JP2023029017A - 保守点検通知システム、保守点検通知方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なタイミングで設備の保守点検が行われることを支援することができる保守点検通知システムを提供する。【解決手段】保守点検通知システム10は、設備21の制御条件を示す制御情報、設備仕様情報、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付部31と、制御情報に基づいて設備21を制御する第一情報端末27と、設備21の稼働情報、及び、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得部42aと、変化情報と、制御情報、設備仕様情報及び空間情報とに基づいて、稼働情報の第一閾値及び変化情報の第二閾値を算出する算出部42bと、稼働情報及び変化情報と、算出された第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を判定する判定部42cと、設備21の状態に応じて設備21の保守点検に関する情報を通知する通知部42dと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、設備の保守点検に関する通知を行う保守点検通知システム、保守点検通知方法、及び、プログラムに関する。
設備の保守に関する様々な技術が提案されている。特許文献1には、機械設備の保守運用を、通信回線を介して管理センタで行うリモートメンテナンスに関する技術が開示されている。
特開2001-357112号公報
特許文献1に記載の技術では、保守点検を設備に応じた適切なタイミングで行われているとは言い難い。
そこで、本発明は、適切なタイミングで設備の保守点検が行われることを支援することができる保守点検通知システム、保守点検通知方法、及び、プログラムを提供する。
本発明の一態様に係る保守点検通知システムは、設備の制御条件を示す制御情報、前記設備の仕様に関する設備仕様情報、及び、前記設備の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部により受け付けられた前記制御情報に基づいて前記設備を制御する制御部と、前記制御部により制御された前記設備の稼働情報、及び、前記設備の稼働による前記空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記変化情報と、前記入力受付部により受け付けられた前記制御情報、前記設備仕様情報及び前記空間情報とに基づいて、前記稼働情報の閾値である第一閾値、及び、前記変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出部と、前記取得部により取得された前記稼働情報及び前記変化情報と、前記算出部により算出された前記第一閾値及び前記第二閾値とを比較することにより、前記設備の状態を判定する判定部と、前記判定部により判定された前記設備の状態に応じて前記設備の保守点検に関する情報をユーザに通知する通知部と、を備える。
本発明の一態様に係る保守点検通知方法は、コンピュータによって実行される保守点検通知方法であって、設備の制御条件を示す制御情報、前記設備の仕様に関する設備仕様情報、及び、前記設備の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、前記入力受付ステップで受け付けられた前記制御情報に基づいて前記設備を制御する制御ステップと、前記制御ステップで制御された前記設備の稼働情報、及び、前記設備の稼働による前記空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得された前記変化情報と、前記入力受付ステップで受け付けられた前記制御情報、前記設備仕様情報及び前記空間情報とに基づいて、前記稼働情報の閾値である第一閾値、及び、前記変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出ステップと、前記取得ステップで取得された前記稼働情報及び前記変化情報と、前記算出ステップで算出された前記第一閾値及び前記第二閾値とを比較することにより、前記設備の状態を判定する判定ステップと、前記判定ステップで判定された前記設備の状態に応じて前記設備の保守点検に関する情報をユーザに通知する通知ステップと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記保守点検通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る保守点検通知システム、保守点検通知方法及びプログラムは、適切なタイミングで設備の保守点検が行われることを支援することができる。
図1は、実施の形態に係る保守点検通知システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る保守点検通知システムの動作例のシーケンス図である。 図3は、情報の入力画面の一例を示す図である。 図4は、図2のステップS09の詳細なフローを示すフローチャートである。 図5は、図4のステップS24の詳細なフローを示すフローチャートである。 図6は、図2のステップS10及びステップS11の詳細なフローを示すフローチャートである。 図7は、設備の保守点検に関する情報の表示画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、接続形態、ステップ、及び、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
以下、実施の形態に係る保守点検通知システムについて説明する。図1は、実施の形態に係る保守点検通知システムの機能構成を示すブロック図である。
保守点検通知システム10は、設備21を保有する事業者A(又は、一般ユーザ)が使用する第二情報端末30に、上記設備の保守点検通知サービスを提供する事業者Bが所有するサーバ装置40から設備21の保守点検に関する情報を通知するシステムである。一般に、設備21の保守点検は、定期的に行われているが、このような定期的な点検では、設備21の機能低下又は故障の前兆を事前に検知することが難しく、適切なタイミングで設備21の保守点検が行われることを支援することができない可能性がある。
これに対し、保守点検通知システム10においては、設備21の制御条件、設備21の仕様、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する情報に基づいて設備21の状態を判定するための閾値を算出し、判定された設備21の状態に応じて設備21の保守点検に関する情報を通知する。閾値は、設備21の稼働情報の第一閾値、及び、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す変化情報の第二閾値である。保守点検通知システム10は、取得された設備21の稼働情報及び空間の変化情報と、第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備の状態を判定する。これにより、保守点検通知システム10は、適切なタイミングで設備21の保守点検が行われることを支援することができる。
設備21は、保守の対象となる設備であり、空調設備、換気設備、照明設備、及び、給湯設備の内の少なくとも1つを含む。なお、設備21は、上記以外の設備に限られず、例えば、エレベータ、エスカレータ、又は、モータなどであってもよい。設備21は、産業用(事業用)の設備であってもよいし、住宅用の設備であってもよい。設備21は、事業者Aが購入済みの設備であってもよいし、事業者B等から貸与(リース)された設備であってもよい。
設備21の制御条件とは、言い換えると、設備21の運転条件であり、例えば、ユーザにより設定される。設備21の制御条件は、例えば、空間の温度(いわゆる、室温)、湿度、粒子状物質(PM)の濃度、二酸化炭素(CO)の濃度、及び、照度、並びに、設備21の運転強度(強、中、弱)及び運転時間などである。
空間は、外皮で囲まれた空間であり、空間に関する情報(空間情報)は、空間の床面積、外皮の面数、方位、及び、断熱性、空間が位置する地域、季節、空間内に存在する熱源に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。外皮とは、建物の外周部分の構造体、すなわち、建物の外壁、屋根、外気に接する床(ピロティ)、窓などを指す。なお、空間情報は、当該空間の建物における位置(例えば、ビルの中間階、最上階)に関する情報を含んでもよい。また、空間内に存在する熱源に関する情報は、例えば、空間内に存在するコンピュータなどの電子機器、及び、人などの熱源体の数に関する情報である。図1の例では、空間は、施設20において外皮で囲まれた空間である。
設備21の稼働情報は、設備21の稼働によるエネルギー使用情報を含む。エネルギー使用情報は、電源装置26により計測された電圧の計測値、電流の計測値、及び、消費電力の計測値の少なくとも1つである。
空間の変化情報は、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す情報であり、空間の外の気温(言い換えると、外気温)、空間内の温度(言い換えると、室温)、揮発性有機化合物(VOC)の濃度、粒子状物質(PM)の濃度、二酸化炭素(CO)の濃度、及び、照度、空間内に存在する人の数、並びに、空間が目標状態に達するまでの時間に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。空間の変化情報は、例えば、センサによる計測値と計測された時刻などの時間情報とが紐付けられたデータであってもよいし、空間が設備21の稼働開始時の初期状態から目標状態に達するまでの時間であってもよい。外気温及び室温は、温度センサ22により計測される。揮発性有機化合物は、ガスセンサ(不図示)により計測される。粒子状物質は、PMセンサ(不図示)によって計測される。二酸化炭素は、COセンサ24により計測される。照度は、照度センサ25によって計測される。また、図示していないが、空間内に存在する人の数は、光電センサと電子カウンタとを組み合わせた計測装置、カメラによる画像解析装置、又は、LiDAR(Light Detection And Ranging)などの測域センサによって計測されてもよいし、ビーコン等による屋内位置情報、又は、入退室情報に基づいて取得されてもよい。空間内に存在する人の数によって、空間の熱容量、及び、二酸化炭素濃度が変わる可能性があるため、設備21が空調設備及び換気設備である場合に、変化情報は、空間に存在する人の数に関する情報を含んでもよい。
図1に示されるように、保守点検通知システム10は、設備21と、温度センサ22と、湿度センサ23と、二酸化炭素(CO)センサ24と、照度センサ25と、電源装置26と、第一情報端末27と、第二情報端末30と、サーバ装置40とを備える。また、図1では、インターネットなどの広域通信ネットワーク5も図示されている。
設備21、温度センサ22、湿度センサ23、COセンサ24、照度センサ25、電源装置26、及び、第一情報端末27は、事業者Aが保有する施設20内に設置されている。施設20は、例えば、オフィスビル、商業施設、公共施設、病院、学校、集合住宅又は一戸建て住宅など建物であり、空間は建物において外皮で囲まれた空間である。設備21については上述したため、ここでの説明を省略する。
温度センサ22は、施設20の外気の温度(いわゆる、気温)、設備21の周辺の温度、又は、設備21自体の温度を計測し、温度の計測値を第一情報端末27へ送信する。温度センサ22は、例えば、サーミスタ、熱電対、又は、赤外線検出素子などの温度計測素子によって実現される。
湿度センサ23は、施設20の外気の湿度、設備21の周辺の湿度、又は、設備21内の湿度を計測し、湿度の計測値を第一情報端末27へ送信する。湿度センサ23は、例えば、静電容量型の感湿素子または抵抗変化型の感湿素子などの湿度計測素子によって実現される。
COセンサ24は、設備21の周辺の二酸化炭素濃度、又は、設備21内の二酸化炭素濃度を計測し、二酸化炭素濃度の計測値を第一情報端末27へ送信する。図1では、COセンサ24が示されているが、揮発性有機化合物の濃度を計測するガスセンサであってもよい。
照度センサ25は、設備21の周辺の照度、又は、設備21自体が発する光の照度を計測し、照度の計測値を第一情報端末27へ送信する。
電源装置26は、設備21へ電力を供給する安定化電源装置などである。なお、図1では見やすさの観点から複数の設備21を図示していないが、施設20には複数の設備21が設置されており、電源装置26は、複数の設備21に電力を供給している。保守点検通知システム10においては、電源装置26は、さらに、複数の設備21へ供給される電圧及び電流を計測するセンサとして機能し、電圧の計測値、電流の計測値、及び、消費電力の計測値の少なくとも1つを、計測された使用電力として第一情報端末27へ送信する。具体的には、電源装置26は、例えば、複数の設備21のそれぞれに設けられた計測点において計測された使用電力を、当該計測点を識別するポイントIDに紐づけて第一情報端末27へ送信してもよいし、設備21毎に計測された使用電力を設備名に紐づけて第一情報端末27へ送信してもよい。
なお、設備21が電力系統から供給される電力を用いて動作する場合には、保守点検通知システム10は、電源装置26を備えていなくてもよい。このような場合、保守点検通知システム10は、設備21へ供給される電流を計測する電流センサ、及び、設備21へ供給される電圧を計測する電圧センサを備える。この場合の電流センサ及び電圧センサは、設備21と別体であるが、設備21に内蔵されていてもよい。電流センサ及び電圧センサとしては、スマートメータなどの電力量計が使用されてもよい。
第一情報端末27は、設備21の稼働情報及び設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す変化情報をサーバ装置40へ送信するコンピュータである。具体的には、第一情報端末27は、温度センサ22、湿度センサ23、COセンサ24、照度センサ25、及び、電源装置26のそれぞれが出力する計測値を、局所通信ネットワークを通じて受信し、受信した計測値をサーバ装置40へ送信する。稼働情報及び変化情報については上述したため、ここでの説明を省略する。第一情報端末27は、具体的には、汎用のコンピュータであるが、保守点検通知システム10の専用のコンピュータであってもよい。また、第一情報端末27は、設備21を制御するコントローラとしての機能を有していてもよい。
第二情報端末30は、事業者Bに所属する従業者bが設備21の制御条件を示す制御情報、設備21の仕様に関する設備仕様情報、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報を入力するコンピュータである。入力された情報(以下、入力情報とも記載される)は、サーバ装置40へ送信される。第二情報端末30は、例えば、タブレット端末、またはスマートフォンなどの携帯型の情報端末であるが、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。第二情報端末30は、入力受付部31と、提示部32とを備える。
入力受付部31は、従業者b等による情報の入力を受け付ける。入力受付部31は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、マウス及びキーボードなどによって実現されてもよい。
提示部32は、サーバ装置40によって通知された保守点検に関する情報が提示される。提示部32は、例えば、文字などを含む画像情報を表示する表示装置である。さらに、提示部32は、音声情報を出力する音声出力装置を備えてもよい。表示装置は、例えば、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルなどを表示デバイスとして含むディスプレイである。また、音声出力装置は、例えば、スピーカである。例えば、提示部32は、設備21の保守点検に関する情報の画像情報を表示装置に表示してもよく、設備21の保守点検に関する情報の音声情報を音声出力装置により出力してもよく、画像情報及び音声情報の両方を提示してもよい。
サーバ装置40は、第一情報端末27によって送信される各種センサの計測値、及び、第二情報端末30によって送信される入力情報に基づいて設備の状態を判定する判定処理を行う。また、サーバ装置40は、判定した設備の状態に応じて設備の保守点検に関する情報を第二情報端末30の提示部32へ提示するための通知処理を行う。サーバ装置40は、例えば、事業者Bによって使用されるが、事業者A及び事業者Bのいずれとも異なる事業者Cによって使用されてもよい。つまり、設備の保守点検に関する情報を通知するサービスは、第三者的な事業者Cによって提供されてもよい。サーバ装置40は、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、サーバ装置40が、第一情報端末27及び第二情報端末30と広域通信ネットワーク5を通じて通信するための通信回路(言い換えれば、通信モジュール)である。通信部41によって行われる通信は、無線通信であってもよいし有線通信であってもよい。通信部41によって行われる通信の通信規格についても特に限定されない。
通信部41は、例えば、第一情報端末27によって送信される各種センサの計測値、及び、第二情報端末30によって送信される入力情報を、広域通信ネットワーク5を通じて受信する。また、通信部41は、設備の保守点検に関する情報を第二情報端末30の提示部32へ提示するための提示指令を、広域通信ネットワーク5を通じて第二情報端末30へ送信する。
情報処理部42は、上述の設備の状態の判定処理、及び、通知処理を行う。また、情報処理部42は、設備の状態に応じて保守点検に関する情報を第二情報端末30の提示部32へ表示するための情報処理を行う。情報処理部42は、具体的には、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。
情報処理部42は、機能的な構成要素として、取得部42aと、算出部42bと、判定部42cと、通知部42dとを有する。取得部42a、算出部42b、判定部42c、及び、通知部42dの機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。取得部42a、算出部42b、判定部42c、及び、通知部42dの機能の詳細については[動作例]にて後述される。
記憶部43は、上記情報処理に必要な各種情報、上記コンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリによって実現されてもよい。
[動作例]
次に、保守点検通知システム10の動作例について説明する。図2は、実施の形態に係る保守点検通知システム10の動作例のシーケンス図である。
第二情報端末30の入力受付部31は、施設20内の設備21の制御条件を示す制御情報、設備21の仕様に関する設備仕様情報、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける(S01)。図3は、情報の入力画面の一例を示す図である。例えば、事業者Bに属する従業者bが第二情報端末30に施設IDを入力すると、施設IDに紐づいた設備21の運転条件(制御条件ともいう)の入力画面が表示される。設備21は、施設20内に設置された1つ以上の設備である。
次に、第二情報端末30は、ステップS01で入力受付部31によって受け付けられた入力情報をサーバ装置40に送信する(S02)。例えば、従業者bが図3の入力画面に設備21の運転条件を入力して送信ボタンをタップすると、入力受付部31は、入力情報をサーバ装置40に送信する送信指示の入力を受け付ける。第二情報端末30は、入力受付部31によって受け付けられた送信指示に従って、入力情報をサーバ装置40に送信する。
次に、サーバ装置40の取得部42aは、通信部41を介して入力情報を取得する(S03)と、情報処理部42は、取得された入力情報を記憶部43に記憶する(不図示)。このとき、情報処理部42は、事業者Aを識別する顧客ID、及び、施設20を識別する施設IDを入力情報に紐づけて記憶部43に記憶してもよい。
次に、サーバ装置40は、取得した制御情報を第一情報端末27に送信する(S04)。なお、ステップS04の代わりに、第二情報端末30は、入力情報をサーバ装置40に送信するとともに、制御情報を第一情報端末27に送信してもよい。
次に、第一情報端末27は、ステップS04でサーバ装置40から送信された制御情報を取得すると(S05)、制御情報に基づいて設備21を制御する(S06)。具体的には、ステップS06では、第一情報端末27は、ステップS05で取得した制御情報を設備21へ送信する。このとき、第一情報端末27は、温度センサ22などの各種センサの電源のONとOFFとを切り替える制御を行ってもよい。なお、第一情報端末は、各種センサから取得したデータをサーバ装置40へ送信する度に破棄してもよい。
次に、第一情報端末27は、設備21の稼働情報、及び、設備21の稼働による空間の変化情報をサーバ装置40に送信する(S07)。上述したように、稼働情報及び変化情報は、温度センサ22などの各種センサ及び電源装置26による計測値である。これらの計測値は、第一情報端末27から所定の時間間隔で送信されてもよいし、サーバ装置40からの要求に応じて送信されてもよい。
次に、サーバ装置40の取得部42aは、通信部41を介して稼働情報及び変化情報を取得する(S08)と、取得された稼働情報及び変化情報を記憶部43に記憶する(不図示)。このとき、情報処理部42は、事業者Aを識別する顧客ID、及び、施設20を識別する施設IDを計測値に紐づけて記憶部43に記憶してもよい。
算出部42bは、ステップS08で取得部42aによって取得された変化情報と、ステップS04で取得部42aによって取得された入力情報(制御情報、設備仕様情報及び空間情報)とに基づいて、設備21の稼働情報の第一閾値、及び、変化情報の第二閾値を算出する(S09)。ここで、ステップS09の詳細なフローについて説明する。図4は、図2のステップS09の詳細なフローを示すフローチャートである。
図4に示されるように、算出部42bは、変化情報に含まれる設備21の稼働開始時の空間環境の状態を示す初期状態情報を抽出する(S21)。例えば、設備21が空調設備の場合、初期状態情報は、室温である。
次に、算出部42bは、制御情報に含まれる設備21の稼働による空間の目標状態を示す目標状態情報を抽出する(S22)。例えば、目標状態情報は、ユーザにより制御条件(運転条件)で設定された室温(いわゆる、設定温度)である。
次に、算出部42bは、初期状態情報(例えば、設備21の稼働開始時の室温)、目標状態情報(例えば、設定温度)、設備仕様情報(例えば、設備21のスペック)及び空間情報に基づいて、稼働情報の基準値である第一基準値、及び、変化情報の基準値である第二基準値を算出する(S23)。例えば、算出部42bは、数式などのアルゴリズムを用いて第一基準値及び第二基準値を算出してもよい。例えば、算出部42bは、あるサイズ及びある熱容量の空間を、空調設備の稼働により初期状態情報(例えば、30℃)から目標状態情報(例えば、27℃)にするために必要な時間及びエネルギー使用量(例えば、消費電力量)を算出する数式を用いてもよい。また、例えば、算出部42bは、機械学習モデルを用いて第一基準値及び第二基準値を算出してもよい。機械学習モデルは、初期状態情報(例えば、設備21の稼働開始時の室温)、目標状態情報(例えば、設定温度)、設備仕様情報(例えば、設備21のスペック)及び空間情報を入力として、第一基準値及び第二基準値を出力してもよい。機械学習モデルは、教師有り学習により学習されてもよいが、これに限定されない。
次に、算出部42bは、ステップS23で算出された第一基準値及び第二基準値に基づいて、第一閾値及び第二閾値を算出する(S24)。ここで、第一閾値及び第二閾値の算出についてより具体的に説明する。図5は、図4のステップS24の詳細なフローを示すフローチャートである。
ステップS24では、図5に示されるように、算出部42bは、第一基準値よりも第一割合大きい値である正の第一閾値と、第一基準値よりも第一割合小さい負の第一閾値とを算出する(S31)。例えば、設備21の稼働情報が設備21のエネルギー使用に関する情報(例えば、消費電力量)である場合、第一基準値よりも第一割合(例えば、30%)大きい値を正の第一閾値としてもよく、第一基準値よりも第一割合小さい値を負の第一閾値としてもよい。
次に、算出部42bは、第二基準値よりも第二割合大きい値である正の第二閾値と、第二基準値よりも第二割合小さい負の第二閾値とを算出する(S32)。例えば、空間の変化情報が設備21の稼働により空間が目標状態に達するまでの時間である場合、第二基準値よりも第二割合(例えば、50%)大きい値を正の第二閾値としてもよく、第二基準値よりも第二割合小さい値を負の第二閾値としてもよい。
なお、第一割合及び第二割合は、数式などのアルゴリズムを用いて算出されてもよく、機械学習モデルを用いて算出されてもよい。
なお、第一割合は、正の第一閾値を算出する場合と、負の第一閾値を算出する場合とで同じ割合(例えば、30%)であるが、異なる割合であってもよい。同様に、第二割合は、正の第二閾値を算出する場合と、負の第二閾値を算出する場合とで同じ割合(例えば、50%)であるが、異なる割合であってもよい。
再び図2を参照すると、判定部42cは、ステップS08で取得された稼働情報及び変化情報と、ステップS09で算出された第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を判定する(S10)。例えば、判定部42cは、稼働情報が正の第一閾値よりも大きい場合、又は、負の第一閾値よりも小さい場合に、稼働情報が第一閾値を超えると判定し、変化情報が正の第二閾値よりも大きい場合、又は、負の第二閾値よりも小さい場合に、変化情報が第二閾値を超えると判定してもよい。
例えば、設備21が空調設備である場合において、設備21の消費電力量が正の第一閾値よりも大きい場合、設備21のフィルタが目詰まりしている可能性が示唆され、消費電力量が負の第一閾値よりも小さい場合、設備21が故障により停止している可能性が示唆される。また、例えば、設備21の稼働による空間の温度が正の第二閾値よりも大きい場合、冷房であれば冷却機能が低下している、又は、暖房であれば加熱制御系統が故障している可能性が示唆され、空間の温度が負の第二閾値よりも小さい場合、冷房であれば冷却制御系統が故障している、又は、暖房であれば加熱機能が低下している可能性が示唆される。
また、例えば、設備21が換気設備である場合において、設備21の消費電力量が正の第一閾値よりも大きい場合、設備21のフィルタが目詰まりしている可能性が示唆され、消費電力量が負の第一閾値よりも小さい場合、設備21が故障により停止している可能性が示唆される。また、例えば、設備21の稼働による空間の揮発性有機化合物(VOC)濃度、又は、二酸化炭素(CO)濃度が正の第二閾値よりも大きい場合、換気用モータが故障している可能性が示唆され、VOC濃度又はCO濃度が負の第二閾値よりも小さい場合、フィルタが破れている可能性が示唆される。
また、設備21が照明設備である場合において、設備21の消費電力量は第一閾値を超えないが、照度が正の第二閾値よりも大きい場合、制御系統が故障している可能性が示唆され、照度が負の第二閾値よりも小さい場合、反射板の汚れの可能性が示唆される。
次に、通知部42dは、ステップS10で判定された設備21の状態に応じて設備21の保守点検に関する情報を通知する(S11)。
ここで、ステップS10及びステップS11について詳細に説明する。図6は、図2のステップS10及びステップS11の詳細なフローを示すフローチャートである。
ステップS11では、図6に示されるように、判定部42cは、稼働情報が第一閾値を超えるか否かを判定する(S41)。判定部42cは、稼働情報が第一閾値を超えないと判定した場合(ステップS41でNo)、変化情報が第二閾値を超えるか否かを判定する(S42)。判定部42cは、変化情報が第二閾値を超えないと判定した場合(ステップS42でNo)、設備21の状態が劣化していないと判定する(S44)。一方、ステップS42で、判定部42cは、変化情報が第二閾値を超えると判定した場合(ステップS42でYes)、設備21の状態が劣化していると判定する(S45)。この場合、通知部42dは、設備21の保守点検に関する情報として、設備21の保守点検が必要であることを通知する(S46)。
一方、ステップS41で、判定部42cは、稼働情報が第一閾値を超えると判定した場合(ステップS41でYes)、変化情報が第二閾値を超えるか否かを判定する(S43)。判定部42cは、変化情報が第二閾値を超えないと判定した場合(ステップS43でNo)であっても、変化情報が第二閾値を超えると判定した場合(ステップS43でYes)であっても、設備21の状態が劣化していると判定する(S45)。この場合、通知部42dは、設備21の保守点検に関する情報として、設備21の保守点検が必要であることを通知する(S46)。
再び図2を参照すると、情報処理部42は、通信部41を介して設備21の保守点検に関する情報を第二情報端末30に送信する(S12)。
第二情報端末30は、サーバ装置40から保守点検に関する情報を取得すると、提示部32は、通知をユーザに提示する(S13)。ここで、設備21の保守点検に関する情報の提示の一例について説明する。図7は、設備21の保守点検に関する情報の表示画面の一例を示す図である。例えば、図3に示された設備21のうち、空調装置Bの状態が劣化していると判定された場合、通知部42dは、第二情報端末30に空調装置Bの保守点検に関する情報(ここでは、画像情報)を通知する。このとき、第二情報端末30の提示部32は、空調装置Bの保守点検に関する情報として、例えば、「空調装置Bを点検してください。冷却機能が低下しています。」と表示する。詳細情報を確認したい場合、従業者bは、詳細表示のボタンをタップすると、入力受付部31は詳細情報の表示指示が受け付けられて、提示部32に詳細情報が表示される。例えば、詳細情報は、空調装置Bに関する稼働情報及び変化情報、第一閾値、第二閾値、及び、判定結果の一覧である。
[効果など]
以上説明したように、保守点検通知システム10は、設備21の制御条件を示す制御情報、設備21の仕様に関する設備仕様情報、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間(例えば、施設20において外皮に囲まれた空間)に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付部31と、入力受付部31により受け付けられた制御情報に基づいて設備21を制御する制御部(例えば、第一情報端末27)と、制御部(第一情報端末27)により制御された設備21の稼働情報、及び、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得部42aと、取得部42aにより取得された変化情報と、入力受付部31により受け付けられた制御情報、設備仕様情報及び空間情報とに基づいて、稼働情報の閾値である第一閾値、及び、変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出部42bと、取得部42aにより取得された稼働情報及び変化情報と、算出部42bにより算出された第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を判定する判定部42cと、判定部42cにより判定された設備21の状態に応じて設備21の保守点検に関する情報を通知する通知部42dと、を備える。施設20は、空間の一例であり、制御部の一例は、第一情報端末27である。
このような保守点検通知システム10は、設備21の制御条件、設備21の仕様、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する情報に基づいて第一閾値及び第二閾値を算出し、算出された第一閾値及び第二閾値に基づいて設備21の状態を判定する。保守点検通知システム10によれば、取得された設備21の稼働情報及び空間の変化情報と、第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を適切に判定することができる。したがって、保守点検通知システム10は、適切なタイミングで設備21の保守点検が行われることを支援することができる。
また、例えば、算出部42bは、変化情報に含まれる設備21の稼働開始時の空間の環境状態を示す初期状態情報(例えば、室温30℃)と、制御情報に含まれる設備21の稼働による空間の目標状態を示す目標状態情報(例えば、設定温度27℃)と、設備仕様情報と、空間情報とに基づいて、稼働情報の基準値である第一基準値、及び、変化情報の基準値である第二基準値を算出し、算出された第一基準値及び第二基準値に基づいて、第一閾値及び第二閾値を算出する。
このような保守点検通知システム10は、設備21の稼働開始時の空間の初期状態情報(例えば、室温30℃)と、設備21の稼働による空間の目標状態情報(例えば、設定温度27℃)、設備21の仕様情報(スペック)、及び、空間情報に基づいて第一閾値及び第二閾値を算出する。そのため、保守点検通知システム10は、設備21の仕様及び空間情報に加えて、空間の初期状態情報と制御条件で設定された目標状態情報との差を考慮して、第一閾値及び第二閾値を算出することができる。したがって、保守点検通知システム10は、設備21の状態をより正確に判定することができる。
また、例えば、算出部42bは、第一閾値の算出において、第一基準値よりも第一割合大きい値である正の第一閾値と、第一基準値よりも第一割合小さい値である負の第一閾値とを算出し、第二閾値の算出において、第二基準値よりも第二割合大きい値である正の第二閾値と、第二基準値よりも第二割合小さい値である負の第二閾値とを算出し、判定部42cは、稼働情報が正の第一閾値よりも大きい場合、又は、負の第一閾値よりも小さい場合に、稼働情報が第一閾値を超えると判定し、変化情報が正の第二閾値よりも大きい場合、又は、負の第二閾値よりも小さい場合に、変化情報が第二閾値を超えると判定する。
このような保守点検通知システム10は、第一閾値及び第二閾値について正及び負の閾値を算出することにより、設備21の状態をより細かく判定することができる。
また、例えば、判定部42cは、稼働情報が第一閾値を超える場合、及び、変化情報が第二閾値を超える場合の少なくともいずれかの場合に、設備21の状態が劣化している状態であると判定し、通知部42dは、判定部42cにより設備21の状態が劣化している状態であると判定された場合に、設備21の保守点検に関する情報として、設備21の保守点検が必要であることを通知する。
このような保守点検通知システム10は、設備21の状態が劣化している状態である(言い換えると、機能が低下している状態である)と判定された場合に、保守点検が必要であることを通知する。そのため、設備21の保守点検に関する通知を効率よく行うことができる。
また、例えば、変化情報は、空間の外の気温、空間内の温度、揮発性有機化合物(VOC)の濃度、粒子状物質(PM)の濃度、二酸化炭素(CO)の濃度、及び、照度、空間内に存在する人の数、並びに、空間が目標状態に達するまでの時間に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。
このような保守点検通知システム10は、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す情報を取得することにより、設備21の種類に応じて設備21の状態を判定することができる。
また、例えば、稼働情報は、設備21の稼働によるエネルギー使用情報を含む。
このような保守点検通知システム10は、設備21の稼働によるエネルギー使用情報を取得することにより、例えば、設備21の消費電力量を考慮して設備21の状態を判定することができる。
また、例えば、空間は、外皮で囲まれた空間であり、空間情報は、空間の床面積、外皮の面数、方位、及び、断熱性、空間が位置する地域、季節、空間内に存在する熱源に関する情報のうちの少なくとも1つを含む。
このような保守点検通知システム10は、空間情報を考慮して、設備21の状態を判定することができる。
また、例えば、第一閾値及び第二閾値は、機械学習モデルを用いて算出される。
このような保守点検通知システム10は、例えば、数式などのアルゴリズムを使用するよりも多くの情報に基づいて第一閾値及び第二閾値を算出することができる。
また、例えば、設備21は、空調設備、換気設備、照明設備、及び、給湯設備のうちの少なくとも1つを含む。
このような保守点検通知システム10は、設備21の種類に応じて設備21の状態を判定することができる。
また、保守点検通知方法は、保守点検通知システム10などのコンピュータによって実行される保守点検通知方法であって、設備21の制御条件を示す制御情報、設備21の仕様に関する設備仕様情報、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間(例えば、施設20内の外皮に囲まれた空間)に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、入力受付ステップで受け付けられた制御情報に基づいて設備21を制御する制御ステップと、制御ステップで制御された設備21の稼働情報、及び、設備21の稼働による空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得ステップと、取得ステップで取得された変化情報と、入力受付ステップで受け付けられた制御情報、設備仕様情報及び空間情報とに基づいて、稼働情報の閾値である第一閾値、及び、変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出ステップと、取得ステップで取得された稼働情報及び変化情報と、算出ステップで算出された第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を判定する判定ステップと、判定ステップで判定された設備21の状態に応じて設備21の保守点検に関する情報を通知する通知ステップと、を含む。
このような保守点検通知方法は、設備21の制御条件、設備21の仕様、及び、設備21の稼働により環境状態が変化する空間に関する情報に基づいて第一閾値及び第二閾値を算出し、算出された第一閾値及び第二閾値に基づいて設備21の状態を判定する。保守点検通知方法によれば、取得された設備21の稼働情報及び空間の変化情報と、第一閾値及び第二閾値とを比較することにより、設備21の状態を適切に判定することができる。したがって、保守点検通知方法は、適切なタイミングで設備21の保守点検が行われることを支援することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、保守点検通知システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、保守点検通知システムは、サーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。保守点検通知システムが複数の装置によって実現される場合、保守点検通知システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。例えば、サーバ装置が備える機能的な構成要素の一部または全部が第二情報端末によって備えられてもよい。
また、上記実施の形態における情報の伝達経路については一例であり、特に限定されるものではない。上記実施の形態において2つの装置が通信により情報の送受信を行う場合、2つの装置間には図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、保守点検通知システムなどのコンピュータによって実行される保守点検通知方法として実現されてもよいし、このような保守点検通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 保守点検通知システム
21 設備
27 第一情報端末(制御部)
31 入力受付部
32 提示部
42a 取得部
42b 算出部
42c 判定部
42d 通知部

Claims (11)

  1. 設備の制御条件を示す制御情報、前記設備の仕様に関する設備仕様情報、及び、前記設備の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部により受け付けられた前記制御情報に基づいて前記設備を制御する制御部と、
    前記制御部により制御された前記設備の稼働情報、及び、前記設備の稼働による前記空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記変化情報と、前記入力受付部により受け付けられた前記制御情報、前記設備仕様情報及び前記空間情報とに基づいて、前記稼働情報の閾値である第一閾値、及び、前記変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出部と、
    前記取得部により取得された前記稼働情報及び前記変化情報と、前記算出部により算出された前記第一閾値及び前記第二閾値とを比較することにより、前記設備の状態を判定する判定部と、
    前記判定部により判定された前記設備の状態に応じて前記設備の保守点検に関する情報を通知する通知部と、
    を備える
    保守点検通知システム。
  2. 前記算出部は、
    前記変化情報に含まれる前記設備の稼働開始時の前記空間の環境状態を示す初期状態情報と、前記制御情報に含まれる前記設備の稼働による前記空間の目標状態を示す目標状態情報と、前記設備仕様情報と、前記空間情報とに基づいて、前記稼働情報の基準値である第一基準値、及び、前記変化情報の基準値である第二基準値を算出し、
    算出された前記第一基準値及び前記第二基準値に基づいて、前記第一閾値及び前記第二閾値を算出する
    請求項1に記載の保守点検通知システム。
  3. 前記算出部は、
    前記第一閾値の算出において、前記第一基準値よりも第一割合大きい値である正の第一閾値と、前記第一基準値よりも前記第一割合小さい値である負の第一閾値とを算出し、
    前記第二閾値の算出において、前記第二基準値よりも第二割合大きい値である正の第二閾値と、前記第二基準値よりも前記第二割合小さい値である負の第二閾値とを算出し、
    前記判定部は、
    前記稼働情報が前記正の第一閾値よりも大きい場合、又は、前記負の第一閾値よりも小さい場合に、前記稼働情報が前記第一閾値を超えると判定し、
    前記変化情報が前記正の第二閾値よりも大きい場合、又は、前記負の第二閾値よりも小さい場合に、前記変化情報が前記第二閾値を超えると判定する
    請求項2に記載の保守点検通知システム。
  4. 前記判定部は、
    前記稼働情報が前記第一閾値を超える場合、及び、前記変化情報が前記第二閾値を超える場合の少なくともいずれかの場合に、前記設備の状態が劣化している状態であると判定し、
    前記通知部は、前記判定部により前記設備の状態が劣化している状態であると判定された場合に、前記設備の保守点検に関する情報として、前記設備の保守点検が必要であることを通知する
    請求項2又は3に記載の保守点検通知システム。
  5. 前記変化情報は、前記空間の外の気温、前記空間内の温度、揮発性有機化合物(VOC)の濃度、粒子状物質(PM)の濃度、二酸化炭素(CO)の濃度、及び、照度、前記空間内に存在する人の数、並びに、前記空間が前記目標状態に達するまでの時間に関する情報のうちの少なくとも1つを含む
    請求項2~4のいずれか1項に記載の保守点検通知システム。
  6. 前記稼働情報は、前記設備の稼働によるエネルギー使用情報を含む
    請求項1~5のいずれか1項に記載の保守点検通知システム。
  7. 前記空間は、外皮で囲まれた空間であり、
    前記空間情報は、前記空間の床面積、前記外皮の面数、方位、及び、断熱性、前記空間が位置する地域、季節、前記空間内に存在する熱源に関する情報のうちの少なくとも1つを含む
    請求項1~6のいずれか1項に記載の保守点検通知システム。
  8. 前記第一閾値及び前記第二閾値は、機械学習モデルを用いて算出される
    請求項1~7のいずれか1項に記載の保守点検通知システム。
  9. 前記設備は、空調設備、換気設備、照明設備、及び、給湯設備のうちの少なくとも1つを含む
    請求項1~8のいずれか1項に記載の保守点検通知システム。
  10. コンピュータによって実行される保守点検通知方法であって、
    設備の制御条件を示す制御情報、前記設備の仕様に関する設備仕様情報、及び、前記設備の稼働により環境状態が変化する空間に関する空間情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップで受け付けられた前記制御情報に基づいて前記設備を制御する制御ステップと、
    前記制御ステップで制御された前記設備の稼働情報、及び、前記設備の稼働による前記空間の環境状態の変化を示す変化情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記変化情報と、前記入力受付ステップで受け付けられた前記制御情報、前記設備仕様情報及び前記空間情報とに基づいて、前記稼働情報の閾値である第一閾値、及び、前記変化情報の閾値である第二閾値を算出する算出ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記稼働情報及び前記変化情報と、前記算出ステップで算出された前記第一閾値及び前記第二閾値とを比較することにより、前記設備の状態を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで判定された前記設備の状態に応じて前記設備の保守点検に関する情報を通知する通知ステップと、
    を含む
    保守点検通知方法。
  11. 請求項10に記載の保守点検通知方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7398022B1 (ja) * 2023-05-01 2023-12-13 東京海上日動火災保険株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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