JP2023050871A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク及びエアクリーナにおいて中央部の容量を確保する。【解決手段】自動二輪車は、車両の燃料タンク7と、燃料タンク7と隣り合う位置に配置されるエアクリーナ50と、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49に配置される電装部品60と、を備え、電装部品60は、中心線CL上よりも外側に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
例えば、特許文献1には、エンジンの上方に配置されたエアクリーナと、エアクリーナの上方に配置された燃料タンクと、を備えた鞍乗型車両が開示されている。エアクリーナは、ケース本体と、ケース本体上に設けられたキャップ部とを有する。キャップ部の上面の車幅方向中央部には、ECU(Engine Control Unit)を取り付けるための取付凹部が設けられている。ECUは、キャップ部の上面の取付凹部に嵌め込まれ、固定バンドで固定されている。
特開2018-70057号公報
しかし、ECUの取付凹部がキャップ部の上面の車幅方向中央部に設けられているため、燃料タンク及びエアクリーナにおいて中央部の容量を確保する上で改善の余地があった。
本発明は、燃料タンク及びエアクリーナにおいて中央部の容量を確保することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両は、車両の燃料タンク(7)と、前記燃料タンク(7)と隣り合う位置に配置されるエアクリーナ(50)と、前記燃料タンク(7)と前記エアクリーナ(50)との間(49)に配置される電装部品(60)と、を備え、前記電装部品(60)は、前記燃料タンク(7)及び前記エアクリーナ(50)における中心線(CL)上よりも外側に配置されている。
(2)上記(1)に記載の鞍乗型車両では、前記エアクリーナ(50)は、車両下側に向かって傾斜する傾斜部(56)を備え、前記電装部品(60)を支持する電装品支持部(61)は、前記傾斜部(56)に設けられていてもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載の鞍乗型車両では、前記電装部品(60)を覆う電装品カバー(80)を更に備え、前記電装品カバー(80)は、車両下側に開口する開口部(81)を有してもよい。
(4)上記(1)から(3)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記燃料タンク(7)と前記エアクリーナ(50)との間(49)を車両側方から覆うタンクカバー(41)を更に備えていてもよい。
(5)上記(1)から(4)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、複数のハーネス(90,91,92)を更に備え、前記複数のハーネス(90,91,92)は、前記エアクリーナ(50)の車両上側を通る上側ハーネス(91,92)と、前記エアクリーナ(50)の車両下側を通る下側ハーネス(90)と、を含み、前記上側ハーネス(91,92)及び前記下側ハーネス(90)は、前記エアクリーナ(50)の前方から後方にかけて配策され、前記エアクリーナ(50)の後方で結合していてもよい。
(6)上記(1)から(5)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、車両上面視で、前記電装部品(60)の少なくとも一部は、前記燃料タンク(7)及び前記エアクリーナ(50)と重なっていてもよい。
(7)上記(1)から(6)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記電装部品(60)の少なくとも一部は、前記エアクリーナ(50)において前記燃料タンク(7)の外縁よりも外側の位置に設けられていてもよい。
(8)上記(1)から(7)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記エアクリーナ(50)は、前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)を有し、前記燃料タンク(7)は、燃料キャップ(71)を有し、前記電装品固定部(57)は、前記燃料キャップ(71)の車幅方向の幅外に設けられていてもよい。
(9)上記(1)から(8)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記エアクリーナ(50)は、コネクティングチューブ(59)を有し、前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)は、前記コネクティングチューブ(59)の車幅方向の幅外に設けられていてもよい。
(10)上記(1)から(9)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記鞍乗型車両は、エンジン(11)を有し、前記エンジン(11)は、シリンダ(13)を有し、前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)は、前記シリンダ(13)の車幅方向の幅(Wc)外に設けられていてもよい。
(11)上記(1)から(10)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記電装部品(60)は、コンビネーションスイッチ用のカプラであってもよい。
本発明の上記(1)に記載の鞍乗型車両によれば、車両の燃料タンクと、燃料タンクと隣り合う位置に配置されるエアクリーナと、燃料タンクとエアクリーナとの間に配置される電装部品と、を備え、電装部品は、燃料タンク及びエアクリーナにおける中心線上よりも外側に配置されていることで、以下の効果を奏する。
本構成によれば、電装部品が燃料タンク及びエアクリーナにおける中心線上よりも外側に配置されていることで、燃料タンク及びエアクリーナにおける中央部の容量を確保することができる。加えて、電装部品が燃料タンクとエアクリーナとの間に配置されることで、燃料タンクとエアクリーナとの間のデッドスペースを有効活用することができる。
本発明の上記(2)に記載の鞍乗型車両によれば、エアクリーナは、車両下側に向かって傾斜する傾斜部を備え、電装部品を支持する電装品支持部は、傾斜部に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装部品がエアクリーナにおいて車両下側に向かって傾斜する傾斜部に設けられていることで、エアクリーナの傾斜部に沿って車両下側へ水抜きが可能となる。
本発明の上記(3)に記載の鞍乗型車両によれば、電装部品を覆う電装品カバーを更に備え、電装品カバーは、車両下側に開口する開口部を有することで、以下の効果を奏する。
電装部品が電装品カバーにより覆われることで、電装部品を保護することができる。加えて、電装品カバーの開口部が車両下側に開口することで、開口部により水抜きを行うことができる。
本発明の上記(4)に記載の鞍乗型車両によれば、燃料タンクとエアクリーナとの間を車両側方から覆うタンクカバーを更に備えることで、以下の効果を奏する。
電装部品がエアクリーナ、燃料タンク及びタンクカバーによって覆われるため、車両外側における燃料タンクとエアクリーナとの間の空間を有効活用しつつ、電装部品を保護することができる。
本発明の上記(5)に記載の鞍乗型車両によれば、複数のハーネスを更に備え、複数のハーネスは、エアクリーナの車両上側を通る上側ハーネスと、エアクリーナの車両下側を通る下側ハーネスと、を含み、上側ハーネス及び下側ハーネスは、エアクリーナの前方から後方にかけて配策され、エアクリーナの後方で結合していることで、以下の効果を奏する。
複数のハーネスをエアクリーナの車両上側及び車両下側に分けて配置することで、エアクリーナの車両上側及び車両下側のスペースを有効活用することができる。また、エアクリーナの上側を通るハーネスと下側を通るハーネスとが電装品固定部の後方で結合することで、エアクリーナの前方である車両前方の狭いスペースでのハーネスの配策を可能とし、エアクリーナの後ろ側では、ハーネスの配線数を少なくすることができる。
本発明の上記(6)に記載の鞍乗型車両によれば、車両上面視で、電装部品の少なくとも一部は、燃料タンク及びエアクリーナと重なることで、以下の効果を奏する。
車両上面視で電装部品の全部が燃料タンク及びエアクリーナと重ならない場合と比較して、電装部品を保護しつつ、電装部品の盗難を防止することができる。
本発明の上記(7)に記載の鞍乗型車両によれば、電装部品の少なくとも一部は、エアクリーナにおいて燃料タンクの外縁よりも外側の位置に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装部品の全部がエアクリーナにおいて燃料タンクの外縁よりも内側の位置に設けられている場合と比較して、燃料タンク及びエアクリーナにおいて中央部の容量をより効果的に確保することができる。加えて、電装部品に対してアクセスしやすくなるため、メンテナンス性が向上する。
本発明の上記(8)に記載の鞍乗型車両によれば、エアクリーナは、電装部品が配置される電装品固定部を有し、燃料タンクは、燃料キャップを有し、電装品固定部は、燃料キャップの車幅方向の幅外に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装部品が配置されるエアクリーナの電装品固定部が燃料キャップの車幅方向の幅外に設けられることで、燃料タンクにおける中央部では十分な容量を確保しにくい場合であっても、燃料タンクの中央部の容量を十分に確保することができる。加えて、燃料キャップが燃料タンクの中央部に配置される場合、燃料タンク内にノズルを入れるスペースを確保することが容易となる。
本発明の上記(9)に記載の鞍乗型車両によれば、エアクリーナは、コネクティングチューブを有し、電装部品が配置される電装品固定部は、コネクティングチューブの車幅方向の幅外に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装品固定部がコネクティングチューブの車幅方向の幅外に設けられることで、エアクリーナにおける中央部では十分な容量を確保しにくい場合であっても、エアクリーナの中央部の容量を十分に確保することができる。加えて、コネクティングチューブがエアクリーナの中央部に配置される場合、エアクリーナの外側部の空気をエンジンに供給することが容易となる。
本発明の上記(10)に記載の鞍乗型車両によれば、鞍乗型車両は、エンジンを有し、エンジンは、シリンダを有し、電装部品が配置される電装品固定部は、シリンダの車幅方向の幅外に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装品固定部がシリンダの車幅方向の幅外に設けられることで、シリンダが燃料タンクとエアクリーナとに干渉することを防ぎ、燃料タンク及びエアクリーナの中央部の容量を十分確保することができる。
本発明の上記(11)に記載の鞍乗型車両によれば、電装部品は、コンビネーションスイッチ用のカプラであることで、以下の効果を奏する。
コンビネーションスイッチ用のカプラはバッテリ及びECUに比べて小さいため、燃料タンク及びエアクリーナにおける中央部の容量を確保しつつ、燃料タンクとエアクリーナとの間のデッドスペースを有効活用することができる。
例えば仮に、コンビネーションスイッチ用のカプラを抜かれ、電源を繋がれてしまうと、イグニッションのON/OFFが可能となり、車両を盗難される可能性がある。そのため、コンビネーションスイッチ用のカプラに関しては特に盗難防止が要求される。
これに対し本構成によれば、燃料タンクとエアクリーナとの間の狭いスペースにコンビネーションスイッチ用のカプラが配置されることで、第三者からアクセスし難く、防盗性が向上する。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る自動二輪車においてタンクカバーを取り外した状態を左上方から見た斜視図である。 実施形態に係る自動二輪車においてタンクカバーを取り外した状態を示す上面図である。 図3において燃料タンクを取り外した状態を示す上面図である。 図3のV-V断面を含む後面図である。 図3のVI-VI断面を含む左側面図である。 実施形態に係る電装品カバーを左後方から見た斜視図である。 実施形態の変形例に係る電装品カバーを左後方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、および車両左右中心位置を示す車体左右中心線CL(車両の車幅方向中心位置)が示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1に示すように、自動二輪車1は、バータイプのハンドル2によって操向される前輪3(操向輪)と、エンジン11(駆動装置)を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4(駆動輪)と、パワーユニット10を支持する車体フレーム20と、を備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
車体フレーム20は、ハンドル2を操向可能に支持するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延びる左右一対のメインフレーム22と、メインフレーム22よりも急峻にヘッドパイプ21から後下方に延びるダウンフレーム23と、メインフレーム22の後部から下方に延びる左右一対のピボットプレート24と、メインフレーム22の後部から後上方に延びる左右一対のシートレール25と、ピボットプレート24の上部から後上方に延びてシートレール26の後部に接続される左右一対のリアフレーム26と、を備える。
後輪4は、前後方向に延びるスイングアーム5の後部に対して回転可能に支持されている。スイングアーム5の前部は、ピボットプレート24に対して上下揺動可能に支持されている。
パワーユニット10は、可燃性の混合気を燃焼させて出力を得る内燃機関であるエンジン11と、始動機及び発電機として機能する不図示のACGスタータモータと、クランクシャフト(不図示)に連結されてエンジン11からの動力を駆動輪である後輪4に伝達する不図示の変速機(動力伝達機構)と、を備える。エンジン11の上方には、左右メインフレーム22に支持された燃料タンク7が設けられている。燃料タンク7の後方には、左右シートレール25に支持されたシート8が設けられている。
エンジン11は、車体フレーム20に固定されている。エンジン11は、不図示のクランクシャフトを収容するクランクケース12と、クランクケース12の前側上部から上方に向かってやや前傾して起立するシリンダ13と、を備える。
クランクケース12は、エンジン11の下部を構成する。クランクケース12の前側上部は、ダウンフレーム23の下部に固定されている。クランクケース12の後部は、メインフレーム22の下部に固定されている。
前輪3は、左右一対のフロントフォーク31に支持されている。車両前部は、フロントカウル40によって覆われている。例えば、フロントカウル40は、ボルト等の締結部材(不図示)によって、車体フレーム20に対して着脱可能に取り付けられている。
自動二輪車1は、燃料タンク7を覆うタンクカバー41を備える。タンクカバー41は、燃料タンク7に対して着脱可能に取り付けられている。以下、タンクカバー41を燃料タンク7に取り付けた状態を「タンクカバー取り付け状態」、タンクカバー41を燃料タンク7から取り外した状態を「タンクカバー取り外し状態」ともいう。
図2に示すように、自動二輪車1は、車両の燃料タンク7と、燃料タンク7と隣り合う位置に配置されるエアクリーナ50と、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49に配置される電装部品60と、を備える。図2のタンクカバー取り外し状態において、間49は、車幅方向外側に開口している。
<燃料タンク>
燃料タンク7は、エンジン11に供給するための燃料を貯留するタンクである。燃料タンク7は、エアクリーナ50の上側に配置されている。燃料タンク7は、燃料を貯留するタンク本体70と、タンク本体70に対して着脱可能に設けられた燃料キャップ71と、を備える。
図5の断面視で、タンク本体70は、車両上側に向かって膨出するタンク上側半体72と、タンク上側半体72の下側に設けられるタンク下側半体73と、を備える。例えば、タンク上側半体72及びタンク下側半体73の外周部は、互いに溶接により結合されている。以下、タンク上側半体72及びタンク下側半体73の外周部をタンクフランジ部74ともいう。
図5の断面視で、燃料タンク7は、車幅方向中央側に配置されるタンク中央部75と、タンク中央部75よりも車幅方向外側に配置される左右一対のタンク側部76と、を備える。例えば、タンク中央部75及びタンク側部76は、タンク上側半体72及びタンク下側半体73のそれぞれにおいて同一の部材で一体に形成されている。
図5の断面視で、タンク中央部75は、車両上下に向かって湾曲するように膨出している。タンク中央部75の容量は、タンク側部76の容量(例えば、左右一対のタンク側部76のうちの一方の容量)よりも大きい。図6の断面視で、タンク中央部75は、エアクリーナ50の上側からエアクリーナ50の後下方に向かって湾曲しつつ延びている。タンク中央部75の下部には、燃料タンク7内の燃料を吸い上げるための燃料ポンプ(不図示)が設けられている。
図5の断面視で、タンク側部76は、タンク中央部75の下部から車幅方向外側に向かうに従って下側に位置するように湾曲して延びている。タンク側部76の車幅方向外側部には、タンクフランジ部74が設けられている。図5の断面視で、タンクフランジ部74は、車幅方向外側に向かうに従って下側に位置するように傾斜している。
図6に示すように、燃料キャップ71は、タンク中央部75の前側上部に設けられている。図3の上面視で、燃料キャップ71は、円形状に形成されている。車両上面視で、燃料キャップ71は、車体左右中心線CL上に配置されている。車両上面視で、燃料キャップ71は、車体左右中心線CLを対称軸とする線対称の形状である。
図5の断面視で、燃料キャップ71は、エンジン11のシリンダ13の車幅方向の幅Wc内に配置されている。ここで、シリンダ13の車幅方向の幅Wcは、シリンダ13の車幅方向一端(左端)と車幅方向他端(右端)との間の範囲を意味する。
例えば、燃料キャップ71の蓋部を開け、燃料の供給口を通じて燃料タンク7内にノズルを入れることで、燃料タンク7内に燃料を供給することができる。本実施形態では、タンク中央部75の容量はタンク側部76の容量よりも大きいため、タンク中央部75内にノズルを入れ易い。
例えば仮に、燃料タンクの容量を確保するために燃料タンクの側部76をタンク中央部75よりも大きくした場合、以下の問題がある。
車両の転舵時に燃料が車幅方向外側部に動くため、転舵時の重心に影響を及ぼす可能性がある。また燃料タンクの形状によっては使われない燃料が生じる可能性がある。また燃料ポンプが燃料タンクの車幅方向中央部に配置される場合、燃料タンクの車幅方向外側部に残った燃料を吸い上げることが困難となる可能性がある。また燃料の供給口が燃料タンクの車幅方向中央部に配置される場合、燃料の供給時に燃料タンク内にノズルを入れるスペースを確保することが困難となる可能性がある。なお、タンク中央部75は、燃料キャップ71の幅の範囲としてもよい。
<エアクリーナ>
エアクリーナ50は、吸入した空気を清浄化するための装置である。エアクリーナ50は、エンジン11と燃料タンク7との間に配置されている。エアクリーナ50は、エンジン11の上側に配置されている。図2に示すように、エアクリーナ50は、燃料タンク7の前部の下側に配置されている。
エアクリーナ50は、ダーティサイド51(第一内部空間)を有する第一クリーナケース52と、クリーンサイド53(第二内部空間)を有する第二クリーナケース54と、ダーティサイド51とクリーンサイド53とを区画するフィルタ(不図示)と、を備える。エアクリーナ50の内部空間は、フィルタにより下側のダーティサイド51と上側のクリーンサイド53とに区画されている。
第一クリーナケース52は、エアクリーナ50の下部を構成している。第一クリーナケース52の車幅方向外側部には、外気(空気)をダーティサイド51に入れるための吸気ダクト39が設けられている。吸気ダクト39は、第一クリーナケース52の車幅方向外側部から前下方に延びる筒状に形成されている。
第二クリーナケース54は、エアクリーナ50の上部を構成している。図5に示すように、第二クリーナケース54の車幅方向中央側には、清浄化した空気をエンジン11に供給するためのコネクティングチューブ59が設けられている。コネクティングチューブ59は、車体左右中心線CLを挟んで左右一対設けられている。左右一対のコネクティングチューブ59は、シリンダ13の車幅方向の幅Wc内に配置されている。
本実施形態では、エアクリーナ50のケース中央部55の容量はケース側部56の容量よりも大きく、電装部品60がシリンダ13の車幅方向の幅Wc外に配置されているためエアクリーナ50の中央部の空気をエンジン11に供給しやすい。
図6の断面視で、コネクティングチューブ59(図6では右側のコネクティングチューブ59を図示)は、第二クリーナケース54の後部に設けられている。図6の断面視で、コネクティングチューブ59は、第二クリーナケース54の内部において前上方に湾曲し、かつ、第二クリーナケース54の外部(第二エアクリーナ50ケースの下面の下方)において前下方に湾曲するようにJ字状に形成されている。コネクティングチューブ59の下部は、スロットルボディ(不図示)等を介してエンジン11(図5参照)のシリンダ13(吸気ポート)に接続されている。
図2に示すように、例えば、空気(外気)は、吸気ダクト39を通じて第一クリーナケース52内のダーティサイド51に入る。ダーティサイド51に入った空気は、フィルタ(不図示)により塵埃等の異物が除去され、清浄化した状態でクリーンサイド53に入る。図5に示すように、クリーンサイド53に入った清浄化した空気は、コネクティングチューブ59を通じてエンジン11のシリンダ13に供給される。
図5の断面視で、第二クリーナケース54は、車幅方向中央側に配置されるケース中央部55と、ケース中央部55よりも車幅方向外側に配置される左右一対のケース側部56(傾斜部)と、を備える。例えば、ケース中央部55及びケース側部56は、同一の部材で一体に形成されている。
図5の断面視で、ケース中央部55は、車体左右中心線CLを跨ぐように車幅方向に延びている。図5の断面視で、ケース中央部55の上面は、タンク中央部75の下面に沿うように下側に向かって湾曲している。ケース中央部55の下部には、左右一対のコネクティングチューブ59が設けられている。
ケース側部56は、車両下側に向かって傾斜している。図5の断面視で、ケース側部56は、ケース中央部55の車幅方向外側部から車幅方向外方かつ下側に向かって湾曲しつつ延びている。図5の断面視で、ケース側部56は、ケース中央部55よりも下側に膨出している。図3の上面視で、燃料タンク7の車幅方向外縁は、車幅方向外側に向かって湾曲している。ケース側部56は、燃料タンク7の車幅方向外縁よりも車幅方向外側に張り出す電装品固定部57を有する。図5の断面視で、燃料タンク7及びエアクリーナ50における車幅方向中央部は、シリンダ13の車幅方向中央部上に配置されている。図5の断面視で、電装品固定部57は、シリンダ13の車幅方向の幅Wc外に配置されている。
なお、電装品固定部57は、電装部品60が配置される領域であるが、この領域は電装部品60が固定される周辺近傍の領域であってもよい。
例えば仮にエアクリーナ50の容量を確保するためにエアクリーナ50のケース側部76をケース中央部55よりも大きくした場合、以下の問題がある。コネクティングチューブ59がエアクリーナ50のケース中央部55に配置される場合、エアクリーナ50のケース側部56の空気をエンジン11に供給することが困難となる可能性がある。なおケース中央部55はコネクティングチューブ59の幅の範囲としてもよい。
<電装部品>
例えば、電装部品60は、コンビネーションスイッチ(メインスイッチ)用のカプラである。コンビネーションスイッチは、イグニッションスイッチ及びステアリングロックとしての機能を持つ。コンビネーションスイッチには、車体側に設けられた不図示のバッテリからハーネスを介して電流が供給される。
例えば、コンビネーションスイッチは、車両前部に設けられている。コンビネーションスイッチの上部には、シリンダ錠(不図示)が設けられる。例えば、シリンダ錠にイグニッションキーを差し込んだ状態でイグニッションキーを左右に回動させる。これにより、イグニッションのON/OFFの切り替え、並びに前輪操舵系(例えば、前輪、左右のフロントフォーク、ステアリングステム、バーハンドル等)のヘッドパイプ21回りの回動のロック及びアンロックを行うことができる。
電装部品60は、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49に配置されている。本実施形態では、電装部品60の中央部は、燃料タンク7及びエアクリーナ50の車幅方向側部に設けられる間49に配置されている。電装部品60は、燃料タンク7及びエアクリーナ50における中心線上よりも外側に配置されている。本実施形態では、電装部品60の全部は、車体左右中心線CL(車両の車幅方向中心位置)よりも車幅方向外側に配置されている。図1のタンクカバー取り付け状態において、タンクカバー41は、燃料ランク7の上面(燃料キャップ71)を露出させ、かつ、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49を車両側方から覆うように形成されている。タンクカバー取り付け状態において、電装部品60は、エアクリーナ50、燃料タンク7及びタンクカバー41によって覆われている。
図3の上面視で、電装部品60は、燃料タンク7及びエアクリーナ50と重なる。本実施形態では、電装部品60の一部(電装部品60の左側部前端を除く部分)が上面視で燃料タンク7及びエアクリーナ50と重なっている。電装部品60は、エアクリーナ50の電装品固定部57に設けられている。図5の断面視で、電装部品60は、燃料タンク7のタンク側部76と、エアクリーナ50の電装品固定部57との間49に配置されている。図3の上面視で、電装部品60の一部は、燃料タンク7のタンク側部76の車幅方向外端(タンクフランジ部74の外端)よりも車幅方向内側に配置されている。図3の上面視で、電装部品60は、エアクリーナ50のケース側部56の車幅方向外端(電装品固定部57の外端)よりも車幅方向内側に配置されている。
<電装品支持部>
図7に示すように、電装部品60は、電装品支持部61により電装品固定部57に対して位置決め可能に支持されている。電装品支持部61は、エアクリーナ50の電装品固定部57における平面に設けられている。このため、電装品支持部61がエアクリーナ50の電装品固定部57における曲面に設けられている場合と比較して、電装部品60を位置決めしやすい。
例えば、電装品支持部61は、電装部品60を支持する電装品支持ステー62と、電装品支持ステー62をエアクリーナ50に固定するボルト63と、を備える。例えば、電装品支持ステー62は、ボルト63が挿通可能な複数の貫通孔(不図示)を有する。例えば、エアクリーナ50の電装品固定部57は、ボルト63が螺合可能な複数の雌ねじ部(不図示)を有する。複数の雌ねじ部は、電装品固定部57において互いに間隔をあけて配置されている。
例えば、電装品支持ステー62の貫通孔にボルト63を挿通し、電装品固定部57の雌ねじ部に螺合することで、電装部品60を電装品固定部57に支持することができる。例えば、電装部品60は、電装品支持ステー62を介して複数(図7の例では2本)のボルト63により、電装品固定部57に固定されている。例えば、電装品固定部57の雌ねじ部に対する電装品支持ステー62の貫通孔の位置を変更することにより、電装品固定部57に対する電装部品60の設置位置を変更することができる。
<電装品カバー>
電装部品60は、電装品カバー80によって覆われている。電装品カバー80は、エアクリーナ50とは別体に設けられている。例えば、電装品カバー80は、電装品支持ステー62に対して着脱可能に設けられている。電装品カバー80は、車両下側に開口する開口部81を有する。電装品カバー80は、電装部品60においてハーネスが接続される部分以外を覆うように形成されている。
図2に示すように、電装品カバー80は、電装品カバー80の前端が上側に位置し、かつ、電装品カバー80の後端が下側に位置するように傾斜している。図5の断面視で、電装品カバー80は、車幅方向内側かつ下側に開放するU字状(逆U字状)に形成されている。図5の断面視で、電装品カバー80は、電装品カバー80の上面の車幅方向内端が上側に位置し、かつ、電装品カバー80の上面の車幅方向外端が下側に位置するように傾斜している。電装品カバー80は、燃料タンク7のタンクフランジ部74と、エアクリーナ50の電装品固定部57との間49に配置されている。図1のタンクカバー取り付け状態では、電装品カバー80は、電装部品60と共に、エアクリーナ50、燃料タンク7及びタンクカバー41によって覆われている。なお、電装品カバー80はエアクリーナ50に一体的に形成されていてもよい。
<ハーネスの配置>
図2に示すように、電装部品60は、複数のハーネス90,91,92に接続されている。複数のハーネス90,91,92は、エアクリーナ50の上側を通る複数の上側ハーネス91,92と、エアクリーナ50の下側を通るメインハーネス90(下側ハーネス)と、を含む。例えば、複数のハーネス90,91,92は、車幅方向一方側(例えば本実施形態では左側)に配置されている。複数のハーネス90,91,92は、エアクリーナ50において第二クリーナケース54側に配置されている。
複数の上側ハーネス91,92は、コンビネーションスイッチ(不図示)と電装部品60(例えば本実施形態ではコンビネーションスイッチ用のカプラ)とを繋ぐ第一上側ハーネス91と、電装部品60とメインハーネス90とを繋ぐ第二上側ハーネス92と、を含む。第一上側ハーネス91及び第二上側ハーネス92は、電装部品60を介して互いに接続されている。各上側ハーネス91,92において電装部品60に接続される部分は、電装品カバー80によって覆われている。
図2に示すように、第一上側ハーネス91は、コンビネーションスイッチから第二クリーナケース54の前面に沿うように上方に延びた後、タンクフランジ部74に沿うように電装部品60に向かって後下方に延びている。図4の上面視で、第一上側ハーネス91は、第二クリーナケース54の前部から電装部品60に向かって車幅方向外側かつ後側に湾曲しつつ延びている。
図2に示すように、第二上側ハーネス92は、電装部品60からタンクフランジ部74に沿うように後下方に延びた後、メインハーネス90に向かって下方に延びている。図4の上面視で、第二上側ハーネス92は、電装部品60から第二クリーナケース54の後部内側に向かって車幅方向内側かつ後側に湾曲しつつ延びている。
図2に示すように、メインハーネス90は、エアクリーナ50の下側において第二クリーナケース54よりも車幅方向内側に配置されている。メインハーネス90は、各上側ハーネス91,92よりも太く形成されている。メインハーネス90において第二クリーナケース54から露出する部分は、後下方に傾斜するように延びている。第二上側ハーネス92とメインハーネス90とは、電装品固定部57の後方で互いに結合されている。
なお、本実施形態ではカプラを有するハーネスがエアクリーナ50の車両上側に配置され、エアクリーナ50の車両下側に配置されていないので、エアクリーナ50を車両下側に取り外しやすく、メンテナンス性が向上する。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車1は、車両の燃料タンク7と、燃料タンク7と隣り合う位置に配置されるエアクリーナ50と、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49に配置される電装部品60と、を備え、電装部品60は、燃料タンク7及びエアクリーナ50の中心線CL上よりも外側に配置されている。
この構成によれば、電装部品60が燃料タンク7及びエアクリーナ50の中心線CL上よりも外側に配置されていることで、燃料タンク7及びエアクリーナ50において中央部の容量を確保することができる。加えて、電装部品60が燃料タンク7とエアクリーナ50との間49に配置されることで、燃料タンク7とエアクリーナ50との間のデッドスペースを有効活用することができる。
さらに本実施形態では、電装部品60の中央部が燃料タンク7及びエアクリーナ50の車幅方向側部に設けられる間49に配置されており、電装部品60の全部が燃料タンク7及びエアクリーナ50の中心線CL上よりも外側に配置されているため、燃料タンク7及びエアクリーナ50において車幅方向中央部の容量を最大限確保することができる。
上記実施形態では、エアクリーナ50は、車両下側に向かって傾斜するケース側部56を備え、電装部品60を支持する電装品支持部61は、ケース側部56に設けられている。
この構成によれば、電装部品60がエアクリーナ50において車両下側に向かって傾斜するケース側部56に設けられていることで、エアクリーナ50のケース側部56に沿って車両下側へ水抜きが可能となる。
上記実施形態では、自動二輪車1は、電装部品60を覆う電装品カバー80を備え、電装品カバー80は、車両下側に開口する開口部81を有する。
この構成によれば、電装部品60が電装品カバー80により覆われることで、電装部品60を保護することができる。加えて、電装品カバー80の開口部81が車両下側に開口することで、開口部81により水抜きを行うことができる。
上記実施形態では、自動二輪車は1、燃料タンク7とエアクリーナ50との間49を車両側方から覆うタンクカバー41を備える。
この構成によれば、電装部品60がエアクリーナ50、燃料タンク7及びタンクカバー41によって覆われるため、車両外側における燃料タンク7とエアクリーナ50との間49の空間を有効活用しつつ、電装部品60を保護することができる。
上記実施形態では、自動二輪車1は、複数のハーネス90,91,92を備え、複数のハーネス90,91,92は、エアクリーナ50の車両上側を通る上側ハーネス91,92と、エアクリーナ50の車両下側を通る下側ハーネス90と、を含み、上側ハーネス91,92及び下側ハーネス90は、エアクリーナ50の前方から後方にかけて配策され、エアクリーナ50の後方で結合していることで、以下の効果を奏する。
複数のハーネス90,91,92をエアクリーナ50の車両上側及び車両下側に分けて配置することで、エアクリーナ50の車両上側及び車両下側のスペースを有効活用することができる。
例えば仮に、カプラを有するハーネスがエアクリーナ50の車両下側に配置されている場合、エアクリーナ50を車両下側に取り外す際にカプラを外す必要があるため、メンテナンス性に影響を及ぼす可能性がある。これに対し本実施形態では、カプラを有するハーネス(例えば本実施形態における上側ハーネス91,92)がエアクリーナ50の車両下側に配置されていないため、エアクリーナ50を車両下側に取り外しやすく、メンテナンス性が向上する。さらに本実施形態では、複数のハーネス90,91,92がエアクリーナ50において第二クリーナケース54側に配置されているため、第一クリーナケース52を第二クリーナケース54に対して車両下側に取り外す際に各ハーネス90,91,92が邪魔にならず、メンテナンス性に優れる。
また、エアクリーナ50の上側を通るハーネスと下側を通るハーネスとが電装品固定部57の後方で結合することで、エアクリーナ50の前方である車両前方の狭いスペースでのハーネスの配策を可能とし、エアクリーナ50の後ろ側では、ハーネスの配線数を少なくすることができる。
上記実施形態では、車両上面視で、電装部品60の一部は、燃料タンク7及びエアクリーナ50と重なる。
この構成によれば、車両上面視で電装部品60の全部が燃料タンク7及びエアクリーナ50と重ならない場合と比較して、電装部品60を保護しつつ、電装部品60の盗難を防止することができる。
上記実施形態では、電装部品60の一部は、エアクリーナ50において燃料タンク7の外縁よりも外側の位置に設けられている。
この構成によれば、電装部品60の全部がエアクリーナ50において燃料タンク7の外縁よりも内側の位置に設けられている場合と比較して、燃料タンク7及びエアクリーナ50において中央部の容量をより効果的に確保することができる。加えて、電装部品60に対してアクセスしやすくなるため、メンテナンス性が向上する。
上記実施形態では、エアクリーナ50は、電装部品60が配置される電装品固定部57を有し、燃料タンク7は、燃料キャップ71を有し、電装品固定部57は、燃料キャップ71の車幅方向の幅外に設けられている。
この構成によれば、電装部品60が配置されるエアクリーナ50の電装品固定部57が燃料キャップ71の車幅方向の幅外に設けられることで、燃料タンク7における中央部では十分な容量を確保しにくい場合であっても、燃料タンク7の中央部の容量を十分に確保することができる。加えて、燃料キャップ71が燃料タンク7の中央部に配置される場合、燃料タンク7内にノズルを入れるスペースを確保することが容易となる。
上記実施形態では、エアクリーナ50は、コネクティングチューブ59を有し、電装部品60が配置される電装品固定部57は、コネクティングチューブ59の車幅方向の幅外に設けられている。
この構成によれば、電装品固定部57がコネクティングチューブ59の車幅方向の幅外に設けられることで、エアクリーナ50における中央部では十分な容量を確保しにくい場合であっても、エアクリーナ50の中央部の容量を十分に確保することができる。加えて、コネクティングチューブ59がエアクリーナ50の中央部に配置される場合、エアクリーナ50の外側部の空気をエンジン11に供給することが容易となる。
上記実施形態では、自動二輪車1は、エンジン11を有し、エンジン11は、シリンダ13を有し、電装部品60が配置される電装品固定部57は、シリンダ13の車幅方向の幅Wc外に設けられている。
この構成によれば、電装品固定部57がシリンダ13の車幅方向の幅Wc外に設けられることで、シリンダ13が燃料タンク7とエアクリーナ50とに干渉することを防ぎ、燃料タンク7及びエアクリーナ50の中央部の容量を十分確保することができる。
上記実施形態では、電装部品60は、コンビネーションスイッチ用のカプラである。
コンビネーションスイッチ用のカプラはバッテリ及びECUに比べて小さいため、燃料タンク7及びエアクリーナ50において車幅方向中央部の容量を確保しつつ、燃料タンク7とエアクリーナ50との間のデッドスペースを有効活用することができる。
例えば仮に、コンビネーションスイッチ用のカプラを抜かれ、電源を繋がれてしまうと、イグニッションのON/OFFが可能となり、車両を盗難される可能性がある。そのため、コンビネーションスイッチ用のカプラに関しては特に盗難防止が要求される。
これに対し本構成によれば、燃料タンク7とエアクリーナ50との間の狭いスペースにコンビネーションスイッチ用のカプラが配置されることで、第三者からアクセスし難く、防盗性が向上する。
<変形例>
なお、上記実施形態では、エアクリーナは、車両下側に向かって傾斜する傾斜部を備え、電装部品を支持する電装品支持部は、傾斜部に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装品支持部は、エアクリーナにおいて傾斜部とは異なる部分に設けられていてもよい。例えば、電装品支持部は、エアクリーナとは異なる部材(例えば燃料タンク)に設けられていてもよい。例えば、電装品支持部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品は、電装品カバーによって覆われている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品は、電装品カバーによって覆われていなくてもよい。例えば、自動二輪車は、電装部品を覆う電装品カバーを備えていなくてもよい。例えば、電装品カバーの設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装品カバーは、車両下側に開口する開口部を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、開口部は、車両下側に開口していなくてもよい。例えば、開口部は、車幅方向外側に開口していてもよい。例えば、開口部の開口方向は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品は、エアクリーナ、燃料タンク及びタンクカバーによって覆われている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品は、エアクリーナ、燃料タンク及びタンクカバーによって覆われていなくてもよい。例えば、自動二輪車は、燃料タンクとエアクリーナとの間を車両側方から覆うタンクカバーを備えていなくてもよい。例えば、タンクカバーの設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、複数のハーネスは、エアクリーナの車両上側を通る上側ハーネスと、エアクリーナの車両下側を通る下側ハーネスと、を含む例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、複数のハーネスは、エアクリーナの車両上側及び車両下側に分けて配置されていなくてもよい。例えば、複数のハーネスは、エアクリーナの車両上側又は車両下側のいずれか一方を通っていてもよい。例えば、複数のハーネスは、車幅方向両側に配置されていてもよい。例えば、複数のハーネスの配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、車両上面視で、電装部品の一部は、燃料タンク及びエアクリーナと重なる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、車両上面視で、電装部品の全部は、燃料タンク及びエアクリーナと重なっていてもよい。例えば、車両上面視で、電装部品の少なくとも一部は、燃料タンク及びエアクリーナと重なっていてもよい。例えば、車両上面視で、電装部品は、燃料タンク及びエアクリーナと重なっていなくてもよい。例えば、車両前面視で、電装部品は、燃料タンク及びエアクリーナと重なっていてもよい。例えば、燃料タンク及びエアクリーナに対する電装部品の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品の一部は、エアクリーナにおいて燃料タンクの外縁よりも外側の位置に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品の全部は、エアクリーナにおいて燃料タンクの外縁よりも内側の位置に設けられていてもよい。例えば、電装部品の少なくとも一部は、エアクリーナにおいて燃料タンクの外縁よりも外側の位置に設けられていてもよい。例えば、燃料タンクの外縁に対する電装部品の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、エアクリーナは、電装部品が配置される電装品固定部を有し、燃料タンクは、燃料キャップを有し、電装品固定部は、燃料キャップの車幅方向の幅外に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装品固定部は、燃料キャップの車幅方向の幅内に設けられていてもよい。例えば、燃料キャップの車幅方向の幅に対する電装品固定部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、エアクリーナは、コネクティングチューブを有し、電装部品が配置される電装品固定部は、コネクティングチューブの車幅方向の幅外に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装品固定部は、コネクティングチューブの車幅方向の幅内に設けられていてもよい。例えば、コネクティングチューブの車幅方向の幅に対する電装品固定部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品が配置される電装品固定部は、シリンダの車幅方向の幅外に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装品固定部は、シリンダの車幅方向の幅内に設けられていてもよい。例えば、シリンダの車幅方向の幅に対する電装品固定部の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品は、コンビネーションスイッチ用のカプラである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装部品は、コンビネーションスイッチ用のカプラでなくてもよい。例えば、電装部品は、バッテリ又はECU等であってもよい。例えば、電装部品の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、エアクリーナは、燃料タンクの下側に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、エアクリーナは、燃料タンクの上側に配置されていてもよい。例えば、エアクリーナは、燃料タンクの前側に配置されていてもよい。例えば、燃料タンク及びエアクリーナは、車両上下方向に並んでいてもよいし、車両前後方向に並んでいてもよい。例えば、燃料タンク及びエアクリーナは、互いに隣り合う位置に配置されていればよい。例えば、燃料タンク及びエアクリーナの配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装部品の中央部が燃料タンク及びエアクリーナの車幅方向側部に設けられる隙間に配置されており、電装部品の全部が車体左右中心線よりも車幅方向外側に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、燃料タンク及びエアクリーナにおける中央部の容量を確保しうる範囲で、電装部品の一部が車体左右中心線上に配置されていてもよい。例えば、電装部品は、燃料タンク及びエアクリーナにおける中心線上よりも外側に配置されていればよい。例えば、電装部品の配置態様は、燃料タンク及びエアクリーナの配置態様及び要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハーネスは、エアクリーナの電装品固定部の外面に沿って配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装品固定部は、ハーネスを収容可能に延びる凹部を有し、ハーネスは、電装品固定部の凹部に沿って配置されていてもよい。例えば、ハーネスの配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装品カバーは、エアクリーナとは別体に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図8に示すように、電装品カバー180は、エアクリーナ50と一体に設けられていてもよい。電装品カバー180は、エアクリーナ50と共に形成する開口部181を有していてもよい。例えば、電装品カバー180は、第二クリーナケース54と同一の部材で一体に形成されていてもよい。この構成によれば、電装品カバーがエアクリーナとは別体に設けられている場合と比較して、部品点数を削減することができる。例えば、電装品カバーの設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、駆動装置の一例としてエンジンを挙げて説明したが、これに限らない。例えば、駆動装置は、電動機等、エンジン(内燃機関)以外の装置であってもよい。例えば、駆動装置は、電動機、熱機関、流体機械等の原動機、又は前記原動機のうちの少なくとも2つを組み合わせた装置であってもよい。例えば、駆動装置の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、鞍乗型車両の一例として車体側にエンジンを搭載した自動二輪車を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、鞍乗型車両は、ユニットスイング式の自動二輪車であってもよい。例えば、鞍乗型車両の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、自動二輪車以外の鞍乗型車両に適用してもよい。例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪(四輪バギー等)の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
7 燃料タンク
11 エンジン
13 シリンダ
41 タンクカバー
49 燃料タンクとエアクリーナとの間
50 エアクリーナ
56 ケース側部(傾斜部)
57 電装品固定部
59 コネクティングチューブ
60 電装部品
61 電装品支持部
71 燃料キャップ
80 電装品カバー
81 開口部
90 メインハーネス(下側ハーネス)
91 第一上側ハーネス(上側ハーネス)
92 第二上側ハーネス(上側ハーネス)
CL 車体左右中心線(中心線)
Wc シリンダの車幅方向の幅

Claims (11)

  1. 車両の燃料タンク(7)と、
    前記燃料タンク(7)と隣り合う位置に配置されるエアクリーナ(50)と、
    前記燃料タンク(7)と前記エアクリーナ(50)との間(49)に配置される電装部品(60)と、を備え、
    前記電装部品(60)は、前記燃料タンク(7)及び前記エアクリーナ(50)における中心線(CL)上よりも外側に配置されていることを特徴とする
    鞍乗型車両。
  2. 前記エアクリーナ(50)は、車両下側に向かって傾斜する傾斜部(56)を備え、
    前記電装部品(60)を支持する電装品支持部(61)は、前記傾斜部(56)に設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記電装部品(60)を覆う電装品カバー(80)を更に備え、
    前記電装品カバー(80)は、車両下側に開口する開口部(81)を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記燃料タンク(7)と前記エアクリーナ(50)との間(49)を車両側方から覆うタンクカバー(41)を更に備えることを特徴とする
    請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 複数のハーネス(90,91,92)を更に備え、
    前記複数のハーネス(90,91,92)は、
    前記エアクリーナ(50)の車両上側を通る上側ハーネス(91,92)と、
    前記エアクリーナ(50)の車両下側を通る下側ハーネス(90)と、を含み、
    前記上側ハーネス(91,92)及び前記下側ハーネス(90)は、前記エアクリーナ(50)の前方から後方にかけて配策され、前記エアクリーナ(50)の後方で結合していることを特徴とする
    請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 車両上面視で、前記電装部品(60)の少なくとも一部は、前記燃料タンク(7)及び前記エアクリーナ(50)と重なることを特徴とする
    請求項1から5の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記電装部品(60)の少なくとも一部は、前記エアクリーナ(50)において前記燃料タンク(7)の外縁よりも外側の位置に設けられていることを特徴とする
    請求項1から6の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記エアクリーナ(50)は、前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)を有し、
    前記燃料タンク(7)は、燃料キャップ(71)を有し、
    前記電装品固定部(57)は、前記燃料キャップ(71)の車幅方向の幅外に設けられていることを特徴とする
    請求項1から7の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記エアクリーナ(50)は、コネクティングチューブ(59)を有し、
    前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)は、前記コネクティングチューブ(59)の車幅方向の幅外に設けられていることを特徴とする
    請求項1から8の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記鞍乗型車両は、エンジン(11)を有し、
    前記エンジン(11)は、シリンダ(13)を有し、
    前記電装部品(60)が配置される電装品固定部(57)は、前記シリンダ(13)の
    車幅方向の幅(Wc)外に設けられていることを特徴とする
    請求項1から9の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記電装部品(60)は、コンビネーションスイッチ用のカプラであることを特徴とする
    請求項1から10の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
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