JP2023070317A - トルクロッド - Google Patents

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Takeshi Moriyama
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【課題】設計自由度を向上できるトルクロッドを提供すること。【解決手段】トルクロッド10は、延伸部材30に第1防振基体14を介し第1部材11が連結され、その第1防振基体14から延伸方向X1,X2に離れた位置で延伸部材30に第2防振基体16を介し第2部材20が連結される。このようなトルクロッド10において、第2部材20の第2側環状部23と、延伸部材30の延伸側環状部38とを鎖状に連結することで、第2防振基体16が破断した場合の脱落を防止するチェーン構造が形成される。第2防振基体16は、このチェーン構造を形成する第2側環状部23及び延伸側環状部38の外側に位置する。これにより、第2部材20及び延伸部材30にチェーン構造を設けた場合でも、第2部材20と延伸部材30とを連結する第2防振基体16の設計自由度を向上できる。【選択図】図1

Description

本発明はトルクロッドに関し、特に設計自由度を向上できるトルクロッドに関するものである。
従来、筒状の外側部材の内周面と軸状の内側部材の外周面とを弾性体製の防振基体で連結して第1防振装置および第2防振装置を構成し、延伸方向に延びた連結部材で、その延伸方向に離れた第1防振装置と第2防振装置とを連結するトルクロッドが知られている。例えば、特許文献1に開示されたトルクロッドでは、第1防振装置よりも大きい第2防振装置において、外側部材に囲まれた内側部材の両端を振動受側(車体側)のブラケットに取り付けることで、外側部材と内側部材とを連結する第2防振基体が破断した場合の脱落を防止するチェーン構造を形成している。
特開2018-132133号公報
しかしながら、特許文献1では、ブラケットに取り付けた軸状の内側部材と筒状の外側部材とでチェーン構造を形成し、その内側部材の外周面と外側部材の内周面とを第2防振基体で連結しているので、第2防振基体の設計空間には限界がある。即ち、第2防振基体の設計自由度が低いという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、チェーン構造を設けた場合でも第2防振基体の設計自由度を向上できるトルクロッドを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のトルクロッドは、振動受側または振動源側の一方に固定される第1部材と、振動受側または振動源側の他方に固定される第2部材と、前記第1部材に対し延伸方向に延びた延伸部材と、前記第1部材と前記延伸部材とを連結する弾性体からなる第1防振基体と、前記第1防振基体から前記延伸方向に離れた位置で前記第2部材と前記延伸部材とを連結する弾性体からなる第2防振基体と、を備え、前記第2部材は、環状に形成される第2側環状部を備え、前記延伸部材は、環状に形成されて前記第2側環状部に鎖状に連結される延伸側環状部を備え、前記第2防振基体は、前記第2側環状部および前記延伸側環状部の外側に位置する。
請求項1記載のトルクロッドは、延伸部材に第1防振基体を介し第1部材が連結され、その第1防振基体から延伸方向に離れた位置で延伸部材に第2防振基体を介し第2部材が連結される。このようなトルクロッドにおいて、第2部材の第2側環状部と、延伸部材の延伸側環状部とを鎖状に連結することで、第2防振基体が破断した場合の脱落を防止するチェーン構造が形成される。第2防振基体は、このチェーン構造を形成する第2側環状部および延伸側環状部の外側に位置する。これにより、第2部材および延伸部材にチェーン構造を設けた場合でも、第2部材と延伸部材とを連結する第2防振基体の設計自由度を向上できる。
請求項2記載のトルクロッドによれば、請求項1記載のトルクロッドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。第2側環状部および延伸側環状部は、延伸方向に離れた第1防振基体と第2防振基体との間に位置する。トルクロッドの防振性能に応じて第1防振基体と第2防振基体との間の距離を設定しつつ、それらの間を有効活用して第2側環状部および延伸側環状部によるチェーン構造を配置できる。これにより、所望の防振性能およびチェーン構造をトルクロッドに設けつつ、トルクロッドを小型化できる。
請求項3記載のトルクロッドによれば、請求項1又は2に記載のトルクロッドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。延伸部材は、第1防振基体が連結される第1延伸部と、第1延伸部とは別部材からなり第2弾性体が連結される第2延伸部とを組み付けて形成されている。更に、延伸側環状部は、第2側環状部の軸方向の両側に分割されるように第1延伸部および第2延伸部にそれぞれ設けられる。これにより、第2側環状部と延伸側環状部とが鎖状に連結されていない状態で、第2延伸部に第2防振基体を連結する作業を行うことができる。そのため、第2防振基体による連結時の第2延伸部および第2部材の取り扱いを容易にできる。更に、この連結後には、第2側環状部の軸方向の片側に、第2延伸部に設けた延伸側環状部の一部が位置決めされる。この状態で、第2延伸部に第1延伸部を組み付けることで、分割されていた延伸側環状部が環状に形成され、第2側環状部と延伸側環状部とによるチェーン構造が形成される。このように、トルクロッドの製造工程を簡略化できる。
請求項4記載のトルクロッドによれば、請求項1から3のいずれかに記載のトルクロッドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。チェーン構造を形成する第2側環状部と延伸側環状部との間には、弾性体製の弾性ストッパが介在する。チェーン構造に内蔵される弾性ストッパと、チェーン構造の外側にある第2防振基体とを別々に設計できるので、弾性ストッパ及び第2防振基体の設計自由度が互いによって制限されることを抑制できる。
請求項5記載のトルクロッドによれば、請求項4記載のトルクロッドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。第2側環状部と延伸側環状部との間を全周に亘って軸方向に貫通する貫通空間が形成され、第2側環状部と延伸側環状部とを弾性ストッパで非連結とする。これにより、第2部材と延伸部材との相対変位に応じて弾性ストッパが引張変形することを抑制できるので、弾性ストッパの耐久性を確保できる。
(a)は第1実施形態におけるトルクロッドの平面図であり、(b)は図1(a)のIb-Ib線におけるトルクロッドの断面図である。 図1(b)のII-II線におけるトルクロッドの断面図である。 (a)は第2実施形態におけるトルクロッドの断面図であり、(b)は図3(a)の矢印IIIb方向から見たトルクロッドの平面図である。 (a)は第3実施形態におけるトルクロッドの断面図であり、(b)は第4実施形態におけるトルクロッドの断面図である。 (a)は第5実施形態におけるトルクロッドの断面図であり、(b)は第6実施形態におけるトルクロッドの断面図である。 (a)は第7実施形態におけるトルクロッドの断面図であり、(b)は第8実施形態におけるトルクロッドの部分拡大断面図である。
以下、好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、第1実施形態におけるトルクロッド10の平面図である。図1(b)は、図1(a)のIb-Ib線におけるトルクロッド10の断面図である。図2は、図1(b)のII-II線におけるトルクロッド10の断面図である。なお以下、図1(b)の紙面上側、紙面下側、紙面奥側、紙面手前側をそれぞれ、トルクロッド10の上方向U、下方向D、右方向R、左方向Lとして説明するが、これらの方向は、トルクロッド10が搭載された車両の上下左右方向とは必ずしも一致しない。
トルクロッド10は、エンジンからのトルクを受けることで、加速時におけるエンジンのロール方向の変位を規制するための防振装置である。トルクロッド10は、エンジン側(振動源側)に固定される第1部材11と、車体側(振動受側)に固定される第2部材20と、第1部材11に対し延伸方向X1(図1(b)紙面左側)に延びた延伸部材30と、第1部材11と延伸部材30とを連結する第1防振基体14と、第2部材20と延伸部材30とを連結する第2防振基体16と、を備えている。
また、延伸方向X1と逆方向(図1(b)紙面右側)を延伸方向X2とする。延伸方向X1,X2は、トルクロッド10の上下方向U-D及び左右方向L-Rに垂直な方向である。更に、トルクロッド10には、エンジンから主に延伸方向X1,X2の振動が入力される。
第1部材11は、トルクロッド10の左右方向L-Rに沿った軸心O1を中心として円筒状に形成される部材であり、鉄鋼やアルミニウム合金などの金属から構成される。第1部材11の軸方向の両端には、エンジン側に固定されたブラケット2がそれぞれ重ねられる。このブラケット2及び第1部材11の内周側を貫通するボルト4にナット6が締結されることで、第1部材11がブラケット2に固定される。なお、図1(b)では、このブラケット2及びボルト4を省略して図示している。
第1防振基体14は、ゴムから構成される弾性体であって円筒状に形成される。第1防振基体14の内周面が第1部材11の外周面に加硫接着(連結)され、第1防振基体14の外周面が延伸部材30に加硫接着される。
第2防振基体16は、ゴムから構成される弾性体であって長方形状に形成される。第2防振基体16の上下両面がそれぞれ第2部材20及び延伸部材30に加硫接着される。なお、第1防振基体14及び第2防振基体16をゴム以外の弾性体で構成しても良い。ゴム以外の弾性体としては、熱可塑性エラストマが挙げられる。
第2部材20は、上下方向U-Dに垂直な厚板状の本体板部21と、本体板部21の左右方向L-Rの両側から突出する固定部22と、本体板部21の延伸方向X2の端部に設けられる第2側環状部23と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。本体板部21の上面は、第2防振基体16が加硫接着される第2側連結面21aであって、上下方向U-Dと垂直な平面である。
固定部22は、上下に貫通する取付孔22aが形成された部位であり、本体板部21の四隅の近傍にそれぞれ設けられている。固定部22に挿入したボルトを車体側に締結することで、第2部材20が車体側に固定される。
第2側環状部23は、軸心O1に平行な軸心O2を中心として円環状(円筒状)に形成される部材である。本体板部21の下面が第2側環状部23の外周面の下端の接平面となるように、第2側環状部23の外周面の一部が本体板部21に一体化されている。更に、第2側環状部23は、本体板部21から上方向Uへ張り出している。
また、第2側環状部23の内周面には、全周に亘って弾性体(ゴム又は熱可塑性エラストマ)製の弾性ストッパ24が設けられる。弾性ストッパ24は、軸心O2を中心として円環状(円筒状)に形成されている。更に、第2側環状部23の外周面には、第1部材11や延伸部材30に面する部分の一部に1又は複数(本実施形態では2つ)の弾性ストッパ25が設けられる。弾性ストッパ24,25は、第2側環状部23と延伸部材30や第2防振基体16との接触を緩衝するためのものである。
延伸部材30は、第1防振基体14が連結される第1延伸部31と、第2防振基体16が連結される第2延伸部35とを互いに組み付けて形成される部材であり、鉄鋼やアルミニウム合金などの金属から構成される。
第1延伸部31は、第1部材11を囲む筒部32と、筒部32の外周面の一部から延伸方向X1に延びた接続部33と、を備えている。筒部32は、軸心O1を中心とする円筒状の部材である。筒部32の内周面に第1防振基体14の外周面が加硫接着される。
接続部33は、本体板部21と平行に形成される厚板状の部位である。接続部33には、延伸方向X1及び左方向Lの角部を段差状(垂直)に凹ませて段差部33aが形成されている。この段差部33aの延伸方向X1,X2の中央から左方向Lへ軸状の圧入部33bが突出している。
また、接続部33の延伸方向X1及び右方向Rの角部から下方向Dへ側壁部33cが突出している。この側壁部33cの下端部から左方向Lへ軸状のストッパ軸33dが突出する。ストッパ軸33dは、第2側環状部23及び弾性ストッパ24の内周側を貫通する部位であり、軸心O2上に位置する。ストッパ軸33dの外周面と弾性ストッパ24の内周面との間には、軸心O2の軸方向に貫通する貫通空間が全周に亘って形成され、第2側環状部23とストッパ軸33dとが非連結とされている。
第2延伸部35は、本体板部21と平行に形成される厚板状の部位である。第2延伸部35の下面は、第2防振基体16が連結される延伸側連結面35aを備えている。延伸側連結面35aは、上下方向U-Dに垂直な平面であり、本体板部21の第2側連結面21aと上下方向U-D(対向方向)に向き合っている。
第2延伸部35には、延伸方向X2及び右方向Rの角部を段差状(垂直)に凹ませて段差部35bが形成されている。第2延伸部35の段差部35bと第1延伸部31の段差部33aとは、互いに噛み合うように寸法および形状が設定されている。
段差部35bの延伸方向X1,X2の中央には、左右方向L-Rに貫通する圧入孔35cが形成されている。第2延伸部35の段差部35bと第1延伸部31の段差部33aとを噛み合わせるとき、圧入部33bを圧入孔35cに圧入することで、第1延伸部31と第2延伸部35とが互いに組み付けられる。
更に、第2延伸部35の延伸方向X2及び左方向Lの角部から下方向Dへ側壁部35dが突出している。この側壁部35dの下端部には、左右方向L-Rに貫通する貫通孔35eが形成されている。第1延伸部31と第2延伸部35とを組み付けるとき、ストッパ軸33dを貫通孔35eに圧入し、第2側環状部23及び弾性ストッパ24を側壁部33c,35dで軸心O2の軸方向に挟む。
これにより、ストッパ軸33dと、側壁部33c,35dと、第1延伸部31及び第2延伸部35の段差部33a,35bが噛み合った部位と、によって四角環状の延伸側環状部38が形成される。この延伸側環状部38と第2側環状部23とが鎖状に連結されてチェーン構造を形成する。これにより、第2防振基体16が破断した場合でも、第2部材20に対し延伸部材30が脱落することを抑制できる。
更に、鎖状に連結された第2側環状部23及び延伸側環状部38によって、第2部材20と延伸部材30との相対変位を規制するストッパが形成される。これにより、第2部材20と延伸部材30との間の小振幅の振動伝達を第2防振基体16で抑制しつつ、第2部材20と延伸部材30との相対的な大振幅(大変位)を規制できる。よって、例えばエンジンのアイドリング振動を第2防振基体16で抑制しつつ、路面の凹凸などに起因したエンジンのシェイク振動をストッパによって規制できる。
ここで、従来のトルクロッドでは、例えば、第2防振基体16の代わりに、延伸側環状部38のストッパ軸33dの上下両側と、第2側環状部23の内周面とを第2防振基体で連結することがある。即ち、ストッパ及びチェーン構造を形成する第2側環状部23の内側に第2防振基体を内蔵しているので、第2防振基体の設計自由度が低く、第2防振基体を太くして耐久性を向上させることが難しい。また、従来のトルクロッドでは、第2防振基体が連結されていない部分にしか、例えばストッパ軸33dの延伸方向X1,X2の両側にしか、ストッパを形成することができない場合がある。
これに対し、本実施形態におけるトルクロッド10によれば、第2部材20及び延伸部材30は、第2防振基体16が連結される位置から離れた位置で、第2部材20と延伸部材30との相対変位を規制するストッパを形成している。これにより、互いに離れた位置にあるストッパと第2防振基体16とを別々に設計できるので、ストッパの設計自由度の向上と、第2防振基体16の設計自由度の向上とを両立できる。よって、例えば、ストッパをストッパ軸33dの全周に亘って形成することができると共に、第2防振基体16を太くして第2防振基体16の耐久性を向上できる。
より具体的に、延伸方向X1,X2の両側および上下方向U-Dの両側が囲まれた閉空間である第2側環状部23にストッパ軸33dを通してストッパを形成し、その閉空間の外側に、即ちストッパの外側に第2防振基体16が位置する。これによって、ストッパを設ける場合でも、第2防振基体16の設計自由度をより向上できる。
更に、ストッパを形成する第2部材20と延伸部材30とは、第2側環状部23及び延伸側環状部38を鎖状に連結したチェーン構造を形成し、第2側環状部23及び延伸側環状部38の外側に第2防振基体16が位置する。これにより、第2部材20及び延伸部材30にチェーン構造を設けた場合でも、第2部材20と延伸部材30とを連結する第2防振基体16の設計自由度を向上できる。
第2側環状部23の内周面および外周面に設けられる弾性ストッパ24,25は、第2防振基体16から離れた位置にあるので、弾性ストッパ24,25と第2防振基体16とを別々に設計できる。よって、弾性ストッパ24,25及び第2防振基体16の設計自由度が互いによって制限されることを抑制できる。例えば具体的に、ばね定数の大きい弾性体から弾性ストッパ24,25を構成し、ばね定数の小さい弾性体から第2防振基体16を構成することができる。これにより、弾性ストッパ24,25が潰れるときの弾性反力を急増させて第2部材20と延伸部材30との相対変位を早期に規制しつつ、第2防振基体16による振動伝達の抑制効果を向上できる。
更に、弾性ストッパ24,25は、第2部材20と延伸部材30とを非連結としているので、第2部材20と延伸部材30との相対変位に応じて弾性ストッパ24,25が引張変形することを抑制できる。その結果、弾性ストッパ24,25の耐久性を確保できる。
第2防振基体16が連結される第2側連結面21aは、第2部材20のうち対向方向の片側(上方向U)のみに設けられる。同様に、第2防振基体16が連結される延伸側連結面35aは、延伸部材30のうち対向方向の片側(下方向D)のみに設けられる。これにより、第2部材20及び延伸部材30の一方を他方で上下方向U-D(対向方向)に挟まないので、一方を他方で挟む場合と比べ、トルクロッド10の上下方向U-Dの寸法を大きくしなくても、第2側連結面21aと延伸側連結面35aとの間の上下方向U-Dの寸法を大きくできる。その結果、第2側連結面21aと延伸側連結面35aとを連結する第2防振基体16の設計自由度を向上できる。
トルクロッド10に入力される主振動の方向は延伸方向X1,X2であり、その延伸方向X1,X2に垂直な上下方向U-Dに第2側連結面21a及び延伸側連結面35aが向かい合う。言い換えると、主振動の方向に垂直な上下方向U-Dに第2防振基体16で第2部材20と延伸部材30とが連結される。そのため、主振動がトルクロッド10に入力されると、第2防振基体16は剪断変形する。第2防振基体16が伸縮変形する場合と比べて、剪断変形する方が第2防振基体16のばね定数を小さくし易いので、第2防振基体16による振動伝達の抑制効果を向上し易くできる。
ストッパ及びチェーン構造を形成する第2側環状部23及び延伸側環状部38は、延伸方向X1,X2に離れた第1防振基体14と第2防振基体16との間に位置する。これにより、トルクロッド10の所望の防振性能に応じて第1防振基体14と第2防振基体16との間の距離を設定しつつ、それらの間を有効活用してストッパ及びチェーン構造を配置できる。その結果、所望の防振性能、ストッパ及びチェーン構造をトルクロッド10に設けつつ、トルクロッド10を小型化できる。
以上説明したトルクロッド10の製造方法について説明する。まず、第1部材11と第1延伸部31とを金型にセットし、第1部材11の外周面と第1延伸部31の筒部32の内周面との間に未加硫の弾性体を流し込む。その弾性体を加硫成形して第1防振基体14を形成すると共に、第1防振基体14を第1部材11及び第1延伸部31に加硫接着(連結)させる。
同様に、第2部材20と第2延伸部35とを別の金型にセットし、加硫成形によって第2防振基体16及び弾性ストッパ24,25を形成すると共に、第2防振基体16及び弾性ストッパ24,25を第2部材20や第2延伸部35に加硫接着(連結)させる。なお、第1防振基体14の加硫成形と、第2防振基体16の加硫成形とは同時に行っても良く、いずれか一方を先に行っても良い。
第2防振基体16及び弾性ストッパ24,25を形成する金型は、軸心O2を中心とした筒状の弾性ストッパ24の内周側を貫通形成するために、軸心O2の軸方向に型割りするものであることが好ましい。この場合、側壁部35dには、ストッパ軸33dではなく貫通孔35eが設けられているので、側壁部35dと第2側環状部23との間に中子を容易に抜き差しできる。その結果、側壁部35dに連結されない弾性ストッパ24を中子によって容易に形成できる。
第1防振基体14及び第2防振基体16をそれぞれ加硫成形した後は、第1延伸部31の圧入部33bを第2延伸部35の圧入孔35cに圧入する。同時に、第1延伸部31のストッパ軸33dを、第2側環状部23及び弾性ストッパ24の内周側に挿入しつつ第2延伸部35の貫通孔35eに圧入する。これにより、第1延伸部31と第2延伸部35とが組み付き、トルクロッド10の製造が完了する。
以上の製造方法によれば、第2側環状部23と延伸側環状部38とが鎖状に連結されていない状態で、第2延伸部35に第2防振基体16を連結する作業が行われるため、第2防振基体16による連結時の第2延伸部35及び第2部材20の取り扱いを容易にできる。更に、この連結後には、第2側環状部23の軸方向の片側に、第2延伸部35に設けた延伸側環状部38の一部(側壁部35d)が位置決めされる。この状態で、第2延伸部35に第1延伸部31を組み付けることで、分割されていた延伸側環状部38が環状に形成され、第2側環状部23と延伸側環状部38とによるチェーン構造が形成される。このように、トルクロッド10の製造工程を簡略化できる。
また、延伸部材30に連結される第1防振基体14及び第2防振基体16の加硫成形を別々に行うことができるので、第1防振基体14及び第2防振基体16を形成する金型を小型化し易い。更に、第1防振基体14及び第2防振基体16の加硫成形を別々に行う場合、それらを形成する金型の型割り方向を個別に設定できる。よって、第1防振基体14及び第2防振基体16の形成作業や、第1防振基体14及び第2防振基体16による部材間の連結作業を容易にできる。
次に図3(a)及び図3(b)を参照して第2実施形態について説明する。第2防振基体16で第2部材20と延伸部材30とを上下方向U-Dに連結する第1実施形態に対し、第2実施形態では、第2防振基体45,46で第2部材41と延伸部材50とを延伸方向X1,X2に連結する場合について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図3(a)は第2実施形態におけるトルクロッド40の断面図である。図3(b)は図3(a)の矢印IIIb方向から見たトルクロッド40の平面図である。トルクロッド40は、車体側に固定される第1部材11と、エンジン側に固定される第2部材41と、第1部材11に対し延伸方向X1に延びた延伸部材50と、第1部材11と延伸部材50とを連結する第1防振基体14と、第2部材41と延伸部材50とを連結する一対の第2防振基体45,46と、を備えている。
第2部材41は、本体板部21と、固定部22(図1(a)及び図2参照)と、第2側環状部23と、本体板部21の延伸方向X1の端部から垂直に上方向Uへ立ち上がる立壁部42と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
立壁部42は、延伸方向X1,X2に垂直な厚板状の部位である。立壁部42のうち延伸方向X2を向く面は、第2防振基体45,46が加硫接着される第2側連結面43であって、延伸方向X1,X2と垂直な平面である。
延伸部材50は、筒部32と、筒部32の外周面の一部から延伸方向X1に延びた接続部51と、接続部51の延伸方向X1の端部に設けられる連結板部52と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
接続部51は、筒部32の外周面のうち上下方向U-Dの中央であって右方向Rの端部から突出する棒状の部位である。この接続部51の延伸方向X1,X2の中央から下方向Dへ側壁部33cが突出し、側壁部33cの下端部から左方向Lへ軸状のストッパ軸33dが突出する。
なお、第2実施形態では、第2側環状部23の左方向Lが延伸部材50で塞がれないため、第1実施形態の延伸側環状部38が延伸部材50に形成されず、延伸部材50と第2部材41とのチェーン構造が形成されない。但し、第2側環状部23及び弾性ストッパ24の内周側をストッパ軸33dが通り、第2側環状部23の右方向Rに側壁部33cが位置するので、延伸部材50に対する第2部材41の左方向Lの変位を除くが、第2部材41と延伸部材50との相対変位を規制するストッパは形成される。
連結板部52は、立壁部42と平行に形成される厚板状の部位である。連結板部52のうち延伸方向X1を向く面は、第2防振基体45,46が連結される延伸側連結面53を備えている。延伸側連結面53は、延伸方向X1,X2と垂直な平面であり、第2側連結面43と延伸方向X1,X2(対向方向)に向き合っている。
第2防振基体45,46は、ゴム又は熱可塑性エラストマから構成される弾性体である。第2防振基体45,46は、延伸方向X1の端部が第2側連結面43に加硫接着され、延伸方向X2の端部が延伸側連結面53に加硫接着される。一対の第2防振基体45,46は、延伸方向X1,X2に垂直な上下方向U-Dに間隔を空けて配置され、互いから離れる方向に向かって凸状に湾曲して形成されている。
第2実施形態におけるトルクロッド40によれば、第1実施形態と同様に、第2部材41及び延伸部材50のうち第2防振基体45,46が連結される位置から離れた位置に、第2側環状部23(弾性ストッパ24)及びストッパ軸33dによるストッパが形成されている。より具体的には、互いに直交する2方向の両側が囲まれた閉空間であってストッパを形成するための閉空間(第2側環状部23)の外側に第2防振基体45,46が位置する。よって、ストッパと第2防振基体45,46とを別々に設計できるので、ストッパの設計自由度の向上と、第2防振基体45,46の設計自由度の向上とを両立できる。
トルクロッド40に入力される主振動の方向である延伸方向X1,X2に第2側連結面43及び延伸側連結面53が向かい合い、その両者が第2防振基体45,46で延伸方向X1,X2に連結される。そのため、主振動がトルクロッド40に入力されると、第2防振基体45,46は伸縮変形する。これにより、第2防振基体45,46が剪断変形する場合と比べて、第2部材41及び延伸部材50から第2防振基体45,46を剥がれ難くできる。
第2防振基体45,46は、延伸方向X1,X2に垂直な上下方向U-Dへ凸状に湾曲しているので、主振動の入力により第2側連結面43及び延伸側連結面53が互いに離れるとき、凸状の第2防振基体45,46が直線状に近づく(曲率が小さくなる)ように変形する。そのため、第2防振基体45,46が単純に伸長する(延伸方向X1,X2に歪む)だけの場合と比べて第2防振基体45,46の耐久性を向上できる。
更に、上下方向U-Dに凸状に湾曲した第2防振基体45,46は、その凸状の曲率を変化させるように変形し易いため、第2部材41に対し延伸部材50が上下方向U-Dに変位し易くなることがある。しかし、この一対の第2防振基体45,46が互いに上下方向U-Dに間隔を空けて配置され、互いから離れる方向に向かって凸状に湾曲しているので、一対の第2防振基体45,46のうち一方の曲率が大きくなって他方の曲率が小さくなるような変形を抑制できる。このような変形時に、第2防振基体45,46の曲率が変化するだけでなく延伸方向X1,X2に歪み、第2防振基体45,46に大きな弾性反力が生じ易いためである。
一方、一対の第2防振基体45,46の両方の曲率が同様に変化する場合、第2防振基体45,46は延伸方向X1,X2に歪み難く、第2防振基体45,46に大きな弾性反力が生じ難い。よって、第2防振基体45,46の両方の曲率が同様に変化する変形はさせ易くできる。これらの結果、第2部材41と延伸部材50との延伸方向X1,X2の相対変位を許容しつつ、上下方向U-Dの相対変位をさせ難くできる。
次に図4(a)を参照して第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1,2実施形態における第2側環状部23の周方向の一部を開放したU字状の規制部62が第2部材61に設けられる場合について説明する。なお、第1,2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図4(a)は第3実施形態におけるトルクロッド60の断面図である。トルクロッド60は、車体側に固定される第1部材11と、エンジン側に固定される第2部材61と、延伸部材30と、第1防振基体14と、第2部材61と延伸部材30とを連結する第2防振基体16と、を備えている。
第3実施形態における第2防振基体16には、上下方向U-Dに間隔を空けて2枚の中間板65が埋め込まれている。中間板65は、上下方向U-Dに垂直な金属製の板材である。これにより、第2防振基体16の上下方向U-Dのばね定数を大きくできる。
なお、中間板65に貫通形成された貫通孔(図示せず)を通して、中間板65の両側の第2防振基体16が繋がっている。但し、その貫通孔を設けず、中間板65の両面に第2防振基体16を加硫接着し、中間板65を介して第2防振基体16を連結しても良い。
第2部材61は、本体板部21と、固定部22(図1(a)及び図2参照)と、本体板部21の延伸方向X2の端部に設けられるU字状の規制部62と、本体板部21の延伸方向X1の端部から立ち上がる立壁部64と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
規制部62は、延伸部材30のストッパ軸33dに対し上下方向U-D両側および延伸方向X2に配置され、ストッパ軸33dに対し延伸方向X1を開放したU字状の部材である。規制部62の内側には、ストッパ軸33dに対し上下方向U-D両側および延伸方向X2に配置されて延伸方向X1を開放した弾性体製の弾性ストッパ63が設けられている(加硫接着されている)。
これら規制部62、弾性ストッパ63及びストッパ軸33dによって、延伸部材30に対する第2部材61の延伸方向X2以外の変位を除き、第2部材61と延伸部材30との相対変位を規制するストッパが形成される。
立壁部64は、本体板部21の延伸方向X1の端部から上方向U及び延伸方向X1へ斜めに立ち上がる部位であり、第2防振基体16と延伸方向X1,X2に対向する。そのため、立壁部64及び第2防振基体16によって、延伸部材30に対する第2部材61の延伸方向X2への変位を規制するストッパが形成される。
特に、立壁部64が斜めに立ち上がっていることにより、延伸部材30に対する第2部材61の延伸方向X2への変位量が大きくなるにつれて、立壁部64と第2防振基体16との接触面積が次第に増加する。そのため、延伸方向X1,X2と垂直に形成された立壁部64と第2防振基体16との接触面積が急増する場合と比べて、立壁部64と第2防振基体16とが衝突する場合の衝撃や音を抑制できる。
また第3実施形態におけるトルクロッド60によれば、第1,2実施形態と同様に、第2部材61及び延伸部材30のうち第2防振基体16が連結される位置から離れた位置に、各ストッパが形成されている。その結果、ストッパと第2防振基体16とを別々に設計できるので、ストッパの設計自由度の向上と、第2防振基体16の設計自由度の向上とを両立できる。
更に、ストッパを形成する規制部62、弾性ストッパ63、ストッパ軸33d及び立壁部64はいずれも、互いに直交する2方向の両側を囲む閉空間を形成せず、2方向の両側のうち少なくとも1側が開放されている。そのため、規制部62、弾性ストッパ63及びストッパ軸33dと、立壁部64との間に第2防振基体16が位置しても、第2防振基体16の設計自由度がストッパにより規制されることをより抑制できる。
次に図4(b)を参照して第4実施形態について説明する。第4実施形態では、延伸方向X1,X2及び上下方向U-Dに第2部材71と延伸部材80とを連結する場合について説明する。なお、第1~3実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図4(b)は第4実施形態におけるトルクロッド70の断面図である。トルクロッド70は、車体側に固定される第1部材11と、エンジン側に固定される第2部材71と、第1部材11に対し延伸方向X1に延びた延伸部材80と、第1部材11と延伸部材80とを連結する弾性体製の第1防振基体14と、第2部材71と延伸部材80とを連結する弾性体製の第2防振基体16,75と、を備えている。
第2部材71は、本体板部21と、固定部22(図1(a)及び図2参照)と、本体板部21の延伸方向X1の端部から垂直に上方向Uへ立ち上がる立壁部42と、本体板部21の延伸方向X2及び右方向Rの端部から上方向Uへ突出する側壁部72と、その側壁部72の上端から左方向Lへ突出するストッパ軸73と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
本体板部21の上面である第2側連結面21aには、第2防振基体16が加硫接着される。立壁部42のうち延伸方向X2を向く面である第2側連結面43には、第2防振基体75が加硫接着される。ストッパ軸73は、軸心O1に平行な軸心O2上に位置する棒状(軸状)の部位である。
延伸部材80は、筒部32と、筒部32の外周面の一部から延伸方向X1に延びた接続部81と、接続部81の延伸方向X1の端部に設けられる延伸側環状部82と、延伸側環状部82の外周面の一部から延伸方向X1に延びた連結板部83と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
接続部81は、本体板部21と平行に形成される厚板状の部位である。延伸側環状部82は、軸心O2を中心として円環状(円筒状)に形成される部材である。延伸側環状部82の内周面には、全周に亘って弾性体製の円筒状の弾性ストッパ24が加硫接着されている。
この延伸側環状部82及び弾性ストッパ24の右方向Rに第2部材71の側壁部72が位置し、延伸側環状部82及び弾性ストッパ24の内周側に間隔を空けてストッパ軸73が位置する。これにより、第2部材71に対する延伸部材80の左方向Lの変位を除くが、第2部材71と延伸部材80との相対変位を規制するストッパが形成される。
連結板部83は、本体板部21と平行に形成される厚板状の部位である。連結板部83の下面は、第2防振基体16が連結される延伸側連結面35aである。連結板部83のうち延伸方向X1の端面は、第2防振基体75が連結される延伸側連結面84である。延伸側連結面84は、延伸方向X1,X2と垂直な平面であり、第2側連結面43と延伸方向X1,X2(対向方向)に向き合っている。
第2側連結面21aと延伸側連結面35aとを第2防振基体16で上下方向U-Dに連結し、第2側連結面43と延伸側連結面84とを第2防振基体75で延伸方向X1,X2に連結するので、上下方向U-Dのばね定数と延伸方向X1,X2のばね定数との比を容易に調整できる。
第4実施形態におけるトルクロッド70によれば、第1~3実施形態と同様に、第2部材71及び延伸部材80のうち第2防振基体16,75が連結される位置から離れた位置に、延伸側環状部82(弾性ストッパ24)及びストッパ軸73によるストッパが形成されている。より具体的には、互いに直交する2方向の両側が囲まれた閉空間であってストッパを形成するための閉空間(延伸側環状部82)の外側に第2防振基体16,75が位置する。よって、ストッパと第2防振基体16,75とを別々に設計できるので、ストッパの設計自由度の向上と、第2防振基体16,75の設計自由度の向上とを両立できる。
次に図5(a)を参照して第5実施形態について説明する。凸状に湾曲した第2防振基体45,46で第2部材41と延伸部材50とを連結する第2実施形態に対し、第5実施形態では、円錐筒状の第2防振基体91で第2部材41と延伸部材50とを連結する場合について説明する。なお、第1~4実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図5(a)は第5実施形態におけるトルクロッド90の断面図である。トルクロッド90の第2防振基体91は、第2部材41の第2側連結面43と、延伸部材50の延伸側連結面53とを連結する弾性体である。第2防振基体91は、延伸方向X1の端部が第2側連結面43に加硫接着され、延伸方向X2の端部が延伸側連結面53に加硫接着される。
第2防振基体91は、延伸側連結面53から第2側連結面43へ向かって外径が大きくなる円錐筒状に形成されている。第2防振基体91の内径は、延伸方向X1,X2に沿って一定に形成されている。
この第2防振基体91の延伸方向X1,X2の寸法の調整によって延伸方向X1,X2のばね定数を容易に調整できると共に、円錐筒状の第2防振基体91の中心線に対する外周面の傾斜の調整によって上下方向U-Dのばね定数を容易に調整できる。更に、第2防振基体91が円筒状である場合と比べて円錐筒状である場合、第2側連結面43と延伸側連結面53とが上下方向U-D及び左右方向L-Rに相対変位するときに、第2防振基体91に圧縮方向の弾性反力が生じ易いので、それらの相対変位をし難くできる。
次に図5(b)を参照して第6実施形態について説明する。凸状に湾曲した一対の第2防振基体45,46で第2部材41と延伸部材50とを連結する第2実施形態に対し、第6実施形態では、直線状の一対の第2防振基体101,102で第2部材41と延伸部材50とを連結する場合について説明する。なお、第1~5実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図5(b)は第6実施形態におけるトルクロッド100の断面図である。トルクロッド100の第2防振基体101,102は、第2部材41の立壁部42と、延伸部材50の連結板部52とを連結する弾性体である。第2防振基体101,102は、延伸方向X1の端部が立壁部42に加硫接着され、延伸方向X2の端部が連結板部52に加硫接着される。第2防振基体101,102は、延伸方向X1,X2と平行な直線状に形成され、上下方向U-Dに間隔を空けて配置される。なお、第2防振基体101の下方向Dに第2防振基体102が位置する。
立壁部42は、第2防振基体101が連結される面である第2側連結面103と、第2防振基体102が連結される面である第2側連結面104と、を備えている。第2側連結面103は、延伸方向X2を向く面であって、下方向D(第2側連結面104)へ向かうにつれて延伸方向X1へ傾斜する。第2側連結面104は、延伸方向X2を向く面であって、上方向U(第2側連結面103)へ向かうにつれて延伸方向X1へ傾斜する。
連結板部52は、第2防振基体101が連結される面である延伸側連結面105と、第2防振基体102が連結される面である延伸側連結面106と、を備えている。延伸側連結面105は、第2側連結面103と延伸方向X1,X2に向かい合い、下方向D(延伸側連結面106)へ向かうにつれて延伸方向X1へ傾斜して第2側連結面103と平行に形成される。延伸側連結面106は、第2側連結面104と延伸方向X1,X2に向かい合い、上方向U(延伸側連結面105)へ向かうにつれて延伸方向X1へ傾斜して第2側連結面104と平行に形成される。
第2側連結面103,104及び延伸側連結面105,106の延伸方向X1,X2に対する傾斜角度を調整することで、延伸方向X1,X2及び上下方向U-Dのばね定数をそれぞれ容易に調整できる。更に、一対の第2側連結面103,104及び延伸側連結面105,106がいずれも上下方向U-Dの内側に向かうにつれて延伸方向X1に傾斜しているので、第2側連結面103,104と延伸側連結面105,106とが上下方向U-Dに相対変位する場合、第2防振基体101,102に圧縮方向の弾性反力を生じ易くでき、それらの相対変位をし難くできる。
次に図6(a)を参照して第7実施形態について説明する。第7実施形態では、延伸部材30の上下方向U-Dの両側に第2防振基体16,116が設けられる場合について説明する。なお、第1~6実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図6(a)は第7実施形態におけるトルクロッド110の断面図である。トルクロッド110は、車体側に固定される第1部材11と、エンジン側に固定される第2部材111と、延伸部材30と、第1防振基体14と、第2部材111と延伸部材30とを連結する一対の第2防振基体16,116と、を備えている。
第2部材111は、第2側連結面21aを有する本体板部21と、固定部22(図1(a)及び図2参照)と、第2側環状部23と、本体板部21の延伸方向X1の端部から垂直に上方向Uへ立ち上がる立壁部42と、立壁部42の上端部から垂直に延伸方向X2へ延びる対向板部112と、を備え、これらの各部が鉄鋼やアルミニウム合金などの金属によって一体成形されている。
対向板部112は、本体板部21と上下方向U-Dに対向する厚板状の部位であり、本体板部21と平行に形成されている。対向板部112は、本体板部21の第2側連結面21aと向かい合う第2側連結面113を備えている。第2側連結面113は、下方向Dを向く面であって、上下方向U-Dと垂直な平面である。
この第2側連結面21a,113の間に延伸部材30の第2延伸部35が配置される。第2延伸部35の下面である延伸側連結面35aが第2側連結面21aと上下方向U-Dに向かい合い、第2延伸部35の上面である延伸側連結面114が第2側連結面113と上下方向U-Dに向かい合う。
第2防振基体16は、延伸側連結面35aと第2側連結面21aとを上下方向U-Dに連結する弾性体であり、延伸側連結面35a及び第2側連結面21aにそれぞれ加硫接着されている。第2防振基体116は、延伸側連結面114と第2側連結面113とを上下方向U-Dに連結する弾性体であり、延伸側連結面114及び第2側連結面113にそれぞれ加硫接着されている。
これにより、第2部材111と延伸部材30との上下方向U-Dの相対変位時には、第2防振基体16,116の一方が圧縮変形して他方が引張変形するようになる。よって、この相対変位時に、比較的大きな圧縮方向の弾性反力が第2防振基体16,116のいずれかに生じるので、第2部材111と延伸部材30とを上下方向U-Dに相対変位させ難くできる。
また、立壁部42と延伸方向X1,X2に向かい合う第2延伸部35の先端面には、弾性ストッパ118が設けられ、第2部材111に対する延伸部材30の延伸方向X1の変位を規制するストッパが形成される。なお、第2部材111の第2側環状部23と延伸部材30のストッパ軸33dとによっても、第2部材111と延伸部材30との相対変位を規制するストッパが形成されている。
第7実施形態におけるトルクロッド110においても、第1~6実施形態と同様に、第2部材111及び延伸部材30のうち第2防振基体16,116が連結される位置から離れた位置にストッパが形成されている。より具体的には、互いに直交する2方向の両側が囲まれた閉空間であってストッパを形成するための閉空間(第2側環状部23)の外側に第2防振基体16,116が位置すると共に、弾性ストッパ118近傍のストッパを形成する部分は、延伸方向X2に開放されている。これらの結果、各ストッパと第2防振基体16,116とを別々に設計し易くできるので、ストッパの設計自由度の向上と、第2防振基体16,116の設計自由度の向上とを両立できる。
次に図6(b)を参照して第8実施形態について説明する。第2側連結面21a及び延伸側連結面35aが平面である第1実施形態に対し、第8実施形態では、第2側連結面121及び延伸側連結面122を曲面とする場合について説明する。なお、第1~7実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図6(b)は第8実施形態におけるトルクロッド120の部分拡大断面図である。図6(b)の左側には、延伸方向X1,X2の振動(荷重)が入力されていない状態における第2防振基体16の近傍のトルクロッド120を示している。図6(b)の右側には、延伸方向X1,X2の振動(荷重)が入力され、第2部材20に対し延伸部材30が延伸方向X2に変位した状態における第2防振基体16の近傍のトルクロッド120を示している。
トルクロッド120の第2側連結面121は、第2部材20の本体板部21の上面に設けられる面である。第2側連結面121は、左右方向L-Rから見て上方向Uへ向かって凸状に湾曲している。この第2側連結面121に第2防振基体16の下端が加硫接着される。
トルクロッド120の延伸側連結面122は、延伸部材30の第2延伸部35の下面に設けられる面である。延伸側連結面122は、第2側連結面121と同様に左右方向L-Rから見て上方向Uへ向かって凸状に湾曲している。この延伸側連結面122に第2防振基体16の上端が加硫接着される。
左右方向L-Rから見て、第2側連結面121と延伸側連結面122とは、上下方向U-Dに向かい合い、トルクロッド120に振動が入力されていない状態で、互いの凸状の頂点が延伸方向X1,X2に一致している。トルクロッド120に延伸方向X1,X2の振動が入力され、第2側連結面121と延伸側連結面122との頂点同士が延伸方向X1,X2にずれると、部分的に、第2側連結面121と延伸側連結面122との間が狭まり、第2防振基体16が圧縮される。第2防振基体16は、引張変形時よりも圧縮変形時の方が大きな弾性反力を生じ易いので、第2部材20と延伸部材30とを延伸方向X1,X2に相対変位させ難くできる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、第1部材11及び筒部32の軸心O1の軸方向と、第2側環状部23や延伸側環状部82の軸心O2の軸方向とを非平行にしても良く、より具体的にそれらの軸方向を互いに垂直としても良い。
第2部材20,41,61,71,111の本体板部21や延伸部材30,80の接続部33,81等を厚板状と説明したが、第2部材20や延伸部材30等の左右方向L-Rの寸法を変更し、本体板部21や接続部33,81等を棒状に形成しても良い。また、延伸部材50の接続部51と第2環状部23とを上下方向U-Dにずらし、接続部51の左右方向L-Rの寸法を変更して接続部51を厚板状に形成しても良い。更に、その他の部材の各寸法を適宜変更しても良い。
第1部材11や第2部材20,41,61,71,111、延伸部材30,50,80は、金属製に限らず合成樹脂製としても良い。また、第2側環状部23や延伸側環状部82の内周面と、ストッパ軸33d,73の外周面とを弾性体で連結しても良い。
上記第3実施形態の中間板65を、その他の上記形態の第2防振基体16,45,46,75,91,101,102,116に埋め込んでも良い。第2防振基体16,45,46,75,91,101,102,116に埋め込む中間板65の枚数を1枚や3枚以上としても良い。更に、第1防振基体14に1又は複数枚の中間板を埋め込んでも良い。また、上記第3実施形態の立壁部64を本体板部21と垂直に形成しても良い。この立壁部64を第1,8実施形態の第2部材20に設けても良い。
上記形態では、第1部材11をエンジン側(振動源側)に固定し、第2部材20,41,61,71,111を車体側(振動受側)に固定する場合について説明したが、これに限られない。第1部材11を車体側(振動受側)に固定し、第2部材20,41,61,71,111をエンジン側(振動源側)に固定しても良い。また、エンジン以外の振動源側に第1部材11や第2部材20,41,61,71,111を固定しても良い。更に、トルクロッド10,40,60,70,90,100,110,120を車両以外(例えば航空機や船舶、産業機械など)に搭載しても良い。
また、第1部材11を円柱状の部材とし、その両端に設けた締結孔や、両端から突出するおねじ部を介して、車体側やエンジン側に第1部材11を固定しても良い。また、円筒状の第1部材を車体側やエンジン側に固定し、その第1部材の内周側に軸状部材を配置し、第1部材の内周面と軸状部材の外周面とを第1防振基体で連結しても良い。この場合、軸状部材と、軸状部材の両端面に連結されて延伸方向X1に延びる部分とを延伸部材とする。
上記第1,3,7,8実施形態では、第1延伸部31の圧入部33b及びストッパ軸33dを、第2延伸部35の圧入孔35c及び貫通孔35eに圧入することで、第1延伸部31と第2延伸部35とが組み付けられて延伸部材30が形成される場合について説明したが、これに限られない。圧入孔35cや貫通孔35eを第1延伸部31に設け、対応するように圧入部33bやストッパ軸33dを第2延伸部35に設けても良い。
また、圧入部33b及びストッパ軸33dを圧入孔35c及び貫通孔35eに圧入するのに代えて、ボルトやリベット等の締結部材を用いて第1延伸部31と第2延伸部35とを組み付けても良い。この場合、第2側環状部23の内周側を通るストッパ軸33dをボルトやリベットの軸部で形成しても良い。
更に、延伸側環状部38を第2側環状部23の軸心O2の軸方向(左右方向L-R)に分割できるよう、延伸方向X1,X2の略中央で延伸部材30を第1延伸部31と第2延伸部35とに分割する場合に限らず、その分割部分を適宜変更しても良い。例えば、筒部32、延伸側連結面35a及び側壁部33cを有する第1延伸部と、側壁部35d及びストッパ軸33dを有する第2延伸部とに、延伸部材30を分割するようにしても良い。また、延伸部材30を3部材以上に分割しても良い。
上記第2,5,6実施形態では、第2側環状部23の左方向Lを延伸部材50で塞がない場合について説明したが、これに限られない。第2側環状部23の左方向Lを塞ぐ側壁部を延伸部材50に設けても良い。この側壁部を筒部32や連結板部52に接続することで、延伸部材50に四角環状の延伸側環状部を形成し、その延伸側環状部と第2側環状部23とでチェーン構造を形成しても良い。なお、この場合、延伸側環状部を左右方向L-Rに分割できるように、延伸部材50を2部材以上で形成することが好ましい。
同様に、上記第4実施形態において、延伸側環状部82の左方向Lを塞ぐ側壁部を第2部材71に設けて形成した第2側環状部と、延伸側環状部82とでチェーン構造を形成しても良い。この場合も、第2側環状部を左右方向L-Rに分割できるように、第2部材71を2部材以上で形成することが好ましい。
上記第3実施形態では、第2側環状部23の代わりにU字状の規制部62が第2部材61に設けられる場合について説明したが、これに限られない。この規制部62を第2側環状部23に置き換えても良い。また、上記第1,2,5~8実施形態における第2側環状部23を規制部62に置き換えても良い。また、規制部62は、U字状に限らず、ストッパ軸33dに対し、上下方向U-Dの両側および延伸方向X1,X2の両側のうち少なくとも1方向に位置すれば良い。例えば、ストッパ軸33dに対し上方向U及び延伸方向X1を開放するように規制部62を構成しても良い。
上記第4実施形態では、左右方向L-Rに沿った軸心O2を中心とした円環状の延伸側環状部82を延伸部材80に設け、その延伸側環状部82の内周側に位置するストッパ軸73を第2部材71に設ける場合について説明したが、これに限られない。上記第1,2,5~8実施形態と同様に、ストッパ軸33dを延伸部材80に設け、第2側環状部23を第2部材71に設けても良い。また、上記第1~3,5~8実施形態の延伸部材30,50に上記第4実施形態の延伸側環状部82を設け、上記第1~3,5~8実施形態の第2部材20,41,61,111に上記第4実施形態のストッパ軸73を設けても良い。
上記第4実施形態では、第2防振基体75で第2部材71と延伸部材80とを延伸方向X1,X2に連結する場合について説明したが、これに限られない。第2防振基体75の代わりに、第2部材71又は延伸部材80に弾性ストッパを設け、この弾性ストッパと、第2部材71の立壁部42と、延伸部材80延伸方向X1の端部とによって、第2部材71に対する延伸部材80の延伸方向X1への変位を規制するストッパを形成しても良い。
上記第5実施形態では、円錐筒状の第2防振基体91の外径が延伸側連結面53から第2側連結面43へ向かって大きくなる場合について説明したが、これに限られない。円錐筒状の第2防振基体91の外径を延伸側連結面53から第2側連結面43へ向かって小さくなるように構成しても良い。また、上記第6実施形態において、第2側連結面103,104及び延伸側連結面105,106を、上下方向U-Dの内側に向かうにつれて延伸方向X2に傾斜させても良い。
上記第8実施形態では、第2側連結面121及び延伸側連結面122は、左右方向L-Rから見て上方向Uへ向かって凸状に湾曲している場合について説明したが、これに限られない。第2側連結面121及び延伸側連結面122を、左右方向L-Rから見て下方向Dへ向かって凸状に湾曲させても良い。また、第2側連結面121及び延伸側連結面122を、延伸方向X1,X2から見て上下方向U-Dの片側へ向かって凸状に湾曲させても良い。更に、左右方向L-R及び延伸方向X1,X2のいずれから見た場合にも、上下方向U-Dの片側へ向かって凸状に湾曲するように、第2側連結面121及び延伸側連結面122ドーム状に形成しても良い。
これらの第2側連結面121及び延伸側連結面122を上記第8実施形態以外の各形態に適用しても良い。第2側連結面121及び延伸側連結面122が延伸方向X1,X2に対向する場合には、左右方向L-R及び上下方向U-Dの少なくとも一方から見た場合に、延伸方向X1,X2の片側へ向かって凸状に湾曲するように、第2側連結面121及び延伸側連結面122を形成すれば良い。
上記形態では、延伸方向X1,X2に離れた第1防振基体14と第2防振基体16,45,46,75,91,101,102,116との間に第2側環状部23や延伸側環状部38,82が位置する場合について説明したが、これに限られない。例えば、第1防振基体14よりも延伸方向X2側や、第2防振基体16,45,46,75,91,101,102,116の延伸方向X1側に、第2側環状部23や延伸側環状部38,82を配置しても良い。
10,40,60,70,90,100,110,120 トルクロッド
11 第1部材
14 第1防振基体
16,45,46,75,91,101,102,116 第2防振基体
20,41,61,71,111 第2部材
21a,43,103,104,113,121 第2側連結面
23 第2側環状部
24,25,26,63,118 弾性ストッパ
30,50,80 延伸部材
35a,53,84,105,106,114,122 延伸側連結面
38,82 延伸側環状部
X1,X2 延伸方向

Claims (5)

  1. 振動受側または振動源側の一方に固定される第1部材と、
    振動受側または振動源側の他方に固定される第2部材と、
    前記第1部材に対し延伸方向に延びた延伸部材と、
    前記第1部材と前記延伸部材とを連結する弾性体からなる第1防振基体と、
    前記第1防振基体から前記延伸方向に離れた位置で前記第2部材と前記延伸部材とを連結する弾性体からなる第2防振基体と、を備え、
    前記第2部材は、環状に形成される第2側環状部を備え、
    前記延伸部材は、環状に形成されて前記第2側環状部に鎖状に連結される延伸側環状部を備え、
    前記第2防振基体は、前記第2側環状部および前記延伸側環状部の外側に位置することを特徴とするトルクロッド。
  2. 前記第2側環状部および前記延伸側環状部は、前記延伸方向に離れた前記第1防振基体と前記第2防振基体との間に位置することを特徴とする請求項1記載のトルクロッド。
  3. 前記延伸部材は、前記第1防振基体が連結される第1延伸部と、前記第1延伸部とは別部材からなり前記第2弾性体が連結される第2延伸部とを組み付けて形成され、
    前記延伸側環状部は、前記第2側環状部の軸方向の両側に分割可能に、前記第1延伸部および前記第2延伸部にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクロッド。
  4. 前記第2側環状部と前記延伸側環状部との間には、弾性体製の弾性ストッパが介在することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトルクロッド。
  5. 前記第2側環状部と前記延伸側環状部との間を全周に亘って軸方向に貫通する貫通空間が形成され、前記第2側環状部と前記延伸側環状部とを前記弾性ストッパで非連結とすることを特徴とする請求項4記載のトルクロッド。
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