定されない。図1に示す例では、膜状の接続部15の周端部に筒部が設けられており、接続部15が外壁部13の先端部分に被せられて取り付けられている。
また、図5に例示した態様であってもよい。図5に示す例では、外壁部13の先端部分に、外壁部13の内面から突出する第1環状突起16が設けられている。また、外壁部13の先端部分における第1環状突起16よりも後端側に、第1環状突起16と間隔をあけて、内側に突出する第2環状突起17が設けられている。そして、膜状の接続部15の周端部が第1環状突起16と第2環状突起17で挟持されることで、把持部10の先端部分に接続部15が取り付けられている。
空洞部11と接続部15との境界における開口14の開口面方向の最大長さL4は、接続部15の開口面方向(この例では短軸方向)の最大長さL3よりも小さい。これにより、膜状の接続部15を把持部10の先端部分に安定して取り付けることができ、使用時に接続部15が外壁部13から脱離しにくくなる。
傾斜した方向に荷重が加わった場合でも軸部21を相対移動させ、かつ把持部10と接続部15の接着性を確保する点では、L3は、2.5mm以上が好ましく、3.0mm以上がより好ましい。口腔内での操作性を高める点では、L3は、4.0mm以下が好ましく、3.5mm以下がより好ましい。L3の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば2.5~4.0mmが好ましい。
傾斜した方向に荷重が加わった場合でも軸部21の相対移動をしやすくする点では、L4は、2.0mm以上が好ましく、2.3mm以上がより好ましい。把持部10と接続部15の接着性を確保しつつ、口腔内での操作性を高める点では、L4は、3.0mm以下が好ましく、2.8mm以下がより好ましい。L4の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば2.0~3.0mmが好ましい。
ブラシ部20の軸部21が空洞部11側に押し込まれる距離は、接続部15の材質、厚み等によって調節できる。例えば、ブラシ部20に後端に向かって0.4Nの荷重が加わったときに、ブラシ部20の軸部21が長軸方向において空洞部11側に1.0mm以上押し込まれるように調節することが好ましい。
ブラシ部20の歯間への挿入圧の低減効果と為害性の低減効果が得られやすい点では、ブラシ部20に後端に向かって0.4Nの荷重が加わったときの長軸方向における接続部15の変位L5(図3)は、1.0mm以上が好ましく、2.0mm以上がより好ましい。口腔内での操作性を確保する点では、L5は、3.0mm以下が好ましく、2.5mm以下がより好ましい。L5の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば1.0~3.0mmが好ましい。
ブラシ部20の軸部21が空洞部11側に押し込まれた時の接続部15の強度を確保する点では、膜状の接続部15の平均厚みは、0.01mm以上が好ましく、0.05mm以上がより好ましい。ブラシ部20の軸部21が空洞部11側に押し込まれやすい点では、接続部15の平均厚みは、0.50mm以下が好ましく、0.10mm以下がより好ましい。接続部15の平均厚みの下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば0.01~0.50mmが好ましい。
膜状の接続部の平均厚みは、接続部における任意の3箇所で測定された厚みの平均値を意味する。
接続部15を構成する軟質樹脂としては、特に限定されず、例えば被覆部25及び刷毛部22を構成する材料として例示した軟質樹脂と同じものを例示できる。接続部15を構成する軟質樹脂としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ノンワイヤー歯間ブラシの場合、被覆部25、刷毛部22及び接続部15を構成する材料が同一の軟質樹脂であり、それらが互いの間に切れ目のない連続した一体物として形成されていることが好ましい。これにより、歯間ブラシ1の強度を確保することが容易になる。
なお、接続部15は膜状には限定されない。ブラシ部20に荷重が加わったときに接続部15が変形してブラシ部20が空洞部11側に押し込まれるものであれば、膜状には限定されない。例えば、紐状、網状等の接続部15であってもよい。
歯間ブラシ1の製造方法は、特に限定されない。例えば、把持部10及びブラシ部20は、射出成形等の公知の成形方法によって製造することができる。
以上説明したように、歯間ブラシ1は、ブラシ部20に後端に向かう荷重が加わったときに、接続部15が変形し、ブラシ部20の軸部21の基端側の一部が把持部10の空洞部11側に押し込まれる。このように、ブラシ部20に後端に向かう荷重が加わったときには、ブラシ部20が把持部10に対して相対的に後退するため、ブラシ部20の先端が誤って歯肉に当たっても刺激を低減することができる。また、狭い歯間にブラシ部20を挿入する際でも、挿入圧を一部吸収して低減することができる。このように、ブラシ部20の剛性を十分に維持したままでも、ブラシ部20の歯間への挿入圧の低減と為害性の低減を実現できるため、ブラシ部20の歯間挿入性や清掃実感も確保することができる。
なお、本発明の歯間ブラシは、前述の歯間ブラシ1には限定されない。
例えば、本発明の歯間ブラシは、L字型、カーブ型、S字型等であってもよい。具体的には、例えば、図6に例示したL字型の歯間ブラシ2であってもよい。図6における図2と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
歯間ブラシ2では、把持本体部12の先端に、短軸方向の一方に開口14を有する箱状の外壁部13Aが設けられ、さらに開口14を塞ぐ接続部15が設けられている。この例では、外壁部13Aの開口端部に、内面から突出する第1環状突起16と第2環状突起17が短軸方向に間隔をあけて設けられており、それら第1環状突起16と第2環状突起17によって周端部が挟持された状態で膜状の接続部15が取り付けられている。
歯間ブラシ2においても、歯間ブラシ1と同様に、ブラシ部20に後端に向かう荷重が加わったときには、接続部15が変形してブラシ部20の軸部21の一部が空洞部11側に押し込まれる。そのため、歯間挿入性や清掃実感を確保しつつ、ブラシ部20の歯間への挿入圧の低減効果と為害性の低減効果を得ることができる。
歯間ブラシ2においては、ブラシ部20が押し込まれる空間を十分に確保できる点では、ブラシ部20が押し込まれていない状態の空洞部11の短軸方向の長さL6は、2.5mm以上が好ましく、3.0mm以上がより好ましい。歯間ブラシ2の強度を確保しやすい点では、L6は、6.0mm以下が好ましく、4.0mm以下がより好ましい。L6の下限と上限は任意に組み合わせることができ、例えば2.5~6.0mmが好ましい。
その他、把持部10とブラシ部20について歯間ブラシ1で述べた好ましい態様は、把持部10に対するブラシ部20の向きが異なる以外は歯間ブラシ2にも該当する。
1、2…歯間ブラシ、10…把持部、11…空洞部、12…把持本体部、13、13A…外壁部、14…開口、15…接続部、20…ブラシ部、21…軸部、22…刷毛部、23…清掃部、24…軸芯、25…被覆部。

Claims (7)

  1. 把持部と、前記把持部の先端部分に設けられたブラシ部と、を備える歯間ブラシであって、
    前記ブラシ部は、軸部と、前記軸部の側面から突出する複数の刷毛部からなる清掃部とを備え、
    前記把持部の先端部分は、内部に空洞部を有し、かつ前記軸部の基端と接続された接続部が軟質樹脂のみからなり、
    前記ブラシ部に前記軸部の基端に向かって荷重が加わったときに、前記軸部が前記空洞部側に押し込まれる、歯間ブラシ。
  2. 前記接続部が膜状である、請求項1に記載の歯間ブラシ。
  3. 前記軸部が、軸芯と、前記軸芯を被覆する被覆部とを備え、
    前記刷毛部、前記被覆部及び前記接続部を構成する材料が同一の軟質樹脂である、請求項1又は2に記載の歯間ブラシ。
  4. 前記ブラシ部に前記軸部の基端に向かって0.4Nの荷重が加わったときに、前記軸部が前記空洞部側に1.0mm以上押し込まれる、請求項1~3のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  5. 前記把持部の先端部分が、前記空洞部を囲い、かつ前記ブラシ部側に開口が形成された硬質樹脂からなる外壁部と、前記開口を塞ぐ前記接続部と、を備えている、請求項1~4のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
  6. 前記空洞部と前記接続部との境界における前記開口の開口面方向の最大長さが、前記接続部の開口面方向の最大長さよりも小さい、請求項5に記載の歯間ブラシ。
  7. 前記ブラシ部が前記軸部の基端のみで前記接続部と接続されており、前記ブラシ部に対し、前記軸部の軸方向に対して傾斜した方向に荷重が加わったときに、前記ブラシ部が前記空洞部側に押し込まれつつ前記基端を基点に傾倒する、請求項1~6のいずれか一項に記載の歯間ブラシ。
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