JP2022120550A - ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ロボットシステム、ロボットシステムの制御方法、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 把持姿勢の設定を容易に行うことができるロボットシステムを提供する。【解決手段】 複数の距離センサと、制御装置と、ロボットハンド本体とを備えた、対象物の把持を行うロボットシステムであって、制御装置は、距離センサの検出結果に基づき、対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を制御する、ことを特徴とするロボットシステムを採用した。【選択図】 図3

Description

本発明は、ロボットシステムに関する。
近年、従来人手で行われていたカメラやプリンタなどの工業製品の製造工程を、ロボットハンドとロボットアームを有するロボット装置を用いて自動化する要求が高まっている。これら製品を構成する部品(ワーク)は、小型かつ精密な部品が多く、形状、材質など多岐に渡っている。そのため、ロボットハンドに正しく把持させるべく、ワークに適した把持姿勢をロボットハンドに設定する必要がある。上述の方法の1つとして特許文献1に記載の技術がある。下記特許文献1には、カメラを指先に設置し、指先のカメラを用いてワークの距離計測を行い、ワークに適した把持姿勢を設定する技術が開示されている。
特開2009-66678号公報
しかしながら特許文献1に記載された技術は、カメラを用いてワークの位置姿勢を計測するため画像処理が必要となる。画像処理を実行させる場合、各種調整(照明の姿勢調整、カメラの校正、画像処理のパラメータ調整など)といった作業が発生し、把持姿勢の設定を容易に行うことが困難になるという課題がある。
本発明は、上述の事情に鑑み、把持姿勢の設定を容易に行うことができるロボットシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、複数の距離センサと、制御装置と、ロボットハンド本体とを備えた、対象物の把持を行うロボットシステムであって、前記制御装置は、前記距離センサの検出結果に基づき、前記対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を制御する、ことを特徴とするロボットシステムを採用した。
本発明によれば、把持姿勢の設定を容易に行うことができる。
本発明を採用可能なロボットシステムの概略構成を示した説明図である。 本発明を採用可能なセンサのシステム構成を示した説明図である。 本発明を採用可能なエンドエフェクタの概略構成を示した説明図である。 本発明を採用可能なロボットシステムに係る処理手順を示すフローチャート図である。 本発明を採用可能なセンサデータ取得に係る処理手順を示すフローチャート図である。 本発明を採用可能な指令値算出に係る処理手順を示すフローチャート図である。 本発明を採用可能なロボットシステムに係る処理の遷移図である。 本発明の第2の実施形態に係るセンサの概略を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るワークの概略を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るエンドエフェクタの概略構成を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るロボットシステムに係る処理の遷移図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するに好適な実施形態につき詳細に説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変更することができる。また、各実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を採用可能なロボットシステムの概略構成を示した説明図である。本実施形態のロボットシステム100は、ロボットアーム本体200、ロボットハンド本体300、センサノード800、ロボットハンド制御装置500、ロボットアーム制御装置400、センサ制御装置700、外部入力装置900で構成される。把持対象物であるワークW1は、載置台S1上に載置されている。
ロボットシステム100によってワークW1を操作し、他のワークに組付けることにより、工業製品、ないしは物品を製造することができる。例えば、このワークW1に対する操作は、ロボットアーム本体200とロボットハンド本体300を用いて把持対象物としてのワークW1を把持し、移動させ、さらにワークW1を他のワークに嵌合または組付といった操作で実行される。
ロボットアーム本体200は、本実施形態では多関節のロボットアームであり、ロボットアーム本体200の根元は台座600に固定されている。ロボットアーム本体200の先端には、エンドエフェクタであるロボットハンド本体300が装着されている。またロボットハンド本体300はセンサノード800を備えている。このロボットハンド本体300を用いてワークW1に対して操作を行う。また、ロボットアーム本体200の各関節には、これらの関節を各々駆動する駆動源としてのモータ、およびモータの回転角度を検出する位置検出手段としてのエンコーダがそれぞれ設けられている。なお、エンコーダの設置位置および出力方式は問わない。
ロボットハンド本体300は後述するモータと開閉機構により2本の指を開閉し、ワークW1の把持ないし解放を行う1自由度以上のハンドであり、ワークW1をロボットアーム本体200に対して相対変位させないように把持できれば良い。なお、本実施形態では指の本数を2本としたが、当業者が適宜変更することができる。また本実施形態において、ロボットハンド300は不図示のモータ駆動で指を動作させているが、空気圧駆動のようなエアグリッパであっても良い。
ロボットアーム制御装置400は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を有している。また外部との通信を担うアームIF(Inter Face)404、外部IF405、フラッシュROM406を有している。ROM402あるいは、フラッシュROM406は、ロボットアーム本体200の各種動作に応じて対応する駆動部を制御するためのプログラムや、それらの制御に必要なデータ等を記憶している。RAM403はCPU401の作業領域として機能する。
アームIF404は、ロボットアーム本体と通信するためのインタフェースとして機能する。外部IF405は、ロボットハンド制御装置500、センサ制御装置700、外部入力装置900と通信するためのインタフェースとして機能する。CPU401は、ロボットハンド本体300の移動先であるロボットアーム本体200の先端の目標位置及び姿勢に対して各関節が取るべき角度を計算する。そしてアームIF404を介して各関節のモータを制御するサーボ回路(不図示)へと指令値を出力し、ロボットアーム本体200の各関節を駆動制御する。これによってロボットハンド本体300に把持されたワークW1を目標位置へと搬送することができる。
ロボットハンド制御装置500もロボットアーム制御装置400と同様に、CPU501、ROM502、RAM503、ハンドIF504、外部IF505、フラッシュROM506を有している。ROM502あるいは、フラッシュROM506は、ロボットハンド本体300の各種動作に応じて対応する駆動部を制御するためのプログラムや、それらの制御に必要なデータ等を記憶している。RAM503はCPU501の作業領域として機能する。
ハンドIF504は、ロボットハンド本体300と通信するためのインタフェースとして機能する。外部IF505は、ロボットアーム制御装置400、センサ制御装置700、外部入力装置900と通信するためのインタフェースとして機能する。CPU501は、ロボットハンド本体300の指部の目標位置に対して駆動源が取るべき角度を計算する。そして、ハンドIF504を介して駆動源を制御するサーボ回路(不図示)へと指令値を出力し、ロボットハンド本体300の指部を駆動制御する。これによってロボットハンド本体300によりワークW1を把持することができる。
図2は、本実施形態センサシステムの制御構成を示した制御ブロック図である。本実施形態のセンサシステムは、センサ811~816、センサノード800、センサ811~816を制御するセンサ制御装置700で構成される。
センサ811~816は、ワークW1までの距離を計測可能な距離センサである。センサ811~816は、近接センサであっても、TOF(Time Of Flight)センサであっても良いが、本実施形態では近接センサとする。近接センサは、LED(不図示)とフォトトランジスタ(不図示)から成るフォトリフレクタである。送信部であるLEDは、赤外線LEDが好適である。送信部から発光された光をワークW1が反射して、その反射光を受信部のフォトトランジスタが受信をすることで距離を計測する。フォトトランジスタは、距離に応じた反射光の輝度を電流として出力する。抵抗を介することで電流は電圧として計測することができる。
センサノード800は、電源コントローラ801とセンサデータ取得部802を有している。電源コントローラ801は、センサ811~816の電源をそれぞれオンオフ制御することができる。センサデータ取得部802は、センサ811~816の出力(検出結果)をそれぞれ取得することができる。本実施形態の場合、センサ811~816は近接センサであるためセンサの出力は電圧となり、センサデータ取得部802はADコンバータと同等のものとなる。また、電源コントローラ801とセンサデータ取得部802は、センサ制御装置700と通信するため、シリアル通信が可能なノードIF804を備えている。
センサ制御装置700は、CPU701、ROM702、RAM703、センサIF704、外部IF705、フラッシュROM706を有している。ROM702あるいは、フラッシュROM706は、センサ811~816の電源制御やセンサデータを取得し、補正するためのプログラムや、それらの制御に必要なデータ等を記憶している。RAM703はCPU701の作業領域として機能する。センサIF704は、センサノード800内の電源コントローラ801とセンサデータ取得部802と通信するためノードIF804と接続されるインタフェースとして機能する。外部IF705は、ロボットアーム制御装置400、ロボットハンド制御装置500などと通信するためのインタフェースとして機能する。
図3は、本実施形態のロボットハンド本体300の概略構成を示した図である。ロボットハンド本体300は、ハンド用モータドライバ301、エンコーダ302、ハンド用モータ303、ギヤ304、指部305、306、スライドガイド307、308を有している。
ハンド用モータドライバ301は、ハンド用モータ303の回転角をエンコーダ302で計測し、各制御装置からの指令値に基づきフィードバック制御する。そしてギヤ304、スライドガイド307、308を介して、指部305、306の位置を制御することができる。
指部305の先端には、センサ811、812、813、814が図示の位置に配置される。センサ811、812、813は、ワークW1のZ軸方向の厚みよりも小さい範囲で同一面内に配置され、指部305とワークW1の把持方向(X軸方向)の距離を計測可能である。またセンサ814は、指部305と台座600または載置台S1の手先方向(Z軸方向)の距離を計測可能に配置される。また、指部305の先端には、ワークW1と接触する面となる接触部309が設けられている。接触部309は、センサ811~813が設けられている面とは異なる面(各センサが設けられている面から所定の高さを有する段差)となるように設けられている。これによりワークW1を把持する際、ワークW1と各センサとが接触する危険性を低減し、センサが故障する可能性を低減できる。
一方、センサ815、816は、ワークW1に対して、ワークW1のY軸方向(指部の把持方向と直交する方向)の幅よりも大きい長さとなる位置となるようにロボットハンド本体300の掌部に傾斜を持って配置される。上述の配置により各センサによりワークの面を確実に計測することが可能となる。
次に、本実施形態のロボットシステム100における処理手順を図4に示すフローチャートを用いて説明する。前提として、ワークW1は、直方体とし、載置台S1の中でロボットハンド本体300に対して所定の角度傾斜し、ラフに置かれているものとする。また、ワークW1をロボットハンド本体300の指部305、306によって把持できる位置から開始するものとする。センサ811~816によって、ワークW1または載置台S1を計測することで、ロボットハンド本体300の位置姿勢を適切に変更し把持を行う。また下記で述べるフローは各制御装置のCPUが相互に通信を行うことで実行されるものとする。
まずステップS10にて、指部305、306の目標値を設定する。この目標値は、把持直前の幅Dref、載置台S1とのクリアランスhref、位置決め許容値εxyz、姿勢決め許容値εTxyzである。これらの値は、ロボットハンド本体300の目標となる把持姿勢を決める値である。本実施形態では、これらの値の設定により、ロボットハンド本体300がワークW1に沿う(各指部の接触面が、接触するワークW1の面に対して略平行となる、掌部の面が、掌部に対向するワークW1の面に対して略平行となる)把持姿勢を目標とする。位置決め許容値εxyzは、センサによって計測される各指部および掌部とワークとの距離の許容値、姿勢決め許容値εTxyzは、センサの計測結果から幾何学的に求められる指部および掌部とワークとの相対的な角度の許容値である。
次にステップS20にて、センサ制御装置700が、センサ811~816のセンサデータを取得する。詳細は、図5を用いて後述する。
次にステップS30にて、センサ制御装置700が、ロボットハンド本体300の位置姿勢の現在値を取得する。外部IF705を介して、ロボットアーム制御装置400とロボットハンド制御装置500とから、ロボットハンド本体300の位置および姿勢の情報であるx、y、z、T、T、Tと指部305、307の相対的な位置関係である把持幅Hを取得する。
次にステップS40にて、制御完了条件と比較する。制御完了条件は、各計測値Dが次式を満たす場合である。
Figure 2022120550000002
各計測値Dの下付き数字は、各センサ811~816の内、どのセンサで取得したセンサデータに関する距離の計測値であるかを示している。Dはセンサ811の計測値、Dはセンサ812の計測値、Dはセンサ813の計測値、Dはセンサ814の計測値、Dはセンサ815の計測値、Dはセンサ816の計測値である。αはセンサ815がロボットハンド本体300の掌部となす角である。L7aはセンサ811とセンサ813のそれぞれの計測点間の長さ、L7cはセンサ815とセンサ816のそれぞれの計測点間の長さ、L7gはセンサ811とセンサ812のそれぞれの計測点間の長さである。制御完了条件を満たす場合、完了となる。
逆に、目標値が制御完了条件を満たさない場合、ステップS40:Noより、ステップS50に進む。ステップS50では、センサ制御装置700がロボットアーム制御装置400とロボットハンド制御装置500に送信する指令値を算出する。詳細は、図6を用いて後述する。
次にステップS60より、外部IF705を介して、算出した指令値をそれぞれロボットアーム制御装置400とロボットハンド制御装置500に送信する。そしてステップS20の直前に戻り、再度センサデータを取得し、計測値が式(1)で示す制御完了条件を満たすか判定を行う。
ステップS40にて、各計測値が制御完了条件を満たせば、ロボットハンド本体300が適切な把持姿勢であると判断し、把持姿勢の調整に関する制御フローを終了する。
次にセンサデータの取得を行うステップS20について詳述する。図5は、本実施形態におけるセンサデータ取得に係る処理手順(ステップS20)を示すフローチャートである。
まずステップS21にて、変数iに1をセットする。変数iは、センサ番号を示す。センサ番号は、各計測値Dの下付き数字のセンサと対応する。
次にステップS22にて、変数iがセンサ総数Nを超えているか判断する。本実施形態の場合、Nは6である。変数iがセンサ総数Nを超えていない場合、ステップS22:Noより、ステップS23に進む。
ステップS23では、変数iの値に従って、センサ811~816のいずれかを電源コントローラ801を用いてONする。例えば、変数iが1の場合はセンサ811のみをONし、変数iが6の場合はセンサ816のみをONする。
次にステップS24にて、ONしたいずれかのセンサ811~816からのセンサデータ取得部802を用いて、センサデータを取得する。本実施形態の場合、センサ811~816は近接センサであるので、センサデータは電圧である。また、センサデータを複数回取得して、フィルタ処理をしても良い。
そしてステップS25にて、センサ811~816を電源コントローラ801によって、すべてOFFする。
そしてステップS26にて、変数iをインクリメントし、ステップS22の直前に戻る。以上のフローを繰り返し、必要な数のセンサからセンサデータを取得する。
ステップS22において、変数iがセンサ総数Nを超えている場合、ステップS22:Yesより、ステップS27に進む。ステップS27では、センサデータを距離計測データに補正する。近接センサの場合、近接センサの焦点距離以降は、計測対象物との距離が大きくなると、電圧は低下するので、テーブルや多項式を用いて、電圧から距離に補正することができる。その際に、テーブルや多項式の係数の値を事前に取得し、フラッシュROM706に保存しておくと好適である。このようにすることで、他のセンサのLED光の影響を軽減でき、センサの計測精度を向上可能である。以上によりセンサデータを取得し、センサデータの取得の制御フローを終了する。
次にロボットハンド本体300の位置姿勢を調整する指令値算出の制御フローについて詳述する。図6は、本実施形態における指令値算出および位置姿勢の調整に係る処理手順(ステップS30~ステップS60)の詳細を示すフローチャートである。図7は、図6の制御フローチャートにおけるロボットハンド本体300の状態図である。ここで図7(a)より、ワークW1は、ロボットハンド本体300に対して所定の角度傾斜している状態からスタートする。
図6より、まずステップS71にて、X、Y軸姿勢の完了条件と比較する。完了条件は、次式をすべて満たすことである(図7(a)~(d))。
Figure 2022120550000003
図7(a)より、センサ811、センサ813からの検出値が、式(2)を満たすか判定し、満たされなければステップS75に進み、Y軸周りの姿勢を補正する指令値を出力し、ステップS71の直前まで戻りロボットハンド本体300の姿勢を変更する。センサ811、センサ813からの検出値が式(2)を満たせば、Y軸周りの姿勢が図7(b)の状態となり、ロボットハンド本体300のY軸周りの姿勢の調整が完了する。
同様に図7(c)より、センサ815、センサ816からの検出値が、式(2)を満たすか判定し、満たされなければステップS75に進み、X軸周りの姿勢を補正する指令値を出力し、ステップS71の直前まで戻りロボットハンド本体300の姿勢を変更する。センサ815、センサ816からの検出値が式(2)を満たせば、X軸周りの姿勢が図7(d)の状態となり、ロボットハンド本体300のX周り軸の姿勢の調整が完了する。
ここで、ステップS75において、X,Y軸周りの姿勢補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000004
ステップS71にて、X軸周りの姿勢、Y軸周りの姿勢の調整が完了すれば、ステップS72に進む。ステップS72では、Z軸位置の完了条件と比較する(図7(e)(f))。
Figure 2022120550000005
図7(e)より、センサ814からの検出値が、式(4)を満たすか判定し、満たされなければステップS76に進み、Z軸の位置を補正する指令値を出力し、ステップS72の直前まで戻りロボットハンド本体300の姿勢を変更する。センサ814からの検出値が式(4)を満たせば、図7(f)の状態となり、ロボットハンド本体300のZ軸の位置の調整が完了する。
ここで、ステップS76において、Z軸位置補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000006
ステップS72にて、Z軸の位置の調整が完了すれば、ステップS73に進む。ステップS73では、Z軸周りの姿勢の完了条件と比較する(図7(g)(h))。
Figure 2022120550000007
図7(g)より、センサ811、センサ812からの検出値が、式(6)を満たすか判定し、満たされなければステップS77に進み、Z軸周りの姿勢を補正する指令値を出力し、ステップS73の直前まで戻りロボットハンド本体300の姿勢を変更する。センサ811、センサ812からの検出値が式(6)を満たせば、図7(h)の状態となり、ロボットハンド本体300のZ軸周りの姿勢の調整が完了する。
ここで、ステップS77において、Z軸周りの姿勢補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000008
ステップS73にて、Z軸周りの姿勢の調整が完了すれば、ステップS74に進む。ステップS74では、X軸位置、Y軸位置の完了条件と比較する(図7(i)(j))。
Figure 2022120550000009
図7(i)より、センサ811、センサ812、センサ813からの検出値が、式(8)を満たすか判定し、満たされなければステップS78に進み、X軸位置、Y軸位置を補正する指令値を出力する。そしてステップS74の直前まで戻りロボットハンド本体300の姿勢を変更する。センサ811、センサ812、センサ813からの検出値が式(8)を満たせば、図7(j)の状態となり、ロボットハンド本体300のX軸位置、Y軸位置の調整が完了する。この際、指部305、306の駆動量により調整を行い、さらに調整を行う。
ここで、ステップS78において、X軸位置、Y軸位置補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000010
以上のフローにより、ロボットハンド本体300の姿勢において、ワークWが傾斜していても、ワークWに沿った把持姿勢に調整を行うことができる。よって、例えばカメラを用いずとも、ロボットハンド本体300の把持姿勢の調整を行うことができる。ゆえにカメラの画像処理に伴う調整などを削減することができ、ワークに沿った把持姿勢の設定を容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、1種類のセンサを複数用いてロボットハンド本体300の姿勢を調整する場合について説明した。しかしながら、光学的性質が異なる2種類のセンサを用いてロボットハンド本体300の姿勢を調整する場合においても実施できる。なお、以下では、第1の実施形態とは異なるハードウェアや制御系の構成の部分について図示し説明する。また、第1の実施形態と同様の部分については上記と同様の構成ならびに作用が可能であるものとし、その詳細な説明は省略するものとする。
図8は、本実施形態におけるセンサの概略を示した図である。把持部305’上のセンサ811と同一面内にセンサ811’を隣接して配置している。本実施形態では、センサ811は近接センサであり、センサ811’はTOFセンサとする。説明の簡略化のため、図示は省略するが、センサ811と同様に、センサ812~816において、近接センサ812~816それぞれの同一面内にTOFセンサを隣接して配置している。
一般的に、近接センサは、測定レンジが短いが、高分解能である。また、TOFセンサは、測定レンジが長いが、低分解能である。それぞれの長所を生かし、短所を補うために、以下のように用いる。それぞれのセンサでワークW1を計測した際に、処理に用いるセンサ値Dを次式で決定する。
Figure 2022120550000011
ただし、Dproxは近接センサでの計測値、DtofはTOFセンサでの計測値、Dthは閾値である。本実施形態においては、Dthは20mm程度が好適である。より具体的に言えば、各々のセンサの分解能の特性を活かし、近接センサで近距離を、TOFセンサで遠距離を計測する。式(10)によるセンサ値Dを用いることで、第1の実施形態と同様に、ワークW1と各指部との距離を計測することでき、ロボットハンド本体300の位置姿勢を調整することができる。
以上、本実施形態によれば、2種類のセンサを用いてワークW1と各指部との距離を計測してロボットハンド本体300の位置姿勢を調整できる。近接センサで近距離を、TOFセンサで遠距離を計測することで、センサを1種類のみのときよりも測定レンジを大きく、かつ、近距離を精度良く計測することができる。
(第3の実施形態)
上述の第1の実施形態では、対称性が高い直方体のワークの場合について説明した。しかしながら、直方体よりも対称性が低い凸型のワークの場合においても実施できるものである。なお、以下では、第1の実施形態とは異なるハードウェアや制御系の構成の部分について図示し説明する。また、第1の実施形態と同様の部分については上記と同様の構成ならびに作用が可能であるものとし、その詳細な説明は省略するものとする。
図9は、本実施形態に係るワークW2の概略を示した図である。直方体よりも対称性が低い凸型となっている。図10は、本実施形態におけるロボットハンド本体300’の概略構成を示した図である。
第1の実施形態と大きく異なる点は、指部305と同様に、指部306にもセンサ821~824が配置されている点である。センサ821~823は、ワークW2のZ軸方向の厚みよりも小さい範囲で同一面内に配置され、指部306とワークW2の把持方向(X軸方向)の距離を計測可能である。またセンサ824は、指部306と台座600または載置台S1の手先方向(Z軸方向)の距離を計測可能に配置される。そして、センサ831、832は、各指部または各指部の動作軸(軸A)に対して、ワークW2のY軸方向の幅よりも大きい長さ離間する位置となるようにロボットハンド本体300’の掌部に、掌部に対して垂直に配置される。上述の配置により各センサによりワークの面を確実に計測することが可能となる。
次に、本実施形態におけるロボットハンド本体300’の把持姿勢の調整の処理手順を、第1の実施形態と同様に、図4、図6に示すフローチャート図を用いて説明する。また図11は、本実施形態における図6の制御フローチャートにおけるロボットハンド本体300’の状態図である。前提として、ワークW2は、載置台S1の中でロボットハンド本体300’に対して所定の角度傾斜し、ラフに置かれているものとする。また、ワークW2をロボットハンド本体300’の指部305、306によって把持できる位置から開始するものとする。また各センサによって、ワークW2または載置台S1を計測することで、ロボットハンド本体300の位置姿勢を適切に変更し把持を行う。また下記で述べるフローは各制御装置のCPUが相互に通信を行うことで実行されるものとし、第1の実施形態と異なる部分を詳述する。
図4において、本実施形態におけるステップS40における制御完了条件は、各センサの計測値Dが次式をすべて満たすことである。
Figure 2022120550000012
各計測値Dの下付き数字は、各センサ811~814、821~824、831、832の内、どのセンサで取得したセンサデータに関する距離の計測値であるかを示している。D811はセンサ811の計測値、D812はセンサ812の計測値、D813はセンサ813の計測値、D814はセンサ814の計測値である。D821はセンサ821の計測値、D822はセンサ822の計測値、D823はセンサ823の計測値、D824はセンサ824の計測値である。D831はセンサ831の計測値、D832はセンサ832の計測値である。
a1はセンサ811とセンサ813のそれぞれの計測点間の長さ、La2はセンサ821とセンサ823のそれぞれの計測点間の長さである。Lはセンサ831とセンサ832のそれぞれの計測点間の長さである。Lg1はセンサ811とセンサ812のそれぞれの計測点間の長さ、Lg2はセンサ821とセンサ822のそれぞれの計測点間の長さである。把持直前の幅Dref、載置台S1とのクリアランスhref、位置決め許容値εxyz、姿勢決め許容値εTxyzは、第1の実施形態と同様に設定されているものとする。
図6より、ステップS71にて、X、Y軸姿勢の完了条件と比較する。本実施形態におけるステップS71の完了条件は、次式をすべて満たすことである(図11(a)~(d))。
Figure 2022120550000013
図11(a)より、センサ811、センサ813、センサ821、センサ823からの検出値が、式(12)を満たすか判定し、満たされなければステップS75に進み、Y軸周りの姿勢を補正する指令値を出力する。そしてステップS71の直前まで戻りロボットハンド本体300’の姿勢を変更する。センサ811、センサ813、センサ821、センサ823からの検出値が式(12)を満たせば、Y軸周りの姿勢が図12(b)の状態となり、ロボットハンド本体300’のY軸周りの姿勢の調整が完了する。
同様に図11(c)より、センサ831、センサ832からの検出値が、式(12)を満たすか判定し、満たされなければステップS75に進み、X軸周りの姿勢を補正する指令値を出力する。そして、ステップS71の直前まで戻りロボットハンド本体300’の姿勢を変更する。センサ831、センサ832からの検出値が式(12)を満たせば、X軸周りの姿勢が図11(d)の状態となり、ロボットハンド本体300’のX周り軸の姿勢の調整が完了する。
ここで、ステップS75において、X,Y軸周りの姿勢補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000014
ステップS71にて、X軸周りの姿勢、Y軸周りの姿勢の調整が完了すれば、ステップS72に進む。本実施形態のステップS72では、次式のZ軸位置の完了条件と比較する(図11(e)(f))。
Figure 2022120550000015
図11(e)より、センサ814、センサ824からの検出値が、式(14)を満たすか判定し、満たされなければステップS76に進み、Z軸の位置を補正する指令値を出力し、ステップS72の直前まで戻りロボットハンド本体300’の姿勢を変更する。センサ814、センサ824からの検出値が式(14)を満たせば、図11(f)の状態となり、ロボットハンド本体300のZ軸の位置の調整が完了する。
ここで、本実施形態のステップS76において、Z軸位置補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000016
ステップS72にて、Z軸の位置の調整が完了すれば、ステップS73に進む。本実施形態のステップS73では、次式のZ軸周りの姿勢の完了条件と比較する(図11(g)(h))。
Figure 2022120550000017
図11(g)より、センサ811、センサ812、センサ821、センサ822からの検出値が、式(16)を満たすか判定し、満たされなければステップS77に進み、Z軸周りの姿勢を補正する指令値を出力する。そしてステップS73の直前まで戻りロボットハンド本体300’の姿勢を変更する。センサ811、センサ812、センサ821、センサ822からの検出値が式(16)を満たせば、図11(h)の状態となり、ロボットハンド本体300’のZ軸周りの姿勢の調整が完了する。
ここで、本実施形態のステップS77において、Z軸周りの姿勢補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000018
ステップS73にて、Z軸周りの姿勢の調整が完了すれば、ステップS74に進む。本実施形態のステップS74では、X軸位置、Y軸位置の完了条件と比較する(図7(i)(j))。
Figure 2022120550000019
図11(i)より、センサ811~813、センサ821~823、センサ831、832からの検出値が、式(18)を満たすか判定し、満たされなければステップS78に進み、X軸位置、Y軸位置を補正する指令値を出力する。そしてステップS74の直前まで戻りロボットハンド本体300’の姿勢を変更する。センサ811~813、センサ821~823、センサ831、832からの検出値が式(18)を満たせば、図11(j)の状態となり、ロボットハンド本体300’のX軸位置、Y軸位置の調整が完了する。この際、指部305、306の駆動量により調整を行い、さらに調整を行う。
ここで、ステップS78において、X軸位置、Y軸位置補正の指令値は、次式にて算出する。
Figure 2022120550000020
以上のフローにより、ロボットハンド本体300’の姿勢において、対称性の低い凸型ワークが傾斜していても、ワークに沿った把持姿勢に調整を行うことができる。よって、例えばカメラを用いずとも、ロボットハンド本体300’の把持姿勢の調整を行うことができる。ゆえにカメラの画像処理に伴う調整などを削減することができ、ワークに沿った把持姿勢の設定を容易に行うことができる。
(その他の実施形態)
以上述べた第1~第3の実施形態の処理手順は具体的には各制御装置により実行されるものである。従って上述した機能を実行可能なソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を、各制御装置を統合する制御装置に供給し、統合的に処理を行うCPUが記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって達成されるよう構成することができる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体およびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、各実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体が各ROM或いは各RAM或いは各フラッシュROMであり、ROM或いはRAM或いはフラッシュROMに制御プログラムが格納される場合について説明した。しかしながら本発明はこのような形態に限定されるものではない。本発明を実施するための制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
また上述した種々の実施形態では、ロボットアーム本体200が複数の関節を有する多関節ロボットアームを用いた場合を説明したが、関節の数はこれに限定されるものではない。ロボットアームの形式として、垂直多軸構成を示したが、パラレルリンク型など異なる形式の関節においても上記と同等の構成を実施することができる。
また、指部が平行リンク機構であり、把持動作をさせる際に、指部が把持方向に直交する方向(Z軸方向)に移動する際にも、大きく効果を発揮する。把持の前だけでなく、把持動作中にも上述した把持姿勢調整の制御フローを実行させることで、Z軸方向に移動する指部にあわせて、ロボットハンド本体のZ軸方向における位置が調整されるので、指部が載置台やトレーと接触することを低減することができる。
また上述した種々の実施形態は、制御装置に設けられる記憶装置の情報に基づき、伸縮、屈伸、上下移動、左右移動もしくは旋回の動作またはこれらの複合動作を自動的に行うことができる機械に適用可能である。
なお本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
100 ロボットシステム
200 ロボットアーム本体
300、300’ ロボットハンド本体
301 ハンド用モータドライバ
302 エンコーダ
303 モータ
304 ギヤ
305、305’、306 指部
307、308 スライドガイド
400 ロボットアーム制御装置
500 ロボットハンド制御装置
600 基台
700 センサ制御装置
800 センサノード
801 電源コントローラ
802 センサデータ取得部
811~816、821~824、831、832 センサ
811’ TOFセンサ
S1 載置台
W1、W2 ワーク

Claims (17)

  1. 複数の距離センサと、制御装置と、ロボットハンド本体とを備えた、対象物の把持を行うロボットシステムであって、
    前記制御装置は、
    前記距離センサの検出結果に基づき、前記対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を制御する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムにおいて、
    前記ロボットハンド本体は指部を備えており、
    前記複数のセンサのうち3つの距離センサは前記指部に設けられており、前記指部の先端から、前記対象物が載置されている面に対して直交する方向における前記対象物の長さ以下の範囲、に配置されている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  3. 請求項2に記載のロボットシステムにおいて、
    前記指部は掌部に設けられており、
    前記3つの距離センサとは別の2つの距離センサは前記掌部に設けられており、前記対象物を前記指部で把持する方向と直交する方向の長さよりも大きい長さ前記指部から離間した位置に配置されている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  4. 請求項3に記載のロボットシステムにおいて、
    前記3つの距離センサおよび前記2つの距離センサとは別のセンサは、前記指部の先端かつ前記対象物が載置されている載置台と前記指部の先端との距離が計測可能な位置に配置されている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記距離センサのうち同じ面内に設けられている2つの距離センサは、光学的性質が異なる2種類のセンサとなっている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  6. 請求項5に記載のロボットシステムにおいて、
    前記2種類のセンサは、近接センサとTOFセンサである、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  7. 請求項2から6のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記指部に設けられる距離センサは、前記指部において前記対象物と接触する面とは異なる面に設けられている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  8. 請求項2から7のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記距離センサの検出結果に基づき、前記対象物に対する前記指部の相対的な位置を制御する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  9. 請求項2から8のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記指部の第1面と、前記対象物における前記第1面と接触する第2面とが、略平行となるように、前記ロボットハンド本体の相対的な姿勢を制御する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  10. 請求項3または4に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記掌部の第3面と、前記対象物における前記第3面と対向する位置にある第4面とが、略平行となるように、前記ロボットハンド本体の相対的な姿勢を制御する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    ロボットハンド本体は、前記複数の距離センサを統合して制御するセンサノードを備えている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記制御装置により、前記対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を自動で制御できる、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、
    前記指部は、前記対象物を把持する際に、前記対象物を前記指部で把持する方向と直交する方向に移動し、
    前記制御装置は、
    前記指部の把持動作中に、前記距離センサの検出結果に基づき、前記対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を制御する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のロボットシステムにおいて、前記ロボットハンド本体が設けられたロボットアームを有し、前記ロボットハンド本体と前記ロボットアームとを用いて物品の製造を行うことを特徴とする物品の製造方法。
  15. 複数の距離センサと、制御装置と、ロボットハンド本体とを備えた、対象物の把持を行うロボットシステムの制御方法であって、
    前記制御装置が、
    前記距離センサの検出結果に基づき、前記対象物に対する前記ロボットハンド本体の相対的な位置およびまたは姿勢を制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法をコンピュータで実行可能な制御プログラム。
  17. 請求項16に記載の制御プログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023100667A1 (ja) * 2021-12-01 2023-06-08 ソニーグループ株式会社 把持装置及び把持方法

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