JP2022145039A - 真空ポンプおよび排気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル、または銘板に関する現場での作業性を向上できる真空ポンプおよび排気システムを提供する。【解決手段】回転体103の回転によりガスを吸気口101から吸引するポンプ本体300と、ポンプ本体300を制御する制御装置200と、を有し、ポンプ本体300および制御装置200が一体となった真空ポンプ100であって、回転体103を回転可能に収容するケーシング310に配置された配管構造部と、制御装置200に配置されたコネクタ部と、インターフェイスパネル210と、真空ポンプ100に関連する記載を含む銘板340と、を有し、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つは、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、真空ポンプおよび排気システムに関する。
半導体製造装置、液晶製造装置、電子顕微鏡、表面分析装置または微細加工装置等は、装置内の環境を高度の真空状態にすることが必要である。これらの装置の内部を高度の真空状態とするために、真空ポンプが用いられている。
真空ポンプは、ガスを吸気口から吸引するポンプ本体に、ポンプ本体を制御する制御装置や、工場設備の配管と接続される配管構造部が配置される。制御装置には、一般的に、外部装置との通信を行うための通信ケーブルや電源ケーブル等を接続するコネクタ部が配置されたインターフェイスパネルが設けられる。真空ポンプの新規設置時やオーバーホールでの脱着時には、作業者が配管構造部やインターフェイスパネルにアクセスして作業する必要がある。
ところで、真空ポンプが使用される製造設備では、製造用の各装置のチャンバに真空ポンプが取り付けられることで、複数台の真空ポンプが配置される場合がある。このような場合、各製造装置が、装置間でのワークの搬送性や省スペース化を考慮して配置されることで、真空ポンプによって作業者がアクセスしやすい位相(回転方向の位置)が異なりやすい。このため、予め各チャンバに合わせて、真空ポンプの配管構造部やインターフェイスパネル等の位相を変更した複数の仕様が求められる。
このため、例えば特許文献1には、ポンプ本体に対する電源装置の取り付け位相を変更できる構造が開示されている。特許文献1に開示されたポンプを使用することで、電源装置を、作業しやすい位置に配置できる。
特許第5353838号明細書
真空ポンプに、ポンプ本体に対する電源装置の取り付け位相を変更できる構造を設ける場合、現場でポンプ本体から電源装置の脱着を行う必要があり、限られたスペースでの作業となるために現実的ではない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル、または銘板に関する現場での作業性を向上できる真空ポンプおよび排気システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る真空ポンプの一態様は、回転体の回転によりガスを吸気口から吸引するポンプ本体と、前記ポンプ本体を制御する制御装置と、を有し、前記ポンプ本体および前記制御装置が一体となった真空ポンプであって、前記回転体を回転可能に収容するケーシングに配置された配管構造部と、前記制御装置に配置されたコネクタ部と、インターフェイスパネルと、前記真空ポンプに関連する記載を含む銘板と、を有し、前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸を中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されていることを特徴とする。
上記のように構成した真空ポンプの一態様は、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル、または銘板の少なくとも1つが、異なる位相で同一の機能を有して配置されるため、作業可能なスペースや接続対象の位置に対応して、同一機能を有する構成のいずれかを選択して使用できる。このため、真空ポンプは、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル、または銘板に関する現場での作業性を向上できる。
前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸に沿う方向から見て点対称で複数配置されてもよい。これにより、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル、または銘板の少なくとも1つが、異なる位相に効率よく離れて配置される。したがって、点対称で複数配置される同一機能を有する構成が、異なる位相に効率よく分散して配置される。したがって、点対称で複数配置される同一機能を有する構成から、望ましい位置にある構成の1つを見つけやすい。
前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸に沿う方向から見て回転対称で複数配置されてもよい。これにより、複数配置される同一機能を有する構成が、回転軸を中心に周方向へ等間隔で配置される。したがって、複数配置される同一機能を有する構成から、望ましい位置にある構成の1つをより効果的に見つけやすい。
上記目的を達成する本発明に係る真空ポンプの他の態様は、回転体の回転によりガスを吸気口から吸引する真空ポンプであって、前記回転体を回転可能に収容するケーシングに配置された配管構造部、を有し、前記配管構造部は、前記回転体の回転軸を中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されていることを特徴とする。
上記のように構成した真空ポンプの他の態様は、配管構造部が、異なる位相で同一の機能を有して配置されるため、作業可能なスペースや接続対象の位置に対応して、同一機能を有する構成のいずれかを選択して使用できる。このため、真空ポンプは、配管構造部に関する現場での作業性を向上できる。
上記目的を達成する本発明に係る排気システムは、前記真空ポンプが複数台配置され、前記真空ポンプの大気圧からの排気運転を補助するバックポンプを有する排気システムであって、複数の前記真空ポンプの前記配管構造部からの配管が集合する集合部と、前記集合部から吸気するブースタポンプと、を有することを特徴とする。
上記のように構成した排気システムは、ブースタポンプを有することでブースタポンプより末端の排気管を減少させて、省スペース化を図ることができる。また、各々の真空ポンプが、回転体の回転軸を中心に異なる位相で配置される複数の配管構造部を有しているため、各々の真空ポンプからブースタポンプへ接続するために適切な配管構造部を選択でき、複数の真空ポンプから共通するブースタポンプへ排気する構成とすることが容易となる。
真空ポンプの縦断面図である。 アンプ回路の回路図である。 電流指令値が検出値より大きい場合の制御を示すタイムチャートである。 電流指令値が検出値より小さい場合の制御を示すタイムチャートである。 実施形態に係る真空ポンプの正面図である。 実施形態に係る真空ポンプの下面図である。 複数の真空ポンプを備えた製造設備を示す正面図である。 図7に示す製造設備の真空ポンプを下方から見た下面図である。 複数の真空ポンプを備えた製造設備の他の例を示す正面図である。 真空ポンプの変形例を示す縦断面図である。 真空ポンプの変形例を示す下面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法は、説明の都合上、誇張されて実際の寸法とは異なる場合がある。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の実施形態に係る真空ポンプ100は、高速回転する回転体の回転ブレードが気体分子を弾き飛ばすことによりガスを排気するターボ分子ポンプ100である。ターボ分子ポンプ100は、例えば半導体製造装置等のチャンバからガスを吸引して排気するために使用される。まず、ターボ分子ポンプ100の基本構成について説明する。
このターボ分子ポンプ100の縦断面図を図1に示す。図1において、ターボ分子ポンプ100は、円筒状の外筒127の上端に吸気口101が形成されている。そして、外筒127の内方には、ガスを吸引排気するためのタービンブレードである複数の回転翼102(102a、102b、102c・・・)を周部に放射状かつ多段に形成した回転体103が備えられている。この回転体103の中心にはロータ軸113が取り付けられており、このロータ軸113は、例えば5軸制御の磁気軸受により空中に浮上支持かつ位置制御されている。回転体103は、一般的に、アルミニウム又はアルミニウム合金などの金属によって構成されている。
上側径方向電磁石104は、4個の電磁石がX軸とY軸とに対をなして配置されている。この上側径方向電磁石104に近接して、かつ上側径方向電磁石104のそれぞれに対応して4個の上側径方向センサ107が備えられている。上側径方向センサ107は、例えば伝導巻線を有するインダクタンスセンサや渦電流センサなどが用いられ、ロータ軸113の位置に応じて変化するこの伝導巻線のインダクタンスの変化に基づいてロータ軸113の位置を検出する。この上側径方向センサ107はロータ軸113、すなわちそれに固定された回転体103の径方向変位を検出し、制御装置200に送るように構成されている。
この制御装置200においては、例えばPID調節機能を有する補償回路が、上側径方向センサ107によって検出された位置信号に基づいて、上側径方向電磁石104の励磁制御指令信号を生成し、図2に示すアンプ回路150(後述する)が、この励磁制御指令信号に基づいて、上側径方向電磁石104を励磁制御することで、ロータ軸113の上側の径方向位置が調整される。
そして、このロータ軸113は、高透磁率材(鉄、ステンレスなど)などにより形成され、上側径方向電磁石104の磁力により吸引されるようになっている。かかる調整は、X軸方向とY軸方向とにそれぞれ独立して行われる。また、下側径方向電磁石105及び下側径方向センサ108が、上側径方向電磁石104及び上側径方向センサ107と同様に配置され、ロータ軸113の下側の径方向位置を上側の径方向位置と同様に調整している。
さらに、軸方向電磁石106A、106Bが、ロータ軸113の下部に備えた円板状の金属ディスク111を上下に挟んで配置されている。金属ディスク111は、鉄などの高透磁率材で構成されている。ロータ軸113の軸方向変位を検出するために軸方向センサ109が備えられ、その軸方向位置信号が制御装置200に送られるように構成されている。
そして、制御装置200において、例えばPID調節機能を有する補償回路が、軸方向センサ109によって検出された軸方向位置信号に基づいて、軸方向電磁石106Aと軸方向電磁石106Bのそれぞれの励磁制御指令信号を生成し、アンプ回路150が、これらの励磁制御指令信号に基づいて、軸方向電磁石106Aと軸方向電磁石106Bをそれぞれ励磁制御することで、軸方向電磁石106Aが磁力により金属ディスク111を上方に吸引し、軸方向電磁石106Bが金属ディスク111を下方に吸引し、ロータ軸113の軸方向位置が調整される。
このように、制御装置200は、この軸方向電磁石106A、106Bが金属ディスク111に及ぼす磁力を適当に調節し、ロータ軸113を軸方向に磁気浮上させ、空間に非接触で保持するようになっている。なお、これら上側径方向電磁石104、下側径方向電磁石105及び軸方向電磁石106A、106Bを励磁制御するアンプ回路150については、後述する。
一方、モータ121は、ロータ軸113を取り囲むように周状に配置された複数の磁極を備えている。各磁極は、ロータ軸113との間に作用する電磁力を介してロータ軸113を回転駆動するように、制御装置200によって制御されている。また、モータ121には図示しない例えばホール素子、レゾルバ、エンコーダなどの回転速度センサが組み込まれており、この回転速度センサの検出信号によりロータ軸113の回転速度が検出されるようになっている。
さらに、例えば下側径方向センサ108近傍に、図示しない位相センサが取り付けてあり、ロータ軸113の回転の位相を検出するようになっている。制御装置200では、この位相センサと回転速度センサの検出信号を共に用いて磁極の位置を検出するようになっている。
回転翼102(102a、102b、102c・・・)とわずかの空隙を隔てて複数枚の固定翼123(123a、123b、123c・・・)が配設されている。回転翼102(102a、102b、102c・・・)は、それぞれ排気ガスの分子を衝突により下方向に移送するため、ロータ軸113の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成されている。固定翼123(123a、123b、123c・・・)は、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、銅などの金属、又はこれらの金属を成分として含む合金などの金属によって構成されている。
また、固定翼123も、同様にロータ軸113の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成され、かつ外筒127の内方に向けて回転翼102の段と互い違いに配設されている。そして、固定翼123の外周端は、複数の段積みされた固定翼スペーサ125(125a、125b、125c・・・)の間に嵌挿された状態で支持されている。
固定翼スペーサ125はリング状の部材であり、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、銅などの金属、又はこれらの金属を成分として含む合金などの金属によって構成されている。固定翼スペーサ125の外周には、わずかの空隙を隔てて外筒127が固定されている。外筒127の底部にはベース部129が配設されている。ベース部129には排気口133が形成され、外部に連通されている。チャンバ(真空チャンバ)側から吸気口101に入ってベース部129に移送されてきた排気ガスは、排気口133へと送られる。
さらに、ターボ分子ポンプ100の用途によって、固定翼スペーサ125の下部とベース部129の間には、ねじ溝ステータ131(ステータ)が配設される。ねじ溝ステータ131は、アルミニウム、銅、ステンレス、鉄、又はこれらの金属を成分とする合金などの金属によって構成された円筒状の部材であり、その内周面に螺旋状のねじ溝131aが複数条刻設されている。ねじ溝131aの螺旋の方向は、回転体103の回転方向に排気ガスの分子が移動したときに、この分子が排気口133の方へ移送される方向である。回転体103の回転翼102(102a、102b、102c・・・)に続く最下部には円筒部102dが垂下されている。この円筒部102dの外周面は、円筒状で、かつねじ溝ステータ131の内周面に向かって張り出されており、このねじ溝ステータ131の内周面と所定のギャップ量を隔てて近接されている。回転翼102および固定翼123によってねじ溝131aに移送されてきた排気ガスは、ねじ溝131aに案内されつつベース部129へと送られる。
ベース部129は、ターボ分子ポンプ100の基底部を構成する円盤状の部材であり、一般には鉄、アルミニウム、ステンレスなどの金属によって構成されている。ベース部129はターボ分子ポンプ100を物理的に保持すると共に、熱の伝導路の機能も兼ね備えているので、鉄、アルミニウムや銅などの剛性があり、熱伝導率も高い金属が使用されるのが望ましい。
かかる構成において、回転翼102がロータ軸113と共にモータ121により回転駆動されると、回転翼102と固定翼123の作用により、吸気口101を通じてチャンバから排気ガスが吸気される。回転翼102の回転速度は通常20000rpm~90000rpmであり、回転翼102の先端での周速度は200m/s~400m/sに達する。吸気口101から吸気された排気ガスは、回転翼102と固定翼123の間を通り、ベース部129へ移送される。このとき、排気ガスが回転翼102に接触する際に生ずる摩擦熱や、モータ121で発生した熱の伝導などにより、回転翼102の温度は上昇するが、この熱は、輻射又は排気ガスの気体分子などによる伝導により固定翼123側に伝達される。
固定翼スペーサ125は、外周部で互いに接合しており、固定翼123が回転翼102から受け取った熱や排気ガスが固定翼123に接触する際に生ずる摩擦熱などを外部へと伝達する。
なお、上記では、ねじ溝ステータ131は回転体103の円筒部102dの外周に配設し、ねじ溝ステータ131の内周面にねじ溝131aが刻設されているとして説明した。しかしながら、これとは逆に円筒部102dの外周面にねじ溝が刻設され、その周囲に円筒状の内周面を有するスペーサが配置される場合もある。
また、ターボ分子ポンプ100の用途によっては、吸気口101から吸引されたガスが上側径方向電磁石104、上側径方向センサ107、モータ121、下側径方向電磁石105、下側径方向センサ108、軸方向電磁石106A、106B、軸方向センサ109などで構成される電装部に侵入することのないよう、電装部は周囲をステータコラム122で覆われ、このステータコラム122内はパージガスにて所定圧に保たれる場合もある。
この場合には、ベース部129には図示しない配管が配設され、この配管を通じてパージガスが導入される。導入されたパージガスは、保護ベアリング120とロータ軸113間、モータ121のロータとステータ間、ステータコラム122と回転翼102の内周側円筒部の間の隙間を通じて排気口133へ送出される。
ここに、ターボ分子ポンプ100は、機種の特定と、個々に調整された固有のパラメータ(例えば、機種に対応する諸特性)に基づいた制御を要する。この制御パラメータを格納するために、上記ターボ分子ポンプ100は、その本体内に電子回路部141を備えている。電子回路部141は、EEP-ROM等の半導体メモリ及びそのアクセスのための半導体素子等の電子部品、それらの実装用の基板143等から構成される。この電子回路部141は、ターボ分子ポンプ100の下部を構成するベース部129の例えば中央付近の図示しない回転速度センサの下部に収容され、気密性の底蓋145によって閉じられている。
ところで、半導体の製造工程では、チャンバに導入されるプロセスガスの中には、その圧力が所定値よりも高くなり、或いは、その温度が所定値よりも低くなると、固体となる性質を有するものがある。ターボ分子ポンプ100内部では、排気ガスの圧力は、吸気口101で最も低く排気口133で最も高い。プロセスガスが吸気口101から排気口133へ移送される途中で、その圧力が所定値よりも高くなったり、その温度が所定値よりも低くなったりすると、プロセスガスは、固体状となり、ターボ分子ポンプ100内部に付着して堆積する。
例えば、Alエッチング装置にプロセスガスとしてSiClが使用された場合、低真空(760[torr]~10-2[torr])かつ、低温(約20[℃])のとき、固体生成物(例えばAlCl)が析出し、ターボ分子ポンプ100内部に付着堆積することが蒸気圧曲線からわかる。これにより、ターボ分子ポンプ100内部にプロセスガスの析出物が堆積すると、この堆積物がポンプ流路を狭め、ターボ分子ポンプ100の性能を低下させる原因となる。そして、前述した生成物は、排気口133付近やねじ溝ステータ131付近の圧力が高い部分で凝固、付着し易い状況にあった。
そのため、この問題を解決するために、従来はベース部129等の外周に図示しないヒータや環状の水冷管149を巻着させ、かつ例えばベース部129に図示しない温度センサ(例えばサーミスタ)を埋め込み、この温度センサの信号に基づいてベース部129の温度を一定の高い温度(設定温度)に保つようにヒータの加熱や水冷管149による冷却の制御(以下TMSという。TMS;Temperature Management System)が行われている。
次に、このように構成されるターボ分子ポンプ100に関して、その上側径方向電磁石104、下側径方向電磁石105及び軸方向電磁石106A、106Bを励磁制御するアンプ回路150について説明する。このアンプ回路150の回路図を図2に示す。
図2において、上側径方向電磁石104等を構成する電磁石巻線151は、その一端がトランジスタ161を介して電源171の正極171aに接続されており、また、その他端が電流検出回路181及びトランジスタ162を介して電源171の負極171bに接続されている。そして、トランジスタ161、162は、いわゆるパワーMOSFETとなっており、そのソース-ドレイン間にダイオードが接続された構造を有している。
このとき、トランジスタ161は、そのダイオードのカソード端子161aが正極171aに接続されるとともに、アノード端子161bが電磁石巻線151の一端と接続されるようになっている。また、トランジスタ162は、そのダイオードのカソード端子162aが電流検出回路181に接続されるとともに、アノード端子162bが負極171bと接続されるようになっている。
一方、電流回生用のダイオード165は、そのカソード端子165aが電磁石巻線151の一端に接続されるとともに、そのアノード端子165bが負極171bに接続されるようになっている。また、これと同様に、電流回生用のダイオード166は、そのカソード端子166aが正極171aに接続されるとともに、そのアノード端子166bが電流検出回路181を介して電磁石巻線151の他端に接続されるようになっている。そして、電流検出回路181は、例えばホールセンサ式電流センサや電気抵抗素子で構成されている。
以上のように構成されるアンプ回路150は、一つの電磁石に対応されるものである。そのため、磁気軸受が5軸制御で、電磁石104、105、106A、106Bが合計10個ある場合には、電磁石のそれぞれについて同様のアンプ回路150が構成され、電源171に対して10個のアンプ回路150が並列に接続されるようになっている。
さらに、アンプ制御回路191は、例えば、制御装置200の図示しないディジタル・シグナル・プロセッサ部(以下、DSP部という)によって構成され、このアンプ制御回路191は、トランジスタ161、162のon/offを切り替えるようになっている。
アンプ制御回路191は、電流検出回路181が検出した電流値(この電流値を反映した信号を電流検出信号191cという)と所定の電流指令値とを比較するようになっている。そして、この比較結果に基づき、PWM制御による1周期である制御サイクルTs内に発生させるパルス幅の大きさ(パルス幅時間Tp1、Tp2)を決めるようになっている。その結果、このパルス幅を有するゲート駆動信号191a、191bを、アンプ制御回路191からトランジスタ161、162のゲート端子に出力するようになっている。
なお、回転体103の回転速度の加速運転中に共振点を通過する際や定速運転中に外乱が発生した際等に、高速かつ強い力での回転体103の位置制御をする必要がある。そのため、電磁石巻線151に流れる電流の急激な増加(あるいは減少)ができるように、電源171としては、例えば50V程度の高電圧が使用されるようになっている。また、電源171の正極171aと負極171bとの間には、電源171の安定化のために、通常コンデンサが接続されている(図示略)。
かかる構成において、トランジスタ161、162の両方をonにすると、電磁石巻線151に流れる電流(以下、電磁石電流iLという)が増加し、両方をoffにすると、電磁石電流iLが減少する。
また、トランジスタ161、162の一方をonにし他方をoffにすると、いわゆるフライホイール電流が保持される。そして、このようにアンプ回路150にフライホイール電流を流すことで、アンプ回路150におけるヒステリシス損を減少させ、回路全体としての消費電力を低く抑えることができる。また、このようにトランジスタ161、162を制御することにより、ターボ分子ポンプ100に生じる高調波等の高周波ノイズを低減することができる。さらに、このフライホイール電流を電流検出回路181で測定することで電磁石巻線151を流れる電磁石電流iLが検出可能となる。
すなわち、検出した電流値が電流指令値より小さい場合には、図3に示すように制御サイクルTs(例えば100μs)中で1回だけ、パルス幅時間Tp1に相当する時間分だけトランジスタ161、162の両方をonにする。そのため、この期間中の電磁石電流iLは、正極171aから負極171bへ、トランジスタ161、162を介して流し得る電流値iLmax(図示せず)に向かって増加する。
一方、検出した電流値が電流指令値より大きい場合には、図4に示すように制御サイクルTs中で1回だけパルス幅時間Tp2に相当する時間分だけトランジスタ161、162の両方をoffにする。そのため、この期間中の電磁石電流iLは、負極171bから正極171aへ、ダイオード165、166を介して回生し得る電流値iLmin(図示せず)に向かって減少する。
そして、いずれの場合にも、パルス幅時間Tp1、Tp2の経過後は、トランジスタ161、162のどちらか1個をonにする。そのため、この期間中は、アンプ回路150にフライホイール電流が保持される。
次に、本実施形態に係る真空ポンプ100について説明する。
真空ポンプ100は、図5および6に示すように、回転体103の回転によりガスを吸気口101から吸引するポンプ本体300と、ポンプ本体300を制御する制御装置200とを有し、ポンプ本体300および制御装置200が一体となっている。
ポンプ本体300は、回転体103を回転可能に収容するケーシング310に、配管構造部として、排気口133と、水冷管149へ冷却水を流通させる冷却水口320と、ステータコラム122内にパージガスを供給するパージポート(図示せず)と、真空ポンプ100に関連する記載を含む銘板340とが配置されている。銘板340は、例えば、製品名、型式、製造年、製造元、製造番号、電圧や回転数や圧力などの動作情報、使用方法、注意情報等が記載されている。銘板340は、制御装置200に配置されてもよい。
排気口133は、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で4つ設けられている。4つの排気口133は、回転軸Xに沿う方向から見て、点対称かつ回転対称で配置される。4つの排気口133は、回転軸Xを中心に周方向へ均等に配置されることが好ましいが、これに限定されない。4つの排気口133は、回転軸Xに沿う方向へ同じ位置(同じ高さ)に配置されるが、回転軸Xに沿う方向へずれて配置されることもあり得る。4つの排気口133は、ケーシング310の内部で連通し、ガスを排出するという同一の機能を有している。したがって、1つの排気口133が機能すれば、他の排気口133は機能せずに閉鎖されてもよい。なお、回転軸Xを中心に異なる位相で設けられる排気口133の数は、4つに限定されない。
冷却水口320は、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で2つ設けられている。2つの冷却水口320は、回転軸Xに沿う方向から見て、点対称かつ回転対称で配置される。2つの冷却水口320は、回転軸Xを中心に周方向へ均等に配置されることが好ましいが、これに限定されない。2つの冷却水口320は、回転軸Xに沿う方向へ同じ位置に配置されるが、回転軸Xに沿う方向へずれて配置されることもあり得る。各々の冷却水口320は、冷却水を取り入れる取水口321および放出する放出口322を備え、同一の機能を有している。したがって、1つの冷却水口320が機能すれば、他の冷却水口320は、取水口321および放出口322を短い管323(図8を参照)により短絡して閉鎖されてよい。なお、回転軸Xを中心に異なる位相で設けられる冷却水口320の数は、2つに限定されない。
また、パージポートや銘板340も、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で2つ以上設けられてもよいが、1つであってもよい。
制御装置200は、複数のインターフェイスパネル210を有している。インターフェイスパネル210は、各種コネクタ、スイッチ、ランプ等が配置されるパネルである。各々のインターフェイスパネル210には、例えば、電源ケーブルを接続可能な電源コネクタ211(コネクタ部)、外部の機器(例えば、コンピュータやモニタなど)と通信するケーブルを接続可能な通信コネクタ212(コネクタ部)、電源のオン-オフを切り替える電源スイッチ213、各種運転状況を知らせる通知用ランプ214等が配置される。なお、これらの機能の一部(例えば、コネクタ部)は、インターフェイスパネル210以外の位置に配置されてもよい。
インターフェイスパネル210は、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で2つ設けられている。2つのインターフェイスパネル210は、回転軸Xに沿う方向から見て、点対称かつ回転対称で配置される。2つのインターフェイスパネル210は、回転軸Xを中心に周方向へ均等に配置されることが好ましいが、これに限定されない。2つのインターフェイスパネル210は、回転軸Xに沿う方向へ同じ位置に配置されるが、回転軸Xに沿う方向へずれて配置されることもあり得る。各々のインターフェイスパネル210は、同一の機能を有している。したがって、1つのインターフェイスパネル210が機能すれば、他のインターフェイスパネル210は、使用されなくてよい。使用されないインターフェイスパネル210は、使用できないように設定をオフとすることができてもよい。
次に、本実施形態に係る真空ポンプ100を複数配置して使用する場合の例を説明する。例えば、図7および8に示す配置例のように、1つの製造設備において、本実施形態に係る共通化された構造の2つの真空ポンプ100の各々が、異なる装置のチャンバ400に接続される。各々の真空ポンプ100は、吸気口101が設けられる吸気フランジ350によってチャンバ400に接続される。
各々の真空ポンプ100は、排気口133の1つが排気管401に接続される。排気管401は、真空ポンプ100の大気圧からの排気運転を補助するバックポンプ402に接続されている。バックポンプ402は、例えば、気密に油を使用しないドライポンプである。また、真空ポンプ100の周囲は、取り外し可能な壁パネル403で覆われており、真空ポンプ100へのアクセスが必要な場合にのみ、壁パネル403が取り外される。
真空ポンプ100の新規設置時やオーバーホール時に作業者が作業を行うスペースや、接続する配管やケーブル等の位置は、各々の真空ポンプ100によって異なることが多い。共通する構造を備える各々の真空ポンプ100は、複数の排気口133を有するため、排気管401に接続しやすい排気口133を、または確保できる作業スペースからアクセスしやすい排気口133を、選択して使用できる。排気管401に接続されずに使用されない排気口133は、図7および8において二点鎖線で示すように、閉鎖される。
また、各々の真空ポンプ100は、複数の冷却水口320を有するため、冷却水配管に接続しやすい冷却水口320を、または確保できる作業スペースからアクセスしやすい冷却水口320を、選択して使用できる。使用されない冷却水口320は、図8において二点鎖線で示すように、取水口321および放出口322を短い管323により短絡して、実質的に閉鎖できる。
また、各々の真空ポンプ100は、複数のインターフェイスパネル210から、接続するケーブル等に接続しやすいインターフェイスパネル210を、または確保できる作業スペースからアクセスしやすいインターフェイスパネル210を、選択して使用できる。使用されないインターフェイスパネル210は、図8において二点鎖線で示すように、使用されずに設定をオフにされる。なお、複数のインターフェイスパネル210を、併用することもできる。例えば、電源コネクタ211、通信コネクタ212、電源スイッチ213および通知用ランプ214のうちの一部の機能を、一方のインターフェイスパネル210で使用し、残りの機能を、他方のインターフェイスパネル210で使用してもよい。または、一部の機能を、両方のインターフェイスパネル210で使用できてもよい。
また、パージポートや銘板340が複数設けられる場合には、各々の真空ポンプ100に適切な位相のパージポートや銘板340を選択して使用できる。
なお、真空ポンプ100は、チャンバ400に対して取り付けられる吸気フランジ350の位相を、調節可能である。したがって、配管構造部(排気口133、冷却水口320またはパージポート)、コネクタ部(電源コネクタ211または通信コネクタ212)、インターフェイスパネル210、および/または銘板340は、異なる位相に2つ以上あれば、吸気フランジ350の位相と合わせて調節することで、様々な状況に十分に対応可能である。
図9には、1つの製造設備に複数の真空ポンプ100を配置する他の例を示す。この配置の排気システムは、各々の真空ポンプ100からの排気管401が集合する集合部410を備え、この集合部410から吸気するブースタポンプ411を有している。ブースタポンプ411は、排気速度を増加させることができる。ブースタポンプ411を配置することで、ブースタポンプ411からバックポンプ402への末端排気管412およびバックポンプ402を、1つにまとめて減少させることができる。したがって、本排気システムは、ブースタポンプ411を有することで末端排気管412およびバックポンプ402の数を減少させて、省スペース化を図ることができる。また、各々の真空ポンプ100が、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で配置される複数の排気口133(配管構造部)を有しているため、各々の真空ポンプ100から適切な排気口133を選択でき、共通するブースタポンプ411へ排気する構成とすることが容易となる。
以上のように、本実施形態に係る真空ポンプ100は、回転体103の回転によりガスを吸気口101から吸引するポンプ本体300と、ポンプ本体300を制御する制御装置200と、を有し、ポンプ本体300および制御装置200が一体となった真空ポンプ100であって、回転体103を回転可能に収容するケーシング310に配置された配管構造部と、制御装置200に配置されたコネクタ部と、インターフェイスパネル210と、真空ポンプ100に関連する記載を含む銘板340と、を有し、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つは、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されている。これにより、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つが、異なる位相で同一の機能を有して配置されるため、作業可能なスペースや接続対象の位置に対応して、同一機能を有する構成のいずれかを選択して使用できる。このため、真空ポンプ100は、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340に関する現場での作業性を向上できる。また、1つの仕様の真空ポンプ100で多様な状況に対応できるため、在庫を削減できる。
また、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つは、回転体103の回転軸Xに沿う方向から見て点対称で複数配置される。これにより、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つが、異なる位相に効率よく分散して配置される。したがって、点対称で複数配置される同一機能を有する構成が、異なる位相に効率よく離れて配置される。したがって、点対称で複数配置される同一機能を有する構成から、望ましい位置にある構成の1つを見つけやすい。なお、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、および銘板340は、必ずしも点対称で複数配置されなくてもよい。
また、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、または銘板340の少なくとも1つは、回転体103の回転軸Xに沿う方向から見て回転対称で複数配置される。これにより、複数配置される同一機能を有する構成が、回転軸Xを中心に周方向へ等間隔で配置される。したがって、複数配置される同一機能を有する構成のいずれかを選択することで、作業可能なスペースから対応可能な構成をより効果的に見つけやすい。なお、配管構造部、コネクタ部、インターフェイスパネル210、および銘板340は、必ずしも回転対称で複数配置されなくてもよい。
また、図9に示す排気システムは、真空ポンプ100が複数台配置され、真空ポンプ100の大気圧からの排気運転を補助するバックポンプ402を有する排気システムであって、複数の真空ポンプ100の配管構造部からの配管が集合する集合部410と、集合部410から吸気するブースタポンプ411と、を有する。これにより、排気システムは、ブースタポンプ411を有することでブースタポンプ411より末端の排気管412を減少させて、省スペース化を図ることができる。また、各々の真空ポンプ100が、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で配置される複数の排気口133(配管構造部)を有しているため、各々の真空ポンプ100からブースタポンプ411へ接続するために適切な排気口133を選択でき、複数の真空ポンプ100から共通するブースタポンプ411へ排気する構成とすることが容易となる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、図10および11に示す変形例のように、ポンプ本体300は、制御装置とは別体であってもよい。このポンプ本体300において、排気口133は、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で3つ設けられ、冷却水口320は、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で2つ設けられる。パージポート330は、1つのみ設けられるが、回転体103の回転軸Xを中心に異なる位相で複数設けられてもよい。
また、真空ポンプ100のチャンバ400に対する取り付け位置は、特に限定されず、例えばチャンバ400の下方ではなく側方や上方に取り付けられてもよい。また、真空ポンプ100の形態は、特に限定されず、例えば複合翼型ターボ分子ポンプ、全翼型ターボ分子ポンプ、ドラッグポンプ、または遠心ポンプ等であってもよい。
100 ターボ分子ポンプ(真空ポンプ)
101 吸気口
103 回転体
133 排気口(配管構造部)
200 制御装置
210 インターフェイスパネル
211 電源コネクタ(コネクタ部)
212 通信コネクタ(コネクタ部)
213 電源スイッチ
214 通知用ランプ
300 ポンプ本体
310 ケーシング
320 冷却水口(配管構造部)
330 パージポート(配管構造部)
340 銘板
350 吸気フランジ
400 チャンバ
401 排気管
402 バックポンプ
410 集合部
411 ブースタポンプ
412 末端排気管
X 回転軸

Claims (5)

  1. 回転体の回転によりガスを吸気口から吸引するポンプ本体と、
    前記ポンプ本体を制御する制御装置と、を有し、前記ポンプ本体および前記制御装置が一体となった真空ポンプであって、
    前記回転体を回転可能に収容するケーシングに配置された配管構造部と、
    前記制御装置に配置されたコネクタ部と、
    インターフェイスパネルと、
    前記真空ポンプに関連する記載を含む銘板と、を有し、
    前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸を中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されていることを特徴とする真空ポンプ。
  2. 前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸に沿う方向から見て点対称で複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
  3. 前記配管構造部、前記コネクタ部、前記インターフェイスパネル、または前記銘板の少なくとも1つは、前記回転体の回転軸に沿う方向から見て回転対称で複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
  4. 回転体の回転によりガスを吸気口から吸引する真空ポンプであって、
    前記回転体を回転可能に収容するケーシングに配置された配管構造部、を有し、
    前記配管構造部は、前記回転体の回転軸を中心に異なる位相で、同一の機能を有して複数配置されていることを特徴とする真空ポンプ。
  5. 請求項1又は4に記載の前記真空ポンプが複数台配置され、
    前記真空ポンプの大気圧からの排気運転を補助するバックポンプを有する排気システムであって、
    複数の前記真空ポンプの前記配管構造部からの配管が集合する集合部と、
    前記集合部から吸気するブースタポンプと、を有することを特徴とする排気システム。
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