JP2022141119A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出金部に取り残された貨幣を適切に処理する。【解決手段】収納部11は、貨幣を収納する。出金部12は、収納部11から繰り出された貨幣を内部に受け入れ可能である。また、出金部12は、内部から貨幣を取り出し可能である。検知部20は、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作を検知する。制御部25は、検知部20による検知結果に応じて、出金部12に取り残された貨幣に対する処理を切り換える。【選択図】図1

Description

ここに開示する技術は、貨幣処理装置に関する。
特許文献1には、金融機関等における自動取引装置等の自動化機器の自動訂正方法が開示されている。この自動訂正方法では、センタからの顧客に対する支払電文に基づいて自動化機器側で現金を金庫から繰り出して真性な現金か否かを鑑別しつつ計数して、受取口に放出する。一定時間経過した時点で受取口に現金が残されていると、その現金を取込んで再鑑別して計数する。放出した金額と再鑑別した金額とを比較する。
両金額が一致すると、受取口から取込んだ現金を金庫に収納するとともに、センタへ訂正電文を送り、そのセンタの顧客の口座残高を支払前の残高に戻す。両金額が不一致の場合、受取口から取込んだ現金を自動化機器側で管理を外れた現金を回収するための管理外現金回収部に回収する。
特許第3037813号
しかしながら、特許文献1のような装置では、出金部(特許文献1では受取口)に受け入れられた貨幣の一部が取り出されたのかどうかを確認することができない。そのため、出金部に取り残された貨幣を適切に処理することができないおそれがある。
例えば、貨幣の搬送方向の違いや貨幣の搬送異常などにより、すべての貨幣を正確に識別することができるとは限らない。そのため、出金部に受け入れられた貨幣の金額と出金部に取り残された貨幣の金額とが一致するか否かを正確に判定することができるとは限らないので、出金部に取り残された貨幣を適切に管理することが困難である。
ここに開示する技術は、貨幣処理装置に関し、この貨幣処理装置は、
前記貨幣を収納する収納部と、
前記収納部から繰り出された貨幣を内部に受け入れ可能であり、前記内部から前記貨幣を取り出し可能な出金部と、
前記出金部における前記貨幣の取り出しに伴う動作を検知する検知部と、
前記検知部による検知結果に応じて、前記出金部に取り残された貨幣に対する処理を切り換える制御部とを備える。
前記の構成では、出金部における貨幣の取り出しに伴う動作を検知することにより、出金部に受け入れられた貨幣の一部が出金部から取り出された可能性があることを確認することができる。そして、出金部に受け入れられた貨幣の一部が出金部から取り出された可能性がある場合に、出金部に取り残された貨幣に対する処理を切り換えることができる。これにより、出金部に取り残された貨幣を適切に処理することができる。
前記貨幣処理装置において、
前記制御部は、
前記検知部により前記動作が検知されていない場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記収納部に搬送されるように前記貨幣処理装置の動作を制御する第1処理を行い、
前記検知部により前記動作が検知されている場合に、前記出金部に取り残された貨幣に対して前記第1処理とは異なる第2処理を行うように構成されてもよい。
前記貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記収納部から繰り出された貨幣が前記出金部に受け入れられた時点から所定時間が経過するまでに、前記検知部により前記動作が検知されていない場合に、前記第1処理を行うように構成されてもよい。
前記貨幣処理装置は、
前記貨幣を保持する保持部を備えてもよく、
前記制御部は、前記第2処理において、前記出金部に取り残された貨幣が前記保持部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御してもよい。
前記貨幣処理装置は、
前記貨幣を保持する保持部と、
前記貨幣を識別する識別部とを備えてもよく、
前記制御部は、前記第2処理において、
前記収納部から繰り出されて前記出金部に受け入れられた貨幣に対して行われた前記識別部の識別の結果である第1識別結果に示された前記貨幣の記番号と、前記出金部に取り残された貨幣に対して行われた前記識別部の識別の結果である第2識別結果に示された前記貨幣の記番号とが一致しない場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記保持部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御し、
前記第1識別結果に示された前記貨幣の記番号と、前記第2識別結果に示された前記貨幣の記番号とが一致する場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記収納部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御してもよい。
前記貨幣処理装置において、
前記動作は、前記出金部から取り出される貨幣の動きを含んでもよい。
前記貨幣処理装置において、
前記動作は、前記出金部に進入する物体の動きを含んでもよい。
前記貨幣処理装置において、
前記動作は、前記貨幣処理装置の前における人の動きを含んでもよい。
前記貨幣処理装置において、
前記検知部は、前記動作と、前記出金部における前記貨幣の有無とを検知してもよい。
ここに開示する技術によれば、出金部に取り残された貨幣を適切に処理することができる。
実施形態1の貨幣処理装置の構成を例示するブロック図である。 実施形態1の貨幣搬送処理を例示するフローチャートである。 実施形態2の貨幣処理装置の構成を例示するブロック図である。 実施形態2の貨幣搬送処理を例示するフローチャートである。 実施形態3の貨幣処理装置の構成を例示する概略図である。 実施形態3の出金部の構成を例示する概略図である。 実施形態3の貨幣処理装置の構成を例示するブロック図である。 実施形態3の出金不正判定処理を例示するフローチャートである。 実施形態3の入金不正判定処理を例示するフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の貨幣処理装置1の構成を例示する。貨幣処理装置1は、収納部11と、出金部12と、保持部13と、搬送部14と、検知部20と、制御部25とを備える。
収納部11は、貨幣を収納する。
出金部12は、収納部11から繰り出された貨幣を内部に受け入れ可能である。また、出金部12は、内部から貨幣を取り出し可能である。
保持部13は、貨幣を保持する。
搬送部14は、収納部11と出金部12と保持部13との間において貨幣を搬送する。
検知部20は、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作を検知する。以下では、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作を「取り出し動作」と記載する。
制御部25は、検知部20による検知結果に応じて、出金部12に取り残された貨幣に対する処理を切り換える。
〔貨幣処理装置において行われる処理〕
次に、図2を参照して、実施形態1の貨幣処理装置1において行われる貨幣搬送処理について説明する。貨幣搬送処理は、出金部12に取り残された貨幣を搬送するための処理である。例えば、貨幣搬送処理は、収納部11から繰り出された貨幣が出金部12に受け入れられた時点から所定時間が経過した後に、出金部12に貨幣が取り残されている場合に行われる。
〈ステップS10〉
制御部25は、取り出し動作が行われているか否かを判定する。
例えば、制御部25は、収納部11から繰り出された貨幣が出金部12に受け入れられた時点からの経過時間を計測する。そして、制御部25は、収納部11から繰り出された貨幣が出金部12に受け入れられた時点から所定時間が経過するまでに、検知部20により取り出し動作が検知されている場合に、検知部20により取り出し動作が行われていると判定する。また、制御部25は、収納部11から繰り出された貨幣が出金部12に受け入れられた時点から所定時間が経過するまでに、検知部20により取り出し動作が検知されていない場合に、検知部20により取り出し動作が行われていないと判定する。
取り出し動作が行われている場合には、ステップS12の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS11の処理が行われる。
〈ステップS11〉
取り出し動作が行われていない場合、制御部25は、第1処理を行う。第1処理において、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣が収納部11に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
〈ステップS12〉
一方、取り出し動作が行われている場合、制御部25は、第1処理とは異なる第2処理を行う。この例では、第2処理において、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣が保持部13に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
〔出金部における貨幣の取り残し〕
なお、何かしらの事情により、出金部12に受け入れられた貨幣のすべてが出金部12から取り出されず、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出されて、残りの貨幣が出金部12に取り残される場合がある。このような場合に、出金部12に取り残された貨幣を単に収納部11に返送するだけでは、出金部12に取り残された貨幣を適切に処理することができない。
例えば、上記のように、出金部12に取り残された貨幣を単に収納部11に返送するだけでは、収納部11に収納された貨幣のうち「出金部12に取り残された貨幣」がどれであるのかを確認することが困難である。そのため、出金部12に貨幣を取り残していた操作者(例えば銀行の顧客)が「出金部12に取り残された貨幣」の返却を希望した際に、収納部11に収納された貨幣のうちどの貨幣を返却すればよいのかを確認することが困難である。仮に、操作者により申告された「出金部12に取り残された貨幣の金額」が実際の金額よりも高い金額であったとしても、操作者により申告された金額が正しい金額であるか否かを確認することが困難である。
このように、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性がある場合、単に通常の処理を行うだけでは、出金部12に取り残された貨幣を適切に処理することができない。したがって、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性がある場合、出金部12に取り残された貨幣に対する処理を「通常の処理」から「通常の処理とは異なる処理」に切り換えることが望ましい。
〔実施形態1の効果〕
以上のように、実施形態1では、制御部25は、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作である取り出し動作を検知する検知部20による検知結果に応じて、出金部12に取り残された貨幣に対する処理を切り換える。具体的には、制御部25は、検知部20により取り出し動作が検知されていない場合に、出金部12に取り残された貨幣が収納部11に搬送されるように貨幣処理装置1の動作を制御する第1処理を行い、検知部20により取り出し動作が検知されている場合に、出金部12に取り残された貨幣に対して第1処理とは異なる第2処理を行う。
このように、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作を検知することにより、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性があることを確認することができる。そして、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性がある場合に、出金部12に取り残された貨幣に対する処理を切り換えることができる。これにより、出金部12に取り残された貨幣を適切に処理することができる。
また、実施形態1では、制御部25は、第2処理において、出金部12に取り残された貨幣が保持部13に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。このような制御により、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が取り出された可能性がある場合に、出金部12に取り残された貨幣を保持部13に搬送することができる。これにより、出金部12に取り残された貨幣を、収納部11とは異なる保持部13において管理することができる。
また、出金部12に取り残された貨幣を保持部13において管理することにより、出金部12に取り残された貨幣をそのまま返却することができる。これにより、出金部12に貨幣を取り残していた操作者(例えば銀行の顧客)が「出金部12に取り残された貨幣」の返却を希望した際に、出金部12に取り残された貨幣を適切に返却することができる。
(取り出し動作の具体例)
取り出し動作は、出金部12から取り出される貨幣の動きを含んでもよい。検知部20は、出金部12から取り出される貨幣の動きを検知してもよい。なお、出金部12から貨幣が取り出される場合、その貨幣が出金部12の内部から外部へ向けて移動する。したがって、出金部12から取り出される貨幣を動きに基づいて、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性があることを確認することができる。
また、取り出し動作は、出金部12に進入する物体の動きを含んでもよい。検知部20は、出金部12に進入する物体の動きを検知してもよい。なお、出金部12から貨幣が取り出される場合、その貨幣を出金部12から取り出すために、物体(例えば貨幣を取り出そうとする人の手)が出金部12に進入する。したがって、出金部12に進入する物体の動きに基づいて、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性があることを確認することができる。
また、取り出し動作は、貨幣処理装置1の前における人の動きを含んでもよい。検知部20は、貨幣処理装置1の前における人の動きを検知してもよい。なお、出金部12から貨幣が取り出される場合、貨幣処理装置1の前において貨幣を取り出そうとする人の動きがある。したがって、貨幣処理装置1の前における人の動きに基づいて、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性があることを確認することができる。
(検知部の変形例)
検知部20は、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作と、出金部12における前記貨幣の有無とを検知するように構成されてもよい。このような構成により、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作を検知するための検知部と、出金部12における前記貨幣の有無を検知する検知部とを別々に設ける場合よりも、貨幣処理装置1の部品点数を削減することができる。
(実施形態2)
図3は、実施形態2の貨幣処理装置1の構成を例示する。実施形態2の貨幣処理装置1は、図1に示した実施形態1の貨幣処理装置1の構成に加えて、識別部15と、一時保留部16とを備える。実施形態2の搬送部14は、収納部11と出金部12と保持部13と一時保留部16との間において貨幣を搬送する。なお、実施形態2の貨幣処理装置1のその他の構成は、実施形態1の貨幣処理装置1の構成と同様である。
識別部15は、貨幣を識別する。具体的には、識別部15は、貨幣の記番号などを識別する。
一時保留部16は、貨幣を収納する。この例では、一時保留部16は、貨幣を一時的に収納するために設けられる。
実施形態2では、収納部11から繰り出されて出金部12に受け入れられた貨幣は、識別部15において識別される。具体的には、制御部25は、収納部11から繰り出された貨幣が識別部15において識別された後に出金部12に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。そして、制御部25は、収納部11から繰り出されて出金部12に受け入れられた貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果を取得する。
以下では、制御部25は、収納部11から繰り出されて出金部12に受け入れられた貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果を「第1識別結果」と記載する。第1識別結果には、貨幣の記番号などが含まれる。
〔貨幣処理装置において行われる処理〕
次に、図4を参照して、実施形態2の貨幣処理装置1において行われる貨幣搬送処理について説明する。実施形態2の貨幣搬送処理では、図2に示したステップS12の処理の代わりに、ステップS21~S23の処理が行われる。実施形態2の貨幣搬送処理は、第2処理が実施形態1の貨幣搬送処理と異なる。
〈ステップS21〉
取り出し動作が行われている場合、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣が識別部15において識別されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。この例では、制御部25は、出金部12から繰り出された貨幣が識別部15において識別された後に一時保留部16に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
そして、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果を取得する。以下では、出金部12に取り残された貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果を「第2識別結果」と記載する。第2識別結果には、貨幣の記番号などが含まれる。
次に、制御部25は、第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致するか否かを判定する。具体的には、制御部25は、第1識別結果に示されたすべての貨幣の記番号と第2識別結果に示されたすべての貨幣の記番号とが一対一で一致する場合に、第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致すると判定する。
第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致する場合には、ステップS23の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS22の処理が行われる。
〈ステップS22〉
第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致しない場合、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣が保持部13に搬送されるように貨幣処理装置1の動作を制御する。この例では、制御部25は、一時保留部16から繰り出された貨幣が保持部13に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
〈ステップS23〉
一方、第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致する場合、制御部25は、出金部12に取り残された貨幣が収納部11に搬送されるように貨幣処理装置1の動作を制御する。この例では、制御部25は、一時保留部16から繰り出された貨幣が収納部11に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
〔実施形態2の効果〕
以上のように、実施形態2では、制御部25は、第2処理において、収納部11から繰り出されて出金部12に受け入れられた貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果である第1識別結果に示された貨幣の記番号と、出金部12に取り残された貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果である第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致しない場合に、出金部12に取り残された貨幣が保持部13に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。また、制御部25は、第2処理において、第1識別結果に示された貨幣の記番号と、第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致する場合に、出金部12に取り残された貨幣が収納部11に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
なお、出金部12における貨幣の取り出しに伴う動作が確認されたとしても、出金部12に受け入れられた貨幣の記番号と、出金部12に取り残された貨幣の記番号とが一致する場合は、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性が低い。
したがって、第2処理において、第1識別結果に示された貨幣の記番号と第2識別結果に示された貨幣の記番号とが一致する場合に、出金部12に取り残された貨幣を収納部11に搬送することにより、出金部12に受け入れられた貨幣の一部が出金部12から取り出された可能性が低い場合に、出金部12に取り残された貨幣を、保持部13とは異なる収納部11に搬送することができる。これにより、保持部13が必要以上に使用されることを防止することができる。
(実施形態3)
図5は、実施形態3の貨幣処理装置1の構成を例示する。実施形態3の貨幣処理装置1は、実施形態1および実施形態2の貨幣処理装置1の構成例の1つである。
なお、以下の説明で用いる方向(前後上下)は、水平面に設置された貨幣処理装置1を正面から見た場合の方向に対応している。貨幣処理装置1の前側は、後述する入金部31および出金部32が形成される側であり、貨幣処理装置1の後側は、入金部31および出金部32が形成される側の逆側である。
実施形態3では、貨幣処理装置1は、紙幣を処理する紙幣処理装置を構成する。具体的には、貨幣処理装置1は、処理部30と、金庫部40と、搬送部50とを備える。貨幣処理装置1は、入金処理および出金処理を含む各種の処理を行う。例えば、貨幣処理装置1は、銀行などの金融機関に設置される。なお、搬送部50は、実施形態1および実施形態2の搬送部14の一例である。
〔処理部〕
処理部30は、貨幣処理装置1の上部を構成する。処理部30は、処理筐体30aを有する。処理筐体30aには、入金部31と、出金部32と、リジェクト部33と、一時保留部34と、リトラクト部35と、識別部36とが収容される。
なお、出金部32は、実施形態1および実施形態2の出金部12の一例である。一時保留部34は、実施形態2の一時保留部16の一例である。リトラクト部35は、実施形態1および実施形態2の保持部13の一例である。識別部36は、実施形態2の識別部15の一例である。
〈入金部〉
入金部31には、紙幣が投入される。入金部31は、処理部30の上部前側に設けられる。入金部31は、上向きに開口する入金口を有する。操作者は、入金口を通じて入金部31に紙幣を手で投入する。入金部31は、複数枚の紙幣を重ねた状態で保持することができる。また、入金部31には、入金部31に投入された紙幣を一枚ずつ処理側搬送部51に繰り出す繰出機構が設けられる。
〈出金部〉
出金部32は、紙幣を投出する。出金部32は、処理部30の上部前側において入金部31の前側に設けられる。出金部32は、複数枚の紙幣を重ねた状態で保持することができる。図6に示すように、出金部32は、上向きに開口する出金口32aを有する。操作者は、出金部32に集積されている紙幣を、出金口32aを通じて手で取り出すことができる。なお、出金部32には、出金口32aを開閉するシャッタが設けられてもよい。
また、出金部32には、繰入繰出機構32bが設けられる。繰入繰出機構32bは、処理側搬送部51から出金部32の内部へ紙幣を一枚ずつ繰り入れる。また、繰入繰出機構32bは、出金部32の内部から処理側搬送部51へ紙幣を一枚ずつ繰り出す。
〈リジェクト部〉
リジェクト部33は、リジェクト対象となる紙幣を集積する。リジェクト部33は,処理部30の前部において出金部32の下側に設けられる。リジェクト部33は、複数枚の紙幣を重ねた状態で保持することができる。リジェクト部33は、前向きに開口するリジェクト口を有する。リジェクト部33には、リジェクト口を開閉するシャッタが設けられる。シャッタが開くことで、操作者は、リジェクト部33に集積されている紙幣を、リジェクト口を通じて手で取り出すことができる。
また、リジェクト部33には、繰入繰出機構が設けられる。繰入繰出機構は、処理側搬送部51からリジェクト部33の内部へ紙幣を一枚ずつ繰り入れる。また、繰入繰出機構は、リジェクト部33の内部から処理側搬送部51へ紙幣を一枚ずつ繰り出す。
〈一時保留部〉
一時保留部34は、紙幣を収納する。また、一時保留部34は、収納している紙幣を繰り出す。一時保留部34は、処理部30の前方においてリジェクト部33の下側に設けられる。一時保留部34の構成には、紙幣の収納と繰出を行う収納部の周知の構成を採用することができる。この例では、一時保留部34は、テープ式の収納部である。テープ式の収納部は、紙幣をテープとともにドラムに巻き付けることで紙幣を収納する。なお、一時保留部34は、スタック式の収納部であってもよい。スタック式の収納部は、紙幣を重ねて収納する。
〈リトラクト部〉
リトラクト部35は、紙幣を収納する。リトラクト部35の構成には、紙幣を収納する収納部の周知の構成を採用することができる。例えば、リトラクト部35は、リトラクト部35の内部と連通するリトラクト口を有する。また、リトラクト部35には、リトラクト口を開閉するシャッタが設けられる。シャッタが開くことで、操作者は、リトラクト部35に集積されている紙幣を、リトラクト口を通じて手で取り出すことができる。なお、リトラクト部35のシャッタは、所定の権限を有する操作者(例えば銀行の係員)のみが開くことができるようになっていてもよい。
〈識別部〉
識別部36は、紙幣を識別する。具体的には、識別部36は、後述する処理側搬送部51に設けられ、処理側搬送部51により搬送される紙幣に対して識別処理を行う。識別処理において、識別部36は、紙幣の金種、正損、新旧、真偽、搬送状態、紙幣に付された記番号などを識別する。例えば、識別部36は、ラインセンサ、磁気センサ、画像センサなどの各種のセンサ、プロセッサ、プロセッサを動作させるためのプログラムおよびデータを記憶するメモリを有する。識別部36による紙幣の識別の結果は、制御部25に送信される。
〔金庫部〕
金庫部40は、金庫筐体40aを有する。金庫筐体40aには、第1~第5収納部41~45が収容される。なお、第1~第5収納部41~45は、実施形態1および実施形態2の収納部11の一例である。
なお、金庫筐体40aのセキュリティレベルは、処理筐体10aのセキュリティレベルよりも高い。具体的には、金庫筐体40aは、所定の厚み以上の金属板により構成され、所定以上のセキュリティレベルで第1~第5収納部41~45などを保護する。
例えば、金庫筐体40aには、開閉可能な扉が設けられ、扉には、電子錠が取り付けられる。操作者(例えば銀行の係員)は、電子錠を解錠して扉を開くことで、金庫筐体40aの内部に設けられた第1~第5収納部41~45にアクセスすることが可能となる。
〈収納部〉
第1~第5収納部41~45の各々は、紙幣を収納する。また、第1~第5収納部41~45の各々は、収納している紙幣を繰り出す。第1~第5収納部41~45は、前後方向に並んで配置される。第1~第5収納部41~45の各々の構成には、紙幣の収納と繰出を行う収納部の周知の構成を採用することができる。例えば、第1~第5収納部41~45の各々は、スタック式の収納部である。
この例では、第1収納部41は、互いに独立する第1収納領域41aおよび第2収納領域41bを有する。第1収納部41は、第1収納領域41aにおける紙幣の収納および繰出と、第2収納領域41bにおける紙幣の収納および繰出とを行う。
第1収納部41と同様に、第2収納部42は、互いに独立する第1収納領域42aおよび第2収納領域42bとを有する。第2収納部42は、第1収納領域42aにおける紙幣の収納および繰出と、第2収納領域42bにおける紙幣の収納および繰出とを行う。
〔搬送部〕
搬送部50は、貨幣処理装置1内において紙幣を搬送する。搬送部50は、処理側搬送部51と、第1金庫側搬送部52と、第2金庫側搬送部53とを有する。
処理側搬送部51は、処理筐体30aに収容される。処理側搬送部51は、処理部30内において紙幣を搬送する。第1金庫側搬送部52および第2金庫側搬送部53は、金庫筐体40aに収容される。第1金庫側搬送部52および第2金庫側搬送部53は、金庫部40内において紙幣を搬送する。
また、処理側搬送部51と第1金庫側搬送部52と第2金庫側搬送部53の各々は、搬送路を有する。搬送路は、紙幣を搬送する搬送機構、搬送される紙幣をガイドするガイド部材、紙幣の搬送方向を切り換える分岐機構、搬送機構および分岐機構を駆動する駆動機構などを有する。搬送機構の例としては、ローラ、ベルトなどが挙げられる。分岐機構の例としては、搬送路の分岐部に設けられる分岐爪などが挙げられる。駆動機構の例としては、モータ、ギアなどが挙げられる。
以下、処理側搬送部51と第1金庫側搬送部52と第2金庫側搬送部53の各々の搬送路について詳しく説明する。
〔処理側搬送部〕
処理側搬送部51は、環状路510と、第1~第8搬送路511~518とを有する。
環状路510は、環状に形成される。環状路510は、図5における時計回り方向および反時計回り方向の両方に紙幣を搬送することが可能である。
第1搬送路511は、環状路510と入金部31とを接続する。第1搬送路511は、環状路510と入金部31との間において紙幣を搬送する。
第2搬送路512は、環状路510と出金部32とを接続する。第2搬送路512は、環状路510と出金部32との間において紙幣を搬送する。
第3搬送路513は、環状路510とリジェクト部33とを接続する。第3搬送路513は、環状路510とリジェクト部33との間において紙幣を搬送する。この例では、第3搬送路513は、その一部が第2搬送と511の一部と共通化されている。
第4搬送路514は、環状路510と一時保留部34とを接続する。第4搬送路514は、環状路510と一時保留部34との間において紙幣を搬送する。
第5搬送路515は、環状路510とリトラクト部35とを接続する。第5搬送路515は、環状路510とリトラクト部35との間において紙幣を搬送する。
第6搬送路516は、環状路510と後述する第1金庫側搬送部52の第1搬送路521とを接続する。第6搬送路516は、環状路510と第1金庫側搬送部52の第1搬送路521との間において紙幣を搬送する。
第7搬送路517は、環状路510と後述する第1金庫側搬送部52の第2搬送路522とを接続する。第7搬送路517は、環状路510と第1金庫側搬送部52の第2搬送路522との間において紙幣を搬送する。
第8搬送路518は、環状路510と後述する第1金庫側搬送部52の第3搬送路523とを接続する。第8搬送路518は、環状路510と第1金庫側搬送部52の第3搬送路523との間において紙幣を搬送する。
〔第1金庫側搬送部〕
第1金庫側搬送部52は、第1搬送路521と、第2搬送路522と、第3搬送路523とを有する。
第1搬送路521は、処理側搬送部51の第6搬送路516と第1収納部41の第1収納領域41aとを接続する。第1搬送路521は、処理側搬送部51の第6搬送路516と第1収納部41の第1収納領域41aとの間において紙幣を搬送する。
第2搬送路522は、処理側搬送部51の第6搬送路516と後述する第2金庫側搬送部53の第1搬送路531とを接続する。そして、第2搬送路522は、処理側搬送部51の第6搬送路516と第2金庫側搬送部53の第1搬送路531との間において紙幣を搬送する。
第3搬送路523は、処理側搬送部51の第8搬送路518と第2収納部42の第1収納領域42aと第3~第5収納部43~45との間において紙幣を搬送する。第3搬送路523は、主路524と、第1~第4分岐路525~528とを有する。主路524は、処理側搬送部51の第8搬送路518に接続される。第1分岐路525は、主路524と第2収納部42の第1収納領域42aとを接続する。第2分岐路526は、主路524と第3収納部43とを接続する。第3分岐路527は、主路524と第4収納部44とを接続する。第4分岐路528は、主路524と第5収納部45とを接続する。
〔第2金庫側搬送部〕
第2金庫側搬送部53は、第1搬送路531と、第2搬送路532と、第3搬送路533とを有する。
第1搬送路531は、第1金庫側搬送部52の第2搬送路522に接続される。
第2搬送路532は、第1搬送路531と第1収納部41の第2収納領域41bとを接続する。第2搬送路532は、第1搬送路531と第1収納部41の第2収納領域41bとの間において紙幣を搬送する。
第3搬送路533は、第1搬送路531と第2収納部42の第2収納領域42bとを接続する。第3搬送路533は、第1搬送路531と第2収納部42の第2収納領域42bとの間において紙幣を搬送する。
〔各種のセンサ〕
また、貨幣処理装置1には、紙幣の通過を検知する通過センサなどの各種のセンサが設けられる。これらのセンサにより得られた情報は、制御部25に送信される。また、この例では、貨幣処理装置1には、第1検知部21と、第2検知部22とが設けられる。第1検知部21および第2検知部22は、実施形態1および実施形態2の検知部20の一例である。
〈第1検知部〉
第1検知部21は、出金部32における紙幣の取り出しに伴う動作を検知する。この例では、第1検知部21は、出金部32から取り出される紙幣の動きを検知する。なお、第1検知部21は、出金部32に進入する物体の動きも検知する。
図6に示すように、第1検知部21は、光を送信する送信部と、送信部から送信された光を受信する受信部とを有する。送信部および受信部は、出金部32に物体(具体的には人の手)が進入して出金部32から紙幣が取り出される場合に、送信部から出射されて受信部に到達する光が紙幣または物体により遮断されるように配置される。第1検知部21は、送信部から出射されて受信部に到達する光が遮断されることで、「出金部32から取り出される紙幣の動き」または「出金部32に進入する物体の動き」を検知する。
〈第2検知部〉
第2検知部22は、出金部32における紙幣の有無を検知する。
図6に示すように、第1検知部21と同様に、第2検知部22は、光を送信する送信部と、送信部から送信された光を受信する受信部とを有する。送信部および受信部は、出金部32の内部に紙幣がある場合に、送信部から出射されて受信部に到達する光が紙幣により遮断されるように配置される。第2検知部22は、送信部から出射されて受信部に到達する光が遮断されることで、出金部32の内部に紙幣があることを検知する。
〔操作部と記憶部と通信部〕
図7に示すように、実施形態3の貨幣処理装置1は、操作部26と、記憶部27と、通信部28とを備える。
操作部26は、操作者による操作が与えられ、その操作に応じた信号を出力する。このような構成により、操作者は、操作部26を操作して情報および指示を貨幣処理装置1に入力することができる。
記憶部27は、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部27は、貨幣処理装置1における紙幣の在高に関する情報、貨幣処理装置1の各部の制御のために利用される情報などが記憶される。貨幣処理装置1の各部の制御のために利用される情報の例としては、各種のセンサにより検出された値、各種の制御に利用される閾値などが挙げられる。
通信部28は、制御部25が外部機器との間で有線通信または無線通信を行うために設けられる。外部機器の例としては、タブレット、スマートフォン、管理コンピュータなどが挙げられる。
〔制御部〕
図7に示すように、実施形態3の制御部25は、貨幣処理装置1の各部と接続される。また、制御部25は、通信部28を経由して外部機器と通信可能である。そして、制御部25は、操作部26に与えられた操作、貨幣処理装置1の各部(各部に設けられた各種センサを含む)および外部機器から送られてきた信号および情報などに基づいて、貨幣処理装置1の各部を制御して貨幣処理装置1の動作を制御する。
実施形態3の貨幣処理装置1では、出金処理と、出金紙幣搬送処理と、出金不正判定処理と、入金処理と、入金紙幣搬送処理と、入金不正判定処理とが行われる。
〔出金処理〕
出金処理は、貨幣処理装置1から紙幣を出金するための処理である。
出金処理の実行を指示する操作が操作部26に与えられると、制御部25は、出金処理が行われるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
出金処理では、第1~第5収納部41~45のうち出金処理の対象となる収納部から繰り出された紙幣は、第1金庫側搬送部52と処理側搬送部51とを経由して識別部36に搬送され、識別部36において識別される。識別部36において識別された紙幣がリジェクト対象に該当する場合、紙幣は、一時保留部34に搬送される。一方、識別部36において識別された紙幣がリジェクト対象に該当しない場合、紙幣は、出金部32に搬送される。
出金処理が完了すると、操作者は、出金部32に集積されている紙幣を、出金口32aを通じて手で取り出す。なお、一時保留部34に収納されたリジェクト対象の紙幣は、第1~第5収納部41~45のいずれかに搬送される。
また、制御部25は、出金処理の対象となる収納部から繰り出されて出金部32に受け入れられた紙幣に対して行われた識別部36の識別の結果を取得する。以下では、出金処理の対象となる収納部から繰り出されて出金部32に受け入れられた紙幣に対して行われた識別部36の識別の結果を「出金識別結果」と記載する。出金識別結果には、紙幣の記番号、紙幣の合計金額などが含まれる。なお、出金識別結果は、実施形態2の第1識別結果の一例である。
〔出金紙幣搬送処理〕
出金紙幣搬送処理は、出金処理の完了後に出金部32に紙幣が取り残されている場合に行われる。出金紙幣搬送処理は、出金部32に取り残された紙幣を搬送するための処理である。具体的には、出金紙幣搬送処理は、出金処理において第1~第5収納部41~45のうち出金処理の対象となる収納部から出金部32への紙幣の搬送が完了した時点から所定時間が経過した後に、出金部32に紙幣が取り残されている場合に行われる。
実施形態3の出金紙幣搬送処理は、図2に示した実施形態1の貨幣搬送処理、または、図4に示した実施形態2の貨幣搬送処理と同様である。出金紙幣搬送処理は、実施形態1および実施形態2の貨幣搬送処理の一例である。
例えば、出金紙幣搬送処理において、「第1~第5収納部41~45」が実施形態1および実施形態2の「収納部11」に該当し、「リトラクト部35」が実施形態1および実施形態2の「保持部13」に該当し、「第1検知部21および第2検知部22」が実施形態1および実施形態2の「検知部20」に該当し、「識別部36」が実施形態2の「識別部15」に該当し、「一時保留部34」が実施形態2の「一時保留部16」に該当する。
〔出金不正判定処理〕
出金不正判定処理は、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあるか否かを判定するための処理である。上記の「不正」とは、出金部32に受け入れられた紙幣のうち一部の紙幣が取り出されているが、残りの紙幣が出金部32に取り残されていることを意味する。
次に、図8を参照して、出金不正判定処理について説明する。出金不正判定処理は、出金処理の完了後に行われる。例えば、出金不正判定処理は、出金処理において第1~第5収納部41~45のうち出金処理の対象となる収納部から出金部32への紙幣の搬送が完了した時点から所定時間が経過した後に行われる。
〈ステップS31〉
制御部25は、出金部32に取り残された紙幣があるか否かを判定する。具体的には、制御部25は、第2検知部22の検知結果に基づいて、出金部32における紙幣の有無を判定する。そして、制御部25は、出金部32の内部に紙幣がある場合に、出金部32に取り残された紙幣があると判定する。出金部32に取り残された紙幣がある場合には、ステップS32の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS35の処理が行われる。
〈ステップS32〉
出金部32に取り残された紙幣がある場合、制御部25は、操作者の手が出金部32に挿入されているか否かを判定する。具体的には、制御部25は、第1検知部21の検知結果に基づいて、出金部32に進入する物体の動きがあることを検出する。そして、制御部25は、出金部32に進入する物体の動きがある場合に、操作者の手が出金部32に挿入されていると判定する。操作者の手が出金部32に挿入されている場合には、ステップS33の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS35の処理が行われる。
〈ステップS33〉
出金部32に取り残された紙幣があり、且つ、操作者の手が出金部32に挿入されている場合、制御部25は、出金部32に取り残された貨幣が識別部36において識別されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。この例では、制御部25は、出金部32から繰り出された貨幣が識別部36において識別された後に、一時保留部34に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
そして、制御部25は、出金部32に取り残された貨幣に対して行われた識別部36の識別の結果を取得する。以下では、出金部32に取り残された貨幣に対して行われた識別部15の識別の結果を「残留識別結果」と記載する。残留識別結果には、紙幣の記番号、紙幣の合計金額などが含まれる。なお、残留識別結果は、実施形態2の第2識別結果の一例である。
次に、制御部25は、出金識別結果に示された貨幣の合計金額と残留識別結果に示された貨幣の合計金額とが一致するか否かを判定する。出金識別結果に示された貨幣の合計金額と残留識別結果に示された貨幣の合計金額とが一致する場合には、ステップS34の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS35の処理が行われる。
〈ステップS34〉
出金部32に取り残された紙幣があり、且つ、操作者の手が出金部32に挿入され、且つ、出金識別結果に示された貨幣の合計金額と残留識別結果に示された貨幣の合計金額とが一致しない場合、制御部25は、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあると判定する。
そして、制御部25は、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあることを示す判定結果情報を記憶部27に記憶する。判定結果情報には、上記の不正の疑いがあることを示す情報の他に、上記の不正の疑いがある出金処理を特定するための情報、その出金処理において出金された紙幣の合計金額を示す情報、出金部32に取り残された紙幣があることを示す情報、操作者の手が出金部32に挿入されていることを示す情報などが含まれる。
〈ステップS35〉
一方、出金部32に取り残された紙幣がない場合、または、操作者の手が出金部32に挿入されていない場合、または、出金識別結果に示された貨幣の合計金額と残留識別結果に示された貨幣の合計金額とが一致する場合、制御部25は、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがないと判定する。
そして、制御部25は、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがないことを示す判定結果情報を記憶部27に記憶する。判定結果情報には、上記の不正の疑いがないことを示す情報の他に、上記の不正の疑いがない出金処理を特定するための情報、その出金処理において出金された紙幣の合計金額を示す情報、出金部32に取り残された紙幣があるか否か示す情報、操作者の手が出金部32に挿入されているか否かを示す情報などが含まれる。
〔入金処理〕
入金処理は、貨幣処理装置1に紙幣を入金するための処理である。
入金処理の実行を指示する操作が操作部26に与えられると、制御部25は、入金処理が行われるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
入金処理では、入金部31に投入された紙幣は、入金部31から処理側搬送部51に繰り出され、処理側搬送部51を経由して識別部36に搬送され、識別部36において識別される。識別部36において識別された紙幣がリジェクト対象に該当する場合、紙幣は、リジェクト部33に搬送される。一方、識別部36において識別された紙幣がリジェクト対象に該当しない場合、紙幣は、一時保留部34に搬送される。
その後、紙幣の入金を承認する操作が操作部26に与えられると、一時保留部34に収納された紙幣は、処理側搬送部51に繰り出される。処理側搬送部51に繰り出された紙幣は、識別部36による紙幣の識別結果に応じて、処理側搬送部51と第1金庫側搬送部52とを経由して第1~第5収納部41~45のいずれかに搬送される。
一方、紙幣の入金をキャンセルする操作が操作部26に与えられると、一時保留部34に収納された紙幣は、出金部32に搬送され、出金部32から返却される。
また、入金処理が完了すると、操作者は、リジェクト部33に集積されている紙幣を、リジェクト口を通じて手で取り出す。
〔入金紙幣搬送処理〕
入金紙幣搬送処理は、入金処理の完了後にリジェクト部33に紙幣が取り残されている場合に行われる。入金紙幣搬送処理は、リジェクト部33に取り残された紙幣を搬送するための処理である。具体的には、入金紙幣搬送処理は、入金処理において「紙幣の入金を承認する操作」または「紙幣の入金をキャンセルする操作」が操作部26に与えられた時点から所定時間が経過した後に、リジェクト部33に紙幣が取り残されている場合に行われる。
実施形態3の入金紙幣搬送処理では、制御部25は、リジェクト部33に取り残された紙幣がリトラクト部35に搬送されるように、貨幣処理装置1の動作を制御する。
〔入金不正判定処理〕
入金不正判定処理は、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあるか否かを判定するための処理である。上記の「不正」とは、リジェクト部33に受け入れられた紙幣のうち一部の紙幣が取り出されているが、残りの紙幣がリジェクト部33に取り残されていることを意味する。
次に、図9を参照して、入金不正判定処理について説明する。入金不正判定処理は、入金処理の完了後に行われる。例えば、入金不正判定処理は、入金処理において「紙幣の入金を承認する操作」または「紙幣の入金をキャンセルする操作」が操作部26に与えられた時点から所定時間が経過した後に行われる。
なお、以下では、リジェクト部33に、リジェクト部33における紙幣の取り出しに伴う動作を検知する第3検知部と、リジェクト部における紙幣の有無を検知する第4検知部とが設けられる場合を例に挙げる。第3検知部の構成は、第1検知部21の構成と同様であり、第4検知部の構成は、第2検知部22の構成と同様である。
〈ステップS41〉
制御部25は、リジェクト部33に取り残された紙幣があるか否かを判定する。具体的には、制御部25は、第4検知部の検知結果に基づいて、リジェクト部33における紙幣の有無を判定する。そして、制御部25は、リジェクト部33の内部に紙幣がある場合に、リジェクト部33に取り残された紙幣があると判定する。リジェクト部33に取り残された紙幣がある場合には、ステップS42の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS44の処理が行われる。
〈ステップS42〉
リジェクト部33に取り残された紙幣がある場合、制御部25は、操作者の手がリジェクト部33に挿入されているか否かを判定する。例えば、制御部25は、第3検知部の検知結果に基づいて、リジェクト部33に進入する物体の動きがあることを検出する。そして、制御部25は、リジェクト部33に進入する物体の動きがある場合に、操作者の手がリジェクト部33に挿入されていると判定する。操作者の手がリジェクト部33に挿入されている場合には、ステップS43の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS44の処理が行われる。
〈ステップS43〉
リジェクト部33に取り残された紙幣があり、且つ、操作者の手がリジェクト部33に挿入されている場合、制御部25は、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあると判定する。
そして、制御部25は、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあることを示す判定結果情報を記憶部27に記憶する。判定結果情報には、上記の不正の疑いがあることを示す情報の他に、上記の不正の疑いがある入金処理を特定するための情報、その入金処理において入金された紙幣の合計金額を示す情報、リジェクト部33に取り残された紙幣があることを示す情報、操作者の手がリジェクト部33に挿入されていることを示す情報などが含まれる。
〈ステップS44〉
一方、リジェクト部33に取り残された紙幣がない場合、または、操作者の手がリジェクト部33に挿入されていない場合、制御部25は、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがないと判定する。
そして、制御部25は、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがないことを示す判定結果情報を記憶部27に記憶する。判定結果情報には、上記の不正の疑いがないことを示す情報の他に、上記の不正の疑いがない入金処理を特定するための情報、その入金処理において出金された紙幣の合計金額を示す情報、リジェクト部33に取り残された紙幣があるか否か示す情報、操作者の手がリジェクト部33に挿入されているか否かを示す情報などが含まれる。
〔実施形態3の効果〕
実施形態3の貨幣処理装置1では、実施形態1および実施形態2の貨幣処理装置1の効果と同様の効果を得ることができる。例えば、出金部32に取り残された紙幣を適切に処理することができる。
また、実施形態3では、出金不正判定処理を行うことにより、出金処理の完了後における出金部32からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあるか否かを判定することができる。
また、実施形態3では、入金不正判定処理を行うことにより、入金処理の完了後におけるリジェクト部33からの紙幣の取り出しに不正の疑いがあるか否かを判定することができる。
なお、出金不正判定処理において、制御部25は、判定結果情報を、通信部28を経由して外部機器に送信してもよい。これと同様に、入金不正判定処理において、制御部25は、判定結果情報を、通信部28を経由して外部機器に送信してもよい。
また、出金紙幣搬送処理において、制御部25は、出金部32に取り残された紙幣がリトラクト部35に搬送される場合、出金部32に取り残された紙幣に対して行われた識別部36の識別の結果を示す情報を記憶部27に記憶してもよい。このような管理により、リトラクト部35に搬送される紙幣を適切に管理することができる。これにより、出金部32に紙幣を取り残していた操作者(例えば銀行の顧客)が「出金部32に取り残された紙幣」の返却を希望した際に、記憶部27に記憶された上記の情報を参照することで、リトラクト部35に収納された紙幣の中から「出金部32に取り残された紙幣」を適切に返却することができる。
(実施形態3の変形例)
実施形態3の貨幣処理装置1において、第1検知部21は、貨幣処理装置1の前における人の動きを検知するように構成されてもよい、例えば、第1検知部21は、貨幣処理装置1の前方を撮像する画像センサ(カメラ)であってもよい。この場合、制御部25は、第1検知部21により得られた貨幣処理装置1の前方の画像を解析することで、貨幣処理装置1の前における人の動きを検出する。
また、実施形態3の貨幣処理装置1は、第1検知部21および第2検知部22の代わりに、「出金部32における紙幣の取り出しに伴う動作の検知」と「出金部32における紙幣の有無の検知」とを行う検知部20を備えてもよい。例えば、検知部20は、出金部32の内部を撮像する画像センサ(カメラ)であってもよい。この場合、制御部25は、検知部20により得られた出金部32の内部の画像を解析することで、「出金部32における紙幣の取り出しに伴う動作」と「出金部32における紙幣の有無」とを検出する。
(その他の実施形態)
以上の説明では、貨幣の例として紙幣を挙げたが、これに限定されない。例えば、貨幣は、硬貨であってもよい。
また、以上の説明では、保持部13の例としてリトラクト部35を挙げたが、これに限定されない。例えば、保持部13は、リジェクト部33であってもよいし、一時保留部34であってもよいし、第1~第5収納部41~45のうち出金部32に取り残された貨幣を繰り出した収納部とは異なる収納部であってもよいし、搬送部50の搬送路の一部であってもよい。
また、実施形態2の貨幣処理装置1には、複数の収納部11が設けられてもよい。そして、実施形態2のステップS23において出金部12に取り残された貨幣が搬送される収納部11は、その貨幣を繰り出した収納部11とは異なる収納部11であってもよい。例えば、実施形態2のステップS23において、出金部12に取り残された貨幣は、複数の収納部11のうち回収用の収納部11に搬送されてもよい。具体的には、図5に示した第1~第5収納部41~45のいずれか1つが回収用の収納部であってもよい。
また、以上の実施形態および変形例を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態および変形例は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、貨幣処理装置として有用である。
1 貨幣処理装置
11 収納部
12 出金部
13 保持部
14 搬送部
15 識別部
16 一時保留部
20 検知部
21 第1検知部
22 第2検知部
25 制御部
26 操作部
27 記憶部
28 通信部
30 処理部
31 入金部
32 出金部
33 リジェクト部
34 一時保留部
35 リトラクト部
36 識別部
40 金庫部
41~45 第1~第5収納部
50 搬送部
51 処理側搬送部
52 第1金庫側搬送部
53 第2金庫側搬送部

Claims (9)

  1. 貨幣を処理する貨幣処理装置であって、
    前記貨幣を収納する収納部と、
    前記収納部から繰り出された貨幣を内部に受け入れ可能であり、前記内部から前記貨幣を取り出し可能な出金部と、
    前記出金部における前記貨幣の取り出しに伴う動作を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果に応じて、前記出金部に取り残された貨幣に対する処理を切り換える制御部とを備える
    貨幣処理装置。
  2. 請求項1の貨幣処理装置において、
    前記制御部は、
    前記検知部により前記動作が検知されていない場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記収納部に搬送されるように前記貨幣処理装置の動作を制御する第1処理を行い、
    前記検知部により前記動作が検知されている場合に、前記出金部に取り残された貨幣に対して前記第1処理とは異なる第2処理を行う
    貨幣処理装置。
  3. 請求項2の貨幣処理装置において、
    前記制御部は、前記収納部から繰り出された貨幣が前記出金部に受け入れられた時点から所定時間が経過するまでに、前記検知部により前記動作が検知されていない場合に、前記第1処理を行う
    貨幣処理装置。
  4. 請求項2または3の貨幣処理装置において、
    前記貨幣を保持する保持部を備え、
    前記制御部は、前記第2処理において、前記出金部に取り残された貨幣が前記保持部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御する
    貨幣処理装置。
  5. 請求項2または3の貨幣処理装置において、
    前記貨幣を保持する保持部と、
    前記貨幣を識別する識別部とを備え、
    前記制御部は、前記第2処理において、
    前記収納部から繰り出されて前記出金部に受け入れられた貨幣に対して行われた前記識別部の識別の結果である第1識別結果に示された前記貨幣の記番号と、前記出金部に取り残された貨幣に対して行われた前記識別部の識別の結果である第2識別結果に示された前記貨幣の記番号とが一致しない場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記保持部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御し、
    前記第1識別結果に示された前記貨幣の記番号と、前記第2識別結果に示された前記貨幣の記番号とが一致する場合に、前記出金部に取り残された貨幣が前記収納部に搬送されるように、前記貨幣処理装置の動作を制御する
    貨幣処理装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1つの貨幣処理装置において、
    前記動作は、前記出金部から取り出される貨幣の動きを含む
    貨幣処理装置。
  7. 請求項1~5のいずれか1つの貨幣処理装置において、
    前記動作は、前記出金部に進入する物体の動きを含む
    貨幣処理装置。
  8. 請求項1~5のいずれか1つの貨幣処理装置において、
    前記動作は、前記貨幣処理装置の前における人の動きを含む
    貨幣処理装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1つの貨幣処理装置において、
    前記検知部は、前記動作と、前記出金部における前記貨幣の有無とを検知する
    貨幣処理装置。
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