JP2023085757A - マイク取付構造および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内部から伝わる振動を低減する。【解決手段】筐体(6)外部の音を感知するマイク(5)と、筐体内壁(60)に取付けられるマイク収容部材(7)と、マイク収容部材の取付面(74)と筐体内壁との間に配置され、筐体内壁に当接し、弾性部材で構成されるクッション部材(8)とを備え、マイク収容部材は、マイクの集音方向が筐体の外側方向になる状態で、マイクを筐体の内部空間と区画して収容する。【選択図】図1

Description

本発明は、マイク取付構造および電気機器に関する。
近年、マイクを内蔵する電気機器等について、マイクに伝わる振動を減衰させる、マイク取付構造に関する技術の開発が進められている。例えば、下記の特許文献1には、スピーカおよびマイクをそれぞれ別体の筐体に取付けることにより、筐体を伝わってくる振動を低減させるマイク構造が開示されている。
特開2002-64607号公報
しかしながら、上述のような従来技術は、マイクを容器に収容しないで、むきだしの状態で筐体に取付けているため、マイクに伝わる筐体内部の振動を低減させることができないという問題が生じていた。
本発明の一態様は、マイクへ筐体内部から伝わる振動を低減することができるマイク取付構造等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るマイク取付構造は、筐体外部の音を感知するマイクと、前記筐体内壁に取付けられるマイク収容部材と、前記マイク収容部材の取付面と前記筐体内壁との間に配置され、前記筐体内壁に当接し、弾性部材で構成されるクッション部材と、を備え、前記マイク収容部材は、前記マイクの集音方向が前記筐体の外側方向になる状態で、前記マイクを前記筐体の内部空間と区画して収容する。
本発明の一態様によれば、マイクへ筐体内部から伝わる振動を低減することができる。
本発明の実施形態1に係るマイク取付構造を備えたマイクユニットを筐体の内側から見た分解斜視図の一例を示す図である。 図1に示すマイクユニットを取付けた通信端末を含む通信システムの一例を説明する図である。 図2に示す通信端末の斜視図の一例を示す図である。 図2に示す親機および子機の、正面図と側面図との一例を示す図である。 図1に示すマイクユニットを取付けた状態を説明する図である。 図1に示すマイクユニットを筐体の外側から見た分解斜視図の一例である。 図1に示すケーブル保持部の一例を説明する図である。 実施形態2に係るマイク取付構造を備えたマイクユニットの分解斜視図の一例を示す図である。 図8に示すマイクユニットの斜視図の一例を示す図である。 図8に示すマイクユニットの断面図の一例を示す図である。 図8に示すマイクの正面図の一例を示す図である。 図8に示すマイクホルダの一例を説明する図である。 実施形態3に係るマイクユニットの断面図の一例を示す図である。 図13に示すマイクユニットの斜視図の一例を示す図である。 実施形態4に係るマイクユニットの斜視図の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
<通信端末>
以下、本発明の実施形態1を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る電気機器を、窓口等に設置する通信端末10に適用した例に基づいて説明する。ただし、本発明はこの例に限らず、マイクを備える種々の装置等についても適用可能である。
始めに、通信端末10について、図2から図4を参照して説明する。図2は、実施形態1に係るマイク取付構造を備えたマイクユニット4を取付けた、通信端末10を含む通信システム1の一例を説明する図である。
図2に示すように、近年、ウィルス等の飛沫感染を予防するために、窓口等にアクリル板やビニールシート等の遮蔽材20を設置することが多くなっている。窓口等に遮蔽材20を設置すると、遮蔽材20を隔てて会話をすることになるため、互いに相手の声が聞き取り難くなってしまう。遮蔽材20を設置した場合であっても、互いの声を聞き取り易くするために、通信システム1が窓口等に設置される。
通信システム1は、一対の通信端末10および通信ケーブル13を備えており、一対の通信端末10は、親機11と子機12とで構成される。
通信ケーブル13は、親機11と子機12とを接続し、親機11と子機12との間の通信を行うとともに、親機11から子機12へ電源を供給する。
親機11は、マイク111およびスピーカ112を備え、例えば、窓口対応者21の近傍に設置される。一方、子機12は、マイク121およびスピーカ122を備え、例えば、顧客22の近傍に設置される。
マイク111は、一対のマイク111a,111bを備え、マイク121は、一対のマイク121a,121bを備える。マイク111a,111b,121a,および121bは、本発明の実施形態1に係るマイク取付構造を備えて構成される。なお、以降の説明において、マイク111a,111bを互いに区別せず、総称する目的で記載するときは、マイク111と記載する。マイク121a,121bについても同様に、マイク121と記載する。
マイク111a,121aは、それぞれ、主に、周囲の音Rが含まれる窓口対応者21の音声P、顧客22の音声Qを感知するように、窓口対応者21、顧客22に対向する位置にあるフロントカバー61に取付けられる。
マイク111b,121bは、ノイズキャンセリング用に用いられるマイクであり、それぞれ、主に周囲の音Rを感知するように、窓口対応者21、顧客22に対向する位置から離れたリアキャビネット62に取付けられる。
マイク111aは、周囲の音Rが含まれる窓口対応者21の音声Pを感知し、音声信号Paに変換する。マイク111bは、主に周囲の音Rを感知する。マイク111bが感知した周囲の音Rから逆位相の音声信号Prが生成される。親機11は、音声信号Paに音声信号Prを混合した音声信号Pbを生成し、通信ケーブル13を介して、遮蔽材20の向こう側に位置する子機12に送信する。音声信号Pbは、音声信号Paに含まれる周囲の音Rを、逆位相の音声信号Prで打ち消した信号である。音声信号Pbを受信した子機12は、音声信号Pbを音声PXに変換し、周囲の音Rを低減して聞き取り易くなった音声PXを、スピーカ122から出力する。
一方、マイク121aは、周囲の音Rが含まれる顧客22の音声Qを感知し、音声信号Qaに変換する。マイク121bは、主に周囲の音Rを感知する。マイク121bが感知した周囲の音Rから逆位相の音声信号Qrが生成される。子機12は、音声信号Qaに音声信号Qrを混合した音声信号Qbを生成し、通信ケーブル13を介して、遮蔽材20の向こう側に位置する親機11に送信する。音声信号Qbは、音声信号Qaに含まれる周囲の音Rを、逆位相の音声信号Qrで打ち消した信号である。音声信号Qbを受信した親機11は、音声信号Qbを音声QXに変換し、周囲の音Rを低減して聞き取り易くなった音声QXを、スピーカ112から出力する。
このように、遮蔽材20で隔てられた相手の音声P,Qをノイズキャンセリングした上で、それぞれ、近くに配置されるスピーカ112、122から出力することができる。これにより、窓口対応者21および顧客22は、遮蔽材20が設置されていても、相手の音声PX,QXを容易に聞き取ることができる。
なお、窓口は、例えば、市役所、ハローワーク、駅等の窓口であってもよい。これらに限らず、二人が対面して会話する場であればよく、窓口以外の場所であってもよい。また、子機を2台以上接続して、三者以上で会話できるようにしてもよい。
図3は、親機11の斜視図の一例を示す図である。図3に示すように、親機11は、マイク111a、111b、スピーカ112、マイクON/OFFボタン113、電源ON/OFFボタン114、音量調整ボタン115、スライドスイッチ3、および筐体6を備える。筐体6は、マイク111a、およびスライドスイッチ3が取付けられるフロントカバー61、マイク111b、およびスピーカ112が取付けられるリアキャビネット62を備える。
マイクON/OFFボタン113は、マイクのONとOFFとを切換えるボタンである。また、スライドスイッチ3は、操作つまみ31をスライドすることによって、スピーカ112の音量を調整することができるスイッチである。
音量調整ボタン115は、親機11側のマイク111のゲインを調整するボタンである。親機11に音量調整ボタン115を設け、窓口対応者21がマイク111のゲインを調整することによって、子機12のスピーカ122から出力される音声Pの音量を調整することができる。これにより、例えば、顧客22が子機12の操作に不慣れな場合でも、窓口対応者21が音量調整ボタン115を操作することにより、子機12のスピーカ122の音量を調整することができる。
図4は親機11および子機12の、正面図と側面図との一例を示す図である。符号4Aで示す図は親機11の正面図、符号4Bで示す図は親機11の側面図、符号4Cで示す図は子機12の正面図、符号4Dで示す図は子機12の側面図である。なお、親機11の説明は、上記において既に記載しているため、ここでは説明を省略する。
子機12は、符号4C、4Dで示す図に示すように、マイク121a,121b、スピーカ122、マイクON/OFFボタン123、スライドスイッチ3、および筐体6を備えている。筐体6は、マイク121a、およびスライドスイッチ3が取付けられるフロントカバー61、マイク121b、およびスピーカ122が取付けられるリアキャビネット62を備える。
子機12は、電源ON/OFFボタンと音量調整ボタンとを備えない以外は、親機11と同様の構成を備える。子機12の電源は、親機11側の電源ON/OFFボタン114を操作することによって、親機11とともに子機12側も電源のON/OFFを切換えることができる。
また、スライドスイッチ3は、操作つまみ31をスライドすることによって、スピーカ122の音量を調整することができる。子機12のスピーカ122の音量調整は、上述したように、原則、親機11側の音量調整ボタン115の操作により行われる。しかし、顧客22側も、スライドスイッチ3の操作つまみ31をスライドすることによって、スピーカ122の音量を調整することができる。
これにより、例えば、ハローワーク等の窓口で、プライベートな相談を他人に聞かれたくない場合は、顧客22の操作により、スピーカ122の音量を小さくすることができる。
図5は、マイクユニット4を取付けた状態を説明する図である。符号5Aで示す図は、親機11にマイク111a,111b、およびスピーカ112を取付けた状態を示す断面図である。符号5Bで示す図は、親機11のリアキャビネット62にマイク111bを取付けた状態を示す斜視図である。
符号5Aおよび5Bで示す図に示すように、窓口対応者21の音声Pを感知するマイク111aは、音声Pを感知しやすいように、フロントカバー61に取付けられる。ノイズキャンセリング用のマイク111bおよびスピーカ112は、リアキャビネット62に、互いに当接しないように取付けられる。
<マイクユニットの概要>
以下、親機11に取付けられるマイクユニット4の概要について、図面を参照して説明する。なお、説明の便宜上、親機11に備えられるマイク111aとして機能するマイクユニット4について説明するが、マイク111b,121a、121bとして機能するマイクユニットも、マイクユニット4と同様の構成である。
図1は、実施形態1に係るマイク取付構造を備えたマイクユニット4を筐体6の内側から見た分解斜視図の一例を示す図である。
図1に示すように、マイクユニット4は、マイク5、マイク収容部材7、クッション部材8、および両面テープ41を備える。
マイク5は、筐体6外部の音を感知するMEMS(Micro Electro Mechanical System)マイク51、マイク基板52、および、メイン基板(不図示)に接続されるケーブル53を備える。
MEMSマイク51はボトムポート型であり、マイク基板52の搭載面521に搭載され、マイク基板52の搭載面521とは反対側の面である筐体側表面522(図6参照)に、音を感知する音孔部511(感知部)(図6参照)が開口する。マイク5は、両面テープ41によって筐体内壁60に貼り付けられる。
マイク収容部材7は、詳しくは後述するが、内部にマイク5を収容する収容空間76が形成され、マイク5を筐体6の内部空間と区画して収容する。また、マイク収容部材7は、MEMSマイク51の集音方向が筐体6の外側方向になるように、音孔部511を筐体内壁60側に向けてマイク5を収容する。
マイク収容部材7は、クッション部材8を介して、筐体内壁60に当接するように取付けられる。
クッション部材8は、ゴム等の弾性材料で構成され、マイク収容部材7の筐体取付面74(図6参照)と筐体内壁60との間に配置され、筐体内壁60に当接してマイク収容部材7の収容空間76を密閉する。
<マイク取付構造>
次に、マイクユニット4の取付構造について、図面を参照して、より具体的に説明する。図6は、マイクユニット4を筐体6の外側から見た分解斜視図の一例である。図6は、図1とは逆の方向から見た分解斜視図である。
図6に示すように、マイク5は、音孔部511が筐体6に形成された集音孔611の位置と一致するように、両面テープ41によって筐体内壁60に貼り付けられる。両面テープ41には、マイク5を貼り付ける際に、音孔部511および集音孔611と一致する位置に、貫通孔411が形成される。
これにより、筐体6の集音孔611から入ってきた音を、マイク5の音孔部511へと導くことができる。なお、両面テープ41は、取付け作業の便宜上、向きを逆に貼っても支障が無いように、貫通孔411が二つ形成される。但し、貫通孔411は一つであっても構わない。
また、マイク5は、ケーブル53がクッション部材8のケーブル保持部83に保持された状態で、筐体内壁60に貼着される。ケーブル保持部83によるケーブル53の詳細については後述する。
マイク収容部材7は、取付孔72、係止片73、開口部78、筐体取付面74、溝部75、および、マイク5を収容する収容空間76を備える。
取付孔72は、マイク収容部材7を筐体内壁60に取付けるビス71を挿通する孔である。マイク収容部材7は、係止片73を筐体内壁60に形成されるフック(不図示)に係止させた状態で、ビス71によって筐体内壁60に取付けられる。
筐体取付面74は開口部78の周縁部に形成され、クッション部材8を介して、筐体内壁60に当接する。
溝部75は、筐体取付面74の全周にわたって形成され、溝部75に、後述するクッション部材8の第1突状部81(図1参照)を嵌め込むことによって、マイク収容部材7にクッション部材8を取付けることができる。
クッション部材8は、マイク収容部材7の筐体取付面(取付面)74と、ほぼ同じ形状の略輪状に形成される。クッション部材8は、第1突状部81、第2突状部(突状部)82、およびケーブル保持部83を備える。
第1突状部81は、クッション部材8の全周にわたって形成される。上述したように、第1突状部81をマイク収容部材7の溝部75に嵌め込むことによって、マイク収容部材7にクッション部材8を取付けることができる。
第2突状部82は、第1突状部81と厚み方向の反対側に、クッション部材8の全周にわたって形成される。マイクユニット4を筐体6に取付けるときは、第2突状部82を筐体内壁60に当接させた状態で、ビス71を筐体6にねじ込む。このとき、第2突状部82は、筐体内壁60を押圧し、筐体内壁60に密着する。
これにより、マイク5は、マイク収容部材7の収容空間76に密閉して収容される。また、マイク5は、マイク収容部材7に覆われるように筐体内壁60に取付けられるため、筐体6の内部空間と区画された状態で収容される。これにより、筐体6内部の不要な音、すなわち集音孔611以外からの音を遮音し、マイク5に伝わる不要な音を低減することができる。
<ケーブル保持部>
次に、クッション部材8のケーブル保持部83について詳細に説明する。マイク5は、上述したように、ケーブル53がクッション部材8のケーブル保持部83に保持された状態で、筐体内壁60に貼り付けられる。図7は、ケーブル保持部83の一例を説明する図である。符号7Aで示す図は、マイクユニット4を筐体内壁60に取付ける前のケーブル保持部83の状態を示す図であり、符号7Bで示す図は、取付後のケーブル保持部83の状態を示す図である。
符号7Aで示す図に示すように、ケーブル保持部83は、頭部831、および胴部832を備える。
頭部831は、胴部832より大きくなるように略四角柱の板状に形成され、少なくとも一部が、筐体内壁60側に突出するように構成される。
頭部831は、ケーブル53を係止する切欠き831aを備え、胴部832は、内部にケーブル53を挿通する挿通孔832aが形成される。ケーブル53は、切欠き831aに係止され、挿通孔832aに挿通されることにより、略直線状に張った状態でケーブル保持部83に保持される。
符号7Bで示す図に示すように、ケーブル保持部83がケーブル53を保持した状態で、マイクユニット4を筐体内壁60に取付けると、筐体内壁60側に突出する頭部831は、筐体内壁60に押し下げられて変形する。このとき、ケーブル保持部83に保持されていたケーブル53は、頭部831の動きに伴って、撓むように変形する。
これにより、ケーブル53がマイク収容部材7に収容された状態であっても、ケーブル53を撓ませ、ケーブル53からマイク5への振動伝達を低減させることができる。なお、これに限らず、マイクユニット4を筐体内壁60に取付ける際に、頭部831が左右方向に変形することによって、ケーブル53を撓ませてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。なお、実施形態3以降についても同様である。
<マイクホルダ>
実施形態2のマイクユニット4は、両面テープ41の替わりに、マイク基板52の筐体側表面522を覆うように、マイク基板52を収容するマイクホルダ9を備える点で、実施形態1のマイクユニット4と異なっている。さらに、マイク収容部材7が複数のビス71によって筐体内壁60に取付けられる点で相違する。
以下、図8から図10を参照して、実施形態2のマイクユニット4について説明する。図8は、実施形態2に係るマイクユニット4の分解斜視図の一例を示す図であり、図9は、マイクユニット4の斜視図の一例を示す図である。図10は、図9に示す切断線Xで切った断面図の一例を示す図である。
図8から図10に示すように、マイクホルダ9は、ゴム等の弾性材料で構成され、マイク5の音孔部511に対向する位置に貫通孔90が形成される。これにより、マイク5がマイクホルダ9に収容された状態であっても、筐体6の集音孔611から入ってきた音を、マイク5の音孔部511へと導くことができる。マイクホルダ9によるマイク5の収容の詳細については、後述する。
マイクホルダ9は、筐体内壁60と対向する筐体側表面9bと、マイク基板52と対向する基板側表面9a(マイク基板側表面)(図11参照)とを備える。
マイクホルダ9は、マイク基板52を収容した状態で、マイク収容部材7に保持される。マイクホルダ9は、基板側表面9aに、嵌合孔98a、98b、98c、98d(図11参照)を備える。嵌合孔98a、98b、98c、98dに、マイク収容部材7に形成される複数のピン77a、77b、77c、77dを嵌め込むことによって、少ない接触面積で、マイクホルダ9をマイク収容部材7に保持させることができる。
これにより、マイク収容部材7からマイクホルダ9を伝って、マイク5に伝わる振動を低減させることができる。
また、マイクホルダ9は、基板側表面9aに円形突状部91a(第1押圧部)(図11参照)、筐体側表面9bに円形突状部91b(第2押圧部)を備える。
円形突状部91aは、マイク5を収容した状態において、マイク5の音孔部511およびマイクホルダ9の貫通孔90の周囲を囲むように、円筒状に突出して形成される。一方、円形突状部91bは、マイク5の音孔部511に対向する位置に形成される筐体6の集音孔611および貫通孔90の周囲を囲むように、円筒状に突出して形成される。
マイクユニット4を筐体6に取付ける際に、円形突状部91bを集音孔611の周囲に当接させ、かつ、円形突状部91aを音孔部511の周囲に当接させた状態で、ビス71を筐体6にねじ込む。このとき、円形突状部91bは、筐体内壁60の集音孔611の周囲を押圧し、密着する。また、円形突状部91aは、音孔部511の周囲を押圧し、密着する。
これにより、集音孔611から貫通孔90を経て、音孔部511に至る部分は、円形突状部91bおよび円形突状部91aによって遮音され、マイク5に伝わる筐体6からの振動を低減させることができる。
また、マイクホルダ9は、上述したように、筐体内壁60ではなくマイク収容部材7に保持される。これにより、筐体内壁60からマイクホルダ9に伝わる振動を低減させることができる。
マイクホルダ9は、筐体側表面9bの円形突状部91bから離れた位置に、筐体6側に突出する突部(押圧部材)92a,92bを備える。マイクホルダ9は、円形突状部91b、突部92a,92bの3か所で、筐体内壁60に当接する。これにより、マイク収容部材7は、少ない接触面積でマイクホルダ9を筐体内壁60に当接させつつ、安定してマイクホルダ9を保持することができる。
また、円形突状部91bから離れた位置に突部92a,92bを配置することによって、突部92a,92bからの振動を低減することができる。
マイク収容部材7は、複数のビス71によって筐体内壁60に取付けられる。マイク収容部材7は、例えば、略矩形の断面形状を有し、マイク収容部材7の四隅や各辺の中央部等に2~6個程度のビス71で固定される。
これにより、複数のビス71を筐体内壁60にねじ込むことができ、円形突状部91aおよび円形突状部91bは、それぞれ、音孔部511の周囲および集音孔611の周囲を、押圧面全面にわたって略均一に押圧することができる。これによって、集音孔611から音孔部511までの間をより確実に遮音することができ、マイク5に伝わる筐体6からの振動をさらに低減することができる。
(マイクの収容)
次に、マイクホルダ9によるマイク5の収容について、詳細に説明する。図11はマイク5の正面図の一例を示す図であり、図12はマイクホルダ9の一例を示す図である。
図11に示すように、マイク5は、略矩形状に形成されたマイク基板52を備え、マイク基板52に位置合わせのための切欠き523が形成されている。
図12の符号12Aで示す図は、マイクホルダ9の基板側表面9aの一例を示す図、符号12Bで示す図は、基板側表面9aにマイク5を収容した状態を示す図である。
マイクホルダ9は、マイク基板52の筐体内壁60に対向する面、すなわち筐体側表面522を覆うように、マイク基板52を収容する。また、マイクホルダ9は、上述したように、マイク基板52を収容した状態で、基板側表面9aがマイク収容部材7と嵌合し、筐体側表面9bが筐体内壁60に当接する。
符号12A,12Bで示す図に示すように、マイクホルダ9は基板側表面9aに、位置決め部材93、差込口94、保持部95、および突起部96を備える。
位置決め部材93は、マイク基板52に形成される切欠き523と嵌合し、マイク基板52を位置決めする。
差込口94は、マイク基板52の四隅に対応する位置に、4つの差込口94a、94b、94c、94dを備える。差込口94は可撓性を備え、差込口94を捲ってマイク基板52の四隅を差込むことができる。
突起部96は、例えば、マイク基板52を長手方向に位置決めする突起部96a、96b、96c、96d、短手方向に位置決めする突起部96e、96fを備える。
保持部95は、マイク基板52側に突出して形成され、例えば、2つの保持部95a,95bを備える。
マイク基板52をマイクホルダ9に収容する際に、マイク基板52は、位置決め用の位置決め部材93および突起部96を除き、例えば、円形突状部91a、保持部95a,95bの3か所でマイクホルダ9に当接して保持される。
このように、少ない接触面積でマイク基板52を収容することにより、マイクホルダ9から伝わる振動を低減させることができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3のマイクユニット4について説明する。実施形態3のマイクユニット4は、筐体6に大きな開口部63が形成されている点で、実施形態2のマイクユニット4と相違する。
図13はマイクユニット4の断面図、図14は斜視図の一例を示す図である。図13および図14に示すように、音孔部511およびマイクホルダ9の貫通孔90に対向する位置に、筐体6は大きな開口部63を備える。また、マイクホルダ9の貫通孔90の周囲の筐体内壁60を押圧する円形突状部91bは、押圧の対象となる筐体内壁60が存在しないため、形成されていない。なお、円形突状部91bは、これに限らす、形成されていても構わない。
マイクホルダ9は、マイクホルダ9の筐体側表面9b側の四隅に、突部92a,92bに加えて、突部92c,92dが形成される。マイクホルダ9は、突部92a,92b、92c,92dによって筐体内壁60に当接し、マイク収容部材7は安定してマイクホルダ9を保持することができる。
これにより、マイクホルダ9の貫通孔90周囲の円形突状部91bが筐体内壁60に当接しないため、筐体6からの振動を低減させることができる。
〔実施形態4〕
実施形態4のマイクユニット4は、マイクホルダ9が筐体内壁60と当接しない点で、実施形態3のマイクユニット4と相違する。
図15は、実施形態4に係るマイクユニット4の斜視図の一例を示す図である。図15に示すように、マイクホルダ9は、マイク収容部材7に形成される複数のフック79によって、マイク収容部材7に確実に固定される。
これにより、マイク収容部材7がマイクホルダ9を安定して保持するため、マイクホルダ9を筐体内壁60に当接させる必要が無いため、筐体6からマイクホルダ9を介して伝わる振動をさらに低減させることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るマイク取付構造は、筐体外部の音を感知するマイクと、前記筐体内壁に取付けられるマイク収容部材と、前記マイク収容部材の取付面と前記筐体内壁との間に配置され、前記筐体内壁に当接し、弾性部材で構成されるクッション部材と、を備え、前記マイク収容部材は、前記マイクの集音方向が前記筐体の外側方向になる状態で、前記マイクを前記筐体の内部空間と区画して収容する。
上記の構成によれば、マイク5は、筐体6の内部空間と区画された状態でマイク収容部材7に収容される。これにより、マイク5に伝わる筐体6内部の振動を低減することができる。
本発明の態様2に係るマイク取付構造は、上記態様1において、前記マイクを搭載したマイク基板と、前記マイク基板の前記筐体内壁に対向する面を覆うように、前記マイク基板を収容するマイクホルダと、を備え、前記マイクホルダは、前記マイクの感知部に対向する位置に貫通孔が形成されてもよい。
本発明の態様3に係るマイク取付構造は、上記態様1または2において、前記クッション部材は、前記筐体内壁を押圧して当接する突状部を備えていてもよい。
本発明の態様4に係るマイク取付構造は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記クッション部材は、前記マイク基板のケーブルを保持するケーブル保持部を備え、前記ケーブル保持部の少なくとも一部が前記筐体内壁側に突出し、前記ケーブルを保持した状態で前記クッション部材を前記筐体内壁に取付けたときに、前記ケーブル保持部は、前記ケーブルが撓むように変形してもよい。
上記の構成によれば、ケーブル53がマイク収容部材7に収容された状態であっても、ケーブル53を撓ませることができ、ケーブル53からマイク5への振動伝達を低減させることができる。
本発明の態様5に係るマイク取付構造は、上記態様2から4のいずれかにおいて、前記マイク収容部材は、前記マイクホルダを保持してもよい。
上記の構成によれば、マイクホルダ9が筐体内壁60に固定されていないため、筐体内壁60から、マイクホルダ9を介してマイク5に伝わる振動を低減することができる。
本発明の態様6に係るマイク取付構造は、上記態様2から5のいずれかにおいて、前記マイクホルダは、前記マイク基板側表面に、前記貫通孔を囲むように円筒状に突出し、前記マイクの周囲を押圧する第1押圧部を備えるとともに、前記筐体側表面に、前記筐体の開口部周囲を押圧する円筒状に突出した第2押圧部を備えていてもよい。
上記の構成によれば、集音孔611から貫通孔90を経て、音孔部511に至る部分は、円形突状部91bおよび円形突状部91aによって遮音され、マイク5に伝わる筐体6からの振動を低減させることができる。
本発明の態様7に係るマイク取付構造は、上記態様2から6のいずれかにおいて、前記マイクホルダは、前記マイク基板を位置決めする位置決め部を備えていてもよい。
上記の構成によれば、マイク基板52を位置決めして、音孔部511の位置とマイクホルダ9の貫通孔90の位置を一致させることができる。
本発明の態様8に係るマイク取付構造は、上記態様6または7において、前記マイクホルダは、前記第2押圧部を含む押圧部材により前記筐体内壁と当接してもよい。
上記の構成によれば、マイクホルダ9は筐体内壁60と少ない接触面積で当接するため、筐体6からの振動を低減させることができる。
本発明の態様9に係るマイク取付構造は、上記態様6から8のいずれかにおいて、前記マイク収容部材は、前記第1押圧部および前記第2押圧部が、それぞれ前記マイクの周囲および前記筐体の開口部周囲を押圧面全面にわたって略均一に押圧するように、前記筐体内壁に複数の締結部材によって取付けられてもよい。
上記の構成によれば、複数のビス71を筐体内壁60にねじ込むことができ、第1押圧部91aおよび第2押圧部91bは、それぞれ、音孔部511の周囲および集音孔611の周囲を、押圧面全面にわたって略均一に押圧することができる。これによって、集音孔611から音孔部511までの間をより確実に遮音することができ、マイク5に伝わる筐体6からの振動をさらに低減することができる。
本発明の態様10に係るマイク取付構造は、上記態様1において、前記マイク基板は、両面テープによって前記筐体内壁に貼着されてもよい。
本発明の態様11に係る電気機器は、上記態様1から10のいずれかに記載のマイク取付構造を備えてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
5 マイク
6 筐体
7 マイク収容部材
8 クッション部材
9 マイクホルダ
9a 基板側表面
9b 筐体側表面
41 両面テープ
52 マイク基板
53 ケーブル
60 筐体内壁
71 ビス
74 筐体取付面(取付面)
82 第2突状部
83 ケーブル保持部
90 貫通孔
91a 円形突状部(第1押圧部)
91b 円形突状部(第2押圧部)
92a,92b 突部(押圧部材)
93 位置決め部材
611 集音孔

Claims (11)

  1. 筐体外部の音を感知するマイクと、
    前記筐体内壁に取付けられるマイク収容部材と、
    前記マイク収容部材の取付面と前記筐体内壁との間に配置され、前記筐体内壁に当接し、弾性部材で構成されるクッション部材と、を備え、
    前記マイク収容部材は、前記マイクの集音方向が前記筐体の外側方向になる状態で、前記マイクを前記筐体の内部空間と区画して収容するマイク取付構造。
  2. 前記マイクを搭載したマイク基板と、
    前記マイク基板の前記筐体内壁に対向する面を覆うように、前記マイク基板を収容するマイクホルダと、を備え、
    前記マイクホルダは、前記マイクの感知部に対向する位置に貫通孔が形成される、請求項1に記載のマイク取付構造。
  3. 前記クッション部材は、前記筐体内壁を押圧して当接する突状部を備える、請求項1または2に記載のマイク取付構造。
  4. 前記クッション部材は、前記マイク基板のケーブルを保持するケーブル保持部を備え、前記ケーブル保持部の少なくとも一部が前記筐体内壁側に突出し、前記ケーブルを保持した状態で前記クッション部材を前記筐体内壁に取付けたときに、前記ケーブル保持部は、前記ケーブルが撓むように変形する、請求項1から3のいずれか1項に記載のマイク取付構造。
  5. 前記マイク収容部材は、前記マイクホルダを保持する、請求項2から4のいずれか1項に記載のマイク取付構造。
  6. 前記マイクホルダは、前記マイク基板側表面に、前記貫通孔を囲むように円筒状に突出し、前記マイクの周囲を押圧する第1押圧部を備えるとともに、前記筐体側表面に、前記筐体の集音孔周囲を押圧する円筒状に突出した第2押圧部を備えている、請求項2から5のいずれか1項に記載のマイク取付構造。
  7. 前記マイクホルダは、前記マイク基板を位置決めする位置決め部材を備えている、請求項2から6のいずれか1項に記載のマイク取付構造。
  8. 前記マイクホルダは、前記第2押圧部を含む押圧部材により前記筐体内壁と当接する、請求項6または7に記載のマイク取付構造。
  9. 前記マイク収容部材は、前記第1押圧部および前記第2押圧部が、それぞれ前記マイクの周囲および前記筐体の集音孔周囲を押圧面全面にわたって略均一に押圧するように、前記筐体内壁に複数の締結部材によって取付けられる、請求項6から8のいずれか1項に記載のマイク取付構造。
  10. 前記マイク基板は、両面テープによって前記筐体内壁に貼着される、請求項1に記載のマイク取付構造。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のマイク取付構造を備える電気機器。
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