JP2022137000A - 疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素及びそれを含有する化粧料 Download PDF

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【課題】 塗布時の感触が滑らかであり、つけ色の均一性に優れたコチニール色素の製造方法並びに、それを化粧料に含有した際に、凝集物がなく、発色に優れた化粧料を提供することである。【解決手段】 疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素及びそれを含有する化粧料

Description

本発明は、疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素及びそれを含有する化粧料に関する。
化粧料には、着色効果を目的として、無機顔料、有機顔料が用いられるが、有機顔料として例えば色素など種々の粉体が含有されている。色素の中でも、合成色素、天然色素があり、合成色素は各国規制もあり、褪色しやすい天然色素をあえて使用する場合がある。天然色素の中でもエンジムシの乾燥物から得られるコチニール色素は彩度が高く赤色に着色できるため、メイクアップ化粧料をはじめさまざまな化粧料に含有されている。しかしながらコチニール色素は、抽出物からの乾燥物であり、乾燥方法により表面形状に凹凸を有するため、肌上でのびが悪く、きしみ感も強いため塗布時の滑らかさが損なわれる場合があった。さらには、粉体同士の凝集性が高く、表面が親水性であり、水に触れると褪色が促進される傾向もあり、油剤への分散性が悪いために、化粧料に含有した際に発色が悪く再び凝集物が発生する場合があった。従来、これらの問題を解決するために、製剤による検討が多く行われてきた。例えば、ベニバナ由来の色素化合物を組み合わせることで発色を改善する方法(例えば特許文献1参照)やコチニール色素を微細化する方法(例えば特許文献2参照)が知られている。
特開2004-292628号公報 特開2004-149643号公報
しかし、例えば特許文献1の技術では、ベニバナ由来の色素との併用であるためコチニール色素の肌上でのびやきしみ感が改善されておらず、さらに化粧料に含有された際の凝集物やつけ色の不均一さが見られる場合があった。また例えば特許文献2の技術では、微細化しているため鮮やかな色味を具現化できているが、粉体の表面積が大きくなるため、化粧料に含有した際に再凝集性が高まる場合があった。このような背景から、塗布時の感触が滑らかであり、つけ色の均一性に優れたコチニール色素の製造方法並びに、それを化粧料に含有した際に、凝集物がなく、褪色しにくく発色に優れた化粧料が求められている。
したがって本発明は、塗布時の感触が滑らかであり、つけ色の均一性に優れたコチニール色素の製造方法並びに、それを化粧料に含有した際に、凝集物がなく、発色に優れた化粧料を提供することを目的とする。
このような実情に鑑み、鋭意研究を行った結果、本発明者は、疎水化処理剤を用いて疎水化処理したところ、つけ色の均一性、塗布時の滑らかに優れることを見出した。さらに、疎水化処理されたコチニール色素を化粧料に含有することで油剤との分散性が向上し、発色の良さ、凝集物がない化粧料が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
[1]疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素である。
[2]前記[1]記載のコチニール色素が、カルミン酸又はそのレーキ物を含む[1]に記載のコチニール色素である。
[3]前記疎水化処理剤が、ジメチルポリシロキサン構造、および炭素数C12~C30のアルキル基から選ばれる1種または2種以上を含有する[1]または[2]に記載のコチニール色素である。
[4]前記疎水化処理剤が、カルボキシ基およびヒドロキシ基から選ばれる1種または2種以上を有する[1]~[3]に記載のコチニール色素である。
[5]前記疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素の粒子の平均粒子径D90が、200μm未満である[1]~[4]の何れか一項に記載のコチニール色素である。
[6]前記[1]~[5]の何れか一項に記載のコチニール色素を含有する化粧料である。
[7]前記化粧料がメイクアップ化粧料である[6]に記載の化粧料である。
[8]コチニール色素を疎水化処理剤で表面処理する際に、揮発性溶媒とともに混合後、乾燥して微粉化するコチニール色素の製造方法である。
本発明に用いられる疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素は、疎水性があり、色素粒子の凝集物のなさに優れるものである。さらに、本発明の疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素を含有した化粧料において、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさに優れるものである。
製造実施例1、製造比較例1、製造比較例3の(接触角)結果を示した図
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において、質量%の記載を以下単に「%」と記載とする場合もあるが、質量%を意味するものとし、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。なお、表面処理したコチニール色素の大きさは、粒径分布測定[レーザー回折/散乱法]にて測定される。具体的には、例えば、試料(粉体)の気相中の大きさを測定するため、乾式測定ユニットにて圧縮空気を用いて強制分散し、レーザー回折散乱式粒度分布計(レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(粒度分布) LA-960V2、HORIBA株式会社)の試料投入口に入れ、測定を行う。これにより、レーザー回折散乱法による平均粒子径D90を得ることができる。平均粒子径D90とは、累積平均粒子径の90%段階での粒子径である。粒度分布の中でも大きい粒子の大きさを定義する際に用いられるものである。
本発明の疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素の説明を以下に記す。
(コチニール色素)
本発明のコチニール色素とは、染料あるいは食品添加物(天然着色料)として使用される赤色の色素のことである。由来は、カメムシ目カイガラムシ上科のエンジムシ等の昆虫、特にアジア産のラックカイガラムシ、南ヨーロッパのケルメスカイガラムシ、メキシコのコチニールカイガラムシなどのメスの体を乾燥させ、体内に蓄積されている色素化合物を水またはエタノールで抽出して色素としたものである。その本質はアントラキノン誘導体のカルミン酸であることから、カルミン酸色素とも呼ばれる。またカルシウムやアルミニウムでレーキしたものを用いることができる。カルミン酸又はそのレーキ物を含むものが好ましい。これらの色素であると、青みを帯びた赤みを付与することができ色味が好ましく、タール色素を使用できない国における規制対応や使用規制アイテムへの色味の対応に適しているため好ましい。
コチニール色素の市販品としては、カルミンNF(たけとんぼ社製)や、UNIPURE RED LC320(センシエント社製)等が挙げられる。
(疎水化処理剤)
本発明に用いられる疎水化処理剤はコチニール色素を表面処理した際に疎水性を示すものであり、疎水性とは25℃の環境下、表面処理したコチニール色素の加圧成形品の表面上に水を滴下し、1秒後の水との接触角が90°以上となる性質である。この範囲であると、コチニール色素の耐水性を上げて褪色安定性を向上するため好ましい。疎水化処理剤としては、動物由来、植物由来、合成由来等のいずれの起源の原料を用いてもよく、また、固形状、半固形状、液体状等の性状を問わず用いることができる。また、シラン処理、チタネート処理剤、メチルハイドロジェン処理等の反応性疎水化処理剤、炭化水素類、油脂類、硬化油類、エステル油類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤、または、脂肪酸類、高級アルコール類、油性ゲル化剤でもよい。特に、ジメチルポリシロキサン構造、および炭素数C12~C30のアルキル基から選ばれる1種または2種以上を有するものが好ましい。また、さらにその中でも特に、カルボキシ基およびヒドロキシ基から選ばれる1種または2種以上を有するものがより好ましい。このような構造を有すると、コチニール色素に吸着しやすく解砕効果が高まり、コチニール色素の凝集力を下げ、表面処理することで化粧料に含有した際の再凝集も防ぎ、色素の耐水性を上げて褪色安定性を向上し、表面処理したコチニール色素の塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、及び化粧料に含有させた際の発色の良さに優れるため好ましい。さらに、アルキル基の中でも、C16~30のアルキル基であると化粧もちの観点でさらに好ましい。なお、リン、窒素または硫黄源を含む構造でも特に限定はしない。ただし、炭素源を含み、リン、窒素および硫黄源を含まないものは、さらに好ましく、この構造であると、防腐性の観点から化粧料に含有しやすくてさらに好ましい。必要に応じて1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられる疎水化処理剤は、具体的には、例えば、反応性疎水化処理剤としては、トリエトキシカプリリルシラン、トリイソステアリン酸チタネート等があげられる。また、油剤としては、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ポリイソブチレン、ポリブテン、ワセリン等の炭化水素油類、ラウリン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、12ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸またはその金属石鹸、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等の液状高級アルコール類、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸ポリグリセリル、ジカプリン酸プロピレングリコール、イソノナン酸イソトリデシル、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸ミリスチル、炭酸ジアルキル、酢酸液状ラノリン、トリメリト酸トリトリデシル、ダイマー酸ジイソプロピル等のエステル油類、ミツロウ等の動物性油脂、アボカド油等の植物性油脂、ジメチコノール、メチルハイドロジェンポリシロキサン、フェニルメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリフェニルトリメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等のシリコーン油類が挙げられる。
さらに、本発明に用いられる疎水化処理剤は、特に、25℃において液状の疎水化処理剤が好ましく、反応によって構造を変化させて表面処理するものではなく、ヒドロキシ基を有するものが好ましい。例えば、室温25℃において液状高級アルコール類、室温25℃において液状の脂肪酸またはその塩、およびヒドロキシ基を有するシリコーン油から選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。具体的には、室温25℃において液状高級アルコール類としてはデシルテトラデカノール、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、室温25℃において液状の脂肪酸またはその塩としてはイソステアリン酸、ヒドロキシ基を有するシリコーン油としてはジメチコノール等を用いることがさらに好ましい。その中でも、特に、デシルテトラデカノール、オクチルドデカノールがさらに好ましい。市販品としては、リソノール20SP(オクチルドデカノール)、リソノール24SP(デシルテトラデカノール(高級アルコール工業社製)等があげられる。
表面処理されたコチニール色素における、疎水化処理剤による表面処理量は、特に限定されないが、その下限値としては、1%以上が好ましく、1. 5%以上がより好ましく、2%以上が更に好ましく、上限値として、20%以下が好ましく、8%以下がより好ましく、6.5%以下が更に好ましい。この範囲であると、表面処理したコチニール色素の塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性及び化粧料に含有させた際の発色の良さ、凝集物のなさに優れるため好ましい。
表面処理されたコチニール色素の疎水性評価の評価方法は特に限定はしないが、例えば以下の方法で評価することができる。金皿(縦4cm、横4cm、厚み0.4cm)にサンプルバルクを10g充填し、プレス圧200kg/cmの力で加圧成形し測定サンプルとする。測定は、接触角測定装置(Dropmaster DM500 協和界面科学株式会社製)、液滴法(θ/2法)を用いて、精製水1.0μLをプレス表面に滴下した後、1.0秒後の接触角を測定する。測定は各3回行い、その平均値を水との接触角とする。
(表面処理されたコチニール色素の製造方法)
本発明において、コチニール色素の表面処理方法については、従来から化粧料に使用する粉体の改質の為に使用されている公知の処理方法を利用することができる。例えば、溶媒を用いた湿式法、気相中で処理する乾式法等を用いることができる。特に揮発性溶媒とともに混合後、乾燥して微粉化することが好ましい。具体的な揮発性溶媒としては、特にイソプロピルアルコール等のアルコール溶媒、ヘキサン、イソドデカン等の炭化水素溶媒を用いた湿式法にて処理すると、表面処理が均質になり、水に弱いコチニール色素の色の安定、分散性のために好ましい。具体的には、疎水化処理剤と、揮発性溶媒を用いる場合は疎水化処理剤を溶媒に溶解し、該溶液にコチニール色素を加え、ヘンシェルミキサー、ニーダー、ウルトラミキサー、ビーズミル等の混合機で均一に攪拌混合して分散または湿潤させた後、溶媒を含有する場合は溶媒を回収または蒸発させて乾燥して均一化したのち、粉砕して表面処理したコチニール色素を得ることができるが、特に色素表面に均一に表面処理できれば特に限定しない。さらに、粉砕方法は、通常の造粒粉体を解砕するジェットマイザー、アトマイザー、パルベライザー、グラインダー等の機器があげられる。その方法は特に限定しない。
さらに、本発明のコチニール色素は、平均粒子径D90が、上限としては500μm以下となるまで微粉化されるものである。200μm未満であるとより好ましく、100μm未満であるとさらに好ましく、50μm未満であるとよりさらに好ましく、この範囲であると目視で凝集物を確認しにくくなり、10μm未満であると特に好ましい。下限としては、特に制限は無いが、0.05μm以上が好ましく、0.1μm以上がより好ましい。この大きさであると、化粧料に含有した際に、目視で粒子を確認しにくい大きさとなりやすく、化粧料における凝集物のなさを改善し、発色を向上する点で好ましい。
(化粧料)
本発明の化粧料は、前記の表面処理粉体の1種又は2種以上を、常法に従い、公知の化粧料成分と組み合わせて含有することにより製造される。本発明の化粧料における、当該表面処理したコチニール色素の含有量は、特に限定されるものではなく、化粧料の剤型やアイテムにより異なるが、下限値としては、好ましくは0.5%以上、より好ましくは1.0%以上、更に好ましくは1.5%以上、より更に好ましくは2%以上であり、上限値として、好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、更に好ましくは10%以下である。この範囲であると、化粧料に含有させた際の発色の良さ、凝集物のなさに優れるため好ましい。
本発明の化粧料には、必要に応じて含有可能な成分を適宜含有することができる。例えば、油剤、界面活性剤、アルコール類、水、保湿剤、ゲル化剤及び増粘剤、上記の表面被覆処理粉体以外の粉体、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、酸化防止剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン等を含有することができる。
本発明の化粧料の剤型としては、粉体剤型、水中油型乳化剤型、油中水型乳化剤型、油性剤型、水性剤型、溶剤型等が挙げられる。また、化粧料の形態としては、粉末状、粉末固形状、油性固形状、クリーム状、ゲル状、液状、ムース状、スプレー状等を挙げることができる。本発明の化粧料は、本発明の表面処理粉体を含有するものであればよく、特に、ファンデーション、コンシーラー、白粉、アイシャドウ、頬紅、化粧下地、アイカラー、口紅、アイブロウ、マスカラ、アイライナー、マニキュア等のメイクアップ化粧料、及び日焼け止め化粧料に好適に用いることができる。これらの中でも剤型としては、粉体剤型もしくは、油性剤型が好ましく、表面において流動性が少なく分散性が目視で観察されやすい剤型において効果を発揮しやすい。またメイクアップ化粧料の形態としては粉末固形状もしくは、油性固形状の、メイクアップ化粧料としてはアイシャドウ、チーク等に用いることが好ましい。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
表面処理したコチニール色素の製造実施例1~16及び比較例1~4
表1に示す表面処理したコチニール色素を下記の製造方法にて調製し、表面処理したコチニールについて下記の評価方法にてイ.接触角(疎水性評価)、ロ.色素粒子の凝集物のなさを評価し判定した。その結果も併せて示す。
Figure 2022137000000001
*1:カルミンNF (たけとんぼ社製)
*2:リソノール20SP (高級アルコール工業社製)
*3:リソノール24SP (高級アルコール工業社製)
*4:XF49-C2497の固形分(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)(ジメチコノール35%、軽質流動イソパラフィン65%の固形分)
*5:KF-99-P (信越化学工業社製)
*6:CETIOL SN-1 (BASF社製)
*7:NIKKOL 精製アボカド油 (日光ケミカルズ社製)
*8:パールリーム18 (日油社製)
*9:SNOW WHITE SPECIAL (SONNEBORN社製)
*10:1,3-BG (ダイセル社製)
*11:DPG-RF (ADEKA社製)
*12:ノニオンOT-221R (日油社製)
(製造方法)(製造実施例1~16及び製造比較例1~4)
〔製造実施例1~15及び製造比較例2~4:表面処理されたコチニール色素〕
A.成分(2)~(15)にイソプロピルアルコールを、成分(1)~(15)100質量部に対し60質量部加え混合または溶解する。
B.成分(1)にAを加え添加混合する。
C.Bを70℃で8時間乾燥する。
D.Cをパルペライザーにて粉砕処理する。
〔製造実施例16:溶媒処理しないコチニール色素〕
A.成分(1)を添加する。
B.成分(2)をAに加え添加混合する。
C.Bをパルペライザーにて粉砕処理する。
〔製造比較例1:表面処理されていないコチニール色素〕
A.成分(1)100質量部に対しイソプロピルアルコールを60質量部加え混合する。
B.Aを70℃で8時間乾燥する。
C.Bをパルペライザーにて粉砕処理する。
(評価項目)
イ.接触角(疎水性評価)
ロ.色素粒子の凝集物のなさ
(評価方法1)
イ.接触角(疎水性評価)
前記の調製法で製造した製造実施例1~16及び製造比較例1~4を金皿(縦4cm、横4cm、厚み0.4cm)に10g充填し、プレス圧200kg/cmの力で加圧成形し測定サンプルとした。測定は、接触角測定装置(Dropmaster DM500 協和界面科学株式会社製)、液滴法(θ/2法)を用いて、精製水1.0μLをプレス表面に滴下した後、1.0秒後の接触角を測定した。測定は各3回行い、その平均値を水との接触角とした。
(評価方法2)
ロ.色素粒子の凝集物のなさ
試料(粉体)の気相中の大きさを測定するため、乾式測定ユニットにて圧縮空気を用いて強制分散し、レーザー回折散乱式粒度分布計(レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(粒度分布) LA-960V2、HORIBA株式会社)の試料投入口に入れ、測定を行った。これにより、レーザー回折散乱法による平均粒子径D90を測定し、大きい領域の平均粒子径を判定した。
(判定):(評点の平均点)
AA :平均粒子径D90が~50μm未満
A :平均粒子径D90が50μm以上200μm未満
B :平均粒子径D90が200~600μm
C :平均粒子径D90が600μmを超える
表1に示す結果から明らかな如く、製造実施例1~16に記載されたコチニール色素は、接触角(疎水性評価)、色素粒子の凝集物のなさにおいて良好なものであった。一方、未処理の製造比較例1は接触角(疎水性評価)、色素粒子の凝集物のなさの全ての点で満足のいくものではなかった。また親水性の高い1,3-ブチレングリコールを用いた製造比較例2及びジプロピレングリコールを用いた製造比較例3、ポリソルベート―80を用いた製造比較例4に関しても接触角(疎水性評価)、色素粒子の凝集物のなさので満足のいくものではなかった。
(化粧料の処方例)
上記の方法で調製した製造実施例1~5,7,9,10,12,13,15及び製造比較例1~4の表面処理粉体を以下の処方の化粧料において使用した。
実施例1~15及び比較例1~5:アイシャドウ
表1の製造方法により得られたコチニール色素を用いて実施例1~15及び比較例1~5のアイシャドウを調製した。得られた各アイシャドウについて、以下に示す方法により、ハ.塗布時の滑らかさ、ニ.つけ色の均一性、ホ.発色の良さ、へ.凝集物のなさについて評価した。この結果も併せて表2に示す。
Figure 2022137000000002
(製造方法):実施例1~15及び比較例1~5:アイシャドウ
A.成分(1)~(20)を均一に混合する。
B.成分(21)~(25)を60℃に加熱し、均一に混合する。
C.AにBを加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン約50質量部を添加して混合混錬し、混合物2.5gを金皿容器(2.5cm×2cm×厚み0.3cm)に充填する。
D.Cの表面に厚さ0.02mmのセルロース紙2枚を重ねた上から押し型を用い、2kgf/cmにて圧縮成型しながらイソドデカン を4秒間吸引除去した後、70℃で8時間乾燥してアイシャドウ(固形)を得た。
(化粧料の評価方法)
(評価項目)
ハ.塗布時の滑らかさ
ニ.つけ色の均一性
ホ.発色の良さ
へ.凝集物のなさ
について、以下の方法で評価した。
ハ.塗布時の滑らかさ、ニ.つけ色の均一性の評価方法
ハ、ニの項目について、各試料について化粧料専門評価パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が実施例1~15及び比較例1~5のコチニール色素を使用し、下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、各試料についてパネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。ハ. 塗布時の滑らかさに関しては、各試料を肌に塗布し、塗付する際に肌上でざらつきを感じずに滑らかに伸び広がるか、ニ.つけ色の均一性に関しては肌に塗布した際に、色ムラがなくつけ色に均一性を感じるかどうかを評価した。
絶対評価基準
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点以上
〇 :3.5点以上~5点未満
△ :2点以上~3.5点未満
× :2点未満
ホ.発色の良さの評価方法
実施例1~15及び比較例1~5のアイシャドウにおいて、肌に塗布した時に十分な発色が得られたかどうか専門パネル20名による使用テストを行った。下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、各試料についてパネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
絶対評価基準
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点以上
〇 :3.5点以上~5点未満
△ :2点以上~3.5点未満
× :2点未満
へ.凝集物のなさの評価方法
実施例1~15及び比較例1~5のアイシャドウに対し、金皿容器(2.5cm×2cm×厚み0.3cm)に充填された試料5個表面を20回ブラシで擦り、試料表面および試料の周囲に飛散したコチニール色素の凝集物を目視観察して平均を算出した。なお、目視観察できる凝集物とは、こすった後の表面を指で触った際に色の筋が確認できるものを凝集物ととらえた。
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :粉の凝集物なし
○ :粉の凝集物が1つ
△ :粉の凝集物が2~3つ
× :粉の凝集物が4つ以上
表2に示す結果から明らかな如く、実施例1~15のアイシャドウは、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好なものであった。一方、未処理の比較例1は塗布時のなめらかさ、発色の良さ、凝集物のなさの点で満足のいくものではなかった。また、親水性の高い表面処理を実施した比較例2~3に関しても化粧料油剤への分散性低下し、発色の良さ、凝集物のなさで満足のいくものではなかった。比較例4では発色の良さに関しては満足がいくものであったが、化粧料中でコチニール色素が凝集してしまった。未処理の比較例5の、コチニール色素と他の粉体混合系において、油剤と混合して疎水化処理剤を添加したものは、色素に疎水化処理剤が選択的に作用しないため、塗布時の滑らかさ、発色の良さの点で満足のいくものではなかった。
<実施例16:W/O型アイシャドウ>
(成分) (%)
1.製造実施例1のコチニール色素 5.0
2.酸化鉄被覆マイカ(平均粒子径:5~40μm) 5.0
3.雲母チタン(干渉光:黄) 5.0
4.イソノナン酸イソトリデシル 2.0
5.ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.0
6.リン脂質 0.5
7.PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 5.0
8.セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
9.ワセリン 1.0
10.トリメチルシロキシケイ酸 4.0
11.シクロメチコン 5.0
12.メチルトリメチコン 20.0
13.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
(KSG-15:信越化学工業社製)の固形分 3.0
14.シリカ(吸油量160~175ml/100g:平均粒子径1.1μm)3.0
15.グリセリン 2.0
16.エタノール 2.0
17.塩化ナトリウム 0.5
18.水 残量
19.エチルヘキシルグリセリン 0.1
20.香料 0.3
[製造方法]
(1)成分1~7をローラーにて均一に分散する。
(2)成分8~13を均一に混合する。
(3)(2)に(1)を添加し、均一に混合する。
(4)(3)に成分14~20を添加し、乳化し、W/O型アイシャドウを得た。
以後、粉末固形状ではない化粧料実施例においては、凝集物の無さは、1.5×4cmのガラス2枚でバルクを挟んだ際の凝集物の数で確認した。
[結果]
実施例のW/O型アイシャドウは、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好なW/O型アイシャドウであった。
<実施例17:油性アイシャドウ>
(成分) (%)
1.2%ジメチコン処理タルク(平均粒子径:20μm) 20
2.2%ジメチコン処理合成金雲母(平均粒子径:40μm) 20
3.シリカ(吸油量86ml/100g、平均粒子径:3.5μm) 5
4.酸化チタン(平均粒子径:2μm) 10
5.酸化亜鉛(平均粒子径:0.3μm) 8
6.製造実施例5のコチニール色素 3.2
7.赤酸化鉄 0.2
8.黒酸化鉄 0.1
9.リンゴ酸ジイソステアリル 8
10.ジブチルラウロイルグルタミド 1.5
11.ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド 2
12.エチルセルロース 1.5
13.イソノナン酸イソトリデシル 2
14.トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 残量
[製造方法]
(1)成分1~14を100℃にて加熱後均一に分散する。
(2)Aの混合物を金皿容器に充填し、冷却して油性アイシャドウを得た
[結果]
実施例の油性アイシャドウは、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好な油性アイシャドウであった。
<実施例18:口紅>
(成分) (%)
1.ジブチルラウロイルグルタミド 2
2.ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド 1
3.トリメリト酸トリトリデシル 20
4.トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 残量
5.酸化チタン被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 1
6.エチルセルロース 1.5
7.製造実施例7のコチニール色素 3
8.グンジョウピンク 1
9.テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 2
10.トリエチルヘキサノイン 1
11.デシルテトラデカノール 20
12.スクワラン 1
13.ポリエチレンワックス 4
14.ジメチルシリル化シリカ 1
15.水添ポリイソブテン 1
16.シリカ(平均粒子径30μm) 0.5
17.ジプロピレングリコール 0.2
[製造方法]
(1)成分6~11をローラー処理し、成分1~5、12~17を130℃に加熱し、均一に混合溶解する。
(2)(1)の混合物をスティック容器に充填し、冷却してスティック状口紅を得た。
[結果]
実施例の口紅は、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好な口紅であった。
<実施例19 アイブロウ>
(成分) (%)
1.黄色酸化鉄 3
2.黒色酸化鉄 1.5
3.製造実施例6のコチニール色素 2
4.2%セラミド処理タルク 5
5.扁平セルロース末 1
6.煙霧状無水ケイ酸 0.5
7.酸化チタン被覆合成金雲母 5
8.黒色酸化鉄被覆マイカ 5
9.オキシ塩化ビスマス 0.1
10.ラウロイルリシン 1
11.シリカ(吸油量110ml/100g、平均粒子径:6μm) 3
12.シリカ(吸油量40ml/100g、平均粒子径:10μm) 2
13.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)
クロスポリマー 2
14.窒化ホウ素 2
15.ベントナイト 0.01
16.マイカ 残量
17.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
18.ジメチルポリシロキサン(1.5CS:25℃動粘度) 5
19.形質流動イソパラフィン 10
20.架橋型メチルポリシロキサン重合物 8
21.イソステアリン酸デキストリン 1
22.ステアリン酸イヌリン 0.5
23.ポリエチレン 1
24.ポリプロピレン 1
25.リンゴ酸ジイソステアリル 1
26.流動パラフィン 2
27.トリメチルシロキシケイ酸 5
28.エチルヘキサン酸セチル 3
29.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 2
[製造方法]
(1)成分1~29を130℃に加熱し、均一に混合溶解する。
(2)(1)の混合物を金皿容器に充填し、冷却してアイブロウを得た。
[結果]
実施例のアイブロウは、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好なアイブロウであった。
<実施例20 ファンデーション>
(処方) (%)
(1)ジメチコン(6CS) 2
(2)流動パラフィン 4
(3)2-エチルヘキサン酸グリセリル 4
(4)製造実施例8コチニール色素 0.2
(5)N-ラウロイルーL-グルタミン酸2Na処理タルク 20
(6)シリコーン処理セリサイト 残量
(7)ジメチコン処理酸化チタン(平均粒子径:0.4μm) 15
(8)窒化ホウ素(平均粒子径6μm) 5
(9)シリカ(吸油量300ml/100g、平均粒子径:4μm) 3
(10)ポリエチレン末(平均粒子径:10μm) 10
(11)ベンガラ 1
(12)黄酸化鉄 2
(13)黒酸化鉄 0.3
(14)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
[製造方法]
(1)成分(4)~(14)をスーパーミキサーで均一混合する。
(2)成分(1)~(3)を均一混合する。
(3)(1)に、(2)をスーパーミキサーにて添加混合する。
(4)(3)をアトマイザー粉砕処理する
(5)(4)を容器に充填し、プレス後、固形のファンデーションを得た。
[結果]
実施例のファンデーションは、塗布時の滑らかさ、つけ色の均一性、発色の良さ、凝集物のなさのなさにおいて良好なファンデーションであった。

Claims (8)

  1. 疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素
  2. カルミン酸又はそのレーキ物から選ばれる一種または二種以上を含む前記請求項1記載のコチニール色素
  3. 前記疎水化処理剤が、ジメチルポリシロキサン構造、および炭素数C12~C30のアルキル基から選ばれる1種または2種以上を有する請求項1または2に記載のコチニール色素
  4. 前記疎水化処理剤が、カルボキシ基およびヒドロキシ基から選ばれる1種または2種以上を有する請求項1~3のコチニール色素
  5. 前記疎水化処理剤で表面処理されたコチニール色素の粒子の平均粒子径D90が200μm未満である請求項1~4の何れか一項に記載のコチニール色素
  6. 前記請求項1~5の何れか一項に記載のコチニール色素を含有する化粧料
  7. 前記化粧料がメイクアップ化粧料である請求項6に記載の化粧料
  8. コチニール色素を疎水化処理剤で表面処理する際に、揮発性溶媒とともに混合後、乾燥して微粉化するコチニール色素の製造方法

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