JP2023095242A - 床パネルユニット及び床構造 - Google Patents

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Figure 2023095242000001
【課題】配線の配索を可能とした床面の施工性を向上させるとともに、配線の配索の自由度を向上させる。
【解決手段】床面を構成する床パネルユニット2は、矩形の平面形状を有する複数の床パネル4と、複数の床パネル4を連結するための連結部材5とを備える。複数の床パネル4の各々の上面43には、互いに交差する第1溝44と第2溝45とが形成されている。複数の床パネル4は、第1溝44同士が連通して連通溝4411,4421を形成するように、互いに隣接して配置される。この状態で、連結部材5は、連通溝4411,4421に挿入されて複数の床パネル4の各々に対して固定されることにより、複数の床パネル4を連結可能に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の床面を構成する床パネルユニット及び床構造に関する。
建物の床構造、特には事務所用途の床構造として、パーソナルコンピュータ、複写機及びファクシミリ装置等の画像形成装置などを含むOA(Office Automation)機器に接続される配線の配索を可能とした床面を有する床構造が知られている。このような床面を構成するための床パネルとしてのプレキャストコンクリート板が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されるプレキャストコンクリート板の表面には、OA機器用の配線を配索するための複数の凹溝が形成されている。
実開平3-78814号公報
OA機器の設置可能面積を拡大するために床面の面積を大きくする場合、1枚の床パネルで床面全体を構成すると、床パネルの重量が非常に大きくなるため、床面の施工性が悪化するという課題が生じる。また、1枚の床パネルで床面全体を構成する場合、さまざまな大きさ及び形状の床面を構成することが困難である。このような課題を解決するための方策としては、複数の床パネルによって床面を構成することが考えられる。この場合、配線を配索するための溝が上面に形成された複数の床パネルを互いに隣接して配置することにより、床面を構成する。
しかしながら、複数の床パネルを単純に隣接して配置するだけでは、複数の床パネルの溝同士の連通状態の保持が困難となる虞がある。複数の床パネルの溝同士が連通していない状態となると、配線の配索の自由度が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、配線の配索を可能とした床面の施工性を向上させるとともに、配線の配索の自由度を向上させることにある。
本発明の一の局面に係る床パネルユニットは、床面を構成するユニットである。この床パネルユニットは、所定の第1方向に延びる一対の第1辺と前記第1方向と直交する第2方向に延びる一対の第2辺とを有する矩形の平面形状を有し、床梁によって下方側から支持される複数の床パネルと、前記複数の床パネルを連結するための連結部材と、を備える。前記床面を構成するための前記複数の床パネルの各々の上面には、前記第1方向の全長に亘って延びるとともに上方に開く第1溝と、前記第2方向の全長に亘って延びるとともに上方に開き、前記第1溝と交差する第2溝と、が形成されている。前記複数の床パネルは、前記第1溝同士が連通して連通溝を形成するように、互いに隣接して配置される。前記連結部材は、前記連通溝の長手方向に延びるとともに上方に開く空間が形成されるように前記連通溝に挿入されて前記複数の床パネルの各々に対して固定されることにより、前記複数の床パネルを連結可能に構成される。
この床パネルユニットによれば、矩形の平面形状を有する複数の床パネルの各々の上面には、互いに交差する第1溝と第2溝とが形成されている。各床パネルの第1溝及び第2溝を利用して、OA機器に接続される配線を配索することができる。第1溝及び第2溝が上面に形成された複数の床パネルが互いに隣接して配置されることにより、床面を構成する。このように複数の床パネルによって床面を構成することにより、1枚の床パネルで床面全体を構成する場合に比べて各床パネルの重量を小さくできるので、配線の配索を可能とした床面の施工性を向上させることができる。また、複数の床パネルによって床面を構成することにより、さまざまな大きさ及び形状の床面を容易に構成することができるため、床面の大きさ及び形状に関する設計自由度を向上させることが可能となる。
また、複数の床パネルは、第1溝同士が連通して連通溝を形成するように、互いに隣接して配置される。この状態で、連結部材は、連通溝の長手方向に延びるとともに上方に開く空間が形成されるように連通溝に挿入されて複数の床パネルの各々に対して固定されることにより、複数の床パネルを連結することが可能である。これにより、各床パネルの第1溝同士が連通して連通溝を形成した状態で、当該連通溝に挿入された連結部材による連結によって複数の床パネルを一体化することができる。複数の床パネルの一体化によって、各床パネルの第1溝同士の連通状態の保持が可能であるとともに、隣接する床パネル間での第2溝同士の位置関係についても保持される。これにより、複数の床パネルの上面に形成された第1溝及び第2溝を利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
上記の床パネルユニットにおいて、前記連結部材は、前記第1溝の底面上に載置される載置板部と、前記載置板部の両側端部のそれぞれから立ち上がる一対の側板部とを有する構成であってもよい。この場合、前記一対の側板部には、前記載置板部が前記第1溝の底面上に載置された状態で、前記第2溝に連通する連通穴が形成されている。
この態様では、床パネルの第1溝の底面上に載置される載置板部と、その載置板部の両側端部のそれぞれから立ち上がる一対の側板部とを有した連結部材とすることにより、連結部材の曲げ強度を高めることができる。これにより、複数の床パネルを連結して一体化するときに連結部材が変形することを抑制できるので、連結部材による複数の床パネルの連結効果を高めることができる。
また、一対の側板部には、載置板部が第1溝の底面上に載置された状態で、第2溝に連通する連通穴が形成されている。この場合、各床パネルの第1溝同士が連通して形成された連通溝に連結部材が挿入されることにより載置板部が第1溝の底面上に載置された状態において、床パネルの上面における第1溝に対する第2溝の連通状態が一対の側板部によって遮断されることを抑制できる。これにより、連結部材が連通溝に挿入された状態において、第1溝及び第2溝を利用した配線の配索の自由度が低下することを抑制できる。
上記の床パネルユニットは、前記床梁に対して前記連結部材を固定するための固定部材を、更に備える構成であってもよい。この場合、前記固定部材は、前記床梁に取り付けられる梁取付部と、前記梁取付部から上に延びるとともに前記連結部材に固定される固定部と、を有する。
この態様では、固定部材において梁取付部が床梁に取り付けられた状態で固定部は、複数の床パネルを連結する連結部材に固定される。これにより、床梁に対する床パネルの第1方向及び第2方向を含む面方向の移動を規制することができる。
上記の床パネルユニットにおいて、前記第1溝は、前記一対の第1辺の少なくとも一方の辺縁に沿って配置され、前記床パネルにおける前記第2方向の端面の向く端面方向に開く形状を有する第1辺縁溝を含む構成であってもよい。この場合、前記載置板部は、前記床パネルから前記端面方向に突出した状態で前記第1辺縁溝の底面上に載置可能な幅寸法を有し、前記載置板部の前記床パネルからの突出部分に相当する部分には、前記固定部が固定される被固定部が設けられている。
この態様では、床パネルの上面に形成される第1溝は、床パネルにおける一対の第1辺の少なくとも一方の辺縁に沿って配置される第1辺縁溝を含む。この場合、各床パネルの第1辺縁溝同士が連通して形成された連通溝に連結部材が挿入されることになる。連結部材において載置板部が第1辺縁溝の底面上に載置された状態では、載置板部の一部分が床パネルの第1辺の辺縁から外側に突出する。この載置板部の突出部分には、固定部材の固定部が固定される被固定部が設けられている。つまり、固定部材において梁取付部が床梁に取り付けられた状態で固定部は、連結部材において載置板部の突出部分に設けられた被固定部に固定される。これにより、床梁に対する床パネルの移動を規制することができる。
本発明の他の局面に係る床構造は、上記の床パネルユニットと、前記床パネルユニットの前記複数の床パネルを下方側から支持する床梁と、を備える。
この床構造によれば、床梁に支持された複数の床パネルにおける第1溝及び第2溝が形成された各上面によって、OA機器に接続される配線の配索を可能とした床面を構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、配線の配索を可能とした床面の施工性を向上させるとともに、配線の配索の自由度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る床パネルユニットが適用された床構造の斜視図である。 床パネルユニットにおいて複数の床パネルが連結部材によって連結される部分を拡大して示す断面図である。 複数種類の床パネルを含む床パネルセットを示す図である。 図3の床パネルセットに含まれる複数種類の床パネルによって構成される床パネルユニットを示す平面図である。 図4の床パネルユニットにおける複数の床パネルと床梁との位置関係を示す平面図である。 比較例に係る床パネルによって構成される床パネルユニットを示す平面図である。 複数種類の床パネルを含む床パネルセットの変形例を示す図である。 図7の床パネルセットに含まれる複数種類の床パネルによって構成される床パネルユニットを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る床パネルユニット及び床構造、並びに、床パネルユニットを構成する床パネル及び床パネルセットについて、図面に基づいて説明する。なお、以下では、方向関係についてはXYZ直交座標軸を用いて説明する。X軸方向は水平面と平行な方向であり、Y軸方向は水平面上でX軸方向と直交する方向であり、Z軸方向はX、Y両方向に直交する上下方向である。
[床構造及び床パネルユニット]
図1及び図2には、本実施形態に係る床パネルユニット2が適用された床構造1が示されている。床構造1は、パーソナルコンピュータ、複写機及びファクシミリ装置等の画像形成装置などを含むOA機器に接続される配線の配索を可能とした床面を有する建物の床構造である。床構造1は、床パネルユニット2と、複数本の床梁8とを備える。
図1の例では、複数の床梁8は、X軸方向に延び、Y軸方向に所定の間隔を隔てて互いに平行するように配置される。床梁8は、例えば、断面形状がH形のH形鋼によって構成される。この場合、床梁8は、一対のフランジ81と、両フランジ81同士を接続するウェブ82とを有する。床梁8は、一対のフランジ81がZ軸方向に並んだ状態でX軸方向に延びるように配置される。
床パネルユニット2は、建物の床面を構成するためのユニットである。床パネルユニット2は、複数の床パネル4と、複数の床パネル4を連結するための連結部材5と、各床パネル4に対応して配置された複数の固定部材6と、床梁8上に設けられた複数の防振材7と、を備える。
複数の床パネル4は、互いに隣り合う2本の床梁8同士の間に跨り、且つ、X軸方向及びY軸方向に互いに隣接して配置された状態で各床梁8に下方側から支持される。床パネル4は、例えば、床スラブ、ALC(autoclaved lightweight aerated concrete)、中空押出セメント板、プレキャストコンクリート板などによって構成される。中空押出セメント板によって構成される床パネル4は、中空部を有し、この中空部に砂状の無機材が充填される。
床パネル4は、所定の第1方向D1に延びる一対の第1辺41と、第1方向D1と直交する第2方向D2に延びる一対の第2辺42とを有する矩形の平面形状を有する板状の部材である。図1の例では、床パネル4は、一対の第1辺41がX軸方向に延びるとともに一対の第2辺42がY軸方向に延びるように、2本の床梁8間に架け渡される。この状態で、複数の床パネル4は、水平面に沿うようにX軸方向に互いに隣接した状態で各床梁8上に設けられる。具体的には、複数の床パネル4は、一対の第1辺41がそれぞれ各床梁8のフランジ81上に配置されるとともに、一対の第2辺42の一方同士が突き合わされるように互いに隣接して配置され、この状態で各床梁8に下方側から支持される。
複数の防振材7はそれぞれ、床梁8に対する床パネル4の相対移動に応じて弾性変形可能な部材である。防振材7は、例えば、ポリウレタンなどの合成樹脂やゴムによって構成される。複数の防振材7はそれぞれ、床梁8と床パネル4との間で弾性変形することにより、床パネル4から床梁8への振動の伝達を抑制する。
防振材7の寸法や硬さ、配置位置、及び個数は、床パネル4から床梁8への振動の伝達を的確に抑制することが可能となるように、防振材7が受ける荷重(すなわち、防振材7の上に配置される床パネル4の重量及び床パネル4が受ける荷重)に基づいて設定される。図1では、床梁8の一対のフランジ81のうちの上方側のフランジ81上において、平面視で各床パネル4の四隅に対応する位置に防振材7が配置される例が示されている。
複数の床パネル4の各々の上面43は、建物の床面を構成する。各床パネル4の上面43には、第1方向D1に延びる一対の第1辺41の全長に亘って延びるとともに上方に開く複数の第1溝44と、第2方向D2に延びる一対の第2辺42の全長に亘って延びるとともに上方に開き、第1溝44と交差する少なくとも1つの第2溝45と、が形成されている。各床パネル4の第1溝44及び第2溝45を利用して、OA機器に接続される配線を配索することができる。第1溝44及び第2溝45が上面43に形成された複数の床パネル4が互いに隣接して配置されることにより、床面を構成する。このように複数の床パネル4によって床面を構成することにより、1枚の床パネルで床面全体を構成する場合に比べて各床パネル4の重量を小さくできるので、配線の配索を可能とした床面の施工性を向上させることができる。また、複数の床パネル4によって床面を構成することにより、さまざまな大きさ及び形状の床面を容易に構成することができるため、床面の大きさ及び形状に関する設計自由度を向上させることが可能となる。
床パネル4の上面43に形成される複数の第1溝44は、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置され、上方に開くとともに、床パネル4における第2方向D2の端面の向く端面方向に開く形状を有する一対の第1辺縁溝441を含む。また、一対の第1辺41よりも一対の第2辺42が長い場合には、複数の第1溝44は、第2方向D2において一対の第1辺縁溝441の間に所定の等間隔で配置され、上方に開く少なくとも1つの第1中間溝442を更に含む。
床パネル4の上面43に形成される第2溝45は、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置され、上方に開くとともに、床パネル4における第1方向D1の端面の向く端面方向に開く形状を有する一対の第2辺縁溝451を含む。
既述の通り、複数の床パネル4は、一対の第1辺41がそれぞれ各床梁8のフランジ81上に配置されるとともに、一対の第2辺42の一方同士が突き合わされるように互いに隣接して配置され、この状態で各床梁8に下方側から支持される。このように複数の床パネル4が各床梁8上に互いに隣接して配置された状態では、各床パネル4の一対の第1辺縁溝441同士が連通した第1辺縁連通溝4411と第1中間溝442同士が連通した第1中間連通溝4421とが形成されるとともに、各床パネル4の第2辺42同士が突き合わされた突き合わせ部分には第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝4511が形成される。
複数の床パネル4が各床梁8上に互いに隣接して配置された状態で、連結部材5は、第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411の各連通溝に上方から挿入されて複数の床パネル4の各々に対して締結ボルトなどの締結具によって固定されることにより、複数の床パネル4を連結可能に構成される。連結部材5は、第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411の各連通溝の長手方向に延びるとともに上方に開く空間が形成されるように、各連通溝に挿入される。
これにより、各床パネル4の一対の第1辺縁溝441同士が連通した第1辺縁連通溝4411と第1中間溝442同士が連通した第1中間連通溝4421とが形成された状態で、第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411の各連通溝に挿入された連結部材5による連結によって複数の床パネル4を一体化することができる。複数の床パネル4の一体化によって、各床パネル4の第1溝44同士の連通状態の保持が可能であるとともに、隣接する床パネル4間での第2溝45同士の位置関係についても保持される。これにより、複数の床パネル4の上面43に形成された第1溝44及び第2溝45を利用して、建物の床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
また、既述の通り、床パネルユニット2が適用された床構造1では、床梁8と複数の床パネル4との間に防振材7が設けられている。このため、各床パネル4の振動に応じて防振材7が弾性変形することにより、各床パネル4の共振周波数を低くし、床構造1の共振周波数より高い周波数帯域における衝撃力による床梁8への振動伝搬を抑制することができる。これにより、床構造1における指標となる周波数を有する床衝撃音(以下、「重量床衝撃音」という)の遮断性能を向上させることができる。
ここで、床パネル4の共振周波数を低くし重量床衝撃音の遮断性能を効率よく向上させるには、防振材7を柔らかくする方がよい。しかしながら、床パネル4の自重及び床パネル4が受ける荷重により防振材7が許容値を超えて圧縮されると、重量床衝撃音の遮断性能を向上させることができなくなる虞がある。このため、防振材7の受ける荷重と、その許容値を示す防振材7の許容荷重とに基づいて、防振材7の柔らかさを設定する必要がある。防振材7の受ける荷重が許容荷重を超えない範囲で防振材7を柔らかくしていくとき、ある一定の柔らかさを超えると、各床パネル4に衝撃が加わった際に複数の床パネル4の各々がバラバラに回転やねじれを伴って振動する現象が生じる。複数の床パネル4が個々に振動すると、床構造1における重量床衝撃音の遮断性能の指標となる所定の周波数帯域(オクターブバンド中心周波数63Hz)の振動が大きくなってしまう。
そこで、第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411の各連通溝に挿入された連結部材5による連結によって複数の床パネル4を一体化する。このような連結部材5による複数の床パネル4の一体化によって、複数の床パネル4が個々に回転やねじれを伴って振動することを抑制できる。これにより、床構造1における重量床衝撃音の遮断性能を的確に高めることができる。
図1に示されるように、連結部材5は、第1溝44及び第2溝45の一方の第1溝44の底面上に載置される載置板部51と、載置板部51の両側端部のそれぞれから立ち上がる一対の側板部52と、一対の側板部52の上端から内側に突出する曲げ部53と、を有する。この場合、一対の側板部52には、載置板部51が第1溝44の底面上に載置された状態で、第1溝44及び第2溝45の他方の第2溝45に連通する連通穴521が形成されている。
載置板部51の両側端部のそれぞれから立ち上がる一対の側板部52を有した連結部材5とすることにより、連結部材5の曲げ強度を高めることができる。また、一対の側板部52の上端から内側に突出した曲げ部53を更に有した連結部材5とすることにより、連結部材5の曲げ強度を更に高めることができる。これにより、複数の床パネル4を連結して一体化するときに連結部材5が変形することを抑制できるので、連結部材5による複数の床パネル4の連結効果を高めることができる。
なお、図2に示されるように、連結部材5は、第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411の各連通溝に挿入された状態で、各連通溝を構成する第1辺縁溝441及び第1中間溝442から上方への突出を規制するための高さ寸法を有している。また、床パネル4の第1溝44及び第2溝45の上端縁には段差部46が形成されている。そして、床パネル4の段差部46には、第1溝44及び第2溝45を上方から塞ぐ蓋部材9が載置される。蓋部材9は、床パネル4の上面43と面一になるように段差部46に載置される。段差部46に載置された状態で蓋部材9は、連結部材5の曲げ部53によって下方側から支持される。床パネル4の上面43及び蓋部材9の上には、タイルカーペットなどの床仕上げ材が敷設される。
また、連結部材5において一対の側板部52には、載置板部51が第1溝44の底面上に載置された状態で、第2溝45に連通する連通穴521が形成されている。各床パネル4の第1溝44同士が連通して形成された第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411に連結部材5が挿入されることにより載置板部51が第1溝44の底面上に載置された状態において、各床パネル4の第2溝45に連通する複数の連通穴521が一対の側板部52にそれぞれ形成される。各連通穴521は、一対の側板部52の長手方向において、各床パネル4の第2溝45にそれぞれ連通することが可能な適宜の位置に形成される。このように、連結部材5において一対の側板部52に連通穴521が形成されることにより、各床パネル4の上面43における第1溝44に対する第2溝45の連通状態が一対の側板部52によって遮断されることを抑制できる。これにより、連結部材5が第1辺縁連通溝4411及び第1中間連通溝4421の少なくとも第1辺縁連通溝4411に挿入された状態において、第1溝44及び第2溝45を利用した配線の配索の自由度が低下することを抑制できる。
図1に示されるように、床パネルユニット2は、床梁8に対して連結部材5を固定するための固定部材6を備える。固定部材6は、床梁8上に互いに隣接して配置される複数の床パネル4の各々に対応して複数設けられる。具体的には、固定部材6は、各床パネル4の一対の第1辺41のそれぞれに対応して設けられる。この場合、固定部材6は、各床パネル4の第1辺縁溝441同士が連通して形成された第1辺縁連通溝4411に挿入された連結部材5を、各床パネル4の一対の第1辺41がそれぞれ配置される各床梁8のフランジ81に固定する。
固定部材6は、床梁8のフランジ81に取り付けられる梁取付部61と、梁取付部61から上に延びるとともに連結部材5に固定される固定部62と、を有する。固定部材6において梁取付部61が床梁8のフランジ81に取り付けられた状態で固定部62は、複数の床パネル4を連結する連結部材5に固定される。これにより、床梁8に対する床パネル4のX軸方向及びY軸方向を含む面方向の移動を規制することができる。
また、図2に示されるように、連結部材5において載置板部51は、床パネル4における第2方向D2の端面の向く端面方向に床パネル4から突出した状態で、第1辺縁溝441の底面上に載置可能な幅寸法を有している。この場合、連結部材5において載置板部51が第1辺縁溝441の底面上に載置された状態では、載置板部51の一部分が床パネル4の第1辺41の辺縁から外側に突出する。載置板部51の床パネル4からの突出部分511には、固定部材6の固定部62が固定される被固定部5111が設けられている。この場合、固定部材6の固定部62は、例えば、雄ねじが形成された棒状のボルト部材によって構成され、載置板部51の被固定部5111は、棒状の固定部62の挿通を許容する挿通孔によって構成される。
このような構成では、梁取付部61が床梁8のフランジ81に取り付けられた状態で固定部62は、載置板部51の突出部分511に設けられた被固定部5111に挿通された状態で、雌ねじが形成されたナット部材SCが螺合されることにより、複数の床パネル4を連結する連結部材5に固定される。これにより、床梁8に対する床パネル4のX軸方向及びY軸方向を含む面方向の移動を規制することができる。このとき、ナット部材SCと載置板部51との間にナット下防振材を介在させた状態で、固定部62にナット部材SCを螺合させるようにしてもよい。ナット下防振材は、床梁8と床パネル4との間に配置される防振材7と同様に、弾性変形可能な部材である。ナット部材SCと載置板部51との間にナット下防振材を介在させることにより、固定部材6によって床梁8に対して固定される連結部材5が連結する複数の床パネル4のZ軸方向の振動を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る床構造1では、床梁8に支持された複数の床パネル4における第1溝44及び第2溝45が形成された各上面43によって、OA機器に接続される配線の配索を可能とした床面を構成することができる。この際、連結部材5の連結による複数の床パネル4の一体化によって、各床パネル4の第1溝44同士の連通状態の保持が可能であるとともに、隣接する床パネル4間での第2溝45同士の位置関係についても保持される。これにより、複数の床パネル4の上面43に形成された第1溝44及び第2溝45を利用して、建物の床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。また、連結部材5による複数の床パネル4の一体化によって、複数の床パネル4が個々に回転やねじれを伴って振動することを抑制できる。これにより、床構造1における重量床衝撃音の遮断性能を的確に高めることができる。
[床パネル及び床パネルセット]
上記の通り、床構造1において床面を構成する床パネルユニット2は、互いに隣接して配置される複数の床パネル4を備える。複数の床パネル4は、図3に示される床パネルセット3に含まれる複数種類の床パネル4A~4Hから選択される。床パネルセット3は、上記の床パネル4によって特定される複数種類の床パネル4A~4Hを含む。複数種類の床パネル4A~4Hは、一対の第1辺41及び一対の第2辺42の長さ寸法によって規定される設定寸法の違いに応じて分類される。そして、複数種類の床パネル4A~4Hにおいて一対の第1辺41及び一対の第2辺42は、建物の床面を構成するために床パネルの幅寸法の最小値として設定された基準最小寸法の整数倍の長さ寸法を有している。前記基準最小寸法は、例えば、250mmに設定される。
第1種類の床パネル4Aは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の2倍に設定される。第1種類の床パネル4Aの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441が第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。
第2種類の床パネル4Bは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の4倍に設定される。第2種類の床パネル4Bの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と1本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第2種類の床パネル4Bでは、第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、一対の第1辺41の各辺縁から前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離だけ離れた第2方向D2の中央位置に配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、第1中間溝442の溝幅寸法W12は、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第3種類の床パネル4Cは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の6倍に設定される。第3種類の床パネル4Cの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と2本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第3種類の床パネル4Cでは、2本の第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離の等間隔をあけて配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、2本の第1中間溝442の溝幅寸法W12はそれぞれ、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第4種類の床パネル4Dは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の8倍に設定される。第4種類の床パネル4Dの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と3本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第4種類の床パネル4Dでは、3本の第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離の等間隔をあけて配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、3本の第1中間溝442の溝幅寸法W12はそれぞれ、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第5種類の床パネル4Eは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第1種類の床パネル4Aとは異なるだけで、その他の部分は第1種類の床パネル4Aと同様である。第5種類の床パネル4Eでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
第6種類の床パネル4Fは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第2種類の床パネル4Bとは異なるだけで、その他の部分は第2種類の床パネル4Bと同様である。第6種類の床パネル4Fでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
第7種類の床パネル4Gは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第3種類の床パネル4Cとは異なるだけで、その他の部分は第3種類の床パネル4Cと同様である。第7種類の床パネル4Gでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
第8種類の床パネル4Hは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第4種類の床パネル4Dとは異なるだけで、その他の部分は第4種類の床パネル4Dと同様である。第8種類の床パネル4Hでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
なお、床パネルセット3に含まれる床パネル4としては、上記の第1~第8種類の床パネル4A~4Hに限定されない。床パネルセット3は、第1~第8種類の床パネル4A~4H以外に、以下に示す第9~第14種類の床パネル4I~4Nを含んでいてもよい。
第9種類の床パネル4Iは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の3倍に設定される。第9種類の床パネル4Iの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と1本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第9種類の床パネル4Iでは、第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、一対の第1辺41の一方の辺縁から前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離だけ離れた位置に配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、第1中間溝442の溝幅寸法W12は、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第10種類の床パネル4Jは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の5倍に設定される。第10種類の床パネル4Jの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と2本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第10種類の床パネル4Jでは、2本の第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、一対の第1辺41の一方の辺縁から順番に、前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離の等間隔をあけて配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、2本の第1中間溝442の溝幅寸法W12はそれぞれ、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第11種類の床パネル4Kは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が前記基準最小寸法の1倍に設定されるとともに、一対の第2辺42の長さ寸法L2が前記基準最小寸法の7倍に設定される。第11種類の床パネル4Kの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441と3本の第1中間溝442とが第1溝44として形成されるとともに、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置される一対の第2辺縁溝451が第2溝45として形成される。第11種類の床パネル4Kでは、3本の第1中間溝442は、一対の第1辺縁溝441の間において、一対の第1辺41の一方の辺縁から順番に、前記基準最小寸法の整数倍(例えば2倍)の長さに相当する距離の等間隔をあけて配置される。この場合、一対の第1辺縁溝441の溝幅寸法W11と一対の第2辺縁溝451の溝幅寸法W21とは、同一の値(例えば、70mm)に設定される。また、3本の第1中間溝442の溝幅寸法W12はそれぞれ、各辺縁溝441,451の溝幅寸法W11,W21の2倍の値に設定される。
第12種類の床パネル4Lは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第9種類の床パネル4Iとは異なるだけで、その他の部分は第9種類の床パネル4Iと同様である。第12種類の床パネル4Lでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
第13種類の床パネル4Mは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第10種類の床パネル4Jとは異なるだけで、その他の部分は第10種類の床パネル4Jと同様である。第13種類の床パネル4Mでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
第14種類の床パネル4Nは、一対の第1辺41の長さ寸法L1が第11種類の床パネル4Kとは異なるだけで、その他の部分は第11種類の床パネル4Kと同様である。第14種類の床パネル4Nでは、一対の第1辺41の長さ寸法L1は、前記基準最小寸法の2倍に設定される。
以上の説明の通り、床パネルセット3は、一対の第1辺41及び一対の第2辺42の長さ寸法によって規定される設定寸法の違いに応じて分類される複数種類の床パネル4A~4Nを含む。複数種類の床パネル4A~4Nにおいて一対の第1辺41及び一対の第2辺42は、前記基準最小寸法の整数倍の長さ寸法を有している。このような一対の第1辺41及び一対の第2辺42の長さ寸法によって規定される設定寸法の異なる複数種類の床パネル4A~4Nを用いて床面を構成することにより、さまざまな大きさ及び形状の床面を容易に構成することができるため、配線の配索を可能とした床面の大きさ及び形状に関する設計自由度を向上させることができる。
ここで、図6を参照しながら、比較例の床パネルユニット2Zによって矩形の床面を構成した場合について説明する。図6では、一対の第1辺及び一対の第2辺の長さ寸法によって規定される設定寸法の異なる5種類の床パネル4CZ,4EZ,4FZ,4GZ,4HZによって床面を構成する床パネルユニット2Zの例が示されている。床パネル4CZ,4EZ,4FZ,4GZ,4HZは、一対の第1辺及び一対の第2辺の長さ寸法については、本実施形態に係る床パネルセット3に含まれる第3種類、第5種類、第6種類、第7種類及び第8種類の各床パネル4C,4E,4F,4G,4Hとそれぞれ同一の値に設定される。
しかしながら、床パネル4CZ,4EZ,4FZ,4GZ,4HZは、第1溝44Z及び第2溝45Zの形成位置が、各床パネル4C,4E,4F,4G,4Hとは異なっている。具体的には、床パネル4CZ,4EZ,4FZ,4GZ,4HZの第1溝44Z及び第2溝45Zは、一対の第1辺及び一対の第2辺の辺縁に沿って配置されてはいない。このような比較例の床パネルユニット2Zでは、複数種類の床パネル4CZ,4EZ,4FZ,4GZ,4HZを互いに隣接して配置した場合、種類の異なる床パネル同士が突き合わされる突き合わせ部分において、第1溝44Z及び第2溝45Z同士が連通していない領域ARが生じる虞がある。複数の床パネルの溝同士が連通していない状態となると、第1溝44Z及び第2溝45Zを利用した配線の配索の自由度が低下してしまう。
これに対し、本実施形態に係る床パネルセット3に含まれる複数種類の床パネル4A~4Nの上面43には、一対の第1辺41の全長に亘って延びる第1溝44と、一対の第2辺42の全長に亘って延びて第1溝44と交差する第2溝45とが形成されている。この際、第1溝44は、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置された一対の第1辺縁溝441を含み、第2溝45は、一対の第2辺42の各辺縁に沿って配置された一対の第2辺縁溝451を含む。このような第1辺縁溝441を含む第1溝44と第2辺縁溝451を含む第2溝45とが上面43に形成された複数種類の床パネル4A~4Nを用いて床面を構成する場合を、床パネル同士が突き合わされる突き合わせ部分が相違する3つのパターンに分けて検討する。なお、以下の説明では、複数種類の床パネル4A~4Nを総称して「床パネル4」という場合がある。
第1の突き合わせパターンでは、床パネル4の第1辺41同士が突き合わされるように複数の床パネル4が配置される場合を想定する。この場合、床パネル4の第1辺41同士の突き合わせ部分に第1辺縁溝441同士の組み合わせによる突合連通溝が形成されるとともに、各床パネル4の上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2辺縁溝451が第2辺42の全長に亘って延びている。これにより、床パネル4の第1辺41同士の突き合わせ部分に形成された第1辺縁溝441同士の組み合わせによる突合連通溝と、第1辺縁溝441と交差する第2辺縁溝451とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
第2の突き合わせパターンでは、床パネル4の第2辺42同士が突き合わされるように複数の床パネル4が配置される場合を想定する。この場合、床パネル4の第2辺42同士の突き合わせ部分に第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝が形成されるとともに、各床パネル4の上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士が第2辺42同士の突き合わせ部分を通じて連通して第1辺縁連通溝が形成される。これにより、床パネル4の第2辺42同士の突き合わせ部分に形成された第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝と、第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士の第1辺縁連通溝とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
第3の突き合わせパターンでは、互いに隣接して配置された各床パネル4において、一方の床パネル4の第1辺41と他方の床パネル4の第2辺42とが突き合わせられる場合を想定する。この場合、各床パネル4の突き合わせ部分には、一方の床パネル4の第1辺41の辺縁に沿った第1辺縁溝441と、他方の床パネル4の第2辺42の辺縁に沿った第2辺縁溝451とが配置される。この場合、各床パネル4の突き合わせ部分に第1辺縁溝441と第2辺縁溝451との組み合わせによる突合連通溝が形成されるとともに、一方の床パネル4の上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2辺縁溝451が第2辺42の全長に亘って延び、他方の床パネル4の上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441が第1辺41の全長に亘って延びている。これにより、各床パネル4の突き合わせ部分に形成された第1辺縁溝441と第2辺縁溝451との組み合わせによる突合連通溝と、一方の床パネル4の上面43において第1辺縁溝441と交差する第2辺縁溝451と、他方の床パネル4の上面43において第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
図3に示される床パネルセット3に含まれる複数種類の床パネル4A~4Nから選択された複数の床パネル4によって矩形の床面を構成した場合について、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、図5では、複数の床パネル4の上面43に形成された第1溝44及び第2溝45の図示が省略され、複数の床パネル4と床梁8との位置関係が示されている。図4及び図5では、一対の第1辺41及び一対の第2辺42の長さ寸法によって規定される設定寸法の異なる5種類の床パネル4C,4E,4F,4G,4Hによって床面を構成する床パネルユニット2の例が示されている。
図4及び図5では、床面のY軸方向の一方側の領域部分が3枚の第6種類の床パネル4Fと2枚の第5種類の床パネル4Eとによって構成される。
3枚の第6種類の床パネル4Fは、第2辺42同士が突き合わされるようにX軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第6種類の床パネル4Fの第2辺42同士の突き合わせ部分に第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝4511が形成されるとともに、各床パネル4Fの上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士が連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。なお、3枚の第6種類の床パネル4Fは、少なくとも一対の第1辺41がそれぞれ床梁8上に配置された状態で、当該床梁8により下方側から支持される。
また、2枚の第5種類の床パネル4Eは、第2辺42同士が突き合わされるようにY軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第5種類の床パネル4Eの第2辺42同士の突き合わせ部分に第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝4511が形成されるとともに、各床パネル4Eの上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士が連通して第1辺縁連通溝4411が形成される。なお、2枚の第5種類の床パネル4Eは、少なくとも一対の第1辺41がそれぞれ床梁8上に配置された状態で、当該床梁8により下方側から支持される。
そして、3枚の第6種類の床パネル4Fに対してX軸方向に隣り合うように2枚の第5種類の床パネル4Eが配置され、この状態では、第6種類の床パネル4Fの第2辺42と第5種類の床パネル4Eの第1辺41とが突き合わされる(第3の突き合わせパターン)。これにより、第6種類の床パネル4Fの第2辺42と第5種類の床パネル4Eの第1辺41との突き合わせ部分には、第6種類の床パネル4Fの第2辺縁溝451と第5種類の床パネル4Eの第1辺縁溝441との組み合わせによる突合連通溝4511が形成される。
次に、図4及び図5では、床面のY軸方向の中央の領域部分が2枚の第8種類の床パネル4Hによって構成される。
2枚の第8種類の床パネル4Hは、第2辺42同士が突き合わされるようにY軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネル4Hの第2辺42同士の突き合わせ部分に第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝4511が形成されるとともに、各床パネル4Hの上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士が連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。なお、2枚の第8種類の床パネル4Hは、少なくとも一対の第1辺41がそれぞれ床梁8上に配置された状態で、当該床梁8により下方側から支持される。
そして、2枚の第8種類の床パネル4Hは、3枚の第6種類の床パネル4F及び2枚の第5種類の床パネル4Eに対してY軸方向に隣り合うように配置される。この状態では、第8種類の床パネル4Hの第2辺42に対して、第6種類の床パネル4Fの第1辺41が突き合わされるとともに(第3の突き合わせパターン)、第5種類の床パネル4Eの第2辺42が突き合わされる(第2の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネルHの第2辺42に対応する第6種類の床パネル4F及び第5種類の床パネル4Eとの突き合わせ部分には、突合連通溝4511が形成される。
次に、図4及び図5では、床面のY軸方向の他方側の領域部分が2枚の第3種類の床パネル4Cと3枚の第7種類の床パネル4Gとによって構成される。この場合、1枚の第3種類の床パネル4C、2枚の第7種類の床パネル4G、1枚の第3種類の床パネル4C、及び1枚の第7種類の床パネル4Gがこの順で、第2辺42同士が突き合わされるようにX軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。各床パネル4C,4Gの第2辺42同士の突き合わせ部分に第2辺縁溝451同士の組み合わせによる突合連通溝4511が形成されるとともに、各床パネル4C,4Gの上面43においては第2辺縁溝451と交差する第1辺縁溝441同士が連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。なお、2枚の第3種類の床パネル4Cと3枚の第7種類の床パネル4Gは、少なくとも一対の第1辺41がそれぞれ床梁8上に配置された状態で、当該床梁8により下方側から支持される。
そして、2枚の第3種類の床パネル4Cと3枚の第7種類の床パネル4Gとは、2枚の第8種類の床パネル4Hに対してY軸方向に隣り合うように配置される。この状態では、第8種類の床パネル4Hの第2辺42に対して、第3種類の床パネル4C及び第7種類の床パネル4Gの各第1辺41が突き合わされる(第3の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネルHの第2辺42に対応する第3種類の床パネル4C及び第7種類の床パネル4Gとの突き合わせ部分には、突合連通溝4511が形成される。
以上説明した通り、図3に示される床パネルセット3に含まれる複数種類の床パネル4A~4Nから選択された複数の床パネル4によって矩形の床面を構成した場合、互いに隣接して配置された各床パネル4の第1辺縁溝441を含む第1溝44と第2辺縁溝451を含む第2溝45とが床面全体に亘って連通する。このような床面全体に亘って連通する溝を利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
(床パネルセットの変形例)
図7は、変形例に係る床パネルセット3Aを示す図である。床パネルセット3Aは、上記の床パネルセット3と同様に、複数種類の床パネル4A~4Nを含む。なお、図7では、第1~第8種類の床パネル4A~4Hが示されており、第9~第14種類の床パネル4I~4Nの図示が省略されている。床パネルセット3Aに含まれる複数種類の床パネル4A~4Nは、上面43における第2溝45の形成位置が異なる以外は上記の床パネルセット3と同様に構成される。具体的には、床パネルセット3Aに含まれる複数種類の床パネル4A~4Nの上面43には、一対の第1辺41の各辺縁に沿って配置される一対の第1辺縁溝441が第1溝44として形成されるとともに、第1辺41が延びる第1方向D1の中央位置に第2辺42の全長に亘って延びる第2中間溝452が第2溝45として形成される。
なお、第2中間溝452の溝幅寸法W22は、第1辺縁溝441の溝幅寸法W11の2倍の値に設定される。
このような第1辺縁溝441を含む第1溝44と第2中間溝452を含む第2溝45とが上面43に形成された複数種類の床パネル4A~4Nを用いて床面を構成する場合を、床パネル同士が突き合わされる突き合わせ部分が相違する3つのパターンに分けて検討する。なお、以下の説明では、床パネルセット3Aに含まれる複数種類の床パネル4A~4Nを総称して「床パネル4」という場合がある。
第1の突き合わせパターンでは、床パネル4の第1辺41同士が突き合わされるように複数の床パネル4が配置される場合を想定する。この場合、床パネル4の第1辺41同士の突き合わせ部分に第1辺縁溝441同士の組み合わせによる突合連通溝が形成されるとともに、各床パネル4の上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。これにより、床パネル4の第1辺41同士の突き合わせ部分に形成された第1辺縁溝441同士の組み合わせによる突合連通溝と、第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
第2の突き合わせパターンでは、床パネル4の第2辺42同士が突き合わされるように複数の床パネル4が配置される場合を想定する。この場合、床パネル4の第1辺縁溝441同士が床パネル4の第2辺42同士の突き合わせ部分を通じて直線状に連通して第1辺縁連通溝が形成されるとともに、各床パネル4の上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。これにより、床パネル4の第1辺縁溝441同士が直線状に連通して形成された第1辺縁連通溝と、第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
第3の突き合わせパターンでは、互いに隣接して配置された各床パネル4において、一方の床パネル4の第1辺41と他方の床パネル4の第2辺42とが突き合わせられる場合を想定する。この場合、各床パネル4の突き合わせ部分に一方の床パネル4の第1辺41の辺縁に沿った第1辺縁溝441が配置される。この場合、一方の床パネル4の第1辺縁溝441と他方の床パネル4の第1辺縁溝441とが直交した状態で連通して連通溝が形成されるとともに、各床パネル4の上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。これにより、各床パネル4の第1辺縁溝441が直交した状態で連通して形成された連通溝と、第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452とを利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
図7に示される床パネルセット3Aに含まれる複数種類の床パネル4A~4Hから選択された複数の床パネル4によって矩形の床面を構成した場合について、図8を参照しながら説明する。図8では、一対の第1辺41及び一対の第2辺42の長さ寸法によって規定される設定寸法の異なる5種類の床パネル4C,4E,4F,4G,4Hによって床面を構成する床パネルユニット2の例が示されている。
図8では、床面のY軸方向の一方側の領域部分が3枚の第6種類の床パネル4Fと2枚の第5種類の床パネル4Eとによって構成される。
3枚の第6種類の床パネル4Fは、第2辺42同士が突き合わされるようにX軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第6種類の床パネル4Fの第1辺縁溝441同士が床パネル4Fの第2辺42同士の突き合わせ部分を通じて直線状に連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。また、各床パネル4Fの上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。
また、2枚の第5種類の床パネル4Eは、第2辺42同士が突き合わされるようにY軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第5種類の床パネル4Eの第1辺縁溝441同士が床パネル4Fの第2辺42同士の突き合わせ部分を通じて直線状に連通して第1辺縁連通溝4411が形成される。また、各床パネル4Eの上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。
そして、3枚の第6種類の床パネル4Fに対してX軸方向に隣り合うように2枚の第5種類の床パネル4Eが配置され、この状態では、第6種類の床パネル4Fの第2辺42と第5種類の床パネル4Eの第1辺41とが突き合わされる(第3の突き合わせパターン)。これにより、第6種類の床パネル4Fの第2辺42と第5種類の床パネル4Eの第1辺41との突き合わせ部分には、第5種類の床パネル4Eの第1辺縁溝441と第6種類の床パネル4Fの第1辺縁溝441及び第1中間溝442とが直交した状態で連通して連通溝4511が形成される。
次に、図8では、床面のY軸方向の中央の領域部分が2枚の第8種類の床パネル4Hによって構成される。
2枚の第8種類の床パネル4Hは、第2辺42同士が突き合わされるようにY軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネル4Hの第1辺縁溝441同士が床パネル4Hの第2辺42同士の突き合わせ部分を通じて直線状に連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。また、各床パネル4Hの上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。
そして、2枚の第8種類の床パネル4Hは、3枚の第6種類の床パネル4F及び2枚の第5種類の床パネル4Eに対してY軸方向に隣り合うように配置される。この状態では、第8種類の床パネル4Hの第2辺42に対して、第6種類の床パネル4Fの第1辺41が突き合わされるとともに(第3の突き合わせパターン)、第5種類の床パネル4Eの第2辺42が突き合わされる(第2の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネルHの第2辺42と第6種類の床パネル4Fの第1辺41との突き合わせ部分には、第6種類の床パネル4Fの第1辺縁溝441と第8種類の床パネル4Hの第1辺縁溝441及び第1中間溝442とが直交した状態で連通して連通溝4511が形成される。また、第8種類の床パネルHの第2辺42と第5種類の床パネル4Eの第2辺42との突き合わせ部分には、第8種類の床パネル4Hの第1中間溝442及び第1辺縁溝441と第5種類の床パネル4Eの一対の第1辺縁溝441とがそれぞれ直線状に連通する。
次に、図8では、床面のY軸方向の他方側の領域部分が2枚の第3種類の床パネル4Cと3枚の第7種類の床パネル4Gとによって構成される。この場合、1枚の第3種類の床パネル4C、2枚の第7種類の床パネル4G、1枚の第3種類の床パネル4C、及び1枚の第7種類の床パネル4Gがこの順で、第2辺42同士が突き合わされるようにX軸方向に隣接して配置される(第2の突き合わせパターン)。これにより、各床パネル4C,4Gの第1辺縁溝441同士が直線状に連通して第1辺縁連通溝4411が形成され、且つ、第1中間溝442同士が連通して第1中間連通溝4421が形成される。また、各床パネル4C,4Gの上面43においては第1辺縁溝441と交差する第2中間溝452が第2辺42の全長に亘って延びている。
そして、2枚の第3種類の床パネル4Cと3枚の第7種類の床パネル4Gとは、2枚の第8種類の床パネル4Hに対してY軸方向に隣り合うように配置される。この状態では、第8種類の床パネル4Hの第2辺42に対して、第3種類の床パネル4C及び第7種類の床パネル4Gの各第1辺41が突き合わされる(第3の突き合わせパターン)。これにより、第8種類の床パネルHの第2辺42と第3種類の床パネル4C及び第7種類の床パネル4Gの各第1辺41との突き合わせ部分には、各床パネル4C,4Gの第1辺縁溝441と第8種類の床パネル4Hの第1辺縁溝441及び第1中間溝442とが直交した状態で連通して連通溝4511が形成される。
以上説明した通り、図7に示される床パネルセット3Aに含まれる複数種類の床パネル4A~4Hから選択された複数の床パネル4によって矩形の床面を構成した場合、互いに隣接して配置された各床パネル4の第1辺縁溝441を含む第1溝44と第2中間溝452を含む第2溝45とが床面全体に亘って連通する。このような床面全体に亘って連通する溝を利用して、床面の面方向に自由自在に配線を配索できるので、配線の配索の自由度を向上させることができる。
1 床構造
2 床パネルユニット
4 床パネル
41 一対の第1辺
42 一対の第2辺
43 上面
44 第1溝
441 一対の第1辺縁溝
45 第2溝
451 一対の第2辺縁溝
5 連結部材
51 載置板部
511 突出部分
5111 被固定部
52 一対の側板部
521 連通穴
6 固定部材
61 梁取付部
62 固定部
8 床梁
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (5)

  1. 床面を構成する床パネルユニットであって、
    所定の第1方向に延びる一対の第1辺と前記第1方向と直交する第2方向に延びる一対の第2辺とを有する矩形の平面形状を有し、床梁によって下方側から支持される複数の床パネルと、
    前記複数の床パネルを連結するための連結部材と、を備え、
    前記床面を構成するための前記複数の床パネルの各々の上面には、前記第1方向の全長に亘って延びるとともに上方に開く第1溝と、前記第2方向の全長に亘って延びるとともに上方に開き、前記第1溝と交差する第2溝と、が形成されており、
    前記複数の床パネルは、前記第1溝同士が連通して連通溝を形成するように、互いに隣接して配置され、
    前記連結部材は、前記連通溝の長手方向に延びるとともに上方に開く空間が形成されるように前記連通溝に挿入されて前記複数の床パネルの各々に対して固定されることにより、前記複数の床パネルを連結可能に構成される、床パネルユニット。
  2. 前記連結部材は、前記第1溝の底面上に載置される載置板部と、前記載置板部の両側端部のそれぞれから立ち上がる一対の側板部とを有し、
    前記一対の側板部には、前記載置板部が前記第1溝の底面上に載置された状態で、前記第2溝に連通する連通穴が形成されている、請求項1に記載の床パネルユニット。
  3. 前記床梁に対して前記連結部材を固定するための固定部材を、更に備え、
    前記固定部材は、前記床梁に取り付けられる梁取付部と、前記梁取付部から上に延びるとともに前記連結部材に固定される固定部と、を有する、請求項2に記載の床パネルユニット。
  4. 前記第1溝は、前記一対の第1辺の少なくとも一方の辺縁に沿って配置され、前記床パネルにおける前記第2方向の端面の向く端面方向に開く形状を有する第1辺縁溝を含み、
    前記載置板部は、前記床パネルから前記端面方向に突出した状態で前記第1辺縁溝の底面上に載置可能な幅寸法を有し、
    前記載置板部の前記床パネルからの突出部分に相当する部分には、前記固定部が固定される被固定部が設けられている、請求項3に記載の床パネルユニット。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の床パネルユニットと、
    前記床パネルユニットの前記複数の床パネルを下方側から支持する床梁と、を備える、床構造。
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