JP2022150371A - 表示制御装置、車載装置、プログラム - Google Patents

表示制御装置、車載装置、プログラム Download PDF

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真由 薄井
Mayu Usui
泰宏 高田
Yasuhiro Takada
俊洋 田村
Toshihiro Tamura
大輝 円福
Daiki Marufuku
佑介 伊原
Yusuke Ihara
裕也 大上
Yuya Ogami
聡亮 池松
Toshiaki Ikematsu
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Abstract

Figure 2022150371000001
【課題】画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上する技術を提供する。
【解決手段】抽出部252は、地図画像300から自車マークを抽出し、取得部254は、抽出した自車マークによって示される進行方向に存在する画素の色情報を案内経路の色情報として取得する。制御部256は、取得した案内経路の色情報の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、地図画像300において案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、画素の色情報が変更された地図画像300を表示装置240に表示させる。
【選択図】図2

Description

本開示は、表示技術に関し、特に着色された画像を表示する表示制御装置、車載装置、プログラムに関する。
車両に搭載されるナビゲーション装置は地図画像をモニタに表示する。その際、ナビゲーション装置は、渋滞箇所の色を変えて表示することができる。一方、色の見え方が少し異なる色覚障害をもつ方の色の見え方は、一般色覚者が認識する色と異なって見えることがあることから、色覚障害をもつ方は色を変えて表示している渋滞箇所が認識困難になる場合がある。これに対応するために、渋滞箇所に、色覚障害をもつ方が判定可能な色の境界線が付加される(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-86366号公報
境界線を付加することによって画面上の表示が複雑になる。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の表示制御装置は、車両に搭載可能な表示制御装置であって、車両の進行方向が示された自車マークと、自車マークからの案内経路とが示された地図画像を受けつける入力部と、入力部において受けつけた地図画像から自車マークを抽出する抽出部と、抽出部において抽出した自車マークによって示される進行方向に存在する画素の色情報を案内経路の色情報として取得する取得部と、取得部において取得した案内経路の色情報の輝度と、入力部において受けつけた地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、地図画像において案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、画素の色情報が変更された地図画像を表示装置に表示させる制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本開示の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上できる。
実施例に係る車両の車室内の構造を示す図である。 図1の電子表示式メータの構成を示す図である。 図2の表示制御装置において受けつけられる地図画像の概要を示す図である。 図4(a)-(d)は、図2の表示制御装置において受けつけられる地図画像をそのまま表示装置に表示した場合の画面を示す図である。 図5(a)-(d)は、図2の表示制御装置における処理の概要を示す図である。 図6(a)-(b)は、図2の抽出部と取得部における処理の概要を示す図である。 図2の制御部における処理の概要を示す図である。 図2の表示制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
本実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、車両のインストルメントパネルにおいて、メータ、テルテールなどを電子表示する電子表示式メータに関する。電子表示式メータは、ナビゲーション装置から受けつけた地図画像も表示する。色覚障害をもつ方が電子表示式メータの地図画像を確認しようとする場合、経路を案内するための線(以下、「案内経路」という)が他の表示物の色と同化してしまうことによって、誤認あるいは見落としなどが発生しうる。これまでは、視覚異常者の視認性を確保したい案内経路に対して、境界線を縁取ったり、線の表示形態を変更したりすることがなされている。しかしながら、これら場合、画面上の表示が複雑になってしまう。
本実施例に係る電子表示式メータは、案内経路の輝度を変更することによって、新たなオブジェクトを追加せずに、案内経路と背景との境界を強調する。つまり、変更する際の色の選択について、色の色相ではなく輝度に着目をして変更しており、案内経路と背景との明暗差がつくように色を変更することによって視認性が向上される。
図1は、車両10の車室内の構造を示す。車室の前方に配置されたダッシュボード50の前方にはウインドシールド52が配置される。ダッシュボード50の右側部分にステアリングホイール54が配置されるが、ステアリングホイール54は、ダッシュボード50の左側に配置されてもよい。ステアリングホイール54の前方、例えば、車両10のインストルメントパネルには電子表示式メータ200が配置される。ダッシュボード50の中央部分には上下方向に延びるセンターコンソール56が配置されており、センターコンソール56内にはナビゲーション装置100のモニタが嵌め込まれる。
図2は、電子表示式メータ200の構成を示す。電子表示式メータ200は、表示制御装置230、表示装置240を含み、表示制御装置230は、入力部250、抽出部252、取得部254、制御部256を含む。電子表示式メータ200は、例えば、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを介して、ナビゲーション装置100に接続される。
ナビゲーション装置100は経路案内を実行する。ナビゲーション装置100における経路案内には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。ナビゲーション装置100は経路案内を示すための地図画像300をモニタに表示してもよく、地図画像300を電子表示式メータ200に出力してもよい。地図画像300には、車両10の周囲の地図と、車両10の位置と進行方向と、目的に向かって車両10が進むべき経路(以下、「案内経路」という)が示される。
表示制御装置230の入力部250は、地図画像300をナビゲーション装置100から受けつける。図3は、表示制御装置230において受けつけられる地図画像300の概要を示す。例えば、上下方向に延びる第1道路310aと、第1道路310aに交差して左右方向に延びる第2道路310bと、第2道路310bと交差して上下方向に延びる第3道路310cが示される。第1道路310aと第2道路310bとの交点が第1交差点312aであり、第2道路310bと第3道路310cとの交点が第2交差点312bである。そのため、第1交差点312aと第2交差点312bは、第2道路310bにおいて左右に並べられる。第1道路310aから第3道路310cは道路310と総称され、第1交差点312aと第2交差点312bは交差点312と総称される。
自車マーク320は、車両10の位置と進行方向を示すためのマークである。自車マーク320の重心に配置される自車位置322は、車両10が存在する位置に対応する座標に配置されることによって、車両10が存在する位置を示す。自車マーク320の頂点に配置される自車方向324は、車両10の進行方向を示す。自車マーク320の自車方向324から道路310に沿うように案内経路330が示される。例えば、案内経路330は、第1道路310aから第1交差点312aまで進み、第1交差点312aにおいて左折して第2道路310bを進む経路である。案内経路330は道路310とは異なった色で示される。このように、地図画像300には自車マーク320と案内経路330が示される。
図4(a)-(d)は、表示制御装置230において受けつけられる地図画像300をそのまま表示装置240に表示した場合の画面を示す。図4(a)は、地図画像300の背景と案内経路330とがともに明るい色で表示される場合であり、図4(b)は、地図画像300の背景と案内経路330とがともに暗い色で表示される場合である。背景とは、地図画像300における自車マーク320と案内経路330以外の部分である。図4(c)は、地図画像300の背景が明るい色で表示され、かつ案内経路330が暗い色で表示される場合であり、図4(d)は、地図画像300の背景が暗い色で表示され、かつ案内経路330が明るい色で表示される場合である。このように、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が小さいと、案内経路330は見えづらくなるが、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が大きいと、案内経路330は見えやすくなる。
地図画像300が図4(a)あるいは図4(b)のように示される場合における表示制御装置230の処理を説明するために、ここでは図5(a)-(d)も使用する。図5(a)-(d)は、表示制御装置230における処理の概要を示す。図5(a)は、図4(a)と同様に、地図画像300の背景と案内経路330とがともに明るい色で表示される場合である。表示制御装置230は、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が小さい場合、案内経路330の方が地図画像300の背景よりも暗ければ、図5(b)に示すように、案内経路330をさらに暗くする。一方、表示制御装置230は、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が小さい場合、案内経路330の方が地図画像300の背景よりも明るければ、案内経路330をさらに明るくする。このような処理により、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が大きくされる。
図5(c)は、図4(d)と同様に、地図画像300の背景が暗い色で表示され、かつ案内経路330が明るい色で表示される場合である。しかしながら、案内経路330と道路310ともに明るい色で表示されるので、道路310と案内経路330との明暗の差が小さく、案内経路330は見えづらくなる。表示制御装置230は、案内経路330に隣接した隣接領域340と案内経路330との明暗の差が小さい場合、隣接領域340の方が案内経路330よりも暗ければ、図5(d)に示すように、隣接領域340をさらに暗くする。隣接領域340は、例えば、道路310上において案内経路330に隣接して設定される。一方、表示制御装置230は、隣接領域340と案内経路330との明暗の差が小さい場合、隣接領域340の方が案内経路330よりも明るければ、隣接領域340をさらに明るくする。このような処理により、隣接領域340と案内経路330との明暗の差が大きくされる。図2に戻る。
抽出部252は、入力部250において受けつけた地図画像300から自車マーク320を抽出する。抽出部252の処理を具体的に説明するために、ここでは図6(a)-(b)も使用する。図6(a)-(b)は、図2の抽出部252と取得部254における処理の概要を示す。図6(a)は、自車マーク320の形状を示す。これまでは、自車マーク320の形状を簡略化して三角形として示していたが、実際の自車マーク320は、自車方向324を示す頂点に対向する辺が内側に凹んだ形状を有する。自車マーク320は、例えば、赤色に着色されており、例えば、R、G、Bのそれぞれを0~255で示した場合に、150以上のRを有し、かつG、Bとの値の差が100以上のRを有する。抽出部252は、このような自車マーク320の画像を予めメモリに保存する。以下の説明では、これまでの説明と同様に自車マーク320を三角形で示すこともある。図6(b)は後述して図2に戻る。
抽出部252は、メモリに保存した自車マーク320の画像をもとに、地図画像300に対して画像認識処理を実行することによって、地図画像300から自車マーク320を抽出する。また、抽出部252は、メモリに保存した自車マーク320の画像により機械学習を実行することによって、地図画像300から自車マーク320を抽出してもよい。抽出部252は、自車マーク320を抽出する際に、自車位置322および自車方向324も取得する。
取得部254は、入力部250から地図画像300を受けつけるとともに、抽出部252から自車位置322および自車方向324の情報を受けつける。取得部254は、自車位置322から自車方向324に存在する画素の色情報を取得する。例えば、取得部254は、図6(b)のように、自車位置322から自車方向324に向かって一定画素数前に存在する判定領域332における色情報を取得する。一定画素数は例えば「3画素」であるが、一定画素数は「3画素」に限定されない。また、自車位置322は、「1画素以上」の広さを有する。色情報はRGBで示される。このように、取得部254は、抽出部252において抽出した自車マーク320によって示される進行方向に存在する画素の色情報を案内経路330の色情報として取得する。さらに、取得部254は、案内経路330の色情報を有する画素を案内経路330の位置情報として地図画像300から取得する。図2に戻る。
制御部256は、取得部254から受けつけた案内経路330の色情報と位置情報とを記録する。制御部256は、案内経路330の色情報をRGB形式からHSL形式に変換する。HSL形式とは、「色相(Hue)」「彩度(Saturation)」「輝度(Lightness)」で色彩を表現する形式であり、彩度を低下させた時に最も強い色と最も弱い色の中間に収束していく性質を有する。制御部256は、R・G・Bのうち、最大値(以下、「MAX」という)と最小値(以下、「MIN」という)をもとに、次のように輝度を導出する。
輝度L=(MAX+MIN)÷2
制御部256は、地図画像300全体の画素の色情報もRGB形式からHSL形式に変換することによって、地図画像300全体の画素の輝度を取得する。制御部256は、地図画像300全体の画素の輝度の平均値を計算することによって、地図画像300の輝度の平均値を取得する。制御部256は、案内経路330の色情報の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異を計算する。制御部256は、差異がしきい値以上である場合、入力部250において受けつけた地図画像300をそのまま表示装置240に表示させる。しきい値は、例えば「50」に設定される。しきい値は「50」に限定されず、実験等により決定されればよい。これは、図4(c)-(d)のように、地図画像300の背景と案内経路330との明暗の差が大きい場合に相当する。
制御部256は、差異がしきい値より小さい場合、案内経路330の色情報の輝度と、地図画像300の輝度の平均値とを比較する。制御部256は、案内経路330の色情報の輝度が地図画像300の輝度の平均値よりも大きければ、案内経路330の色情報の輝度を上げる。例えば、制御部256は、案内経路330の色情報の輝度に一定値を加算する。一方、制御部256は、案内経路330の色情報の輝度が地図画像300の輝度の平均値よりも小さければ、案内経路330の色情報の輝度を下げる。例えば、制御部256は、案内経路330の色情報の輝度から一定値を減算する。つまり、案内経路330の方が全体よりも明るい場合により明るく、暗い場合により暗くなるような補正がなされる。このように、制御部256は、案内経路330の色情報を有する画素の色情報を変更する。これは、図5(a)-(b)の処理に相当する。
次に、図5(c)-(d)の処理を説明する。取得部254は、案内経路330の色情報を有する画素のまとまりを案内経路330として認識するとともに、案内経路330に隣接した画素の色情報を取得する。案内経路330に隣接した画素は、図5(d)の隣接領域340に相当する。隣接領域340の広さは、案内経路330との境界からの距離として予め定められればよい。
制御部256は、取得部254から受けつけた隣接領域340の色情報と位置情報とを記録する。制御部256は、隣接領域340のそれぞれの色情報をRGB形式からHSL形式に変換することによって、隣接領域340のそれぞれの色情報の輝度を取得する。制御部256は、隣接領域340のそれぞれの色情報の輝度と、案内経路330の色情報の輝度との差異を計算する。制御部256は、差異がしきい値以上である場合、表示装置240の色情報を変更しない。ここでも、しきい値は、例えば「50」に設定される。この処理は、隣接領域340と案内経路330との明暗の差が大きい場合に相当する。
制御部256は、差異がしきい値より小さい場合、隣接領域340のそれぞれの色情報の輝度と、案内経路330の色情報の輝度とを比較する。制御部256は、隣接領域340の色情報の輝度が案内経路330の輝度よりも大きければ、隣接領域340の色情報の輝度を上げる。例えば、制御部256は、隣接領域340の色情報の輝度に一定値を加算する。一方、制御部256は、隣接領域340の色情報の輝度が案内経路330の輝度よりも小さければ、隣接領域340の色情報の輝度を下げる。例えば、制御部256は、隣接領域340の色情報の輝度から一定値を減算する。つまり、隣接領域340の方が案内経路330よりも明るい場合により明るく、暗い場合により暗くなるような補正がなされる。このように、制御部256は、隣接領域340の色情報を変更する。
ここでは、隣接領域340に対する処理を図7も使用しながらさらに詳細に説明する。図7は、制御部256における処理の概要を示しており、第1交差点312aの近傍を拡大した図である。表示装置240の画面サイズは1920×720であり、各画素が座標(0,0)のように示される。制御部256は、案内経路330に含まれる画素P(6,6)の上下左右の画素の色情報を取得する。これらは、画素A(5,6)、B(7,6)、C(6,5)、D(6,7)の色情報に相当する。制御部256は、画素A(5,6)、B(7,6)、C(6,5)、D(6,7)の色情報が画素P(6,6)の色情報と同一でない場合、同一でない画素と画素P(6,6)との輝度の差異を前述のように計算する。
ここでは、画素B(7,6)、C(6,5)の色が画素P(6,6)の色と同一であるので、差異は計算されない。一方、画素A(5,6)、D(6,7)の色が画素P(6,6)の色と異なるので、差異の計算がなされる。差異がしきい値よりも小さい画素が存在する場合、当該画素に対して輝度変更の処理がなされる。例えば、制御部256は、画素A(5,6)、D(6,7)が画素P(6,6)より暗い場合に、画素A(5,6)、D(6,7)をより暗く、明るい場合に画素A(5,6)、D(6,7)をより明るくする。その結果、差異が大きくなる。この例では、隣接領域340の広さを1画素としているが、隣接領域340の広さが2画素以上であってもよい。図2に戻る。
制御部256は、画素の色情報の輝度が変更された地図画像300の色情報の輝度に対して、HSL形式からRGB形式への変換を実行することによって、地図画像300の色情報を取得する。制御部256は、地図画像300を表示装置240に表示させる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSI(Large Scale Integration)で実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による電子表示式メータ200の動作を説明する。図8は、表示制御装置230における処理手順を示すフローチャートである。入力部250は、地図画像300を受けつける(S10)。抽出部252は、地図画像300から自車マーク320を抽出する(S12)。取得部254は、案内経路330の色情報を取得する(S14)。制御部256は、色情報をRGB形式からHSL形式に変換する(S16)。案内経路330の輝度と地図画像300の輝度との差異がしきい値より小さい場合(S18のY)、案内経路330の輝度の方が大きければ(S20のY)、制御部256は案内経路330の輝度を上げる(S22)。案内経路330の輝度の方が大きくなければ(S20のN)、制御部256は案内経路330の輝度を下げる(S24)。案内経路330の輝度と地図画像300の輝度との差異がしきい値より小さくない場合(S18のN)、ステップ20からステップ24の処理は省略される。
取得部254は、隣接領域340の色情報を取得する(S26)。制御部256は、色情報をRGB形式からHSL形式に変換する(S28)。隣接領域340の輝度と案内経路330の輝度との差異がしきい値より小さい場合(S30のY)、隣接領域340の輝度の方が大きければ(S32のY)、制御部256は隣接領域340の輝度を上げる(S34)。隣接領域340の輝度の方が大きくなければ(S32のN)、制御部256は隣接領域340の輝度を下げる(S36)。隣接領域340の輝度と案内経路330の輝度との差異がしきい値より小さくない場合(S30のN)、ステップ32からステップ36の処理は省略される。制御部256は、地図画像300を表示装置240に表示させる(S38)。
本実施例によれば、案内経路330の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、地図画像300において案内経路330の色情報を変更するので、案内経路330の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異を大きくできる。また、案内経路330の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異が大きくなるので、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上できる。
また、案内経路330の輝度が地図画像300の輝度の平均値よりも大きければ、案内経路330の色情報の輝度を上げるので、案内経路330と地図画像300との明るさの違いを大きくできる。また、案内経路330の輝度が地図画像300の輝度の平均値よりも小さければ、案内経路330の色情報の輝度を下げるので、案内経路330と地図画像300との明るさの違いを大きくできる。また、案内経路330の輝度と、地図画像300の輝度の平均値との差異がしきい値以上である場合、輝度を変更しないので、処理量の増加を抑制できる。
また、隣接領域340の輝度と、案内経路330の輝度との差異がしきい値より小さい場合、隣接領域340の色情報を変更するので、隣接領域340の輝度と案内経路330の輝度との差異を大きくできる。また、隣接領域340の輝度と案内経路330の輝度との差異が大きくなるので、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上できる。
また、隣接領域340の輝度が案内経路330の輝度よりも大きければ、隣接領域340の輝度を上げるので、隣接領域340と案内経路330との明るさの違いを大きくできる。また、隣接領域340の輝度が案内経路330の輝度よりも小さければ隣接領域340の輝度を下げるので、隣接領域340と案内経路330との明るさの違いを大きくできる。また、隣接領域340の輝度と、案内経路330の輝度との差異がしきい値以上である場合、輝度を変更しないので、処理量の増加を抑制できる。
実施例は、以下の項目によって特定されてもよい。本開示のある態様の表示制御装置は、車両に搭載可能な表示制御装置であって、車両の進行方向が示された自車マークと、自車マークからの案内経路とが示された地図画像を受けつける入力部と、入力部において受けつけた地図画像から自車マークを抽出する抽出部と、抽出部において抽出した自車マークによって示される進行方向に存在する画素の色情報を案内経路の色情報として取得する取得部と、取得部において取得した案内経路の色情報の輝度と、入力部において受けつけた地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、地図画像において案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、画素の色情報が変更された地図画像を表示装置に表示させる制御部と、を備える。
この態様によると、案内経路の色情報の輝度と、地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、地図画像において案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更するので、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上できる。
制御部は、案内経路の色情報の輝度と、地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、案内経路の色情報の輝度が地図画像の輝度の平均値よりも大きければ、案内経路の色情報の輝度を上げるように、案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、案内経路の色情報の輝度が地図画像の輝度の平均値よりも小さければ、案内経路の色情報の輝度を下げるように、案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更してもよい。この場合、案内経路の色情報の輝度が地図画像の輝度の平均値よりも大きければ、案内経路の色情報の輝度を上げ、小さければ案内経路の色情報の輝度を下げるので、案内経路と地図画像との明るさの違いを大きくできる。
制御部は、案内経路の色情報の輝度と、地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値以上である場合、入力部において受けつけた地図画像を表示装置に表示させてもよい。この場合、案内経路の色情報の輝度と、地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値以上である場合、輝度を変更しないので、処理量の増加を抑制できる。
取得部は、案内経路の色情報を有する画素のまとまりを案内経路として認識するとともに、案内経路に隣接した画素の色情報を取得し、制御部は、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、案内経路の輝度との差異がしきい値より小さい場合、地図画像において案内経路に隣接した画素の色情報を変更し、画素の色情報を変更した地図画像を表示装置に表示させてもよい。この場合、案内経路に隣接した画素の輝度と、案内経路の色情報の輝度との差異がしきい値より小さい場合、案内経路に隣接した画素の色情報を変更するので、画面上の表示の複雑化を抑制しながら、色覚障害をもつ方の視認性を向上できる。
制御部は、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、案内経路の輝度との差異がしきい値より小さい場合、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度が案内経路の輝度よりも大きければ、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度を上げるように、案内経路に隣接した画素の色情報を変更し、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度が案内経路の輝度よりも小さければ、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度を下げるように、案内経路に隣接した画素の色情報を変更してもよい。この場合、案内経路に隣接した画素の輝度が案内経路の色情報の輝度よりも大きければ、案内経路に隣接した画素の輝度を上げ、小さければ案内経路に隣接した画素の輝度を下げるので、案内経路に隣接した画素と案内経路との明るさの違いを大きくできる。
制御部は、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、案内経路の輝度との差異がしきい値以上である場合、案内経路に隣接した画素の色情報を変更しない。この場合、案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、案内経路の輝度との差異がしきい値以上である場合、輝度を変更しないので、処理量の増加を抑制できる。
表示制御装置と、表示装置と、を備えてもよい。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。実施例は例示であり、それらの各構成要素または各処理プロセスの組み合わせに、いろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 車両、 50 ダッシュボード、 52 ウインドシールド、 54 ステアリングホイール、 56 センターコンソール、 100 ナビゲーション装置、 200 電子表示式メータ、 230 表示制御装置、 240 表示装置、 250 入力部、 252 抽出部、 254 取得部、 256 制御部。

Claims (8)

  1. 車両に搭載可能な表示制御装置であって、
    前記車両の進行方向が示された自車マークと、前記自車マークからの案内経路とが示された地図画像を受けつける入力部と、
    前記入力部において受けつけた前記地図画像から前記自車マークを抽出する抽出部と、
    前記抽出部において抽出した前記自車マークによって示される前記進行方向に存在する画素の色情報を前記案内経路の色情報として取得する取得部と、
    前記取得部において取得した前記案内経路の色情報の輝度と、前記入力部において受けつけた前記地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、前記地図画像において前記案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、前記画素の色情報が変更された前記地図画像を表示装置に表示させる制御部と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記制御部は、前記案内経路の色情報の輝度と、前記地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、前記案内経路の色情報の輝度が前記地図画像の輝度の平均値よりも大きければ、前記案内経路の色情報の輝度を上げるように、前記案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、前記案内経路の色情報の輝度が前記地図画像の輝度の平均値よりも小さければ、前記案内経路の色情報の輝度を下げるように、前記案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更する請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記制御部は、前記案内経路の色情報の輝度と、前記地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値以上である場合、前記入力部において受けつけた前記地図画像を前記表示装置に表示させる請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記取得部は、前記案内経路の色情報を有する画素のまとまりを前記案内経路として認識するとともに、前記案内経路に隣接した画素の色情報を取得し、
    前記制御部は、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、前記案内経路の輝度との差異がしきい値より小さい場合、前記地図画像において前記案内経路に隣接した画素の色情報を変更し、前記画素の色情報を変更した前記地図画像を表示装置に表示させる請求項1から3のいずれかに記載の表示制御装置。
  5. 前記制御部は、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、前記案内経路の輝度との差異がしきい値より小さい場合、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度が前記案内経路の輝度よりも大きければ、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度を上げるように、前記案内経路に隣接した画素の色情報を変更し、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度が前記案内経路の輝度よりも小さければ、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度を下げるように、前記案内経路に隣接した画素の色情報を変更する請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記制御部は、前記案内経路に隣接した画素の色情報の輝度と、前記案内経路の輝度との差異がしきい値以上である場合、前記案内経路に隣接した画素の色情報を変更しない請求項4または5に記載の表示制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の表示制御装置と、
    表示装置と、
    を備えることを特徴とする車載装置。
  8. 車両に搭載可能な表示制御装置におけるプログラムであって、
    前記車両の進行方向が示された自車マークと、前記自車マークからの案内経路とが示された地図画像を受けつけるステップと、
    受けつけた前記地図画像から前記自車マークを抽出するステップと、
    抽出した前記自車マークによって示される前記進行方向に存在する画素の色情報を前記案内経路の色情報として取得するステップと、
    取得した前記案内経路の色情報の輝度と、受けつけた前記地図画像の輝度の平均値との差異がしきい値より小さい場合、前記地図画像において前記案内経路の色情報を有する画素の色情報を変更し、前記画素の色情報が変更された前記地図画像を表示装置に表示させるステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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